JP2003227971A - 波長多重光送受信モジュール - Google Patents

波長多重光送受信モジュール

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JP2003227971A
JP2003227971A JP2002028266A JP2002028266A JP2003227971A JP 2003227971 A JP2003227971 A JP 2003227971A JP 2002028266 A JP2002028266 A JP 2002028266A JP 2002028266 A JP2002028266 A JP 2002028266A JP 2003227971 A JP2003227971 A JP 2003227971A
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signal light
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light receiving
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JP2002028266A
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Mariko Nakaso
麻理子 中曾
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、より簡単な構造を有し、調
整が容易な波長多重光送受信モジュールを提供すること
である。 【解決手段】 受光モジュール55と発光モジュール4
0とフェルール10中の光ファイバとが光学的に結合す
るように配置される。ロッドレンズ20は、フェルール
10と分波フィルタ35との間に配置される。さらに、
集光レンズ50は、発光モジュール40に接し、かつ、
ロッドレンズ20と共焦点の位置に配置される。ここ
で、発光モジュール40の発光面は、非常に小さいので
送信信号光は大きく広がって出射される。そのため、発
光モジュール40の配置が非常に困難なものとなってい
る。集光レンズ50が、当該波長多重光送受信モジュー
ルに設けられることによって、大きく広がって出射され
る送信信号光が集光される。これにより、発光モジュー
ル40の設置が容易なものとされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、波長多重光送受信
モジュールに関するものであり、より特定的には、互い
に波長の異なる入力信号光および出力信号光を、一本の
光ファイバで伝送する双方向通信に用いられる波長多重
光送受信モジュールに関する発明である。
【0002】
【従来の技術】近年、公衆通信分野等において、光ファ
イバ通信の普及が拡大している。このような光ファイバ
通信において、一本のファイバを用いて、1.3μmお
よび1.55μmの異なった波長の光を双方向に送る双
方向通信技術がある。
【0003】図9は、双方向通信に用いられる従来の波
長多重光送受信モジュールの構成を示したものである。
従来の光多重光送受信モジュールは、光ファイバ90
0、発光素子905、受光素子910、分波フィルタ9
15、第1のコリメートレンズ920、第2のコリメー
トレンズ925および第3のコリメートレンズ930を
備える。光ファイバ900は、1.3μmの波長の受信
信号光および1.55μmの波長の送信信号光を伝送す
る。発光素子905は、送信信号光を発光する。受光素
子910は、受信信号光を受信する。分波フィルタ91
5は、発光素子905が発光した送信信号光を光ファイ
バ900に導き、光ファイバ900から出力されてくる
受信信号光を受光素子910に導く。第1のコリメート
レンズ920は、光ファイバ900から出力されてくる
受信信号光を平行コリメート光にし、発光素子905か
ら出力されてくる送信信号光を光ファイバ900に集光
する。第2のコリメートレンズ925は、発光素子90
5から出力されてくる送信信号光を平行コリメート光に
する。第3のコリメートレンズ930は、光ファイバ9
00から出力されてくる受信信号光を、受光素子910
に集光する。
【0004】従来は、双方向通信技術においては、上記
のような波長多重光送受信モジュールが用いられてい
た。なお、送信信号光と受信信号光との波長は、逆であ
ってもよい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した波長
多重光送受信モジュールは、コリメートレンズが3つ用
いられていたので、それぞれが空間上に別個に配置され
なければならず、それぞれの光軸調整が非常に困難であ
った。また、部品点数の増大は、当該波長多重光送受信
モジュールの大型化および価格を高騰させる原因にもな
っていた。
【0006】そこで、本発明の目的は、より簡単な構造
を有し、調整が容易な波長多重光送受信モジュールを提
供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、互いに波
長の異なる入力信号光および出力信号光を、一本の光フ
ァイバで伝送する双方向通信に用いられる波長多重光送
受信モジュールであって、光ファイバから出射する入力
信号光と、光ファイバに入射する出力信号光とを分波す
る分波フィルタと、分波フィルタを介して光ファイバと
光学的に結合され、出力信号光を発光する発光素子と、
分波フィルタを介して光ファイバと光学的に結合され、
入力信号光を受光する受光素子と、光ファイバと分波フ
ィルタとの間に設けられ、光ファイバから出射される入
力信号光を集光し、出力信号光を光ファイバに集光する
入出力信号光集光レンズと、発光素子と分波フィルタと
の間であって、かつ、入出力信号光集光レンズと共焦点
の位置に配置されて、発光素子から発光される出力信号
光を集光する出力信号光集光レンズとを備える。
【0008】上記第1の発明によれば、発光素子から大
きな角度をもった状態で発光される出力信号が、出力信
号集光レンズによって集光され、その後、入出力信号光
集光レンズによって、光ファイバに集光されることとな
る。
【0009】第2の発明は、第1の発明に従属する発明
であって、出力信号集光レンズは、発光素子の発光面に
接触していることを特徴とする。
【0010】上記第2の発明によれば、予め発光素子と
出力信号集光レンズとが、一体化された状態で当該波長
多重送受信モジュールに配置することが可能になる。
【0011】第3の発明は、第1の発明に従属する発明
であって、分波フィルタの面と光ファイバの光軸とのな
す角度は、0°より大きく45°以下であることが好ま
しく、より好ましくは45°であることを特徴とする。
【0012】上記第3の発明によれば、分波フィルタの
面と光ファイバの光軸とのなす角度が45°のときに
は、発光素子の光軸と光ファイバの光軸とのなす角度が
90°となる。
【0013】第4の発明は、第1の発明に従属する発明
であって、受光素子の受光面の法線と、入力信号光の光
軸とのなす角度が0°より大きく15°以下であること
を特徴とする。
【0014】上記第4の発明によれば、入力信号光が、
受光素子の受光面に対して0°より大きな入射角で入射
されることになる。
【0015】第5の発明は、第1の発明に従属する発明
であって、受光素子は、受光面と光ファイバの光軸との
なす角度が垂直となるように配置され、少なくとも二つ
の平面を有するプリズムをさらに備え、プリズムは、一
つの平面が分波フィルタの受光素子側の面に接するよう
に配置されることを特徴とする。
【0016】上記第5の発明によれば、プリズムの二つ
の面のなす角度が任意に設定されることで、受光素子の
受光面に対する入射信号の入射角が任意に決定されるよ
うになる。
【0017】第6の発明は、第5の発明に従属する発明
であって、プリズムのその他の面が、受光素子の受光面
に接することを特徴とする。
【0018】上記第6の発明によれば、プリズムの端面
および受光面における反射光が減少する。
【0019】第7の発明は、第6の発明に従属する発明
であって、プリズムのその他の面と受光素子の受光面と
の間に、入力信号光を透過し、出力信号光を反射するこ
とができるフィルタをさらに備える。
【0020】上記第7の発明によれば、入力信号光に混
じって透過してきた出力信号光が、上記フィルタによっ
て反射される。
【0021】第8の発明は、第1の発明に従属する発明
であって、受光素子と分波フィルタとの間であって、か
つ、入出力信号光集光レンズと共焦点の位置に配置され
て、光ファイバから出射される入力信号光を受光素子の
受光面に集光する入力信号光集光レンズをさらに備え
る。
【0022】上記第8の発明によれば、入出力信号光集
光レンズと共焦点の位置に入力信号集光レンズが設けら
れることによって、入力信号光が受光面に集光されるこ
とになる。
【0023】第9の発明は、第8の発明に従属する発明
であって、入力信号集光レンズは、受光素子の受光面に
接触していることを特徴とする。
【0024】上記第9の発明によれば、予め受光素子と
入力信号集光レンズとが一体化された状態で、当該波長
多重送受信モジュールに配置されることになる。
【0025】第10の発明は、第8の発明に従属する発
明であって、分波フィルタは、入出力信号光集光レンズ
の焦点の位置に配置されることを特徴とする。
【0026】上記第10の発明によれば、入出力信号光
集光レンズの焦点の位置に分波フィルタが配置されるこ
とによって、全てのレンズの焦点が当該分波フィルタ上
に位置することとなる。
【0027】第11の発明は、第1〜第nの入力信号光
(ただし、nは任意の自然数;以下同様)および第1の
出力信号光から第nの出力信号光を、それぞれ、第1〜
第nの光ファイバで伝送する双方向通信に用いられるア
レイ波長多重光送受信モジュールであって、第kの光フ
ァイバ(ただし、kは1以上n以下の任意の整数;以下
同様)は、互いに波長の異なる第kの入力信号光および
第kの出力信号光を伝送し、第kの光ファイバから出射
する第kの入力信号光と、第kの光ファイバに入射する
第kの出力信号光とを分波する分波フィルタと、分波フ
ィルタを介して第kの光ファイバと光学的に結合され、
第kの出力信号光を発光する第kの発光素子と、分波フ
ィルタを介して第kの光ファイバと光学的に結合され、
第kの入力信号光を受光する第kの受光素子と、第kの
光ファイバと分波フィルタとの間に設けられ、第kの光
ファイバから出射される第kの入力信号光を集光し、第
kの出力信号光を第kの光ファイバに集光する第kの入
出力信号光集光レンズと、第kの発光素子と分波フィル
タとの間であって、かつ、第kの入出力信号光集光レン
ズと共焦点の位置に配置されて、第kの発光素子から発
光される第kの出力信号光を集光する第kの出力信号光
集光レンズとを備える。
【0028】上記第11の発明によれば、n個の波長多
重光送受信モジュールがアレイ状に配置されており、各
波長多重光送受信モジュールの分波フィルタが共通化さ
れて用いられる。
【0029】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
の第1の実施形態に係る波長多重送受信モジュールにつ
いて、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の
第1の実施形態に係る波長多重光送受信モジュールの構
成を示した図である。本実施形態に係る波長多重光送受
信モジュールは、二つの異なる波長の信号を用いた光フ
ァイバ双方向通信において使用されるものであり、筐体
5、フェルール10、割りスリーブ15、ロッドレンズ
20、光ファイバ心線30、分波フィルタ35、発光モ
ジュール40、発光モジュールの電源ピン45、集光レ
ンズ50、受光モジュール55および受光モジュールの
電源ピン60を備える。筐体5は、各構成部を固定す
る。フェルール10は、その中心に光ファイバを備えて
おり、当該光ファイバを介して送信信号光および受信信
号光を伝送する。割りスリーブ15は、フェルール10
およびロッドレンズ20を固定する役割を果たし、筐体
5上に配置される。ロッドレンズ20は、送信信号光お
よび受信信号光を集光する。発光モジュール40は、第
1の波長を有する送信信号光を発光する。集光レンズ5
0は、発光モジュール40から出力される送信信号光を
集光する。受光モジュール55は、フェルール10から
出力される第2の波長を有する受信信号光を受光する。
分波フィルタ35は、フェルール10から出力される受
信信号光を透過して受光モジュール55に導き、発光モ
ジュール40が出力する送信信号光を反射してフェルー
ル10に導く。以上のように構成された波長多重光送受
信モジュールの詳細について、以下に説明する。
【0030】まず、フェルール10、割りスリーブ15
およびロッドレンズ20の構成の詳細について説明す
る。図2は、フェルール10、割りスリーブ15および
ロッドレンズ20を示した図である。図2に示されるよ
うに、送信信号光および受信信号光が通るファイバ70
がフェルール10によって保持される。ファイバ70へ
の入出力用集光レンズとしてフェルール10と同じ径を
有する円筒状のロッドレンズ20が用いられる。当該ロ
ッドレンズ20は、フェルール10とともに割りスリー
ブ15によって固定される。本実施形態においては、フ
ェルール10とロッドレンズ20とが接触するように配
置されている。これは、フェルール10とロッドレンズ
20とを接触させることによって、フェルール10とロ
ッドレンズ20との間に隙間がある場合よりも端面反射
を減少させることができ、その結果、反射戻り光がファ
イバ70に入射することが防止されるからである。な
お、このときロッドレンズ20のフェルール10に対し
て接触している面は、半径20mm程度の凸形の曲面を
有する(図面では表現されていない)。これにより、ロ
ッドレンズ20の端面とファイバ70の端面とが安定し
て接触することが可能となる。以上で、フェルール1
0、割りスリーブ15およびロッドレンズ20の構成の
詳細について説明を終了する。
【0031】次に、フェルール10、割りスリーブ15
およびロッドレンズ20の筐体5上への固定について説
明する。図3は、図1に示される波長多重光送受信モジ
ュールの線分A−AAにおける断面図である。図3に示
されるように、フェルール10が挿入された割りスリー
ブ15が、筐体5に設けられたガイド溝75に押し当て
られて、接着剤80によって筐体5に固定される。これ
により、フェルール10、割りスリーブ15およびロッ
ドレンズ20(図3には表示されず)が、精度よく、安
定して筐体5上に固定される。また、割りスリーブ15
のスリット内に接着剤80が流入されることにより、筐
体5、フェルール10、割りスリーブ15およびロッド
レンズ20(図3には表示されず)を一体的に固定する
ことも可能である。以上で、フェルール10、割りスリ
ーブ15およびロッドレンズ20の筐体5上への固定に
ついて説明を終了する。
【0032】次に、分波フィルタ35、発光モジュール
40および受光モジュール55の設置について説明す
る。まず、分波フィルタ35の設置について説明する。
分波フィルタ35は、当該分波フィルタ35の法線が光
ファイバの光軸に対して45°の角度をなすように設置
される。これにより、発光モジュール40の光軸と受光
モジュール55の光軸とのなす角度が90°となり、ロ
ッドレンズ20の焦点距離が短くなる。なお、この角度
を45°以下としてもよいが、分波フィルタ35の特性
が劣化すること、発光モジュール40と受光モジュール
55とが接近して小型化が困難となることおよび発光モ
ジュールの電源ピン45と受光モジュールの電源ピン6
0とが接近し、電気クロストークが劣化すること等の理
由から、分波フィルタ35と光軸とのなす角度は、45
°が望ましい。
【0033】ここで、発光モジュール40および受光モ
ジュール55の設置の順番について説明する。発光モジ
ュール40の発光面は、2〜3μmと小さいが、受光モ
ジュール55の受光面は、数十μmと発光モジュール4
0の発光面に比べて大きい。そのため、発光モジュール
40よりも受光モジュール55の方が、光学調整が容易
である。したがって、これらを設置する場合には、ま
ず、発光モジュール40が設置され、その後、受光モジ
ュール55が設置されることが望ましい。
【0034】まず、発光モジュール40および受光モジ
ュール55の設置について説明する。ここで、発光モジ
ュール40の発光面は、2〜3μmと非常に小さい。し
たがって、空間に光が出射される際には、大きな広がり
角を有して出射される。このため、発光モジュール40
から出射される送信信号光を集光するためのレンズが必
要となる。そこで、図1に示されるように、集光レンズ
50が、発光モジュール40に接するように設置され
る。集光レンズ50が設置された発光モジュール40
は、ロッドレンズ20および集光レンズ50の焦点が一
致し、かつ、ロッドレンズ20と光学的に結合する位置
に設置される。なお、上記のように集光レンズ50に発
光モジュール40が接することによって、集光レンズ5
0と発光モジュール40との間の位置決めが簡略化され
る。
【0035】次に、受光モジュール55は、図1に示さ
れるように、ロッドレンズ20の焦点の位置に設置され
る。ここで、発光モジュール40の受光面は、光ファイ
バの光軸の垂線に対して10°傾けられる。これによ
り、当該受光面で反射した受信信号光が光ファイバに戻
ることが防止される。なお、図4に示されるように、受
信信号光は、分波フィルタ35の屈折率により、分波フ
ィルタ35を通過した後の光路が光ファイバの光軸から
ずれてしまう。したがって、予めこの光軸からのずれが
計算された上で、受光モジュール55は設置される。な
お、発光モジュール40および受光モジュール55は、
YAG溶接等により筐体5に固定される。以上で、発光
モジュール40および受光モジュール55の設置の説明
を終了する
【0036】以下に、本実施形態に係る波長多重光送受
信モジュールの動作について、図1を用いて説明する。
【0037】まず、受信信号光を受光モジュール55が
受光するときの波長多重光送受信モジュールの動作につ
いて説明する。光ファイバ心線30を通過してきた受信
信号光が、フェルール10内の光ファイバ(図1には示
されず)を介して、ロッドレンズ20に出力される。ロ
ッドレンズ20は、当該受信信号光を集光する。当該受
信信号光は、分波フィルタ35を透過し、ロッドレンズ
20の焦点に配置された受光モジュール55に到達す
る。これにより、受光モジュール55は、受信信号光を
受光することができる。
【0038】次に、送信信号光が波長多重光送受信モジ
ュール外へ送信されるときの波長多重光送受信モジュー
ルの動作について説明する。発光モジュール40は、送
信信号光を発光する。集光レンズ50は、当該送信信号
光を集光する。送信信号光は、いったん焦点に集光され
るが、焦点通過後は広がり、分波フィルタ35におい
て、ロッドレンズ20側へ反射される。ロッドレンズ2
0は、反射されてきた送信信号光をフェルール10内の
光ファイバ(図1には示されていない)に集光する。当
該送信信号光は、光ファイバおよび光ファイバ心線30
を介して、波長多重光送受信モジュール外へ出力され
る。
【0039】なお、説明の簡略化のため、受信信号光の
受信動作および送信信号光の送信動作を別々に説明した
が、当該波長多重光送受信モジュールは、双方向通信に
用いられるものであるので、上記の2つの動作は同時に
行われる。
【0040】本実施形態に係る波長多重光送受信モジュ
ールによれば、モジュールの部品点数を減らすことがで
きる。その結果として、当該波長多重光送受信モジュー
ルの小型化が図ることができるとともに、当該波長多重
光送受信モジュールを安価に提供することが可能とな
る。
【0041】また、発光モジュール40と分波フィルタ
35との間に集光レンズ50が設けられることで、共焦
点系の波長多重光送受信モジュールが実現される。共焦
点系は、コリメート系に比べて、各要素の角度ずれに対
しての結合効率の劣化量が少ないので、当該波長多重光
送受信モジュールにおけるの角度調整が容易になる。
【0042】さらに、集光レンズ50が発光モジュール
40に接触させて設置されるので、集光レンズ50およ
び発光モジュール40の位置決めを同時に行うことが可
能となる。これにより、集光レンズ50と発光モジュー
ル40とが別々に配置される場合に比べて、光学調整が
容易となる。
【0043】なお、本実施形態に係る波長多重光送受信
モジュールについて、図5に示すような構成をとること
も可能である。図5は、当該波長多重光送受信モジュー
ルの分波フィルタ付近の拡大図である。図5に示される
波長多重光送受信モジュールは、受光モジュール55の
受光面上に第2の分波フィルタ100が設けられ、第2
の分波フィルタ100上に台形プリズム115が設けら
れ、さらに、台形プリズム115上に第1の分波フィル
タ110が設けられているものである。上記構成によ
り、受光モジュール55の受光面に対して角度を持った
光が入射する。その結果、受光面における反射戻り光
が、光ファイバに入射することが防止される。また、受
光面を傾ける必要がなくなり、受光モジュールの電源ピ
ン60を光ファイバと平行になるように配置することが
可能となる。その結果、当該波長多重光送受信モジュー
ルの小型化を図ることが可能となる。さらに、第2の分
波フィルタ100が設けられたことにより、第1の分波
フィルタ110から漏れてきた送信信号光が、受光モジ
ュール55に入射することが防止される。その結果、当
該波長多重光送受信モジュールのクロストークが向上す
る。さらに、受光モジュール55、第1の分波フィルタ
110、台形プリズム115および第2の分波フィルタ
100を一体化させたことにより、受信信号光をモニタ
しながら受光モジュール55の位置決めを行うと、第1
の分波フィルタ110の位置も自動的に決定される。し
たがって、図1のように、分波フィルタ35を筐体5に
設置した後に、受光モジュール55を設置する場合に比
べて、調整が容易となる。さらに、分波フィルタ35
は、常に光ファイバの光軸上に配置されることになるの
で、当該分波フィルタ35が小型化される。また、筐体
5における分波フィルタ35固定用のスペースや治具が
不要となり、当該波長多重光送受信モジュールの小型化
を図ることができる。なお、第1の分波フィルタ110
と台形プリズム115とは、図5に示されるように接触
していることが好ましいが、これらの間に隙間が合って
もよい。第1の分波フィルタ110と台形プリズム11
5とが接触することによって、台形プリズム115の端
面での反射光が減少し、当該波長多重光送受信モジュー
ルのクロストークが向上する。
【0044】(第2の実施形態)以下、本発明の第2の
実施形態に係る波長多重送受信モジュールについて、図
面を参照しながら説明する。図6は、本発明の第2の実
施形態に係る波長多重送受信モジュールの構成を示した
図である。本実施形態に係る波長多重光送受信モジュー
ルは、光ファイバを用いた双方向通信において使用され
るものであり、筐体5、フェルール10、割りスリーブ
15、ロッドレンズ20、光ファイバ心線30、発光モ
ジュール40、発光モジュールの電源ピン45、受光モ
ジュール55、受光モジュールの電源ピン60、分波フ
ィルタ118、第1の集光レンズ120および第2の集
光レンズ125を備える。筐体5、フェルール10、割
りスリーブ15、ロッドレンズ20、光ファイバ心線3
0、発光モジュール40、発光モジュールの電源ピン4
5、受光モジュール55および受光モジュールの電源ピ
ン60は、第1の実施形態と同様であるため、説明を省
略する。第1の実施形態と本実施形態との異なる点は、
受光モジュール55の受光面上に第2の集光レンズ12
5が設けられていることおよび第1の実施形態の分波フ
ィルタ35に比べて本実施形態の分波フィルタ118が
小さいことである。なお、分波フィルタ118は、第1
の実施形態と同様に、フェルール10から出力される受
信信号光を透過して受光モジュール55に導き、発光モ
ジュール40が出力する送信信号光を反射してフェルー
ル10に導く。第1の集光レンズ120は、第1の実施
形態における集光レンズ50と同様に、発光モジュール
40が出射する送信信号光を集光する。第2の集光レン
ズ125は、受光モジュール55の受光面に受信信号光
を集光する。以下に、第1の実施形態と相違する点を中
心に、本実施形態に係る波長多重送受信モジュールにつ
いて説明する。
【0045】フェルール10、割りスリーブ15および
ロッドレンズ20の構成の詳細についての説明およびこ
れらの筐体5上への固定についての説明は、第1の実施
形態と同様であるため、説明を省略する。
【0046】ここで、発光モジュール40、受光モジュ
ール55、分波フィルタ118、第1の集光レンズ12
0および第2の集光レンズ125の設置について説明す
る。まず、本実施形態に係る分波フィルタ118は、ロ
ッドレンズ20の焦点の位置に設置される。このとき、
第1の実施形態と同様に、分波フィルタ118は、当該
分波フィルタ118の法線と光ファイバの光軸とが45
°の角度をなすように設置される。また、第1の実施形
態と同様の理由により、この角度を45°以上としても
よい。
【0047】次に、第1の集光レンズ120および第2
の集光レンズ125の設置について説明する。第1の集
光レンズ120は、第1の実施形態の集光レンズ50と
同様に、発光モジュール40の発光面に接触させて設置
される。第2の集光レンズ125は、受光モジュール5
5の受光面に接触させて設置される。
【0048】ここで、発光モジュール40、受光モジュ
ール55、第1の集光レンズ120および第2の集光レ
ンズ125の筐体5への設置について説明する。なお、
第1の実施形態と同様の理由により、まず、発光モジュ
ール40が設置され、その後、受光モジュール55が設
置される。
【0049】まず、発光モジュール40および第1の集
光レンズ120の設置について説明する。発光モジュー
ル40および第1の集光レンズ120は、ロッドレンズ
20の焦点と当該第1の集光レンズ120の焦点とが一
致し、かつ、ロッドレンズ20と当該第1の集光レンズ
120とが光学的に結合される位置に設置される。な
お、本実施形態では、分波フィルタ118が、当該分波
フィルタ118の法線と光ファイバの光軸とが45°の
角度をなすように設置されているので、発光モジュール
40および第1の集光レンズ120は、図6に示される
ように、光ファイバの光軸と90°をなす直線上に設置
される。
【0050】次に、受光モジュール55および第2の集
光レンズ125の設置について説明する。第2の集光レ
ンズ125は、受光モジュール55の受光面に接するよ
うに設置される。そして、第2の集光レンズ125が設
置された受光モジュール55は、ロッドレンズ20の焦
点と当該第2の集光レンズ125の焦点とが一致し、か
つ、ロッドレンズ20と当該第2の集光レンズ125と
が光学的に結合される位置に設置される。なお、本実施
形態では、分波フィルタ118が受信信号光を透過する
ので、受光モジュール55および第2の集光レンズ12
5は、光ファイバの光軸上に設置される。なお、第1の
実施形態と同様の理由で、受光モジュール55は、受光
面の垂線と光ファイバの光軸とが10°をなすように設
置される。なお、上記のように第2の集光レンズ125
に受光モジュール55が接することによって、第2の集
光レンズ125と発光モジュール40との間の位置決め
が簡略化される。以上で、発光モジュール40および第
1の集光レンズ120の設置について説明を終了する。
【0051】以下に、本実施形態に係る波長多重光送受
信モジュールの動作について、図6を用いて説明する。
【0052】送信信号光が波長多重光送受信モジュール
外へ送信されるときの波長多重光送受信モジュールの動
作は、第1の実施形態と同様であるため省略する。
【0053】ここで、受信信号光を受光モジュール55
が受光するときの波長多重光送受信モジュールの動作に
ついて説明する。光ファイバ心線30を通過してきた受
信信号光が、フェルール10内の光ファイバ(図6には
示されず)を介して、ロッドレンズ20に出力される。
ロッドレンズ20は、当該受信信号光を集光する。当該
受信信号光は、分波フィルタ118を透過し、第2の集
光レンズ125に到達する。第2の集光レンズ125
は、受信信号光を受光モジュール55の受光面に集光す
る。これにより、受光モジュール55は、受信信号光を
受光することができる。
【0054】なお、第1の実施形態と同様に、受信信号
光の受光動作および送信信号光の送信動作を別々に説明
したが、当該波長多重光送受信モジュールは、双方向通
信に用いられるものであるので、上記の2つの動作は同
時に行われる。
【0055】本実施形態に係る波長多重光送受信モジュ
ールによれば、ロッドレンズ20の焦点と、第1の集光
レンズ120の焦点と、第2の集光レンズ125の焦点
とが一致する場所に、それぞれのレンズが設置される。
そして、当該焦点上に分波フィルタ118が設置され
る。したがって、分波フィルタ118の面積を小さくす
ることが可能である。その結果として、当該波長多重光
送受信モジュールが安価で提供されることが可能とな
る。
【0056】なお、第1の実施形態および本実施形態に
おいて、送信信号光および受信信号光を集光させるため
のレンズとしてロッドレンズ20が用いられているが、
当該レンズはこれに限られない。例えば、ロッドレンズ
20の代わりに球面レンズが用いられてもよい。
【0057】(第3の実施形態)以下、本発明の第3の
実施形態に係るアレイ波長多重送受信モジュールについ
て、図面を参照しながら説明する。図7は、本発明の第
3の実施形態に係るアレイ波長多重送受信モジュールの
構成を示した図である。なお、図7では、筐体5は省略
されている。
【0058】本実施形態に係るアレイ波長多重光送受信
モジュールは、交換局において用いられるものであり、
光ファイバ部2001〜200n、発光モジュール部20
1〜205n、受光モジュール部2101〜210nおよ
び分波フィルタ215を備える。なお、光ファイバ部2
001〜200nは、図6のフェルール10、割りスリー
ブ15およびロッドレンズ20を一まとめにしたもので
ある。また、発光モジュール部2051〜205nは、図
6の発光モジュール40および第1の集光レンズ120
を一まとめにしたものである。同様に、受光モジュール
部2101〜210nは、図6の受光モジュール55およ
び第2の集光レンズ125を一まとめにしたものであ
る。各構成部が行う動作は、第1の実施形態および第2
の実施形態と同様であるため省略する。
【0059】ここで、光ファイバ部2001〜200n
発光モジュール部2051〜205n、受光モジュール部
2101〜210nおよび分波フィルタ215の設置につ
いて説明する。ここでは、一例として、光ファイバ部2
001、発光モジュール部2051、受光モジュール部2
101および分波フィルタ215の設置について説明す
る。分波フィルタ215は、当該分波フィルタ215の
法線と光ファイバ部2001の光軸とのなす角度が45
°となるように設置される。発光モジュール部2051
は、光ファイバ部2001に含まれるレンズの焦点と発
光モジュール部2051に含まれるレンズの焦点とが一
致し、かつ、これらが光学的に結合する位置に設置され
る。次に、受光モジュール部2101は、光ファイバ部
2001に含まれるレンズの焦点と発光モジュール部2
051に含まれるレンズの焦点とが一致し、かつ、これ
らが光学的に結合する位置に設置される。これにより、
発光モジュール部2051から出射された送信信号光
は、分波フィルタ215で反射され、光ファイバ部20
1に入射され、当該アレイ波長多重光送受信モジュー
ル外へ出力される。また、当該アレイ波長多重光送受信
モジュール外から入力されてきた受信信号光は、光ファ
イバ部2001から出射され、分波フィルタ215を透
過し、受光モジュール部2101において受光される。
【0060】光ファイバ部2002〜200n、発光モジ
ュール部2052〜205nおよび受光モジュール部21
2〜210nについても、上記光ファイバ部2001
発光モジュール部2051および受光モジュール部21
1と同様に設置される。ここで、図7に示されるよう
に、光ファイバ部2001〜200n、発光モジュール部
2051〜205nおよび受光モジュール部2101〜2
10nは、それぞれが一直線に並ぶように設置される。
この構成により、小型で高性能なアレイ波長多重光送受
信モジュールが実現される。また、各レンズの焦点距離
を等しくすることができるので、各発光モジュール部2
051〜205n、受光モジュール部2101〜210n
よび光ファイバ部2001〜200nに用いられる部品を
共通化することができる。その結果、設計が容易とな
り、低コスト化が実現できる。
【0061】なお、アレイ数は、任意に決めることが可
能であるが、メンテナンスや結合効率の確保の観点か
ら、4もしくは8ないしは16程度が好ましい。これ
は、アレイ数が多くなりすぎると、その中の一つの素子
が故障した場合にモジュール全体の交換が必要となり、
メンテナンスコストの増大化につながるからである。ま
た、アレイ数の過剰な増加は、モジュールの大型化、焦
点距離の延長を引き起こし、その結果、受光モジュール
における結合効率の低下を起こさせるという問題点も有
する。
【0062】なお、発光モジュール部2051〜205n
および受光モジュール部2101〜210nには、チップ
上の発光素子や受光素子およびアレイレンズが用いられ
ることにより、当該アレイ波長多重光送受信システムの
小型を図ることが可能である。
【0063】なお、図8は、波長多重光双方向システム
の構成を示す図である。当該波長多重光双方向システム
の交換局において、図7に示されるアレイ波長多重光送
受信モジュールが用いられる。また、アレイ波長多重光
送受信モジュールの光ファイバ部2001〜200n
は、図6に示される各加入者用の波長多重光送受信モジ
ュール2201〜220nが接続される。これにより、加
入者側と交換局側で1芯双方向の通信が可能となる。ま
た、このような双方向通信を行うに際して、1本の光フ
ァイバで時間多重を行って双方向通信を行うことによ
り、高速通信が実現される。また、本実施形態に係るア
レイ波長多重光送受信モジュールが交換局に設置される
ことによって、交換局の省スペース化が図られる。
【0064】
【発明の効果】以上のように本発明は、入出力信号集光
レンズと共焦点の位置に出力信号集光レンズを設けて、
共焦点系を実現することで、各素子の位置の調整が容易
になるという効果を有する波長多重光送受信モジュール
を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかる波長多重光送
受信モジュールの構成を示した図である。
【図2】本発明の第1の実施形態にかかる波長多重光送
受信モジュールのフェルール10、割りスリーブ15お
よびロッドレンズ20を拡大して示した図である。
【図3】図1に示される波長多重光送受信モジュールの
線分A−AAにおける断面図である。
【図4】図1に示される波長多重光送受信モジュールの
ロッドレンズ20、割りスリーブ15および分波フィル
タ35付近の拡大図である。
【図5】本発明第1の実施形態にかかる波長多重光送受
信モジュールのその他の一例を示した図である。
【図6】本発明の第2の実施形態にかかる波長多重光送
受信モジュールの構成を示した図である。
【図7】本発明の第3の実施形態にかかるアレイ波長多
重光送受信モジュールの構成を示した図である。
【図8】本発明の第3の実施形態にかかる波長多重光双
方向システムの構成を示した図である。
【図9】従来の波長多重光送受信モジュールの構成の一
例を示した図である。
【符号の説明】
5 筐体 10 フェルール 15 割りスリーブ 20 ロッドレンズ 30 光ファイバ心線 35,118、215 分波フィルタ 40 発光モジュール 45 発光モジュールの電源ピン 50 集光レンズ 55 受光モジュール 60 受光モジュールの電源ピン 70 ファイバ 75 ガイド溝 80 接着剤 100 第2の分波フィルタ 110 第1の分波フィルタ 115 台形プリズム 120 第1の集光レンズ 125 第2の集光レンズ 2001〜200n 光ファイバ部 2051〜205n 発光モジュール部 2101〜210n 受光モジュール部 2201〜220n 波長多重光送受信モジュール

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに波長の異なる入力信号光および出
    力信号光を、一本の光ファイバで伝送する双方向通信に
    用いられる波長多重光送受信モジュールであって、 前記光ファイバから出射する前記入力信号光と、前記光
    ファイバに入射する前記出力信号光とを分波する分波フ
    ィルタと、 前記分波フィルタを介して前記光ファイバと光学的に結
    合され、前記出力信号光を発光する発光素子と、 前記分波フィルタを介して前記光ファイバと光学的に結
    合され、前記入力信号光を受光する受光素子と、 前記光ファイバと前記分波フィルタとの間に設けられ、
    前記光ファイバから出射される前記入力信号光を集光
    し、前記出力信号光を前記光ファイバに集光する入出力
    信号光集光レンズと、 前記発光素子と前記分波フィルタとの間であって、か
    つ、前記入出力信号光集光レンズと共焦点の位置に配置
    されて、前記発光素子から発光される前記出力信号光を
    集光する出力信号光集光レンズとを備える、波長多重光
    送受信モジュール。
  2. 【請求項2】 前記出力信号集光レンズは、前記発光素
    子の発光面に接触していることを特徴とする、請求項1
    に記載の波長多重光送受信モジュール。
  3. 【請求項3】 前記分波フィルタの面と前記光ファイバ
    の光軸とのなす角度は、0°より大きく45°以下であ
    ることが好ましく、より好ましくは45°であることを
    特徴とする、請求項1に記載の波長多重光送受信モジュ
    ール。
  4. 【請求項4】 前記受光素子の受光面の法線と、前記入
    力信号光の光軸とのなす角度が0°より大きく15°以
    下であることを特徴とする請求項1に記載の波長多重光
    送受信モジュール。
  5. 【請求項5】 前記受光素子は、前記受光面と前記光フ
    ァイバの光軸とのなす角度が垂直となるように配置さ
    れ、 少なくとも二つの平面を有するプリズムをさらに備え、 前記プリズムは、一つの平面が前記分波フィルタの前記
    受光素子側の面に接するように配置されることを特徴と
    する、請求項1に記載の波長多重光送受信モジュール。
  6. 【請求項6】 前記プリズムのその他の面が、前記受光
    素子の受光面に接することを特徴とする、請求項5に記
    載の波長多重光送受信モジュール。
  7. 【請求項7】 前記プリズムのその他の面と前記受光素
    子の受光面との間に、前記入力信号光を透過し、前記出
    力信号光を反射することができるフィルタをさらに備え
    る、請求項6に記載の波長多重光送受信モジュール。
  8. 【請求項8】 前記受光素子と前記分波フィルタとの間
    であって、かつ、前記入出力信号光集光レンズと共焦点
    の位置に配置されて、前記光ファイバから出射される前
    記入力信号光を前記受光素子の受光面に集光する入力信
    号光集光レンズをさらに備える、請求項1に記載の波長
    多重光送受信モジュール。
  9. 【請求項9】 前記入力信号集光レンズは、前記受光素
    子の受光面に接触していることを特徴とする、請求項8
    に記載の波長多重光送受信モジュール。
  10. 【請求項10】 前記分波フィルタは、前記入出力信号
    光集光レンズの焦点の位置に配置されることを特徴とす
    る、請求項8に記載の波長多重光送受信モジュール。
  11. 【請求項11】 第1〜第nの入力信号光(ただし、n
    は任意の自然数;以下同様)および第1の出力信号光か
    ら第nの出力信号光を、それぞれ、第1〜第nの光ファ
    イバで伝送する双方向通信に用いられるアレイ波長多重
    光送受信モジュールであって、 第kの光ファイバ(ただし、kは1以上n以下の任意の
    整数;以下同様)は、互いに波長の異なる第kの入力信
    号光および第kの出力信号光を伝送し、 前記第kの光ファイバから出射する前記第kの入力信号
    光と、前記第kの光ファイバに入射する前記第kの出力
    信号光とを分波する分波フィルタと、 前記分波フィルタを介して前記第kの光ファイバと光学
    的に結合され、前記第kの出力信号光を発光する第kの
    発光素子と、 前記分波フィルタを介して前記第kの光ファイバと光学
    的に結合され、前記第kの入力信号光を受光する第kの
    受光素子と、 前記第kの光ファイバと分波フィルタとの間に設けら
    れ、前記第kの光ファイバから出射される前記第kの入
    力信号光を集光し、前記第kの出力信号光を前記第kの
    光ファイバに集光する第kの入出力信号光集光レンズ
    と、 前記第kの発光素子と前記分波フィルタとの間であっ
    て、かつ、前記第kの入出力信号光集光レンズと共焦点
    の位置に配置されて、前記第kの発光素子から発光され
    る前記第kの出力信号光を集光する第kの出力信号光集
    光レンズとを備える、波長多重光送受信モジュール。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1672402A1 (de) * 2004-12-15 2006-06-21 Infineon Technologies Fiber Optics GmbH Sende- und Empfangsmodul für eine bidirektionale optische Datenübertragung
WO2011151903A1 (ja) * 2010-06-02 2011-12-08 三菱電機株式会社 光モジュール

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