JP2003222873A - 液晶配向膜、該液晶配向膜の製造方法、液晶パネルおよび液晶表示装置 - Google Patents

液晶配向膜、該液晶配向膜の製造方法、液晶パネルおよび液晶表示装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶配向膜、該配向膜の製造方法、液晶パネ
ルおよび液晶表示装置を提供する。 【解決手段】 互いに離間して配置されるガラス基板の
間に形成されるセルと、該セルに保持される液晶分子と
を含んで構成される液晶表示装置に使用され、ガラス基
板の液晶分子に向いた側に配置される液晶配向膜の製造
方法であって、ガラス基板34上に液晶配向膜36を堆
積させるステップと、液晶配向膜36を照射方向の異な
る荷電粒子線により多重照射するステップとを含む。ま
た、本発明は、該製造方法により製造される液晶配向膜
および液晶パネル並びに液晶表示装置を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示に関し、
より詳細には、イオンビームといった荷電粒子線の多重
照射により配向処理されたDLC、ポリイミドといった
材料から形成される液晶用の配向膜、該配向膜の製造方
法、該配向膜を使用する液晶パネル、および液晶表示装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置は、コンピュータ、セルラ
電話などの表示手段として近年広く使用されており、そ
の特性の向上がますます要求されている。液晶表示装置
は、通常、離間して配置された透明なガラス基板の間に
液晶組成物を保持させた液晶パネルを含んで構成され
る。液晶組成物は、少なくとも液晶分子を含んで構成さ
れており、ガラス基板の液晶組成物に向く側には、液晶
分子を配向させるための機能が与えられた膜、いわゆる
配向膜が形成されている。上述した配向膜は、液晶分子
を均一に所定の方向に並べるために使用され、配向膜を
与えるための液晶配向技術は、液晶表示装置の表示特性
を決定する重要な技術となっている。
【0003】これまで、上述した液晶配向技術としては
種々のものが提案されてきている。現在最も一般的な配
向処理方法は、例えばポリイミド膜を配向膜として使用
し、ポリイミド膜を一方向に布でラビング処理する方法
である。上述したラビング法は簡便ではあるものの、物
理的にポリイミド膜をこすることによりポリイミド膜に
対して配向特性を付与するために、後述するような種々
の不都合が指摘されている。
【0004】上述した不都合とは、具体的には、(1)
配向性の均一さを確保することが困難であること、
(2)ラビング処理時の筋跡が残りやすいこと、(3)
配向方向の制御およびプレチルト角の選択的な制御が可
能ではなく、また広視野角を得るために用いられるマル
チドメインを使用した液晶パネルには適さないこと、
(4)ガラス基板からの静電気による薄膜トランジスタ
素子の破壊や、配向膜の破壊が生じ、歩留まりを低下さ
せること、(5)ラビング布からのダスト発生による表
示不良が発生しがちであることなどを挙げることができ
る。
【0005】さらに、高視野角化を達成するためのイン
プレーン・スイッチング・モード(IPSモード)で駆
動される液晶表示法においては、ラビングにより発現す
るプレチルト角による視野角依存性を抑制するために、
従来では液晶分子に対してスプレー配向(パラレル配
向)を与えるように配向膜を配置している。図13に
は、ガラス基板80、82の間にパラレル配向された液
晶分子88の概略図を示す。
【0006】図13に示すように、IPSモードで駆動
される液晶パネルにおいては、従来の液晶配向技術によ
り得られる配向膜84、86では、充分なアンカリング
・エネルギーを与えるべく配向処理を行うと、配向角と
プレチルト角とが同時に規定されてしまうことになり、
配向角と、プレチルト角とを選択して制御することが困
難である。このため、所定のアンカリング・エネルギー
を与えるように配向処理が施される場合には、プレチル
ト角を可能な限り小さくしようとしてもプロセス条件な
どにより決定されるプレチルト角が常にガラス基板近傍
において残ってしまうことになり、視野角依存性が生じ
てしまうという不都合がある。
【0007】このため、従来の配向膜では、液晶分子に
対してパラレル配向を使用して光学特性のキャンセルを
試みたとしても、基板近傍でのプレチルト角のため視野
角特性が低下してしまうことが避けられないことにな
る。また、上述した視野角特性のために、従来の配向膜
では、液晶分子のアンチ−パラレル配向を採用すること
ができない、という制限もあった。
【0008】図14には、従来の配向膜によるパラレル
配向を使用したIPSモードで駆動される液晶表示装置
の視野角特性を、黒の等輝度線図として示した図であ
る。図14に示した従来の液晶表示装置における配向膜
は、プレチルト角が5°とされ、それぞれの配向膜の配
向方向は、図13に示すようなパラレル配向となるよう
に配置されている。図14に示されるように、従来のI
PSモードで駆動される液晶表示装置の輝度特性は、表
示側ガラス基板の偏光方向およびアレイが形成される側
のガラス基板の偏光方向に対して不均一に分布してお
り、従来の配向膜を使用する場合には、パラレル配向を
使用したとしても大きな視野角特性を生じさせる。
【0009】上述した種々の問題点を解決するため、ラ
ビング法以外にも、特開2000−227595号公報
においては、紫外線硬化型のポリイミドを使用し、紫外
線硬化型のポリイミドに対して偏光された紫外線を照射
することで、安定、かつ一様に制御されたプレチルト角
を得る方法が開示されている。
【0010】特開2000−227595号公報におい
て開示される配向処理技術は、非接触で配向処理を与え
ることができるため、静電気の発生や、ダストの発生を
抑制することが可能であり、また配向角とプレチルト角
とを選択して制御可能なこと、マルチドメイン構成を採
用する液晶パネルに対しての適用性もあることなど、画
素分割による高視野角へも適用することができるといえ
る。
【0011】しかしながら、偏光紫外線を使用した液晶
配向技術は、表面における物理的性質を変化させずに、
ポリイミド膜の表面近傍における光化学反応を使用して
異方性を生じさせるので、液晶分子に対するアンカリン
グ・エネルギーが低くならざるを得ず、バックライトに
対する異方性の低下、それに伴う液晶パネルの信頼性の
低下という不都合を生じさせることになる。また、製造
上の観点からみても、偏光紫外線を大面積にわたり均一
に照射することが必要となるので、照射装置の問題から
大サイズの液晶パネルに対応できないといった不都合が
あることも知られている。
【0012】したがって、これまで液晶表示装置に使用
される配向性御された配向膜を高い信頼性で製造するこ
とが可能な配向処理技術が望まれていた。また、高いア
ンカリング・エネルギーを与えつつ、高い信頼性で配向
角およびプレチルト角を容易に選択的に制御することが
可能な非接触配向処理技術が必要とされていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記課題に鑑
みてなされたものであり、本発明は、配向性御され、高
いアンカリング・エネルギーを与えつつ、配向角および
プレチルト角を選択して容易に制御することが可能な液
晶配向膜、該液晶配向膜の製造方法、該液晶配向膜を含
む液晶パネルおよび液晶表示装置を提供することを目的
とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、配向膜として
ダイアモンド状炭素(DLC)膜またはポリイミド膜に
対して荷電粒子線を照射することにより配向膜を形成さ
せる際に、異なった照射量の荷電粒子線を使用して多重
照射を行うことにより、配向角およびプレチルト角を容
易に調節可能であることを見出すことによりなされたも
のである。
【0015】本発明においては、配向膜に対して第1の
イオンビームにより第1の配向処理を施し、その後に第
1のイオンビームよりも低いイオン照射量の第2のイオ
ンビームを使用して、さらに配向膜に対して第2の配向
処理を施す。本発明においては、第1のイオンビームお
よび第2のイオンビームの照射を使用し、第1のイオン
ビームと第2のイオンビームとの配向膜に対する相対角
度を制御することで、配向角およびプレチルト角の選択
的制御が可能となる。本発明により与えられる配向角お
よびプレチルト角の大きさは、第2のイオンビームの配
向膜に対する照射量に応じて制御できる。
【0016】すなわち、本発明によれば、互いに離間し
て配置されるガラス基板の間に形成されるセルと、該セ
ルに保持される液晶分子とを含んで構成される液晶表示
装置に使用され、前記ガラス基板の前記液晶分子に向い
た側に配置される液晶配向膜であって、前記液晶配向膜
は、照射方向の異なる荷電粒子線により多重照射される
ことで前記液晶分子に対する配向特性が付与された液晶
配向膜が提供される。
【0017】本発明の前記液晶配向膜は、少なくともダ
イアモンド状炭素(DLC)膜またはポリイミド膜を含
んで構成されることが好ましい。前記互いに離間して配
置されるガラス基板にそれぞれ配置される液晶配向膜
は、前記液晶分子がアンチ−パラレル配向を与えるよう
に配置されることが好ましい。前記液晶表示装置は、イ
ンプレーン・スイッチング・モードで駆動されることが
好ましい。
【0018】また、本発明によれば、互いに離間して配
置されるガラス基板の間に形成されるセルと、該セルに
保持される液晶分子とを含んで構成される液晶表示装置
に使用され、前記ガラス基板の前記液晶分子に向いた側
に配置される液晶配向膜の製造方法であって、前記製造
方法は、前記ガラス基板上に液晶配向膜を堆積させるス
テップと、前記液晶配向膜を照射方向の異なる荷電粒子
線により多重照射するステップとを含む液晶配向膜の製
造方法が提供される。
【0019】本発明においては、前記液晶配向膜を荷電
粒子線により多重照射するステップは、第1のイオンビ
ームにより前記液晶配向膜を配向処理するステップと、
前記第1のイオンビームにより配向処理された後の液晶
配向膜を第2のイオンビームにより配向処理するステッ
プとを含むことが好ましい。本発明においては、前記第
2のイオンビームによる配向処理は、前記第2のイオン
ビームの照射量を、前記第1のイオンビームの1/5〜
1/50として行われることが好ましい。
【0020】本発明においては、前記第2のイオンビー
ムにより、前記液晶配向膜の前記液晶分子に対する配向
角を制御するステップを含むことが好ましい。本発明で
は、前記第2のイオンビームにより、前記液晶配向膜の
前記液晶分子に対するプレチルト角を制御するステップ
を含むことができる。本発明においては、第2のイオン
ビームによる配向処理により、前記液晶配向膜に対して
5°以下のプレチルト角を生成することが好ましい。
【0021】本発明においては、前記プレチルト角を制
御するステップを、前記第2のイオンビームの照射量
を、前記第1のイオンビームの照射量の1/30〜1/
50として施すステップを含むことができる。
【0022】さらに、本発明においては、互いに離間し
て配置されるガラス基板と、前記ガラス基板の間に形成
されるセルと、前記セル内に保持される液晶分子と、前
記ガラス基板の前記液晶分子に向いた側に配置され、か
つ異なった方向からの荷電粒子線により多重照射されて
前記液晶分子に対する配向特性が付与された液晶配向膜
と、前記セルを透過する光線の透過性を制御するための
光学部材と、を含む液晶パネルが提供される。
【0023】本発明の液晶パネルにおいては、前記液晶
配向膜は、ダイアモンド状炭素(DLC)膜またはポリ
イミド膜を含んで構成されることが好ましい。本発明に
おいては、前記液晶配向膜は、5°以下のプレチルト角
を前記液晶分子に対して与えることが好ましい。本発明
においては、前記液晶パネルは、前記液晶分子がアンチ
−パラレル配向されたインプレーン・スイッチング・モ
ードで駆動されることが好ましい。
【0024】また、本発明によれば、上述した液晶パネ
ルと、前記セルを透過して光学的表示を与えるための光
線を発生させるためのバックライト・ユニットと、前記
セルを透過する光線の透過性を制御するための光学部材
と、を含む液晶表示装置が提供される。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した実施
の形態に基づいて詳細に説明するが、本発明は、後述す
る実施の形態に限定されるものではない。図1には、縦
電解モードで駆動される本発明の液晶表示装置10の概
略断面図を示す。図1(a)は、縦電界を加えることに
より駆動される液晶表示装置の断面図であり、図1
(b)は、例えばIPSといった横電界を加えることに
より駆動される液晶表示装置の断面図である。まず縦電
解モードで駆動される液晶表示装置について詳細に説明
すると、図1(a)に示すように本発明の液晶表示装置
10は、対向して配置されたガラス基板12a、12b
の間に液晶組成物14が充填されている。ガラス基板1
2a、12bの両端部には、ガラス基板12a、12b
の間に充填された液晶組成物14が漏れ出さないよう
に、シール材/封止材(以下、シール材と記す。)16
a、16bが配設されていて、液晶セルを形成してい
る。
【0026】ガラス基板12a、12bとしては、ソー
ダ石灰ガラスといったアルカリガラス、ホウケイ酸ガラ
ス、アルミノ・ホウケイ酸ガラス、石英ガラス、サファ
イアガラスなどを含む無アルカリガラスなどを挙げるこ
とができるが、(1)透明であり、(2)均質で、サイ
ズ依存性が無く、(3)耐熱性を有し、(4)化学的に
安定であれば、いかなるものでも本発明において用いる
ことができる。
【0027】上述したシール材16a、16bとして
は、これまで知られたいかなる材料でも用いることがで
き、具体的には例えばエポキシ樹脂といった熱硬化性樹
脂、紫外線硬化樹脂などを挙げることができるが、本発
明においてはこれ以外にも適切な特性を提供することが
できる限り、いかなる樹脂材料でも用いることができ
る。
【0028】図1(a)を参照してさらに本発明の液晶
表示装置10について説明すると、ガラス基板12a、
12bの液晶組成物14に向いた側には、透明電極18
a、18bが形成されていて、液晶組成物14に対して
電界を引加することができる構成とされている。この透
明電極18a、18bは、種々の材料から構成すること
ができ、具体的には上述した材料としては、金属、IT
O、ATO、IZO、SnO、Inといった金
属酸化物を挙げることができる。本発明においては、上
述した導電性材料の中でも透明性、着色性といった点か
ら、ITOを用いることが好ましい。また、これらの透
明電極18a、18bは、適切に透明電極18a、18
bを形成できる限り、蒸着、スパッタリング、例えばマ
グネトロン・スパッタリング、CVDといったいかなる
方法でも形成することができる。
【0029】上述した透明電極18a、18bのさらに
液晶組成物14に向いた側には、液晶を配向を与えるた
めの配向膜20a、20bが形成されている。これらの
配向膜20a、20bは、本発明においては、不活性ガ
ス雰囲気中で、例えばマグネトロン・スパッタリングに
より形成されるダイアモンド状炭素(DLC)膜とする
ことができる。また、本発明において使用することがで
きる配向膜としては、可溶性ポリイミドを使用し、スピ
ンコーティングといった適切な方法により成膜されるポ
リイミド膜を挙げることができる。以下、本発明におい
ては、説明の都合上、DLC膜を配向膜20a、20b
として使用するものとして説明する。
【0030】本発明において用いられる不活性ガスと
は、He、Ne、Ar、Kr、Xeといったいわゆる希
ガス、およびこられのいかなる混合物を含むものであ
る。また、本発明においては、必要に応じて上述した以
外の化学的に不活性な窒素といったガスを添加して用い
ることができる。さらに、図1に示した本発明の液晶表
示装置10においては、スペーサ22がガラス基板12
a、12bの間に配置されていて、ガラス基板12a、
12bの間の間隔を維持しているのが示されている。
【0031】図1(a)に示される液晶表示装置10に
は、さらに図示しないTFTといったスイッチング素子
が形成されており、例えば本発明の液晶表示装置10を
アクティブ・マトリックス駆動することが可能とされて
いる。図1(a)に示されるように、本発明の液晶表示
装置10は、これらの要素が対向した偏光板24a、2
4bの間に配置されて、バックライト・ユニット26に
より与えられる光と、ガラス基板12a、12bに引加
される電界により配向する液晶組成物14に含まれる液
晶分子とにより、表示素子として機能する構成とされて
いる。また、図1(a)に示した本発明の液晶表示装置
10においては、カラー表示を行わせるために図示しな
いカラーフィルタを用いることもできる。
【0032】図1(a)に示した液晶表示装置において
用いることができる液晶組成物14としては、ツイスト
・ネマチック型、スーパー・ツイスト・ネマチック型、
コレステリック型などの液晶分子を含む液晶組成物14
を挙げることができる。本発明において使用することが
できる液晶組成物14は、通常、液晶分子の他、種々の
カイラル添加剤、染料などが添加され、所望する特性が
与えられている。
【0033】図1(b)には、本発明の液晶表示装置の
他の実施の形態である、いわゆるIPSモードで駆動さ
れる液晶表示装置の概略断面図を示す。図1(b)に示
した液晶表示装置は、透明電極18a、18bが互いに
対向する櫛形電極とされ、この透明電極18a、18b
が、一方のガラス基板12b上に形成されている。透明
電極18a、18bの間に電圧を印加すると、電界EL
が透明電極18aの間において生成され、横向きの電界
が液晶分子LMに加えられる構成とされている。また、
透明電極18a、18bは、配向膜20bにより被覆さ
れていて、配向膜20bは、液晶分子LMを拘束すると
共に、透明電極18a、18bを絶縁する構成とされて
いる。
【0034】上述した各構成要素は、図1(b)に示す
ように偏光板24a、24bの間に配置されており、透
明電極18aの間に発生する電界に応じて透過性を変化
する構成とされている。透明電極18a、18bの間に
電界が加えられると、電極18a、18bの間において
横向きの電界ELが生成される。電界ELが加えられた
液晶分子LMは、図1(b)に示すように配向を変化さ
せ、バックライト・ユニット26により照射される光線
の透過性を制御する構成とされている。
【0035】また、図1(b)に示した横電界モードで
駆動される液晶表示装置においては、カイラル添加剤を
添加しない液晶組成物14を使用することができるし、
必要に応じて液晶分子LMの他にカイラル添加剤といっ
た添加剤を添加した液晶組成物14を使用することもで
きる。さらに、図1(b)に示される各構成要素につい
ては、液晶組成物14を除き、本質的には図1(a)に
おいて説明したと同様の材料を使用して構成することが
できる。
【0036】図2は、本発明の配向膜20a、20bと
してDLC膜を使用する場合に、DLC膜を製造するた
めに使用することができる製造装置の概略図である。図
2に示されるように、本発明において配向膜として用い
るDLC膜は、マグネトロン・スパッタリング法により
形成することができる。図2に示すように、本発明の配
向膜の製造にあたっては、容器30内に配置された搬送
ステージ32上に保持されたガラス基板34に、グラフ
ァイト・ターゲットなどを使用してDLC膜36を堆積
させる。
【0037】この際のDLC膜の膜厚は、例えば0.1
nm〜5nmの範囲とすることができる。その後、ガラ
ス基板34は、搬送ステージ32により、図示しない配
向処理部へと移動される。配向処理部には、イオンビー
ムといった荷電粒子線を発生させるための手段、例えば
イオンガンが配置されており、堆積されたDLC膜36
に対して荷電粒子線を照射することによりDLC膜36
に対して配向処理を行うことができる構成とされてい
る。
【0038】図3は、上述した配向処理部において施さ
れる本発明の荷電粒子線による配向処理のプロセスを示
した概略図である。本発明において使用することができ
る荷電粒子線としては、膜表面に対して適切なエネルギ
ーで衝突でき、表面の物理的・化学的状態を変化させる
ことができる限り、電子線、イオンビームといったこれ
まで知られたいかなる荷電粒子線でも用いることができ
る。しかしながら、本発明においては、処理性、取扱
性、液晶表示装置10の各電気要素に対する影響といっ
た点から、荷電粒子線としてはアルゴンイオンを含む、
イオンビームを用いることが好ましい。
【0039】さらに図3に基づいて本発明を説明する
と、図3(a)が、第1のイオンビームによる第1の配
向処理を示した図であり、図3(b)が第2のイオンビ
ームによる第2の配向処理を示した図である。本発明に
おいてはまず、図3(a)に示すように、第1のイオン
ビームによりガラス基板34上に堆積されたDLC膜3
6に対して配向処理を施す。この際の処理は、図3
(a)に示されるように、符号Pで示された端部が搬送
ステージの矢線Xで示される搬送方向に向いた状態で行
われる。イオンガン38は、第1のイオンビームを発生
させており、第1のイオンビームによる配向処理は、イ
オンガン38を、DLC膜36に対して適切な配向性を
付与することができるような角度で設置し、DLC膜3
6と共にガラス基板34を搬送ステージ32により矢線
Xで示される方向へと搬送させつつ施される。
【0040】本発明における配向処理においては、第1
のイオンビームによる第1の配向処理の後、図3(b)
に示すように、DLC膜36に対して第2のイオンビー
ムを使用した第2の配向処理を行う。この第2の配向処
理は、ガラス基板34の搬送方向を、例えば、搬送ステ
ージ32上でガラス基板34を回転させ、図3(b)の
符号Pが、搬送ステージの搬送方向とは反対となるよう
に変化させてイオンガン40と、DLC膜36との相対
的な処理方向を変える。その後、イオンガン40により
発生される第2のイオンビームによりDLC膜36に対
する第2の配向処理を加えることにより行われる。
【0041】本発明においては、第1のイオンビームに
より加えられる第1の配向処理のDLC膜36に対する
相対的な方向と、第2のイオンビームにより加えられる
第2の配向処理のDLC膜36に対する相対的な方向と
が異なる限り、上述したように、搬送ステージを回転さ
せることが必要とされるわけではない。
【0042】例えば、本発明の別の実施の形態において
は、第1の配向処理と第2の配向処理とを施す際に、イ
オンガン38と、イオンガン40とのガラス基板34の
搬送方向に対する相対的な配置を予め変化させておき、
ガラス基板34の回転を行わせることなく、搬送ステー
ジの一方向への移動に応じて、第1の配向処理と、第2
の配向処理とが加えられる構成とすることができる。ま
た本発明においては、特定の実施の形態としてイオンビ
ームによる処理を2段階で行うものとして説明するが、
必要とされる配向特性を得ることができる限り、本発明
においては2段階以上の配向処理を施すことも可能であ
る。
【0043】さらに、本発明の別の実施の形態において
は、装置的に許容される限りイオンガンを複数用いるの
ではなく、単一のイオンガンを用いて、多重処理を行う
ことも可能である。例えば、第1のイオンビームによる
配向処理を行った後、イオンガンのDLC膜36に対す
る相対的な位置を変化させた後、DLC膜36に対して
第2のイオンビームを同一のイオンガンから照射させて
イオンビームの多重照射を行うことができる。さらに本
発明においては、上述した実施の形態の他にも、DLC
膜36に対する相対的な処理方向を変化させることがで
きる限り、いかなる手法または構成を用いることができ
る。
【0044】本発明においてイオンビームの照射量は、
イオンビームの電流値、イオンガンの角度、搬送ステー
ジの速度などを制御することにより変化させることがで
きる。特に第2のイオンビームによる第2の配向処理の
条件を選択することで、配向膜20a、20bの配向角
およびプレチルト角を選択して制御することが可能とな
る。上述した要素のうち、イオンガンの角度を変化させ
るのは、配向制御の点からは制御範囲が限られるため大
きく配向特性を変化させることには不向きであり、搬送
ステージの速度を変化させ、ガラス基板34を回転させ
てイオンビームとの相対的な角度を変化させることによ
るイオンビームの照射方向の変化を用いることが、より
広い範囲で配向角およびプレチルト角を変化させるには
適切である。
【0045】本発明において搬送ステージの速度を速め
ることにより配向角またはプレチルト角を制御する場合
には、イオンビームによるDLC膜36への照射量が相
対的に小さくなる。このため、搬送ステージの速度を単
に速めるのみでは配向力、すなわちアンカリング・エネ
ルギーが小さくなる傾向となり、配向処理プロセスには
好ましくない影響を与えがちである。このため、本発明
においては、搬送ステージの速度およびガラス基板34
の回転、イオンビームの電流値を制御して、比較的大き
な照射角度を使用しつつ、第2のイオンビームによる第
2の配向処理で配向特性を付与することが好ましい。
【0046】本発明において使用するイオンビームの多
重照射は、第1のイオンビームおよび第2のイオンビー
ムの照射量を同一として行うことも可能ではあるが、第
1のイオンビームの照射量と第2のイオンビームの照射
量とを異ならせて多重処理して、配向処理することが好
ましい。本発明においては、イオンビームの照射量と
は、単位時間あたりにDLC膜36に照射されるイオン
の数に比例する量を意味する。したがって、本発明にお
いては上述したイオンの数は、具体的には例えば(1)
イオンガンのグリッド電圧を調節する、(2)イオン発
生量を増加させる、(3)加速電圧を調節する、(4)
イオンビームに対する搬送ステージの速度を調節するな
どにより変化させることができる。上述した方法のう
ち、イオンガンにおけるイオン発生量を増加させるこ
と、およびグリッド電圧を調節することで、大きくイオ
ンビームの照射量を調節することができる。
【0047】本発明におけるイオンビームの照射量Ex
は、種々の観点から決定することができるが、例えばイ
オンガンにおいて、イオンを発生させるためのイオン発
生電流の電流値Iと、イオンガンのグリッド電圧V
と、搬送ステージの速度V とを使用して、イオンガ
ンの安定な動作状態の下では下記近似式(1)により得
られる値を、照射量Exとして使用することができる。
【0048】
【数1】 (上式中、Cは定数である。)
【0049】本発明においては、第2のイオンビームの
照射量Iを第1のイオンビームの照射量I以下に設
定して配向処理を施すことが、第1のイオンビームによ
り与えられた配向を第2のイオンビームにより調節する
という観点から好ましく、さらには、本発明においては
第2のイオンビームの照射量Iと、第1のイオンビー
ムの照射量Iとの比I/Iを、配向角を制御する
場合には、1/5〜1/50の範囲とすることができ、
またプレチルト角を制御する場合には、比I/I
を、1/30〜1/50の範囲とすることが好ましい
ことが見出された。
【0050】図4は、本発明の配向制御による液晶分子
の配向変化を示した模式図である。DLC膜36には、
第1のイオンビームにより方向Aから第1の配向処理が
施される。液晶分子42は、第1のイオンビームにより
処理された直後は、第1のイオンビームにより表面が改
質されたDLC膜36に対して、第1のイオンビームの
照射方向に沿って配向することになる。その後本発明に
したがい、DLC膜36が15°角度がずれた矢線Bの
方向から照射される第2のイオンビームにより処理され
ると、DLC膜36の表面には、矢線Bの方向からの第
2のイオンビームによる改質が与えられる。
【0051】この第2のイオンビームによる配向処理
は、第1のイオンビームにより与えられた特性を、第2
のイオンビームの照射量に応じて、第2のイオンビーム
の特性に近づいて行くように変化させることとなり、第
2のイオンビームの照射量に応じて配向方向が変化する
ことになる。図4には、第2のイオンビーム照射により
配向角の変化した状態での配向方向を、液晶分子44に
より示している。
【0052】図5は、本発明によりプレチルト角を制御
する場合の概念図である。図5においては、矢線Cの方
向に沿って照射された第1のイオンビームは、第1の配
向処理をDLC膜36に与え、液晶分子は、プレチルト
角に沿って配向し、これが図5において符号48で示さ
れている。図5に示した実施の形態においては、本発明
にしたがって、その後第2のイオンビームを、第1のイ
オンビームとは、180°反対の矢線Dで示される方向
から照射して、第2の配向処理を与えている。図5に示
されるように、DLC膜36の表面状態は第2のイオン
ビームの照射により改質され、本発明においては、18
0°反対方向から加えられる第2の配向処理により液晶
分子50のプレチルト角を選択的に低下させることが可
能であることが見出された。
【0053】本発明においてプレチルト角を制御する際
には、目的とする液晶表示装置の特性において適宜プレ
チルト角を設定することができる。特にIPSモードで
駆動される液晶表示装置を構成する場合には、本発明に
より0°〜5°の範囲でプレチルト角度を設定すること
が、後述するように広い適用性を付与する目的から好ま
しい。図5においては、プレチルト角の低下した状態で
の液晶分子を符号50で示している。
【0054】図4および図5に示されるように、本発明
によれば、第1のイオンビームと第2のイオンビームの
照射方向および照射量に応じて、配向角およびプレチル
ト角を選択して制御することができることがわかる。す
なわち、第2のイオンビームの照射方向を選択すること
により、第2の配向処理により配向角を選択的に変化さ
せることができる。また、本発明では、図5に示すよう
に、第2の配向処理を180°反対方向から加えること
により、所定の配向角を保持させたまま、プレチルト角
のみを低下させることが可能となる。これらの配向角お
よびプレチルト角の選択制御は、単に配向膜に対する第
2のイオンビームの方向および照射量を選択することに
より行うことができ、本発明によれば、容易に配向特性
を制御することができることがわかる。
【0055】図6は、本発明によるイオンビームの多重
照射により形成されたDLC膜36を含むガラス基板3
4を使用して、IPSパネルを構成する場合の液晶分子
の配向を示した図である。図6に示されるように、本発
明により形成されたDLC膜36を使用する場合には、
基板近傍における液晶分子52のプレチルト角を約0°
とすることができる。このため、本発明の液晶パネルに
おいては、パラレル配向の他にもアンチ−パラレル配向
を採用することが可能となり、視野角依存性のない、面
内輝度のばらつきの少ない良好な特性を有するIPSパ
ネルを提供することができる。なお、アンチ−パラレル
配向とは、液晶分子の配向方向が、アレイが形成される
側と、表示側(CF側)とにおいて互いに反対方向とな
る配向を意味する。
【0056】図7は、上述したプレチルト角と、表示特
性との関係を、本発明により製造されるIPSパネルの
中間調における輝度特性をシミュレーションすることに
より示した図である。中間調(I50)における輝度
は、理想的にはプレチルト角の有無にかかわらずに一定
であることが、良好な表示特性を与えるためには好まし
い。これを示すため、図7には、アレイ側のガラス基板
のプレチルト角をφ、表示側(CF側)のガラス基板の
プレチルト角をθとして、中間調(I50)の輝度比
(I50(θ、φ)/I50(0、0))がプロットさ
れている。上述したように良好な表示特性を与えるため
には、中間調における輝度比は、変動しない、すなわち
1付近であることが好ましい。本発明により製造される
配向膜によれば、図7の破線で示されるように、輝度比
をほぼ0.95〜1.05の範囲とするアンチ−パラレ
ル構成を与えることが可能であることが示される。
【0057】図8は、本発明の配向膜を使用した液晶表
示装置の分解斜視図を示す。図8に示す本発明の実施の
形態の透過型液晶表示装置58は、透過型液晶表示装置
58の有効画面を画成するための表示用ウインドウ60
を画成する上部フレーム62と、バックライト・ユニッ
ト64と、上部フレーム62とバックライト・ユニット
64との間に配置された液晶表示パネル66と、スペー
サ68と、拡散シート70と、プリズム・シート72と
いった光学特性制御部材を含んで構成されている。
【0058】バックライト・ユニット64は、下側ケー
ス74上に載置されていて、上部フレーム62と一体と
して保持されることで、透過型液晶表示装置58を構成
している。図8に示した液晶パネルは、本発明により形
成された配向膜を含んだガラス基板の間に液晶組成物が
保持されて形成されている。配向膜は、プレチルト角が
低くされた、アンチ−パラレル型の配向処理が施され、
上述したIPSパネルとして構成されている。本発明に
より形成されたIPSパネルは、視野角特性が改善さ
れ、きわめて良好な表示特性を与えることが可能とされ
ている。
【実施例】以下、本発明を実施例をもってより詳細に説
明するが、本発明は、後述する実施例にも限定されるも
のではない。
【0059】(実施例1)ガラス基板上に下記条件の下
でマグネトロン・スパッタリング法によりDLC膜を堆
積させた。 ターゲット: 焼結炭素ターゲット キャリア : Ar、圧力1Pa 放電出力: 1kW マグネット間隔: 6cm 磁石/基板間隔: 5cm 磁石の磁束密度: 0.0250T
【0060】堆積したDLC膜に対してイオンガンから
アルゴンイオンを含む第1のイオンビームを照射して第
1の配向処理を行った。また、第2の配向処理は、第2
のイオンビームを第1のイオンビームに対して15°傾
けて照射して行った。第2のイオンビームの照射量は、
第1のイオンビームの照射量の1/8とした。また、実
施例1においては、第2のイオンビームの照射の際の搬
送ステージの搬送速度を0mm/s、20mm/s、6
0mm/s、120mm/sの範囲で変化させ、搬送ス
テージの速度の配向角への影響を検討した。
【0061】液晶分子の配向角を、偏向子を使用して測
定した結果を図9に示す。図9には、第1のイオンビー
ムの照射角度を0°(基準値)とし、横軸に搬送ステー
ジの速度(mm/s)、縦軸に配向角(°)をとって示
している。第2のイオンビームは、第1のイオンビーム
に対して15°傾けて照射されているので、図9におい
ては、搬送ステージを固定したまま第2のイオンビーム
を照射し続けることで、第2のイオンビームの与える配
向角(15°)となっているのが示される。
【0062】図9に示されるように、第2のイオンビー
ムの照射に際して搬送ステージの速度を大きくすること
により、第2のイオンビームの照射量が減少し、この結
果配向処理における第2のイオンビームの影響が小さく
なって行き、配向角が第1のイオンビームで与えられる
基準方向(0°)へと近づいているのが示される。すな
わち、図9によれば、第2のイオンビームの照射量が多
くなればなるほど、第1のイオンビームにより与えられ
た配向特性が失われ、第2のイオンビームによる配向特
性に近づくことが示されている。図9に示されるよう
に、本発明により、異なった方向からの第1のイオンビ
ームの照射により、配向角を容易に制御することが可能
であることがわかる。
【0063】(実施例2〜4)実施例1の通りに堆積さ
せたDLC膜に対して、第2のイオンビームの照射量を
変化させて配向処理を施し、プレチルト角の制御につい
て検討を加えた。また、実施例2〜4においては、第2
のイオンビーム照射に際して、搬送ステージの搬送方向
を180°変化させ、かつ搬送ステージの速度の影響を
検討するために、搬送速度を、50mm/s、80mm
/s、100mm/s、130mm/s、150mm/
sの範囲で変化させて第2の配向処理を行った。実施例
2〜4で使用した第2のイオンビームの条件および搬送
ステージの速度を表1に示す。
【0064】表1中、ビームドーズ量(I)は、ファ
ラデーカップを使用して計測されたアルゴンイオンビー
ムの電流値である。得られた結果を、図10および図1
1に示す。実施例2〜実施例4では、第1のイオンビー
ムは、アルゴンイオンビームを使用し、照射角度35
°、加速エネルギー200eV、イオン発生電流350
mA、グリッド電圧700V、搬送ステージ速度20m
m/s、ビームドーズ量164μAで一定とした。
【0065】
【表1】
【0066】図10は、本発明により生成されるプレチ
ルト角を、搬送ステージの速度に対してプロットした図
である。図10に示されるように、本発明により生成さ
れるプレチルト角は、実施例2〜実施例4で示されるよ
うに第2のイオンビームの強度が高くなるにつれ、同一
の搬送ステージ速度においても低下する、すなわち、1
80°方向からの第2のイオンビームの影響により、プ
レチルト角を小さくすることができることが示される。
また、搬送ステージの速度が遅くなればなるほど、同様
に第2のイオンビームの影響が強く反映されることが示
されている。
【0067】図11には、本発明により生成されたプレ
チルト角を、搬送ステージの速度の逆数に対してプロッ
トした図を示す。図11において、ステージ搬送速度の
逆数が0の場合とは、現実的には搬送ステージの搬送速
度が無限大、すなわち第2のイオンビームの影響がない
場合に、第1の配向処理により与えられるプレチルト角
(約7.5°)に対応する。
【0068】図11に示されるように、本発明によれ
ば、第2のイオンビームの照射量および照射角度に関連
して、プレチルト角を、配向角とは独立して制御できる
ことがわかる。さらには、図11に示されるように、本
発明において第2のイオンビームの照射量または搬送ス
テージの速度を調節することにより、配向性を維持させ
たまま、プレチルト角を0°とすることが可能であるこ
とも示されている。このことは、本発明により製造され
る配向膜は、特にIPSパネルにおける視野角依存性を
改善することが可能であることを示すものといえる。
【0069】(実施例5)本発明によりプレチルト角を
0°として製造した配向膜を使用して、図1に示される
IPSパネルを製造し、その表示特性について、クロス
ニコル下での黒の輝度について検討を加えた。また、図
12においては、輝度の分布を、輝度(cd/m)等
高線として、輝度特性を示している。最も表示特性が良
好であると考えられるアンチ−パラレル配向について得
られた結果を、図12に示す。図12は、縦の破線が、
TFTアレイが形成された側のガラス基板の偏光軸に対
応する方向であり、横の破線が透過側のガラス基板の偏
光軸に対応する方向である。
【0070】図12に示されるように、本発明の配向膜
を使用して製造されたIPSパネルの輝度特性は、図1
4に示される従来の配向膜を使用したIPSパネルに比
較して、きわめて等方的な分布を示していることがわか
る。このことは、本発明の配向膜を使用した液晶表示装
置は、視野角特性の少ない、良好な表示特性を与えるこ
とができることを示すものである。
【0071】(実施例6)実施例1と同様にしてガラス
基板上に配向膜を形成させ、実施例1と同等にして第1
のイオンビームにより配向処理を与えた。このようにし
て得られた配向膜にフォトレジストを塗布し、パターニ
ングして配向膜をパターン状に露出させた。パターン状
に露出した配向膜に対して第2のイオンビームを実施例
1と同様にして施し、露出した部分の配向膜の配向角を
変化させた。その後、レジストをストリッピングして配
向膜全面を露出させ、マルチドメイン表示に使用可能な
配向膜を形成した。
【0072】上述した配向膜を含むガラス基板を使用し
てマルチドメイン方式の液晶表示装置を製造し、表示特
性を評価したところ、良好な表示特性を得ることができ
た。
【0073】(実施例7)実施例7として配向膜として
ポリイミドをガラス基板上にスピンコーティングして焼
成させた後、実施例1と同様にしてポリイミド膜に対し
て配向処理を行ったところ、良好な配向特性を得ること
ができた。
【0074】これまで説明したように、本発明によれ
ば、配向性御され、高い信頼性で製造することが可能で
あり、高いアンカリング・エネルギーを与えつつ、高い
信頼性で配向方向およびプレチルト角を容易に制御する
ことが可能な配向膜、該配向膜の製造方法、該配向膜を
含む液晶パネルおよび液晶表示装置を提供することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の液晶表示装置の概略断面図。
【図2】 本発明によるDLC膜を製造するための製造
装置を示した図。
【図3】 本発明の配向処理プロセスを示した概念図。
【図4】 本発明により配向角が制御される液晶分子を
示した概略図。
【図5】 本発明によりプレチルト角が制御される液晶
分子を示した概略図。
【図6】 本発明によるプレチルト角0°とされたアン
チ−パラレル配向の液晶分子の配向を示した図。
【図7】 本発明により得られるIPSパネルの中間調
の表示特性のシミュレーション。
【図8】 本発明の液晶表示装置の分解斜視図。
【図9】 本発明による配向角を、搬送ステージの速度
に対してプロットした図。
【図10】 本発明によるプレチルト角を、搬送ステー
ジの速度に対してプロットした図。
【図11】 本発明によるプレチルト角を、搬送ステー
ジの速度の逆数に対してプロットした図。
【図12】 本発明によるIPSパネルの表示特性を示
した図。
【図13】 従来のパラレル配向の液晶分子の配向を示
した図。
【図14】 従来の配向膜を使用したパラレル配向のI
PSパネルの表示特性を示した図。
【符号の説明】
10…液晶表示装置 12a、12b…ガラス基板 14…液晶組成物 16a、16b…シール材 18a、18b…透明電極 20a、20b…配向膜 22…スペーサ 24a、24b…偏光板 26…バックライト・ユニット 30…容器 32…搬送ステージ 34…ガラス基板 36…DLC膜 38…イオンガン 40…イオンガン 42、44、46、48、50、52…液晶分子 58…透過型液晶表示装置 60…表示用ウインドウ 62…上部フレーム 64…バックライト・ユニット 66…液晶パネル 68…スペーサ 70…拡散シート 72…プリズム・シート LM…液晶分子 EL…横方向に生成される電界
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 浩之 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 (72)発明者 小田原 修一 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 (72)発明者 齊藤 之人 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 Fターム(参考) 2H090 HB07Y HB08Y HC06 HC13 KA05 KA08 KA09 LA02 MA06 MA11 MB01 MB12 MB14

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに離間して配置されるガラス基板の
    間に形成されるセルと、該セルに保持される液晶分子と
    を含んで構成される液晶表示装置に使用され、前記ガラ
    ス基板の前記液晶分子に向いた側に配置される液晶配向
    膜であって、前記液晶配向膜は、照射方向の異なる荷電
    粒子線により多重照射されることで前記液晶分子に対す
    る配向特性が付与された液晶配向膜。
  2. 【請求項2】 前記液晶配向膜は、少なくともダイアモ
    ンド状炭素(DLC)膜またはポリイミド膜を含んで構
    成される、請求項1に記載の液晶配向膜。
  3. 【請求項3】 前記液晶配向膜は、5°以下のプレチル
    ト角を前記液晶分子に対して与える、請求項1または2
    のいずれか1項に記載の液晶配向膜。
  4. 【請求項4】 前記互いに離間して配置されるガラス基
    板にそれぞれ配置される液晶配向膜は、前記液晶分子が
    アンチ−パラレル配向を与えるように配置される請求項
    1〜3のいずれか1項に記載の液晶配向膜。
  5. 【請求項5】 前記液晶表示装置は、インプレーン・ス
    イッチング・モードで駆動される、請求項1〜4のいず
    れか1項に記載の液晶配向膜。
  6. 【請求項6】 互いに離間して配置されるガラス基板の
    間に形成されるセルと、該セルに保持される液晶分子と
    を含んで構成される液晶表示装置に使用され、前記ガラ
    ス基板の前記液晶分子に向いた側に配置される液晶配向
    膜の製造方法であって、 前記製造方法は、 前記ガラス基板上に液晶配向膜を堆積させるステップ
    と、 前記液晶配向膜を照射方向の異なる荷電粒子線により多
    重照射するステップと を含む液晶配向膜の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記液晶配向膜を荷電粒子線により多重
    照射するステップは、 第1のイオンビームにより前記液晶配向膜を配向処理す
    るステップと、 前記第1のイオンビームにより配向処理された後の液晶
    配向膜を第2のイオンビームにより配向処理するステッ
    プとを含む請求項6に記載の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記第2のイオンビームによる配向処理
    は、前記第2のイオンビームの照射量を、前記第1のイ
    オンビームの1/5〜1/50として行われる、 請求項7に記載の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記第2のイオンビームにより、前記液
    晶配向膜の前記液晶分子に対する配向角を制御するステ
    ップを含む請求項7または8に記載の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記第2のイオンビームにより、前記
    液晶配向膜の前記液晶分子に対するプレチルト角を制御
    するステップを含む請求項7または8に記載の製造方
    法。
  11. 【請求項11】 第2のイオンビームによる配向処理に
    より、前記液晶配向膜に対して5°以下のプレチルト角
    を生成する請求項10に記載の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記プレチルト角を制御するステップ
    を、前記第2のイオンビームの照射量を、前記第1のイ
    オンビームの照射量の1/30〜1/50として施すス
    テップを含む請求項10または11に記載の製造方法。
  13. 【請求項13】 互いに離間して配置されるガラス基板
    と、 前記ガラス基板の間に形成されるセルと、 前記セル内に保持される液晶分子と、 前記ガラス基板の前記液晶分子に向いた側に配置され、
    かつ異なった方向からの荷電粒子線により多重照射され
    て前記液晶分子に対する配向特性が付与された液晶配向
    膜と、 前記セルを透過する光線の透過性を制御するための光学
    部材と、を含む液晶パネル。
  14. 【請求項14】 前記液晶配向膜は、ダイアモンド状炭
    素(DLC)膜またはポリイミド膜を含んで構成され
    る、請求項13に記載の液晶パネル。
  15. 【請求項15】 前記液晶配向膜は、5°以下のプレチ
    ルト角を前記液晶分子に対して与える、請求項13また
    は14のいずれか1項に記載の液晶パネル。
  16. 【請求項16】 前記液晶パネルは、前記液晶分子がア
    ンチ−パラレル配向されたインプレーン・スイッチング
    ・モードで駆動される、 請求項13〜15のいずれか1項に記載の液晶パネル。
  17. 【請求項17】 請求項13〜16のいずれか1項に記
    載の液晶パネルと、 前記セルを透過して光学的表示を与えるための光線を発
    生させるためのバックライト・ユニットと、 前記セルを透過する光線の透過性を制御するための光学
    部材と、を含む液晶表示装置。
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