JP2003224130A - シリコンウェーハの製造方法及びシリコンウェーハ - Google Patents

シリコンウェーハの製造方法及びシリコンウェーハ

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JP2003224130A
JP2003224130A JP2002019920A JP2002019920A JP2003224130A JP 2003224130 A JP2003224130 A JP 2003224130A JP 2002019920 A JP2002019920 A JP 2002019920A JP 2002019920 A JP2002019920 A JP 2002019920A JP 2003224130 A JP2003224130 A JP 2003224130A
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silicon
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JP2002019920A
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Takashi Shibayama
隆 柴山
Yoshio Murakami
義男 村上
Takayuki Shingyouchi
隆之 新行内
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Sumitomo Mitsubishi Silicon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 OSF等を核とした残留結晶欠陥、研磨等の
機械的加工に起因する残留加工起因欠陥等による不良点
を低減することにより、GOI特性に優れたシリコンウ
ェーハの製造方法及びシリコンウェーハを提供する。 【解決手段】 本発明のシリコンウェーハの製造方法
は、シリコン単結晶インゴットの格子間シリコン型点欠
陥の凝集体及び空孔型点欠陥の凝集体が存在しないパー
フェクト領域P及びリング状酸化誘起積層欠陥の発生す
る領域Rを含むパーフェクト領域から切り出されたシリ
コンウェーハに、水素、アルゴン、またはそれらの混合
ガス雰囲気中にて急速加熱・急速冷却の熱処理を施すこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリコンウェーハ
の製造方法及びシリコンウェーハに係り、特に詳しく
は、酸化誘起積層欠陥(oxidation induced stacking f
ault:OSF)等を核とした残留結晶欠陥、研磨等の機
械的加工に起因する残留加工起因欠陥等による不良点を
低減することにより、シリコンウェーハに形成された薄
い酸化膜の信頼性(Gate Oxide Integrity:GOI)に
優れたシリコンウェーハの製造方法及びシリコンウェー
ハに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、シリコンウェーハにおいては、シ
リコン結晶中の結晶成長導入(grown-in)欠陥がGOI
を劣化させることが明らかになって以来、この結晶成長
導入(grown-in)欠陥を低減するために、多くの試みが
なされてきた。特に、シリコン単結晶を完全結晶化する
ために、単結晶引き上げの際のV/Gを制御すること
で、欠陥が無い完全結晶を成長させる技術が実用化され
ている。完全結晶のシリコンウェーハとしては、例え
ば、結晶に起因するパーティクル(Crystal Originated
Particle:COP)、フローパターン欠陥(flow patt
ern defect:FPD)等のボイド(Void )欠陥、転位
等の結晶欠陥を有しないシリコンウェーハが実用化され
ている。
【0003】また、表面のバルク起因欠陥(COP,F
PD)を消滅させ、極めて良好なGOIを実現するウェ
ーハ処理技術として、電気炉を用いて、Ar等の不活性
雰囲気中、あるいは水素中で熱処理する技術も提案され
ている。また、近年、高温での急熱・急冷処理によって
空孔を注入し、酸素析出をエンハンス技術が広く提案さ
れている。例えば、シリコンウェーハに、窒素中あるい
は酸素中にて急速加熱・急速冷却の熱処理(Rapid Ther
mal Annealing:RTA)を施すことにより、酸素析出
量を増加させるプロセスが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た完全結晶のシリコンウェーハでは、基本的にCOP、
転位はフリーであるが、僅かな成長条件の変化により、
OSF核等の残留結晶欠陥が存在し、この残留結晶欠陥
がGOIを劣化させるという問題点があった。また、ウ
ェーハ加工プロセスによる残留欠陥もGOIを劣化させ
る要因になっていることが明らかになっている。
【0005】また、Ar等の不活性雰囲気中あるいは水
素中で熱処理する技術では、効果が表面付近に限られて
しまうという欠点がある。また、通常用いられるCOP
を有するウェーハでは、内部のCOPは熱処理後も残留
し、この残留するCOPがデバイス特性に悪影響を及ぼ
すことが問題になってきている。また、電気炉を用いた
高温処理プロセスは、特に300mm径のウェーハでは
ストレスが大きく、スリップの問題もあり、適用が懸念
されている。
【0006】また、窒素中あるいは酸素中にてRTA処
理を施すプロセスでは、表面に形成された窒化膜あるい
は酸化膜を機械的加工及び化学的処理により除去する必
要があり、これらのプロセスに起因するGOI劣化が生
じる可能性がある。そこで、表面に窒化膜、酸化膜を形
成することなく、しかも表面の特性を改善するプロセス
として、水素中あるいは水素添加したAr中にてRTA
処理を施すプロセスが提案されているが、このプロセス
では、機械的加工に起因するGOI劣化は解決されるも
のの、通常用いられるCOPを有するウェーハでは、た
とえ窒素ドープ結晶のような小さなCOPであっても、
短時間では消滅せず、バルク中のCOPに起因するGO
I劣化は改善されていない(特開平11−135514
号公報)。
【0007】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であって、OSF等を核とした残留結晶欠陥、研磨等の
機械的加工に起因する残留加工起因欠陥等による不良点
を低減することにより、GOI特性に優れたシリコンウ
ェーハの製造方法及びシリコンウェーハを提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、鋭利検討
した結果、シリコンウェーハの製造プロセスにおいて、
空孔型欠陥及び格子間型欠陥を含まないパーフェクト領
域(R−OSF領域は含んでもよい)から切り出された
シリコンウェーハ(COP、FPDを有しないシリコン
ウェーハ)に、水素、アルゴン、またはそれらの混合ガ
ス雰囲気中でRTA処理を施すことで、表面特性の改善
に優れ、酸素析出をエンハンスするための急熱・急冷処
理後の再研磨が不要で、しかも、GOI特性が良好なシ
リコンウェーハを得ることができることを見いだした。
【0009】すなわち、本発明の請求項1記載のシリコ
ンウェーハの製造方法は、熱処理を施すシリコンウェー
ハは、シリコン単結晶インゴット内での格子間シリコン
型点欠陥が支配的に存在する領域をI、空孔型点欠陥が
支配的に存在する領域をV、格子間シリコン型点欠陥の
凝集体及び空孔型点欠陥の凝集体が存在しないパーフェ
クト領域をP、リング状酸化誘起積層欠陥の発生する領
域をRとするとき、前記パーフェクト領域P及びリング
状酸化誘起積層欠陥の発生する領域Rを含むパーフェク
ト領域から切り出されたシリコンウェーハであり、該シ
リコンウェーハに、水素、アルゴン、またはそれらの混
合ガス雰囲気中にて急速加熱・急速冷却の熱処理を施す
ことを特徴とする。
【0010】この製造方法では、急速加熱・急速冷却の
熱処理を施す際の雰囲気を、水素、アルゴン、またはそ
れらの混合ガス雰囲気とすることで、従来の急速加熱・
急速冷却の熱処理において問題とされたOSF等を核と
した残留結晶欠陥、研磨等の機械的加工に起因する残留
加工起因欠陥等による不良点を低減することが可能にな
り、その結果、GOI特性が向上する。
【0011】また、RTAによる急速加熱・急速冷却の
熱処理であることから、点欠陥の導入により、十分な広
さのDZ、及び面内均一な酸素析出物(Bulk Micro Def
ect:BMD)を実現することが可能になる。これによ
り、優れたゲッタリング特性を付与することが可能にな
る。また、この熱処理は、他の熱処理と異なり表面状態
の劣化が無く、熱処理後の再研磨も不要である。さら
に、この熱処理は、今後需要の増大が期待される300
mm径以上のシリコンウェーハに対しても容易に適用可
能であるから、スリップの少ないシリコンウェーハを提
供することが可能である。
【0012】請求項2記載のシリコンウェーハの製造方
法は、請求項1記載のシリコンウェーハの製造方法にお
いて、前記熱処理の温度は、1135℃以上かつシリコ
ンの融点以下であることを特徴とする。ここで、急速加
熱・急速冷却の熱処理の温度を1135℃以上かつシリ
コンの融点以下と限定した理由は、1135℃未満で
は、OSF等を核とした残留結晶欠陥、研磨等の機械的
加工に起因する残留加工起因欠陥が消滅せず、したがっ
て、GOI特性の向上を期待することができないからで
ある。
【0013】請求項3記載のシリコンウェーハの製造方
法は、請求項1または2記載のシリコンウェーハの製造
方法において、前記熱処理の時間は、60秒を超えるこ
とを特徴とする。ここで、急速加熱・急速冷却の熱処理
の時間を60秒を超えると限定した理由は、60秒以下
では、OSF等を核とした残留結晶欠陥、研磨等の機械
的加工に起因する残留加工起因欠陥が消滅せず、したが
って、GOI特性の向上を期待することができないから
である。
【0014】請求項4記載のシリコンウェーハの製造方
法は、請求項1、2または3記載のシリコンウェーハの
製造方法において、前記急速冷却の冷却速度は、5℃/
秒〜60℃/秒であることを特徴とする。ここで、急速
冷却の冷却速度を5℃/秒〜60℃/秒と限定した理由
は、点欠陥(空孔)を凍結することによって、酸素析出
をエンハンスすることが可能になるためである。
【0015】請求項5記載のシリコンウェーハは、シリ
コンウェーハの酸素濃度が1×10 17/cm3以上かつ
1.2×1018/cm3以下であることを特徴とする。
【0016】ここで、シリコンウェーハの酸素濃度を1
×1017/cm3以上かつ1.2×1018/cm3以下に
限定した理由は、CZ法で得られるシリコンウェーハの
酸素濃度の下限が1×1017/cm3であり、また、
1.2×1018/cm3を越えると析出が過多となり、
ウェーハとして不適当だからである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るシリコンウェ
ーハの製造方法及びシリコンウェーハの一実施形態につ
いて図面に基づき説明する。本実施形態におけるシリコ
ンウェーハの製造方法は、熱処理を施すシリコンウェー
ハを、シリコン単結晶インゴット内での格子間シリコン
型点欠陥が支配的に存在する領域をI、空孔型点欠陥が
支配的に存在する領域をV、格子間シリコン型点欠陥の
凝集体及び空孔型点欠陥の凝集体が存在しないパーフェ
クト領域をP、リング状酸化誘起積層欠陥(R−OS
F)の発生する領域をRとするとき、パーフェクト領域
P及びR−OSFの発生する領域Rを含むパーフェクト
領域から切り出されたシリコンウェーハとし、このシリ
コンウェーハに、水素、アルゴン、またはそれらの混合
ガス雰囲気中にて急速加熱・急速冷却の熱処理を施す方
法である。
【0018】上記のシリコンウェーハは、CZ法により
ホットゾーン炉内のシリコン融液からシリコン単結晶の
インゴットを、ボロンコフ(Voronkov)の理論に基づい
た所定の引き上げ速度のプロファイルで引き上げた後、
このインゴットをスライスして作製される。一般に、C
Z法によりホットゾーン炉内のシリコン融液からシリコ
ン単結晶のインゴットを引き上げたときには、シリコン
単結晶における欠陥として、点欠陥(point defect)と
点欠陥の凝集体(agglomerates:三次元欠陥)が発生す
る。
【0019】この点欠陥には、空孔型点欠陥と格子間シ
リコン型点欠陥という2つの一般的な形態がある。空孔
型点欠陥は、シリコン結晶格子の正常な位置の1つから
シリコン原子が離脱することで、このシリコン結晶格子
内に空孔が生じ、この空孔が点欠陥となったものであ
る。また、格子間シリコン型点欠陥は、シリコン結晶の
格子点以外の位置(インタースチシャルサイト)にシリ
コン原子が入り込むことにより生じた点欠陥である。
【0020】点欠陥は、一般に、シリコン融液(溶融シ
リコン)とシリコン単結晶インゴット(固体シリコン)
との間の接触面で形成される。CZ法によりインゴット
を引き上げる際には、このインゴットを継続的に引き上
げることによって、接触面であった部分は引き上げとと
もに冷却し始める。冷却の間、空孔型点欠陥または格子
間シリコン型点欠陥は、拡散により互いに合併して、空
孔型点欠陥の凝集体(vacancy agglomerates)または格
子間シリコン型点欠陥の凝集体(interstitialagglomer
ates)が形成される。換言すれば、凝集体は、点欠陥の
合併に起因して発生する三次元構造である。
【0021】空孔型点欠陥の凝集体は、上述したCOP
の他に、LSTD(Laser Scattering Tomograph Defec
ts)またはFPD(Flow Pattern Defects)と称される
欠陥を含み、格子間シリコン型点欠陥の凝集体は、侵入
型転位(Interstitial-typeLarge Dislocation:LD)
と称される欠陥を含む。ここで、LSTDとは、シリコ
ン単結晶内に赤外線を照射した際に、シリコンとは異な
る屈折率を有し散乱光を発生する源である。また、FP
Dとは、インゴットをスライスして得られたシリコンウ
ェーハを30分間セコエッチング(Secco Etching、H
F:K2Cr27(0.15mol/l)=2:1の混合液による
エッチング)した際に現れる、特異なフローパターンを
呈する痕跡の源である。
【0022】ボロンコフの理論は、欠陥が少ない高純度
インゴットを成長させるために、インゴットの引き上げ
速度をV(mm/分)、インゴットとシリコン融液の界
面近傍のインゴット中の温度勾配をG(℃/mm)とす
るときに、V/G(mm2/分・℃)を制御する理論で
ある。この理論では、図1に示すように、V/Gを横軸
に、空孔型点欠陥濃度と格子間型点欠陥濃度とを同一の
縦軸にそれぞれとり、この図にV/Gと点欠陥濃度との
関係を表した場合に、空孔領域と格子間シリコン領域の
境界をV/Gにより決定することができる。
【0023】より詳しくは、V/Gが臨界点以上では、
空孔型点欠陥濃度が優勢なインゴットが成長し、V/G
が臨界点以下では、格子間シリコン型点欠陥濃度が優勢
なインゴットが成長する。図1では、[I]は格子間シ
リコン型点欠陥が支配的であって格子間シリコン型点欠
陥の凝集体が存在する領域((V/G)1以下)を示
し、[V]は空孔型点欠陥が支配的であって空孔型点欠
陥の凝集体が存在する領域((V/G)2以上)を示
し、[P]は空孔型点欠陥の凝集体及び格子間シリコン
型点欠陥の凝集体が存在しないパーフェクト領域((V
/G)1〜(V/G)2)を示す。パーフェクト領域
[P]に隣接する領域[V]には、OSF核を形成する
領域[OSF]((V/G)2〜(V/G)3)が存在す
る。
【0024】このパーフェクト領域[P]は、さらに領
域[PI]と領域[PV]に分割される。領域[PI]は
V/Gが上記の(V/G)1から臨界点までの領域であ
り、領域[PV]はV/Gが臨界点から上記の(V/
G)2までの領域である。すなわち、領域[PI]は領域
[I]に隣接し、かつ侵入型転位を形成し得る最低の格
子間シリコン型点欠陥濃度未満の格子間シリコン型点欠
陥濃度を有する領域であり、領域[PV]は領域[V]
に隣接し、かつOSFを形成し得る最低の空孔型点欠陥
濃度未満の空孔型点欠陥濃度を有する領域である。
【0025】本実施形態においては、インゴットの引き
上げ速度プロファイルは、インゴットがホットゾーン炉
内のシリコン融液から引き上げられる際に、温度勾配に
対する引き上げ速度の比(V/G)が、格子間シリコン
型点欠陥の凝集体の発生を防止する第1臨界比((V/
G)1)以上、かつ空孔型点欠陥の凝集体をインゴット
の中央にある空孔型点欠陥が支配的に存在する領域内に
制限する第2臨界比((V/G)2)以下に維持される
ように設定される。さらには、OSF核形成領域の(V
/G)2〜(V/G)3も含んでもよい。
【0026】この引き上げ速度のプロファイルは、実験
的に基準インゴットを軸方向にスライスすることで、シ
ミュレーションにより上記ボロンコフの理論に基づき決
定される。この決定は、シミュレーションの後、軸方向
にスライスしたインゴットを横断方向にスライスしてウ
ェーハ状態で確認し、さらにシミュレーションを繰り返
すことでなされる。実際の引き上げ速度プロファイル
は、所望のインゴットの直径、使用される特定のホット
ゾーン炉及びシリコン融液の品質等を含めて、これらに
限定されない多くの変数に依存する。
【0027】図2は、引き上げ速度を徐々に減速させて
V/Gを連続的に低下させた場合のインゴットの断面を
示す模式図であり、この図においては、インゴット内で
の空孔型点欠陥が支配的に存在する領域を[V]、格子
間シリコン型点欠陥が支配的に存在する領域を[I]、
空孔型点欠陥の凝集体及び格子間シリコン型点欠陥の凝
集体が存在しないパーフェクト領域を[P]として表示
している。上述したように、パーフェクト領域[P]
は、さらに領域[PI]と領域[PV]に分割される。こ
こで、領域[PV]はパーフェクト領域[P]の中でも
凝集体にならない空孔型点欠陥が存在する領域であり、
領域[PI]はパーフェクト領域[P]の中でも凝集体
にならない格子間シリコン型点欠陥が存在する領域であ
る。
【0028】図2に示すように、インゴットの軸方向位
置P1は中央に空孔型点欠陥が支配的に存在する領域を
含む。位置Rは格子間シリコン型点欠陥が支配的に存在
するリング領域及び中央のパーフェクト領域を含む。ま
た、位置P2は中央に空孔型点欠陥の凝集体がなく、か
つ縁部分に格子間シリコン型点欠陥の凝集体がない全て
パーフェクト領域である。
【0029】この図2から明らかなように、位置P1
対応したウェーハW1は、中央に空孔型点欠陥が支配的
に存在する領域を含む。位置P3に対応したウェーハW3
は、格子間シリコン型点欠陥が支配的に存在するリング
領域及び中央のパーフェクト領域を含む。また、位置P
2に対応したウェーハW2は、中央に空孔型点欠陥の凝集
体がなく、かつ縁部分に格子間シリコン型点欠陥の凝集
体がない全てパーフェクト領域であり、領域[PV]と
領域[PI]とが混在する領域である。また、この空孔
型点欠陥が支配的に存在する領域のパーフェクト領域に
接する僅かな領域、すなわち図1の(V/G)2〜(V
/G)3は、ウェーハ面内でCOPもLDも発生してい
ない領域である。
【0030】図3は、本発明の一実施の形態のシリコン
ウェーハの製造方法が適用される熱処理炉であり、図に
おいて、符号1は熱処理が施されるシリコンウェーハ、
2はシリコンウェーハ1を支持するピン、3は該ピン2
及びそれに載置されるシリコンウェーハ1を収納する反
応室、4は反応室3の外部に設けられてシリコンウェー
ハ1を加熱するための赤外線ランプである。
【0031】シリコンウェーハ1は、既に述べたよう
に、パーフェクト領域P及びR−OSFの発生する領域
Rを含むパーフェクト領域から切り出されたシリコンウ
ェーハであり、このシリコンウェーハ1の酸素濃度は、
1×1017/cm3以上かつ1.2×1018/cm3以下
である。
【0032】ピン2は、シリコンカーバイド(Si
C)、あるいは無定形炭素(C)等で形成されたピン
で、シリコンウェーハ1の裏面を3点支持するように、
3本のピン2が3角形状に配置されている。反応室3に
は、シリコンウェーハ1の表裏面双方に雰囲気ガスgを
供給するための雰囲気ガス供給口3a及び供給された雰
囲気ガスgを排出するための雰囲気ガス排出口3bが設
けられている。雰囲気ガスgは、水素(H2)、アルゴ
ン(Ar)、またはそれらの混合ガスからなる非酸化性
ガスが好ましい。
【0033】この熱処理炉によりシリコンウェーハ1に
水素(H2)、アルゴン(Ar)、またはそれらの混合
ガス雰囲気中にて急速加熱・急速冷却の熱処理(RTA
処理)を施すには、ピン2、2、…にシリコンウェーハ
1を載置した後、反応室3内に雰囲気ガス供給口3aか
ら雰囲気ガスgを供給した状態で、赤外線ランプ4でシ
リコンウェーハ1を加熱することにより、1135℃以
上の温度で60秒以上のRTA処理を施す。
【0034】このRTA処理により、シリコンウェーハ
1の内部に存在するOSF等を核とした残留結晶欠陥、
研磨等の機械的加工に起因する残留加工起因欠陥等が消
失する。したがって、OSF等を核とした残留結晶欠
陥、研磨等の機械的加工に起因する残留加工起因欠陥等
が消失し、その結果、GOI特性の優れたシリコンウェ
ーハ1’が得られる。
【0035】また、このシリコンウェーハ1’は、RT
Aによる急速加熱・急速冷却の熱処理が施されたもので
あるから、点欠陥の導入により、十分な広さのDZ、及
び面内均一なBMDを実現することが可能である。した
がって、優れたゲッタリング特性を付与することが可能
である。
【0036】図4は酸化膜耐圧良品率のRTA処理温度
依存性を示す図であり、それぞれの熱処理温度(℃)に
て60秒熱処理した場合の、それぞれの熱処理温度にお
ける良品率(%)をプロットしたものである。ここで、
酸化膜耐圧良品率は、次に示す試験方法に基づき求め
た。シリコンウェーハの表面に、膜厚9nmの酸化膜、
膜厚0.5μmのポリシリコン層を形成し、パターニン
グして5mm×4mmの電極サイズに加工し、最大1m
Aのストレス電流を加えた後の破断点を黒で示した。
【0037】この図4によれば、熱処理温度が900℃
で良品率が向上し始め、熱処理温度がさらに高まるにつ
れて良品率が急峻に向上し、熱処理温度が1135℃以
上においては良品率が90%以上となることが分かる。
これにより、熱処理温度は1135℃以上が好ましいこ
とが明かとなった。
【0038】図5は酸化膜耐圧良品率のRTA処理時間
依存性を示す図であり、熱処理温度を1150℃とした
場合のそれぞれの熱処理時間(秒)における良品率
(%)をプロットしたものである。この図5によれば、
熱処理時間が10秒で良品率が急峻に向上し、熱処理時
間が100秒では良品率が98%となり、熱処理時間が
60秒以上においては良品率が97.8%と100%に
極めて近いものとなっていることが分かる。これによ
り、熱処理時間は60秒以上が好ましいことが明かとな
った。
【0039】図6はシリコンウェーハにH2ガス中でR
TA処理を施した場合のGOI評価結果を示す図であ
り、ここでは、RTA処理無し(a)、RTA処理温度
900℃(b)、RTA処理温度1000℃(c)、R
TA処理温度1135℃(d)それぞれについて、犠牲
酸化を行わないもの(A)、犠牲酸化10nmのもの
(B)、犠牲酸化200nmのもの(C)それぞれにお
けるGOI特性を図示している。図中、白点はGOI特
性が良品の領域(Ebd≧8MV/cm)であり、黒点は
GOI特性が不良品の領域(8MV/cm>Ebd)を示
している。
【0040】この図6によれば、RTA処理温度が高く
なるにしたがって、GOI特性が良品の領域が増加し、
RTA処理温度が1135℃ではGOI特性が良品の領
域が95%以上となっている。これにより、RTA処理
温度が1135℃では、GOI特性が優れていることが
明白である。
【0041】本実施形態のシリコンウェーハの製造方法
によれば、パーフェクト領域P及びR−OSFの発生す
る領域Rを含むパーフェクト領域から切り出されたシリ
コンウェーハ1に、水素(H2)、アルゴン(Ar)、
またはそれらの混合ガス雰囲気中にて急速加熱・急速冷
却の熱処理(RTA処理)を施すので、シリコンウェー
ハ1の内部に存在するOSF等を核とした残留結晶欠
陥、研磨等の機械的加工に起因する残留加工起因欠陥等
が消失することとなり、その結果、GOI特性が優れた
シリコンウェーハ1’を得ることができる。
【0042】本実施形態のシリコンウェーハによれば、
OSF等を核とした残留結晶欠陥、研磨等の機械的加工
に起因する残留加工起因欠陥等が消失し、GOI特性が
非常に優れたものとなる。したがって、このシリコンウ
ェーハに作り込まれたデバイスの特性及び信頼性を向上
させることができ、引いては製品の歩留まりを向上させ
ることができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のシリコン
ウェーハの製造方法によれば、シリコン単結晶インゴッ
ト内での格子間シリコン型点欠陥が支配的に存在する領
域をI、空孔型点欠陥が支配的に存在する領域をV、格
子間シリコン型点欠陥の凝集体及び空孔型点欠陥の凝集
体が存在しないパーフェクト領域をP、リング状酸化誘
起積層欠陥の発生する領域をRとするとき、パーフェク
ト領域P及びリング状酸化誘起積層欠陥の発生する領域
Rを含むパーフェクト領域から切り出されたシリコンウ
ェーハに、水素、アルゴン、またはそれらの混合ガス雰
囲気中にて急速加熱・急速冷却の熱処理を施すので、O
SF等を核とした残留結晶欠陥、研磨等の機械的加工に
起因する残留加工起因欠陥等を低減することができ、そ
の結果、GOI特性を向上させることができる。また、
点欠陥の導入により、十分な広さのDZ、及び面内均一
なBMDを実現することができ、優れたゲッタリング特
性を付与することができる。また、表面状態の劣化が無
いので、熱処理後の再研磨も不要になる。
【0044】本発明のシリコンウェーハによれば、酸素
濃度を1×1017/cm3以上かつ1 .2×1018/c
3以下としたので、表面に転位等が無く、結晶性に優
れている。したがって、このシリコンウェーハにデバイ
スを作り込んだ場合、デバイスの特性及び信頼性が向上
し、その結果、製品の歩留まりが向上し、製品のコスト
ダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態のシリコンウェーハの製
造方法に適用されるボロンコフの理論を説明するための
説明図である。
【図2】 本発明の一実施形態のシリコンウェーハの製
造方法に用いられるインゴットの断面を示す模式図であ
る。
【図3】 本発明の一実施形態のシリコンウェーハの製
造方法が適用される熱処理炉を示す概略構成図である。
【図4】 酸化膜耐圧良品率のRTA処理温度依存性を
示す図である。
【図5】 酸化膜耐圧良品率のRTA処理時間依存性を
示す図である。
【図6】 ピュアシリコンウェーハにH2ガス中でRT
A処理を施した場合のGOI評価結果を示す図である。
【符号の説明】
1 シリコンウェーハ 2 ピン 3 反応室 3a 雰囲気ガス供給口 3b 雰囲気ガス排出口 4 赤外線ランプ g 雰囲気ガス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新行内 隆之 東京都千代田区大手町一丁目5番1号 三 菱マテリアルシリコン株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱処理を施すシリコンウェーハは、シリ
    コン単結晶インゴット内での格子間シリコン型点欠陥が
    支配的に存在する領域をI、空孔型点欠陥が支配的に存
    在する領域をV、格子間シリコン型点欠陥の凝集体及び
    空孔型点欠陥の凝集体が存在しないパーフェクト領域を
    P、リング状酸化誘起積層欠陥の発生する領域をRとす
    るとき、前記パーフェクト領域P及びリング状酸化誘起
    積層欠陥の発生する領域Rを含むパーフェクト領域から
    切り出されたシリコンウェーハであり、 該シリコンウェーハに、水素、アルゴン、またはそれら
    の混合ガス雰囲気中にて急速加熱・急速冷却の熱処理を
    施すことを特徴とするシリコンウェーハの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記熱処理の温度は、1135℃以上か
    つシリコンの融点以下であることを特徴とする請求項1
    記載のシリコンウェーハの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記熱処理の時間は、60秒を超えるこ
    とを特徴とする請求項1または2記載のシリコンウェー
    ハの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記急速冷却の冷却速度は、5℃/秒〜
    60℃/秒であることを特徴とする請求項1、2または
    3記載のシリコンウェーハの製造方法。
  5. 【請求項5】 シリコンウェーハの酸素濃度が1×10
    17/cm3以上かつ1.2×1018/cm3以下であるこ
    とを特徴とするシリコンウェーハ。
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