JP2003229362A - 半導体装置の製造方法及び製造装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法及び製造装置

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JP2003229362A
JP2003229362A JP2001311515A JP2001311515A JP2003229362A JP 2003229362 A JP2003229362 A JP 2003229362A JP 2001311515 A JP2001311515 A JP 2001311515A JP 2001311515 A JP2001311515 A JP 2001311515A JP 2003229362 A JP2003229362 A JP 2003229362A
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chamber
semiconductor substrate
semiconductor device
high frequency
characteristic parameter
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Hideyuki Iwata
秀之 岩田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体装置の製造における歩留まりの向上を
図ることが可能な半導体装置の製造方法及び製造装置を
提供する。 【解決手段】 高周波を印加することによりチャンバ2
内でプラズマを発生させ、このプラズマ雰囲気中におい
て半導体基板5に対して所定の処理を行う半導体装置の
製造方法である。この方法では、半導体基板5に対する
処理中に、(1)チャンバ2に印加される高周波の基本
波及び高調波それぞれの電流信号及び電圧信号を検出
し、(2)電流信号及び電圧信号に基づいて、それら信
号検出時における半導体基板5の処理状態を示す特性パ
ラメータの予測値を算出し、(3)特性パラメータの予
測値と予め設定された特性パラメータの目標値とに基づ
いて、半導体基板5に対する処理のそのままの継続、半
導体基板5に対する処理時間及びプロセスパラメータの
少なくともいずれかの変更、及び半導体基板5に対する
処理の停止、のいずれかを実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法及び製造装置に関し、より詳細には、高周波を印加
することによりチャンバ内でプラズマを発生させ、この
プラズマ雰囲気中において半導体基板に対して所定の処
理を行う半導体装置の製造方法及び製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路を製造するためには、半
導体基板上に様々な種類の膜を形成したり、あるいは半
導体基板上に形成された様々な種類の膜をエッチングし
たりする。例えば、プラズマCVD成膜装置では、チャ
ンバに高周波を印加することにより、チャンバ内に導入
されたプロセスガスのプラズマを生成し、半導体基板上
に成膜を施す。
【0003】従来より、かかる半導体基板の成膜処理は
決められたレシピに基づいて行われ、ロットの処理が終
了した後、成膜結果の検査が行われる。そして、成膜結
果に異常が生じていた場合は、次のロットの処理に入る
前に、高周波電力、チャンバ内の圧力、チャンバ内に導
入されるガスの流量、チャンバ内の温度等のプロセスパ
ラメータを修正し、次のロットの処理から新たなレシピ
に基づいて成膜処理が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】発明者らは、上記した
従来の技術について検討を重ねたところ、以下の問題点
があることを見出した。
【0005】すなわち、上記した従来の技術では、半導
体基板の処理結果の検査をロットの処理後に行ってお
り、プロセス中には半導体基板上の処理状態の異常を検
知することができなかった。したがって、処理に異常を
きたしている場合であっても、プロセス中においては上
記プロセスパラメータを修正することができず、多くの
不良品を製造することとなって、歩留まりが低下すると
いう問題があった。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、半導体装置の製造における歩留まりの向
上を図ることが可能な半導体装置の製造方法及び製造装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体装置
の製造方法は、高周波を印加することによりチャンバ内
でプラズマを発生させ、このプラズマ雰囲気中において
半導体基板に対して所定の処理を行う半導体装置の製造
方法である。この方法は、半導体基板に対する処理中
に、(1)チャンバに印加される高周波の基本波及び高
調波それぞれの電流信号及び電圧信号を検出し、(2)
電流信号及び電圧信号に基づいて、それら信号検出時に
おける半導体基板の処理状態を示す特性パラメータの予
測値を算出し、(3)特性パラメータの予測値と予め設
定された特性パラメータの目標値とに基づいて、半導体
基板に対する処理のそのままの継続、半導体基板に対す
る処理時間及びプロセスパラメータの少なくともいずれ
かの変更、及び半導体基板に対する処理の停止、のいず
れかを実行することを特徴とする。
【0008】この方法では、半導体基板に対する処理中
において、チャンバに印加される高周波の基本波及び高
調波それぞれの電流信号及び電圧信号が検出される。そ
して、検出された電流信号及び電圧信号に基づいて、そ
れら信号検出時における半導体基板の処理状態を示す特
性パラメータの予測値が算出される。ここで、算出され
る特性パラメータの予測値は、それら信号検出時におけ
る半導体基板の実際の処理状態をほぼ正確に反映するこ
とが、発明者の実験により確かめられている。よって、
算出された特性パラメータの予測値と予め設定された特
性パラメータの目標値とに基づいて、処理状態が適切か
否かを判定することが可能となる。これにより、処理状
態が適切であると認められるときは、半導体基板に対す
る処理をそのままの継続し、処理状態が適切でないと認
められるときは、半導体基板に対する処理時間及びプロ
セスパラメータの少なくともいずれかを変更し、あるい
は半導体基板に対する処理を停止する。このようにし
て、半導体基板に対する処理中に適切な処置をとること
で、半導体装置の製造における歩留まりの向上を図るこ
とが可能となる。
【0009】本発明に係る半導体装置の製造方法では、
プロセスパラメータの変更は、予め求められた特性パラ
メータとプロセスパラメータとの関係を示すプロセスト
レンドデータに基づいて行われることを特徴としてもよ
い。このようにすれば、かかるデータに基づいて、プロ
セスパラメータを適切に変更することが可能となる。
【0010】本発明に係る半導体装置の製造方法では、
プロセスパラメータには、チャンバに印加する高周波の
電力、チャンバ内における圧力、チャンバに導入される
ガスの流量、チャンバ内における温度、及び半導体基板
を挟むようにチャンバ内に配置された電極間の距離、の
少なくともいずれかが含まれることを特徴としてもよ
い。半導体基板の処理状態が適切でないとき、上記した
プロセスパラメータを変更することで処理状態が修正さ
れ、その結果、所望の処理結果を得ることが可能とな
る。
【0011】本発明に係る半導体装置の製造方法では、
半導体基板に対する処理として成膜処理を行うことを特
徴としてもよい。このように、この半導体装置の製造方
法は、成膜処理を伴う半導体装置の製造に好適である。
【0012】本発明に係る半導体装置の製造方法では、
特性パラメータには、半導体基板上に形成された膜の厚
さ、膜のストレス、膜の屈折率、及び膜厚の均一性、の
少なくともいずれかが含まれることを特徴としてもよ
い。成膜処理においては、検出された電流信号及び電圧
信号に基づいて、上記した特性パラメータを算出するこ
とができる。よって、かかる特性パラメータに基づいて
成膜処理が適切か否かを判定することが可能となり、こ
れにより半導体基板に対する処理中に適切な処置をとる
ことで、半導体装置の製造における歩留まりの向上を図
ることが可能となる。
【0013】本発明に係る半導体装置の製造方法では、
半導体基板に対する処理としてエッチング処理を行うこ
とを特徴としてもよい。このように、この半導体装置の
製造方法は、エッチング処理を伴う半導体装置の製造に
好適である。
【0014】本発明に係る半導体装置の製造方法では、
特性パラメータには、エッチング量が含まれることを特
徴としてもよい。エッチング処理においては、検出され
た電流信号及び電圧信号に基づいて、上記した特性パラ
メータを算出することができる。よって、かかる特性パ
ラメータに基づいてエッチング状態が適切であるか否か
を判定することが可能となり、これにより半導体基板に
対する処理中に適切な処置をとることで、半導体装置の
製造における歩留まりの向上を図ることが可能となる。
【0015】本発明に係る半導体装置の製造装置は、上
記した本発明に係る半導体装置の製造方法を有効に実施
するための装置である。
【0016】すなわち、本発明に係る半導体装置の製造
装置は、(1)半導体基板に対して処理を行うためのチ
ャンバと、(2)チャンバに高周波を印加するための高
周波電源と、(3)高周波電源とチャンバとを結び、高
周波電源において生成された高周波をチャンバに伝送す
るための伝送路と、(4)伝送路上に設けられており、
高周波の基本波及び高調波それぞれの電流信号及び電圧
信号を検出するセンサーと、(5)電流信号及び電圧信
号に基づいて、半導体基板の処理状態を示す特性パラメ
ータの予測値を算出する予測値算出装置と、(6)特性
パラメータの予測値と予め設定された特性パラメータの
目標値とに基づいて、半導体基板に対する処理のそのま
まの継続、半導体基板に対する処理時間及びプロセスパ
ラメータの少なくともいずれかの変更、及び半導体基板
に対する処理の停止、のいずれかを実行する制御装置
と、を備えることを特徴とする。
【0017】本発明に係る半導体装置の製造装置におい
て、制御装置は、予め求められた特性パラメータとプロ
セスパラメータとの関係を示すプロセストレンドデータ
を記憶する記憶手段を有し、そのプロセストレンドデー
タに基づいて、プロセスパラメータの変更を指示するこ
とを特徴としてもよい。
【0018】本発明に係る半導体装置の製造装置では、
プロセスパラメータには、チャンバに印加する高周波の
電力、チャンバ内における圧力、チャンバ内に導入する
ガスの流量、チャンバ内における温度、及び半導体基板
を挟むようにチャンバ内に配置された電極間の距離、の
少なくともいずれかが含まれることを特徴としてもよ
い。
【0019】本発明に係る半導体装置の製造装置では、
当該半導体装置の製造装置は、半導体基板に対する処理
として成膜処理を行う成膜装置を含むことを特徴として
もよい。
【0020】本発明に係る半導体装置の製造装置は、特
性パラメータには、半導体基板上に形成された膜の厚
さ、膜のストレス、膜の屈折率、及び膜厚の均一性、の
少なくともいずれかが含まれることを特徴としてもよ
い。
【0021】本発明に係る半導体装置の製造装置では、
当該半導体装置の製造装置は、半導体基板に対する処理
としてエッチング処理を行うエッチング装置を含むこと
を特徴としてもよい。
【0022】本発明に係る半導体装置の製造装置では、
特性パラメータには、エッチング量が含まれることを特
徴としてもよい。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明の実施形態について詳細に説明する。なお、図面の
説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複す
る説明を省略する。
【0024】(第1の実施形態)まず、本発明に係る半
導体装置の製造方法及び製造装置の第1の実施形態につ
いて説明する。
【0025】図1は、本発明に係る半導体装置の製造装
置の第1の実施形態として、プラズマCVD(化学的気
相堆積)装置の構成を概略的に示す図である。
【0026】CVD装置1は、図1に示すように、所望
の真空度に減圧可能なチャンバ2を備えている。このチ
ャンバ2内には、半導体基板5を支持するペデスタル3
が設けられている。ペデスタル3は、アルミニウム等の
導電性材料から成り、チャンバ2に高周波を印加するた
めの電極としても機能している。このペデスタル3は、
半導体基板5を加熱するためのヒーター3aを内蔵して
いる。そして、このペデスタル3は、Oリング、メタル
シール等によりチャンバ2に気密に設けられると共に、
図示しない可動機構により上下駆動可能に設けられてい
る。
【0027】また、チャンバ2内には、ペデスタル3の
上方に位置して半導体基板5と対面するように、中空の
円盤状を成すシャワーヘッド4が設けられている。シャ
ワーヘッド4は、ガス供給系10から供給される成膜ガ
スなどの必要なガスに対するガス分配部として機能す
る。このシャワーヘッド4は、アルミニウム等の導電性
材料から成り、伝送路7を介して高周波電源9と接続さ
れている。よって、シャワーヘッド4は、チャンバ2に
高周波を印加するための電極としても機能している。
【0028】ガス供給系10は、半導体基板5上に所定
の膜を形成するための成膜ガスを供給する。例えば、半
導体基板5上にシリコン酸化膜(SiO2)を形成する
場合、ガス供給系10は、TEOS(Tetraethylorthos
ilicate)及びO2(酸素)をそれぞれ供給するTEOS
供給源11及びO2供給源12を備えている。また、これ
ら成膜ガスのキャリアガスとしてHe(ヘリウム)ガス
を供給するHe供給源13を備えている。
【0029】これらの各ガス供給源11〜13は、各ガ
スの質量流量を制御するMFC(質量流量コントロー
ラ;Mass Flow Controller)11a〜13aが設けられ
たガス管14を介して、シャワーヘッド4のガス供給口
15に接続されている。これにより、ガス供給源11〜
13のそれぞれから供給されたTEOS、O2、及びHe
は、ガス供給口15を経てシャワーヘッド4に導入され
る。そして、ここで混合され分散された後、チャンバ2
内に収容された半導体基板5上に供給される。
【0030】チャンバ2の下部には、ガス排気口20が
設けられている。このガス排気口20は、チャンバ2の
内部を減圧する真空ポンプや圧力計などを含むガス排気
系21と排気管を介して接続されている。
【0031】またCVD装置1は、チャンバ2に高周波
を印加するための高周波電源9を、チャンバ2の外部に
備えている。この高周波電源9は、伝送路7を介してチ
ャンバ2のシャワーヘッド4と接続されており、高周波
電源9において生成された高周波は、この伝送路7を伝
搬してシャワーヘッド4に印加される。また、伝送路7
上にはインピーダンス整合器18が設けられている。
【0032】また、伝送路7上であってインピーダンス
整合器18とチャンバ2(より詳細には、電極としての
シャワーヘッド4)との間には、伝送路7上を伝搬する
高周波の基本波及び高調波それぞれの電流信号及び電圧
信号を検出するためのセンサー19が設けられている。
そして、センサー19とシャワーヘッド4との間の伝送
路7上には、電力を消費するような装置は設けられてい
ない。なお、センサー19は伝送路7上において可能な
限りチャンバ2と近接した位置に設けられていると好ま
しい。
【0033】図2は、上記センサー19の構成例を示す
回路図である。
【0034】図2に示すように、センサー19は、高周
波の入力端22及び出力端23を有し、入力端22側に
電流検出部24が設けられ、出力端23側に電圧検出部
25が設けられている。電流検出部24はトロイダルコ
イルと抵抗とを含み、センサー19が設けられている位
置における高周波の基本波及び高調波それぞれの電流I
に相当する信号を電圧値e1として検出する。また、電
圧検出部25は複数のコンデンサを含み、センサー19
が設けられている位置における高周波の基本波及び高調
波それぞれの電圧Vに相当する信号を電圧値e2として
検出する。このセンサー19は、図1に示すように、制
御ユニット30と電気的に接続されている。
【0035】制御ユニット30は、図3に示すように、
半導体基板5上の成膜状態を示す特性パラメータの予測
値を算出する予測値算出装置31と、CVD装置1全体
の制御を司る制御装置36とを有している。
【0036】予測値算出装置31は、第1の演算部32
と、第2の演算部33と、多変量解析データベース34
とを含んでいる。
【0037】第1の演算部32は、センサー19と電気
的に接続されており、センサー19で検出した電流信号
及び電圧信号に基づいて、RFパラメータを算出する。
このRFパラメータは、後述する多変量解析に用いられ
るパラメータであり、高周波の電流Ii、電圧Vi、電流
iと電圧Viとの位相差φi、負荷インピーダンスZ
i(=Ri+jXi;Riは実数部、Xiは虚数部)、チャン
バ2内での消費電力Pide liv.、進行波電力Pifwd、反
射波電力Pirefなどが含まれる。
【0038】ここで、インピーダンスZiは、 Zi = Vi / Ii … (1) で表される式(1)に基づいて算出することができる。
【0039】インピーダンスZiの実数部Riは、 Ri = (Vi/Ii)cosφi … (2) で表される式(2)に基づいて算出することができる。
【0040】インピーダンスZiの虚数部Xiは、 Xi = (Vi/Ii)sinφi … (3) で表される式(3)に基づいて算出することができる。
【0041】チャンバ2で消費される消費電力P
ideliv.は、 Pideliv. = Vi・Ii・cosφi … (4) で表される式(4)に基づいて算出することができる。
【0042】進行波電力Pifwdは、 Pifwd. = ((Vi+Ii・Z0)/2)2 /Z0 … (5) で表される式(5)に基づいて算出することができる。
ここで、Z0は特性インピーダンスである。
【0043】反射波電力Pirefは、 Piref = Pifwd. − Pideliv. … (6) で表される式(6)に基づいて算出することができる。
【0044】これら高周波パラメータにおいて、添字i
は次数を示す。これら高周波パラメータは、高周波の基
本波(i=0)及び高調波(i=1,2,・・・)それ
ぞれについて算出される。本実施形態に係るCVD装置
1では、3次の高調波(i=3)まで高周波パラメータ
が算出される。
【0045】第2の演算部33は、第1の演算部32と
電気的に接続されており、第1の演算部32で算出され
たRFパラメータを用いて、多変量解析により半導体基板
5の処理状態を示す特性パラメータの予測値を算出す
る。特性パラメータとしては、半導体基板5に対する処
理として成膜処理を行う本実施形態では、形成された膜
の膜厚、膜のストレス、膜の屈折率、膜厚の均一性など
が含まれる。なお、特性パラメータとしての膜厚は、こ
こでは成膜レートとして算出している。
【0046】第2の演算部33は、多変量解析データベ
ース34と電気的に接続されている。この多変量解析デ
ータベース34には、第2の演算部33において、RFパ
ラメータを用いて特性パラメータの予測値を多変量解析
により算出するときに用いられる関数が記憶されてい
る。
【0047】制御装置36は、第3の演算部37と、判
定制御部38と、プロセストレンドデータベース(記憶
手段)39と、第4の演算部40と、を含んでいる。
【0048】第3の演算部37は、予測値算出装置31
の第2の演算部33と電気的に接続されている。この第
3の演算部37は、第2の演算部33において算出され
た特性パラメータの予測値と、予め入力されて設定され
た特性パラメータの目標値との偏差量を算出する。具体
的には、膜厚(成膜レート)の予測値と膜厚の目標値と
に基づいて、膜厚の偏差量を算出する。また、膜のスト
レスの予測値とストレスの目標値とに基づいて、ストレ
スの偏差量を算出する。また、膜の屈折率の予測値と屈
折率の目標値とに基づいて、屈折率の偏差量を算出す
る。また、膜厚の均一性の予測値と均一性の目標値とに
基づいて、均一性の偏差量を算出する。
【0049】判定制御部38は、第3の演算部37と電
気的に接続されている。この判定制御部38は、第3の
演算部37で算出した偏差量に基づいて、成膜状態が適
切であるか否かを判定する。また、この判定制御部38
は、高周波電源9、ペデスタル3、ガス排気系21、ヒ
ータ3a、及びガス供給系10のそれぞれと電気的に接
続されており、成膜状態の判定結果に基づいてこれらを
制御する。
【0050】ここで、判定制御部38において成膜状態
を判定するに際し、各特性パラメータの偏差量には2段
階の閾値が設定されている。第1の閾値は、いわゆる不
感帯を規定するものである。この第1の閾値よりも偏差
量が小さければ、判定制御部38は成膜状態が適切であ
ると判定し、そのままの状態での成膜処理の継続を指示
する。このように、第1の閾値を設けて不感帯を規定す
ることにより、成膜処理が不安定になることを抑制する
ことができる。
【0051】第2の閾値は、成膜処理を停止する禁止帯
を規定するものである。この第2の閾値よりも偏差量が
大きければ、判定制御部38は成膜処理に異常が生じて
いると判定し、成膜処理の停止を指示する。このよう
に、第2の閾値を設けて禁止帯を規定することにより、
早期に成膜処理を停止して歩留まりの向上を図ることが
可能となる。
【0052】そして、偏差量が第1の閾値と第2の閾値
との間にあるときは、判定制御部38は成膜状態が適切
でないもののプロセスの修正が可能であると判定し、後
述する第4の演算部40において算出された変更値に基
づいて、成膜時間及びプロセスパラメータの少なくとも
いずれかの変更を指示する。ここで、プロセスパラメー
タには、高周波電源9によりチャンバ2に印加される高
周波電力、チャンバ2内における圧力、チャンバ2に導
入されるガス流量、チャンバ2内における温度(ヒータ
3aの温度)、電極間距離(シャワーヘッド4とペデス
タル3との距離)などが含まれる。
【0053】第4の演算部40は、判定制御部38と電
気的に接続されている。この第4の演算部40は、判定
制御部38において成膜状態が適切でないもののプロセ
スの修正が可能であると判定されたとき、第3の演算部
37で算出された偏差量に基づいて、成膜時間及びプロ
セスパラメータの少なくともいずれかの変更値を算出す
る。
【0054】例えば、膜厚(成膜レート)が適切でない
と判定されたとき、第4の演算部40において、第3の
演算部37で算出された膜厚の偏差量を成膜レートで除
して、残りの成膜に必要な時間を算出する。そして、算
出された時間に基づいて、所望の厚さの膜が得られるよ
うに成膜時間の変更値を算出する。
【0055】また例えば、膜の屈折率が適切でないと判
定されたとき、第4の演算部40において、第3の演算
部37で算出された膜の屈折率の偏差量に基づいて、プ
ロセスパラメータの変更値を算出する。このプロセスパ
ラメータの変更値の算出は、プロセストレンドデータベ
ース39に予め記憶された、特性パラメータとプロセス
パラメータとの関係を示すプロセストレンドデータに基
づいて行われる。
【0056】すなわち、図3に示すように、第4の演算
部40は、プロセストレンドデータベース39と電気的
に接続されている。このプロセストレンドデータベース
39には、予め実験により求められた、膜厚(成膜レー
ト)、膜のストレス、膜の屈折率、膜厚の均一性などの
各特性パラメータと、高周波電力、チャンバ内圧力、ガ
ス流量、チャンバ内温度、電極間距離などの各プロセス
パラメータとの関係を示すプロセストレンドデータが複
数記憶されている。本実施形態では、4個の特性パラメ
ータと5個のプロセスパラメータがあるため、プロセス
トレンドデータベース39には、20個のプロセストレ
ンドデータが記憶されている。これらプロセストレンド
データは、特性パラメータ毎に4つにグループ化されて
おり、それぞれのグループには、5個のプロセスパラメ
ータそれぞれとの関係を示すプロセストレンドデータが
記憶されている。
【0057】よって、第4の演算部40では、かかるプ
ロセストレンドデータに基づいて、第3の演算部37で
算出した偏差量から、プロセスパラメータの変更値を算
出する。例えば、特性パラメータとして膜の屈折率が適
切でないとき、屈折率についてのグループ3の中で、最
も効果的なプロセスパラメータ(すなわち、少量の変更
で大きな屈折率の変化量を得ることが可能なプロセスパ
ラメータ)、例えば高周波電力を選択し、この変更値を
算出する。このとき、高周波電力を変更することにより
膜のストレスなど他の特性パラメータに影響を及ぼす場
合は、他のプロセスパラメータを変更して調節し、全て
の特性パラメータが適切な値となるように調整を図る。
【0058】なお、2以上の特性パラメータが適切でな
いと判定されたときも、上記のように各プロセスパラメ
ータを適宜調節して、全ての特性パラメータが適切な値
となるように調整を図る。
【0059】次に、このように構成されたCVD装置1
を用いた成膜方法の一例について説明する。ここでは、
例えば多層配線基板の層間絶縁膜としてシリコン酸化膜
を形成する場合の成膜方法について説明する。
【0060】まず、ペデスタル3を接地する。また、高
周波電源9を介してシャワーヘッド4を接地する。次
に、チャンバ2内をガス排気口20を介して接続されて
いるガス排気系21の真空ポンプによって減圧する。こ
の減圧下において、ロードロックチャンバや他のチャン
バ、基板準備室などから半導体基板5をチャンバ2内へ
搬送し、ペデスタル3上に載置する。そして、ペデスタ
ル3とシャワーヘッド4との間の電極間距離を調整す
る。更に、ヒータ3aに通電することによりペデスタル
3及び半導体基板5を所定の温度に加熱する。
【0061】次に、ガス供給源11〜13からガスの供
給を開始し、TEOS、O2、及びHeを所定の流量で
ガス管14を介してシャワーヘッド4に導入し、ここで
十分に混合し拡散した後、半導体基板5上に供給する。
【0062】次に、高周波電源9を作動させ、所定の電
力でチャンバ2への高周波の印加を開始する。すると、
チャンバ2内で高周波プラズマが生成され、チャンバ2
内に供給された成膜ガスがイオン化ないしはラジカル化
し、半導体基板5上にシリコン酸化膜が形成される。
【0063】以上のプロセス制御は、制御ユニット30
が有する制御装置36の判定制御部38により、予め設
定された初期のレシピ(各プロセスパラメータ、成膜時
間などが設定されている)に基づいて行われる。
【0064】ここで、成膜プロセス中においては、セン
サー19により高周波の基本波及び高調波(3次まで)
それぞれの電流信号及び電圧信号を検出する。サンプリ
ング周期は、例えば0.1秒〜1秒程度である。このサ
ンプリング周期は、1枚の半導体基板5に成膜を施すの
に必要な成膜時間に依存して決定される。
【0065】制御ユニット30の第1の演算部32にお
いて、センサー19からの電流信号及び電圧信号に基づ
いて、高周波の基本波及び高調波それぞれについて電流
i、電圧Vi、電流Iiと電圧Viとの位相差φi、イン
ピーダンスZi(=Ri+jXi;Riは実数部、Xiは虚数
部)、チャンバ2内での消費電力Pideliv.、進行波電
力Pifwd、反射波電力PirefなどのRFパラメータを算
出する。
【0066】そして、第2の演算部33において、膜厚
(成膜レート)、膜のストレス、膜の屈折率、膜厚の均
一性などの特性パラメータの予測値を算出する。この特
性パラメータの予測値の算出は、多変量解析データベー
ス34に記憶されている関係式に基づいて行う。
【0067】次に、第3の演算部37において、このよ
うにして算出された特性パラメータの予測値と予め設定
された特性パラメータの目標値との偏差量を算出する。
より詳細には、膜厚(成膜レート)の予測値と膜厚の目
標値とに基づいて、膜厚の偏差量を算出する。また、膜
のストレスの予測値とストレスの目標値とに基づいて、
ストレスの偏差量を算出する。また、膜の屈折率の予測
値と屈折率の目標値とに基づいて、屈折率の偏差量を算
出する。また、膜厚の均一性の予測値と均一性の目標値
とに基づいて、均一性の偏差量を算出する。
【0068】そして、判定制御部38において、第3の
演算部37で算出した偏差量に基づいて、成膜状態が適
切か否かを判定する。そして、各偏差量が不感帯を規定
する第1の閾値よりも小さければ、判定制御部38は成
膜状態が適切であると判定し、そのままの状態での成膜
処理を継続する。
【0069】また、いずれかの偏差量が禁止帯を規定す
る第2の閾値よりも大きければ、判定制御部38は処理
に著しい異常が生じていると判定して、成膜処理を停止
する。
【0070】また、各偏差量が第1の閾値と第2の閾値
との間にあるときは、成膜時間及びプロセスパラメータ
の少なくともいずれかを変更する。
【0071】例えば、膜厚が適切でないと判定されたと
き、第4の演算部40において、第3の演算部37で算
出された膜厚の偏差量を成膜レートで除して、残りの成
膜に必要な時間を算出する。そして、算出された時間に
基づいて、所望の厚さの膜を得られるように、成膜時間
の変更値を算出する。判定制御部38は、このようにし
て算出された成膜時間の変更値に基づいて、レシピを変
更して成膜処理を継続する。
【0072】また例えば、膜の屈折率が適切でないと判
定されたとき、第4の演算部40において、第3の演算
部37で算出された膜の屈折率の偏差量に基づいて、プ
ロセスパラメータの変更値を算出する。このプロセスパ
ラメータの変更値の算出は、プロセストレンドデータベ
ース39に予め記憶された、特性パラメータとプロセス
パラメータとの関係を示すプロセストレンドデータに基
づいて行われる。より詳細には、屈折率についてのグル
ープ3の中で、最も効果的なプロセスパラメータ(すな
わち、少量の変更で大きな屈折率の変化量を得ることが
可能なプロセスパラメータ)、例えば高周波電力を選択
し、この変更値を算出する。このとき、高周波電力を変
更することにより膜のストレスなど他の特性パラメータ
に影響を及ぼす場合は、他のプロセスパラメータを変更
して調節し、全ての特性パラメータが適切な値となるよ
うに調整を図る。判定制御部38は、このようにして算
出されたプロセスパラメータの変更値に基づいて、レシ
ピを変更して成膜処理を継続する。
【0073】なお、2以上の特性パラメータが適切でな
いと判定されたときも、上記のように各プロセスパラメ
ータを変更して調節し、全ての特性パラメータが適切な
値となるように調整を図る。また、必要に応じてプロセ
スパラメータ及び成膜時間の双方を変更して調節しても
よい。
【0074】そして、所望のシリコン酸化膜の形成を終
了したら、TEOS、O2、及びHeの供給を停止す
る。そして、高周波電源9を停止させて、成膜処理を終
了する。
【0075】次に、本実施形態に係るCVD装置1及び
成膜方法の作用効果について説明する。
【0076】本実施形態では、半導体基板5に対する成
膜処理中において、チャンバ2に印加される高周波の基
本波及び高調波それぞれの電流信号及び電圧信号を検出
している。そして、検出された電流信号及び電圧信号に
基づいて、それら信号検出時における半導体基板5の成
膜状態を示す特性パラメータの予測値を算出している。
ここで、算出される特性パラメータの予測値は、それら
信号検出時における半導体基板5の実際の成膜状態をほ
ぼ正確に反映することが、発明者の実験により確かめら
れている。よって、算出された特性パラメータの予測値
と予め設定された特性パラメータの目標値との偏差量に
基づいて、成膜状態が適切か否かを判定することが可能
となる。これにより、成膜状態が適切であると認められ
るときは、半導体基板5に対する成膜処理をそのままの
継続し、成膜状態が適切でないと認められるときは、そ
の偏差量に基づいて半導体基板5に対する成膜時間及び
プロセスパラメータの少なくともいずれかを変更し、あ
るいは半導体基板5に対する成膜処理を停止する。この
ようにして、半導体基板5に対する成膜処理中に適切な
処置をとることで、半導体装置の製造における歩留まり
の向上を図ることが可能となる。
【0077】特に、プロセスパラメータの変更は、予め
求められた特性パラメータとプロセスパラメータとの関
係を示すプロセストレンドデータに基づいて行われるた
め、かかるデータに基づいて、プロセスパラメータを適
切に変更することが可能となる。
【0078】また、本実施形態に係るCVD装置1で
は、高周波の電圧信号及び電流信号を検出するセンサー
19が、インピーダンス整合器18とチャンバ2内のシ
ャワーヘッド4との間の伝送路7上に設けられている。
従って、第1の演算部32において算出されるRFパラ
メータは、インピーダンス整合器18により影響される
ことがない。その結果、半導体基板5の成膜状態を示す
特性パラメータの予測値は、半導体基板5の実際の成膜
状態をより正確に反映することとなり、判定制御部38
におけるCVD装置1の制御がより適切なものとなっ
て、半導体装置の製造における歩留まりの向上をより一
層図ることが可能となる。
【0079】(第2の実施形態)次に、本発明に係る半
導体装置の製造方法及び製造装置の第2の実施形態につ
いて説明する。図3は、第2の実施形態に係る半導体装
置の製造装置として、ドライエッチング装置41の構成
を概略的に示す図である。
【0080】エッチング装置41は、図3に示すよう
に、所望の真空度に減圧可能なチャンバ42を備えてい
る。このチャンバ42上部のリッド42aは、アルミニ
ウム等の導電性材料からなり、チャンバ42に高周波を
印加するための電極として機能している。チャンバ42
内には、半導体基板45を支持するペデスタル43が設
けられている。このペデスタル43は、アルミニウム等
の導電性材料から成り、伝送路7を介して高周波電源4
9と接続されている。よって、ペデスタル43は、チャ
ンバ42内に高周波を印加するための電極としても機能
している。なお、このペデスタル43は、Oリング、メ
タルシール等により、チャンバ42に気密に設けられる
と共に、図示しない可動機構により上下駆動可能に設け
られている。
【0081】ガス供給系50は、半導体基板45が含む
膜をドライエッチングするためのエッチングガスを供給
する。例えば、半導体基板45が含むシリコン酸化膜を
ドライエッチングする場合、CF4(四弗化炭素)及びO
3(オゾン)をそれぞれ供給するCF4供給源51及びO3
供給源52を備えている。また、これらエッチングガス
のキャリアガスとしてAr(アルゴン)を供給するAr
供給源53を備えている。
【0082】これらの各ガス供給源51〜53は、各ガ
スの質量流量を制御するMFC(質量流量コントロー
ラ;Mass Flow Controller)51a〜53aが設けられ
た管54を介して、チャンバ42の側壁に接続されてい
る。これにより、ガス供給源51〜53のそれぞれから
供給された、CF4、O3、及びArは、チャンバ42の
側壁からチャンバ42内に収容された半導体基板45上
に供給される。
【0083】また、チャンバ42の下部には、ガス排気
口60が設けられている。このガス排気口60は、チャ
ンバ42の内部を減圧する真空ポンプや圧力計などを含
むガス排気系61と排気管を介して接続されている。
【0084】またエッチング装置41は、チャンバ42
内に高周波を印加するための高周波電源49を、チャン
バ42の外部に備えている。この高周波電源49は、伝
送路47を介してチャンバ42のペデスタル43と接続
されており、高周波電源49において生成された高周波
は、この伝送路47を伝搬してペデスタル43に印加さ
れる。また、伝送路47上にはインピーダンス整合器5
8が設けられている。
【0085】また、伝送路47上であってインピーダン
ス整合器58とチャンバ42(より詳細には、電極とし
てのペデスタル43)との間には、伝送路47上を伝搬
する高周波の基本波及び高調波それぞれの電流信号及び
電圧信号を検出するためのセンサー59が設けられてい
る。そして、センサー59とペデスタル43との間の伝
送路47上には、電力を消費するような装置は設けられ
ていない。なお、センサー59は伝送路47上において
可能な限りチャンバ42と近接した位置に設けられてい
ると好ましい。センサー59は、上記第1の実施形態に
おいて図2を参照して説明したのと同様の構成を有して
いる。
【0086】制御ユニット70は、図5に示すように、
半導体基板45のエッチング状態を示す特性パラメータ
の予測値を算出する予測値算出装置71と、エッチング
装置41全体の制御を司る制御装置76とを有してい
る。
【0087】予測値算出装置71は、第1の演算部72
と、第2の演算部73と、多変量解析データベース74
とを含んでいる。
【0088】第1の演算部72は、センサー59と電気
的に接続されており、センサー59で検出した電流信号
及び電圧信号に基づいて、RFパラメータを算出する。
このRFパラメータは、後述する多変量解析に用いられ
るパラメータであり、上記した第1の実施形態で説明し
たものと同一である。
【0089】これら高周波パラメータにおいて、添字i
は次数を示す。これら高周波パラメータは、高周波の基
本波(i=0)及び高調波(i=1,2,・・・)それ
ぞれについて算出される。本実施形態に係るエッチング
装置41でも、3次の高調波(i=3)まで高周波パラ
メータが算出される。
【0090】第2の演算部73は、第1の演算部72と
電気的に接続されており、第1の演算部72で算出され
たRFパラメータを用いて、多変量解析により半導体基板
45の処理状態を予測する特性パラメータの予測値を算
出する。特性パラメータとしては、半導体基板45に対
する処理としてドライエッチング処理を行う本実施形態
では、半導体基板45が含む膜のエッチング量(エッチ
ング深さ)などが含まれる。なお、ここではエッチング
量はエッチングレートとして算出している。
【0091】第2の演算部73は、多変量解析データベ
ース74と電気的に接続されている。この多変量解析デ
ータベース74には、第2の演算部73において、RFパ
ラメータを用いて特性パラメータの予測値を多変量解析
により算出するときに用いられる関数が記憶されてい
る。
【0092】制御装置76は、第3の演算部77と、判
定制御部78と、プロセストレンドデータベース(記憶
手段)79と、第4の演算部80と、を含んでいる。
【0093】第3の演算部77は、予測値算出装置71
の第2の演算部73と電気的に接続されている。この第
3の演算部77は、第2の演算部73において算出され
た特性パラメータの予測値と、予め入力されて設定され
た特性パラメータの目標値との偏差量を算出する。具体
的には、エッチング量(エッチングレート)の予測値と
エッチング量の目標値とに基づいて、エッチング量の偏
差量を算出する。
【0094】判定制御部78は、第3の演算部77と電
気的に接続されている。この判定制御部78は、第3の
演算部77で算出した偏差量に基づいて、エッチング状
態が適切であるか否かを判定する。また、この判定制御
部78は、高周波電源49、ペデスタル43、ガス排気
系61、及びガス供給系50のそれぞれと電気的に接続
されており、エッチング状態の判定結果に基づいてこれ
らを制御する。
【0095】ここで、判定制御部78においてエッチン
グ状態を判定するに際し、特性パラメータの偏差量には
2段階の閾値が設定されている。第1の閾値は、いわゆ
る不感帯を規定するものである。この第1の閾値よりも
偏差量が小さければ、判定制御部78はエッチング状態
が適切であると判定し、そのままの状態でのエッチング
処理の継続を指示する。このように、第1の閾値を設け
て不感帯を規定することにより、エッチング処理が不安
定になることを抑制することができる。
【0096】第2の閾値は、エッチング処理を停止する
禁止帯を規定するものである。この第2の閾値よりも偏
差量が大きければ、判定制御部78はエッチング処理に
異常が生じていると判定し、エッチング処理の停止を指
示する。このように、第2の閾値を設けて禁止帯を規定
することにより、早期にエッチング処理を停止して歩留
まりの向上を図ることが可能となる。
【0097】そして、偏差量が第1の閾値と第2の閾値
との間にあるときは、判定制御部78はエッチング状態
が適切でないもののプロセスの修正が可能であると判定
し、後述する第4の演算部80において算出された変更
値に基づいて、エッチング時間及びプロセスパラメータ
の少なくともいずれかの変更を指示する。ここで、プロ
セスパラメータには、高周波電源49によりチャンバ4
2に印加される高周波電力、チャンバ42内における圧
力、チャンバ42に導入されるガス流量、電極間距離
(チャンバ42のリッド42aとペデスタル3との距
離)などが含まれる。
【0098】第4の演算部80は、判定制御部78と電
気的に接続されている。この第4の演算部80は、判定
制御部78においてエッチング状態が適切でないものの
プロセスの修正が可能であると判定されたとき、第3の
演算部77で算出された偏差量に基づいて、エッチング
時間及びプロセスパラメータの少なくともいずれかの変
更値を算出する。
【0099】例えば、エッチング量が適切でないと判定
されたとき、第4の演算部80において、第3の演算部
77で算出されたエッチング量の偏差量をエッチングレ
ートで除して、残りのエッチングに必要な時間を算出す
る。そして、算出された時間に基づいて、所望の深さの
エッチングが行われるように、エッチング時間の変更値
を算出する。
【0100】あるいは、エッチング量が適切でないと判
定されたとき、第4の演算部80において、第3の演算
部77で算出されたエッチング量の偏差量に基づいて、
プロセスパラメータの変更値を算出してもよい。このプ
ロセスパラメータの変更値の算出は、プロセストレンド
データベース79に予め記憶された、特性パラメータと
プロセスパラメータとの関係を示すプロセストレンドデ
ータに基づいて行われる。
【0101】すなわち、図5に示すように、第4の演算
部80は、プロセストレンドデータベース79と電気的
に接続されている。このプロセストレンドデータベース
79には、予め実験により求められた、エッチング量
(エッチングレート)などの各特性パラメータと、高周
波電力、チャンバ内圧力、ガス流量、チャンバ内温度、
電極間距離などの各プロセスパラメータとの関係を示す
プロセストレンドデータが複数記憶されている。本実施
形態では、1個の特性パラメータと5個のプロセスパラ
メータがあるため、プロセストレンドデータベース79
には、5個のプロセストレンドデータが記憶されてい
る。
【0102】よって、第4の演算部80では、かかるプ
ロセストレンドデータに基づいて、第3の演算部77で
算出した偏差量から、プロセスパラメータの変更値を算
出する。例えば、エッチング量について最も効果的なプ
ロセスパラメータ(すなわち、少量の変更で大きなエッ
チングレートの変化量を得ることが可能なプロセスパラ
メータ)、例えば高周波電力を選択し、この変更値を算
出する。
【0103】次に、このように構成されたドライエッチ
ング装置41を用いたエッチング方法の一例について説
明する。ここでは、例えば半導体基板45が含むシリコ
ン酸化膜からなる絶縁層にコンタクトホールを形成する
場合のエッチング方法について説明する。
【0104】まず、チャンバ42のリッド42aを接地
する。また、高周波電源49を介してペデスタル43を
接地する。次に、チャンバ42内をガス排気口60を介
して接続されているガス排気系61の真空ポンプによっ
て減圧する。この減圧下において、ロードロックチャン
バや他のチャンバ、基板準備室などから半導体基板45
をチャンバ42内へ搬送し、ペデスタル43上に載置す
る。そして、ペデスタル43とリッド42aとの間の電
極間距離を調整する。
【0105】次に、ガス供給源51〜53からガスの供
給を開始し、CF4、O3、及びArをガス管54を介し
てチャンバ42の側壁に導入し、ここから半導体基板4
5上に供給する。
【0106】次に、高周波電源49を作動させ、チャン
バ42への高周波の印加を開始する。すると、チャンバ
42内で高周波プラズマが生成され、チャンバ42内に
供給されたエッチングガスがイオン化ないしはラジカル
化し、半導体基板45上のエッチング対象領域のシリコ
ン酸化膜が除去される。
【0107】以上のプロセス制御は、制御ユニット70
が有する制御装置76の判定制御部78により、予め設
定された初期のレシピ(各プロセスパラメータ、エッチ
ング時間などが設定されている)に基づいて行われる。
【0108】ここで、エッチングプロセス中において
は、センサー59により高周波の基本波及び高調波(3
次まで)それぞれの電流信号及び電圧信号を検出する。
サンプリング周期は、例えば0.1秒〜1秒程度であ
る。このサンプリング周期は、1枚の半導体基板45に
エッチングを施すのに必要なエッチング時間に依存して
決定される。
【0109】そして、制御ユニット70の第1の演算部
72において、センサー59からの電流信号及び電圧信
号に基づいて、高周波の基本波及び高調波それぞれにつ
いて電流Ii、電圧Vi、電流Iiと電圧Viとの位相差φ
i、インピーダンスZi(=R i+jXi;Riは実数部、X
iは虚数部)、チャンバ42内での消費電力Pideliv.
進行波電力Pifwd、反射波電力PirefなどのRFパラメ
ータを算出する。
【0110】そして、第2の演算部73において、エッ
チングレートなどの特性パラメータの予測値を算出す
る。この特性パラメータの予測値の算出は、多変量解析
データベース74に記憶されている関係式に基づいて行
う。
【0111】次に、第3の演算部77において、このよ
うにして算出された特性パラメータの予測値と予め設定
された特性パラメータの目標値との偏差量を算出する。
より詳細には、エッチング量(エッチングレート)の予
測値とエッチング量の目標値とに基づいて、エッチング
量の偏差量を算出する。
【0112】そして、判定制御部78において、第3の
演算部77で算出した偏差量に基づいて、エッチング状
態が適切か否かを判定する。そして、偏差量が不感帯を
規定する第1の閾値よりも小さければ、判定制御部78
はエッチング状態が適切であると判定し、そのままの状
態でのエッチング処理を継続する。
【0113】また、偏差量が禁止帯を規定する第2の閾
値よりも大きければ、判定制御部78は処理に著しい異
常が生じていると判断して、エッチング処理を停止す
る。
【0114】また、偏差量が第1の閾値と第2の閾値と
の間にあるときは、エッチング処理時間及びプロセスパ
ラメータの少なくともいずれかを変更する。
【0115】例えば、エッチング量が適切でないと判定
されたとき、第4の演算部80において、第3の演算部
77で算出されたエッチング量の偏差量をエッチングレ
ートで除して、残りのエッチングに必要な時間を算出す
る。そして、算出された時間に基づいて、所望の深さの
エッチングを得られるように、エッチング時間の変更値
を算出する。判定制御部78は、このようにして算出さ
れたエッチング時間の変更値に基づいて、レシピを変更
してエッチング処理を継続する。
【0116】あるいは、エッチング量が適切でないと判
定されたとき、エッチング時間を変更するのではなく、
第4の演算部80において、第3の演算部77で算出さ
れたエッチング量の偏差量に基づいて、プロセスパラメ
ータの変更値を算出してもよい。このプロセスパラメー
タの変更値の算出は、プロセストレンドデータベース7
9に予め記憶された、特性パラメータとプロセスパラメ
ータとの関係を示すプロセストレンドデータに基づいて
行われる。例えば、エッチング量について最も効果的な
プロセスパラメータ(すなわち、少量の変更で大きなエ
ッチングレートの変化量を得ることが可能なプロセスパ
ラメータ)、例えば高周波電力を選択し、この変更値を
算出する。判定制御部78は、このようにして算出され
たプロセスパラメータの変更値に基づいて、レシピを変
更してエッチング処理を継続する。
【0117】なお、必要に応じてプロセスパラメータ及
びエッチング時間の双方を変更してもよい。そして、所
定深さのコンタクトホールの形成が終了したら、C
4、O3、及びArの供給を停止する。そして、高周波
電源49を停止させて、エッチング処理を終了する。
【0118】次に、本実施形態に係るエッチング装置4
1及びエッチング方法の作用効果について説明する。
【0119】本実施形態では、半導体基板45に対する
エッチング処理中において、チャンバ2に印加される高
周波の基本波及び高調波それぞれの電流信号及び電圧信
号を検出している。そして、検出された電流信号及び電
圧信号に基づいて、それら信号検出時における半導体基
板45のエッチング状態を示す特性パラメータの予測値
を算出している。ここで、算出される特性パラメータの
予測値は、それら信号検出時における半導体基板45の
実際のエッチング状態をほぼ正確に反映することが、発
明者の実験により確かめられている。よって、算出され
た特性パラメータの予測値と予め設定された特性パラメ
ータの目標値とに基づいて、エッチング状態が適切か否
かを判定することが可能となる。これにより、エッチン
グ状態が適切であると認められるときは、半導体基板4
5に対するエッチング処理をそのままの継続し、エッチ
ング状態が適切でないと認められるときは、半導体基板
45に対するエッチング時間及びプロセスパラメータの
少なくともいずれかを変更し、あるいは半導体基板45
に対するエッチング処理を停止する。このようにして、
半導体基板45に対するエッチング処理中に適切な処置
をとることで、半導体装置の製造における歩留まりの向
上を図ることが可能となる。
【0120】特に、プロセスパラメータの変更は、予め
求められた特性パラメータとプロセスパラメータとの関
係を示すプロセストレンドデータに基づいて行われるた
め、かかるデータに基づいて、プロセスパラメータを適
切に変更することが可能となる。
【0121】また、本実施形態に係るエッチング装置4
1では、高周波の電圧信号及び電流信号を検出するセン
サー59が、インピーダンス整合器58とチャンバ42
内のペデスタル43との間の伝送路47上に設けられて
いる。従って、第1の演算部72において算出されるR
Fパラメータは、インピーダンス整合器58により影響
されることがない。その結果、半導体基板45のエッチ
ング状態を示す特性パラメータの予測値は、半導体基板
45の実際のエッチング状態をより正確に反映すること
となり、判定制御部78におけるエッチング装置41の
制御がより適切なものとなって、半導体装置の製造にお
ける歩留まりの向上をより一層図ることが可能となる。
【0122】なお、本発明は上記した実施形態に限定さ
れることなく、種々の変形が可能である。
【0123】例えば、上記した第1の実施形態では、膜
厚(成膜レート)が適切でないと判定されたとき、所望
の成膜結果を得るべく成膜時間を変更していたが、膜厚
が適切でないと判定されたときに、プロセスパラメータ
を変更したり、あるいは成膜時間とプロセスパラメータ
の双方を変更したりすることで、所望の成膜結果を得る
ようにしてもよい。ただし、膜厚が適切でないと判定さ
れたときに、成膜時間を変更して調整するようにすれ
ば、プロセスパラメータを変更するときと比べてプロセ
スの修正を極めて簡単に行うことができる。
【0124】
【発明の効果】本発明によれば、半導体装置の製造にお
ける歩留まりの向上を図ることが可能な半導体装置の製
造方法及び製造装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係るCVD装置の構成を概略
的に示す図である。
【図2】センサーの構成を示す回路図である。
【図3】CVD装置が備える制御ユニットの構成を示す
ブロック図である。
【図4】第2の実施形態に係るエッチング装置の構成を
概略的に示す図である。
【図5】エッチング装置が備える制御ユニットの構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1…CVD装置、2,42…チャンバ、5,45…半導
体基板、9,49…高周波電源、17,57…伝送路、
19,59…センサー、30,70…制御ユニット、3
1,71…予測値算出装置、36,76…制御装置、3
9,79…プロセストレンドデータベース、41…エッ
チング装置、42a…リッド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/768 H01L 21/302 A (72)発明者 岩田 秀之 千葉県成田市新泉14−3野毛平工業団地内 アプライド マテリアルズ ジャパン 株式会社内 Fターム(参考) 4K030 AA06 AA09 AA16 BA44 CA04 DA04 FA03 JA01 JA03 JA05 JA09 JA10 JA16 KA17 KA30 KA39 KA41 LA02 LA15 5F004 AA01 CA08 CB05 CB15 CB20 DA01 DA23 DA26 DB03 EB01 5F033 QQ12 RR04 SS04 SS15 XX34 5F045 AA08 AB32 AC09 AC11 BB08 EH19 GB01 GB08 GB09 GB10 GB15

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波を印加することによりチャンバ内
    でプラズマを発生させ、このプラズマ雰囲気中において
    半導体基板に対して所定の処理を行う半導体装置の製造
    方法であって、 前記半導体基板に対する処理中に、 前記チャンバに印加される前記高周波の基本波及び高調
    波それぞれの電流信号及び電圧信号を検出し、 前記電流信号及び前記電圧信号に基づいて、それら信号
    検出時における前記半導体基板の処理状態を示す特性パ
    ラメータの予測値を算出し、 前記特性パラメータの予測値と予め設定された該特性パ
    ラメータの目標値とに基づいて、前記半導体基板に対す
    る処理のそのままの継続、該半導体基板に対する処理時
    間及びプロセスパラメータの少なくともいずれかの変
    更、及び該半導体基板に対する処理の停止、のいずれか
    を実行することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記プロセスパラメータの変更は、予め
    求められた前記特性パラメータと該プロセスパラメータ
    との関係を示すプロセストレンドデータに基づいて行わ
    れることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 前記プロセスパラメータには、前記チャ
    ンバに印加する前記高周波の電力、前記チャンバ内にお
    ける圧力、前記チャンバに導入されるガスの流量、前記
    チャンバ内における温度、及び前記半導体基板を挟むよ
    うに前記チャンバ内に配置された電極間の距離、の少な
    くともいずれかが含まれることを特徴とする請求項1又
    は請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記半導体基板に対する処理として成膜
    処理を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
    記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記特性パラメータには、前記半導体基
    板上に形成された膜の厚さ、膜のストレス、膜の屈折
    率、及び膜厚の均一性、の少なくともいずれかが含まれ
    ることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置の製造
    方法。
  6. 【請求項6】 前記半導体基板に対する処理としてエッ
    チング処理を行うことを特徴とする請求項1〜3のいず
    れかに記載の半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記特性パラメータには、エッチング量
    が含まれることを特徴とする請求項6に記載の半導体装
    置の製造方法。
  8. 【請求項8】 半導体基板に対して処理を行うためのチ
    ャンバと、 前記チャンバに高周波を印加するための高周波電源と、 前記高周波電源と前記チャンバとを結び、該高周波電源
    において生成された高周波を該チャンバに伝送するため
    の伝送路と、 前記伝送路上に設けられており、前記高周波の基本波及
    び高調波それぞれの電流信号及び電圧信号を検出するセ
    ンサーと、 前記電流信号及び前記電圧信号に基づいて、前記半導体
    基板の処理状態を示す特性パラメータの予測値を算出す
    る予測値算出装置と、 前記特性パラメータの予測値と予め設定された該特性パ
    ラメータの目標値とに基づいて、前記半導体基板に対す
    る処理のそのままの継続、該半導体基板に対する処理時
    間及びプロセスパラメータの少なくともいずれかの変
    更、及び該半導体基板に対する処理の停止、のいずれか
    を実行する制御装置と、を備えることを特徴とする半導
    体装置の製造装置。
  9. 【請求項9】 前記制御装置は、予め求められた前記特
    性パラメータと前記プロセスパラメータとの関係を示す
    プロセストレンドデータを記憶する記憶手段を有し、 前記プロセストレンドデータに基づいて、前記プロセス
    パラメータの変更を行うことを特徴とする請求項8に記
    載の半導体装置の製造装置。
  10. 【請求項10】 前記プロセスパラメータには、前記チ
    ャンバに印加する前記高周波の電力、前記チャンバ内に
    おける圧力、前記チャンバ内に導入するガスの流量、前
    記チャンバ内における温度、及び前記半導体基板を挟む
    ように前記チャンバ内に配置された電極間の距離、の少
    なくともいずれかが含まれることを特徴とする請求項8
    又は請求項9に記載の半導体装置の製造装置。
  11. 【請求項11】 当該半導体装置の製造装置は、前記半
    導体基板に対する処理として成膜処理を行う成膜装置を
    含むことを特徴とする請求項8〜10のいずれかに記載
    の半導体装置の製造装置。
  12. 【請求項12】 前記特性パラメータには、前記半導体
    基板上に形成された膜の厚さ、膜のストレス、膜の屈折
    率、及び膜厚の均一性、の少なくともいずれかが含まれ
    ることを特徴とする請求項11に記載の半導体装置の製
    造装置。
  13. 【請求項13】 当該半導体装置の製造装置は、前記半
    導体基板に対する処理としてエッチング処理を行うエッ
    チング装置を含むことを特徴とする請求項8〜10のい
    ずれかに記載の半導体装置の製造装置。
  14. 【請求項14】 前記特性パラメータには、エッチング
    量が含まれることを特徴とする請求項13に記載の半導
    体装置の製造装置。
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