JP2003218828A - Ofdm受信装置および伝搬路推定方法 - Google Patents

Ofdm受信装置および伝搬路推定方法

Info

Publication number
JP2003218828A
JP2003218828A JP2002016525A JP2002016525A JP2003218828A JP 2003218828 A JP2003218828 A JP 2003218828A JP 2002016525 A JP2002016525 A JP 2002016525A JP 2002016525 A JP2002016525 A JP 2002016525A JP 2003218828 A JP2003218828 A JP 2003218828A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase error
residual phase
ofdm symbol
ofdm
channel response
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002016525A
Other languages
English (en)
Inventor
Daichi Imamura
大地 今村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2002016525A priority Critical patent/JP2003218828A/ja
Publication of JP2003218828A publication Critical patent/JP2003218828A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 残留位相誤差の時間変動量が大きい場合
でも伝送効率を低下させずに伝搬路応答の時間変動に適
応的に追従して受信特性を向上させること。 【解決手段】 残留位相誤差補償回路152は、残留位
相誤差推定回路163の推定結果に基づき、伝搬路歪み
補償を行っていない情報OFDMシンボルに含まれる残
留位相誤差を補償する。スイッチ153、スイッチ15
4、複素乗算器155、スイッチ156、乗算器15
7、スイッチ158、乗算器159、加算器160、メ
モリ161にて伝搬路歪み推定部を構成し、伝搬路推定
値を算出する。複素乗算器162は、情報OFDMシン
ボルに伝搬路推定値を複素乗算する。残留位相誤差推定
回路163は、情報OFDMシンボルに含まれる残留位
相誤差を推定する。残留位相誤差補償回路164は、残
留位相誤差推定回路163の推定結果に基づき情報OF
DMシンボルに含まれる残留位相誤差を補償する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル無線通
信システムにおけるOFDM受信装置及び伝搬路推定方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】広帯域無線通信を行う際の伝搬路におけ
る伝送特性の劣化の主な要因は、建物などの反射により
複数の経路から電波が到来することにより生じる周波数
選択性フェージングである。この周波数選択性フェージ
ングに対して強い伝送方式として、OFDM(Orthogon
al Frequency Division Multiplexing)伝送方式が近年
注目されている。このOFDM伝送方式は、ある信号区
間で互いに直交する複数(数〜数千)のディジタル変調
波を多重する方式である。
【0003】従来のOFDM受信装置では、受信信号を
FFT回路で時間−周波数変換し、受信信号に含まれる
既知のパイロットシンボルを取り出し、受信装置で生成
した歪みのないパイロットシンボルとの差分を算出する
ことにより、伝搬路応答推定値を得ている。そして、受
信した情報OFDMシンボルに伝搬路応答推定値を複素
乗算することにより伝搬路応答を補償している。この伝
搬路応答補償された情報OFDMシンボルを復調、誤り
訂正し、受信データである情報ビット列を得ている。
【0004】ここで、送信局、受信局の移動や周囲の人
や自動車などの移動に伴い、伝搬路環境は時々刻々変動
するため、上記従来のOFDM受信装置においては、長
い情報を送信する場合に伝搬路の時間変動に追従して伝
搬路応答を補償する対策が必要となる。
【0005】この対策の1つとして、情報OFDMシン
ボル中に、ある一定間隔で伝搬路応答推定用パイロット
シンボル(既知信号)を挿入することが考えられる。し
かし、この方法では、長い情報を送信する場合に伝搬路
の時間変動に追従するために、頻繁にパイロットシンボ
ルなどの既知信号を挿入することが必要となり、伝送効
率が落ちるという問題がある。
【0006】この問題を解決する方法として、以下の式
(1)により、FFTした情報OFDMシンボルとこの
情報OFDMシンボルの信号点判定値を利用して新たに
求めた伝搬路応答推定値H'(n)と過去の伝搬路応答推定
値C(n-1)とを重み係数Δにより重み付けして新しい伝
搬路応答推定値C(n)を求め、時間変動する受信信号の
伝搬路応答成分、つまり伝搬路による波形歪み(以下、
伝搬路歪み)を補償する方法が、「EP, 700189, A1(NOK
IA TECHNOLOGY CmbH), 06.3月.1996」等に開示されてい
る。
【0007】 C(n)=Δ×C(n-1)+(1−Δ)H'(n) ・・・式(1) ここで、補償すべき成分には、伝搬路応答成分の他に、
搬送波周波数オフセット補償で補償しきれなかった周波
数オフセットおよび周波数シンセサイザの位相雑音によ
る位相誤差である残留位相誤差が含まれる。ここで、実
際の伝搬路応答H(n)は、次の式(2)のように表さ
れる。 H(n)=|H(n)|exp{-jθH(n)}・・・式(2) これを用いると、受信信号のFFT出力は、式(3)の
ように表される。 R(n)=|H(n)|exp{-j(θH(n)+φ(n))}T(n)+N(n) ・・・式(3) ここで、R(n)(n),T(n)およびN(n)はそれぞれ、時
刻nの受信信号、残留位相誤差、送信信号、雑音を表
す。
【0008】上記従来のOFDM受信装置では、残留位
相誤差成分の時間変動と伝搬路応答の時間変動の両方を
伝搬路の時間変動として扱い、伝搬路の周波数応答を推
定・補償している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この場
合、残留位相誤差による時間変動量が伝搬路応答の時間
変動量よりも無視できないほど大きいと、式(1)の係
数Δを小さくしなければ新たに得られる伝搬路応答推定
値C(n)は、その時間変動に追従することができない。
そして、係数Δを小さく設定すると推定値H(n)の割合
が大きくなる。この推定値H(n)は、受信したOFDM
シンボルとそのOFDMシンボルの送信信号点を判定し
た結果から推定した値であり、受信信号に含まれる雑音
や送信信号点の判定誤りにより、パイロットシンボルか
ら推定した伝搬路応答推定値よりも推定誤差が大きい。
【0010】すなわち、上記従来のOFDM受信装置で
は、残留位相誤差による時間変動量が伝搬路応答の時間
変動量よりも無視できないほど大きい場合に、伝搬路応
答推定値の精度を維持できず、受信特性の劣化を生じる
という問題を有している。
【0011】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、残留位相誤差による時間変動量が大きな場合でも
伝送効率を低下させずに、伝搬路応答の時間変動に適応
的に追従して受信特性を向上させることができるOFD
M受信装置および伝搬路推定方法を提供することを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のOFDM受信装
置は、受信した情報OFDMシンボルを保存しておくO
FDMシンボル保存手段と、前記受信した情報OFDM
シンボルの伝搬路応答を補償する伝搬路応答補償手段
と、伝搬路応答が補償された前記受信OFDMのパイロ
ットキャリアを用いて残留位相誤差を推定する残留位相
誤差推定手段と、前記受信OFDMのパイロットキャリ
アを用いて推定した残留位相誤差推定値を用いて前記O
FDMシンボル保存手段により保存されている前記受信
した情報OFDMシンボルの位相誤差を補償する残留位
相誤差補償手段と、残留位相誤差補償された受信OFD
Mシンボルを用いて伝搬路応答推定値を算出する伝搬路
応答推定手段とを具備する構成をとる。
【0013】本発明のOFDM受信装置は、残留位相誤
差を補償されたOFDMシンボルを硬判定する硬判定手
段を具備し、伝搬路応答推定手段は、過去に受信したO
FDMシンボルの残留位相誤差を補償した信号とこの受
信したOFDMシンボルを前記硬判定手段にて硬判定し
た後の信号とを複素乗算することにより伝搬路応答推定
値を算出する構成をとる。
【0014】本発明のOFDM受信装置は、残留位相誤
差を補償されたOFDMシンボルに対して誤り訂正復号
処理を行う誤り訂正復号手段と、誤り訂正後の信号を送
信と同一の符号化を行う再符号化手段とを具備し、伝搬
路応答推定手段は、過去に受信したOFDMシンボルの
残留位相誤差を補償した信号とこの受信したOFDMシ
ンボルを誤り訂正復号して再符号化した信号とを複素乗
算することにより伝搬路応答推定値を算出する構成をと
る。
【0015】本発明のOFDM受信装置は、伝搬路応答
補償手段は、伝搬路応答推定手段にて算出された伝搬路
応答推定値と過去に算出された伝搬路応答推定値とを重
み付け加算した値を、新たに受信したOFDMシンボル
に複素乗算することにより伝搬路応答を補償する構成を
とる。
【0016】これらの構成によれば、残留位相誤差によ
る単位時間あたりの位相変動が伝搬路応答の単位時間あ
たりの位相変動量よりも大きいような場合でも、伝搬路
応答推定に利用する受信情報OFDMシンボルから、あ
らかじめ時間変動の大きい残留位相誤差変動を取り除く
ことができ、伝搬路応答の時間変動のみを追従すること
ができる。この結果、更新係数を最適な状態に設定する
ことができるため、伝送効率を低下させることなく、優
れた受信特性を得ることができる。
【0017】本発明の通信端末装置は、上記いずれかの
OFDM受信装置を具備する構成をとる。また、本発明
の基地局装置は、上記いずれかのOFDM受信装置を具
備する構成をとる。
【0018】これらの構成によれば、伝送効率を低下さ
せることなく、優れた受信特性を得ることができるた
め、高品質な無線通信を行うことができる。
【0019】本発明の伝搬路推定方法は、受信した情報
OFDMシンボルを保存する工程と、前記受信した情報
OFDMシンボルの伝搬路応答を補償する工程と、伝搬
路応答が補償された前記受信OFDMのパイロットキャ
リアを用いて残留位相誤差を推定する工程と、前記受信
OFDMのパイロットキャリアを用いて推定した残留位
相誤差推定値を用いて前記OFDMシンボル保存工程で
保存されている前記受信した情報OFDMシンボルの位
相誤差を補償する工程と、残留位相誤差補償された受信
OFDMシンボルを用いて伝搬路応答推定値を算出する
工程とを具備する方法をとる。
【0020】この方法によれば、残留位相誤差による単
位時間あたりの位相変動が伝搬路応答の単位時間あたり
の位相変動量よりも大きいような場合でも、伝搬路推定
に利用する受信情報OFDMシンボルから、あらかじめ
時間変動の大きい残留位相誤差変動を取り除くことがで
き、伝搬路応答の時間変動のみを追従することができ
る。この結果、更新係数を最適な状態に設定することが
できるため、伝送効率を低下させることなく、優れた受
信特性を得ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明者は、残留位相誤差による
時間変動(位相変動)量と伝搬路応答の時間変動量とを
別々に補償することができる点、及び、残留位相誤差は
受信したOFDMシンボル中の既知信号であるパイロッ
トキャリアを用いて推定・補償することができる点に着
目し本発明をするに至った。
【0022】すなわち、本発明の骨子は、伝搬路応答推
定の対象となる受信信号からあらかじめ残留位相誤差に
よる位相変動を補償し、受信信号に含まれる歪みを伝搬
路応答による時間変動のみにして伝搬路応答推定を行う
ことである。
【0023】以下、本発明の実施の形態について、添付
図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の各実施の
形態は、図1に示す構成のOFDMシンボル列に対して
伝搬路応答推定を行うものである。すなわち、図1に示
す信号列は、情報OFDMシンボル列の先頭にのみ伝搬
路応答を推定するための既知信号であるパイロットシン
ボルが付加され、パイロットシンボルの前にパイロット
シンボル以外のプリアンブル信号が付加される。以下、
伝搬路応答と伝搬路歪みは同じものを指す。
【0024】(実施の形態1)図2は、本発明の実施の
形態1に係るOFDM受信装置の構成を示すブロック図
である。
【0025】図2において、アンテナ101は、通信相
手よりOFDM変調されて無線送信されたOFDM信号
を受信する。FFT部102は、アンテナ101に受信
されたOFDM信号に対してFFT(Fast Fourier Tran
sform)演算を行うことにより、各サブキャリアに割り当
てられた信号を得る。
【0026】伝搬路歪み補償部103は、受信OFDM
信号に含まれるパイロットシンボルと保存パイロットシ
ンボルとの複素乗算を行うことにより、最初の伝搬路推
定値を算出し、受信信号に含まれる伝搬路歪みを補償す
る。その後、伝搬路歪み補償部103は、過去に推定し
た残留位相誤差による位相変動を用いて、伝搬路推定の
対象となる受信信号からあらかじめ残留位相誤差による
位相変動を補償し、受信信号に含まれる歪みを伝搬路に
よる時間変動のみにして伝搬路歪み補償を行う。
【0027】送信信号点判定部104は、伝搬路歪み補
償部103にて伝搬路歪みおよび残留位相誤差が補償さ
れた情報OFDMシンボルの各サブキャリアを硬判定す
ることにより送信側で送信されたと思われる送信信号点
を推定し、硬判定後の信号を送信信号点判定部104内
部のスイッチ154に出力する。
【0028】次に、伝搬路歪み補償部103の内部構成
について説明する。
【0029】メモリ151は、FFT部102から出力
された情報OFDMシンボルを、当該情報OFDMシン
ボルの残留位相誤差推定がおよび硬判定が完了するまで
保存する。
【0030】残留位相誤差補償回路152は、後述する
残留位相誤差推定回路163の推定結果に基づいてメモ
リ151に保存されている伝搬路歪み補償を行っていな
い情報OFDMシンボルに含まれる残留位相誤差を補償
し、スイッチ153に出力する。
【0031】スイッチ153は、パイロットシンボル受
信時にはFFT部102の出力を、情報OFDMシンボ
ル受信時には残留位相誤差補償回路152の出力を複素
乗算器155に出力する。
【0032】スイッチ154は、パイロットシンボル受
信時にはあらかじめ保存されているパイロットシンボル
(以下、「保存パイロットシンボル」という)を、情報
OFDMシンボル受信時には送信信号点判定部104の
出力を複素乗算器155に出力する。
【0033】複素乗算器155は、パイロットシンボル
受信時には、受信パイロットシンボルと保存パイロット
シンボルとを乗算して最初の伝搬路推定値C(0)を算
出する。また、複素乗算器155は、情報OFDMシン
ボル受信時には、残留位相誤差補償回路152の出力を
受信パイロットシンボルの代わりに利用し、送信信号点
判定部104の出力を保存パイロットシンボルの代わり
に利用し、これらを乗算して伝搬路推定値H(n)を算
出する。
【0034】スイッチ156は、パイロットシンボル受
信時には重み「1」を、情報OFDMシンボル受信時に
は重み「1−Δ」を乗算器157に出力する。乗算器1
57は、複素乗算器155から出力された伝搬路推定値
にスイッチ156から出力された重みを乗算する。
【0035】スイッチ158は、パイロットシンボル受
信時には重み「0」を、情報OFDMシンボル受信時に
は重み「Δ」を乗算器159に出力する。乗算器159
は、メモリ161から出力された伝搬路推定値にスイッ
チ156から出力された重みを乗算する。
【0036】加算器160は、乗算器157の出力と乗
算器159の出力とを加算し、すなわち、以下の式
(4)により伝搬路推定値C(n)を算出してメモリ1
61に出力する。なお、パイロットシンボル受信時には
乗算器159から「0」が出力されるので、加算器16
0は、乗算器157から出力された最初の伝搬路推定値
C (0)をそのままメモリ161に出力する。 C(n)=ΔC(n−1)+(1−Δ)H(n) ・・・式(4) (nは自然数) メモリ161は、加算器160から出力された伝搬路推
定値C(n)をサブキャリア毎に一時的に保存した後、
乗算器159及び複素乗算器162に出力する。
【0037】すなわち、スイッチ153、スイッチ15
4、複素乗算器155、スイッチ156、乗算器15
7、スイッチ158、乗算器159、加算器160、メ
モリ161にて伝搬路歪み推定部を構成する。
【0038】複素乗算器162は、FFT部102から
出力された情報OFDMシンボルにメモリ161から出
力された伝搬路推定値C(n)を複素乗算する。これに
より、伝搬路推定の対象となる情報OFDMシンボルか
ら伝搬路歪みが補償される。
【0039】残留位相誤差推定回路163は、複素乗算
器162から出力された情報OFDMシンボルに含まれ
る残留位相誤差を推定する。残留位相誤差補償回路16
4は、残留位相誤差推定回路163の推定結果に基づい
て複素乗算器162から出力された情報OFDMシンボ
ルに含まれる残留位相誤差を補償する。
【0040】次に、図2のOFDM受信装置における信
号処理の流れについて、図3のフロー図を用いて説明す
る。
【0041】まず、FFT部102は、アンテナ101
に受信されたOFDM信号のパイロットシンボルに対し
てFFT演算を行う(ステップ(以下「ST」と省略す
る)201、ST202(Yes))。
【0042】このとき、スイッチ153はFFT部10
2出力側、スイッチ154はパイロットシンボル側、ス
イッチ156は「1」側、スイッチ158は「0」側に
それぞれ接続されている。FFT部102にてFFT演
算された受信パイロットシンボルは、スイッチ153を
経由して複素乗算器155に送られる。
【0043】複素乗算器155は、受信パイロットシン
ボルと保存パイロットシンボルとの複素乗算を行い、最
初の伝搬路推定値C(0)を算出する(ST203、S
T204)。
【0044】このとき、スイッチ156が「1」側に接
続され、スイッチ158が「0」側に接続されているた
め、複素乗算器155で算出された最初の伝搬路推定値
は、乗算器157、加算器160を経由してメモリ16
1にサブキャリア毎に保存される。
【0045】また、FFT部102は、パイロットシン
ボルに続き、情報OFDMシンボルに対してFFT演算
を行う(ST202(No))。FFT部102にてF
FT演算された情報OFDMシンボルは、複素乗算器1
62およびメモリ151に送られる。メモリ151で
は、情報OFDMシンボル#0が、残留位相誤差推定が
完了するまで保存される。
【0046】次に、複素乗算器162が、情報OFDM
シンボル#0とメモリ161に保存されている最初の伝
搬路推定値C(0)との複素乗算を行う。これにより、
情報OFDMシンボル#0に含まれている伝搬路歪みが
補償される(ST205)。伝搬路歪みが補償された情
報OFDMシンボル#0は残留位相誤差推定回路163
および残留位相誤差補償回路164に送られる。
【0047】次に、残留位相誤差推定回路163が、複
素乗算器162から出力された情報OFDMシンボル#
0に含まれる残留位相誤差を推定する(ST206)。
推定結果(位相誤差成分)は、残留位相誤差補償回路1
64および残留位相誤差補償回路152に送られる。
【0048】次に、残留位相誤差補償回路164および
残留位相誤差補償回路152がそれぞれ残留位相誤差の
補償を行う。すなわち、残留位相誤差補償回路164
が、複素乗算器162から出力された情報OFDMシン
ボル#0に含まれる残留位相誤差を補償する。また、残
留位相誤差補償回路152が、メモリ151に保存され
ている伝搬路歪み補償を行っていない情報OFDMシン
ボル#0に含まれる残留位相誤差を補償する(ST20
7)。残留位相誤差補償回路164にて残留位相誤差を
補償された情報OFDMシンボル#0は、送信信号点判
定部104および後段の図示しない受信処理部に送られ
る。また、残留位相誤差補償回路152にて残留位相誤
差を補償された情報OFDMシンボル#0は、スイッチ
153に送られる。
【0049】次に、送信信号点判定部104が、残留位
相誤差補償回路164から出力された情報OFDMシン
ボル#0に対して硬判定を行う(ST208)。硬判定
後の信号はスイッチ154に送られる。
【0050】この時点で、スイッチ153は残留位相誤
差補償回路152出力側、スイッチ154は送信信号点
判定部104出力側、スイッチ156は「1-Δ」側、ス
イッチ158は「Δ」側に切り替わる。
【0051】次に、複素乗算器155が、残留位相誤差
補償回路152の出力と送信信号点判定部104の出力
とを乗算してサブキャリア毎に伝搬路推定値H(1)を
算出する(ST209)。
【0052】次に、乗算器157が、伝搬路推定値H
(1)とスイッチ156の出力である重み係数1−Δと
を乗算して(1−Δ)H(1)を算出する。また、乗算
器159が、メモリ161に保存されている最初の伝搬
路推定値C(0)とスイッチ158の出力である重み係
数Δとを乗算してΔC(0)を算出する。そして、加算
器160が、各サブキャリア順に同期して出力されてく
る乗算器157の出力(1−Δ)H(1)と乗算器15
9の出力ΔC(0)とを加算して、サブキャリア毎の新
たな伝搬路推定値C(1)を算出する(ST210)。
伝搬路推定値C(1)はメモリ161に保存される。こ
れによりメモリ161が更新される。
【0053】以後、上述の動作(ST202〜ST21
0)を繰り返す(ST211、ST212)ことによ
り、以降の情報OFDMシンボル#nは、複素乗算器1
62にて、メモリ161に保存されている伝搬路推定値
C(n)と複素乗算されて伝搬路歪みが補正され、残留
位相誤差補償回路164にて残留位相誤差が補償され
る。
【0054】このように、本実施の形態によれば、伝搬
路応答推定の対象となる受信情報OFDMシンボルから
あらかじめ残留位相誤差による位相変動を補償し、受信
信号に含まれる歪みを伝搬路による時間変動のみにして
伝搬路推定を行うことにより、時々刻々変動する伝搬路
の周波数応答に追従することができ、さらに、残留位相
誤差の時間変動を除去した状態で適応的に伝搬路応答推
定を行うことができる。更新係数Δを伝搬路の時間変動
に最適化した値を利用することが可能となる。したがっ
て、残留位相誤差による時間変動量が大きな場合でも伝
送効率を低下させずに、伝搬路の時間変動に適応的に追
従して受信特性を向上させることができる。
【0055】(実施の形態2)図4は、本発明の実施の
形態2に係るOFDM受信装置の構成を示すブロック図
である。なお、図4に示すOFDM受信装置において、
図2と共通する構成部分には図2と同一符号を付して説
明を省略する。
【0056】図4に示すOFDM受信装置は、図2と比
較して、送信信号点判定部104を削除し、誤り訂正復
号部301及び再符号化部302を追加する構成をと
る。
【0057】残留位相誤差補償回路164は、残留位相
誤差成分を除去した情報OFDMシンボルを誤り訂正復
号部301に出力する。
【0058】誤り訂正復号部301は、畳み込み符号化
等の送信側で適用される伝搬路符号化(誤り訂正符合
化)に応じた誤り訂正復号処理を行い、誤り訂正復号さ
れた受信情報ビット列を再符号化部302および後段の
図示しない受信処理部に出力する。
【0059】再符号化部302は、誤り訂正復号された
受信情報ビット列に対し、送信側で適用された伝搬路符
号化処理と同一の処理を行う。再符号化された誤り訂正
後の信号は、伝搬路歪み補償部103内部のスイッチ1
54に出力される。
【0060】スイッチ154は、パイロットシンボル受
信時には保存パイロットシンボルを、情報OFDMシン
ボル受信時には再符号化部302の出力を複素乗算器1
55に出力する。
【0061】このように、本実施の形態によれば、誤り
訂正復号された後に再符号化した信号を用いるので、実
施の形態1と同様に残留位相誤差による時間変動量が大
きな場合でも伝送効率を低下させずに、伝搬路の時間変
動に適応的に追従して受信特性を向上させることができ
るとともに、実施の形態1に比べて誤り率を低減させる
ことができる。
【0062】図5は、本実施の形態により従来方式に比
べて受信特性を向上させることができることを示す図で
ある。図5において、横軸は希望波対干渉波比(dB)で
あり、縦軸(対数軸)は誤り率である。
【0063】データ401は、残留位相誤差がほとんど
ない状態で従来方式にて伝搬路歪み補償処理を行った場
合の実験結果を示し、データ402は、残留位相誤差が
ある状態で従来方式にて伝搬路歪み補償処理を行った場
合の実験結果を示し、データ403は、残留位相誤差が
ある状態で本実施の形態にて伝搬路歪み補償処理を行っ
た場合の実験結果を示す。
【0064】図5に示すように、従来方式にて伝搬路歪
み補償処理を行った場合、残留位相誤差がある状態では
残留位相誤差がほとんどない状態に比べて誤り率が上昇
する、すなわち受信特性が劣化する。これに対し、残留
位相誤差がある状態で本実施の形態にて伝搬路歪み補償
処理を行った場合には、残留位相誤差がほとんどない状
態とほぼ同程度まで誤り率が下降する、すなわち受信特
性が向上する。
【0065】(実施の形態3)実施の形態3では、実施
の形態1および実施の形態2におけるOFDM受信装置
のメモリ容量の削減を図る場合について説明する。
【0066】図6、図7は、本発明の実施の形態3に係
る適応伝搬路推定・補償の適応方法を説明するための図
であり、OFDM通信に使用される信号に対して、適応
伝搬路推定・補償の動作を時間的に説明している。
【0067】実施の形態1および実施の形態2におい
て、伝搬路推定用プリアンブルで最初の伝搬路推定値C
(0)を算出した後、上記式(1)により後続する情報
OFDMシンボルから、逐次新たな伝搬路推定値C
(n)を取得する。
【0068】図6は、プリアンブルに後続する全ての情
報OFDMシンボルに対して伝搬路推定値C(n)を取
得する場合を示している。なお、図6では、受信情報O
FDMシンボルのFFT出力をメモリ151に保存して
から、送信信号点判定部104あるいは再符号化部30
2からメモリ151に保存した情報OFDMシンボルと
同じ信号から得られた判定信号(パイロットシンボルの
代わりに利用する信号)が複素乗算器155に入力され
るまでの処理遅延を4OFDMシンボルと仮定してい
る。
【0069】上記状態を仮定した場合、伝搬路推定用プ
リアンブルにより最初の伝搬路推定値C(0)を算出し
てから、次の伝搬路推定値C(1)を取得するまで、4
OFDMシンボル分の時間が必要であるため、メモリ1
51は4OFDMシンボル分のFFT出力を保存するこ
とができるだけの容量が必要となる。処理遅延量が更に
大きくなるような場合では、その処理遅延分だけメモリ
容量を必要となり、その処理遅延量により回路規模が増
大する。
【0070】伝搬路の時間変動が、上記処理遅延に対し
て十分大きい場合や、OFDMシンボル毎に伝搬路推定
値を更新する必要がないほどの時間変動においては、適
応伝搬路推定に利用する受信OFDMシンボルを図7に
示すように、間欠的に選択し、新たな伝搬路推定値C
(n)の更新を行う。
【0071】図7に示すように、新たな伝搬路推定値C
(n)を算出し、メモリ151が空になった段階で、次
の伝搬路推定値を算出するために利用する情報OFDM
シンボルをメモリ151に蓄える構成にするならば、必
要なメモリ容量は1OFDMシンボル分だけでよく、図
6の場合と比較して、4分の1のメモリ容量となり、さ
らに処理遅延が大きい場合では更なるメモリの削減が可
能となる。
【0072】このように、伝搬路の時間変動に追従する
ことができる範囲で、伝搬路推定値更新頻度を小さくす
ることにより、高い伝搬路の追従性や伝搬路推定精度を
実現し、かつ、適応伝搬路推定・補償に必要なメモリ容
量を小さくすることができるため、回路規模を小さくす
ることができる。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
伝搬路推定の対象となる受信信号からあらかじめ残留位
相誤差による位相変動を補償し、受信信号に含まれる歪
みを伝搬路による時間変動のみにして伝搬路推定を行
う。これにより、残留位相誤差による時間変動が伝搬路
応答の時間変動よりも大きな場合でも伝送効率を低下さ
せずに、伝搬路の時間変動に適応的に追従して受信特性
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施の形態に係るOFDM受信装置
に受信される信号列の構成を示す図
【図2】本発明の実施の形態1に係るOFDM受信装置
の構成を示すブロック図
【図3】上記実施の形態に係るOFDM受信装置におけ
る信号処理の流れを示すフロー図
【図4】本発明の実施の形態2に係るOFDM受信装置
の構成を示すブロック図
【図5】上記実施の形態により従来方式に比べて受信特
性を向上させることができることを示す図
【図6】本発明の実施の形態3に係る適応伝搬路推定・
補償の適応方法を説明するための図
【図7】上記実施の形態に係る適応伝搬路推定・補償の
適応方法を説明するための図
【符号の説明】
102 FFT部 103 伝搬路歪み補償部 104 送信信号点判定部 151、161 メモリ 152、164 残留位相誤差補償回路 153、154、156、158 スイッチ 155、162 複素乗算器 157、159 乗算器 160 加算器 163 残留位相誤差推定回路 301 誤り訂正復号部 302 再符号化部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信した情報OFDMシンボルを保存し
    ておくOFDMシンボル保存手段と、前記受信した情報
    OFDMシンボルの伝搬路応答を補償する伝搬路応答補
    償手段と、伝搬路応答が補償された前記受信OFDMの
    パイロットキャリアを用いて残留位相誤差を推定する残
    留位相誤差推定手段と、前記受信OFDMのパイロット
    キャリアを用いて推定した残留位相誤差推定値を用いて
    前記OFDMシンボル保存手段により保存されている前
    記受信した情報OFDMシンボルの位相誤差を補償する
    残留位相誤差補償手段と、残留位相誤差補償された受信
    OFDMシンボルを用いて伝搬路応答推定値を算出する
    伝搬路応答推定手段とを具備することを特徴とするOF
    DM受信装置。
  2. 【請求項2】 残留位相誤差を補償されたOFDMシン
    ボルを硬判定する硬判定手段を具備し、伝搬路応答推定
    手段は、過去に受信したOFDMシンボルの残留位相誤
    差を補償した信号とこの受信したOFDMシンボルを前
    記硬判定手段にて硬判定した後の信号とを複素乗算する
    ことにより伝搬路応答推定値を算出することを特徴とす
    る請求項1記載のOFDM受信装置。
  3. 【請求項3】 残留位相誤差を補償されたOFDMシン
    ボルに対して誤り訂正復号処理を行う誤り訂正復号手段
    と、誤り訂正後の信号を送信と同一の符号化を行う再符
    号化手段とを具備し、伝搬路応答推定手段は、過去に受
    信したOFDMシンボルの残留位相誤差を補償した信号
    とこの受信したOFDMシンボルを誤り訂正復号して再
    符号化した信号とを複素乗算することにより伝搬路応答
    推定値を算出することを特徴とする請求項1記載のOF
    DM受信装置。
  4. 【請求項4】 伝搬路応答補償手段は、伝搬路応答推定
    手段にて算出された伝搬路応答推定値と過去に算出され
    た伝搬路応答推定値とを重み付け加算した値を、新たに
    受信したOFDMシンボルに複素乗算することにより伝
    搬路応答を補償することを特徴とする請求項1から請求
    項3のいずれかに記載のOFDM受信装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれかに記載
    のOFDM受信装置を具備することを特徴とする通信端
    末装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項4のいずれかに記載
    のOFDM受信装置を具備することを特徴とする基地局
    装置。
  7. 【請求項7】 受信した情報OFDMシンボルを保存す
    る工程と、前記受信した情報OFDMシンボルの伝搬路
    応答を補償する工程と、伝搬路応答が補償された前記受
    信OFDMのパイロットキャリアを用いて残留位相誤差
    を推定する工程と、前記受信OFDMのパイロットキャ
    リアを用いて推定した残留位相誤差推定値を用いて前記
    OFDMシンボル保存工程で保存されている前記受信し
    た情報OFDMシンボルの位相誤差を補償する工程と、
    残留位相誤差補償された受信OFDMシンボルを用いて
    伝搬路応答推定値を算出する工程とを具備することを特
    徴とする伝搬路推定方法。
JP2002016525A 2002-01-25 2002-01-25 Ofdm受信装置および伝搬路推定方法 Withdrawn JP2003218828A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002016525A JP2003218828A (ja) 2002-01-25 2002-01-25 Ofdm受信装置および伝搬路推定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002016525A JP2003218828A (ja) 2002-01-25 2002-01-25 Ofdm受信装置および伝搬路推定方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003218828A true JP2003218828A (ja) 2003-07-31

Family

ID=27652561

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002016525A Withdrawn JP2003218828A (ja) 2002-01-25 2002-01-25 Ofdm受信装置および伝搬路推定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003218828A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010220105A (ja) * 2009-03-18 2010-09-30 Toshiba Corp 無線受信装置および無線受信方法
JP2016019023A (ja) * 2014-07-04 2016-02-01 日本電気株式会社 受信機、復調方法、及び復調プログラム
JP2016506144A (ja) * 2012-12-14 2016-02-25 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) マルチキャリア変調信号のための受信機
JP2016046703A (ja) * 2014-08-25 2016-04-04 日本電気株式会社 データ受信システム、及び復調方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010220105A (ja) * 2009-03-18 2010-09-30 Toshiba Corp 無線受信装置および無線受信方法
US8428190B2 (en) 2009-03-18 2013-04-23 Kabushiki Kaisha Toshiba Radio receiving apparatus and radio receiving method
JP2016506144A (ja) * 2012-12-14 2016-02-25 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) マルチキャリア変調信号のための受信機
JP2016019023A (ja) * 2014-07-04 2016-02-01 日本電気株式会社 受信機、復調方法、及び復調プログラム
JP2016046703A (ja) * 2014-08-25 2016-04-04 日本電気株式会社 データ受信システム、及び復調方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7161896B1 (en) Channel estimation in a multicarrier radio receiver
JP4664920B2 (ja) 高データ速度広帯域パケット化無線通信信号の多アンテナ受信機における信号合成装置および方法
US8170601B2 (en) Signal transmission parameter control using channel sounding
US7321631B1 (en) Spur mitigation techniques
JP3492565B2 (ja) Ofdm通信装置および検波方法
KR100355326B1 (ko) Ofdm 통신 장치 및 전파로 추정 방법
US8165229B2 (en) Channel estimation method and apparatus in orthogonal frequency division multiplexing system
JP2002529000A (ja) 無線通信用ダイバーシティ受信機
US20050141657A1 (en) Adaptive channel equalizer for wireless system
JPH0993301A (ja) キャリア同期ユニット及び同期方法
US20080101489A1 (en) Method and System for Improving Channel Estimation in a Communications Network
JP3933597B2 (ja) 送信方法およびそれを利用した無線装置
WO2004034607A1 (ja) 回り込みキャンセラ、中継システム及び 回り込みキャンセル方法
US8249195B2 (en) Wireless communication apparatus with a plurality of antenna elements
JP2000353993A (ja) チャネル予測方法
JP4190406B2 (ja) 周波数オフセット推定方法およびそれを利用した周波数オフセット補正装置
US20110026641A1 (en) Cyclic Delay Diversity in a Wireless System
JP2003218828A (ja) Ofdm受信装置および伝搬路推定方法
JP2001069118A (ja) Ofdm通信装置及び伝搬路推定方法
JP2007135002A (ja) 受信機
JP3872670B2 (ja) ディジタル無線通信装置
JP2007104574A (ja) マルチキャリア無線受信機及び受信方法
JP5163507B2 (ja) 受信機、通信システムおよび通信方法
GB2366958A (en) A receiver for more accurately estimating transmission path characteristics when receiving a signal including a data and a known signal
JP2007235407A (ja) 適応等化器および通信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041215

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20061102