JP2003229424A - 基板処理装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents

基板処理装置および半導体装置の製造方法

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JP2003229424A JP2002027449A JP2002027449A JP2003229424A JP 2003229424 A JP2003229424 A JP 2003229424A JP 2002027449 A JP2002027449 A JP 2002027449A JP 2002027449 A JP2002027449 A JP 2002027449A JP 2003229424 A JP2003229424 A JP 2003229424A
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Shinya Sasaki
伸也 佐々木
Yoshiro Hirose
義朗 廣瀬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 供給量が多くなった場合でも液体原料を安定
して気化させる。 【解決手段】 ウエハ1を処理する処理室11と、処理
室11に一端が接続されたガス供給配管21と、ガス供
給配管21の他端に接続されて液体原料61を気化させ
る気化器30と、気化器30に液体原料61を供給する
液体原料供給配管42とを備えたMOCVD装置10に
おいて、液体原料供給配管42の途中に気化器30に供
給される前の液体原料61を液体原料供給配管42の温
度よりも高い温度に加熱する加熱器45が介設されてい
る。 【効果】 加熱器による液体原料の予熱により気化器の
熱エネルギの負担を軽減できるため、多量の液体原料を
気化器で完全に気化して液体原料の残留を防止できる。
多量の液体原料を完全に気化できるため、MOCVD装
置での液体原料の供給量の増加により、MOCVD装置
の性能を向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板処理装置およ
び半導体装置の製造方法に関し、特に、MOCVD(Me
tal Organic Chemical Vapor Deposition )による薄膜
形成技術に関し、例えば、MOCVD装置を使用してD
RAM(Dynamic Random Access Memorry )のキャパシ
タ(Capacitor )の静電容量部(絶縁膜)の材料として
の高誘電体薄膜を形成するのに利用して有効な技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】最近、DRAMのキャパシタの静電容量
部を形成するのに、Ta25 (五酸化タンタル)が使
用されて来ている。Ta25 は高い誘電率を持つた
め、微小面積で大きな静電容量を得るのに適している。
そして、生産性や膜質等の観点からDRAMの製造方法
においては、Ta25 はMOCVD装置によって成膜
することが要望されている。
【0003】Ta25 の成膜に使用されるMOCVD
装置は、半導体集積回路装置の一例であるDRAMが作
り込まれる半導体ウエハ(以下、ウエハという。)を処
理する処理室と、この処理室に一端が接続されたガス供
給配管と、このガス供給配管の他端に接続されて液体原
料を気化させる気化器と、この気化器に液体原料を供給
する液体原料供給配管とを備えており、液体原料供給配
管を介して気化器に液体原料を供給し、この液体原料を
気化器において気化させ、気化させたガスを処理室にキ
ャリアガスによって供給することにより処理室内のウエ
ハにTa25 膜を形成するように構成されている。
【0004】このMOCVD装置において、液体原料を
気化器で気化させた原料ガスを処理室に供給してウエハ
の上にTa25 を成膜するに際しては、気化させた原
料ガスの安定供給すなわち気化器の気化の安定が重要に
なる。そこで、気化器およびそれに接続された液体原料
供給配管の温度は、液化防止のために液体原料の気化温
度よりも若干高めに設定するのが、一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
たMOCVD装置によるTa25 の成膜技術において
は、液体原料の供給量が大きくなると、気化器から液体
原料に供給される熱エネルギが不足するため、気化器に
よる液体原料の気化が不充分になるという問題点がある
ことが本発明者によって明らかにされた。気化が不充分
になった液体原料が液体原料供給配管やガス供給配管に
残留すると、次のような不具合が発生するため、従来の
MOCVD装置においては、液体原料の供給量が制限さ
れている。 1) 残留物が経時変化して固形物になり、その固形物が
パーティクルとなって原料ガスやパージガスと一緒に処
理室へ流れてウエハの上に付着することにより、成膜の
歩留りを低下させてしまう。 2) 原料ガス供給配管のバルブの内部において固形物が
発生した場合には、バルブのシール部の密着性が低下し
バルブが閉じの状態であっても一次側と二次側とで密閉
でない内部リークの状態になってしまう。 3) 残留した液体原料が次の成膜時の膜厚増加に影響す
る。
【0006】本発明の目的は、供給量が大きくなっても
液体原料を安定的に気化させてガスを処理室に安定的に
供給することができる基板処理装置および半導体装置の
製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る基板処理装
置は、基板を処理する処理室と、この処理室に一端が接
続されたガス供給配管と、このガス供給配管の他端に接
続されて液体原料を気化させる気化器と、この気化器に
一端が接続された前記液体原料を供給する液体原料供給
配管と、この液体原料供給配管の他端に接続された液体
原料供給源と、前記液体原料供給配管に設けられ前記気
化器に供給される前の前記液体原料をこの液体原料供給
配管の温度よりも高い温度で加熱する加熱器とを備えて
いることを特徴とする。
【0008】また、半導体装置の製造方法は、液体原料
供給源より液体原料供給配管を介して気化器に液体原料
を供給し、この液体原料を前記気化器において気化さ
せ、気化させたガスを処理室に供給することによって前
記処理室内の基板を処理する半導体装置の製造方法にお
いて、前記気化器に供給される前の前記液体原料を前記
液体原料供給配管に設けられた加熱器により前記液体原
料供給配管の温度よりも高い温度で加熱することを特徴
とする。
【0009】前記した手段によれば、気化器に供給され
る前の液体原料をこの液体原料供給配管の温度よりも高
い温度、すなわち、最適な温度(気化温度付近まで)に
加熱制御することができる温度で加熱することにより、
気化器が気化のために液体原料に対して供給しなければ
ならない熱エネルギの負担を軽減することができるた
め、液体原料を気化器において確実に気化させることが
できる。なお、前記気化器と前記加熱器の距離は30c
m以内、もしくは直結しているのが望ましい。また、気
化器には前記液体原料供給配管に付属されている前記液
体原料供給配管を温度制御するための加熱機構も含む。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に即して説明する。
【0011】本実施の形態において、本発明に係る基板
処理装置はMOCVD装置として構成されており、この
MOCVD装置は本発明に係る半導体装置の製造方法で
あるDRAMの製造方法におけるキャパシタの静電容量
部のTa25 膜を成膜する工程(以下、キャパシタ形
成工程という。)に使用されている。
【0012】図1に示されているように、本実施の形態
に係るMOCVD装置10は、枚葉式コールドウオール
形減圧CVD装置として構成されており、処理室11を
形成した筐体12を備えている。筐体12の下部には処
理室11を排気する排気口13が開設されており、筐体
12の上部には処理室11に酸素(O2 )ガスを供給す
るガス供給口14が開設されている。筐体12の底壁の
中央には支持軸15が処理室11に回転自在かつ昇降自
在に挿通されており、支持軸15は図示しない駆動装置
によって回転かつ昇降されるように構成されている。支
持軸15の処理室11における上面には被処理基板であ
るウエハ1を保持するためのサセプタ16が配置されて
いる。支持軸15の上端部の内部にはヒータ17がサセ
プタ16に保持されたウエハ1を均一に加熱するように
装備されている。筐体12の側壁の一部にはウエハ1を
出し入れするためのウエハ搬入搬出口18が開設されて
おり、ウエハ搬入搬出口18はゲート19によって開閉
されるようになっている。
【0013】筐体12の天井壁には原料ガスを処理室1
1へ供給するためのガス供給口20が開設されており、
ガス供給口20にはガス供給配管21の一端が接続され
ている。ガス供給配管21の他端には液体原料を気化さ
せるための気化器30が接続されている。ガス供給配管
21の全長にはガス供給配管21を加熱する配管ヒータ
22が敷設されており、ガス供給配管21の途中には流
通ガスの流量を計測する流量計23および流通ガスの圧
力を計測する圧力計24が筐体12側から順に介設され
ている。圧力計24とガス供給配管21との間には開閉
弁25が介設されている。
【0014】気化器30は気化室31を形成した筐体3
2を備えており、筐体32はその壁体に内蔵されたカー
トリッジヒータ33によって加熱されるようになってい
る。筐体32の下壁の中心線上にはガス導出口34が気
化室31に連通するように開設されており、ガス導出口
34にはガス供給配管21が接続されている。筐体32
の気化室31の上側には原料液体の流量を調整する可変
流量制御弁35が設置されている。可変流量制御弁35
は気化室31の上側に形成された弁通路36と、弁通路
36と気化室31との隔壁に弁通路36と気化室31と
を連通させるように開設された弁口37と、弁通路36
の弁口37との対向位置に摺動自在に挿入された弁体3
8と、弁体38を進退させる駆動装置39とを備えてお
り、駆動装置39をコントローラ40によって制御して
弁体38を進退させることにより液体の流量を調整する
ように構成されている。
【0015】気化器30の弁通路36には一端が液体原
料を供給する液体原料供給源41に接続された液体原料
供給配管42の他端が接続されており、液体原料供給配
管42の途中には上流側開閉弁43、液体流量制御装置
(液体マスフローコントローラ)44、加熱器45およ
び下流側開閉弁46が液体原料供給源41側から順に介
設されている。液体原料供給配管42の下流側開閉弁4
6の下流側には一端がパージガスを供給するパージガス
供給源47に接続されたパージガス供給配管48の他端
が接続されており、パージガス供給配管48の途中には
開閉弁49および気体流量制御装置(気体マスフローコ
ントローラ)50が介設されている。
【0016】また、気化器30の筐体32の側壁にはガ
ス導入口51が気化室31に連通するように開設されて
おり、ガス導入口51には一端がキャリアガスを供給す
るキャリアガス供給源52に接続されたキャリアガス供
給配管53の他端が接続されている。キャリアガス供給
配管53の途中には気体流量制御装置54が介設されて
いる。
【0017】次に、以上の構成に係るMOCVD装置1
0が使用されるDRAMの製造方法におけるキャパシタ
形成工程を説明する。
【0018】本実施の形態において、キャパシタの静電
容量部はTa25 膜によって形成される。したがっ
て、MOCVD装置10の処理室11に搬入されるウエ
ハ1には、キャパシタの静電容量部を形成する前の所定
のパターンが形成されている。そして、液体原料供給源
41にはTa(OC255 (ペンタ・エトキシ・タ
ンタル。以下、PETaという。)が液体原料として貯
溜される。
【0019】所定のパターンが形成されたウエハ1は図
示しないハンドリング装置によって保持されて、ゲート
19が開放されたウエハ搬入搬出口18から処理室11
に搬入されるとともに、サセプタ16の上に受け渡され
る。
【0020】サセプタ16に受け渡されたウエハ1はヒ
ータ17によって所定の温度(430〜480℃)に加
熱され、支持軸15によって回転される。処理室11は
排気口13に接続された真空ポンプ(図示せず)によ
り、所定の圧力(20〜40Pa)に排気される。処理
室11が所定の圧力に安定すると、図1に二点鎖線矢印
で示されているように、ガス供給口14から酸素ガス6
0が供給される。
【0021】液体原料供給配管42の上流側開閉弁43
および下流側開閉弁46が開かれることにより、実線矢
印で示されているように、液体原料としてのPETa6
1が液体原料供給源41から液体原料供給配管42を通
じて気化器30の弁通路36に供給される。この際、P
ETa61の流量が液体流量制御装置44によって調整
され、また、気化器30へ導入直前のPETa61が加
熱器45によってPETa61の気化温度付近の温度
(気化器の設定温度±50℃)まで、例えば、気化温度
よりも低い温度である100℃に加熱される。
【0022】気化器30の弁通路36に供給されたPE
Ta61は弁口37から気化室31へ、可変流量制御弁
35の弁体38の開度が規定する流量をもって噴出す
る。弁口37から噴出する際に、PETa61は微粒化
して噴霧する状態になる。噴霧状態になったPETa6
1は気化器30に内蔵されたカートリッジヒータ33に
よって加熱されて熱エネルギを付勢されることにより気
化して、図1に破線矢印で示されているように原料ガス
62になる。この際、PETa61は液体原料供給配管
42の加熱器45によって気化器30に導入される直前
に予め加熱されているため、供給量が多量の場合であっ
ても完全に気化して全て原料ガス62になる。通常、気
化器の温度は気化器内でのPETa分圧とPETa蒸気
圧とを考慮して決定される。例えば、PETa分圧が2
0〜30Paの場合には、気化器の温度は140〜16
0℃に設定される。
【0023】一方、図1に一点鎖線矢印で示されている
ように、気化室31にはキャリアガス63がキャリアガ
ス供給源52からキャリアガス供給配管53およびガス
導入口51を通じて導入される。このキャリアガス63
の流量は気体流量制御装置54によって制御され、ま
た、キャリアガス63は予め暖められる。例えば、キャ
リアガス63としてはN2 (窒素)ガス等の不活性ガス
が使用される。
【0024】気化室31においてPETa61が気化し
て構成された原料ガス62はガス導入口51から気化室
31へ導入されるキャリアガス63と混合し、気化室3
1のガス導出口34からガス供給配管21に導出し、配
管ヒータ22によって加熱されながらガス供給配管21
を流通して、処理室11にガス供給口20から流入す
る。原料ガス62とキャリアガス63との混合ガスの流
量は流量計23によって計測され、この流量計23の計
測値に基づいて、液体原料用の可変流量制御弁35およ
びキャリアガス用の気体流量制御装置54が制御され
る。
【0025】また、気化室31と処理室11とを繋いで
原料ガス62とキャリアガス63との混合ガスを処理室
11に供給するガス供給配管21は配管ヒータ22によ
って、配管内圧力(1520Pa)に対する気化温度
(152℃)以上で、しかも、ガス供給配管21および
流量計23の耐熱温度(180℃)および原料ガスの分
解温度以下に加熱される。すなわち、本実施の形態にお
いては、ガス供給配管21の温度は152〜180℃に
維持される。
【0026】処理室11に流入したPETaの気化ガス
である原料ガス62は完全に気化しているため、ウエハ
1の上でTa25 となってサセプタ16に保持されて
加熱されたウエハ1の上に熱CVD反応によって堆積す
る。この堆積により、ウエハ1の表面にはTa25
2が形成される。
【0027】Ta25 膜の形成処理条件は次の通りで
ある。成膜温度は352〜520℃、圧力は15〜30
0Pa、キャリアガスの流量は0.1〜1SLM(スタ
ンダード・リットル・毎分)、圧送ガス圧力は0.05
〜0.3MPa、原料ガスの流量は0.01〜1.0c
cm(立方センチメートル毎分)。
【0028】Ta25 の成膜について予め設定された
時間が経過すると、気化器30の可変流量制御弁35、
液体原料供給配管42の下流側開閉弁46およびキャリ
アガス供給配管53の気体流量制御装置54が閉じられ
ることにより、PETa61およびキャリアガス63の
供給が停止される。
【0029】以上のようにしてTa25 膜2を形成さ
れたウエハ1はハンドリング装置によって処理室11か
ら搬出される。以降、前述した作業が繰り返されること
により、ウエハ1にTa25 膜2が形成処理されて行
く。
【0030】ところで、液体原料供給配管の温度が液体
流量制御装置の仕様の範囲内で液体原料が固化しない程
度の温度である35〜40℃に維持されている従来例の
場合には、液体原料の供給流量が大きい(例えば、0.
3ccm以上)と、気化器における気化条件(温度、P
ETa分圧、PETa蒸気圧)を満足していても、気化
が上手くいかないことがある。これは、気化器で瞬時に
加熱供給可能な熱エネルギの量には気化器の構造や気化
器のヒータの熱供給容量等に規制されて限界があるため
と、考えられる。
【0031】しかし、本実施の形態においては、気化器
30に供給される直前のPETa61は液体原料供給配
管42に介設した加熱器45によって、気化温度付近
(気化器の設定温度±50℃)であって液体原料供給配
管42の通常の温度である35〜40℃よりも高い温
度、例えば、100℃に予め加熱されているため、気化
器30が気化のために液体原料に対して供給しなければ
ならない熱エネルギ負担を軽減することができ、気化器
30に多量のPETa61が供給される場合であって
も、気化器30における瞬時に加熱供給可能な熱エネル
ギの量をもって全てのPETa61を完全に気化させる
ことができる。
【0032】前記実施の形態によれば、次の効果が得ら
れる。
【0033】1) 気化器に供給される直前のPETaを
液体原料供給配管に介設した加熱器によって気化温度付
近の温度であって液体原料供給配管の温度よりも高い温
度に予め加熱することにより、気化器が液体原料を気化
するために液体原料に対して供給しなければならない熱
エネルギ負担を軽減することができ、気化器に多量のP
ETaが供給される場合であっても、気化器における瞬
時に加熱供給可能な熱エネルギの量をもって全てのPE
Taを完全に気化させることができる。
【0034】2) 多量のPETaが供給される場合であ
っても気化器においてPETaを完全に気化させること
により、気化が不充分になったPETaが液体原料供給
配管やガス供給配管に残留するのを防止することができ
るため、当該残留によって派生する二次的な不具合の発
生を未然に回避することができる。
【0035】3) 多量のPETaが供給される場合であ
っても気化器においてPETaを完全に気化させること
により、MOCVD装置においてPETaの供給量を増
加することができるため、MOCVD装置の性能を向上
させることができる。
【0036】以上本発明者によってなされた発明を実施
の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施
の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々に変更が可能であることはいうまでもな
い。
【0037】例えば、液体原料としては、PETaを使
用するに限らず、NbO5 (五酸化ニオブ)を成膜する
ためのNb(OC255 (ペンタ・エトキシ・ニオ
ブ)、TiOx(チタンオキサイド)を成膜するための
Ti(OC374 (テトラ・イソプロピル・チタ
ン)、ZrO2 (二酸化ジルコニウム)を成膜するため
のZr(OC494 (テトラ・ブトキシ・ジルコニ
ウム)、HfO2 (二酸化ハウフニウム)を成膜するた
めのHf(OC494 (テトラ・ブトキシ・ハウフ
ニウム)等を使用してもよい。
【0038】また、DRAMの製造方法におけるキャパ
シタ形成工程に適用した場合について説明したが、それ
に限定されるものではなく、FRAM(ferro electric
RAM)のキャパシタ形成のためのPZT(PbZrT
iO3 )あるいはイリジウム、ルテニウム、銅等の金属
膜およびそれらの金属酸化膜の成膜技術にも適用するこ
とができる。
【0039】気化器の構成は前記実施の形態の構造に限
らない。
【0040】基板処理装置は、枚葉式コールドウオール
形CVD装置に構成するに限らず、枚葉式ホットウオー
ル形CVD装置や枚葉式ウオーム(Warm)ウオール形C
VD装置等に構成してもよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
液体原料を気化させたガスを処理室に安定的に供給する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるMOCVD装置を
示す縦断面図である。
【符号の説明】
1…ウエハ(基板)、2…Ta25 膜、10…MOC
VD装置(基板処理装置)、11…処理室、12…筐
体、13…排気口、14…ガス供給口、15…支持軸、
16…サセプタ、17…ヒータ、18…ウエハ搬入搬出
口、19…ゲート、20…ガス供給口、21…ガス供給
配管、22…配管ヒータ、23…流量計、24…圧力
計、25…開閉弁、30…気化器、31…気化室、32
…筐体、33…カートリッジヒータ、34…ガス導出
口、35…可変流量制御弁、36…弁通路、37…弁
口、38…弁体、39…駆動装置、40…コントロー
ラ、41…液体原料供給源、42…液体原料供給配管、
43…上流側開閉弁、44…液体流量制御装置、45…
加熱器、46…下流側開閉弁、47…パージガス供給
源、48…パージガス供給配管、49…開閉弁、50…
気体流量制御装置、51…キャリアガス導入口、52…
キャリアガス供給源、53…キャリアガス供給配管、5
4…気体流量制御装置、60…酸素ガス、61…PET
a(液体原料)、62…原料ガス(気化ガス)、63…
キャリアガス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4K030 AA11 AA14 AA16 BA17 BA42 CA04 CA12 EA01 EA03 FA10 JA10 5F045 AA04 AB31 AC09 AC15 AD07 AD08 AD09 AE13 AE15 BB01 BB15 DP03 EC09 EE02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を処理する処理室と、この処理室に
    一端が接続されたガス供給配管と、このガス供給配管の
    他端に接続されて液体原料を気化させる気化器と、この
    気化器に一端が接続された前記液体原料を供給する液体
    原料供給配管と、この液体原料供給配管の他端に接続さ
    れた液体原料供給源と、前記液体原料供給配管に設けら
    れ前記気化器に供給される前の前記液体原料をこの液体
    原料供給配管の温度よりも高い温度で加熱する加熱器と
    を備えていることを特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】 液体原料供給源より液体原料供給配管を
    介して気化器に液体原料を供給し、この液体原料を前記
    気化器において気化させ、気化させたガスを処理室に供
    給することによって前記処理室内の基板を処理する半導
    体装置の製造方法において、前記気化器に供給される前
    の前記液体原料を前記液体原料供給配管に設けられた加
    熱器により前記液体原料供給配管の温度よりも高い温度
    で加熱することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010147388A (ja) * 2008-12-22 2010-07-01 Tokyo Electron Ltd 混合ガスの供給方法及び混合ガスの供給装置
KR101558181B1 (ko) * 2014-04-29 2015-10-12 주식회사 레이크머티리얼즈 기화기용 소스물질 공급장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010147388A (ja) * 2008-12-22 2010-07-01 Tokyo Electron Ltd 混合ガスの供給方法及び混合ガスの供給装置
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