JP2003222413A - 弁全閉処理装置 - Google Patents

弁全閉処理装置

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JP2003222413A
JP2003222413A JP2002025678A JP2002025678A JP2003222413A JP 2003222413 A JP2003222413 A JP 2003222413A JP 2002025678 A JP2002025678 A JP 2002025678A JP 2002025678 A JP2002025678 A JP 2002025678A JP 2003222413 A JP2003222413 A JP 2003222413A
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JP
Japan
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valve
circuit board
printed circuit
full
power
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JP2002025678A
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English (en)
Inventor
Takashi Kawagishi
孝至 川岸
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/70Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating

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  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 メインプリント基板への電源投入時またはリ
セット時に必ず弁の全閉処理を行う。 【解決手段】 メインプリント基板1に、弁動作制御部
4を含む制御部2を搭載する。そして、制御部2からの
指令に基づいて、弁動作制御部4によって、電源投入,
マイコンリセットあるいは圧縮機停止指示があると、拡
張プリント基板5のアクチュエータ駆動部6に全閉指令
信号を送信して圧縮機のスライド弁7および電子膨張弁
8の全閉処理動作を行わせる。こうすることによって、
電源オフ時から2秒程度以内にマイコンリセットが行わ
れて、アクチュエータ駆動部6が電源停止を認識できな
い場合でも、スライド弁7および電子膨張弁8に対する
全閉処理動作を強制的に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フィードバック
制御を行わないスライド弁や電子膨張弁を電源投入時に
全閉にする弁全閉処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、空気調和装置における圧縮機
のスライド弁や電子膨張弁の電源投入時における全閉処
理(開度の初期設定処理)や開度制御処理は、メインプリ
ント基板に搭載されている制御ロジック演算部の演算結
果に基づく制御部からの指令に従って、上記メインプリ
ント基板と伝送線で接続された拡張プリント基板に搭載
されたアクチュエータ駆動部の制御によって行われるよ
うになっている。また、停電時等における電源リセット
時には、上記メインプリント基板の制御ロジック演算部
からの指令に拘らず、拡張プリント基板のアクチュエー
タ駆動部によってスライド弁および電子膨張弁に対して
全閉処理が実行されるようになっている。
【0003】そして、電源が投入された際には、上記メ
インプリント基板に搭載されている制御部から、上記拡
張プリント基板のアクチュエータ駆動部に対して全閉処
理の指令が伝送線を介して出力され、これを受けたアク
チュエータ駆動部によってスライド弁および電子膨張弁
に対して全閉処理が実行される。こうして、上記スライ
ド弁および電子膨張弁に対する「0」調整が行われる。ま
た、停電時において、上記拡張プリント基板に対する電
源リセットが行われた場合には、拡張プリント基板のア
クチュエータ駆動部によってスライド弁および電子膨張
弁に対して全閉処理が実行されるのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のスライド弁および電子膨張弁に対する全閉処理動作
には、以下のような問題がある。
【0005】すなわち、上記メインプリント基板に比し
て拡張プリント基板の方が、搭載されている回路のコン
デンサ容量が大きく電源オフ時から動作停止時までのタ
イムラグが大きい。したがって、停電時等において電源
オフ時から2秒程度以内に電源リセットが行われた場合
には、拡張プリント基板のアクチュエータ駆動部は動作
停止に至らず電源停止を認識することができない。その
ために、スライド弁および電子膨張弁に対して全閉処理
は行われないのである。尚、その場合であっても、搭載
されている回路のコンデンサ容量が小さいメインプリン
ト基板側の制御部は動作停止しており、且つ、上記両弁
はフィードバック制御が行われてはいないので、スライ
ド弁および電子膨張弁の全閉処理(開度の初期設定処理)
は行う必要がある。
【0006】そこで、この発明の目的は、メインプリン
ト基板に対して電源投入あるいはリセットが行われた場
合には必ずスライド弁および電子膨張弁等の全閉処理を
行うことができる弁全閉処理装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の弁全閉処理装置は、夫々に電源から電力
が供給されると共に,互いが伝送線で接続されているメ
インプリント基板および拡張プリント基板を有し、上記
拡張プリント基板にはアクチュエータ駆動部が搭載され
ており、上記メインプリント基板には、各種制御に必要
な論理演算を行う制御ロジック演算部と、少なくとも電
源投入あるいはマイコンリセット時に,弁を完全に閉鎖
させる全閉指令信号を,上記伝送線を介して上記アクチ
ュエータ駆動部に送信する弁全閉処理部が搭載されてい
ることを特徴としている。
【0008】上記構成によれば、メインプリント基板に
搭載された弁全閉処理部によって、電源投入あるいはマ
イコンリセット時に、拡張プリント基板に搭載されたア
クチュエータ駆動部に対して、伝送線を介して全閉指令
信号が送信される。そして、上記アクチュエータ駆動部
によって、上記全閉指令信号に従って弁が完全に閉鎖さ
れる。こうして、電源投入あるいはマイコンリセット時
には、上記弁全閉処理部からの全閉指令信号によって強
制的に弁全閉処理が行われる。このように、搭載されて
いる回路のコンデンサ容量が小さい方のメインプリント
基板に弁全閉処理部が搭載されているので、弁の全閉処
理が確実に行われるのである。
【0009】また、1実施例では、この発明の弁全閉処
理装置において、上記弁全閉処理部は、電源投入,マイ
コンリセットおよび圧縮機停止指示の何れかがあるか否
かを判別する判別手段と、上記判別手段によって,上記
電源投入,マイコンリセットおよび圧縮機停止指示の何
れかがあると判断された場合には,上記全閉指令信号の
送信を行う送信手段を備えている。
【0010】この実施例によれば、判別手段と送信手段
とによって、確実に、上記電源投入,マイコンリセット
および圧縮機停止指示の何れかがある際に、上記全閉指
令信号が上記拡張プリント基板のアクチュエータ駆動部
に送信される。
【0011】また、1実施例では、この発明の弁全閉処
理装置において、上記弁全閉処理部は、上記拡張プリン
ト基板のアクチュエータ駆動部から送信される全閉動作
中信号を受信する受信手段を備えて、上記送信手段は、
上記受信手段が上記全閉動作中信号を受信するまで上記
全閉指令信号の送信を繰り返すようになっている。
【0012】この実施例によれば、上記送信手段は、受
信手段が上記アクチュエータ駆動部からの全閉動作中信
号を受信するまで上記全閉指令信号の送信を繰り返すよ
うになっている。したがって、上記アクチュエータ駆動
部の動作開始が遅れた場合でも、上記アクチュエータ駆
動部に対して上記全閉指令信号が確実に送信される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図示の実施の形
態により詳細に説明する。図1は、本実施の形態の弁全
閉処理装置における概略ブロック図である。尚、本実施
の形態においては、本弁全閉処理装置が空気調和装置に
搭載されて圧縮機のスライド弁および電子膨張弁の全閉
処理を行う場合を例に説明する。
【0014】図1において、1はメインプリント基板で
あり、上記圧縮機のスライド弁および電子膨張弁の動作
制御を含む各部の制御を行う制御部2、制御部2の制御
に必要な論理演算を行う制御ロジック演算部3が搭載さ
れている。ここで、制御部2内には、上記スライド弁お
よび電子膨張弁の動作を制御する弁動作制御部4が含ま
れている。また、5は拡張プリント基板であり、制御部
2の制御の下にスライド弁7および電子膨張弁8を含む
各種アクチュエータを駆動するアクチュエータ駆動部6
が搭載されている。
【0015】上記メインプリント基板1および拡張プリ
ント基板5は電源9に接続されている。そして、メイン
プリント基板1と拡張プリント基板5とは伝送線10で
接続されており、制御部2とアクチュエータ駆動部6と
の間で情報の送受が行われるようになっている。
【0016】以下、上記弁動作制御部4によって実行さ
れるスライド弁7および電子膨張弁8に対する全閉処理
動作を含む弁動作制御処理動作について説明する。図2
は、上記弁動作制御処理のフローチャートである。制御
部2によって、メインルーチンの処理動作中に、スライ
ド弁7および電子膨張弁8を動作させる必要があると判
断されて、弁動作制御部4に対して弁制御が指令される
と、上記弁動作制御処理がスタートする。
【0017】図2において、ステップS1で、上記制御
部2からの弁制御指令に基づいて、制御部2および制御
ロジック演算部3等を構成するマイコンに対するリセッ
トを含む電源投入、または、圧縮機停止指示があるか否
かが判別される。その結果、あればステップS2に進
み、なければステップS5に進む。ステップS2で、拡張
プリント基板5のアクチュエータ駆動部6に、全閉指令
信号が送信される。ステップS3で、拡張プリント基板
5のアクチュエータ駆動部6からの全閉動作中信号を受
信したか否かが判別される。その結果、受信していれば
ステップS4に進み、受信していなければ上記ステップ
S2に戻って全閉指令信号が再度送信される。
【0018】このように、上記アクチュエータ駆動部6
からの全閉動作中信号を受信するまで、繰り返して上記
全閉指令信号の送信が行われる。したがって、例え、上
記コンデンサ容量が大きいことに起因して、拡張プリン
ト基板5側のアクチュエータ駆動部6の動作開始が遅れ
たとしても、確実に上記全閉指令信号をアクチュエータ
駆動部6に送信できるのである。
【0019】ステップS4で、アクチュエータ駆動部6
からの全閉動作終了信号を受信したか否かが判別され
る。その結果、受信すれば、上記全閉処理動作を終了し
てステップS5以降の弁開度制御処理動作に進む。
【0020】ステップS5で、上記制御部2からのスラ
イド弁7および電子膨張弁8の開度情報に基づいて、拡
張プリント基板5のアクチュエータ駆動部6に、上記開
度情報に基づく開度までのスライド弁7およびは電子膨
張弁8の開度変更指令信号が送信される。ステップS6
で、拡張プリント基板5のアクチュエータ駆動部6から
の開度変更動作終了信号を受信したか否かが判別され
る。その結果、受信すればステップS7に進み、そうで
なければ上記メインルーチンにリターンする。ステップ
S7で、制御部2からの上記弁制御指令に基づいて、弁
開度変更が必要か否かが判別される。その結果、弁開度
変更が必要と判断すれば上記ステップS5に戻って、ス
ライド弁7あるいは電子膨張弁8の次の開度変更処理に
移行する。一方、弁開度変更は必要ないと判断されれ
ば、上記メインルーチンにリターンする。
【0021】すなわち、本実施の形態においては、上記
弁動作制御処理動作における上記ステップS1からステ
ップS4で、上記全閉処理動作を構成するのである。
【0022】上述のように、本実施の形態においては、
メインプリント基板1に、弁動作制御部4を含む制御部
2を搭載している。そして、弁動作制御部4によって、
電源投入,マイコンリセットあるいは圧縮機停止指示が
あると、拡張プリント基板5のアクチュエータ駆動部6
に対して全閉指令信号を送信して圧縮機のスライド弁7
および電子膨張弁8の全閉処理動作を行わせるようにな
っている。
【0023】したがって、停電時等において電源オフ時
から2秒程度以内にマイコンリセットが行われて、拡張
プリント基板5のアクチュエータ駆動部6が動作停止に
至らず電源停止を認識できない場合であっても、上記全
閉指令信号によって、スライド弁7および電子膨張弁8
に対する全閉処理動作を強制的に行わせることができ
る。
【0024】その際に、上記弁動作制御部4からの全閉
指令信号は、圧縮機停止指示があった場合にも送信され
る。したがって、サーモオフ時においても圧縮機のスラ
イド弁7および電子膨張弁8の全閉処理動作を行って
「0」調整を行うことが可能になる。また、弁動作制御部
4は、上記アクチュエータ駆動部6からの全閉動作中信
号を受信するまで、繰り返して上記全閉指令信号の送信
を行うようにしている。したがって、拡張プリント基板
5側のアクチュエータ駆動部6の動作開始が制御部2の
動作開始よりも遅れても、確実に上記全閉指令信号をア
クチュエータ駆動部6に送信できるのである。
【0025】尚、上記実施の形態においては、上記弁動
作制御部4が圧縮機のスライド弁7および電子膨張弁8
に対して全閉処理動作を行う場合を例に説明している
が、他の電磁弁の全閉処理動作に適用しても一向に構わ
ない。
【0026】
【発明の効果】以上より明らかなように、この発明の弁
全閉処理装置は、少なくとも電源投入あるいはマイコン
リセット時には、メインプリント基板に搭載された弁全
閉処理部から、拡張プリント基板に搭載されたアクチュ
エータ駆動部に対して、伝送線を介して全閉指令信号を
送信するので、上記電源投入あるいはマイコンリセット
時には強制的に弁全閉処理を行うことができる。したが
って、停電時等において電源オフ時から2秒程度以内に
電源リセットが行われて、搭載回路のコンデンサ容量が
大きいアクチュエータ駆動部が動作停止に至らない場合
であっても、上記全閉指令信号に従って必ず弁全閉処理
が行われる。
【0027】また、1実施例の弁全閉処理装置は、上記
弁全閉処理部に、電源投入,マイコンリセットおよび圧
縮機停止指示の何れかがあるか否かを判別する判別手段
と、上記電源投入,マイコンリセットおよび圧縮機停止
指示の何れかがあると判断された場合に上記全閉指令信
号の送信を行う送信手段を設けたので、上記電源投入時
およびマイコンリセット時に加えて、サーモオフ時に
も、確実に、上記全閉指令信号を上記アクチュエータ駆
動部に送信することできる。
【0028】また、1実施例の弁全閉処理装置は、上記
送信手段を、受信手段が上記拡張プリント基板のアクチ
ュエータ駆動部からの全閉動作中信号を受信するまで、
上記全閉指令信号の送信を繰り返すようにしたので、上
記アクチュエータ駆動部の動作開始が遅れた場合でも、
上記アクチュエータ駆動部に対して上記全閉指令信号を
確実に送信して、弁全閉処理を行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の弁全閉処理装置における概略ブロ
ック図である。
【図2】 図1における弁動作制御部で実行される弁動
作制御処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1…メインプリント基板、 2…制御部、 3…制御ロジック演算部、 4…弁動作制御部、 5…拡張プリント基板、 6…アクチュエータ駆動部、 7…スライド弁、 8…電子膨張弁、 9…電源、 10…伝送線。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年3月7日(2002.3.7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 弁全閉処理装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フィードバック
制御を行わないスライド弁や電子膨張弁を電源投入時に
全閉にする弁全閉処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、空気調和装置における圧縮機
のスライド弁や電子膨張弁の電源投入時における全閉処
理(開度の初期設定処理)や開度制御処理は、メインプリ
ント基板に搭載されている制御ロジック演算部の演算結
果に基づく制御部からの指令に従って、上記メインプリ
ント基板と伝送線で接続された拡張プリント基板に搭載
されたアクチュエータ駆動部の制御によって行われるよ
うになっている。また、停電時等における電源リセット
時には、上記メインプリント基板の制御ロジック演算部
からの指令に拘らず、拡張プリント基板のアクチュエー
タ駆動部によってスライド弁および電子膨張弁に対して
全閉処理が実行されるようになっている。
【0003】そして、電源が投入された際には、上記メ
インプリント基板に搭載されている制御部から、上記拡
張プリント基板のアクチュエータ駆動部に対して全閉処
理の指令が伝送線を介して出力され、これを受けたアク
チュエータ駆動部によってスライド弁および電子膨張弁
に対して全閉処理が実行される。こうして、上記スライ
ド弁および電子膨張弁に対する「0」調整が行われる。ま
た、停電時において、上記拡張プリント基板に対する電
源リセットが行われた場合には、拡張プリント基板のア
クチュエータ駆動部によってスライド弁および電子膨張
弁に対して全閉処理が実行されるのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のスライド弁および電子膨張弁に対する全閉処理動作
には、以下のような問題がある。
【0005】すなわち、上記メインプリント基板に比し
て拡張プリント基板の方が、搭載されている回路のコン
デンサ容量が大きく電源オフ時から動作停止時までのタ
イムラグが大きい。したがって、停電時等において電源
オフ時から2秒程度以内に電源リセットが行われた場合
には、拡張プリント基板のアクチュエータ駆動部は動作
停止に至らず電源停止を認識することができない。その
ために、スライド弁および電子膨張弁に対して全閉処理
は行われないのである。尚、その場合であっても、搭載
されている回路のコンデンサ容量が小さいメインプリン
ト基板側の制御部は動作停止しており、且つ、上記両弁
はフィードバック制御が行われてはいないので、スライ
ド弁および電子膨張弁の全閉処理(開度の初期設定処理)
は行う必要がある。
【0006】そこで、この発明の目的は、メインプリン
ト基板に対して電源投入あるいはリセットが行われた場
合には必ずスライド弁および電子膨張弁等の全閉処理を
行うことができる弁全閉処理装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明の弁全閉処理装置は、夫々に電
源から電力が供給されると共に,互いが伝送線で接続さ
れているメインプリント基板および拡張プリント基板を
有し、上記拡張プリント基板にはアクチュエータ駆動部
が搭載されており、上記メインプリント基板には、各種
制御に必要な論理演算を行う制御ロジック演算部と、少
なくとも電源投入あるいはマイコンリセット時に,弁を
完全に閉鎖させる全閉指令信号を,上記伝送線を介して
上記アクチュエータ駆動部に送信する弁全閉処理部が搭
載されていることを特徴としている。
【0008】上記構成によれば、メインプリント基板に
搭載された弁全閉処理部によって、電源投入あるいはマ
イコンリセット時に、拡張プリント基板に搭載されたア
クチュエータ駆動部に対して、伝送線を介して全閉指令
信号が送信される。そして、上記アクチュエータ駆動部
によって、上記全閉指令信号に従って弁が完全に閉鎖さ
れる。こうして、電源投入あるいはマイコンリセット時
には、上記弁全閉処理部からの全閉指令信号によって強
制的に弁全閉処理が行われる。このように、搭載されて
いる回路のコンデンサ容量が小さい方のメインプリント
基板に弁全閉処理部が搭載されているので、弁の全閉処
理が確実に行われるのである。
【0009】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
係る発明の弁全閉処理装置において、上記弁全閉処理部
は、電源投入,マイコンリセットおよび圧縮機停止指示
の何れかがあるか否かを判別する判別手段と、上記判別
手段によって,上記電源投入,マイコンリセットおよび圧
縮機停止指示の何れかがあると判断された場合には,上
記全閉指令信号の送信を行う送信手段を備えていること
を特徴としている。
【0010】上記構成によれば、判別手段と送信手段と
によって、確実に、上記電源投入,マイコンリセットお
よび圧縮機停止指示の何れかがある際に、上記全閉指令
信号が上記拡張プリント基板のアクチュエータ駆動部に
送信される。
【0011】また、請求項3に係る発明は、請求項2に
係る発明の弁全閉処理装置において、上記弁全閉処理部
は、上記拡張プリント基板のアクチュエータ駆動部から
送信される全閉動作中信号を受信する受信手段を備え
て、上記送信手段は、上記受信手段が上記全閉動作中信
号を受信するまで上記全閉指令信号の送信を繰り返すよ
うになっていることを特徴としている。
【0012】上記構成によれば、上記送信手段は、受信
手段が上記アクチュエータ駆動部からの全閉動作中信号
を受信するまで上記全閉指令信号の送信を繰り返すよう
になっている。したがって、上記アクチュエータ駆動部
の動作開始が遅れた場合でも、上記アクチュエータ駆動
部に対して上記全閉指令信号が確実に送信される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図示の実施の形
態により詳細に説明する。図1は、本実施の形態の弁全
閉処理装置における概略ブロック図である。尚、本実施
の形態においては、本弁全閉処理装置が空気調和装置に
搭載されて圧縮機のスライド弁および電子膨張弁の全閉
処理を行う場合を例に説明する。
【0014】図1において、1はメインプリント基板で
あり、上記圧縮機のスライド弁および電子膨張弁の動作
制御を含む各部の制御を行う制御部2、制御部2の制御
に必要な論理演算を行う制御ロジック演算部3が搭載さ
れている。ここで、制御部2内には、上記スライド弁お
よび電子膨張弁の動作を制御する弁動作制御部4が含ま
れている。また、5は拡張プリント基板であり、制御部
2の制御の下にスライド弁7および電子膨張弁8を含む
各種アクチュエータを駆動するアクチュエータ駆動部6
が搭載されている。
【0015】上記メインプリント基板1および拡張プリ
ント基板5は電源9に接続されている。そして、メイン
プリント基板1と拡張プリント基板5とは伝送線10で
接続されており、制御部2とアクチュエータ駆動部6と
の間で情報の送受が行われるようになっている。
【0016】以下、上記弁動作制御部4によって実行さ
れるスライド弁7および電子膨張弁8に対する全閉処理
動作を含む弁動作制御処理動作について説明する。図2
は、上記弁動作制御処理のフローチャートである。制御
部2によって、メインルーチンの処理動作中に、スライ
ド弁7および電子膨張弁8を動作させる必要があると判
断されて、弁動作制御部4に対して弁制御が指令される
と、上記弁動作制御処理がスタートする。
【0017】図2において、ステップS1で、上記制御
部2からの弁制御指令に基づいて、制御部2および制御
ロジック演算部3等を構成するマイコンに対するリセッ
トを含む電源投入、または、圧縮機停止指示があるか否
かが判別される。その結果、あればステップS2に進
み、なければステップS5に進む。ステップS2で、拡張
プリント基板5のアクチュエータ駆動部6に、全閉指令
信号が送信される。ステップS3で、拡張プリント基板
5のアクチュエータ駆動部6からの全閉動作中信号を受
信したか否かが判別される。その結果、受信していれば
ステップS4に進み、受信していなければ上記ステップ
S2に戻って全閉指令信号が再度送信される。
【0018】このように、上記アクチュエータ駆動部6
からの全閉動作中信号を受信するまで、繰り返して上記
全閉指令信号の送信が行われる。したがって、例え、上
記コンデンサ容量が大きいことに起因して、拡張プリン
ト基板5側のアクチュエータ駆動部6の動作開始が遅れ
たとしても、確実に上記全閉指令信号をアクチュエータ
駆動部6に送信できるのである。
【0019】ステップS4で、アクチュエータ駆動部6
からの全閉動作終了信号を受信したか否かが判別され
る。その結果、受信すれば、上記全閉処理動作を終了し
てステップS5以降の弁開度制御処理動作に進む。
【0020】ステップS5で、上記制御部2からのスラ
イド弁7および電子膨張弁8の開度情報に基づいて、拡
張プリント基板5のアクチュエータ駆動部6に、上記開
度情報に基づく開度までのスライド弁7およびは電子膨
張弁8の開度変更指令信号が送信される。ステップS6
で、拡張プリント基板5のアクチュエータ駆動部6から
の開度変更動作終了信号を受信したか否かが判別され
る。その結果、受信すればステップS7に進み、そうで
なければ上記メインルーチンにリターンする。ステップ
S7で、制御部2からの上記弁制御指令に基づいて、弁
開度変更が必要か否かが判別される。その結果、弁開度
変更が必要と判断すれば上記ステップS5に戻って、ス
ライド弁7あるいは電子膨張弁8の次の開度変更処理に
移行する。一方、弁開度変更は必要ないと判断されれ
ば、上記メインルーチンにリターンする。
【0021】すなわち、本実施の形態においては、上記
弁動作制御処理動作における上記ステップS1からステ
ップS4で、上記全閉処理動作を構成するのである。
【0022】上述のように、本実施の形態においては、
メインプリント基板1に、弁動作制御部4を含む制御部
2を搭載している。そして、弁動作制御部4によって、
電源投入,マイコンリセットあるいは圧縮機停止指示が
あると、拡張プリント基板5のアクチュエータ駆動部6
に対して全閉指令信号を送信して圧縮機のスライド弁7
および電子膨張弁8の全閉処理動作を行わせるようにな
っている。
【0023】したがって、停電時等において電源オフ時
から2秒程度以内にマイコンリセットが行われて、拡張
プリント基板5のアクチュエータ駆動部6が動作停止に
至らず電源停止を認識できない場合であっても、上記全
閉指令信号によって、スライド弁7および電子膨張弁8
に対する全閉処理動作を強制的に行わせることができ
る。
【0024】その際に、上記弁動作制御部4からの全閉
指令信号は、圧縮機停止指示があった場合にも送信され
る。したがって、サーモオフ時においても圧縮機のスラ
イド弁7および電子膨張弁8の全閉処理動作を行って
「0」調整を行うことが可能になる。また、弁動作制御部
4は、上記アクチュエータ駆動部6からの全閉動作中信
号を受信するまで、繰り返して上記全閉指令信号の送信
を行うようにしている。したがって、拡張プリント基板
5側のアクチュエータ駆動部6の動作開始が制御部2の
動作開始よりも遅れても、確実に上記全閉指令信号をア
クチュエータ駆動部6に送信できるのである。
【0025】尚、上記実施の形態においては、上記弁動
作制御部4が圧縮機のスライド弁7および電子膨張弁8
に対して全閉処理動作を行う場合を例に説明している
が、他の電磁弁の全閉処理動作に適用しても一向に構わ
ない。
【0026】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1に係
る発明の弁全閉処理装置は、少なくとも電源投入あるい
はマイコンリセット時には、メインプリント基板に搭載
された弁全閉処理部から、拡張プリント基板に搭載され
たアクチュエータ駆動部に対して、伝送線を介して全閉
指令信号を送信するので、上記電源投入あるいはマイコ
ンリセット時には強制的に弁全閉処理を行うことができ
る。したがって、停電時等において電源オフ時から2秒
程度以内に電源リセットが行われて、搭載回路のコンデ
ンサ容量が大きいアクチュエータ駆動部が動作停止に至
らない場合であっても、上記全閉指令信号に従って必ず
弁全閉処理が行われる。
【0027】また、請求項2に係る発明の弁全閉処理装
置は、上記弁全閉処理部に、電源投入,マイコンリセッ
トおよび圧縮機停止指示の何れかがあるか否かを判別す
る判別手段と、上記電源投入,マイコンリセットおよび
圧縮機停止指示の何れかがあると判断された場合に上記
全閉指令信号の送信を行う送信手段を設けたので、上記
電源投入時およびマイコンリセット時に加えて、サーモ
オフ時にも、確実に、上記全閉指令信号を上記アクチュ
エータ駆動部に送信することできる。
【0028】また、請求項3に係る発明の弁全閉処理装
置は、上記送信手段を、受信手段が上記拡張プリント基
板のアクチュエータ駆動部からの全閉動作中信号を受信
するまで、上記全閉指令信号の送信を繰り返すようにし
たので、上記アクチュエータ駆動部の動作開始が遅れた
場合でも、上記アクチュエータ駆動部に対して上記全閉
指令信号を確実に送信して、弁全閉処理を行わせること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の弁全閉処理装置における概略ブロ
ック図である。
【図2】 図1における弁動作制御部で実行される弁動
作制御処理のフローチャートである。
【符号の説明】 1…メインプリント基板、 2…制御部、 3…制御ロジック演算部、 4…弁動作制御部、 5…拡張プリント基板、 6…アクチュエータ駆動部、 7…スライド弁、 8…電子膨張弁、 9…電源、 10…伝送線。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 夫々に電源(9)から電力が供給されると
    共に、互いが伝送線(10)で接続されているメインプリ
    ント基板(1)および拡張プリント基板(5)を有し、 上記拡張プリント基板(5)にはアクチュエータ駆動部
    (6)が搭載されており、 上記メインプリント基板(1)には、 各種制御に必要な論理演算を行う制御ロジック演算部
    (3)と、 少なくとも電源投入またはマイコンリセット時に、弁
    (7,8)を完全に閉鎖させる全閉指令信号を、上記伝送
    線(10)を介して上記アクチュエータ駆動部(6)に送信
    する弁全閉処理部(4)が搭載されていることを特徴とす
    る弁全閉処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の弁全閉処理装置におい
    て、 上記弁全閉処理部(4)は、 電源投入,マイコンリセットおよび圧縮機停止指示の何
    れかがあるか否かを判別する判別手段と、 上記判別手段によって、上記電源投入,マイコンリセッ
    トおよび圧縮機停止指示の何れかがあると判断された場
    合には、上記全閉指令信号の送信を行う送信手段を備え
    ていることを特徴とする弁全閉処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の弁全閉処理装置におい
    て、 上記弁全閉処理部(4)は、 上記拡張プリント基板(5)のアクチュエータ駆動部(6)
    から送信される全閉動作中信号を受信する受信手段を備
    えて、 上記送信手段は、上記受信手段が上記全閉動作中信号を
    受信するまで上記全閉指令信号の送信を繰り返すように
    なっていることを特徴とする弁全閉処理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009162475A (ja) * 2007-12-14 2009-07-23 Daikin Ind Ltd 空気調和装置
JP2009168318A (ja) * 2008-01-15 2009-07-30 Denso Corp ヒートポンプ装置及びそれを備えた給湯装置
CN111426009A (zh) * 2020-04-03 2020-07-17 广东美的暖通设备有限公司 空调系统的控制方法、空调系统和计算机存储介质

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CN111426009B (zh) * 2020-04-03 2021-06-18 广东美的暖通设备有限公司 空调系统的控制方法、空调系统和计算机存储介质

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