JP2003224502A - 無線通信システムおよびアダプティブアンテナ - Google Patents
無線通信システムおよびアダプティブアンテナInfo
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Abstract
ムを提供する。 【解決手段】 本発明は、第1の無線基地局2と、スマ
ートアンテナ3と、制御用装置4と、第2の無線基地局
5とを備えている。スマートアンテナ3は、アレイアン
テナ6と、スマートアンテナ部7とを有する。スマート
アンテナ部7は、ウェイト記憶部11と、ビームフォー
ミング部12と、RSSI検出部13と、入出力部14と、
スマートアンテナ制御部15とを有する。制御用装置4
は、パケット受信電力測定部21と、ウェイト制御部2
2と、パケット送信指示部23とを有する。本発明で
は、同一チャネルや隣接チャネル等の干渉を与えるチャ
ネルを使用している他の無線基地局からの無線信号に基
づいてウェイト情報の更新を行うため、他の無線基地局
との干渉を低減することができる。
Description
制御を行う無線通信システムに関する。
テムは、直接拡散方式(DS/SS方式)を用いたIEEE802.1
1bや周波数ホッピング(FH/SS方式)Bluetoothなど複数
存在し、互いのシステムはそれぞれ干渉源となると考え
られ、電子レンジもこの周波数帯に干渉を与えている。
また今後、無線LANシステムに対する需要が高まり、無
線基地局が増加すると、個々の無線LANシステム同士
が互いに干渉を与える機会も増えることが予想される。
MA/CA方式では、各無線端末は無線基地局との間で通信
できるが、無線端末同士は互いの送信信号を受信できな
い。このような場合、キャリアセンスにより無線端末が
送信しているかどうかを知ることができない隠れ端末問
題が存在する。
2.11はRTS機能を有する。RTS機能とは、データパケット
を送信する前にRTSパケットと呼ばれるパケットを送信
することにより、無線基地局がその応答としてCTSパケ
ットを送信する。CTSパケットは各無線端末が受信で
き、CTSパケットの情報により、所望の無線端末に対し
てある一定期間パケットの送信を停止することが可能と
なる。このため、所望の無線端末のみがパケットを送信
できるようになり、パケットの衝突を防止できる。
素子から入射される信号に対して適切なウェイトを乗算
し、その後にウェイトを合成してアンテナのビームパタ
ーンを制御するアダプティブアレイがある。このような
アダプティブアレイを使用することにより特定の方向か
らの受信電力を低減させ、所望の方向の受信電力を高め
ることができる。
れ、限られた無線帯域の中で、無線LANシステムのトラ
フィックが増加することが予想される。また、無線LAN
システムが複数存在する状況では、各無線LANシステム
は互いに干渉を与える。また、IEEE802.11bなどでは、
実際に干渉しないで同時使用可能なチャネル数は4chと
少ない。
は、Bluetoothやコードレス電話、干渉源としての電子
レンジが存在する。このような状況で今後、無線帯域の
有効利用が必要となる。
ット送信前にキャリアセンスをしてしまい、パケットが
大きく遅延するという問題がある。
ものであり、その目的は、無線信号の干渉を抑制可能な
無線通信システムを提供することにある。
ために、本発明は、複数のアンテナ素子を有するアレイ
アンテナと、前記アレイアンテナの指向性を制御するス
マートアンテナ部と、前記スマートアンテナ部に接続さ
れる第1の無線基地局と、前記スマートアンテナ部に着
脱可能に接続される制御装置と、を備え、前記制御装置
は前記複数のアンテナ素子の指向性を制御するためのウ
ェイト情報を生成するウェイト情報制御部を有し、前記
スマートアンテナ部は、前記ウェイト情報を記憶するウ
ェイト情報記憶部と、前記ウェイト情報に基づいて、前
記複数のアンテナ素子の指向性パターンを形成するビー
ムフォーミング部と、を有する。
スマートアンテナ部での受信電力に基づいて、複数のア
ンテナ素子のウェイト情報を生成する。このため、無線
基地局同士の干渉を抑制できる。
テムについて、図面を参照しながら具体的に説明する。
線通信システムの第1の実施形態である無線LANシス
テムの概略構成を示すブロック図である。図1の無線L
ANシステムは、通信ネットワーク1に接続される第1
の無線基地局2と、第1の無線基地局2に接続されるス
マートアンテナ3と、通信ネットワーク1およびスマー
トアンテナ3に着脱可能に接続される制御用装置4と、
通信ネットワーク1に接続され第1の無線基地局2に対
して干渉を与える第2の無線基地局5とを備えている。
子からなるアレイアンテナ6と、アレイアンテナ6を制
御するスマートアンテナ部7とを有する。スマートアン
テナ部7は、ウェイト情報を記憶するウェイト記憶部1
1と、ウェイト情報に基づいてアレイアンテナ6の指向
性パターンを形成するビームフォーミング部12と、ビ
ームフォーミング部12から出力された受信信号の受信
強度を表すRSSI(Received Signal Strength Indicator)
情報を検出するRSSI検出部13と、制御用装置4から送
られたウェイト情報を受信する入出力部14と、スマー
トアンテナ部7内の制御を行うスマートアンテナ制御部
15とを有する。
受信されたパケットを解読してパケットごとの電力を測
定するパケット受信電力測定部21と、アレイアンテナ
6のウェイト情報を生成するウェイト制御部22と、第
2の無線基地局5に対してパケットの送信を指示するパ
ケット送信指示部23とを有する。
の必要最小限の機能を持っていればよく、スマートアン
テナが接続されていてもよいし、接続されていなくても
よい。ただし、第2の無線基地局5は、第1の無線基地
局2の使用周波数チャネルと干渉するチャネルを使用し
ているものとする。
送信を指示すると、第2の無線基地局5は無線パケット
を送信する。この無線パケットは第1の無線基地局2の
アレイアンテナ6で受信される。第1の無線基地局2内
のビームフォーミング部12は、受信信号をRSSI検出部
13に送信してRSSIを検出するとともに、第1の無線基
地局2と制御用装置4に送信する。
入出力部14から制御用装置4内のウェイト制御部22
に送信される。
てウェイト情報を生成し、生成したウェイト情報を入出
力部14を介してスマートアンテナ制御部15に送信す
る。スマートアンテナ制御部15は、ウェイト制御部2
2で生成されたウェイト情報をビームフォーミング部1
2に送信する。
ウェイト制御部22は新たなウェイト情報を生成する処
理を繰り返す。
報の更新処理を示すフローチャートであり、スマートア
ンテナ制御部15が行う処理手順を示している。
源投入時に、制御用装置4から入出力部14を介して開
始信号が入力されたか否かを判定する(ステップS
1)。開始信号が入力されると、RSSI検出部13で検出
されたRSSI情報を取り込む(ステップS2)。
4を介して制御用装置4に送信する(ステップS3)。
このRSSI情報に基づいて制御用装置4内のウェイト制御
部22でウェイト情報が生成される。生成されたウェイ
ト情報が制御用装置4から入出力部14を介して入力さ
れると、そのウェイト情報をビームフォーミング部12
に送る(ステップS4)。
介して終了信号が入力されたか否かを判定する(ステッ
プS5)。終了信号が入力されるまで、ステップS2〜
S5の処理を繰り返す。終了信号が入力されると、その
時点でのウェイト情報をウェイト記憶部に保存する(ス
テップS6)。
ば、スマートアンテナ制御部15にウェイト情報が読み
込まれているか否かを判定する(ステップS7)。ウェ
イト情報が読み込まれていなければ、ウェイト記憶部1
1よりウェイト情報を読み出してビームフォーミング部
12に送る(ステップS8)。
無線基地局を有する無線LANシステムにおいて、同一
チャネルや隣接チャネル等の干渉を与えるチャネルを使
用している他の無線基地局からの無線信号に基づいてウ
ェイト情報の更新を行うため、他の無線基地局との干渉
を低減することができる。
例であり、アレイアンテナ6を共用する複数のスマート
アンテナ部7と、複数のスマートアンテナ部7のそれぞ
れに対応して設けられる複数の第1の無線基地局2とを
有する。通信ネットワーク1と各スマートアンテナ部7
に着脱可能に接続される制御用装置4は、各スマートア
ンテナ部7との間でデータの送受信を行う。スマートア
ンテナ部7と第1の無線基地局2の内部構成は、図1と
同様である。
渉しないチャネル(例えば、Ch1,Ch5,Ch9,Ch13)を使用
し、対応するスマートアンテナ部7の制御により無線信
号の送受信を行う。
トアンテナ部7ごとに別々にウェイト情報を設定するた
め、各無線基地局がそれぞれ別々の周波数チャネルを同
時に使用することができる。
減できるため、通常は互いに干渉し合う複数の無線基地
局を同時に使用することができる。さらに、同様の機能
をもつ無線LANシステムの各無線基地局が使用する周
波数チャネルを互いにずらす(インターリーブする)こ
とにより、より干渉を低減することができる。
信信号の受信電力が低い場合には、受信信号を無線基地
局に送信しないようにするものである。
2の実施形態である無線LANシステムの概略構成を示
すブロック図である。図4の無線LANシステムは、ス
マートアンテナ部7の内部構成が図1と異なる他は、図
1と同様に構成されている。
記憶部11、ビームフォーミング部12、RSSI検出部1
3、入出力部14およびスマートアンテナ制御部15の
他に、受信電力が閾値以上か否かを判定するRSSI判定部
16と、ビームフォーミング部12の出力を無線基地局
装置に送信するか否かを切り替えるスイッチ17と、閾
値を保存する閾値保存部18とを有する。
作を示すフローチャートである。まず、制御用装置4か
らの指示により、第2の無線基地局5は無線パケットを
送信する(ステップS11)。この無線パケットを第1
の無線基地局2内のアレイアンテナ6が受信すると、第
1の無線基地局2内のRSSI検出部13は、受信信号のRS
SI情報を検出し、検出したRSSI情報を制御用装置4に送
信する(ステップS12)。
局2のサービスエリア内の各無線端末からの平均受信電
力を計算し(ステップS13)、その結果に基づいて、
サービスエリア内の無線端末の最低受信電力を検出し
(ステップS14)、検出された最低受信電力を閾値に
設定し、この閾値を閾値保存部に保存する(ステップS
15)。
力された受信信号のうち、受信電力が閾値以上の信号の
み、スイッチ17をオンして第1の無線基地局2に送信
する(ステップS16)。
質のよい無線端末のみ通信が行えるので、スループット
の向上が図れる。
方のスマートアンテナ3から送信された無線信号に基づ
いて、他方のスマートアンテナ3のウェイト情報を設定
するものである。
3の実施形態である無線LANシステムの概略構成を示
すブロック図である。図6の無線LANシステムは、第
1の無線基地局2に接続される第1のスマートアンテナ
3aと、第2の無線基地局5に接続される第2のスマー
トアンテナ3bと、通信ネットワーク1および第1のス
マートアンテナ部3aに着脱可能に接続される第1の制
御用装置4aと、通信ネットワーク1および第2のスマ
ートアンテナ部3bに着脱可能に接続される第2の制御
用装置4bとを備えている。
3bはいずれも図1と同様に構成されている。ただし、
図6では、一部の構成要素を省略して図示している。
作を示すフローチャートである。まず、第2の制御用装
置4は、ネットワーク部19と通信ネットワーク1を介
して第1の無線基地局2に無線パケットの送信を指示す
る(ステップS21)。この指示を受けて、第1の無線
基地局2は、無線パケットを第1のスマートアンテナ3
aのアレイアンテナ6から送信する(ステップS2
2)。
ナ3bが受信すると、ビームフォーミング部12は受信
信号を出力する(ステップS23)。ビームフォーミン
グ部12から出力された受信信号は、第2の無線基地局
5に送信されるとともに、第2のスマートアンテナ3b
内のRSSI検出部13にも入力される(ステップS2
4)。RSSI検出部13は、受信信号のRSSI情報を検出
し、検出したRSSI情報を、入出力部14を介して第2の
制御用装置4内のウェイト制御部22に送信する(ステ
ップS25)。
ネットワーク1を介して第1の制御用装置4に送信する
(ステップS26)。第1の制御用装置4内のウェイト
制御部22は、第2の制御用装置4からのRSSI情報に基
づいて第1のスマートアンテナ3a用のウェイト情報を
生成する(ステップS27)。
トアンテナ3a内のウェイト記憶部に記憶される(ステ
ップS28)。
スマートアンテナ3bからの受信電力情報に基づいて、
第1のスマートアンテナ3aの送信ビームパターンを形
成するため、第1および第2の無線基地局5間での干渉
を低減することができる。このとき、第1の無線基地局
2の機能により、第1の無線基地局2と通信している無
線端末での受信電力を第1の制御用装置4に送信してビ
ームパターンの形成の条件としてもよい。
地局2は干渉を受けた情報を使用せずにビームパターン
を形成できるため、ビームパターンを形成するビームフ
ォーミング部12が送信時と受信時で異なる場合に有効
である。
DPパケット送受信用のUDPアンテナが接続された無
線基地局において、パケット遅延の小さいUDPパケッ
トを受信するものである。
4の実施形態の概略構成を示すブロック図である。図8
の無線通信システムは、無線基地局2に接続されたUD
Pアンテナ30を備えている。UDPアンテナ30は、
UDP用アンテナ31とUDPアンテナ部32とを有す
る。
対する送受信信号を分離するサーキュレータ33と、受
信したパケットがRTSパケットか否かを判定するRT
S判定部34と、受信信号を無線基地局2に送信するか
否かを切り替えるスイッチ35と、無線基地局2から送
信されたパケットがUDPパケットであることを検知す
るUDPパケット検知部36と、ACK(アクノリッ
ジ)パケットを生成する確認応答パケット生成部37
と、UDPパケット部32内の制御を行う制御部38と
を有する。
Pパケット検知部36に入力される。UDPパケット検
知部36は、送信信号がUDPパケットか否か示す信号
を制御部38に送信する。制御部38は、送信信号がU
DPパケットの場合には、スイッチ35をオフするとと
もに、確認応答パケット生成部37にACKパケットの
生成を指示する。確認応答パケット生成部37で生成さ
れたACKパケットは、所定のタイミングで無線基地局
2に送信される。
ットでなければ、制御部38はスイッチ35をオンし、
送信信号はサーキュレータ33を介してUDP用アンテ
ナ31から無線端末39に無線パケット信号として送信
される。
ト信号は、UDP用アンテナ31で受信された後、サー
キュレータ33を介して、RTS判定部34に入力され
る。RTS判定部34にて、受信パケットがRTSパケ
ットであると判定されると、制御部38はスイッチ35
をオンする。これにより、RTSパケットは、スイッチ
35を介して無線基地局2に送信される。
を示すフローチャートである。まず、通信途中に、無線
基地局2からの送信パケットがUDPパケットであるか
否かを判定する(ステップS31)。送信パケットがU
DPパケットの場合には、スイッチ35をオフして無線
端末39からの受信パケットを無線基地局2に送信しな
いようにする(ステップS32)。また、送信パケット
がUDPパケットでない場合には、スイッチ35をオン
して(ステップS33)、ステップS21の処理に戻
る。
は、無線基地局2が送信したパケットの送信終了時刻を
検出する(ステップS34)。
か否かを判定し(ステップS35)、終了するまでステ
ップS35に留まり、送信パケットの送信終了時刻から
所定時間が経過した後にACKパケットを無線基地局2
に送信する(ステップS36)。
39からの受信パケットがRTSパケットか否かを判定
し(ステップS37)、RTSパケットであれば、ステ
ップS33に戻る。
RTSパケット以外のときは、無線基地局2からの送信
パケットがUDPパケット以外か否かを判定し(ステッ
プS38)、UDPパケット以外であれば、ステップS
33に戻る。
地局2が送信する無線パケットがUDPパケットの場合
は、アンテナ31からの受信信号を無線基地局2に送信
せずに、UDPパケットに対応するACKパケットを無
線基地局2に送信するため、無線基地局2は少ないキャ
リアセンスでパケットを送信し続けることができ、無線
端末39はパケット遅延の小さいUDPパケットを受信
することができる。
のパケット送信要求が生じた場合には、無線端末39が
RTS信号を送信することにより、アンテナ31での受
信信号を無線基地局2に送信してACKパケットを生成
しないようにするため、通常の受信動作を行うことがで
きる。
般化し、無線基地局2からのブロードキャストによる放
送型の通信が多くなって、干渉が多く存在するような場
所でも、パケット遅延の小さいストリーミング伝送が可
能になる。
ストアドレスやブロードキャストアドレスにすることに
より、複数の無線端末39がパケットを受信でき、複数
の無線端末39がACKパケットを送信して衝突を起こ
しても、衝突して誤ったパケットが無線基地局2に受信
されないために、パケット遅延を低減し、なおかつ複数
の端末に対するストリーミング伝送を効率的に行うこと
ができる。
ット判定とRTSパケット判定とを行う例を示したが、
いずれか一方の判定だけを行ってもよい。
脱可能なコンピュータ(以下、PC)にて複数のアダプ
ティブアレイの位相設定を行うものである。
第5の実施形態の概略構成を示すブロック図である。図
10の無線通信システムは、複数のアンテナ素子41a
〜41cを共用する複数のアダプティブアレイ42a〜
42cと、複数のアダプティブアレイ42a〜42cの
位相設定を行う制御部43と、制御部43に着脱可能に
接続されるPC44とを備えている。
はそれぞれ、各アンテナ素子41a〜41cに対応して
設けられる複数の移相器45a〜45cと、合成器46
と、受信機47と、移相器番号判別部48と、出力ポー
ト選択部49とを有する。移相器番号判別部48は、位
相設定を行うべき移相器45a〜45cを判別する。出
力ポート選択部49は、判別された移相器45a〜45
cに対する設定情報を制御部43に要求する。
とアダプティブアレイ・インタフェース部52とを有す
る。PCインタフェース部51は、不揮発性のステータ
ス保持メモリ53と、不揮発性のデータ保持メモリ54
と、アドレス出力部55と、データ出力部56と、PC
接続判定部57とを有する。アダプティブアレイ・イン
タフェース部52は、制御対象判別部58と、制御対象
選択信号出力部59と、設定シーケンス出力部60とを
有する。
制御部43に接続されたか否かを示すステータス情報を
記憶する。データ保持メモリ54は、PC44がアダプ
ティブアレイ42a〜42c内の移相器45a〜45c
を制御するのに必要なアドレスとデータを記憶する。ア
ドレス出力部55は、PC44が出力したアドレスまた
はデータ保持メモリ54に記憶されているアドレスを出
力する。データ出力部56は、PC44が出力したデー
タまたはデータ保持メモリ54に記憶されているデータ
を出力する。PC接続判定部57は、ステータス保持メ
モリ53に記憶されているステータス情報に基づいて、
アドレス出力部55から出力されるアドレスとデータ出
力部56から出力されるデータを選択する。
されているステータス情報によりPC44が接続されて
いることがわかると、アドレス出力部55とデータ出力
部56はそれぞれ、PC44が出力したアドレスとデー
タを出力する。また、ステータス情報によりPC44が
接続されていないことがわかると、アドレス出力部55
とデータ出力部56はそれぞれ、データ保持メモリ54
に記憶されているアドレスとデータを順に出力する。
2は、PCインタフェース部51から出力されたアドレ
ス値に基づいて制御対象となる移相器45a〜45cを
判別し、PCインタフェース部51から出力されるデー
タ値を移相器45a〜45cへの設定シーケンスとして
アダプティブアレイ42a〜42cに出力する。
5から出力されるアドレス値に対応するアダプティブア
レイの移相器を判別する。制御対象選択信号出力部59
は、制御対象である移相器45a〜45cをもつアダプ
ティブアレイ42a〜42cが制御信号を受け取れるよ
うに移相器IDを出力する。設定シーケンス出力部60
は、データ出力部56から出力されるデータ値を制御対
象の移相器45a〜45cに設定するための制御信号を
移相器45a〜45cの種類に応じたシーケンスで出力
する。
〜45cのみであるが、設定シーケンス出力部60の機
能により、ゲインの制御等の異なる設定シーケンスであ
っても対応することができる。
定シーケンスは、各アダプティブアレイに共通に入力さ
れる。本明細書では、アダプティブアレイ42aについ
て説明するが、アダプティブアレイ42b,42cも同
様に構成されて同様に動作する。
号出力部59から出力される移相器IDがアダプティブ
アレイ42aに対応するか否かを判別し、対応する場合
には、設定シーケンス出力部60から出力される設定シ
ーケンスを出力ポート選択部49から移相器IDに対応
する移相器45a〜45cに出力する。移相器45a〜
45cは、出力ポート選択部49からの設定シーケンス
に従って位相設定を行う。
43に対して着脱可能なPC44により各アダプティブ
アレイ42a〜42cの位相設定を行うことができる。
また、各アダプティブアレイ42a〜42cで制御部4
3を共用するため、各アダプティブアレイ42a〜42
cの構成を簡略化できる。
の不揮発性のデータ保持メモリ54に記憶されるため、
PC44を取り外してもこのメモリからデータを読み出
して各アダプティブアレイ42a〜42cの位相設定を
行うことができる。したがって、各アダプティブアレイ
42a〜42cに移相量保持用のメモリを設ける必要が
なくなり、各アダプティブアレイ42a〜42cの構成
をさらに簡略化できる。
設定情報を記憶しているので、PC44を取り外した後
に電源を切っても、再び電源を入れたときに位相設定を
再現できる。
れば、着脱可能な制御装置により複数のアンテナ素子の
ウェイト情報を生成するため、無線基地局同士の干渉を
低減させることができる。また、制御装置を着脱可能に
したことで、無線基地局2の構成を簡略化することがで
きる。
態である無線LANシステムの概略構成を示すブロック
図。
理を示すフローチャート
ック図。
態である無線LANシステムの概略構成を示すブロック
図。
ローチャート。
態である無線LANシステムの概略構成を示すブロック
図。
ローチャート。
態の概略構成を示すブロック図。
ーチャート。
形態の概略構成を示すブロック図。
Claims (12)
- 【請求項1】複数のアンテナ素子を有するアレイアンテ
ナと、 前記アレイアンテナの指向性を制御するスマートアンテ
ナ部と、 前記スマートアンテナ部に接続される第1の無線基地局
と、 前記スマートアンテナ部に着脱可能に接続される制御装
置と、を備え、 前記制御装置は、前記複数のアンテナ素子の指向性を制
御するためのウェイト情報を生成するウェイト情報制御
部を有し、 前記スマートアンテナ部は、 前記ウェイト情報を記憶するウェイト情報記憶部と、 前記ウェイト情報に基づいて、前記複数のアンテナ素子
の指向性パターンを形成するビームフォーミング部と、
を有することを特徴とする無線通信システム。 - 【請求項2】前記ウェイト情報は、前記スマートアンテ
ナ部から送られてきた受信電力に基づいて生成されるこ
とを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。 - 【請求項3】前記第1の無線基地局に無線信号の干渉を
与える第2の無線基地局と、 前記第1および第2の無線基地局がともに接続される通
信ネットワークと、 前記アレイアンテナで受信されて前記ビームフォーミン
グ部から出力された信号の受信強度を表すRSSI情報を検
出するRSSI検出部を備え、 前記制御装置は、前記第2の無線基地局から無線パケッ
トを送信させ、 前記RSSI検出部は、前記第2の無線基地局が無線パケッ
トを送信している間に、前記ビームフォーミング部から
出力される電力を検出し、 前記ウェイト情報制御部は、前記RSSI検出部で検出され
た電力に基づいて前記ウェイト情報を生成することを特
徴とする請求項1に記載の無線通信システム。 - 【請求項4】前記アレイアンテナを共用する複数の前記
スマートアンテナ部と、 前記複数のスマートアンテナ部のそれぞれに対応して設
けられ、対応する前記スマートアンテナ部に接続される
複数の前記第1の無線基地局と、を備え、 前記制御装置内の前記ウェイト情報制御部は、前記複数
のスマートアンテナ部のそれぞれに対応する前記ウェイ
ト情報を生成することを特徴とする請求項1または2に
記載の無線通信システム。 - 【請求項5】前記RSSI検出部で検出されたRSSI情報が所
定の閾値以上であるか否かを判定するRSSI判定部と、 RSSI情報が前記閾値以上と判定された場合のみ、前記ビ
ームフォーミング部の出力信号を前記第1の無線基地局
に送信する切替手段と、を備えることを特徴とする請求
項1〜3のいずれかに記載の無線通信システム。 - 【請求項6】複数のアンテナ素子を有する第1のアレイ
アンテナと、 前記第1のアレイアンテナの指向性を制御する第1のスマ
ートアンテナ部と、 前記第1のスマートアンテナ部に接続される第1の無線
基地局と、 前記第1のスマートアンテナ部に着脱可能に接続される
第1の制御装置と、 複数のアンテナ素子を有する第2のアレイアンテナと、 前記第2のアレイアンテナの指向性を制御する第2のス
マートアンテナ部と、 前記第2のスマートアンテナ部に接続される第2の無線
基地局と、 前記第2のスマートアンテナ部に着脱可能に接続される
第2の制御装置と、 前記第1および第2の制御装置が接続される通信ネット
ワークと、を備え、 前記第1の制御装置は、前記第2のアレイアンテナから
送信されて前記第1のアレイアンテナで受信された信号
の受信電力情報を前記通信ネットワークを介して前記第
2の制御装置に送信し、 前記第2の制御装置は、前記第1のアレイアンテナから
送信されて前記第2のアレイアンテナで受信された信号
の受信電力情報を前記通信ネットワークを介して前記第
1の制御装置に送信することを特徴とする無線通信シス
テム。 - 【請求項7】前記第1のスマートアンテナ部は、 前記ウェイト情報を記憶するウェイト情報記憶部と、 前記ウェイト情報に基づいて、前記複数のアンテナ素子
の指向性パターンを形成するビームフォーミング部と、 前記第1のアレイアンテナで受信されて前記ビームフォ
ーミング部から出力された信号の受信強度を表すRSSI情
報を検出する第1のRSSI検出部と、を有し、 前記第2のスマートアンテナ部は、 前記ウェイト情報を記憶するウェイト情報記憶部と、 前記ウェイト情報に基づいて、前記複数のアンテナ素子
の指向性パターンを形成するビームフォーミング部と、 前記第2のアレイアンテナで受信されて前記ビームフォ
ーミング部から出力された信号の受信強度を表すRSSI情
報を検出する第2のRSSI検出部と、を有し、 前記第1の制御装置は、前記第2のRSSI検出部で検出さ
れたRSSI情報に基づいて、前記第1のアレイアンテナの
指向性を制御するためのウェイト情報を生成し、 前記第2の制御装置は、前記第1のRSSI検出部で検出さ
れたRSSI情報に基づいて、前記第2のアレイアンテナの
指向性を制御するためのウェイト情報を生成することを
特徴とする請求項5に記載の無線通信システム。 - 【請求項8】アンテナと、 前記アンテナを制御するアンテナ制御部と、 前記アンテナ制御部に接続される無線基地局と、を備
え、 前記アンテナ制御部は、 前記アンテナで受信されたパケットがRTSパケットか
否かを判定するRTS判定部と、 前記アンテナで受信されたパケットを前記無線基地局に
送信するか否かを切り替える切替部と、 前記アンテナで受信されたパケットが前記RTSパケッ
トであると判定されると、前記切替部をオンして前記パ
ケットを前記無線基地局に送信し、前記RTSパケット
でないと判定されると、前記切替部をオフして前記パケ
ットを前記無線基地局に送信しないようにする切替制御
部と、を有することを特徴とする無線通信システム。 - 【請求項9】アンテナと、 前記アンテナを制御するアンテナ制御部と、 前記アンテナ制御部に接続される無線基地局と、を備
え、 前記アンテナ制御部は、 前記無線基地局から送信されたパケットがUDPパケッ
トか否かを判定するUDP判定部と、 確認応答パケットを生成するACKパケット生成部と、 前記無線基地局から送信されたパケットを前記アンテナ
に送信するか否かを切り替える切替部と、 前記無線基地局から送信されたパケットが前記UDPパ
ケットであると判定されると、前記切替部をオフして前
記パケットを前記アンテナに送信しないようにし、かつ
前記UDPパケットの送信終了後に前記確認応答パケッ
トを前記無線基地局に送信し、前記無線基地局から送信
されたパケットが前記UDPパケットでないと判定され
ると、前記切替部をオンして前記パケットを前記アンテ
ナに送信する切替制御部と、を有することを特徴とする
無線通信システム。 - 【請求項10】複数のアンテナ素子と、 前記複数のアンテナ素子に接続される少なくとも一つの
ビーム形成回路と、 前記ビーム形成回路の各々にウェイト設定を行う制御部
と、 前記制御部に着脱可能に接続されウェイトを算出するウ
ェイト発生部と、を備え、 前記制御部は、前記ウェイト発生部が算出したウェイト
を記憶するデータ保持記憶部を有し、 前記制御部の電源が切れた状態から電源が入った状態に
なった後、前記データ保持記憶部により記憶されたウェ
イトを前記ビーム形成回路の各々に設定することを特徴
とするアダプティブアレイ。 - 【請求項11】前記制御部は、前記ウェイト発生部の接
続の有無を記憶するステータス保持記憶部をさらに有
し、 前記制御部の電源が切れた状態から電源が入った状態に
なった後、前記ステータス保持記憶部に記憶されたステ
ータスが「接続なし」の場合に、前記データ保持記憶部
により記憶されたウェイトを前記ビーム形成回路の各々
に設定することを特徴とする請求項10に記載のアダプ
ティブアレイ。 - 【請求項12】複数のアンテナ素子と、 前記複数のアンテナ素子に接続する複数のビーム形成回
路と、 複数の前記ビーム形成回路の各々にウェイト設定を行う
制御部と、を備え、 前記制御部は、複数の前記ビーム形成回路のいずれかを
特定する情報を出力する制御対象選択出力部と、 特定された前記ビーム形成回路に設定するウェイトを出
力する設定シーケンス出力部と、を備えることを特徴と
するアダプティブアレイ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002024003A JP3828018B2 (ja) | 2002-01-31 | 2002-01-31 | 無線通信システムおよびアダプティブアンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002024003A JP3828018B2 (ja) | 2002-01-31 | 2002-01-31 | 無線通信システムおよびアダプティブアンテナ |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2003224502A true JP2003224502A (ja) | 2003-08-08 |
JP3828018B2 JP3828018B2 (ja) | 2006-09-27 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3828018B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007049404A (ja) * | 2005-08-09 | 2007-02-22 | Funai Electric Co Ltd | デジタル受信装置 |
US7460184B2 (en) | 2004-04-28 | 2008-12-02 | Funai Electric Co., Ltd. | Digital television broadcast signal receiver |
JP2017038190A (ja) * | 2015-08-07 | 2017-02-16 | 日本電信電話株式会社 | 無線通信システム及び無線通信方法 |
JP2017103557A (ja) * | 2015-11-30 | 2017-06-08 | 日本電信電話株式会社 | 干渉電力測定方法および干渉電力測定装置 |
-
2002
- 2002-01-31 JP JP2002024003A patent/JP3828018B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2007049404A (ja) * | 2005-08-09 | 2007-02-22 | Funai Electric Co Ltd | デジタル受信装置 |
JP2017038190A (ja) * | 2015-08-07 | 2017-02-16 | 日本電信電話株式会社 | 無線通信システム及び無線通信方法 |
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JP3828018B2 (ja) | 2006-09-27 |
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