JP2003229808A - 無線通信システム - Google Patents

無線通信システム

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JP2003229808A
JP2003229808A JP2002027290A JP2002027290A JP2003229808A JP 2003229808 A JP2003229808 A JP 2003229808A JP 2002027290 A JP2002027290 A JP 2002027290A JP 2002027290 A JP2002027290 A JP 2002027290A JP 2003229808 A JP2003229808 A JP 2003229808A
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slave mobile
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slave
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Mitsuyoshi Yasuda
光義 安田
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、誤認データ送信を未然に防止するこ
とができるようにする。 【解決手段】本発明は、送信対象信号S7(送信用実デ
ータ)の送信処理を開始する前の制御データによる各通
信接続処理段階(待受処理段階F1、問合処理段階F
2、呼出処理段階F3及び認証処理段階F4)への遷移
をスレーブ携帯電話機22における表示部49の表示画
面全体の点滅表示色を変更することにより、送信対象信
号S7(送信用実データ)の送信処理を開始する前の制
御データによる通信接続処理段階の状態をマスタ携帯電
話機21に対して絶えず注視させることができ、送信対
象信号S7(送信用実データ)の送信処理を実際に開始
してしまう前にマスタ携帯電話機21の使用者に対して
中止を促すことができるので、非所望のスレーブ携帯電
話機23、24又は25への実データ送信を未然に防止
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無線通信システムに
関し、例えばブルートゥース(Bluetooth:登録商標)に
準拠した通信機能を有する複数の携帯電話機によって構
築される無線通信システムに適用して好適なものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば図5に示すように、無線通
信システム1においては、当該無線通信システム1の構
築元となる携帯電話機(以下、これをマスタ携帯電話機
と呼ぶ)2と、当該マスタ携帯電話機2により制御され
る4台の携帯電話機(以下、これをスレーブ携帯電話機
と呼ぶ)3、4、5及び6とがブルートゥースを介して
構築される。
【0003】このブルートゥースは、2.4[GHz]帯のISM
(Industrial Scientific Medical)帯に周波数幅 1[MHz]
の通信周波数を、時分割多重の時間単位(以下、これ
を時間スロットと呼ぶ)である 625 [μsec]毎に 79[MH
z]の周波数幅の範囲内でランダムに変化(ホッピング)
させる周波数ホッピング型のスペクトラム拡散通信方式
を用い、およそ 10[m]四方の空間内へデータ送信を行う
よう規定されている。
【0004】従って無線通信システム1においては、マ
スタ携帯電話機2の通信周波数のホッピングパターン
(周波数軸)及び時間スロット(時間軸)をスレーブ携
帯電話機3、4、5又は6に対して同期させた後に通信
接続し得るようになされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかる無線
通信システム1においては、通信接続する際には、スレ
ーブ携帯電話機3、4、5及び6における属性として例
えば図6に示すように、種類を表すアイコンと、任意に
書換可能な名称とでなるデバイス選択画面10をマスタ
携帯電話機2の表示部(図示せず)に表示することによ
り、当該マスタ携帯電話機2の使用者に対して希望する
通信接続対象を選択させるようになされている。
【0006】しかしながらこの場合、無線通信システム
1においては、通信接続対象が同一の属性(種類)であ
るために同一絵柄のアイコンと、マスタ携帯電話機2の
知り得ない名称とでなるデバイス選択画面10をマスタ
携帯電話機2の表示部に表示してしまうことにより、マ
スタ携帯電話機2の使用者に対して所望する通信接続対
象を誤って選択させてしまう恐れがあり、その結果、当
該使用者が所望する通信接続対象とは異なる通信接続対
象と通信接続してデータ送信してしまうという問題があ
った。
【0007】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、非所望の通信接続対象へのデータ送信を未然に防止
し得る無線通信システムを提案しようとするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、主移動体通信装置と、複数の従移
動体通信装置とが近距離無線通信手段を介して所定範囲
内で通信接続を行う無線通信システムであって、主移動
体通信装置は、任意の従移動体通信装置に対して実デー
タの送信処理を開始する前の制御データによる通信接続
処理段階を通知するために、当該従移動体通信装置に設
けられた告知手段の告知形態を処理段階が遷移するごと
に近距離無線通信手段を介して制御する制御手段を設け
るようにした。
【0009】従って無線通信システムにおいては、実デ
ータの送信を開始する前の通信接続処理段階の遷移を告
知形態の制御することによって通知するので、当該実デ
ータの送信処理開始前の通信接続処理段階の状態を絶え
ず注視させることができ、これにより非所望の従移動体
通信装置に実データの送信を行った場合であっても、実
データの送信処理開始前に中止を従移動体通信装置の使
用者に対して促すことができる。
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
【0010】(1)全体構成 図1において、20は全体として本発明を適用した無線
通信システムを示し、制御機能を担う携帯電話機(以
下、これをマスタ携帯電話機と呼ぶ)21と、当該マス
タ携帯電話機に制御される携帯電話機(以下、これをス
レーブ携帯電話機と呼ぶ)22、23、24及び25と
によって構築される。
【0011】この場合、マスタ携帯電話機21は、当該
マスタ携帯電話機21から十数[m]四方の空間AR内で
あって、遮蔽物等によって通信接続不可能とはならない
位置に存在するスレーブ携帯電話機22、23、24又
は25のうちのいづれかの通信接続対象とブルートゥー
ス(Bluetooth:登録商標)と呼ばれる通信機能を介して
ピコネットを形成した後に通信接続を行って送信用実デ
ータを送信するようになされている。
【0012】因みにピコネットとは、ブルートゥース規
格における周波数幅 1[MHz] の通信周波数を 79[MHz]の
周波数幅の範囲内でランダムに変化(ホッピング)させ
る周波数ホッピングパターンと、時分割多重の時間単位
(以下、これを時間スロットと呼ぶ)とをマスタ携帯電
話機21、スレーブ携帯電話機22、23、24及び2
5がそれぞれ共有している状態(すなわち周波数軸上と
時間軸上とで同期を確立した状態)をいう。
【0013】(2)通信接続処理 無線通信システム20におけるマスタ携帯電話機21
と、スレーブ携帯電話機22、23、24及び25との
間の通信接続処理について説明するが、当該説明の便宜
上、ここではマスタ携帯電話機21と、スレーブ携帯電
話機22との間の通信接続処理についてのみ図2を用い
ながら、図3及び図4に示す回路構成と合わせて説明す
る。
【0014】図2に示すように、マスタ携帯電話機21
のマスタCPU(Central Processing Unit) 30(図
3)は、電源が投入されると、メモリ31に記憶されて
いる告知動作制御プログラムを読み出して内部RAM(R
andom Access Memory)に展開することにより告知動作制
御処理を開始し、続くステップSP1へ移って待受処理
段階F1に遷移することにより通信接続命令が与えられ
るまで待ち受ける。
【0015】この状態において、マスタCPU30は、
操作キー32を介して発呼命令が与えられたときには、
送受信部33を制御してアンテナ34を介して発呼信号
を基地局(図示せず)に送信することにより発呼処理を
行い、また基地局からの着信信号をアンテナ34を介し
て受信したときには着信通知を行う。
【0016】さらにマスタCPU30は、通話処理を実
行したときには、アンテナ34を介して受信した受信信
号を増幅した後復調して音声信号を生成し、これをスピ
ーカ35を介して出力すると共に、マイクロフォン36
から入力される音声信号を変調した後増幅して送信信号
を生成し、これをアンテナ34を介して送信し得るよう
になされている。
【0017】ここで、ステップSP1において肯定結果
が得られると、このことは操作キー32を介して通信接
続命令が与えられたことを表しており、このときマスタ
CPU30は、待受処理段階F1から問合処理段階F2
へ遷移することによりBT(ブルートゥース)モジュー
ル37を制御し、続くステップSP2へ移る。
【0018】ステップSP2において、マスタCPU3
0は、マスタ携帯電話機21の十数[m] 四方の空間AR
(図1)内に存在するブルートゥース対応機器を検知す
るための検知情報と、ブルートゥース対応機器の表示部
の表示画面全体を点滅動作させるための制御データとを
生成し、当該検知情報及び制御データを問合信号S1と
してBTアンテナ38を介してブロードキャスト送信
し、続くステップSP3へ移る。
【0019】一方、スレーブ携帯電話機22のスレーブ
CPU40(図4)は、マスタCPU30と同様に電源
が投入されると、メモリ41に記憶されている告知プロ
グラムを読み出して内部RAM(Random Access Memory)
に展開することにより告知処理を開始し、続くステップ
SP11へ移って待受処理段階F1に遷移することによ
り問合信号S1が与えられるまで待ち受ける。
【0020】この状態において、スレーブCPU40
は、マスタCPU30と同様に、発呼処理や通話処理を
行うと共に、着信通知を行い得るようになされている。
【0021】ここで、ステップSP11において肯定結
果が得られると、このことは外部のブルートゥース対応
機器としてマスタ携帯電話機21から送信された問合信
号S1を受信したことを表しており、このときスレーブ
CPU40は、待受処理段階F1から問合処理段階F2
へ遷移することによりBTモジュール47を制御し、続
くステップSP12へ移る。
【0022】ステップSP12において、スレーブCP
U40は、問合信号S1のうち制御データに基づいてス
レーブ携帯電話機22における表示部49の表示画面全
体を点滅動作させることにより、当該マスタ携帯電話機
21から十数[m] 四方の空間AR(図1)内に存在する
スレーブ携帯電話機22をマスタ携帯電話機21の使用
者に目視確認させて問合処理段階F2であることを通知
し、続くステップSP13へ移る。
【0023】ステップSP13において、スレーブCP
U40は、問合信号S1のうち検知信号に基づく応答と
してスレーブ携帯電話機22の属性(電子機器に設定さ
れている種類や名称等)を表す属性信号S2を生成し、
これをBTアンテナ48を介してマスタ携帯電話機21
に返信し、続くステップSP14へ移る。
【0024】この場合マスタ携帯電話機21のマスタC
PU30は、ステップSP3において、スレーブ携帯電
話機22から送信された属性信号S2を受信すると共
に、マスタ携帯電話機21から十数[m] 四方の空間AR
(図1)内に存在するスレーブ携帯電話機23、24及
び25(図1)から送信された属性信号S2についても
受信する。
【0025】これによりマスタCPU30は、各スレー
ブ携帯電話機22〜25における属性信号S2に基づい
て、例えば図6に示したようなデバイス選択画面10を
表示部39の表示画面に表示することにより、当該デバ
イス選択画面10を介して各スレーブ携帯電話機22〜
25のうちから所望する通信接続対象をマスタ携帯電話
機21の使用者に選択させ、続くステップSP4へ移
る。
【0026】ステップSP4において、マスタCPU3
0は、例えばステップSP3で表示したデバイス選択画
面10のうちから所望する通信接続対象としてスレーブ
携帯電話機22が選択されたことを認識すると、問合処
理段階F2から呼出処理段階F3へ遷移する。
【0027】これによりマスタCPU30は、スレーブ
携帯電話機22における表示部49の表示画面全体を問
合処理段階F2とは異なる色で点滅動作させるための制
御データと、BTモジュール37の周波数ホッピングパ
ターン及び時間スロットに同期させるための同期情報と
を生成し、当該制御データ及び同期情報を呼出信号S3
としてスレーブ携帯電話機22に送信し、続くステップ
SP5へ移る。
【0028】この場合マスタ携帯電話機22のスレーブ
CPU40は、ステップSP14において、呼出信号S
3を受信したことを認識すると、問合処理段階F2から
呼出処理段階F3へ遷移し、当該呼出信号S3のうち制
御データに基づいてスレーブ携帯電話機22における表
示部49の表示画面全体を問合処理段階F2異なる色で
点滅動作させることにより、デバイス選択画面10で選
択された通信接続対象と、実際のスレーブ携帯電話機2
2とが一致するか否かをマスタ携帯電話機21の使用者
に目視確認させて呼出処理段階F3であることを通知
し、続くステップSP15へ移る。
【0029】ステップSP15において、スレーブCP
U40は、呼出信号S3のうちの同期情報に基づいて、
BTモジュール47の周波数軸及び時間軸をBTモジュ
ール37に同期させることによりピコネットを形成す
る。
【0030】そしてスレーブCPU40は、呼出信号S
3の応答として接続要求応答信号S4を生成し、これを
マスタ携帯電話機21に返信し、続くステップSP16
へ移る。
【0031】この場合マスタ携帯電話機21のマスタC
PU30は、ステップSP5において、接続要求応答信
号S4を受信したことを認識すると、呼出処理段階F3
から認証処理段階F4へ遷移し、認証処理を実行するた
めの認証情報と、認証処理中にスレーブ携帯電話機22
が表示部49の表示画面全体を問合処理段階F2及び呼
出処理段階F3とは異なる色で常時点滅動作するための
制御データとを生成し、当該制御データ及び認証情報を
認証信号S5としてスレーブ携帯電話機22に送信し、
続くステップSP6へ移る。
【0032】この場合スレーブ携帯電話機22のスレー
ブCPU40は、ステップSP16において、認証信号
S5を受信したことを認識すると、呼出処理段階F3か
ら認証処理段階F4へ遷移し、当該認証信号S5のうち
の認証情報に基づいて認証処理を実行する。
【0033】そしてスレーブCPU40は、認証処理中
において、認証信号S5のうち制御データに基づいてス
レーブ携帯電話機22における表示部49の表示画面全
体を問合処理段階F2及び呼出処理段階F3とは異なる
色で点滅動作させることにより、当該認証処理中の状態
をマスタ携帯電話機21の使用者に目視確認させて認証
処理段階F4であることを通知し、ステップSP17へ
移る。
【0034】ステップSP17において、スレーブCP
U40は、認証処理の処理結果として認証成立の場合の
み認証成立信号S6を生成し、これをマスタ携帯電話機
21に送信し、続くステップSP18へ移る。
【0035】その結果マスタ携帯電話機21のマスタC
PU30は、ステップSP6において、認証成立信号S
6を受信したことを認識すると、正規の送信対象である
と判断して認証処理段階F4から実データ送信処理段階
F5へ遷移し、実データ送信中にスレーブ携帯電話機2
2が表示部49の表示画面全体を問合処理段階F2、呼
出処理段階F3及び認証処理段階F4とは異なる色で常
時点滅動作するための制御データを生成する。
【0036】そしてマスタCPU30は、所望する送信
用実データがマスタ携帯電話機21の使用者に選択され
たことを認識すると、スレーブ携帯電話機22と通信接
続した後、制御データと送信用実データとを送信対象信
号S7として送信処理を開始する。
【0037】さらにマスタCPU30は、スレーブ携帯
電話機22と通信接続した後に送信対象信号S7(送信
用実データ)の送信処理を終了したことを認識すると、
ステップSP1に戻り、再び待受処理段階F1に遷移す
ることにより通信接続命令を待ち受ける。
【0038】一方、スレーブCPU40は、ステップS
P18において、マスタ携帯電話機21と通信接続した
後に当該マスタ携帯電話機21から送信された送信対象
信号S7を受信したことを認識すると、認証処理段階F
4から実データ送信処理段階F5に遷移し、当該送信対
象信号S7(送信用実データ)の受信処理を開始する。
【0039】そしてスレーブCPU40は、送信対象信
号S7の受信処理中において、送信対象信号S7のうち
制御データに基づいてスレーブ携帯電話機22における
表示部49の表示画面全体を問合処理段階F2、呼出処
理段階F3及び認証処理段階F4とは異なる色で点滅動
作させることにより、当該受信処理中の状態をマスタ携
帯電話機21の使用者に目視確認させて実データ送信処
理段階F5であることを通知する。
【0040】従ってスレーブCPU40は、マスタ携帯
電話機21の使用者に対して、送信対象信号S7(送信
用実データ)の受信処理中であることを容易に把握させ
得るようになされている。
【0041】そしてスレーブCPU40は、送信対象信
号S7(送信用実データ)の受信処理を終了したことを
認識すると、ステップSP11に戻り、再び待受処理段
階F1に遷移することにより問合信号S1を待ち受け
る。
【0042】このように無線通信システム20において
は、送信対象信号S7(送信用実データ)の送信処理を
開始する前に、マスタ携帯電話機21から送信される各
種制御データ(問合信号S1、接続要求信号S3、認証
信号S5及び送信対象信号S7)に応じて表示部49の
表示画面全体をそれぞれ異なる色で点滅動作させること
により、各処理段階(待受処理段階F1、問合処理段階
F2、呼出処理段階F3、認証処理段階F4及び実デー
タ送信段階F5)への遷移をマスタ携帯電話機21の使
用者に目視確認させて通知し得るようになされている。
【0043】(3)動作及び効果 以上の構成において、無線通信システム20は、待受処
理段階F1から問合処理段階F2への遷移、当該問合処
理段階F2から呼出処理段階F3への遷移、及び当該呼
出処理段階F3から認証処理段階F4への遷移における
各通信接続処理段階への遷移ごとに、問合信号S1、接
続要求信号S3、認証信号S5及び送信対象信号S7に
よりスレーブ携帯電話機22を制御することにより、当
該スレーブ携帯電話機22における表示部49の表示画
面全体の点滅表示色を変更するようにした。
【0044】従って無線通信システム20では、各通信
接続処理段階への遷移をスレーブ携帯電話機22におけ
る表示部49の表示画面全体の点滅表示色を変更するこ
とにより、送信対象信号S7(送信用実データ)の送信
処理を開始する前の制御データによる通信接続処理段階
の状態をマスタ携帯電話機21に対して絶えず注視させ
ることができる。
【0045】これにより無線通信システム20では、マ
スタ携帯電話機21の使用者が通信接続対象として本来
所望するスレーブ携帯電話機22以外である非所望のス
レーブ携帯電話機23、24又は25をデバイス選択画
面10(図6)を介して誤って選択してしまった場合で
あっても、当該誤って選択した非所望のスレーブ携帯電
話機23、24又は25とマスタ携帯電話機21とが送
信対象信号S7(送信用実データ)の送信処理を実際に
開始してしまう前にマスタ携帯電話機21の使用者に対
して中止を促すことができる。
【0046】また無線通信システム20では、スレーブ
携帯電話機22における表示部49の表示画面全体の点
滅表示色によって通信接続処理段階への遷移をマスタ携
帯電話機21の使用者に対して通知するので、当該使用
者に対して送信対象信号S7(送信用実データ)の送信
処理を実際に開始してしまう前の通信接続処理中である
か否かの処理状況を一目瞭然で把握させて使用時の不安
を解消することができる。
【0047】以上の構成によれば、無線通信システム2
0においては、通信接続するまでの各通信接続処理段階
が遷移するごとに、マスタ携帯電話機21の使用者の所
望するスレーブ携帯電話機22における表示部49の表
示画面全体の点滅表示色を変更するようにしたことによ
り、送信対象信号S7(送信用実データ)の送信処理を
開始する前の制御データによる通信接続処理段階(待受
処理段階F1、問合処理段階F2、呼出処理段階F3、
認証処理段階F4)の状態をマスタ携帯電話機21に対
して絶えず注視させることができる。
【0048】これにより無線通信システム20において
は、非所望のスレーブ携帯電話機23、24又は25を
デバイス選択画面10(図6)を介して誤って選択して
しまった場合であっても、送信対象信号S7(送信用実
データ)の送信処理を実際に開始してしまう前にマスタ
携帯電話機21の使用者に対して中止を促すことがで
き、かくして、非所望のスレーブ携帯電話機23、24
又は25への実データ送信を未然に防止することができ
る。
【0049】(4)他の実施の形態 上述の実施の形態においては、制御手段としてのマスタ
CPU30が各処理段階が遷移するごとに表示部49の
告知形態として表示画面全体の点滅表示色を制御する場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば表
示部49の表示画面の一部(ウインドウ画面等)の点滅
表示色を制御したり、また点滅表示の点滅速度を制御し
たり、さらには表示部49の表示画面全体の光度を制御
する等、この他種々の告知形態を制御することができ
る。
【0050】また上述の実施の形態においては、告知手
段としての表示部49を適用する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、例えばスピーカ、バイブレ
ータ、所定のにおいを発生するにおい発生部等、この他
種々の告知手段又はその組み合わせを適用することがで
きる。
【0051】この場合、制御手段としてのマスタCPU
30は、例えば告知手段としてスピーカを適用した場合
には、告知形態として音響の種類や大きさを各処理段階
が遷移するごとに制御する等、告知手段に応じた告知形
態を各処理段階が遷移するごとに制御することができ
る。
【0052】さらに上述の実施の形態においては、マス
タCPU30がスレーブ携帯電話機22に既存に設けら
れている告知手段としての表示部49を動作させる場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、マスタ携帯
電話機21への通知用として専用に設けた告知手段を動
作させるようにしても良い。
【0053】さらに上述の実施の形態においては、マス
タ携帯電話機21にBTモジュール37を内蔵すると共
に、スレーブ携帯電話機22、23、24及び25にB
Tモジュール47を内蔵する場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、当該マスタ携帯電話機21、スレ
ーブ携帯電話機22、23、24及び25に設けられて
いるコネクタ(図示せず)を介して外付けするようにし
ても良い。
【0054】さらに上述の実施の形態においては、デバ
イス選択画面10のうちから所望する通信接続対象とし
てスレーブ携帯電話機22が選択されたことを認識する
と、直ちに問合処理段階F2から呼出処理段階F3へ遷
移する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
図6に示したようなデバイス選択画面10のデバイスの
種類及び名称と、実際のスレーブ携帯電話機22〜25
との対応関係を制御データを送信して確認させて所定の
確認操作が実行された後、問合処理段階F2から呼出処
理段階F3へ遷移するようにしても良い。
【0055】この場合、マスタ携帯電話機21の使用者
は、予めデバイス選択画面10のデバイスの種類及び名
称と、実際のスレーブ携帯電話機22〜25との対応関
係を把握することができるので、非所望のスレーブ携帯
電話機23、24又は25をデバイス選択画面10(図
6)を介して誤って選択してしまうことをほぼ確実に防
止することができ、これにより非所望のスレーブ携帯電
話機23、24又は25への実データ送信を一段と未然
に防止することができる。
【0056】さらに上述の実施の形態においては、マス
タ携帯電話機21及びスレーブ携帯電話機22(23、
24及び25)が呼出処理段階F3から認証処理段階F
4へ遷移する場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、必要に応じて呼出処理段階F3から実データ送信
処理段階F5へ遷移するようにしても良い。
【0057】さらに上述の実施の形態においては、近距
離無線通信手段としてのBTモジュール37及び47に
よって当該ブルートゥース規定の範囲である空間AR内
のスレーブ携帯電話機22〜25に制御データを送信す
る場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例え
ば Home RF、wireless1394、IEEE(Institude of Electr
ical and Electronics Engineers)802.11bのWi-Fi 、IE
EE802.11a 等、この他種々の送受信用近距離無線通信手
段によって所定範囲内のスレーブ携帯電話機22〜25
に制御データを送信することができる。
【0058】さらに上述の実施の形態においては、主移
動体通信装置としてのマスタ携帯電話機21、従移動体
通信装置としてのスレーブ携帯電話機22、23、24
及び25を適用する場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、例えばノート型パーソナルコンピュータ、
トランシーバ又はBTモジュールが設けられた移動体通
信装置等、この他種々の主移動体通信装置又は従移動体
通信装置を幅広く適用することができる。
【0059】さらに上述の実施の形態においては、メモ
リ31に告知動作制御プログラムを格納し、当該告知動
作制御プログラムに従つて告知動作制御処理を実行する
と共に、メモリ41に告知プログラムを格納し、当該告
知プログラムに従つて告知処理を実行する場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、当該告知動作制御プ
ログラム又は告知プログラムが格納されたプログラム格
納媒体をインストールすることにより告知動作制御処理
又は告知処理を実行するようにしても良い。
【0060】図2において上述した一連の告知動作制御
処理を実行するための告知動作制御プログラムをマスタ
携帯電話機21にインストールし、また告知処理を実行
するための告知プログラムをスレーブ携帯電話機22〜
25にインストールして実行可能な状態にするためのプ
ログラム格納媒体としては、例えばフレキシブルディス
ク、CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory
)、DVD(Digital Versatile Disc)等のパッケー
ジメディアのみならず、データ通信プログラムが一時的
もしくは永続的に格納される半導体メモリや磁気ディス
ク等で実現しても良い。またこれらプログラム格納媒体
にデータ通信プログラムを格納する手段として、ローカ
ルエリアネットワークやインターネット、ディジタル衛
星放送等の有線及び無線通信媒体を利用してもよく、ル
ータやモデム等の各種通信インターフェースを介して格
納するようにしても良い。
【0061】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、主移動体
通信装置と、複数の従移動体通信装置とが近距離無線通
信手段を介して所定範囲内で通信接続を行う無線通信シ
ステムであって、主移動体通信装置は、任意の従移動体
通信装置に対して実データの送信処理を開始する前の制
御データによる通信接続処理段階を通知するために、当
該従移動体通信装置に設けられた告知手段の告知形態を
処理段階が遷移するごとに近距離無線通信手段を介して
制御する制御手段を設けるようにした。
【0062】従って無線通信システムにおいては、実デ
ータの送信を開始する前の通信接続処理段階の遷移を告
知形態の制御することによって通知するので、当該実デ
ータの送信処理開始前の通信接続処理段階の状態を絶え
ず注視させることができ、これにより非所望の従移動体
通信装置に実データの送信を行った場合であっても、実
データの送信処理開始前に中止を従移動体通信装置の使
用者に対して促すことができるので、非所望の信接続対
象へのデータ送信を未然に防止するこができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した無線通信システムの構成を示
す略線図である。
【図2】通信接続処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図3】マスタ携帯電話機の構成を示す回路ブロックで
ある。
【図4】スレーブ携帯電話機の構成を示す回路ブロック
である。
【図5】従来による無線通信システムの構成を示す略線
図である。
【図6】デバイス選択画面例を示す略線図である。
【符号の説明】
20……無線通信システム、21……マスタ携帯電話
機、22、23、24、25……スレーブ携帯電話機、
30……マスタCPU、40……スレーブCPU、3
1、41……メモリ、32、42……操作キー、33、
43……送受信部、34、44……アンテナ、35、4
5……スピーカ、36、46……マイクロフォン、3
7、47……BTモジュール、38、48……BTアン
テナ、39、49……表示部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主移動体通信装置と、複数の従移動体通信
    装置とが近距離無線通信手段を介して所定範囲内で通信
    接続を行う無線通信システムにおいて、 上記主移動体通信装置は、任意の上記従移動体通信装置
    に対して実データの送信処理を開始する前の制御データ
    による通信接続処理段階を通知するために、当該従移動
    体通信装置に設けられた告知手段の告知形態を上記処理
    段階が遷移するごとに上記近距離無線通信手段を介して
    制御する制御手段を具えることを特徴とする無線通信シ
    ステム。
  2. 【請求項2】上記制御手段は、 上記告知形態として、任意の上記従移動体通信装置を同
    期させる同期処理段階から、任意の上記従移動体通信装
    置を認証する認証段階へ遷移するときに点滅表示を変更
    することを特徴とする請求項1に記載の無線通信システ
    ム。
  3. 【請求項3】複数の従移動体通信装置と所定範囲内で通
    信接続を行う近距離無線通信手段と、 任意の上記従移動体通信装置に対して実データの送信処
    理を開始する前の制御データによる通信接続処理段階を
    通知するために、当該従移動体通信装置に設けられた告
    知手段の告知形態を上記処理段階が遷移するごとに上記
    近距離無線通信手段を介して制御する制御手段とを具え
    ることを特徴とする主移動体通信装置。
  4. 【請求項4】所定範囲内で近距離無線通信手段を介して
    複数の従移動体通信装置と通信接続を行う際の告知動作
    制御方法において、 任意の上記従移動体通信装置に対して実データの送信処
    理を開始する前の制御データによる通信接続処理段階を
    通知するために、当該従移動体通信装置に設けられた告
    知手段の告知形態を上記処理段階が遷移するごとに上記
    近距離無線通信手段を介して制御する制御ステップを具
    えることを特徴とする告知動作制御方法。
  5. 【請求項5】複数の従移動体通信装置と所定範囲内で近
    距離無線通信手段を介して通信接続を行う主移動体通信
    装置に対して、 任意の上記従移動体通信装置に対して実データの送信処
    理を開始する前の制御データによる通信接続処理段階を
    通知するために、当該従移動体通信装置に設けられた告
    知手段の告知形態を上記処理段階が遷移するごとに上記
    近距離無線通信手段を介して制御する制御ステップを実
    行させる告知動作制御プログラム。
  6. 【請求項6】複数の従移動体通信装置のうち任意の上記
    従移動体通信装置に対して実データの送信処理を開始す
    る前の制御データによる通信接続処理段階を通知するた
    めに、当該従移動体通信装置に設けられた告知手段の告
    知形態を上記処理段階が遷移するごとに上記近距離無線
    通信手段を介して制御する制御ステップを具える告知動
    作制御プログラムを主移動体通信装置に実行させる告知
    動作制御プログラム格納媒体。
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