JP2003221142A - タグプリンターのタグ移送力調整装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 タグＴの厚さ、その表面処理の相違、ペ
ーパープレッシャー１１の劣化さらにはタグＴの紙粉に
対応して、移送ベルト１０およびペーパープレッシャー
１１によるタグＴの移送力を簡単な操作で調整可能とし
たタグプリンターのタグ移送力調整装置を提供するこ
と。 【解決手段】 たとえば調整レバー３５を操作すること
により、ペーパープレッシャー１１による移送ベルト１
０へのタグＴの押圧力を変化させることに着目したもの
で、タグＴを挟んで移送する移送ベルト１０および移送
ベルト１０に所定押圧力で当接するペーパープレッシャ
ー１１と、ペーパープレッシャー１１を移送ベルト１０
に対してたわませることにより、ペーパープレッシャー
１１によるタグＴへの押圧力を調整する押圧力調整機構
４７と、を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はタグプリンターのタ
グ移送力調整装置にかかるもので、とくに積層した単葉
のタグを一枚ずつ繰り出してこれに印字を行うタグプリ
ンターのタグ移送力調整装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来のタグプリンターについて図１０お
よび図１１にもとづき概説する。図１０は、たとえば本
出願人による出願（特開２０００−２１９３４０）に開
示されたタグプリンター１の斜視図であって、タグプリ
ンター１は、プリンター本体２と、ホッパー３と、タグ
繰出し機構４と、タグ移送機構５と、印字機構６と、を
有する。

【０００３】ホッパー３は、単葉糸付きのタグＴの多数
枚を積層して供給するもので、その下部にタグ繰出し機
構４が位置している。タグＴの幅方向をＸ方向、この幅
方向に直交するピッチ方向をＹ方向としている。

【０００４】タグ繰出し機構４は、ホッパー３において
積層しているタグＴの下側から一枚ずつのタグＴを図中
左側に位置するタグ移送機構５に（Ｘ方向に）供給する
ものである。すなわち、タグＴのピッチ方向に位置して
複数個の吸着パッド７がタグＴの底面を吸着して吸着パ
ッド７がタグ移送機構５方向に移動することにより、ゲ
ート壁部８の下部から一枚のタグＴをタグ移送機構５に
供給する。

【０００５】タグ移送機構５は、ゲート壁部８の下部か
ら印字機構６にかけて位置して、ホッパー３からタグ繰
出し機構４により繰り出されたタグＴをさらに図中左側
に位置する印字機構６に（Ｘ方向に）供給する。図１１
は、このタグ移送機構５の正面断面図であって、タグ移
送機構５は、繰出し駆動用のステッピングモーター９
と、一対の無端の移送ベルト１０と、ペーパープレッシ
ャー１１（プレッシャープレート）と、を有する。

【０００６】繰出し駆動用のステッピングモーター９
は、タイミングベルト１２を介して固定ローラー１３お
よび可動ローラー１４さらに移送ベルト１０を移送方向
に正転方向に（図１１中反時計方向に）回転駆動するこ
とにより、タグＴを移送ベルト１０とペーパープレッシ
ャー１１との間に挟んでタグ移送機構５方向（Ｘ方向、
図１１中左方向）にストッパー１５まで移送する。な
お、ステッピングモーター９が逆回転方向に（図１１中
時計方向に）回転駆動すると、リンク棒１６により移送
ベルト１０の可動ローラー１４が、リターンスプリング
１７の付勢力に抗して長窓１８内を下降し、移送ベルト
１０とペーパープレッシャー１１とによるタグＴの挟持
を解除して、印字機構６によるタグＴの移送および印字
を可能とする。

【０００７】印字機構６は、プラテン駆動用のステッピ
ングモーター１９と、プラテンローラー２０と、サーマ
ルヘッド２１と、を有する。

【０００８】プラテン駆動用のステッピングモーター１
９は、タイミングベルト２２を介してプラテンローラー
２０を回転駆動し、サーマルヘッド２１との間に供給さ
れたタグＴにバーコードその他の所定情報を印字する。
なお、タグ移送機構５によるタグＴの移送時には、図示
しない機構によりサーマルヘッド２１はプラテンローラ
ー２０から上方に離間し、タグＴがプラテンローラー２
０との間に移送されてきたときに下方に移動して、プラ
テンローラー２０との間にタグＴを挟持して印字機構６
におけるタグＴの移送および印字を可能とする。

【０００９】こうした構成のタグプリンター１におい
て、ホッパー３に多数枚のタグＴを積層し、タグ繰出し
機構４の吸着パッド７により一枚ずつタグ移送機構５に
繰り出して、タグ移送機構５における移送ベルト１０と
ペーパープレッシャー１１との間でタグＴを挟持して移
送し、印字機構６におけるプラテンローラー２０とサー
マルヘッド２１との間で移送および印字を行う。

【００１０】しかして、ペーパープレッシャー１１ない
しリターンスプリング１７による移送ベルト１０へのタ
グＴの押付け圧は一定であり、タグＴの厚さ、その用紙
の表面処理の相違によって移送ベルト１０およびペーパ
ープレッシャー１１によるタグＴの移送力が一定になら
ず、移送不良が発生するという問題がある。また、移送
ベルト１０あるいはペーパープレッシャー１１の劣化、
さらにはタグＴの紙粉によっても同様に、移送力の低下
が起こり、移送不良が発生するという問題がある。

【００１１】

【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
諸問題にかんがみなされたもので、タグの厚さ、その用
紙の表面処理の相違に応じて移送ベルトおよびペーパー
プレッシャーによるタグの移送力を一定にすることがで
きるタグプリンターのタグ移送力調整装置を提供するこ
とを課題とする。

【００１２】また本発明は、ペーパープレッシャーの劣
化、さらにはタグの紙粉に対応して、タグの移送力を調
整可能としたタグプリンターのタグ移送力調整装置を提
供することを課題とする。

【００１３】また本発明は、簡単な操作で、ペーパープ
レッシャーによるタグの押圧力を調整可能なタグプリン
ターのタグ移送力調整装置を提供することを課題とす
る。

【００１４】また本発明は、ペーパープレッシャーによ
るタグの押圧力を均等に調整可能なタグプリンターのタ
グ移送力調整装置を提供することを課題とする。

【００１５】

【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、ペー
パープレッシャーによるタグへの押圧力を調整する押圧
力調整機構を設けること、たとえば調整レバーを操作す
ることにより、ペーパープレッシャーによる移送ベルト
へのタグの押圧力を変化させることに着目したもので、
積層された多数枚のタグを一枚ずつ繰り出すとともに、
この繰り出したタグを印字機構まで移送して印字するタ
グプリンターのタグ移送力調整装置であって、上記繰り
出したタグを挟んで移送する移送ベルトおよびこの移送
ベルトに所定押圧力で当接するペーパープレッシャー
と、このペーパープレッシャーを上記移送ベルトに対し
てたわませることにより、該ペーパープレッシャーによ
る上記タグへの上記押圧力を調整する押圧力調整機構
と、を設けたことを特徴とするタグプリンターのタグ移
送力調整装置である。

【００１６】上記押圧力調整機構は、上記ペーパープレ
ッシャーを上記移送ベルトに対して所定の押圧位置に保
持するベースプレートと、このベースプレートに回動可
能に取り付けるとともにその回動に応じて上記ペーパー
プレッシャーへの押圧力を変化させる調整レバーと、を
有することができる。

【００１７】上記押圧力調整機構は、上記ペーパープレ
ッシャーを上記移送ベルトに対して所定の押圧位置に保
持するベースプレートと、このベースプレートに回動可
能に取り付けた調整レバーと、この調整レバーの回動に
応じて上記ペーパープレッシャーへの押圧力を変化させ
るスペーサーと、を有することができる。

【００１８】上記押圧力調整機構は、上記調整レバーの
回動に応じて、上記ペーパープレッシャーへの上記押圧
力を変化させるためのガイド傾斜面を有するガイドプレ
ートを有することができる。

【００１９】上記ベースプレートと上記ペーパープレッ
シャーとの間には、上記調整レバーの回動により上記ペ
ーパープレッシャーがたわむことができる変形用空間部
を作成可能な変形用空間作成プレートを設けることがで
きる。

【００２０】上記スペーサーには、上記調整レバーによ
る上記押圧力を上記ペーパープレッシャーに作用する、
たとえば一対の押圧用突起部を形成することができる。

【００２１】上記ペーパープレッシャーは、上記移送ベ
ルトに所定押圧力で当接するプレッシャープレートと、
このプレッシャープレートを支持するとともに上記スペ
ーサーの上記押圧用突起部が当接する中央プレートと、
を有することができる。

【００２２】上記押圧力調整機構は、上記調整レバーと
上記ペーパープレッシャーとの間に位置して上記調整レ
バーによる上記押圧力を上記ペーパープレッシャーに均
等に付与する中間プレートを有することができる。

【００２３】本発明によるタグプリンターのタグ移送力
調整装置においては、ペーパープレッシャーによるタグ
への押圧力を調整する押圧力調整機構を設けたので、タ
グの厚さ、その用紙の表面処理の相違、ペーパープレッ
シャーの劣化、さらにはタグの紙粉によって移送力の低
下が起こったときに、たとえば調整レバーを操作するこ
とにより、ペーパープレッシャーによる移送ベルトへの
タグの押圧力を変化させることができるので、タグの厚
さその他に応じてタグの移送力を一定とし、確実にタグ
の印字機構への移送を行うことができる。

【００２４】

【発明の実施の形態】つぎに本発明の第１の実施の形態
によるタグ移送力調整装置３０を図１ないし図８にもと
づき説明する。ただし、図１０および図１１と同様の部
分には同一符号を付し、その詳述はこれを省略する。図
１は、タグ移送力調整装置３０の斜視図、図２は、同、
分解斜視図であって、タグ移送力調整装置３０は、ベー
スプレート３１と、変形用空間作成プレート３２と、前
記ペーパープレッシャー１１と、スペーサー３３と、ガ
イドプレート３４と、調整レバー３５と、これらを固定
するネジ３６およびナット３７と、を有する。

【００２５】ペーパープレッシャー１１は、変形用空間
作成プレート３２の図中上方に位置する中央プレート３
８と、中央プレート３８の左右側面から突出した左右そ
れぞれ一対の支持プレート３９と、支持プレート３９に
より図中上下方向（前記移送ベルト１０方向）に弾性変
形可能に支持した左右一対のプレッシャープレート４０
と、を有する。

【００２６】ベースプレート３１は、移送ベルト１０に
対してペーパープレッシャー１１を所定の押圧位置に保
持する。ベースプレート３１には、ペーパープレッシャ
ー１１配置用の側面部３１Ａおよび凹部３１Ｂを形成し
てある。

【００２７】変形用空間作成プレート３２は、ベースプ
レート３１の側面部３１Ａおよび凹部３１Ｂの間に位置
してベースプレート３１にこれを固定するとともに、所
定の厚さを有することにより、ペーパープレッシャー１
１の中央プレート３８とベースプレート３１との間に変
形用空間部４１（とくに図７、図８を参照）を作成し、
ペーパープレッシャー１１（中央プレート３８）の移送
ベルト１０方向における弾性変形を可能とする。

【００２８】スペーサー３３は、ネジ３６およびナット
３７による回動軸４２においてベースプレート３１（中
央プレート３８）に対して回動可能にこれを取り付け、
その上部一方の端部には係合片４３を形成するととも
に、その底面には回動軸４２に対して対称的に一対の押
圧用突起部４４を形成している。押圧用突起部４４がペ
ーパープレッシャー１１の中央プレート３８に上方から
当接し、かつこれを下方に押圧可能として、ペーパープ
レッシャー１１のプレッシャープレート４０を移送ベル
ト１０方向に弾性変形可能としている。

【００２９】ガイドプレート３４は、スペーサー３３と
調整レバー３５との間に位置してベースプレート３１に
これを固定してあり、調整レバー３５側のその表面は平
坦であるが、スペーサー３３側のその底面は、スペーサ
ー３３を押圧方向に付勢可能な一対のガイド傾斜面４５
を回動軸４２に対して対称的に形成している。すなわち
図３は、ガイドプレート３４の側面図、図４は、同、底
面図であって、スペーサー３３が回動軸４２のまわりに
回動したときガイドプレート３４の一対のガイド傾斜面
４５にガイドされて、乗り上げるようになっている。

【００３０】調整レバー３５は、回動軸４２のまわりに
回動可能である。調整レバー３５に形成した係合孔４６
にスペーサー３３の係合片４３を係合可能とすることに
より、調整レバー３５およびスペーサー３３をガイドプ
レート３４の表裏面において一体回動可能としてある。

【００３１】上述のようなベースプレート３１、変形用
空間作成プレート３２、スペーサー３３、ガイドプレー
ト３４、調整レバー３５および回動軸４２などから押圧
力調整機構４７を構成する。

【００３２】こうした構成のタグ移送力調整装置３０に
おいて、調整レバー３５を操作することにより、タグＴ
の移送力を調整することができる。図５は、タグ移送力
調整装置３０の平面図、図６は、同、正面図、図７は、
同、側面図、図８は、同、調整レバー３５を操作してペ
ーパープレッシャー１１への押圧力を増加させた状態の
側面図である。図５、図６および図７に示すように、調
整レバー３５を操作しない通常運転時には、スペーサー
３３がガイドプレート３４の一対のガイド傾斜面４５に
乗り上げることはなく、ペーパープレッシャー１１は移
送ベルト１０に通常運転用の押圧力で当接している。

【００３３】調整レバー３５を図５の仮想線のように、
図中時計方向に回動させると、この回動とともにスペー
サー３３がガイドプレート３４に対して回動し、スペー
サー３３の対向するそれぞれの側面が回動軸４２の反対
側においてガイドプレート３４の対向するガイド傾斜面
４５に乗り上げて、図８に示すように、その反作用とし
てスペーサー３３の押圧用突起部４４が中央プレート３
８の対角線位置を下方（ベースプレート３１方向）に付
勢する。中央プレート３８はその下方に変形用空間作成
プレート３２があるので、その中央部はそのまま変形せ
ず、その端部側が変形用空間部４１において下方に弾性
変形し、さらにこの弾性変形にともない、左右一対の支
持プレート３９の先端部のペーパープレッシャー１１を
所定押圧力で移送ベルト１０側に押し付ける。すなわ
ち、スペーサー３３がペーパープレッシャー１１への押
圧力を変化させることになる。

【００３４】したがって、ペーパープレッシャー１１は
通常運転時よりも移送ベルト１０に対して大きな押圧力
で押し付けられることになり、その間に挟持した、たと
えば厚さがより薄いあるいはより滑りやすい表面を有す
るタグＴを適切な移送力で移送することができる。

【００３５】このような押圧力の調整操作は、調整レバ
ーによる回動操作のみでよいため、かつそのてこ作用を
利用した操作でよいため、小さな操作力で、かつ簡単な
操作で押圧力を調整することができる。

【００３６】このような第１の実施の形態によるタグ移
送力調整装置３０においては、調整レバー３５と一体的
に回動するスペーサー３３を設け、このスペーサー３３
がガイドプレート３４のガイド傾斜面４５に乗り上げる
ようにしたが、本発明においては、当該スペーサー３３
を設けずに、調整レバー３５をガイドプレート３４の下
方に位置させるとともに、押圧用突起部４４を調整レバ
ー３５の底面に形成することにより、調整レバー３５の
回動操作で、プレッシャープレート１１の中央プレート
３８を押圧するように構成することもできる。ただし、
スペーサー３３を設けた構成とした方が、調整レバー３
５の操作を安定化することができるとともに、ガイドプ
レート３４のガイド傾斜面４５からの反作用を操作者の
手に受けにくい。

【００３７】さらに、上述のタグ移送力調整装置３０に
おいては、回動軸４２を中心としてスペーサー３３の押
圧用突起部４４がその対称位置に移動してペーパープレ
ッシャー１１を押圧するために、ペーパープレッシャー
１１のプレッシャープレート４０が移送ベルト１０の均
等位置にその調整押圧力を作用するわけではなく、タグ
繰出し機構４からタグ移送機構５方向に繰り出されてき
たタグＴの側面において均等な移送力の調整が行われる
わけではない。もちろん、タグＴへの押圧力の調整は微
調整であり、この増加する押圧力の作用位置のずれがタ
グＴの移送力調整に不都合を及ぼすことはほとんどない
が、本発明においては、スペーサー３３（調整レバー３
５）の回動によるペーパープレッシャー１１への押圧力
を左右のプレッシャープレート４０に対して均等にする
こともできる。

【００３８】すなわち図９は、本発明の第２の実施の形
態によるタグ移送力調整装置５０の分解斜視図であっ
て、このタグ移送力調整装置５０においては、上述のタ
グ移送力調整装置３０に加えて、中間プレート５１を設
ける。すなわち、タグ移送力調整装置３０における前記
押圧力調整機構４７に加えて中間プレート５１を設ける
ことにより押圧力調整機構５２を構成する。

【００３９】中間プレート５１は、スペーサー３３と、
ペーパープレッシャー１１の中央プレート３８との間に
位置するもので、回動軸４２と同軸の中心軸において中
央プレート３８にこれを固定し、スペーサー３３にその
底面に押圧用突起部４４を形成する代わりに、中間プレ
ート５１の底面側にスペーサー３３の左右一対の押圧用
突起部４４を形成している。

【００４０】こうした構成のタグ移送力調整装置５０に
おいて、調整レバー３５の回動操作により、スペーサー
３３が回動したときに、スペーサー３３がガイドプレー
ト３４の一対のガイド傾斜面４５に乗り上げ、その反作
用が中間プレート５１の表面に作用し、その底面側に位
置する固定状態の押圧用突起部４４が中央プレート３８
における回動軸４２の左右両側部分を均等に押圧するこ
とができる。したがって、スペーサー３３による押圧力
の増加分をペーパープレッシャー１１の左右のプレッシ
ャープレート４０の均等位置に付与することができる。

【００４１】

【発明の効果】以上のように本発明によれば、押圧力調
整機構における調整レバーなどを操作することにより、
ペーパープレッシャーへの押圧力を制御し、タグの厚さ
などによく対処して、その移送力を適切に調整すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施の形態によるタグ移送力調
整装置３０の斜視図である。

【図２】同、分解斜視図である。

【図３】同、ガイドプレート３４の側面図である。

【図４】同、底面図である。

【図５】同、タグ移送力調整装置３０の平面図である。

【図６】同、正面図である。

【図７】同、側面図である。

【図８】同、調整レバー３５を操作してペーパープレッ
シャー１１への押圧力を増加させた状態の側面図であ
る。

【図９】本発明の第２の実施の形態によるタグ移送力調
整装置５０の分解斜視図である。

【図１０】本出願人による出願（特開２０００−２１９
３４０）に開示された従来のタグプリンター１の斜視図
である。

【図１１】同、タグ移送機構５の正面断面図である。

【符号の説明】

１ タグプリンター（図１０） ２ プリンター本体 ３ ホッパー ４ タグ繰出し機構 ５ タグ移送機構 ６ 印字機構 ７ 吸着パッド ８ ゲート壁部 ９ 繰出し駆動用のステッピングモーター １０ 無端の移送ベルト １１ ペーパープレッシャー １２ タイミングベルト １３ 固定ローラー １４ 可動ローラー １５ ストッパー １６ リンク棒 １７ リターンスプリング １８ 長窓 １９ プラテン駆動用のステッピングモーター ２０ プラテンローラー ２１ サーマルヘッド ２２ タイミングベルト ３０ タグプリンター１のタグ移送力調整装置（第１の
実施の形態、図１） ３１ ベースプレート ３１Ａ ベースプレート３１の側面部 ３１Ｂ ベースプレート３１の凹部 ３２ 変形用空間作成プレート ３３ スペーサー ３４ ガイドプレート ３５ 調整レバー ３６ ネジ ３７ ナット ３８ ペーパープレッシャー１１の中央プレート ３９ ペーパープレッシャー１１の左右一対の支持プレ
ート ４０ ペーパープレッシャー１１のプレッシャープレー
ト ４１ 中央プレート３８とベースプレート３１との間の
変形用空間部（図７、図８） ４２ 回動軸 ４３ スペーサー３３の係合片 ４４ スペーサー３３の一対の押圧用突起部 ４５ ガイドプレート３４の一対のガイド傾斜面 ４６ 調整レバー３５の係合孔 ４７ 押圧力調整機構 ５０ タグプリンター１のタグ移送力調整装置（第２の
実施の形態、図９） ５１ 中間プレート ５２ 押圧力調整機構 Ｔ タグ（単葉の糸付きタグ）

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 積層された多数枚のタグを一枚ずつ繰
   り出すとともに、この繰り出したタグを印字機構まで移
   送して印字するタグプリンターのタグ移送力調整装置で
   あって、 前記繰り出したタグを挟んで移送する移送ベルトおよび
   この移送ベルトに所定押圧力で当接するペーパープレッ
   シャーと、 このペーパープレッシャーを前記移送ベルトに対してた
   わませることにより、該ペーパープレッシャーによる前
   記タグへの前記押圧力を調整する押圧力調整機構と、 を設けたことを特徴とするタグプリンターのタグ移送力
   調整装置。
2. 【請求項２】 前記押圧力調整機構は、 前記ペーパープレッシャーを前記移送ベルトに対して所
   定の押圧位置に保持するベースプレートと、 このベースプレートに回動可能に取り付けるとともにそ
   の回動に応じて前記ペーパープレッシャーへの押圧力を
   変化させる調整レバーと、を有することを特徴とする請
   求項１記載のタグプリンターのタグ移送力調整装置。
3. 【請求項３】 前記押圧力調整機構は、 前記ペーパープレッシャーを前記移送ベルトに対して所
   定の押圧位置に保持するベースプレートと、 このベースプレートに回動可能に取り付けた調整レバー
   と、 この調整レバーの回動に応じて前記ペーパープレッシャ
   ーへの押圧力を変化させるスペーサーと、を有すること
   を特徴とする請求項１記載のタグプリンターのタグ移送
   力調整装置。
4. 【請求項４】 前記押圧力調整機構は、 前記調整レバーの回動に応じて、前記ペーパープレッシ
   ャーへの前記押圧力を変化させるためのガイド傾斜面を
   有するガイドプレートを有することを特徴とする請求項
   ２あるいは３記載のタグプリンターのタグ移送力調整装
   置。
5. 【請求項５】 前記ベースプレートと前記ペーパープ
   レッシャーとの間には、 前記調整レバーの回動により前記ペーパープレッシャー
   がたわむことができる変形用空間部を作成可能な変形用
   空間作成プレートを設けたことを特徴とする請求項２あ
   るいは３記載のタグプリンターのタグ移送力調整装置。
6. 【請求項６】 前記スペーサーには、 前記調整レバーによる前記押圧力を前記ペーパープレッ
   シャーに作用する押圧用突起部を形成したことを特徴と
   する請求項３記載のタグプリンターのタグ移送力調整装
   置。
7. 【請求項７】 前記ペーパープレッシャーは、 前記移送ベルトに所定押圧力で当接するプレッシャープ
   レートと、 このプレッシャープレートを支持するとともに前記スペ
   ーサーの前記押圧用突起部が当接する中央プレートと、
   を有することを特徴とする請求項６記載のタグプリンタ
   ーのタグ移送力調整装置。
8. 【請求項８】 前記押圧力調整機構は、 前記調整レバーと前記ペーパープレッシャーとの間に位
   置して前記調整レバーによる前記押圧力を前記ペーパー
   プレッシャーに均等に付与する中間プレートを有するこ
   とを特徴とする請求項２あるいは３記載のタグプリンタ
   ーのタグ移送力調整装置。