JP2003227137A - 配筋接合体験装置 - Google Patents

配筋接合体験装置

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JP2003227137A
JP2003227137A JP2002028250A JP2002028250A JP2003227137A JP 2003227137 A JP2003227137 A JP 2003227137A JP 2002028250 A JP2002028250 A JP 2002028250A JP 2002028250 A JP2002028250 A JP 2002028250A JP 2003227137 A JP2003227137 A JP 2003227137A
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JP
Japan
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steel pipe
pipe sleeve
bar
reinforcing bars
reinforcing bar
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JP2002028250A
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English (en)
Inventor
Tatsuhiko Yamamoto
龍彦 山本
Keijiro Imada
恵二郎 今田
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Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】配筋接合の優れた品質の良さを理解することが
できる配筋接合体験装置を提供する。 【解決手段】一端部に鋼管スリーブ20がカシメ止めさ
れた配筋2のこの鋼管スリーブ20内に、他の配筋2を
挿入した状態で、これらを固定する固定台3と、鋼管ス
リーブ20をカシメて、この鋼管スリーブ20内に挿入
された他の配筋2をカシメ止めするようになされたカシ
メ止め装置4と、カシメ止め装置4を複数の作業位置
a、b、c、dに移動させる移動装置5とを具備し、二
本の配筋2、2を鋼管スリーブ20のカシメ止めで接合
完成させるようになされた配筋接合体験装置1である。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、現場で作業される
配筋同士の接合を擬似的に体験する装置に関するもので
ある。 【0002】 【従来の技術】従来より、住宅建物の基礎は、地面に配
筋を接合して組み立てた後、その周囲を基礎型枠で覆
い、その後、この基礎型枠内にコンクリートを打設し、
養生硬化させて形成される。 【0003】この基礎の施行において、配筋の接合を行
う場合、重ね合わせた配筋に針金などを巻き付けて接合
すると、配筋が多段になり、多段に重なった配筋の周り
にコンクリートが流れ込み難く、かつ、接合した配筋の
確認がし難くなり、安定した基礎強度が得られないこと
となる。 【0004】そこで、鋼管スリーブを用いて配筋の端部
同士をカシメ止めすることで、コンクリートの流れ込み
を改善するとともに配筋を確認し易くして施工現場での
品質管理を容易にすることが行われているが、このよう
な基礎の配筋は、施行後には基礎コンクリート内に隠れ
てしまうこととなる。 【0005】したがって、この鋼管スリーブを用いた配
筋のカシメ止めについては、写真や文書などでカタログ
に紹介したり、現場見学などを行って確かめてもらうよ
うにしていた。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかし、写真や文書な
どでカタログに紹介する場合、実際に動きを伴わないた
め、その良さを把握するのが難しくなるといった不都合
を生じる。 【0007】また、カタログに記載されていたとして
も、実際に現場では、基礎の内部に隠れてしまっている
ので、顧客の信用を充分に得るだけの説得力が無いとい
った不都合を生じていた。 【0008】また、現場見学を行う場合、現場見学自体
が煩わしいといった不都合を生じる。また、現場見学を
行うにしても、限られた配筋の接合作業日に合わせて行
わなければならないといった不都合を生じることとな
る。 【0009】本発明は、係る実情に鑑みてなされたもの
であって、配筋接合の優れた品質の良さを理解すること
ができる配筋接合体験装置を提供することを目的として
いる。 【0010】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の配筋接合体験装置は、一端部に鋼管スリーブ
がカシメ止めされた配筋のこの鋼管スリーブ内に、他の
配筋を挿入した状態で、これらを固定する固定台と、鋼
管スリーブをカシメて、この鋼管スリーブ内に挿入され
た他の配筋をカシメ止めするようになされたカシメ止め
装置と、カシメ止め装置を複数の作業位置に移動させる
移動装置とを具備し、二本の配筋を鋼管スリーブのカシ
メ止めで接合完成させるようになされたものである。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。 【0012】図1は配筋接合体験装置1の全体構成の概
略を示し、図2は同配筋接合体験装置1によって接合さ
れる配筋1を示し、図3は同配筋接合体験装置1のカシ
メ止め装置4によるカシメ止めの工程を示し、図4は同
配筋接合体験装置1の移動装置5によるカシメ止め装置
4の位置決め状態を示している。 【0013】すなわち、この配筋接合体験装置1は、配
筋2を固定する固定台3と、鋼管スリーブ20をカシメ
止めするカシメ止め装置4と、カシメ止め装置4を四つ
の作業位置a、b、c、dに移動させる移動装置5とを
具備し、二本の配筋2を鋼管スリーブ20のカシメ止め
で接合完成させるようになされている。 【0014】配筋2は、実際の現場で使用されているも
のを約30cm程度の長さに切断して用意しておき、二
本一組で使用する。この配筋2のうち、一方の配筋2
は、一端部を、あらかじめ鋼管スリーブ20の一端部に
挿入してカシメ止めした状態にしたものを用意してお
く。 【0015】固定台3は、一対の配筋受部31、31
と、その両者間に位置するスリーブ受部32とからな
る。この固定台3は、一端部に鋼管スリーブ20がカシ
メ止めされた配筋2の他端部内に、他の配筋2を挿入し
た状態で、これら配筋2、2および鋼管スリーブ20
を、配筋受部31、31およびスリーブ受部32に装着
できるようになされている。また、配筋受部31、31
には、それぞれ配筋押さえ33、33が設けられてお
り、配筋受部31、31内に設けた配筋2を、その上側
から押さえて、配筋2が配筋受部31、31から離脱し
ないようになされている。 【0016】カシメ止め装置4は、鋼管スリーブ20が
位置するだけの間隔を存して上下に設けられた一対のガ
イド41、42と、上側のガイド41の手前側の位置に
回動可能に固定された固定片43と、固定片43と対向
する位置に設けられた移動片44とによって構成されて
いる。このカシメ止め装置4は、鋼管スリーブ20をガ
イド41、42間に位置させた状態で、移動片44を作
動させることにより、この固定片43と移動片44との
間で鋼管スリーブ20を約30トンの力でカシメ止めす
るようになされている。 【0017】このカシメ止め装置4は、固定台3の奥側
に設けられ、配筋2の長手方向に対して直交する方向に
配置されたレール45に沿って移動させることができる
ようになされている。この移動は、カシメ止め装置4の
上側のガイド41の基端部に設けられたハンドル46を
持って手動で行う。 【0018】移動装置5は、ハンドル51の操作によっ
て回転するシャフト52に、基台53が噛合するように
なされている。この基台53上には、カシメ止め装置4
のレール45を設けるようになされている。この移動装
置5は、ハンドル51を回転させることで、基台53上
に設けたカシメ止め装置4を、固定台3に固定した配筋
2の長手方向に沿って移動させることができるようにな
されている。また、移動装置5には、ハンドル51の回
転による基台53の移動を規制するダイヤル54が設け
られている。このダイヤル54は、回転位置A、B、
C、Dに応じて連動する4本のストッパ55が設けられ
ている。ストッパ55のそれぞれの長さは、異なるよう
に設定されており、ダイヤル54の回転位置A、B、
C、Dに応じて何れかの長さのストッパ55が基台53
の移動を規制することとなる。したがって、ダイヤル5
4の回転位置A、B、C、Dを決めた後、ハンドル51
を回して基台53を移動させることで、カシメ止め装置
4は、異なった四つの作業位置a、b、c、dに位置決
めできることとなる。 【0019】次に、このようにして構成される配筋接合
体験装置1の動作について説明する。 【0020】まず、一端部に鋼管スリーブ20がカシメ
止めされた配筋2の他端部内に、他の配筋2を挿入した
状態で、これら配筋2、2および鋼管スリーブ20を、
固定台3に固定し、配筋受部31、31内に設けた配筋
2の上側から配筋押さえ33、33で配筋2を押さえて
配筋受部31、31から配筋2、2が離脱しないように
セットする。 【0021】ついで、図2(a)ないし(c)に示すよ
うに、カシメ止め装置4のハンドル46を固定台3の方
向に引き寄せ、ガイド41、42間に配筋2を位置させ
る。 【0022】この際、カシメ止め装置4は、上側のガイ
ド41に固定片43を回動可能に取り付けているので、
カシメ止め装置4の固定片43を配筋2にぶつけると、
固定片43が揺動して持ち上がり、ガイド41、42の
間に配筋2が入り込むこととなる。また、図4(a)に
示すように、この作業は、配筋2の位置で行う。 【0023】その後、図4(b)に示すように、ダイヤ
ル54を回転位置Aに決め、ハンドル51を回してカシ
メ止め装置4を基台53とともに配筋2の長手方向に沿
って移動させる。基台53は、ストッパ55に当接され
て動かなくなり、この状態でカシメ止め装置4が最初の
作業位置aに位置決めされる。この作業位置aにおい
て、カシメ止め装置4は、図4(a)の配筋2の位置e
から、図4(b)の鋼管スリーブ20のカシメ止めが可
能な位置に移動することとなる。 【0024】この作業位置aを確認した後、図2(d)
に示すように、カシメ止め装置4を作動させ、移動片4
4を固定片43の側に移動させる。この際、固定片43
は、前記したように揺動することなく、下側のガイド4
2にロックされるので、固定片43と移動片44との間
で、鋼管スリーブ20のカシメ止めが行われることとな
る。 【0025】その後、図4(c)ないし(e)に示すよ
うに、ダイヤル54を他の三箇所の回転位置B、C、D
に順次変更し、これらダイヤル54の回転位置B、C、
Dによって決められている各作業位置b、c、dでカシ
メ止め装置4による鋼管スリーブ20のカシメ止めを繰
り返す。 【0026】このようにしてカシメ止め装置4による鋼
管スリーブ20のカシメ止めが終了した後は、図4
(f)に示すように、ハンドル51を今までと逆に回
し、カシメ止め装置4を、鋼管スリーブ20のカシメ止
めが可能な位置から、配筋2の位置eへと戻す。 【0027】そして、図2(e)および(f)に示すよ
うに、カシメ止め装置4を配筋2の手前側に引き寄せて
固定片43を回動させた状態で、カシメ止め装置4を奥
方向へ押し、図2(g)に示すように、配筋2からカシ
メ止め装置4を離脱させる。 【0028】この配筋接合体験装置1によると、ダイヤ
ル54の回転位置A、B、C、Dによって、カシメ止め
装置4の作業位置a、b、c、dを位置決めするので、
現場での作業経験が無くても、熟練した作業員が現場で
行うのと同様に、二本の配筋2、2を鋼管スリーブ20
のカシメ止めで接合することができる。 【0029】また、このように、普段基礎の内部に隠れ
てしまっている配筋2の接合技術を体験することで、こ
の接合技術によって得られる製品の品質の良さを、実際
に接合完成させたものを手に取って確認することができ
る。 【0030】なお、本実施の形態では、固定台3に対し
てカシメ止め装置4を移動装置5によって移動させるよ
うになされているが、移動装置4に対して固定台3を移
動装置5によって移動させるようになされたものであっ
てもよい。 【0031】また、本実施の形態では、四箇所の作業位
置a、b、c、dにカシメ止め装置4を位置決めするよ
うになされているが、この作業位置a、b、c、dとし
ては、特に四箇所に限定されるものではなく、カシメ止
めを行う配筋2や鋼管スリーブ20に応じて、三箇所以
下であってもよいし、五箇所以上であってもよい。 【0032】 【発明の効果】以上述べたように、本発明によると、二
本の配筋を鋼管スリーブのカシメ止めで接合完成させる
ことができ、普段基礎の内部に隠れてしまっている配筋
の接合技術と、その接合技術によって得られる製品の品
質の良さとを実際に体験して確認してもらうことができ
る。 【0033】また、体験した後の接合完成された配筋を
実際に手にとって見ることで、安定した強度の接合が行
われている品質管理の良さを確認してもらうことができ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る配筋接合体験装置の全体構成の概
略を示す正面図である。 【図2】(a)および(b)は、本発明に係る配筋接合
体験装置によって接合される鋼管スリーブ付き配筋と、
配筋との接合前後の状態を示す斜視図である。 【図3】(a)ないし(g)は、本発明に係る配筋接合
体験装置のカシメ止め装置の動作を説明する工程図であ
る。 【図4】(a)ないし(f)は、本発明に係る配筋接合
体験装置によって配筋と鋼管スリーブとをカシメ止めす
る際のダイヤルとカシメ止め装置の作業位置との関係を
説明する概略図、(g)は(a)ないし(f)に対応し
た鋼管スリーブおよび配筋の位置を説明する概略図であ
る。 【符号の説明】 1 配筋接合体験装置 2 配筋 20 鋼管スリーブ 3 固定台 4 カシメ止め装置 5 移動装置

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 一端部に鋼管スリーブがカシメ止めされ
    た配筋のこの鋼管スリーブ内に、他の配筋を挿入した状
    態で、これらを固定する固定台と、 鋼管スリーブをカシメて、この鋼管スリーブ内に挿入さ
    れた他の配筋をカシメ止めするようになされたカシメ止
    め装置と、 カシメ止め装置を複数の作業位置に移動させる移動装置
    とを具備し、 二本の配筋を鋼管スリーブのカシメ止めで接合完成させ
    るようになされたことを特徴とする配筋接合体験装置。
JP2002028250A 2002-02-05 2002-02-05 配筋接合体験装置 Pending JP2003227137A (ja)

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