JP2001094574A - 無線lanシステム - Google Patents

無線lanシステム

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JP2001094574A
JP2001094574A JP27054999A JP27054999A JP2001094574A JP 2001094574 A JP2001094574 A JP 2001094574A JP 27054999 A JP27054999 A JP 27054999A JP 27054999 A JP27054999 A JP 27054999A JP 2001094574 A JP2001094574 A JP 2001094574A
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Japan
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transmission
error rate
wireless lan
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frame
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JP27054999A
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English (en)
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Kazuhiro Takatani
和宏 高谷
Yuji Maeda
裕二 前田
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Landscapes

  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Communication Control (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 所要S/N比を小さくするとともに、スルー
プットを低下させることのない無線LANシステムを実
現する。 【解決手段】 使用される環境におけるビット誤り率を
測定し、そのビット誤り率に応じて、連続伝送フレーム
数(ウィンドウサイズ)を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動再送要求(ARQ:A
utomatic Repeat reQuest)方式により誤り制御を行う無
線通信に利用する。本発明は、無線LANに利用するに
適する。
【0002】
【従来の技術】無線通信システムにおける誤り制御方式
としては、誤りが起こることを見越して本来伝送したい
情報に冗長な情報を送信側で付加して送信する順方向誤
り訂正(FEC:Forward Error Correction)方式と、誤
りが生じたときにもう一度送信し直すことによって誤り
からの回復を図る自動再送要求(ARQ:Automatic Repea
t reQuest)方式がよく用いられている。
【0003】FECの利点としては、帰還通信路が不必
要となり、システムが簡単なこと、遅延要求が厳しい音
声や動画像等のディジタル伝送に有効であることが挙げ
られ、欠点としては誤り訂正用の付加ビット長が多く必
要となり復号器が複雑になること、誤りが集中して起こ
るバースト誤りのバースト長が大きい場合には訂正がで
きなくなることが挙げられる。
【0004】また、誤り訂正符号を用いると、誤り訂正
用ビットが冗長ビットとして送信信号系列に加えられる
ため、同じ情報をある一定の時間で送るためには、より
高い伝送レートで送ることが必要となり、より広い周波
数帯域が必要となる。誤り訂正符号としては、ブロック
符号と畳み込み符号とに大別される。
【0005】ARQの利点としては、まず、受信側で誤
りが検出されなくなるまで再送要求を繰り返すため、極
めて信頼性の高い通信が可能であること、誤り検出のみ
行うので付加ビット長は誤り訂正を行う場合に比べて少
なく復号器の構成も比較的簡単であることが挙げられ
る。
【0006】欠点としては、帰還通信路が必要となるた
め、遅延が小さくなることと、雑音等により通信品質が
劣悪な場合には、再送要求が頻繁に起こり、時間当たり
の情報伝送効率、つまり、スループットが低下すること
が挙げられる。再送プロトコルはStop-and-Wait型、Go-
Back-N型、Selective-Repeat型がある。
【0007】無線LANの特徴としては、第一に信頼性
の高い通信が要求されること、第二に無線周波数が限ら
れているため、周波数利用効率が高く、高い伝送効率が
要求されること、第三に半固定で使用されるため、移動
体通信のようなランダム誤りよりも、人の移動によって
バースト誤りが生じやすいこと等が挙げられる。
【0008】このような無線LANの特徴を反映して、
ARQ方式のみを採用している無線LANが多く、再送
プロトコルとしてはハードウェアの簡単さから、Go-Bac
k-N型がよく用いられている。
【0009】Go-Back-N型の再送プロトコルは、複数の
伝送フレームを同時に送信し、誤りが発生すると相手局
からの要求に応じてその誤りフレーム以降のデータを再
送する方式であり、公衆有線回線やIEEE802標準
に用いられているHDLC(High Level Data Link Con
trol Protocol)の誤り制御技術として採用されてい
る。
【0010】受信側で、伝送フレームを正しく受信した
場合は、確認信号としてACK(Acknowledgement)信
号を、誤りが検出された場合は再送を要求する信号とし
てNAK(Non Acknowledgement)信号を送信側に送り
返すか、もしくは誤りが発生した伝送フレームより前の
伝送フレームのACKを再度送信側に送り返す。
【0011】また、ある伝送フレームで誤りが検出され
た場合には、その伝送フレーム以降の伝送フレームも全
て廃棄される。このため、例えば、8個の伝送フレーム
を連続して送信した場合には、もし、最初の伝送フレー
ムにおいて誤りが発生すると、この後に送った7個の伝
送フレームも含めて8個の伝送フレームを全てもう一度
順番に再送しなければならなくなる。よって、ビット誤
り率が大きい場合には転送効率に影響が生じやすい方式
であるといえる。
【0012】信頼性を保証する代表的な通信プロトコル
であるTCP(Transmission Control Protocol)は、
FTP(File Transfer Protocol)等のインターネット
上の多くのアプリケーションに用いられており、無線通
信特有の干渉やフェージングによるフレーム誤りに対し
て再送が必要となる無線LANにおいても重要な役割を
果たしている。TCPでは、ウィンドウサイズと呼ばれ
る最大連続伝送量を受信側の要求により変化させてい
る。ウィンドウサイズはNAKが送り返されなければ、
連続伝送フレーム数を1、2、3、4、…、のように増
加し、NAKが送り返されればまた、次のNAK、若し
くは誤りが発生した伝送フレームより前の伝送フレーム
のACKを再度が送り返されるまで、1、2、3、4、
…、と言うように連続伝送フレーム数を変化させてい
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
無線LANでは高速かつ信頼性の高い通信が要求されて
いるため、ARQ方式による誤り制御が行われている。
現在、最も普及している2.4GHz帯中速無線LAN
では、不要輻射雑音の多いISM(Industrial Scienti
fic and Medical)帯を使用することから、雑音等によ
る再送要求が頻繁に起きる可能性がある。また、2.4
GHz帯中速無線LANでは、同一無線周波数を使用す
る無線LANシステム間での相互接続に関する規格十分
でないため、異なるシステム間で電磁干渉が生じ、再送
要求が増加する可能性もある。さらに、全ての無線LA
Nにおいて、ディジタル機器の高速化や、無線システム
の急速な普及により電磁環境が複雑化され、使用環境に
よっては再送要求が増加し、伝送効率が低下する可能性
が大きくなってきている。これらの干渉の他に、無線通
信特有のフェージングやシャドウイングによりフレーム
誤りが発生するため、再送プロトコルは通信効率に対す
る影響が大きい。
【0014】このような無線通信環境下において、誤り
検出や再送制御により信頼性を保証する通信プロトコル
であるTCPは、本来、有線ネットワークを意識して設
計されたプロトコルであるため、無線通信特有の通信環
境に必ずしも適しているとはいえない。
【0015】例えば、有線LANに要求される伝送品質
は、ビット誤り率が10−10程度であるのに対して、
IEEE802.11で規格化されている無線LANの
伝送品質は10−4程度である。これは、半固定で使用
される無線LANにおいても、無線通信を行うことによ
って、有線とは比較できないビット誤りが生じてしまう
ため、伝送品質に対する要求が異なっているためであ
る。したがって、有線LANを基幹ネットワークとする
無線LANを構築する場合に、ビット誤り率が10
−10から10−4程度のビット誤りに対して無線LA
N特有の影響が生ずる可能性がある。
【0016】図8はある通信環境における雑音の影響に
対する無線LANの規格化スループット(縦軸)とS/
N比(横軸)の関係を測定した結果であり、Selective-
Repeat型の場合とGo-Back-N型の場合の比較を示す図で
ある。図8においては、無線LAN間を同軸ケーブルで
接続し、測定を行っているので、フェージング等の影響
は含まれていない。無線LANの国際標準の一つである
IEEE802.11ではその伝送フレーム長を64K
から2048Kバイトとしているため、64Kバイトと
2048Kバイトのフレーム長の場合を示した。
【0017】図8より、2048Kバイトの場合のSele
ctive-Repeat型とGo-Back-N型の差は、スループットが
最大値の1/2から最大値に変化する間のS/N比にお
いて大きくなっている。また、伝送フレーム長が64K
バイトの場合は、スループットが0から最大値に変化す
る間のS/N比において大きく異なっている。これらの
結果から、S/N比が15dBから25dBにおいて、
Selective-Repeat型とGo-Back-N型のスループットの差
が大きくなっており、特定のS/N比においては両者の
特性が大きく異なることを示している。すなわち、再送
回数が多くなればなるほど、伝送効率が低下するため、
Go-Back-N 型の再送プロトコルを用いている無線LAN
においては、再送回数を少なくするようなプロトコルが
望ましい。
【0018】図9はビット誤り率(横軸)に対するSele
ctive-Repeat型とGo-Back-N型のスループットの差(縦
軸)を示す図である。図9に示すように伝送フレーム長
によって特性が異なるが、ビット誤り率が10−7から
10−3の範囲においてのみ両者の差が現れる。現実の
無線LANの使用環境においては、前述した有線LAN
と無線LANの要求条件の差と同様に、ビット誤り率が
10−7から10−3の環境であることが多く、現存の
有線を意識したプロトコルが伝送効率を低下させる原因
となっている。
【0019】前述したように、Selective-Repeat型はGo
-Back-N型とは異なり、誤った伝送フレームのみを再送
するので伝送効率が良いが、ハードウェア上の制約が多
くトラヒックの多いネットワークにおいてはメモリー管
理が複雑となり実用的ではない。また、誤り訂正符号を
用いれば、所要S/N比は小さくなるが、無線LAN本
来の目的である、周波数利用効率が高く、高い伝送効率
を犠牲にせざるを得ないという問題が生じる。さらに、
ウィンドウサイズによっては、ウィンドウサイズに応じ
た伝送フレームに対するACKを送信側が待ち続けるこ
とによってタイムアウトが生じ、伝送に要する時間が増
加するといった問題も生じてしまう。
【0020】本発明は、このような背景に行なわれたも
のであって、所要S/N比を小さくすることができる無
線LANシステムを提供することを目的とする。本発明
は、スループットを低下させることのない無線LANシ
ステムを提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、使用される環境におけるビット誤り率を測
定し、そのビット誤り率に応じて、連続伝送フレーム数
(ウィンドウサイズ)を制御することにより、再送回数
を少なくし、伝送効率を低下させない制御を行う無線L
ANシステムを提案する。
【0022】無線LANには、通常、有線と無線とのブ
リッジとなるアクセスポイントが存在し、そのアクセス
ポイントに対して、複数の端末がアクセスする使用形態
がとられている。半固定で使用される無線LANにおい
ては、アクセスポイントと各端末における通信路の変化
も半固定であるため、その通信路に対するビット誤り率
の測定は容易に行える。
【0023】ビット誤り率は最大長シフトレジスタ系列
(Maxmum-1ength-Shift-register-sequence:M系列)等
のランダム信号を端末側からアクセスポイントに送信
し、アクセスポイントは正しく送信された場合のランダ
ム信号と比較することにより測定する。アクセスポイン
トは、送信した端末のID(Identifier)やIP(Inte
rnet Protocol)等に対応したビット誤り率を記憶して
端末側に通知する。端末側はそのビット誤り率にしたが
って、一度に送信する伝送フレームの数(ウィンドウサ
イズ)を制御することにより、S/N比が劣化した環境
においても再送による遅延を最小限にする。
【0024】測定されたビット誤り率に対する最適の連
続伝送フレーム数は、フレーム1個当たりのビット長に
よって変化する。例として、無線LANの代表的な再送
プロトコルであるGo-Back-N型の無線LANにIEEE
801.11標準の伝送フレームを伝送する場合に対す
る方法を以下に述べる。
【0025】伝送フレーム長をNバイト(8×Nビッ
ト)とすると、フレーム誤り率pfとビット誤り率Pb
の関係は pf=1−(1−Pb)8N (1) となるため、フレーム誤り率は測定されたビット誤り率
により予測が可能である。ウィンドウあたりの誤り率p
wは連続伝送フレーム数Mをとすると、 Pw=1−(1−Pb)8MN (2) となり、平均再送回数は、1/(1−Pf)となるの
で、 M<1/Pf (3) を満足するように制御すれば、必ず再送が行われるよう
な連続伝送は回避できる。このため、頻繁なフレーム誤
りによるウィンドウサイズの縮小を防ぎ、再送フレーム
数を少なくすることができる。
【0026】ここで、基本的な伝送フレーム長である6
4、128、256、512、1024、2048バイ
トの時の各ビット誤り率に対する最大連続伝送フレーム
数の例を表1に示す。
【0027】
【表1】 表1は式(3)を満足するように設定されている。ま
た、フレーム誤りが生じてもウィンドウサイズが極端に
小さくならないように制御する。例えば、伝送フレーム
長が2048バイトで、ビット誤り率が10−6〜10
−7の場合は、10−6〜10−5の時の最大伝送フレ
ーム数6を最小値として、10−6〜10 −7の場合の
最大伝送フレーム数60まで、6、12、18、…、6
0とウィンドウサイズを変化させるので、フレーム誤り
の発生によるウィンドウサイズの極端な縮小が回避でさ
る。伝送フレーム長64バイトおよび2048の場合の
ビット誤り率10−7から10−6の環境下でのウィン
ドウサイズの変動を図10から図13に示す。図10〜
図13は横軸に伝送回数をとり、縦軸にウィンドウサイ
ズをとる。
【0028】図10〜図13より、本発明の再送方法は
従来の再送制御と比較して、ウィンドウサイズの大ささ
が通信環境に適した単位で変化するので伝送効率が向上
される。図14は本発明の再送制御を用いた場合の規格
化スループット特性とSelective-Repeat型の場合を比較
した結果を示す図であり、この図からもSelective-Repe
at型と近い特性が得られ、伝送効率が向上していること
がわかる。
【0029】以上説明したように、無線通信特有の伝送
特性が再送プロトコルに影響が生じるのは、特定のビッ
ト誤り率の範囲においてのみであり、この場合の伝送フ
レーム長に対してウインドウサイズを制御することで伝
送効率は改善される。例えば、必ず再送が生じるような
環境下において、通信環境に即した単位でウィンドウサ
イズを制御することにより、再送フレーム数を減少さ
せ、伝送効率が改善できる。
【0030】すなわち、本発明は、連続した所定数の伝
送フレームを送信する手段と、この連続した所定数の伝
送フレームを受信する手段とを備え、この受信する手段
は、前記連続した所定数の伝送フレームにより受信した
データの誤りを検出する手段と、この検出する手段の検
出結果にしたがって前記データに誤りが検出されたとき
には前記送信する手段に前記連続した所定数の伝送フレ
ームの再送を要求する手段とを備え、前記送信する手段
は、この再送要求にしたがって前記連続した所定数の伝
送フレームを再送する手段を備えた無線LANシステム
である。
【0031】ここで、本発明の特徴とするところは、前
記送信する手段と前記受信する手段との間の通信におけ
るデータの誤り率を測定する手段が設けられ、この測定
する手段の測定結果にしたがって前記所定数を可変に設
定する手段を備えたところにある。これにより、再送が
発生する確率の高い所定数を避けて伝送フレームを送信
することができる。
【0032】さらに、前記測定結果にしたがって伝送フ
レームのフレーム長を可変に設定する手段を備えた構成
とすることもできる。伝送フレーム1個当たりのビット
長によって、前記所定数の最適値は変化するので、フレ
ーム長を可変に設定することにより、前記所定数の最適
値を調整することができるようになり、前記所定値設定
の自由度を向上させることができる。
【0033】前記所定数およびまたは前記フレーム長を
可変に設定する手段は、周期的に前記所定数およびまた
は前記フレーム長を再設定する手段を含む構成とするこ
とが望ましい。
【0034】前記送信する手段および前記受信する手段
は、TCPに基づくフレーム伝送を行なう手段を含む構
成とすることが望ましい。
【0035】
【発明の実施の形態】本発明実施例の無線LANシステ
ムの構成を図1を参照して説明する。図1は本発明実施
例の親機および子機の要部ブロック構成図である。実際
には、親機および子機は双方向に通信を行うが、ここで
は説明をわかりやすくするために、親機から子機への一
方的な情報伝達を想定した。また、図1では、送受信ブ
ロック、変復調ブロックなど、周知であり、本発明の特
徴とは直接関係のないブロックについては図示を省略し
た。
【0036】本発明は、連続した所定数の伝送フレーム
を送信する親機1と、この連続した所定数の伝送フレー
ムを受信する子機2とを備え、この子機2は、前記連続
した所定数の伝送フレームにより受信したデータの誤り
を検出する手段である誤り検出部3と、この誤り検出部
3の検出結果にしたがって前記データに誤りが検出され
たときには親機1に前記連続した所定数の伝送フレーム
の再送を要求する手段である再送要求部4とを備え、親
機1は、この再送要求にしたがって前記連続した所定数
の伝送フレームを再送する手段である再送部5を備えた
無線LANシステムである。
【0037】ここで、本発明の特徴とするところは、親
機1と子機2との間の通信におけるデータの誤り率を測
定する手段である誤り率測定部6が設けられ、この誤り
率測定部6の測定結果にしたがって前記所定数を可変に
設定する手段である誤り率情報送信部7、誤り率情報受
信部8および伝送フレーム設定部9を備えたところにあ
る。伝送フレーム設定部9は、前記測定結果にしたがっ
て伝送フレームのフレーム長を可変に設定することもで
きる。また、周期的に前記所定数およびまたは前記フレ
ーム長を再設定する。親機1および子機2は、TCPに
基づくフレーム伝送を行なう。
【0038】(第一実施例)本発明第一実施例を図2お
よび図3を参照して説明する。図2は本発明第一実施例
の無線LANシステムの伝送フレーム数設定のフローを
示す図である。本発明の無線LANは通信環境(ビット
誤り率)に即したフレーム伝送を実現し、伝送効率を向
上させるものであるため、図2に示すように、ビット誤
り率の測定や、親機1および子機2間で伝送フレームの
設定を行う。
【0039】ステップ501では、子機2は親機1に対
して、ビット誤り率を測定するためのランダム信号の送
信を要求する。ランダム信号はM系列等を使用すると、
シフトレジスタ等の簡単なハード構成にできる。ステッ
プ502では、親機1は、子機2の要求にしたがい、ラ
ンダム信号を送信する。ステップ503において、子機
2の誤り検出部3は親機1が送信したランダム信号の誤
り率を測定して親機1に報告する。誤り率の測定には、
親機1と同様のランダム信号発生器を子機2が所有し、
比較することにより誤り検出を行なう。ステップ504
では、子機2はビット誤り率に対する最小と最大の伝送
フレーム数を保存する。ステップ505において、親機
1は子機2のIDとビット誤り率を保存し、伝送フレー
ム設定部9は、その子機2に対する最大と最小の伝送フ
レーム数(ウィンドウサイズ)を設定する。
【0040】連続伝送フレーム数の最大値、最小値の決
定方法について以下に説明する。例えば、伝送フレーム
長をNバイト(8×Nビット)とすると、フレーム誤り
率Pfとビット誤り率Pbの関係は、前述したように、 Pf=1−(1−Pb)8N (1) となるため、フレーム誤り率は測定されたビット誤り率
により予測が可能である。連続伝送フレーム数をM(正
数)とすると、必ず再送が行なわれる(必ずフレーム誤
りが生じる)のは、 M×Pf≧1 (4) の場合であるので、最大連続伝送フレーム数Mmax
(正数)は、 Mmax<1/Pf (5) となる。ここで、最小連続伝送フレーム数をMmin
(正数)とすると、 Mmin≧1/(LPf) (6) であり、通常L=2〜10程度で設定することが妥当で
あると考えられる。また、Lは各通信環境におけるフレ
ーム誤り率のばらつきによって決定することもできるの
で、過去何回かの測定におけるフレーム誤り率の最大値
をPfmaxとすると、 L=Pfmax/Pf (7) となる。これは、Pfが10倍程度ばらつくのであれ
ば、最大連続伝送フレーム数の1/10程度の連続伝送
フレーム数を最小連続伝送フレーム数をMminとし
て、最大連続伝送フレーム数Mmaxまで変動させる方
法が適しているためである。表1は伝送フレーム数の設
定値の例を示す表である。
【0041】以上では、親機1から子機2への情報伝達
を想定して説明したが、実際には、子機2も自身の伝送
フレームを設定し、以後設定されたフレーム長の伝送フ
レームを用いて通信が行われる。無線通信における通信
環境が変化することが多い場合は、この様な設定を行う
周期を設定できるようにすればよい。
【0042】図3は本発明の無線LANシステムとフレ
ーム長が固定の無線LANシステムのスループット特性
の比較を示す図であり、横軸にS/N比をとり、縦軸に
規格化スループットをとる。これは無線LAN間をケー
ブルで接続し、雑音を付加して測定した結果である。図
3に示すように、本発明の無線LANシステムにおいて
は、上記の設定を行うことにより通信環境に即したウィ
ンドウサイズでフレーム送信を行うため、伝送効率が雑
音に対して改善されていることがわかる。
【0043】(第二実施例)フレーム伝送を行う通信で
は、ビット誤り率によって最適な伝送フレーム長やウィ
ンドウサイズは変動する。本発明の第二実施例では、通
信環境におけるビット誤り率に対して伝送フレーム長を
制御することにより、伝送特性を改善する方法について
述べる。
【0044】Go-back-NにおけるスループットS(bit/
sec)は、 S={K・v・(1−Pf)・8・N/v}/ {(1−Pf)・8・N/v+Pf・M・8・(N/v+C)+C} (8) で表される。ここで、Kは符号化率であり、Pfはフレ
ーム誤り率であり、vは伝送速度であり、Mは受信側か
らの要求に応じて再送する最大フレーム数であり、Cは
伝送時間以外の処理時間である。
【0045】図4は式(8)を用いて、K=1、v=2
Mbit/sec、M=1、C=0msecのとき、伝
送フレーム長が256バイトから4096バイトの場合
のそれぞれのビット誤り率に対するスループット特性を
計算した結果を示す図である。図4より、ビット誤り率
に対して最適な伝送フレーム長が変動することがわか
る。この条件の場合には、BER=10−4においては
256バイトが最も適しており、BER=10−5は5
12バイト、BER=10−6は2048バイト、BE
R<10−7は4096バイトとなる。このように、本
発明の第二実施例では、ビット誤り率を測定し、そのビ
ット誤り率に応じて伝送フレームを変化させるので伝送
効率が向上する。
【0046】(第三実施例)現在の無線LANでは、無
線ネットワークトでもTCP/IPのプロトコルが使用
されていることが多い。しかしながら、TCPは本来有
線ネットワークを意識して設計されたプロトコルである
ため、必ずしも無線LANに適したプロトコルとはいえ
ない。そこで、本発明第三実施例では、本発明の無線L
ANシステムをTCP/IPのプロトコルを用いた有線
LANに接続した場合を提案する。
【0047】通常、無線LANは有線LANとブリッジ
機能を有する親機を持ち、親機では、輻輳を最小限にす
るために子機に対して10倍以上のバッファが搭載され
ている。このため、親機においては、有線側から送られ
る送信フレームを一時的にバッファに入れ、送信フレー
ムを制御することが容易に行える。本発明では、有線側
でTCPにより制御されている送信フレームを親機のバ
ッファに蓄積し、図2のフローで設定されたウィンドウ
サイズで送信することによって、無線通信環境に即した
フレーム送信を行う。
【0048】図5および図6はビット誤り率が10−5
のTCP/IPのウィンドウサイズの変動を観測した結
果を示す図であり、横軸に伝送回数をとり、縦軸にウイ
ンドウサイズをとる。図5が従来の観測結果であり、図
6が本発明の観測結果である。通常の無線通信では、ビ
ット誤り率が10−5であれば、ビット誤り率の大きい
通信環境とはいえない。しかしながら、無線LANは有
線LANを基幹網とするので、ビット誤り率が10
−10以下である有線LANのようにウィンドウサイズ
が変化する。図5に示されるように、従来のTCPでは
有線LANと同様にウィンドウサイズが変化するので、
ウィンドウサイズがビット誤り率10−5の環境に適さ
ない大きさになった場合には、フレーム誤りによりウィ
ンドウサイズが縮小したり、再送により伝送効率が低下
したりしていることがわかる。これに対して、本発明の
無線LANシステムを用いた場合は、同一の環境下にお
いて、ウィンドウサイズはビット誤り率に応じて制限さ
れる。そのため、図6に示されるように、制限された最
大ウィンドウサイズで伝送される回数が多く、図5と比
較して同一伝送回数当たりの成功フレーム数が増加する
ので伝送効率が改善される。
【0049】図7は本発明の無線LANシステムと従来
のTCPによる無線LANシステムのスループット特性
の比較を示す図であり、横軸にS/N比をとり、縦軸に
規格化スループットをとる。図8、図3と同一測定系を
用いて測定した結果である。図7に示されるように本発
明の無線LANシステムでは、S/N比に対する特性
も、TCPによる再送制御を行っている無線LANに対
して改善されていることがわかる。
【0050】以上で説明したように、無線LANのよう
に、移動中の使用がほとんどなく、半固定で使用される
無線通信においては、あらかじめ親機と子機間のビット
誤り率を測定することが容易であり、その誤り率に応じ
てウィンドサイズや伝送フレーム長を変化させることに
より伝送効率が向上するので本発明は有効である。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
所要S/N比を小さくすることができるとともに、スル
ープットを低下させることのない無線LANシステムを
実現することができる。すなわち、無線LANにおいて
は、より高速な通信が望まれるため、連続して送信する
情報のサイズをできる限り大きくするように設定されて
いる。従来の通信制御方式においては、ある特定の割合
で誤りが生じる通信環境における連続して送信する情報
サイズの変動が大きいため、再送による遅延が大きくな
るという点で問題があった。そこで、本発明は、誤り率
に応じて最適な連続フレーム数を変動させるため、再送
による遅延時間の短縮という点で無線LANの性能を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の親機および子機の要部ブロック
構成図。
【図2】本発明第一実施例の無線LANシステムの伝送
フレーム数設定のフローを示す図。
【図3】本発明の無線LANシステムとフレーム長が固
定の無線LANシステムのスループット特性の比較を示
す図。
【図4】伝送フレーム長が256バイトから4096バ
イトの場合のそれぞれのビット誤り率に対するスループ
ット特性を計算した結果を示す図。
【図5】従来のビット誤り率が10−5のTCP/IP
のウィンドウサイズの変動を観測した結果を示す図。
【図6】本発明のビット誤り率が10−5のTCP/I
Pのウィンドウサイズの変動を観測した結果を示す図。
【図7】本発明の無線LANシステムと従来のTCPに
よる無線LANシステムのスループット特性の比較を示
す図。
【図8】ある通信環境における雑音の影響に対する無線
LANの規格化スループット(縦軸)とS/N比(横
軸)の関係を測定した結果であり、Selective-Repeat型
の場合とGo-Back-N型の場合の比較を示す図。
【図9】ビット誤り率(横軸)に対するSelective-Repe
at型とGo-Back-N型のスループットの差(縦軸)を示す
図。
【図10】伝送フレーム長64バイトおよび2048の
場合のビット誤り率10−7から10−6の環境下での
ウィンドウサイズの変動を示す図。
【図11】伝送フレーム長64バイトおよび2048の
場合のビット誤り率10−7から10−6の環境下での
ウィンドウサイズの変動を示す図。
【図12】伝送フレーム長64バイトおよび2048の
場合のビット誤り率10−7から10−6の環境下での
ウィンドウサイズの変動を示す図。
【図13】伝送フレーム長64バイトおよび2048の
場合のビット誤り率10−7から10−6の環境下での
ウィンドウサイズの変動を示す図。
【図14】本発明の再送制御を用いた場合の規格化スル
ープット特性とSelective-Repeat型の場合を比較した結
果を示す図。
【符号の説明】
1 親機 2 子機 3 誤り検出部 4 再送要求部 5 再送部 6 誤り率測定部 7 誤り率情報送信部 8 誤り率情報受信部 9 伝送フレーム設定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K014 AA01 BA01 EA01 FA03 FA13 GA02 5K030 GA03 GA11 HA08 HB18 HB28 JA07 JL01 LA01 LB15 MB05 5K033 AA01 AA07 CB01 CB04 CC02 DA17 DB09 DB16 DB20 EA06 EA07 5K034 AA01 AA06 CC01 DD01 EE03 FF02 HH04 HH07 HH10 HH12 HH63 KK21 MM02 MM14 MM24 NN04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続した所定数の伝送フレームを送信す
    る手段と、この連続した所定数の伝送フレームを受信す
    る手段とを備え、この受信する手段は、前記連続した所
    定数の伝送フレームにより受信したデータの誤りを検出
    する手段と、この検出する手段の検出結果にしたがって
    前記データに誤りが検出されたときには前記送信する手
    段に前記連続した所定数の伝送フレームの再送を要求す
    る手段とを備え、前記送信する手段は、この再送要求に
    したがって前記連続した所定数の伝送フレームを再送す
    る手段を備えた無線LANシステムにおいて、 前記送信する手段と前記受信する手段との間の通信にお
    けるデータの誤り率を測定する手段が設けられ、 この測定する手段の測定結果にしたがって前記所定数を
    可変に設定する手段を備えたことを特徴とする無線LA
    Nシステム。
  2. 【請求項2】 前記測定結果にしたがって伝送フレーム
    のフレーム長を可変に設定する手段を備えた請求項1記
    載の無線LANシステム。
  3. 【請求項3】 前記所定数およびまたは前記フレーム長
    を可変に設定する手段は、周期的に前記所定数およびま
    たは前記フレーム長を再設定する手段を含む請求項1ま
    たは2記載の無線LANシステム。
  4. 【請求項4】 前記送信する手段および前記受信する手
    段は、TCP(Transmission Control Protocol)に基づ
    くフレーム伝送を行なう手段を含む請求項1ないし3の
    いずれかに記載の無線LANシステム。
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