JP2003227388A - ヒートポンプシステムのエンジン制御装置 - Google Patents
ヒートポンプシステムのエンジン制御装置Info
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- JP2003227388A JP2003227388A JP2002029487A JP2002029487A JP2003227388A JP 2003227388 A JP2003227388 A JP 2003227388A JP 2002029487 A JP2002029487 A JP 2002029487A JP 2002029487 A JP2002029487 A JP 2002029487A JP 2003227388 A JP2003227388 A JP 2003227388A
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- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 エンジンの負圧センサが故障した場合でも最
低限の空調運転ができるようにする。 【解決手段】 エンジンを圧縮機の駆動源とするヒート
ポンプシステムのエンジン制御装置において、エンジン
の吸気管負圧を検出する負圧センサが正常か異常かを判
定する手段(ステップS102)と、負圧センサが正常
のとき該センサ出力に基づいてエンジンをマップ制御す
る手段(ステップS106)と、負圧センサが異常であ
るとき仮の制御値として定格運転に近いエンジンの点火
時期と燃料弁開度の組み合わせを設定してエンジンを制
御する手段(ステップS103)とを有する。
低限の空調運転ができるようにする。 【解決手段】 エンジンを圧縮機の駆動源とするヒート
ポンプシステムのエンジン制御装置において、エンジン
の吸気管負圧を検出する負圧センサが正常か異常かを判
定する手段(ステップS102)と、負圧センサが正常
のとき該センサ出力に基づいてエンジンをマップ制御す
る手段(ステップS106)と、負圧センサが異常であ
るとき仮の制御値として定格運転に近いエンジンの点火
時期と燃料弁開度の組み合わせを設定してエンジンを制
御する手段(ステップS103)とを有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンを圧縮機
の駆動源とするヒートポンプシステムのエンジン始動制
御装置に関する。
の駆動源とするヒートポンプシステムのエンジン始動制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンを圧縮機の駆動源とするヒート
ポンプシステムは、エンジンの排熱を暖房用の熱源とし
て利用できるので、寒冷地向けの空調装置として極めて
有利である。その中で特に、燃料供給の容易なガスエン
ジンを用いたヒートポンプシステムが経済性の面から最
近では注目されている。
ポンプシステムは、エンジンの排熱を暖房用の熱源とし
て利用できるので、寒冷地向けの空調装置として極めて
有利である。その中で特に、燃料供給の容易なガスエン
ジンを用いたヒートポンプシステムが経済性の面から最
近では注目されている。
【0003】この種のガスを用いたヒートポンプシステ
ムは、一般的にGHP(ガスヒートポンプ)と呼ばれて
おり、図5に示すように、圧縮機6・室外熱交換器7・
膨張弁8・室内熱交換器9を含む冷媒回路H1と、圧縮
機駆動用のガスエンジン5・ラジエータ10を含む冷却
水回路H2とを備えると共に、冷媒回路H1を循環する
冷媒と冷却水回路H2を循環する冷却水とで熱交換を行
わせる水熱交換器(冷媒加熱器)11を備えた構成にな
っている。これらの要素は室外機1と室内機2に振り分
けられている。なお、図において、12は流量制御弁、
13は膨張弁、14は電磁弁、15は冷媒排出用電磁弁
である。
ムは、一般的にGHP(ガスヒートポンプ)と呼ばれて
おり、図5に示すように、圧縮機6・室外熱交換器7・
膨張弁8・室内熱交換器9を含む冷媒回路H1と、圧縮
機駆動用のガスエンジン5・ラジエータ10を含む冷却
水回路H2とを備えると共に、冷媒回路H1を循環する
冷媒と冷却水回路H2を循環する冷却水とで熱交換を行
わせる水熱交換器(冷媒加熱器)11を備えた構成にな
っている。これらの要素は室外機1と室内機2に振り分
けられている。なお、図において、12は流量制御弁、
13は膨張弁、14は電磁弁、15は冷媒排出用電磁弁
である。
【0004】ところで、従来のGHPでは、圧縮機の駆
動源であるガスエンジンを、適正な条件で運転するため
にマップ制御している。具体的には、エンジン回転数と
負圧センサの検出する吸気管負圧とにより、適正な点火
時期と燃料弁開度の組み合わせをマップにより算出し、
最適な点火時期と燃料弁開度を点火装置と燃料弁に指令
し制御している。
動源であるガスエンジンを、適正な条件で運転するため
にマップ制御している。具体的には、エンジン回転数と
負圧センサの検出する吸気管負圧とにより、適正な点火
時期と燃料弁開度の組み合わせをマップにより算出し、
最適な点火時期と燃料弁開度を点火装置と燃料弁に指令
し制御している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、センサに異常
が生じた場合には、マップで規定する入力パラメータ範
囲を外れたデータが入力されることになるので、マップ
に基づいた演算ができなくなる。従って、従来ではこの
ような事態が起こった場合は、運転不良となってGHP
が強制停止させられ、冷房運転や暖房運転ができなくな
っていた。
が生じた場合には、マップで規定する入力パラメータ範
囲を外れたデータが入力されることになるので、マップ
に基づいた演算ができなくなる。従って、従来ではこの
ような事態が起こった場合は、運転不良となってGHP
が強制停止させられ、冷房運転や暖房運転ができなくな
っていた。
【0006】本発明は、上記事情を考慮し、エンジン関
係のセンサが壊れた場合であっても最低限の空調運転が
できるようにしたヒートポンプシステムのエンジン制御
装置を提供することを目的とする。
係のセンサが壊れた場合であっても最低限の空調運転が
できるようにしたヒートポンプシステムのエンジン制御
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、エン
ジンを圧縮機の駆動源とするヒートポンプシステムのエ
ンジン制御装置において、前記エンジンを駆動制御する
ためのデータを取得するセンサと、該センサが正常か異
常かを判定する手段と、前記センサが正常であると判定
された場合に該センサの出力に基づいて予め登録された
マップにより制御値を演算する第1の演算手段と、前記
センサが異常であると判定された場合に仮の制御値を出
力する第2の演算手段と、前記センサが正常であると判
定された場合に前記第1の演算手段の演算した制御値と
なるようにエンジンの駆動要素を制御し、前記センサが
異常であると判定された場合に前記第2の演算手段の出
力した仮の制御値となるようにエンジンの駆動要素を制
御する制御手段とを備えることを特徴とする。
ジンを圧縮機の駆動源とするヒートポンプシステムのエ
ンジン制御装置において、前記エンジンを駆動制御する
ためのデータを取得するセンサと、該センサが正常か異
常かを判定する手段と、前記センサが正常であると判定
された場合に該センサの出力に基づいて予め登録された
マップにより制御値を演算する第1の演算手段と、前記
センサが異常であると判定された場合に仮の制御値を出
力する第2の演算手段と、前記センサが正常であると判
定された場合に前記第1の演算手段の演算した制御値と
なるようにエンジンの駆動要素を制御し、前記センサが
異常であると判定された場合に前記第2の演算手段の出
力した仮の制御値となるようにエンジンの駆動要素を制
御する制御手段とを備えることを特徴とする。
【0008】本発明では、センサに異常が生じた場合に
も、仮の制御値が演算され、その仮の制御値となるよう
にエンジンの駆動要素が制御されるので、最低限のヒー
トポンプの運転が可能となる。
も、仮の制御値が演算され、その仮の制御値となるよう
にエンジンの駆動要素が制御されるので、最低限のヒー
トポンプの運転が可能となる。
【0009】請求項2の発明は、請求項1において、前
記センサが、エンジンの吸気管負圧を検出する負圧セン
サであり、前記第1の演算手段が、制御値としてエンジ
ンの点火時期と燃料弁開度の組み合わせを演算し、前記
第2の演算手段が、仮の制御値として定格運転に近いエ
ンジンの点火時期と燃料弁開度の組み合わせを出力する
ことを特徴とする。
記センサが、エンジンの吸気管負圧を検出する負圧セン
サであり、前記第1の演算手段が、制御値としてエンジ
ンの点火時期と燃料弁開度の組み合わせを演算し、前記
第2の演算手段が、仮の制御値として定格運転に近いエ
ンジンの点火時期と燃料弁開度の組み合わせを出力する
ことを特徴とする。
【0010】本発明では、エンジンのセンサのうち負圧
センサが故障した場合にも、定格運転に近いエンジンの
点火時期と燃料弁開度の組み合わせを仮の制御値として
演算し、その制御値となるように点火装置と燃料弁を制
御するので、最低限のヒートポンプの運転が可能とな
る。
センサが故障した場合にも、定格運転に近いエンジンの
点火時期と燃料弁開度の組み合わせを仮の制御値として
演算し、その制御値となるように点火装置と燃料弁を制
御するので、最低限のヒートポンプの運転が可能とな
る。
【0011】請求項3の発明は、エンジンを圧縮機の駆
動源とするヒートポンプシステムのエンジン制御装置に
おいて、前記エンジンを駆動制御するためのデータを取
得するセンサと、該センサが正常か異常かを判定する手
段と、前記センサが異常であると判定された場合に他の
情報に基づいて前記センサの出力の推定値を算出する推
定値算出手段と、前記センサが正常であると判定された
場合に該センサの出力に基づいて予め登録されたマップ
により制御値を演算し且つ前記センサが異常であると判
定された場合に前記センサの出力の推定値に基づいて予
め登録された前記マップにより制御値を演算する制御値
演算手段と、該演算手段の出力する制御値となるように
エンジンの駆動要素を制御する制御手段とを備えること
を特徴とする。
動源とするヒートポンプシステムのエンジン制御装置に
おいて、前記エンジンを駆動制御するためのデータを取
得するセンサと、該センサが正常か異常かを判定する手
段と、前記センサが異常であると判定された場合に他の
情報に基づいて前記センサの出力の推定値を算出する推
定値算出手段と、前記センサが正常であると判定された
場合に該センサの出力に基づいて予め登録されたマップ
により制御値を演算し且つ前記センサが異常であると判
定された場合に前記センサの出力の推定値に基づいて予
め登録された前記マップにより制御値を演算する制御値
演算手段と、該演算手段の出力する制御値となるように
エンジンの駆動要素を制御する制御手段とを備えること
を特徴とする。
【0012】本発明では、センサに異常が生じた場合に
も、他の情報に基づいてセンサの出力の推定値が演算さ
れ、その推定値に基づいて演算した制御値となるように
エンジンの駆動要素が制御されるので、最低限のヒート
ポンプの運転が可能となる。しかも、センサの出力の推
定値として、実際のセンサの出力をよく反映した値を演
算できる場合には、空調負荷に対応したエンジン制御が
できるので、過不足のない運転が可能となる。
も、他の情報に基づいてセンサの出力の推定値が演算さ
れ、その推定値に基づいて演算した制御値となるように
エンジンの駆動要素が制御されるので、最低限のヒート
ポンプの運転が可能となる。しかも、センサの出力の推
定値として、実際のセンサの出力をよく反映した値を演
算できる場合には、空調負荷に対応したエンジン制御が
できるので、過不足のない運転が可能となる。
【0013】請求項4の発明は、請求項3において、前
記センサが、エンジンの吸気管負圧を検出する負圧セン
サであり、前記推定値演算手段が、冷媒回路中にに備わ
る圧力センサの検出データとエンジンのスロットル開度
データとの少なくとも一方のデータから前記負圧センサ
の出力の推定値を演算し、前記制御値演算手段が、制御
値としてエンジンの点火時期と燃料弁開度の組み合わせ
を演算することを特徴とする。
記センサが、エンジンの吸気管負圧を検出する負圧セン
サであり、前記推定値演算手段が、冷媒回路中にに備わ
る圧力センサの検出データとエンジンのスロットル開度
データとの少なくとも一方のデータから前記負圧センサ
の出力の推定値を演算し、前記制御値演算手段が、制御
値としてエンジンの点火時期と燃料弁開度の組み合わせ
を演算することを特徴とする。
【0014】本発明では、エンジンの吸気管負圧を検出
する負圧センサに異常が生じた場合に、冷媒回路中に備
わる圧力センサの検出データとエンジンのスロットル開
度データとの少なくとも一方のデータから負圧センサの
出力の推定値を演算するので、実際の負圧センサの出力
をよく反映する代用値を使用しながら、空調負荷に対応
したエンジン制御ができ、過不足のない運転が可能とな
る。
する負圧センサに異常が生じた場合に、冷媒回路中に備
わる圧力センサの検出データとエンジンのスロットル開
度データとの少なくとも一方のデータから負圧センサの
出力の推定値を演算するので、実際の負圧センサの出力
をよく反映する代用値を使用しながら、空調負荷に対応
したエンジン制御ができ、過不足のない運転が可能とな
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。なお、ヒートポンプシステムの全体
構成は図5に示したものと同じであるので、要部のみを
図示して説明する。図1はエンジン制御装置の要部構成
を示すブロック図である。
基づいて説明する。なお、ヒートポンプシステムの全体
構成は図5に示したものと同じであるので、要部のみを
図示して説明する。図1はエンジン制御装置の要部構成
を示すブロック図である。
【0016】図1に示すように、圧縮機に連結されたエ
ンジン5は、電子制御装置(ECU)20によって点火
時期、スロットル開度、燃料弁開度などが制御されるこ
とにより、負荷に見合った最適な状態で運転されるよう
になっている。図において、22は点火装置、23は吸
気管、24はスロットル弁、25は燃料弁、26は吸気
管負圧Pbを検出する負圧センサである。負圧センサ2
6の検出信号は、電子制御装置20に入力され、電子制
御装置20は、図2に示すようなマップ100に基づい
て、吸気管負圧(a1・・ak・・an)及びエンジン
回転数(b1・・bk・・bn)に対応する最適な点火
時期及び燃料弁開度の組み合わせを割り出し、その値と
なるように点火装置22及び燃料弁25を制御する。こ
こで負圧センサ26の出力は、エンジンの負荷トルクに
相当する。
ンジン5は、電子制御装置(ECU)20によって点火
時期、スロットル開度、燃料弁開度などが制御されるこ
とにより、負荷に見合った最適な状態で運転されるよう
になっている。図において、22は点火装置、23は吸
気管、24はスロットル弁、25は燃料弁、26は吸気
管負圧Pbを検出する負圧センサである。負圧センサ2
6の検出信号は、電子制御装置20に入力され、電子制
御装置20は、図2に示すようなマップ100に基づい
て、吸気管負圧(a1・・ak・・an)及びエンジン
回転数(b1・・bk・・bn)に対応する最適な点火
時期及び燃料弁開度の組み合わせを割り出し、その値と
なるように点火装置22及び燃料弁25を制御する。こ
こで負圧センサ26の出力は、エンジンの負荷トルクに
相当する。
【0017】次に電子制御装置20によって行われるエ
ンジン制御の内容を図3のフローチャートを参照しなが
ら説明する。図3に示すエンジン制御のルーチンでは、
最初のステップS101で、負圧センサ26を含む各種
センサの出力を読み込む。次にステップS102で負圧
センサ26の異常を判定する。図2に示すように、マッ
プ100では入力パラメータの範囲が予め定められてい
るので、その範囲を逸脱したデータが読み込まれた場合
はセンサ異常と判定する。実際には、負圧センサ26の
電圧が規定範囲を大きく外れた場合にセンサ異常と見な
すことになる。センサ異常と判定した場合はステップS
103に進み、センサ異常でない場合はステップS10
6に進み、通常のマップ100による制御を行う。
ンジン制御の内容を図3のフローチャートを参照しなが
ら説明する。図3に示すエンジン制御のルーチンでは、
最初のステップS101で、負圧センサ26を含む各種
センサの出力を読み込む。次にステップS102で負圧
センサ26の異常を判定する。図2に示すように、マッ
プ100では入力パラメータの範囲が予め定められてい
るので、その範囲を逸脱したデータが読み込まれた場合
はセンサ異常と判定する。実際には、負圧センサ26の
電圧が規定範囲を大きく外れた場合にセンサ異常と見な
すことになる。センサ異常と判定した場合はステップS
103に進み、センサ異常でない場合はステップS10
6に進み、通常のマップ100による制御を行う。
【0018】負圧センサ26の異常によりステップS1
03に進んだ場合は、予め用意してある定格値(燃料弁
開度は固定値とし、点火時期はエンジン回転数より割り
出した値とする)を設定して、その定格値となるように
エンジン運転を指令する。次に、ステップS104にて
空調負荷の計算を行い、ステップS105にて前記定格
値によるエンジン制御が空調負荷に見合っているかどう
かをチェックする。見合っている場合は、ステップS1
07に進んでそのままの運転を続ける。見合っていない
場合は、圧縮機の容量が空調負荷に見合うようにスロッ
トルによりエンジン回転数制御を行う。ここで、空調負
荷は、室内機の要求負荷(設定温度と室温との差)のこ
とであり、複数台の室内機がある場合はその運転台数の
合計として算出する。
03に進んだ場合は、予め用意してある定格値(燃料弁
開度は固定値とし、点火時期はエンジン回転数より割り
出した値とする)を設定して、その定格値となるように
エンジン運転を指令する。次に、ステップS104にて
空調負荷の計算を行い、ステップS105にて前記定格
値によるエンジン制御が空調負荷に見合っているかどう
かをチェックする。見合っている場合は、ステップS1
07に進んでそのままの運転を続ける。見合っていない
場合は、圧縮機の容量が空調負荷に見合うようにスロッ
トルによりエンジン回転数制御を行う。ここで、空調負
荷は、室内機の要求負荷(設定温度と室温との差)のこ
とであり、複数台の室内機がある場合はその運転台数の
合計として算出する。
【0019】このように負圧センサに異常が発生した場
合にも、それを補うようにエンジンの制御を行うので、
最低限のヒートポンプシステムの運転が可能となる。な
お、センサの異常を検出した場合は、例えばリモコン等
に異常表示を行い、点検要の指示を出す。
合にも、それを補うようにエンジンの制御を行うので、
最低限のヒートポンプシステムの運転が可能となる。な
お、センサの異常を検出した場合は、例えばリモコン等
に異常表示を行い、点検要の指示を出す。
【0020】図4は別の制御例を示すフローチャートで
ある。このエンジン制御のルーチンでは、最初のステッ
プS201で負圧センサ26を含む各種センサの出力を
読み込み、次のステップS202で負圧センサ26の異
常を判定し、センサ異常と判定した場合はステップS2
03で、他のセンサ出力から負圧センサ26の出力の推
定値を算出する。ここでは、冷媒回路中に備わる圧力セ
ンサ(図示略)の信号あるいはスロットル開度から負圧
センサの出力推定値を割り出す。そして、正常の場合は
実際の負圧センサの出力値、異常の場合は前記推定値に
基づいて、ステップS204で通常のマップ100によ
る制御を行う。
ある。このエンジン制御のルーチンでは、最初のステッ
プS201で負圧センサ26を含む各種センサの出力を
読み込み、次のステップS202で負圧センサ26の異
常を判定し、センサ異常と判定した場合はステップS2
03で、他のセンサ出力から負圧センサ26の出力の推
定値を算出する。ここでは、冷媒回路中に備わる圧力セ
ンサ(図示略)の信号あるいはスロットル開度から負圧
センサの出力推定値を割り出す。そして、正常の場合は
実際の負圧センサの出力値、異常の場合は前記推定値に
基づいて、ステップS204で通常のマップ100によ
る制御を行う。
【0021】この場合は、あくまでも負圧センサ26の
出力推定値を使用してエンジンをマップ制御するので、
空調負荷にほぼ見合った運転が可能である。
出力推定値を使用してエンジンをマップ制御するので、
空調負荷にほぼ見合った運転が可能である。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、センサに異常が生じた場合にも、最低限のヒー
トポンプの運転が可能となる。
よれば、センサに異常が生じた場合にも、最低限のヒー
トポンプの運転が可能となる。
【0023】請求項2の発明によれば、エンジンのセン
サのうち負圧センサが故障した場合にも、定格運転に近
いエンジン制御により最低限のヒートポンプの運転が可
能となる。
サのうち負圧センサが故障した場合にも、定格運転に近
いエンジン制御により最低限のヒートポンプの運転が可
能となる。
【0024】請求項3の発明によれば、センサに異常が
生じた場合にも、他の情報に基づいてセンサの出力の推
定値を演算して、それに基づいてエンジンを制御するの
で、空調負荷に対応した過不足のない運転が可能とな
る。
生じた場合にも、他の情報に基づいてセンサの出力の推
定値を演算して、それに基づいてエンジンを制御するの
で、空調負荷に対応した過不足のない運転が可能とな
る。
【0025】請求項4の発明によれば、エンジンのセン
サのうち負圧センサに異常が生じた場合にも、圧縮機に
備わる圧力センサの検出データとエンジンのスロットル
開度データとの少なくとも一方のデータから負圧センサ
の出力の推定値を演算して、それに基づいてエンジンを
制御するので、空調負荷に対応した過不足のない運転が
可能となる。
サのうち負圧センサに異常が生じた場合にも、圧縮機に
備わる圧力センサの検出データとエンジンのスロットル
開度データとの少なくとも一方のデータから負圧センサ
の出力の推定値を演算して、それに基づいてエンジンを
制御するので、空調負荷に対応した過不足のない運転が
可能となる。
【図1】 本発明の実施形態の要部構成を示すブロック
図である。
図である。
【図2】 同実施形態において使用するマップの例を示
す図である。
す図である。
【図3】 同実施形態の制御例を示すフローチャートで
ある。
ある。
【図4】 同実施形態の別の制御例を示すフローチャー
トである。
トである。
【図5】 一般的なガスヒートポンプシステムの概略構
成図である。
成図である。
5 エンジン
20 電子制御装置
22 点火装置
25 燃料弁
26 負圧センサ
100 マップ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
F02D 45/00 364 F02D 45/00 364F
370 370F
F02G 5/02 F02G 5/02 D
F02P 5/15 F02P 5/15 A
(72)発明者 中島 彰
愛知県西春日井郡西枇杷島町旭町3丁目1
番地 三菱重工業株式会社冷熱事業本部内
(72)発明者 岡田 拓也
愛知県西春日井郡西枇杷島町旭町3丁目1
番地 三菱重工業株式会社冷熱事業本部内
(72)発明者 青井 文男
愛知県名古屋市中村区岩塚町字高道1番地
三菱重工業株式会社名古屋研究所内
Fターム(参考) 3G022 EA09 GA05 GA07
3G084 BA01 BA05 BA17 DA30 FA10
FA11 FA33
3G092 AA01 AB06 AC07 AC08 BA09
BB04 DC01 EC09 FB02 GA08
HA05Z HA06Z HE01Z HF03Z
3G093 AA13 BA11 CA12 DA01 DA03
DA06 EA01 FA07 FA12
3G301 HA01 HA22 JB01 JB07 LA01
MA14 NC02 PA07B PA11Z
PE01Z
Claims (4)
- 【請求項1】 エンジンを圧縮機の駆動源とするヒート
ポンプシステムのエンジン制御装置において、 前記エンジンを駆動制御するためのデータを取得するセ
ンサと、該センサが正常か異常かを判定する手段と、前
記センサが正常であると判定された場合に該センサの出
力に基づいて予め登録されたマップにより制御値を演算
する第1の演算手段と、前記センサが異常であると判定
された場合に仮の制御値を出力する第2の演算手段と、
前記センサが正常であると判定された場合に前記第1の
演算手段の演算した制御値となるようにエンジンの駆動
要素を制御し、前記センサが異常であると判定された場
合に前記第2の演算手段の出力した仮の制御値となるよ
うにエンジンの駆動要素を制御する制御手段とを備える
ことを特徴とするヒートポンプシステムのエンジン制御
装置。 - 【請求項2】 前記センサが、エンジンの吸気管負圧を
検出する負圧センサであり、前記第1の演算手段が、制
御値としてエンジンの点火時期と燃料弁開度の組み合わ
せを演算し、前記第2の演算手段が、仮の制御値として
定格運転に近いエンジンの点火時期と燃料弁開度の組み
合わせを出力することを特徴とする請求項1に記載のヒ
ートポンプシステムのエンジン制御装置。 - 【請求項3】 エンジンを圧縮機の駆動源とするヒート
ポンプシステムのエンジン制御装置において、 前記エンジンを駆動制御するためのデータを取得するセ
ンサと、該センサが正常か異常かを判定する手段と、前
記センサが異常であると判定された場合に他の情報に基
づいて前記センサの出力の推定値を算出する推定値算出
手段と、前記センサが正常であると判定された場合に該
センサの出力に基づいて予め登録されたマップにより制
御値を演算し且つ前記センサが異常であると判定された
場合に前記センサの出力の推定値に基づいて予め登録さ
れた前記マップにより制御値を演算する制御値演算手段
と、該演算手段の出力する制御値となるようにエンジン
の駆動要素を制御する制御手段とを備えることを特徴と
するヒートポンプシステムのエンジン制御装置。 - 【請求項4】 前記センサが、エンジンの吸気管負圧を
検出する負圧センサであり、前記推定値演算手段が、冷
媒回路中に備わる圧力センサの検出データとエンジンの
スロットル開度データとの少なくとも一方のデータから
前記負圧センサの出力の推定値を演算し、前記制御値演
算手段が、制御値としてエンジンの点火時期と燃料弁開
度の組み合わせを演算することを特徴とする請求項3に
記載のヒートポンプシステムのエンジン制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002029487A JP2003227388A (ja) | 2002-02-06 | 2002-02-06 | ヒートポンプシステムのエンジン制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002029487A JP2003227388A (ja) | 2002-02-06 | 2002-02-06 | ヒートポンプシステムのエンジン制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003227388A true JP2003227388A (ja) | 2003-08-15 |
Family
ID=27750163
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002029487A Withdrawn JP2003227388A (ja) | 2002-02-06 | 2002-02-06 | ヒートポンプシステムのエンジン制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003227388A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011256844A (ja) * | 2010-06-11 | 2011-12-22 | Isuzu Motors Ltd | 排気管噴射制御装置 |
JP2014211268A (ja) * | 2013-04-18 | 2014-11-13 | 株式会社ニッキ | マップ制御によるエンジンを用いた室外機 |
-
2002
- 2002-02-06 JP JP2002029487A patent/JP2003227388A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011256844A (ja) * | 2010-06-11 | 2011-12-22 | Isuzu Motors Ltd | 排気管噴射制御装置 |
JP2014211268A (ja) * | 2013-04-18 | 2014-11-13 | 株式会社ニッキ | マップ制御によるエンジンを用いた室外機 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050510 |