JP2003230856A - スプレーブース - Google Patents

スプレーブース

Info

Publication number
JP2003230856A
JP2003230856A JP2002031655A JP2002031655A JP2003230856A JP 2003230856 A JP2003230856 A JP 2003230856A JP 2002031655 A JP2002031655 A JP 2002031655A JP 2002031655 A JP2002031655 A JP 2002031655A JP 2003230856 A JP2003230856 A JP 2003230856A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow passage
adsorbent
exhaust fan
coating agent
flow route
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002031655A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Tomatsu
勉 戸松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pilot Ink Co Ltd
Original Assignee
Pilot Ink Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pilot Ink Co Ltd filed Critical Pilot Ink Co Ltd
Priority to JP2002031655A priority Critical patent/JP2003230856A/ja
Publication of JP2003230856A publication Critical patent/JP2003230856A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スプレーにより塗布剤が室内へ飛散すること
を防止することはもちろん、フィルターを設けないため
交換する手間がなく、目詰まりによって流通路が塞がれ
ることなく長期間使用できるとともに、安全性に優れた
スプレーブースを提供する。 【解決手段】 吸気口4と排気ファン52との間に流通
路6を設ける。前記流通路6を迷路状に形成する。前記
流通路6の内壁面の両側に流通路6を塞がない高さの突
起62を交互に設ける。前記流通路6の内壁面に多孔質
性物質等からなる吸着体7を設ける。流通路6の内壁面
に前記吸着体7により複数のヒダ状凸部62を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スプレーブースに関す
る。更に詳細には、塗布剤をスプレー塗布する際、塗布
剤が室内に飛散するのを防止するために用いられる、排
気ファンを備えた携帯用スプレーブースに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、側板と、天板と、底板を備え
たブースに開口部を設け、この開口部の奥に排気ファン
を設置し、この排気ファンの手前にフィルターを張設し
たスプレーブースが知られている(例えば、特開平7−
251109号公報等)。しかし、前記従来の構造では
短期間の使用においても塗布剤の付着によりフィルター
がすぐに目詰まりをおこすために、フィルターを頻繁に
交換する必要があり手間である。
【0003】また、実開平7−3753号公報には、ロ
ール状の不織布フィルターを用い、目詰まりしたフィル
ターを巻き移して容易に新しいフィルターを張設するこ
とができるスプレーブースが開示されている。しかし、
この場合も頻繁にフィルターを交換することには代わり
なく手間となってしまう。
【0004】更に前記従来の構成では、排気ファンがフ
ィルターの排気側近傍に配置されているため、排気ファ
ンにウエット状態の塗料粒子が付着し、故障する原因と
なっていた。またフィルター交換時に、開口部から排気
ファンを誤って手で触り、怪我をする恐れがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来の
問題点を解決するものであって、塗布剤の飛散防止や作
業環境の汚染防止をすることはもちろん、頻繁にフィル
ターを交換する手間がなく、排気ファンがウエット状態
の塗料粒子の付着により故障することもなく長期間吸引
性能を維持でき、誤って排気ファンで怪我をすることも
ないスプレーブースを提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、吸気口4及び
排気ファン52を有するスプレーブースにおいて、前記
吸気口4と前記排気ファン52との間に流通路6を設
け、前記流通路6を迷路状に形成したことを要件とす
る。更には、前記流通路6の内壁面の両側に複数の突起
61を交互に設けたことを要件とする。更には、前記流
通路6の内壁面に吸着体7を設けたことを要件とする。
更には、前記流通路6の内壁面に、前記吸着体7により
複数のヒダ状凸部62を設けることを要件とする。
【0007】本発明のスプレーブースにおいて、吸気口
4と排気ファン52との間に迷路状に形成された流通路
6を設けることにより、小スペースで長距離の流通路を
確保することができる。そのため吸気口4から吸引され
た塗布剤を流通路6内壁面に付着させて回収できるの
で、排気ファン52にウエット状態の塗布剤が付着する
ことなく作業環境の汚染を防止できる。また、従来のよ
うに排気ファン52の前面にフィルターを配置しないた
め、フィルターが目詰まりして流通路6を塞ぐことがな
く、排気ファン52がウエット状態の塗布剤の付着によ
り故障することもなくなり、フィルター交換等のメンテ
ナンスが長期間不要となる。また、流通路6が迷路状と
なっているため、吸気口4から排気ファン52に誤って
手や被塗装物を入れる恐れがなく、安全性が向上する。
【0008】ここで「迷路状の流通路」とは二回以上角
状に屈曲してなる迂回路のことであり、例えば、角を有
する渦巻き形、「己」状、のこ歯状、コの字形、N字
形、M字形等の迂回路が挙げられる。
【0009】複数の突起61を前記流通路6の内壁面の
両側に交互に設けることで、流通路6を流れる塗布剤の
粒子がぶつかり付着する面積が、より一層増えると共
に、塗布剤の移動距離が長くなるために、ほとんどの塗
布剤は流通路6内から排気ファン52に到達することな
く、流通路6の内壁面において回収できる。
【0010】また、突起61の高さを流通路6の幅の約
1/2とすることで、ファン52の排気速度を弱めるこ
となく塗布剤が回収できる。
【0011】前記流通路6の内壁面に吸着体7を設ける
ことで、塗布剤が付着しやすくなり、より一層、塗布剤
の回収可能な量が増加する。
【0012】前記「吸着体」としては、例えば、不織
布、発泡体、ゴム等の多孔性物質、ダンボール、厚紙、
合成紙等の紙類などが用いられる。
【0013】前記吸着体7は、流通路6の内壁面の全体
に設けてもよいし、一部に設けてもよい。
【0014】更に吸着体7を着脱可能にすることもで
き、長期間の使用により塗布剤が堆積した際には交換す
れば良いので流通路6内を清掃する手間が省ける。
【0015】更に前記吸着体7により複数のヒダ状凸部
62を形成することで、塗布剤の付着面積が増加するた
め、流通路6内を流れる塗布剤が吸着体7にぶつかり易
くなり、効果的に塗布剤を回収できるので排気ファン5
2への付着をより一層防止できる。
【0016】前記「ヒダ状凸部」とは、板状吸着体7を
折り曲げることにより形成される突部であり、前記流通
路6の内壁面に設けられた突起61を板状吸着体7で覆
い被すことにより形成されるほか、折り曲げられた吸着
体7をピン8等で固定することによっても形成すること
ができる。
【0017】前記「吸気口」とは、塗布剤を流通路6内
へ吸い込むために、流通路6のファン52に対して反対
側に設けられる開口部であり、スプレー作業をする空間
の後方に設けられる。その開口部の形状は三角形、四角
形等の多角形、円形、楕円形等の曲形等どの様な形状で
あってもよい。
【0018】前記「排気ファン」とは、吸気口4から吸
引される塗布剤を流通路6内を通過させ、流通路6の内
壁面に吸着させるための吸気手段であって、具体的には
シロッコファン、プロペラファン等の電動ファンが例示
できるが、吸引した可燃性有機溶剤がモーター部へ送ら
れない構造をとるシロッコファンが特に好ましい。
【0019】また前記ファン52の排気口51にダクト
ホースを取付けることで、室外に気化した溶剤を排出す
ることができる。
【0020】
【実施例】本発明の実施例を図面にしたがって説明す
る。
【0021】図1及び図2は第一実施例を示す。
【0022】図1は本発明のスプレーブースの外観斜視
図である。
【0023】前記スプレーブースは、前壁21、側壁2
2、後壁23を有する合成樹脂製の箱体からなり、前壁
21の中央部に幅140mm、高さ70mmの吸気口4
を設け、前壁21の上端部及び左右端部に飛散防止用の
フード3が設けられている。
【0024】前記前壁21は4本のビスにより着脱自在
に取り付けてあり、前壁21を外すことで流通路6内を
清掃したり、吸着体7を取り替えることができる。
【0025】また、右の側壁22には、定格30WのA
Cモーター53と、φ80、高さ40mmのシロッコフ
ァンからなる排気ファンユニット5が取り付けられてい
る。更に排気ファンユニット5の後壁には排気口51が
設けられている。
【0026】この様に排気ファンユニット5を側壁22
に設けることで、スプレーブースの奥行が小さくなるの
で、机等の作業台にスプレーブースを置いた際に、作業
スペースを広くとることができる。
【0027】ここで前記スプレーブースは六面を有する
箱体であるが、必ずしもこの様な形態をとる必要はな
い。
【0028】図2は図1の内部構造を示す断面図であ
り、迷路状流通路6が、吸気口4から外側に向かい右回
りに直角曲折を繰り返して広がる渦巻き状に形成されて
いる。前記流通路6は、空気の流通方向からみた断面に
おける断面積が50cm2 、流通路6の中心における全
長が45cmである。
【0029】流通路6の内壁は、後壁23の内壁面より
一体に突設された仕切壁24からなり、前記仕切壁24
が前壁21の内壁面に接触可能に構成される。
【0030】前記仕切壁24をパルプモールド、段ボー
ル、厚紙等を用いて交換可能に構成することで、使用済
仕切壁24を焼却処分することもできる。
【0031】図1及び図3は第二実施例を示す(図1は
第一実施例と共通)。
【0032】図3は図1の断面図であり、迷路状流通路
6の内壁両面に交互に複数の突起61が形成されてい
る。突起61は流通路6を塞がない高さに形成されてい
る為、流通路6内の空気の流れを止めることなく塗布剤
が付着する面を増やせると共に、塗布剤の移動距離を延
長させることができる。
【0033】図1及び図4は第三実施例を示す(図1は
第一実施例と共通)。
【0034】図4は図1の断面図であり、迷路状流通路
6の内壁両面の交互に、独立気泡を持つ厚さ5mmの発
泡体(吸着体7)の折り曲げにより、ヒダ状凸部62
(第二実施例の突起61を兼ねる)が形成される。
【0035】前記ヒダ状凸部62は、三本の固定用ピン
8の間を縫うように、前記発泡体を順次通すことにより
形成される。前記三本の固定用ピン8は、各々が仕切壁
24と平行に、且つ後壁23から垂直に突出されてお
り、真ん中の一本が流通路6の中心方向に設置され、三
角形を描いている。また、前記発泡体は着脱交換可能に
取り付けてある。
【0036】前記ヒダ状凸部62が流通路6を塞がない
高さに設定することで、塗布剤が付着する面を増加さ
せ、移動距離を延長させることができる。
【0037】また、ここでは前記吸着体7に発泡体を用
いたが、折り曲げ可能な不織布、ゴム、ダンボール、厚
紙、合成紙等を用いることもできる。
【0038】
【発明の効果】本発明は、請求項1により、塗布剤の飛
散防止や作業環境の汚染防止をすることはもちろん、フ
ィルターを用いないため目詰まりにより流通路が塞がれ
ることや、頻繁にフィルターを交換する手間がなく、排
気ファンがウエット状態の塗料粒子の付着により故障す
ることもなく長期間吸引性能を維持でき、誤って排気フ
ァンで怪我をすることもなくなる。
【0039】請求項2により、吸気口から吸引された塗
布剤がぶつかり付着する面が増えるとともに流通路を長
く設けることができるので、ほとんどの塗布剤は流通路
内から排気ファンに到達することなく、流通路の内壁面
において回収できる。
【0040】請求項3により、吸着体によってより一層
塗布剤を回収できる。
【0041】請求項4により、より確実に塗布剤を回収
でき、排気口から塗布剤が排気されることなく作業室内
の汚染を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の外観斜視図である。
【図2】第一実施例の横断面図である。
【図3】第二実施例の横断面図である。
【図4】第三実施例の横断面図である。
【符号の説明】
1 スプレーブース 2 箱体 21 前壁 22 側壁 23 後壁 24 仕切壁 3 フード 4 吸気口 5 排気ファンユニット 51 排気口 52 排気ファン 53 モーター 6 流通路 61 突起 62 ヒダ状凸部 7 吸着体 8 固定用ピン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気口及び排気ファンを有するスプレー
    ブースにおいて、前記吸気口と前記排気ファンとの間に
    流通路を設け、前記流通路を迷路状に形成したことを特
    徴とするスプレーブース。
  2. 【請求項2】 前記流通路の内壁面の両側に複数の突起
    を交互に設けたことを特徴とする請求項1記載のスプレ
    ーブース。
  3. 【請求項3】 前記流通路の内壁面に吸着体を設けたこ
    とを特徴とする請求項1乃至2の何れかに記載のスプレ
    ーブース。
  4. 【請求項4】 流通路の内壁面に、前記吸着体により複
    数のヒダ状凸部を設けたことを特徴とする請求項3記載
    のスプレーブース。
JP2002031655A 2002-02-08 2002-02-08 スプレーブース Pending JP2003230856A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002031655A JP2003230856A (ja) 2002-02-08 2002-02-08 スプレーブース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002031655A JP2003230856A (ja) 2002-02-08 2002-02-08 スプレーブース

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003230856A true JP2003230856A (ja) 2003-08-19

Family

ID=27774991

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002031655A Pending JP2003230856A (ja) 2002-02-08 2002-02-08 スプレーブース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003230856A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009285637A (ja) * 2008-05-31 2009-12-10 Masaru Okuno 塗装ブース
JP7475796B2 (ja) 2021-10-29 2024-04-30 ダイハツ工業株式会社 フィルタモジュール

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009285637A (ja) * 2008-05-31 2009-12-10 Masaru Okuno 塗装ブース
JP7475796B2 (ja) 2021-10-29 2024-04-30 ダイハツ工業株式会社 フィルタモジュール

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20180001395A (ko) 습식형 공기청정기
JP2021119985A (ja) フィルタ組立体
JP2012237458A (ja) 空気清浄装置
US6017377A (en) Spray paint booth filter
KR102130710B1 (ko) 바닥 전기청소차
JP2003230856A (ja) スプレーブース
JP6769168B2 (ja) 便座装置
KR100804990B1 (ko) 모형용 스프레이 부스
CN210189351U (zh) 一种实木打磨除尘设备
KR101015604B1 (ko) 습식 진공청소기
JP2011156451A (ja) 塗装ブースにおけるミスト捕集用バッフル箱
JP2008022932A (ja) 電気掃除機
JP3170176U (ja) スプレーブース
ITBO990638A1 (it) Dispositivo di filtraggio modulare per cappe aspiranti e/o aspiranti e/o filtranti .
JP2002325705A (ja) 湿式清浄装置
JP2006299736A (ja) 空気清浄器
JP2006071201A (ja) 給気装置
WO2017056417A1 (ja) 収納装置
FI130203B (fi) Huuva
CN212055188U (zh) 一种节能防爆风机
JP2010012441A (ja) スプレーブース
JP2011149653A (ja) 送風装置
JP2009262019A (ja) スプレーブース及びそれに用いるスプレーブース用キット、スプレーブースセット
JP3003359U (ja) エアコン用フィルター
KR200281132Y1 (ko) 연기 흡입 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070718

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070731

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070920

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071030