JP2003222310A - バイオマス燃料の燃焼装置と方法 - Google Patents
バイオマス燃料の燃焼装置と方法Info
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Abstract
は高効率かつ低NOx燃焼が困難な燃料に対し、双方の
燃料の燃焼効率と低NOxの同時燃焼を達成し、エネル
ギーの有効利用と環境対策を両立させること。 【解決手段】石炭とバイオマス燃料(植物等生物体を起
源とするバイオマスや廃材・廃棄物等の他種再生可能燃
料)からなる少なくとも二種類以上の燃料を混焼する燃
焼炉に粉砕炭とバイオマス燃料とを別系統で火炉7へ供
給して石炭を中心側で、バイオマスを石炭噴出ノズル3
6aの外周側から火炉内に噴出する。このとき、バイオ
マス燃料噴出用ノズル先端に保炎板35と設けることで
着火性と安定燃焼性が得られる。
Description
せ、熱交換により発生した蒸気にてタービンを駆動し、
発電する発電プラントあるいは発生した熱を多方面に利
用する熱供給プラントに関わり、特に石炭等の固体化石
燃料と植物等生物体を起源とする木質系バイオマスや廃
材・廃棄物等の他種再生可能燃料(以下、これらの燃料
をバイオマス燃料ということとする。)とを排ガス中の
窒素酸化物濃度が低い低NOx燃焼及び高効率に混焼さ
せるのに適した燃焼設備に関する。
ら、バイオマスはその生物リサイクルの機構から燃焼し
た際に発生するCO2の増加を来さないニュートラルな
燃料として、その利用拡大が図られている。特に、従来
の固体化石燃料からのCO2の発生増加とそのエネルギ
ー消費を抑えていくためには、木質系バイオマスの利用
が最も量的確保の可能性も高く、全面転換は直ちに無理
としても、当面固体化石燃料との併用から徐々にその依
存度を下げていく傾向にある中で、主要な燃料になる可
能性を秘めている。
は、人類歴史上世界的に古くから行なわれて来たもので
あり、燃焼そのものは簡便であるが、固体化石燃料と比
較すると、その取扱い難易性や経済性の観点から比較的
小規模な利用形態に留まり、燃焼技術そのものへの新た
な開発もなされずに今日に至っている。
大規模な発電用への利用に際しても、燃焼効率や環境対
策への配慮が十分なされているとは言えず、改善の余地
がある。
スとの2種の燃料の混焼系統を図8に示す。主燃料であ
る石炭1は搬送用の温度200℃程度の熱空気2ととも
に石炭ミル3内に供給され、内部で乾燥と同時に粉砕が
行なわれて微粉炭5となって微粉炭管4を通り、微粉炭
バーナ6へ供給され、火炉7内に投入されて燃焼され
る。燃焼用の空気としては微粉炭5の乾燥・搬送用熱空
気2を通常一次空気と称し、全体の約3割を供給し、残
りを二次空気11として火炉7に付属した風箱12より
微粉炭バーナ6の周囲より火炉7内へ供給し、燃料の完
全燃焼がなされる。また低NOx化を図る二段燃焼方式
では、この二次空気の一部を、さらに火炉7の上部から
分配して完全燃焼用空気あるいは過剰空気として投入す
ることにより、バーナレベルでは完全燃焼に必要な理論
空気量より少量で二段燃焼により最終的に完全燃焼を図
る方式をとることがある。また、図8では簡略化のため
石炭ミル3を一台、微粉炭バーナ6も一本のみを図示し
ているが、通常のボイラや大型の燃焼炉になればなるほ
ど石炭ミル3の台数が増加し、各ミル3から分配される
バーナ6の本数を多くし、ボイラの起動・負荷変化等へ
の対応が可能な設備としている。
料は、例えば、ここでは木質系のバイオマス燃料を従燃
料とし、入熱割合としては数%から20%程度以内の量
で石炭供給系とは別系統で供給される。石炭と同様にバ
イオマス21は熱ガス22と共にバイオミル23内にて
乾燥、粉砕され、微粒バイオ25となってバイオ搬送管
24を通り、バイオバーナ26より火炉7内へ供給され
て燃焼される。燃焼用の二次空気11も同様に風箱12
よりバイオバーナ26の周囲から火炉7内へ供給され
る。ここで熱ガス22は、通常は石炭同様200〜30
0℃の空気であるが、バイオマスの水分割合が多い場合
にはさらに高温の排ガス等を使用することもある。
給する方式、及びミル内へ同時に供給してミルにて一緒
に粉砕を行い、混合した状態で同様に火炉7内へ供給す
る方式もある。また、石炭を主燃料とし、バイオマスを
従燃料として2種の燃料供給系統として示したが、さら
にごみや廃材・廃棄物等の別種の燃料を同時供給するこ
ともある。ただし、いずれの場合も多種の燃料を火炉7
内へ単に独立して供給して燃焼させるか、あるいは混合
して供給燃焼するだけで特別な燃焼上の工夫は図られて
いない。
1−108320号公報や特開平11−14029号公
報等に記載の発明がある。
については数多くの高効率かつ低NOx燃焼方式が開発
されており、石炭中の揮発分に着目した高温還元炎によ
るNOx還元物質を生成した燃焼方法である火炎内脱硝
方式もある。しかしながら、揮発分が少なく、固定炭素
分の多い高燃料比炭や無煙炭では着火が困難であるた
め、未燃分が多く高効率燃焼達成が難しく、また着火し
ても高温の還元炎を形成し難いため、低NOx化も十分
に図れない困難な課題が残されている。
揮発分が多いため、ある程度の乾燥により水分を除けば
着火性は良いものの、石炭と比較すると粒径が粗く、微
粉炭が200メッシュパスで70〜90%とかなり細か
いのに対し、バイオマスでは繊維の影響もあり微粉砕し
難しいため、1mm以下程度とするのには多大な動力や
設備が必要となってくる短所がある。さらに、このミリ
メートルオーダの粒径では炉内での浮遊燃焼に際し、粗
い粒子が炉底に落下して未燃物として残留することがあ
るため、必ずしも燃焼効率が高いとはいえない問題があ
った。
れぞれ単独の燃焼では高効率かつ低NOx燃焼が困難な
燃料に対し、双方の燃料の燃焼効率と低NOxの同時燃
焼を達成し、エネルギーの有効利用と環境対策を両立さ
せることにある。
手段で解決される。 (1)固体化石燃料とバイオマス燃料(植物等生物体を
起源とするバイオマスや廃材・廃棄物等の他種再生可能
燃料)からなる少なくとも二種類以上の燃料を混焼する
燃焼炉とその燃焼炉への燃料供給を行う燃料供給装置を
備えたバイオマス燃料の燃焼装置において、粉砕された
固体化石燃料とバイオマス燃料とを別系統で燃焼炉へそ
れぞれ供給する燃料供給流路と、両燃料供給流路からの
各燃料を燃焼炉に噴出するノズルとして固体化石燃料噴
出ノズルを中心側に、バイオマス燃料噴出ノズルを固体
化石燃料噴出ノズルの外周側に配した燃焼炉壁面に設け
たバーナと、バイオマス燃料噴出用ノズル先端に設けた
保炎板とを備えたバイオマス燃料の燃焼装置。
路からのバーナのバイオマス燃料噴出ノズルへの接続部
を該ノズルの軸横断面のなす円周の接線方向へ燃料が旋
回して供給される形状とすること、または、固体化石燃
料噴出用のバーナノズル内周にベンチュリを備え、その
下流側のバーナノズル軸心上に円錐台形燃料濃縮器を設
置すること、または固体化石燃料噴出用のバーナノズル
の燃料噴出方向の長さを、固体化石燃料噴出用のバーナ
ノズルの外周側に設けられたバイオマス燃料噴出用バー
ナノズルの燃料噴出方向の長さより短くすることで、さ
らにバイオマス燃料と固体化石燃料の混焼効果を高める
ことができる。
なる少なくとも二種類以上の燃料を混焼する燃焼炉とそ
の燃焼炉への燃料供給を行う燃料供給装置を備えたバイ
オマス燃料の燃焼装置において、粉砕された固体化石燃
料とバイオマス燃料とを別系統で燃焼炉へそれぞれ供給
する燃料供給流路と、両燃料供給流路からの各燃料を混
合した後に燃焼炉に噴出するノズルを設けたバーナと、
該バーナノズル先端に設けた保炎板とを備えたバイオマ
ス燃料の燃焼装置。
固体化石燃料とバイオマス燃料とを混合した後に燃焼炉
に噴出するノズル内周にベンチュリを備え、その下流側
のバーナノズル軸心上に円錐台形燃料濃縮器を設置する
ことができる。
なる少なくとも二種類以上の燃料をバーナを備えた燃焼
炉で混焼し、該燃焼炉のバーナノズルへ固体化石燃料と
バイオマス燃料をそれぞれ燃料供給装置から供給して燃
焼させるバイオマス燃料の燃焼方法において、粉砕され
た固体化石燃料とバイオマス燃料とを別系統でバーナの
入口へ供給し、固体化石燃料をバーナノズルの中心部か
ら燃焼炉に供給し、バイオマス燃料を該固体化石燃料バ
ーナノズルの外周部のバイオマス燃料バーナノズルから
燃焼炉内に噴出するバイオマス燃料の燃焼方法。
なる少なくとも二種類以上の燃料をバーナを備えた燃焼
炉で混焼し、該燃焼炉のバーナノズルへ固体化石燃料と
バイオマス燃料をそれぞれ供給装置から供給しての燃焼
させるバイオマス燃料燃焼方法において、粉砕された固
体化石燃料とバイオマス燃料とを別系統でバーナ入口へ
供給し、両燃料を単一のバーナのノズル内で混合した
後、燃焼炉内に噴出するバイオマス燃料の燃焼方法。
て、石炭およびバイオマスの2種の燃料の混焼系統から
なる燃焼装置を示す。炉内バーナまでの石炭およびバイ
オマスの各燃料を供給する系統構成としては、図8に示
す従来技術と基本的には同一である。
℃程度の熱空気2と共に石炭ミル3内に供給され、内部
で乾燥と同時に粉砕が行なわれて微粉炭5となって微粉
炭管4を通り、微粉炭バーナ6aへ供給された後、火炉
7内に投入されて燃焼される。
送用熱空気2を通常一次空気と称し、一次空気は燃焼用
空気全体の約3割が供給され、残りを二次空気11とし
て火炉7に付属した風箱12より微粉炭バーナ6aの周
囲より火炉7内へ供給され、燃料の完全燃焼がなされ
る。また、低NOx化を図る二段燃焼方式では、この二
次空気の一部を、さらに火炉7の上部から分配して完全
燃焼用空気あるいは過剰空気として投入することによ
り、バーナレベルでは完全燃焼に必要な理論空気量より
少量にして二段燃焼により最終的に完全燃焼を図る方式
を用いることがある。また、図1では簡略化のため石炭
ミル3を一台、微粉炭バーナ6aも一本だけ図示してい
るが、通常のボイラや大型の火炉7になればなるほど石
炭ミル3の台数が増加し、各ミル3から分配されるバー
ナ6aの本数も多数設けて起動・負荷変化等への対応が
可能な設備とする。
は、例えばここでは木質系のバイオマスを従燃料とし、
入熱割合としては数%から20%程度以内が石炭供給系
とは別系統で供給される。石炭同様にバイオマス21は
熱ガス22とともにバイオミル23内にて乾燥、粉砕さ
れ、微粒バイオ25となってバイオ搬送管24を通り、
微粉炭バーナ6aと同軸上であって微粉炭バーナ6aの
外周に配置されるバイオバーナ26より火炉7内へ供給
燃焼される。
り、微粒バイオマス25の内の粗粒分が戻り管28を通
ってバイオミル23に戻り、再度粉砕循環される。燃焼
用の二次空気11は石炭燃焼用空気と一緒に風箱12よ
りバイオバーナ26の周囲から火炉7内へ供給される。
・搬送用熱空気2と同様200〜300℃の空気である
が、バイオマスの水分割合が多い場合には、さらに高温
の排ガス等を使用することもある。
す。まず図2において、バーナ6aの中心には管状の微
粉炭ノズル36aが配置され、その軸心には軸32とこ
れに取り付けられた円錐台形の濃縮器33がある。また
微粉炭ノズル36aの入口側内壁の濃縮器33前にはベ
ンチュリ31がある。微粉炭ノズル36aの外周にはバ
イオスリーブ(バイオマス燃料バーナノズル)34があ
り、その炉内側先端には円盤状の保炎板35が設けられ
ている。さらにバイオスリーブ34の外周側には2次レ
ジスタ38、3次レジスタ39があり、それぞれ二次空
気11が風箱12内を通って分割され分割流11a、1
1bとして流入し、拡散板37の内外周を通って火炉7
内へと供給される。
イオスリーブ34入口の(イ)−(イ)断面矢視図を示
し、微粒バイオ25がバイオ搬送管24を通って微粉炭
ノズル36aとバイオスリーブ34の間の円環状流路に
旋回状に入る構成となっている。
それぞれ別系統にて空気搬送されバーナへ供給される
が、微粉炭5は軸心配置の微粉炭ノズル36aから、微
粒バイオ25は微粉炭ノズル36aの外周のバイオスリ
ーブ34の内壁に沿ってそれぞれ同軸で火炉7内に供給
される。このとき微粒バイオ25は入口で旋回を掛けら
れるため、遠心力でバイオスリーブ34の内壁外周部に
沿って濃密化され、図4に示すようにスリーブ34の先
端の保炎板35での渦流による高温炉内ガス循環域生成
による粒子の安定着火と急速燃焼かつ高密度化による局
部的昇温、すなわち千数百度の高温化が可能となる。
一度縮流発散されることで、微粉炭流の垂直断面方向で
の粒子分布むらが緩和均一化され、さらに濃縮器33の
外周を通ることで微粉炭ノズル36aの内壁外周側に濃
密化され、該微粉炭ノズル36aの外側の微粒バイオ2
5の濃密化された粒子と保炎板35直前で混合される。
このため、微粉炭5の粒子も微粒バイオ25の保炎板3
5の付近の火炉7内における図4で示す領域(A)、
(B)付近で急速混合拡散すると同時に、保炎板35の
渦発生部を起点として領域(B)の部分にさらに高温の
火炎を形成する。
一次空気と二次空気のうち、2次レジスタ38を通った
空気流11aとの循環流による混合であるため、全体と
しては燃料の完全燃焼には不十分な、いわゆる理論空気
量以下の燃焼状況である。このため、高温炎による高温
度条件と酸素不足の条件下により、NOxの還元剤を多
量に生成する。
固体燃料において、既によく知られているが、酸素不足
下での炭化水素(HC)や一酸化炭素(CO)等のNO
x還元ラジカルの生成は、石炭の燃料比FR(固定炭素
FC/揮発分VMの比)により異なり、図7の(b)位
置に示すように燃料比FRが低く、揮発分が多い場合に
は還元成分が多く発生し、完全燃焼による最終的なNO
xも低くできるが、(a)位置の高FRの石炭では揮発
分が少なく、着火に必要な温度も高くなり還元成分の生
成も小さく、仕上がりのNOx低減も難しい。
は、石炭単体では十分な揮発分がなければ(a)位置の
燃焼状況となるのに対し、バイオマスの高揮発分による
着火高温還元炎の生成を得ることにより単に(a)と
(b)の平均的位置とするのではなく、高温雰囲気によ
り石炭の着火性も向上されるため、(b)位置に限りな
く接近する効果を果たすことが可能となる。
速度を増加させ、完全燃焼への必要滞留時間を短縮する
役目も果たすため、結果として燃焼効率の向上にも寄与
する。
く、比較的燃料比が高くない瀝青炭においてもバイオマ
スとの混焼により、石炭単独による燃焼よりさらにバイ
オマス単独に近い低NOx化と高燃焼効率を達成できる
ことを意味する。
は自燃も難しいような場合においても両者の組合わせに
より、低NOx化と高効率燃焼の同時達成が可能とな
る。また、比較的揮発分の多い、燃料比が0.8〜20
程度の瀝青炭の燃焼においても木質系バイオマスは燃料
として燃料比が0.5以下であり、より着火性・高温還
元効果向上による低NOx化と高効率燃焼の同時達成が
可能となる。
び図6に示す。本実施例における図1及び図2に示す実
施例の違いは石炭とバイオマスの2種の燃料をバーナ入
口部において混合している点である。
管で空気搬送されるが、微粉炭バーナ6bの入口部にお
いて合流し、微粉炭バーナノズル36b内を通り、火炉
7内へ供給される。図5および図6に示す例では微粉炭
ノズル36bの軸心にバイオ搬送管24を連結したが、
合流位置は特に限定されるものではない。
流側で混合した場合には直接の燃焼性能への効果には変
わりはないが、途中の燃料供給管を混合粒子が通る場合
には、系統トリップ時のバイオマス高揮発分による発火
性が強いことから、その安全対策に関する留意が別に必
要となる。
6b内にもベンチュリ31および濃縮器33が設けら
れ、本実施例においては微粒バイオマス25の粒子の混
合を、ベンチュリ31および濃縮器33の設置部の上流
側とすることで、バイオマス25と石炭3とのより均一
な混合が図れ、混合された状態で保炎板35部分での燃
料濃縮が図れ、安定着火と高温還元炎の形成が可能とな
る。
個別供給するバーナ6aと違う点は、第一の実施例が保
炎板35近傍にバイオマス中心の保炎形成となるため、
NOx還元剤の生成が多いのに対し、第二の実施例では
バーナ6bにおいて二種の燃料のより均一な混合が可能
となるため、高効率の燃焼を達成できる。
混焼率等により、適宜適正な混焼方式を選定することに
より、最適な効果を得ることが可能となる。また、以上
の作用に関しては燃料の種類が石炭のみでなく、オイル
コークスや炭化燃料等の単独で燃焼性困難、低NOx化
困難な固体燃料等にも同様の効果が期待できる。
オマスとを別系統にて供給する方式として示したが、石
炭とバイオマスとをミル3内へ同時に供給し、該ミル3
において一緒に粉砕を行い、混合した状態で同様に火炉
7内へ供給する方式もある。
料、バイオマスを従燃料として2種の燃料供給系統とし
て示したが、さらにごみや廃材・廃棄物等の別種の燃料
を同時供給することもある。前記別種の燃料を用いる場
合も、基本的に揮発分が主燃料(石炭)に比較して多い
ものであれば、特にその使用形態が限定するものではな
く、バーナ部の構成を同様とすることにより、高効率で
低NOxの燃焼効果を得ることができる。
高揮発分含有固体燃料とを同軸にて個別あるいは混合さ
せてバーナへ供給する燃焼方式と保炎板とを組合わせた
新バーナを採用することにより、固体燃料単独の個々の
燃焼よりも、さらに以下の相乗効果を達成できる。 高効率燃焼による全エネルギーの有効利用が可能。 低NOx化による環境への影響を軽減可能。また、本
質的にバイオマスやごみ・廃材等を利用することで 再生エネルギーの有効利用と固体化石燃料節減のCO
2発生量抑制が可能。
全体系統図である。
る。
燃焼全体系統図である。
ある。
ナ 27 分級器 28 戻り管 31 ベンチュリ 32 軸 33 濃縮器 34 バイオスリーブ(バイオマス燃料バーナノズル) 35 保炎板 36 微粉炭ノズ
ル 37 拡散板 38 2次レジス
タ 39 3次レジスタ
Claims (10)
- 【請求項1】 固体化石燃料とバイオマス燃料からなる
少なくとも二種類以上の燃料を混焼する燃焼炉とその燃
焼炉への燃料供給を行う燃料供給装置を備えたバイオマ
ス燃料の燃焼装置において、 粉砕された固体化石燃料と粉砕されたバイオマス燃料と
を別系統で燃焼炉へそれぞれ供給する燃料供給流路と、 両燃料供給流路からの各燃料を燃焼炉に噴出するノズル
として固体化石燃料噴出ノズルを中心側に、バイオマス
燃料噴出ノズルを固体化石燃料噴出ノズルの外周側に配
した燃焼炉壁面に設けたバーナと、 バイオマス燃料噴出用ノズル先端に設けた保炎板と、を
備えたことを特徴とするバイオマス燃料の燃焼装置。 - 【請求項2】 バイオマス燃料供給流路とバーナのバイ
オマス燃料噴出ノズルとの接続部を該ノズルの軸横断面
のなす円周の接線方向へ燃料が旋回して供給される形状
としたことを特徴とする請求項1記載のバイオマス燃料
の燃焼装置。 - 【請求項3】 固体化石燃料噴出用のバーナノズル内周
にベンチュリを備え、その下流側のバーナノズル軸心上
に円錐台形燃料濃縮器を設置したことを特徴とするバイ
オマス燃料含有燃料の燃焼装置。 - 【請求項4】 固体化石燃料噴出用のバーナノズルの燃
料噴出方向の長さを、該バーナノズルの外周側に設けら
れたバイオマス燃料噴出用バーナノズルの燃料噴出方向
の長さより短くしたことを特徴とする請求項1記載のバ
イオマス燃料の燃焼装置。 - 【請求項5】 固体化石燃料とバイオマス燃料からなる
少なくとも二種類以上の燃料を混焼する燃焼炉とその燃
焼炉への燃料供給を行う燃料供給装置を備えたバイオマ
ス燃料の燃焼装置において、 粉砕された固体化石燃料と粉砕されたバイオマス燃料と
を別系統で燃焼炉へそれぞれ供給する燃料供給流路と、 両燃料供給流路からの各燃料を混合し、その後燃焼炉内
に噴出するノズルを設けたバーナと、 該バーナのノズル先端に設けた保炎板とを備えたことを
特徴とするバイオマス燃料の燃焼装置。 - 【請求項6】 固体化石燃料とバイオマス燃料とを混合
した後に燃焼炉に噴出するノズル内周にベンチュリを備
え、その下流側のバーナノズル軸心上に円錐台形燃料濃
縮器を設置したことを特徴とする請求項5記載のバイオ
マス燃料含有燃料の燃焼装置。 - 【請求項7】 固体化石燃料とバイオマス燃料からなる
少なくとも二種類以上の燃料をバーナを備えた燃焼炉で
混焼し、該燃焼炉のバーナのノズルへ固体化石燃料とバ
イオマス燃料をそれぞれ燃料供給装置から供給して燃焼
させるバイオマス燃料の燃焼方法において、 粉砕された固体化石燃料と粉砕されたバイオマス燃料と
を別系統でバーナの入口へ供給し、固体化石燃料をバー
ナノズルの中心部から燃焼炉に供給し、バイオマス燃料
を該固体化石燃料バーナノズルの外周部のバイオマス燃
料バーナノズルから燃焼炉内に噴出することを特徴とす
るバイオマス燃料の燃焼方法。 - 【請求項8】 バイオマス燃料バーナのノズルの中心軸
横断面のなす円周の接線方向へ燃料を旋回させながらバ
イオマス燃料を供給し、バイオマス燃料バーナノズルか
らの燃料噴出流に固体化石燃料バーナノズルの外周側で
旋回遠心力のかかるようにしたことを特徴とする請求項
6記載のバイオマス燃料の燃焼方法。 - 【請求項9】 バーナノズル先端部内で固体化石燃料と
バイオマス燃料を混合させた後、燃焼炉内に噴出させる
ことを特徴とする請求項6記載のバイオマス燃料の燃焼
方法。 - 【請求項10】 固体化石燃料とバイオマス燃料からな
る少なくとも二種類以上の燃料をバーナを備えた燃焼炉
で混焼し、該燃焼炉のバーナノズルへ固体化石燃料とバ
イオマス燃料をそれぞれ供給装置から供給して燃焼させ
るバイオマス燃料燃焼方法において、 粉砕された固体化石燃料と粉砕されたバイオマス燃料と
を別系統でバーナ入口へ供給し、両燃料を単一のバーナ
のノズル内で混合させた後、燃焼炉内に噴出させること
を特徴とするバイオマス燃料の燃焼方法。
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