JP2003230428A - 棒状化粧料容器 - Google Patents

棒状化粧料容器

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Abstract

(57)【要約】 【課題】押棒が前進限もしくは後進限に到達したことを
容器外から知ることができる棒状化粧料容器を提供す
る。 【解決手段】本体筒部1と、本体筒部1に相対回転自在
に取り付けられる先筒部2と、先端部に棒状化粧料5の
保持部26が形成される棒状体3を備え、本体筒部1内
の筒体4の内周面にねじ部28を形成し、棒状体3の外
周面に、上記ねじ部28にねじ結合するねじ部30を形
成し、筒体4に歯部を突設し、本体筒部1内に、上記歯
部に係合する歯部を突設し、棒状体3の最大進出位置と
最大後退位置で、両筒部1,2を相対回転させたとき
に、筒体4のばね片が撓みながら筒体4の歯部が本体筒
部1の歯部で押し上げられ、筒体4の歯部が本体筒部1
の歯部を乗り越えると、ばね片の弾性力で筒体4が押し
下げられるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アイペンシル(ア
イライン用,アイブロウ用等),口紅,リップクリーム
等の棒状化粧料を容器から繰り出して使用する棒状化粧
料容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、アイペンシル等の繰出容器と
して、図34に示すような棒状化粧材繰出容器が提案さ
れている(特開平11−146808号公報)。この棒
状化粧材繰出容器は、容器本体筒51と、この容器本体
筒51に相対回転自在に連結された先筒52と、これら
両筒51,52内に軸方向に進退可能に収められた押棒
53とを備え、この押棒53の先端に棒状化粧材54を
保持している。また、上記容器本体筒51の内孔51a
の内周面に、ラセン溝55aが形成されたメネジ部55
を突設し、上記押棒53の外周面に、上記メネジ部55
のラセン溝55aと螺合する一群の突起56を突設して
いる。そして、上記押棒53の下端部に、この押棒53
の前進限(ストロークエンド)を定めるフランジ57を
設け、上記前進限でメネジ部55の下端面に押棒53の
フランジ57の上面を当接させて押棒53の前進を阻止
するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記棒
状化粧料容器では、押棒53が前進限に到達したことを
容器外から知ることができない。このため、押棒53が
前進限に到達したにもかかわらず、さらに両筒51,5
2を押棒53の前進側に相対回動させて、これらを破損
させるという問題がある。また、押棒53が後進限に到
達したときにも、同様の問題が発生する。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、押棒が前進限もしくは後進限に到達したことを
容器外から知ることができ、繰り出し機構に必要以上の
負荷がかかるのを防ぐことができる棒状化粧料容器の提
供をその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の棒状化粧料容器は、本体筒部と、上記本体
筒部の先端開口部に上記本体筒部に対して相対回転自在
に取り付けられる先筒部と、先端部に棒状化粧料保持部
が形成され上記両筒部の内孔内に進退自在に配設される
棒状体とを備え、上記本体筒部の内孔の所定部分に筒体
を、上記棒状体に外嵌する状態で配設し、上記筒体の内
周面にねじ部を形成するとともに、上記棒状体の外周面
に、上記筒体のねじ部にねじ結合するねじ部を形成し、
上記棒状体を先筒部に上下摺動自在に回動不能に係合さ
せ、上記筒体の下面に歯部を突設するとともに、上記本
体筒部の内孔に、上記筒体が当接する段部を設け、上記
段部に、上記筒体の歯部が噛み合う歯部を突設し、上記
先筒部と本体筒部の段部との間に本体筒部に係合した状
態で筒体を挟み込み、上記両筒部を相対回転させること
により、棒状体を進退させうるように構成し、上記棒状
体の最大進出位置および最大後退位置において、上記両
筒部を相対回転させたときなど、筒体および棒状体にあ
る程度以上の負荷がかかった際に、上記筒体の歯部と棒
状体の歯部との噛み合いが外れ、筒体が本体筒部内で空
転するように構成したという構成をとる。
【0006】すなわち、本発明の棒状化粧料容器は、本
体筒部と、上記本体筒部の先端開口部に上記本体筒部に
対して相対回転自在に取り付けられる先筒部と、先端部
に棒状化粧料保持部が形成され上記両筒部の内孔内に進
退自在に配設され、かつ先筒部に対して回動不能に摺動
自在に係合する棒状体とを備えている。そして、上記本
体筒部の内孔の所定部分に筒体を、上記棒状体に外嵌す
る状態で配設し、上記筒体の内周面にねじ部を形成する
とともに、上記棒状体の外周面に、上記筒体のねじ部に
ねじ結合するねじ部を形成し、上記両筒部を相対回転さ
せることにより、棒状体を進退させうるように構成して
いる。また、上記筒体の下面に歯部を突設するととも
に、上記本体筒部の内孔に、上記筒体が当接する段部を
設け、この段部に、上記筒体の歯部が噛み合う歯部を突
設し、筒体を先筒部と本体筒部の段部との間に回動不能
に内装挟持している。したがって、本発明では、上記両
筒部を相対回転させると、上記本体筒部の内孔の歯部と
筒体の歯部とが係合しており、棒状体が先筒部に回動不
能に係合しているため、棒状体を進退させることができ
る。また、上記棒状体の最大進出位置および最大後退位
置のときに、上記両筒部を相対回転させると、棒状体は
進退しないため、筒体に回転応力が加わり筒体の歯部が
本体筒部の歯部を乗り越える。そして、上記筒体の歯部
が本体筒部の歯部を乗り越えるときに、例えば、カチッ
という音が鳴り、この音を聞くことで、容器外から棒状
体が最大進出位置もしくは最大後退位置に到達したこと
が判る。したがって、内部構造部に破壊的な応力をかけ
ることがなくなっている。
【0007】本発明において、上記筒体の上端にばね部
を形成し、筒体を先筒部および本体筒部に弾性を有して
当接させた場合には、筒体が上下に弾発力を有した状態
で挟持されているため、先筒部と本体筒部を回転自在に
連結させた際のガタツキを吸収させることができ、使用
者に不快な感覚を与えなくて済む。
【0008】本発明において、筒体の上端にばね部を形
成し、かつ、上記ばね部が筒体の側面に窓部を穿設し、
筒体上端が窓部内に撓むよう構成した場合には、本体筒
部と先筒部との間に筒体が弾性を有して挟持され、先筒
部と本体筒部のガタツキを吸収することができ、ばね部
の弾発力を調整することによって、筒体の空転開始トル
クを調整することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を図
面にもとづいて詳しく説明する。
【0010】図1および図2は本発明の棒状化粧料容器
の一実施の形態を示している。これらの図において、1
は本体筒部(図3参照)で、2は上記本体筒部1の先端
開口部に上記本体筒部1に対して相対回転自在に取り付
けられた先筒部(図4参照)で、3は先端部に保持部
(棒状化粧料保持部)26が形成され上記両筒部1,2
の内孔1a,2a内に進退自在に配設される棒状体で、
4は上記本体筒部1の内孔1a内に配設される筒体で、
5は棒状体3の保持部26に保持される棒状化粧料であ
る。
【0011】より詳しく説明すると、上記本体筒部1
は、円筒形状に形成されており、その内孔1aには、小
径下側内孔部11と大径上側内孔部12とが形成されて
いる(図5参照)。上記小径下側内孔部11には、その
下端開口部に、中央貫通孔13aが穿設された底壁13
が形成されており、その上端面(すなわち、大径上側内
孔部12の下端面であって、小径下側内孔部11と大径
上側内孔部12との円環状段部の上面)には下側ラチェ
ット部14が形成されている。
【0012】上記下側ラチェット部14は、図6および
図7に示すように、上記小径下側内孔部11の上端面か
ら上向に突設される8つの歯部(つめ部)15からな
り、それぞれ同形状の二等辺三角形に形成されている。
これら各歯部15の頂角αは鈍角(この実施の形態で
は、略126°)に形成されており、歯の高さhは所定
の高さ(この実施の形態では、略0.5mm)に形成さ
れている。また、上記大径上側孔部12には、図8に示
すように、その上端部の内周面に大径部12aが形成さ
れており、この大径部12aの中間高さ位置に円環状の
溝12bが形成されている。図6および図7において、
15aは各歯部15の頂部で、15bは各歯部15の底
部である。
【0013】上記先筒部2は、図9に示すように、上記
本体筒部1の大径上側内孔部12の上部に回転自在に内
嵌される下側筒部17と、上記内嵌時に上記本体筒部1
から突出する上側筒部18とからなり、上記下側筒部1
7の上端部の外周面に、図10に示すように、上記大径
上側内孔部12の大径部12aに回転自在に大径部17
aおよび上記大径上側内孔部12の溝12bに回転自在
に係合する円環状の凸条17bが形成されている。図に
おいて、19は上記下側筒部17の上端部の外周面に形
成された円環状溝であり、Oリング20(図2参照)が
収容,固定される。このOリング20は、上記相対回転
時に、所定の抵抗を持たせる作用をする。
【0014】また、上記上側筒部18の内孔(すなわ
ち、先筒部2の内孔2a)は、上端部の小径円筒面部2
1と、この小径円筒面部21に続く円錐台面部22と、
この円錐台面部22に続く大径円筒面部23とからな
り、この大径円筒面部23に、相対峙する2本の突条2
4が上記内孔2aの軸芯方向に沿って上記大径円筒面部
23の全長に形成されている(図11および図12参
照)。そして、上記大径円筒面部23の内周部分であっ
て、上記両突条24間に形成される部分23aに、後述
する棒状体3の保持部26の各扇状縦片26bが摺動自
在に係合し、上記両突条24に、後述する棒状体3の切
り欠き部26a,縦溝27が摺動自在に係合するように
して、棒状体3を先筒部2内に回動不能に、摺動自在に
している。
【0015】上記棒状体3(図13〜図15参照)の保
持部26は、円筒形状に形成された周側壁を、相対峙す
る2本の切り欠き部26a(各切り欠き部26aの幅
は、上記上側筒部18の各突条24の幅よりやや大き
い)で上記棒状体3の軸芯方向に沿って切り欠いたも
の、すなわち、一対の略半円弧状の縦片26bで構成さ
れており(図16および図17参照)、各縦片26b
が、上記大径円筒面部23の内周部分の、上記両突条2
4間に形成される部分23aに摺動自在に係合してい
る。また、上記棒状体3の外周面には、上記両切り欠き
部26aの下端部から下方に一直線状に延びる縦溝27
が、後述するねじ部28まで形成されている(図16お
よび図18参照。なお、図16および図18では、ねじ
部28の詳細は図示せず)。
【0016】また、上記棒状体3の下半部分(ただし、
下端部を除く)の外周面には、後述する筒体4の内周面
のねじ部30にねじ結合(螺合)するねじ部28が形成
されている。このねじ部28は、成形の都合上、上記棒
状体3の下半部分の外周面に形成した連続ねじを、上記
棒状体3の軸芯方向に沿って、相対峙する2箇所でカッ
トした形状に形成されており、上記下半部分の外周面に
上下に多段状に配設される各ねじ部28の部分(上記両
カット部間に形成された略半周ラセン突条のねじ部28
の部分)28aはそれぞそれ連続している(図15およ
び図19参照)。また、上記棒状体3の下端部には、上
記ねじ部28より大径に形成された円柱形状のストッパ
ー部29が設けられている。
【0017】上記筒体4は、図20〜図22に示すよう
に、円筒形状に形成されており、その内周面の下半部分
には、4条ねじからなるねじ部30が形成されている。
このねじ部30は、棒状体3のねじ部28にねじ結合し
ている。また、上記筒体4のねじ部28は、上記本体筒
部1の小径下側内孔部11より大径に形成されており、
これにより、上記小径下側内孔部11の上端開口部に上
記筒体4の下端が当接している。
【0018】また、上記筒体4には、その上端面から相
対峙する状態で、上面が半円弧状に形成された一対の凸
部31が上向きに突設されている。また、上記筒体4の
上端部には、上記両凸部31の下側の部分に略四角形の
第1切り欠き部(窓部)32が形成されているとともに
(図23参照)、この第1切り欠き部32の上辺と上記
上端面とにわたって第2切り欠き部33が形成されてお
り、これら両切り欠き部32,33に挟まれた上記筒体
4の上端部の部分(すなわち、第1切り欠き部32の上
側の部分)に、凸部31を有する2組のばね片34が形
成されている。そして、これら両ばね片34が、上記第
1切り欠き部32に撓みうるようにしている。また、上
記両ばね片34の凸部31は、上記筒体4を本体筒部1
の小径下側内孔部11の上端面に当接した状態で、上記
先筒部2の下側筒部17の下端面に常時弾性を有して当
接するようにしている。
【0019】また、上記筒体4の下端面には、上記本体
筒部1の下側ラチェット部14に係合する上側ラチェッ
ト部37が形成されている。この上側ラチェット部37
は、図24および図25に示すように、上記下端面から
下向きに突設される4つの歯部(つめ部)38と、これ
ら各歯部38間に形成される平坦面39とからなり、上
記各歯部38および各平坦面39はそれぞれ、筒体4の
周方向の長さが同じに形成され、等間隔おきに配設され
ている。また、上記各歯部38は、それぞれ同形状の二
等辺三角形であり、上記下側ラチェット部14の各歯部
15と同じ形状に形成されている。すなわち、これら各
歯部38の頂角αは鈍角(この実施の形態では、略12
6°)に形成されており、各歯部38の高さhは所定の
高さ(この実施の形態では、略0.5mm)に形成され
ている。図24および図25において、38aは各歯部
38の頂部で、38bは各歯部38の底部であり、これ
ら底部38b間に上記平坦面39が形成されている。
【0020】上記構成において、棒状化粧料5を繰り出
す(進出させる)場合には、本体筒部1を先筒部2に対
して所定の方向に相対回転させる(例えば、本体筒部1
に対し先筒部2を時計回り方向に回転させる)ことを行
う。すると、本体筒部1の下側ラチェット部14と筒体
4の上側ラチェット37とが係合しているため(図26
参照)、本体筒部1と筒体4とが共回りし、先筒部2の
突条24と棒状体3の縦溝27が摺動自在に回動不能に
係合しているため、先筒部2と棒状体3とが共回りし、
これにより、筒体4のねじ部30と棒状体3のねじ部2
8とのねじ結合により、棒状体3が進出し、これに伴
い、棒状化粧料5に進出し、先筒部2の先端開口から飛
び出す。
【0021】そして、棒状体3のストッパー部29の上
面が筒体4の下端面に当接すると、棒状体3が最大進出
位置になる(図27参照)。この状態で、さらに上記相
対回転を行うと、棒状体3のストッパー部29が筒体4
の下端面に当接しているため、回転不能の状態となり、
この回転トルクは筒体4に伝達される。この回転トルク
がある程度以上になると、筒体4の上側ラチェット37
の歯部38は、本体筒部1の下側ラチェット部14の歯
部15で押し上げられ(図28参照)、筒体4は棒状体
3とともに僅かに回転しながら歯部15の山の高さ分先
端側に移動する。また、この移動に伴い、筒体4のばね
片34の凸部31は先筒部2の下側筒部17の下端面に
当接したまま、ばね片34は筒体4の第1切り欠き部3
2内に撓む(図21の矢印A参照)。このとき、上記両
歯部15,38の噛み合い角度(この実施の形態では、
略126°)と、筒体4のねじ部30のねじ溝の(筒体
4の軸芯方向に対する)傾斜角度とが略同じであるた
め、筒体4は棒状体3の外周部をスムーズに旋回する。
そして、下側ラチェット部14の歯部15が上側ラチェ
ット37の歯部38を乗り越える時に(図28の一点鎖
線参照)、カチッという音が鳴る。乗り越えたのち、上
記ばね片34の戻り弾性力で、筒体4が押し下げられ
(図29参照)、筒体4は棒状体3とともに僅かに回転
しながら歯部15の山の高さ分後端側に移動する。この
ような動作を、上記相対回転をしている間、繰り返すた
め、カチッ,カチッという音を鳴らしながら、本体筒部
1と先筒部2とは空回りする。
【0022】一方、棒状化粧料5を収める(後退させ
る)場合には、本体筒部1を先筒部2に対して上記回転
方向と逆方向に相対回転させることを行う。すると、上
記と同様にして、棒状体3が棒状化粧料5とともに後退
し、先筒部2内に引き入れられる。
【0023】そして、棒状体3が最大後退位置になる
と、棒状体3のストッパー部29の下面が本体筒部1の
底壁13の上面に当接する。このとき、棒状体3のねじ
部28と筒体4のねじ部30とはねじ結合している(図
1参照)。この状態で、さらに上記逆方向の相対回転を
行っても、棒状体3は後退しないため、上記と同様にし
て、カチッ,カチッという音を鳴らしながら、本体筒部
1と先筒部2とは空回りする。
【0024】上記のように、この実施の形態では、棒状
体3が最大進出位置もしくは最大後退位置にあり、さら
に回転操作を続行した場合、カチッ,カチッという音を
鳴らしながら、本体筒部1と先筒部2とは空回りするた
め、この音を聞くことで、容器外から棒状体3が最大進
出位置もしくは最大後退位置に到達したことが判る。ま
た、このとき、上記本体筒部1と先筒部2とは空回りす
るため、本体筒部1,先筒部2,棒状体3および筒体4
に無理な応力が働かず、破損等させることもない。
【0025】図30は本発明の棒状化粧料容器の他の実
施の形態を示している。この実施の形態では、上記実施
の形態において、本体筒部1の底壁13から、チップ4
2を保持する保持筒41を下向きに突設している。ま
た、上記チップ42を蓋する筒状蓋体43を上記保持筒
41に着脱自在に外嵌,固定している。それ以外の部分
は上記実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符
号を付している。この実施の形態でも、上記実施の形態
と同様の作用・効果を奏する。
【0026】図31は本発明の棒状化粧料容器のさらに
他の実施の形態を示している。この実施の形態では、図
1および図2に示す実施の形態において、本体筒部1の
底壁13から、マスカラブラシ44を保持する保持筒4
5を下向きに突設している。また、上記マスカラブラシ
44を蓋する筒状蓋体46を上記保持筒45に着脱自在
に外嵌,固定している。それ以外の部分は図1および図
2に示す実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ
符号を付している。この実施の形態でも、図1および図
2に示す実施の形態と同様の作用・効果を示す。
【0027】図32および図33は本発明の棒状化粧料
容器のさらに他の実施の形態を示している。この実施の
形態では、図1および図2に示す実施の形態で用いる、
筒体4に第2切り欠き部33を形成していない。それ以
外の部分は図1および図2に示す実施の形態と同様であ
り、同様の部分には同じ符号を付している。この実施の
形態でも、図1および図2に示す実施の形態と同様の作
用・効果を示す。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明の棒状化粧料容器
によれば、本体筒部と、この本体筒部に相対回転自在に
取り付けられる先筒部とを相対回転させると、上記本体
筒部の内孔の歯部と筒体の歯部とが係合しているため、
上記本体筒部と筒体とが共回りし、先筒部と棒状体が摺
動自在に回動不能に係合しているため、先筒部と棒状体
とが共回りし、これにより、上記両筒部の内孔内に配設
された棒状体を進退させることができる。また、上記棒
状体の最大進出位置および最大後退位置のときに、さら
に上記両筒部を相対回転させると、この回転トルクは筒
体に伝達される。この回転トルクがある程度以上になる
と、筒体の歯部を本体筒部の歯部で押し上げようとし、
これにより、筒体に形成されたばね部が撓むとともに、
筒体が棒状体の外周部を旋回しながら歯部の高さ分上昇
し、ついには、筒体の歯部が本体筒部の歯部を乗り越え
(この乗り越える瞬間、筒体の歯部と本体筒部の歯部と
の係合が外れる)、乗り越えたのちは、上記ばね部の弾
性力で筒体が押し下げられ、筒体が棒状体の外周部を旋
回しながら歯部の高さ分下降する。そして、上記筒体の
歯部が本体筒部の歯部を乗り越えるときに、例えば、カ
チッという音が鳴り、この音を聞くことで、容器外から
棒状体が最大進出位置もしくは最大後退位置に到達した
ことが判る。したがって、内部構造部に破壊的な応力を
かけることがなくなっている。
【0029】本発明において、上記筒体の上端にばね部
を形成し、筒体を先筒部および本体筒部に弾性を有して
当接させた場合には、筒体が上下に弾発力を有した状態
で挟持されているため、先筒部と本体筒部を回転自在に
連結させた際のガタツキを吸収させることができ、使用
者に不快な感覚を与えなくて済む。
【0030】本発明において、筒体の上端にばね部を形
成し、かつ、上記ばね部が筒体の側面に窓部を穿設し、
筒体上端が窓部内に撓むよう構成した場合には、本体筒
部と先筒部との間に筒体が弾性を有して挟持され、先筒
部と本体筒部のガタツキを吸収することができ、ばね部
の弾発力を調整することによって、筒体の空転開始トル
クを調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の棒状化粧料容器の一実施の形態を示す
正面図である。
【図2】上記棒状化粧料容器の作用を説明するための断
面図である。
【図3】本体筒部を示す正面図である。
【図4】先筒部を示す正面図である。
【図5】上記本体筒部を示す断面図である。
【図6】下側ラチェット部を示す平面図である。
【図7】歯部の説明図である。
【図8】上記本体筒部の要部を示す断面図である。
【図9】上記先筒部を示す断面図である。
【図10】上記先筒部の要部を示す断面図である。
【図11】上記先筒部を示す平面図である。
【図12】上記先筒部の要部を示す断面図である。
【図13】棒状体を示す断面図である。
【図14】上記棒状体を示す要部の断面図である。
【図15】上記棒状体を示す正面図である。
【図16】上記棒状体の要部を示す側面図である。
【図17】保持部の説明図である。
【図18】上記棒状体の要部を示す断面図である。
【図19】ねじ部の説明図である。
【図20】筒体を示す正面図である。
【図21】上記筒体を示す断面図である。
【図22】上記筒体を示す平面図である。
【図23】上記筒体の要部を示す断面図である。
【図24】上側ラチェット部を示す平面図である。
【図25】歯部の説明図である。
【図26】上下両ラチェット部の歯部の作用を示す説明
図である。
【図27】上記棒状化粧料容器の作用を説明するための
断面図である。
【図28】上下両ラチェット部の歯部の作用を示す説明
図である。
【図29】上下両ラチェット部の歯部の作用を示す説明
図である。
【図30】本発明の棒状化粧料容器の他の実施の形態を
示す要部の断面図である。
【図31】本発明の棒状化粧料容器のさらに他の実施の
形態を示す要部の断面図である。
【図32】本発明の棒状化粧料容器のさらに他の実施の
形態に用いる筒体の正面図である。
【図33】上記筒体の断面図である。
【図34】従来の棒状化粧料容器を示す断面図である。
【符号の説明】
1 本体筒部 2 先筒部 3 棒状体 4 筒体 5 棒状化粧料 26 保持部 28,30 ねじ部
【手続補正書】
【提出日】平成14年2月19日(2002.2.1
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図10】
【図11】
【図12】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図9】
【図13】
【図14】
【図15】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図28】
【図34】
【図27】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 出雲 秀司 大阪府藤井寺市川北2丁目2番4号 紀伊 産業株式会社技術センター内 Fターム(参考) 3E014 AC03 AC04 AC05 AC08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体筒部と、上記本体筒部の先端開口部
    に上記本体筒部に対して相対回転自在に取り付けられる
    先筒部と、先端部に棒状化粧料保持部が形成され上記両
    筒部の内孔内に進退自在に配設される棒状体とを備え、
    上記本体筒部の内孔の所定部分に筒体を、上記棒状体に
    外嵌する状態で配設し、上記筒体の内周面にねじ部を形
    成するとともに、上記棒状体の外周面に、上記筒体のね
    じ部にねじ結合するねじ部を形成し、上記棒状体を先筒
    部に上下摺動自在に回動不能に係合させ、上記筒体の下
    面に歯部を突設するとともに、上記本体筒部の内孔に、
    上記筒体が当接する段部を設け、上記段部に、上記筒体
    の歯部が噛み合う歯部を突設し、上記先筒部と本体筒部
    の段部との間に本体筒部に係合した状態で筒体を挟み込
    み、上記両筒部を相対回転させることにより、棒状体を
    進退させうるように構成し、上記棒状体の最大進出位置
    および最大後退位置において、上記両筒部を相対回転さ
    せたときなど、筒体および棒状体にある程度以上の負荷
    がかかった際に、上記筒体の歯部と棒状体の歯部との噛
    み合いが外れ、筒体が本体筒部内で空転するように構成
    したことを特徴とする棒状化粧料容器。
  2. 【請求項2】 上記筒体の上端にばね部を形成し、筒体
    を先筒部および本体筒部に弾性を有して当接させた請求
    項1記載の棒状化粧料容器。
  3. 【請求項3】 上記ばね部が筒体の側面に窓部を穿設
    し、筒体上端が窓部内に撓むよう構成した請求項2記載
    の棒状化粧料容器。
  4. 【請求項4】 上記ばね部が筒体の側面に窓部を穿設
    し、筒体上端より窓部に達する切り欠きを設けた片持ち
    のばね片である請求項2記載の棒状化粧料容器。
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