JP2003227512A - 焼結含油軸受およびその製造方法 - Google Patents

焼結含油軸受およびその製造方法

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JP2003227512A
JP2003227512A JP2002028380A JP2002028380A JP2003227512A JP 2003227512 A JP2003227512 A JP 2003227512A JP 2002028380 A JP2002028380 A JP 2002028380A JP 2002028380 A JP2002028380 A JP 2002028380A JP 2003227512 A JP2003227512 A JP 2003227512A
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Yasutaka Ito
容敬 伊藤
Yasuaki Maeda
康明 前田
Yoshinori Sato
嘉則 佐藤
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NTN Toyo Bearing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油膜力の強化による軸受剛性の向上とトルク
変動の低減とを達成し、併せて製造コストの低廉化を目
的とする。 【解決手段】 含油焼結金属からなる軸受部材の端面に
治具13,14を押し当てて当該端面を仕上げるに際
し、治具13,14に弾性部材18を介して硬質材料か
らなる加圧部材17を取り付け、加圧部材17を軸受部
材1の端面に押し当てる。これにより軸受部材の端面の
表面開孔率を10%以下に規制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、焼結金属に油を含
浸させた焼結含油軸受、およびその製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】焼結含油軸受の中でも特に動圧発生用の
溝、すなわち動圧溝を有する軸受(溝付き動圧型焼結含
油軸受)は、高回転精度、高速回転、低騒音、低コスト
等の特徴を備えるものであり、近年ではこれらの特徴か
ら、HDD等の磁気ディスク、DVD等の光ディスク、
MO等の光磁気ディスクのスピンドルモータやレーザビ
ームプリンタのポリゴンスキャナモータ等におけるスピ
ンドル支持用の軸受としての使用が期待され、あるいは
実際に使用されている。
【0003】この溝付き動圧型焼結含油軸受は、円筒状
の含油焼結金属からなる軸受部材に、サイジング→両端
面のバニシ仕上げ→動圧溝の加工、を順次施すことによ
り製造される。バニシ仕上げにより、軸受部材の端面
は、その表面開孔率(表面開孔とは、多孔質組織の細孔
が外表面に開口した部分をいい、表面開孔率とは、外表
面の単位面積内に占める表面開口の面積割合をいう)が
20%以下となるまで表面細孔がつぶされる。
【0004】従来、バニシ仕上げは、図5に示すよう
に、超硬合金やセラミック等の硬質材料からなる治具3
3,34を焼結含油金属31の軸方向両端に配し、両治
具33,34の端面に形成した突条の加圧部37(図6
参照)をそれぞれ焼結含油金属31の両端面に押し当て
た状態で、治具33,34を互いに逆回転させることに
よって行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記溝付き動圧型焼結
含油軸受では、軸受隙間での動圧を十分に確保するた
め、軸受部材の表面からの油の流出はできるだけ少なく
するのが好ましい。そのため、軸受部材端面のバニシ仕
上げにおいては、表面開孔率ができるだけ小さくかつ均
一となるような加工が望まれる。
【0006】しかしながら、図5および図6に示す従来
方法では、均一に封孔することが難しく、封孔度合いの
ばらつきが大きい。そのため、仕上げ後の表面開孔率は
広い範囲で許容せざるを得ず、その上限は上記の通り2
0%が限度であった。また、軸受部材の端面にスラスト
方向の動圧を発生するための動圧溝を形成する場合に
は、相手面との接触によるトルク変動を避けるため、表
面粗さを小さくする必要があるが、従来方法では表面開
孔率の低減と表面粗さの向上を両立することは難しかっ
た。さらには、加圧部材の劣化が早く、早期に治具全体
の交換が必要となってコストアップを招く不具合も指摘
されている。
【0007】そこで、本発明は、油膜力の強化による軸
受剛性の向上とトルク変動の低減とを達成できる焼結含
油軸受を提供し、併せてその製造コストを低廉化するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のため、
本発明では、含油焼結金属からなる軸受部材の少なくと
も一方の端面をバニシ仕上げしたものにおいて、当該端
面の表面開孔率を10%以下に規制し、従来よりも表面
開孔率の上限を低くした。
【0009】上記少なくとも一方の端面(表面開孔率1
0%以下の端面)の表面粗さは、0.05Ra以上0.4
Ra以下に設定するのが望ましい。
【0010】上記端面に、軸部材との相対回転時にスラ
スト方向の動圧を発生するための複数の溝を形成するこ
とにより、スラスト方向の動圧で軸部材を非接触支持す
る焼結含油軸受を提供できる。この場合、動圧溝を有す
るスラスト軸受面が良好な表面粗さを有することから、
軸部材との接触を回避し、トルク変動の少ない焼結含油
軸受を提供することが可能となる。
【0011】以上の焼結含油軸受を製造するための方法
として、本発明では、含油焼結金属からなる軸受部材の
少なくとも一方の端面に治具を押し当てて当該端面を仕
上げるに際し、治具に弾性部材を介して硬質材料からな
る加圧部材を設け、この加圧部材を軸受部材の上記端面
に押し当てることとした。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1〜
図5に基づいて説明する。
【0013】図1に示すように、本実施形態における動
圧型焼結含油軸受においては、円筒状の含油焼結金属か
らなる軸受部材1の内周に、複数の動圧発生用の溝3
(動圧溝)を有するラジアル軸受面5が形成される。図
示例では、軸方向に離隔させて二つのラジアル軸受面5
を形成した場合を例示しているが、ラジアル軸受面5の
数は、二つに限られず、一つあるいは三つ以上とするこ
ともできる。ラジアル軸受面5の動圧溝形状としては、
図示のようなヘリングボーン形の他、スパイラル形を選
択することもできる。この他、ステップ型や調和波形等
の非真円形状のラジアル軸受面を使用することも可能で
ある。
【0014】軸受部材1に非接触支持される軸部材7
は、ストレート状の軸部7aと軸部7aの端部に設けら
れたフランジ部7bとで構成される。軸部7aとフラン
ジ部7bは、圧入した別部品で形成する他、鍛造等の手
段で一体成形することもできる。
【0015】軸受部材1は、有底円筒状のハウジング9
の内周に圧入や接着等の手段で固定される。この時、軸
受部材1の内周に軸部材7の軸部7aが配置され、ハウ
ジング9の底部9aと軸受部材の端面1aとの間の空間
にフランジ部7bが配置される。ハウジング底部9a
は、図示のように筒状のハウジング本体9bと一体成形
する他、ハウジング本体9bとは別部品で形成し、これ
らを嵌合・接着することにより組み立てることもでき
る。ハウジング本体9bの開口部は、油の流出を防止す
るため、シール部材10によって密封されている。
【0016】フランジ部7bの両端面7b1,7b2
は、軸受部材1の一方の端面1a、およびハウジング底
部9aのスラスト受け面9a1とそれぞれ対向してい
る。フランジ部7bと対向する軸受部材1の端面1aお
よびスラスト受け面9a1には、複数の動圧溝(図示省
略)を備えたスラスト軸受面11a,11bがそれぞれ
形成される。スラスト軸受面11a,11bの動圧溝形
状は任意であり、ラジアル軸受面5と同様にヘリングボ
ーン形やスパイラル形の動圧溝を形成する他、ステップ
形に形成することもできる。この動圧溝は、軸受部材端
面1aやスラスト受け面9a1に代えてフランジ部7b
の両端面7b1,7b2に形成することもでき、この場
合には、フランジ部7bの両端面7b1,7b2に上記
スラスト軸受面が形成される。
【0017】軸受部材1は、焼結金属に潤滑油あるいは
潤滑グリースを含浸させて細孔内に油を保有させた含油
焼結金属で形成される。焼結金属としては、例えば銅系
あるいは鉄系、またはその双方を主成分とするものが使
用でき、望ましくは銅を20〜95%使用して成形され
る。この軸受部材1は、従来と同様に、圧粉成形→焼結
→サイジング→含油→両端面のバニシ仕上げ→動圧溝加
工、の各工程を経て製造される。なお、上記各工程は、
バニシ仕上げ工程を除き、従来と同様の方法・装置で行
うことができる。バニシ仕上げ工程の詳細は後述する。
【0018】ラジアル軸受面5と軸部7aの外周面との
間の微小隙間(ラジアル軸受隙間)、およびスラスト軸
受面11a,11bとこれに対向する面(図示例ではフ
ランジ部7bの両端面7b1,7b2)との間の微小隙
間(スラスト軸受隙間)には、それぞれ潤滑流体として
の油が満たされている。軸部材7と軸受部材1の相対回
転時(本実施形態では軸部材7の回転時)には、各軸受
面5,11a,11bに設けられた動圧溝の作用によ
り、ラジアル軸受隙間およびスラスト軸受隙間に油の動
圧が生じ、軸部材7がラジアル方向およびスラスト両方
向で軸受部材1に対して非接触支持される。
【0019】軸受運転中は、各軸受隙間に生じた正圧に
より、油は軸受面5,11a,11bの表面に開口した
孔から軸受部材1の内部に還流する。その一方で動圧溝
の作用によって新たな油が次々と各軸受隙間に押し込ま
れ続けるので、油膜力や軸受剛性は高い状態で維持され
る。
【0020】この場合、軸受面5,11a,11bに開
口した細孔をつぶして表面開孔率を小さくすれば、軸受
部材1内部への油の還流を少なくすることができ、油膜
力を高めて軸受剛性のさらなる向上を図ることができ
る。これを達成するため、本発明では、スラスト軸受面
11aを有する軸受部材1の端面1aを、その表面開孔
率が10%(望ましくは7%)を上限としてこれ以下の
範囲に規制されるようバニシ仕上げにて封孔処理を行っ
た。この上限値以下の表面開孔率であれば、スラスト軸
受面11aから軸受部材1内部へ還流する油の量を効果
的に抑制することができる。一方、2%以下の表面開孔
率を常時得ようとすれば、バニシ仕上げに際しての治具
(後述する)の加圧力が著しく増すため、加工コストが
高騰する。従って、端面1aの表面開孔率は、2%以上
で10%以下(望ましくは7%以下)の範囲に設定とす
る。
【0021】この場合、軸受部材1の端面1aに形成さ
れたスラスト軸受面11aの表面粗さは0.05Ra〜
0.4Raの範囲内に設定する。この表面粗さが0.4Ra
よりも大きいと表面の凹凸が増えるために、軸受の運転
中にスラスト軸受面11aがこれに対向する面(フラン
ジ部端面7b1)と接触してトルク変動等を生じる要因
となる。一方、表面粗さが0.05Raよりも小さい場合
は、後述するバニシ仕上げで高い加圧力が必要となり、
かつ加工時間も長くなるので、加工コストの増大を招
く。
【0022】なお、ラジアル軸受面5の表面開孔率は、
5%〜15%程度に設定するのが望ましい。この範囲の
表面開孔率は、軸受部材1のサイジングに際してその内
周面を内型(コアロッド等)に押し付ける際の押し付け
力を調整することによって得ることができる。
【0023】軸受部材1の両端面1a,1bのバニシ仕
上げは、図5に示す従来方法と同様に、軸受部材1の軸
方向両側に治具13,14を配置することによって行わ
れる。図2(A)〜(C)に示すように、治具13,1
4には、超硬合金やセラミック等の硬質材料からなる加
圧部材17が弾性部材18を介して取り付けられてい
る。弾性部材18は、ウレタンゴム等の弾性材料からな
り、厚肉円盤状のクッション部18aと、クッション部
18aの背面に突設した連結部18bとを有する。クッ
ション部18aの端面18a1には、断面円形の棒状を
なす加圧部材17がその一部周面を端面18a1から突
出させてその直径方向に沿って埋め込まれ、接着等の固
定手段で弾性部材18に固定されている。弾性部材18
の連結部18bは、鋼等の金属製のベース19に設けた
取り付け孔に挿入され、さらに止めねじ20等の着脱手
段によってベース19に対して着脱可能に取り付けられ
ている。着脱手段により、弾性部材18と加圧部材17
は、ベース19に対して着脱可能となり、加圧部材17
が劣化した場合でもこれら早期に交換することが可能と
なる。
【0024】ベース19、弾性部材18、および加圧部
材17からなる治具13,14は、軸受部材1の軸方向
両側に、軸受部材1の両端面1a、1bに加圧部材17
を押し当てた状態で配置される。両治具13,14を所
定の加圧力で接近方向に加圧しながら互いに逆回転させ
ることにより、軸受部材1の両端面1a,1bが加圧部
材17に擦られて仕上げられる。そのため、良好な表面
粗さと、低い表面開孔率とを有する端面1a,1bを形
成することができる。
【0025】上述のように本発明では、加圧部材17と
ベース19の間に弾性部材18を介在させているため、
弾性部材18のクッション機能により、加圧部材17は
ワークとなる軸受部材1の端面形状にならいながら端面
1a,1bを摺動する。従って、図6に示す従来の治具
33,34に比べ、表面開孔率をそのバラツキを抑えて
より小さく、かつ表面精度をより高めてこれらを両立す
ることができ、上述した10%(望ましくは7%)を上
限とする表面開孔率や、0.05Ra〜0.4Ra程度の表
面粗さも容易に得ることが可能となる。
【0026】また、加圧部材17が弾性的に取り付けら
れているためにその劣化も従来より遅く、摩耗劣化した
場合でも、弾性部材18および加圧部材17をユニット
として交換することができるので、治具の全体を早期に
交換せざるを得なかった従来方法(図6参照)に比べ、
製造コストを低廉化することができる。
【0027】図3は、従来品(A)と本発明品(B)と
におけるバニシ後の表面顕微鏡写真を示すもので、図中
の黒部分が表面開孔部分を表している。図示からも明ら
かなように、本発明品の方が従来品よりも黒塗り部分が
少なく、表面開孔率がより小さくなっていることが理解
できる。
【0028】図4は、従来品(A)と本発明品(B)と
におけるバニシ後の断面曲線の測定結果を示すものであ
る。何れも触針速度を0.5[mm/s]、カットオフ
値を0.8[mm]、基準長さを3.20[mm]、極
性をノーマルとして測定している。この条件下で表面粗
さを測定したところ、中心線平均粗さRa、十点平均粗
さRy、最大高さRzは、従来品で Ra=0.4875[μm] Ry=5.622[μm] Rmax=10.30[μm] となり、本発明品で Ra=0.1750[μm] Ry=1.838[μm] Rmax=2.700[μm] となったので、何れの規格値においても本発明品の表面
粗さの方が小さくなることが確認された。
【0029】以上の説明では、軸受部材1の両端面1
a,1bの仕上げに図2に示す治具13,14を使用し
ているが、特に表面粗さや表面開孔率が問題とならない
のであれば、何れか一方の端面(特にフランジ部7bと
の対向側と反対側の端面1b)の仕上げは、従来と同様
の治具(図6参照)を使用して行うこともできる。
【0030】なお、上述した焼結含油軸受には、例えば
真円軸受のように軸受部材の端面に動圧溝を有しないも
のも含まれ、そのような軸受であっても同様に本発明を
適用することができる。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、軸受部材
端面の表面開孔率のバラツキを抑えてその許容範囲の上
限値をより小さく規制することができる。従って、油膜
力を強化して軸受剛性を高めることができ、また、軸受
部材の端面に形成されたスラスト軸受面と軸部材との接
触を回避してトルク変動を低減することができる。さら
には、製造コストの低廉化も達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる焼結含油軸受を使用した軸受装
置の断面図である。
【図2】本発明方法で使用する治具を示すもので、
(A)図は(B)図中のA−A断面図、(B)図は
(A)図中のB矢視図、(C)図は(B)図中のC−C
断面図である。
【図3】バニシ後における軸受部材端面の顕微鏡写真
で、(A)図は従来品を、(B)図は本発明品を表す。
【図4】バニシ後における軸受部材端面の断面曲線を示
す図で、(A)図は従来品を、(B)図は本発明品を表
す。
【図5】軸受部材端面のバニシ工程を示す側面図であ
る。
【図6】従来方法で使用する治具を示すもので、(A)
図は(B)図中のA−A断面図、(B)図は(A)図中
のB矢視図である。
【符号の説明】
1 軸受部材 1a 軸受部材端面 1b 軸受部材端面 3 溝(動圧溝) 5 ラジアル軸受面 7 軸部材 7a 軸部 7b フランジ部 9 ハウジング 9a ハウジング底部 9a1 スラスト受け面 9b ハウジング本体 10 シール部材 11a スラスト軸受面 11b スラスト軸受面 13 治具 17 加圧部材 18 弾性部材 19 ベース 20 止めねじ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 康明 愛知県海部郡蟹江町大字蟹江新田字勝田場 101番地エ ヌティエヌ特殊合金株式会社 内 (72)発明者 佐藤 嘉則 愛知県海部郡蟹江町大字蟹江新田字勝田場 101番地エ ヌティエヌ特殊合金株式会社 内 Fターム(参考) 3C058 AA09 CA01 CB01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 含油焼結金属からなる軸受部材の少なく
    とも一方の端面をバニシ仕上げしたものにおいて、当該
    端面の表面開孔率を10%以下に規制したことを特徴と
    する焼結含油軸受。
  2. 【請求項2】 上記少なくとも一方の端面の表面粗さを
    0.05Ra以上0.4Ra以下にした請求項1記載の焼結
    含油軸受。
  3. 【請求項3】 上記端面に、軸部材との相対回転時にス
    ラスト方向の動圧を発生するための複数の溝を形成した
    請求項2記載の焼結含油軸受。
  4. 【請求項4】 含油焼結金属からなる軸受部材の少なく
    とも一方の端面に治具を押し当てて当該端面を仕上げる
    に際し、治具に弾性部材を介して硬質材料からなる加圧
    部材を設け、この加圧部材を軸受部材の上記端面に押し
    当てることを特徴とする焼結含油軸受の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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RU2466846C2 (ru) * 2011-03-04 2012-11-20 Государственное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Тольяттинский государственный университет" Инструмент для обработки поверхностей выглаживанием и способ его применения

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