JP2003220717A - カラー画像処理装置 - Google Patents

カラー画像処理装置

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JP2003220717A
JP2003220717A JP2002023412A JP2002023412A JP2003220717A JP 2003220717 A JP2003220717 A JP 2003220717A JP 2002023412 A JP2002023412 A JP 2002023412A JP 2002023412 A JP2002023412 A JP 2002023412A JP 2003220717 A JP2003220717 A JP 2003220717A
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Fumihiko Ogasawara
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Shinji Tabata
伸司 田端
Susumu Tsuchiya
進 土屋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カラーインクの印字領域への黒インクの滲みを
極力防止すると共に、黒インクの印字領域とカラーイン
クの印字領域の境界部での画質低下を極力防止すること
のできるような印字情報を生成することのできるカラー
画像処理装置を提供することである。 【解決手段】 上記課題は、入力画像情報に基づいて生
成された印字情報に基づいて黒境界領域及びカラー境界
領域の少なくとも一方を検出する境界領域検出手段(2
1)と、その検出された上記黒境界領域およびカラー境
界領域の少なくとも一方に対する印字情報を所定の変換
規則に従って変換する印字情報変換手段(23)と、黒
インクの印字領域に接するカラーインクの印字領域に用
いられる当該カラーインクに応じて上記印字情報変換手
段(23)にて用いられる変換規則を変える変換規則可
変手段(22)とを有するカラー画像処理装置にて達成
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー画像処理装
置に係り、詳しくは、黒インクと該黒インクより記録紙
への浸透の速い複数のカラーインク(黒インクを除く。
以下同様)とを用いるインクジェット記録に適用される
カラー画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数のノズルから吐出させた黒及び複数
色のインク滴(カラーインク滴)を記録紙(記録媒体)
に着滴させてカラー画像を形成するカラーインクジェッ
ト方式の画像形成装置は、構造が簡単で印字音が小さい
ことから、小型プリンタに適している。しかし、インク
滲みのない高品位な画像を形成するためには、インク吸
収層を設けたコート紙を記録紙として使用する必要があ
る。通常のコピー用紙などの普通紙を記録紙として使用
した場合、異なる色の境界部分でインクの滲みが発生し
易い。
【0003】このような欠点に対して、各インクの用紙
に対する浸透性を高めることにより、各色の印字部分の
境界でのインクの滲みを抑制することが提案されてい
る。しかし、このような方法では、特に黒インクで印字
される線画や文字等のエッジがシャープでなくなる(フ
ェザリング)という現象が発生し得る。
【0004】このため、線画や文字の画像品質を高める
べく、黒インクの記録紙に対する浸透性を低くし、カラ
ーインクの記録紙に対する浸透性を高くする手法が試み
られている。このような手法では、黒インクで印字すべ
き線画や文字の画像品質の低下が防止されると共にカラ
ーインクの印字部分の境界でのインクの滲みを防止する
ことができる。
【0005】しかし、この場合であっても、黒インクの
印字部分とカラーインクの印字部分との境界における黒
インクのカラーインクの印字部分側への滲みについての
問題は依然として残る。
【0006】このような問題を解決するために、例え
ば、特開平6-113155及び特開平10-86503にて提案される
技術がある。
【0007】これらの技術では、黒インクの印字領域に
接するカラーインクの所定印字領域における当該カラー
インクの印字部分を所定の割合で空白部分に変換してい
る。このような変換処理により、カラーインクの印字部
分に接する黒インクの印字部分の面積が実質的に減り、
黒インクのカラーインクの印字領域への滲みが目立たな
くなる。
【0008】また、カラー印字領域に接する黒インクの
所定印字領域における黒インクの印字部分を所定の割合
で一または複数のカラーインクの印字部分に変換してい
る。このような変換処理により、浸透性の良いカラーイ
ンクによって、浸透性の悪い黒インクのカラーインクの
印字領域への滲みが抑制されるようになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、黒インクと
複数のカラーインクとを用いて印字を行なうカラーイン
クジェットプリンタ(カラー画像記録装置)は、近年、
印字動作の高速化及びヘッドの小型化が図られ、黒イン
クが記録紙に着滴するタイミングとカラーインクが記録
紙に着滴するタイミングとの間のインタバールが非常に
短くなっている。
【0010】また、通常カラーインクジェットプリンタ
では、黒、シアン、マゼンタ、イエロの4色のインクが
用いられるが、近年、画質向上のために、更に、ライト
マゼンタ及びライトシアン等のインクを用いるようにし
ている。このように同一色の複数濃度のインクを用いて
画像記録を行なう場合、同一画素に複数のインク滴を打
ち込むことによって階調性は向上するものの、各画素に
打ち込むインク量が増大する可能性がある。
【0011】上記のような事情から、上記特開平6-1131
55及び特開平10-86503で開示される技術では、黒インク
の印字領域とカラーインクの印字領域におけるインクの
滲みによる画質低下を十分防止することができない。
【0012】そこで、本発明の課題は、黒インクと複数
のカラーインクを普通紙に印字して画像記録を行なう際
に、カラーインクの印字領域への黒インクの滲みを極力
防止すると共に、黒インクの印字領域とカラーインクの
印字領域の境界部での画質低下を極力防止することので
きるような印字情報を生成することのできるカラー画像
処理装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記第一の課題を解決す
るため、本発明は、請求項1に記載されるように、黒イ
ンクと該黒インクより記録紙に対する浸透性の良い複数
のカラーインクとを用いるインクジェット記録に適用さ
れるカラー画像処理装置であって、入力画像情報に基づ
いて黒インク及び複数のカラーインクの印字情報を生成
すると共に、その印字情報に基づいてカラーインクの印
字領域に接する黒インクの所定印字領域となる黒境界領
域及び黒インクの印字領域に接するカラーインクの所定
印字領域となるカラー境界領域の少なくとも一方を検出
する境界領域検出手段と、その検出された上記黒境界領
域およびカラー境界領域の少なくとも一方に対する印字
情報を所定の変換規則に従って変換する印字情報変換手
段とを有するカラー画像処理装置において、黒インクの
印字領域に接するカラーインクの印字領域に用いられる
当該カラーインクに応じて上記印字情報変換手段にて用
いられる変換規則を変える変換規則可変手段を有するよ
うに構成される。
【0014】このようなカラー画像処理装置では、黒境
界領域及びカラー境界領域の少なくとも一方に対する印
字情報を変換する変換規則が、黒インクの印字領域に接
するカラーインクの印字領域に用いられるカラーインク
の種類に応じて変えられる。このようにすれば、用いら
れる種類のカラーインクと黒インクとの明度差やカラー
インクの記録紙への単位印字部分毎の着滴量に応じた変
換規則を適用することが可能となり、カラーインクの印
字領域への黒インクの滲みを目立たなくすることがで
き、また、その変換規則に従った変換により得られた印
字情報に基づいて形成されるカラー画像における黒イン
クの印字領域とカラーインクの印字領域との境界部での
劣化を目立たなくすることが可能となる。
【0015】上記黒境界領域に適用される変換規則が、
黒境界領域における黒インクの印字部分を所定の割合で
一または複数のカラーインクの印字部分に変換する規則
である場合、当該黒境界領域での画質劣化を極力目立た
なくすることができるという観点から、本発明は、請求
項2に記載されるように、上記変換規則可変手段は、カ
ラーインクの明度が高いほど上記黒境界領域において上
記一または複数のカラーインクの印字部分の占める割合
が大きくなるようにその変換規則を変えるように構成す
ることができる。
【0016】また、上記カラー境界領域に適用される変
換規則が、当該カラー境界領域におけるカラーインクの
印字部分を所定の割合で空白部分に変換する規則となる
場合、黒インクのカラー境界領域への滲みを極力目立た
なくするとともに、カラー境界領域の画質劣化を極力目
立たなくすることができるという観点から、本発明は、
請求項3に記載されるように、上記変換規則可変手段
は、該カラーインクの明度が高いほど上記カラー境界領
域においてその空白部分の占める割合が大きくなるよう
に変換規則を変えるように構成することができる。
【0017】更に、上記黒境界領域に適用される変換規
則が、黒境界領域における黒インクの印字部分を所定の
割合で一または複数のカラーインクの印字部分に変換す
る規則となる場合、着滴量のより多い単位印字部分にて
構成されるカラーインクの印字領域に対する黒インクの
滲みの影響をよりすくなくすることができるという観点
から、請求項4に記載されるように、上記変換規則変換
手段は、カラーインクの印字領域における各単位印字部
分に用いられるべきカラーインクの液量が多いほど黒境
界領域において上記一または複数のカラーインクの占め
る割合が大きくなるようにその変換規則を変えるように
構成することができる。
【0018】上記カラー境界領域に適用される変換規則
が、当該カラー境界領域におけるカラーインクの印字部
分を所定の割合で空白部分に変換する規則である場合、
着滴量のより多い単位印字部分にて構成されるカラー境
界領域に対する黒インクの滲みを極力目立たなくすると
共に、カラー境界領域の画質劣化を極力目立たなくする
ことができるという観点から、本発明は、請求項5に記
載されるように、上記変換規則可変手段は、該カラーイ
ンクの印字領域における各単位印字部分に用いられるべ
きカラーインクの液量が多いほどカラー境界領域におい
てその空白部分の割合が大きくなるように変換規則を変
えるように構成することができる。
【0019】また、形成されるべき画像の各画素が複数
の副画素を含む構造となる場合、画素単位の処理と同様
の処理にて境界領域を検出することができるという観点
から、請求項6に記載されるように、上記境界領域検出
手段は、副画素単位の印字情報を画素単位の印字情報に
変換する単位変換手段を有し、該単位変換手段にて得ら
れた画素単位の印字情報に基づいて上記黒境界領域及び
カラー境界領域の少なくとも一方を判定するように構成
することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0021】本発明の実施の一形態に係るカラー画像処
理装置は、図1に示すように構成される。
【0022】図1において、このカラー画像処理装置
は、色補正部11、二値化部12、メモリ13、記録制
御部14及び滲み処理部20を有している。色補正部1
1は、例えば、RGB(レッド、グリーン、ブルー)デ
ータとなる画像情報を入力し、その入力画像情報に対し
てガンマ補正等の補正処理を施すと共に、CMYK(シ
アン、マゼンタ、イエロー、黒)データへの色変換処理
及び各種調整処理を行なう。上記RGBデータからCM
YKデータへの色変換処理は、RGBデータからCMY
データへの色変換を行なった後に、黒(K)データの生
成、下色の除去(UCR:アンダーカラーリムーバブル)
等を行なうものであってもよいし、ルックアップテーブ
ルと補間回路を用いてRGBデータを直接CMYKデー
タへの変換を行なうものでもよい。
【0023】二値化部12は、色補正部11からの各色
成分(C、M、Y、K)の画像データ(階調データ)を
所定の閾値を用いて二値化して各色成分のビット値(1
または0)で構成される印字データを生成する。この二
値化部12にて生成された印字データはメモリ13に格
納される。具体的には、図2に示すように、横方向にN
I個(0番目〜NI-1番目)、縦方向にNJ個(0番目〜
J-1番目)配列された各画素(i,j)に対応させて
シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)及び黒
(K)の各色成分に対するビット値Cij、Mij、Yij、
Kijで構成される印字データPij={Cij,Mij,Yi
j,Kij}がメモリ13に格納される。
【0024】上記のように画素単位の印字データPij
(i=0〜NI-1、j=0〜NJ-1)を格納したメモリ1
3が順次横方向に走査される過程で、印字データPijが
滲み処理部20に供給される。この滲み処理部20は、
境界領域検出部21、変換規則決定部22及び変換処理
部23を有している。境界領域検出部21は、メモリ1
3から順次画素単位に供給される印字データに基づいて
黒インク(K)の印字領域とカラーインク(Col:C、
M、Yのいずれか)の印字領域の境界部に属する黒境界
領域とカラー境界領域とを検出する。黒境界領域はカラ
ーインクの印字領域に接する黒インクの所定印字領域
(例えば、カラーインクを着滴させるべき画素からp画
素以内の黒インクを着滴させるべき画素群)であり、カ
ラー境界領域は黒インクの印字領域に接するカラーイン
クの所定印字領域(黒インクを着滴させるべき画素から
q画素以内のカラーインクを着滴させるべき画素群)で
ある。
【0025】上記境界領域検出部21での検出手法とし
ては、特開平6-113155号公報及び特開平10-86503号公報
で開示される検出手法など、公知の検出手法を用いるこ
とができる。
【0026】変換処理部23は、境界領域検出部21に
て検出された黒境界領域及びカラー境界領域の少なくと
も一方に属する画素の印字データを変換規則決定部22
にて決定された変換規則に従って変換する。黒境界領域
に適用される変換規則は、黒境界領域内の黒画素(K)
を所定の割合でカラー(Col)画素に置き換えるための
規則である。このような変換規則に従って黒境界領域の
各画素に対応した印字データを変換することにより、そ
の変換後の印字データに基づいて記録紙に形成されたカ
ラー画像における黒境界領域では、記録紙に対する浸透
性が良好なカラーインクによって、その浸透性の良くな
い黒インクのカラーインクの印字領域への滲みが抑制さ
れることになる。
【0027】また、カラー境界領域に適用される変換規
則は、カラー境界領域内のカラー画素(Col)を所定の
割合で空白画素(記録紙の地色)に置き換えるための規
則である。このような変換規則に従ってカラー境界領域
の各画素に対応した印字データを変換することにより、
その変換後の印字データに基づいて記録紙に形成された
カラー画像におけるカラー境界領域では、隣接する黒イ
ンクの印字領域から当該黒インクが滲み出したとして
も、その黒インクの影響を受けるカラー画素の数を減ら
すことができる。
【0028】なお、上記変換規則決定部22での変換規
則の決定手法については後述する。
【0029】上記のようにして変換処理部23にて得ら
れた変換処理後の画素単位の印字データは、メモリ13
に戻され、上記オリジナルの印字データと異なる領域に
格納される。記録制御部14は、メモリ13から上記変
換処理後の印字データを順次読出し、その印字データを
プリンタユニット100に供給する。
【0030】プリンタユニット100は、バッファ11
0、ヘッド駆動回路120、及び4つのインクヘッド、
即ち、黒インク(K)を吐出する黒インクヘッド10
1、イエロインク(Y)を吐出するイエロインクヘッド
102、マゼンタインク(M)を吐出するマゼンタイン
クヘッド103及びシアンインクを吐出するシアンイン
クヘッド104を有する。上記のように記録制御部14
から供給される印字データはバッファ110に所定量ず
つ格納される。ヘッド駆動回路120は、そのバッファ
110に格納された印字データの色成分のビット値(1
または0)に基づいてその色成分に対応したインクヘッ
ド101、102、103、104のオン/オフ駆動制
御を行う。
【0031】このようにして駆動される各インクヘッド
101、102、103、104から吐出されたインク
滴が記録紙上に画素単位に付着することにより印字デー
タに従ったカラー画像が記録紙に形成される。
【0032】上記変換規則決定部22は、例えば、図3
に示すような各カラーインク(Y、LC、LM、C、
M)に対応した変換規則(間引き率)を示すテーブルを
有しており、このテーブルを参照して、境界領域検出部
21で検出された黒インクの印字領域(黒境界領域)に
隣接するカラーインクの印字領域(カラー境界領域)で
用いられる当該カラーインクに対応した変換規則を上記
変換処理部23が用いるべき変換規則として決定する。
図3に示すテーブルでは、各色のインクに対して間引き
率(変換規則)が対応付けられており、この対応関係で
は、インクの明度が大きくなるほどその間引き率が大き
くなる。間引き率は、前述したように、カラー境界領域
におけるカラー画素を空白画素に置き換える割合を表
す。
【0033】次に、このような決定手法に従って決定さ
れた変換規則に従って変換された印字データに基づいて
形成されるカラー画像の具体例について説明する。
【0034】オリジナルの印字データに基づいて形成さ
れるカラーインクの印字領域と黒インクの印字領域との
境界部を有するカラー画像が図4に示すようになる場
合、各変換規則に従った変換処理により得られた印字デ
ータに基づいて形成されるカラー画像は、第一の例では
図5乃至図7、第二の例では図9乃至図11、第三の例
では図12乃至図14、第四の例では図15乃至図1
7、第五の例では図18乃至図20に示すようになる。
【0035】まず、第一の例では、カラー境界領域(例
えば、黒画素から4画像以内のカラー画素群)における
カラー画素が各インク色に応じて定められた間引き率
(図3参照)に従って空白画素に置き換えられる(間引
かれる)。即ち、カラー境界領域が明度の最も大きいイ
エロ画素(Y)で構成される場合(図5参照)に、その
イエロ画素Y(イエロインクで印字された画素)を空白
画素に置き換える割合が最も大きくなり(「強い」変換
規則に従った処理)、カラー境界領域が明度の最も小さ
いマゼンタ画素M(マゼンタインクで印字された画素)
で構成される場合(図7参照)、そのマゼンタ画素Mを
空白画素に置き換える割合が最も小さくなる(「弱い」変
換規則に従った処理)。そして、その明度がイエロイン
クより小さくマゼンタインクより大きいシアンインクで
印字されたシアン画素Cにより上記カラー境界領域が構
成される場合(図6参照)、そのシアン画素Cが空白画
素に置き換えられる割合は、イエロ画素Yの場合とマゼ
ンタ画素Mの場合の中間的なものとなる。
【0036】黒インクの印字領域とカラーインクの印字
領域における黒インクの滲みは、インクの着滴量が同じ
である場合、カラーインクの明度が大きいほど黒インク
との明度差が大きくなって目立ち易い。また、逆に、カ
ラーインクで印字されるカラー画素の間引きを行なった
場合、その間引きによる画像劣化は、そのカラーインク
の明度が高いほどその明度と下地の記録紙の明度との差
が小さいため目立ち難い。
【0037】このことから、第一の例のように(図5乃
至図7参照)、カラー境界領域を構成する画素を印字す
るためのインクの明度が大きいほど、その間引き率を高
くすること(より「強い」変換規則に従った処理)によ
り、その間引きによる画像劣化が目立たない状態で黒イ
ンクのカラーインクに対する滲みをより目立たなくする
ことができる。また、黒インクの滲みが比較的目立ち難
い明度の低いインク(例えば、マゼンタインク)にて印
字される画素で構成されるカラー境界領域では、その画
素の間引き率が比較的低く設定されるので、黒インクの
カラーインクに対する滲みを目立たない状態にしてその
間引きによる画像劣化を極力抑えることができる。
【0038】従って、黒インクのカラーインクに対する
滲みを極力目立たなくすると共に、カラー境界領域の画
像劣化を極力抑えることができるようになる。
【0039】上記第一の例での処理を、図8を参照し
て、更に具体的に説明する。
【0040】境界検出部21は、メモリ13から順次画
素単位に供給される印字データPijに基づいて、黒イン
ク(K)の印字領域IKと各カラーインク(Y、C、
M)の印字領域IY、IC、IMとの境界部Bに属する黒
境界領域IBK(境界情報BLACKij=“0000 1111”で表さ
れる)とカラー境界領域IBY、IBC、IBM(境界情報CO
LORij=“1111 0000”で表される)を検出する。
【0041】変換規則決定部22は、黒画素から4画素
以内の領域となる、イエローのカラー境界領域IBYに適
用すべき変換規則を表す変換ビット列YTij、 シアンのカラー境界領域IBCに適用すべき変換規則を表
す変換ビット列CTij、 マゼンタのカラー境界領域IBMに提供すべき変換規則を
表す変換ビット列MTij、 を備えている。各変換ビット列におけるビット“0”
は、カラー画素を空白画素に変換することを表す。
【0042】この変換規則決定部22は、境界領域検出
部21にて検出された境界部Bに含まれるカラー境界領
域の当該インク色に対応した変換規則を表す上記変換ビ
ット列を選択する。そして、変換処理部23は、変換規
則決定部22にて選択された変換ビット列YTij、CTij、
MTijと、カラーインクの印字領域IY、IC、IMにおけ
る印字データYij、Cij、Mijとの論理積(&)をとる
ことにより変換後の画素単位の印字データを生成する。
【0043】 Yij=Yij & YTij Cij=Cij & CTij Mij=Mij & MTij そして、その変換処理後の画素単位の印字データがメモ
リ13に戻される。その結果、メモリ13には、黒イン
クの印字領域に隣接する各カラーインクの印字領域
Y、IC、IMの印字データとして上記変換後の印字デ
ータが格納される。
【0044】次に、第二の例(図9乃至図11参照)で
は、カラー境界領域におけるカラー画素の間引き処理を
行なう面積をそのカラー画素の印字を行なうカラーイン
クの明度に応じて変更している。即ち、カラー境界領域
が明度の最も大きいイエロ画素(Y)で構成される場合
(図9参照)に、そのイエロ画素Yの間引き処理を行な
う面積が最も大きくなり(「強い」変換規則に従った処
理)、カラー境界領域が明度の最も小さいマゼンタ画素
Mで構成される場合(図11参照)、そのマゼンタ画素
Mの間引き処理を行なう面積が最も小さくなる(「弱い」
変換規則に従った処理)。そして、その明度がイエロイ
ンクより小さくマゼンタインクより大きいシアンインク
で印字されたシアン画素Cにより上記カラー境界領域が
構成される場合(図10参照)、そのシアン画素Cを間
引く面積は、イエロ画素Yの場合とマゼンタ画素Mの場
合の中間的なものとなる。
【0045】この第二の例では、上記第一の例と同様し
て、黒インクのカラーインクに対する滲みを極力目立た
なくすると共に、カラー境界領域の画像劣化を極力抑え
ることができるようになる。
【0046】更に、第三の例(図12乃至図14参照)
では、黒境界領域(カラー画素から所定画素数以内の黒
画素群)における黒画素を所定のカラーインクで印字さ
れるカラー画素に置き換えられる。この第三の例では、
黒画素がシアンインクCとマゼンタインクの二色のイン
クで印字されるカラー画素CMに置き換えられている。
その黒画素をカラー画素に置き換える割合は、その黒境
界領域が接する印字領域で用いられるカラーインクの明
度に応じて変えられる。即ち、黒境界領域が接する印字
領域において明度の最も大きいイエロインクYが用いら
れる場合(図12参照)、黒境界領域における黒画素を
カラー画素CMに置き換える割合が最も大きくなり
(「強い」変換規則に従った処理)、黒境界領域が接す
る印字領域において明度の最も小さいマゼンタインクM
が用いられる場合(図14参照)、黒境界領域における
黒画素をカラー画素CMに置き換える割合が最も小さく
なる(「弱い」変換規則に従った処理)。そして、黒境
界領域に隣接する印字領域において明度がイエロインク
より小さくマゼンタインクより大きいシアンインクCが
用いられる場合(図13参照)、黒境界領域における黒
画素をカラー画素CMに置き換える割合は、イエロ画素
Yの場合とマゼンタ画素Mの場合の中間的なものとな
る。
【0047】黒境界領域に接する印字領域に用いられる
カラーインクの明度が高い場合、そのカラーインクと黒
インクとの明度差がもともと大きいことから、黒境界領
域における比較的多くの黒画素をカラー画素に置き換え
ても、その画素の置き換えによる境界部での明度変化は
目立ち難い。また、黒境界領域に接する印字領域に用い
られるカラーインクの明度が低い場合、そのカラーイン
クに対する黒インクの滲みは目立ち難い。
【0048】このことから、第三の例のように(図12
乃至図14参照)黒境界領域における黒画素を所定のカ
ラー画素に置き換える割合を、その黒境界領域に隣接す
る印字領域で用いられるカラーインクの明度が大きいほ
ど大きくすることにより、その画素の置き換えによる黒
境界領域と隣接するカラーインクの印字領域との境界部
における明度変化を目立たなくしつつ、浸透性の高いカ
ラーインクによる黒インクの滲み抑制の作用をより有効
に利用することができる。また、黒境界領域に隣接する
印字領域で用いられるカラーインクの明度がより小さい
場合、その黒画素を所定のカラー画素に置き換えられる
割合がより小さくなるので、そのカラーインクの明度が
低い分、黒インクの滲みが目立ち難く、その画素の置き
換えによる明度変化を極力目立たなくすることができ
る。
【0049】従って、黒インクのカラーインクに対する
滲みを極力目立たなくすると共に、その画素の置き換え
による黒境界領域での画質劣化を極力目立たなくするこ
とができる。
【0050】第四の例(図15乃至図17参照)では、
イエロ画素Yで構成されるカラー境界領域に対して上記
第一例と同様の変換処理を適用し、イエロインクY、シ
アンインクY及びマゼンタインクMの各印字領域に隣接
する黒境界領域に対して上記第三の例と同様の変換処理
を適用している。その結果、上記第一及び第三の例で得
られた各効果と同様な効果が得られると共に、黒インク
のイエロインクYに対する滲み抑制の効果がより大きく
なって、プリンタユニット100での印字速度の高速化
及び高解像度化を図ることができるようになる。
【0051】更に、第五の例(図18乃至図20)で
は、第一の例(図5乃至図7参照)と同様に、カラー境
界領域におけるカラー画素が空白画素に置き換えら、第
三の例(図12乃至図14参照)と同様に、黒境界領域
における黒画素が所定のカラー画素(CM)に置き換え
られている。ただし、この第五の例は、上記4色のイン
ク(C、M、Y、K)の他に、シアンインクより濃度の
低いライトシアンインクLC及びマゼンタインクより濃
度の低いライトマゼンタインクLMを用いてカラー印字
を行なう場合の変換処理の一例である。
【0052】マゼンタインクMより明度の高いライトマ
ゼンタインクLMで印字されるライトマゼンタ画素LM
にてカラー境界領域が構成される場合(図18および図
19参照)、マゼンタ画素Mを空白画素に置き換える割
合(間引き率)より(図19参照)ライトシアン画素L
Mを空白画素に置き換える割合(間引き率)のほうが大
きくなるようにしている。これにより、第一の例と同様
の効果が得られる。また、ライトマセンタインクLMの
印字領域に隣接する黒境界領域において黒画素を所定の
カラー画素CMに置き換える割合(図18参照)がマゼ
ンタインクMの印字領域に隣接する黒境界領域において
黒画素を所定のカラー画素CMに置き換える割合(図1
9参照)より大きくなるようにしている。これにより、
第三の例と同様の効果が得られる。
【0053】カラーインクの印字領域の各画素が2つの
副画素にて構成することができる。この場合、1つのカ
ラー画素を4階調表現することができる。例えば、マゼ
ンタインクMのドット(副画素)とライトマゼンタイン
クLMのドット(副画素)を含む各画素(M、LM)に
てカラー境界領域が構成される場合、例えば、図20に
示すような変換処理が行なわれる。マゼンタインクMの
ドットとライトマゼンタインクのドットを含むカラー画
素(M、LM)が呈する明度は、マゼンタインクM単体
の画素が呈する明度より低い。従って、第一の例にて述
べた変換規則の決定手法に従えば、マゼンタ画素Mを空
白画素に置き換える割合(変換率)のほうが、マゼンタイ
ンクMのドット及びライトマゼンタインクLMのドット
を含むカラー画素(M、LM)を空白画素に置き換える
割合(変換率)より大きくなる。また、マゼンタインク
Mの印字領域に接する黒境界領域の黒画素をカラー画素
に置き換える割合もマゼンタインクM及びライトマゼン
タインクLの印字領域に接する黒境界領域の黒画素をカ
ラー画素に置き換える割合より大きくなる。
【0054】しかし、2つのインクドットで構成される
画素に含まれるインク量が多くなり、滲みが発生し易
い。このため、その上記明度に基づいた滲みの抑制よ
り、インク量に基づいた滲みの抑制を優先させることが
できる。即ち、図20に示すように、カラー境界領域に
おいてマゼンタ画素Mを空白画素に置き換える割合よ
り、カラー境界領域においてマゼンタインクMのドット
及びライトマゼンタインクLMのドットを含むカラー画
素(M、LM)を空白画素に置き換える割合を大きくす
る(「強い」変換規則に従った処理)。また、マゼンタイ
ンクMの印字領域に隣接する黒境界領域における黒画素
を所定のカラー画素CMに置き換える割合より、マゼン
タインクM及びライトマゼンタインクLMの印字領域に
隣接する黒境界領域における黒画素を所定のカラー画素
CMに置き換える割合を大きくする(「強い」変換規則
に従った処理)。
【0055】これにより、黒インクのカラーインクに対
する滲みをより抑えることができるようになる。
【0056】上述したようにカラーインクの印字領域の
各画素を2つの副画素にて構成する場合、各画素の印字
データを2ビットで表すことができる。この場合、例え
ば、図21に示すように、2ビットの印字データ(入力
値)「00」、「01」、「10」、「11」のそれぞ
れに対して各画素を印字すべきインク色(印字インク)
を決めることができる。これにより、各画素の各色を4
階調で表現することができ、画質を向上させることがで
きる。
【0057】上記第五の例(図18乃至図20参照)に
示した例では、図21におけるに示す印字データと印
字インクの関係を適用することができる。この第五の例
では、カラーインクの明度に応じて「強い」変換規則に従
った処理と「弱い」変換規則に従った処理とを切換えてい
るだけでなく、各画素のインク量も考慮して上記変換規
則を切換えている。ここで、図18乃至図20を参照す
るに、カラー境界領域にライトマゼンタ画素LMが含ま
れている場合(図18及び図20参照)、インク明度を
基準にしてもまた1画素に含まれるインク量を基準にし
ても、「強い」変換規則が適用される。一方、カラー境
界領域にライトマゼンタ画素LMが含まれない場合(図
19参照)、必ず「弱い」変換規則が適用される。
【0058】このことから、変換規則決定部22は、境
界領域検出部21にて検出されたカラー境界領域を構成
する画素の印字データの下位ビットが「1」であるこ
と、即ち、当該カラー境界領域がライトマゼンタ画素L
Mで構成されることを検出したときに、「強い」変換規則
を選択し、そうでないときに「弱い」変換規則を選択する
ようにすることができる。この場合、変換規則決定部2
2は、図3に示すようなテーブルを用いなくても、変換
処理部23にて用いられるべき変換規則を決定すること
ができる。
【0059】また、図20におけるに示すように、マ
ゼンタインクのみ二度打ちを行なうような場合には画像
入力値の特定位のビットを参照して境界領域の検出が可
能となため、境界検出処理に要する時間を削減し、全体
の処理の高速化を図ることができる。
【0060】更に、カラーインクの印字領域の各画素が
2の副画素にて構成される場合、図21におけるに示
すように、各画素で印字すべきインクを副画素単位の印
字データで表すことができる。即ち、1つの画素にマゼ
ンタインクMを1ドット印字する場合の印字データが
「01」で表され、1つの画素にマゼンタインクMを2
ドット印字する場合の印字データが「11」で表され
る。このような場合、例えば図22に示す回路により、
そのカラーインクの印字領域と黒インクの印字領域の境
界部を容易に検出できるようになる。
【0061】図22において、境界領域検出部21の前
段に多値/二値変換回路24が設けられると共に、その
境界検出部21の後段に境界データ多値化部25が設け
られる。多値/二値変換回路24は、各インク色(K、
C、M、Y)に対応した振分回路241、242、24
3、244を有している。各振分回路241、242、
243、242、243、244は、各画素に対応した
2ビット(多値)単位でシリアルに供給される印字データ
の各ビットを2つの出力端子に振り分ける。各振分回路
241、242、243、244からの2つのビットデ
ータはオア回路245、246、257、248に供給
される。オア回路245、246、257、248から
は、各画素に対応した印字データの各ビットの論理和値
(1ビット)が出力される。その結果、各オア回路24
5〜248からは、各画素に対応した1ビット(各色の
インクを印字するか否かを表す)の印字データが出力さ
れる。
【0062】各色のインクに対応した1ビットの印字デ
ータは、境界領域検出部21に供給される。この境界領
域検出部21は、各画素が1ビットで表現された印字デ
ータに基づいて黒インクの印字領域とカラーインク(例
えば、マゼンタインクM)の印字領域との境界部(黒境
界領域とカラー境界領域を含む)。そして、境界検出部
21にて検出された黒インクの印字領域とカラーインク
の印字領域との境界部を単一ビットの連なりで表す境界
データが境界領域検出部21から境界データ多値化部2
5に供給される。
【0063】境界データ多値化部25は、上記境界部を
単一ビットの連なりで構成される境界データを2ビット
のビット対の連なりで構成される境界データに変換す
る。そして、このビット対の連なりで構成された境界デ
ータが境界データ多値化部25から変換処理部23に提
供される。変換処理部23は、この境界データと黒イン
クの印字データ及びその黒インクの印字領域に隣接する
印字領域に用いられるカラーインクの印字データを用い
て上述したような変換処理を行なう。
【0064】上記のような例では、各インクの画素単位
の印字データが複数のビットで表される場合であって
も、常に各画素1ビットの印字データに基づいて境界領
域検出を行なうことができるので、その境界領域検出に
係る処理が容易になる。
【0065】なお、上記例では、2ビットで表現された
印字データの各ビットの論理和を取ることにより各画素
1ビットの印字データに変換するようにしたが、その2
ビット表現された印字データの下位1ビットを抽出する
ことで各画素1ビットの印字データを生成するようにし
てもよい。更に、多数ビットで表現された印字データを
1ビット表現の印字データに変換することもできる。
【0066】また、なお、上記カラー画像処理装置は、
複写機やファクシミリ装置に適用される場合、プリンタ
ユニット100と一体的に機器本体内に収容される。ま
た、プリンタユニット100が独立したインクジェット
プリンタである場合、上記カラー画像処理装置は、その
インクジェットプリンタ内に収容されるようにしても、
そのインクジェットプリンタを制御するコンピュータ装
置(パーソナルコンピュータ等)に収容されるようにし
てもよい。
【0067】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1乃至6
記載の本願発明によれば、黒境界領域及びカラー境界領
域の少なくとも一方に対する印字情報を変換する変換規
則が、黒インクの印字領域に接するカラーインクの印字
領域に用いられるカラーインクに応じて変えられるの
で、その用いられるカラーインクと黒インクとの明度差
やカラーインクの記録紙への単位印字部分毎の着滴量に
応じた変換規則を適用することが可能となる。その結
果、カラーインクの印字領域への黒インクの滲みを目立
たなくすることができ、また、その変換規則に従った変
換により得られた印字情報に基づいて形成されるカラー
画像における黒インクの印字領域とカラーインクの印字
領域との境界部での劣化を目立たなくすることが可能と
なる。従って、カラーインクの印字領域への黒インクの
滲みを極力防止すると共に、黒インクの印字領域とカラ
ーインクの印字領域の境界部での画質低下を極力防止す
ることのできるような印字情報を生成することのできる
カラー画像処理装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の一形態に係るカラー画像処理
装置の構成例を示すブロック図である。
【図2】 印字データの構成例を示す図である。
【図3】 各色のインクと変換規則(間引き率)との対
応関係を表すテーブルを示す図である。
【図4】 オリジナルの印字データにて形成されるカラ
ー画像の一例を示す図である。
【図5】 イエロインクの印字領域と黒インクの印字領
域との境界部での変換処理例(第一の例)を示す図であ
る。
【図6】 シアンインクの印字領域と黒インクの印字領
域との境界部での変換処理例(第一の例)を示す図であ
る。
【図7】 マゼンタインクの印字領域と黒インクの印字
領域との境界部での変換処理例(第一の例)を示す図で
ある。
【図8】 第一の例における処理の具体例を示すフロー
チャートである。
【図9】 イエロインクの印字領域と黒インクの印字領
域との境界部での変換処理例(第二の例)を示す図であ
る。
【図10】 シアンインクの印字領域と黒インクの印字
領域との境界部での変換処理例(第二の例)を示す図で
ある。
【図11】 マゼンタインクの印字領域と黒インクの印
字領域との境界部での変換処理例(第二の例)を示す図
である。
【図12】 イエロインクの印字領域と黒インクの印字
領域との境界部での変換処理例(第三の例)を示す図で
ある。
【図13】 シアンインクの印字領域と黒インクの印字
領域との境界部での変換処理例(第三の例)を示す図で
ある。
【図14】 マゼンタインクの印字領域と黒インクの印
字領域との境界部での変換処理例(第三の例)を示す図
である。
【図15】 イエロインクの印字領域と黒インクの印字
領域との境界部での変換処理例(第四の例)を示す図であ
る。
【図16】 シアンインクの印字領域と黒インクの印字
領域との境界部での変換処理例(第四の例)を示す図で
ある。
【図17】 マゼンタインクの印字領域と黒インクの印
字領域との境界部での変換処理例(第四の例)を示す図
である。
【図18】 ライトマゼンタインクの印字領域と黒イン
クの印字領域との境界部での変換処理例(第五の例)を
示す図である。
【図19】 マゼンタインクの印字領域と黒インクの印
字領域との境界部での変換処理例(第五の例)を示す図
である。
【図20】 ライトマゼンタインク及びマゼンタインク
の印字領域と黒インクの印字領域との境界部での変換処
理例(第五の例)を示す図である。
【図21】 2ビットに印字データと印字インクとの関
係例を表すテーブルを示す図である。
【図22】 境界領域の検出に係る処理回路の一例を示
す図である。
【符号の説明】
11 色補正部 12 二値化部 13 メモリ 14 記録制御部 20 滲み処理部 21 境界領域検出部 22 変換規則決定部 23 変換処理部 100 プリンタユニット 101 黒インクヘッド 102 イエロインクヘッド 103 マゼンタインクヘッド 104 シアンインクヘッド 110 バッファ 120 ヘッド駆動回路
フロントページの続き (72)発明者 土屋 進 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 Fターム(参考) 2C056 EA05 EA11 EB58 EC25 EE01 EE16 5C077 LL19 MP08 PP33 PP43 PQ08 TT05 5C079 HB03 KA12 LA02 LA06 LA31 LB12 PA03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】黒インクと該黒インクより記録紙に対する
    浸透性の良い複数のカラーインクとを用いるインクジェ
    ット記録に適用されるカラー画像処理装置であって、入
    力画像情報に基づいて黒インク及び複数のカラーインク
    の印字情報を生成すると共に、その印字情報に基づいて
    カラーインクの印字領域に接する黒インクの所定印字領
    域となる黒境界領域及び黒インクの印字領域に接するカ
    ラーインクの所定印字領域となるカラー境界領域の少な
    くとも一方を検出する境界領域検出手段と、その検出さ
    れた上記黒境界領域およびカラー境界領域の少なくとも
    一方に対する印字情報を所定の変換規則に従って変換す
    る印字情報変換手段とを有するカラー画像処理装置にお
    いて、 黒インクの印字領域に接するカラーインクの印字領域に
    用いられる当該カラーインクに応じて上記印字情報変換
    手段にて用いられる変換規則を変える変換規則可変手段
    を有するカラー画像処理装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のカラー画像処理装置におい
    て、 上記黒境界領域に適用される変換規則は、黒境界領域に
    おける黒インクの印字部分を所定の割合で一または複数
    のカラーインクの印字部分に変換する規則であり、 上記変換規則可変手段は、カラーインクの明度が高いほ
    ど上記黒境界領域において上記一または複数のカラーイ
    ンクの印字部分の占める割合が大きくなるようにその変
    換規則を変えるようにしたカラー画像処理装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のカラー画像処理装
    置において、 上記カラー境界領域に適用される変換規則は、当該カラ
    ー境界領域におけるカラーインクの印字部分を所定の割
    合で空白部分に変換する規則であり、 上記変換規則可変手段は、該カラーインクの明度が高い
    ほど上記カラー境界領域においてその空白部分の占める
    割合が大きくなるように変換規則を変えるようにしたカ
    ラー画像処理装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載のカラー画像処理装置におい
    て、 上記黒境界領域に適用される変換規則は、黒境界領域に
    おける黒インクの印字部分を所定の割合で一または複数
    のカラーインクの印字部分に変換する規則であり、 上記変換規則変換手段は、カラーインクの印字領域にお
    ける各単位印字部分に用いられるべきカラーインクの液
    量が多いほど黒境界領域において上記一または複数のカ
    ラーインクの占める割合が大きくなるようにその変換規
    則を変えるようにしたカラー画像処理装置。
  5. 【請求項5】請求項1または4記載のカラー画像処理装
    置において、 上記カラー境界領域に適用される変換規則は、当該カラ
    ー境界領域におけるカラーインクの印字部分を所定の割
    合で空白部分に変換する規則であり、 上記変換規則可変手段は、該カラーインクの印字領域に
    おける各単位印字部分に用いられるべきカラーインクの
    液量が多いほどカラー境界領域においてその空白部分の
    割合が大きくなるように変換規則を変えるようにしたカ
    ラー画像処理装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5いずれか記載のカラー画像
    処理装置において、 形成されるべき画像の各画素が複数の副画素を含む構造
    となり、 上記境界領域検出手段は、副画素単位の印字情報を画素
    単位の印字情報に変換する単位変換手段を有し、 該単位変換手段にて得られた画素単位の印字情報に基づ
    いて上記黒境界領域及びカラー境界領域の少なくとも一
    方を検出するようにしたカラー画像処理装置。
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