JP2003218840A - 携帯型情報端末 - Google Patents

携帯型情報端末

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JP2003218840A
JP2003218840A JP2002013649A JP2002013649A JP2003218840A JP 2003218840 A JP2003218840 A JP 2003218840A JP 2002013649 A JP2002013649 A JP 2002013649A JP 2002013649 A JP2002013649 A JP 2002013649A JP 2003218840 A JP2003218840 A JP 2003218840A
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Yoshio Iwasaki
芳生 岩▲崎▼
Takeshi Ishihara
丈士 石原
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】携帯型情報端末のように常時周囲環境が変化す
る機器で無線通信を行う場合、通信開始時に決定したパ
ケットを使用し続けることは通信効率の悪化を招くた
め、無線通信経路の通信品質の変化に合わせて動的に通
信用パケットを変更することが必要となる。 【解決手段】本発明は無線通信経路の通信品質をビット
エラー率により通信中に動的に測定し、あらかじめ算出
しておいた使用パケット種類毎のビットエラー率と通信
速度の関係と比較することにより、現在の通信品質に合
わせた最適な長さ、誤り訂正能力を持つパケットを自動
的に選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無線通信経路を介し
てデータ通信を行う機能を有する携帯型情報端末に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、近距離無線通信機能を実現するこ
とのできる情報機器が発売されている。このような機器
を用いて無線通信を行う場合、周囲環境により無線通信
経路の通信品質が劣化したり、また、無線通信経路が良
好な状態であっても、アンテナの放射特性により、使用
者は期待通りの通信性能を得ることはできないことがあ
る。このような場合、より良い通信性能を得るためには
使用しているパケット長や誤り訂正能力を無線通信経路
の通信品質に合わせて変化させる必要がある。
【0003】現在の通信品質を調べるための手段として
ビットエラー率を測定する方法がある。ビットエラー率
は通信経路で送信データビットが誤ったビットになる確
率であり、送信側から送信側の機器と受信側の機器の間
でお互い既知のビットエラー率測定用データを加えたパ
ケットを送信し、受信側で受信したパケットから取り出
したビットエラー率測定用データと受信側で保持してい
るビットエラー率測定用データを比較することにより算
出される。
【0004】ビットエラー率を用いて通信品質に合わせ
たデータ長を選択する方法の1つとして、使用者がデー
タ通信を要求する前にビットエラー率を測定し、その結
果を元にして、使用者がデータ通信を要求した時、通信
品質に合わせたデータ長を選択する方法がある。特開平
11−331949号公報では、データ通信要求前に前
記手法により最適なデータ長を決定し、更に通信中、相
手側の機器から送信された受け取り確認パケットがNA
Kである場合、送信データ長を1/2に変更することに
より通信品質に合わせたデータ長の選択を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術に記述し
た手法では、無線通信経路の劣化により、受け取り確認
パケットとしてNAKが返信された時、無線通信経路の
劣化が50%であると仮定し、送信データ長を1/2と
している。しかし必ずしもこれが最適なデータ長である
とは言えない。また、初期に送信するデータ長をデータ
送信前の無線通信経路の通信品質から決定するため、携
帯型情報端末のように常時通信品質が変化するような機
器の場合、無線通信経路の通信品質の測定中は通信品質
が悪く、データ通信中は通信品質が良い場合においては
短い送信データを用いて通信を行うため通信効率は悪く
なる。
【0006】本発明はデータ通信中に通信品質が悪化す
る場合、あるいは、ビットエラー率の測定中は通信品質
が悪く、データ通信中は通信品質が良い場合であっても
現在の通信品質に合わせた最適な長さ、誤り訂正能力を
持つパケットを自動的に選択し、通信用のパケットとし
て使用することのできる携帯型情報端末を提供するもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明の1つの特徴としては、データ通信中、送信され
るパケット中にビットエラーを測定するためのデータを
加え、このデータを用いてリアルタイムのビットエラー
率を測定する。この結果をあらかじめ算出しておいた使
用パケット種類毎のビットエラー率と通信速度の関係と
比較することにより、現在の通信品質に合わせた最適な
長さ、誤り訂正能力を持つパケットを自動的に選択し、
通信用のパケットとして使用する。このパケットの選択
をデータ通信中、動的に行うことにより、周囲環境の変
化等によりデータ通信中に通信品質に変化がある場合に
おいても、その環境に合わせて常に最適な長さ、誤り訂
正能力を持つパケットを選択することが可能となり、使
用者に現在の通信品質に合った通信性能を与えることが
可能となる。
【0008】本発明は、無線通信機能を有し、無線通信
経路を介してデータ通信を行う携帯型情報端末におい
て、使用者がデータ通信を行っている時、無線通信経路
の通信品質をビットエラー率により評価し、その結果と
あらかじめ算出しておいた使用パケット種類毎のビット
エラー率と通信速度の関係より、データ通信中、動的に
無線通信経路の通信品質に合わせて最も実効通信速度が
速くなるパケットを選択してデータ通信を行うことを特
徴とする。
【0009】また、複数の無線通信機器と無線通信経路
を確立する場合、それぞれの無線通信経路の通信品質を
ビットエラー率により評価し、その結果とあらかじめ算
出しておいた使用パケット種類毎のビットエラー率と通
信速度の関係より、それぞれの無線通信経路の通信品質
に合わせて最も実効通信速度が速くなるパケットを選択
してデータ通信を行うことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明における携帯型情報
端末の通信品質測定処理の動作例を示したフローチャー
トである。図1に示したフローチャートの流れは次のよ
うになる。
【0011】使用者自身の操作する携帯型情報端末(以
下、親の携帯型情報端末と称す。)と通信相手の携帯型
情報端末(以下、子の携帯型情報端末と称す。)の間で
無線通信経路が確立された後、親の携帯型情報端末の使
用者が親の携帯型情報端末より、データ通信を要求する
と、親の携帯型情報端末は子の携帯型情報端末にデータ
通信モードに移行することを要求する情報を含むパケッ
ト(以下、データ通信モード要求と称す。)を送信す
る。子の携帯型情報端末はデータ通信モード要求に対し
て受理あるいは拒否の情報を含む応答パケットを送信
し、受理である場合はデータ通信モードに移行する。親
の携帯型情報端末は応答パケットを受信すると、応答パ
ケットが拒否であればデータ通信モードには移行せず、
使用者からの再入力を待つ。応答パケットが受理であれ
ばデータ通信モードに移行し、データ通信処理を開始す
る。親の携帯型情報端末は使用者が指定したパケットあ
るいはデフォルトで指定されたパケットを使用する。子
の携帯型情報端末は親の携帯型情報端末が送信したデー
タ通信パケットを受信すると、このパケットに対する受
け取り確認パケット中に無線通信経路の通信品質を測定
するためのデータ(以下、通信品質測定用データと称
す。)を加え、親の携帯型情報端末に送信する。受け取
り確認パケットは受信側でビットエラーを検出した時に
エラービットの訂正、あるいは、パケットの再送信を要
求しない様に誤り訂正やエラーチェックコードを付加し
ないものとする。また通信品質測定用データとしては無
線通信の親と子がお互い既知であるデータ数列を用いる
こととし、このデータ数列はあらかじめ両者の記憶装置
内に保存されているものとする。親の携帯型情報端末は
このパケットを受信すると受信したパケットから通信品
質測定用データを取り出し、既知の通信品質測定用デー
タと比較することによりビットエラー率を算出する。親
の携帯型情報端末と子の携帯型情報端末が同じ無線通信
経路を用いて通信を行うことにより、双方向の通信品質
は同等となるため、子の携帯型情報端末から親の携帯型
情報端末への送信で通信品質を測定することにより、親
の携帯型情報端末から子の携帯型情報端末への通信品質
を代用することとする。尚、親の携帯型情報端末から子
の携帯型情報端末への送信により通信品質を測定するこ
とも当然行えることである。更に親の携帯型情報端末は
算出したビットエラー率を一時的に記憶しておき次に受
け取り確認パケットを受信した時、前回の結果と累積し
て新たなビットエラー率を算出する。親の携帯型情報端
末はこの結果を表示し、この結果が、あらかじめ設定し
ておいたビットエラー率の限界値より大きい場合、使用
者に無線通信経路の通信品質の改善を促す内容を表示す
る。表示内容としては「端末間距離を近づけて下さい」
や「近くに他の無線端末がある場合、その端末と距離を
離して下さい」などが考えられる。その後、親の携帯型
情報端末はあらかじめ記憶装置内に保存してある使用パ
ケット種類毎のビットエラー率と通信速度の関係を参照
し、算出したビットエラー率から最も実効通信速度が速
くなるパケットを選択し、その通信速度を表示する。こ
の際、報告方法としてはビットエラー率そのものあるい
はビットエラー率の値により良好、不良を何段階かに分
けたものなどが考えられ、表示装置への表示の他、音声
出力装置への出力、LEDの色、点滅などで報告するこ
とも考えられる。複数の無線通信機器と無線通信経路を
確立する場合、それぞれの無線通信経路に対してこの処
理を行い、最も実効通信速度が速くなるパケットを選択
する。
【0012】ここで最も実効通信速度が速くなるパケッ
トの選択方法として次の方法が考えられる。データ通信
のために用いるパケットの長さが数種類でそれらのパケ
ットが数種類の誤り訂正能力を有する場合、使用パケッ
ト種類毎のビットエラー率とデータ通信速度の関係は図
2のようになる。図2において例えばパケット1はパケ
ット長が長く、誤り訂正のないパケット、パケット2は
パケット長が長く、誤り訂正のあるパケット、パケット
3はパケット長が短く、誤り訂正のあるパケットと考え
ることができる。ビットエラー率が低い環境では無線通
信経路でビットエラーが生じないため、パケット1のよ
うなパケット長が長く、誤り訂正のないパケットが最も
高い通信速度となる。しかし、このような誤り訂正のな
いパケットはビットエラー率が高い環境では無線通信経
路でのビットエラーを訂正できないため、データの再送
信が増え、送信速度は急激に低下する。逆にパケット
2、3のように誤り訂正のあるパケットは誤り訂正用ビ
ットが加わる分、送信速度は低下するが無線通信経路で
ビットエラーが生ずるような環境であっても高い送信速
度を維持することができる。またパケット長が短いほど
無線通信経路でビットエラーが生ずる確率は低いのでビ
ットエラー率が高い環境でも高い送信速度となる。
【0013】よって、図2の上段に示すようにビットエ
ラー率の値毎に最も実効通信速度が速くなるパケットが
存在する。携帯型情報端末はビットエラー率と最も実効
通信速度が速くなるパケットの関係をルックアップテー
ブルとして記憶装置内に保存しておき、使用者がデータ
通信を要求した時、算出したビットエラー率と比較する
ことにより最も実効通信速度が速くなるパケットを選択
する。親の携帯型情報端末は選択したパケットを用いて
データ通信を続行する。親の携帯型情報端末は全データ
を送信すると、データ通信処理を終了する。本発明にお
ける携帯型情報端末により、周囲環境の変化により無線
通信経路の通信品質が変化した場合であっても、その変
化を即座に検出し、通信パケットを動的に最適なものに
変更して通信することができるため、使用者は常に最適
な長さ、誤り訂正能力を持つパケットを用いてデータ通
信を行うことが可能となる。
【0014】図3は本発明における親の携帯型情報端末
の構成例を示したブロック図である。図3において、1
10は中央演算処理装置、120はプログラム格納装
置、130は通信制御装置、140は無線装置、150
はアンテナ、160は記憶装置、170は表示装置、1
80は入力装置、190は通信制御装置130、無線装
置140、アンテナ150とから構成される無線通信機
能である。中央演算処理装置110は外部からの入力に
対して、プログラム格納装置120内のプログラムに従
って各々の処理を行う装置である。無線装置140はデ
ータを変復調し、通信制御装置130とアンテナ150
間で信号のやり取りを行う装置である。図3に示したブ
ロック図を用いて本発明における携帯型情報端末の親側
の動作例を説明する。
【0015】親の携帯型情報端末の使用者が入力装置1
80よりデータ通信を要求すると、中央演算処理装置1
10は、通信制御装置130に子の携帯型情報端末にデ
ータ通信モードに移行することを要求する情報を含むパ
ケット(以下、データ通信モード要求と称す。)を送信
する様指示を出す。通信制御装置130はこれを受け、
無線装置140を介してアンテナ150からデータ通信
モード要求を送信する。子の携帯型情報端末からの応答
パケットをアンテナ150が受信すると、通信制御装置
130は無線装置140を介してこのパケットを受け取
り、内容を解析して結果を中央演算処理装置110へ送
る。解析結果が拒否であれば、中央演算処理装置110
は、表示装置170に子の携帯型情報端末がデータ通信
モード要求を拒否したことを告げるメッセージを表示さ
せ、更に、通信制御装置130にデータ通信処理を終了
する様指示を出す。通信制御装置130はこれを受け、
データ通信処理を終了する。解析結果が受理であれば、
中央演算処理装置110は通信制御装置130にデータ
通信モードに移行する様指示を出す。通信制御装置13
0はこれを受け、通信用パケットとして使用者が指定し
たパケットあるいはデフォルトで指定されたパケットを
使用する。通信用パケットを決定した後、中央演算処理
装置110は送信データと通信品質測定用データを記憶
装置160から通信制御装置130へ送る。通信制御装
置130はこれを受け、送信データと通信品質測定用デ
ータを一時的に記憶する。また通信制御装置130は送
信データを選択したパケットに収まるサイズに分割し、
パケットのユーザーデータ部分に加え、データ通信パケ
ットとして無線装置140を介してアンテナ150から
送信する。その後、アンテナ150が子の携帯型情報端
末から送信された受け取り確認パケットを受信すると、
通信制御装置130は無線装置140を介してこのパケ
ットを受け、受信したパケットから通信品質測定用デー
タを取り出し、通信制御装置130に一時的に記憶して
ある既知の通信品質測定用データと比較することにより
ビットエラー率を算出する。更に通信制御装置130は
この結果を一時的に記憶しておき、次に受け取り確認パ
ケットを受信した時、前回の結果と累積して新たなビッ
トエラー率を算出する。通信制御装置130はビットエ
ラー率を算出したことを中央演算処理装置110に告げ
る。中央演算処理装置110はこの結果を表示装置17
0に表示する。更に中央演算処理装置110はこの結果
と記憶装置160内に保存してあるビットエラー率の限
界値を比較し、この結果の方が大きい場合、無線通信経
路の通信品質の改善を促す内容を表示装置170に表示
する。通信制御装置130はあらかじめ記憶装置160
内に保存してある使用パケット種類毎のビットエラー率
と通信速度の関係を参照し、ここで算出したビットエラ
ー率から最も実効通信速度が速くなるパケットを選択す
る。通信制御装置130は最も実効通信速度が速くなる
パケットを選択したことを中央演算処理装置110に告
げる。中央演算処理装置110はこの結果を表示装置1
70に表示する。通信制御装置130は送信データを選
択したパケットに収まるサイズに分割し、パケットのユ
ーザーデータ部分に加え、データ通信パケットとして無
線装置140を介してアンテナ150から送信する。あ
るいは通信制御装置130が無線装置140を介してア
ンテナ150から受け取り確認パケットを受けた後、前
回送信に用いたパケットを用いてデータを送信し、次の
受け取り確認パケットを受信するまでの間にビットエラ
ー率の算出、最も実効通信速度が速くなるパケットの選
択を行い、次の受け取り確認パケットを受けた後、1サ
イクル遅らせて選択したパケットを用いてデータ通信を
行うようにしても良い。通信制御装置130は全データ
を送信すると中央演算処理装置110にデータ通信処理
が終了したことを告げ、データ通信処理を終了する。中
央演算処理装置110は表示装置170にデータ通信処
理が終了したことを表示する。
【0016】図4は本発明における子の携帯型情報端末
の構成例を示したブロック図である。図4において、2
10は中央演算処理装置、220はプログラム格納装
置、230は通信制御装置、240は無線装置、250
はアンテナ、260は記憶装置、270は表示装置、2
80は入力装置、290は通信制御装置230、無線装
置240、アンテナ250とから構成される無線通信機
能である。なお本発明では親と子の携帯型情報端末には
機能的な違いはなく、ある携帯型情報端末は親にも子に
もなることの可能な構造となっているものとする。
【0017】図4に示したブロック図を用いて本発明に
おける携帯型情報端末のデータ通信処理での子側の動作
例を説明する。
【0018】子の携帯型情報端末のアンテナ250がデ
ータ通信モード要求を受信すると、通信制御装置230
は無線装置240を介してこの要求を受け取り、更に、
この要求を中央演算処理装置210に送る。中央演算処
理装置210は、自身がデータ通信モード要求を受理で
きない状態であれば、通信制御装置230にデータ通信
モード要求を拒否する様指示を出す。通信制御装置23
0はこれを受け、データ通信モード要求を拒否する情報
を含む応答パケットを無線装置240を介してアンテナ
250から送信し、データ通信処理を終了する。中央演
算処理装置210がデータ通信モード要求を受理できる
状態であれば、通信制御装置230にデータ通信モード
要求を受理する様指示を出す。通信制御装置230はこ
れを受け、データ通信モード要求を受理する情報を含む
応答パケットを無線装置240を介してアンテナ250
から送信し、データ通信処理を開始する。データ通信処
理を開始すると中央演算処理装置210は通信品質測定
用データを記憶装置260から通信制御装置230へ送
る。通信制御装置230はこれを受け、通信品質測定用
データを一時的に記憶する。その後、アンテナ250が
親の携帯型情報端末から送信されたデータ通信パケット
を受信すると、通信制御装置230は無線装置240を
介してこのパケットを受け取り、このパケットから送信
データを取り出し、エラーチェックを行った後、一時的
に記憶する。更に通信制御装置230はエラーチェック
の結果を含む受け取り確認用データに通信品質測定用デ
ータを加え、受け取り確認パケットとしてアンテナ25
0から送信する。アンテナ250が全データを受信する
と、通信制御装置230は一時的に記憶してあるデータ
から送信データを再構築する。通信制御装置230はこ
のデータを受信データとして記憶装置260に送り、中
央演算処理装置210にデータ通信処理が終了したこと
を告げ、データ通信処理を終了する。中央演算処理装置
210は表示装置270にデータ通信処理が終了したこ
とを表示する。
【0019】図5はデータ通信モード時におけるデータ
フロー図である。図5において、310は送信データ、
311は選択したパケットに収まるサイズに分割された
送信データ(以下、送信データ1と称す。)、312は
送信データから送信データ1を分割した後の残りの送信
データ(以下、残送信データ1と称す。)、313は選
択したパケットに収まるサイズに分割された残りの送信
データ1(以下、送信データ2と称す。)、314は残
送信データ1から送信データ2を分割した後の残送信デ
ータ(以下、残送信データ2と称す。)、320は通信
品質測定用データ、330はデータ通信パケット1、3
31は同期コード、送信先アドレス等を含むデータ送信
パケット1のパケットヘッダ部(以下、パケットヘッダ
部1と称す。)、332は誤り訂正やエラーチェックコ
ードを加え、データ送信パケット1のユーザーデータ部
分に加えられるフォーマットに変換された送信データ1
(以下、ユーザーデータ1と称す。)、340は受け取
り確認パケット、341は同期コード、送信先アドレス
等を含む受け取り確認パケットのパケットヘッダ部、3
42は受け取り確認用データ、350はデータ通信パケ
ット2、351は同期コード、送信先アドレス等を含む
データ送信パケット2のパケットヘッダ部(以下、パケ
ットヘッダ部2と称す。)、352は誤り訂正やエラー
チェックコードを加え、データ送信パケット2のユーザ
ーデータ部分に加えられるフォーマットに変換された送
信データ2(以下、ユーザーデータ2と称す。)、36
0は受信データである。
【0020】図5に示したデータフロー図を用いてデー
タ通信モードにおけるデータの流れを説明する。データ
通信モードに入ると、親の携帯型情報端末は送信データ
310と通信品質測定用データ320を記憶装置160
から無線通信機能190に送る。無線通信機能190は
送信データ310と通信品質測定用データ320を一時
的に記憶する。同様に子の携帯型情報端末は通信品質測
定用データ320を記憶装置260から無線通信機能2
90に送る。無線通信機能290は通信品質測定用デー
タ320を一時的に記憶する。次に親の携帯型情報端末
は一時的に記憶した送信データ310を送信データ1
(311)と残送信データ1(312)に分割する。送
信データ311のサイズは通信用パケットとして使用者
が指定したパケットあるいはデフォルトで指定されたパ
ケットのユーザーデータ部のサイズにより決定される。
本実施例では仮にここで使用するパケットを図2に示し
たパケット2であるとする。パケット2はパケット長が
長く、誤り訂正のあるパケットである。
【0021】親の携帯型情報端末は送信データ1(31
1)をパケット2のフォーマットに合わせてユーザーデ
ータ1(332)に変換し、これにパケットヘッダ部1
(331)を加え、データ通信パケット1(330)と
して送信する。子の携帯型情報端末はデータ送信パケッ
ト1(330)を受信するとユーザーデータ1(33
2)を取り出し、エラーチェックを行った後、送信デー
タ1(311)に変換し、無線通信機能290に一時的
に記憶する。次に子の携帯型情報端末はエラーチェック
の結果を含む受け取り確認用データ342に受け取り確
認パケットのパケットヘッダ部341と無線通信機能2
90に一時的に記憶してある通信品質測定用データ32
0を加え、受け取り確認パケット340として送信す
る。
【0022】親の携帯型情報端末は受け取り確認パケッ
ト340を受信すると通信品質測定用データ320を取
り出し、無線通信機能190に一時的に記憶してある通
信品質測定用データ320と比較することによりビット
エラー率を算出する。ここで算出したビットエラー率が
仮に0.2%であるとすると、親の携帯型情報端末はこ
の結果と記憶装置160内に保存してある使用パケット
種類毎のビットエラー率と通信速度の関係(図2)を比
較することにより、現在の通信品質において最も実効速
度が速くなるパケットとしてパケット3を選択する。パ
ケット3はパケット長が短く、誤り訂正のあるパケット
である。親の携帯型情報端末は残送信データ1(31
2)を送信データ2(313)と残送信データ2(31
4)に分割する。図5に示したように送信データ2(3
13)はパケット3のサイズに合わせて送信データ1
(311)より短くなる。親の携帯型情報端末は送信デ
ータ2(313)をパケット3のフォーマットに合わせ
てユーザーデータ2(352)に変換し、これにパケッ
トヘッダ部2(351)を加え、データ通信パケット2
(350)として送信する。子の携帯型情報端末はデー
タ送信パケット2(350)を受信するとユーザーデー
タ2(352)を取り出し、エラーチェックを行った
後、送信データ2(313)に変換し、無線通信機能2
90に一時的に記憶する。親、子の携帯型情報端末は送
信データ310が全て送信されるまでこの処理を繰り返
す。子の携帯型情報端末が全データを受信すると無線通
信機能290に一時的に記憶してあるデータから送信デ
ータ310を再構築し、受信データ360として記憶装
置260に送る。本発明における携帯型情報端末によ
り、周囲環境の変化により無線通信経路の通信品質が変
化した場合であっても、その変化を即座に検出し、通信
パケットを動的に最適なものに変更して通信することが
できるため、使用者は常に最適な長さ、誤り訂正能力を
持つパケットを用いてデータ通信を行うことが可能とな
る。
【0023】以上、本発明における携帯型情報端末の構
成例、最適パケットの選択方法、通信時のデータフロー
等の実施例を示したが、本実施例は本発明を限定するも
のではなく、用途に応じた変更が可能である。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば携帯型情報端末のように
常時周囲環境が変化する機器においても、現在の通信品
質に合わせた最適な長さ、誤り訂正能力を持つパケット
を自動的に選択することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における携帯型情報端末の通信品質測定
処理の動作例を示したフローチャート。
【図2】使用パケット種類毎のビットエラー率とデータ
通信速度の関係。
【図3】本発明における親の携帯型情報端末の構成例を
示したブロック図。
【図4】本発明における子の携帯型情報端末の構成例を
示したブロック図。
【図5】データ通信モード時におけるデータフロー図。
【符号の説明】
110・・・親の携帯型情報端末の中央演算処理装置、1
20・・・親の携帯型情報端末のプログラム格納装置、1
30・・・親の携帯型情報端末の通信制御装置、140・・・
親の携帯型情報端末の無線装置、150・・・親の携帯型
情報端末のアンテナ、160・・・親の携帯型情報端末の
記憶装置、170・・・親の携帯型情報端末の表示装置、
180・・・親の携帯型情報端末の入力装置、190・・・親
の携帯型情報端末の無線通信機能、210・・・子の携帯
型情報端末の中央演算処理装置、220・・・子の携帯型
情報端末のプログラム格納装置、230・・・子の携帯型
情報端末の通信制御装置、240・・・子の携帯型情報端
末の無線装置、250・・・子の携帯型情報端末のアンテ
ナ、260・・・子の携帯型情報端末の記憶装置、270・
・・子の携帯型情報端末の表示装置、280・・・子の携帯
型情報端末の入力装置、290・・・子の携帯型情報端末
の無線通信機能、310・・・送信データ、311・・・送信
データ1、312・・・残送信データ1、313・・・送信デ
ータ2、314・・・残送信データ2、320・・・通信品質
測定用データ、330・・・データ通信パケット1、33
1・・・パケットヘッダ部1、332・・・ユーザーデータ
1、340・・・受け取り確認パケット、341・・・受け取
り確認パケットのパケットヘッダ部、342・・・受け取
り確認用データ、350・・・データ通信パケット2、3
51・・・パケットヘッダ部2、352・・・ユーザーデータ
2、360・・・受信データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石原 丈士 茨城県ひたちなか市稲田1410番地 株式会 社日立製作所デジタルメディア製品事業部 内 Fターム(参考) 5K014 AA03 EA08 FA11 GA02 5K034 EE03 HH10 MM08 5K067 AA01 BB04 BB21 CC08 DD43 DD46 HH21 HH22 KK01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示部と、アンテナ部と高周波信号を処理
    する無線部と通信の制御、信号処理を行う通信制御部と
    から構成される無線通信機能を有し、無線通信経路を介
    してデータ通信を行う携帯型情報端末において、使用者
    がデータ通信を行っている時、無線通信経路の通信品質
    をビットエラー率により評価し、その結果とあらかじめ
    算出しておいた使用パケット種類毎のビットエラー率と
    通信速度の関係より、データ通信中、動的に無線通信経
    路の通信品質に合わせて最も実効通信速度が速くなるパ
    ケットを選択してデータ通信を行うことを特徴とする携
    帯型情報端末。
  2. 【請求項2】複数の無線通信機器と無線通信経路を確立
    する場合、それぞれの無線通信経路の通信品質をビット
    エラー率により評価し、その結果とあらかじめ算出して
    おいた使用パケット種類毎のビットエラー率と通信速度
    の関係より、それぞれの無線通信経路の通信品質に合わ
    せて最も実効通信速度が速くなるパケットを選択してデ
    ータ通信を行うことを特徴とする請求項1記載の携帯型
    情報端末。
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