JP2003226583A - 溶銑用不定形耐火物 - Google Patents

溶銑用不定形耐火物

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JP2003226583A JP2002025954A JP2002025954A JP2003226583A JP 2003226583 A JP2003226583 A JP 2003226583A JP 2002025954 A JP2002025954 A JP 2002025954A JP 2002025954 A JP2002025954 A JP 2002025954A JP 2003226583 A JP2003226583 A JP 2003226583A
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Shinji Tanaka
辰児 田中
Yoshinobu Saikai
嘉宣 西海
Yasukuni Tanaka
泰邦 田中
Hiroyoshi Tomono
弘義 友納
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 炭化珪素およびスピネルを含む不定形耐火物
において、耐メタル性及び耐スラグ性の改善を図る。 【解決手段】 炭化珪素、MgO・Al23系スピネ
ル、その他耐火原料を含む耐火原料組成に、結合剤およ
び分散剤を添加してなる溶銑用不定形耐火物であって、
前記MgO・Al23系スピネルを、Co酸化物をCo
O換算で0.01〜5質量%含むMgO・Al23系スピネ
ルとした溶銑用不定形耐火物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、高炉出銑樋、溶銑鍋、
混銑車等の内張りに使用される溶銑用不定形耐火物に関
する。
【0002】
【従来の技術】溶銑用不定形耐火物として、炭化珪素お
よびMgO・Al系スピネル(以下、スピネルと
称す。)を含む不定形耐火物が知られている。例えば特
開2000-351674号公報、特開2001-114571号公報のとおり
である。
【0003】この材質は、炭化珪素の耐スラグ性とスピ
ネルの耐FeO性とが相まって優れた耐用性を発揮す
る。例えば高炉出銑樋において、耐FeO性が要求され
るメタルゾーンの内張りとして特に好適である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年は例えば
高炉に見られる高温出銑などの炉操業の過酷化に加え、
耐火物原単位の低減要求から、さらなる高耐用の不定形
耐火物材質が強く求められており、従来の耐火物材質で
は決して十分なものではない。
【0005】本発明は、炭化珪素およびスピネルを含む
不定形耐火物において、耐メタル性及び耐スラグ性の改
善を図ったものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】炭化珪素はその優れた耐
スラグ性のために、溶銑用不定形耐火物組成に不可欠で
ある。しかし、耐火物使用中の高温下において、COガス
と反応で熱分解(SiC+2CO→SiO2+3C)が進行
する問題がある。一方、スピネルは耐FeO性付与の効
果を持つが、このスピネルの存在下において、炭化珪素
の前記熱分解が促進される現象がある。
【0007】スピネルは高温下において、スピネルの成
分のMgOからMgが拡散し、さらにこの拡散Mgが酸
化してMgOを生成する。この過程を経てのMgOは高
純度で且つ超微粒子のために活性であり、前記した炭化
珪素の熱分解反応を促進する原因となっている。
【0008】本発明者らは、通常のスピネルに替えて、
特定量のコバルトを含むスピネルを使用すると炭化珪素
の熱分解抑制の効果があることを見出し、本発明を導き
出すに至ったものである。
【0009】本発明は、炭化珪素、MgO・Al23
スピネル、その他耐火原料を含む耐火原料組成に、結合
剤および分散剤を添加してなる溶銑用不定形耐火物であ
って、前記MgO・Al23系スピネルを、コバルトを
Co換算で0.01〜5質量%含むMgO・Al23系スピ
ネルとしたことを特徴とする溶銑用不定形耐火物であ
る。
【0010】本発明による不定形耐火物は、従来材質に
比べて耐用性が格段に向上する。この耐用性向上に機構
は以下のとおりと考えられる。
【0011】本発明において使用のコバルトを含むスピ
ネルは、コバルトがCo酸化物主体の状態でスピネル中
に固溶し、これがスピネル中のMgO成分からのMgの
拡散する速度を遅延させることで、炭化珪素の熱分解促
進を抑制する。
【0012】また、炭化珪素の分解は前記反応式のとお
りSiO2成分の生成を伴う。SiO2成分は耐火骨材成
分と反応してSiO2系低融点物質を生成し、耐食性低
下の原因となる。これに対し本発明で使用する、コバル
トを含むスピネルは炭化珪素の分解反応の抑制によって
SiO2の生成量が少なく、耐食性低下の原因となるS
iO2系低融点物質の生成を低減する。
【0013】スピネルは電融品と焼結品とに分けられ
る。電融品と焼成品とはその製造過程の相違から、電融
品は焼成品に比べ結晶が発達している。電融品は結晶粒
径が大きい分、結晶粒界が少なく、結晶粒界を介しての
Mgの拡散が少ない。コバルトはスピネルに固溶して存
在するが、電融品は焼結品と違ってコバルトがより完全
に固溶され、Mgの拡散を遅延させ効果が大きい。この
ため、本発明において使用するコバルトを含むスピネル
は、焼結品に比べて電融品がより効果的である。
【0014】耐火原料組成にコバルト質原料を単に添加
混合した不定形耐火物は、特開平9−278540号公報によ
って本発明者らが既に提案した。ここでは、コバルト質
原料が耐火原料あるいはアルミナセメントの成分と反応
してガラス成分を生成し、耐火物の焼結強度および耐酸
化性を向上させる。
【0015】しかし、この不定形耐火物におけるコバル
トは耐火原料と独立した粒子であり、スピネル粒子中に
存在しないことから、コバルトがスピネル成分からのM
g拡散を遅延させる作用がなく、炭化珪素の熱分解抑制
において本発明の顕著な効果は得られない。しかも、こ
の不定形耐火物は炭化珪素分解反応の抑制が不十分なこ
とに原因して、SiO2系低融点物質の生成低減の効果
に乏しく、耐火物組織のマトリックスに耐食性低下の原
因となるガラス成分の生成量が多くなる。
【0016】その結果、この従来の不定形耐火物では、
高炉樋のメタルゾーンの使用にも耐え得る本発明の顕著
な耐用性は得られない。
【0017】また、コバルトに替え、例えば亜鉛、マン
ガン等の酸化物を含むスピネルでは、これらの酸化物自
体が低融点物質であるためか、本発明の効果は得られな
い。
【0018】
【発明の実施形態】本発明で使用する炭化珪素は従来材
質で使用のものと特に変わりない。例えばSiC純度が
80質量%以上、好ましくは95質量%以上のものを使用す
る。粒径は、使用量が少ない場合は微粒主体にする。多
い場合は微粒に加え、中粒、粗粒を組合わせる。
【0019】耐火原料組成に占める炭化珪素の割合は、
好ましくは5〜30質量%である。少ないと耐スラグ性に
劣り、多いと耐メタル性に劣る。
【0020】コバルトを含むスピネルは、通常の電融ス
ピネル或いは焼結スピネルの製造において、コバルト質
原料を添加して製造される。電融スピネルの製造では、
例えば海水マグネシア,電融マグネシア,軽焼マグネシ
アなどのマグネシア原料、サンディエアルミナ,仮焼ア
ルミナなどのアルミナ原料、さらにこれに例えば四三酸
化コバルト、一酸化コバルト、炭酸コバルト、金属コバ
ルトなどの任意のコバルト質原料を配合した混合物を電
気溶融法によって2000℃以上で溶融される。焼結スピネ
ルの製造では、例えば前記の混合物に結合剤を添加して
加圧成形後、1500〜1700℃程度で焼成する。
【0021】スピネル中のMgOとAl23の割合はス
ピネル理論値に近いことが好ましいが、これに限らず、
例えばAl23の割合が多いアルミナリッチスピネルと
してもよい。化学成分値は、例えばMgO:5〜27質量
%、Al23:73〜95質量%の範囲内が好ましい。
【0022】スピネル中に占めるコバルトの割合は、C
o換算で0.01質量%未満ではスピネル中のMgO成分か
らのMgの拡散を遅延させる効果が得られないためか、
耐メタル性の効果に劣る。5質量%を超えるとスピネル
の耐火度が低下し、耐食性が不十分となる。さらに好ま
しくは0.1〜3質量%である。
【0023】また、コバルトを含む前記スピネルを本発
明で限定した範囲内で使用すれば、コバルトを含まない
通常のスピネルを併用してもよい。
【0024】スピネル全体の使用量は10〜70質量%が好
ましい。10質量%未満では特に耐FeO性が要求される
例えば高炉出銑樋のメタルゾーン内張り材として十分な
耐食性が得られない傾向が見られる。70質量%を超える
と、その分、他の例えば炭化珪素の割合が少なくなって
耐スラグ性などの低下で好ましくない。
【0025】スピネル使用量のうち、本発明で限定した
コバルトを含むスピネルは、耐火原料組成に占める割合
で少なくとも10質量%以上とする。さらに好ましくは20
質量%以上である。10質量%未満では耐FeO性におい
て劣り、耐食性に顕著な効果が得られない。
【0026】その他の耐火原料は、アルミナ、シリカ、
アルミナ−シリカ、マグネシア、シリカ、窒化珪素、ジ
ルコン、ジルコニア、クロム鉱、粘土、炭素、炭化硼素
などである。中でも、耐食性および容積安定性に優れた
アルミナと、耐スポーリング性および耐スラグ性の付与
に効果的な炭素を使用することが好ましい。
【0027】アルミナの具体例は、電融アルミナ、焼結
アルミナ、ボ−キサイト、ばん土けつ岩などである。ム
ライト、ろう石なども使用できるが、Al23純度が低
いために、使用する場合でも少量に留めることが好まし
い。微粉部での使用は、超微粉として入手しやすい仮焼
アルミナが好ましい。
【0028】このアルミナを使用する場合、耐火原料組
成に占めるアルミナの割合は70質量%以下、さらに好ま
しくは1〜50質量%である。
【0029】前記のアルミナおよびスピネルの粒径は、
耐火物施工時の流動性、施工体組織の高緻密化のために
粗粒、中粒、微粒に調整する。
【0030】炭素の具体例は、ピッチ、コ−クス、黒
鉛、カーボンブラック、無煙炭などである。粒径は1m
m以下が好ましい。耐火性骨材に占める割合は10質量%
以下、好ましくは0.5〜8質量%である。
【0031】本発明の不定形耐火物において、結合剤お
よび分散剤の配合は従来材質と特に変わりはない。必要
により、さらに酸化防止剤、爆裂防止剤、金属ファイバ
−、コバルト質原料、増粘剤および耐火粗大粒子などを
併用してもよい。
【0032】結合剤はアルミナセメント、マグネシアセ
メント、リン酸塩、珪酸塩などである。その添加割合
は、耐火原料100質量%に対する外掛けで0.1〜5質量%
が好ましい。
【0033】分散剤は解こう剤とも称され、不定形耐火
物の施工時の流動性を付与する。従来より種々の材質が
知られており、本発明での使用において具体的な材質は
特に限定されるものではない。例えば、トリポリリン酸
ソーダ、ヘキサメタリン酸ソーダ、ウルトラポリリン酸
ソーダ、酸性ヘキサメタリン酸ソーダ、ホウ酸ソーダ、
炭酸ソーダ、ポリメタリン酸塩などの無機塩、クエン酸
ソーダ、酒石酸ソーダ、ポリアクリル酸ソーダ、スルホ
ン酸ソーダ、ポリカルボン酸塩、β−ナフタレンスルホ
ン酸塩類、ナフタリンスルフォン酸、リグニンスルホン
酸塩などより選択使用される。また、その添加量は、耐
火原料組成100質量%に対し、例えば外掛け0.01〜1質
量%程度が好ましい。
【0034】酸化防止剤は、Si、Fe−Si、炭化ホ
ウ素(BC)、窒化珪素、窒化硼素、ホウ化マグネシ
ウム、ホウ化ジルコニウム、ホウ化カルシウムなどであ
る。
【0035】中でも炭化ホウ素(BC)が好ましい。
添加量は耐火原料組成100質量%に対し、例えば外掛け
0.05〜3質量%程度とする。
【0036】爆裂防止剤としては、有機質ファイバー、
有機発泡剤、乳酸アルミニウム、塩基性乳酸アルミニウ
ム、金属Al、Al−Mg合金などである。有機質ファ
イバーの具体例は、ビニロン(ポリビニールアルコール
を含む)、レーヨン、ポリエステル、ナイロン、ポリプ
ロピレン、ポリエチレンなどの高分子有機質ファイバー
であり、その好ましい添加量は耐火原料組成100質量%
に対し、外掛け0.02〜2質量%である。
【0037】耐火粗大粒子は、耐火物組織に発生した亀
裂の進展を防止する役割をもつ。耐火性原料の粒径は、
例えば最大5〜8mmである。耐火粗大粒子は粒径が耐火
性骨材よりさらに大きく、耐火性骨材とは明確に区別さ
れる。
【0038】耐火粗大粒子の粒径は耐火性骨材の粒径と
の兼ね合いもあるが、8〜50mmが好ましい。具体的材
質は、アルミナ、スピネル、炭化珪素あるいはこれらを
主材とした耐火物廃材を使用することができる。その割
合は耐火原料組成100質量%に対し外掛けで、例えば40
質量%以下、好ましくは5〜20質量%である。
【0039】本発明の不定形耐火物は新規な施工だけで
なく、補修用としても使用できる。
【0040】施工方法は従来方法と特に変わりなく、流
し込み法あるいは吹付け法によって施工される。流し込
み法は、不定形耐火物組成を混練後、型枠を用いてみ施
工される。混練に伴う施工水分は、不定形耐火物組成全
体に対して外掛け3〜10質量%程度添加する。
【0041】吹付け法では、前記と同様にして混練した
ものを、例えば特開平11−223469号公報に示されるよう
にピストン式、スクイズ式などの圧送ポンプをもって吹
付ノズルに送り、吹付ノズルあるいはその近傍で任意の
急結剤を添加して吹き付ける。
【0042】
【実施例】表1は各例で使用したスピネルの化学分析値
である。以下に示す粒径はJISふるい目開きに基づ
く。また、超微粉の平均粒径は、レーザー回折式粒度分
布計にて測定した。
【0043】電融スピネルA〜Eは、スピネル源として
MgO純度99.5質量%・粒径1mm以下のマグネシアと
Al23純度99.7質量%・平均粒径40μmの仮焼アルミ
ナとの混合物をバッチ式のアーク電融炉にて、2000℃以
上の温度で溶融した。冷却後は外皮部の不完全溶融部分
を除去して使用した。焼結スピネルは、前記と同様の耐
火性配合物をペレット状に成形後、1500℃にて焼成して
得た。
【0044】このうち、電融スピネルA〜Dおよび焼結
スピネルAは、前記スピネルの製造の際、耐火原料配合
と共に、コバルト源として粒径75μm以下の四三酸化コ
バルト(Co3:98質量%)を溶融したことで、コ
バルトを含んでいる。
【0045】
【表1】 表2に本発明実施例、表3にその比較例を示す。また同
表には、併せて試験結果を示す。
【0046】
【表2】
【表3】 各例は、表に示した不定形耐火物組成に施工水を外掛け
5.0質量%添加し、混練後、振動を付与しつつ型枠に流
し込んだ。次いで、24時間養生・硬化させた後、脱枠
し、さらに110℃×24時間乾燥して試験片を得た。試験
方法は、以下の通りである。
【0047】耐食性は、耐メタル性、耐スラグ性それぞ
れを測定し、比較例1の溶損寸法を100とした指数で示
した。耐メタル性は、侵食剤を高炉スラグおよび銑鉄と
する高周波誘導炉内張り法を用いて評価した。耐スラグ
性は侵食剤を高炉スラグとする回転ドラム侵食試験法を
用いて評価した。いずれも数値が大きいほど耐食性に劣
る。
【0048】実機試験は、流し込み施工法を持って高炉
出銑樋に内張りし、試験した。高炉出銑樋の内張りは、
主としてスラグ流と接するスラグゾーンと、その下方で
あって主として溶銑流と接するメタルゾーンとに大分さ
れるが、同試験では本発明の効果がより顕著に発揮され
るメタルゾーンに内張りした。150,000t通銑後の溶損
寸法を測定し、溶銑1,000t当りの溶損量に換算し評価
した。実機試験結果の数値が示されていないものは、実
機試験しなかったものである。
【0049】本発明実施例は、何れも耐メタル性及び耐
スラグ性に優れ、実機試験においても極めて良好な結果
が得られた。また、コバルトを含む電融スピネルを使用
したものは、コバルトを含む焼結スピネルを使用したも
のに比べ、耐メタル性においてさらに優れた効果を発揮
した。
【0050】これに対し、コバルトを含まない通常の電
融スピネルを使用した比較例1、およびコバルトの含有
量が本発明で限定した範囲より多い電融スピネルを使用
した比較例2は、本発明の各実施例に比べ、耐メタル
性、耐スラグ性共に劣る。
【0051】比較例3は、コバルトを含まない通常の電
融スピネルと、コバルトの一例である四三酸化コバルト
とを併用したものである。炭化珪素分解抑制の効果がな
いためか、本発明実施例に比べて耐メタル性、耐スラグ
性共に劣る。
【0052】比較例4はコバルトを含まない通常の焼結
スピネルを使用したものであり、特に耐メタル性におい
て劣る。
【0053】本発明は溶銑用不定形耐火物であり、高炉
出銑樋、溶銑鍋、混銑車等の内張りとして使用する。
【0054】
【発明の効果】本発明の不定形耐火物は以上の実施例が
示すとおり、耐メタル性および耐スラグ性に優れた効果
を発揮する。そのことは実機試験における高耐用性にお
いても確認される。近年、例えば高炉出銑樋の内張りに
見られるように、高炉操業の過酷化に伴う使用条件は今
後さらに厳しくなることが予想され、本発明はこれに耐
え得る材質としてその産業的価値は大きい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 泰邦 北九州市八幡西区東浜町一番1号 黒崎播 磨株式会社技術研究所内 (72)発明者 友納 弘義 北九州市八幡西区東浜町一番1号 黒崎播 磨株式会社第二製造事業部八幡不定形工場 内 Fターム(参考) 4G033 AA09 AA17 AB02 AB21 4K015 EC08 4K051 AA01 AA06 AB03 AB05 BE03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭化珪素、MgO・Al23系スピネ
    ル、その他耐火原料を含む耐火原料組成に、結合剤およ
    び分散剤を添加してなる溶銑用不定形耐火物であって、
    前記MgO・Al23系スピネルを、コバルトをCo換
    算で0.01〜5質量%含むMgO・Al23系スピネルと
    したことを特徴とする溶銑用不定形耐火物。
  2. 【請求項2】 炭化珪素、MgO・Al23系スピネ
    ル、その他耐火原料を含む耐火原料組成に、結合剤およ
    び分散剤を添加してなる溶銑用不定形耐火物であって、
    前記MgO・Al系スピネルのうち、コバルトを
    Co換算で0.01〜5質量%含むMgO・Al23系スピ
    ネルを、耐火原料組成に占める割合で10質量%以上とし
    たことを特徴とする溶銑用不定形耐火物。
  3. 【請求項3】 コバルトをCo換算で0.01〜5質量%含む
    MgO・Al系スピネルが電融品であることを特
    徴とする請求項1または2記載の溶銑用不定形耐火物。
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