JP2003229879A - Usb擬似ホストコントローラ - Google Patents

Usb擬似ホストコントローラ

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JP2003229879A
JP2003229879A JP2002026499A JP2002026499A JP2003229879A JP 2003229879 A JP2003229879 A JP 2003229879A JP 2002026499 A JP2002026499 A JP 2002026499A JP 2002026499 A JP2002026499 A JP 2002026499A JP 2003229879 A JP2003229879 A JP 2003229879A
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Hiroshi Kitamura
啓 喜多村
Masakazu Urade
正和 浦出
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来複数回に分けて行われていた転送を1回に
することができるUSB疑似ホストコントローラを提供
する。 【解決手段】USB規格で定められている、ホスト1と
USBスピーカ17、18間に、USB規格で定められ
ているトークンパケットを含むバストランザクションを
発生するUSB擬似ホストコントローラであって、例え
ばUSBスピーカ17のアドレスを示すバストランザク
ション内のトークンパケットを、USBスピーカ18の
アドレスを示すトークンパケットにスワップするアドレ
ススワップ機構と、ホスト1からUSBスピーカ17へ
転送されるバストランザクションをUSBスピーカ18
に分岐させる経路を生成するスイッチ機構とを備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユニバーサル・シ
リアル・バス(USB)のデバイス間転送を、ホストと
は別に擬似的に設けた装置で実現するホストコントロー
ラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータとその周辺機器を接
続するインターフェースであるUSBが、パソコンでの
標準的なインターフェースとして確立されている。また
今後、組み込み機器システムにおいてもUSBインター
フェースの採用が進むと予想される。USB仕様に関し
ては、「Universal Serial BusS
pecificationCopyright c 1
998、Compaq Computer Corpo
ration、Intel Corporation、
MicrosoftCorporation、NEC
Corporation、All rights re
served。」にて詳細が参照可能である。
【0003】USBのバストポロジーは、図8に示すよ
うな論理構造を持つ。図8において、1はホスト、24
はデバイスを表している。USBにおけるデータ転送
は、ホスト1が各デバイス24をポーリングし、そのポ
ーリングに対して転送要件のあるデバイス24が応答す
ることで始まる。これは全てのデータ転送が、ホスト1
とデバイス24が1対1で対応して行われていることを
意味する。
【0004】すなわち、ホスト1が複数のデバイス24
に同じデータを転送するときにも、ホスト1はデータ転
送を複数回に分けて行う必要があった。またデバイス2
4からホスト1へのデータ転送時も同様に、同じデータ
を他のデバイス24に1度に転送することは不可能であ
った。
【0005】さらにUSBの仕様上、すべてのデータ転
送はホスト1からデバイス24へトークンパケットを転
送することで、開始される。これにより、デバイス24
からのデータ送信においても、デバイス24は常にホス
ト1のデータ転送開始のトークンパケットを待つ必要あ
り、USBバス上に接続されるデバイス数が多い時に
は、ホスト1が各デバイス24をポーリングするサイク
ルが長くなるため、アイソクロナス転送などの周期的な
転送時には、デバイス24が使用できるデータ転送帯域
を制限することにもなっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成では、
以下の問題点があった。
【0007】第1の問題点は、全てのデータ転送はホス
ト1との通信となるため、ホスト1から他のデバイス2
4へ同じデータを転送する場合にも、複数回に分けてホ
ストーデバイス間通信を行う必要があった。
【0008】第2の問題点は、全てのデータ転送はホス
ト1との通信となるため、特にホスト1の制御が必要無
い場合、例えばデバイス対デバイスのデータ転送時であ
っても、必ずホスト1を経由する必要があった。これ
は、同一バス上で発生する他のデバイス24が行うデー
タ転送帯域を不必要に圧迫することになっていた。
【0009】これらの課題を解決するために、本発明の
USB擬似ホストコントローラは、ホストからのあるデ
バイスへのデータ転送を1つ以上のデバイスへ分岐して
転送可能な機構と、デバイスからデバイスへの転送をホ
ストと他の1つ以上のデバイスへ転送可能な機構と、デ
バイスからデバイスへの転送時にホストへのデータ転送
を行わず、かつホストからのトークンパケット制御も必
要としない機構を提供するものである。
【0010】すなわち、本発明は、従来複数回に分けて
行われていた転送を1回にすることを目的とし、またデ
バイスからデバイスへのデータ転送時にホストを通信か
ら切り離すことで、見かけ上、USBバス上で使用可能
なデータ転送帯域を増加させることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のUSB擬
似ホストコントローラは、USB規格に準拠したインタ
ーフェース制御を行うUSBインターフェース装置にお
いて、USB規格で定められているホストと、USB規
格で定められている複数のデバイスとの相互間に、US
B規格で定められている、トークンパケットを含むバス
トランザクションを発生するUSB擬似ホストコントロ
ーラであって、バストランザクション内のトークンパケ
ットを、他のデバイスのアドレスを示すトークンパケッ
トにスワップするアドレススワップ機構と、ホストから
デバイスへ転送されるバストランザクションを他のデバ
イスに分岐させる経路を生成するスイッチ機構とを備え
たものである。
【0012】請求項1記載のUSB擬似ホストコントロ
ーラによれば、USBバス上に擬似ホストコントローラ
機構を提供することにより、1つのデバイス宛へのデー
タ転送を複数のデバイスのバストランザクションへと分
岐させることが可能で従来複数回に分けて行われていた
データ転送を1回にて完了させることが可能なメリット
がある。
【0013】請求項2記載のUSB擬似ホストコントロ
ーラは、請求項1において、初期状態としてUSBハブ
機能を有するものである。
【0014】請求項2記載のUSB擬似ホストコントロ
ーラによれば、請求項1と同様な効果がある。
【0015】請求項3記載のUSB擬似ホストコントロ
ーラは、請求項1において、コンピュータにより構成さ
れ、コンピュータのクライアントシステムで発生するホ
ストおよびデバイスへのバストランザクションのUSB
転送データのサイズを格納するメモリと、USB転送デ
ータの転送方向を格納するメモリと、USB転送データ
の転送先アドレスを格納するメモリと、USB転送デー
タの転送元アドレスを格納するメモリと、USB転送デ
ータの持つUSB規格で定められている最大ペイロード
サイズを格納するメモリとを有するものである。
【0016】請求項3記載のUSB擬似ホストコントロ
ーラによれば、請求項1と同様な効果がある。
【0017】請求項4記載のUSB擬似ホストコントロ
ーラは、請求項3において、トークンパケット内の転送
方向を示すパケットを任意の方向パケットへスワップす
る方向パケット変換機構と、デバイスの転送データの最
大ペイロードサイズより小さいパケットを検索する転送
データサイズ検索機構とを有するものである。
【0018】請求項4記載のUSB擬似ホストコントロ
ーラによれば、請求項3と同様な効果のほか、デバイス
間のデータ転送が可能である。
【0019】請求項5記載のUSB擬似ホストコントロ
ーラは、請求項4において、デバイスから転送されてく
るUSB転送データを最大ペイロードサイズ受信後に、
INパケットを転送デバイスに転送するINパケット生
成機構と、INパケットの生成との関連でホストとの接
続を切り替えるスイッチを有するものでる。
【0020】請求項5記載のUSB擬似ホストコントロ
ーラによれば、請求項4と同様な効果のほか、ホストへ
のデータ転送を行わないデバイス間データ転送により、
USBバス上の擬似ホストコントローラ以外に接続され
ているデバイスが使用する帯域を拡張することが可能な
メリットがある。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明のUSB擬似ホスト
コントローラの実施の形態について図面を参照しながら
説明する。
【0022】図1は本発明の第1の実施の形態のシステ
ム構成図である。別々のUSBデバイスであるUSBス
ピーカ17、18を同時に鳴らすために、ホスト1から
USBスピーカ17へ転送されるデータをUSBスピー
カ18へ分岐転送する場合を示している。
【0023】図1において、1はホスト、2はコンピュ
ータを用いた擬似ホストコントローラである。擬似ホス
トコントローラ2は、初期状態としてUSBハブの機能
を備えた、本発明で実現されるUSBデバイスである。
擬似ホストコントローラ2の内部には、SIE3(シリ
アルインターフェースエンジン)、擬似ホストコントロ
ーラ用送受信バッファ4、USBスピーカ17、18、
USBスピーカ用送受信バッファ5、6がある。ここで
SIEとは、従来一般的にUSBデバイスに標準的に実
装されている機構で、ホスト1からのトークンパケット
を受信した際にそのトークンパケットをデコードし、発
生したバストランザクションがどのUSBデバイスに関
係しているかを判断する役割を持っている。本発明の擬
似ホストコントローラでもホスト側及びデバイス側の送
受信部にはそれぞれSIEを実装するものとする。
【0024】SIEの機能により、ホスト1からの擬似
ホストコントローラ2へ発生するバストランザクション
データはバッファ4へ格納される。同様にUSBスピー
カ17へ発生するバストランザクションデータはバッフ
ァ5へ、USBスピーカ18へ発生するバストランザク
ションデータは、バッファ6に格納される。
【0025】また、7はパケットスワップ用バッファ、
8、9、10、11、12はそれぞれ本発明の擬似ホス
トコントローラで実現される機構で、レジスタ設定機構
8、分岐元バッファコピー機構9、アドレススワップ機
構10、分岐先バッファコピー機構11、ポートスイッ
チ機構12である。
【0026】また、13、14、15はそれぞれ本発明
の擬似ホストコントローラにて実現されるメモリとなる
レジスタで、分岐先アドレスレジスタ13、転送データ
サイズレジスタ14、分岐元アドレスレジスタ15であ
る。レジスタ設定機構8は、ホスト1から擬似ホストコ
ントローラ2への転送データを各レジスタへ設定する。
【0027】16はポートスイッチ機構12によりバッ
ファ5をUSBスピーカ17のSIE3にオンオフし、
またバッファ6をUSBスピーカ18のSIE3にオン
オフするスイッチである。
【0028】また図1のOUT転送2はOUT転送1と
同じ転送データで、OUT転送3はOUT転送1のアド
レススワップ後のデータである。
【0029】このホスト1からUSBスピーカ17へ発
生する転送データをUSBスピーカ18へ分岐させる方
法について、以下に説明する。
【0030】図2は本発明の第1の実施の形態のフロー
チャートであり、ホスト1からのバストランザクション
であるOUT転送1を本発明の擬似ホストコントローラ
の機能により、USBスピーカ17、18に分岐転送を
行うためのフローを示している。前述したように本発明
の擬似ホストコントローラ2は初期状態はUSBハブと
して機能し、擬似ホストコントローラ2に接続されるU
SBデバイスである、USBスピーカ17、USBスピ
ーカ18へ従来のUSBハブとしての機能を提供する。
USBハブの機能は前述したUSB仕様の文献を参照可
能である。
【0031】Step1において、ホスト1が擬似ホス
トコントローラ2へデータ転送を行うことにより、バッ
ファ4にデータが格納される。図3にバッファ4内での
データパケット構成図を示す。図3によるとデータに
は、擬似ホストコントローラ2のアドレスを示すADD
Rパケット、及びENDPパケットと、Dataパケッ
トで構成される。Dataパケットには、分岐転送を行
う時に、データの分岐元であるUSBスピーカ17のア
ドレス、データの分岐先であるUSBスピーカ18のア
ドレス、さらにホスト1からUSBスピーカ17へ転送
されるデータサイズが格納されるものとする。ここでD
ataパケットのフォーマットは任意で良い。また前述
したようにバッファ4への格納データはSIE3でパケ
ット解析が行われて、バッファ4に図3のようなパケッ
トの状態でバッファリングされる。
【0032】Step2において、Step1で受信し
たデータをレジスタ設定機構8により、各レジスタへ設
定する。すなわち、a)USBスピーカ17のアドレス
データを分岐元アドレスレジスタ13に格納する。b)
USBスピーカ18のアドレスデータを分岐先アドレス
レジスタ15に格納する。c)ホスト1からUSBスピ
ーカ17への転送データサイズを転送データサイズレジ
スタ14に格納する。
【0033】Step3において、ホスト1からUSB
スピーカ17へ発生するバストランザクションであるO
UT転送1のデータを受信する。この際前述したように
SIE3により、トークンパケット解析が行われて、U
SBスピーカ17に対応するバッファ5へ受信データが
格納される。
【0034】Step4において、分岐元バッファコピ
ー機構9により、受信データが格納されているバッファ
5から、パケットスワップを行うためのバッファ領域で
あるバッファ7へバッファ間コピーを行う。コピーはパ
ケット単位で行われる。各処理を以下のStep401
からStep403に分けて実行する。
【0035】Step401において、分岐元アドレス
レジスタ13を参照し、USBスピーカ17のアドレス
が参照される。
【0036】Step402において、Step401
で参照したUSBスピーカ17に対応するバッファ5の
データをバッファ7へコピーする。
【0037】Step403において、転送データサイ
ズレジスタ14が示すホスト1からUSBスピーカ17
へのデータ転送サイズとバッファ5からバッファ7へコ
ピーされるデータ量とを比較し、以下の処理を行う。す
なわち、a)コピーデータ量が転送データレジスタ値よ
り小さければバッファ7へのコピーを続行(未受信デー
タ有り状態)する。b)コピーデータ量が転送データレ
ジスタ値と等しくなればコピーを終了し、次のフローへ
移る(未受信データ無し状態)。
【0038】Step5において、アドレススワップ機
構10により、バッファ7内のデータのスワップを行
う。各処理を以下のStep501からStep504
に分けて行う。
【0039】Step501において、分岐元アドレス
レジスタ13を参照し、USBスピーカ17のアドレス
が参照される。
【0040】Step502において、バッファ7内の
Step501で参照したUSBスピーカ17のアドレ
スパケット(ADDR、及びENDP)を検索する。
【0041】Step503において、分岐先アドレス
レジスタ15を参照し、USBスピーカ18のアドレス
が参照される。
【0042】Step504において、Step502
で検索した、バッファ7内のUSBスピーカ17のアド
レスパケットをStep503で参照したUSBスピー
カ18のアドレスパケットにスワップする。
【0043】Step6において、分岐先バッファコピ
ー機構11により、データの分岐転送先であるUSBス
ピーカ18の送受信バッファ6へバッファ7のデータを
コピーする。各処理をStep601からStep60
2に分けて行う。
【0044】Step601において、分岐先アドレス
レジスタ15を参照し、USBスピーカ18のアドレス
が参照される。
【0045】Step602において、Step601
で参照したUSBスピーカ18に対応するバッファ6に
バッファ7のデータをコピーする。
【0046】Step7において、ポートスイッチ機構
12により、USBスピーカ17、及び18への転送経
路のスイッチングをスイッチ16の切り替えにより行
う。各処理はStep701からStep702に分け
て行われる。
【0047】Step701において、分岐元アドレス
レジスタ13、及び分岐先アドレスレジスタ15を参照
する。それぞれUSBスピーカ17と18のアドレスが
参照される。
【0048】Step702において、参照した値のア
ドレスに対応するUSBスピーカ17と18への転送経
路スイッチ16をONし、ホスト1からUSBスピーカ
17への転送データをUSBスピーカ17と18へ送信
する。
【0049】上記の方法により、従来不可能であったU
SBにおける同時に複数のUSBデバイスに対するアイ
ソクロナスデータの転送が可能である。なお、図1の例
にとらわれることなく、擬似ホストコントローラに接続
するデバイス数は2つ以上あっても良い。
【0050】図4は本発明の第2の実施の形態のシステ
ム構成図である。デジタル放送などの受信端末であるデ
コード機能付チューナ19からホスト1、及びUSBス
ピーカ18に同時にデータ転送する場合を示している。
また、USBではデバイスからホスト1へ向かうデータ
転送をIN方向転送、ホスト1からデバイスへ向かうデ
ータ転送をOUT方向転送と定められている。
【0051】第1の実施の形態との相違点は、ホスト1
が発生するデコード機能付チューナ19へのトークンパ
ケットに含まれるINパケットを、擬似ホストコントロ
ーラ2の内部でOUTパケットへ変換することでデコー
ド機能付チューナ19からUSBスピーカ18へのデバ
イス間転送を可能とした点と、ホスト1から見るとこの
転送は、デバイス側からホスト1側へのIN方向転送で
あるため、転送データサイズがホスト1から擬似ホスト
コントローラ2に通知できない。よって転送終了通知に
は、ショートパケット中止を用いる点である。ショート
パケット中止とは、USB仕様で定義されているデータ
転送終了要件で、デバイスからの転送パケットサイズが
最大ペイロードサイズより小さければ、転送中止を行う
ことである。最大ペイロードサイズは、USBデバイス
をホストに接続したときに発生するコンフィグレーショ
ン時に、デバイスによってホストに通知される。よって
本発明でもホスト1から最大ペイロードサイズデータを
取得するものとする。
【0052】図4においてデコード機能付チューナ19
からホスト1に対するIN方向転送トランザクションが
発生する。このときの転送データをIN転送1とする。
第1の実施の形態と同様、擬似ホストコントローラ2の
内部でスイッチ16の制御により同時にUSBスピーカ
18やホスト1に対するスイッチングを行う。
【0053】またアドレススワップ機構10に代えてア
ドレス・方向パケットスワップ機構20を設け、かつレ
ジスタ設定機構8によりデータを設定される転送方向レ
ジスタ21を追加する。IN転送1をアドレス・方向パ
ケットスワップ機構20により、宛先デバイスのアドレ
スデータをスワップし、なおかつUSBの仕様で規定さ
れている転送方向を表すパケットデータもスワップする
ことにより、OUT転送1としてUSBスピーカ18に
転送することで、従来のUSBでは実現できなかったデ
バイス間転送を可能とする。
【0054】このデコード機能付チューナ19からUS
Bスピーカ18へ直接データ転送を行う方法について、
以下に説明する。
【0055】図5は、図4で実現される本発明の第2の
実施の形態のフローチャートである。
【0056】Step1において、ホスト1が擬似ホス
トコントローラ2へデータ転送を行うことにより、バッ
ファ4にデータが格納される。バッファ4のデータに
は、擬似ホストコントローラ2のアドレスを示すADD
Rパケット、ENDPパケットと、Dataパケットが
あり、Dataパケットにはホスト1へデータ転送を行
っているデコード機能付チューナ19のアドレス、転送
データの分岐先であるUSBスピーカ18のアドレス、
及びデコード機能付チューナ19からホスト1へのデー
タ転送をするときに定められているパケットの最大ペイ
ロードサイズ、ホスト1から分岐先デバイスであるUS
Bスピーカ18へのホスト1からの方向を示すOUT方
向パケットを任意フォーマットで持つ。また前述したよ
うに受信データはSIE3でパケット解析が行われて、
各バッファにパケットの状態でバッファリングされる。
【0057】Step2において、Step1で受信し
たデータを各レジスタへ設定する。すなわち、a)転送
データを送信するデコード機能付チューナ19のアドレ
スを分岐元アドレスレジスタ13に格納する。b)転送
データの分岐先デバイスであるUSBスピーカ18のア
ドレスを分岐先アドレスレジスタ15に格納する。c)
パケットの最大ペイロードサイズデータを転送データサ
イズレジスタ14に格納する。d)ホスト1からUSB
スピーカ18への転送方向を示すINパケットデータを
分岐転送方向レジスタ21に格納する。
【0058】Step3において、擬似ホストコントロ
ーラ2がデコード機能付チューナ19からホスト1へ発
生するIN転送1のデータを受信する。データはSIE
3によりバッファ5に格納される。
【0059】Step4において、バッファ間コピーを
行う。コピーはパケット単位で行われ、以下の各処理に
分けて行われる。
【0060】Step401において、分岐元アドレス
レジスタ13を参照し、デコード機能付チューナ19の
アドレスが参照される。
【0061】Step402において、Step401
で参照したデコード機能付チューナ19のアドレスに対
応するバッファ5の内容をバッファ7へコピーする。
【0062】Step403において、転送データサイ
ズレジスタ14とバッファ5からバッファ7へのコピー
データのパケットサイズを比較し、以下の処理を行う。
すなわち、a)コピーされたパケットサイズが転送デー
タサイズレジスタ値と同じであれば、バッファ5からバ
ッファ7へのコピーを続行(未受信データ有り)する。
b)コピーされたパケットサイズが転送データサイズレ
ジスタ値より小さければ、バッファ5からバッファ7へ
のコピーを終了し、次のフローへ移る(未受信データ無
し)。
【0063】Step5において、アドレス・方向スワ
ップ機構20により、バッファ7内のデータのスワップ
を以下の各処理に分けて行う。
【0064】Step501において、分岐元アドレス
レジスタ13を参照し、デコード機能付チューナ19の
アドレスが参照される。
【0065】Step502において、バッファ7内で
Step501で参照されたデコード機能付チューナ1
9のアドレスパケットを検索する。
【0066】Step503において、分岐先アドレス
レジスタ15を参照し、USBスピーカ18のアドレス
が参照される。
【0067】Step504において、Step502
で検索したバッファ7内のデコード機能付チューナ19
のアドレスをStep503で参照したUSBスピーカ
18のアドレスにスワップする。
【0068】Step505において、バッファ7内で
デコード機能付チューナ19からホスト1への転送方向
を示すIN方向パケットを検索する。
【0069】Step506において、転送方向レジス
タ21を参照して、ホスト1からUSBスピーカ18へ
の転送方向であるOUT方向パケットが参照される。
【0070】Step507において、Step505
で検索したバッファ7内のIN方向パケットをStep
506で参照したOUT方向パケットにスワップする。
【0071】Step6において、分岐先バッファコピ
ー機構11による送受信バッファへのコピーを、以下の
各処理に分けて行う。
【0072】Step601において、分岐先アドレス
レジスタ15を参照し、USBスピーカ18のアドレス
が参照される。
【0073】Step602において、Step601
で参照したUSBスピーカ19のアドレスに対応するバ
ッファ6にバッファ7の内容をコピーする。
【0074】Step7において、ポートスイッチ機構
12により、スイッチ16の切り替えを以下の処理に分
けて行う。
【0075】Step701において、分岐元アドレス
レジスタ13、及び分岐先アドレスレジスタ15を参照
する。それぞれ、デコード機能付チューナ19、USB
スピーカ18のアドレスが参照される。
【0076】Step702において、参照したアドレ
スに対応するデコード機能付チューナ19、USBスピ
ーカ18のポートスイッチをONし、デバイス間転送を
開始する。
【0077】図6は本発明の第3の実施の形態のシステ
ム構成図である。ホスト1へのデータ転送を行わず、デ
コード機能付チューナ19からUSBスピーカ18のみ
へデバイス間同士でデータ転送する場合を示している。
【0078】第2の実施の形態との相違点は、スイッチ
23とINパケット生成機構22を設けることで、ホス
ト1によるINパケット送信を必要としない点である。
USBではIN方向転送、すなわちデバイスからホスト
へのデータ転送時でも、ホストがIN方向パケットを一
定周期ごとにデバイスに転送することにより、IN方向
転送が開始される仕組みになっている。本発明の第3の
実施の形態では、ホスト1を切り離して、デコード機能
付チューナ19からUSBスピーカ18へデバイス間の
みでデータ転送が可能である。この方法について図7に
示す本発明の第3の実施の形態フローチャートを用いて
以下に説明する。
【0079】Step1からStep3までは、第1、
第2の実施の形態と同様である。
【0080】またStep4においても、Step40
1からStep403までは同じである。コピーはパケ
ット単位で行われることを前提としている。
【0081】Step404において、分岐元バッファ
コピー機構9が、バッファ5から最初のパケットをバッ
ファ7へコピーし、次のパケットをコピーする前に、I
N方向パケット生成機構22とポートスイッチ機構12
に対してIN方向パケット生成及び分岐元アドレス通知
信号25を発生する。この信号はINパケット生成機構
22によるINパケットの生成タイミングで、分岐元デ
バイスのアドレス、この場合デコード機能付チューナ1
9のアドレスをIN方向パケット生成機構22とポート
スイッチ機構12に通知するための信号である。
【0082】Step405において、INパケット生
成機構22が、Step404で通知された分岐元デバ
イスであるデコード機能付チューナ19のアドレスにI
Nパケットを生成し送信する。このINパケットをデコ
ード機能付チューナ19が受信することで、デコード機
能付チューナ19から転送データが送信される。
【0083】Step406において、Step404
で通知されたINパケット生成及び分岐元アドレス通知
信号を受信したタイミングにおいて、ポートスイッチ機
構12により、スイッチ23をオフする。これにより、
INパケット生成機構がINパケットを生成したタイミ
ングで、ホスト1がデコード機構付チューナ19とUS
Bスピーカ18間の転送から開放される。
【0084】Step5、6、7は、第1、第2の実施
の形態と同様である。
【0085】上記の方法により、第2の実施の形態と比
べて、ホスト側のUSBバスの帯域を占有することな
く、デバイス間でのアイソクロナス転送が可能である。
なお、図6の例にとらわれることなく、擬似ホストコン
トローラに接続するデバイス数は2つ以上あっても良
い。
【0086】なお本発明は、上述した各実施の形態に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、
種々変形して実施することができる。
【0087】また実施の形態では擬似ホストが1つであ
るが、2つ以上であっても構わない。また擬似ホストに
接続するデバイス数も3つ以上であっても構わない。
【0088】また本発明の擬似ホストコントローラ内部
のスイッチ16は、USBのバストランザクションを切
り替えるためのものであって、ソフトウェアの制御を受
けて転送経路を切り替えれるものであれば何でも良い。
【0089】
【発明の効果】請求項1記載のUSB擬似ホストコント
ローラによれば、USBバス上に擬似ホストコントロー
ラ機構を提供することにより、1つのデバイス宛へのデ
ータ転送を複数のデバイスのバストランザクションへと
分岐させることが可能で従来複数回に分けて行われてい
たデータ転送を1回にて完了させることが可能なメリッ
トがある。
【0090】請求項2記載のUSB擬似ホストコントロ
ーラによれば、請求項1と同様な効果がある。
【0091】請求項3記載のUSB擬似ホストコントロ
ーラによれば、請求項1と同様な効果がある。
【0092】請求項4記載のUSB擬似ホストコントロ
ーラによれば、請求項3と同様な効果のほか、デバイス
間のデータ転送が可能である。
【0093】請求項5記載のUSB擬似ホストコントロ
ーラによれば、請求項4と同様な効果のほか、ホストへ
のデータ転送を行わないデバイス間データ転送により、
USBバス上の擬似ホストコントローラ以外に接続され
ているデバイスが使用する帯域を拡張することが可能な
メリットがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のシステム構成図で
ある。
【図2】本発明の第1の実施の形態のフローチャートで
ある。
【図3】本発明の第1の実施の形態で行われる擬似ホス
トコントローラ用送受信バッファに格納されているデー
タパケット構成図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態のシステム構成図で
ある。
【図5】本発明の第2の実施の形態のフローチャートで
ある。
【図6】本発明の第3の実施の形態のシステム構成図で
ある。
【図7】本発明の第3の実施の形態のフローチャートで
ある。
【図8】従来のUSBバスの論理接続図である。
【符号の説明】
1 ホスト 2 USB擬似ホストコントローラ 3 SIE 4 擬似ホストコントローラ用送受信バッファ 5 デバイス用送受信バッファ 6 デバイス用送受信バッファ 7 パケットスワップ用バッファ 8 レジスタ設定機構 9 分岐元バッファコピー機構 10 アドレススワップ機構 11 分岐先バッファコピー機構 12 ポートスイッチ機構 13 分岐元アドレスレジスタ 14 転送データサイズレジスタ 15 分岐先アドレスレジスタ 16 スイッチ 17 USBスピーカ 18 USBスピーカ 19 デコード機構付チューナ 20 アドレス・方向スワップ機構 21 転送方向レジスタ 22 INパケット生成機構 23 スイッチ 24 デバイス 25 INパケット生成及び分岐元アドレス通知信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B014 GE04 GE05 5B077 AA12 AA13 AA18 NN02 5K033 CA15 CC01 DB03 DB12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 USB規格に準拠したインターフェース
    制御を行うUSBインターフェース装置において、前記
    USB規格で定められているホストと、前記USB規格
    で定められている複数のデバイスとの相互間に、前記U
    SB規格で定められている、トークンパケットを含むバ
    ストランザクションを発生するUSB擬似ホストコント
    ローラであって、前記バストランザクション内の前記ト
    ークンパケットを、他の前記デバイスのアドレスを示す
    トークンパケットにスワップするアドレススワップ機構
    と、前記ホストから前記デバイスへ転送されるバストラ
    ンザクションを他の前記デバイスに分岐させる経路を生
    成するスイッチ機構とを備えたUSB擬似ホストコント
    ローラ。
  2. 【請求項2】 初期状態としてUSBハブ機能を有する
    請求項1記載のUSB擬似ホストコントローラ。
  3. 【請求項3】 コンピュータにより構成され、前記コン
    ピュータのクライアントシステムで発生する前記ホスト
    および前記デバイスへのUSB転送データのサイズを格
    納するメモリと、前記USB転送データの転送先アドレ
    スを格納するメモリと、前記USB転送データの転送元
    アドレスを格納するメモリとを有する請求項1記載のU
    SB擬似ホストコントローラ。
  4. 【請求項4】 USB転送データの転送方向を格納する
    メモリと、前記USB転送データの持つ前記USB規格
    で定められている最大ペイロードサイズを格納するメモ
    リと、前記メモリより得たトークンパケット内の転送方
    向を示すパケット任意の方向パケットへスワップする
    方向パケット変換機構と、前記メモリより得たデバイス
    の転送データの最大ペイロードサイズより小さいパケッ
    トを検索する転送データサイズ検索機構とを有する請求
    項3記載のUSB擬似ホストコントローラ。
  5. 【請求項5】 デバイスから転送されてくるUSB転送
    データを最大ペイロードサイズ受信後に、INパケット
    を転送デバイスに転送するINパケット生成機構と、前
    記INパケットの生成との関連でホストとの接続を切り
    替えるスイッチを有する請求項4記載のUSB擬似ホス
    トコントローラ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007316946A (ja) * 2006-05-25 2007-12-06 Toshiba Tec Corp 情報処理装置
JP2010140121A (ja) * 2008-12-10 2010-06-24 Nec Access Technica Ltd Usbストレージ同時書込み装置及びそれに用いるusbストレージ同時書込み方法
JP2011142525A (ja) * 2010-01-07 2011-07-21 Ricoh Co Ltd データ転送装置、データ転送システム、データ転送方法、データ転送プログラム及び記録媒体

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