JP2003223591A - 電子商取引サービスシステム、電子商取引端末、電子商取引サービスサーバ並びにコンピュータプログラム - Google Patents

電子商取引サービスシステム、電子商取引端末、電子商取引サービスサーバ並びにコンピュータプログラム

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JP2003223591A
JP2003223591A JP2002325783A JP2002325783A JP2003223591A JP 2003223591 A JP2003223591 A JP 2003223591A JP 2002325783 A JP2002325783 A JP 2002325783A JP 2002325783 A JP2002325783 A JP 2002325783A JP 2003223591 A JP2003223591 A JP 2003223591A
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electronic commerce
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Mikio Morioka
幹夫 森岡
Sachiko Uranaka
祥子 浦中
Mitsuhiro Kageyama
光宏 影山
Mitsuhiro Sato
光弘 佐藤
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 顧客はより良いサービスが受けられ、ECサ
ービス事業者は販売促進の成果を上げられるようにす
る。 【解決手段】 EC端末20に、利用者の買い物履歴を
含む個人情報を蓄積する個人情報蓄積手段22と、サー
バ10の要求に基づいて個人情報を開示する個人情報開
示手段21と、端末IDをサーバに開示する端末ID開
示手段23とを設け、サーバに、過去にECサービスを
提供した利用者の個人情報を管理する個人情報データベ
ース14と、EC端末に対して利用者の個人情報の開示
を求める個人情報要求手段11と、開示された個人情報
と個人情報データベースの内容とに基づいて応答内容を
決定する応答内容決定手段13とを設ける。ユーザは個
人情報をEC端末に蓄積し、ECサービス全般に渡って
個人情報を提供することにより、初めて訪れる店舗でも
満足なサービスが受けられる。サービス事業者は個人情
報の収集を効果的に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子商取引(elec
tronic commerce;以下、ECと言う)の促進を図る電
子商取引サービスシステム、電子商取引端末、電子商取
引サービスサーバ並びにコンピュータプログラムに関
し、特に、個人の買い物履歴などの情報や利用者が利用
している端末に関する情報を有効に活用できるようにし
たものである。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットが発達し、ネット
ワークを介して行うECの環境が整備されたため、EC
は、通常の商取引手段の一つとして普及し、個人が商品
やチケット、音楽コンテンツなどを購入する場合に、広
く利用されている。今後、インターネットのブロードバ
ンド化やネットワークへの常時接続が進むことにより、
ECの利用は益々盛んになるものと考えられている。
【0003】従来のECシステムでは、例えば、下記の
特許文献1などに記載されているように、各サービス業
者が、会員登録する顧客に会員登録画面上で氏名、性
別、住所、電話番号、メールアドレスなどの記入を求
め、これらの個人識別情報と、顧客がECサービスで購
入した商品などの買い物履歴情報とを顧客情報データベ
ースで蓄積、管理している。また、ECサービスでは、
顧客の購入金額に応じてポイントを蓄積し、貯まったポ
イントの量に応じて商品の価格を割り引くなどのサービ
スも行われており、顧客情報データベースは、この種の
付加サービスの管理にも用いられている。そのため、サ
ービス業者は、各々、大規模な顧客情報データベースを
保持し、このデータベースに集めたデータを、データマ
イニングなどの手法を適用して、売れ筋商品や顧客の好
みを見いだすためなどに活用している。
【0004】また、例えば、下記の特許文献2などに記
載されているように、ユーザの取引履歴を参照し、この
取引履歴に応じて、ユーザの嗜好に適合した商品情報を
提供することが可能な技術も知られている。
【0005】
【特許文献1】特開2001−243376号公報(段
落0044、0045、図5)
【特許文献2】特開2001−22831号公報(図
1、図6〜図10)
【0006】顧客は、こうしたECサービスの利用を重
ねて、より多くの付加サービスを受けることができる。
付加サービスには、価格の割り引き以外に、特別情報の
提供や、有料情報の無料提供、支払い方法の便宜など、
様々な種類のものがある。また、サービス業者は、こう
した付加サービスを提供することにより、商品などの販
売促進を図っている。
【0007】また、ECサービス業者が販路拡大を図る
他の手段として、非会員を対象として、特別に低価格に
設定した商品を販売するという手法がある。これは潜在
的な顧客を掘り起こし、新たな客として囲い込むために
行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のECシ
ステムが会員などに提供しているサービスは、顧客が特
定のECサービスを頻繁に利用し、「顔なじみ」となっ
た場合に様々な付加サービスが受けられるものであるた
め、顧客は、それ以外のECサービスを利用する場合に
は、付加サービスを受けることができず、新たに一から
購入実績を積まなければならないと言う不満がある。
【0009】一方、サービス業者は、それぞれ独自に顧
客情報を収集しているため、収集できる情報には限界が
あり、例えば、顧客が他のECサービスからどのような
サービスを受けたり、商品を購入しているかといった情
報を集めたりすることは、実際上、難しい状況にある。
【0010】また、ECサービス業者が潜在的な顧客の
掘り起こしのために行っている低価格商品の販売は、不
特定多数を対象としているため、囲い込みを目指す新た
なターゲットを明確に絞って展開する販促行動に比べ
て、費用対効果の面で十分な成果を上げることができな
い。また、この場合、多くは「既に当社のお客様である
方は購入を御遠慮ください」といった文言を付けて会員
による購入を規制しているが、それでも、会員が友人や
家族の名前を借りて低価格商品の入手を図る行為を排除
することは難しく、こうした事情も販路拡大の効果を薄
めている。その結果、本来ターゲットとなる筈のユーザ
が、低価格の商品を購入できる機会を逸することにな
る。また、こうしたECサービスシステムでは、各ユー
ザの利用環境(例えば、ユーザが利用している端末に係
る様々な設定や機能)などに応じたサービスの提供は十
分には行われていない。
【0011】本発明は、こうした従来の問題点を解決す
るものであり、顧客にとってより良いサービスを受ける
ことができ、また、ECサービス事業者にとっても販売
促進の成果を上げることができる電子商取引サービスシ
ステム、電子商取引端末、電子商取引サービスサーバ並
びにコンピュータプログラムを提供することを目的とし
ている。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1に記載
のECサービスシステムでは、EC端末に、利用者の買
い物履歴を含む個人情報を蓄積する個人情報蓄積手段
と、ECサービスサーバの要求に基づいて個人情報を開
示する個人情報開示手段とを設け、ECサービスサーバ
に、過去にECサービスを提供した利用者の個人情報を
管理する個人情報データベースと、EC端末に対して利
用者の個人情報の開示を求める個人情報要求手段と、開
示された個人情報と個人情報データベースの内容とに基
づいて応答内容を決定する応答内容決定手段とを設けて
いる。この構成により、ECサービスを利用するユーザ
は、個人情報をEC端末に蓄積し、ECサービス全般に
渡って自らの情報(例えば、買い物履歴などの各会員に
固有の個人情報)を提供することにより、初めて訪れる
店舗であっても、満足なサービスを受けることができ
る。また、サービス事業者は、個人情報の収集を効果的
に行うことができ、また、潜在的な顧客の掘り起こしを
行なう際に、無駄な投資を防止できる。
【0013】さらに、請求項2に記載のECサービスシ
ステムでは、請求項1に記載のECサービスシステムに
おいて、電子商取引端末の個人情報開示手段は、利用者
とは異なり電子商取引サービスの利用に関わらない他の
利用者の個人情報をもサービスサーバに開示し、サービ
スサーバの応答内容決定手段は、電子商取引端末によっ
て開示された個人情報に対応する利用者のエントリが個
人情報データベースに存在しない場合に、電子商取引端
末によって開示された個人情報の内容のみに基づいて応
答内容を決定するよう構成している。この構成により、
ECサービスを利用するユーザは、同一の端末を利用し
ていた他の利用者の個人情報に対応したサービスを受け
ることができ、また、サービス事業者は、サービスを受
けるユーザとは異なるユーザの個人情報をも取得するこ
とができる。
【0014】さらに、請求項3に記載のECサービスシ
ステムでは、請求項1に記載のECサービスシステムに
おいて、電子商取引端末は、端末固有の端末IDを蓄積
する端末ID蓄積手段と、サービスサーバの要求に基づ
いて端末IDを開示する端末ID開示手段とを具備し、
サービスサーバは、電子商取引端末に対して端末IDの
開示を求める端末ID要求手段を具備し、応答内容決定
手段は、電子商取引端末によって開示された個人情報及
び端末IDと、個人情報データベースの内容とに基づい
て応答内容を決定するよう構成している。この構成によ
り、ECサービスを利用するユーザは、利用している端
末を特定する情報をサービス事業者側に提供することが
でき、また、サービス事業者は、サービスを利用するユ
ーザ及びそのユーザが利用している端末に応じたサービ
スを提供することができる。
【0015】さらに、請求項4に記載のECサービスシ
ステムでは、請求項3に記載のECサービスシステムに
おいて、サービスサーバの応答内容決定手段は、電子商
取引端末によって開示された端末IDと同一の端末を用
いて電子商取引サービスを受けた他の利用者が個人情報
データベースに記録されている場合に、他の利用者の受
けたサービスに言及する内容を応答内容に含めるよう構
成している。この構成により、ECサービスを利用する
ユーザは、同一の端末を利用していた他の利用者の個人
情報に対応したサービスを受けることができ、また、サ
ービス事業者は、サービスを利用するユーザ及びそのユ
ーザが利用している端末に応じたサービスを提供するこ
とができる。
【0016】さらに、請求項5に記載のECサービスシ
ステムでは、請求項1に記載のECサービスシステムに
おいて、電子商取引端末の個人情報蓄積手段は、個人情
報に、利用者が主として利用する電子商取引端末の端末
IDである主端末IDが含まれるよう構成している。こ
の構成により、ECサービスを利用するユーザは、サー
ビス事業者に対して、通常利用している端末を示す主端
末IDを個人情報として提供することができる。
【0017】さらに、請求項6に記載のECサービスシ
ステムでは、請求項3に記載のECサービスシステムに
おいて、電子商取引端末の個人情報蓄積手段は、個人情
報に、利用者が主として利用する電子商取引端末の端末
IDである主端末IDが含まれるよう構成している。こ
の構成により、ECサービスを利用するユーザは、サー
ビス事業者に対して、通常利用している端末を示す主端
末IDを個人情報として提供するとともに、現在利用し
ている端末を示す端末IDを提供することができる。
【0018】さらに、請求項7に記載のECサービスシ
ステムでは、請求項6に記載のECサービスシステムに
おいて、サービスサーバの応答内容決定手段は、電子商
取引端末によって開示された端末IDと、電子商取引端
末によって開示された個人情報に含まれる主端末IDと
が同一であるかどうかを判断し、その結果に基づいて応
答内容を決定するよう構成している。この構成により、
サービス事業者は、ECサービスを利用するユーザが現
在利用している端末が主端末か否かを把握することがで
きる。
【0019】さらに、請求項8に記載のECサービスシ
ステムでは、請求項6に記載のECサービスシステムに
おいて、サービスサーバの応答内容決定手段は、電子商
取引端末によって開示された端末IDと同一の端末を用
いて電子商取引サービスを受けた他の利用者が個人情報
データベースに記録されているかどうかを判断し、その
結果に基づいて応答内容を決定するよう構成している。
この構成により、ECサービスを利用するユーザは、サ
ービス事業者に対して、通常利用している端末を示す主
端末IDを個人情報として提供するとともに、現在利用
している端末を示す端末IDを提供することができ、サ
ービス事業者は、ECサービスを利用するユーザが現在
利用している端末が、他の利用者に利用されたことがあ
るか否かを把握し、それに応じて、提供するサービスを
決定することができる。
【0020】さらに、請求項9に記載のECサービスシ
ステムでは、請求項3に記載のECサービスシステムに
おいて、電子商取引サービスの対象がデジタルデータで
あるとき、サービスサーバの応答内容決定手段は、電子
商取引端末によって開示された端末IDの端末でのみデ
ジタルデータの再生が可能となるような条件を応答内容
に含めるよう構成している。この構成により、配信する
デジタルデータの再生が可能となる端末を制限すること
ができる。
【0021】また、請求項10に記載のECサービスシ
ステムには、EC端末に、端末固有の端末IDを蓄積す
る端末ID蓄積手段と、ECサービスサーバの要求に基
づいて端末IDを開示する端末ID開示手段とを設け、
ECサービスサーバに、EC端末に対して端末IDの開
示を求める端末ID要求手段と、端末IDに関連した情
報が記載されている端末IDテーブルを格納する端末I
Dデータベースと、EC端末によって開示された端末I
Dと、端末IDデータベースの内容とに基づいて、電子
商取引端末に対する応答内容を決定する応答内容決定手
段とを設けている。この構成により、ECサービスを利
用するユーザは、ECサービス全般に渡って自らの情報
(例えば、その会員が利用している端末に関する情報)
を提供することにより、初めて訪れる店舗であっても、
満足なサービスを受けることができ、また、利用してい
る端末にとって最も適したサービスを受けることができ
る。また、サービス事業者は、各会員の利用している端
末に応じて、常に、会員が満足できる最適なサービスを
提供することが可能となる。
【0022】さらに、請求項11に記載のECサービス
システムでは、請求項10に記載のECサービスシステ
ムにおいて、サービスサーバは、過去に電子商取引サー
ビスを受けたことのある利用者の個人情報を管理する個
人情報データベースと、電子商取引端末に対して利用者
の個人情報の開示を求める個人情報要求手段とを備え、
応答内容決定手段は、電子商取引端末によって開示され
た個人情報及び端末IDと、個人情報データベースの内
容及び端末IDデータベースの内容とに基づいて応答内
容を決定するよう構成している。この構成により、EC
サービスを利用するユーザは、ECサービス全般に渡っ
て自らの情報(例えば、その会員が利用している端末に
関する情報及び買い物履歴などの各会員に固有の個人情
報)を提供することにより、初めて訪れる店舗であって
も、満足なサービスを受けることができ、また、利用し
ている端末にとって最も適したサービスを受けることが
できる。また、サービス事業者は、ECサービスを利用
するユーザが現在利用している端末が、通常利用してい
る端末からか否かを判断することができ、例えば、家族
で使用しているテレビなどの複数のユーザが利用する可
能性のある端末においても、ユーザが通常使用するもの
かどうかを区別することにより、通常利用しないユーザ
に対してサービスの制限をかけることが可能となる。
【0023】さらに、請求項12に記載のECサービス
システムでは、請求項10又は11に記載のECサービ
スシステムにおいて、サービスサーバの応答内容決定手
段は、端末IDテーブルに、端末ID要求手段を通じて
取得した端末IDが含まれているか否かを判断し、端末
ID要求手段を通じて取得した端末IDが端末IDテー
ブルに含まれていない場合には、電子商取引端末へのサ
ービスを制限するよう構成している。この構成により、
サービス事業者は、ECサービスを利用するユーザが現
在利用している端末が、過去にサービス利用に用いられ
たことがあるか、又は、サービス利用のための登録がな
されているかを判断することができ、過去にサービス利
用に用いられたことがないか、又は、登録がなされてい
ない場合、サービスの内容を制限することができる。
【0024】さらに、請求項13に記載のECサービス
システムでは、請求項10又は11に記載のECサービ
スシステムにおいて、サービスサーバの応答内容決定手
段は、端末IDテーブルに、端末ID要求手段を通じて
取得した端末IDが含まれているか否かを判断し、端末
ID要求手段を通じて取得した端末IDが端末IDテー
ブルに含まれていない場合には、電子商取引端末の認証
の際のセキュリティを上げるよう構成している。この構
成により、サービス事業者は、ECサービスを利用する
ユーザが現在利用している端末が、過去にサービス利用
に用いられたことがあるか、又は、サービス利用のため
の登録がなされているかを判断することができ、過去に
サービス利用に用いられたことがないか、又は、登録が
なされていない場合、認証の際のセキュリティレベルを
上げることができる。
【0025】さらに、請求項14に記載のECサービス
システムでは、請求項10又は11に記載のECサービ
スシステムにおいて、端末IDテーブルには、端末ID
及び電子商取引端末の種別を示す情報が含まれており、
サービスサーバの応答内容決定手段は、端末ID要求手
段を通じて端末IDを取得した電子商取引端末の種別を
判別し、種別に応じて応答内容を決定するよう構成して
いる。この構成により、サービス事業者は、ECサービ
スを利用するユーザが現在利用している端末の種別に応
じたサービスを提供することができる。
【0026】さらに、請求項15に記載のECサービス
システムでは、請求項10又は11に記載のECサービ
スシステムにおいて、端末IDテーブルには、端末ID
及び電子商取引端末の設置場所を示す情報が含まれてお
り、サービスサーバの応答内容決定手段は、端末ID要
求手段を通じて端末IDを取得した電子商取引端末の設
置場所を判別し、設置場所に応じて応答内容を決定する
よう構成している。この構成により、サービス事業者
は、ECサービスを利用するユーザが現在利用している
端末の設置場所に応じたサービスを提供することができ
る。
【0027】さらに、請求項16に記載のECサービス
システムでは、請求項10又は11に記載のECサービ
スシステムにおいて、端末IDテーブルには、端末ID
及び電子商取引端末の性能を示す情報が含まれており、
サービスサーバの応答内容決定手段は、端末ID要求手
段を通じて端末IDを取得した電子商取引端末の性能を
判別し、性能に応じて応答内容を決定するよう構成して
いる。この構成により、サービス事業者は、ECサービ
スを利用するユーザが現在利用している端末の性能に応
じたサービスを提供することができる。
【0028】さらに、請求項17に記載のECサービス
システムでは、請求項10又は11に記載のECサービ
スシステムにおいて、端末IDテーブルには、端末ID
及び電子商取引端末の種別、設置場所、性能を示す情報
が含まれており、サービスサーバの応答内容決定手段
は、端末ID要求手段を通じて端末IDを取得した電子
商取引端末の種別、設置場所、性能を判別し、種別、設
置場所、性能の組み合わせに応じて応答内容を決定する
よう構成している。この構成により、サービス事業者
は、ECサービスを利用するユーザが現在利用している
端末の種別、設置場所、性能の組み合わせに応じたサー
ビスを提供することができる。
【0029】また、請求項18に記載のEC端末では、
利用者の買い物履歴を含む個人情報を蓄積する個人情報
蓄積手段と、サービスサーバの要求に基づいて個人情報
を開示する個人情報開示手段と、端末固有の端末IDを
蓄積する端末ID蓄積手段と、サービスサーバの要求に
基づいて端末IDを開示する端末ID開示手段とを設け
ている。この構成により、ECサービスを利用するユー
ザは、個人情報をEC端末に蓄積し、ECサービス全般
に渡って自らの情報(例えば、買い物履歴などの各会員
に固有の個人情報及び利用している端末を特定する情
報)を提供することにより、初めて訪れる店舗であって
も、満足なサービスを受けることができる。
【0030】また、請求項19に記載のECサービスサ
ーバでは、EC端末に対して利用者の個人情報の開示を
求める個人情報要求手段と、EC端末に対して端末ID
の開示を求める端末ID要求手段と、過去にECサービ
スを提供した利用者の個人情報を管理する個人情報デー
タベースと、開示された個人情報及び端末IDと、個人
情報データベースの内容とに基づいて、EC端末に対す
る応答内容を決定する応答内容決定手段とを設けてい
る。この構成により、サービス事業者は、個人情報の収
集を効果的に行うことができ、潜在的な顧客の掘り起こ
しを行なう際に、無駄な投資を防止できるとともに、サ
ービスを利用するユーザ及びそのユーザが利用している
端末に応じたサービスを提供することができる。
【0031】また、請求項20に記載のECサービスサ
ーバでは、電子商取引端末に対して端末IDの開示を求
める端末ID要求手段と、端末IDに関連した情報が記
載されている端末IDテーブルを格納する端末IDデー
タベースと、電子商取引端末によって開示された端末I
Dと、端末IDデータベースの内容とに基づいて、電子
商取引端末に対する応答内容を決定する応答内容決定手
段とを設けている。この構成により、サービス事業者
は、各会員の利用している端末に応じて、常に、会員が
満足できる最適なサービスを提供することが可能とな
る。
【0032】また、請求項21に記載のコンピュータプ
ログラムでは、EC端末のコンピュータを、ECサービ
スサーバの要求に基づいて、利用者の買い物履歴を含む
個人情報を開示する個人情報開示手段と、ECサービス
サーバの要求に基づいて、端末固有の端末IDを開示す
る端末ID開示手段として機能させるように構成してい
る。この構成により、ECサービスを利用するユーザ
は、個人情報をEC端末に蓄積し、ECサービス全般に
渡って自らの情報(例えば、買い物履歴などの各会員に
固有の個人情報及び利用している端末を特定する情報)
を提供することにより、初めて訪れる店舗であっても、
満足なサービスを受けることができる。
【0033】また、請求項22に記載のコンピュータプ
ログラムでは、ECサービスサーバのコンピュータを、
EC端末に対して利用者の買い物履歴を含む個人情報の
開示を求める個人情報要求手段と、EC端末に対して端
末IDの開示を求める端末ID要求手段と、開示された
個人情報及び端末IDと、過去に電子商取引サービスを
提供した利用者の個人情報を管理する個人情報データベ
ースの内容とに基づいて、EC端末に対する応答内容を
決定する応答内容決定手段として機能させるように構成
している。この構成により、サービス事業者は、個人情
報の収集を効果的に行うことができ、潜在的な顧客の掘
り起こしを行なう際に、無駄な投資を防止できるととも
に、サービスを利用するユーザ及びそのユーザが利用し
ている端末に応じたサービスを提供することができる。
【0034】また、請求項23に記載のコンピュータプ
ログラムでは、ECサービスサーバのコンピュータを、
電子商取引端末に対して端末IDの開示を求める端末I
D要求手段と、端末IDに関連した情報が記載されてい
る端末IDテーブルを格納する端末IDデータベース
と、電子商取引端末によって開示された端末IDと、端
末IDデータベースの内容とに基づいて、電子商取引端
末に対する応答内容を決定する応答内容決定手段として
機能させるよう構成している。この構成により、サービ
ス事業者は、各会員の利用している端末に応じて、常
に、会員が満足できる最適なサービスを提供することが
可能となる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態について説明する。 (第1の実施の形態)まず、本発明の第1の実施の形態
について説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態
におけるECサービスシステムの構成図である。本発明
の第1の実施の形態におけるECサービスシステムは、
図1に示すように、ユーザがECに使用する端末装置
(電子商取引端末)20と、ECサービスを提供するE
Cサービスサーバ(単に、サーバと呼ぶこともある)1
0とから成り、端末装置20は、インターネットなどの
ネットワーク経由でサーバ10と通信を行うことによ
り、ECサービスを受けることができる。
【0036】端末装置20は、ユーザの趣味や買い物履
歴などの個人情報を格納する個人情報蓄積手段22と、
必要な個人情報をサーバ10に開示する個人情報開示手
段21と、端末IDや使用ユーザの情報を格納する端末
ID蓄積手段24と、端末ID蓄積手段24に格納され
た端末ID情報を必要に応じてサーバ10に開示する端
末ID開示手段23と、サーバ10が決めた応答内容を
表示する応答内容表示手段25とを備えており、また、
ECサービスサーバ10は、アクセスする端末装置20
に対して個人情報を要求する個人情報要求手段11と、
端末装置20に対して端末ID情報を要求する端末ID
要求手段12と、アクセスした端末装置への応答を決定
する応答内容決定手段13と、会員の個人情報を蓄積す
る個人情報データベース14とを備えている。
【0037】なお、端末装置20の個人情報開示手段2
1及び端末ID開示手段23の機能は、端末装置20に
内蔵されたコンピュータがプログラムに規定された処理
を実行することにより実現され、また、サーバ10の個
人情報要求手段11、端末ID要求手段12及び応答内
容決定手段13の機能は、サーバ10に内蔵されたコン
ピュータがプログラムに規定された処理を実行すること
により実現される。
【0038】端末装置20は、パーソナルコンピュー
タ、あるいはCATV、インターネット、デジタル放送
など、通信回線を介した双方向サービスを利用する目的
でテレビに接続されたセットトップ・ボックス(ST
B)などである。個人情報蓄積手段22は、ICカード
などの可搬型メディアか、又は、ハードディスクなどの
端末装置20内蔵の記憶装置である。
【0039】個人情報蓄積手段22には、図2に示すよ
うに、ユーザの氏名、性別、住所、電話番号、メールア
ドレス、会員登録した場合の会員IDなどから成る個人
識別情報と、ユーザが主に使用する主端末の端末ID及
びユーザが補助的に使用する副端末の端末IDから成る
使用端末情報と、ユーザの趣味を表す情報と、ユーザが
各種のECサービスを通じて購入した買物の履歴情報と
が個人情報として格納されている。
【0040】また、端末ID蓄積手段24は、ハードデ
ィスクなどの端末装置20内蔵の記憶装置であり、ここ
には、図3に示すように、端末ID情報として、端末装
置20の端末IDと、端末装置20を使用する各ユーザ
にとって、その端末装置20が通常使用する主端末であ
るか、補助的に使用する副端末であるかの区別を表す情
報とが格納されている。
【0041】また、ECサービスサーバ10の個人情報
データベース14には、図4に示すように、会員ごと
に、会員IDと、その会員が主端末及び副端末として使
用する各端末装置の端末IDと、その主端末又は副端末
の別と、会員の趣味や買い物履歴とが格納されている。
【0042】ここでは、ユーザが、端末装置20に可搬
型メディアから成る個人情報蓄積手段22を装着し、こ
の端末装置20からECサービスサーバ10にアクセス
する場合の交信手順について説明する。
【0043】図5は、この場合のシーケンスを示してい
る。端末装置20がECサービスサーバ10にアクセス
すると、サーバ10の個人情報要求手段11は、端末装
置20に個人情報の開示を要求する(1)。端末装置2
0の個人情報開示手段21は、個人情報要求手段11と
の間でネゴシエーションを行い、個人情報蓄積手段22
に格納されている個人情報の中から必要な個人情報をE
Cサービスサーバ10に提供する(2)。例えば、ユー
ザがこのECサービスの会員登録を行う必要がある場合
には、ユーザの氏名、性別、住所、電話番号、メールア
ドレスなどの個人識別情報と、主端末ID及び副端末I
Dと、趣味及び買い物履歴とを伝え、また、ユーザが既
にこのECサービスの会員である場合には、その会員I
Dのみを伝える。
【0044】次に、サーバ10の端末ID要求手段12
は、端末装置20に端末ID情報の開示を要求する
(3)。端末装置20の端末ID開示手段23は、端末
ID蓄積手段24に格納されている端末ID情報の中か
ら、端末IDと、該当するユーザが端末装置20を主副
のいずれで使用しているかを表す情報とを端末ID要求
手段12に伝える(4)。
【0045】サーバ10の応答内容決定手段13は、個
人情報要求手段11を通じて取得した個人情報と、端末
ID要求手段12を通じて取得した端末ID情報と、個
人情報データベース14に格納されている該当するユー
ザの個人情報とを参照し、アクセスを求めた端末装置2
0への応答を決定する。
【0046】例えば、サーバ10は、次のような応答が
可能である。 (a)個人情報の個人識別情報から識別されるユーザの
エントリが個人情報データベース14に無く(ユーザが
非会員)、端末ID情報に含まれる端末IDが他の会員
の端末IDと一致するときは、サービスを拒否する。 (b)個人情報の個人識別情報から識別されるユーザの
エントリが個人情報データベース14にあり(ユーザが
会員)、個人情報データベース14に蓄積されている当
該会員の主端末ID及び副端末IDのいずれもが、端末
ID情報に含まれる端末IDと一致しないときには、サ
ービスを拒否する。 (c)ユーザが非会員である場合は、個人情報に含まれ
る買い物履歴を評価して、ユーザに対し付加サービスを
与える。 (d)個人情報データベース14の買い物履歴のデータ
から、同じ端末IDの端末装置を用いてECサービスを
受けた他の会員の存在が発見できたときは、端末装置2
0への応答の中で「○○様に先日お買い上げ戴いた商品
の使い心地はいかがでしょうか?」と言うように、他の
会員が受けたサービスについても言及する。 (e)アクセスしたユーザの買い物履歴だけでなく、同
じ端末IDの端末装置を主端末又は副端末とする全ての
会員の買い物履歴を総合して評価し、ユーザに対する付
加サービスを決める。また、会員が家族のIDを使って
低価格商品を購入するような場合には、それを拒否す
る。 (f)ECの対象商品がデジタルコンテンツであるとき
は、ユーザが、端末ID情報に含まれた端末IDの端末
装置を主端末としている場合にのみ、コンテンツを提供
する。
【0047】サーバ10の応答内容決定手段13は、こ
うして決定した応答内容を端末装置20に伝え(5)、
端末装置20の応答内容表示手段25は、これを表示す
る。この後は、端末装置20への商品一覧の提示、端末
装置20による商品の注文などのECにおける通常の手
順が行われる。
【0048】このように、サーバ10が前記(a)の応
答を行うことにより、会員であるユーザが、主端末に非
会員である友達のICカードを装着して、販路拡張用に
低価格設定されている商品を購入する行為を防ぐことが
できる。
【0049】また、前記(b)の応答を行うことによ
り、会員であるユーザが、自分のICカードを友達の端
末装置に装着して、販路拡張用に低価格設定されている
商品を購入する行為を防ぐことができる。
【0050】また、前記(c)の応答を行うことによ
り、ユーザは、初来店の店舗でも顔なじみのサービスを
受けることができる。一方、ECサービスの提供側は、
こうしたサービスを通じて、ECでの購入実績が豊富な
良質な顧客を会員に取り込むことができ、また、他のE
Cサービスにおける顧客の商品購入情報を収集すること
ができる。
【0051】また、前記(d)の応答を行うことによ
り、ECサービスのアフターケアの良さや、フレンドリ
ーな雰囲気をユーザに印象づけることができる。
【0052】また、前記(e)の応答を行うことによ
り、家族の各メンバーがECサービスを通じて購入した
分を家族単位でまとめて評価し、付加サービスを与える
ことが可能になる。
【0053】また、前記(f)の応答を行うことによ
り、購入されたデジタルコンテンツが会員の主端末以外
では再生できないような条件を応答内容に含めて、コン
テンツの再生に制限を加えることができ、非会員の友達
に販路拡張用に低価格設定されたデジタルコンテンツを
購入させ、会員が自宅で見るようなことを防ぐことがで
きる。
【0054】このように、このECサービスシステムで
は、端末装置20側で個人情報を保持しているため、店
舗側は、この個人情報を取得することにより、初来店し
たユーザに対して、他のECサービスでの買い物実績を
考慮した付加サービスを与えることが可能になる。ま
た、取得した個人情報を参考に、初来店したユーザが興
味を惹く商品類を紹介して販売成果を高めることがで
き、また、取得した個人情報を参考に、拡販用の商品価
格をユーザが購入意欲を起こす価格に設定したりして、
潜在的な顧客の掘り起こしを効率的に進め、無駄な投資
を抑制することができる。また、取得した個人情報は、
売れ筋商品や顧客の好みを見いだすための解析資料とし
て活用することができる。
【0055】また、ユーザは、新たなECサービスを利
用する場合に、端末装置20のブラウザの画面から一々
個人情報を入力する手間を省くことができる。
【0056】また、このECサービスシステムでは、端
末装置20側で個人情報と端末ID情報とを保持し、店
舗側が、これらの情報を取得することにより、拡販用に
低価格設定した商品が、既に囲い込みが済んでいる会員
に購入される事態を防ぐことができる。また、端末装置
20を共有する家族全員の買い物履歴を評価して付加サ
ービスを与えたり、家族のメンバーが先に行ったサービ
ス利用に言及して、アクセスしたユーザにフレンドリー
な印象を与えたりすることなども可能になる。
【0057】なお、ここでは、個人情報蓄積手段22が
可搬型メディアである場合を中心に説明したが、個人情
報蓄積手段22は、端末装置20に内蔵された記憶装置
であってもよい。この場合、個人情報蓄積手段22に
は、その端末装置20を主端末とするユーザの個人情報
が蓄積される。
【0058】また、ここでは、ユーザが非会員である場
合に、他のECサービスでの買い物履歴をサーバに開示
する例を説明したが、ユーザが会員である場合でも、他
のECサービスでの買い物履歴をサーバに開示し、サー
バが、会員に対する付加サービスの決定に際して、他の
ECサービスでの買い物実績を考慮するようにしてもよ
い。
【0059】また、ここでは、ユーザがECサービスサ
ーバ10にユーザ情報を事前登録してECサービスを利
用する例を説明したが、本発明は、その他のECサービ
ス方式にも適用することができる。
【0060】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態について説明する。図6は、本発明の第2
の実施の形態におけるECサービスシステムの構成図で
ある。本発明の第2の実施の形態におけるECサービス
システムは、第1の実施の形態と同様、図6に示すよう
に、ユーザがECに使用する端末装置20と、ECサー
ビスを提供するECサービスサーバ10とから成り、端
末装置20は、インターネットなどのネットワーク経由
でECサービスサーバ10と通信を行うことにより、E
Cサービスを受けることができる。
【0061】ECサービスサーバ10は、アクセスする
端末装置20に対して個人情報を要求する個人情報要求
手段11と、端末装置20に対して端末ID情報を要求
する端末ID要求手段12と、アクセスした端末装置2
0への応答を決定する応答内容決定手段13と、会員の
個人情報を蓄積する個人情報データベース14と、端末
IDと当該端末IDによって特定される端末装置20に
関する様々な情報とを格納する端末IDデータベース1
5とを備えている。なお、ECサービスサーバ10の個
人情報要求手段11、端末ID要求手段12、個人情報
データベース14は、第1の実施の形態で説明したもの
と同一のものが利用可能であり、さらに、端末装置20
としては、第1の実施の形態で説明したものと同一のも
のが利用可能である。
【0062】端末IDデータベース15は、端末IDテ
ーブルを格納しており、応答内容決定手段13は、この
端末IDデータベース15に格納されている端末IDテ
ーブルを参照して、端末装置20への応答内容を決定す
ることが可能な構成となっている。図7は、本発明の第
2の実施の形態における端末IDテーブルの一例を示す
模式図である。端末IDデータベース15には、例え
ば、図7に示すような端末IDテーブルが格納されてい
る。この端末IDテーブルには、端末ID、当該端末I
Dを有する端末装置20が設置されている場所(図7で
は、単に設置場所と記されている)、当該端末IDを有
する端末装置20の種別(図7では、単に種別と記され
ている)、当該端末IDを有する端末装置20の性能
(図7では、単に性能と記されている)が記載されてい
る。
【0063】端末IDは、第1の実施の形態と同様、例
えば、端末装置20のMACアドレスなど、各端末装置
20に対して、唯一かつ普遍的に割り当てられた識別情
報である。なお、端末IDとして、CPUIDのように
端末内のROMに埋め込まれた識別情報を利用すること
も可能であり、また、ハードディスク、メモリ、セキュ
アチップのような書き換え可能な領域に保存されている
識別情報を利用することも可能である。すなわち、EC
サービスサーバ10は、端末IDを参照することによっ
て、端末装置20を識別することが可能となる。また、
設置場所は、当該端末IDによって識別される端末装置
20が、どこに設置されているかを特定することを可能
とする情報である。本発明の第2の実施の形態では、図
7に示すように、キオスク端末のような公共の場所(図
7では、単に公共と記されている)、自宅、会社の3箇
所の設置場所のみが図示されているが、その他の設置場
所を設定することも可能である。
【0064】また、種別は、当該端末IDによって識別
される端末装置20が、どのような端末装置20である
かを特定することを可能とする情報である。本発明の第
2の実施の形態では、図7に示すように、PC、電子レ
ンジ、ビデオ(動画再生装置)、携帯電話、カーナビゲ
ーションシステムの5種類の種別のみが図示されている
が、その他の種別を設定することも可能である。また、
性能は、当該端末IDによって識別される端末装置20
の性能を示す情報である。本発明の第2の実施の形態で
は、図7に示すように、処理速度(CPUの性能)、メ
モリ容量(一時バッファ可能なデータ容量)、通信速
度、動画再生の可否の4種類の性能のみが図示されてい
るが、その他の性能を設定することも可能である。ま
た、さらに、端末IDと関連させて、端末IDテーブル
内に、端末装置20に係る様々な情報を設定することも
可能である。
【0065】なお、端末IDデータベース15内の端末
IDテーブルに、端末ID及びその端末IDに係る様々
な情報を設定する方法としては、様々な方法が存在す
る。例えば、端末装置20の購入時に、ユーザが、端末
IDテーブル内に設定する端末ID、通信速度、端末装
置20の種別、端末装置20の設置場所(主な利用場
所)、端末装置20の性能を店舗側に登録し、店舗側か
らECサービスサーバ10に、これらの情報の登録を行
うようにすることが可能である。また、例えば、ネット
ワークを通じて、端末装置20からECサービスサーバ
10に対して、端末ID、通信速度、端末装置20の種
別、端末装置20の設置場所(主な利用場所)、端末の
性能をオンライン登録することも可能である。また、さ
らに、ECサービスサーバ10が、端末IDから端末装
置20の種別や端末装置20の性能を推測したり、接続
時の接続要求情報/接続許可情報の送受信時やPING
(Packet InterNet Groper)などを用いて、通信速度の
測定を計測したりすることも可能である。
【0066】応答内容決定手段13は、端末ID要求手
段12によって端末装置20から端末IDを取得した
後、上記の端末IDデータベース15内の端末IDテー
ブルを参照し、端末装置20に対するサービスの内容を
決定する。以下、順に、端末IDのエントリが存在する
か否かに応じてサービスの内容を決定する場合、設置場
所に応じてサービスの内容を決定する場合、種別に応じ
てサービスの内容を決定する場合、性能に応じてサービ
スの内容を決定する場合について説明する。
【0067】まず、接続サービスにおいて、端末IDテ
ーブル内に端末IDのエントリの存在に応じて、端末装
置20に対して接続を許可するか否かを決定する場合に
ついて説明する。図8は、本発明の第2の実施の形態に
おける接続サービスにおいて、端末IDテーブル内に端
末IDのエントリが存在するか否かに応じて、端末装置
20に対して接続を許可するか否かを決定する処理を示
すフローチャートである。まず、端末ID要求手段12
によって、端末装置20から端末IDを取得し(ステッ
プS101)、応答内容決定手段13によって、端末I
Dテーブル内を参照する(ステップS102)。そし
て、端末ID要求手段12によって取得された端末ID
のエントリが、端末IDテーブル内に存在するか否かを
調べる(ステップS103)。
【0068】端末ID要求手段12によって取得された
端末IDのエントリが、端末IDテーブル内に存在する
場合、セキュリティレベルLに設定し(ステップS10
4)、セキュリティレベルLの認証を行う(ステップS
105)。このセキュリティレベルLとは、ユーザ認証
のセキュリティの度合いであり、各ユーザ又は提供する
サービスに応じて、所定の値が設定されている。図9
は、本発明の第2の実施の形態におけるセキュリティレ
ベルを説明するための模式図である。
【0069】図9には、セキュリティレベル0〜セキュ
リティレベル4の関係が模式的に図示されている。セキ
ュリティレベル0は、無条件にサービスを提供し、ユー
ザ認証を行わない設定を規定するものである。また、セ
キュリティレベル1は、パスワード入力による認証を行
う設定を規定するものである。また、セキュリティレベ
ル2は、端末装置20におけるICカードの読み取りを
要求する設定を規定するものである。また、セキュリテ
ィレベル3は、端末装置20におけるバイオメトリクス
認証(指紋認証、虹彩認証、毛細血管のパターン認証な
ど身体の一部を用いた本人認証)を要求する設定を規定
するものである。また、セキュリティレベル4は、サー
ビスの提供を行わず、接続を切断する設定を規定するも
のである。すなわち、セキュリティレベルの値が上がれ
ば、セキュリティは強化される。なお、例えば、セキュ
リティレベル2の場合に、端末装置20でセキュリティ
レベル2より高いセキュリティレベルの認証(セキュリ
ティレベル3の認証)は可能であるが、セキュリティレ
ベル2より低いセキュリティレベルの認証(セキュリテ
ィレベル1の認証)は不可能である。
【0070】そして、このセキュリティレベルLの認証
に成功したか否かに応じて異なる処理を行うようにし
(ステップS106)、認証に成功した場合には、当該
端末IDの端末装置20に対して、所定の接続サービス
を提供し(ステップS107)、一方、認証に失敗した
場合には、エラーメッセージの送信などのエラー処理を
行って、接続サービスを提供しないようにする(ステッ
プS108)。
【0071】また、端末ID要求手段12によって取得
された端末IDのエントリが、端末IDテーブル内に存
在しない場合には、セキュリティレベルL+α(所定値
α>0)に設定し(ステップS109)、セキュリティ
レベルL+αの認証を行う(ステップS110)。な
お、α>0のため、セキュリティレベルL+αは、セキ
ュリティレベルLよりも大きな値を取る。したがって、
同一のサービスを提供する場合、端末IDテーブル内に
端末IDが存在する場合に行われる認証はセキュリティ
レベルLの認証となる一方、端末IDテーブル内に端末
IDが存在しない場合に行われる認証はセキュリティレ
ベルL+αとなり、端末IDテーブル内に端末IDが存
在しない場合のセキュリティレベルを高くすることが可
能となる。また、端末IDテーブル内に端末IDが存在
しない場合、端末IDが登録されていない端末装置20
へのサービスを制限することも可能である。
【0072】そして、このセキュリティレベルL+αの
認証に成功したか否かに応じて異なる処理を行うように
し(ステップS111)、認証に成功した場合には、当
該端末IDの端末装置20に対して、所定の接続サービ
スを提供し(ステップS112)、一方、認証に失敗し
た場合には、エラーメッセージの送信などのエラー処理
を行って、接続サービスを提供しないようにする(ステ
ップS113)。
【0073】次に、スケジュール管理サービスにおい
て、端末IDテーブル内に記載の設置場所に応じて、端
末装置20に対して提供するスケジュール情報を決定す
る場合について説明する。図10は、本発明の第2の実
施の形態におけるスケジュール管理サービスにおいて、
端末IDテーブル内に記載の設置場所に応じて、端末装
置20に対して提供するスケジュール情報を決定する処
理を示すフローチャートである。まず、端末ID要求手
段12によって、端末装置20から端末IDを取得し
(ステップS201)、応答内容決定手段13によっ
て、端末IDテーブル内の当該端末IDに係る設置場所
を参照する(ステップS202)。そして、端末ID要
求手段12によって取得された端末IDを有する端末装
置20が、どこに設置されているかを判断する(図10
の点線で囲まれた枠A)。
【0074】例えば、図7に示す端末IDテーブルの一
例のように、端末装置20が自宅、会社、公共の場所の
いずれかである場合、まず、設置場所が自宅か否かを判
断し(ステップS203)、設置場所が自宅ではない場
合には、さらに、設置場所が会社か否かを判断する(ス
テップS204)。こうして、設置場所が自宅、会社、
公共の場所のいずれかを判断し、それぞれの場合におい
て異なる処理が行えるようにする。なお、本実施の形態
では、端末ID要求手段12によって取得された端末I
Dを有する端末装置20がどこに設置されているかの判
断(枠A)を、ステップS203及びステップS204
の処理によって行っているが、その他の判断方法を用い
ることも可能である。
【0075】設置場所が自宅の場合、ECサービスサー
バ10は、端末装置20に対して、自宅用スケジュール
を提供する(ステップS205)。この自宅用スケジュ
ールは、例えば、ユーザに関する全てのスケジュール
(仕事や趣味・遊びを問わない全てのスケジュール)を
閲覧可能とするものである。また、設置場所が会社の場
合、ECサービスサーバ10は、端末装置20に対し
て、会社用スケジュールを提供する(ステップS20
6)。この会社用スケジュールは、例えば、ユーザの仕
事に関するスケジュールを閲覧可能とするものである。
また、設置場所が公共の場所の場合、ECサービスサー
バ10は、端末装置20に対して、公共用スケジュール
を提供する(ステップS207)。この公共用スケジュ
ールは、例えば、仕事や趣味・遊びなどのジャンルは問
わないが、第3者に見られても差し支えのないスケジュ
ールを閲覧可能とするものである。なお、自宅用スケジ
ュール、会社用スケジュール、公共用スケジュールのそ
れぞれで閲覧可能とする情報の設定は、ECサービスサ
ーバ10であらかじめ設定しておくことも可能であり、
また、ユーザが各々の好みで、設定をカスタマイズする
ことも可能である。
【0076】次に、お勧め情報提供サービスにおいて、
端末IDテーブル内に記載の種別に応じて、端末装置2
0に対して提供するお勧め情報の内容を決定する場合に
ついて説明する。図11は、本発明の第2の実施の形態
におけるお勧め情報提供サービスにおいて、端末IDテ
ーブル内に記載の種別に応じて、端末装置20に対して
提供するお勧め情報の内容を決定する処理を示すフロー
チャートである。まず、端末ID要求手段12によっ
て、端末装置20から端末IDを取得し(ステップS3
01)、応答内容決定手段13によって、端末IDテー
ブル内の当該端末IDに係る端末の種別を参照する(ス
テップS302)。そして、端末ID要求手段12によ
って取得された端末IDを有する端末装置20が、どの
ような端末装置20であるかを判断する(図11の点線
で囲まれた枠B)。
【0077】例えば、図7に示す端末IDテーブルの一
例のように、端末装置20がPC、携帯電話、ビデオ、
電子レンジ、カーナビゲーションシステムのいずれかで
ある場合、まず、種別がPCか否かを判断し(ステップ
S303)、種別がPCではない場合には、続いて種別
が携帯電話か否かを判断し(ステップS304)、種別
が携帯電話ではない場合には、続いて種別がビデオか否
かを判断し(ステップS305)種別がビデオではない
場合には、続いて種別が電子レンジか否かを判断する
(ステップS306)。こうして、種別がPC、携帯電
話、ビデオ、電子レンジ、カーナビゲーションシステム
のいずれかを判断し、それぞれの場合において異なる処
理が行えるようにする。なお、本実施の形態では、端末
ID要求手段12によって取得された端末IDを有する
端末装置20がどのような端末装置20であるかの判断
(枠B)を、ステップS303〜ステップS306の処
理によって行っているが、その他の判断方法を用いるこ
とも可能である。
【0078】種別がPCの場合、ECサービスサーバ1
0は、端末装置20に対して、お勧めWebサイト情報
を提供する(ステップS307)。このお勧めWebサ
イト情報は、ECサービスサーバ10が推奨するWeb
サイトや、人気のWebサイトの一覧である。また、種
別が携帯電話の場合、ECサービスサーバ10は、端末
装置20に対して、お勧め着メロ情報を提供する(ステ
ップS308)。このお勧め着メロ情報は、ECサービ
スサーバ10が推奨する着メロ(携帯電話機用の着信メ
ロディ)の一覧や、人気の着メロの一覧である。また、
種別がビデオの場合、ECサービスサーバ10は、端末
装置20に対して、お勧め番組情報を提供する(ステッ
プS309)。このお勧め番組情報は、ECサービスサ
ーバ10が推奨する番組(ECサービスサーバ10が配
信可能な番組)や、人気の番組の一覧である。
【0079】また、種別が電子レンジの場合、ECサー
ビスサーバ10は、端末装置20に対して、お勧めレシ
ピ情報を提供する(ステップS310)。このお勧めレ
シピ情報は、ECサービスサーバ10が推奨する料理レ
シピや、定番の料理のメニューの一覧である。また、種
別がカーナビゲーションシステムの場合、ECサービス
サーバ10は、端末装置20に対して、お勧めスポット
情報を提供する(ステップS311)。このお勧めスポ
ット情報は、ECサービスサーバ10が推奨する名所や
地域の一覧や、その季節に合った旅行プランなどの一覧
である。
【0080】次に、動画配信サービスにおいて、端末I
Dテーブル内に記載の性能に応じて、端末装置20に対
して提供する動画配信の態様を決定する場合について説
明する。図12は、本発明の第2の実施の形態における
動画配信サービスにおいて、端末IDテーブル内に記載
の性能に応じて、端末装置20に対して提供する動画配
信の態様を決定する処理を示すフローチャートである。
まず、端末ID要求手段12によって、端末装置20か
ら端末IDを取得し(ステップS401)、応答内容決
定手段13によって、端末IDテーブル内の当該端末I
Dに係る端末の性能を参照する(ステップS402)。
そして、端末ID要求手段12によって取得された端末
IDを有する端末装置20が、どのくらいの性能を持っ
ているかを判断する(図12の点線で囲まれた枠C)。
【0081】例えば、図7に示す端末IDテーブルの一
例のように、端末装置20の通信速度、処理速度、メモ
リ容量、動画再生の可否が判る場合、まず、端末装置2
0が、動画再生が可能か否かを判断し(ステップS40
3)、動画再生が可能な場合には、続いて通信速度が所
定値以上か否かを判断し(ステップS404)、通信速
度が所定値以上の場合には、続いて処理速度が所定値以
上か否かを判断し(ステップS405)、処理速度が所
定値以上の場合には、続いてメモリ容量が所定値以上か
否かを判断する(ステップS406)。こうして、端末
装置20に対して動画配信を行うか否か、及び、配信す
る動画をどのくらいの品質にするかを判断し、それぞれ
の場合において異なる処理が行えるようにする。なお、
本実施の形態では、端末ID要求手段12によって取得
された端末IDを有する端末装置20がどのくらいの性
能を持っているかの判断(枠C)を、ステップS403
〜ステップS406の処理によって行っているが、その
他の判断方法を用いることも可能である。
【0082】上記のようにして、動画再生能力がない端
末装置20に対しては、動画配信を行わないようにし
(ステップS407)、一方、動画再生が可能な端末装
置20に対しては、端末装置20の性能に応じて、低品
質の動画配信(ステップS408)、標準品質の動画配
信(ステップS409)、高品質の動画配信(ステップ
S410)、最高品質の動画配信(ステップS411)
を実行するようにする。なお、動画の品質は、ビットレ
ート、圧縮率、画像解像度などによって規定されるもの
であり、また、MPEG(Moving Pictures Experts Gr
oup)1、MPEG2、MPEG4などの規格を用いて
作成された動画を配信することが可能である。
【0083】また、上記では、端末IDのエントリが存
在するか否かの参照、設置場所の参照、種別の参照、性
能の参照をそれぞれ独立して説明したが、これらの情報
の参照を組み合わせて、端末装置20に提供するサービ
ス内容を決定することも可能である。例えば、ECサー
ビスサーバ10は、端末装置20から取得した端末ID
に応じて、以下のように、各端末装置20と提供するサ
ービスを決定する場合について説明する。
【0084】(a)自宅のPC:PCの性能に応じて標
準品質又は高品質の動画を提供(動画配信サービス) (b)会社のPC:検索サイトのトップページを提供
(インターネット接続サービス) (c)自宅の携帯電話:最新着メロ情報を提供(着メロ
ダウンロードサービス) (d)会社の携帯電話:顧客の電話番号一覧情報を提供
(電話暗号管理サービス) (e)自宅のカーナビゲーションシステム(自家用車の
カーナビゲーションシステム):釣り場情報と各地の天
気情報を提供(釣り場情報提供サービス) (f)会社のカーナビゲーションシステム(社用車のカ
ーナビゲーションシステム):会社周辺の地図情報(地
図情報提供サービス)
【0085】図13は、本発明の第2の実施の形態にお
ける端末IDに応じて、選択的に各サービスを提供する
場合のフローチャートである。ECサービスサーバ10
が、端末IDを参照して、選択的に上記の(a)〜
(f)の各サービスを提供する場合、まず、端末ID要
求手段12によって、端末装置20から端末IDを取得
し(ステップS501)、応答内容決定手段13によっ
て、端末IDテーブルの各項目を参照する(ステップS
502)。
【0086】そして、種別の項目を参照して、端末ID
要求手段12によって取得された端末IDを有する端末
装置20が、どのような端末装置20であるかを判断す
る(ステップS503)。このステップS503の処理
は、図11の点線で囲まれた枠Bにおける処理と同様に
行われる。ここまでの処理によって、端末装置20が、
PC、携帯電話、カーナビゲーションシステムのいずれ
かが判別される。
【0087】次に、設置場所の項目を参照して、PC、
携帯電話、カーナビゲーションシステムの各種別におい
て、主にどこで利用されるかが判別される(ステップS
504〜ステップS506)。このステップS503の
処理は、図10の点線で囲まれた枠Aにおける処理と同
様に行われる。ここまでの処理によって、端末装置20
が、自宅のPC、会社のPC、自宅の携帯電話、会社の
携帯電話、自宅のカーナビゲーションシステム、会社の
カーナビゲーションシステムのいずれかが判別される。
【0088】さらに、自宅のPCの場合には、端末ID
テーブルの性能の項目を参照して、標準以下の性能のP
Cに対しては標準品質の動画を配信し、標準以上の性能
のPCに対しては高品質の動画を配信するよう決定する
(ステップS507)。このステップS507の処理
は、図12の点線で囲まれた枠Cにおける処理と同様に
行われる。
【0089】このようにして、ECサービスサーバ10
は、端末装置20から取得した端末IDを基にして端末
IDテーブルを参照し、自宅のPCの場合には標準品質
又は高品質の動画配信(ステップS508又はステップ
S509:上記の(a))、会社のPCの場合には検索
サイトの表示(ステップS510:上記の(b))、自
宅の携帯電話の場合には最新着メロ情報の表示(ステッ
プS511:上記の(c))、会社の携帯電話の場合に
は顧客の電話番号の表示(ステップS512:上記の
(d))、自宅のカーナビゲーションシステムの場合に
は釣り場情報の表示(ステップS513:上記の
(e))、会社のカーナビゲーションシステムの場合に
は地図情報の表示(ステップS514:上記の(f))
を行うことが可能となる。
【0090】なお、本発明の第1の実施の形態と本発明
の第2の実施の形態とを組み合わせて利用することも可
能である。すなわち、ECサービスサーバ10は、個人
情報データベース14及び端末IDデータベース15の
両方を参照し、端末装置20から取得した会員ID及び
端末IDに応じて、サービスの可否の決定やサービス内
容の変更などを行い、顧客に対して効果的なサービスを
提供できるようにすることも可能である。
【0091】(第3の実施の形態)特に、会員IDと端
末IDとの組み合わせは、会員IDに応じて端末IDの
登録の有無をチェックして、セキュリティレベルの変更
を行う場合に有効である。以下、応答内容決定手段13
が、個人情報要求手段11によって端末装置20から取
得した会員IDと、端末ID要求手段12によって端末
装置20から取得した端末IDとに基づいて、個人情報
データベース14内の会員IDテーブルを参照し、端末
装置20に対するサービスの内容を決定する態様につい
て説明する。なお、ECサービスシステムの構成は、図
6に示すものと同一である。
【0092】図14は、本発明の第3の実施の形態にお
ける接続サービスにおいて、会員IDに対応する端末I
Dのエントリが存在するか否かに応じて、サービスの内
容を決定する処理を示すフローチャートである。まず、
個人情報要求手段11によって、端末装置20から会員
情報として会員IDを取得する(ステップS601)。
なお、ステップS601で取得した会員IDを用いて、
通常の会員ID+パスワードによる認証処理を行った
り、上記の第1の実施の形態で説明したような各会員へ
のサービス提供の設定などを行ったりすることも可能で
ある。端末ID要求手段12によって、端末装置20か
ら端末IDを取得する(ステップS602)。そして、
応答内容決定手段13によって、図15に示す会員情報
テーブル内を参照する(ステップS603)。
【0093】図15は、本発明の第3の実施の形態にお
ける会員IDテーブルの一例を示す模式図である。会員
IDテーブルは、こうした会員IDと端末IDとの関連
を示すものであり、図15には、会員ID、名前(会員
名)、使用端末IDが関連付けられて記載されている。
会員IDは、各会員の識別を可能とするために割り当て
られた識別情報であり、また、使用端末IDは、サービ
スを受けるための端末装置20として登録している使用
端末(各会員がサービスを受ける際に使用したことのあ
る使用端末)の識別情報である。すなわち、会員IDテ
ーブルを参照することによって、会員IDで識別される
ユーザが、所定の端末装置20(各会員の主端末や副端
末など)からECサービスサーバ20にアクセスしてい
るか否かを判断することができる。
【0094】そして、応答内容決定手段13は、個人情
報要求手段11によって取得された会員IDと関連付け
られて会員IDテーブルに記載されている使用端末ID
のエントリの中に、端末ID取得手段12によって取得
された端末IDが存在するか否かを調べる(ステップS
604)。すなわち、このステップS604の処理は、
会員IDで識別されるユーザが、使用端末として登録し
ている端末装置20を用いてアクセスしてきているか否
かを調べるものである。
【0095】そして、個人情報要求手段11によって取
得された会員IDと関連付けられて会員IDテーブルに
記載されている使用端末IDのエントリの中に、端末I
D取得手段12によって取得された端末IDが存在する
場合には、ステップS104以降の処理を行う。すなわ
ち、その会員の使用端末として登録されている端末装置
20によるアクセスの場合には、セキュリティレベルL
を設定する。一方、個人情報要求手段11によって取得
された会員IDと関連付けられて会員IDテーブルに記
載されている端末IDのエントリの中に、端末ID取得
手段12によって取得された端末IDが存在しない場合
には、ステップS109以降の処理を行う。すなわち、
その会員の使用端末として登録されている端末装置20
によるアクセスではない場合には、セキュリティレベル
L+αを設定し、セキュリティを強化する。
【0096】このように、会員が、所定の端末装置20
(通常使用している端末装置20)でアクセスしてきて
いるかを判断し、所定の端末装置20を使用しないでア
クセスしてきた場合には、所定の端末20によるアクセ
スの場合に比べて、セキュリティレベルを上げることが
可能となる。これは、例えば、以下のような場合に有効
である。例えば、Aさんは、通常、居間のテレビ(端末
ID:ABC)を利用して動画配信サービスを受けてい
る一方、Bさんは、通常、自分の携帯電話機(端末I
D:GHI)を利用して動画配信サービスを受けてお
り、時折、居間のテレビ(端末ID:ABC)を利用す
ることもあるような場合を考える。この場合、端末ID
のみを用いてセキュリティレベルの設定を行うと、日常
的に利用しているAさんと、たまにしか利用しないBさ
んとが同じセキュリティレベルになってしまうが、上記
のように、会員IDと端末IDとの両方を参照すること
によって、ECサービスサーバ10は、どのユーザがテ
レビを利用しているのかを判断することが可能となり、
Aさんに対してはセキュリティレベルを通常レベルに設
定し、Bさんに対しては、セキュリティレベルを高レベ
ルに設定することが可能となる。
【0097】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のECサービスシステムでは、ユーザが、ECサービス
全般に渡って自らの情報(例えば、買い物履歴などの各
会員に固有の個人情報や、利用している端末を特定する
情報)を提供することで、初めて訪れる店舗であって
も、満足なサービスを受けることができ、かつ、ユーザ
に最適なサービスを受けることができる。
【0098】また、サービス事業者は、個人情報の収集
を効果的に行うことができ、また、潜在的な顧客の掘り
起こしを行なう際に、無駄な投資を防止でき、さらに
は、各ユーザに最適なサービスを提供することができ
る。
【0099】また、本発明の電子商取引端末、電子商取
引サービスサーバ、コンピュータプログラムは、このE
Cサービスシステムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるECサービ
スシステムの構成図
【図2】本発明の第1の実施の形態のECサービスシス
テムでの個人情報のデータ構成図
【図3】本発明の第1の実施の形態のECサービスシス
テムでの端末ID情報のデータ構成図
【図4】本発明の第1の実施の形態のECサービスシス
テムでの個人情報データベース蓄積情報のデータ構成図
【図5】本発明の第1の実施の形態におけるECサービ
スシステムの交信手順を示すシーケンス図
【図6】本発明の第2の実施の形態におけるECサービ
スシステムの構成図
【図7】本発明の第2の実施の形態における端末IDテ
ーブルの一例を示す模式図
【図8】本発明の第2の実施の形態における接続サービ
スにおいて、端末IDテーブル内に端末IDのエントリ
が存在するか否かに応じて、端末装置20に対して接続
を許可するか否かを決定する処理を示すフローチャート
【図9】本発明の第2の実施の形態におけるセキュリテ
ィレベルを説明するための模式図
【図10】本発明の第2の実施の形態におけるスケジュ
ール管理サービスにおいて、端末IDテーブル内に記載
の設置場所に応じて、端末装置20に対して提供するス
ケジュール情報を決定する処理を示すフローチャート
【図11】本発明の第2の実施の形態におけるお勧め情
報提供サービスにおいて、端末IDテーブル内に記載の
種別に応じて、端末装置20に対して提供するお勧め情
報の内容を決定する処理を示すフローチャート
【図12】本発明の第2の実施の形態における動画配信
サービスにおいて、端末IDテーブル内に記載の性能に
応じて、端末装置20に対して提供する動画配信の態様
を決定する処理を示すフローチャート
【図13】本発明の第2の実施の形態における端末ID
に応じて、選択的に各サービスを提供する場合のフロー
チャート
【図14】本発明の第3の実施の形態における接続サー
ビスにおいて、会員IDに対応する端末IDのエントリ
が存在するか否かに応じて、サービスの内容を決定する
処理を示すフローチャート
【図15】本発明の第3の実施の形態における会員ID
テーブルの一例を示す模式図
【符号の説明】
10 ECサービスサーバ 11 個人情報要求手段 12 端末ID要求手段 13 応答内容決定手段 14 個人情報データベース 15 端末IDデータベース 20 端末装置 21 個人情報開示手段 22 個人情報蓄積手段 23 端末ID開示手段 24 端末ID蓄積手段 25 応答内容表示手段
フロントページの続き (72)発明者 影山 光宏 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 佐藤 光弘 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子商取引サービスを提供するサービス
    サーバと、前記サービスサーバとネットワーク経由で通
    信して前記電子商取引サービスを受ける電子商取引端末
    とからなる電子商取引サービスシステムであって、 前記電子商取引端末は、 利用者の買い物履歴を含む個人情報を蓄積する個人情報
    蓄積手段と、 前記サービスサーバの要求に基づいて、前記サービスサ
    ーバに対して前記個人情報を開示する個人情報開示手段
    とを備え、 前記サービスサーバは、 過去に前記電子商取引サービスを受けたことのある利用
    者の前記個人情報を管理する個人情報データベースと、 前記電子商取引端末に対して前記利用者の前記個人情報
    の開示を求める個人情報要求手段と、 前記電子商取引端末によって開示された前記個人情報
    と、前記個人情報データベースの内容とに基づいて、前
    記電子商取引端末に対する応答内容を決定する応答内容
    決定手段とを、 備える電子商取引サービスシステム。
  2. 【請求項2】 前記電子商取引端末の前記個人情報開示
    手段は、前記利用者とは異なり前記電子商取引サービス
    の利用に関わらない他の利用者の前記個人情報をも前記
    サービスサーバに開示し、前記サービスサーバの応答内
    容決定手段は、前記電子商取引端末によって開示された
    前記個人情報に対応する利用者のエントリが前記個人情
    報データベースに存在しない場合に、前記電子商取引端
    末によって開示された前記個人情報の内容のみに基づい
    て前記応答内容を決定するよう構成されている請求項1
    に記載の電子商取引サービスシステム。
  3. 【請求項3】 前記電子商取引端末は、端末固有の端末
    IDを蓄積する端末ID蓄積手段と、前記サービスサー
    バの要求に基づいて前記端末IDを開示する端末ID開
    示手段とを具備し、前記サービスサーバは、前記電子商
    取引端末に対して前記端末IDの開示を求める端末ID
    要求手段を具備し、前記応答内容決定手段は、前記電子
    商取引端末によって開示された前記個人情報及び前記端
    末IDと、前記個人情報データベースの内容とに基づい
    て前記応答内容を決定するよう構成されている請求項1
    に記載の電子商取引サービスシステム。
  4. 【請求項4】 前記サービスサーバの前記応答内容決定
    手段は、前記電子商取引端末によって開示された前記端
    末IDと同一の端末を用いて前記電子商取引サービスを
    受けた他の利用者が前記個人情報データベースに記録さ
    れている場合に、前記他の利用者の受けたサービスに言
    及する内容を前記応答内容に含めるよう構成されている
    請求項3に記載の電子商取引サービスシステム。
  5. 【請求項5】 前記電子商取引端末の前記個人情報蓄積
    手段は、前記個人情報に、前記利用者が主として利用す
    る前記電子商取引端末の端末IDである主端末IDが含
    まれるよう構成されている請求項1に記載の電子商取引
    サービスシステム。
  6. 【請求項6】 前記電子商取引端末の前記個人情報蓄積
    手段は、前記個人情報に、前記利用者が主として利用す
    る前記電子商取引端末の端末IDである主端末IDが含
    まれるよう構成されている請求項3に記載の電子商取引
    サービスシステム。
  7. 【請求項7】 前記サービスサーバの前記応答内容決定
    手段は、前記電子商取引端末によって開示された前記端
    末IDと、前記電子商取引端末によって開示された前記
    個人情報に含まれる主端末IDとが同一であるかどうか
    を判断し、その結果に基づいて応答内容を決定するよう
    構成されている請求項6に記載の電子商取引サービスシ
    ステム。
  8. 【請求項8】 前記サービスサーバの前記応答内容決定
    手段は、前記電子商取引端末によって開示された前記端
    末IDと同一の端末を用いて前記電子商取引サービスを
    受けた他の利用者が前記個人情報データベースに記録さ
    れているかどうかを判断し、その結果に基づいて前記応
    答内容を決定するよう構成されている請求項6に記載の
    電子商取引サービスシステム。
  9. 【請求項9】 前記電子商取引サービスの対象がデジタ
    ルデータであるとき、前記サービスサーバの前記応答内
    容決定手段は、前記電子商取引端末によって開示された
    前記端末IDの端末でのみ前記デジタルデータの再生が
    可能となるような条件を前記応答内容に含めるよう構成
    されている請求項3に記載の電子商取引サービスシステ
    ム。
  10. 【請求項10】 電子商取引サービスを提供するサービ
    スサーバと、前記サービスサーバとネットワーク経由で
    通信して前記電子商取引サービスを受ける電子商取引端
    末とからなる電子商取引サービスシステムであって、 前記電子商取引端末は、 端末固有の端末IDを蓄積する端末ID蓄積手段と、 前記サービスサーバの要求に基づいて前記端末IDを開
    示する端末ID開示手段とを備え、 前記サービスサーバは、 前記電子商取引端末に対して前記端末IDの開示を求め
    る端末ID要求手段と、 前記端末IDに関連した情報が記載されている端末ID
    テーブルを格納する端末IDデータベースと、 前記電子商取引端末によって開示された前記端末ID
    と、前記端末IDデータベースの内容とに基づいて、前
    記電子商取引端末に対する応答内容を決定する応答内容
    決定手段とを、 備える電子商取引サービスシステム。
  11. 【請求項11】 前記サービスサーバは、過去に前記電
    子商取引サービスを受けたことのある利用者の前記個人
    情報を管理する個人情報データベースと、前記電子商取
    引端末に対して前記利用者の前記個人情報の開示を求め
    る個人情報要求手段とを備え、前記応答内容決定手段
    は、前記電子商取引端末によって開示された前記個人情
    報及び前記端末IDと、前記個人情報データベースの内
    容及び前記端末IDデータベースの内容とに基づいて前
    記応答内容を決定するよう構成されている請求項10に
    記載の電子商取引サービスシステム。
  12. 【請求項12】 前記サービスサーバの前記応答内容決
    定手段は、前記端末IDテーブルに、前記端末ID要求
    手段を通じて取得した前記端末IDが含まれているか否
    かを判断し、前記端末ID要求手段を通じて取得した前
    記端末IDが前記端末IDテーブルに含まれていない場
    合には、前記電子商取引端末へのサービスを制限するよ
    う構成されている請求項10又は11に記載の電子商取
    引サービスシステム。
  13. 【請求項13】 前記サービスサーバの前記応答内容決
    定手段は、前記端末IDテーブルに、前記端末ID要求
    手段を通じて取得した前記端末IDが含まれているか否
    かを判断し、前記端末ID要求手段を通じて取得した前
    記端末IDが前記端末IDテーブルに含まれていない場
    合には、前記電子商取引端末の認証の際のセキュリティ
    を上げるよう構成されている請求項10又は11に記載
    の電子商取引サービスシステム。
  14. 【請求項14】 前記端末IDテーブルには、前記端末
    ID及び前記電子商取引端末の種別を示す情報が含まれ
    ており、前記サービスサーバの前記応答内容決定手段
    は、前記端末ID要求手段を通じて前記端末IDを取得
    した前記電子商取引端末の種別を判別し、前記種別に応
    じて前記応答内容を決定するよう構成されている請求項
    10又は11に記載の電子商取引サービスシステム。
  15. 【請求項15】 前記端末IDテーブルには、前記端末
    ID及び前記電子商取引端末の設置場所を示す情報が含
    まれており、前記サービスサーバの前記応答内容決定手
    段は、前記端末ID要求手段を通じて前記端末IDを取
    得した前記電子商取引端末の設置場所を判別し、前記設
    置場所に応じて前記応答内容を決定するよう構成されて
    いる請求項10又は11に記載の電子商取引サービスシ
    ステム。
  16. 【請求項16】 前記端末IDテーブルには、前記端末
    ID及び前記電子商取引端末の性能を示す情報が含まれ
    ており、前記サービスサーバの前記応答内容決定手段
    は、前記端末ID要求手段を通じて前記端末IDを取得
    した前記電子商取引端末の性能を判別し、前記性能に応
    じて前記応答内容を決定するよう構成されている請求項
    10又は11に記載の電子商取引サービスシステム。
  17. 【請求項17】 前記端末IDテーブルには、前記端末
    ID及び前記電子商取引端末の種別、設置場所、性能を
    示す情報が含まれており、前記サービスサーバの前記応
    答内容決定手段は、前記端末ID要求手段を通じて前記
    端末IDを取得した前記電子商取引端末の種別、設置場
    所、性能を判別し、前記種別、前記設置場所、前記性能
    の組み合わせに応じて前記応答内容を決定するよう構成
    されている請求項10又は11に記載の電子商取引サー
    ビスシステム。
  18. 【請求項18】 電子商取引サービスを提供するサービ
    スサーバから電子商取引サービスを受ける電子商取引端
    末であって、 利用者の買い物履歴を含む個人情報を蓄積する個人情報
    蓄積手段と、 前記サービスサーバの要求に基づいて、前記サービスサ
    ーバに対して前記個人情報を開示する個人情報開示手段
    と、 端末固有の端末IDを蓄積する端末ID蓄積手段と、 前記サービスサーバの要求に基づいて、前記サービスサ
    ーバに対して前記端末IDを開示する端末ID開示手段
    とを、 備える電子商取引端末。
  19. 【請求項19】 電子商取引サービスを求める電子商取
    引端末に前記電子商取引サービスを提供するサービスサ
    ーバであって、 前記電子商取引端末に対して利用者の買い物履歴を含む
    個人情報の開示を求める個人情報要求手段と、 前記電子商取引端末に対して端末IDの開示を求める端
    末ID要求手段と、 過去に前記電子商取引サービスを受けたことのある利用
    者の前記個人情報を管理する個人情報データベースと、 前記電子商取引端末によって開示された前記個人情報及
    び前記端末IDと、前記個人情報データベースの内容と
    に基づいて、前記電子商取引端末に対する応答内容を決
    定する応答内容決定手段とを、 備える電子商取引サービスサーバ。
  20. 【請求項20】 電子商取引サービスを求める電子商取
    引端末に前記電子商取引サービスを提供するサービスサ
    ーバであって、 前記電子商取引端末に対して前記端末IDの開示を求め
    る端末ID要求手段と、 前記端末IDに関連した情報が記載されている端末ID
    テーブルを格納する端末IDデータベースと、 前記電子商取引端末によって開示された前記端末ID
    と、前記端末IDデータベースの内容とに基づいて、前
    記電子商取引端末に対する応答内容を決定する応答内容
    決定手段とを、 備える電子商取引サービスサーバ。
  21. 【請求項21】 電子商取引サービスを提供するサービ
    スサーバから前記電子商取引サービスを受ける電子商取
    引端末のコンピュータを、 前記サービスサーバの要求に基づいて、利用者の買い物
    履歴を含む個人情報を開示する個人情報開示手段と、 前記サービスサーバの要求に基づいて、端末固有の端末
    IDを開示する端末ID開示手段として機能させるため
    のコンピュータプログラム。
  22. 【請求項22】 電子商取引サービスを求める電子商取
    引端末に電子商取引サービスを提供するサービスサーバ
    のコンピュータを、 前記電子商取引端末に対して利用者の買い物履歴を含む
    個人情報の開示を求める個人情報要求手段と、 前記電子商取引端末に対して端末IDの開示を求める端
    末ID要求手段と、 開示された前記個人情報及び端末IDと、過去に電子商
    取引サービスを提供した利用者の前記個人情報を管理す
    る個人情報データベースの内容とに基づいて、前記電子
    商取引端末に対する応答内容を決定する応答内容決定手
    段として機能させるためのコンピュータプログラム。
  23. 【請求項23】 電子商取引サービスを求める電子商取
    引端末に電子商取引サービスを提供するサービスサーバ
    のコンピュータを、 前記電子商取引端末に対して前記端末IDの開示を求め
    る端末ID要求手段と、 前記端末IDに関連した情報が記載されている端末ID
    テーブルを格納する端末IDデータベースと、 前記電子商取引端末によって開示された前記端末ID
    と、前記端末IDデータベースの内容とに基づいて、前
    記電子商取引端末に対する応答内容を決定する応答内容
    決定手段として機能させるためのコンピュータプログラ
    ム。
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