JP2003224460A - 受信回路 - Google Patents

受信回路

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JP2003224460A
JP2003224460A JP2002019763A JP2002019763A JP2003224460A JP 2003224460 A JP2003224460 A JP 2003224460A JP 2002019763 A JP2002019763 A JP 2002019763A JP 2002019763 A JP2002019763 A JP 2002019763A JP 2003224460 A JP2003224460 A JP 2003224460A
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Japan
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mos transistor
type mos
switching element
current
gate
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JP2002019763A
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Hirobumi Nakagawa
博文 中川
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の電圧によるデータ伝送では、データの
伝送線路の電圧が高く、伝送速度が上がるとEMI(電
磁波妨害)が無視できなくなる。また、伝送線路は定常
電流を流さないため、高抵抗となりノイズに弱い。 【解決手段】 互いに反転した電圧信号を電流に変換す
るオープンドレインのN型MOSトランジスタN1,N
2で伝送線路T1,T2へ出力する送信回路a1と、そ
れぞれ、電流源I1,I2にドレインとゲートを接続
し、一方のソースを他方のゲートに接続した第1および
第2のN型MOSトランジスタN1,N2をもって受信
回路a2を構成し、電流を電圧に変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば液晶ドライ
バなどに用いられる受信回路にかかわり、特には、EM
I(電磁波妨害)を軽減するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばデータを電流で伝送するような液
晶パネルを駆動する液晶ドライバに用いられる受信回路
について、従来例を図9に示す。従来のデータ受信回路
91は2段インバータ92,93で構成されている。表
示コントローラ94より伝送された信号がH電圧の場合
は、受信回路91の2段インバータ92,93の出力V
OUTはH電圧となる。逆に、信号がL電圧の場合は、
出力VOUTはL電圧となる。
【0003】この回路構成では、データの電圧振幅幅は
受信回路91の電源電圧値と同等の振幅幅を必要とす
る。この場合、伝送線路95の高負荷を電源電圧分の振
幅で動作させるため、バスの消費電力が多く、かつ大電
流の瞬時電流がバスに発生するため、電磁波妨害EMI
(Electro-Magnetic Interference)が発生する。
【0004】今後、さらに液晶ドライバでのデータ伝送
速度は上がるため、EMI削減のために低振幅でデータ
伝送する回路技術が必要となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の電圧によるデー
タ伝送方式では、データ伝送線路の電圧が高く、伝送速
度が上がるとEMIが無視できなくなる。
【0006】また、伝送線路は定常電流を流していない
ため、高抵抗となりノイズに弱い。
【0007】従って、この発明の目的は、電流によるデ
ータ伝送を用いることで伝送線路の電圧変動を低減し、
EMIの低減を図るとともに、ノイズに対する耐性も強
化できる受信回路を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、次のような手
段を講じることにより、上記の課題を解決する。
【0009】第1の解決手段として、本発明は、受信回
路を次のように構成する。まず、送信回路において、第
1および第2のスイッチング素子を設け、それぞれにお
いて、互いに反転した電圧信号を電流に変換するように
する。この第1のスイッチング素子と第2のスイッチン
グ素子とは、いずれか一方がオンのとき他方はオフとな
る。
【0010】そして、受信回路において、前記第1およ
び第2のスイッチング素子にそれぞれ第1および第2の
伝送線路を介して接続されるべき第1および第2の入力
端子を設ける。さらに、受信回路において、第3のスイ
ッチング素子と第4のスイッチング素子および第1の電
流源と第2の電流源を設ける。第1の電流源と第3のス
イッチング素子と第1の伝送線路と送信回路における第
1のスイッチング素子を直列に接続する。同様に、第2
の電流源と第4のスイッチング素子と第2の伝送線路と
送信回路における第2のスイッチング素子を直列に接続
する。第1の電流源と第3のスイッチング素子との接続
点および第2の電流源と第4のスイッチング素子との接
続点をそれぞれ第1および第2の出力端子に接続する。
第1の出力端子を第3のスイッチング素子のゲートに接
続し、さらに第4のスイッチング素子と第2の入力端子
との接続点に接続する。同様に、第2の出力端子を第4
のスイッチング素子のゲートに接続し、さらに第3のス
イッチング素子と第1の入力端子との接続点に接続す
る。
【0011】送信回路における第1のスイッチング素子
がオンのときに、第2の電流源の電流を、このオン状態
の第1のスイッチング素子が充分に引き込む結果、第2
の出力端子はLレベルとなり、また、第3のスイッチン
グ素子は所定のレベルでオンとなり、第1の出力端子は
第2の電流源の電流を安定させる最適な電圧レベルで安
定する。送信回路における第2のスイッチング素子がオ
ンのときには、ちょうど対称的な動作となる。すなわ
ち、第1の電流源の電流を、このオン状態の第2のスイ
ッチング素子が充分に引き込む結果、第1の出力端子は
Lレベルとなり、また、第4のスイッチング素子は所定
のレベルでオンとなり、第2の出力端子は第1の電流源
の電流を安定させる最適な電圧レベルで安定する。
【0012】この第1の解決手段の場合、電流を電圧に
変換する機能を有するため、電流で送る形態でデータ伝
送することができる。伝送線路の電圧変動が抑制され、
EMIを低減することができる。また、ノイズに対する
耐性を強化することができる。
【0013】上記第1の解決手段において、好ましい態
様として、次のような構成を挙げることができる。すな
わち、送信回路における互いに反転した電圧信号を電流
に変換するオープンドレインの第1および第2のN型M
OSトランジスタにそれぞれ第1および第2の伝送線路
を介して接続されるべき第1および第2の入力端子を有
している。第1の電流源にドレインとゲートが接続さ
れ、前記第1の入力端子にソースが接続された第3のN
型MOSトランジスタと、第2の電流源にドレインとゲ
ートが接続され、前記第2の入力端子にソースが接続さ
れた第4のN型MOSトランジスタと備えている。前記
第3のN型MOSトランジスタのゲートと前記第4のN
型MOSトランジスタのソースが接続され、前記第4の
N型MOSトランジスタのゲートと前記第3のN型MO
Sトランジスタのソースが接続され、前記第3のN型M
OSトランジスタのドレインが前記第1の出力端子に接
続され、前記第4のN型MOSトランジスタのドレイン
が前記第2の出力端子に接続されている。
【0014】第2の解決手段として、本発明は、受信回
路を次のように構成する。上記第1の解決手段の受信回
路において、前記第3のスイッチング素子をカレントミ
ラーする第5のスイッチング素子と、前記第4のスイッ
チング素子をカレントミラーする第6のスイッチング素
子を設ける。さらに、前記第6のスイッチング素子と高
電位側電源との間に前記第6のスイッチング素子をカレ
ントミラーする第1の逆タイプのスイッチング素子を挿
入し、前記第5のスイッチング素子と高電位側電源との
間に第2の逆タイプのスイッチング素子を挿入し、前記
第2の逆タイプのスイッチング素子で前記第1の逆タイ
プのスイッチング素子をカレントミラーするようにそれ
ぞれのゲートどうしを接続する。そして、前記第2の逆
タイプのスイッチング素子と第5のスイッチング素子と
の接続点を出力端子とする。第1の解決手段の受信回路
における第1および第2の出力端子は用いない。
【0015】第3のスイッチング素子をカレントミラー
するスイッチング素子と第4のスイッチング素子をカレ
ントミラーするスイッチング素子とをCMOSインバー
タ構成にするための工夫として、上記の第5および第6
のスイッチング素子と第1および第2の逆タイプのスイ
ッチング素子を設けてある。第5のスイッチング素子は
第3のスイッチング素子を直接にカレントミラーする。
第2の逆タイプのスイッチング素子は、第1の逆タイプ
のスイッチング素子および第6のスイッチング素子を介
して間接的に第4のスイッチング素子をカレントミラー
する。
【0016】この場合、電流で送る形態でデータ伝送で
きることに加えて、出力段をCMOSインバータ構成と
してあるので、出力電圧の振れ幅をVSS(低電位側電
源電位)付近からVDD(高電位側電源電位)付近まで
ダイナミックに振ることが可能となる。したがって、第
1の解決手段では出力の後段で必要となるレベルシフト
回路を省略することができる。また、出力端子は1つで
よい。
【0017】上記第2の解決手段において、好ましい態
様として、次のような構成を挙げることができる。すな
わち、送信回路における互いに反転した電圧信号を電流
に変換するオープンドレインの第1および第2のN型M
OSトランジスタにそれぞれ伝送線路を介して接続され
るべき第1および第2の入力端子と、第1の電流源にド
レインとゲートが接続され、前記第1の入力端子にソー
スが接続された第3のN型MOSトランジスタと、第2
の電流源にドレインとゲートが接続され、前記第2の入
力端子にソースが接続された第4のN型MOSトランジ
スタと備え、前記第3のN型MOSトランジスタのゲー
トと前記第4のN型MOSトランジスタのソースが接続
され、前記第4のN型MOSトランジスタのゲートと前
記第3のN型MOSトランジスタのソースが接続され、
前記第3のN型MOSトランジスタをカレントミラーす
る第5のN型MOSトランジスタと、前記第4のN型M
OSトランジスタをカレントミラーする第6のN型MO
Sトランジスタと、前記第6のN型MOSトランジスタ
のドレインにゲートとドレインが接続され電源にソース
が接続された第1のP型MOSトランジスタと、前記第
5のN型MOSトランジスタのドレインにドレインが接
続され電源にソースが接続され前記第1のP型MOSト
ランジスタのゲートにゲートが接続された第2のP型M
OSトランジスタとを備えている。
【0018】これは、上記第1の解決手段における前記
好ましい態様に対して、さらに、第5および第6のN型
MOSトランジスタと第1および第2のP型MOSトラ
ンジスタを付加したものとなっている。
【0019】この場合、電流で送る形態でデータ伝送で
きることに加えて、出力電圧の振れ幅をVSS付近から
VDD付近までダイナミックに振ることが可能となる。
【0020】第3の解決手段として、本発明は、受信回
路を次のように構成する。上記第2の解決手段の受信回
路において、前記第2の電流源と前記第4のスイッチン
グ素子との接続点と前記第3のスイッチング素子と前記
第1の入力端子との接続点との間に第7のスイッチング
素子を介挿する。この第7のスイッチング素子のゲート
は、前記第2の電流源と前記第4のスイッチング素子と
の接続点に接続する。また、前記第1の電流源と前記第
3のスイッチング素子との接続点と前記第4のスイッチ
ング素子と前記第2の入力端子との接続点との間に第8
のスイッチング素子を介挿する。この第8のスイッチン
グ素子もゲートは、前記第1の電流源と前記第3のスイ
ッチング素子との接続点に接続する。
【0021】この場合、第2の解決手段と同様に、電流
で送る形態でデータ伝送できることに加えて、出力段を
CMOSインバータ構成としてあるので、出力電圧の振
れ幅をVSS付近からVDD付近までダイナミックに振
ることが可能となり、また、出力端子は1つでよく、さ
らには、第7および第8のスイッチング素子により伝送
線路と受信回路内部の電位を分離し、伝送線路での電圧
振れ幅を小さくすることができ、カレントミラーしてい
る電圧の振れ幅も小さくできるため、電流電圧変換をよ
り高速に行うことができる。
【0022】上記第3の解決手段において、好ましい態
様として、次のような構成を挙げることができる。すな
わち、上記第2の解決手段における前記好ましい態様の
受信回路において、前記第4のN型MOSトランジスタ
のゲートにドレインとゲートが接続され、かつ、前記第
3のN型MOSトランジスタのソースにソースが接続さ
れた第7のN型MOSトランジスタと、前記第3のN型
MOSトランジスタのゲートにドレインとゲートが接続
され、かつ、前記第4のN型MOSトランジスタのソー
スにソースが接続された第8のN型MOSトランジスタ
とを備えている。
【0023】この場合、第7および第8のN型MOSト
ランジスタにより伝送線路での電圧振れ幅を小さくする
ことができ、カレントミラーしている電圧の振れ幅も小
さくできるため、電流電圧変換をより高速に行うことが
できる。
【0024】第4の解決手段として、本発明は、受信回
路を次のように構成する。上記第2または第3の解決手
段の受信回路において、前記第1の電流源と前記第3の
スイッチング素子との接続点および前記第2の電流源と
前記第4のスイッチング素子との接続点に接続されて、
これらの接続点の電位を所定範囲に制限する電圧制御手
段を設ける。
【0025】この場合の好ましい態様としては、次のよ
うにいうことができる。上記第2または第3の解決手段
における前記の各好ましい態様において、前記第1の電
流源と前記第3のN型MOSトランジスタとの接続点お
よび前記第2の電流源と前記第4のN型MOSトランジ
スタとの接続点に接続されて、これらの接続点の電位を
所定範囲に制限する電圧制御手段を設けてある。
【0026】電圧制御手段を設けることにより、送信回
路における第1および第2のスイッチング素子がともに
オフで第1の入力端子および第2の入力端子がともにオ
ープンの場合でも、入力電圧がVDD側に上がり切るこ
とがなく、入力オープン時の大電流の貫通電流を防止す
ることができる。
【0027】第5の解決手段として、本発明は、受信回
路を次のように構成する。上記第2または第3の解決手
段の受信回路において、上記第4の解決手段の前記電圧
制御手段として、前記第3のスイッチング素子のゲート
に接続され、このゲートの電位上昇に伴ってオンする第
9のスイッチング素子と、前記第9のスイッチング素子
に直列接続され前記電位上昇に伴ってオンする第10の
スイッチング素子と、前記第4のスイッチング素子のゲ
ートに接続され、前記第10のスイッチング素子をカレ
ントミラーする第11のスイッチング素子とを設ける。
【0028】この場合の好ましい態様としては、次のよ
うにいうことができる。上記第4の解決手段における前
記好ましい態様の前記電圧制御手段として、前記第3の
N型MOSトランジスタのゲートにゲートとドレインを
接続した第9のN型MOSトランジスタと、前記第9の
N型MOSトランジスタのソースにゲートとドレインを
接続した第10のN型MOSトランジスタと、前記第1
0のN型MOSトランジスタのゲートにゲートを接続
し、前記第4のN型MOSトランジスタのゲートにドレ
インを接続した第11のN型MOSトランジスタとを設
ける。
【0029】送信回路における第1および第2のスイッ
チング素子がともにオフで第1の入力端子および第2の
入力端子がともにオープンの場合でも、第9および第1
0のスイッチング素子のオンならびに第11のスイッチ
ング素子のオンにより、入力電圧がVDD側に上がり切
ることがなく、入力オープン時の大電流の貫通電流を防
止することができる。
【0030】さらに、第9および第10のスイッチング
素子に流れる電流を第11のスイッチング素子に流れる
電流より抑えるので、第3のスイッチング素子のゲート
電位は第4のスイッチング素子のゲート電位より高い状
態で安定する。第3のスイッチング素子をカレントミラ
ーする出力段の第5のスイッチング素子に流れる電流
を、第4のスイッチング素子をカレントミラーする第6
のスイッチング素子に流れる電流より多くすることがで
き、出力電圧をより低く抑えるため、次段の回路での貫
通電流発生を確実に抑制することができる。
【0031】第6の解決手段として、本発明は、受信回
路を次のように構成する。上記第2または第3の解決手
段の受信回路において、前記第1の電流源と前記第3の
スイッチング素子との間に介挿された第3の逆タイプの
トランジスタと、前記第2の電流源と前記第4のスイッ
チング素子との間に介挿された第4の逆タイプのトラン
ジスタと、前記第3のスイッチング素子と低電位側電源
との間に介挿された第1の抵抗と、前記第4のスイッチ
ング素子と低電位側電源との間に介挿された第2の抵抗
とを設ける。
【0032】この場合の好ましい態様として、次のよう
にいうことができる。前記第1の電流源と前記第3のN
型MOSトランジスタのドレインとの間に介挿された第
3のP型MOSトランジスタと、前記第2の電流源と前
記第4のN型MOSトランジスタのドレインとの間に介
挿された第4のP型MOSトランジスタと、前記第3の
MOSトランジスタと低電位側電源との間に介挿された
第1の抵抗と、前記第4のMOSトランジスタと低電位
側電源との間に介挿された第2の抵抗とを設ける。
【0033】この場合、データを受信する必要がないと
きには、受信回路の動作を止め、消費電流を削減するこ
とができる。なお、この受信回路は、集積回路化される
場合、一つの半導体基板に多数個が並設される。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかわる受信回路
の実施の形態について図面に基づいて詳細に説明する。
【0035】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1の受信回路を含む送受信インターフェースの構成を
示す回路図である。送受信インターフェースは、送信回
路a1と受信回路a2との組み合わせである。
【0036】図1に示すように、送信回路a1は、互い
に反転した信号を電流に変換するオープンドレインの第
1のN型MOSトランジスタN1と第2のN型MOSト
ランジスタN2を備えている。第1のN型MOSトラン
ジスタN1のドレインが接続されている送信回路a1の
第1の出力端子OUT1は第1の伝送線路T1を介して
受信回路a2の第1の入力端子IN1に接続されてい
る。また、第2のN型MOSトランジスタN2のドレイ
ンが接続されている送信回路a1の第2の出力端子OU
T2は第2の伝送線路T2を介して受信回路a2の第2
の入力端子IN2に接続されている。
【0037】受信回路a2は、第1の電流源I1と第2
の電流源I2と第3のN型MOSトランジスタN3と第
4のN型MOSトランジスタN4とを備えている。第3
のN型MOSトランジスタN3は、ドレインとゲートを
第1の電流源I1に接続し、ソースを送信回路a1の第
1のN型MOSトランジスタN1のドレインに接続の第
1の入力端子IN1に接続している。第4のN型MOS
トランジスタN4は、ドレインとゲートを第2の電流源
I2に接続し、ソースを送信回路a1の第2のN型MO
SトランジスタN2のドレインに接続の第2の入力端子
IN2に接続している。第3のN型MOSトランジスタ
N3のゲートを第4のN型MOSトランジスタN4のソ
ースに接続し、第4のN型MOSトランジスタN4のゲ
ートを第3のN型MOSトランジスタN3のソースに接
続し、第3のN型MOSトランジスタN3のゲートを第
1の出力端子V1と、第4のN型MOSトランジスタN
4のゲートを第2の出力端子V2としている。
【0038】受信回路a2は、送信回路a1に流れる電
流を電圧に変換するものである。第1の電流源I1およ
び第2の電流源I2は定電流電源である。
【0039】以上のように構成された受信回路a2を含
む送受信インターフェースについて、以下にその動作を
説明する。
【0040】まず、最適な第1の電流源I1および第2
の電流源I2が与えられているとする。
【0041】そこで、送信回路a1において、第1のN
型MOSトランジスタN1にH電圧、第2のN型MOS
トランジスタN2にL電圧が与えられると、第1のN型
MOSトランジスタN1がオンし、第2のN型MOSト
ランジスタN2がオフする。第1のN型MOSトランジ
スタN1がオンして、第2の電流源I2の電流を十分引
き込むと、出力V2はLレベルとなる。このとき、第4
のN型MOSトランジスタN4はオフする。第3のN型
MOSトランジスタN3のゲート電位は、第1のN型M
OSトランジスタN1に第1の電流源I1の電流が引き
込まれ、第1の電流源I1の電流を流す最適な電圧レベ
ルで安定する。
【0042】逆に、送信回路a1において、第1のN型
MOSトランジスタN1にL電圧、第2のN型MOSト
ランジスタN2にH電圧が与えられると、第1のN型M
OSトランジスタN1がオフし、第2のN型MOSトラ
ンジスタN2がオンする。第2のN型MOSトランジス
タN2がオンして、第1の電流源I1の電流を十分引き
込むと、出力V1はLレベルとなる。このとき、第3の
N型MOSトランジスタN3はオンからオフへと遷移す
る。第4のN型MOSトランジスタN4のゲート電位
は、第2のN型MOSトランジスタN2に第2の電流源
I2の電流が引き込まれ、第2の電流源I2の電流を流
す最適な電圧レベルで安定する。
【0043】以上のように、受信側からみると、送信側
の電流の引き込みに応じて出力V1、出力V2の電圧を
発生させる電流電圧変換回路の機能を有する。電流で送
る形態でデータ伝送するので、伝送線路の電圧変動が抑
制され、EMIを低減することができる。また、ノイズ
に対する耐性を強化することができる。
【0044】(実施の形態2)図2は本発明の実施の形
態2の受信回路を含む送受信インターフェースの構成を
示す回路図である。
【0045】本実施の形態の受信回路a2が図1に示す
実施の形態1の受信回路と異なる点は、第5のN型MO
SトランジスタN5、第6のN型MOSトランジスタN
6、第1のP型MOSトランジスタP1および第2のP
型MOSトランジスタP2を付加している点である。
【0046】第5のN型MOSトランジスタN5は第3
のN型MOSトランジスタN3をカレントミラーし、第
6のN型MOSトランジスタN6は第4のN型MOSト
ランジスタN4をカレントミラーし、第1のP型MOS
トランジスタP1は第6のN型MOSトランジスタN6
をカレントミラーし、第2のP型MOSトランジスタP
2は第1のP型MOSトランジスタP1をカレントミラ
ーし、第1のP型MOSトランジスタP1と第5のN型
MOSトランジスタN5のドレインどうしを接続し、こ
の共通接続のドレインを電圧の出力端子VOUTとして
いる。
【0047】第5のN型MOSトランジスタN5は、そ
のゲートが第3のN型MOSトランジスタN3のゲート
に接続され、そのソースは接地されている。第6のN型
MOSトランジスタN6は、そのゲートが第4のN型M
OSトランジスタN4のゲートに接続され、そのソース
は接地され、そのドレインは第1のP型MOSトランジ
スタP1および第2のP型MOSトランジスタP2のゲ
ートに接続されている。第1のP型MOSトランジスタ
P1および第2のP型MOSトランジスタP2のソース
は高電位側電源のVDDに接続され、ゲートどうしが接
続されている。その他の構成については、実施の形態1
と同様であるので同一部分に同一符号を付すにとどめ、
説明を省略する。
【0048】以上のように構成された受信回路a2を含
む送受信インターフェースについて、以下にその動作を
説明する。
【0049】まず、第3のN型MOSトランジスタN3
および第4のN型MOSトランジスタN4には最適な電
流値の電流が第1の電流源I1および第2の電流源I2
より与えられているとする。
【0050】そこで、送信回路a1において、第1のN
型MOSトランジスタN1にH電圧、第2のN型MOS
トランジスタN2にL電圧が与えられると、第1のN型
MOSトランジスタN1がオンし、第2のN型MOSト
ランジスタN2がオフする。第1のN型MOSトランジ
スタN1がオンして、第2の電流源I2の電流を十分引
き込むと、ノードV2はLレベルになる。このとき、第
4のN型MOSトランジスタN4はオフし、電流を流さ
ない。第3のN型MOSトランジスタN3のゲート電位
は、第1のN型MOSトランジスタN1に第1の電流源
I1の電流が引き込まれ、第1の電流源I1の電流を流
す最適な電圧レベルで安定する。
【0051】第2のP型MOSトランジスタP2は第1
のP型MOSトランジスタP1の電流をカレントミラー
し、第1のP型MOSトランジスタP1は第6のN型M
OSトランジスタN6の電流をカレントミラーし、第6
のN型MOSトランジスタN6は第4のN型MOSトラ
ンジスタN4の電流をカレントミラーすることから、第
2のP型MOSトランジスタP2は電流を流さない。第
5のN型MOSトランジスタN5は第3のN型MOSト
ランジスタN3の電流をカレントミラーし、第1の電流
源I1の電流を流す。結果として、出力端子VOUTは
Lレベルとなる。
【0052】逆に、送信回路a1において、第1のN型
MOSトランジスタN1にL電圧、第2のN型MOSト
ランジスタN2にH電圧が与えられると、第1のN型M
OSトランジスタN1はオフし、第2のN型MOSトラ
ンジスタN2がオンする。第2のN型MOSトランジス
タN2がオンして、第1の電流源I1の電流を十分引き
込むと、ノードV1はLレベルになる。このとき、第3
のN型MOSトランジスタN3はオフし、電流を流さな
い。第4のN型MOSトランジスタN4のゲート電位
は、第2のN型MOSトランジスタN2に第2の電流源
I2の電流が引き込まれ、第2の電流源I2の電流を流
す最適な電圧レベルで安定する。
【0053】上記同様に、第2のP型MOSトランジス
タP2は結果的に第4のN型MOSトランジスタN4の
電流をカレントミラーすることから、第2のP型MOS
トランジスタP2には第2の電流源I2の電流が流れ
る。第5のN型MOSトランジスタN5は第3のN型M
OSトランジスタN3の電流をカレントミラーすること
から、電流は流れない。結果として、出力端子VOUT
はHレベルとなる。
【0054】以上のように、受信側からみると送信側の
電流の引き込みに応じて出力端子VOUTにHまたはL
の電圧を発生させる電流電圧変換回路の機能を有する。
さらに、出力端子VOUTの電圧はGNDからVDDま
でダイナミックに振ることができる。
【0055】(実施の形態3)図3は本発明の実施の形
態3の受信回路を含む送受信インターフェースの構成を
示す回路図である。
【0056】本実施の形態の受信回路a2が図2に示す
実施の形態2の受信回路と異なる点は、第7のN型MO
SトランジスタN7および第8のN型MOSトランジス
タN8を付加している点である。
【0057】第7のN型MOSトランジスタN7は、そ
のソースを第3のN型MOSトランジスタN3のソース
に接続し、そのドレインとゲートを第4のN型MOSト
ランジスタN4のドレインに接続している。第8のN型
MOSトランジスタN8は、そのソースを第4のN型M
OSトランジスタN4のソースに接続し、そのドレイン
とゲートを第3のN型MOSトランジスタN3のドレイ
ンに接続している。その他の構成については、実施の形
態2と同様であるので同一部分に同一符号を付すにとど
め、説明を省略する。
【0058】以上のように構成された送受信インターフ
ェースについて、以下にその動作を説明する。
【0059】まず、最適な電流値が第1の電流源I1お
よび第2の電流源I2より与えられているとする。この
とき、第1の電流源I1による電流値と第2の電流源I
2の電流値は同等とする。
【0060】そこで、送信回路a1において、第1のN
型MOSトランジスタN1にH電圧、第2のN型MOS
トランジスタN2にL電圧が与えられると、第1のN型
MOSトランジスタN1はオンし、第2のN型MOSト
ランジスタN2がオフする。第1のN型MOSトランジ
スタN1がオンすることで、第3のN型MOSトランジ
スタN3のゲート電位は第1の電流源I1の電流を引き
込み、ノードV1は第1の電流源I1の電流を流す最適
な電圧レベルで安定する。また、第7のN型MOSトラ
ンジスタN7のゲート電位は第2の電流源I2の電流を
引き込み、ノードV2は第2の電流源I2の電流を流す
最適な電圧レベルで安定する。
【0061】第8のN型MOSトランジスタN8は、第
2のN型MOSトランジスタN2がオフしていることか
ら電流を流さない。
【0062】ここで、第7のN型MOSトランジスタN
7のトランジスタサイズのW/L比を第3、第5、第6
のN型MOSトランジスタN3,N5,N6のW/L比
のn倍になるように設計することで、第6のN型MOS
トランジスタN6に流れる電流は1/n倍される。第6
のN型MOSトランジスタN6の電流を第1のP型MO
SトランジスタP1がカレントミラーし、さらに第1の
P型MOSトランジスタP1の電流を第2のP型MOS
トランジスタP2がカレントミラーする。また、第5の
N型MOSトランジスタN5は第3のN型MOSトラン
ジスタN3の電流をカレントミラーする。その結果、第
2のP型MOSトランジスタP2の電流値は、第5のN
型MOSトランジスタN5の1/n倍となり、出力端子
VOUTはVSSへと下降する。
【0063】逆に、第1のN型MOSトランジスタN1
にL電圧、第2のN型MOSトランジスタN2にH電圧
が与えられると、第1のN型MOSトランジスタN1は
オフし、第2のN型MOSトランジスタN2がオンす
る。第2のN型MOSトランジスタN2がオンすること
で、第4のN型MOSトランジスタN4のゲート電位は
第2の電流源I2の電流を引き込み、ノードV2は第2
の電流源I2の電流を流す最適な電圧レベルで安定す
る。また、第8のN型MOSトランジスタN8のゲート
電位は第1の電流源I1の電流を引き込み、ノードV1
は第1の電流源I1の電流を流す最適な電圧レベルで安
定する。第7のN型MOSトランジスタN7は第1のN
型MOSトランジスタN1がオフしていることから電流
を流さない。
【0064】ここで、第8のN型MOSトランジスタN
8のトランジスタサイズのW/L比を第4、第5、第6
のN型MOSトランジスタN4,N5,N6のトランジ
スタのW/L比のn倍になるように設計することで、第
5のN型MOSトランジスタN5に流れる電流は1/n
倍される。また、第4のN型MOSトランジスタN4の
電流を第6のN型MOSトランジスタN6がカレントミ
ラーし、第6のN型MOSトランジスタN6の電流を第
1のP型MOSトランジスタP1がカレントミラーし、
第1のP型MOSトランジスタP1の電流を第2のP型
MOSトランジスタP2がカレントミラーする。その結
果、第5のN型MOSトランジスタN5の電流は第2の
P型MOSトランジスタP2の1/n倍となり、出力端
子VOUTはVDDへと上昇する。
【0065】以上のように、受信側からみると送信側の
電流の引き込みに応じて出力端子VOUTにHまたはL
の電圧を発生させる電流電圧変換回路の機能を有する。
また、第7および第8のN型MOSトランジスタN7,
N8により伝送線路T1,T2と受信回路内部の電位を
分離し、伝送線路での電圧振れ幅を小さくすることがで
き、ノードV1,V2の電圧変動は少ないため、電流電
圧変換をより高速に行うことができる。
【0066】(実施の形態4)図4は本発明の実施の形
態4の受信回路を含む送受信インターフェースの構成を
示す回路図である。
【0067】実施の形態2の図2の回路構成では、もし
第1のN型MOSトランジスタN1および第2のN型M
OSトランジスタN2のゲート信号がともにLレベルと
なって、第1の入力端子IN1および第2の入力端子I
N2がともにオープンとなった場合には、ノードV1,
V2の電位がともに上昇し、次段のカレントミラーで大
きな貫通電流が流れるおそれがある。
【0068】本実施の形態は、このような不都合を防止
する電圧制御回路41をノードV1,V2に追加した回
路構成である。その他の構成については図2の場合と同
様であるので、同一部分に同一符号を付すにとどめ、説
明を省略する。
【0069】以上のように構成された受信回路a2を含
む送受信インターフェースについて、以下にその動作を
説明する。
【0070】電圧制御回路41がない場合には、第1の
N型MOSトランジスタN1および第2のN型MOSト
ランジスタN2のゲート信号がともにLレベルになる
と、第1の入力端子IN1および第2の入力端子IN2
がともにオープンとなり、第1の電流源I1および第2
の電流源I2の電流供給によりノードV1,V2の電位
がともに上昇する。よって、次段の第5のN型MOSト
ランジスタN5および第6のN型MOSトランジスタN
6のゲート電位が上昇することにより、大電流を発生し
た状態で安定する。
【0071】しかし、電圧制御回路41を有する本実施
の形態の場合には、ノードV1,V2の電位がある一定
以上にならないように制限することにより、次段の第5
のN型MOSトランジスタN5および第6のN型MOS
トランジスタN6が大電流を流すのを抑制する働きを持
つ。
【0072】(実施の形態5)図5は本発明の実施の形
態5の受信回路を含む送受信インターフェースの構成を
示す回路図である。
【0073】本実施の形態は、図4で示した電圧制御回
路41の具体的な一例を示すものである。すなわち、実
施の形態2の図2に示す回路において、ノードV1とノ
ードV2とに対して電圧制御回路41を接続している。
電圧制御回路41は、ノードV1にゲートとドレインを
接続した第9のN型MOSトランジスタN9と、第9の
N型MOSトランジスタN9のソースにゲートとドレイ
ンを接続した第10のN型MOSトランジスタN10
と、ノードV2にドレインを接続した第11のN型MO
SトランジスタN11とを備え、第10のN型MOSト
ランジスタN10と第11のN型MOSトランジスタN
11のゲートどうしを接続した構成となっている。その
他の構成については図4の場合と同様であるので、同一
部分に同一符号を付すにとどめ、説明を省略する。
【0074】以上のように構成された受信回路a2を含
む送受信インターフェースについて、以下にその動作を
説明する。
【0075】送信回路a1において、第1のN型MOS
トランジスタN1および第2のN型MOSトランジスタ
N2にともにL電圧が与えられたとすると、第1のN型
MOSトランジスタN1および第2のN型MOSトラン
ジスタN2はともにオフし、電流を流さない。この場合
には、ノードV1,V2の電位が第1および第2の電流
源I1,I2からの電流供給により上昇する。よって、
ノードV1の電圧が第9および第10のN型MOSトラ
ンジスタN9,N10のしきい値Vtを超えると、第9
および第10のN型MOSトランジスタN9,N10が
オンし、その結果、第9および第10のN型MOSトラ
ンジスタN9,N10を介して第1の電流源I1の電流
を流し、ノードV1の電位上昇を抑制する。さらに、第
11のN型MOSトランジスタN11が第10のN型M
OSトランジスタN10の電流をカレントミラーし、ノ
ードV2の電位上昇も抑制する。
【0076】しかも、トランジスタ数の相違により、ノ
ードV1,V2の電位上昇を抑制した状態の安定点でノ
ードV1の電位の方がノードV2の電位より高いため、
次段の第5のN型MOSトランジスタN5と第6のN型
MOSトランジスタN6では、第5のN型MOSトラン
ジスタN5の方がより多くの電流を流す。よって、出力
端子VOUTはより強くVSSレベルとなり、出力端子
VOUTより次段の回路で貫通電流が発生するのを抑制
する。
【0077】また、第1のN型MOSトランジスタN1
にH電圧、第2のN型MOSトランジスタN2にL電圧
が与えられた場合は、ノードV1の電位は、追加した第
9および第10のN型MOSトランジスタN9,N10
のNチャンネルカスケードのしきい値Vtを超えるに至
らず、電圧制御回路41は動作しない。よって、図2で
説明した動作と同様である。第1のN型MOSトランジ
スタN1がL電圧、第2のN型MOSトランジスタN2
がH電圧の場合も同様である。
【0078】(実施の形態6)図6は本発明の実施の形
態6の受信回路を含む送受信インターフェースの構成を
示す回路図である。
【0079】本実施の形態は、実施の形態3の図3に示
す回路において、ノードV1とノードV2とに対して電
圧制御回路41を接続している。電圧制御回路41は、
実施の形態5の場合の図5と同じである。その他の構成
についても図3の場合と同様であるので、同一部分に同
一符号を付すにとどめ、説明を省略する。
【0080】以上のように構成された受信回路a2を含
む送受信インターフェースについて、以下にその動作を
説明する。
【0081】送信回路a1において、第1のN型MOS
トランジスタN1および第2のN型MOSトランジスタ
N2にともにL電圧が与えられたとすると、第1のN型
MOSトランジスタN1および第2のN型MOSトラン
ジスタN2はともにオフし、電流を流さない。この場合
には、ノードV1,V2の電位が第1および第2の電流
源I1,I2からの電流供給により上昇する。よって、
ノードV1の電圧が第9および第10のN型MOSトラ
ンジスタN9,N10のしきい値Vtを超えると、第9お
よび第10のN型MOSトランジスタN9,N10がオ
ンし、その結果、第9および第10のN型MOSトラン
ジスタN9,N10を介して第1の電流源I1の電流を
流し、ノードV1の電位上昇を抑制する。さらに、第1
1のN型MOSトランジスタN11が第10のN型MO
SトランジスタN10の電流をカレントミラーし、ノー
ドV2の電位上昇も抑制する。
【0082】しかも、トランジスタ数の相違からノード
V1,V2の電位上昇を抑制した状態の安定点でノード
V1の電位の方がノードV2の電位より高いため、次段
の第5のN型MOSトランジスタN5と第6のN型MO
SトランジスタN6では、第5のN型MOSトランジス
タN5の方がより多くの電流を流す。よって、出力端子
VOUTはより強くVSSレベルとなり、出力端子VO
UTより次段の回路で貫通電流が発生するのも抑制す
る。
【0083】また、第1のN型MOSトランジスタN1
にH電圧、第2のN型MOSトランジスタN2にL電圧
が与えられた場合は、ノードV1の電位は、追加した第
9および第10のN型MOSトランジスタN9,N10
のNチャンネルカスケードのしきい値Vtを超えるに至
らず、電圧制御回路41は動作しない。よって、図3で
説明した動作と同様である。第1のN型MOSトランジ
スタN1がL電圧、第2のN型MOSトランジスタN2
がH電圧の場合も同様である。
【0084】(実施の形態7)図7は本発明の実施の形
態7の受信回路を含む送受信インターフェースの構成を
示す回路図である。
【0085】本実施の形態は、実施の形態2の図2に示
す回路において、第1の電流源I1と第3のN型MOS
トランジスタN3の間に新たに制御信号VSをゲートに
接続した定電流遮断用の第3のP型MOSトランジスタ
P3を接続し、同様に第2の電流源I2と第4のN型M
OSトランジスタN4の間に新たに制御信号VSをゲー
トに接続した定電流遮断用の第4のP型MOSトランジ
スタP4を接続し、第3のN型MOSトランジスタN3
のソースとVSSの間に第1の高抵抗71を接続し、第
4のN型MOSトランジスタN4のソースとVSSの間
に第2の高抵抗72を接続した回路構成としている。そ
の他の構成については図2の場合と同様であるので、同
一部分に同一符号を付すにとどめ、説明を省略する。
【0086】以上のように構成された受信回路a2を含
む送受信インターフェースについて、以下にその動作を
説明する。
【0087】通常の動作時には、制御信号VSをLレベ
ルとすることにより定電流遮断用の第3のP型MOSト
ランジスタP3および第4のP型MOSトランジスタP
4をともにオン状態とする。その場合は、実施の形態2
の図2で説明したのと同様の動作となる。
【0088】次に、制御信号VSをHレベルとすること
により定電流遮断用の第3のP型MOSトランジスタP
3および第4のP型MOSトランジスタP4をともにオ
フ状態にすると、第1および第2の電流源I1,I2が
遮断され、動作不要時の電流を削減することができる。
このとき、第1および第2の高抵抗71,72を介して
ノードV1,V2の電位が下げられるため、次段の回路
で貫通電流が発生するのも防止する。
【0089】特に、液晶ドライバでは、パネル上に液晶
ドライバが複数個並べられ、必要なデータを受信する
と、次段のドライバがデータを受信する。そのとき、受
信し終わった液晶ドライバはデータを受信する必要がな
いため、消費電流削減のため電流を止める必要がある。
図7の回路は、受信し終わった後に電流を遮断し、無駄
な電流を削減することが可能となる。
【0090】(実施の形態8)図8は本発明の実施の形
態8の受信回路を含む送受信インターフェースの構成を
示す回路図である。
【0091】本実施の形態は、実施の形態3の図3に示
す回路において、第1の電流源I1と第3のN型MOS
トランジスタN3の間に新たに制御信号VSをゲートに
接続した定電流遮断用の第3のP型MOSトランジスタ
P3を接続し、同様に第2の電流源I2と第4のN型M
OSトランジスタN4の間に新たに制御信号VSをゲー
トに接続した定電流遮断用の第4のP型MOSトランジ
スタP4を接続し、第3のN型MOSトランジスタN3
のソースとVSSの間に第1の高抵抗71を接続し、第
4のN型MOSトランジスタN4のソースとVSSの間
に第2の高抵抗72を接続した回路構成としている。そ
の他の構成については図3の場合と同様であるので、同
一部分に同一符号を付すにとどめ、説明を省略する。
【0092】以上のように構成された受信回路a2を含
む送受信インターフェースについて、以下にその動作を
説明する。
【0093】通常の動作時には、制御信号VSをLレベ
ルとすることにより定電流遮断用の第3のP型MOSト
ランジスタP3および第4のP型MOSトランジスタP
4をともにオン状態とする。その場合は、実施の形態3
の図3で説明したのと同様の動作となる。
【0094】次に、制御信号VSをHレベルとすること
により定電流遮断用の第3のP型MOSトランジスタP
3および第4のP型MOSトランジスタP4をともにオ
フ状態にすると、第1および第2の流電源I1,I2が
遮断され、動作不要時の電流を削減することができる。
このとき、第1および第2の高抵抗71,72を介して
ノードV1,V2の電位が下げられるため、次段の回路
で貫通電流が発生するのも防止する。また、実施の形態
7の場合と同様に、液晶ドライバにおいて、受信し終わ
った後に電流を遮断し、無駄な電流を削減することが可
能となる。
【0095】
【発明の効果】本発明の受信回路によれば、入力した電
流を電圧に変換する機能を有するため、電流で送る形態
でデータ伝送を行うことができ、したがって、伝送線路
の電圧変動が抑制され、EMI(電磁波妨害)を低減す
ることができる。また、ノイズに対する耐性を強化する
ことができる。
【0096】また、電流で伝送されたデータを電圧に変
換することができ、変換された電圧は低電位側電源と高
電位側電源との電源電圧間でダイナミックに振幅させる
ことができ、出力の後段ではレベルシフト回路が不要と
なる。
【0097】また、伝送線路と受信回路内部の電位を分
離しているため、電圧変動が少ない。よって、高速化が
容易となる。
【0098】また、入力がオープンになる場合があって
も大電流を流すことがない。
【0099】また、動作不要時の電流を遮断し、消費電
力を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1の受信回路を含む送受
信インタフェースの構成を示す回路図
【図2】 本発明の実施の形態2の受信回路を含む送受
信インタフェースの構成を示す回路図
【図3】 本発明の実施の形態3の受信回路を含む送受
信インタフェースの構成を示す回路図
【図4】 本発明の実施の形態4の受信回路を含む送受
信インタフェースの構成を示す回路図
【図5】 本発明の実施の形態5の受信回路を含む送受
信インタフェースの構成を示す回路図
【図6】 本発明の実施の形態6の受信回路を含む送受
信インタフェースの構成を示す回路図
【図7】 本発明の実施の形態7の受信回路を含む送受
信インタフェースの構成を示す回路図
【図8】 本発明の実施の形態8の受信回路を含む送受
信インタフェースの構成を示す回路図
【図9】 従来の受信回路を示す回路図
【符号の説明】
a1 送信回路 a2 受信回路 N1〜N11 N型MOSトランジスタ P1〜P4 P型MOSトランジスタ I1,I2 電流源 VOUT 受信回路の出力端子 T1,T2 伝送線路 41 電圧制御回路 71,72 高抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/36 H04B 15/02 5K052 H04B 15/02 H04L 25/02 R H04L 25/02 H04N 5/66 102B H04N 5/66 102 H03K 19/00 101K Fターム(参考) 5C006 AF69 BB11 BC24 BF16 BF25 BF27 BF33 BF34 BF46 EB05 FA13 FA32 FA43 FA46 FA47 5C058 AA06 BA01 BA33 BB25 5C080 AA10 BB05 DD08 DD12 DD24 DD26 JJ02 JJ03 5J056 AA01 AA11 BB02 BB17 BB26 CC00 CC01 CC02 DD13 DD28 EE03 EE07 FF09 5K029 AA02 AA11 BB03 CC01 DD02 EE02 HH01 5K052 AA02 BB15 DD07 GG03 GG55

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信回路における互いに反転した電圧信
    号を電流に変換する第1および第2のスイッチング素子
    にそれぞれ第1および第2の伝送線路を介して接続され
    るべき第1および第2の入力端子と、 第1および第2の電流源と、 前記第1の電流源と前記第1の入力端子との間に介挿さ
    れた第3のスイッチング素子と、 前記第2の電流源と前記第2の入力端子との間に介挿さ
    れた第4のスイッチング素子と、 前記第1の電流源と前記第3のスイッチング素子との接
    続点に接続された第1の出力端子と、 前記第2の電流源と前記第4のスイッチング素子との接
    続点に接続された第2の出力端子とを備え、 前記第1の出力端子が前記第3のスイッチング素子のゲ
    ートに接続され、さらに前記第4のスイッチング素子と
    前記第2の入力端子との接続点に接続され、 前記第2の出力端子が前記第4のスイッチング素子のゲ
    ートに接続され、さらに前記第3のスイッチング素子と
    前記第1の入力端子との接続点に接続されている受信回
    路。
  2. 【請求項2】 送信回路における互いに反転した電圧信
    号を電流に変換するオープンドレインの第1および第2
    のN型MOSトランジスタにそれぞれ第1および第2の
    伝送線路を介して接続されるべき第1および第2の入力
    端子と、 第1の電流源にドレインとゲートが接続され、前記第1
    の入力端子にソースが接続された第3のN型MOSトラ
    ンジスタと、 第2の電流源にドレインとゲートが接続され、前記第2
    の入力端子にソースが接続された第4のN型MOSトラ
    ンジスタと備え、 前記第3のN型MOSトランジスタのゲートと前記第4
    のN型MOSトランジスタのソースが接続され、前記第
    4のN型MOSトランジスタのゲートと前記第3のN型
    MOSトランジスタのソースが接続され、前記第3のN
    型MOSトランジスタのドレインが前記第1の出力端子
    に接続され、前記第4のN型MOSトランジスタのドレ
    インが前記第2の出力端子に接続されている受信回路。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の受信回路において、 前記第3のスイッチング素子をカレントミラーする第5
    のスイッチング素子と、 前記第4のスイッチング素子をカレントミラーする第6
    のスイッチング素子と、 前記第6のスイッチング素子と高電位側電源との間に介
    挿され前記第6のスイッチング素子をカレントミラーす
    る第1の逆タイプのスイッチング素子と、 前記第5のスイッチング素子と高電位側電源との間に介
    挿された第2の逆タイプのスイッチング素子と、 前記第2の逆タイプのスイッチング素子と前記第5のス
    イッチング素子との接続点に接続された出力端子とを備
    え、 前記第2の逆タイプのスイッチング素子で前記第1の逆
    タイプのスイッチング素子をカレントミラーするように
    それぞれのゲートどうしを接続してある受信回路。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の受信回路において、 前記第3のN型MOSトランジスタをカレントミラーす
    る第5のN型MOSトランジスタと、 前記第4のN型MOSトランジスタをカレントミラーす
    る第6のN型MOSトランジスタと、 前記第6のN型MOSトランジスタのドレインにゲート
    とドレインが接続され電源にソースが接続された第1の
    P型MOSトランジスタと、 前記第5のN型MOSトランジスタのドレインにドレイ
    ンが接続され電源にソースが接続され前記第1のP型M
    OSトランジスタのゲートにゲートが接続された第2の
    P型MOSトランジスタと、 前記第2のP型MOSトランジスタと前記第5のN型M
    OSトランジスタとの接続点に接続された出力端子とを
    備えている受信回路。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の受信回路において、 前記第2の電流源と前記第4のスイッチング素子との接
    続点と前記第3のスイッチング素子と前記第1の入力端
    子との接続点との間に介挿され、ゲートが前記第2の電
    流源と前記第4のスイッチング素子との接続点に接続さ
    れた第7のスイッチング素子と、 前記第1の電流源と前記第3のスイッチング素子との接
    続点と前記第4のスイッチング素子と前記第2の入力端
    子との接続点との間に介挿され、ゲートが前記第1の電
    流源と前記第3のスイッチング素子との接続点に接続さ
    れた第8のスイッチング素子とを備えている受信回路。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の受信回路において、 前記第4のN型MOSトランジスタのゲートにドレイン
    とゲートが接続され、かつ、前記第3のN型MOSトラ
    ンジスタのソースにソースが接続された第7のN型MO
    Sトランジスタと、 前記第3のN型MOSトランジスタのゲートにドレイン
    とゲートが接続され、かつ、前記第4のN型MOSトラ
    ンジスタのソースにソースが接続された第8のN型MO
    Sトランジスタとを備えている受信回路。
  7. 【請求項7】 請求項3または請求項5に記載の受信回
    路において、 前記第1の電流源と前記第3のスイッチング素子との接
    続点および前記第2の電流源と前記第4のスイッチング
    素子との接続点に接続されて、これらの接続点の電位を
    所定範囲に制限する電圧制御手段を備えている受信回
    路。
  8. 【請求項8】 請求項4または請求項6に記載の受信回
    路において、 前記第1の電流源と前記第3のN型MOSトランジスタ
    との接続点および前記第2の電流源と前記第4のN型M
    OSトランジスタとの接続点に接続されて、これらの接
    続点の電位を所定範囲に制限する電圧制御手段を備えて
    いる受信回路。
  9. 【請求項9】 請求項3または請求項5に記載の受信回
    路において、請求項7に記載の前記電圧制御手段とし
    て、 前記第3のスイッチング素子のゲートに接続され、この
    ゲートの電位上昇に伴ってオンする第9のスイッチング
    素子と、 前記第9のスイッチング素子に直列接続され前記電位上
    昇に伴ってオンする第10のスイッチング素子と、 前記第4のスイッチング素子のゲートに接続され、前記
    第10のスイッチング素子をカレントミラーする第11
    のスイッチング素子とを備えている受信回路。
  10. 【請求項10】 請求項4または請求項6に記載の受信
    回路において、請求項8に記載の前記電圧制御手段とし
    て、 前記第3のN型MOSトランジスタのゲートにゲートと
    ドレインを接続した第9のN型MOSトランジスタと、 前記第9のN型MOSトランジスタのソースにゲートと
    ドレインを接続した第10のN型MOSトランジスタ
    と、 前記第10のN型MOSトランジスタのゲートにゲート
    を接続し、前記第4のN型MOSトランジスタのゲート
    にドレインを接続した第11のN型MOSトランジスタ
    とを備えている受信回路。
  11. 【請求項11】 請求項3または請求項5に記載の受信
    回路において、 前記第1の電流源と前記第3のスイッチング素子との間
    に介挿された第3の逆タイプのトランジスタと、 前記第2の電流源と前記第4のスイッチング素子との間
    に介挿された第4の逆タイプのトランジスタと、 前記第3のスイッチング素子と低電位側電源との間に介
    挿された第1の抵抗と、 前記第4のスイッチング素子と低電位側電源との間に介
    挿された第2の抵抗とを備えている受信回路。
  12. 【請求項12】 請求項4または請求項6に記載の受信
    回路において、 前記第1の電流源と前記第3のN型MOSトランジスタ
    のドレインとの間に介挿された第3のP型MOSトラン
    ジスタと、 前記第2の電流源と前記第4のN型MOSトランジスタ
    のドレインとの間に介挿された第4のP型MOSトラン
    ジスタと、 前記第3のMOSトランジスタと低電位側電源との間に
    介挿された第1の抵抗と、 前記第4のMOSトランジスタと低電位側電源との間に
    介挿された第2の抵抗とを備えている受信回路。
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