JP2003221659A - 溶融めっき設備の浴機器及び溶融めっき設備 - Google Patents

溶融めっき設備の浴機器及び溶融めっき設備

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JP2003221659A
JP2003221659A JP2002024459A JP2002024459A JP2003221659A JP 2003221659 A JP2003221659 A JP 2003221659A JP 2002024459 A JP2002024459 A JP 2002024459A JP 2002024459 A JP2002024459 A JP 2002024459A JP 2003221659 A JP2003221659 A JP 2003221659A
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Japan
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bath
plating tank
plating
bath equipment
equipment
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English (en)
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Jun Morozumi
順 諸住
Ichiro Tanoguchi
一郎 田野口
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Original Assignee
JFE Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 めっき槽に浴機器を簡単に設置し、めっき槽
から浴機器を簡単に取り外すことができる設備の提供。 【解決手段】 オンライン位置とオフライン位置に移動
自在とされためっき槽と、帯状の被めっき材をめっき槽
中で処理するための複数の機器とを有する溶融めっき設
備において、前記複数の機器は一体化して組み立てら
れ、該複数の機器が一体化して前記めっき槽と分離可能
とされた浴機器として構成され、さらに、前記帯状の被
めっき材の供給ライン芯に対して位置関係が固定されて
いる固定部に配置され、前記浴機器を前記供給ライン芯
を基準に位置決めする位置決め手段を備えてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶融めっき設備の
浴機器及び溶融めっき設備に関し、特に、めっき槽が移
動自在とされており、そのめっき槽上に浴機器を設置す
ることが容易な溶融めっき設備の浴機器及び溶融めっき
設備に関する。
【0002】
【従来の技術】鋼帯等の連続溶融金属めっきの代表的な
ものとして、鋼帯の溶融亜鉛めっきがある。そして、鋼
帯の溶融亜鉛めっきにおいて、更なる耐食性等を付与す
るためZn−Alの合金めっきが広く行われている。例
えば、合金めっきでは、5%Alのものや55%Alの
ものが一般的である。
【0003】このような溶融亜鉛めっきの製造ラインに
おいて、例えば亜鉛めっきから合金メッキへとめっきの
種類を切り換える際には、めっきに使用する溶融金属を
保管するめっき槽(サブポット)と実際に使用するオン
ライン位置にあるめっき槽との間でポンプ等により汲み
替えるか、移動式に構成しためっき槽を複数用意してお
いて、めっき槽ごと入れ替えるかのいずれかの方法が採
られている。これは、各めっき槽に満たされている溶融
金属の成分が異なるのみで、それ以外の工程は同じだか
らである。
【0004】めっき槽の溶融金属を汲み替える場合、空
気酸化による多量のドロスが発生してしまう。この場
合、ドロス除去作業に時間を要し、また、そのドロス除
去作業が危険作業でもあり、このようなことから、めっ
き槽ごと入れ替える方法が広く行われている。また、溶
融亜鉛めっきのみを行うめっきラインにおいても、Fe
とZnの金属間化合物であるボトムドロス除去を効率よ
く行うため、2台のめっき槽を移動可能にして入れ替え
て使用するものがある。すなわち、オンライン位置のめ
っき槽において通常のめっきを行い、オフライン位置の
めっき槽においてボトムドロス除去作業を行うような方
法である。
【0005】この場合、オンライン位置とオフライン位
置との間でめっき槽を移動させる必要があるが、その移
動装置として、以下のようなものが開示されている。特
開平1−177344号公報(以下、文献という。)に
は、オフライン位置からオンライン位置にめっき槽を移
動した後、そのオンライン位置に移動されためっき槽に
浴機器を組み付ける、といっためっき槽の交換のための
技術が開示されている。
【0006】図13は、この文献で開示されている設備
の構成を示す。この設備構成において、めっき槽210
は、車輪201を有し移動可能とされている移動台車2
00bにより水平移動されてオフライン位置からオンラ
イン位置に移動される。そして、このオンライン位置に
停止されためっき槽210上に浴機器220が組み付け
られる。その後、浴機器220に鋼帯300が通板され
る。一方、めっき槽を交換する際には、めっき槽210
は、移動台車200によりオフライン位置まで水平移動
される。
【0007】ここで、浴機器220は、図14に示すよ
うに、鋼帯の進行方向を転換するためのシンクロール2
21a、パスラインを決めるとともにインターメッシュ
量の調整で反りを矯正するための浴中サポートロール2
22a及び浴上サポートロール224a、並びに余剰の
金属を絞るためのワイピングノズル223a等の種々の
機器を備えている。
【0008】このような浴機器220のめっき槽210
上への組み付け手順について説明する。従来は、オンラ
イン位置におかれためっき槽210に、浴機器220を
構成する各機器が個別に組み付けられていた。図15中
(A)乃至(E)は、めっき槽210への浴機器220
の組み付け手順を示す。図15中(A)は、オンライン
位置におかれためっき槽210であって、浴機器220
が設置されていない状態を示す。この図15中(A)に
示すように、めっき槽210の上端には、ガイド部21
1が立設されている。例えば、四角形状をなすめっき槽
210の上縁に、浴機器220を収納可能として4本の
ガイド部211が設けられている。なお、このガイド部
211は、めっき槽210に一体とされているものや、
めっき槽210に着脱自在とされているものである。
【0009】このようなめっき槽210に、図15中
(B)に示すように、先ず、シンクロール221aが組
み付けられていた。例えば、シンクロール221aは基
体221bに設けた支持部221cに回転自在に支持さ
れて、駆動部を含んだユニット221の一部として構成
されている。ここで、基体221bには、ガイド部22
1dが立設されており、このガイド部221dは、後述
するように、浴中サポートロール222a、ワイピング
ノズル223a及び浴上サポートロール224aの位置
決め部として機能する。また、基体221bには、シン
クロール221aを回転駆動するための駆動機構が内蔵
されているこのような構成において、基体部221bが
前記ガイド部211により案内されて位置決めされつつ
めっき槽210に設置されることで、めっき槽210へ
のシンクロール221aの組み付けがなされていた。
【0010】次に、図15中(C)に示すように、浴中
サポートロール222aが組み付けられていた。例え
ば、浴中サポートロール222aは基体222bに設け
た支持部222cに回転自在に支持されて、駆動部を含
んだユニット222の一部として構成されている。ここ
で、基体222bには、浴中サポートロール222aを
回転駆動するための駆動機構が内蔵されている。
【0011】浴中サポートロール222aの組み付け
は、ユニット222をシンクロール221aを有するユ
ニット221に装着して行っていた。また、このとき、
基体222bがシンクロール221aのユニット221
に設けたガイド部221dにより案内されることで、例
えば、基体222bに設けたガイド孔にガイド部221
dが挿通されて案内されることで、浴中サポートロール
222aがシンクロール221aに対して平行になるよ
うに位置決めされていた。
【0012】次に、図15中(D)に示すように、ワイ
ピングノズル223aが組み付けられていた。例えば、
ワイピングノズル223aは基体223bに支持され
て、駆動部を含んだユニット222の一部として構成さ
れている。ここで、基体223bには、ワイピングノズ
ル223aにガスを供給するための流路等が形成されて
いる。
【0013】ワイピングノズル223aの組み付けは、
ユニット223の基体223bを浴中サポートロール2
22aを支持する基体222b上に設置することで行っ
ていた。また、このとき、基体部223bがシンクロー
ル221aのユニット221に設けたガイド部221d
により案内されることで、例えば、基体223bに設け
たガイド孔にガイド部221dが挿通されて案内される
ことで、ワイピングノズル223aがシンクロール22
1a、さらには浴中サポートロール222aに対して平
行になるように位置決めされていた。
【0014】次に、図15中(E)に示すように、浴上
サポートロール224aが組み付けられていた。例え
ば、浴上サポートロール224aは基体224bに回転
自在に支持されて、駆動部を含んだユニット224の一
部として構成されている。ここで、基体224bには、
浴上サポートロール224aを回転駆動するための駆動
機構が内蔵されている。
【0015】浴上サポートロール224aの組み付け
は、基体224bをワイピングノズル223aを支持す
る基体223b上に設置することで行っていた。また、
このとき、基体部224bがシンクロール221aのユ
ニット221に設けたガイド部221dにより案内され
ることで、例えば、基体224bに設けたガイド孔にガ
イド部221dが挿通されて案内されることで、浴上サ
ポートロール224aがシンクロール221a、浴中サ
ポートロール222a、及びワイピングノズル223a
に対して平行になるように位置決めされていた。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来に
おいては、めっき槽210上に浴機器220を設置する
場合、浴機器220の各機器が個別に組み付けられてい
た。しかし、浴機器220の各機器を個別に組み付ける
ようにしたのでは、めっき槽210への浴機器220の
設置時間がかかってしまい、或いは取り外し時間がかか
ってしまう。
【0017】例えば、前述したようなドロス除去作業、
或いは鋼帯の品質維持等のための機器のメンテナンスや
シンクロール221aの交換を行う場合、ラインを一旦
停止させる必要がある。しかし、めっき槽210に対す
る浴機器220の設置や取り外しに時間がかかってしま
うと、ラインを停止させる時間が長くなり、これによ
り、生産効率が悪くなってしまうという問題が発生して
しまう。
【0018】また、前述のように複数の機器がオンライ
ン位置にあるめっき槽に対して個別に組み付けられてい
たため、オンライン位置にて各機器の芯出しを行う必要
があり、各機器の載置を行う際のガイドは有するもの
の、精度よく各機器を組み付けるには時間がかかり、生
産性を考慮して短時間で組付けを終わらせようとすると
各機器の組付け位置の精度が悪くなって、例えばシンク
ロールの組付け位置の誤差にもとづいた被めっき材の蛇
行の問題、ワイピングノズルの組付け位置の誤差にもと
づいためっき付着量不良といった問題の原因となってい
た。
【0019】なお、特開平7−109555号公報に
は、めっき槽と浴機器とが一体とされているものが開示
されている。めっき槽と浴機器とが一体とされていれ
ば、浴機器の交換を迅速に行うことができるが、この場
合、めっき槽と一緒に交換する必要があることから、設
備が大掛かりになり、コストが高くなってしまうという
問題がある。
【0020】そこで、本発明は、前記問題に鑑みてなさ
れたものであり、めっき槽に浴機器を簡単に設置し、め
っき槽から浴機器を簡単に取り外すことを可能にする溶
融めっき設備の浴機器および溶融めっき設備の提供を目
的としている。
【0021】
【課題を解決するための手段】前記問題を解決するため
に、本発明は、帯状の被めっき材をめっき槽中で処理す
るための複数の機器が、一体化して組み立てられ、該複
数の機器が一体化して前記めっき槽と分離可能とされた
ことを特徴とする溶融めっき設備の浴機器である。
【0022】また、本発明は、オンライン位置とオフラ
イン位置に移動自在とされためっき槽と、帯状の被めっ
き材をめっき槽中で処理するための複数の機器とを有す
る溶融めっき設備において、前記複数の機器は一体化し
て組み立てられ、該複数の機器が一体化して前記めっき
槽と分離可能とされた裕機器として構成され、さらに、
前記帯状の被めっき材の供給ライン芯に対して位置関係
が固定されている固定部に配置され、前記浴機器を前記
供給ライン芯を基準に位置決めする位置決め手段を備え
て成ることを特徴とする溶融めっき設備である。
【0023】ここで、前記位置決め手段は、前記供給ラ
イン芯に対して所定の位置関係をなす位置決め部材を有
し、該位置決め部材は、前記浴機器の一部を沿わせるこ
とで該浴機器が前記供給ライン芯に対して所定の位置関
係に固定されるように配置されていることが好ましい。
さらに、前記位置決め手段は、前記浴機器の一部を前記
位置決め部材に押し付ける押し付け手段を備えているこ
とが好ましい。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。この実施の形態は、複
数のめっき槽を備えて連続溶融金属めっきを行う設備に
本発明を適用したものである。図1及び図2は、本発明
の浴機器(以下、浴機器セットという。)30の構成を
示す。浴機器セット30は、鋼帯のパスライン上に配置
される複数の機器として、鋼帯の進行方向を転換するた
めのシンクロール41、鋼帯のパスラインを決めるとと
もにインターメッシュ量の調整で反りを矯正するための
浴中サポートロール42及び浴上サポートロール61、
並びに余剰の金属を絞るためのワイピングノズル51を
備えている。
【0025】この浴機器セット30では、最下端に配置
されているシンクロール41側から上方に向かって、浴
中サポートロール42、ワイピングノズル51及び浴上
サポートロール61の順番で配置されている。そして、
シンクロール41、浴中サポートロール42及び浴上サ
ポートロール61は、各支持部43,44,62に回転
自在に支持されている。また、ワイピングノズル61
は、基体53に設けられたガス供給管52に支持されつ
つ、当該ガス供給管52からガス(例えば、空気)が供
給されるようになされている。また、基体53の内部に
は、図1及び図2に示すように、流路55が形成されて
おり、これにより、第1のガス供給管54から供給され
たガスが流路55を介して第2のガス供給管52に供給
されて、ワイピングノズル51からガスが噴出される。
【0026】シンクロール、浴中サポートロール、浴上
サポートロールを支持する各支持部43,44,62、
及び、ガス供給管52を介してワイピングノズルを支持
する基体53は枠型の基体46に支持されており、複数
の機器が一体化した浴機器セット30として構成されて
いる。そして、枠型の基体46の上面には、浴機器セッ
ト30を吊り上げて、めっき槽に対して移動可能とする
ために掛け止め部48が設けられている。
【0027】めっき槽への浴機器の設置工程では、図3
に示すように、一体化して構成された浴機器セット30
を掛け止め部48を用いてクレーン等により移動して、
基体46がめっき槽10の上端面10bで支持されるよ
うにして、めっき槽10上に設置する。例えば、めっき
槽10の上端面10bには、図示しないベースプレート
が適宜設けられおり、例えば、4箇所設けられており、
めっき槽10の上端面10bでの第1のユニット40の
基体46の支持をこのベースプレートで行うようにして
いる。
【0028】ここで、めっき槽10は、図示しない移動
手段により、鋼帯にめっきを施すためのオンライン位置
に対して移動自在にされており、設置工程では、移動手
段により移動されてオンライン位置に位置されているめ
っき槽10に対して浴機器セット30を設置している。
このような設置工程によりめっき槽10上に設置した浴
機器セット30に、図4に示すように、帯状の被めっき
部材である鋼板300を通板する。
【0029】以上説明したように、本実施形態の浴機器
は、複数の機器が一体化して組み立てられて、該複数の
機器を一体化してめっき槽に対して移動可能、すなわ
ち、めっき槽から分離可能に構成されているから、めっ
き槽への複数の機器の設置が一度でまとめて実施でき、
設置時間の短縮が可能となる。また、複数の機器を一体
化してめっき槽から分離可能であるから、機器間の位置
関係、すなわち、シンクロール、浴中サポートロール、
ワイピングノズル、浴上サポートロールの位置関係は、
オフライン位置において予め精度よく調整しておくこと
が可能となる。よって、オンライン位置にて各機器を個
別に芯出しする必要もなくなり浴機器セットの設置時間
の短縮に繋がる。
【0030】なお、設置工程でめっき槽10上に浴機器
セット30を設置するのであるが、浴機器セットが供給
ライン芯に対して精度よく設置されていないと、すなわ
ち、シンクロール41の軸方向が鋼帯の供給ライン芯に
対して直交するように設置されていないと、供給ライン
芯を基準に浴機器に対して供給及び排出がなされる鋼帯
に蛇行が生じるという問題が生じる。
【0031】供給ライン芯に対して精度よく浴機器セッ
トを設置するためには、供給ライン芯に対して位置関係
が固定されている固定部に配置した位置決め手段によ
り、供給ライン芯を基準に浴機器の位置決めを行うこと
が好ましい。以下、位置決めを精度よく行うことができ
る溶融めっき設備について図面を用いて具体的に説明す
る。
【0032】この設備では、図5及び図6に示すよう
に、溶融金属11で満たされ、移動自在とされためっき
槽10と、このめっき槽10を水平移動するための移動
台車20と、浴機器セット30と、この浴機器セット3
0を帯状の被めっき材である鋼帯300の供給ライン芯
401に対して位置決めするための位置決め機構40及
び押し付け機構50とを備えている。そして、めっき槽
10が基礎100に設けた移動用ピット101内を水平
移動可能にされている。ここで、供給ライン芯401と
は、鋼帯300の供給及び排出ラインの軸線に位置する
ものである。
【0033】めっき槽10は、所定の開口面積を有した
有底四角筒形状とされている。このめっき槽10の上面
には、浴機器セット30が載置されるベースプレート1
0aが適宜設けられている。本実施の形態では、ベース
プレート10aは4箇所に形成されている。移動台車2
0は、めっき槽10が載置される基台21と、基台21
を移動可能にする移動部22とを備えている。例えば、
この設備では、移動用ピット101の底面であって、め
っき槽10の移動ライン上(図面において紙面に手前及
び奥行き方向)になるように平行のレール25a,25
bが設けてあり、移動部22は、このレール25a,2
5b上に載る車輪22aを備えて構成されている。
【0034】また、移動台車20の駆動方式としては、
駆動装置を備えて自走式とされているものや、チェーン
等で牽引されるもの等が挙げられる。このような移動台
車20により、めっき槽10は、移動用ピット101内
においてオンライン位置及びオフライン位置の間を移動
自在になされている。浴機器セット30は、めっき槽1
0において鋼帯300に各種処理を施してめっきを行う
ための浴機器である。この浴機器セット30は、前述の
ように、鋼帯300の進行方向を転換するためのシンク
ロール41と、パスラインを決めるとともにインターメ
ッシュ量の調整で反りを矯正するための浴中サポートロ
ール42及び浴上サポートロール(図1及び図2には図
示の浴上サポートロール61)と、余剰の金属を絞るた
めのワイピングノズル51とを備えている。そして、浴
機器セット30は、シンクロール、浴中サポートロー
ル、浴上サポートロール、ワイピングノズルの全てが枠
型の基体46に支持され、一体構造とされている。
【0035】基体46には、浴機器セット30において
駆動が必要とされている機器を駆動するためのものとし
て駆動部が内蔵されている。また、基体46の外側面
に、シンクロールのロール軸と平行な軸を中心として回
転自在とされた一対のころ31が取り付けられている。
この一対のころ31は、浴機器セット30の基体46の
一側面における幅方向において所定の距離離間されて配
置されている。ころ31はそれぞれ、浴機器セット30
が供給ライン芯401に対して位置決めされた際に、後
述の位置決め機構140における各ガイド部143に当
接された状態になされている。また、一対のころ31
は、図6及び図8に示すように、その先端31aと先端
31bとを結ぶ仮想線403とシンクロール41のロー
ル軸線404とが、上方から見たときに平行となるよう
に、その取り付け位置が調整されている。
【0036】このような浴機器セット30は、図示しな
い移動装置により昇降可能とされている。すなわち、め
っき槽10をオンライン位置に位置させる際やオフライ
ン位置に移動する際に浴機器セット30は移動装置によ
り昇降される。例えば、移動装置は、クレーンであり、
これにより、浴機器セット30は、図7にのみ示したよ
うに、クレーンにつられて昇降自在になされている。
【0037】位置決め機構140は、浴機器セット30
を供給ライン芯401に対して位置決めをするためのも
のである。この位置決め機構140は、基礎100上で
あって移動用ピット101の近傍に設置されている。こ
こで、基礎100は、被めっき材の供給ライン芯401
に対して位置関係が固定されている固定部をなしてお
り、位置決め機構140は、この固定部に配置されて、
めっき槽10上に設置される浴機器セット30を、供給
ライン芯401を基準に位置決めする位置決め手段をな
している。
【0038】位置決め機構140は、図6に示すよう
に、一対の第1及び第2の支持構造140a,140b
により構成されている。第1及び第2の各支持構造14
0a,140bは、基礎100上に立設された一対の架
構141、該架構141に支持され、めっき槽10の上
方までその端部が延びる支持部142を有する。そし
て、この支持部142の端部に位置決め部材としてのガ
イド部143が設置されている。
【0039】ガイド部143は、上下垂直方向に延びた
断面四角の板状体である。一対のガイド部143の浴機
器の設置位置側の面143aは、ある仮想平面402内
に位置されるものであり、この仮想平面402は供給ラ
イン芯401に対して垂直となる関係を有している。そ
して、この仮想平面402は、浴機器セット30をめっ
き槽10上に設置する際の位置決め面をなしており、す
なわち、前記ガイド部143における一面143aは、
そのような位置決め面を構成するものになる。そして、
この面143aは浴機器セット30のころ31をガイド
するガイド面をなしている。以下、この面143aをガ
イド面143aという。
【0040】押し付け機構150は、浴機器セット30
の一部であるころ31を位置決め部材であるガイド面1
43aに押し付けるための押し付け手段である。この押
し付け機構150は、図6に示すように、一対のセット
150a,150bとして構成されている。第1及び第
2の各セット150a,150bは、移動用ピット10
1を挟んで位置決め機構140に対向されて基礎100
上に設置されており、具体的には、位置決め機構140
の第1及び第2の各支持構造140a,140bに対応
してそれぞれ配置されている。
【0041】各セット150a,150bは、位置決め
機構140側に向かって延び、その先端にころ52が回
転自在に取り付けられている押し付け部153と、基礎
100上に設置され、押し付け部153を水平方向に伸
縮させる押し付け装置151とを備えている。これによ
り、各セット150a,150bは、浴機器セット30
の基体46の側面にころ152を押し付けて、浴機器セ
ット30を位置決め機構140側に移動させることがで
きる。
【0042】そして、このような設備において、図5に
示すように、浴機器セット30にそのパスラインを通し
て鋼帯300が通板されて、鋼帯300がめっき槽10
の溶融金属11に浸漬されてめっきされる。このような
設備における浴機器セット30を位置決めして、めっき
槽10上に設置する手順を説明する。
【0043】先ず、図7及び図8に示すように、移動台
車20により水平移動して、オンライン位置にめっき槽
10を配置する。また、このとき、浴機器セット30
は、クレーン等の移動装置により上方に退避されてい
る。例えば、この状態では、押し付け機構150の押し
付け部153を縮めて、ころ152を所定のオフセット
位置まで退避させておくようにしてもよい。この時点で
は、図8に示すように、供給ライン芯401に対してシ
ンクロール41のロール軸線404は直交していない。
【0044】続いて、浴機器セット30を降下させ、図
9に示すように、所定の高さからはガイド部143のそ
れぞれのガイド面143aで浴機器セット30のそれぞ
れのころ31が案内されるようにして浴機器セット30
を降下させる。そして、所定高さ位置、例えば浴機器セ
ット30がめっき槽10の上面のベースプレート10a
に接触される直前の位置から、図10に示すように、押
し付け装置151を駆動させて押し付け部153を延ば
してころ152を浴機器セット30の基体46側面に押
し当てる。この時点で、図6に示すように、ガイド部1
43の面143aが位置する仮想平面402上に、ころ
31の先端31a,31bを結ぶ仮想線403が位置す
ることとなり、シンクロール41のロール軸線404と
供給ライン芯401とが、精度よく直交する。さらに、
図5に示すように最終的に浴機器セット30をめっき槽
10上に載置する。そして、このように設置された浴機
器セット30に鋼帯300を通板する。
【0045】以上のように、浴機器セット30を位置決
めして、めっき槽10上に設置している。前述したよう
に、供給ライン芯401に対して直交する関係をなすガ
イド面143aを有するガイド部143が位置決め機構
140に備えられ、さらに、この位置決め機構140が
基礎100上に設置されている。すなわち、位置決め機
構140が基礎100に対して固定されていることか
ら、ガイド面143aと供給ライン芯401とが直交す
る位置関係は変化することなく保持されている。すなわ
ち、移動台車20の移動とは無関係にその位置関係が維
持される。
【0046】そして、浴機器セット30をめっき槽10
上に設置する際には、浴機器セット30の一対のころ3
1を対応されるガイド部143ぞれぞれのガイド面14
3aに押し当てつつ降下させて、設置直前では、さらに
押し付け機構150により浴機器セット30を押し付け
ている。このようにすることで、浴機器セット30は、
供給ライン芯401に対して所定の位置関係を確保して
めっき槽10上に載置されることになる。
【0047】なお、ここで、位置決めにより重要になる
のは、浴機器セット30の特にシンクロール41が供給
ライン芯401に対して直交関係になるようにすること
である。このようなことから、ここでいう浴機器セット
30と供給ライン芯401との所定の位置関係とは、シ
ンクロール41が供給ライン芯401に対して直交関係
になるような位置関係である。
【0048】めっき用の設備では、このように浴機器セ
ット30をめっき槽10上に設置することで、供給ライ
ン芯401を基準にセットされる鋼帯300に蛇行を生
じさせることなく、めっき後の排出等をすることができ
るようになる。これにより、浴機器セット30の供給ラ
イン芯ズレによる鋼帯の品質欠陥をなくすことができ
る。
【0049】また、位置決めは、位置決め機構140の
ガイド部143を精度よく設置して、ガイド部143の
ガイド面143aにより位置決め部材を形成する、とい
ったことにより実現できるので、簡単かつ安価の構造と
して実現することができる。また、これにより、めっき
槽10或いは移動台車20のオンライン位置で停止位置
の位置決め精度を要求する必要がなくなる。すなわち、
鋼帯300にめっきを行うには、浴機器セット30の機
器がめっき槽10の溶融金属11中に浸れば十分であ
り、めっき槽10がほぼオンライン位置に停止していれ
ばよく、これにより、浴機器セット30とめっき槽10
との位置関係について精度を要求する必要がなくなる。
【0050】例えば、通常、移動台車20の車輪22a
のつばとレール25a,25bとの間には、余裕をとっ
ている分、隙間があり、この隙間が移動台車20の停止
位置精度に影響することから、移動台車20が供給ライ
ン芯401に対して直角に停止する保証はない。しか
し、このような場合でも、浴機器セット30とめっき槽
10との位置関係について精度を要求する必要はないの
で、本発明が適用された設備からみれば、十分に停止位
置精度が確保されたものになる。
【0051】このように、めっき槽10或いは移動台車
20のオンライン位置で停止位置の位置決め精度を要求
する必要がなくなることで、移動台車20に対する位置
決め機構等が不要になり、移動式のめっき槽10を簡単
かつ安価にすることができるようになる。なお、本発明
の溶融めっき設備は前述の実施の形態に適用されること
に限定されるものではない。
【0052】すなわち、前述の実施の形態では、位置決
め手段として、位置決め機構140及び押し付け機構1
50を設けた場合について説明しているが、これに限定
されるものではない。例えば、図11に示すように、位
置決め機構140のみを備えるようにしてもよい。この
場合、所定の高さからはガイド部143にころ31が案
内されるようにして浴機器セット30を降下させて、最
終的に浴機器セット30をめっき槽10上に載置する。
このようにすれば、前述した実施の形態の場合と同様
に、供給ライン芯401に対して所定の位置関係になる
ようにして、浴機器セット30をめっき槽10上に設置
することができる。例えば、浴機器セット30は、重量
が多いことから、慣性力が高いといえるので、このよう
な構成を採った場合でも、位置決め精度を維持してめっ
き槽10上に浴機器セット30を設置することができる
といえる。
【0053】また、前述の実施の形態では、鋼帯300
の供給ライン芯401に対して位置関係が固定されてい
る固定部として基礎100を挙げて説明しているが、こ
れに限定されるものではなく、固定部は他の部分でもよ
い。すなわち位置決め機構140が供給ライン芯401
に対して常に一定の位置関係になるように維持できる部
分であればよい。
【0054】また、前述の実施の形態では、供給ライン
芯401とガイド面143a(位置決め面)との位置関
係が直交する関係になる場合について説明したが、これ
に限定されるものではない。すなわち例えば、浴機器セ
ット30の基体46の側面がシンクロールのロール軸に
対して斜めであれば、それに応じ、供給ライン芯401
とガイド面143a(位置決め面)との位置関係が斜め
になるようにする。すなわち、少なくとも浴機器セット
30のシンクロール41が供給ライン芯401に対して
直交する関係になるようにすればよく、このようにする
ことで、供給ライン芯401を基準にセットされる鋼帯
300に蛇行を生じさせることなく、めっき後の排出等
をすることができるようになる。
【0055】また、前述の実施の形態では、浴機器セッ
ト30をシンクロール41、浴中サポートロール42、
ワイピングノズル51及び浴上サポートロール61を備
えたものとして具体的に説明したが、浴機器セット30
がこのような構成とされることに限定されるものではな
く、他の機器等により構成してもよい。少なくとも、機
器が一体化して構成され、一度に移動、設置が行えるよ
うにされているものであればよい。
【0056】また、前述の実施の形態では、めっき槽1
0の上面にベースプレート10aを設けている。例え
ば、これ対応して、浴機器セット30の筐体34aの下
面に凸部を設けてもよい。また、前述の実施の形態で
は、板状体の一対のガイド部143により位置決め部材
を実現しているが、これに限定されるものではない。例
えば、第1の支持構造140aと第2の支持構造140
bとにわたって支持される平板であってもよい。しか
し、前述したように、上下方向に延びる一対のガイド部
143により位置決め部材を実現することで、この一対
のガイド部143に浴機器セット30の各ころ31をそ
れぞれセットするだけで、例えば、図5における紙面に
直交方向である帯状の被めっき材の幅方向への位置決め
が必要なくなるという効果はある。
【0057】以上、浴機器をめっき槽に設置する場合を
例にとって説明したが、本発明の浴機器は、複数の機器
を一度にめっき槽から取り外すことが可能であるから、
浴機器の取り外し時間も短縮できることはいうまでもな
い。
【0058】
【実施例】本発明の実施例の結果は次のようになった。
浴機器セットの取り外し時間及び設置時間の検討を行な
った。図12は、浴機器セット30の取り外し時間(浴
機器外し時間)、めっき槽の交換時間(ぽっと入替え)
及び浴機器セット30の設置時間(浴機器セット時間)
を示す。結果として、本発明を適用した場合の方が、従
来と比べ、浴機器セット30の取り外し時間及び設置時
間を短縮することを得た。
【0059】また、レールスパン5m、前後の車輪間隔
4mの移動台車20で2基のめっき槽10を移動させ、
切り替えて使用するめっきラインにおいて、浴機器セッ
ト30の位置決め精度の検討を行なった。移動台車20
の停止精度は車輪22aのつばとレール25a,25b
の隙間5mmにより決まり、供給ライン芯401に対す
る傾きは±10/4000であったが、浴中機セット3
0が供給ライン芯401に対して精度良く直角に裾付け
ることを確認できた。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の浴機器に
よれば、複数の機器が一体化してめっき槽と分離可能と
されたから、めっき槽への浴機器の設置時間及びめっき
槽からの浴機器の取り外し時間を短縮できるという効果
がある。また、請求項2記載の発明によれば、位置決め
手段がめっき槽の移動にかかわらず供給ライン芯に対し
て常に一定の位置関係を有しているので、移動自在とさ
れているめっき槽に対しても供給ライン芯に精度を高く
して位置決めして設置することができるという効果があ
る。
【0061】また、請求項3記載の発明によれば、供給
ライン芯に対して所定の位置関係をなす位置決め部材
に、降下される浴機器の一部を沿わせることで位置決め
が可能となるので、簡単な構造として精度よい位置決め
を実現することができるという効果がある。また、請求
項4記載の発明によれば、降下される前記浴機器の一部
を押し付け手段により前記位置決め部材に押し付けて位
置決めをしているので、位置決め部材による位置決めを
確実なものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態において使用した浴機器セ
ット(浴機器)の構成を示す斜視図である。
【図2】前記浴機器セットの構成を示す断面図である。
【図3】めっき槽上に設置した前記浴機器セットを示す
斜視図である。
【図4】めっき槽上に設置した前記浴機器セットを示す
断面図である。
【図5】本発明の実施の形態である複数のめっき槽を備
えて連続溶融金属めっきを行う設備設備であって、めっ
き槽上に浴機器セットが設置されているものを示す断面
図である。
【図6】本発明の実施の形態である複数のめっき槽を備
えて連続溶融金属めっきを行う設備設備であって、めっ
き槽上に浴機器セットが設置されているものを示す平面
図である。
【図7】浴機器セットが退避されている状態を示す断面
図である。
【図8】浴機器セットが退避されている状態を示す平面
図である。
【図9】浴機器セットが降下されてきた状態を示す断面
図である。
【図10】浴機器セットが降下されてきて、押し付け装
置により押し付けされている状態を示す図である。
【図11】他の実施の形態の設備であって、めっき槽上
に浴機器セットが設置されているものを示す断面図であ
る。
【図12】浴機器セットの取り外し時間及び設置時間の
検討を行なった実施例の結果を示す図である。
【図13】従来のめっきを行う設備を示す図である。
【図14】従来の浴機器の構成を示す図である。
【図15】従来例であって、めっき槽上で浴機器を組み
立てる工程を示す図である。
【符号の説明】
10 めっき槽 20 移動台車 30 浴機器セット(浴機器) 40,50,60 ユニット 41 シンクロール 42 浴中サポートロール 51 ワイピングノズル 61 浴上サポートロール 100 基礎(固定部) 140 位置決め機構(位置決め手段) 143 ガイド部(位置決め部材) 143a ガイド面 150 押し付け機構 300 被めっき材 401 供給ライン芯

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状の被めっき材をめっき槽中で処理す
    るための複数の機器が、一体化して組み立てられ、該複
    数の機器が一体化して前記めっき槽と分離可能とされた
    ことを特徴とする溶融めっき設備の浴機器。
  2. 【請求項2】 オンライン位置とオフライン位置に移動
    自在とされためっき槽と、帯状の被めっき材をめっき槽
    中で処理するための複数の機器とを有する溶融めっき設
    備において、前記複数の機器は一体化して組み立てら
    れ、該複数の機器が一体化して前記めっき槽と分離可能
    とされた裕機器として構成され、 さらに、前記帯状の被めっき材の供給ライン芯に対して
    位置関係が固定されている固定部に配置され、前記浴機
    器を前記供給ライン芯を基準に位置決めする位置決め手
    段を備えて成ることを特徴とする溶融めっき設備。
  3. 【請求項3】 前記位置決め手段は、前記供給ライン芯
    に対して所定の位置関係をなす位置決め部材を有し、該
    位置決め部材は、前記浴機器の一部を沿わせることで該
    浴機器が前記供給ライン芯に対して所定の位置関係に固
    定されるように配置されたことを特徴とする請求項2に
    記載の溶融めっき設備。
  4. 【請求項4】 前記位置決め手段は、前記浴機器の一部
    を前記位置決め部材に押し付ける押し付け手段を備えて
    いることを特徴とする請求項3に記載の溶融めっき設
    備。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010100922A (ja) * 2008-10-27 2010-05-06 Jfe Steel Corp 溶融金属めっき鋼帯製造装置
DE102010015662A1 (de) 2009-05-08 2010-12-02 Mitsubishi-Hitachi Metals Machinery, Inc. Gasabstreifvorrichtung

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