JP2003225996A - 微小液滴の検出装置及びインクジェット記録装置 - Google Patents

微小液滴の検出装置及びインクジェット記録装置

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JP2003225996A
JP2003225996A JP2002312401A JP2002312401A JP2003225996A JP 2003225996 A JP2003225996 A JP 2003225996A JP 2002312401 A JP2002312401 A JP 2002312401A JP 2002312401 A JP2002312401 A JP 2002312401A JP 2003225996 A JP2003225996 A JP 2003225996A
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Hiroaki Arakawa
裕明 荒川
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単かつ低コストな構成であっても、微小な液
滴を吐出するノズルからの吐出状態の精度の高い検出が
可能な微小液滴の検出装置及びインクジェット記録装置
を提供すること。 【解決手段】ノズルから吐出される液滴の進行経路に交
差して発光素子31と受光素子32とを配置し、該発光
素子31から受光素子32へ向けて出射される検出光D
の検出範囲における液滴の進行方向の距離内に前記液滴
が複数存在可能となるように構成された液滴検出手段3
と、前記ノズルから複数の連続する液滴により構成され
る液滴群を吐出するように制御する吐出制御手段と、前
記吐出制御手段により吐出制御された液滴群を前記液滴
検出手段3により検出した出力信号に基づいて、ノズル
からの液滴の吐出状態を検出する吐出状態検出手段とを
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、簡単な構成で微小
な液滴を吐出するノズルからの吐出状態の検出が可能な
微小液滴の検出装置及びこれを用いたインクジェット記
録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】記録ヘッドに設けられたノズルからイン
クを記録媒体に吐出することによって記録を行うインク
ジェット記録装置では、画像記録を行う前に、各ノズル
からのインク液滴(以下、単に「液滴」という。)の吐出
の有無や吐出される液滴の飛翔速度を検出することによ
って、インクの吐出状態の検出が行われているが、近年
のプリント精度の高画質化に伴って、吐出する液滴が更
に微小になっていくに従い、今では4pl以下の液滴を
検出せざるを得ない状況になってきている。
【0003】従来、このような吐出状態の検出を行うた
めには、液滴の進行経路に交差して発光素子と受光素子
からなる検出部を設け、発光素子及び受光素子の間の光
軸上に液滴が一滴通過する影を受光素子上で受け、この
影による光量の変化を捉えて増幅することにより、例え
ば吐出の有無を検出する場合には、その検出信号が所定
値以上であればノズルからのインク吐出有りを検出して
いる。しかし、今後ますますインク液滴が微小液滴化
し、高画質化されるにつれ、十数μm程度の極めて微小
な液滴の影を受光素子で捉えて、その微弱な信号を増幅
しなくてはならず、S/Nが悪くなって正確な検出が困
難となるおそれがある。
【0004】この対策として、発光素子の光源としてレ
ーザーダイオードを用いることで単位面積当たりの光量
を大きくしたり、光源がLEDの場合はレンズで絞った
りすることで、検出面積をできるだけ絞り、検出部に捉
えられる液滴の影を検出面積に対して相対的に大きくす
ることでS/Nを上げることが考えられるが、液滴を吐
出する記録ヘッドは走査方向に沿ってキャリッジが駆動
するため、記録ヘッドのノズルから吐出される液滴が発
光素子と受光素子との間の光軸上を通過するように正確
に停止するための精度、即ち停止精度が厳しく要求され
ることになる。停止精度を上げることは、位置検出を含
めたモーター駆動サーボの高性能化が要求され、コスト
アップにつながると共に、停止位置ずれによる検出不良
から、総合的な検出精度の悪化にもつながる。
【0005】このような検出精度の悪化に関連して、特
にノズル数の増加(ヘッドの長尺化)の要因によって、
発光素子側の液滴、つまり、受光素子から離れた位置の
ノズルから吐出された液滴の検出が光の回折によって困
難となることから、発光素子と受光素子との組を2組設
け、それらを発光素子からの検出光の出射方向が互いに
反対となるように配置し、それぞれ記録ヘッドのノズル
の前半部分と後半部分とに分けて受け持たせることによ
り、検出精度の維持を図ろうとする技術が提案されてい
る(特許文献1)。
【0006】しかし、この従来技術では液滴の微小化に
伴う検出精度の悪化を解決できず、また、発光素子と受
光素子との組を2組設けなくてはならないため、構造が
複雑化してコスト増が避けられない。しかも、記録ヘッ
ドの全ノズルを検査するために途中で検出光間を一旦移
動させる必要があるため、それだけ検出時間も増加する
ばかりか、記録ヘッドを検出光毎に正確に停止させなく
てはならないため、停止位置精度も2箇所分要求される
ことから、停止位置の調整作業もより煩雑化するといっ
た問題もある。
【0007】
【特許文献1】特開平10−119307号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の課題
は、簡単かつ低コストな構成であっても、微小な液滴を
吐出するノズルからの吐出状態の精度の高い検出が可能
な微小液滴の検出装置及びインクジェット記録装置を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ノズルから吐出される微小液滴の通過を検出する検出装
置において、前記ノズルから吐出される液滴の進行経路
に交差して発光素子と受光素子とを配置し、該発光素子
から受光素子へ向けて出射される検出光の検出範囲にお
ける液滴の進行方向の距離内に前記液滴が複数存在可能
となるように構成された液滴検出手段と、前記ノズルか
ら複数の連続する液滴により構成される液滴群を吐出す
るように制御する吐出制御手段と、前記吐出制御手段に
より吐出制御された液滴群を前記液滴検出手段により検
出した出力信号に基づいて、ノズルからの液滴の吐出状
態を検出する吐出状態検出手段とを有することを特徴と
する微小液滴の検出装置である。
【0010】この請求項1記載の発明によれば、発光素
子の光を絞ったり、検出穴の大きさを微小な液滴の大き
さに応じて小さくする等の必要がなく、受光素子での微
小液滴のS/Nの良好な検出が可能となり、また、簡易
な構成でコスト増を招くことなく、ノズルから吐出され
る微小液滴の吐出状態の検出を精度良く行うことができ
る微小液滴の検出装置を提供することができる。
【0011】請求項2記載の発明は、前記吐出制御手段
により吐出された連続する液滴における隣接する液滴同
士のそれぞれの間隔の和をαn、液滴の検出を行う検出
範囲における液滴の進行方向の距離をLとしたとき、α
n<Lを満たすことを特徴とする請求項1記載の微小液
滴の検出装置である。
【0012】この請求項2記載の発明によれば、少ない
液滴数であっても液滴群を一塊とみなすことができ、こ
の液滴群の影を捉えることにより、受光素子からの出力
信号は液滴群を一滴のまとまった信号として得ることが
できるようになる。
【0013】請求項3記載の発明は、前記吐出制御手段
は、各ノズルから前記液滴群を所定間隔をおいて連続し
て吐出するように制御することを特徴とする請求項1又
は2記載の微小液滴の検出装置である。
【0014】この請求項3記載の発明によれば、一つの
液滴群を所定間隔をおいて連続して吐出することによ
り、その液滴群を吐出しているノズルからの液滴の吐出
状態検出の確実性を向上させることができる。
【0015】請求項4記載の発明は、前記吐出制御手段
は、各ノズルから一つの液滴群を単独で吐出するように
制御することを特徴とする請求項1又は2記載の微小液
滴の検出装置である。
【0016】この請求項4記載の発明によれば、一つの
記録ヘッドの全ノズルの吐出状態の検出動作を早期に完
了することができ、早期に増粘し易いインクの場合であ
っても、一つの記録ヘッドの最初のノズルの吐出状態の
検出を開始してから最後のノズルの吐出状態の検出を行
うまでの時間が短くなることで、吐出状態検出後半のノ
ズルでも長時間非吐出状態におかれる心配はなく、一つ
の記録ヘッドの全ノズルから正常な状態で吐出を行うこ
とができるようになる。
【0017】請求項5記載の発明は、前記吐出制御手段
は、一つの液滴群を構成する液滴の数を変更可能である
ことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の微小液
滴の検出装置である。
【0018】この請求項5記載の発明によれば、一つの
液滴群を構成する液滴の数を変更(増加)することで、
受光素子で捉えられる液滴群の影を大きくし、今後予想
される液滴の更なる微小化にも容易に対応していくこと
が可能となる。
【0019】請求項6記載の発明は、前記吐出制御手段
は、前記液滴検出手段により検出される出力信号レベル
に応じて、一つの液滴群を構成する液滴の数を変更可能
であることを特徴とする請求項5記載の微小液滴の検出
装置である。
【0020】この請求項6記載の発明によれば、液滴検
出手段によって検出され得る一つの液滴群を構成するた
めのより適正な液滴数を設定することができ、より安定
した検出動作が可能となる。
【0021】請求項7記載の発明は、前記吐出制御手段
は、微小液滴の種類に応じて、一つの液滴群を構成する
液滴の数を変更可能であることを特徴とする請求項5記
載の微小液滴の検出装置である。
【0022】この請求項7記載の発明によれば、インク
の種類に応じて一つの液滴群を構成する液滴の数を変更
することで、インクの種類によらずに安定した検出出力
を得ることができ、常に正確な検出動作が可能となる。
【0023】請求項8記載の発明は、前記ノズルから吐
出される微小液滴の種類を判別する判別手段を有し、前
記吐出制御手段は、前記判別手段により判別された微小
液滴の種類に応じて、一つの液滴群を構成する液滴の数
を変更することを特徴とする請求項7記載の微小液滴の
検出装置である。
【0024】この請求項8記載の発明によれば、微小液
滴の種類に応じて液滴数を自動的に変更制御することが
できるようになる。
【0025】請求項9記載の発明は、微小液滴の種類と
その種類に応じた一つの液滴群を構成する液滴の数との
関係を予め記憶したテーブルを有し、前記吐出制御手段
は、前記テーブルに基づいて、一つの液滴群を構成する
液滴の数を変更することを特徴とする請求項7又は8記
載の微小液滴の検出装置である。
【0026】この請求項9記載の発明によれば、微小液
滴の種類から迅速に好ましい液滴数を決定することがで
きるようになる。
【0027】請求項10記載の発明は、前記微小液滴の
種類は、微小液滴の色、微小液滴の濃度、微小液滴の粘
度、微小液滴の温度特性、微小液滴の組成のうちの少な
くともいずれか一つであることを特徴とする請求項7、
8又は9記載の微小液滴の検出装置である。
【0028】この請求項10記載の発明によれば、微小
液滴の多様な側面から好ましい液滴数を変更制御するこ
とができ、より正確な検出動作を行うことができるよう
になる。
【0029】請求項11記載の発明は、記録ヘッドのノ
ズルから記録媒体にインクの微小な液滴を吐出して記録
を行うインクジェット記録装置において、前記ノズルか
ら吐出される液滴の進行経路に交差して発光素子と受光
素子とを配置し、該発光素子から受光素子へ向けて出射
される検出光の検出範囲における液滴の進行方向の距離
内に前記液滴が複数存在可能となるように構成された液
滴検出手段と、前記ノズルから複数の連続する液滴によ
り構成される液滴群を吐出するように制御する吐出制御
手段と、前記吐出制御手段により吐出制御された液滴群
を前記液滴検出手段により検出した出力信号に基づい
て、ノズルからの液滴の吐出状態を検出する吐出状態検
出手段とを有することを特徴とするインクジェット記録
装置である。
【0030】この請求項11記載の発明によれば、発光
素子の光を絞ったり、検出穴の大きさを微小な液滴の大
きさに応じて小さくする等の必要がなく、受光素子での
微小液滴のS/Nの良好な検出が可能となり、記録ヘッ
ドの停止精度も厳しく要求されることがなく、また、簡
易な構成でコスト増を招くことなく、記録ヘッドからの
インクの吐出状態の検出を精度良く行うことができるイ
ンクジェット記録装置を提供することができる。
【0031】請求項12記載の発明は、前記吐出制御手
段により吐出された連続する液滴における隣接する液滴
同士のそれぞれの間隔の和をαn、液滴の検出を行う検
出範囲における液滴の進行方向の距離をLとしたとき、
αn<Lを満たすことを特徴とする請求項11記載のイ
ンクジェット記録装置である。
【0032】この請求項12記載の発明によれば、少な
い液滴数であっても液滴群を一塊とみなすことができ、
この液滴群の影を捉えることにより、受光素子からの出
力信号は液滴群を一滴のまとまった信号として得ること
ができるようになる。
【0033】請求項13記載の発明は、前記吐出制御手
段は、各ノズルから前記液滴群を所定間隔をおいて連続
して吐出するように制御することを特徴とする請求項1
1又は12記載のインクジェット記録装置である。
【0034】この請求項13記載の発明によれば、一つ
の液滴群を所定間隔をおいて連続して吐出することによ
り、その液滴群を吐出しているノズルからの液滴の吐出
状態検出の確実性を向上させることができる。
【0035】請求項14記載の発明は、前記吐出制御手
段は、各ノズルから一塊の液滴群を単独で吐出するよう
に制御することを特徴とする請求項11又は12記載の
インクジェット記録装置である。
【0036】この請求項14記載の発明によれば、一つ
の記録ヘッドの全ノズルの吐出状態の検出動作を早期に
完了することができ、早期に増粘し易いインクの場合で
あっても、一つの記録ヘッドの最初のノズルの吐出状態
の検出を開始してから最後のノズルの吐出状態の検出を
行うまでの時間が短くなることで、吐出状態検出後半の
ノズルでも長時間非吐出状態におかれる心配はなく、一
つの記録ヘッドの全ノズルから正常な状態で吐出を行う
ことができるようになる。
【0037】請求項15記載の発明は、前記吐出制御手
段は、一つの液滴群を構成する液滴の数を変更可能であ
ることを特徴とする請求項11、12、13又は14記
載のインクジェット記録装置である。
【0038】この請求項15記載の発明によれば、一つ
の液滴群を構成する液滴の数を変更(増加)すること
で、受光素子で捉えられる液滴群の影を大きくし、今後
予想される液滴の更なる微小化にも容易に対応していく
ことが可能となる。
【0039】請求項16記載の発明は、前記吐出制御手
段は、前記液滴検出手段により検出される出力信号レベ
ルに応じて、一つの液滴群を構成する液滴の数を変更可
能であることを特徴とする請求項15記載のインクジェ
ット記録装置である。
【0040】この請求項16記載の発明によれば、液滴
検出手段によって検出され得る一つの液滴群を構成する
ためのより適正な液滴数を設定することができ、より安
定した検出動作が可能となる。
【0041】請求項17記載の発明は、前記吐出制御手
段は、微小液滴の種類に応じて、一つの液滴群を構成す
る液滴の数を変更可能であることを特徴とする請求項1
5記載のインクジェット記録装置である。
【0042】この請求項17記載の発明によれば、イン
クの種類に応じて一つの液滴群を構成する液滴の数を変
更することで、インクの種類によらずに安定した検出出
力を得ることができ、常に正確な検出動作が可能とな
る。
【0043】請求項18記載の発明は、前記ノズルから
吐出される微小液滴の種類を判別する判別手段を有し、
前記吐出制御手段は、前記判別手段により判別された微
小液滴の種類に応じて、一つの液滴群を構成する液滴の
数を変更することを特徴とする請求項17記載のインク
ジェット記録装置である。
【0044】この請求項18記載の発明によれば、微小
液滴の種類に応じて液滴数を自動的に変更制御すること
ができるようになる。
【0045】請求項19記載の発明は、微小液滴の種類
とその種類に応じた一つの液滴群を構成する液滴の数と
の関係を予め記憶したテーブルを有し、前記吐出制御手
段は、前記テーブルに基づいて、一つの液滴群を構成す
る液滴の数を変更することを特徴とする請求項17又は
18記載のインクジェット記録装置である。
【0046】この請求項19記載の発明によれば、微小
液滴の種類から迅速に好ましい液滴数を決定することが
できるようになる。
【0047】請求項20記載の発明は、前記微小液滴の
種類は、微小液滴の色、微小液滴の濃度、微小液滴の粘
度、微小液滴の温度特性、微小液滴の組成のうちの少な
くともいずれか一つであることを特徴とする請求項1
7、18又は19記載のインクジェット記録装置であ
る。
【0048】この請求項20記載の発明によれば、微小
液滴の多様な側面から好ましい液滴数を変更制御するこ
とができ、より正確な検出動作を行うことができるよう
になる。
【0049】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて説明する。
【0050】図1は本発明に係る微小液滴の検出装置の
概略構成を示す斜視図である。ここではインクジェット
記録装置に用いられる記録ヘッドのノズルから吐出され
るインクの微小液滴を検出するものについて説明する。
【0051】図中、1は記録ヘッドであり、その下面に
は、図2(a)に示すように多数のノズル11、11…
が、記録ヘッド1の走査方向と直交する方向に沿って一
列に配列されており、インクジェット記録装置本体内に
設けられた制御部100により駆動制御されるヘッドド
ライバ2によって各ノズル11、11…からそれぞれ所
定のタイミングでインクを微小液滴状に、図1における
下方向に吐出制御することで、図示しない記録媒体上に
所望の画像を記録形成する。この制御部100及びこれ
により駆動されるヘッドドライバ2によって吐出制御手
段が構成されている。
【0052】記録ヘッド1は、一つのヘッドにより構成
されるものに限らず、カラー画像を記録する場合には、
例えば図2(b)に示すように、色毎の複数のヘッド1
a、1b、1c、1d・・・により構成されるものであっ
ても良く、また、図2(c)に示すように、一つの記録
ヘッド1或いは上記各ヘッド1a、1b、1c、1d・・
・のそれぞれに複数のノズル列11a、11b・・・が形成
されたものであっても良い。
【0053】液滴検出手段3は、記録ヘッド1のホーム
ポジション等の記録ヘッド1が記録媒体に対して記録を
行わない位置に配設されており、検出光Dを出射するL
ED等の発光素子31と、該発光素子31から出射した
検出光Dを受光するフォトセンサ等からなる受光素子3
2とが、その間に記録ヘッド1を配置可能となる距離を
おいて対向状に設けられ、記録ヘッド1に対して、検出
光Dの光軸が記録ヘッド1の主走査方向と直交し且つ記
録ヘッド1のノズル11、11…の配列方向と平行とな
るように配置されている。これにより発光素子31から
受光素子32へ向けて出射される検出光Dの光軸は、記
録ヘッド1がこの発光素子31と受光素子32との間に
位置したとき、各ノズル11、11…から吐出される液
滴の進行経路と交差する。
【0054】受光素子32はシールドケース33内に収
容されており、発光素子31から受光素子32へ向けて
出射された検出光Dが照射される位置のシールドケース
33に、検出穴34が開設されている。これにより検出
穴34が設けられた部分を除いて、受光素子32の受光
面はシールドケース33により光遮蔽され、検出穴34
から入射した検出光Dのみの光量変化を捉えることがで
きるようになっている。従って、この液滴検出手段3に
おいて、記録ヘッド1のノズル11、11…から吐出さ
れた液滴が検出光Dの検出範囲を横切ると、それが受光
素子32において光量の変化として検出される。
【0055】なお、記録ヘッド1のノズル11と検出光
Dの光軸との間の距離は、本実施形態では5mmとし、
ノズル11から吐出される液滴の初速を6m/secと
している。また、これにより検出光Dの光軸を通過する
ときの液滴の速度は5m/secである。
【0056】検出穴34は、例えば長径2mm、短径1
mmの楕円形状を呈している。この検出穴34は、図3
(a)に示すように、その長径が記録ヘッド1からのイ
ンクの吐出方向に沿うように縦長状に設けるようにすれ
ば、液滴が受光素子32上に影を落とす距離が長くな
り、より多くの液滴数を同時に検出することが可能とな
る。しかも、検出穴34は楕円形状であるため、受光素
子32の総光量はあまり増えず、S/Nを上げることが
可能である。
【0057】また、受光素子32により十分な信号量が
S/N良く得られる場合には、図3(b)に示すよう
に、楕円形状の検出穴34を、その短径が記録ヘッド1
からのインクの吐出方向に沿うように横長状に設けるよ
うにしてもよい。この場合は、ノズルから吐出する液滴
数を減らすことができると共に、主走査方向(検出穴3
4の長径に沿う方向)の検出余裕度を高めることがで
き、例えば、図3(a)に示す縦長状の検出穴34の場
合よりも、記録ヘッド1を液滴検出手段3に対して位置
決めする際の停止制御に高精度な制御機構を必要としな
いといった効果がある。
【0058】検出穴34は、上記の通り縦長状、横長状
のいずれであっても、発光素子31から受光素子32へ
向けて出射される検出光Dの検出範囲における液滴の進
行方向の距離(検出距離)L内に、ノズル11から吐出
される液滴が複数存在し得るだけの大きさを有して構成
される。
【0059】受光素子32により検出された光量変化の
信号は検出部4に出力され、記録ヘッド1の各ノズル1
1、11…からの液滴の吐出の有無が検出される。本発
明では、この受光素子32により検出された光量信号の
変化は、ノズル11から吐出される一滴の微小な液滴に
よるものではなく、複数の連続する液滴により構成され
る液滴群によるものとしている。即ち、ノズルからの吐
出状態の検出を行う場合、液滴検出動作時の記録ヘッド
1は、制御部100によってヘッドドライバ2が駆動制
御され、インクを複数の連続する液滴により構成される
液滴群として吐出するように制御される。これにより、
液滴は受光素子32において液滴群という大きな塊とし
て検出され、記録ヘッド1のノズル11から微小な液滴
を吐出するにも関わらず、発光素子の光を光学系を用い
て絞ったり、検出穴の大きさを微小な液滴の大きさに応
じて小さくする等の構成を付加しなくとも、受光素子3
2での液滴の検出が可能となる。
【0060】更に詳しく説明すると、制御部100はヘ
ッドドライバ2を駆動制御して、図4(a)(b)に示
すように、記録ヘッド1の各ノズル11、11…から複
数の液滴a、a…を連続吐出することにより一塊の液滴
群Aを形成し、記録ヘッド1からこの液滴群Aを吐出さ
せる。この一塊の液滴群Aは、連続する液滴a、a・・・
における隣接する液滴同士の間隔αのそれぞれの和をα
nとしたとき、このαnが、液滴aの検出を行う光路と
なる検出穴34の検出距離L(図3参照)に対して、α
n≧Lとなる関係であっても良いが、αn<Lの条件を
満たすように吐出が制御されていることがより好まし
い。このようにすることで、少ない液滴数であっても液
滴群Aを一塊とみなすことができ、この液滴群Aの影を
捉えることにより、受光素子32からの出力信号は液滴
群Aを一滴のまとまった信号として得ることができるよ
うになる。
【0061】この場合、一つの液滴群Aを構成する液滴
aの数は、上記αn<Lの条件を満たすように、液滴a
の大きさ、隣接する液滴同士の間隔α及び液滴検出手段
3の検出距離Lに応じて適宜決定することができる。
【0062】制御部100では、図4(a)に示すよう
に、各ノズル11のそれぞれから液滴群Aを所定間隔を
おいて次々に連続して吐出するように制御しても良い
し、図4(b)に示すように、各ノズル11のそれぞれ
から一つの液滴群Aを単独で吐出するように制御しても
良い。
【0063】前者の場合は、先に吐出された液滴群A1
と次に吐出された液滴群A2との吐出間隔(液滴群A1
の最後の液滴と液滴群A2の最初の液滴との間隔)をβ
とすると、隣接する液滴同士の間隔αとの関係では、α
<βとなるように吐出を制御することで、一塊の液滴群
Aを連続して吐出することができる。このように一塊の
液滴群Aを所定間隔をおいて連続して吐出することによ
り、その液滴群Aが吐出されるノズルからの液滴の吐出
状態検出の確実性を向上させることができる。
【0064】また、後者の場合は、ノズル11からの液
滴の吐出の有無を検出する場合にも適用できるが、特に
液滴検出手段3によってノズルから吐出されたインクの
飛翔速度を検出する場合に好ましく適用できる。記録ヘ
ッド1と液滴検出手段3の検出光Dの光軸との間の距離
は一定であることから、例えば吐出信号の印加時間と液
滴検出手段3が一塊の液滴群Aを検出した時間、即ち液
滴群Aが検出光Dを通過した時間とに基づいてインクの
飛翔速度を求めることができる。
【0065】この場合も、先のノズルから吐出された液
滴群A1と次のノズルから吐出された液滴群A2との吐
出間隔βを、液滴群A中の隣接する液滴同士の間隔αと
の関係で、α<βとなるようにすれば、各ノズルからそ
れぞれ単独の液滴群Aを複数のノズルに亘って次々に連
続して吐出する場合でも、各ノズルの液滴群Aをそれぞ
れ一塊とみなすことができる。
【0066】更に、ノズル11のそれぞれから一塊の液
滴群Aを単独で吐出すれば、一つの記録ヘッドの全ノズ
ルの吐出状態の検出動作を早期に完了することができる
利点がある。特に近年、インクにラテックス等のポリマ
ーを添加することで、インクを吸収できない媒体、例え
ばPETベース上に、滲みや混色のない高画質な画像が
形成できるようになり、写真を越える画像の形成が可能
となった反面、インク非吐出時にノズル開口付近のイン
クが増粘し易くなり、極めて短い時間インクの吐出を中
断しただけで、吐出再開時に正常に吐出できなくなる不
具合が発生するおそれがあるが、一つの記録ヘッドの最
初のノズルの吐出状態の検出を開始してから最後のノズ
ルの吐出状態の検出を行うまでの時間が短くなること
で、吐出状態検出後半のノズルでも長時間非吐出状態に
おかれる心配はなく、一つの記録ヘッドの全ノズルから
正常な状態で吐出を行うことができるようになる。
【0067】この後者の場合では、一つの液滴群Aにお
いて隣接する液滴a同士の間隔αは、異なるノズルから
吐出された液滴群同士(例えば図4(b)に示す液滴群
A1とA2)で必ずしも同一である必要はない。
【0068】また、一つの記録ヘッドにおいて、各ノズ
ル11のそれぞれから液滴群Aを所定間隔をおいて連続
して吐出する場合と、各ノズル11のそれぞれから一つ
の液滴群Aを単独で吐出する場合とを混用するように制
御しても良い。例えば、一つの記録ヘッドにおける吐出
状態検出前半のノズルについては、各ノズル11のそれ
ぞれから一つの液滴群Aを単独で吐出して早期に検出を
行うようにし、吐出状態検出後半のノズルについては、
各ノズル11のそれぞれから液滴群Aを所定間隔をおい
て連続して吐出することで検出の確実性を図るようにす
ることもできる。
【0069】次に、かかるインクジェット記録装置にお
ける記録ヘッド1の不吐出ノズルの検出を行う際の動作
について、図5に示すフローチャートに基づいて説明し
つつ、更に本発明の構成について説明する。なお、ここ
では、図2(a)に示すように、一つの記録ヘッド1の
各ノズル11のそれぞれから液滴群Aを所定間隔をおい
て連続して吐出する場合を例示している。この場合に
は、次に示すステップS2における予備吐出は省略して
もよい。
【0070】まず、記録ヘッド1は、図示しない主走査
モータの駆動により、そのノズル列が液滴検出手段3の
検出光Dの光軸と一致するように、即ち各ノズル11、
11…から吐出される液滴が検出光Dを通過するように
液滴検出手段3に配置される(S1)。次いで、制御部
100によりヘッドドライバ2を駆動制御し、検出行為
に入る前に、良好な安定した吐出が行われるよう予備吐
出を行う(S2)。ここでの予備吐出は、記録ヘッド1
の全ノズルに対して複数発の液滴を吐出するように制御
される。通常の正常なノズルから安定吐出が得られるま
での液滴数(例えば100発)を吐出することが好まし
い。なお、ヘッドドライバ2により駆動される吐出開始
信号を図6においてで示す。
【0071】予備吐出の後、制御部100は、最初に記
録ヘッド1のノズル11、11…のうちの第1番目のノ
ズルNo.1からのインク吐出を行うようヘッドドライバ2
を制御する(S3、S4)。ここでは液滴を10発連続
吐出することで一つの液滴群を形成し、その液滴群を
1.2kHzで繰り返し吐出するようにしている。
【0072】第1番目のノズルNo.1から吐出された各液
滴群は、液滴検出手段3の発光素子31から出射した検
出光Dを通過する。この各液滴群の通過により、受光素
子32において検出光Dが一部遮られ、受光される光量
信号が一時的に減少する。
【0073】検出部4は、図7に示すように、受光素子
32により受光された光量信号を電流増幅部41で増幅
し、次いでその変動分のみを交流増幅部42において増
幅し、更に中域フィルタ43で不要なノイズ分を除去す
ることで、基準信号と比較するための信号を得る。この
信号波形を図6においてで示す。
【0074】次いで、この信号を比較器44において、
低域フィルタ45を経て生成された基準信号と比較す
る。比較器44では、基準信号よりも大きな信号変化を
検出する。即ち、第1番目のノズルNo.1から液滴群が連
続して吐出され、そのうちのいずれかの液滴群が検出光
Dを通過すると、比較器44において基準信号よりも大
きな信号変化部分の存在を検出し、defect-out(不吐出
検出)のパルス信号を出力する。このパルス信号を図6
においてで示す。図6では、第1番目のノズルNo.1に
おいて3回目に吐出された液滴群の通過が検出部4によ
り検出された場合を示している。
【0075】制御部100では、液滴群の吐出を開始す
ると同時にタイマをスタートさせる(S5)と共に、検
出部4からのパルス信号出力の有無を検出する(S
6)。制御部100ではこのタイマのスタートによって
所定のタイムアウト時間(ここでは20msecに設定
されている)の経過を検出しており(S7)、このタイ
ムアウト時間経過前にパルス信号の検出有りとされた場
合(S6においYesの場合)に、第1番目のノズルN
o.1からは正常にインク吐出がなされていると判断し
(S8)、ノズルNo.1への吐出パルスの印加を停止する
(S9)。
【0076】その後、第2番目のノズルNo.2、第3番目
のノズルNo.3・・・と順次上記S3以降の検出動作を全ノ
ズルに対して行われるまで繰り返す(S10、S1
1)。
【0077】ここで、例えば図6に示すように、第3番
目のノズルNo.3において、ヘッドドライバ2から連続し
て液滴群が吐出されるように吐出パルスが与えられたに
も関わらず、実際にはノズルから液滴が吐出されない場
合、受光素子32では液滴群の通過が全く検出されない
ため、制御部100は所定のタイムアウト時間の経過を
検出した後(S7においてYesの場合)、ノズルNo.3
はインクが吐出されない不吐出ノズルであると判断し
(S12)、ノズルNo.3への吐出パルスの印加を停止す
る(S9)。
【0078】このとき制御部100は、図示しない警告
手段に信号出力することで、ノズルNo.3の不良を警告す
る。なお、制御部100及び検出部4により吐出状態検
出手段を構成している。
【0079】かかる発明によれば、発光素子の光を絞っ
たり、検出穴の大きさを微小な液滴の大きさに応じて小
さくする等の必要がなく、受光素子32での微小液滴の
S/Nの良好な検出が可能となるため、記録ヘッド1の
停止精度も厳しく要求されることがなく、また、簡易な
構成でコスト増を招くことなく、記録ヘッド1からのイ
ンクの吐出状態の検出を精度良く行うことが可能であ
る。
【0080】なお、以上の説明では、記録ヘッド1の各
ノズル11、11…から、複数の液滴aからなる液滴群
Aを吐出するようにしているが、例えば記録ヘッド1の
ノズル数が128個で、インクの液滴aの間隔(α)が
30μmであり、10発を一群とした場合、300μs
ec吐出、533μsec非吐出(β)の833μse
c周期であるから、最短で128×833μsec程度
で、全ノズルの検出にかかる時間はわずか0.2sec
に満たないため、その間に消費されるインク量も極く僅
かな量で済み、画像記録に消費されるインク量に比較し
て何ら問題とはならない。
【0081】以上は、記録ヘッド1の各ノズル11から
一塊の液滴群Aを所定間隔をおいて連続して吐出する場
合の例であるが、記録ヘッド1の各ノズル11から一塊
の液滴群Aを単独で吐出する場合には、図5に示すフロ
ーのS4のステップにおいて、制御部100は、最初に
記録ヘッド1のノズル11、11…のうちの第1番目の
ノズルNo.1から、例えば液滴を10発連続吐出すること
で一つの液滴群を形成し、その液滴群を単独で吐出する
ようにヘッドドライバ2を駆動制御すれば良い。また、
ここでは液滴群を単独で吐出するように制御されるた
め、図5におけるS9のステップは不要となる。
【0082】また、以上は、各ノズル11から吐出され
る一塊の液滴群Aを構成する液滴aの数を固定したもの
として説明したが、制御部100はヘッドドライバ2を
駆動制御することにより、一つの液滴群Aを構成する液
滴aの数を変更可能とすることも好ましい。即ち、特に
近年、記録される画像の高画質化がますます要求される
ようになり、それに伴ってノズル11から吐出される液
滴aも一段と微小化されるに及び、受光素子32側にお
いて十分なS/Nを確保することが一段と困難となるこ
とが予想されるが、一塊の液滴群Aを構成する液滴aの
数を変更(増加)することで、受光素子32で捉えられ
る液滴群Aの影を大きくし、今後予想される液滴の更な
る微小化にも容易に対応していくことが可能となる。
【0083】一塊の液滴群Aを構成する液滴aの数の設
定は、オペレータによる適宜の入力手段を用いた入力操
作によって行うこともできるが、以下に説明するよう
に、液滴検出手段3によって液滴群Aを検出した際の出
力信号レベルに基づいて液滴数を変更制御することが、
より適正な液滴数を設定することができるために好まし
い。
【0084】この液滴数の変更制御を行う場合に好まし
い制御部100及び検出部4の構成について、図8に示
すフローチャート及び図9に示す検出部4の電気的構成
を示すブロック図を用いて説明する。ここでは、記録ヘ
ッド1が図2(b)に示すように色毎の複数のヘッド1
a〜1dを有して構成されている場合で、各ヘッド1a
〜1dの各ノズル11から一塊の液滴群を単独で吐出す
る場合を例示している。
【0085】まず、記録ヘッドの第1番目のヘッド(m
=1)の検出動作を行うべく、制御部100は主走査モ
ータ(図示せず)を駆動し、第1番目のヘッドのノズル
列を液滴検出手段3の検出光Dの光軸に合わせるように
移動させ(S101、S102)、次いで、第1番目の
ヘッドの全ノズルが液滴を吐出して所定数の予備吐出を
行う(S103)。
【0086】その後、液滴吐出ノズルを第1番目のヘッ
ドのノズルNo.1と設定(n=1)し、吐出する液滴数
(k)を予め定められた所定数(ここではk=8とす
る)に設定し(S104)、ノズルNo.1から8滴の液滴
数からなる液滴群を吐出する(S105)。
【0087】ノズルNo.1から吐出された8滴からなる液
滴群は、検出光Dを通過することにより受光素子32に
おいてその影が捉えられ、電流増幅部41、交流増幅部
42、中域フィルタ43を経た後、ピークホールド46
において検出信号のピークが検出され、A/D変換部4
7においてA/D変換されることによりdefect-levelと
して制御部100に出力される。制御部100では、こ
のdefect-levelの出力信号を予め記憶された所定値と比
較し、所定値以上の十分な出力信号が得られているか否
かを判断する(S106)。この所定値は、ノイズ成分
と分離可能な最低レベルの出力信号の値に設定されてい
る。
【0088】ここで、所定値以上の出力信号が得られて
いる場合、制御部100は、defect-levelの出力信号を
予め記憶された液滴群検出信号の下限レベルと比較し、
この下限レベル以上の出力信号が得られているか否かを
判断する(S107)。その結果、下限レベルを下回っ
ている場合、液滴数をk+1に設定し(S108)、同
一ノズルから今度は液滴数を1滴増加させた9滴からな
る液滴群を吐出し、そのdefect-levelの出力信号が下限
レベル以上となるまでS105〜S107のステップを
繰り返す。
【0089】S107のステップにおいて、defect-lev
elの出力信号が下限レベルよりも上回っている場合は、
制御部100は、このdefect-levelの出力信号を予め記
憶された液滴群検出信号の上限レベルと比較し、この上
限レベル以下の出力信号であるか否かを判断する(S1
09)。その結果、上限レベルを上回っている場合、液
滴数をk−1に設定し(S110)、同一ノズルから今
度は1滴少ない7滴からなる液滴群を吐出し、そのdefe
ct-levelの出力信号が上限レベル以下となるまでS10
5〜S109のステップを繰り返す。
【0090】このS109のステップにおいて、defect
-levelの出力信号が上限レベル以下であると判断される
と、制御部100は、そのときの液滴数kを第1番目の
ヘッドから吐出される液滴群の適正な液滴数であるとし
て記憶する(S111)。
【0091】その後、記録ヘッドの第2番目のヘッド、
第3番目のヘッド・・・と全ヘッドについて順次上記S1
02からのステップを繰り返す(S112、S11
3)。
【0092】なお、S106のステップにおいて、defe
ct-levelの出力信号が予め記憶された所定値を下回って
いる場合は、液滴吐出ノズルの番号nをn+1に設定し
(S114)、それが当該ヘッドの全ノズル数を越えて
いなければ(S115)、上記S105からのステップ
を繰り返す。n+1の値がヘッドの全ノズル数を越えて
いる場合、即ち、全ノズルがdefect-levelの出力信号が
所定値を下回っている場合には、そのヘッドは吐出不良
であると判断する(S116)。このとき制御部100
は、第mヘッドの不良や交換の表示等の警告を行うよう
に警告手段に信号出力する。
【0093】この構成によれば、ヘッド毎に最適な液滴
数を設定できるため、ノズル毎にばらつきが発生してい
る場合でも一塊の液滴群を構成する液滴数をきめ細かく
設定でき、吐出状態検出の確実性をより向上させること
ができるようになる。
【0094】図10は、本発明の他の実施形態に係る微
小液滴の検出装置の概略構成を示す斜視図である。この
実施形態では、4つのヘッド10a、10b、10c、
10dを有する記録ヘッド10を用いたインクジェット
記録装置の主要部の概略構成を示している。図1と同一
符号は同一構成を示している。
【0095】記録ヘッド10を構成する各ヘッド10
a、10b、10c、10dは、それぞれ異なるインク
タンク(図示せず)からそれぞれ異なる色(例えばY、
M、C、K)のインクが供給され、制御部200により
それぞれ駆動制御されるヘッドドライバ21、22、2
3、24によって各ヘッド10a、10b、10c、1
0dのノズルからそれぞれ所定のタイミングで各色のイ
ンクを微小液滴状に、図10における下方向に吐出制御
することで、図示しない記録媒体上に所望のカラー画像
を記録形成する。なお、各ヘッド10a、10b、10
c、10dのノズル構成は、図2で説明したものと同一
である。
【0096】この実施形態において、記録ヘッド10か
らのインク吐出を制御する制御部200は、各ヘッド1
0a、10b、10c、10dから吐出されるインクの
種類に応じて、一つの液滴群を構成する液滴の数を変更
可能としている。これは、一つの液滴群を構成する液滴
の数が全て同一であっても、インクの種類により検出光
Dの透過率が相違する等の理由により、液滴検出手段3
により検出される出力が、例えばK(黒)インクに比べ
てY(イエロー)インクでは小さくなる等のように異な
ってしまい、インクの種類によっては正確な検出が行え
なくなる場合が生じるおそれがあるためである。この実
施形態では、インクの種類に応じて一つの液滴群を構成
する液滴の数を変更することで、インクの種類によらず
に安定した検出出力が得られるようにし、常に正確な検
出動作が行えるようにしている。
【0097】インクの種類の判別は、オペレータによる
適宜の入力手段を用いた入力操作によって行われるよう
にしてもよいが、以下に説明するように、インクの種類
を自動的に判別する判別手段を備えることが好ましい。
即ち、図11に示すように、制御部200はインクの種
類(ここではインクの色)を判別するインク種判別部2
01を備えており、これにより判別されたインクの種類
に応じて、一塊の液滴群を構成する液滴の数を変更可能
としている。
【0098】上記インク種判別部201によるインク種
の判別は、インクタンクを備えた各色のインクカートリ
ッジ1A、1B、1C、1Dに予めインク種データを記
録したバーコード等の記録部d1、d2、d3、d4を
設けておき、それらインクカートリッジ1A、1B、1
C、1Dを記録装置本体に装填した際に、図11に示す
ように、記録装置本体側に設けられているバーコードリ
ーダー等の読み取り手段203A、203B、203
C、203Dで自動的に読み取ることで判別を行うよう
にしてもよいし、オペレータが適宜の入力装置を操作す
ることによりインク種データを手動入力し、その入力さ
れたデータによって判別を行うようにしてもよい。
【0099】こうしてインク種判別手段201により判
別されたインク種のデータは、制御部200内の液滴数
決定部202に出力される。液滴数決定部202では、
各ヘッド10a、10b、10c、10dのそれぞれか
ら吐出する一つの液滴群を構成するための好ましい液滴
数を、上記判別されたインクの種類に応じて決定する。
【0100】液滴数決定部202は、インクの種類とそ
の種類に応じた液滴の数との関係を予め記憶したテーブ
ル202aを有していることが好ましい。インクの種類
がインクの色である場合、このテーブル202aには、
図12に示すように、例えばYMCKの各色と、その各
色に対応する好ましい液滴数とを予め規定しておくこと
で、判別されたインク種からそれに対応する好ましい液
滴数を迅速に決定することができる。
【0101】インクの種類は上記インクの色の違いに限
らず、インクの濃度の違い、インクの粘度の違い、イン
クの温度特性の違い、インクの組成(顔料系か染料系
か)の違いとし、それら各種類に応じて一つの液滴群を
構成する好ましい液滴の数を上記同様に決定するように
してもよい。また、図12に示すように、インクの色と
濃度との組み合わせのように、上記のうちの2つ以上の
組み合わせに応じた液滴数を規定するようにしてもよ
い。
【0102】次に、この実施形態において記録ヘッド1
0の不吐出ノズルの検出を行う場合の動作について、図
13に示すフローチャートに基づいて説明する。なお、
ここでは各ノズルから一塊の液滴群を所定間隔をおいて
連続して吐出する場合を例示し、図5と同一の動作につ
いての詳しい説明は省略する。
【0103】まず、図示しない主走査モータの駆動によ
り、記録ヘッド10を構成する複数のヘッド10a、1
0b、10c、10dのうちの第mのヘッド、即ちm=
1として第1ヘッド(例えばヘッド10a)のノズル列
が液滴検出手段3の検出光Dの光軸と一致するように液
滴検出手段3に配置させる(S201、S202)。次
いで、制御部200によりヘッドドライバ2を駆動制御
し、検出行為に入る前に、良好な安定した吐出が行われ
るよう予備吐出を行う(S203)。
【0104】予備吐出の後、制御部200は、最初に検
出動作を行う第1ヘッド10aから吐出されるインクの
種類をここで判別し又は予め判別しておき、その結果に
応じて液滴群を構成する好ましい液滴数を決定し、第1
ヘッド10aのノズルNo.1から、一つの液滴群がその決
定された液滴数によって構成される吐出を行うようヘッ
ドドライバ21を制御する(S204、S205)。
【0105】次いで、制御部200は、液滴群の吐出を
開始すると同時にタイマをスタートさせる(S206)
と共に、検出部4からのパルス信号出力の有無を検出す
る(S207)。制御部100ではこのタイマのスター
トによって、所定のタイムアウト時間(ここでは20m
secに設定されている)の経過を検出し(S20
8)、このタイムアウト時間経過前にパルス信号の検出
有りとされた場合(S207においYesの場合)に、
第1番目のノズルNo.1からは正常にインク吐出がなされ
ていると判断し(S209)、ノズルNo.1への吐出パル
ス印加を停止する(S210)。
【0106】その後、第2番目のノズルNo.2、第3番目
のノズルNo.3…と順次上記S205以降の検出動作を全
ノズルに対して行われるまで繰り返し(S211、S2
12)、その中で液滴群の通過が検出されないノズルが
ある場合は、不吐出ノズルであると判断した後(S21
3)、そのノズルへの吐出パルス印加を停止し(S21
0)、制御部200は図示しない警告手段に信号出力す
ることでノズルの不良を警告する。
【0107】次いで、制御部200は、引き続き第2ヘ
ッド(例えばヘッド10b)の検出を行うべく、図示し
ない主走査モータを駆動して、第2ヘッド10bのノズ
ル列が液滴検出手段3の検出光Dの光軸と一致するよう
に液滴検出手段3に配置させ、上記と同一の動作を繰り
返す(S214、S215)。このとき、第2ヘッド1
0bから吐出されるインクの色は上記第1ヘッド10a
と異なり、そのインクの色に応じた液滴群の好ましい液
滴数が第1ヘッド10aと異なる場合は、第2ヘッド1
0bから吐出される一つの液滴群の液滴数は第1ヘッド
10aの場合の液滴数から変更される。従って、インク
の種類が異なることによって液滴検出手段3の検出出力
が相違する事態が生じることはなく、インクの種類によ
らずに安定した検出出力が得られ、正確な検出動作が行
えるようになる。
【0108】なお、以上の説明は、記録ヘッドに備えた
ノズルから液滴を記録媒体に吐出することによって記録
を行うインクジェット記録装置の場合についてである
が、本発明に係る微小液滴の検出装置は、ノズルから吐
出される微小液滴の通過を検出する場合に広く適用可能
である。
【0109】
【発明の効果】本発明によれば、簡単かつ低コストな構
成でありながらも、微小な液滴を吐出するノズルからの
吐出状態の精度の高い検出が可能な微小液滴の検出装置
及びインクジェット記録装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】微小液滴の検出装置の概略構成を示す斜視図
【図2】記録ヘッドのノズル構成を示す図
【図3】検出穴の構造を示す図
【図4】記録ヘッドのノズルから吐出される液滴及び液
滴群を説明する説明図
【図5】液滴検出動作を示すフローチャート
【図6】液滴検出動作を示すタイミングチャート
【図7】検出部の電気的構成を示すブロック図
【図8】液滴数の設定動作を示すフローチャート
【図9】検出部の他の電気的構成を示すブロック図
【図10】他の実施形態に係る微小液滴の検出装置の概
略構成を示す斜視図
【図11】インクの種類を判別するための構成を説明す
る図
【図12】インクの種類と液滴数との関係を規定したテ
ーブルの例
【図13】他の実施形態における液滴検出動作を示すフ
ローチャート
【符号の説明】
1、10:記録ヘッド 11:ノズル 2、21、22、23、24:ヘッドドライバ 3:液滴検出手段 31:発光素子 32:受光素子 33:ケーシング 34:検出穴 4:検出部 100、200:制御部 A:液滴群 a:液滴

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ノズルから吐出される微小液滴の通過を検
    出する検出装置において、前記ノズルから吐出される液
    滴の進行経路に交差して発光素子と受光素子とを配置
    し、該発光素子から受光素子へ向けて出射される検出光
    の検出範囲における液滴の進行方向の距離内に前記液滴
    が複数存在可能となるように構成された液滴検出手段
    と、前記ノズルから複数の連続する液滴により構成され
    る液滴群を吐出するように制御する吐出制御手段と、前
    記吐出制御手段により吐出制御された液滴群を前記液滴
    検出手段により検出した出力信号に基づいて、ノズルか
    らの液滴の吐出状態を検出する吐出状態検出手段とを有
    することを特徴とする微小液滴の検出装置。
  2. 【請求項2】前記吐出制御手段により吐出された連続す
    る液滴における隣接する液滴同士のそれぞれの間隔の和
    をαn、液滴の検出を行う検出範囲における液滴の進行
    方向の距離をLとしたとき、 αn<L を満たすことを特徴とする請求項1記載の微小液滴の検
    出装置。
  3. 【請求項3】前記吐出制御手段は、各ノズルから前記液
    滴群を所定間隔をおいて連続して吐出するように制御す
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の微小液滴の検
    出装置。
  4. 【請求項4】前記吐出制御手段は、各ノズルから一つの
    液滴群を単独で吐出するように制御することを特徴とす
    る請求項1又は2記載の微小液滴の検出装置。
  5. 【請求項5】前記吐出制御手段は、一つの液滴群を構成
    する液滴の数を変更可能であることを特徴とする請求項
    1、2、3又は4記載の微小液滴の検出装置。
  6. 【請求項6】前記吐出制御手段は、前記液滴検出手段に
    より検出される出力信号レベルに応じて、一つの液滴群
    を構成する液滴の数を変更可能であることを特徴とする
    請求項5記載の微小液滴の検出装置。
  7. 【請求項7】前記吐出制御手段は、微小液滴の種類に応
    じて、一つの液滴群を構成する液滴の数を変更可能であ
    ることを特徴とする請求項5記載の微小液滴の検出装
    置。
  8. 【請求項8】前記ノズルから吐出される微小液滴の種類
    を判別する判別手段を有し、前記吐出制御手段は、前記
    判別手段により判別された微小液滴の種類に応じて、一
    つの液滴群を構成する液滴の数を変更することを特徴と
    する請求項7記載の微小液滴の検出装置。
  9. 【請求項9】微小液滴の種類とその種類に応じた一つの
    液滴群を構成する液滴の数との関係を予め記憶したテー
    ブルを有し、前記吐出制御手段は、前記テーブルに基づ
    いて、一つの液滴群を構成する液滴の数を変更すること
    を特徴とする請求項7又は8記載の微小液滴の検出装
    置。
  10. 【請求項10】前記微小液滴の種類は、微小液滴の色、
    微小液滴の濃度、微小液滴の粘度、微小液滴の温度特
    性、微小液滴の組成のうちの少なくともいずれか一つで
    あることを特徴とする請求項7、8又は9記載の微小液
    滴の検出装置。
  11. 【請求項11】記録ヘッドのノズルから記録媒体にイン
    クの微小な液滴を吐出して記録を行うインクジェット記
    録装置において、前記ノズルから吐出される液滴の進行
    経路に交差して発光素子と受光素子とを配置し、該発光
    素子から受光素子へ向けて出射される検出光の検出範囲
    における液滴の進行方向の距離内に前記液滴が複数存在
    可能となるように構成された液滴検出手段と、前記ノズ
    ルから複数の連続する液滴により構成される液滴群を吐
    出するように制御する吐出制御手段と、前記吐出制御手
    段により吐出制御された液滴群を前記液滴検出手段によ
    り検出した出力信号に基づいて、ノズルからの液滴の吐
    出状態を検出する吐出状態検出手段とを有することを特
    徴とするインクジェット記録装置。
  12. 【請求項12】前記吐出制御手段により吐出された連続
    する液滴における隣接する液滴同士のそれぞれの間隔の
    和をαn、液滴の検出を行う検出範囲における液滴の進
    行方向の距離をLとしたとき、 αn<L を満たすことを特徴とする請求項11記載のインクジェ
    ット記録装置。
  13. 【請求項13】前記吐出制御手段は、各ノズルから前記
    液滴群を所定間隔をおいて連続して吐出するように制御
    することを特徴とする請求項11又は12記載のインク
    ジェット記録装置。
  14. 【請求項14】前記吐出制御手段は、各ノズルから一つ
    の液滴群を単独で吐出するように制御することを特徴と
    する請求項11又は12記載のインクジェット記録装
    置。
  15. 【請求項15】前記吐出制御手段は、一つの液滴群を構
    成する液滴の数を変更可能であることを特徴とする請求
    項11、12、13又は14記載のインクジェット記録
    装置。
  16. 【請求項16】前記吐出制御手段は、前記液滴検出手段
    により検出される出力信号レベルに応じて、一つの液滴
    群を構成する液滴の数を変更可能であることを特徴とす
    る請求項15記載のインクジェット記録装置。
  17. 【請求項17】前記吐出制御手段は、微小液滴の種類に
    応じて、一つの液滴群を構成する液滴の数を変更可能で
    あることを特徴とする請求項15記載のインクジェット
    記録装置。
  18. 【請求項18】前記ノズルから吐出される微小液滴の種
    類を判別する判別手段を有し、前記吐出制御手段は、前
    記判別手段により判別された微小液滴の種類に応じて、
    一つの液滴群を構成する液滴の数を変更することを特徴
    とする請求項17記載のインクジェット記録装置。
  19. 【請求項19】微小液滴の種類とその種類に応じた一つ
    の液滴群を構成する液滴の数との関係を予め記憶したテ
    ーブルを有し、前記吐出制御手段は、前記テーブルに基
    づいて、一つの液滴群を構成する液滴の数を変更するこ
    とを特徴とする請求項17又は18記載のインクジェッ
    ト記録装置。
  20. 【請求項20】前記微小液滴の種類は、微小液滴の色、
    微小液滴の濃度、微小液滴の粘度、微小液滴の温度特
    性、微小液滴の組成のうちの少なくともいずれか一つで
    あることを特徴とする請求項17、18又は19記載の
    インクジェット記録装置。
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