JP2003222902A - 表示装置およびモジュール - Google Patents

表示装置およびモジュール

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JP2003222902A
JP2003222902A JP2002020872A JP2002020872A JP2003222902A JP 2003222902 A JP2003222902 A JP 2003222902A JP 2002020872 A JP2002020872 A JP 2002020872A JP 2002020872 A JP2002020872 A JP 2002020872A JP 2003222902 A JP2003222902 A JP 2003222902A
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switching element
pixel electrode
wiring
counter electrode
pixels
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JP2002020872A
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English (en)
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Tsunenori Yamamoto
恒典 山本
Makoto Tsumura
津村  誠
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】表示装置において、画素に十分大きい電圧が印
加できず十分な表示可能輝度が得られない。 【解決手段】表示装置またはモジュールを、共通配線1
05,106を2系統とし、画素内メモリ110の第1
のトランジスタ107が接続されている端子とは別の端
子は、自画素の対向電極が接続されている共通配線A1
05とは別の系統の共通配線B106に接続され、第1
のトランジスタ107がオンとなった後に上記2系統の
共通配線105,106の電位を極性反転させることを
特徴とする表示装置またはモジュールとする。 【効果】画素に大きい電圧を印加することが可能とな
り、表示可能輝度範囲の広い表示装置及びモジュールを
提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶素子等の発光素
子を使用した表示装置および表示装置用モジュールに係
る。
【0002】
【従来の技術】従来の表示装置について、以下に説明す
る。
【0003】これまで、表示装置としてはCRTが主流
であったが、近年はアクティブマトリクス型のLCDが
普及しつつあり、さらに次世代の表示装置として、アク
ティブマトリクス型有機EL(エレクトロルミネッセン
ス)ディスプレイなどが登場しつつある。これらの表示
装置はインパルス発光型表示装置であるCRTとは異な
り、ホールド発光型表示装置であるために、動画を表示
したときの画質が劣化してしまうという報告が電気通信
学会技術報告EID96−4,pp.19−26(199
6−06)等でなされている。これらの報告によると、
ホールド発光している動画像と人間の動画追従視による
視線移動の不一致により動画像にぼやけが発生するた
め、動画質が低下してしまうという事である。この動画
質の劣化を改善するには、フレーム周波数(1画面表示
周波数)をn倍速化する、もしくは画像表示を1/nフ
レーム期間とし、残りの期間をブランキング表示とする
方法がある事も記載されている。尚、ここでnの数値は
大きいほど、高速移動する動画に対しても有効である。
【0004】この動画質改善方法を実現するには、例え
ばIDRC’97 P203のように1フレーム中に、
まず通常の2倍程度の速さで画像を全画面に書込み、そ
の後で、バックライトを1/2〜1/4フレームだけ点
灯する方法がある。このようにすると、表示している期
間は1フレームの1/2〜1/4期間となるため、動画
ボヤケが低減される。
【0005】しかし、上記の方法では、通常の2倍速以
上の速さで画像を画面に書込む為、画素構造によっては
画像の書込みが不十分となり、静止画段階ですら高画質
が得られない場合がある。
【0006】この書込み不足を解決する駆動方法には、
特開平9−288261号公報記載のように、全画素内
にメモリ手段と2つのスイッチング手段,リセット手段
をもち、画像データを一度、各画素内のメモリ手段に書
込み、全画素一斉に表示をする方法がある。この方法に
よれば、画像書込みが不充分とならずに、1/2〜1/
4期間表示が可能となるので、高画質でかつ動画ボヤケ
を低減することが可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図21はIPS型の液
晶表示素子の画素印加電圧―輝度特性例である。図21
において401は画素に印加可能な電圧の例、402は
表示可能輝度範囲である。図21より画素には大きい電
圧を印加できる方が、表示可能輝度範囲が広がり好まし
いことが分かる。しかし、実際にはコストダウンのため
に信号線の電源に出力電圧の小さいものを使用する場合
があり、そのような場合には画素に十分大きい電圧が印
加できず実用上十分な表示可能輝度が得られない。
【0008】本発明の目的は、信号線の電源に出力電圧
の小さいものを使用しても画素に大きい電圧を印加する
ことを可能とし、表示可能輝度範囲の広い表示装置及び
モジュールを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の表示装置またはモジュールは、メモリ素子
と、第1のスイッチング素子と、画素電極と、対向電極
と、共通配線とを有し、メモリ素子の第1のスイッチン
グ素子が接続されている端子とは別の端子を、自画素の
対向電極が接続されている共通配線とは別の配線に接続
することを特徴とする。
【0010】また、本発明の表示装置あるいはモジュー
ルの実施形態としては、表示装置またはモジュールを、
メモリ素子と、第1のスイッチング素子と、画素電極
と、対向電極とを有し、メモリ素子の第1のスイッチン
グ素子が接続されている端子とは別の端子は、自画素の
対向電極が接続されている共通配線とは別の配線に接続
されていて、共通配線は画素内に2系統存在し、メモリ
素子の端子が接続している配線が、自画素の対向電極が
接続されている共通配線とは異なる系統の共通配線であ
るようにしたものが挙げられる。
【0011】或いは更に、この実施形態の要件に加え
て、2系統の共通配線は互いの系統で異なる電位が印加
されており、メモリ素子は、選択された前記走査配線に
接続されている第1のスイッチング素子が導通状態とな
った後に信号線の電位が書込まれるものであり、2系統
の共通配線の電位は、第1のスイッチング素子を導通さ
せた後に極性反転し、画素電極は、自画素の前記画素電
極と前記対向電極との電圧差を前記画素電極と対向電極
の電圧差を解消する手段により解消させた後に第2のス
イッチング素子を導通させて前記メモリ素子の電圧が転
送されるものとし、画素電極に電圧が転送された後に所
定の期間発光するバックライトを有することを特徴とす
る表示装置またはモジュールとしたものが挙げられる。
【0012】尚、この他本発明の特徴は本願特許請求の
範囲に記載の通りである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例により具体
的に説明する。 [実施例1]本実施例のアクティブマトリクス型液晶表
示装置における画素の回路図を図1に、また、比較例の
回路図を図3に示す。
【0014】走査配線101とデータ信号配線102が
マトリクス状に形成され、その交点に走査配線101が
ゲート端子となるように第1のトランジスタ107が配
置されている。第1のトランジスタ107,走査配線1
01に制御信号である選択パルス(ある電圧値)が与え
られるとデータ信号配線102の電位を画素内メモリ素
子110に書込む。画素内メモリ素子110に書込まれ
た電位はストローブ配線103がゲート端子となってい
る第2のトランジスタ108によって、保持容量111
と液晶(容量)112に転送される。保持容量111と
液晶(容量)112の両端子は消去配線104をゲート
端子とした第3のトランジスタ109によって接続され
ており、消去配線104に選択パルス(ある電圧値)を
入力すると短絡され、電圧差は解消される。
【0015】以上までは本実施例(図1)と比較例(図
3)は同じであるが、本実施例における回路図である図
1では、保持容量111や液晶(容量)112が1行ご
とに異なる系統の共通配線A105,共通配線B106
に接続されており、同じ画素内のメモリ素子110は上
記の保持容量111や液晶(容量)112とは異なる系
統の共通配線B106や共通配線A105に接続されて
いる点が特徴である。
【0016】ここで、比較例における駆動シーケンスを
図3と図4を用いて説明すると、走査配線101には上
部より逐次、選択電圧が印加されて、下方に走査される
(走査配線印加電圧301)。データ信号配線102に
はそれぞれの行の画素に表示すべきデータが印加され
(データ信号配線印加電圧302)、第1のトランジスタ
107がONになることにより画素内メモリ110に書
込まれ(画素内メモリ電圧310)、その後選択電圧が
0となり第2のスイッチング素子がオフとなることによ
り信号線印加電圧が画素内メモリに保持される。図4で
は4行目の画像データが画素内メモリ110に書込まれ
ている。このまま、走査配線101の走査が進み、最終
段の768段目まで、選択段に対応する画素の画素内メ
モリ110に画像データが書込まれた後に、ストローブ
配線103にストローブパルスが印加され(ストローブ
配線印加電圧303)、第2のトランジスタ108がオ
ン(導通状態)となることにより全ての画素の画素内メモ
リ110に保持されていた電圧が保持容量111や液晶
(容量)112に転送される(画素電極電圧312)。た
だし、本比較例(図3)では保持容量111と液晶(容
量)112を加えた容量と画素内メモリ110の容量が
ほぼ等しいため、この転送後の画素電極電圧312は、
容量再配分により初期に画素内メモリ110に印加され
ていた電圧310の半分程度となっている。
【0017】この画素電極電圧312により液晶112
が応答し(液晶応答313)、十分に液晶が応答し終え
た頃にバックライトを点灯させることで画像を表示する
(バックライト点灯321)。
【0018】液晶が応答するための期間やバックライト
を点灯させている期間中に、次に表示するための画像デ
ータを走査配線101とデータ信号配線102を使って
画素内メモリ110に書込んでいることにより、各画素
に画像データの書込み不足を生じることなく、1/4〜
1/2期間の画像表示が可能である。ただし、これらの
次の画像データを保持容量111や液晶112に転送す
る前に、消去配線104に消去パルスを印加して(消去配
線印加電圧304)、第3のスイッチング素子をオンに
することにより前の画像データを消去する必要がある。
【0019】以上のように比較例では、各画素に画像デ
ータの書込み不足を生じることなく、1フレームの1/
4〜1/2期間の表示が可能となるが、画素内メモリ1
10から保持容量111と液晶(容量)112に転送す
る際に、電圧が低下してしまうのが課題であった。
【0020】次に本実施例での駆動シーケンスを図2に
示す。本実施例では、走査配線101とデータ信号配線1
02を使って、画素内メモリ110に画像データを書込
んでいる点では図3と同じであり、次の画像データを書
込む前に消去配線104に消去パルスを印加することで
保持容量111と液晶(容量)112の電位差を消去し
ている点においても比較例と同じである。
【0021】しかし、本実施例では、全画面分の画像デ
ータを画素内メモリ110に書込んだ後に、共通配線A
105と共通配線B106の電位を入れ替えて、極性反
転をしている(共通配線A印加電圧305,共通配線B
印加電圧306)。この極性反転により、画素内メモリ
110の電位は容量結合で変化する。画素内メモリ11
0が接続している共通配線と保持容量111や液晶(容
量)112が接続している共通配線は図1で示してある
ように本実施例では別系統であるため、必ず、電位差は
広がる方向に電位変動する。その後でストローブ配線1
03にストローブパルスを印加して、画素内メモリ11
0の電位を保持容量111と液晶(容量)112に転送
させるが、容量再配分による電圧低下以上に、共通配線
の極性反転時に高い電位差を得られる為、液晶容量に書
込まれた電位は初期に画素内メモリ110に書込まれた
電圧より高くなる。
【0022】尚、本実施例においては同一のフレーム期
間においては、画素容量に書込む電圧を行ごとに極性反
転させている。これは画面のフリッカー現象(ちらつ
き)を抑えるためである。液晶素子の輝度は印加電圧の
絶対値によって決まるので、理想的には印加電圧の極性
は輝度には影響がない。しかし実際には正電圧と負電圧
の場合で若干輝度特性が異なる。そのため、各画素で1
フレーム周期で明,暗を繰り返すフリッカー現象が生じ
る。そこで、画素容量に書込む電位を行ごとに極性反転
すれば、隣接する行の画素ごとに明,暗のタイミングが
逆になるので画面全体を見たときのフリッカー現象を目
立たなくすることができる。フリッカーを抑えるために
はこのような工夫は必須である。本実施例は、フリッカ
ーを抑えるために行ごとに画素電極の印加電圧を反転さ
せていることを利用している。
【0023】本実施例では共通配線を2系列としたが、
前記比較例のように共通配線を1系列として、走査配線
で行を選択する周期(約20μs)で共通配線の電位の
極性を反転させる方法も考えられる。ただしこの場合、
極性反転の周期が非常に短いので、電圧が反転し終わる
前にメモリ容量に画像データが書込まれ書込み不足が生
じる場合がある。本実施例のように共通配線を2系列と
すれば、共通配線の電位の極性反転の周期は比較的長い
(約16.7ms)ので、共通配線の電位が十分に反転し
終ってからメモリ容量に画像データを書込むことができ
るので書込み不足は生じない。
【0024】極性反転時に得られる電位差は画像データ
に関わらず一定値であるため、初期に画素内メモリ11
0に書込まれた電圧と比較して、液晶に印加される電圧
のダイナミックレンジは小さくなる。この為、使用する
液晶としては、光変調特性の動作開始点電圧と動作終了
点電圧は比較的高くても良いが、両者の差、つまりダイ
ナミックレンジは比較的小さいものであることが好まし
い。
【0025】次に、図5に本実施例における液晶表示装
置に使用されるモジュールにおけるブロック図を示す。
モジュールは表示部,バックライトおよび表示コントロ
ーラ等で構成される。モジュールに電源回路,ケース等
を組立てると液晶表示装置となる。画像出力源から出力
された画像データ及びコントロール信号は表示コントロ
ーラ200に入力される。この表示コントローラ200
が各配線の駆動回路を制御して画像を表示させる。この
本実施例における表示コントローラ200のブロック図
を図6に示す。表示コントローラ200は、タイミング
コントローラ250とデータバッファ251からなって
おり、入力されたコントロール信号をもとに、タイミン
グコントローラ250がデータバッファ251を制御し
て画像データ信号をデータ信号配線駆動回路202に転
送する。同時に走査配線駆動回路201及び、データ信
号配線駆動回路202を制御し、画像データを表示部1
00の全画素の画素内メモリ110に書込む。そして共
通配線A駆動回路205、及び共通配線B駆動回路206
を制御して共通配線の極性を反転させた後に、消去配線
駆動回路204を制御して、消去配線104に消去パル
スを印加させ、その後、ストローブ配線駆動回路203
を制御してストローブ配線103にストローブパルスを
印加する。さらに、バックライト制御回路207を制御
して、液晶の応答がほぼ終了した頃にバックライト21
0を点灯させて、次の共通配線の極性反転前に消灯させ
ている。
【0026】次に本実施例における画素の構造図を図7
に示す。また図7中のA−A′線での断面図を図8に示
す。本実施例では液晶112としてIPS(インプレー
ンスイッチング)モードの液晶を用いている為、画素電
極113と対向電極114がガラス基板120に対して
平面的に配置されている。121,122は層間の短絡
を防ぐ層間絶縁膜である。また、画素内メモリ110の
容量と保持容量111及び液晶(容量)112を加えた
容量はほぼ同じ程度に設計してある。ここで、走査配線
101を走査して画素内メモリ110に画像データを書
込む為の時間は比較的短いが(画素数1024×768
行では1行当りの書込み時間は約20μ秒)、これに比
べて、ストローブ配線103や消去配線104を選択し
て、画像データを転送したり、電位差を消去したりする
時間は比較的長くすることができるため、図7におい
て、第1のトランジスタ107と比較して、第2のトラ
ンジスタ108や第3のトランジスタ109は大きさを
小さくしてある。これにより、光が通過する部分を大き
くし、開口率を向上させている。同じ理由から、走査配
線101と比較して、ストローブ配線103や消去配線
104の配線幅も細くしてあり、これによっても開口率
を向上させている。以上のような開口率向上策により、
配線数が増加しているにもかかわらず、開口率はそれほ
ど低下しておらず、高輝度な液晶表示装置となってい
る。
【0027】以上のように、本実施例では、画素内メモ
リと3つのスイッチング素子を持つ液晶表示装置におい
て、表示装置内に2系統の共通配線を配置し、1つの画
素内で、画素内メモリと液晶をそれぞれ異なる共通配線
に接続し、2系統の共通配線の極性を1表示期間毎に反
転させていることから、各画素に画像データの書込み不
足を生じることなく、かつ液晶に印加する電圧を低下さ
せることなしに、1フレームの1/4〜1/2期間の表
示が可能となる。これにより動画を高画質に表示するこ
とができる。また、配線数や素子数の増加に対して、第
2,第3のスイッチング素子を小さくし、かつこれらに
接続されている配線も細くすることで開口率の低下を抑
えている為、高輝度な表示が可能である。また、液晶も
動作開始点電圧や動作終了点電圧は高いがダイナミック
レンジが比較的小さい液晶を用いているため、コントラ
ストが大きく、高画質な表示が可能である。 [実施例2]本実施例は以下の要件を除けば、実施例1
と同じである。
【0028】本実施例では表示コントローラ200内に
画像データ加算器252が組込まれている。本実施例の
表示コントローラ200のブロック図を図9に示す。こ
の画像データ加算器252は1画面中の画像データ信号
を全て加算して、表示する画像の平均的な輝度情報をタ
イミングコントローラ250に出力する。この情報を受
けて、タイミングコントローラ250はストローブ配線
駆動回路203を制御して、ストローブ配線103にス
トローブパルスを出力するタイミングを変化させる。こ
のときの駆動シーケンスを図10に示す。
【0029】本実施例においては、1フレーム(1画面
表示期間)中のいわゆる帰線期間の間に、共通配線A1
05の電位(305)と共通配線B106の電位(30
6)の極性を反転し、消去配線104に消去パルスを印
加して(304)画素電極と対向電極の電位差を0とし
てから、ストローブ配線103にストローブパルス(3
03)を印加することで液晶112に次の画像データの
電圧(310)を印加する。ここで、ストローブ配線1
03にストローブパルスを印加するタイミングが、消去
パルスから遅くなるに従い、液晶112に印加されてい
る電圧が0である期間が長くなるため、液晶112の
(無電圧時に黒表示となるIPSモードを使用している
ため)黒表示への応答が持続されることから、次の画像
データが暗めの表示である画素に対しては応答速度が早
くなる(オーバードライブ効果)。一方、ストローブパ
ルスが消去パルスの直後である場合には、液晶112は
黒表示への応答をほとんどしない(313)ために、明
るめの表示である画素に対しての応答速度が早くなる。
【0030】このことから本実施例では、画面の平均輝
度を表示コントローラ200内で検知して、タイミング
コントローラ250によりストローブパルスのタイミン
グを変化させることで、表示する画像が平均的に最も早
く応答するように最適化しているため、バックライト点
灯による表示時にはより白く、若しくは、より黒く表示
できることから、実施例1より高輝度かつコントラスト
の高い表示が可能である。 [実施例3]本実施例は以下の用件を除けば実施例1と
同じである。
【0031】本実施例では表示コントローラ200内に
フレームメモリ253と動き検出器254が組込まれて
いる。本実施例における表示コントローラ200のブロ
ック図を図11に示す。このフレームメモリ253は1
画面分の画像データ信号を保存してあり、動き検出器2
54は新たに入力された画像データとフレームメモリ2
53に保存されていた1画面前の画像データを比較し
て、画像内にどれだけ動画表示部分が含まれており、ど
れぐらいの移動速度であるかを検出してタイミングコン
トローラ250に出力する。この情報を受けて、タイミ
ングコントローラ250はバックライト制御回路207
を制御して、バックライト210の点灯タイミングと点
灯期間を制御する。
【0032】本実施例は動画をきれいに表示することを
目的としているが、前述の動画質劣化要因である動画ボ
ヤケは、動画の移動速度に依存しており、移動速度が速
ければ速いほどボヤケが顕著に現れる。これをきれいに
表示するためには速い移動速度の動画であればあるほ
ど、バックライト点灯による表示期間を短くする必要が
ある。しかし、静止画であれば、バックライト点灯期間
を短くする必要はなく、逆に長ければその分、明るい表
示が可能である。そのため、本実施例では、表示コント
ローラ200内で表示する画像の動画表示部分の比率と
その移動速度を検出して、表示が主に動画であると検知
した場合のみバックライト点灯期間を短くして、さらに
動画の移動速度により点灯期間を制御している。一般に
速い移動速度の動画像でも点灯期間を1フレームの1/
4程度とするときれいに表示できるため、本実施例では
点灯タイミングを制御して点灯期間を1/1〜1/4期
間の間で変化させた。これにより、実施例1のように動
画時にもきれいに表示できるのみならず、静止画表示時
に更に高輝度の表示が可能となる。
【0033】尚、本実施例では、実施例2のようなスト
ローブパルスのタイミング制御をしていないが、本実施
例にストローブパルスの制御を組込むことは可能であ
る。 [実施例4]本実施例は以下の用件を除けば実施例1と
同じである。
【0034】本実施例では表示コントローラ200内に
フレームメモリ253が組込まれている。これを図12
に示す。このフレームメモリ253は約2画面分の画像
データ信号が保存されて、タイミングコントローラ25
0により1フレーム期間に同じ画像データが2回読み出
され、データ信号配線駆動回路202へ出力される。
【0035】本実施例における表示装置の駆動シーケン
スを図13に示す。本実施例では走査配線101を実施
例1の約2倍の周波数で走査し(301)、2倍の速度
で各画素の画素内メモリ110にデータを書込む(31
0)。そして、1フレーム中に2回、同じ画像データに
対する同じ電圧を同じ画素内メモリ110に書込むわけ
であるが、1回目と2回目の極性が異なっている。この
1フレーム中に2回書込んだ画像データ電圧は、やはり
そのまま2回、液晶112に転送される(312)。このよ
うに1フレーム中に同電圧で極性の異なる画像データを
入力した場合、液晶112に印加される電圧に直流成分
がなくなるために、残像などの画質不良が発生しにくく
なる。また、画像データ書込みは1フレーム2回である
が、バックライト制御回路207は1フレームに1回し
か点灯せず、常にどちらかの極性での表示時にのみ点灯
するようにすれば、表示のちらつきも抑えることが可能
となる。
【0036】尚、通常、2倍速の書込みは書込み不足を
発生しがちであるが、本実施例では共通配線A105や
共通配線B106の電位が1フレーム中に2回しか変化
せず、従来の駆動方法で共通配線電位反転駆動する場合
のように各行の書込み周波数で反転しているわけではな
いので、書込み不足の発生は少ない。
【0037】以上のように、本実施例では実施例1と同
じく、動画をきれいに表示できるだけなく、残像やちら
つきも抑えて、さらに高画質な表示装置とすることがで
きる。
【0038】ところで、本実施例においても実施例2の
ようなストローブパルスのタイミング制御をしていない
が、本実施例にストローブパルスの制御を組込むことは
可能であり、その場合、さらに高画質とすることが可能
である。 [実施例5]本実施例は以下の用件を除けば実施例1と
同じである。
【0039】本実施例における画素の構造図を図14に
示す。また図14中のB−B′線での断面図を図15に
示す。本実施例では液晶112としてTN(ツイストネ
マティック)モードの液晶を用いている為、画素電極1
13と対向電極114がガラス基板120に対して垂直
に配置されており、画素電極113がガラス基板120
側、対向電極114が上部ガラス基板127側に配置さ
れている。121,122は層間の短絡を防ぐための層間
絶縁膜、125はオーバーコート層、126はブラック
マトリクス層である。ここで、保持容量111が接続さ
れている共通配線A105はガラス基板120側にあ
り、共通配線Aを兼ねた対向電極114は上部ガラス基
板127側にあるが、両者はパネル表示部外で接続され
ている。また、ガラス基板120側にある共通配線も、
上部ガラス基板127側にある共通配線を兼ねた対向電
極も、1行おきに別系統の共通配線となっている。な
お、画素内メモリ110の容量と保持容量111及び液
晶(容量)112を加えた容量は、画素内メモリ110
のほうが小さくなっているため、共通配線A105及び
共通配線B106の印加電圧振幅を実施例1より大きめ
にしてある。ただし,本実施例においても、第1のトラ
ンジスタ107と比較して、第2のトランジスタ108
や第3のトランジスタ109は大きさを小さくしてあ
り、走査配線101と比較して、ストローブ配線103
や消去配線104の配線幅も細くしてあるため、従来構
造と比較して開口率の低下は少ない。
【0040】本実施例では電圧無印加時に白表示となる
(ノーマリーホワイト)TNモードの液晶112を使用
しているため、駆動シーケンスの図において、画素電圧
に対して液晶応答の輝度が逆になるが、シーケンスその
ものに変化は無く、効果も同じである為、本実施例の駆
動シーケンスは図示しない。
【0041】以上のように、本実施例では液晶としてT
Nモードの液晶を用いているが、実施例1と同様に、各
画素に画像データの書込み不足を生じることなく、かつ
液晶に印加する電圧を低下させることなしに、1フレー
ムの1/4〜1/2期間の表示が可能となる。これによ
り動画を高画質に表示することができる。また、スイッ
チング素子を小さくし、かつ配線も細くすることで開口
率の低下を抑えている為、高輝度な表示が可能である。
また、TNモードの液晶としても動作開始点電圧や動作
終了点電圧は高いがダイナミックレンジが比較的小さい
液晶を用いているため、コントラストが大きく、高画質
な表示が可能である。
【0042】尚、本実施例ではノーマリーホワイトのT
Nモード液晶を使用しているために、消去パルスを印加
して液晶電圧を無印加としたとき、白表示へと応答する
ため、実施例2のストローブパルスのタイミング制御を
する場合、実施例1と逆方向の制御となる。このことを
注意すれば、本実施例にストローブパルスの制御を組込
むことは可能であり、その場合、さらに高画質とするこ
とができる。また、実施例3や4のような、バックライ
ト制御や2回書込みを組合わせることによるさらなる高
画質化も可能である。 [実施例6]本実施例は以下の用件を除けば実施例1と
同じである。
【0043】本実施例ではバックライト制御回路207
として、通常の液晶表示装置が使用している3原色系冷
陰極管(蛍光灯)ではなく、3原色系のLEDを用いて
いる。冷陰極管は使用している蛍光体により応答速度が
決まり、現在使用可能な最も高速な蛍光体を使用して
も、赤だけは応答速度が1.5m 秒程度になってしまう
(緑と青は数100マイクロ秒)。これに対して、LE
D素子は応答速度が数10マイクロ秒以下と非常に高速
である。本実施例の駆動シーケンスを図16に示す。こ
のように非常に高速な応答速度の光源を本発明のバック
ライトとして用いた場合、動画表示時のボヤケは更に低
減でき、動画表示をさらに高画質化できる。また、バッ
クライトの応答速度が早くなった分、点灯タイミングを
遅らせることが可能である為、液晶112の応答を十分
に待つことができ、実施例1と比較して、さらに高輝
度,高コントラストの表示が可能となる。
【0044】以上のことから、本実施例ではバックライ
トとして高速応答であるLED素子を用いている為、動
画表示を更に高画質化でき、かつ高輝度,高コントラス
ト化が可能である。
【0045】尚、本実施例においても、実施例5のよう
に液晶112としてTNモード液晶を使うことも可能で
あるし、実施例2,3のように画像データに従ってスト
ローブ信号やバックライト点灯期間などを制御すること
も可能である。さらに実施例4のように2回書込みを組
合わせることによる高画質化も可能である。 [実施例7]本実施例は以下の用件を除けば実施例1と
同じである。
【0046】本実施例の画素回路図を図17に示す。本
実施例では表示素子として、液晶112の代わりに、画
素電極と対向電極の電位差を電流量に変換するアクティ
ブ素子117と電流量に従って発光強度が変化する有機
LED素子118を用いた自発光素子を用いている。こ
のLED素子を用いた自発光素子は実施例6で示したよ
うに応答速度が早いために、動画像を更に高画質化する
ことが可能である。
【0047】また、実施例1では対向電極が接続されて
いる共通配線は表示装置内に2系統あったが、本実施例
では1系統である。ただし、代わりに全ての画素の画素
内メモリ110は共通配線A105とは別系統のメモリ
容量保持配線119に接続されている。
【0048】次に本実施例の駆動シーケンスを図18に
示す。本実施例では共通配線A105は固定電位であるた
め、図18に示していない。その代わりに、メモリ容量
保持配線119の電位を変化させている為、この配線の
電位(メモリ容量保持配線電位319)を示してある。
このメモリ容量保持配線119は画素内メモリ110の
電位をストローブパルスにより画素電極に転送する期
間、通常より高い電位に設定される。これにより、実施
例1と同じように画像データ電圧転送時の電圧低下を、
容量結合による電位差増加により相殺している。
【0049】尚、消去配線104に印加する消去パルス
のタイミングも実施例1と異なる点である。実施例1で
は発光はバックライトにより制御されていたが、本実施
例では自発光素子を表示素子として使用しているため、
消去配線104に消去パルスを印加するまでは発光が持
続している。そこで、消去配線104に消去パルスを印
加するタイミングを、実施例3と同じように画像データ
を元にして変化させている。これを実現させる為の本実
施例の表示装置の全体ブロック図と表示コントローラ2
00のブロック図を図19と図20に示す。実施例1と
ほぼ同じであるが、バックライト210が不要であるた
め存在せず、それを制御するためのバックライト制御回
路207も存在しない。ただし、他の部分のそれぞれの
機能は実施例3と同じであり、発光期間の制御は本実施
例においても、1フレームの1/1から1/4期間まで
変化させている。
【0050】以上のように本実施例では表示素子として
高速応答で自発光素子である有機LED素子とアクティ
ブ素子の組合わせを使用しており、表示する画像データ
により発光期間を制御している為、実施例1や実施例3
と比べても、さらに高画質での表示が可能である。
【0051】
【発明の効果】本発明により、画素に大きい電圧を印加
することが可能となり、表示可能輝度範囲の広い表示装
置及びモジュールを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の表示装置の画素回路図。
【図2】実施例1の表示装置及びモジュールの駆動シー
ケンス。
【図3】比較例の表示装置の画素回路図。
【図4】比較例の表示装置の駆動シーケンス。
【図5】実施例1に係る表示装置。
【図6】実施例1の表示装置及びモジュールにおける表
示コントローラのブロック図。
【図7】実施例1の表示装置及びモジュールの画素平面
構造図。
【図8】実施例1の表示装置及びモジュールの画素断面
構造図。
【図9】実施例2の表示装置及びモジュールにおける表
示コントローラのブロック図。
【図10】実施例2の表示装置及びモジュールの駆動シ
ーケンス。
【図11】実施例3の表示装置及びモジュールにおける
表示コントローラのブロック図。
【図12】実施例4の表示装置及びモジュールにおける
表示コントローラのブロック図。
【図13】実施例4の表示装置及びモジュールの駆動シ
ーケンス。
【図14】実施例5の表示装置及びモジュールの画素平
面構造図。
【図15】実施例5の表示装置及びモジュールの画素断
面構造図。
【図16】実施例6の表示装置及びモジュールの駆動シ
ーケンス。
【図17】実施例7の表示装置及びモジュールの画素回
路図。
【図18】実施例7の表示装置及びモジュールの駆動シ
ーケンス。
【図19】実施例7の表示装置及びモジュールの全体ブ
ロック図。
【図20】実施例7の表示装置及びモジュールにおける
表示コントローラのブロック図。
【図21】表示素子の画素印加電圧―輝度特性例。
【符号の説明】
100…表示部、101…走査配線、102…データ信
号配線、103…ストローブ配線、104…消去配線、
105…共通配線A、106…共通配線B、107…第
1のトランジスタ、108…第2のトランジスタ、10
9…第3のトランジスタ、110…画素内メモリ、11
1…保持容量、112…液晶(容量)、113…画素電
極、114…対向電極、117…アクティブ素子、11
8…有機LED素子、119…メモリ容量保持配線、1
20…ガラス基板、121…層間絶縁膜1、122…層
間絶縁膜2、125…オーバーコート層、126…ブラ
ックマトリクス層、127…上部ガラス基板、200…
表示コントローラ、201…走査配線駆動回路、202
…データ信号配線駆動回路、203…ストローブ配線駆
動回路、204…消去配線駆動回路、205…共通配線
A駆動回路、206…共通配線B駆動回路、207…バ
ックライト制御回路、210…バックライト、250…
タイミングコントローラ、251…データバッファ、2
52…画像データ加算器、253…フレームメモリ、2
54…動き検出器、301…走査配線印加電圧、302
…データ信号配線印加電圧、303…ストローブ配線印
加電圧、304…消去配線印加電圧、305…共通配線
A印加電圧、306…共通配線B印加電圧、310…画
素内メモリ電圧、312…画素電極電圧、313…液晶
応答、318…LED応答、321…バックライト点
灯。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/20 621 G09G 3/20 621B 5C094 624 624B 624C 641 641D 642 642C 3/30 3/30 J 3/34 3/34 J 3/36 3/36 Fターム(参考) 2H091 FA45Z GA12 GA13 HA07 LA17 2H092 JA24 JB42 JB69 NA01 PA06 PA13 QA07 2H093 NA16 NA31 NC02 NC15 NC34 NC35 NC40 NC42 ND04 ND08 ND10 ND34 NE06 NF05 5C006 AA01 AC11 AC25 AC28 AF44 AF45 AF46 AF71 AF73 BB16 BB29 BC03 BC06 BC11 BC20 BF02 EA01 EB05 FA54 5C080 AA07 AA10 BB05 DD03 EE17 FF11 JJ02 JJ03 JJ04 JJ06 5C094 AA06 AA10 AA13 AA23 BA03 BA43 CA19

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マトリクス状に配列されている複数の画素
    と、 前記画素内に並列に配置された走査配線と、 前記走査配線に交差して配置された信号線と、 前記画素内に配置された共通配線と、 前記信号線に接続されている第1のスイッチング素子
    と、 前記第1のスイッチング素子に接続されるメモリ素子
    と、 前記メモリ素子に接続されている第2のスイッチング素
    子と、 前記第2のスイッチング素子と接続されている画素電極
    と、 前記共通配線に接続されている対向電極と、 前記第2のスイッチング素子と前記共通配線とに接続さ
    れている保持容量と、 前記画素電極と前記対向電極の電圧差に応じて動作する
    表示素子と、 前記画素電極と前記対向電極の電圧差を解消する手段と
    を有し、 前記メモリ素子の前記第1のスイッチング素子が接続さ
    れている端子とは別の端子は、自画素の対向電極が接続
    されている共通配線とは別の配線に接続されていること
    を特徴とするモジュール。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記画素電極と対向電
    極の電圧差を解消する手段は当該画素電極と当該対向電
    極とに接続される第3のスイッチング素子であることを
    特徴とするモジュール。
  3. 【請求項3】請求項2において、 前記第3のスイッチング素子と前記第2のスイッチング
    素子の大きさは前記第1のスイッチング素子の大きさよ
    り小さいことを特徴とするモジュール。
  4. 【請求項4】請求項1において、 前記信号配線と前記画素電極と対向電極の電圧差を解消
    する手段を制御する消去配線の線幅が、前記走査配線よ
    り細いことを特徴とするモジュール。
  5. 【請求項5】マトリクス状に配列されている複数の画素
    と、 前記画素内に並列に配置された走査配線と、 前記走査配線に交差して配置された信号線と、 前記画素内に配置された共通配線と、 前記信号線に接続されている第1のスイッチング素子
    と、 前記第1のスイッチング素子に接続されるメモリ素子
    と、 前記メモリ素子に接続されている第2のスイッチング素
    子と、 前記第2のスイッチング素子と接続されている画素電極
    と、 前記共通配線に接続されている対向電極と、 前記第2のスイッチング素子と前記共通配線とに接続さ
    れている保持容量と、 前記画素電極と前記対向電極の電圧差に応じて動作する
    表示素子と、 前記画素電極と前記対向電極の電圧差を解消する手段と
    を有し、 前記メモリ素子の前記第1のスイッチング素子が接続さ
    れている端子とは別の端子は、自画素の対向電極が接続
    されている共通配線とは別の配線に接続されていて、 前記共通配線は前記画素内に少なくとも2系統存在し、 前記メモリ素子の端子が接続している別の配線は、自画
    素の対向電極が接続されている共通配線とは異なる系統
    の共通配線であることを特徴とするモジュール。
  6. 【請求項6】請求項5において、 前記共通配線は2系統であることを特徴とするモジュー
    ル。
  7. 【請求項7】請求項6において、 前記2系統の共通配線は、互いの系統で異なる電位が印
    加されており、 前記メモリ素子は、選択された前記走査配線に接続され
    ている前記第1のスイッチング素子が導通状態となった
    後に前記信号線の電位が書込まれるものであり、 前記2系統の共通配線の電位は、前記第1のスイッチン
    グ素子を導通させた後、極性反転し、 前記画素電極は、自画素の前記画素電極と前記対向電極
    との電圧差を前記画素電極と対向電極の電圧差を解消す
    る手段により解消させた後、前記第2のスイッチング素
    子を導通させて前記メモリ素子の電圧が転送されるもの
    とし、 前記画素電極に電圧が転送された後に、所定の期間発光
    するバックライトを有することを特徴とするモジュー
    ル。
  8. 【請求項8】マトリクス状に配列されている複数の画素
    と、 前記画素内に並列に配置された走査配線と、 前記走査配線に交差して配置された信号線と、 前記画素内に配置された共通配線と、 前記信号線に接続されている第1のスイッチング素子
    と、 前記第1のスイッチング素子に接続されるメモリ素子
    と、 前記メモリ素子に接続されている第2のスイッチング素
    子と、 前記第2のスイッチング素子に接続されている画素電極
    と、 前記共通配線に接続されている対向電極と、 前記第2のスイッチング素子と共通配線とに接続されて
    いる保持容量と、 前記メモリ素子の第1のスイッチング素子が接続されて
    いる端子とは別の端子が接続されているメモリ容量保持
    配線と、 前記画素電極と前記対向電極の電圧差に応じて動作する
    表示素子と、 前記画素電極と前記対向電極の電圧差を解消する手段と
    を有することを特徴とするモジュール。
  9. 【請求項9】請求項8において、 前記画素電極と対向電極の電圧差に応じて動作する表示
    素子は、電圧差をアクティブ素子により電流量に変換し
    てLEDを駆動させ、発光量を電流制御させることで表
    示する発光素子であることを特徴とするモジュール。
  10. 【請求項10】請求項8または9において、 前記メモリ素子は、選択された前記走査配線に接続され
    ている前記第1のスイッチング素子が導通状態となった
    後に前記信号線の電位が書込まれるものとし、 前記画素電極は、前記第2のスイッチング素子が導通さ
    れ、前記メモリ素子の電圧が転送されるものとし、 前記メモリ容量保持配線の電位は、前記第1のスイッチ
    ング素子が導通状態となった後で、前記第2のスイッチ
    ング素子が導通する前に増加し、前記画素電極にメモリ
    素子の電圧が転送された後にもとの電位にもどり、 前記画素電極と対向電極の電圧差を解消する手段は、前
    記第2のスイッチング素子にメモリ素子の電圧が転送さ
    れた後に前記画素電極と前記対向電極の電圧差を解消す
    ることを特徴とするモジュール。
  11. 【請求項11】マトリクス状に配列されている複数の画
    素と、 前記画素内に並列に配置された走査配線と、 前記走査配線に交差して配置された信号線と、 前記画素内に配置された共通配線と、 前記信号線に接続されている第1のスイッチング素子
    と、 前記第1のスイッチング素子に接続されるメモリ素子
    と、 前記メモリ素子に接続されている第2のスイッチング素
    子と、 前記第2のスイッチング素子と接続されている画素電極
    と、 前記共通配線に接続されている対向電極と、 前記第2のスイッチング素子と共通配線とに接続されて
    いる保持容量と、 前記画素電極と前記対向電極の電圧差に応じて動作する
    表示素子と、 前記画素電極と前記対向電極の電圧差を解消する手段と
    を有し、 前記メモリ素子は、選択された前記走査配線に接続され
    ている前記第1のスイッチング素子が導通状態となった
    後、前記信号線の電位が書込まれるものとし、 前記画素電極は、前記画素電極と前記対向電極との電圧
    差を解消した後に前記第2のスイッチング素子を導通さ
    せて前記メモリ素子の電圧が転送されるものとし、 前記第2のスイッチング素子は、全画素の平均輝度情報
    に応じて導通させるタイミングを変化させるものとした
    ことを特徴とするモジュール。
  12. 【請求項12】マトリクス状に配列されている複数の画
    素と、 前記画素内に並列に配置された走査配線と、 前記配線に交差して配置された信号線と、 前記画素内に配置された共通配線と、 前記信号線に接続されている第1のスイッチング素子
    と、 前記第1のスイッチング素子に接続されるメモリ素子
    と、 前記メモリ素子に接続されている第2のスイッチング素
    子と、 前記第2のスイッチング素子と接続されている画素電極
    と前記共通配線に接続されている対向電極と、 前記第2のスイッチング素子と、共通配線とに接続され
    ている保持容量と、 前記画素電極と前記対向電極の電圧差に応じて動作する
    表示素子と、 前記画素電極と前記対向電極の電圧差を解消する手段と
    を有し、 前記メモリ素子は、選択された前記走査配線に接続され
    ている前記第1のスイッチング素子が導通状態となった
    後に前記信号線の電位が書込まれるものとし、 前記画素電極は、前記画素電極と前記対向電極との電圧
    差を解消させた後に前記第2のスイッチング素子を導通
    させて前記メモリ素子の電圧が転送されるものとし、 前記画素電極に転送された電圧が、前記第1のスイッチ
    ング素子が導通状態となった後にメモリ素子に書込まれ
    た電圧よりも大きいことを特徴とするモジュール。
  13. 【請求項13】マトリクス状に配列されている複数の画
    素と、 前記画素内に並列に配置された走査配線と、 前記走査配線に交差して配置された信号線と、 前記画素内に配置された共通配線と、 前記信号線に接続されている第1のスイッチング素子
    と、 前記第1のスイッチング素子に接続されるメモリ素子
    と、 前記メモリ素子に接続されている第2のスイッチング素
    子と、 前記第2のスイッチング素子と接続されている画素電極
    と、 前記共通配線に接続されている対向電極と、 前記第2のスイッチング素子と共通配線とに接続されて
    いる保持容量と、 前記画素電極と前記対向電極の電圧差に応じて動作する
    表示素子と、 前記画素電極と前記対向電極の電圧差を解消する手段と
    を有し、 前記メモリ素子は、選択された前記走査配線に接続され
    ている前記第1のスイッチング素子が導通状態となった
    後に前記信号線の電位が書込まれるものとし、 前記画素電極は、前記画素電極と前記対向電極との電圧
    差を解消させた後に前記第2のスイッチング素子を導通
    させて前記メモリ素子の電圧が転送されるものとし、 前記メモリ素子が前記第1のスイッチング素子に接続さ
    れている接続点の電位は前記第1のスイッチング素子が
    導通状態となった後、前記第2のスイッチング素子が導
    通する前に増加し、 前記対向電極の電位は前記第1のスイッチング素子が導
    通状態となった後、前記第2のスイッチング素子が導通
    する前に低下することを特徴とするモジュール。
  14. 【請求項14】マトリクス状に配列されている複数の画
    素と、 前記画素内に並列に配置された走査配線と、 前記走査配線に交差して配置された信号線と、 前記画素内に配置された共通配線と、 前記信号線に接続されている第1のスイッチング素子
    と、 前記第1のスイッチング素子に接続されるメモリ素子
    と、 前記メモリ素子に接続されている第2のスイッチング素
    子と、 前記第2のスイッチング素子と接続されている画素電極
    と、 前記共通配線に接続されている対向電極と、 前記画素電極と前記対向電極の電圧差に応じて動作する
    表示素子と、 前記画素電極と前記対向電極の電圧差を解消する手段と
    を有し、 前記メモリ素子の前記第1のスイッチング素子が接続さ
    れている端子とは別の端子は、自画素の対向電極が接続
    されている共通配線とは別の配線に接続され、 前記モジュールを囲うケースと、 前記モジュールに電力を供給する電源回路とを有するこ
    とを特徴とする表示装置。
  15. 【請求項15】マトリクス状に配列されている複数の画
    素と、 前記画素内に並列に配置された走査配線と、 前記走査配線に交差して配置された信号線と、 前記画素内に配置された共通配線と、 前記信号線に接続されている第1のスイッチング素子
    と、 前記第1のスイッチング素子に接続されるメモリ素子
    と、 前記メモリ素子に接続されている第2のスイッチング素
    子と、 前記第2のスイッチング素子と接続されている画素電極
    と、 前記共通配線に接続されている対向電極と、 前記画素電極と前記対向電極の電圧差に応じて動作する
    表示素子と、 前記モジュールを囲うケースと、 前記モジュールに電力を供給する電源回路と、 前記画素電極と前記対向電極の電圧差を解消する手段と
    を有し、 前記メモリ素子は、選択された前記走査配線に接続され
    ている前記第1のスイッチング素子が導通状態となった
    後、前記信号線の電位が書込まれるものとし、 前記画素電極は、前記画素電極と前記対向電極との電圧
    差を解消した後に前記第2のスイッチング素子を導通さ
    せて前記メモリ素子の電圧が転送されるものとし、 前記第2のスイッチング素子は、全画素の平均輝度情報
    に応じて導通させるタイミングを変化させるものとする
    ことを特徴とする表示装置。
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