JP2003219471A - 携帯電話端末 - Google Patents

携帯電話端末

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JP2003219471A
JP2003219471A JP2002011925A JP2002011925A JP2003219471A JP 2003219471 A JP2003219471 A JP 2003219471A JP 2002011925 A JP2002011925 A JP 2002011925A JP 2002011925 A JP2002011925 A JP 2002011925A JP 2003219471 A JP2003219471 A JP 2003219471A
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communication
voice
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Kazunori Ohashi
一範 大橋
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パケット通信状態及びパケット通信のデータ
送受信中に、パケット通信接続先に対応して着信優先ま
たはパケット通信優先を選択設定できるようにした携帯
電話端末を提供する。 【解決手段】 制御部80により音声信号の送受信によ
る音声通信機能と、データ信号の送受信によるパケット
通信機能とを備えた携帯電話端末10であって、上記制
御部80が、パケット通信接続先に対応して着信優先ま
たはパケット通信優先を選択して設定する機能を備える
ように、携帯電話端末10を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話端末に関
し、特にパケット通信時における着信優先またはパケッ
ト通信優先を選択するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯電話サービスにおいては、携
帯電話本来のサービスである音声通信のための通話サー
ビスに加えて、例えばNTTドコモのiモード(登録商
標)等のデータ通信のためのパケット通信サービスが提
供されている。そして、このパケット通信サービスを利
用して、メールの送受信やインターネット接続によるウ
ェブブラウジング等のデータ送受信を手軽に行なうこと
ができることから、パケット通信サービスが爆発的に普
及してきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した通
話サービスとパケット通信サービスは、同時に利用する
ことができないことから、これらの機能を共存させる必
要がある。このため、現在の携帯電話端末においては、
これらの機能はソフトウェアによって実現されるように
なっており、音声通信の着信優先またはパケット通信優
先を選択して設定することができるようになっている。
【0004】しかしながら、パケット通信優先の設定
は、パケット通信の内容にかかわらず、一括して行なう
ようになっており、パケット通信接続先毎に設定するこ
とはできない。従って、着信優先に設定していても、例
えばメールの自動受信時等のユーザが意図せずに携帯電
話端末がパケット通信状態になっている場合、着信拒否
に成ってしまう。逆に、例えばウェブブラウジング中等
のユーザが中断したくないパケット通信を行なっている
場合でも、着信優先に設定していると、パケット通信が
中断され、音声通信の着信が行なわれてしまう。
【0005】これに対して、例えば特開2001−02
8642号には、着信したデータに対して適切なアプリ
ケーションを起動させるようにした携帯電話端末が開示
されているが、その請求項7において他の処理を実施し
ている際には他の処理を優先させるようになっているこ
とから、パケット通信優先や着信優先を実現するもので
はない。
【0006】本発明は、上記の問題を解決すべくなされ
たものであり、パケット通信状態及びパケット通信のデ
ータ送受信中に、パケット通信接続先に対応して着信優
先またはパケット通信優先を選択設定できるようにした
携帯電話端末の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載の携帯電話端末は、通信サー
ビスオペレータが提供するネットワークサービスに関し
て、位置登録によりネットワークに接続して、制御部に
より音声信号の送受信による音声通信機能と、データ信
号の送受信によるパケット通信機能とを備えた携帯電話
端末であって、上記制御部が、パケット通信接続先に対
応して着信優先またはパケット通信優先を選択して設定
する機能を備えている構成としてある。
【0008】携帯電話端末をこのような構成とすると、
パケット通信接続先毎に、着信優先またはパケット通信
優先を選択して設定することができる。したがって、例
えばメール受信に関して着信優先を選択設定しておけ
ば、メール自動受信によりユーザが意図することなくパ
ケット通信状態になっていたとしても、音声通信の着信
があったときには、制御部が音声通信機能に切換えるこ
とにより、着信拒否となることを防止して、確実に音声
通信の着信を行なうことができる。
【0009】また、例えばウェブブラウジングやチャッ
ト等に関してパケット通信優先を選択設定しておけば、
ユーザがパケット通信によりウェブブラウジングやチャ
ット等を行なっている場合に、音声通信の着信があった
ときには、制御部がパケット通信機能を継続することに
より、音声通信の着信に対して着信拒否となって、ユー
ザはそのままウェブブラウジングやチャット等のパケッ
ト通信を中断することなく続けることができる。
【0010】請求項2記載の携帯電話端末は、上記制御
部が、各パケット通信接続先に関してパケット通信で送
受信されるデータの種類毎に、着信に対する優先度に基
づいて、着信優先またはパケット通信優先を選択して設
定する構成としてある。
【0011】携帯電話端末をこのような構成とすると、
パケット通信で送受信されるデータの種類毎に、着信優
先またはパケット通信優先を選択して設定することがで
きる。したがって、例えばメールのデータに関して着信
優先を選択設定しておけば、メール自動受信によりユー
ザが意図することなくパケット通信状態になっていたと
しても、音声通信の着信があったときには、制御部がそ
のとき送受信中のデータの種類に基づいて音声通信機能
に切換えることにより、着信拒否となることを防止し
て、確実に音声通信の着信を行なうことができる。
【0012】また、例えばウェブブラウジングやチャッ
ト等のデータの種類に関してパケット通信優先を選択設
定しておけば、ユーザがパケット通信によりウェブブラ
ウジングやチャット等を行なっている場合に、音声通信
の着信があったときには、制御部がそのとき送受信中の
データの種類に基づいてパケット通信機能を継続するこ
とにより、音声通信の着信に対して着信拒否となって、
ユーザはそのままウェブブラウジングやチャット等のパ
ケット通信を中断することなく続けることができる。
【0013】請求項3記載の携帯電話端末は、上記制御
部が、パケット通信状態にてデータ送受信中に着信があ
ったとき、上記データの種類毎に、パケット通信を継続
するパケット通信優先,音声通信に切換える着信優先そ
してデータ送受信終了後に音声通信に切換える通信後着
信のいずれかを選択して設定する構成としてある。
【0014】携帯電話端末をこのような構成とすると、
パケット通信のデータ送受信中について、データの種類
毎に、パケット通信優先,着信優先または通信後着信の
いずれかを選択して設定することができる。したがっ
て、例えばメール受信の場合には、通信時間が比較的短
いことから、メールのデータに関して通信後着信の選択
設定をしておけば、制御部は、メール受信の終了後に、
着信機能に切換えることにより、音声通信の着信を行な
うことができる。
【0015】請求項4記載の携帯電話端末は、上記制御
部が、パケット通信状態にてデータ非送受信の待機中に
着信があったとき、直前に送受信したデータの種類毎
に、パケット通信を継続するパケット通信優先および音
声通信に切換える着信優先のいずれかを選択して設定す
る構成としてある。
【0016】携帯電話端末をこのような構成とすると、
パケット通信の待機中について、直前に送受信したデー
タの種類毎に、パケット通信優先,着信優先または通信
後着信のいずれかを選択して設定することができる。し
たがって、例えばチャットの場合には、データ送受信を
行なわない時間が比較的長いことから、チャットのデー
タに関してパケット通信優先の選択設定をしておけば、
制御部は、チャット中は、データ非送受信であっても、
パケット通信機能をそのまま継続することにより、ユー
ザは、音声通信の着信を拒否して、チャットを継続して
行なうことができる。
【0017】請求項5記載の携帯電話端末は、上記制御
部が、音声通信状態にて着信があったとき、音声通信の
ために起動されるアプリケーション毎に、音声通信着信
に切換える音声通信の着信優先とパケット通信に切換え
るパケット通信の着信優先の少なくとも一方を選択して
設定する構成としてある。
【0018】携帯電話端末をこのような構成とすると、
音声通信状態において、着信があったとき、音声通信着
信またはパケット通信着信のそれぞれに関して音声通信
着信優先またはパケット通信着信優先の少なくとも一方
を選択して設定することができる。したがって、これら
の音声通信着信優先,パケット通信着信優先の選択設定
により、現在の音声通信状態の継続,音声通信着信優
先,パケット通信着信優先または音声通信・パケット通
信着信優先の四通りの選択設定を行なうことができる。
【0019】請求項6記載の携帯電話端末は、上記制御
部が、パケット通信優先および着信優先の選択設定に関
して、一般ユーザの使用に即した初期値に設定されてい
る構成としてある。
【0020】携帯電話端末をこのような構成とすると、
不慣れなユーザが携帯電話端末を使用する場合でも、パ
ケット通信優先及び着信優先が初期値で選択設定されて
いることにより、これらのパケット通信優先及び着信優
先の機能をなんら意識することなく、利用することがで
きる。
【0021】このようにして、本発明による携帯電話端
末によれば、パケット通信接続先に対応して、着信優先
またはパケット通信優先を選択設定しておくことによ
り、例えばメール送受信の際には着信優先に設定してお
き、ウェブブラウジングやチャットの際にはパケット通
信優先に設定しておくことができる。したがって、パケ
ット通信で送受信するデータの種類毎に、着信優先また
はパケット通信優先の選択設定を行なうことにより、デ
ータの種類に適した優先機能を実現することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。まず、本発明の携帯電話
端末の一実施形態について、図1を参照して説明する。
図1は、本実施形態による携帯電話端末の構成を示すブ
ロック図である。
【0023】図1に示すように、携帯電話端末10は、
キー操作部20,マイク30,スピーカ40,ディスプ
レイ50,送受信部60,アンテナ70および制御部8
0から構成されている。
【0024】上記キー操作部20は、複数個の操作キー
(図示せず)から構成されており、使用者が手指にてい
ずれか一つまたは複数個のキーを操作することにより、
所定の操作、例えば発呼操作やデータ入力操作等を行な
うことができるようになっている。
【0025】上記マイク30は、使用者の音声を入力し
て、音声信号に変換するものであり、送話部として機能
するようになっている。上記スピーカ40は、音声信号
を音声に変換して出力するものであり、受話部として機
能するようになっている。
【0026】上記ディスプレイ50は、例えば液晶ドッ
トマトリックス式ディスプレイとして構成されており、
各種表示を行なうようになっている。
【0027】上記送受信部60は、アンテナ70を介し
て、通信サービスオペレータ90が提供する携帯電話サ
ービスのネットワークに接続して、音声信号やデータ信
号の送受信を行なうことにより、音声通信またはパケッ
ト通信を行なうものである。
【0028】上記制御部80は、従来の携帯電話端末に
おける制御部と同様にして、上述したキー操作部20,
マイク30,スピーカ40,ディスプレイ50および送
受信部60を駆動制御することにより、通信サービスオ
ペレータ90が提供する携帯電話サービスのネットワー
クを利用して、位置登録や発信および受信、そして音声
通信およびパケット通信を行なうようになっている。
【0029】さらに、上記制御部80は、ソフトウェア
による音声通信機能及びパケット通信機能を備えている
と共に、前もって設定された着信優先またはパケット通
信優先の選択設定により、これらの音声通信機能及びパ
ケット通信機能を適宜に切換える機能を備えている。こ
こで、上記制御部80は、本発明に基づいて、音声通信
機能及びパケット通信機能に関して、送受信するデータ
の種類毎に、着信優先またはパケット通信優先を選択し
て設定することができるようになっている。
【0030】すなわち、上記制御部80は、図2に示す
ように、パケット通信状態のデータ送受信中について、
パケット通信接続先に関してパケット通信で送受信され
るデータの種類毎に、すなわちデータA,B,C,・・
・毎に、それぞれ着信優先,パケット通信優先あるいは
通信後着信を選択して設定するようになっている。
【0031】また、上記制御部80は、図3に示すよう
に、パケット通信状態のデータ送受信を行なわない待機
中について、パケット通信接続先に関してパケット通信
で直前に送受信されたデータの種類毎に、すなわちデー
タA,B,C,・・・毎に、それぞれ着信優先またはパ
ケット通信優先を選択して設定するようになっている。
【0032】さらに、上記制御部80は、図4に示すよ
うに、音声通信状態について、音声通信のための起動さ
れるアプリケーション毎に、すなわちアプリケーション
a,b,c,・・・毎に、それぞれ音声通信着信優先ま
たはパケット通信着信優先の少なくとも一方を選択して
設定するようになっている。
【0033】ここで、上述した各選択設定は、制御部8
0で動作するソフトウェアによって、例えばディスプレ
イ50に表示されるチェックボックスをキー操作部20
の適宜のキー操作によって選択し決定することにより、
行なわれるようになっている。さらに、上述した着信優
先,パケット通信優先または通信後着信、あるいは音声
通信着信優先またはパケット通信着信優先の選択設定に
関して、一般ユーザの使用に即した初期値に設定されて
いる。
【0034】次に、本実施形態の携帯電話端末10の動
作について、図5〜図7を参照して説明する。携帯電話
端末10は、図5に示すパケット通信状態のデータ送受
信中の動作,図6に示すパケット通信状態の待機中の動
作および図7に示す音声通信状態の動作の各ステップで
利用される。
【0035】まず、パケット通信状態のデータ送受信中
の動作について、図5を参照して説明する。図5は、パ
ケット通信状態でのメールの自動受信中の音声通信着信
時の動作例を示している。図5において、ステップA1
にて、携帯電話端末10が例えばメール自動受信のため
にパケット通信状態に切換えられると共に、メール送受
信用のアプリケーションが起動され、ステップA2に
て、メール自動受信が行なわれる。ここで、ステップA
3で示すように、メール受信中に音声通信の着信がある
と、制御部80は、ステップA4にて、そのときに送受
信されているデータの種類A(メールのデータ)に対応
して、前もって設定されている通信後着信を実行する。
【0036】そして、ステップA5にて、メール受信が
終了すると、制御部80は、ステップA6にて、音声通
信状態に切換えて、ステップA7にて、音声通信の着信
を実行する。これにより、パケット通信状態にてデータ
送受信中であっても、通信後着信の選択設定に基づい
て、データ送受信後に、音声通信の着信が行なわれ、着
信拒否が防止され得ることになる。
【0037】以上で、パケット通信状態のデータ送受信
中の動作が終了する。これに対して、データの種類Aに
対して、着信優先が選択設定されている場合には、制御
部80は、ステップA4にて、メール受信を中断し、着
信優先を実行して、パケット通信状態から音声通信状態
に切換えて、音声通信の着信を行なう。この場合、音声
通信の通話相手を待たせることなく、即時に着信を行な
うことができる。尚、受信を中断したメールは、送信側
で受信エラーとして保存処理されることにより、再度受
信可能である。
【0038】次に、パケット通信状態の待機中の動作に
ついて、図6を参照して説明する。図6は、パケット通
信状態でのチャット中の音声通信着信時の動作例を示し
ている。図6において、ステップB1にて、携帯電話端
末10が例えばチャットのためにパケット通信状態に切
換えられると共に、チャット用のアプリケーションが起
動され、ステップB2にて、チャットが行なわれる。こ
こで、ステップB3で示すように、チャット中のデータ
送受信が行なわれない待機中に音声通信の着信がある
と、制御部80は、ステップB4にて、直前に送受信さ
れたデータの種類B(チャットのデータ)に対応して、
前もって設定されているパケット通信優先を実行する。
【0039】これにより、制御部80は、ステップB5
にて、音声通信の着信拒否を行なうと共に、ステップB
6にて、パケット通信機能を継続して、引き続きチャッ
トを実行する。従って、パケット通信状態にて待機中で
あっても、パケット通信優先の選択設定に基づいて、パ
ケット通信状態が継続されると共に、音声通信の着信拒
否が行なわれることになる。
【0040】以上で、パケット通信状態のデータ送受信
中の動作が終了する。ユーザが携帯電話端末10により
途中で中断したくないウェブブラウジングを行なってい
る場合にも、ウェブブラウジングにて送受信したデータ
の種類に対応して、パケット通信優先に選択設定してお
けば、同様にして、音声通信の着信拒否を行なって、パ
ケット通信によるウェブブラウジングを引き続いて行な
うことができる。
【0041】次に、音声通信状態の動作について、図7
を参照して説明する。図7は、音声通信状態でのメール
着信時の動作例を示している。図7において、ステップ
C1にて、携帯電話端末10が音声通信状態に切換えら
れると共に、音声通信用のアプリケーションが起動さ
れ、ステップC2にて、音声通信が行なわれる。ここ
で、ステップC3で示すように、音声通信中にパケット
通信としてのメール着信があると、制御部80は、ステ
ップC4にて、そのときに起動されている音声通信用の
アプリケーションに対応して、前もって設定されている
パケット通信着信優先を実行する。
【0042】これにより、制御部80は、ステップC5
にて、音声通信を中止して、音声通信状態からパケット
通信状態に切換えると共に、ステップC6にて、パケッ
ト通信機能により、メール受信を実行する。従って、音
声通信状態であっても、パケット通信着信優先の選択設
定に基づいて、パケット通信状態に切換えられて、即時
にメール受信が行なわれ得る。
【0043】以上で、音声通信状態の動作が終了する。
さらに、この場合、メール受信後に、制御部80が、再
び音声通信状態に切換えて、直前の音声通信の通信先に
対して発呼して、音声通信を再開するようにしてもよ
い。
【0044】尚、音声通信状態における音声通信着信優
先が選択設定されている場合には、音声通信状態にて音
声通信を行なっているときに、音声通信の着信がある
と、いわゆるキャッチホン(登録商標)等の割り込み通
話と同様の機能を実現することができる。また、上記音
声通信着信優先及びパケット通信着信優先は、同時に選
択設定することも可能である。
【0045】このようにして、本発明実施形態による携
帯電話端末10によれば、パケット通信状態にて、デー
タ送受信中または待機中について、そのとき送受信中ま
たは直前に送受信されたデータの種類に対応して、それ
ぞれ着信優先,パケット通信優先あるいは通信後着信の
選択設定を行なうことができ、また音声通信状態にて、
音声通信の着信優先,パケット通信の着信優先の少なく
とも一方の選択設定を行なうことができるので、パケッ
ト通信で送受信されるデータの種類に対応して、それぞ
れ適宜に着信優先またはパケット通信優先を選択設定す
ることができる。
【0046】上述した実施形態においては、パケット通
信の例として、メール送受信,チャット及びウェブブラ
ウジングの場合について説明したが、これに限らず、例
えば次世代携帯電話端末で実現される音楽や動画のスト
リーミング再生等の各種パケット通信についても同様
に、着信優先,パケット通信優先の選択設定を行なうこ
とも可能である。
【0047】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、パケッ
ト通信接続先毎に、着信優先またはパケット通信優先を
選択して設定することができる。したがって、例えばメ
ール受信に関して着信優先を選択設定しておけば、メー
ル自動受信によりユーザが意図することなくパケット通
信状態になっていたとしても、音声通信の着信があった
ときには、制御部が音声通信機能に切換えることによ
り、着信拒否となることを防止して、確実に音声通信の
着信を行なうことができる。
【0048】また、例えばウェブブラウジングやチャッ
ト等に関してパケット通信優先を選択設定しておけば、
ユーザがパケット通信によりウェブブラウジングやチャ
ット等を行なっている場合に、音声通信の着信があった
ときには、制御部がパケット通信機能を継続することに
より、音声通信の着信に対して着信拒否となって、ユー
ザはそのままウェブブラウジングやチャット等のパケッ
ト通信を中断することなく続けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による携帯電話端末の一実施形態の構成
を示すブロック図である。
【図2】図1の携帯電話端末におけるパケット通信状態
でのデータ送受信中についての優先選択設定例を示す図
である。
【図3】図1の携帯電話端末におけるパケット通信状態
での待機中についての優先選択設定例を示す図である。
【図4】図1の携帯電話端末における音声通信状態につ
いての優先選択設定例を示す図である。
【図5】図1の携帯電話端末におけるパケット通信状態
でのデータ送受信中の動作例を示すフローチャートであ
る。
【図6】図1の携帯電話端末におけるパケット通信状態
での待機中の動作例を示すフローチャートである。
【図7】図1の携帯電話端末における音声通信状態での
動作例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 携帯電話端末 20 キー操作部 30 マイク 40 スピーカ 50 ディスプレイ 60 送受信部 70 アンテナ 80 制御部 90 通信サービスオペレータ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信サービスオペレータが提供するネッ
    トワークサービスに関して、位置登録によりネットワー
    クに接続して、制御部により音声信号の送受信による音
    声通信機能と、データ信号の送受信によるパケット通信
    機能とを備えた携帯電話端末であって、 上記制御部が、パケット通信接続先に対応して着信優先
    またはパケット通信優先を選択して設定する機能を備え
    ていることを特徴とする携帯電話端末。
  2. 【請求項2】 上記制御部が、各パケット通信接続先に
    関してパケット通信で送受信されるデータの種類毎に、
    着信に対する優先度に基づいて、着信優先またはパケッ
    ト通信優先を選択して設定することを特徴とする請求項
    1に記載の携帯電話端末。
  3. 【請求項3】 上記制御部が、パケット通信状態にてデ
    ータ送受信中に着信があったとき、上記データの種類毎
    に、パケット通信を継続するパケット通信優先,音声通
    信に切換える着信優先そしてデータ送受信終了後に音声
    通信に切換える通信後着信のいずれかを選択して設定す
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の携帯電話
    端末。
  4. 【請求項4】 上記制御部が、パケット通信状態にてデ
    ータ非送受信の待機中に着信があったとき、直前に送受
    信したデータの種類毎に、パケット通信を継続するパケ
    ット通信優先および音声通信に切換える着信優先のいず
    れかを選択して設定することを特徴とする請求項1〜3
    のいずれかに記載の携帯電話端末。
  5. 【請求項5】 上記制御部が、音声通信状態にて着信が
    あったとき、音声通信のために起動されるアプリケーシ
    ョン毎に、音声通信着信に切換える音声通信の着信優先
    とパケット通信に切換えるパケット通信の着信優先の少
    なくとも一方を選択して設定することを特徴とする請求
    項1または2に記載の携帯電話端末。
  6. 【請求項6】 上記制御部が、パケット通信優先および
    着信優先の選択設定に関して、一般ユーザの使用に即し
    た初期値に設定されていることを特徴とする、請求項1
    〜5の何れかに記載の携帯電話端末。
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