JP2003229970A - 監視通報システム - Google Patents

監視通報システム

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JP2003229970A
JP2003229970A JP2002028261A JP2002028261A JP2003229970A JP 2003229970 A JP2003229970 A JP 2003229970A JP 2002028261 A JP2002028261 A JP 2002028261A JP 2002028261 A JP2002028261 A JP 2002028261A JP 2003229970 A JP2003229970 A JP 2003229970A
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JP2002028261A
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Mitsuhiro Okada
充弘 岡田
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Hitachi Kokusai Electric Inc
Original Assignee
Hitachi Kokusai Electric Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被監視側の障害情報を、通知が必要な被通報
者に対して経済的かつ確実に通報することが可能な監視
通報システムを提供する。 【解決手段】 監視通報システムは、被監視システム1
0を監視する監視装置20(130)と、この監視装置
が検出した被監視システムの監視結果を、インターネッ
ト網40に送信する通報装置30と、監視の結果検出さ
れた設備の関係者が携帯し、送信した監視結果を受信す
るための携帯無線端末60とを備えており、この監視装
置20(130)は、関係者が携帯する携帯無線端末に
対してメール送信によって行うと共に、このインターネ
ットメールの送信の際、送信を複数回繰返し、又は、音
声電話による着信音の確認により、関係者の携帯無線端
末への発着呼を確立した後にメール送信を行って監視結
果の通報を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、放送設備
などを構成する各種装置を無人で監視し、故障や異常な
どが発生した際、当該設備のかかる状況を保守員や関係
者に対して通報する監視通報システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、CATV放送設備などで
は、当該設備を構成する各種の装置を常時監視してお
り、これらに故障あるいは異常等が発生した際には、当
該故障あるいは異常が検出された装置の状況について、
その担当の保守員や関係者に対し、例えば、携帯電話な
どの移動通信システムを用いて通報することが行われて
いた。また、その場合、その経済性から、特に、メール
を送信して通報することが、一般的に行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このよう
に、設備内の装置の故障あるいは異常等の状況を、上記
のように携帯電話などの移動通信システムを用いて通報
する場合、当該担当の保守員や関係者が携帯する携帯電
話の電源が切られていた場合、又は、電波の届かないと
ころ(圏外)にいる場合等には、報告すべき関係者の携
帯電話へメールを送信しても、保守員や関係者が携帯す
る電話には、着信通知呼び出し(音、振動等)が発生し
ない。そのため、例えば、現状のNTTの携帯電話を利
用する監視通報システムでは、メールの着信、開封等、
受信者(送信相手)側が、この送信したメールを確実に
見たという応答を送信者側から確認することは出来ない
こととなってしまう。すなわち、設備内の装置の故障あ
るいは異常の状況を通知しても、かかる情報が、通知す
べき保守員などに確実に届いているか否かを確認するこ
とは出来なかった。
【0004】なお、上述した送信されたメール自体は、
当該携帯電話の基地局側に保留されているので、その
後、保守員が携帯電話機の電源を入れるか、あるいは、
電波の届く所(圏内)に入れば、携帯電話を介して、保
守員等がこれを見ることにより、故障あるいは異常の状
況を連絡することは出来ることとなる。しかしながら、
このような場合、現状のNTTの携帯電話システムで
は、電源を入れただけでは、例えば、呼出し音等によっ
て積極的に注意を促す機能はない。また、圏外から圏内
に入った場合においても、やはり、着信メールの存在
(メール有り)の表示は行うものの、呼出し音等による
積極的な注意喚起を促す機能はない。
【0005】このように、上記従来のシステムでは、設
備内で検知された装置の故障あるいは異常等の状況をメ
ールで送信しても、担当の保守員が保持している携帯電
話の電源が切れていたり、あるいは、圏外にいた場合に
は、呼出し音等による積極的な注意喚起を促すことは出
来ない。そのため、携帯電話の所有者は、次に携帯電話
機を取り出して電源を投入し、又は、通信可能な圏内に
入ってから見るまでは、送信されたメールに全く気が付
くことが出来ないこととなる。そのため、情報が保守員
に確実に届いているか否かを確認することは出来ない。
すなわち、上記の従来のシステムでは、設備装置の故障
あるいは異常が発生した場合、その状況をその保守員や
関係者に通報しようとしても、確実に通報を実行するこ
とが出来なかった。
【0006】一方、これに対し、故障あるいは異常の発
生の通知を、上記のメールに代えて、通常の携帯電話と
の通話によって行うことによれば、保守員や関係者であ
る受信者が圏外にいること、あるいは、携帯している電
話機の電源が入っていないこと、あるいは、呼び出して
も受話器を取り上げない事など、通信相手の状況を把握
することが出来る。しかしながら、システム側にとって
は、NTTとの電話回線の契約が必要となり、コストが
かかり、その経済性に欠けるという問題点があった。加
えて、電話回線により音声で故障あるいは異常の発生を
通報する場合には、システム側には、さらに、通報のた
めの音声メッセージを送出するため、いわゆる、音声サ
ーバ機能が必要となり、そのための装置の設置も、上述
したような単に電子メールを送出する機能だけのサーバ
に比較して高価なものとなり、やはり、経済的に不利な
ものとなってしまう。
【0007】これに対しては、上述したように、故障あ
るいは異常の発生通知をメールで送信する場合には、イ
ンターネット経由で接続するため、外部に常時インター
ネットを接続しているイントラネット等の設備があれ
ば、それに接続するだけで済み、そのため、電話回線の
使用料は、事実上無料となり、経済的に有利なものとな
る。
【0008】そこで、本発明では、上述した従来技術に
おける問題点を解消しつ、経済的に実現することが可能
であり、かつ、重要な通報が関係者に確実に伝えること
の出来る通報システム、より具体的には、監視する設備
装置内に故障あるいは異常が発生した場合、その状況を
その保守員や関係者に対し、メールによって確実に通報
を実行することが出来る、経済性にも優れた監視通報シ
ステムを提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる上記の目的は、本
発明によれば、被監視システムを監視する監視装置と、
当該監視装置が取得した前記被監視システムの監視結果
を通信回線網に送信する通報装置と、前記通信回線網に
送信した監視結果を受信する、関係者が携帯する携帯無
線端末とを備え、前記監視結果を、前記携帯無線端末を
介して関係者に通報する監視通報システムであって、前
記監視装置は、取得した前記監視結果の通報を、予め任
意に定めた少なくとも1人の関係者が携帯する携帯無線
端末に対してメール送信によって行うと共に、当該メー
ルの送信を、少なくとも、当該関係者の携帯無線端末へ
の発着呼が確立された後に行う監視通報システムにより
達成される。
【0010】また、本発明によれば、前記関係者が携帯
する携帯無線端末が複数ある場合には、当該複数の携帯
無線端末に対して優先順位を予め設定し、若しくは、グ
ループを予め設定し、前記監視結果の種類に応じて、前
記優先順位、若しくは、グループ、若しくはこれらの組
合せに対してデータの送信を行う。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付の図面を参照しながら説明する。
【0012】まず、図1は、本発明の一実施の形態にな
る通報システム全体の概略構成を示している。この図か
らも明らかなように、符号10は、電気・電子機器シス
テムを構成している各種の設備が自動的に監視されてい
る被監視装置であり、その各種の設備で検出された監視
情報(監視状況)は、監視装置20に伝送されている。
この監視装置内では、この取り込まれた被監視装置10
からの検出された監視情報に基づいて、どの設備に故障
あるいは異常の発生したかを判定し、その結果を、メー
ル通信の形態により、通報装置30、例えば、インター
ネット等に代表される通信ネット網40を介して、携帯
電話基地局50に送信する。そして、携帯電話基地局5
0から送出されたメールは、無線電波を介して、当該故
障あるいは異常が検出された設備装置の保守員や関係者
が保持している携帯電話機(携帯情報端末)60により
受信されることとなる。
【0013】次に、システムを構成設備が自動的に監視
されている上記被監視装置10、監視装置20及び通報
装置30のより具体的な例について、添付の図2及び図
3を参照しながら説明する。すなわち、本発明の通報シ
ステムは、CATV放送システムのセンタ設備、伝送路
設備、加入者宅内設備など、特に、無人システムや休日
・夜間における設備の監視などにおいて、各種装置の故
障や異常などが発生した際、その保守員や関係者に対し
てかかる状況を通報するための監視通報システムに関す
る。
【0014】かかる被監視装置の一例としては、例え
ば、CATV放送システムのセンタ設備100がある。
そして、この設備には、図にも示すように、例えば、地
上波又は衛星放送波の受信設備、再送信設備、スタジオ
設備、CM放送設備などを含む、所謂、CATV放送設
備110が含まれている。
【0015】また、このセンタ設備100には、更に、
CATV放送設備のヘッドエンド120が含まれてい
る。なお、このヘッドエンド120とは、CATV放送
設備からの再放送波(一般的に、70〜770MHz程
度)、CATVインターネット用下り送信波(再放送波
の空いている周波数を使用する)、機器監視用信号上り
伝送波(再放送波の空いている周波数を使用する)、C
ATVインターネット用上り送信波(一般的に、数MH
z〜45MHz程度)、機器監視用信号上り伝送波(上
り領域の内の空いている周波数を使用する)を光信号に
変調、復調する装置である。
【0016】さらに、上記のヘッドエンド120から
は、上記センタ設備100の外部に、複数の光ノード2
00が(光ノード1〜光ノードn)が延長されて敷設さ
れており、かつ、各光ノード200の先端には、双方向
増幅器210や分岐220、更には、タップオフ230
が適宜設けられており、これらを介して、CATV放送
の各加入者宅内300に引き込まれている。ここで、光
ノード200とは、上記ヘッドエンドから光ファイバで
伝送される、上り、下り回線の情報を、電波に変換する
装置である。また、上記の双方向増幅器210とは、下
り周波数(一般的に70〜770MHz程度)と、上り
周波数(一般的に数MHz〜45MHz程度)を増幅す
る装置である。さらには、上記の分岐220とは、信号
を分岐させるためのトランスであり、上記のタップオフ
230とは、加入者宅へ信号を分岐させるトランスであ
る。
【0017】なお、上記にようにしてCATV放送が引
き込まれた加入者宅内300では、典型的には、図3に
その一例を示すように、上記光ノード200から分岐さ
れて導入されたノードには、例えば、セットトップボッ
クス310を介してテレビ受信機320が、又は/及
び、ケーブルモデム330を介してパソコン340に接
続されている。なお、ここで、セットトップボックス3
10とは、CATVのテレビ放送波を受信するチューナ
ーであり、デジタル方式のものやアナログ方式のものな
どがあり、特に、アナログ方式のものは、CATVチュ
ーナーなどと呼ばれる場合もある。そして、ケーブルモ
デム330とは、以下に説明するケーブルルータと対向
するモデム装置であり、例えば10BASE−Tなどで
パソコンに接続される。
【0018】すなわち、CATV放送システムでは、こ
れを構成するセンタ設備100やその他の設備を含む以
上の各種の装置が、上記図1における被監視装置10に
対応している。
【0019】更に、監視システム、すなわち、上記に述
べた被監視装置10を監視するため、上記CATV放送
のセンタ設備100内には、監視装置130(図1の監
視装置20に対応)が、例えば、コンピュータなどによ
り構成されている。また、このセンタ設備100内で
は、上記各装置の障害情報等が、LAN(10BASE
−Tなど)やその他の通信手段により、上記の監視装置
130へ伝送されている。一方、上記した光ノード20
0を含む伝送路設備や加入者宅300の設備は、CAT
Vの伝送路を通じて障害データ等を上記の監視装置13
0へ伝送する構成となっている。すなわち、監視装置2
00は、センタ設備100、上記光ノード200を含む
伝送路設備、加入者宅300内の設備について、常に、
無人で監視を行なっており、図示しないコンピュータ等
によって制御されている機器から、その障害情報を収集
するように構成されている。
【0020】次に、上記監視装置130による監視結
果、検知された故障や異常などの障害の通報について説
明する。なお、上記の監視装置130は、被監視装置1
00を構成する各種機器の障害を監視し、障害が発生し
たと判定した場合、その障害についての通報を、自動的
に、当該障害が発生した機器に関連する保守者などへ通
報することは、上記従来技術におけると同様である。
【0021】すなわち、本発明になる監視通報システム
によれば、上記の監視装置130により検出した障害を
保守者などへ通報するため、インターネット経由で、携
帯電話のメール機能を使用する構成としている。なお、
かかる構成によれば、通信コストを安くし、特に、無人
システムや、休日・夜間などの監視などにも有効であ
る。
【0022】本発明では、センタ設備100には、上記
図2にも示すように、ケーブルルータ140、インター
ネットサーバ150、ルータ160とを備えている。な
お、ここで、ケーブルルータ140とは、インターネッ
ト用の伝送信号を変調・復調する装置であり、インター
ネットサーバ150とは、ファイアウォール、WWWサ
ーバ、メールサーバ等からなるインターネット用のサー
バであり、そして、ルータ160とは、外部のインター
ネットプロバイダ400と接続するための装置である。
【0023】以上のような構成によれば、上記の監視装
置130によって検知された被監視設備の障害について
は、インターネットサーバ150内のメールサーバよ
り、ルータ160、さらには、外部のインターネットプ
ロバイダ400を経由して、当該設備装置の保守員が保
持している携帯情報端末60へ通知されることとなる。
【0024】続いて、上記本発明になる監視通報システ
ムにおける障害通報方法について、上記の図に加えて添
付の図4を参照しながら、以下に詳細に述べる。
【0025】まず、監視装置130(20)は、センタ
設備100を含む被監視装置10を構成する各機器の障
害を監視し、被監視システムに障害などの異常を検出し
た場合(図4のステップS11)、自動的に、当該異常
状態を含む障害情報をインターネットメールにより、保
守者等の関係者へ送出して通報を行うこととなる。な
お、この通報を行う場合、各設備毎に保守者を予め設定
しておくことにより、障害に応じた最適の保守作業者へ
通報することが可能になる。
【0026】例えば、この通報する作業者の例として
は、下記の例が挙げられる。 センタ機器の場合:各機器の専門家、 伝送路機器の場合:伝送路の工事担当者(特に、自宅
が障害箇所に近い者が好ましい)、 加入者宅内の機器の場合:セットトップボックス、ケ
ーブルモデムに詳しい者(特に、自宅が障害箇所に近い
者が好ましい)、お客様サポート窓口の者、あるいは、
機器メーカの修理窓口担当者に連絡する係の者。
【0027】一方、センタ設備100内において、イン
ターネットサーバ150などを含む通報装置は、予め設
定されている保守作業者等の携帯電話に対して、障害発
生状況の電子メールを送信する(ステップS12)。そ
して、この送信された電子メールは、インターネット経
由で携帯電話事業者へ送られ、携帯電話基地局(図1の
符号50)より無線で携帯電話機60にメールが配信さ
れることとなる。
【0028】この時に、携帯電話機60の電源が切られ
ている(オフの)場合や、あるいは、通信可能な圏外に
ある場合には、上記の従来技術でも述べたように、メー
ルが届いた事による呼び出し音等は発生せず、積極的な
注意喚起を促す機能はない。そのため、携帯電話機の持
ち主である保守作業者は、メールが着信していることに
気が付かない恐れがある。
【0029】そこで、本システムでは、このことを防止
するため、監視装置130は、保守員・管理者等の誰か
が通報を受信したことを確認する応答のメールが帰って
くるまで、予め設定された時間間隔等の設定により、メ
ールを繰り返して送信し続けるように設定されている
(ステップS13の「NO」の場合を参照)。すなわ
ち、これによれば、監視装置130からの障害のメール
による通報は、携帯電話機60の電源が投入され、かつ
通信可能な圏内にある状態において、少なくとも1回は
行なわれ、また、このメール着信の際には着信音を発生
するように設定することが出来ることから、保守員・管
理者等は、より確実に通報が関係者に伝えられることと
なる。このように当該関係者の携帯電話機60への発着
呼が確立した後、携帯電話機から障害発生状況のメール
受信確認メールを受信した場合(ステップS13の「Y
ES」の場合)には、インターネットメールによる通報
動作は停止されるが、例えば、予め設定された時間内に
メール受信確認のメールを受信しない場合、又は、新た
な(別の)障害を検出した場合には、再度、障害通報を
行うこととなる。
【0030】なお、この時、被通報者(保守員・管理者
等が携帯する無線携帯端末)は、例えば、添付の図5に
その一例を示すように、優先順位を付けたリストとし
て、監視装置130内に(例えば、装置を構成するコン
ピュータのメモリ内に)予め登録しておく。
【0031】また、この送信リストは、図5にその一例
を示すように、優先順位、携帯電話のメールアドレス、
メールの発信間隔、メールの再発信回数(又は応答まで
のタイムアウト時間)、及び、携帯電話の所有者の氏名
等が登録されて構成されている。なお、この例では、同
じ優先順位で2名以上の登録がされている場合、本シス
テムは優先順位の同じ携帯電話に対して、同時にメール
を送信する。
【0032】また、添付の図6には、障害内容に対応し
て使用される送信リストとの関係の一例が示されてい
る。例えば、上記の例では、障害の内容に対応して、以
下のように設定される。 センタ機器に発生した障害:各機器の専門家、 伝送路機器に発生した障害:伝送路の工事担当者(自
宅が障害箇所に近い者)、 加入者宅内の機器に発生した障害:セットトップボッ
クス、ケーブルモデムに詳しい者、お客様サポート窓口
の者、あるいは、機器メーカの修理窓口担当者に連絡す
る係の者。
【0033】このメールの発信は、登録されたメールの
発信間隔により、間欠的に送信される。しかしながら、
特に、複数の被通報者が登録されている場合には、例え
ば、登録された回数又は時間を経過しても受信確認のメ
ールが届かない時には、次の優先順位のメールアドレス
に対し、メールを送信するようにしてもよい。なお、そ
の際、前の優先順位のメールアドレスにも同時にメール
を送信するか否かは、上記のリストにその要・否データ
を持っておく。これによれば、例えば、優先順位1→2
→3…、又は、1→1,2→1,2,3と言うような送
り方を指定することが出来る。
【0034】また、このリストは、監視装置130が検
出することが出来る障害の種類の分だけ持つことによれ
ば、検出された障害の種類や内容によって、メールの発
信の仕方を最適に変える(選択する)ことが出来ること
となる。また、これに代えて、例えば、障害の要因をグ
ループに分けて、そのグループ毎に送信リストのどれに
よってメール送信を行うかの設定を行うようにすること
も出来る。
【0035】このように、携帯電話機60の電源が切ら
れており、あるいは、通信圏外にあった場合にも、本シ
ステムでは、被通報者(保守員・管理者等)から通報の
受信を確認する応答のメールが帰ってくるまで(すなわ
ち、当該関係者の携帯無線端末への発着呼が確立される
まで)、予め設定された時間間隔により、複数回、メー
ルを送信し続けることから、確実な通報を実現すること
が可能となる。また、その送信方法としては、インター
ネット経由で電子メールとして送信するため、接続する
ためには、外部に常時インターネットを接続しているイ
ントラネット等の設備があれば、それに接続するだけで
済み、そのため、電話回線の使用料は、事実上無料とな
り、経済的に有利なものとなる。
【0036】また、被通報者(保守員・管理者等)から
異常発生の通知受信確認メールを受信後、登録した時間
を過ぎても障害の解除がなされない場合には、再度、当
該障害情報メールを送信するようにすることも出来る。
このことによれば、メール受信後、保守作業者が適切な
処置を取らなかった場合等に対するフェールセーフとし
て機能することとなり、好ましいであろう。
【0037】また、上記のように、通報を受信したこと
の確認応答があるまで、複数回、メールにより通信を行
うことに代えて、例えば、メールを発信する前に、送信
すべき被通報者(保守員・管理者等)の携帯電話機に対
して1回電話をかけ、相手の呼出し音(着信音)があっ
たら(すなわち、相手側での受信可能性の確認が済んだ
ら)、直ちに、一旦電話を切って、その後にメールを送
信ように構成することも可能である。
【0038】このような方法の一例を、添付の図7に示
す。この他の実施の形態では、図からも明らかなよう
に、監視装置130は、障害情報の検出(ステップS2
1)の後、音声電話による呼出し動作を行い(ステップ
S22)、これを、被通報者の携帯電話機で呼出し音が
あるまで繰り返す(ステップS23の「NO」を参
照)。そして、被通報者の携帯電話機で呼出し音があっ
たと判定された(ステップS23の「YES」)場合に
は、直ちに、インターネットによる通報メールを発信す
る(ステップS24)。
【0039】このように、通報メールを発信する前に、
被通報者からの電話呼び出しに対する応答が行われるこ
と(すなわち、関係者の携帯無線端末への発着呼の確
立)を確認することによれば、事前に、相手の携帯電話
機の電源が入っており、かつ、通信可能な圏内にいるこ
とが確認出来ることとなり、これによっても、上記の実
施の形態と同様に、確実に通報を実行することが可能と
なる。なお、この場合にも、複数の被通報者への送信の
順序は、設定された優先順位に従って送信されるが、し
かし、相手が通信可能な状態でない場合には、直ちに次
の優先順位の携帯電話にメールを送信するように設定す
ることが好ましい。
【0040】また、この場合、別途、電話回線が必要と
なるが、しかしながら、この電話回線は、PBX経由、
又は、普段使用していないFAX回線等に接続すればよ
く、回線料は増えなくて済む。また、単に、相手の呼び
出し音(着信音)の存在を確認するだけであるから、高
い電話代もかからずに確実に相手にメールを送ることが
可能となり、それに伴う通話料金の増加もなく、経済的
にも好適である。なお、このような機能によれば、被通
報者の携帯電話機には着信音が発生するが、その際には
発信元であるセンタの発信者電話番号が表示される。こ
のことから、当該携帯電話機の保有者(被通報者)は、
その後、直ちにメールが着信することが理解されること
となるので、迷惑電話となることはない。
【0041】次に、上記した障害情報の被通報者への通
報の解除は、例えば、(1)通報装置の停止操作(セン
タ装置をオペレータが直接止める)、(2)通報メール
の受信確認メールの受信、(3)電話によるプッシュ音
等を使用したコマンドの受信、(4)電話による音声認
識による解除命令の受信、あるいは、(5)障害検知の
解除がされた場合に行うように構成されている。なお、
通常の動作では、(2)の通報メールの受信確認メール
の受信によって解除される。
【0042】また、上述した本発明の通報システムで
は、例えば、保守要員や管理者等の権限を持った者(管
理者)が、本システムに接続し、発信電話機の電話番号
確認、暗証番号等による認証がされた場合に、本システ
ムは、システムの稼働状況、異常の有無、異常があった
場合の通報の状況等を、管理者からコマンドを含んだメ
ールをシステムに送信することにより、応答メールを送
信するように構成してもよい。このように、その他の機
能として、保守要員やその管理者から本システムに対し
て状況表示のコマンドをメールで送ることにより作動
し、これによって異常があった場合の通報の状況をメー
ルで送信する(即ち、システムの状況、通報の有無、通
報があった場合その通報状況等をメールにして返信す
る)機能を備えることによれば、被監視システムに生じ
た障害などの通報を、より確実に実行して管理すること
が可能となり、優れた警報通報システムを構築すること
が可能となる。
【0043】以上の説明からも明らかなように、本発明
の警報通報システムでは、 (1)被監視システムに生じた障害などの通報をメール
で送信し、当該通報を受信したことの確認応答メールが
届くまで繰り返し、これにより、確実な通報を実行する
ことが可能となる。
【0044】(2)上記のメールによる通報の繰り返す
間隔や回数を、適宜、予め設定し、また、被通報者とし
て予め複数人を設定し、被通報者に通報の優先順位を付
け、さらには、被通報者をグループで登録し、このグル
ープに優先順位を設定することが出来るようにすること
により、被通報者である保守員・管理者等などの関係者
に対して、適切な障害の発生情報を提供することが出来
る。
【0045】(3)障害の通報は、優先順位の高い順に
行ない、予め設定していた通報回数、又は、通報開始か
らの設定した時間を超えても確認のメールが来ない場合
には、次の優先順位の個人又はグループに対して通報を
行う。これによれば、最適な条件で、障害などの通報を
メールで確実に行うことを可能にする。システムが検出
した障害のレベルにより、上記障害の通報をどのように
関係者にするかを、適宜、最適に設定することが出来
る。
【0046】
【発明の効果】以上の詳細な説明からも明らかなよう
に、本発明になる警報通報システムによれば、携帯電話
のメールを使用してインターネットを介して障害情報等
を連絡することが出来ことから、音声による電話回線を
使用しなくても良く、経済的であり、かつ、その際に
も、被通報者側の携帯無線端末が確実にメールを受信す
ることができる状況(すなわと、関係者の携帯無線端末
への発着呼の確立)が確認されるまで、あるいは、確認
した上で、障害情報のメールを送信することから、通知
すべき保守員など障害情報を確実に通報することが可能
となるという、実用的にも優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態になる警報通報システム
全体の概略構成を示すブロック図である。
【図2】上記本発明の警報通報システムにおける被監視
装置と監視装置のより具体的な構成について、CATV
放送システムを一例として示す、システムの全体図であ
る。
【図3】上記本発明の警報通報システムにおける被監視
装置である、CATV放送の加入者宅内における設備の
一例を示す図である。
【図4】上記本発明の警報通報システムにおける障害通
報方法について説明するフローチャート図である。
【図5】上記本発明の警報通報システムにおける障害通
報方法において使用される送信リストの内容の一例を示
す図である。
【図6】やはり、上記の障害通報方法において使用され
る、障害内容に対応して使用される送信リストとの関係
の一例を示す図である。
【図7】上記本発明の他の実施の形態になる警報通報シ
ステムにおける障害通報方法を説明するフローチャート
図である。
【符号の説明】
10 被監視装置 20、130 監視装置 30 通報装置 40 通信ネット網 50 携帯電話基地局 60 携帯電話機(携帯情報端末) 100 CATV放送システムのセンタ設備 110 CATV放送設備 120 ヘッドエンド 140 ケーブルルータ 150 インターネットサーバ 160 ルータ 200 光ノード 210 双方向増幅器 220 分岐 230 タップオフ 300 加入者宅 310 セットトップボックス 320 テレビ受信機 330 ケーブルモデム 340 パソコン 400 インターネットプロバイダ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被監視システムを監視する監視装置と、
    当該監視装置が取得した前記被監視システムの監視結果
    を通信回線網に送信する通報装置と、前記通信回線網に
    送信した監視結果を受信する、関係者が携帯する携帯無
    線端末とを備え、前記監視結果を、前記携帯無線端末を
    介して関係者に通報する監視通報システムであって、前
    記監視装置は、取得した前記監視結果の通報を、予め任
    意に定めた少なくとも1人の関係者が携帯する携帯無線
    端末に対してメール送信によって行うと共に、当該メー
    ルの送信を、少なくとも、当該関係者の携帯無線端末へ
    の発着呼が確立された後に行うことを特徴とする監視通
    報システム。
  2. 【請求項2】 前記関係者が携帯する携帯無線端末が複
    数ある場合には、当該複数の携帯無線端末に対して優先
    順位を予め設定し、若しくは、グループを予め設定し、
    前記監視結果の種類に応じて、前記優先順位、若しく
    は、グループ、若しくはこれらの組合せに対してデータ
    の送信を行うことを特徴とする前記請求項1に記載の監
    視通報システム。
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