JP2003219262A - デジタルカメラ装置及び画像処理方法 - Google Patents

デジタルカメラ装置及び画像処理方法

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JP2003219262A
JP2003219262A JP2002009196A JP2002009196A JP2003219262A JP 2003219262 A JP2003219262 A JP 2003219262A JP 2002009196 A JP2002009196 A JP 2002009196A JP 2002009196 A JP2002009196 A JP 2002009196A JP 2003219262 A JP2003219262 A JP 2003219262A
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JP
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image
subject
digital camera
morphing
camera device
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JP2002009196A
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English (en)
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Takaharu Kitada
隆治 北田
Koji Ashizaki
浩二 芦崎
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モーフィング機能を容易に享受し得るように
するとともに、アプリケーションの拡大を図って、デジ
タルカメラ装置の娯楽性を高める。 【解決手段】 被写体を撮影し、被写体画像を生成する
撮像手段2と、この撮像手段2によって撮影しようとす
る被写体が表示される表示手段5と、少なくとも被写体
画像を含む複数の異なる画像を原画像として、原画像間
の形状変化を補間する複数の補間画像を生成し、これら
原画像と補間画像とを含む一連の画像列を生成するモー
フィング処理を行う画像制御手段3とを備える。表示手
段5には、被写体とともに、撮影の際の被写体の表示上
の大きさや特徴点の位置を合わせる目安となるマーキン
グ17が表示され、モーフィング処理の原画像となる被
写体画像が、マーキング17に合わせた状態で撮像手段
2により撮影されて生成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルカメラ装
置及び画像処理方法に関し、特に撮影機能以外の新たな
機能が付加されたデジタルカメラ装置及びこのデジタル
カメラ装置における画像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ある画像が別の画像へと変化
する際に、これらの画像間の空白を埋める補間画像を生
成し、これら各画像で構成される画像列によって、画像
が徐々に変化するように見せる技術として、モーフィン
グ技術が知られている。このような技術によって、一つ
の画像を別な画像に数秒かけて変化させた場合、これら
画像間の変化の信号が動画像として保存される。この動
画像として保存される信号は、ホログラフィックステレ
オグラムを作製する際の視差画像列に非常に適してい
る。
【0003】このホログラフィックステレオグラムは、
通常、被写体を異なる観察点から順次撮影することによ
り得られた多数の画像を原画とするものであり、これら
を1枚のホログラム用記録媒体に短冊状又はドット状の
要素ホログラムとして順次記録することにより作製され
る。
【0004】例えば、横方向のみに視差情報を持つホロ
グラフィックステレオグラムでは、図25に示すよう
に、被写体100を横方向の異なる観察点から順次撮影
することにより得られた複数の原画101a〜101e
が、短冊状の要素ホログラムとしてホログラム用記録媒
体102に順次記録される。
【0005】このホログラフィックステレオグラムで
は、横方向の異なる観察点から順次撮影することにより
得られた画像情報が、短冊状の要素ホログラムとして横
方向に順次記録されているので、このホログラフィック
ステレオグラムを観察者が両目で見たとき、その左右の
目にそれぞれ写る2次元画像は若干異なるものとなる。
これにより、観察者は視差を感じることとなり、3次元
画像が再生されることとなる。
【0006】このようなモーフィング技術、及びこのモ
ーフィング技術によって作製された画像列を使用したホ
ログラフィックステレオグラムに関しては、本件出願人
が先に出願した特願平10−3481号に記載されてい
るとともに、特開平8−107558号公報、特開20
01−175881号公報、米国特許第6268846
号公報及び米国特許第6229904号公報に記載され
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、被写
体像を銀塩フィルムの代わりに半導体記憶素子に記録す
るデジタルカメラ装置が急速に普及しつつある。デジタ
ルカメラ装置は通常液晶モニタを持ち、撮影した画像を
その場ですぐ見ることができるという利点がある。ま
た、画像をデジタル的に処理するためのパーソナルコン
ピュータ等、他の電子機器との親和性にも優れていると
いう特徴がある。
【0008】このデジタルカメラ装置で撮影された画像
を原画像として、上述したモーフィング処理を行うこと
もできる。しかしながら、モーフィング処理を実行する
には、特殊な画像処理を行うことができる装置を用いる
必要があり、一般のユーザがデジタルカメラ装置で撮影
した画像を利用してモーフィング処理を行うことは困難
であった。
【0009】一方、デジタルカメラ装置においては、撮
影に関する機能だけではなく、撮影した画像を利用して
デジタルカメラ装置自体の娯楽性を高めるような機能が
付加されることが待望されている。
【0010】そこで、本発明はこのような点に鑑みてな
されたものであり、一般のユーザでもモーフィング機能
を容易に享受し得る一方、アプリケーションの拡大を図
って娯楽性を向上させたデジタルカメラ装置及びこのデ
ジタルカメラ装置における画像処理方法を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
本発明に係るデジタルカメラ装置は、被写体を撮影し、
被写体画像を生成する撮像手段と、この撮像手段によっ
て撮影しようとする被写体が表示される表示手段と、少
なくとも被写体画像を含む複数の異なる画像を原画像と
して、原画像間の形状変化を補間する複数の補間画像を
生成し、これら原画像と補間画像とを含む一連の画像列
を生成するモーフィング処理を行う画像制御手段とを備
える。
【0012】そして、このような本発明に係るデジタル
カメラ装置は、表示手段に、被写体とともに、撮影の際
の上記被写体の表示上の大きさや特徴点の位置を合わせ
る目安となるマーキングが表示される。本発明に係るデ
ジタルカメラ装置においては、モーフィング処理の原画
像となる被写体画像は、被写体をマーキングに合わせた
状態で撮像手段により撮影されて生成される。
【0013】上述した本発明に係るデジタルカメラ装置
は、撮影機能の他に撮影した被写体画像を利用してモー
フィング処理を行う機能を有する。このような本発明に
係るデジタルカメラ装置によれば、一般のユーザでもモ
ーフィング機能を容易に享受し得るようになるととも
に、アプリケーションの拡大を図ることで装置自体の娯
楽性が高められる。
【0014】また、上述した本発明に係るデジタルカメ
ラ装置は、被写体を上述したマーキングに合わせること
により、撮影時の被写体の表示上の大きさや特徴点の位
置等を揃えた複数の被写体画像を簡易に撮影して生成可
能とする。このため、本発明に係るデジタルカメラ装置
によれば、このように生成された被写体画像が、モーフ
ィング処理の際の原画像として使用されるため、モーフ
ィング処理時における特徴点の検出が容易となり、検出
精度の向上や検出処理の高速化等が達成される。
【0015】上述した目的を達成する本発明に係る画像
処理方法は、撮像手段によって被写体を撮影してデジタ
ル形式の画像を生成するデジタルカメラ装置において、
撮像手段にて撮影しようとする被写体を表示手段に表示
する表示工程と、被写体を撮像手段によって撮影する撮
影工程と、撮影工程にて撮影されて生成された被写体画
像を含む複数の異なる画像を原画像として、上記原画像
間の形状変化を補間する複数の補間画像を生成し、上記
原画像と上記補間画像とを含む一連の画像列を生成する
モーフィング処理を行うモーフィング工程とを備える。
【0016】そして、このような本発明に係る画像処理
方法では、上記表示工程において、被写体とともに、撮
影の際の被写体の表示上の大きさや特徴点の位置を合わ
せる目安となるマーキングが表示手段に表示され、撮影
工程において、被写体が、マーキングに合わせた状態で
撮像手段によって撮影される。
【0017】上述した本発明に係る画像処理方法によれ
ば、デジタルカメラ装置においてモーフィング機能を一
般のユーザでも容易に享受し得るようにされるととも
に、アプリケーションの拡大を図ることでデジタルカメ
ラ装置自体の娯楽性が高められる。
【0018】また、本発明に係る画像処理方法によれ
ば、マーキングに合わせて撮影時の表示上の大きさや特
徴点の位置等を揃えた被写体画像が、モーフィング処理
の原画像の一つとして使用されるため、モーフィング処
理時における特徴点の検出が容易となり、検出精度の向
上や検出処理の高速化等が達成される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るデジタルカメ
ラ装置及び画像処理方法の具体的な実施の形態につい
て、図面を参照しながら詳細に説明する。本実施の形態
に係るデジタルカメラ装置は、撮影した画像を利用し
て、この画像を含む複数の画像間における形状変化を補
間する補間画像を生成するモーフィング処理機能を有す
るものである。そこで、まずこのモーフィング処理につ
いて説明する。
【0020】モーフィング(morphing)は、あ
る画像が別の画像へと変化する際に、これらの画像間の
空白を埋めることによって、画像が徐々に変化するよう
に見せる技術である。すなわち、モーフィングは、例え
ば、図1(a)に示すように、六角形を表す画像が三角
形を表す画像に変化する場合において、同図(b)に示
すように、六角形と三角形との間の形状を補間して、形
状の変化が少しずつ進行するように見せるものである。
【0021】つぎに、モーフィング技術のより具体的な
説明として、カメラ等により撮影して得られた2枚のラ
スタ画像に対するモーフィング技術について説明する。
【0022】2枚のラスタ画像に対するモーフィング処
理は、2枚の画像を、要素となる複数の領域に分割して
行われる。このモーフィング処理においては、ワープ
(warping)と呼ばれる、対応する領域間での幾
何形状変換と、ディゾルブ(dissolve)と呼ば
れる、重み付け加算による画像の演算とを行うことで、
複数の画像が融合したように見える中間の画像を生成す
ることができる。
【0023】この例として、2枚の画像からのモーフィ
ング処理について、図2乃至図5を用いて説明する。
【0024】モーフィング処理は、例えば、図2(a)
及び(b)に示すような2枚の画像を対象として行う。
まず、モーフィング処理においては、この対象となる2
枚の画像の間で、対応する特徴点を与え、この特徴点を
モーフィング処理における幾何形状変換や重み付け加算
等の変化の起点及び終点とする。この特徴点のデータの
表示方法としては、コントロール線(制御線)と呼ばれ
る特徴点を線分で結ぶ方法、特徴点を結んで生成される
三角形や四角形等の多角形からなる領域として示す方法
等がある。
【0025】また、対象となる画像からの特徴点の抽出
方法としては、使用者が画像を見ながら指示する方法、
予め固定されたコントロール線や領域を用意しておく方
法、対象となる画像に画像処理を行って特徴点を抽出す
る方法等がある。画像処理を行って特徴点を抽出する方
法の例としては、対象となる画像に微分処理や輪郭抽出
処理、テンプレートとの相関処理、ハフ変換処理、重心
計算処理等の画像処理を組み合わせることがある。さら
に、対象画像が人間の顔面であるといった限定を与える
ことにより、眉、目、鼻、口、耳、髪型、顔型等を基本
要素として、特徴点を抽出することができる。
【0026】図2に示した2枚の画像の特徴点のデータ
を、多角形からなる領域として表示した例として、図3
を示す。特徴点は、図3(b)及び(d)に示すよう
に、例えば三角形からなる複数の領域として表示される
とともに、同図(a)及び(c)に示すように、目や口
等の画像における特徴を表す点を抽出したものになって
いる。
【0027】そして、モーフィング処理においては、図
3に示すような2枚の画像のそれぞれに与えられた対応
する特徴点を、起点及び終点として、幾何形状変換と画
像データの重み付け加算を行うことで、2枚の画像の中
間となる画像が得られる。このとき、2枚の画像の起点
と終点の状態を、変化率における0状態と1状態とし
て、この変化率を幾何形状変換と画像データの重み付け
加算における重み付けとすることで、2枚の画像の混合
比率を与えることができる。
【0028】すなわち、モーフィング処理においては、
例えば、図4に示すように、三角形の頂点となっている
特徴点について、図4(a)及び(c)に示す2枚の画
像間での移動ベクトルに変化率を掛けることによって、
幾何形状変換への重み付けを行い、中間の画像を得るこ
とができる。また同様に、モーフィング処理において
は、同図(a)及び(c)に示す2枚の画像間での画像
データの重み付け加算を行うことによって、同図(b)
に示す変化率0.5の画像を得ることができる。
【0029】このように、モーフィング処理において
は、2枚の画像の中間画像を生成することができる。
【0030】また、モーフィング処理においては、変化
率を変化させることによって、複数の変化率を有する画
像列を得ることができる。例えば、図5に示すように、
2枚の平面画像である原画像Aと原画像Bとのモーフィ
ング処理において、変化率を0乃至1の間で変化させる
ことによって、複数枚の画像からなる画像列Pを生成す
ることができる。ここで、画像P1及びP2は、それぞ
れ変化率が0の場合と1の場合とに等しく、原画像A及
びBと同一のものであるとする。この画像列Pの諸画像
を、例えば、後述するホログラフィックステレオグラム
を作成する要領で、記録媒体に記録することにより、見
る方向によってモーフィングが変化する平面画像を観察
することができ、この平面画像は、例えば、左から観察
すると、原画像Aが観察され、右へ移動していくにつれ
形状が変化していき、右から観察すると、原画像Bが観
察される。
【0031】このようにして、モーフィング処理におい
ては、2枚の画像から複数の中間画像からなる画像列を
生成することができる。
【0032】つぎに、3次元像の場合のモーフィング処
理について、図6乃至図8を参照して説明する。この場
合のモーフィング処理については、視差画像列である原
画像列を構成する原画像の数と、処理結果となる画像の
数とに応じて、3種類の処理方法が考えられる。
【0033】まず、図6に示すように、原画像列が2組
ある場合について説明する。これらの原画像列A及びB
は、3次元像を再現するためのもととなる視差画像列で
あり、水平視差又は垂直視差を与えるものである。この
場合は、2組の原画像列A及びBの、対応する画像毎に
変化率を変化させながらモーフィング処理を行うことに
より、モーフィング処理を加えられた視差画像列Pが生
成される。例えば、n枚の視差画像A1,A2,・・
・,An、B1,B2,・・・,Bnからなる2組の原
画像列A及びBの各視差画像1対毎に、0乃至1のいず
れかの変化率を順次割り当てて、n枚の視差画像列Pを
生成する。そして、この視差画像列Pをもとに3次元像
を再現することにより、例えば、左から観察すると原画
像列Aから再現される3次元像が観察され、右から観察
すと原画像列Bから再現される3次元像が観察されるよ
うに、観察する方向によってモーフィングが変化する3
次元像を観察することができる。
【0034】続いて、図7に示すように、視差画像列で
ある原画像列が2組あり、それらの原画像列が水平視差
又は垂直視差を与えるものであり、それらをもとにして
再現した3次元像が水平視差及び垂直視差の両方を有す
るものである場合について説明する。この場合も、2組
の原画像列A及びBの、対応する画像毎に変化率を変化
させながらモーフィング処理を行うことにより、モーフ
ィング処理を加えられた視差画像列Pが生成される。例
えば、n枚の視差画像A1,A2,・・・,An、B
1,B2,・・・,Bnからなる2組の原画像列A及び
Bの各視差画像1対毎に、0乃至1の変化率をm枚分だ
け割り当てて、m×n枚の視差画像列Pを生成する。そ
して、この視差画像列Pをもとに3次元像を再現するこ
とにより、例えば、水平方向に動くと単なる3次元像が
観察されるが、上下方向に動くと原画像列Aと原画像列
Bとのモーフィングされた3次元像が観察されるといっ
たように、観察する方向によってモーフィングが変化す
る3次元像を観察することができる。
【0035】第3の処理方法として、図8に示すよう
に、水平視差及び垂直視差の両方を有する原画像列が2
組あり、それらをもとに再現した3次元像が水平視差及
び垂直視差の両方を再現可能な場合について説明する。
この場合も上述した2つの方法の場合と同様に、2組の
原画像列A及びBの、対応する画像毎に変化率を変化さ
せながらモーフィング処理を行うことにより、モーフィ
ング処理を加えられた視差画像列Pが生成される。例え
ば、m×n枚の視差画像A11,A12,・・・,Am
n、B11,B12,・・・,Bmnからなる2組の原
画像列A及びBの各視差画像1対毎に、0乃至1の変化
率を水平又は垂直又は斜め方向に順次割り当てて、m×
n枚の視差画像列Pを生成する。そして、この視差画像
列Pをもとに3次元像を再現することにより、例えば、
左上から観察すると原画像列Aの3次元像が観察され、
右下から観察すると原画像列Bの3次元像が観察される
といった具合に、観察する方向によってモーフィングが
変化するような3次元像を観察することができる。
【0036】以上のような処理を行うことによって、モ
ーフィング処理においては、3次元像の形状変化をも補
間することができる。
【0037】また、モーフィング処理は、2枚の画像間
だけでなく、3枚以上の画像で連続して変化するような
中間画像を生成することもできる。すなわち、モーフィ
ング処理は、例えば、図9に示すように、A,B,C,
Dの4枚の画像から、連続して変化する中間画像AB,
BC,CDを生成することができる。このような連続モ
ーフィング処理においては、順序づけられた4枚の画像
間で順番に変化率を0から1に変化させることによっ
て、中間画像を生成する。
【0038】以上に説明したようなモーフィング処理機
能を有するデジタルカメラ装置1について説明する。デ
ジタルカメラ装置1は、図10に示すように、被写体の
撮影像から画像を生成する撮像手段2と、撮像手段2で
生成された画像が入力され、該画像の編集や各手段への
供給を行う画像制御手段3と、デジタルカメラ装置1の
撮影モードの選択等の操作を行う操作手段4と、画像制
御手段3から供給された画像を表示する表示手段5と、
画像制御手段3から供給された画像の書き込み、又は記
録されている画像の読み出しが行われる記憶手段6及び
外部記憶媒体7とから構成される。
【0039】撮像手段2は、図11に示すように、レン
ズ8と、撮像素子としてのCCD9と、画像信号からデ
ジタル画像データを生成する信号処理回路10とから構
成される。撮像手段2においては、被写体の撮影像がレ
ンズ8によってCCD9に結像され、この結像した画像
情報がCCD9において電気信号に変換される。さら
に、CCD9にて変換された電気信号が信号処理回路1
0に入力され、この電気信号を信号処理回路10にて変
換して画像が生成される。信号処理回路10にて生成さ
れた画像は、画像制御手段3に供給される。
【0040】画像制御手段3は、CPU11を備えてな
り、このCPU11の管理の下、表示手段5、記憶手段
6及び外部記憶媒体7に対する画像の供給や、表示、記
録等デジタルカメラ装置1全体の動作制御を行う。
【0041】また、画像制御手段3においては、種々の
撮影モードのうちモーフィング撮影モードが選択された
場合には、デジタルカメラ装置1で撮影した画像を原画
像の一つに使用するモーフィング処理が行われる。画像
制御手段3におけるモーフィング処理は、詳細は後述す
るが、デジタルカメラ装置1で被写体を撮影した画像
(以下、撮影画像と称する。)相互間、又は撮像画像
と、デジタルカメラ装置1内部又は外部、具体的には記
憶手段6又は外部記憶媒体7に予め記録された画像(以
下、コンテンツ画像と称して説明する。)との間で行わ
れる。なお、ここでコンテンツ画像とは、デジタルカメ
ラ装置1や他のデジタルカメラ装置で予め撮影された人
物、動物又はキャラクター等の画像や、例えばCAD
(Computer Aided Design)やCG(Computer Graphic
s)として作製された画像である。
【0042】操作手段4は、デジタルカメラ装置1の外
部に設けられる操作ボタン12と、この操作ボタン12
の操作内容が入力される操作入力回路13とからなる。
操作手段4においては、操作ボタン12を撮影者が操作
することによって、上述したモーフィング撮影モード等
の撮影モードの選択や画像の再生の指示、或いは撮影時
に画像に付加するコメントの入力等が行われ、この操作
ボタン12の操作に応じた各種の操作情報が操作入力回
路13に供給される。そして、操作入力回路13に供給
された操作情報に関する信号がさらに画像制御手段3に
供給され、CPU11の管理の下、各手段における動作
が制御される。
【0043】表示手段5は、画像を表示する液晶パネル
14と、液晶パネル14に背後から光を投射するバック
ライト15と、液晶パネル14及びバックライト15を
制御する表示回路16とからなる。表示手段5において
は、操作手段4における撮影者の操作に従い画像制御手
段3から供給された画像が表示回路16に供給され、こ
の表示回路16にて電気信号に変換される。そして、こ
の電気信号に基づき液晶パネル14にて画像が表示され
る。このとき、表示回路16によって動作されるバック
ライト15が液晶パネル14の背後から光を投射し、液
晶パネル14における表示が撮影者に見やすいようにし
ている。デジタルカメラ装置1においては、この液晶パ
ネル14に表示された被写体の画像を確認しながら撮影
が行われる。
【0044】また、表示手段5は、上述した操作手段4
においてモーフィング撮影モードが選択された際には、
図12に示すように、液晶パネル14に被写体とともに
マーキング17が表示される。このマーキング17は、
上述した画像制御手段3におけるモーフィング処理で使
用する画像を撮影する際に、液晶パネル14内における
被写体の表示上の大きさや特徴点、例えば被写体が人物
である場合には目、鼻、口等の位置等を揃えるための目
安となるものである。デジタルカメラ装置1において
は、このように液晶パネル14内で予め被写体の表示上
の大きさや特徴点の位置等を揃えるための目安となるマ
ーキング17を表示させ、このマーキング17に被写体
を合わせた状態で撮像手段2にて撮影することで、従来
の如く撮影者の目視によってのみ被写体の大きさ、特徴
点等を確認して撮影する場合に比して、大きさや特徴点
の位置等を揃えた複数の画像の撮影が容易となる。この
ため、デジタルカメラ装置1においては、モーフィング
処理を行う際の特徴点の検出が容易になり、検出精度の
向上、より簡便な検出方法の使用、検出処理の高速化等
を図ることができる。
【0045】なお、図12においては、被写体が人物で
かつ一人の場合のマーキング17が液晶パネル14に表
示されているが、デジタルカメラ装置1ではこの他に被
写体が人物で複数人の場合を示すマーキングや、被写体
が動物である場合を示すマーキング等、被写体に合わせ
た複数のマーキングから撮影者が選択して液晶パネル1
4に表示させることができる。また、図12において
は、被写体の輪郭を点線で示す枠状の表示がなされてい
るが、特徴点の位置を示す点等を表示させるものであっ
てもよい。
【0046】記憶手段6は、画像制御手段3から供給さ
れた画像を一時的に保存するメモリ18と、このメモリ
18を制御するメモリコントローラ19とからなる。記
憶手段6においては、画像制御手段3から画像がメモリ
コントローラ19に供給され、CPU11の管理の下、
このメモリコントローラ19を経由してメモリ18に保
存される。この画像制御手段3から供給される画像は、
撮影画像を含む撮像手段2から供給された画像と、後述
する外部記憶媒体7から読み込まれた画像である。な
お、記憶手段6には、画像以外の情報、例えば撮影が行
われた日時や、使用者のコメント等の情報を一時的に保
存することもできる。また、記憶手段6には、上述した
コンテンツ画像と、このコンテンツ画像に対応するマー
キング、特徴点についてのデータが選択可能な状態で記
録されている。
【0047】外部記憶媒体7は、デジタルカメラ装置1
の外部及び内部への画像の入出力を行う外部メモリ入出
力回路20と、画像を保存する外部メモリ21と、メモ
リ21を制御する外部メモリコントローラ22とからな
る。外部記憶媒体7においては、上述した記憶手段6に
一時的に保存された画像が画像制御手段3を経由して外
部メモリ入出力回路20に供給され、CPU11の管理
の下、外部メモリコントローラ22を介して外部メモリ
21に保存される。また、外部記憶媒体7においては、
逆に外部メモリ21に記録された画像が、外部メモリコ
ントローラ22を介して外部メモリ入出力回路20に供
給される。そして、その後さらに画像制御部3を経由し
て、CPU11の管理の下に、外部メモリ21に記録さ
れていた画像を表示手段5において表示したり、記憶手
段6へ書き込んだりすることができる。
【0048】また、外部記憶媒体7には、上述したコン
テンツ画像と、このコンテンツ画像に対応するマーキン
グ、特徴点についてのデータが選択可能な状態で記録さ
れている。なお、このような外部記憶媒体7には、コン
テンツ画像等のデータが書き換え又は消去できない状態
で記録されていることが好ましい。一方、同一の外部記
憶媒体7に撮影者が画像等を記録する場合には、この撮
影者が記録したデータは、書き換え及び消去が可能、す
なわち繰り返し記録及び消去できる状態で記録されるこ
とが好ましい。このようなコンテンツ画像等が記録され
る外部記憶媒体7には、メモリースティック(R)や、
コンパクトフラッシュ(R)、スマートメディア
(R)、CD−R(CD Recordable)等の各種記録媒体
を使用することができ、これらがデジタルカメラ装置1
に挿入又は接続されることで、上述したコンテンツ画像
等が選択可能な状態とされている。
【0049】これらに加えて、デジタルカメラ装置1
は、図示を省略する電源部を有している。電源部は、定
電圧電力を出力する電源回路と、1次電池または2次電
池または外部電源入力などである電源とから構成され
る。電源回路は、電源を入力電圧として、定電圧電力を
デジタルカメラ装置1の各デバイスに供給する。
【0050】上述した構成を有するデジタルカメラ装置
1において行われるモーフィング処理について説明す
る。
【0051】まず、デジタルカメラ装置1にて撮影した
第1の撮影画像と第2の撮影画像とを原画像としてモー
フィング処理を行う場合について説明する。このモーフ
ィング処理においては、図13に示す第1の撮影画像の
取得及びこの第1の撮影画像の特徴点の検出が行われ
る。まず、撮影者は、操作ボタン12を操作して、種々
の撮影モードのうちから、撮影画像のみを使用するモー
フィング撮影モードを選択する(ステップS1−1)。
撮影者によってモーフィング撮影モードが選択される
と、液晶パネル14に第1の撮影の案内と、マーキング
17とが表示される(ステップS1−2)。なお、この
ステップS1−2を含む以下に説明する各ステップにお
いては、撮影者がマーキング17を被写体に対応したも
のに適宜選択することができる。撮影者は、液晶パネル
14の表示上で、被写体をマーキング17に合わせて撮
影を行う(ステップS1−3)。そして、ステップS1
−3において撮影した画像が第1の撮影画像とされて画
像制御部3に取り込まれ(ステップS1−4)、この画
像制御部3でマーキング17内とその近傍の画像におけ
る特徴点の検出が行われる(ステップS1−5)。ステ
ップS1−5における特徴点の検出後、検出された特徴
点が、第1の撮影画像とともに液晶パネル14に表示さ
れる(ステップS1−6)。そして、撮影者は、液晶パ
ネルの表示を見ながら特徴点の位置の修正等が必要な場
合にはその修正を操作ボタン12にて行い、修正が終了
した又は修正の必要がないことを確認して確認操作を行
う(ステップS1−7)。以上のようにして、モーフィ
ング処理に使用する第1の撮影画像の取得及びこの第1
の撮影画像の特徴点の検出が行われる。
【0052】次に、図14に示す第2の撮影画像の取得
及びこの第1の撮影画像の特徴点の検出が行われる。上
述した第1の撮影画像の取得における確認操作(ステッ
プS1−7)を行うと、液晶パネル14に第2の撮影の
案内と、マーキング17とが表示される(ステップS2
−1)。撮影者は、液晶パネル14の表示上で、被写体
をマーキング17に合わせて撮影を行う(ステップS2
−2)。そして、ステップS2−2において撮影した画
像が第2の撮影画像とされて画像制御部3に取り込まれ
(ステップS2−3)、この画像制御部3でマーキング
17内とその近傍の画像における特徴点の検出が行われ
る(ステップS2−4)。ステップS2−4における特
徴点の検出後、検出された特徴点が、第2の撮影画像と
ともに液晶パネル14に表示される(ステップS2−
5)。そして、撮影者は、液晶パネル14の表示を見な
がら特徴点の位置の修正等が必要な場合にはその修正を
操作ボタン12にて行い、修正が終了した又は修正の必
要がないことを確認して確認操作を行う(ステップS2
−6)。以上のようにして、モーフィング処理に使用す
る第2の撮影画像の取得及びこの第2の撮影画像の特徴
点の検出が行われる。
【0053】そして、図15に示すように、以上の操作
で取得した第1の撮影画像と第2の撮影画像とに対する
モーフィング処理が行われる。まず、画像制御部3にお
いて、第1の撮影画像と第2の撮影画像のそれぞれから
検出された各特徴点の近傍で、さらに詳細な特徴点の検
出を行う(ステップS3−1)。そして、それぞれ対と
なる特徴点を対応させ、第1の撮影画像と第2の撮影画
像とに対するモーフィング処理を行う(ステップS3−
2)。具体的には、第1の撮影画像から第2の撮影画像
への変化率を0乃至1の間で変化させることによって、
複数枚の補間画像を作製する。このようにして得られた
複数枚の補間画像を第1の撮影画像及び第2の撮影画像
とともに一連の画像列であるモーフィング画像列とし、
このモーフィング画像列を動画像形式に変換する(ステ
ップS3−3)。そして、動画像形式に変換されたモー
フィング画像列を外部記憶媒体7の外部メモリ21に保
存し(ステップS3−4)、一連の処理を終了する。
【0054】このようにして得られたモーフィング画像
列は、デジタルカメラ装置1にて再生することができ、
液晶パネル14上で第1の撮影画像から第2の撮影画像
へと、またはその逆に変化する画像を観察することがで
きる。
【0055】次に、デジタルカメラ装置1にて撮影した
撮影画像と、デジタルカメラ装置1の記憶手段6又は外
部記憶媒体7に予め記録されたコンテンツ画像とに対し
てモーフィング処理を行う場合について説明する。ま
ず、図16に示すように、撮影者は、操作ボタン12を
操作して、種々の撮影モードのうちから、コンテンツ画
像を使用するモーフィング撮影モードを選択する(ステ
ップS4−1)。そして、撮影者は、さらにデジタルカ
メラ装置1の記憶手段6に記録されているコンテンツ画
像を使用するか、外部記憶媒体7に記録されているコン
テンツ画像を使用するかの選択を行う(ステップS4−
2)。このステップS4−2において記憶手段6のコン
テンツ画像の使用を選択する場合には、後述するステッ
プS4−5の処理に移行する。これに対し、ステップS
4−2において外部記憶媒体7のコンテンツ画像の使用
を選択する場合には、外部記憶媒体7の有無、具体的に
はデジタルカメラ装置1に対する外部記憶媒体7の挿入
又は接続が確認される(ステップS4−3)。ステップ
S4−3において、外部記憶媒体7の挿入又は接続が確
認された場合には、後述するステップS4−5の処理に
移行する。これに対して、外部記憶媒体7の挿入又は接
続が確認できなかった場合には、液晶パネル14に外部
記憶媒体7の挿入又は接続の要求の表示がなされ(ステ
ップS4−4)、その後再度外部記憶媒体7の挿入又は
接続の確認が行われる。
【0056】上述したステップS4−2において記憶手
段6のコンテンツ画像の使用を選択した場合、又はS4
−2において外部記憶媒体7のコンテンツ画像の使用を
選択しかつステップS4−3において外部記憶媒体7の
挿入又は接続が確認された場合には、液晶パネル14に
コンテンツ画像の選択の案内が表示され(ステップS4
−5)、撮影者は、この表示に従ってモーフィングに使
用するコンテンツ画像を選択する(ステップS4−
6)。そして、液晶パネル14に選択したコンテンツ画
像とその特徴点が表示され(ステップS4−7)、撮影
者は、このステップS4−7における表示を見て確認
し、間違いがない場合には確認操作が行われる(ステッ
プS4−8)。以上のようにして、モーフィング処理に
使用するコンテンツ画像の選択が行われる。
【0057】次に、図17に示すように、コンテンツ画
像とともにモーフィング処理される撮影画像の取得及び
この撮影画像の特徴点の検出が行われる。上述したコン
テンツ画像の選択における確認操作(ステップS4−
8)を行うと、ステップS4−6にて選択したコンテン
ツ画像に対応するマーキング17と、このコンテンツ画
像の特徴点が記憶手段6又は外部記憶媒体7から読み出
され(ステップS5−1)、撮影の案内と、ステップS
5−1において読み出されたコンテンツ画像に対応する
マーキング17とが表示される(ステップS5−2)。
そして、撮影者は、液晶パネル14の表示上で、被写体
をマーキング17に合わせて撮影を行う(ステップS5
−3)。そして、ステップS5−3において撮影した撮
影画像が画像制御部3に取り込まれ(ステップS5−
4)、この画像制御部3でマーキング17内とその近傍
の画像における特徴点の検出が行われる(ステップS5
−5)。ステップS5−5における特徴点の検出後、検
出された特徴点が、撮影画像とともに液晶パネル14に
表示される(ステップS5−6)。そして、撮影者は、
液晶パネル14の表示を見ながら特徴点の位置の修正等
が必要な場合にはその修正を操作ボタン12にて行い、
修正が終了した又は修正の必要がないことを確認して確
認操作を行う(ステップS5−7)。以上のようにし
て、モーフィング処理に使用する撮影画像の取得及びこ
の撮影画像の特徴点の検出が行われる。
【0058】そして、図18に示すように、以上の操作
で選択又は取得されたコンテンツ画像と撮影画像とに対
するモーフィング処理が行われる。まず、画像制御部3
において、コンテンツ画像と撮影画像のそれぞれから検
出された各特徴点の近傍で、さらに詳細な特徴点の検出
を行う(ステップS6−1)。そして、それぞれ対とな
る特徴点を対応させ、コンテンツ画像と撮影画像とに対
するモーフィング処理を行う(ステップS6−2)。こ
のモーフィング処理は、上述した撮影画像間におけるモ
ーフィング処理のステップS3−2での処理と同様にし
て行う。そして、ステップS6−2において得られたモ
ーフィング画像列を動画像形式に変換する(ステップS
6−3)。動画像形式に変換されたモーフィング画像列
を外部記憶媒体7の外部メモリ21に保存し、(ステッ
プS6−4)一連の処理を終了する。
【0059】このようにして得られたモーフィング画像
列は、デジタルカメラ装置1にて再生することができ、
液晶パネル14上でコンテンツ画像から撮影画像へと、
またはその逆に変化する画像を観察することができる。
【0060】上述したように、デジタルカメラ装置1に
おいては、マーキング17に合わせて被写体の撮影を行
うことで、大きさや特徴点の位置等が揃った複数の画像
が簡易に撮影できるため、モーフィング処理における特
徴点の検出が容易に行われる。このため、デジタルカメ
ラ装置1においては、モーフィング処理時の特徴点の検
出精度の向上、より簡便な検出方法の使用、検出処理の
高速化等を図ることができる。
【0061】また、上述したモーフィング処理は、デジ
タルカメラ装置1を用いて行われるため、モーフィング
処理後にモーフィング画像列をすぐに再生して見て楽し
むことができ、また再生モードの選択によって、画像変
化を止めて見たり、ゆっくりと変化させてその変化を観
察することもでき、高い娯楽性を示すことができる。
【0062】さらに、デジタルカメラ装置1のモーフィ
ング処理にて動画像形式で保存されたモーフィング画像
列は、ホログラフィックステレオグラムを作製する際の
視差画像列に非常に適している。このため、デジタルカ
メラ装置1によれば、ユーザ自身が撮影した画像をモー
フィング処理して得るモーフィング画像列をもとに、娯
楽性の高いホログラフィックステレオグラムを作製する
ことができる。なお、このホログラフィックステレオグ
ラムの作製については、後に詳述する。
【0063】以上、本実施の形態に係るデジタルカメラ
装置1について説明したが、本発明はこれに限定される
ものではなく、図19及び図20に示すデジタルカメラ
装置31のように、パーソナルコンピュータ等の外部の
電子機器との通信が可能とされ、この通信の際の接続部
となる通信手段32を有するものであってもよい。な
お、図19及び図20に示すデジタルカメラ装置31に
おいては、上述したデジタルカメラ装置1と同じ構成を
有する部分については同一符号を付し、詳しい説明は省
略する。
【0064】通信手段32は、図20に示すように、画
像制御部3から画像が供給される通信回路33と、外部
の電子機器と接続される通信インターフェース34とか
らなる。通信手段32においては、通信回路33に供給
された画像制御部3からの画像が、CPU11の管理の
下に、通信インターフェース34を介して外部の電子機
器等に対して送信され、また逆に外部の電子機器等から
の画像等が受信される。デジタルカメラ装置31では、
このようにして外部の電子機器との間で画像等のデータ
の送受信を行うことができる。
【0065】このような構成を有するデジタルカメラ装
置31は、上述した図13乃至図15に示す2種類の撮
影画像に対するモーフィング処理、及び図16乃至図1
8に示すコンテンツ画像と撮影画像とに対するモーフィ
ング処理をデジタルカメラ装置1と同様に行うことがで
きる。デジタルカメラ装置31には、さらに画像印刷発
注機能が備えられ、上述したようなモーフィング処理で
作製されたモーフィング画像列を外部に出力し、この画
像列をもとにしたホログラム印刷物の作製を行うことが
できる。具体的には、撮影者は、図21に示すように、
通信手段32を介してデジタルカメラ装置31と接続さ
れるパーソナルコンピュータPCからインターネットI
NTを通じてホログラム作製受注システム40に依頼す
ることで、デジタルカメラ装置31にて作製されたモー
フィング画像列をもとにしたホログラム印刷物Hを得る
ことができる。このようなデジタルカメラ装置31にお
けるホログラム作製受注システム40へのモーフィング
画像列送信処理について説明する。
【0066】まず、撮影者は、図22に示すように、デ
ジタルカメラ装置31を操作して、作製したモーフィン
グ画像列をホログラム作製受注システム40に発注する
ための画像印刷発注モードを選択する(ステップS7−
1)。次に、撮影者は、画像印刷発注モードの選択後
に、上述したように外部記憶媒体7に保存されたモーフ
ィング画像列の中から、ホログラム作製受注システム4
0に印刷を発注するモーフィング画像列を選択する(ス
テップS7−2)。そして、撮影者は、例えば液晶パネ
ル14に表示された所定の入力フォームに従って、作製
後のホログラム印刷物の送付先や決済方法等の発注情報
を入力する(ステップS7−3)。最後に、撮影者は、
ステップS7−2において選択されたモーフィング画像
列及びステップS7−3において入力された発注情報
を、パーソナルコンピュータPCを介してホログラム作
製受注システム40に送信する(ステップS7−4)。
撮影者から送信されたデータは、ホログラム作製受注シ
ステム40の受付サーバ41にて受信され(ステップS
7−5)、この送信処理が終了する。
【0067】上述したようなモーフィング画像列送信処
理がなされた場合、ホログラム作製受注システム40に
おいては、図21に示すように、受付サーバ41からモ
ーフィング画像列を画像サーバ42に供給するととも
に、出荷端末43に発注情報を受注情報として入力す
る。そして、ホログラム作製受注システム40において
は、画像サーバ42に供給されたモーフィング画像列を
もとに視差画像印刷装置50にてホログラム印刷物Hが
作製される。ホログラム作製受注システム40では、作
製されたホログラム印刷物Hを出荷端末における受注情
報に従って、発注者、すなわち撮影者に発送するととも
に、この出荷情報を出荷端末43から受付サーバ41に
入力して、発注に対する対応がなされたことを確認す
る。
【0068】なお、通信手段32を有するデジタルカメ
ラ装置31においては、上述したようにインターネット
INTを介してモーフィング画像列を送信することで、
ホログラム印刷物Hの作製をホログラム作製受注システ
ム40に発注しているが、通信手段を有していないデジ
タルカメラ装置1においても、モーフィング画像列等の
データを外部記憶媒体7に記録して、このデータをパー
ソナルコンピュータ等を介してホログラム作製受注シス
テム40に送信することで、上述したモーフィング画像
列送信処理を行い、ホログラム印刷物の作製を発注する
ことができる。
【0069】このホログラム作製受注システム40にお
ける視差画像印刷装置50の一構成例について以下に説
明する。なお、以下の説明では、短冊状の複数の要素ホ
ログラムを1つの記録媒体上に記録することにより、横
方向の視差情報を持たせたホログラフィックステレオグ
ラムからなるホログラム印刷物を例に挙げる。ただし、
本発明は、ドット状の複数の要素ホログラムを1つの記
録媒体上に記録することにより、横方向及び縦方向の視
差情報を持たせたホログラフィックステレオグラムに対
しても適用可能であることは言うまでもない。
【0070】この視差画像印刷装置50は、物体光と参
照光との干渉縞が記録された記録媒体をそのままホログ
ラム印刷物とする、いわゆるワンステップホログラフィ
ックステレオグラムを作製するシステムであり、図23
に示すように、画像サーバ42から供給されたモーフィ
ング画像列にホログラフィックステレオグラム用の所定
の画像処理を施す画像処理用コンピュータ51aが配さ
れたデータ処理部51と、この装置全体の制御を行う制
御用コンピュータ52と、ホログラフィックステレオグ
ラム作製用の光学系を有する印刷部53とから構成され
ている。
【0071】視差画像印刷装置50では、画像サーバ4
2から供給されたモーフィング画像の画像データD1が
データ処理部51の画像処理用コンピュータ51aによ
ってホログラフィックステレオグラム用の所定の画像処
理が施され、画像処理が施された画像データD2がメモ
リ又はハードディスク等の記憶装置51bに記録され
る。そして、データ処理部51は、ホログラム用記録媒
体に画像を記録する際に、記憶装置51bに記録された
画像データD2から、1画像分毎にデータを順番に読み
出し、この画像データD3を制御用コンピュータ52に
送出する。
【0072】なお、本実施の形態においては、撮影者か
ら送信され、画像サーバ42に供給されたモーフィング
画像列を視差画像列として用いているが、ホログラム作
製受注システム40においては、図示は省略するがデー
タ処理部51内における多眼式カメラや移動式カメラ等
を備えた視差画像列撮影装置から供給される視差情報を
含む複数の画像データや、画像データ生成用コンピュー
タによって生成された視差情報を含む複数の画像データ
等に基づいて、視差画像列を生成し、この視差画像列か
らホログラム印刷物を作製することもできる。
【0073】一方、制御用コンピュータ52は、印刷部
53を駆動し、データ処理部51から供給された画像デ
ータD3に基づく画像を、印刷部53にセットされたホ
ログラム用記録媒体54に、短冊状の要素ホログラムと
して順次記録する。
【0074】このとき、制御用コンピュータ52は、後
述するように、印刷部53に設けられたシャッタ56、
表示装置64及び記録媒体送り機構等の制御を行う。す
なわち、制御用コンピュータ52は、シャッタ56に制
御信号C1を送出してシャッタ56の開閉を制御し、ま
た、表示装置64に画像データD3を供給して表示装置
64に当該画像データD3に基づく画像を表示させ、ま
た、図示を省略する記録媒体送り機構に制御信号C2を
送出して、記録媒体送り機構によるホログラム用記録媒
体54の送り動作を制御する。
【0075】上記印刷部53について、図24を参照し
て詳細に説明する。なお、図24(a)は、印刷部53
全体の光学系を上方から見た図であり、同図(b)は、
印刷部53の光学系の物体光用の部分を横方向から見た
図である。
【0076】印刷部53は、同図(a)に示すように、
所定の波長のレーザ光を出射するレーザ光源55と、レ
ーザ光源55からのレーザ光L1の光軸上に配されたシ
ャッタ56及びハーフミラー57とを備えている。ここ
で、レーザ光源55には、例えば波長が約532nmの
レーザ光を出射するものを用いる。
【0077】シャッタ56は、制御用コンピュータ52
によって制御され、ホログラム用記録媒体54を露光し
ないときには閉じられ、ホログラム用記録媒体54を露
光するときに開放される。また、ハーフミラー57は、
シャッタ56を通過してきたレーザ光L2を、参照光と
物体光とに分離するためのものであり、ハーフミラー5
7によって反射された光L3が参照光となり、ハーフミ
ラー57を透過した光L4が物体光となる。
【0078】ハーフミラー57によって反射された光L
3の光軸上には、参照光用の光学系として、例えばシリ
ンドリカルレンズとスリットとが組み合わされて構成さ
れたスペーシャルフィルタ58と、参照光を平行光とす
るためのコリメータレンズ59と、コリメータレンズ5
9からの平行光を反射するミラー60とがこの順に配置
されている。
【0079】そして、ハーフミラー57によって反射さ
れた光は、先ず、スペーシャルフィルタ58によって所
定幅、具体的には後述する表示装置64の表示面幅に対
応して1次元方向に拡大される。次に、コリメータレン
ズ59によって平行光とされる。その後、ミラー60に
よって反射され、ホログラム用記録媒体54に入射す
る。
【0080】一方、ハーフミラー57を透過した光L4
の光軸上には、同図(a)及び(b)に示すように、物
体光用の光学系として、ハーフミラー57からの透過光
を反射するミラー61と、例えば凸レンズとピンホール
を組み合わせたスペーシャルフィルタ62と、物体光を
平行光とするためのコリメータレンズ63と、記録対象
の画像を表示する表示装置64と、表示装置64を透過
してきた光を拡散させる投影レンズ65と、平行光化さ
れた物体光をホログラム用記録媒体54上に集光させる
シリンドリカルレンズ66とがこの順に配置されてお
り、更に、短冊状の開口部が形成されたマスク67がホ
ログラム用記録媒体54の直前に配置されている。
【0081】そして、ハーフミラー57を透過した光L
4は、ミラー61によって反射された後、スペーシャル
フィルタ62によって表示装置64の表示面幅に対応し
て等方的に拡大される。次に、コリメータレンズ63に
よって平行光とされ、その後、表示装置64に入射す
る。ここで、表示装置64は、例えば液晶ディスプレイ
からなる透過型の画像表示装置であり、制御用コンピュ
ータ52によって制御され、制御用コンピュータ52か
ら送られた画像データD3に基づく画像を表示する。そ
して、表示装置64を透過した光は、表示装置64に表
示された画像に応じて変調され、投影レンズ65によっ
て若干拡散された後、シリンドリカルレンズ66へと投
影される。ここで、投影レンズ65は、表示装置64か
らの透過光を若干拡散させることにより、作製されるホ
ログラフィックステレオグラムの画質の向上に寄与す
る。
【0082】そして、表示装置64を透過した光は、シ
リンドリカルレンズ66により横方向に集束され、この
集束光のうち、マスク67の短冊状の開口部を透過した
光が、物体光としてホログラム用記録媒体54に入射す
る。すなわち、この印刷部53では、表示装置64から
の投影光が短冊状の物体光としてホログラム用記録媒体
54に入射する。
【0083】なお、上記光学系において、ハーフミラー
57によって反射され、ホログラム用記録媒体54に入
射する参照光の光路長と、ハーフミラー57を透過し、
表示装置64を介してホログラム用記録媒体54に入射
する物体光の光路長とは、ほぼ同じ長さとする。これに
より、参照光と物体光との干渉性が高まり、より明るい
再生像が得られるホログラフィックステレオグラムを作
製することが可能となる。
【0084】つぎに、以上のような構成を有するホログ
ラム受注作製システム40でホログラム印刷物Hを作製
する際の動作について説明する。ホログラム印刷物Hを
作製する際、制御用コンピュータ52は、データ処理部
51から供給された画像データD3に基づいて表示装置
64を駆動して、表示装置64に画像を表示させる。そ
の後、制御用コンピュータ52は、シャッタ56に制御
信号C1を送出して所定時間だけシャッタ56を開放さ
せ、ホログラム用記録媒体54を露光する。このとき、
レーザ光源55から出射されシャッタ56を透過したレ
ーザ光L2のうち、ハーフミラー57によって反射され
た光L3が、参照光としてホログラム用記録媒体54に
入射する。また、ハーフミラー57を透過した光L4
が、表示装置64に表示された画像が投影された投影光
となり、当該投影光が物体光としてホログラム用記録媒
体54に入射する。これにより、表示装置64に表示さ
れた1画像が、ホログラム用記録媒体54に短冊状の要
素ホログラムとして記録される。
【0085】そして、ホログラム用記録媒体54への1
画像の記録が終了すると、次いで、制御用コンピュータ
52は、記録媒体送り機構68に制御信号C2を送出し
てこれを駆動し、ホログラム用記録媒体54を1要素ホ
ログラム分だけ送らせる。
【0086】次いで、制御用コンピュータ52は、デー
タ処理部51から供給される次の画像データD3に基づ
いて表示装置64を駆動して、次の画像を表示装置64
に表示させる。この後、上述と同様の動作を順次繰り返
すことにより、データ処理部51から供給される各画像
データD3に基づく各画像が、ホログラム用記録媒体5
4に短冊状の要素ホログラムとして順次記録される。
【0087】すなわち、このホログラム受注作製システ
ム40では、記憶装置51bに記録された画像データD
3に基づく画像が表示装置64に順次表示されるととも
に、各画像毎にシャッタ56が開放され、各画像がそれ
ぞれ短冊状の要素ホログラムとしてホログラム用記録媒
体54に順次記録される。このとき、ホログラム用記録
媒体54は、1画像毎に1要素ホログラム分だけ送られ
るので、各要素ホログラムは、横方向に連続して並ぶこ
ととなる。これにより、横方向の視差情報を含む複数の
画像が、横方向に連続した複数の要素ホログラムとして
ホログラム用記録媒体54に記録され、横方向の視差を
有するホログラフィックステレオグラムが得られる。
【0088】この後、以上のように要素ホログラムが記
録されたホログラム用記録媒体54には、紫外線ランプ
から紫外線が照射される。これにより、モノマの重合が
完了する。次いで、ホログラム用記録媒体54は、ヒー
トローラにより加熱され、記録画像の定着がなされる。
【0089】そして、画像が記録された部分が全て外部
に送り出されると、制御用コンピュータ52は、図示を
省略するカッター駆動機構に制御信号を供給して、カッ
ター駆動機構を駆動する。これにより、ホログラム用記
録媒体54のうち、画像が記録された部分がカッターに
よって切り離され、ホログラム印刷物Hとして外部に排
出される。
【0090】なお、上述したホログラム作製システム
は、一例であり、これに限定されるものではなく、ま
た、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可
能であることはいうまでもない。
【0091】このようにデジタルカメラ装置31によれ
ば、モーフィング画像列を再生して楽しむだけでなく、
上述した簡易な方法でホログラム印刷物の発注処理を行
うことができ、ユーザに新たな娯楽性を示すことができ
る。また、デジタルカメラ装置31によれば、上述した
ホログラム印刷物のもととなる画像を、ユーザ自身で作
製することができ、自身の好みによるより自由度の高い
ホログラム印刷物を得ることができる。
【0092】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、デジタルカメラ装置を利用したアプリケーション
の拡大の指針を与えるものであり、撮影機能の他に、撮
影した被写体画像を利用してモーフィング処理を行う機
能をデジタルカメラ装置に付加することで、一般のユー
ザでもモーフィング機能を容易に享受することができる
ようになるとともに、装置自体の娯楽性も高めることが
できる。
【0093】また、上述した本発明において、被写体を
マーキングに合わせることにより、撮影時の被写体の表
示上の大きさや特徴点の位置等を揃えた複数の被写体画
像を簡易に撮影して生成することができる。このため、
本発明によれば、このような大きさや特徴点の位置等が
揃った複数の画像を、モーフィング処理の際の原画像と
して使用することができ、モーフィング処理の際の特徴
点の検出を容易にして、検出精度の向上や検出処理の高
速化等を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】モーフィング技術を概念的に説明する図であ
る。
【図2】モーフィング処理の対象となる2枚の画像例を
示す図である。
【図3】モーフィング処理における特徴点を説明する図
である。
【図4】モーフィング処理の具体例を示す図であって、
モーフィング処理が施されるもとの画像とモーフィング
処理された画像とを示す図である。
【図5】モーフィング処理の具体例を示す図であって、
2枚の原画像間のモーフィングの変化率を変化させるこ
とで、n枚のモーフィング処理された画像列を得る様子
を説明する図である。
【図6】モーフィング処理の具体例を示す図であって、
n枚の画像からなる2組の原画像列間のモーフィングの
変化率を変化させることで、n枚の画像からなるモーフ
ィング処理された視差画像列を得る様子を説明する図で
ある。
【図7】モーフィング処理の具体例を示す図であって、
n枚の画像からなる2組の原画像列間のモーフィングの
変化率を変化させることで、m×n枚の画像からなるモ
ーフィング処理された視差画像列を得る様子を説明する
図である。
【図8】モーフィング処理の具体例を示す図であって、
m×n枚の画像からなる2組の原画像列間のモーフィン
グの変化率を変化させることで、m×n枚の画像からな
るモーフィング処理された視差画像列を得る様子を説明
する図である。
【図9】3枚以上の画像に対するモーフィング処理を説
明する図である。
【図10】本発明に係るデジタルカメラ装置の概略構成
を示す図である。
【図11】同デジタルカメラ装置のブロック図である。
【図12】同デジタルカメラ装置の背面側からみる斜視
図である。
【図13】同デジタルカメラ装置におけるモーフィング
処理を説明するための図であり、第1の撮影画像の取得
処理を説明するためのフローチャートである。
【図14】同デジタルカメラ装置におけるモーフィング
処理を説明するための図であり、第2の撮影画像の取得
処理を説明するためのフローチャートである。
【図15】同デジタルカメラ装置におけるモーフィング
処理を説明するための図であり、第1の撮影画像と第2
の撮影画像に対するモーフィング処理を説明するための
フローチャートである。
【図16】同デジタルカメラ装置における他のモーフィ
ング処理を説明するための図であり、コンテンツ画像の
選択処理を説明するためのフローチャートである。
【図17】同デジタルカメラ装置における他のモーフィ
ング処理を説明するための図であり、撮影画像の取得処
理を説明するためのフローチャートである。
【図18】同デジタルカメラ装置における他のモーフィ
ング処理を説明するための図であり、コンテンツ画像と
撮影画像に対するモーフィング処理を説明するためのフ
ローチャートである。
【図19】他の構成を有する本発明に係るデジタルカメ
ラ装置の概略構成を示す図である。
【図20】同デジタルカメラ装置のブロック図である。
【図21】ホログラム作製受注システムを説明するため
の図である。
【図22】同デジタルカメラ装置におけるモーフィング
画像列送信処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【図23】ホログラム印刷物を作製する視差画像印刷装
置の全体構成を説明する図である。
【図24】同視差画像印刷の印刷部の光学系を説明する
図であって、(a)は、同視差画像印刷装置の光学系の
正面図であり、(b)は、同視差画像印刷装置の光学系
の平面図である。
【図25】一般的なホログラフィックステレオグラムの
作製方法を説明するための図である。
【符号の説明】
1,31 デジタルカメラ装置,2 撮像手段,3 画
像制御手段,4 操作手段,5 表示手段,6 記憶手
段,7 外部記憶媒体,32 通信手段,40ホログラ
ム作製受注システム,50 視差画像印刷装置

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を撮影し、被写体画像を生成する
    撮像手段と、 上記撮像手段によって撮影しようとする上記被写体が表
    示される表示手段と、 少なくとも一つの被写体画像を含む複数の異なる画像を
    原画像として、上記原画像間の形状変化を補間する複数
    の補間画像を生成し、上記原画像と上記補間画像とを含
    む一連の画像列を生成するモーフィング処理を行う画像
    制御手段とを備えることを特徴とするデジタルカメラ装
    置。
  2. 【請求項2】 上記表示手段には、上記被写体ととも
    に、撮影の際の上記被写体の表示上の大きさや特徴点の
    位置を合わせる目安となるマーキングが表示され、 上記被写体画像は、上記被写体を上記マーキングに合わ
    せた状態で上記撮像手段により撮影されて生成されるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラ装置。
  3. 【請求項3】 上記画像制御手段は、上記被写体画像と
    ともに、上記マーキングに合わせて撮影されて生成され
    た他の被写体画像を上記原画像としてモーフィング処理
    を行うことを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメ
    ラ装置。
  4. 【請求項4】 上記画像制御手段は、上記被写体画像と
    ともに、予め撮影され又は作製された画像を上記原画像
    としてモーフィング処理を行うことを特徴とする請求項
    1に記載のデジタルカメラ装置。
  5. 【請求項5】 データを記録する記憶手段を備え、 上記予め撮影され又は作製された画像は、上記記憶手段
    に記録されていることを特徴とする請求項4に記載のデ
    ジタルカメラ装置。
  6. 【請求項6】 外部記憶媒体が接続可能とされ、 上記予め撮影され又は作製された画像は、上記外部記憶
    媒体に記録されていることを特徴とする請求項4に記載
    のデジタルカメラ装置。
  7. 【請求項7】 外部とデータ通信を行う通信手段を備
    え、 上記モーフィング処理後の画像列は、上記通信手段を介
    して外部機器に出力されることを特徴とする請求項1に
    記載のデジタルカメラ装置。
  8. 【請求項8】 撮像手段によって被写体を撮影してデジ
    タル形式の画像を生成するデジタルカメラ装置における
    画像処理方法であって、 上記撮像手段にて撮影しようとする被写体を表示手段に
    表示する表示工程と、 上記被写体を上記撮像手段によって撮影する撮影工程
    と、 上記撮影工程にて撮影されて生成された被写体画像を含
    む複数の異なる画像を原画像として、上記原画像間の形
    状変化を補間する複数の補間画像を生成し、上記原画像
    と上記補間画像とを含む一連の画像列を生成するモーフ
    ィング処理を行うモーフィング工程とを備えることを特
    徴とする画像処理方法。
  9. 【請求項9】 上記表示工程では、上記被写体ととも
    に、撮影の際の上記被写体の表示上の大きさや特徴点の
    位置を合わせる目安となるマーキングが上記表示手段に
    表示され、 上記撮影工程では、上記被写体が、上記マーキングに合
    わせた状態で上記撮像手段によって撮影されることを特
    徴とする請求項8に記載の画像処理方法。
  10. 【請求項10】 上記モーフィング工程では、上記被写
    体画像とともに、上記マーキングに合わせて撮影されて
    生成された他の被写体画像が上記原画像とされることを
    特徴とする請求項9に記載の画像処理方法。
  11. 【請求項11】 上記モーフィング工程では、上記被写
    体画像とともに、予め撮影され又は作製された画像が上
    記原画像とされることを特徴とする請求項8に記載の画
    像処理方法。
  12. 【請求項12】 上記デジタルカメラ装置は、データを
    記録する記憶手段を備え、 上記予め撮影され又は作製された画像は、上記記憶手段
    に記録されていることを特徴とする請求項11に記載の
    画像処理方法。
  13. 【請求項13】 上記デジタルカメラ装置は、外部記憶
    媒体が接続可能とされ、 上記予め撮影され又は作製された画像は、上記外部記憶
    媒体に記録されていることを特徴とする請求項11に記
    載の画像処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006178052A (ja) * 2004-12-21 2006-07-06 Advanced Telecommunication Research Institute International 音声発生装置およびそのためのコンピュータプログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006178052A (ja) * 2004-12-21 2006-07-06 Advanced Telecommunication Research Institute International 音声発生装置およびそのためのコンピュータプログラム
JP4720974B2 (ja) * 2004-12-21 2011-07-13 株式会社国際電気通信基礎技術研究所 音声発生装置およびそのためのコンピュータプログラム

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