JP2003231434A - 車両のシート構造 - Google Patents

車両のシート構造

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JP2003231434A
JP2003231434A JP2002032176A JP2002032176A JP2003231434A JP 2003231434 A JP2003231434 A JP 2003231434A JP 2002032176 A JP2002032176 A JP 2002032176A JP 2002032176 A JP2002032176 A JP 2002032176A JP 2003231434 A JP2003231434 A JP 2003231434A
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Yoshibumi Taoka
義文 田岡
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両のシート構造において、シートに着座す
る乗員が不快に感じることがある5〜6ヘルツの振動で
の共振倍率を抑えながら、5〜6ヘルツよりも低い周波
数の振動での共振倍率を抑える。 【解決手段】 フレーム部材7、フレーム部材7の一方
部及び他方部に亘って架設されたバネ部材9、バネ部材
9に裏面が支持されたパッド部材を備えて、シートの座
部又は背もたれ部を構成した場合、バネ部材9の弾性的
な変位を減衰させるダンパー部材12を備える。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は乗用車や商用車、バ
ス等の車両のシートにおいて、乗り心地の向上を図る構
造に関する。 【0002】 【従来の技術】車両のシートとしては、例えば特開平8
−323779号公報に開示されているように、フレー
ム部材、フレーム部材の一方部及び他方部に亘って架設
されたバネ部材、バネ部材に裏面が支持されたパッド部
材を備えて、シートの座部(又は背もたれ部)を構成し
たものが多くある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来の技術に記載のよ
うなシートの座部(又は背もたれ部)において、シート
に着座する乗員の体重に相当する重量物をシートの座部
に乗せた状態で、フレーム部材に所定振幅の振動を与え
た場合、例えば図4の一点鎖線A1に示すような特性が
得られることがある。図4の横軸はフレーム部材に与え
られる振動の周波数であり、縦軸はフレーム部材に所定
振幅の振動が与えられた際に、シートの座部(又は背も
たれ部)の表面の振幅が前述の所定振幅の何倍であるか
を示す共振倍率である(フレーム部材に与えられる振動
に対する加速度比を、縦軸に設定することも可能であ
る)。 【0004】シートに着座する乗員にとって5〜6ヘル
ツの振動があると不快に感じることがあるので(乗員の
内蔵部が共振する為と推定される)、図4の一点鎖線A
1に示す特性のように、5〜6ヘルツの振動での共振倍
率を抑えたものが多くある。この場合に、シートの座部
(又は背もたれ部)のパッド部材において、材質及び形
状を適切なものに設定することにより、5〜6ヘルツの
振動での共振倍率を抑えることができる。 【0005】しかしながら、従来の技術に記載のような
シートの座部(又は背もたれ部)において、パッド部材
の材質及び形状を適切なものに設定して、5〜6ヘルツ
の振動での共振倍率を抑えるように構成すると、図4の
一点鎖線A1に示す特性のように、3〜4ヘルツの比較
的低い周波数の振動で、共振倍率が大きなものになって
しまうことがある。この場合、パッド部材を低反発性の
ものに変更して、5〜6ヘルツの振動での共振倍率を抑
えながら、5〜6ヘルツよりも低い周波数の振動での共
振倍率を抑えるように構成することも可能であるが、低
反発性のパッド部材は比較的高価なものなので、実際に
採用するには困難なことが多い。 【0006】本発明は車両のシート構造において、シー
トに着座する乗員が不快に感じることがある5〜6ヘル
ツの振動での共振倍率を抑えながら、5〜6ヘルツより
も低い周波数の振動での共振倍率(フレーム部材に与え
られる振動に対する加速度比)を、抑えるように構成す
ることを目的としており、この構成を簡素なものにする
ことを目的としている。 【0007】 【課題を解決するための手段】[I]従来の技術に記載
のように、フレーム部材、フレーム部材の一方部及び他
方部に亘って架設されたバネ部材、バネ部材に裏面が支
持されたパッド部材を備えてシートの座部又は背もたれ
部を構成したシートにおいて、発明が解決しようとする
課題に記載のように、比較的高価な低反発性のパッド部
材を使用せずに5〜6ヘルツの振動での共振倍率が抑え
られるように、パッド部材の材質及び形状を設定した場
合、5〜6ヘルツよりも低い周波数の振動での共振倍率
が大きくなるのは、5〜6ヘルツよりも低い周波数の振
動でバネ部材が共振することに基づくものであること
が、出願人が行った各種の実験や解析によって推定でき
るようになってきた。 【0008】請求項1の特徴によると、フレーム部材、
フレーム部材の一方部及び他方部に亘って架設されたバ
ネ部材、バネ部材に裏面が支持されたパッド部材を備え
て、シートの座部又は背もたれ部を構成した場合、バネ
部材の弾性的な変位を減衰させるダンパー部材を備えて
いる。これにより、請求項1の特徴によると、バネ部材
が共振しようとして、バネ部材の弾性的な変位が大きく
なろうとすると、ダンパー部材によりバネ部材の弾性的
な変位が減衰させられる。 【0009】請求項1の特徴のようなダンパー部材を備
えた状態において、発明が解決しようとする課題に記載
と同じ条件(比較的高価な低反発性のパッド部材を使用
しない)で、フレーム部材に所定振幅の振動を与えた場
合に、例えば図4の実線A2に示すような特性が得られ
た。これによると、5〜6ヘルツの振動での共振倍率
(フレーム部材に与えられる所定振幅の振動に対する加
速度比)を抑えながら、5〜6ヘルツよりも低い周波数
の振動での共振倍率(フレーム部材に与えられる振動に
対する加速度比)を、図4の一点鎖線A1に示す特性よ
りも低いものに抑えることができた。 【0010】 【発明の実施の形態】図1は乗用車のシート(運転席及
び助手席)を示しており、シートは座部1、背もたれ部
2及びヘッドレスト3を備えて構成されている。左右一
対のロアレール4が車体に固定され、左右一対のアッパ
ーレール5がロアレール4に沿って前後方向に移動自在
に支持されており、背もたれ部2がリクライナ部6を介
してアッパーレール5に取り付けられている。 【0011】図1,2,3に示すように、平面視で枠状
のフレーム部材7がアッパーレール5に固定されてお
り、板材をフック状に折り曲げて構成されたクランプ8
が、フレーム部材7における右及び左横側部の内面に固
定されている。直線部9bと半円状の円弧部9cとが交
互に配置されるように、線状のバネ材をS字状に何回も
折り曲げてバネ部材9が構成されており、バネ部材9の
端部9aがクランプ8に取り付けられて、フレーム部材
7の右及び左横側部に亘ってバネ部材9が架設されてい
る。 【0012】図1及び図2に示すように、発泡ウレタン
等によりパッド部材10が構成されて、パッド部10の
表面に表皮11が被せられており、パッド部材10がフ
レーム部材7及びバネ部材9に載せ付けられている。以
上のようにして、座部1が構成されている。 【0013】図2及び図3に示すように、フレーム部材
7における右及び左側部の下部7aが内方側に折り曲げ
られており、気体流動が可能なウレタンや樹脂発泡材等
のダンパー部材12が、フレーム部材7の下部7aに固
定されている。バネ部材9の端部9aの隣の直線部9b
の下方にダンパー部材12が配置されており、図2に示
すように乗員(体重は50〜60kgを想定)がシート
に着座した状態で、バネ部材9の直線部9bとダンパー
部材12との間に所定の隙間が生じるように設定されて
いる。 【0014】これにより、バネ部材9の図2の紙面左右
方向の伸縮により、バネ部材9が図2の紙面上下方向に
弾性的に変位し始めた際、バネ部材9が図2の紙面下方
に弾性的に変位すると、バネ部材9の直線部9bが食い
込むようにダンパー部材12に押圧されて、バネ部材9
の図2の紙面上下方向の弾性的な変位がダンパー部材1
2により減衰させられる。 【0015】[発明の実施の第1別形態]前述の[発明
の実施の形態]のダンパー部材12に代えて、図5
(イ)(ロ)に示すようなダンパー部材13(気体流動
が可能なウレタンや樹脂発泡材等)を使用してもよい。
図5(イ)(ロ)に示すように、一対の板部13aが端
部13bにより所定間隔を置いて接続されて、ダンパー
部材13が構成されている。バネ部材9をダンパー部材
13の板部13aの間に挿入し、ダンパー部材13の端
部13bをバネ部材9の直線部9b及び円弧部9cに当
て付けるようにして、ダンパー部材13をバネ部材9に
取り付ける。 【0016】これにより、バネ部材9の図5(イ)
(ロ)の紙面左右方向の伸縮によって、バネ部材9の直
線部9bが図5(イ)(ロ)の紙面左右方向に互いに離
れようとすると、このバネ部材9の弾性的な変位がダン
パー部材13により減衰させられる。この場合に、バネ
部材9の端部9aの近くにダンパー部材13を取り付け
たり、バネ部材9の中央付近にダンパー部材13を取り
付けたり、バネ部材9に複数個のダンパー部材13を取
り付けたりすることが可能である。 【0017】[発明の実施の第2別形態]前述の[発明
の実施の形態]及び[発明の実施の第1別形態]のダン
パー部材12,13に代えて、図6に示すようなダンパ
ー部材14(気体流動が可能なウレタンや樹脂発泡材
等)を使用してもよい。図6に示すように、一対の板部
14aが端部14b及び中間部14cにより所定間隔を
置いて接続されて、ダンパー部材14が構成されてい
る。バネ部材9をダンパー部材14の板部14aの間に
挿入し、ダンパー部材14の端部14b及び中間部14
cをバネ部材9の直線部9b及び円弧部9cに当て付け
るようにして、ダンパー部材14をバネ部材9に取り付
ける。 【0018】これにより、バネ部材9の図6の紙面左右
方向の伸縮によって、バネ部材9の直線部9bが図6の
紙面左右方向に互いに離れようとすると、このバネ部材
9の弾性的な変位がダンパー部材14により減衰させら
れる。この場合、バネ部材9の端部9aの近くにダンパ
ー部材14を取り付けたり、バネ部材9の中央付近にダ
ンパー部材14を取り付けたり、バネ部材9に複数個の
ダンパー部材14を取り付けたりすることが可能であ
る。 【0019】[発明の実施の第3別形態]前述の[発明
の実施の形態]及び[発明の実施の第1別形態]、[発
明の実施の第2別形態]のダンパー部材12,13,1
4に代えて、図7に示すようなダンパー部材15(気体
流動が可能なウレタンや、樹脂発泡材等)を使用しても
よい。図7に示すように、一対の板部15aが端部15
b,及び中間部15c(幅広で一方の端部15bにつな
がっている)により所定間隔を置いて接続されて、ダン
パー部材15が構成されている。バネ部材9をダンパー
部材15の板部15aの間に挿入し、ダンパー部材15
の端部15b及び中間部15cをバネ部材9の直線部9
b及び円弧部9cに当て付けるようにして、ダンパー部
材15をバネ部材9に取り付ける。 【0020】これにより、バネ部材9の図7の紙面左右
方向の伸縮によって、バネ部材9の直線部9bが図7の
紙面左右方向に互いに離れようとすると、このバネ部材
9の弾性的な変位がダンパー部材15により減衰させら
れる。この場合、バネ部材9の端部9aの近くにダンパ
ー部材15を取り付けたり、バネ部材9の中央付近にダ
ンパー部材15を取り付けたり、バネ部材9に複数個の
ダンパー部材15を取り付けたりすることが可能であ
る。 【0021】[発明の実施の第4別形態]前述の[発明
の実施の形態]及び[発明の実施の第1別形態]〜[発
明の実施の第3別形態]のダンパー部材12〜15に代
えて、図8(イ)(ロ)に示すようなダンパー部材16
(気体流動が可能なウレタンや樹脂発泡材等)を使用し
てもよい。図8(イ)(ロ)に示すように、バネ部材9
の略全ての直線部9b及び円弧部9cを覆うように、バ
ネ部材9の一方の端部9aから他方の端部9aに亘りダ
ンパー部材16を一体的に成形している。 【0022】これにより、バネ部材9の図8(イ)
(ロ)の紙面左右方向の伸縮によって、バネ部材9の直
線部9bが図8(イ)(ロ)の紙面左右方向に互いに離
れようとすると、このバネ部材9の弾性的な変位がダン
パー部材16により減衰させられる。この場合、バネ部
材9の一方の端部9aから他方の端部9aに亘りダンパ
ー部材16を一体的に成形するのではなく、バネ部材9
の端部9aの近くや中央付近のように、部分的にダンパ
ー部材16を一体的に成形することが可能である。ダン
パー部材16によりバネ部材9の直線部9b及び円弧部
9cを覆うのではなく、ダンパー部材16によりバネ部
材9の直線部9bを覆い、バネ部材9の円弧部9cがダ
ンパー部材16から露出するように構成してもよい。 【0023】[発明の実施の第5別形態]前述の[発明
の実施の形態]及び[発明の実施の第1別形態]〜[発
明の実施の第4別形態]のダンパー部材12〜16に代
えて、図9に示すようなダンパー部材17(気体流動が
可能なウレタンや樹脂発泡材等)を使用してもよい。図
9に示すように、横長の薄い板部17aの表面に、バネ
部材9と同じようにS字状に曲がりくねった凸部17b
を形成して、2枚の板部17aを用意する。バネ部材9
の直線部9b及び円弧部9cが凸部17bに位置するよ
うにして、2枚の板部17aによりバネ部材9を挟み込
み、2枚の板部17aを熱溶着させることによって、バ
ネ部材9の一方の端部9aから他方の端部9aに亘りダ
ンパー部材17を取り付ける。 【0024】これにより、バネ部材9の図9の紙面左右
方向の伸縮によって、バネ部材9の直線部9bが図9の
紙面左右方向に互いに離れようとすると、このバネ部材
9の弾性的な変位がダンパー部材17により減衰させら
れる。この場合、バネ部材9の一方の端部9aから他方
の端部9aに亘りダンパー部材17を取り付けるのでは
なく、バネ部材9の端部9aの近くや中央付近のよう
に、部分的にダンパー部材17を取り付けることが可能
である。ダンパー部材17によりバネ部材9の直線部9
b及び円弧部9cを覆うのではなく、ダンパー部材17
によりバネ部材9の直線部9bを覆い、バネ部材9の円
弧部9cがダンパー部材17から露出するように構成し
てもよい。 【0025】[発明の実施の第6別形態]前述の[発明
の実施の形態]及び[発明の実施の第1別形態]〜[発
明の実施の第5別形態]のダンパー部材12〜17に代
えて、図10(イ)(ロ)に示すようなダンパー部材1
8(気体流動が可能なウレタンや樹脂発泡材等で粘着性
の良いもの)を使用してもよい。図10(イ)(ロ)に
示すように、横長の薄い板状のダンパー部材18をバネ
部材9とパッド部材10の裏面との間に配置することに
より、バネ部材9の一方の端部9aから他方の端部9a
に亘りダンパー部材18を取り付ける。 【0026】これにより、バネ部材9の図10(イ)
(ロ)の紙面左右方向の伸縮により、バネ部材9の直線
部9bが図10(イ)(ロ)の紙面左右方向に互いに離
れようとすると、バネ部材9とダンパー部材18との間
の摩擦、及びバネ部材9のダンパー部材18への食い込
み等によって、このバネ部材9の弾性的な変位がダンパ
ー部材18により減衰させられる。この場合、バネ部材
9の一方の端部9aから他方の端部9aに亘りダンパー
部材18を取り付けるのではなく、バネ部材9の端部9
aの近くや中央付近のように、部分的にダンパー部材1
8を取り付けることが可能である。ダンパー部材18に
よりバネ部材9の直線部9b及び円弧部9cを覆うので
はなく、ダンパー部材18によりバネ部材9の直線部9
bを覆い、バネ部材9の円弧部9cが、ダンパー部材1
8から露出するように構成してもよい。 【0027】[発明の実施の第7別形態]前述の[発明
の実施の形態]及び[発明の実施の第1別形態]〜[発
明の実施の第6別形態]のダンパー部材12〜18に代
えて、図11に示すようなダンパー部材19(気体流動
が可能なウレタンや樹脂発泡材等で粘着性の良いもの)
を使用してもよい。図11に示すように、横長の薄い板
状のダンパー部材19に、バネ部材9と同じようにS字
状に曲がりくねった溝部19aを形成して、バネ部材9
の直線部9b及び円弧部9cが溝部19aに入り込むよ
うに、ダンパー部材19をバネ部材9とパッド部材10
の裏面との間に配置することにより、バネ部材9の一方
の端部9aから他方の端部9aに亘りダンパー部材19
を取り付ける。 【0028】これにより、バネ部材9の図11の紙面左
右方向の伸縮によって、バネ部材9の直線部9bが図1
1の紙面左右方向に互いに離れようとすると、バネ部材
9とダンパー部材19との間の摩擦、及びバネ部材9の
ダンパー部材19への食い込み等によって、このバネ部
材9の弾性的な変位がダンパー部材19により減衰させ
られる。この場合、バネ部材9の一方の端部9aから他
方の端部9aに亘りダンパー部材19を取り付けるので
はなく、バネ部材9の端部9aの近くや中央付近のよう
に、部分的にダンパー部材19を取り付けることが可能
である。ダンパー部材19によりバネ部材9の直線部9
b及び円弧部9cを覆うのではなく、ダンパー部材19
によりバネ部材9の直線部9bを覆い、バネ部材9の円
弧部9cがダンパー部材19から露出するように構成し
てもよい。 【0029】[発明の実施の第8別形態]前述の[発明
の実施の形態]及び[発明の実施の第1別形態]〜[発
明の実施の第7別形態]のダンパー部材12〜19は、
シートの座部1に使用されるバネ部材9に対してばかり
ではなく、シートの背もたれ部2に使用されるバネ部材
(図示せず)に対しても使用することができる。 【0030】 【発明の効果】請求項1の特徴によると、車両のシート
構造においてバネ部材に作用するダンパー部材を備える
ことにより、シートに着座する乗員が不快に感じること
がある5〜6ヘルツの振動での共振倍率を抑えながら、
5〜6ヘルツよりも低い周波数の振動での共振倍率(フ
レーム部材に与えられる振動に対する加速度比)を抑え
ることができるようになって、シートの乗り心地を向上
させることができた。 【0031】請求項1の特徴によると、比較的高価な低
反発性のパッド部材を使用せずに、5〜6ヘルツよりも
低い周波数の振動での共振倍率(フレーム部材に与えら
れる振動に対する加速度比)を抑えることができるの
で、生産コストの低減と言う面でも有利なものとなっ
た。
【図面の簡単な説明】 【図1】シートの全体斜視図 【図2】シートの座部の縦断正面図 【図3】シートの座部におけるダンパー部材の付近の斜
視図 【図4】フレーム部材に所定振幅の振動を与えた場合に
おけるシートの座部の共振倍率の特性を示す図 【図5】発明の実施の第1別形態におけるダンパー部材
の横断平面図及び縦断正面図 【図6】発明の実施の第2別形態におけるダンパー部材
の横断平面図 【図7】発明の実施の第3別形態におけるダンパー部材
の横断平面図 【図8】発明の実施の第4別形態におけるダンパー部材
の平面図及び縦断正面図 【図9】発明の実施の第5別形態におけるダンパー部材
の縦断正面図 【図10】発明の実施の第6別形態におけるダンパー部
材の平面図及び縦断正面図 【図11】発明の実施の第7別形態におけるダンパー部
材の縦断正面図 【符号の説明】 1 シ
ートの座部 2 シ
ートの背もたれ部 7 フ
レーム部材 9 バ
ネ部材 10 パ
ッド部材 12,13,14,15,16,17,18,19 ダ
ンパー部材

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 フレーム部材と、前記フレーム部材の一
    方部及び他方部に亘って架設されたバネ部材と、前記バ
    ネ部材に裏面が支持されたパッド部材とを備えて、シー
    トの座部又は背もたれ部を構成すると共に、 前記バネ部材の弾性的な変位を減衰させるダンパー部材
    を備えてある車両のシート構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011147671A (ja) * 2010-01-22 2011-08-04 Toyota Motor Corp 着座シート
JP2016185751A (ja) * 2015-03-27 2016-10-27 テイ・エス テック株式会社 乗物用シート

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