JP2003222589A - 二波長表面プラズモン共鳴分光装置 - Google Patents

二波長表面プラズモン共鳴分光装置

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JP2003222589A JP2002023972A JP2002023972A JP2003222589A JP 2003222589 A JP2003222589 A JP 2003222589A JP 2002023972 A JP2002023972 A JP 2002023972A JP 2002023972 A JP2002023972 A JP 2002023972A JP 2003222589 A JP2003222589 A JP 2003222589A
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Binnyuu Shu
敏にゅう 周
Akira Otomo
明 大友
Shiyoshi Yokoyama
士吉 横山
Noburo Masuko
信郎 益子
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分光精度に優れた表面プラズモン分光装置の
提供 【解決手段】 少なくとも2以上の光源と、プリズム
と、試料台と、光検出器とからなり、波長の異なる二以
上の光線を用いる表面プラズモン共鳴分光装置におい
て、前記プリズムは、三角柱形状であり、前記光線のひ
とつは、近赤外光線であり、前記光線の他のひとつは、
可視光線であることを特徴とする、表面プラズモン共鳴
分光装置。 【効果】 本発明は、その場での(in situ)化学反応
などを観測する場合や、誘電率の微小な変化を観測する
場合に有効に用いられる。また、本発明は、単分子層な
ど薄膜の膜厚保や誘電率などを測定する場合に有効に用
いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、近赤外光線を用い
た二波長表面プラズモン共鳴分光装置に関する。より詳
しくは、測定に試料台を用いた二波長表面プラズモン共
鳴分光装置において、測定を正確に行うために特別な試
料台を用いた二波長表面プラズモン共鳴分光装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】表面プラズモン共鳴(SPR)分光装置
は、金や銀などの金属薄膜表面に発生する表面プラズモ
ン共鳴現象を利用して、金属薄膜表面付近の屈折率変化
を検出する装置である。表面プラズモンとは、金属−誘
電体界面に生じる電子の疎密波の一種であり、その波数
は金属薄膜表面に接する薄い試料の厚さや光学特性(誘
電率、屈折率)によって変化する。この変化を直接測定
することは不可能なため、SPR分光装置ではレーザー
を試料の反対面から当てエバネッセント波を発生させ、
これが表面ブラズモンと共鳴する時のレーザーの反射角
度変化又は反射強度の変化を測定することで、表面の状
態の変化を間接的に測定する。
【0003】具体的には、プリズムの底部に装着させた
試料に全反射の条件下で光線を照射する。すると金薄膜
側にエバネッセント波が生じ、これが金薄膜の自由電子
によるブラズモンの共鳴に使われるため、固定した光源
でこの反射光の強度を測定すると、例えば図2にみられ
るような「くぼみ」(dip)が認められる。例えば、
金薄膜を形成した基板(Substrate)に試料
(sample)を固定し、化学反応を起こさせると試
料が変化し、その結果として試料膜の屈折率が変化す
る。この屈折率の変化に応じて反射光が角度変化、又は
反射強度変化を起こし、くぼみが移動する。この「くぼ
み」が移動する様子を観測することにより、センサーチ
ップ表面での分子の相互作用をリアルタイムにモニター
することができる。
【0004】すなわち、SPR分光によれば、金属と有
機物質の間の化学的または物理的な挙動をモニターする
ことができる(例えば、H. E. de Brujinら Opt. Com
m. 82(1991) 425-432.)。また、近年SPR分光はバイ
オテクノロジーや医薬調査の分野で広く用いられている
(例えば、X. Sunら Langumuir 12 (1996)3536-3540,A.
V. Kabashinら Opt. Comm. 150(1998) 5-8)。
【0005】さらに、SPR分光によれば、金属薄膜の
表面で生起している化学反応を当該金属薄膜の裏面から
測定することができるという特性を有している。SPR
分光は、測定に使用する光が試料に直接照射されないの
で試料の着色、濁りや気泡などの影響を受けにくい。し
たがって、SPR分光を用いることにより、金属薄膜上
で生起する相互作用や化学反応を、測定系による影響を
受けることなく、リアルタイム、かつ連続的に測定する
ことができることになる。さらに、SPR分光では標識
物質を介さずに測定できるという点で、従来から感染症
の検査や診断の分野において利用されてきたRIAやE
IAなどの免疫測定法をSPR法に置き換えるためのセ
ンサーデバイスとして注目されている。さらに、SPR
分光によれば、有機単層の膜厚や、有機物質の誘電率を
測定できることが知られている(例えば、A. V. Kabash
inら Opt. Comm. 150 (1998) 5-8)。
【0006】ところで、近赤外光を用いたSPRは、可
視光を用いたSPRに比べ、単分子膜のような超薄膜の
特性を精度よく測定できることが知られている(例え
ば、G.Brinkら Sens. Actat. B 24-25 (1995) 756-76
1)。二波長を用いたSPRによれば数値解析が可能な
パラメータが増え、薄膜の誘電率などをより適確に測定
することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の可視光を用いた
SPR分光では、光の進路が肉眼により確認できるため
光学系の設定がしやすいものの、SPR分光によって得
られる「くぼみ」が比較的ブロードであり、測定精度が
得られないという問題があった。従来のSPR法では、誘
電率を測定するために、膜厚を触針式などの方法で測定
する必要があった。あるいは、膜厚を測定するには、誘
電率既知の材料である必要があった。しかし、新しい材
料の開発においては、誘電率は未知のものが多く、SPR
法を用いる際、膜厚と誘電率を同定できないという問題
があった。SPR分光においては、プリズムに直接金な
どの金属膜を形成し、その上に試料を形成して測定する
ことが一般的であった。しかし、このようなSPR分光
装置では、試料を替える度にいちいちプリズムを洗浄等
しなければならず煩にたえないという問題があった。ま
た従来のSPR分光装置では、基板の粗さが問題視され
ていなかったため、基板の粗さ由来の測定誤差を取り除
くことができないという問題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題の少なくとも一
つは以下の発明によって解決される。すなわち、(1)
少なくとも2以上の光源と、プリズムと、試料台と、光
検出器とからなり、波長の異なる二以上の光線を用いる
表面プラズモン共鳴分光装置において、前記プリズム
は、三角柱形状であり、前記光線のひとつは、近赤外光
線であり、前記光線の他のひとつは、可視光線であるこ
とを特徴とする、表面プラズモン共鳴分光装置、(2)
前記試料台は、プリズムを固定するプリズム固定部材
と、プリズム固定部材とプリズムとの間に試料板を設置
した際に、前記プリズム固定部材とプリズムとともに試
料板を挟んで試料板を保持するための試料板固定部材
と、を具備する前記(1)に記載の表面プラズモン共鳴
分光装置、(3)前記プリズム固定部材は、プリズムを
保持するための三角形状の切り欠きがあり、前記試料固
定部材は、試料板に加えられる圧力を調整する加圧調整
部材を有する、前記(2)に記載の表面プラズモン共鳴
分光装置、(4)前記試料台は、少なくとも基板を有
し、前記基板は、前記プリズムと近接して設けられてお
り、前記基板の表面うちプリズムに面しない側の表面粗
さは、前記プリズムに入射する入射光の波長より小さ
い、前記(1)、(2)または(3)に記載の表面プラ
ズモン共鳴分光装置、(5)前記試料台は、少なくとも
基板を有し、前記基板は、前記プリズムと近接して設け
られており、前記基板には、金属薄膜が形成されており
その表面粗さは、50nm以下である、前記(1)、
(2)または(3)に記載の表面プラズモン共鳴分光装
置、(6)前記光検出器が、CCDカメラである前記
(1)〜(5)のいずれかに記載の表面プラズモン共鳴
分光装置、(7)少なくとも2以上の光源と、プリズム
と、試料台と、光検出器とからなり、波長の異なる二以
上の光線を用いる表面プラズモン共鳴分光装置におい
て、前記光源の少なくとも一つは、レーザーダイオード
であり、前記光源のほかの少なくとも一つは、YAGレ
ーザーであり、前記プリズムは、三角柱形状であり、前
記光線のひとつは、近赤外光線であり、前記光線の他の
ひとつは、可視光線であり、前記試料台は、プリズムを
固定するプリズム固定部材と、プリズム固定部材とプリ
ズムとの間に試料板を設置した際に、前記プリズム固定
部材とプリズムとともに試料板を挟んで試料板を保持す
るための試料板固定部材と、を具備し、前記プリズム固
定部材は、プリズムを保持するための三角形状の切り欠
きがあり、さらに、プリズムへの入射光および反射光が
通ることのできる穴が設けられており、前記試料固定部
材は、試料板に加えられる圧力を調整する加圧調整部材
を有し、前記加圧調整部材は、前記試料固定部材と1点
で接し、前記光検出器は、CCDカメラを含む表面プラ
ズモン共鳴分光装置、(8)光源と、プリズムと、試料
台と、光検出器とを用いる表面プラズモン共鳴分光方法
において、試料板に金属膜を蒸着する工程と、前記金属
膜をアニールする工程とを含む、表面プラズモン共鳴分
光方法、などである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の表面プラズモン共鳴分光
装置の一例は、図1に示されるように、光源と、プリズ
ムと、試料台と、試料台を回転させる回転機構(ステッ
ピングモーター)と、光検出器とを含むものが好まし
い。さらに、ミラー(M)、ビームスプリッター、偏光
子、結像レンズ系などの光学調整系などを含んでも良
い。
【0010】[光源]光源としては、例えば、LD(レ
ーザーダイオード)、YAGレーザー、ルビーレーザー
などの固体レーザー、アルゴンレーザー、クリプトンレ
ーザー、窒素レーザーなどの気体レーザー、色素レーザ
ーが挙げられるが、SPR分光分析に適したものであれ
ば特に限定されるものではない。これらのなかでもLD
とYAGレーザーがより好ましく、LDが特に好まし
い。なお、本発明は、波長の異なる二以上の光線を用い
る表面プラズモン共鳴分光装置であるが、光源はひとつ
であってもかまわない。たとえば、YAG(イットリウ
ムアルミニウムガーネット)レーザーを用いて、106
4nm、532nm、355nm、246nmの光線を
作り出して用いても良い。二波長を用いたSPRによれ
ば数値解析が可能なパラメータが増え、測定の正確さを
向上させることができる。また、二波長を用いたSPR
によれば金属薄膜の表面の異なる位置にある物質の反応
や作用を同時に観測することができる。測定に用いる光
として、3種類の波長の光を用いれば、異なる箇所の膜
厚、誘電率を同時に測定することができるため好まし
い。この場合、光源として、少なくともレーザーダイオ
ードを用い、その波長を変調して用いることも好まし
い。
【0011】また、本発明では少なくとも二以上の波長
の光線を用いているので、金属薄膜の表面の異なる位置
にある物質の反応や作用を同時に精度良く観測すること
ができる。本発明において、少なくともひとつの光線
は、近赤外光であるが、その他の光線としては、赤外
光、近赤外光、可視光、近紫外光、紫外光のいずれであ
っても良い。ここで、可視光とはおよそ波長が400n
mから780nmの光を、赤外光とは、波長が780n
mより長い光を、紫外光とは、波長が400nmより短
い光を意味する。近赤外光線は、目で見ることが困難で
あり、近赤外SPR分光は、光学系の設定が難しい。し
かし、可視光を用いた場合よりも、近赤外光を用いた場
合の方が表面プラズモン共鳴の「くぼみ」(dip)は、
シャープになる。一方、近赤外光を用いた場合の方が、
可視光を用いた場合に比べ、くぼみのシフトは小さくな
るが、くぼみの位置はより正確に測定でき測定誤差を軽
減できる。さらに、多くの有機分子は近赤外領域に吸収
バンドを持たない。したがって、近赤外SPR分光は、
可視光を用いたSPR分光よりも安定性と正確性に優れ
ているのである。
【0012】[プリズム]本発明において用いられるプ
リズムとしては、一般的に光学素子として用いられるも
のであれば、特に限定されるものではない。プリズムの
形状としては、三角柱状のものが好ましく、底面が直角
三角形である三角柱形状がより好ましく、底面が直角二
等辺三角形である三角柱形状であれば特に好ましい。
【0013】[試料台]試料としては、プリズムに直接
形成するのではなく、基板上に金属膜を蒸着などにより
形成した後に、試料の膜を作成したものが望ましい。S
PR分光では一般に、プリズムに試料を蒸着するが、こ
の場合は、単一の試料しか分析することができない。ま
た、個々の試料にプリズムを取り替える場合、コストが
高くなる。しかし、試料膜を基板上に固定できる試料台
を用いると、続けて多数の試料を分析することが可能と
なるのである。試料台は、試料膜がプリズムと近接し、
試料膜を保持することができるものであれば特に限定さ
れるものではない。例えば、試料台としては、プリズム
を固定するプリズム固定部材と、プリズム固定部材とプ
リズムとの間に試料板を設置した際に、前記プリズム固
定部材とプリズムとともに試料板を挟んで試料板を保持
するための試料板固定部材とを有する試料台が挙げられ
る。試料台は、ステッピングモーターなどの回転機構と
接続され、回転することができるものであることが好ま
しい。試料台の例としては、図示しない回転機構に接続
された図5記載の基盤と、図6に記載のプリズム固定部
材と、図7に記載の試料板固定部材とを組合せてなる試
料台が挙げられる。
【0014】図6にプリズム固定部材の一例を示す。プ
リズム固定部材は、プリズムを保持するための三角形状
の切り欠きがあるものが好ましい。また、プリズム固定
部材としては、プリズムへの入射光および反射光が通る
ことのできる穴が設けられているものが挙げられる。こ
のように穴が設けられていれば、プリズムを強固に固定
しつつ、必要な光のみを通すことができるので特に好ま
しい。穴の大きさとしては、例えば、直径5mm〜20
mm、好ましくは10mm〜15mmが挙げられるが、
プリズムへの入射光および反射光を通すことができるも
のであれば特に限定されるものではない。
【0015】図7に試料板固定部材の一例を示す。試料
板固定部材は、プリズム固定部材とプリズムとの間に試
料板を設置した際に、前記プリズム固定部材とプリズム
とともに試料板を挟んで試料板を保持するものであれば
特に限定されるものではない。試料板固定部材として
は、試料板に加えられる圧力を調整する加圧調整部材を
有するものが好ましい。加圧調整部材は、1つの支点で
試料板固定部材を保持するものであれば、試料板の試料
面とプリズム面とを略平行に保ちながら微調整(移動
等)することができるので好ましい。具体的な加圧調整
部材としては、ねじが挙げられる。ねじを加圧調整部材
として用いると、試料などに加えられる圧力を容易に調
整することができるので好ましい。ねじを加圧調整部材
として用いる場合は、固定台および試料板固定部材にね
じ穴を設けておき、そのねじ穴にねじを通して用いるも
のが挙げられる。このようなねじとしては、細すぎまた
は太すぎると試料板へ加えられる圧力が均一とならない
ため、ねじの直径としては1mm〜8mmが好ましく、
2mm〜6mmであればより好ましく、3mm〜5mm
であれば特に好ましい。また、圧力が均一に伝わるため
には、ねじの先端が半球状に加工されているものが特に
好ましい。このように、ねじなどを用いて1点で加圧す
ることにより試料板を固定する場合は、例えば、試料板
を左右から挟みこんで固定する場合に比べプリズムとの
平行を保つことが容易であり、精度良い測定をすること
ができるため好ましい。
【0016】[基板]試料台は、基板を有しており、そ
の基板の表面うちプリズムに面しない側の表面粗さ、す
なわち、金属が蒸着され、または試料が設置される側の
面の表面粗さが、プリズムへの入射光の波長よりも小さ
いことが好ましく、プリズムへの入射光の波長の3/4
以下であれば、より好ましく、1/2以下であれば寄り
好ましく、1/4いかであればさらに好ましい。基板の
素材としては、例えばガラス、プラスチック、雲母、セ
ラミックスなどが挙げられるが、特に雲母が好ましい。
基板は、その表面を公知の方法で滑らかにし表面粗さを
軽減したものが好ましい。ここで表面粗さとは、2乗平
均粗さ(Rs)を意味する。さらに、その基板に金属薄
膜が形成された場合その表面の粗さが、50nm以下で
あれば好ましく、10nm以下であればより好ましく、
5nmであればさらに好ましく、1nm以下であればさ
らに好ましく、0.5nm以下でれば特に好ましい。こ
のように基板上に形成された金属薄膜の表面粗さが小さ
ければ、金属膜上に試料膜を形成した際に、試料分子が
金属膜上の窪みにはまる事態を回避することができ、よ
り均一な試料膜を得ることができる結果、好適な測定状
況を得ることができるのである。表面を平らにするため
には、例えば、雲母などの基板の上に、金属膜を蒸着
し、その後焼きなまし(加熱工程)を加え、ゆっくり冷
やすこと(アニールすること)で、金の再結晶化を図る
方法が挙げられる。このようにすることで、原子配列が
整った金属膜を形成することができる。加熱としては、
例えば、ガスバーナーで1秒から10分程度(好ましく
は、10秒から1分程度)加熱する方法が挙げられる
が、金属膜の温度を上げることができる方法であれば限
定されない。
【0017】[試料台の回転精度]試料台の回転精度が
高いほど正確な測定ができる。試料台を回転させるため
の試料台回転機構としては、例えばステッピングモータ
ーが挙げられるが、その誤差は、±0.01度以下であ
ることが好ましく、±0.003度以下であることがよ
り好ましく、±0.001度以下であれば特に好まし
い。
【0018】[光検出器]検出系は、例えば、フォトダ
イオード、CCDカメラなどが挙げられるが、試料膜か
らの反射光の強度を測定できるものであれば特に限定さ
れるものではない。これらの中で、CCDカメラを用い
れば、試料を2次元的に測定することができるため好ま
しく、冷却CCDカメラを用いることがさらに好まし
い。2次元的な測定をすれば、薄膜上、特にLB膜、単
一分子膜上に分子の整列状況、分布の均一性を鑑別でき
る。よって膜厚の測定がより正確になるため、CCDカ
メラを用いる方法は特に分子サイズが数nmの薄い単一
有機分子膜の測定に望ましい。また、冷却装置付きなど
高感度CCDカメラを用いることによって、低ノイズ、
高感度な2次元計測ができるため、さらに望ましい。ま
た、これらに加え、結像系に顕微システムを用いたもの
が好ましく、冷却装置付きなど高感度CCDカメラと顕
微システムを組合せたものが特に好ましい。このような
測定系・結像系を組合せて用いることで、基板や試料の
表面状態を画像で得ることができる。
【0019】
【実施例】以下実施例をあげて本発明を説明するが、本
発明は以下の実施例に限定されない。 [実施例1]本発明の近赤外線と可視光を用いた表面プ
ラズモン共鳴分光装置の概図を図1に示す。P偏光レー
ザーダイオードからの平行光線(679nm)を、50
/50ビームスプリッターにより分け、信号光線と、参
照光線として用いた。フリッパーミラー(M)を用い
て、YAGレーザーからの光線(1064nm)をもう
ひとつの平行光線とした。試料に照射される光線を、ア
パーチャー(穴)といずれも30mm以内の直径を有す
る2枚のレンズからなる光学系を用いて調整し、直径2
mmのビーム径にした。なお、それらの要素について
は、図1には図示していない。試料への入射光の偏光状
態を特定の状態に保つために偏光子(P)を用いた。入
射光と金薄膜を結びつけるために直角のプリズムを用
い、これにより表面プラズモンを増強した。フレネルの
法則(Fresnel's Law)を満たすために、プリズムと試
料の間には屈折率の値がプリズムの屈折率と試料膜の屈
折率の間にある、あるいはそれらに近い値をもつなオイ
ル(n=1.515)を用いた。フォトダイオード検出
器(D1)を用いて、試料表面からの反射光を測定し
た。フォトダイオード検出器(D2)を用いて、参照光
線を観測した。この参照光線を信号光線の標準化のため
に用い、光源からの光強度のばらつき要因を取り除い
た。試料台を回転させることで、入射角を調整した。図
5〜図7を組合せた試料台を用いることで、試料を保持
したまま回転の分解能を向上させることができ、回転の
分解能は0.003度であった。試料膜に可視光を入射
させ、反射光の強度が最小となる入射角を測定した。そ
のような角度は、本実験においてはおよそ43.05度
であった。本実験において用いた蒸着金薄膜の厚さはお
よそ45nmであった。
【0020】可視光λ1として波長が679nmの光線
を、近赤外光λ2として波長が1064nmの光線を用
いた。これら2つの波長における金の誘電率は、それぞ
れε2(λ1)=14.18、およびε2(λ2)=4
2.76である。図1に示されるように、薄膜状の試料
をプリズムの近くに設置した。上述したように図5〜図
7に記載された部材を組合せた試料台を用いた。このた
め、試料とプリズムとの空間状態を好ましく維持または
変更することができた。実験中に試料とプリズムのぶれ
が生じ測定結果に悪影響を与えることはなかった。ま
た、試料台を回転させるために安定性にとても優れた図
示しないステッピングモーターを用いた。このため、本
発明の表面プラズモン分光によって、薄膜状の試料の厚
さを測定する場合には、およそ0.03nmの分解能を
持って測定することができた。ロックインアンプを用い
て光の検出精度を上げた。全ての観測系はコンピュータ
を用いて制御した。
【0021】[比較例1]可視光(波長=679nm)を
プローブ光として用いたアゾベンゼンのLB(Lungmuir
-Blodgett)薄膜の表面プラズモン共鳴分光の測定結果
を図2に示す。この比較例においては、近赤外光を用い
ていない。比較例1において、用いた金薄膜の厚さは、
およそ45nmであった。図2中、実線は金薄膜のみの
もの、点線は、金薄膜にアゾベンゼンの単層LB膜が蒸
着されたもの、破線は、金薄膜にアゾベンゼンの3層L
B膜が蒸着されたものの測定結果を示す。誘電率や薄膜
の厚さは図2の数値プロットから算出することができ
る。しかしながら、単層のLB膜はとても薄く、反射光
の強度はそれほど変化しなかった。3層のLB膜を用い
た場合でさえも「くぼみ」の位置はそれほど明瞭ではな
かった。
【0022】[実施例2]図3は、単層のデンドリマーL
B膜の二波長表面プラズモン共鳴分光測定結果を表す。
用いた金薄膜の厚さは、およそ45nmであり、比較例
1と同一である。図3Aおよび図3Bは、それぞれ波長
が679nmの光線と、1064nmの光線を用いた測
定結果を表す。図3Bのくぼみのほうが、図3Aのくぼ
みに比べシャープであり、くぼみのずれもより正確に求
めることができることがわかる。
【0023】[実施例3]基板の表面粗さが測定結果に与
える影響について調べるために以下の実験を行った。す
なわち、図1に記載の装置のうち基板が、ガラスのもの
と雲母のものとを用いてアゾベンゼンのLB膜の膜厚を
測定した。基板として用いたガラスの表面粗さは、1n
mであり、雲母の表面粗さは0.3nmであった。な
お、基板上に金属を蒸着した後、ガスバーナーで焼きな
ましし、1日ゆっくり冷却した。このようにして金属表
面を平らにした。得られた結果を表1に示す。
【表1】 表1から、ガラスを基板として用いた場合の薄膜の膜厚
よりも、雲母を基板として用いたものの膜厚の方が約3
0%大きいことがわかる。
【0024】分子間力顕微鏡(AFM)を用いて基板上
に蒸着された金薄膜および単層LB膜の表面状態を観測
した。その結果を図4に示す。図4(a)は、ガラス基
板に蒸着した金薄膜の様子をあらわす。図4(b)は、
雲母基板に蒸着した金薄膜の様子をあらわす。図4
(c)は、ガラス基板に蒸着した金薄膜の上に形成され
たアゾベンゼンの単層LB膜を表す。図4(d)は、雲
母基板に蒸着した金薄膜の上に形成されたアゾベンゼン
の単層LB膜を表す。
【0025】ガラス基板に蒸着した金薄膜の上に形成さ
れたアゾベンゼンの単層LB膜(図4(c))の表面粗
さは、0.714nmであり、これは、ガラス基板に蒸
着した金薄膜の表面粗さ(図4(a))よりおよそ20
%小さい。これは、ガラス基板に蒸着した金薄膜が、ガ
ラス基板のくぼみに埋まり、金薄膜の配列に欠損が生じ
たためと考えられる。図4からわかるように、金薄膜の
表面粗さと、基板の表面粗さの差は、雲母を基板とした
ものの方が、ガラスを基板としたものよりも小さい。こ
のことから、雲母を基板としたものの方がより規則的に
配列し、したがって厚さを測定する場合の誤差が小さい
ことがわかる。
【0026】
【発明の効果】本発明は、試料の膜厚や誘電率を精度良
く測定することができる。特に、本発明は、その場での
(in situ)化学反応などを観測する場合や、誘電率の
微小な変化を観測する場合に有効に用いられる。また、
本発明は、単分子層など薄膜の膜厚や誘電率などを測定
する場合に有効に用いられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表面プラズモン共鳴分光装置の概図を
示す。
【図2】表面プラズモン共鳴分光の測定結果を示す。
【図3】単層のデンドリマーLB膜の二波長表面プラズ
モン共鳴分光測定結果を表す。
【図4】分子間力顕微鏡(AFM)による薄膜表面状態
の観測結果を示す。
【図5】試料台の基盤の一例を示す。
【図6】プリズム固定部材の一例を示す。
【図7】試料板固定部材の一例を示す。
フロントページの続き (72)発明者 横山 士吉 東京都小金井市貫井北町4−2−1 独立 行政法人通信総合研究所内 (72)発明者 益子 信郎 東京都小金井市貫井北町4−2−1 独立 行政法人通信総合研究所内 Fターム(参考) 2G059 AA05 BB08 BB10 DD13 EE05 EE11 GG01 GG03 GG04 HH01 HH02 HH06 JJ11 JJ12 JJ13 JJ19 JJ22 KK03 KK04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも2以上の光源と、プリズムと、
    試料台と、光検出器とからなり、波長の異なる二以上の
    光線を用いる表面プラズモン共鳴分光装置において、 前記プリズムは、三角柱形状であり、 前記光線のひとつは、近赤外光線であり、 前記光線の他のひとつは、可視光線であることを特徴と
    する、 表面プラズモン共鳴分光装置。
  2. 【請求項2】前記試料台は、プリズムを固定するプリズ
    ム固定部材と、 プリズム固定部材とプリズムとの間に試料板を設置した
    際に、前記プリズム固定部材とプリズムとともに試料板
    を挟んで試料板を保持するための試料板固定部材と、を
    具備する請求項1に記載の表面プラズモン共鳴分光装
    置。
  3. 【請求項3】前記プリズム固定部材は、プリズムを保持
    するための三角形状の切り欠きがあり、 前記試料固定部材は、試料板に加えられる圧力を調整す
    る加圧調整部材を有する、 請求項2に記載の表面プラズモン共鳴分光装置。
  4. 【請求項4】前記試料台は、少なくとも基板を有し、 前記基板は、前記プリズムと近接して設けられており、 前記基板の表面うちプリズムに面しない側の表面粗さ
    は、前記プリズムに入射する入射光の波長より小さい、 請求項1、請求項2または請求項3に記載の表面プラズ
    モン共鳴分光装置。
  5. 【請求項5】前記試料台は、少なくとも基板を有し、 前記基板は、前記プリズムと近接して設けられており、 前記基板には、金属薄膜が形成されており、当該金属薄
    膜の表面粗さは、50nm以下である、請求項1、請求
    項2または請求項3に記載の表面プラズモン共鳴分光装
    置。
  6. 【請求項6】前記光検出器が、CCDカメラである請求
    項1〜5のいずれかに記載の表面プラズモン共鳴分光装
    置。
  7. 【請求項7】少なくとも2以上の光源と、プリズムと、
    試料台と、光検出器とからなり、波長の異なる二以上の
    光線を用いる表面プラズモン共鳴分光装置において、 前記光源の少なくとも一つは、レーザーダイオードであ
    り、 前記光源のほかの少なくとも一つは、YAGレーザーで
    あり、 前記プリズムは、三角柱形状であり、 前記光線のひとつは、近赤外光線であり、 前記光線の他のひとつは、可視光線であり、 前記試料台は、プリズムを固定するプリズム固定部材
    と、プリズム固定部材とプリズムとの間に試料板を設置
    した際に、前記プリズム固定部材とプリズムとともに試
    料板を挟んで試料板を保持するための試料板固定部材
    と、を具備し、 前記プリズム固定部材は、プリズムを保持するための三
    角形状の切り欠きがあり、さらに、プリズムへの入射光
    および反射光が通ることのできる穴が設けられており、 前記試料固定部材は、試料板に加えられる圧力を調整す
    る加圧調整部材を有し、 前記加圧調整部材は、前記試料固定部材と1点で接し、 前記光検出器は、CCDカメラを含む表面プラズモン共
    鳴分光装置。
  8. 【請求項8】光源と、プリズムと、試料台と、光検出器
    とを用いる表面プラズモン共鳴分光方法において、 試料板に金属膜を蒸着する工程と、 前記金属膜をアニールする工程とを含む、 表面プラズモン共鳴分光方法。
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