JP2003224505A - 路車間通信システムとその基地局と無線ゾーン制御方法 - Google Patents

路車間通信システムとその基地局と無線ゾーン制御方法

Info

Publication number
JP2003224505A
JP2003224505A JP2002018944A JP2002018944A JP2003224505A JP 2003224505 A JP2003224505 A JP 2003224505A JP 2002018944 A JP2002018944 A JP 2002018944A JP 2002018944 A JP2002018944 A JP 2002018944A JP 2003224505 A JP2003224505 A JP 2003224505A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wireless zone
road
base station
frequency
wireless
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002018944A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Yamazaki
泰 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
National Institute of Information and Communications Technology
Original Assignee
Toshiba Corp
Telecommunications Advancement Organization
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Telecommunications Advancement Organization filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2002018944A priority Critical patent/JP2003224505A/ja
Publication of JP2003224505A publication Critical patent/JP2003224505A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線通信基地局の収容能力を割り当て領域に
入る移動体通信端末の台数に合わせて適切に増減する。 【解決手段】 管理局Cにおいて、無線ゾーン制御装置
c2は、各基地局Aのセンサa2から各無線ゾーン内の
車両台数を定期的に取得し、ゾーン内の車両台数データ
を基に、その台数が単一の周波数の収容台数を越えない
ように無線ゾーン分割数を算出し、各無線ゾーンで使用
する周波数を決定し、アンテナa1に対する無線ゾーン
のパターン制御を行う。さらに、情報配信・収集装置c
1に対して通信容量及び情報配信の追加を指示する。以
上の処理により、各基地局Aの無線ゾーンのサイズを最
適にし、通信リソース(使用周波数)の最適化を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば有料道路等
に複数の無線通信基地局を所定の間隔で配置し、各基地
局が形成する無線ゾーンに入った移動通信端末に対して
無線通信サービスを行う路車間通信システムに係り、特
にその基地局と無線ゾーン制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、高度道路交通システム(ITS)
の推進により、無線通信による自動料金収受システム
(ETC)が実用化され、有料道路の一部で運用が開始
されている。また、そのシステムを発展させた狭域通信
システム(DSRC)の開発も進められており、その一
態様として、路車間通信サービスの提供が考えられてい
る。以下、このサービスを行うシステムを路車間通信シ
ステムと称する。
【0003】尚、上記自動料金収受システム(ETC)
についてはARIB STD-T55に、狭域通信システム(DSR
C)についてはARIB STD-T75にそれぞれ標準化仕様が取
り決められ、その仕様書が社団法人・電波産業会から発
行されている。
【0004】上記路車間通信システムは、道路沿いに所
定の間隔で無線通信基地局を配置し、各基地局を基幹ネ
ットワークを通じて管理局に接続する。そして、各基地
局において、互いに隣接するように路上に無線ゾーンを
形成し、その無線ゾーンに入った移動体(通行車両)通
信端末との間で無線交信を行うことで、管理局からの各
種情報の提供、料金決済等のサービスを実現するもので
ある。
【0005】ここで、現在のシステム構想では、各基地
局に対し、隣接局との間で異なるようにして1波の通信
周波数を割り当て、基地局において、時分割多重方式に
より無線ゾーン内の複数の移動体通信端末と同時に通信
可能とすることが予定されている。
【0006】しかしながら、上記のようなシステム仕様
では、各端末に割り当てられる通信周波数が1波であ
り、時分割多重方式を採用しているため、サービスの充
実に適切な伝送レートを確保しようとすると、多重数が
制限され、これによって基地局と同時に通信可能な移動
体通信端末の最大台数が決まってしまう。このことは、
例えば交通渋滞等により無線ゾーン内に入る移動体通信
端末の数が増大し、許容台数を越えた場合に、基地局と
通信できなくなる端末が発生してしまうことを意味す
る。これを回避するには、当初から基地局数を無線ゾー
ンに入る最大端末数に合わせて増大しておけばよいが、
膨大な費用がかかるだけでなく、移動体が円滑に流れて
いる状況では、過剰な設備投資となってしまう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、現
在実用化及び構想中の路車間通信システムでは、無線通
信基地局数と無線ゾーン数が1対1に固定された構成と
なっているため、基地局の収容能力を上回る端末台数へ
の対応ができないという課題が問題点として指摘されて
いる。
【0008】本発明は、この問題点を解決するもので、
無線通信基地局の収容能力を割り当て領域に入る移動体
通信端末の台数に合わせて適切に増減することができ、
通行車両が増大した場合でも通信不能となる移動体通信
端末の発生を低減し、結果として上位網からの通信リソ
ースを効率的に配信することのできる路車間通信システ
ムとその基地局と無線ゾーン制御方法を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は以下のような特徴的構成を有する。
【0010】(1)それぞれ道路に沿って所定の間隔で
配置され、予め互いに隣接するように割り当てられた前
記道路上の領域に無線ゾーンを形成し、その無線ゾーン
に入った移動体通信端末との間で所定の周波数で時分割
多重通信を行う複数の基地局と、前記複数の基地局とネ
ットワーク接続され、各基地局の無線ゾーン及び使用周
波数を管理し、各無線ゾーンに収容される移動体通信端
末に対して路車間通信を行う管理局とを備える路車間通
信システムであって、前記複数の基地局は、前記割り当
て領域を道路に沿って分割し、それぞれの分割領域に無
線ゾーンを形成する無線ゾーン形成手段と、前記分割領
域の各無線ゾーンで使用する周波数を選択的に切り替え
る周波数切替手段と、前記割り当て領域に収容される車
両台数を検出する台数検出手段とを備え、前記管理局
は、前記複数の基地局から台数検出手段の検出結果を収
集し、その収集結果に基づいて前記複数の基地局それぞ
れの無線ゾーン数、各無線ゾーンの使用周波数を決定
し、各基地局に通知して無線ゾーン形成を制御する無線
ゾーン制御手段を備えることを特徴とする。
【0011】(2)それぞれ道路に沿って所定の間隔で
配置され、予め互いに隣接するように割り当てられた前
記道路上の領域に無線ゾーンを形成し、その無線ゾーン
に入った移動体通信端末との間で所定の周波数で時分割
多重通信を行う複数の基地局と、前記複数の基地局とネ
ットワーク接続され、各基地局の無線ゾーン及び使用周
波数を管理し、各無線ゾーンに収容される移動体通信端
末に対して路車間通信を行う管理局とを備える路車間通
信システムに用いられる路車間通信用基地局であって、
前記割り当て領域を道路に沿って分割し、それぞれの分
割領域に無線ゾーンを形成する無線ゾーン形成手段と、
前記分割領域の各無線ゾーンで使用する周波数を選択的
に切り替える周波数切替手段と、前記割り当て領域に収
容される車両台数を検出する台数検出手段とを具備し、
前記台数検出手段の検出結果を前記管理局に送り、当該
管理局から通知される無線ゾーン数、各無線ゾーンの使
用周波数に基づいて無線ゾーンを形成することを特徴と
する。
【0012】(3)複数の基地局をそれぞれ道路に沿っ
て所定の間隔で配置し、予め互いに隣接するように割り
当てられた前記道路上の領域に無線ゾーンを形成して、
その無線ゾーンに入った移動体通信端末との間で所定の
周波数で時分割多重通信を行うようにし、前記複数の基
地局とネットワーク接続される管理局にて、各基地局の
無線ゾーン及び使用周波数を管理し、各無線ゾーンに収
容される移動体通信端末に対して路車間通信を行う路車
間通信システムに用いられる路車間通信用無線ゾーン制
御方法であって、前記複数の基地局が、前記割り当て領
域を道路に沿って分割し、それぞれの分割領域に無線ゾ
ーンを形成する無線ゾーン形成手段と、前記分割領域の
各無線ゾーンで使用する周波数を選択的に切り替える周
波数切替手段と、前記割り当て領域に収容される車両台
数を検出する台数検出手段とを備えるとき、前記基地局
の台数検出手段から各無線ゾーン内の車両台数を定期的
に取得する第1ステップと、この第1ステップで得られ
た各基地局の各無線ゾーン内の車両台数を基に、その台
数が単一の周波数の収容台数を超えるか否かを判断する
第2ステップと、この第2ステップで収容台数を越えた
と判断した場合に、無線ゾーン分割数を算出すると共に
各無線ゾーンで使用する周波数を隣接するゾーン間で互
いに異なるように決定する第3ステップと、この第3ス
テップで決定された無線ゾーン分割数、使用周波数に基
づいて各基地局に無線ゾーンのパターン制御を指示する
第4ステップとを備えることを特徴とする。
【0013】すなわち、本発明は、路車間通信用基地局
において、センサ等から得られる交通流情報を基に、基
地局の無線ゾーン範囲内に存在する車両台数がある規定
値以上になった場合は、基地局アンテナの放射ビームを
狭めて無線ゾーンを分割且つ縮小し、1つの基地局の無
線ゾーンを複数より構成し、複数の周波数によって通信
信号を配信する。また車両台数が規定値以下の場合は、
基地局アンテナの放射ビームを広げて無線ゾーンを拡大
し、単一の周波数にて通信信号を配信して路車間通信を
確立する構成としている。
【0014】上記構成によれば、路車間通信用基地局
は、道路上にて車が円滑に流れている時、すなわち通信
のトラフィックが疎である状態では、拡大した単一の無
線ゾーンで通信を行い、渋滞等道路上の車が混雑し通信
のトラフィックが密である状態では、縮小した複数の無
線ゾーンにより、基地局−移動体通信端末間の通信がな
される。
【0015】この機能により、通信を要求する移動体通
信端末の数が一時的に増加した場合でも、通信要求に柔
軟に対応することができるようになり、またこの様な複
数の無線ゾーンを割り付ける際に小ゾーン化することに
より、複数基地局間での周波数の再利用を効果的に実施
することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0017】図1は、本発明に係る路車間通信システム
の全体構成を示すブロック図である。図1において、基
地局A(図ではA1、A2)は道路上に所定の間隔で配
置され、同じ道路に沿って敷設された基幹ネットワーク
Bを通じて管理局Cに接続される。管理局Cは基幹ネッ
トワークBに収容される基地局Aを総括的に管理すると
共に、各種サービス情報の提供、公衆回線等の上位ネッ
トワークDへの接続を行う。
【0018】上記基地局Aは、路面上の予め割り当てら
れた領域に、道路に沿って最大4個の無線ゾーンをパタ
ーン形成するマルチビームアンテナa1を備え、各無線
ゾーンの周波数割り当てを変更することで、例えば割り
当て領域に対して単一、2分割、4分割の無線ゾーンを
選択的に形成する。また、基地局Aは、割り当て領域に
入っている車両台数を検出する交通流監視センサa2を
備え、このセンサa2で検出された車両台数情報を管理
局Cに送り、管理局Cからの周波数割り当てに従って各
無線ゾーンの使用周波数を決定し、その周波数でゾーン
内の移動体通信端末(以下、移動体端末と称する)Eと
の路車間通信を行う。
【0019】上記管理局Cは、基地局Aを通じて移動体
端末Eにサービス情報を配信し、端末Eからの通信情報
を収集する情報配信・収集装置c1と、交通流観測セン
サa2で検出された車両台数情報を受け取り、各基地局
Aにアンテナ制御情報として無線ゾーンの分割数と各ゾ
ーンの周波数割り当てを指示する無線ゾーン制御装置c
2とを備える。無線ゾーン制御装置c2は、さらに、セ
ンサa2からの車両台数に対応する配信制御信号を情報
配信・収集装置c1に送り、情報配信・収集装置c1の
各基地局Aとの通信容量を制御する機能を有する。
【0020】上記構成において、以下に具体的な運用に
ついて説明する。
【0021】図1では、基地局A1の割り当て領域の交
通流が閑散時(通信トラフィック疎)であり、単一無線
ゾーンを形成して移動体通信端末Eと路車間通信を行
い、これに隣接する基地局A2の割り当て領域の交通流
が混雑時(通信トラフィック密)であり、2分割無線ゾ
ーンを形成して、各ゾーンで独立して移動体通信端末E
と路車間通信を行う様子を示している。
【0022】各基地局Aが形成する無線ゾーン内の車両
台数はセンサa2によってモニターされており、そのモ
ニター情報は管理局Cの無線ゾーン制御装置c2に集約
される。無線ゾーン制御装置c2は、各基地局Aに対
し、図1に示すように無線ゾーン内の車両台数に合わせ
て割り当て領域に対するアンテナa1の無線ゾーン数、
使用周波数を決定しており、一つの無線ゾーンが収容可
能な車両台数を超えた場合には、車両台数と無線ゾーン
数が対応するように、通信容量の増加、つまり情報配信
・収集装置c1から基地局Aへの配信追加、無線ゾーン
の追加を実施している。
【0023】図2は、アンテナa1の構成と、無線ゾー
ンのパターン構成の一例を示している。図2(a)にお
いて、アンテナa1は最小無線ゾーンに対応する4つの
ビームa11〜a14と、基地局Aとの間で割り当て周
波数(f1,f2,f3,f4)別に接続される入出力
インターフェースa21〜a24と、これらのインター
フェースa21〜a24と各ビームa11〜a14との
間の関係を無線ゾーン制御装置c2からの指示に応じて
選択的に切り替える切替処理装置a31を備える。
【0024】以下に、図2(b)を参照して、その運用
について具体的に説明する。
【0025】(1)基地局Aの割り当て領域の交通流が
閑散で、無線ゾーン制御装置c2から無線ゾーン数を1
個、使用周波数をf1と指定された場合 切替処理装置a31は、周波数f1が割り当てられた入
出力インターフェースa21を全てのビームa11〜a
14が放射されるように接続し、各ビームa11〜a1
4を合成して形成される無線ゾーンに周波数f1を割り
当てる。これにより、使用周波数f1の単一無線ゾーン
が形成される。
【0026】(2)基地局Aの割り当て領域の交通流が
混雑し、無線ゾーン制御装置c2から無線ゾーン数を2
個、使用周波数をf1,f2と指定された場合 切替処理装置a31は、周波数f1が割り当てられた入
出力インターフェースa21をビームa11,a12が
放射されるように接続し、各ビームa11,a12で形
成される各ゾーンに周波数f1を割り当てる。同時に、
周波数f2が割り当てられた入出力インターフェースa
22をビームa13,a14が放射されるように接続
し、各ビームa13,a14で形成される各ゾーンに周
波数f2を割り当てる。これにより、基地局Aの割り当
て領域は2分割され、それぞれ使用周波数f1の無線ゾ
ーンと使用周波数f2の無線ゾーンが形成され、閑散時
と比較して2倍の通信容量が得られる。
【0027】(3)基地局Aの割り当て領域の交通流が
渋滞となり、無線ゾーン制御装置c2から無線ゾーン数
を4個、使用周波数をf1,f2,f3,f4と指定さ
れた場合 切替処理装置a31は、周波数f1,f2,f3,f4
が割り当てられた各入出力インターフェースa21,a
22,a23,a24をそれぞれビームa11,a1
2,a13,a14が放射されるように接続し、各ビー
ムa11,a12,a13,a14で形成される各ゾー
ンに使用周波数f1,f2,f3,f4を割り当てる。
これにより、基地局Aの割り当て領域は4分割され、そ
れぞれ使用周波数f1,f2,f3,f4の無線ゾーン
が形成され、閑散時と比較して4倍の通信容量が確保さ
れる。
【0028】また、上記の例では、割り当て領域を均等
に分割する場合について説明したが、領域内で閑散域と
混雑域を区別可能な場合には、閑散域に対してゾーンを
広くし、混雑域に対してゾーンを狭くするようにしても
よい。ゾーンを広くするには、隣接ゾーン間で同一周波
数を使用するように設定すればよい。
【0029】図3は、図1の無線ゾーン制御装置c2に
おける制御処理の内容を示すフローチャートである。
【0030】すなわち、無線ゾーン制御装置c2では、
まず、各基地局Aのセンサa2から各無線ゾーン内の車
両台数を定期的に取得して交通流を検出し(ステップS
1)、基地局毎に現時点での各ゾーン内の車両台数デー
タを集約し、いったん格納する(ステップS2)。そし
て、格納したゾーン内の車両台数データを基に、その台
数が単一の周波数の収容台数を超えるか否かを判断し
(ステップS3)、越えない場合にはステップS1から
処理を繰り返す。
【0031】ステップS3で収容台数を超えた場合に
は、無線ゾーン分割数を算出し(ステップS4)、各無
線ゾーンで使用する周波数を決定し(ステップS5)、
アンテナa1に対する無線ゾーンのパターン制御を行う
(ステップS6)。さらに、情報配信・収集装置c1に
対して通信容量及び情報配信の追加を指示して(ステッ
プS7)、ステップS1の処理に戻る。以上の処理によ
り、各基地局Aの無線ゾーンのサイズを最適にし、通信
リソース(使用周波数)の最適化を行う。
【0032】したがって、上記構成による路車間通信シ
ステムによれば、交通流の増減に応じて基地局の無線ゾ
ーンのサイズ、使用周波数を最適に変更することができ
るので、通行車両が増大した場合でも、基地局数を増大
することなく、通信不能となる移動体通信端末の発生を
低減またはなくすことができる。
【0033】尚、上記実施形態では、使用周波数を最大
4個としたが、図2中(4)に示すように、ビームa1
1,a13、入出力インターフェースa21,a23に
周波数f1を割り当て、ビームa12,a14、入出力
インターフェースa24,a24に周波数f2を割り当
てて、隣接ゾーン間で互いに使用周波数が異なるように
しても実施可能である。この場合、使用周波数の数が2
個で、上記の例の場合より少なくて済み、周波数の有効
利用を図ることができる。
【0034】また、上記実施形態では、各基地局にて無
線ゾーンに入った車両台数を計数するようにしたが、例
えば要求信号に応答する車両台数を計数することで、通
信可能台数を求め、その台数に応じて無線ゾーンのサイ
ズ、使用周波数を制御するようにしても、同様に実施可
能である。
【0035】その他、本発明は上記実施形態に限定され
るものではなく、種々変形して実施可能である。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、無線通信
基地局の収容能力を割り当て領域に入る移動体通信端末
の台数に合わせて適切に増減することができ、通行車両
が増大した場合でも通信不能となる移動体通信端末の発
生を低減またはなくすことのできる路車間通信システム
とその基地局装置と無線ゾーン制御方法を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る路車間通信システ
ムの全体構成を示すブロック図。
【図2】 図1に示す実施形態のアンテナの構成と無線
ゾーンのパターン構成の一例を示すブロック図。
【図3】 図1に示す実施形態の無線ゾーン制御装置に
おける制御処理の内容を示すフローチャート。
【符号の説明】 A…基地局 B…基幹ネットワーク C…管理局 D…上位ネットワーク a1…マルチビームアンテナ a2…交通流監視センサ c1…情報配信・収集装置 c2…無線ゾーン制御装置 a11〜a14…ビーム a21〜a24…入出力インターフェース a31…切替処理装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H180 AA01 BB04 BB05 CC27 DD02 DD04 EE01 5K067 AA21 BB03 BB21 CC04 DD11 DD51 EE02 EE10 EE14 EE44 EE61 HH11 HH22 JJ11 JJ21 JJ31 JJ71 JJ76

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ道路に沿って所定の間隔で配置
    され、予め互いに隣接するように割り当てられた前記道
    路上の領域に無線ゾーンを形成し、その無線ゾーンに入
    った移動体通信端末との間で所定の周波数で時分割多重
    通信を行う複数の基地局と、 前記複数の基地局とネットワーク接続され、各基地局の
    無線ゾーン及び使用周波数を管理し、各無線ゾーンに収
    容される移動体通信端末に対して路車間通信を行う管理
    局とを備える路車間通信システムであって、 前記複数の基地局は、前記割り当て領域を道路に沿って
    分割し、それぞれの分割領域に無線ゾーンを形成する無
    線ゾーン形成手段と、前記分割領域の各無線ゾーンで使
    用する周波数を選択的に切り替える周波数切替手段と、
    前記割り当て領域に収容される車両台数を検出する台数
    検出手段とを備え、 前記管理局は、前記複数の基地局から台数検出手段の検
    出結果を収集し、その収集結果に基づいて前記複数の基
    地局それぞれの無線ゾーン数、各無線ゾーンの使用周波
    数を決定し、各基地局に通知して無線ゾーン形成を制御
    する無線ゾーン制御手段を備えることを特徴とする路車
    間通信システム。
  2. 【請求項2】 前記台数検出手段は、前記割り当て領域
    に収容される車両台数を検出することを特徴とする請求
    項1記載の路車間通信システム。
  3. 【請求項3】 前記台数検出手段は、前記割り当て領域
    で前記基地局と通信可能な車両台数を検出することを特
    徴とする請求項1記載の路車間通信システム。
  4. 【請求項4】 前記無線ゾーン制御手段は、各分割領域
    に形成される無線ゾーンで使用する周波数に、隣接ゾー
    ン間で互いに異なる周波数を割り当てることを特徴とす
    る請求項1記載の路車間通信システム。
  5. 【請求項5】 前記管理局は、前記無線ゾーン制御手段
    で決定される無線ゾーン数に応じて前記基地局との通信
    容量を制御する通信容量制御手段を備えることを特徴と
    する請求項1記載の路車間通信システム。
  6. 【請求項6】 前記無線ゾーン形成手段は、マルチビー
    ムアンテナを用いて各分割領域に各ビームを割り当て、
    隣接ビームの使用周波数を選択的に同一とすることで、
    無線ゾーンの拡大、縮小を行うことを特徴とする請求項
    1記載の路車間通信システム。
  7. 【請求項7】 それぞれ道路に沿って所定の間隔で配置
    され、予め互いに隣接するように割り当てられた前記道
    路上の領域に無線ゾーンを形成し、その無線ゾーンに入
    った移動体通信端末との間で所定の周波数で時分割多重
    通信を行う複数の基地局と、 前記複数の基地局とネットワーク接続され、各基地局の
    無線ゾーン及び使用周波数を管理し、各無線ゾーンに収
    容される移動体通信端末に対して路車間通信を行う管理
    局とを備える路車間通信システムに用いられる路車間通
    信用基地局であって、 前記割り当て領域を道路に沿って分割し、それぞれの分
    割領域に無線ゾーンを形成する無線ゾーン形成手段と、 前記分割領域の各無線ゾーンで使用する周波数を選択的
    に切り替える周波数切替手段と、 前記割り当て領域に収容される車両台数を検出する台数
    検出手段とを具備し、 前記台数検出手段の検出結果を前記管理局に送り、当該
    管理局から通知される無線ゾーン数、各無線ゾーンの使
    用周波数に基づいて無線ゾーンを形成することを特徴と
    する路車間通信用基地局。
  8. 【請求項8】 複数の基地局をそれぞれ道路に沿って所
    定の間隔で配置し、予め互いに隣接するように割り当て
    られた前記道路上の領域に無線ゾーンを形成して、その
    無線ゾーンに入った移動体通信端末との間で所定の周波
    数で時分割多重通信を行うようにし、前記複数の基地局
    とネットワーク接続される管理局にて、各基地局の無線
    ゾーン及び使用周波数を管理し、各無線ゾーンに収容さ
    れる移動体通信端末に対して路車間通信を行う路車間通
    信システムに用いられる路車間通信用無線ゾーン制御方
    法であって、 前記複数の基地局が、前記割り当て領域を道路に沿って
    分割し、それぞれの分割領域に無線ゾーンを形成する無
    線ゾーン形成手段と、前記分割領域の各無線ゾーンで使
    用する周波数を選択的に切り替える周波数切替手段と、
    前記割り当て領域に収容される車両台数を検出する台数
    検出手段とを備えるとき、 前記基地局の台数検出手段から各無線ゾーン内の車両台
    数を定期的に取得する第1ステップと、 この第1ステップで得られた各基地局の各無線ゾーン内
    の車両台数を基に、その台数が単一の周波数の収容台数
    を超えるか否かを判断する第2ステップと、 この第2ステップで収容台数を越えたと判断した場合
    に、無線ゾーン分割数を算出すると共に各無線ゾーンで
    使用する周波数を隣接するゾーン間で互いに異なるよう
    に決定する第3ステップと、 この第3ステップで決定された無線ゾーン分割数、使用
    周波数に基づいて各基地局に無線ゾーンのパターン制御
    を指示する第4ステップとを備えることを特徴とする路
    車間通信用無線ゾーン制御方法。
  9. 【請求項9】 さらに、第2ステップで収容台数を超え
    たと判断した場合に、前記管理局に対して基地局との通
    信容量及び情報配信の追加を指示する第4ステップを備
    えることを特徴とする請求項8記載の路車間通信用無線
    ゾーン制御方法。
JP2002018944A 2002-01-28 2002-01-28 路車間通信システムとその基地局と無線ゾーン制御方法 Pending JP2003224505A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002018944A JP2003224505A (ja) 2002-01-28 2002-01-28 路車間通信システムとその基地局と無線ゾーン制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002018944A JP2003224505A (ja) 2002-01-28 2002-01-28 路車間通信システムとその基地局と無線ゾーン制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003224505A true JP2003224505A (ja) 2003-08-08

Family

ID=27743069

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002018944A Pending JP2003224505A (ja) 2002-01-28 2002-01-28 路車間通信システムとその基地局と無線ゾーン制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003224505A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009272883A (ja) * 2008-05-07 2009-11-19 Fujitsu Ltd 無線リソース割当装置、車載装置、無線リソース割当システムおよび無線リソース割当方法
KR101225183B1 (ko) 2010-11-08 2013-01-22 한국전자통신연구원 Wave 기반의 멀티 채널 운용 방법 및 장치
US8456324B2 (en) 2008-03-25 2013-06-04 Mitsubishi Electric Corporation Driving support system
US8532615B2 (en) 2008-02-27 2013-09-10 Kyocera Corporation Base station and mobile terminal
JP2015518335A (ja) * 2012-04-13 2015-06-25 インテル・コーポレーション エネルギー、移動度および容量について最適化されている、サポートされた自己最適化無線ネットワーク
JP2015136005A (ja) * 2014-01-16 2015-07-27 西日本電信電話株式会社 チャネル割り当て装置、チャネル割り当てシステム、チャネル選択方法及びコンピュータプログラム
JP7472920B2 (ja) 2019-02-22 2024-04-23 トヨタ自動車株式会社 地域化された車両通信の管理

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8532615B2 (en) 2008-02-27 2013-09-10 Kyocera Corporation Base station and mobile terminal
US8456324B2 (en) 2008-03-25 2013-06-04 Mitsubishi Electric Corporation Driving support system
JP2009272883A (ja) * 2008-05-07 2009-11-19 Fujitsu Ltd 無線リソース割当装置、車載装置、無線リソース割当システムおよび無線リソース割当方法
KR101225183B1 (ko) 2010-11-08 2013-01-22 한국전자통신연구원 Wave 기반의 멀티 채널 운용 방법 및 장치
JP2015518335A (ja) * 2012-04-13 2015-06-25 インテル・コーポレーション エネルギー、移動度および容量について最適化されている、サポートされた自己最適化無線ネットワーク
JP2015136005A (ja) * 2014-01-16 2015-07-27 西日本電信電話株式会社 チャネル割り当て装置、チャネル割り当てシステム、チャネル選択方法及びコンピュータプログラム
JP7472920B2 (ja) 2019-02-22 2024-04-23 トヨタ自動車株式会社 地域化された車両通信の管理

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102448180B (zh) 用于车辆网络的自适应多信道接入
CN101754381B (zh) 一种认知系统小区频谱分配方法、装置和系统
CN105308999A (zh) 一种灵敏无线接入网的方法及系统
CN105657842A (zh) 一种资源分配的方法及路侧单元
CN1980481A (zh) 用于无线电基站群的信道分配方法及系统
CN104981021A (zh) 一种车联网系统中的资源调度方法和设备
CN104869654A (zh) 一种资源调配系统、基站、设备及方法
CN105578610B (zh) 一种信道接入方法及设备
CN102576317A (zh) 服务设定支援方法
CN105491667A (zh) 一种vdc资源请求方法、用户设备和基站
JP2002198886A (ja) ネットワーク主導車群形成通信システム
JP2002051368A (ja) 基地局、移動端末、無線データ通信システム、無線データ通信網構築方法およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2001513289A (ja) セルラー無線システムにおける動的チャネル割当て実行方法
JP2003224505A (ja) 路車間通信システムとその基地局と無線ゾーン制御方法
WO2016065992A1 (zh) 一种分配频谱的方法和设备
JP2001502862A (ja) セルラ無線通信システム資源の動的制御
JP4177371B2 (ja) 情報配信システム
CN104867198A (zh) 排队时长获取方法和装置
CN102037764A (zh) 基站装置及方法
US5905960A (en) Method of handling busy calls in a multiple zone communication system
JP2000194984A (ja) 誘導車両数制御システム
CN106487470A (zh) 一种传输时隙信息的方法和通信节点
KR20160103223A (ko) 양방향 통신을 이용한 시공간 교통량 분산 제어 방법 및 시스템
CN107079432B (zh) 一种频谱资源的分配方法及装置
CN102487540B (zh) 单频网无线接入方法及相关装置和系统

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20040513

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20040517

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20040823

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20040827