JP2003222366A - 室内ユニット及び空気調和機 - Google Patents

室内ユニット及び空気調和機

Info

Publication number
JP2003222366A
JP2003222366A JP2003004387A JP2003004387A JP2003222366A JP 2003222366 A JP2003222366 A JP 2003222366A JP 2003004387 A JP2003004387 A JP 2003004387A JP 2003004387 A JP2003004387 A JP 2003004387A JP 2003222366 A JP2003222366 A JP 2003222366A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ventilation
indoor
air
hose
fan
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003004387A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Ito
喜啓 伊藤
Kazuhiro Suzuki
一弘 鈴木
Kei Matsuda
圭 松田
Hiroshi Kanbara
裕志 神原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2003004387A priority Critical patent/JP2003222366A/ja
Publication of JP2003222366A publication Critical patent/JP2003222366A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 換気ホース出口における笛吹き音を防止し
て、室内ユニットの商品性を高めることを目的とする。 【解決手段】 吸込口から室内気を吸い込みかつ吹出口
から吹き出すためのファンと、室内気と室外ユニットか
ら供給された冷媒との間で熱交換を行う室内熱交換器
と、室内気を吸引する換気ファンと該換気ファンに連結
され吸引した室内気を室外へ導いて排気する換気ホース
19とを具備してなる換気装置と、各種電気回路素子よ
りなる室内ユニット制御部とを備えている室内ユニット
において、排気ホース19に、換気装置の運転停止時に
閉じかつ運転時に開く開閉弁52を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、暖房又は冷房によ
り快適な室内環境を提供する室内ユニット及び空気調和
機に係り、特に、室内の空気を換気することができるよ
うにした室内ユニット及び空気調和機に用いて好適な技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】空気調和機は、室内ユニット及び室外ユ
ニットの二つの大きな構成要素からなっている。これら
の各ユニットには、冷媒と室内気との間及び冷媒と室外
気との間における熱交換を行う室内熱交換器及び室外熱
交換器が備えられている。
【0003】これら室内熱交換器及び室外熱交換器は、
他に圧縮機、膨張弁等の要素を加えて冷媒回路を構成す
る要素になっている。冷媒はこの回路を物理的に循環す
ることで、熱的にも高温高圧気体、低温低圧気体、高温
高圧液体、低温低圧液体という状態変化の循環プロセス
を辿り、室内の冷暖房を実現することになる。なお、こ
の室内の冷暖房は、直接的には前記室内熱交換器内の冷
媒と室内気との熱交換により実現されることになる。
【0004】ちなみに、暖房運転時は、圧縮機で高温高
圧の気体とされた気体冷媒を室内熱交換器に送出して、
当該冷媒と室内気との間で熱交換を行うことにより冷媒
は凝縮し高温高圧の液冷媒化が実現される。また、冷房
運転時は、高温高圧の気体冷媒を室外熱交換器に送出し
て室外気と熱交換させて高温高圧の液冷媒とし、これを
さらに膨張弁に通すことで減圧し、低温低圧の液冷媒と
して室内熱交換器に送出し、この冷媒と室内気との間で
熱交換を行うことにより蒸発し低温低圧の気体化が実現
される。
【0005】このような空気調和機には、空調する室内
の換気を目的として、室内の空気を室外に排出する換気
装置を備えたものがある。この換気装置は、図15に示
す如く、室内ユニット10に設置された換気専用の換気
ファン18と換気ホース9とを具備して構成される。な
お、図15において、符号の1は室内・室外に分離させ
る壁、2はスリーブ、Pは室内ユニット10から室外へ
と続く冷媒配管、配線及びドレンホースを一体的に示し
たもの、3は出口カバーである。そして、上述した換気
装置により換気運転を実施すると、換気ファン18が作
動して室内ユニット10に設けられた換気専用の吸込口
から室内の空気が吸引され、換気ホース9を通って室外
に排出される。なお、換気装置により換気可能な空気量
は、室内ユニットから吹き出される空調空気量と比較す
ればかなり小さなものである。
【0006】また、図16は換気ホース9、断熱材4に
よって被覆された2本の冷媒配管21,21、電気配線
5及びドレンホース6がスリーブ2を通過する様子を示
した断面図(図15のA−A断面)である。この従来例
の場合、与えられたスリーブ2の円形断面形状を有効に
利用するため、換気ホース9の断面には略D形の半円又
は半楕円形状を採用している。従って、この換気ホース
9がスリーブ2の円形断面の略半分を使用し、残る半円
部分を断熱材4で被覆された冷媒配管21,21、電気
配線5及びドレンホース6が使用するようになってい
る。なお、換気ホース9及びドレンホース6としては、
蛇腹状のものが一般的に使用されている。なおまた、上
述した断熱材4は、通常冷媒配管21の室内ユニット1
0に近い部分を被覆する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな換気装置を備えている室内ユニット及び空気調和機
においては、特に換気ホースが存在することから、室内
ユニットを設置する際の換気ホースレイアウトの自由度
を増すと共に、設置の工事性を向上させることが望まれ
ている。以下、本発明の課題を具体的に説明する。
【0008】最初に、本発明の第1の課題を説明する。
上述した換気ホース9の出口においては、本来は換気装
置の運転により室内の空気を排気するのが役目であるに
もかかわらず、たとえば室外で強い風が吹くと空気の逆
流(図15に矢印Wで表示)が生じてしまい、いわゆる
笛吹き音と呼ばれるものを発生する恐れがある。このよ
うな笛吹き音の発生は、快適な室内環境を提供するとい
う空気調和機本来の目的に反するものであり、好ましい
ことではない。従って、このような笛吹き音の問題を解
決して、商品性をさらに向上させることが望まれてい
る。
【0009】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであり、その第1の目的は、換気ホース出口における
笛吹き音を防止して、空気調和機の商品性を高めること
にある。この場合、空気調和機を設置する場所の諸条件
に応じて、多様な設置形態から現場で選択可能な構造と
することが望まれる。
【0010】次に、本発明の第2の課題を説明する。上
述した換気装置を備えた室内ユニット及び空気調和機で
は、室内ユニット10の設置場所及びスリーブ2の位置
等の組み合わせによる多様な設置条件に対応できるよう
にするため、室内ユニット10における位置が決まって
固定設置されている換気ファン18から取り出す換気ホ
ース9の方向を適宜選択切り換えできるようにする必要
がある。
【0011】図17は、換気ファン/換気ホース結合部
の従来構造を示す斜視図であって、換気ホース9と換気
ファン18との接続部には、特に換気ホース9の曲げに
よるつぶれを防止するため、専用の取付具が使用されて
いる。この取付具には、たとえば換気ホース9を真後ろ
に引き出す際に使用する直線タイプAD1や、いったん
横(又は上下)方向に向けて曲げるエルボタイプAD2
等、引き出し方向に応じて複数の種類のものを予め用意
して使い分けていた。このため、据え付け工事には数種
類の取付具を持ち歩く必要があり、据え付け工事に要す
る部品点数が多くなって工事がしにくいという問題があ
った。
【0012】また、換気ファン18の吐出側出口形状と
換気ホース9の接続部断面形状とが一致しない場合もあ
り、この対策として、一端が換気ファン18の吐出側出
口形状と一致し他端が換気ホース9の接続部断面形状と
一致した出口形状を有する接続アダプタを使用する必要
が生じることもある。
【0013】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであり、その第2の目的は、換気装置を備えた空気調
和機の換気ホースが、室内ユニットの据え付け位置等に
違いがある場合であっても共通部品で対応できるように
して、部品点数を低減すると共に工事性を向上させるこ
とにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために以下の手段を採用した。
【0015】請求項1に記載の室内機ユニットは、吸込
口から室内気を吸い込みかつ吹出口から吹き出すための
ファンと、前記室内気と室外ユニットから供給された冷
媒との間で熱交換を行う室内熱交換器と、室内気を吸引
する換気ファンと該換気ファンに連結され吸引した前記
室内気を室外へ導いて排気する換気ホースとを具備して
なる換気装置と、各種電気回路素子よりなる室内ユニッ
ト制御部とを備え、前記排気ホースに、前記換気装置の
運転停止時に閉じかつ運転時に開く開閉弁を設けたこと
を特徴とするものである。
【0016】このような室内機ユニットによれば、換気
ホースに対して外から風が逆流してきた時、開閉弁が閉
じて換気ホース内に入り込むのを妨げるので、笛吹き音
の発生を防止することができる。また、換気装置の運転
時には開閉弁が開くので、換気に支障はない。
【0017】請求項2に記載の空気調和機は、室外熱交
換器と、熱交換器に高温高圧の気体冷媒を送出する圧縮
機と、各種電気回路素子よりなる室外ユニット制御部と
を具備してなる室外ユニットと、吸込口から室内気を吸
い込みかつ吹出口から吹き出すためのファンと、前記室
内気と室外ユニットから供給された冷媒との間で熱交換
を行う室内熱交換器と、室内気を吸引する換気ファンと
該換気ファンに連結され吸引した前記室内気を室外へ導
いて排気する換気ホースとを具備してなる換気装置と、
各種電気回路素子よりなる室内ユニット制御部とを具備
してなる室内ユニットとを備え、前記排気ホースに、前
記換気装置の運転停止時に閉じかつ運転時に開く開閉弁
を設けたことを特徴とするものである。
【0018】このような空気調和機によれば、換気ホー
スに対して外から風が逆流してきた時、開閉弁が閉じて
換気ホース内に入り込むのを妨げるので、笛吹き音の発
生を防止することができる。また、換気装置の運転時に
は開閉弁が開くので、換気に支障はない。
【0019】請求項3に記載の空気調和機は、前記開閉
弁が、前記換気ホースの室外出口側に取り付けられたケ
ース内に回動自在に支持され、前記換気装置の運転停止
時に自重で閉じ、かつ換気運転時に生じる気流で開くこ
とを特徴とするものである。
【0020】このような空気調和機によれば、簡単な構
成で開閉弁が作動し、換気運転時の排気及び換気運転停
止時の笛吹き音防止を容易に達成することができる。
【0021】請求項4に記載の空気調和機は、前記開閉
弁が、回転軸を境にして弁体とバランサとに分割され、
前記バランサの肉厚を調整して前記弁体と前記バランサ
との重量をバランスさせたことを特徴とするものであ
る。
【0022】このような空気調和機によれば、かなり小
さな気流の有無でも開閉弁が作動できるようになる。
【0023】請求項5に記載の空気調和機は、前記開閉
弁が、全閉位置及び全開位置を規定するストッパを備
え、前記全開位置が前記全閉位置から90度以内に設定
されたことを特徴とするものである。
【0024】このような空気調和機によれば、開閉弁が
全開位置にある時換気装置の運転が停止されても、自重
によって容易に全閉位置に戻ることができる。
【0025】請求項6に記載の空気調和機は、前記ケー
スの出口側に前記開閉弁を保護する格子部材を設けたこ
とを特徴とするものである。
【0026】このような空気調和機によれば、開閉弁が
外部の異物と干渉するのを防止して保護することが可能
となる。
【0027】請求項7に記載の室内ユニットは、吸込口
から室内気を吸い込みかつ吹出口から吹き出すためのフ
ァンと、前記室内気と室外ユニットから供給された冷媒
との間で熱交換を行う室内熱交換器と、室内気を吸引す
る換気ファンと該換気ファンに連結され吸引した前記室
内気を室外へ導いて排気する換気ホースとを具備してな
る換気装置と、各種電気回路素子よりなる室内ユニット
制御部とを備え、前記換気ファンと前記換気ホースとの
連結部に、前記換気ホースの引き回し方向が可変の連結
部材を介在させたことを特徴とするものである。
【0028】このような室内ユニットによれば、ひとつ
の連結部材で複数の方向へ換気ホースを引き回すことが
できるので、部品の共通化が可能になる。そして、この
連結部材を予め換気ファンに取り付けておくことによ
り、室内ユニットの設置工事において換気ホースの引き
回し方向を変化させる新規部品が不要となる。また、こ
の連結部材は、換気ファン連結部と換気ホース連結部と
の形状を変えることにより、接続アダプタとして機能さ
せることもできる。
【0029】請求項8に記載の空気調和機は、室外熱交
換器と、熱交換器に高温高圧の気体冷媒を送出する圧縮
機と、各種電気回路素子よりなる室外ユニット制御部と
を具備してなる室外ユニットと、吸込口から室内気を吸
い込みかつ吹出口から吹き出すためのファンと、前記室
内気と室外ユニットから供給された冷媒との間で熱交換
を行う室内熱交換器と、室内気を吸引する換気ファンと
該換気ファンに連結され吸引した前記室内気を室外へ導
いて排気する換気ホースとを具備してなる換気装置と、
各種電気回路素子よりなる室内ユニット制御部とを具備
してなる室内ユニットとを備え、前記換気ファンと前記
換気ホースとの連結部に、前記換気ホースの引き回し方
向が可変の連結部材を介在させたことを特徴とするもの
である。
【0030】このような空気調和機によれば、室内ユニ
ットではひとつの連結部材で複数の方向へ換気ホースを
引き回すことができるので、部品の共通化が可能にな
る。そして、この連結部材を予め換気ファンに取り付け
ておくことにより、室内ユニットの設置工事において換
気ホースの引き回し方向を変化させる新規部品が不要と
なる。また、この連結部材は、換気ファン連結部と換気
ホース連結部との形状を変えることにより、接続アダプ
タとして機能させることもできる。
【0031】請求項9に記載の室内ユニットは、前記連
結部材が、換気ファン接続口と着脱可能なキャップで覆
われた向きの異なる複数のホース連結口とを有する分岐
ボックスであることを特徴とするものである。なお、こ
の連結部材には中空6面体が好適であり、そのうちの1
面を換気ファン接続口とし、他の5面又は適当な複数面
をホース連結口とすればよい。
【0032】このような室内ユニットによれば、分岐ボ
ックスの換気ファン接続口を換気ファンに予め取り付け
ておき、換気ホースの引き回し方向に適した換気ホース
接続口のキャップを外せば換気ホースの接続が可能とな
る。このため、部品の共通化が可能となって設置工事用
の新規部品が不要となる。また、換気ファン接続口と換
気ホース接続口との形状を変えることにより、接続アダ
プタとして機能させることもできる。
【0033】請求項10に記載の空気調和機は、前記連
結部材が、前記換気ファンに取り付けられるエルボ状の
アダプタと、一端が前記アダプタと回動自在に連結され
他端に前記換気ホースが連結されるエルボとで構成さ
れ、前記アダプタ及び前記エルボの結合部を回転させる
ことにより略直線状から略90度まで出口方向を可変に
したことを特徴とするものである。好適には、前記エル
ボの角度を45度以上70度以下とし、前記エルボ状ア
ダプタの角度がおおよそ20度ないし45度の範囲に入
るようにして、両者の合計角度が略90度となるように
設定するのがよい。
【0034】このような空気調和機によれば、アダプタ
とエルボとを回転させて角度調整することにより、換気
ファン接続口の向き(すなわちエルボ出口の向き)を室
内ユニット真後ろ又は上下左右に略90度曲げた方向か
ら選択できる。このため、部品の共通化が可能となって
設置工事用の新規部品が不要となる。また、アダプタ
は、その両接続口の形状を変えることで、接続アダプタ
として機能させることもできる。
【0035】請求項11に記載の室内ユニットは、吸込
口から室内気を吸い込みかつ吹出口から吹き出すための
ファンと、前記室内気と室外ユニットから供給された冷
媒との間で熱交換を行う室内熱交換器と、室内気を吸引
する換気ファンと該換気ファンに連結され吸引した前記
室内気を室外へ導いて排気する換気ホースとを具備して
なる換気装置と、各種電気回路素子よりなる室内ユニッ
ト制御部とを備え、前記換気ファンと前記換気ホースと
の連結部に出口断面形状が円形のエルボ状アダプタを介
在させ、前記連結ホースが、前記エルボ状アダプタ連結
側の曲げ部を円形断面とし残りを非円形断面としたこと
を特徴とするものである。
【0036】このような室内ユニットによれば、エルボ
状アダプタと円形断面の連結ホース曲げ部とが協働し
て、連結ホースを上下左右に略90度まで容易に曲げる
ことができるようになる。そして、円形断面の曲げ部と
したことで曲げによる断面形状の変形が防止され、ま
た、非円形断面の連結ホースは、円形断面のスリーブを
通過する際にドレンホース等他の通過部材と共にスリー
ブ通路の有効利用を可能にする。また、エルボ状アダプ
タにその両接続口形状が異なるものを採用すれば、換気
ファンの出口形状が換気ホースと異なる場合の接続アダ
プタとして機能させることもできる。
【0037】請求項12に記載の空気調和機は、室外熱
交換器と、該室外熱交換器又は室内熱交換器に高温高圧
の気体冷媒を送出する圧縮機と、各種電気回路素子より
なる室外ユニット制御部とを具備してなる室外ユニット
と、吸込口から室内気を吸い込みかつ吹出口から吹き出
すためのファンと、前記室内気と室外ユニットから供給
された冷媒との間で熱交換を行う室内熱交換器と、室内
気を吸引する換気ファンと該換気ファンに連結され吸引
した前記室内気を室外へ導いて排気する換気ホースとを
具備してなる換気装置と、各種電気回路素子よりなる室
内ユニット制御部とを具備してなる室内ユニットとを備
え、前記換気ファンと前記換気ホースとの連結部に出口
断面形状が円形のエルボ状アダプタを介在させ、前記連
結ホースが、前記エルボ状アダプタ連結側の曲げ部を円
形断面とし残りを非円形断面としたことを特徴とするも
のである。
【0038】このような空気調和機によれば、室内ユニ
ットにおいて、エルボ状アダプタと円形断面の連結ホー
ス曲げ部とが協働して、連結ホースを上下左右に略90
度まで容易に曲げることができるようになる。そして、
円形断面の曲げ部としたことで曲げによる断面形状の変
形が防止され、また、非円形断面の連結ホースは、円形
断面のスリーブを通過する際にドレンホース等他の通過
部材と共にスリーブ通路の有効利用を可能にする。ま
た、エルボ状アダプタにその両接続口形状が異なるもの
を採用すれば、換気ファンの出口形状が換気ホースと異
なる場合の接続アダプタとして機能させることもでき
る。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明による室内ユニット
及び空気調和機の実施の形態について、図面を参照して
説明する。図1は空気調和機の全体構成を示す説明図で
ある。空気調和機は、室内ユニット10及び室外ユニッ
ト20から構成されている。これら室内ユニット10及
び室外ユニット20は、冷媒が導通する冷媒配管21や
図示しない電気配線等により接続されている。冷媒配管
21は2本備えられており、冷媒は、その一方において
室内ユニット10から室外ユニット20へ、また他方に
おいて室外ユニット20から室内ユニット10へと流れ
ることになる。
【0040】室内ユニット10は、ベース11と前面パ
ネル12とが一体化されることにより、後述する各種の
機器を収納するケーシングが形成されている。一方のベ
ース11には、プレートフィンチューブ型の室内熱交換
器13、略円筒形状のクロスフローファン(ファン)1
4等の各種機器が備えられている。さらに、ベース11
には、この他にも室内ユニット10に関する種々の動作
制御等を行うため、各種電気回路素子から構成された室
内ユニット制御部15が備えられている。室内ユニット
制御部15には、運転状況やエラーモードを表示するた
めの適当なインジケータ15aが備えられている。この
インジケータ15aは、たとえば前面パネル12に設け
られた透視部12aにより、外部からの確認(視認)が
可能となっている。なお、ベース11の後方には、据え
付け板16が備えられ、これにより室内ユニット10を
室内の壁等に設置することが可能となっている。
【0041】前面パネル12には、吸込グリル(吸込
口)12bが前面及び上面のそれぞれに形成されてい
る。室内の空気(室内気)は、これら吸込グリル12b
により多方向から室内ユニット10内に吸い込まれるよ
うになっている。ちなみに、吸込グリル12bの背後に
はエアフィルタ17が備えられており、吸い込まれた空
気等の粉塵を除く働きをしている。また、前面パネル1
2には、その下方に吹出口12cが形成されており、こ
こから暖められた空気あるいは冷やされた空気が吹き出
されるようになっている。なお、この空気吸込及び空気
吹出は、前記クロスフローファン14が回転することに
よって行われる。
【0042】また、この室内ユニット10は、室内の空
気を吸引して室外へ排出する換気装置を備えている。こ
の換気装置は、換気専用の換気ファン18と、前面パネ
ル12に開口する換気専用の換気吸込口12dと、換気
ホース19とにより構成されており、換気ファン18の
吸い込み側に換気吸込口12dが連通し、換気ファン1
8の吐出側に換気ホース19の一端が連結されている。
換気運転時は、換気ファン18が作動することによって
換気吸込口12dから室内の空気を吸引するので、吸引
された室内気は換気ファン18及び換気ホース19を通
って室外へと排出される。なお、換気ホース19の他端
は、従来技術で説明したように、断熱材4で被覆された
冷媒配管21、21、電気配線5及びドレンホース6と
共に壁1を貫通して設けられたスリーブ2を通って室外
に開口している。
【0043】上述した室内ユニット10は、各種の運転
操作を行う操作部として、リモートコントローラ22を
備えている。このリモートコントローラ22には各種ス
イッチ等が設けられており、空気調和機の運転操作信号
を室内ユニット制御部15の受信部(図示省略)へ向け
て送信することができる。なお、空気調和機の運転操作
は、室内ユニットの適所に設けられた図示省略のスイッ
チ類でも一部実施可能である。
【0044】室外ユニット20には、筐体20a内に室
外熱交換器20b、プロペラファン20c、圧縮機20
f、室外ユニット制御部20g等が備えられている。室
外熱交換器20bは、周囲に多数のプレート状フィンを
備えた冷媒配管により構成されており、冷媒と室外気と
の熱交換を実現するためのものである。プロペラファン
20cは、筐体20a内に背面から前面へと抜ける空気
流を生じさせることにより新たな空気を常に筐体20a
内に取り込んで、室外熱交換器20bにおける熱交換効
率の向上を図るために設けられている。
【0045】なお、前記室外熱交換器20b及びプロペ
ラファン20cが外部と向き合う筐体20aの面には、
それぞれフィンガード20d及びファンガード20eが
設けられている。フィンガード20dは、前記プレート
状フィンが外部からの不意の衝撃により破損することな
どがないように設けられているものである。ファンガー
ド20eも、これと同様にプロペラファン20cを外部
衝撃から保護することを目的として備えられているもの
である。
【0046】圧縮機20fは、低温低圧の気体冷媒を、
高温高圧の気体冷媒に変換して吐出するものであり、冷
媒回路を構成する部品の中では最も中心的な働きを担う
ものである。ちなみに冷媒回路とは、この圧縮機20f
に加えて、上記した室内熱交換器13、室外熱交換器2
0b、冷媒配管21、膨張弁、及び冷媒の流れ方向を規
定する四方弁(膨張弁及び四方弁は共に不図示)等から
概略構成され、冷媒を室内ユニット10と室外ユニット
20との間で循環させる回路である。
【0047】室外ユニット制御部20gは、前記プロペ
ラファン20c、圧縮機20f、その他室外ユニット2
0に備えられた各種機器に関する動作制御等を行うもの
で、各種電気回路素子から構成されているものである。
【0048】室外ユニット20には、上記の他、筐体2
0aを支持するとともに外部振動等の影響を回避するた
め、台座20hが備えられている。また、前記圧縮機2
0fに近い筐体20aの壁は、前記圧縮機20fのメン
テナンス等を実施するため取り外し可能なパネル20i
を備えたものとなっている。
【0049】以下では、これらの構成よりなる空気調和
機の作用について、暖房運転時及び冷房運転時のそれぞ
れの場合に分けて説明する。まず、暖房運転時には、圧
縮機20fで高温高圧の気体とされた冷媒は、冷媒配管
21を通り室内ユニット10の室内熱交換器13に送ら
れる。室内ユニット10内では、クロスフローファン1
4により吸込グリル12bから取り込まれた室内気に対
して、室内熱交換器13を通過する高温高圧の気体冷媒
から熱が与えられる。このことにより、前面パネル12
下方の吹出口12cから温風が吹き出されることにな
る。また同時に、高温高圧の気体冷媒は、前記室内熱交
換器13において凝縮液化し、高温高圧の液冷媒とな
る。
【0050】この高温高圧の液冷媒は、再び冷媒配管2
1を通って室外ユニット20における室外熱交換器20
bに送られる。室外ユニット20では、図示しない膨脹
弁を通過し減圧されて低温低圧の液冷媒となり、プロペ
ラファン20cにより筐体20a内に取り込まれた新し
い室外気から、室外熱交換器20bを通過する低温低圧
の液冷媒が熱を奪うことになる。低温低圧の液冷媒は、
このことにより蒸発気化して低温低圧の気体冷媒とな
る。これが再び圧縮機20fに送出され、上記過程を繰
り返すことになる。
【0051】次に、冷房運転時には、冷媒は上記とは逆
方向に冷媒回路中を流れる。すなわち、圧縮機20fで
高温高圧の気体とされた冷媒が、冷媒配管21を通過し
て室外熱交換器20bに送られ、室外気に熱を与えて凝
縮液化し高温高圧の液冷媒となる。この高温高圧の液冷
媒は、図示しない膨張弁を通過して低温低圧の液冷媒と
なり、再び冷媒配管21を通り室内熱交換器13に送ら
れる。低温低圧の液冷媒は、ここで室内気から熱を奪っ
て当該室内気を冷却するとともに、冷媒自身は蒸発気化
して低温低圧の気体冷媒となる。これが再び圧縮機20
fに送出され、上記過程を繰り返すことになる。
【0052】これらの運転は、室内ユニット10内に収
められた室内ユニット制御部15及び室外ユニット20
内に収められた室外ユニット制御部20gが協調するこ
とによって制御される。
【0053】上述したように、室内ユニット10には換
気装置を設けてあるが、この換気装置の換気ホース19
は、スリーブ2を通って室外に開口している。図2に
は、スリーブ2を通り抜ける換気ホース19、断熱材4
に被覆された冷媒配管21,21、電気配線5及びドレ
ンホース6が示されている。この場合、円形断面のスリ
ーブ2の略半分を使用して略D形断面形状の換気ホース
19が通り、残る半円部分を使用して断熱材4に被覆さ
れた冷媒配管21,21、電気配線5及びドレンホース
6が通っている。
【0054】ここで使用する換気ホース19の断面形状
は、D形の弦部19aを外向きに膨出させたものであ
り、以後この弦部19aを「膨出部」と呼ぶことにす
る。換気ホース19にこのような膨出部19aを設けた
目的のひとつは、折曲によるつぶれが生じたとしても、
必要な断面積を十分確保できるように余裕を与えること
にある。また、膨出部19aのもう一つの目的は、膨出
部19aを内側にして換気ホース19を折曲してもつぶ
れが生じにくくすることにある。
【0055】以下、本発明の第1の特徴的部分(第1の
実施形態)について説明する。上述した換気ホース19
は、第1の実施形態の第1実施例として図3ないし図6
に示すように、壁1のスリーブ2を貫通して室外に開口
するが、この換気ホース19には、その室外出口側端部
にケース50が取り付けられている。このケース50
は、内周面形状が換気ホース19と同様の略D形断面を
した中空筒状部材で、内周面には換気ホース19の挿入
量を規制する位置決めストッパ51が突設されており、
換気ホース19の外周に嵌合して取り付けられる。
【0056】また、このケース50内には、換気ホース
19の出口開閉用として開閉弁52が設けられている。
この開閉弁52は、ケース50内に回転軸53をもって
回動自在に支持され、換気装置の運転停止時に閉じ、運
転時に開くものである。図示した開閉弁52は、運転停
止時に自重で閉じ、運転時に換気ファン18の作動によ
って生じる気流で開くように構成されており、回転軸5
3を境にして弁体52aとバランサ52bとに分割され
ている(図6参照)。この場合、比較的上下に長く薄い
断面形状の弁体52aに対し、上下に短いバランサ52
bの肉厚を厚くして、回転軸53を境にした上下の重量
バランスを調整してある。この結果、開閉弁52は、換
気装置の運転停止時には自重で閉じ、かつ、換気装置の
運転によって生じるわずかな気流でも容易に開くように
なる。
【0057】さらに、上述したケース50の内面には、
開閉弁52の全閉位置及び全開位置を規制するストッパ
54,55が設けられている。全閉位置を規定するスト
ッパ54は、自重で垂下した開閉弁52が換気ホース1
9側へそれ以上回転するのを規制するものである。ま
た、全開位置を規定するストッパ55は、開閉弁52の
最大開度を規定するものであり、ストッパ54によって
規定された全閉位置から90度以内で開閉するよう規制
する。換言すれば、ストッパ55は開閉弁52が水平位
置を越えて開かないように規制するものであり、この結
果、換気装置の運転停止により、開閉弁52は自重によ
り速やかに全閉位置に移動する。
【0058】上述したような開閉弁52を保護するた
め、ケース50の出口側開口には、格子部材56が設け
られている。図示の例では、ケース50の出口中央部に
上下方向の格子部材56が1本設けられているが、開閉
弁52の外部との干渉等を防ぐというのが格子部材56
を設置した目的であるから、上下に2本又はそれ以上の
格子部材を設けてもよいし、あるいは、水平方向の格子
部材を単独で1本又は複数設けてもよい。もちろん、上
下方向及び水平方向の格子部材をともに設置することが
有効であることはいうまでもない。
【0059】このように、換気ホース19が開口する室
外出口は、出口先端部に取り付けられたケース50と共
に、壁1にボルト止めされた出口カバー30によって覆
われている(図3及び図4参照)。この出口カバー30
は、換気ホース19の出口開口から風が逆流したり、あ
るいは雨や虫などが入り込まないようにしたものであ
る。換気装置の作動によって排気された室内気は、図3
に白抜矢印で示すように、開閉弁52を押し開いてケー
ス50の外に流出し、さらに出口カバー30の排気流路
となる開口部31を通って室外に排気される。この開口
部31は、換気ホース19の開口位置より低い位置で下
向きに開口しており、途中には細かいスリットを多数穿
設した格子部32が設けられている。なお、図中の符号
33は、スリーブ2を通り抜けた冷媒配管21,電気配
線5及びドレンホース6の出口通路、34は固定用のボ
ルト、35は格子部32が設けられた通気口である。
【0060】このような出口カバー30を取り付けたた
め、室外を吹く風の影響が換気ホース19の開口部及び
ケース50内の開閉弁まで及ぶことはなく、仮に逆風が
ケース50内まで到達したとしても、開閉弁52がこの
逆風を受けて閉じる方向へ作動するので、換気ホース1
9の内部まで逆風が入り込んで笛吹き音を発することも
ない。また、雨水についても、開口部31の開口位置が
換気ホース19より低いので、ケース50内まで浸入す
るのを防止できる。さらに、通路を狭める格子部32を
設けたことによって、排気流路から虫などが入り込むの
を防止することもできる。
【0061】以下では、本発明の第2の特徴的部分(第
2の実施形態)について説明する。上述したように、室
内ユニット10には換気装置を設けてあるが、この換気
装置の換気ホース19は、スリーブ2を通って室外に開
口している。また、換気ホース19は、換気ファン18
との結合部において、その引き回し方向が室内ユニット
10の設置条件によって変化する。すなわち、換気ファ
ン18からまっすぐ後方へ引き出す場合、換気ファン1
8から左右方向(室内ユニット幅方向)へ曲げて引き出
す場合、そして換気ファン18から上下方向へ曲げて引
き出す場合など、室内ユニット10の設置場所とスリー
ブ2との位置関係により現場で適宜選択して対応してい
る。
【0062】図7及び図8に示した第2の実施形態にお
ける第1実施例では、換気ファン18と換気ホース19
との連結部材として、略中空立方体の各面に開口部を設
けてなる分岐ボックス60を採用している。この分岐ボ
ックス60は、6面体の1面に設けられた開口部が換気
ファン18との接続口61となり、残る5面に設けられ
た開口部がそれぞれ着脱自在のキャップ63を備えたホ
ース連結口62となっている。図示の例では、換気ファ
ン18の吐出側出口形状が矩形であり、また、換気ホー
ス19の断面形状及び接続部形状も換気ファン18の出
口形状より小さい矩形であるため、換気ファン18に換
気ホース19を直接接続することはできない。そこで、
分岐ボックス60については、接続口61を換気ファン
18の出口形状に合わせて大きな矩形とし、残る5面に
設けられた各ホース連結口62を換気ホース19の接続
部形状に合わせた小さな矩形としている。すなわち、こ
の分岐ボックス60には、形状の異なる換気ファン18
の出口と換気ホース19の接続口との接続アダプタとし
ての機能をもたせており、予め換気ファン18側に取り
付けておくことになる。
【0063】さて、上述したように、分岐ボックス60
の5面にはそれぞれキャップ63を備えたホース接続口
62が設けられているが、各キャップ63の内(裏)面
側には、図8に示すように、傾斜面65a,65bによ
り形成された係止凸部65を有する弾性脚部64が突設
されている。このキャップ63としては、分岐ボックス
60と共に樹脂の成型品が好適である。そして、キャッ
プ63をホース接続口62に押し込むことで傾斜面65
aが内側に押されて弾性脚部64が変形するので、ホー
ス接続口62を通り抜けて容易に取付が可能であり、ま
た、キャップ63を引き抜くことで傾斜面65bが内側
に押されて弾性脚部64が変形するので、取付時と同様
に容易に取り外しが可能である。なお、キャップ63を
取り付け及び取り外しする際において、変形してホース
接続口62を通り抜けた弾性脚部64はその弾性により
元の状態に復帰し、取り付け完了時には係止凸部65が
抜け止めとして機能する。
【0064】かくして、室内ユニット10を設置する際
には、換気ファン18に予め取り付けられている分岐ボ
ックス60から換気ホース19の引出方向に応じて最適
のホース接続口62を1箇所選択してキャップ63を外
し、こうして開口したホース接続口62に換気ホース1
9を接続する。図7の例は、室内ユニット10の真後ろ
に換気ホース19を引き出すため、換気ファン18の出
口と対向する面に、すなわち換気ファン18から一直線
に換気流路が形成されるように接続するものである。従
って、換気ホース19の引き出し方向調整用として設置
工事に部品を持ち歩く必要はなくなり、部品の共通化が
可能となる。
【0065】ところで、図7及び図8に示した第1実施
例では、換気ファン18の出口形状及び換気ホース19
の接続口形状が互いに大きさの異なる矩形であったが、
上述した分岐ボックス60の適用はこのような組み合わ
せだけに限定されるものではなく、たとえば換気ファン
18の出口形状が矩形に対し円形の換気ホース19を接
続したり、あるいは直接接続が可能な同形状の場合にも
換気ホース19の引出方向を可変にする目的でも適用が
可能である。
【0066】続いて、第2の実施形態における連結部材
の第2実施例を図9ないし図11に示して説明する。こ
の実施形態では、エルボ状のアダプタ67とエルボ68
とによって連結部材66が構成されている。一方のアダ
プタ67は、出口開口の一方が換気ファン18の出口に
接続され、他方が換気ホース19とエルボ68を介して
接続されるものであり、従って、それぞれの出口形状に
合わせて接続可能に成形したものが使用される。図示の
例では、換気ファン18の出口形状及び換気ホース19
と同形状であるエルボ68の出口形状を共に円形として
いるが、上記第1実施例に示したように、換気ファン1
8の出口形状が矩形のものと円形の換気ホース19を連
結させるなど、アダプタ67には種々の組み合わせが可
能である。
【0067】また、エルボ68は、出口開口の一方がア
ダプタ67に接続され、他方が換気ホース19と接続さ
れるものである。この場合には、中空円筒を角度α(図
9参照)曲げたエルボ68を使用しているが、好適な曲
げ角度αは、45度以上70度以下であり、上述したエ
ルボ状アダプタ67との組み合わせによって最大90度
程度の曲げが可能となるように設定する。従って、エル
ボ状アダプタ67の曲げ角度β(図9参照)を概ね20
度ないし45度の範囲に入るようにして、両者の合計角
度(α+β)が略90度となるようにするとよい。そし
て、エルボ68とアダプタ67との結合部を互いに回動
自在に連結される構造とし、さらに、換気ファン18と
アダプタ67との接続部についても、換気ホース19側
におけるアダプタ67の出口方向を可変にできる構造と
しておくのが好ましい。
【0068】このような構成のアダプタ67及びエルボ
68を採用することにより、それぞれの向きを適宜調整
して組み合わせることによって、略直線状から略90度
程度まで出口方向、すなわち換気ホース19の接続方向
を可変とすることができる。図9は、換気ホース19を
略直線方向に、すなわち室内ユニット10の真後ろに向
けて出口方向を設定した状態であり、アダプタ67を水
平より角度βだけ下向きにして使用し、これにエルボ6
8の大径側を下にして組み合わせることで、曲げ角度
α,βが逆向きに利用されている。この結果、エルボ6
8の出口は水平より角度α及びβの差だけ傾くことにな
るが、多少の傾きであれば蛇腹状の換気ホース19が有
する柔軟性で十分にこれを吸収して略直線状に引き出す
ことができる。
【0069】図10は、換気ホース19を下方へ向けて
略90度曲げた状態を示しており、アダプタ67の曲げ
角度βとエルボ68の曲げ角度αとを同方向へ向けて利
用した例である。この場合、換気ファン18とアダプタ
67との接続部を回転させることにより、上向き、左右
の横向き又はこれらの間に90度曲げることが可能とな
る。
【0070】図11は、アダプタ67が換気ファン18
に対して回転できない場合において、換気ホース19を
横向きに引き出した状態を示している。この場合、曲げ
角度βが下向きで固定されているアダプタ67に対し
て、エルボ68の曲げ角度αを横向きに利用し、かつ蛇
腹状の換気ホース19が有している柔軟性を加えて、略
90度に近い曲げを可能にしている。このような場合、
エルボ68の曲げ角度αが大きいほど、好適には45度
以上の大きな角度にするほど有利であるが、この角度α
が70度以上に大きくなると、図11に示した後方引き
出しの際に出口方向が上を向きすぎるので、引き出しが
困難になる。
【0071】このようにアダプタ67及びエルボ68よ
りなる連結部材を採用する時にも、通常はアダプタ67
及びエルボ68を換気ファン18に予め取り付けてお
く。そして、室内ユニット10を設置する際には、換気
ホース19の引き出し方向に応じてアダプタ67及びエ
ルボ68の向きを変え、これに換気ホース19を接続す
ればよい。従って、換気ホース19の引き出し方向調整
用として設置工事に部品を持ち歩く必要はなくなり、部
品の共通化が可能となる。
【0072】図12ないし図14は、本発明の第2の実
施形態における第3実施例を示したものである。この第
3実施例では、換気ファン18に接続されるエルボ状ア
ダプタ70と換気ホース71とが用いられ、特に換気ホ
ース71に特徴がある。エルボ状アダプタ70は、基本
的には上述した第2実施例のアダプタ67と同じであ
り、換気ファン18の出口形状と換気ホース71の出口
形状との違いに対応すると共に、後述する換気ホース7
1の曲げ角度を緩和する機能を兼ね備えている。このエ
ルボ状アダプタ70も、可能であれば換気ファン18に
対して出口角度を可変に接続する構成が好ましい。な
お、エルボ状アダプタ70は、換気ファン18の出口形
状が換気ホース71を直接接続可能な形状であれば、両
端の出口形状を同一にしたエルボ状の部品であってもよ
い。
【0073】一方の換気ホース71は、円形断面にした
エルボ状アダプタ70側連結部近傍の曲げ部72と、こ
の曲げ部72に連なる残りの非円形断面部73とにより
構成される蛇腹状のものである。円形断面の曲げ部72
は、エルボ状アダプタ70に直接接続されることから、
両者の接続部は接続可能な同一形状となっている。ま
た、換気ホース71の非円形断面部73は、冷媒配管2
1、ドレンホース及び電気配線と共に円形断面のスリー
ブ2を通り抜ける都合上、その断面形状を有効利用でき
るようにD形断面を採用している。また、このD形断面
には、図2に示したような膨出部19aを設けてよいの
は勿論である。なお、スリーブ2を通過しない曲げ部7
2に円形断面を採用したのは、曲げによる断面形状の変
化が小さく、従って、つぶれによる断面積の減少も少な
いためである。
【0074】かくして、室内ユニット10を設置する際
には、エルボ状アダプタ70を予め換気ファン18に取
り付けておき、換気ホース71の引き出し方向に応じて
所望の方向へ出口の向きを変え、円形断面の曲げ部72
を接続する。図12は、換気ホース71を後方へまっす
ぐ引き出す場合を示したもので、エルボ状アダプタ70
の角度分だけ下向きの換気ホース71を曲げ部72で若
干上向きに曲げて調整してから引き出すとよい。図13
は、換気ホース71を下向きに略90度曲げて引き出す
場合を示したもので、略90度に達する曲げはエルボ状
アダプタ70と曲げ部72との協働によって達成されて
おり、非円形断面部73には曲げが及んでいない。この
場合、エルボ状アダプタ70の向き及び曲げ部72の曲
げ方向を変えれば、上下左右及びその間の所望の角度に
向けて容易に換気ホース71の引き出し方向を変更する
ことができる。
【0075】このような構造を採用することにより、換
気ホース71の接続部に必要な部品を共通化することが
でき、設置工事に換気ホース71の引き出し方向を変え
るための部品を持ち歩く必要がなくなる。また、分岐ボ
ックス60及び複数のキャップ63が必要な第1実施例
やアダプタ67及びエルボ68が必要な第2実施例と比
べて、部品点数を低減することもできる。
【0076】
【発明の効果】上述した本発明の室内ユニット及び空気
調和機によれば、下記のような効果を奏する。 (1) 室外に開口する換気ホースが開閉弁を備えたこ
とにより、室外の風による笛吹き音を防止できるように
なるので、快適な室内空間を提供する空気調和機にとっ
ては、その商品性が大きく向上するといった効果を奏す
る。 (2) 開閉弁の構造が簡単で、しかも小さな気流でも
開閉するので、換気装置の抵抗とならずに笛吹き音の防
止が可能となる。
【0077】(3) 室内ユニットに設置されている換
気装置の換気ホース引き出し方向を、設置場所の条件に
応じて現場で容易に選択できるようになり、工事性の向
上に効果を奏する。 (4) 換気ホースの引き出し方向が換気ファンに予め
取り付けられている共通部品の使用によって選択可能と
なるので、設置工事の際方向変更用の新規部品を持ち歩
く必要がなくなる。 (5) 換気ホースの引き出し方向を選択切換させるた
めの部品が共通化されたので、室内ユニット及び空気調
和機全体としての部品点数を低減できるといった効果を
奏する。 (6) エルボ状アダプタを使用したものでは、より少
ない部品点数で部品の共通化及び引き出し方向の選択切
換を可能にするといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る室内ユニット及び空気調和機の
一実施形態を示す部分断面斜視図である。
【図2】 図1の室内ユニット及び空気調和機におい
て、室内ユニットの換気ホースがスリーブを貫通する様
子を示す断面図である。
【図3】 本発明の第1の実施形態に係る図で、換気ホ
ースの室外出口側先端部周辺の構成を示す要部断面図で
ある。
【図4】 図3を正面から見た断面図である。
【図5】 ケースの構成を示す正面図である。
【図6】 本発明の第1の実施形態に係る図で、換気ホ
ース先端に開閉弁を備えているケースを取り付けた状態
を示す断面図である。
【図7】 本発明の第2の実施形態に係る図で、室内ユ
ニットにおける換気ファンと換気ホースとの連結部に分
岐ボックスを採用した構造(第1実施例)を示す斜視図
である。
【図8】 図7の詳細を示す図で、分岐ボックスの換気
ホース接続口にキャップを取り付けた状態を示す断面図
である。
【図9】 本発明の第2の実施形態に係る図で、室内ユ
ニットにおける換気ファンと換気ホースとの連結部にエ
ルボ状のアダプタ及びエルボの組み合わせを採用した構
造(第2実施例)の正面図であり、直線状にして出口を
後方に開口させた場合を示している。
【図10】 本発明の第2の実施形態に係る図で、室内
ユニットにおける換気ファンと換気ホースとの連結部に
エルボ状のアダプタ及びエルボの組み合わせを採用した
構造(第2実施例)の正面図であり、略90度曲げて出
口を下方に向けて開口させた場合を示している。
【図11】 本発明の第2の実施形態に係る図で、室内
ユニットにおける換気ファンと換気ホースとの連結部に
エルボ状のアダプタ及びエルボの組み合わせを採用した
構造(第2実施例)の正面図であり、横向きに曲げて出
口を開口させた場合を示している。
【図12】 本発明に係る第2の実施形態を示したもの
で、エルボ状アダプタと曲げ部を円形断面にした換気ホ
ースとの組み合わせを採用した構造の正面図(第3実施
例)であり、換気ホースを後方に引き出した状態を示し
ている。
【図13】 本発明に係る第2の実施形態を示したもの
で、エルボ状アダプタと曲げ部を円形断面にした換気ホ
ースとの組み合わせを採用した構造の正面図(第3実施
例)であり、換気ホースを下方に引き出した状態を示し
ている。
【図14】 本発明の第2の実施形態に係る換気ホース
の構造(第3実施例)を示すもので、(a)は曲げ部側
端部を示す斜視図、(b)は曲げ部の断面形状を示す
図、(c)は非円形断面部の断面形状を示す図である。
【図15】 従来の換気装置概要を示す断面図である。
【図16】 図15のA−A断面図である。
【図17】 従来の室内ユニットにおける換気装置の換
気ファンと換気ホースとの結合構造を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 室内ユニット 11 ベース 12 前面パネル 12a 透視部 12b 吸込グリル(吸込口) 12c 吹出口 12d 換気吸込口 13 室内熱交換器 14 クロスフローファン(ファン) 15 室内ユニット制御部 16 据え付け板 17 エアフィルタ 18 換気ファン 19 換気ホース 19a 弦部(膨出部) 20 室外ユニット 20b 室外熱交換器 20c プロペラファン(室外ファン) 20f 圧縮機 20g 室外ユニット制御部 21 冷媒配管 22 リモートコントローラ(操作部) 30 出口カバー 31 開口部 50 ケース 52 開閉弁 53 回転軸 54,55 ストッパ 56 格子部材 60 分岐ボックス(連結部材) 66 連結部材 67 アダプタ 68 エルボ 70 エルボ状アダプタ 71 換気ホース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 圭 愛知県西春日井郡西枇杷島町旭町3丁目1 番地 三菱重工業株式会社冷熱事業本部内 (72)発明者 神原 裕志 愛知県西春日井郡西枇杷島町旭町3丁目1 番地 三菱重工業株式会社冷熱事業本部内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸込口から室内気を吸い込みかつ吹出口
    から吹き出すためのファンと、前記室内気と室外ユニッ
    トから供給された冷媒との間で熱交換を行う室内熱交換
    器と、室内気を吸引する換気ファンと該換気ファンに連
    結され吸引した前記室内気を室外へ導いて排気する換気
    ホースとを具備してなる換気装置と、各種電気回路素子
    よりなる室内ユニット制御部とを備え、 前記排気ホースに、前記換気装置の運転停止時に閉じか
    つ運転時に開く開閉弁を設けたことを特徴とする室内機
    ユニット。
  2. 【請求項2】 室外熱交換器と、熱交換器に高温高圧の
    気体冷媒を送出する圧縮機と、各種電気回路素子よりな
    る室外ユニット制御部とを具備してなる室外ユニット
    と、 吸込口から室内気を吸い込みかつ吹出口から吹き出すた
    めのファンと、前記室内気と室外ユニットから供給され
    た冷媒との間で熱交換を行う室内熱交換器と、室内気を
    吸引する換気ファンと該換気ファンに連結され吸引した
    前記室内気を室外へ導いて排気する換気ホースとを具備
    してなる換気装置と、各種電気回路素子よりなる室内ユ
    ニット制御部とを具備してなる室内ユニットとを備え、 前記排気ホースに、前記換気装置の運転停止時に閉じか
    つ運転時に開く開閉弁を設けたことを特徴とする空気調
    和機。
  3. 【請求項3】 前記開閉弁が、前記換気ホースの室外出
    口側に取り付けられたケース内に回動自在に支持され、
    前記換気装置の運転停止時に自重で閉じ、かつ換気運転
    時に生じる気流で開くことを特徴とする請求項2記載の
    空気調和機。
  4. 【請求項4】 前記開閉弁が、回転軸を境にして弁体と
    バランサとに分割され、前記バランサの肉厚を調整して
    前記弁体と前記バランサとの重量をバランスさせたこと
    を特徴とする請求項3記載の空気調和機。
  5. 【請求項5】 前記開閉弁が、全閉位置及び全開位置を
    規定するストッパを備え、前記全開位置が前記全閉位置
    から90度以内に設定されたことを特徴とする請求項3
    又は4記載の空気調和機。
  6. 【請求項6】 前記ケースの出口側に前記開閉弁を保護
    する格子部材を設けたことを特徴とする請求項3ないし
    5のいずれかに記載の空気調和機。
  7. 【請求項7】 吸込口から室内気を吸い込みかつ吹出口
    から吹き出すためのファンと、前記室内気と室外ユニッ
    トから供給された冷媒との間で熱交換を行う室内熱交換
    器と、室内気を吸引する換気ファンと該換気ファンに連
    結され吸引した前記室内気を室外へ導いて排気する換気
    ホースとを具備してなる換気装置と、各種電気回路素子
    よりなる室内ユニット制御部とを備え、 前記換気ファンと前記換気ホースとの連結部に、前記換
    気ホースの引き回し方向が可変の連結部材を介在させた
    ことを特徴とする室内ユニット。
  8. 【請求項8】 室外熱交換器と、熱交換器に高温高圧の
    気体冷媒を送出する圧縮機と、各種電気回路素子よりな
    る室外ユニット制御部とを具備してなる室外ユニット
    と、 吸込口から室内気を吸い込みかつ吹出口から吹き出すた
    めのファンと、前記室内気と室外ユニットから供給され
    た冷媒との間で熱交換を行う室内熱交換器と、室内気を
    吸引する換気ファンと該換気ファンに連結され吸引した
    前記室内気を室外へ導いて排気する換気ホースとを具備
    してなる換気装置と、各種電気回路素子よりなる室内ユ
    ニット制御部とを具備してなる室内ユニットとを備え、 前記換気ファンと前記換気ホースとの連結部に、前記換
    気ホースの引き回し方向が可変の連結部材を介在させた
    ことを特徴とする空気調和機。
  9. 【請求項9】 前記連結部材が、換気ファン接続口と着
    脱可能なキャップで覆われた向きの異なる複数のホース
    連結口とを有する分岐ボックスであることを特徴とする
    請求項8記載の空気調和機。
  10. 【請求項10】 前記連結部材が、前記換気ファンに取
    り付けられるエルボ状のアダプタと、一端が前記アダプ
    タと回動自在に連結され他端に前記換気ホースが連結さ
    れるエルボとで構成され、前記アダプタ及び前記エルボ
    の結合部を回転させることにより略直線状から略90度
    まで出口方向を可変にしたことを特徴とする請求項8記
    載の空気調和機。
  11. 【請求項11】 吸込口から室内気を吸い込みかつ吹出
    口から吹き出すためのファンと、前記室内気と室外ユニ
    ットから供給された冷媒との間で熱交換を行う室内熱交
    換器と、室内気を吸引する換気ファンと該換気ファンに
    連結され吸引した前記室内気を室外へ導いて排気する換
    気ホースとを具備してなる換気装置と、各種電気回路素
    子よりなる室内ユニット制御部とを備え、 前記換気ファンと前記換気ホースとの連結部に出口断面
    形状が円形のエルボ状アダプタを介在させ、前記連結ホ
    ースが、前記エルボ状アダプタ連結側の曲げ部を円形断
    面とし残りを非円形断面としたことを特徴とする室内ユ
    ニット。
  12. 【請求項12】 室外熱交換器と、熱交換器に高温高圧
    の気体冷媒を送出する圧縮機と、各種電気回路素子より
    なる室外ユニット制御部とを具備してなる室外ユニット
    と、 吸込口から室内気を吸い込みかつ吹出口から吹き出すた
    めのファンと、前記室内気と室外ユニットから供給され
    た冷媒との間で熱交換を行う室内熱交換器と、室内気を
    吸引する換気ファンと該換気ファンに連結され吸引した
    前記室内気を室外へ導いて排気する換気ホースとを具備
    してなる換気装置と、各種電気回路素子よりなる室内ユ
    ニット制御部とを具備してなる室内ユニットとを備え、 前記換気ファンと前記換気ホースとの連結部に出口断面
    形状が円形のエルボ状アダプタを介在させ、前記連結ホ
    ースが、前記エルボ状アダプタ連結側の曲げ部を円形断
    面とし残りを非円形断面としたことを特徴とする空気調
    和機。
JP2003004387A 2003-01-10 2003-01-10 室内ユニット及び空気調和機 Pending JP2003222366A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003004387A JP2003222366A (ja) 2003-01-10 2003-01-10 室内ユニット及び空気調和機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003004387A JP2003222366A (ja) 2003-01-10 2003-01-10 室内ユニット及び空気調和機

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10343434A Division JP2000171054A (ja) 1998-12-02 1998-12-02 室内ユニット及び空気調和機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003222366A true JP2003222366A (ja) 2003-08-08

Family

ID=27751553

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003004387A Pending JP2003222366A (ja) 2003-01-10 2003-01-10 室内ユニット及び空気調和機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003222366A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006207871A (ja) * 2005-01-26 2006-08-10 Sanyo Electric Co Ltd 空気調和装置
JP2006234265A (ja) * 2005-02-24 2006-09-07 Mitsubishi Electric Corp 換気装置および換気装置付き空気調和機

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006207871A (ja) * 2005-01-26 2006-08-10 Sanyo Electric Co Ltd 空気調和装置
JP4683936B2 (ja) * 2005-01-26 2011-05-18 三洋電機株式会社 空気調和装置
JP2006234265A (ja) * 2005-02-24 2006-09-07 Mitsubishi Electric Corp 換気装置および換気装置付き空気調和機
JP4581736B2 (ja) * 2005-02-24 2010-11-17 三菱電機株式会社 換気装置および換気装置付き空気調和機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6141292B2 (ja) 空気調和機、及び空気調和機の設置構成
EP2498018B1 (en) Indoor unit of air conditioner
EP2345852B1 (en) Indoor unit of floor-type air conditioner
KR100699398B1 (ko) 천장 현수형 공기 조화 장치
JP2012220163A (ja) 空気調和機
JPWO2012017480A1 (ja) 空気調和機の室内機、及び空気調和機
JP5123018B2 (ja) 空調装置
JP3477416B2 (ja) 室内ユニット及び空気調和機
JPWO2019171462A1 (ja) 室内機および空気調和機
KR100714591B1 (ko) 액자형 공기조화기용 실내기
JP2000046375A (ja) 室外ユニット及び空気調和機
JP2003222366A (ja) 室内ユニット及び空気調和機
JP4295413B2 (ja) 室内ユニット及び空気調和機
JP2000171055A (ja) 室内ユニット及び空気調和機
KR20100040597A (ko) 스탠드형 공기조화기
WO2018179470A1 (ja) 空気調和機
JP7224523B2 (ja) 室内機および冷凍サイクル装置
JP3842903B2 (ja) 室外ユニット及び空気調和機
JP3886910B2 (ja) 室内ユニット及び空気調和機
JP2000171054A (ja) 室内ユニット及び空気調和機
US11739953B2 (en) Air conditioning appliance and make-up air assembly
JP2000274807A (ja) 室内ユニット及び空気調和機
US20230213213A1 (en) Air conditioner
WO2022158263A1 (ja) 壁掛け式の空調室内機、および空気調和装置
JP5112239B2 (ja) 空気調和機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050614

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060830

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060905

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070104