JP2003218824A - Ofdm用復調装置およびofdm用復調方法 - Google Patents

Ofdm用復調装置およびofdm用復調方法

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JP2003218824A
JP2003218824A JP2002010207A JP2002010207A JP2003218824A JP 2003218824 A JP2003218824 A JP 2003218824A JP 2002010207 A JP2002010207 A JP 2002010207A JP 2002010207 A JP2002010207 A JP 2002010207A JP 2003218824 A JP2003218824 A JP 2003218824A
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寒達 陳
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敏彦 日下部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 時間窓の位置調整を短い処理時間で且つ高精
度で実行し得るOFDM用復調装置の提供。 【解決手段】 窓位置誤差検出器9は、入力する複数の
周波数成分zn,0、zn,1、…、zn、N-1からパイロット
信号SP(1),…,SP(P)を抽出するパイロット
信号抽出部10と、パイロット信号SP(2),…,S
P(P)の複素共役を生成する複素共役部121,1
2,…,12P-1と、隣接する一組のパイロット信号の
うち一方と他方の複素共役との積SP(x)・SP
*(x+1)(但し、x=1〜P−1)を算出する乗算
器111,…,11P-1と、それら積の平均値を算出する
加算器13および平均化処理部14と、当該平均値の位
相差θを抽出する位相成分抽出部15と、位相差θから
FFT窓位置の誤差(ズレ量)kεを算出する誤差算出
部16とを備えて構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、OFDM(Orthog
onal Frequency Division Multiplex;直交周波数分割
多重化)方式により送信された信号を受信するOFDM
用復調装置およびOFDM用復調方法に関する。
【0002】
【従来の技術】地上波デジタル放送の送信方式として、
或る帯域内に、互いに直交する数百〜数千の多数の搬送
波(サブキャリア)を多重伝送するOFDM方式が日本
や欧州などで採用されている。「サブキャリアが互いに
直交する」とは、任意のサブキャリアのスペクトラムの
ピーク点が常に他のサブキャリアのスペクトラムのゼロ
点と一致している状態を意味する。このOFDM方式
は、周波数利用効率が非常に高く、移動受信時に生じる
フェージング妨害に強いという利点をもつ。また、この
OFDM方式は、電波が高層ビルや山などの障害物で反
射し、複数経路から遅延して受信機に到達するというマ
ルチパス現象の影響を受けにくいという利点をももつ。
このようなOFDM方式は、地上波デジタル放送のみな
らず、電話線や電力線を利用した有線通信、無線LAN
(Local Area Network)などの無線通信などで採用され
つつある。例えば、xDSL(x Digital Subscriber L
ine)モデムではDMT(Discrete Multi-Tone)と称す
るOFDM方式が採用されており、無線LANではIE
EE802.11a規格にOFDM方式が定められてい
る。
【0003】図8に示すように、日本の規格では、OF
DM方式で変調されたシンボル信号は、データや制御信
号などを含む有効シンボルと、マルチパスの影響を低減
させる目的のガードインターバルとから構成されてい
る。ガードインターバルは各シンボル信号の先頭部分に
設定されており、有効シンボルの末尾部分のコピーであ
る。マルチパスによる反射波の遅延時間がガードインタ
ーバル期間Tg以内であれば、シンボル間干渉(IS
I;Inter Symbol Interference)の影響の無い完全な
1シンボル分のデータを取り出すことができる。尚、通
常、ガードインターバル期間Tgは、有効シンボル期間
Tuの1/4,1/8,1/16,1/32の何れかに
設定される。
【0004】また、図9に示すように、日本の規格で
は、6MHz〜8MHzの帯域幅をもつシンボル信号1
20のスペクトラムを複数の階層L1,L2,L3に分割
して伝送するという、所謂「階層伝送」が可能である。
各階層は、更に、同期変調用もしくは差動変調用の単数
または複数のセグメントS1,S2,…,S13から構成さ
れている。また、階層単位またはセグメント単位で、Q
PSKやDQPSK、多値QAMなどの変調方式、もし
くは、誤り訂正符号化の符号化率を個別に指定できる。
近年、移動通信端末や携帯通信端末においては、複数の
階層L1,L2,L 3の中から一部階層のみを部分的に受
信(部分受信)する形態も採用されている。
【0005】次に、図10は、OFDM用復調装置10
0の従来例の概略構成を示すブロック図である。OFD
M用送信装置(図示せず)から送信されたRF(Radio
Frequency)信号101は、伝送路を通ってOFDM用
復調装置100に到達する。フロント・エンド部103
は、受信アンテナ102で受信されたRF信号101を
IF(Intermediate Frequency)信号に周波数変換し、
6MHz〜8MHzの帯域幅のベースバンド信号に変換
してA/D変換器(ADC)104に出力する。A/D
変換器104は所定のサンプリング・レートで入力信号
をデジタル信号(シンボル信号)に変換する。このシン
ボル信号は、ミキサー105とリサンプラー106とを
介して直並列変換器107に入力し、この直並列変換器
107でパラレル信号に変換された後、FFT(高速フ
ーリエ変換)演算器110に出力される。
【0006】FFT演算器110は、入力するN点の時
間領域のシンボル信号に対して高速フーリエ変換を施す
ことで、周波数領域のN個のOFDM復調信号を生成
し、フレーム同期部113と第2周波数誤差検出器11
2とA/D変換誤差検出器111とに出力する。
【0007】第1周波数誤差検出器109と第2周波数
誤差検出器112は、共に、信号の周波数方向のズレ量
(誤差)を検出する回路である。第1周波数誤差検出器
109は、直並列変換器107からパラレルに入力する
シンボル信号を用いて狭帯域周波数の誤差ΔF1を検出
する機能を有し、第2周波数誤差検出器112は、FF
T演算器110から入力する周波数領域の信号を用いて
広帯域周波数の誤差ΔF2を検出する機能を有する。ミ
キサー105は、これら回路109,112から入力す
る誤差ΔF1,ΔF2を用いて当該誤差を補正した信号を
出力する。
【0008】また、A/D変換器104では、主にサン
プリング・レートの誤差に起因するA/D変換誤差が発
生する。A/D変換誤差検出器111は、FFT演算器
110から入力する周波数領域の信号を用いてそのA/
D変換誤差ΔAを検出し、リサンプラー106に出力す
るものである。リサンプラー106は、当該誤差ΔAを
補正するように信号レートを調整する。また、シンボル
同期部108は、リサンプラー106から入力する信号
を用いて各シンボル信号の始点情報ΔSを検出して直並
列変換器107に出力する。直並列変換器107は、当
該始点のタイミングに合わせて直並列変換を実行する。
【0009】次に、FFT演算器110から出力された
OFDM復調信号は、フレーム同期部113でフレーム
同期を受けた後に、等化器114で波形等化を施され
る。この等化器114が出力した等化データは、並直列
変換器115でシリアル信号に変換された後、チャンネ
ル復号器116で、キャリア復調(DQPSKの差動復
調、もしくはQPSKや多値QAMの同期復調)、デイ
ンターリーブ、デマッピング、ビタビ復号化およびリー
ドソロモン復号化などを施される。次いで、このチャン
ネル復号器116が出力した信号は、ソース復号器11
7でMEPG(Moving Picture Experts Group)−2方
式などに従って復号化された後、D/A変換器(DA
C)118でアナログ化され出力される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記FFT演算器11
0は、予め設定された時間区間(時間窓;FFT窓)に
おけるシンボル信号を取り込み、取り込んだシンボル信
号に対してFFT演算を実行する。その時間窓の位置調
整はシンボル同期部108で行われるが、その位置調整
の精度は低いという問題点がある。また、時間の経過と
共に、A/D変換誤差の累積やマルチパスの影響により
時間窓の位置がずれてしまう場合があるので、その位置
調整を常に行うのが望ましいが、従来の装置ではその位
置調整を短い処理時間で行うのが難しいという問題点が
あった。特に、受信したシンボル信号中の一部階層のみ
を部分受信する場合には、時間窓の位置調整を短い処理
時間で且つ高精度で行うことが困難であった。
【0011】以上の問題点などに鑑みて本発明が目的と
するところは、時間窓の位置調整を短い処理時間で且つ
高精度で実行し得るOFDM用復調装置およびOFDM
用復調方法を提供する点にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に係る発明は、OFDM(直交周波数分割
多重化)方式により互いに直交関係を満たす複数のサブ
キャリアを多重化した信号を受信して復調するOFDM
用復調装置であって、アナログのシンボル信号をデジタ
ル信号にA/D変換して出力するA/D変換器と、所定
の時間区間の時間窓において前記デジタル信号を取り込
み、当該デジタル信号に対して直交変換を実行すること
により周波数領域のOFDM復調信号を算出する直交変
換手段と、前記時間窓の位置のズレ量を検出して前記直
交変換手段に出力する窓位置誤差算出手段と、を備えて
おり、前記窓位置誤差検出手段は、前記OFDM復調信
号から、既知のパターンで埋め込まれた複数のパイロッ
ト信号を抽出するパイロット信号抽出手段と、周波数方
向に隣接する一組の前記パイロット信号のうち、一方の
前記パイロット信号と他方の前記パイロット信号の複素
共役との積を算出する手段と、前記積の平均値を算出す
る平均化手段と、前記積の平均値から該平均値の位相成
分を抽出する位相成分抽出手段と、前記位相成分に基づ
いて前記時間窓の位置のズレ量を算出して前記直交変換
手段に出力する誤差算出手段と、を有し、前記直交変換
手段は、前記誤差算出手段から入力する前記ズレ量に基
づいて前記時間窓の位置を補正し前記直交変換を実行す
ることを特徴としたものである。
【0013】請求項2に係る発明は、請求項1記載のO
FDM用復調装置であって、前記シンボル信号は、周波
数領域を複数に分割した階層構造を有しており、前記窓
位置誤差検出手段は、前記OFDM復調信号の一部階層
のみを利用して前記ズレ量を検出するものである。
【0014】請求項3に係る発明は、請求項2記載のO
FDM用復調装置であって、前記一部階層は、既知のパ
ターンで所定のサブキャリアに埋め込まれたパイロット
信号を含む同期変調セグメントから構成されているもの
である。
【0015】請求項4に係る発明は、請求項1〜3の何
れか1項に記載のOFDM用復調装置であって、前記直
交変換手段は前記直交変換として高速フーリエ変換を実
行するものである。
【0016】次に、請求項5に係る発明は、OFDM
(直交周波数分割多重化)方式により互いに直交関係を
満たす複数のサブキャリアを多重化したシンボル信号を
受信して復調するOFDM用復調方法であって、(a)
アナログの前記シンボル信号をデジタル信号にA/D変
換する工程と、(b)所定の時間区間の時間窓において
前記デジタル信号を取り込み、当該デジタル信号に対し
て直交変換を実行することにより周波数領域のOFDM
復調信号を算出する工程と、(c)前記OFDM復調信
号から、既知のパターンで埋め込まれた複数のパイロッ
ト信号を抽出する工程と、(d)周波数方向に隣接する
一組の前記パイロット信号のうち、一方の前記パイロッ
ト信号と他方の前記パイロット信号の複素共役との積を
算出する工程と、(e)前記工程(d)で算出された前
記積の平均値を算出する工程と、(f)前記平均値から
該平均値の位相成分を抽出する工程と、(g)前記位相
成分に基づいて前記時間窓の位置のズレ量を算出する工
程と、を備え、前記工程(b)は、前記工程(g)で算
出された前記ズレ量を用いて前記時間窓の位置を調整す
る工程を含むことを特徴とするものである。
【0017】請求項6に係る発明は、請求項5記載のO
FDM用復調方法であって、前記シンボル信号は、周波
数領域を複数に分割した階層構造を有しており、前記工
程(c)は、前記工程(b)で算出された前記OFDM
復調信号の一部階層のみの前記パイロット信号を抽出す
る工程である。
【0018】請求項7に係る発明は、請求項6記載のO
FDM用復調方法であって、前記一部階層は、既知のパ
ターンで所定のサブキャリアに埋め込まれたパイロット
信号を含む同期変調セグメントから構成されているもの
である。
【0019】請求項8に係る発明は、請求項5〜7の何
れか1項に記載のOFDM用復調方法であって、前記工
程(b)は、前記直交変換として高速フーリエ変換を実
行する工程である。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態に係
るOFDM用復調装置1の概略構成を示すブロック図で
ある。尚、図1中、図10に示した符号と同一符号を付
したブロックは、上記ブロックの機能と略同一機能を有
するものである。
【0021】このOFDM用復調装置1は、図10に示
したOFDM用復調装置100と同様に、受信アンテナ
102、フロント・エンド部103、A/D変換器10
4、ミキサー105、リサンプラー106、直並列変換
器107、シンボル同期部108、第1周波数誤差検出
器109、FFT演算器110、A/D変換誤差検出器
111、第2周波数誤差検出器112、フレーム同期部
113、等化器114、並直列変換器115、チャンネ
ル復号器116、ソース復号器117およびD/A変換
器118を備えている。
【0022】このOFDM用復調装置1は、更に、フレ
ーム同期部113から出力された信号を用いて、FFT
演算器110における時間窓(以下、FFT窓と呼
ぶ。)の位置の誤差(ズレ量)kεを算出する窓位置誤
差検出器9を備えている点に特徴がある。また、FFT
演算器110は、窓位置誤差検出器9から入力する誤差
εを用いてFFT窓の位置を微調整する機能を有す
る。この窓位置誤差検出器9の具体的構成について述べ
る前に、本発明に到達するに至った考え方を以下に説明
する。
【0023】OFDM用送信装置(図示せず)において
IFFT(逆高速フーリエ変換)でOFDM変調された
ベースバンド信号xn(k)は、次式(1)で表現でき
る。
【0024】
【数1】
【0025】上式(1)中、j2=−1、an,s(k=0
〜N−1;nはシンボル番号)は周波数軸上でのN個の
複素数データ(サブキャリア・シンボル)、N=Tu/
T(Tは標本化周期、1/Tはサンプリング周波数、T
uは有効シンボル期間)である。また、sはサブキャリ
ア番号を示す。
【0026】上記ベースバンド信号xn(k)は、マル
チパス伝送路(マルチパス・チャンネル)を送信された
後、OFDM用復調装置1で受信され復調される。その
結果、OFDM用復調装置1の直並列変換器107か
ら、次式(2)で表現される信号rn(k)が出力され
ることになる。
【0027】
【数2】
【0028】上式(2)中、NhはN以下の整数、h
n(i)はn番目シンボルのチャンネル・インパルス応
答、n(k)は白色雑音を示している。伝送路において
は、キャリアの振幅がレイリー分布し、その位相が一様
分布するレイリーフェージングが発生したとき、直接波
や反射波などを含めた複数の波が受信機で受信されるた
め、マルチパス妨害が発生する。チャンネル・インパル
ス応答hn(i)は、主にその種のマルチパス妨害の影
響を示す量である。
【0029】受信したシンボル信号に対して、ガードイ
ンターバルを正確に除去した後に、FFT演算器110
でFFTを施して得た周波数成分zn,s(s:キャリア
番号)は、次式(3)の通りである。次式(3)は、上
式(2)をフーリエ変換することで導出される。
【0030】
【数3】
【0031】但し、上式(3)中、H(n,s)は、次
式(4)で表現されるチャンネル伝達関数である。
【0032】
【数4】
【0033】また、上式(3)中、nn,sは、次式
(5)で定義される白色雑音の周波数成分を示してい
る。
【0034】
【数5】
【0035】次に、FFT窓位置の誤差が周波数成分z
n,sに与える影響について考察する。図2および図3
は、シンボル信号とFFT窓との相対位置関係を示す概
略図である。図2および図3に示す通り、時間軸(t)
に沿って複数のシンボル信号が連続的に伝送され、各シ
ンボル信号に対してFFT窓が設定されている。FFT
演算器110は、当該FFT窓に対応するシンボル信号
を取り込んでFFTを実行することになる。図に示すシ
ンボル信号のガードインターバル20は、先頭の期間T
Aに、マルチパス伝送路による遅延波の影響が現れるC
IR(Channel Impulse Response)領域21を含んでい
る。
【0036】図2に示すように、FFT窓30がガード
インターバル20のCIR領域21を含まずに、それ以
外の領域22を含む場合は、シンボル間干渉は発生せ
ず、周波数成分は、サブキャリア番号と共に増加する位
相回転量exp(−j2πskε/N)を含んでいる。有
効シンボルの始点とFFT窓の始点との間の時間間隔を
εで表すとき、上式(3)は、次式(6)のようにな
る。
【0037】
【数6】
【0038】一方、図3に示すように、FFT窓30
が、時間的に以前のシンボル信号におけるCIR領域2
1から開始する場合は、シンボル間干渉が発生する。こ
の時、文献「F. Classen. Systemkomponenten fur ein
e terrestrische digitale mobile Breitbandubertragu
ng. 1996. Dissertation at the RWTH-Aschen, ISBN 3-
8265-1289-8」によれば、周波数成分は、近似的に次式
(7)で表現することができる。
【0039】
【数7】
【0040】上式(7)によれば、周波数成分には位相
回転量exp(−j2πskε/N)が作用すると共に、
シンボル間干渉のために、係数(N−kε)/Nが作用
する分だけ信号が減衰し、雑音nΔε(n,s)が出現
している。このように、FFT窓位置がCIR領域21
に対応する場合は、当該FFT窓位置を調整してシンボ
ル間干渉の影響を除去する必要がある。
【0041】次に、従来のFFT窓位置の調整方法の概
略を説明し、その後、本発明に係るFFT窓位置の調整
方法について詳説する。例えば、欧州のデジタル放送規
格(DVB−T)でのFFT窓の微調整は、伝送路特性
のインパルス応答を使用している。すなわち、図1に示
す等化器114で推定される伝送路特性が、FFT窓位
置のズレの影響を大きく受けるため、FFT窓位置の微
調整に利用されているのである。
【0042】上述の通り、伝送路でマルチパス妨害が発
生すると、周波数選択性フェージングによりサブキャリ
ア毎に振幅および位相が変化する。一般に、セグメント
の変調方式がDQPSKのような差動変調方式であれ
ば、必ずしも等化処理を実行する必要は無いが、周波数
利用効率を高めて狭帯域で多くの情報を送信したい場合
には、同期変調方式である多値QAMが採用される。多
値QAMを採用した場合は、振幅に情報を乗せるため等
化処理は必要である。送信側は、OFDM信号の中に、
位相と振幅の歪みの程度を参照するための参照信号(パ
イロット信号)を一定の割合で所定のキャリア位置に埋
め込むため、等化器114はそのパイロット信号を利用
して等化処理を実行することになる。
【0043】また、等化処理はセグメント単位で実行さ
れる。日本の規格では、等化処理で使用される同期変調
用セグメントには9本の分散パイロット信号(以下、S
P信号と呼ぶ。)が挿入されており、このSP信号を参
照信号として後述する伝送路応答が推定される。図5
に、「ディジタル放送システム委員会報告」(日本電気
通信技術審議会)で規定される「モード1」の場合の同
期変調用セグメントの信号配置を示す。この図5におい
ては、横方向が周波数方向(キャリア方向)、縦方向が
時間方向(シンボル方向)を示しており、各丸印は、デ
ータ信号、SP信号、TMCC(Transmission and Mul
tiplexing Configuration Control)信号もしくはAC
(Auxiliary Channel)信号の何れかを表したものであ
る。伝送路推定に利用するSP信号は各シンボル毎に9
本埋め込まれている。尚、TMCC信号は制御情報を伝
送するための信号、AC信号は付加情報を伝送するため
の拡張用信号である。これらTMCC信号やAC信号
は、マルチパスが伝送路応答へ与える影響を軽減するた
めに、キャリア方向のランダムな位置に埋め込まれてい
る。
【0044】図4は、等化器114の概略構成を示すブ
ロック図である。この等化器114には、上記FFT演
算器110からOFDM復調信号zn,sが入力する。分
離器121は、OFDM復調信号zn,sを受信データ信
号zn,sd(sd:データ信号に対応するサブキャリア番
号)と受信パイロット信号zn,sp(sp:パイロット信
号に対応するサブキャリア番号)とに分解し、受信パイ
ロット信号zn,spを補間フィルタ122に出力し、受信
データ信号zn,sdを除算器123に出力する。補間フィ
ルタ122は、送信側で埋め込まれたパイロット信号の
既知の複素振幅をもつため、この複素振幅と受信パイロ
ット信号zn,spとを用いて、データ信号zn,sdを伝送す
るサブキャリアの伝送路応答Hc(n,sd)を補間推
定し、除算器123に出力する。除算器123は、分離
器121から入力する受信データ信号zn,sdを推定伝送
路応答Hc(n,sd)で除算した等化データzn,sd
c(n,sd)を出力する。
【0045】上記した欧州のデジタル放送規格では、次
式(8),(9)で規定されるように、推定伝送路応答
c(n,sd)のパワーΛHをズレ量kεの関数とみな
し、このパワーΛHが最大値をとる時点でのズレ量kε
=<kε>がFFT窓位置の誤差として算出される。
【0046】
【数8】
【0047】尚、上式(8)中の和Σは、パイロット信
号が配置されたサブキャリア番号の集合Pに属する全サ
ブキャリア番号sに関する和を示す記号である。
【0048】しかしながら、この欧州方式は、日本のデ
ジタル放送規格で採用されることが難しい。欧州の規格
では、同期変調、差動変調に関わらず、シンボル信号中
の所定のサブキャリア位置にパイロット信号が配置され
ているので、受信側は、パイロット信号の配置パターン
を常に知っており、常に伝送路推定を行うことができ
る。対する日本の規格では、図9に示したように、1つ
のシンボル信号120中に同期変調セグメントと差動変
調セグメントとが予測不能に混在しており、欧州方式を
採用するのが困難である。また、欧州方式では、推定伝
送路応答のパワーΛHが最大に至るまでズレ量kεをず
らす操作を繰り返し実行するため、計算量が膨大になり
処理時間が長大になるという欠点がある。更に、たとえ
伝送路推定が可能としても、伝送路推定に通常使用され
るSP信号は同期変調セグメントのみに埋め込まれてい
るため、1セグメントや3セグメントなどの一部階層の
みを受信する部分受信の場合には、ズレ量kεの精度が
低くなるという欠点もある。
【0049】本発明は、推定伝送路応答を使用せずに、
たとえ部分受信の場合であっても高精度に且つ短い処理
時間でズレ量kεの算出を実現するものである。上式
(6),(7)に示したように、FFT窓位置のズレ
は、位相回転量exp(−j2πskε/N)の形で現れ
る事実がある。本発明者らはこの事実に着目した。
【0050】以下、パイロット信号間のポイント数(パ
イロット信号に対応するサブキャリア番号の間隔)をD
とした場合の、FFT窓位置のズレ量kεとこのズレ量
εに対応する位相差θとの関係式を導出する。
【0051】上式(6)の周波数成分zn,sを用いて、
周波数方向に隣接する一組のパイロット信号zn,sとz
n,s-Dのうち、一方のパイロット信号zn,sと他方のパイ
ロット信号の複素共役z* n,s-Dとの積zn,s・z* n,s-D
を次式(10)の通りに算出する。
【0052】
【数9】
【0053】上式(10)の最終辺の第2項、第3項お
よび第4項は、白色雑音nn,s、nn ,s-Dを含むので十分
に小さな量と考えられる。従って、上式(10)の積z
n,s・z* n,s-Dは、最終辺の第1項に一致するとみなす
ことができる。このとき、積zn,s・z* n,s-Dの位相差
θは、位相回転量の位相成分であるから、次式(11)
のように導出できる。
【0054】
【数10】
【0055】従って、上式(11)を変形することによ
り、FFT窓位置のズレ量kεは、次式(12)のよう
にして導出できる。
【0056】
【数11】
【0057】尚、前記関係式(12)の導出の際には上
式(6)を用いたが、上式(7)を用いても同一の関係
式を導出することが可能である。すなわち、上式(6)
中のサブキャリア・シンボルan,sを、上式(7)中の
量an,s×(N−kε)/Nに置き換えると共に、上式
(6)中の白色雑音nn,sを、上式(7)中の量nn,s
Δε(n,s)に置き換えればよい。
【0058】以上のように、少なくとも1組のパイロッ
ト信号を使用するだけで、FFT窓位置のズレ量kε
導出できる。そのズレ量kεの精度を高めるためには、
SP信号を含む同期変調セグメント単位もしくは複数の
セグメント単位で、上式(10)に示す積zn,s・z*
n,s-Dの平均値を算出して、当該平均値の位相差θおよ
びそのズレ量kεを算出するのが望ましい。平均値を算
出する演算子をE(x)(xは測定量)とするとき、上
式(10)に示す積の平均値は、次式(13)のように
なる。
【0059】
【数12】
【0060】白色雑音nn,sとnn,s-Dの平均値はゼロで
あり、白色雑音とそれ以外の量とは無相関であるとみな
すことにより、上式(13)は、次式(14)のように
変形できる。
【0061】
【数13】
【0062】このように、一組のパイロット信号の積の
平均値を用いて、当該平均値の位相差θを算出すること
により、雑音成分の影響を低く抑えることが可能であ
る。便宜上、参照するパイロット信号をSP(1),S
P(2),…,SP(P)で表し、複素成分Yの位相成
分θを抽出する演算子をPAO(Y)で表現するとすれ
ば、次式(15)が成立する。
【0063】
【数14】
【0064】上式(15)中、Pは、参照されるパイロ
ット信号の総数を示している。
【0065】図1に示す窓位置誤差検出器9は、以上の
アルゴリズムを実現する回路構成を有する。図6は、そ
の窓位置誤差検出器9の回路構成を示すブロック図であ
る。この窓位置誤差検出器9は、入力する複数の周波数
成分zn,0、zn,1、…、zn、 N-1からパイロット信号S
P(1),…,SP(P)を抽出するパイロット信号抽
出部10と、パイロット信号の複素共役SP*(2),
…,SP*(P)を生成する複素共役部121,122
…,12P-1と、隣接する一組のパイロット信号のうち
一方と他方の複素共役との積SP(x)・SP*(x+
1)(x=1〜P−1)を算出する乗算器111,…,
11P-1とを備えると共に、加算器13、平均化処理部
14、位相成分抽出部15および誤差算出部16を備え
て構成されている。
【0066】加算器13は、各乗算器111〜11P-1
ら出力された一組のパイロット信号の積SP(x)・S
*(x+1)の総和を算出し、平均化処理部14は当
該総和の平均値を算出する。次いで、位相成分抽出部1
5は、上式(15)に基づいて当該平均値の位相差θを
抽出して出力する。次に、誤差算出部16は、その位相
差θを用いて、上式(12)に基づいてFFT窓位置の
ズレ量kεを算出する。そして、図1に示したFFT演
算器110は、窓位置誤差検出器9から出力されたFF
T窓位置のズレ量kεを用いて、FFT窓の位置を補正
する。
【0067】図7は、上記の窓位置誤差検出器9を用い
たFFT窓位置の微調整のシミュレーション結果を示す
グラフである。図7に示すグラフの横軸は、時間軸に比
例するシンボル数に対応し、縦軸はFFT窓位置に対応
している。日本のデジタル放送規格では、1シンボルは
13個のセグメントから構成されている。本シミュレー
ションでは、1シンボルのうち、図5に示した信号配置
をもつ1セグメントのSP信号のみを用いて、FFT窓
位置の微調整処理を行った。すなわち、最初(シンボル
数がゼロ)の時点で、FFT窓位置を正確な位置からガ
ードインターバル側に(グラフの下方に)10ポイント
ずらし、また、シンボル数が50の時点で、有効シンボ
ル側に(グラフの上方に)6ポイントずらして、その調
整効果を測定した。図7のグラフに示す通り、最初のズ
レに対してはシンボル数が1の時点でFFT窓位置が正
確な位置に調整されており、次のズレに対しても、シン
ボル数が51の時点でFFT窓位置が正確な位置に調整
されていることが分かる。
【0068】以上のような窓位置誤差検出器9を有する
OFDM復調装置によれば、位相差θの演算回数が1回
で済むため、短い処理時間でFFT窓位置のズレ量kε
を算出することが可能である。また、マルチパス妨害が
発生し、伝送路のインパルス応答がリアルタイムに変動
し得る状況下でも、FFT窓位置の微調整を短い処理時
間で且つ高精度に行うことができる。特に、本発明に係
るアルゴリズムによれば、参照するパイロット信号の個
数が2個以上であればFFT窓位置のズレ量k εを算出
できることから、OFDM信号の一部階層のみを受信す
る部分受信の場合でも、当該一部階層に含まれるパイロ
ット信号を用いて高精度にズレ量kεを算出し、FFT
窓位置の微調整を行うことが可能である。
【0069】
【発明の効果】以上の如く、本発明の請求項1に係るO
FDM用復調装置および請求項5に係るOFDM用復調
方法によれば、時間窓の位置のズレ量を算出する際の演
算回数が少なくて済むため復調処理の短縮化が可能であ
る。また、伝送路においてレイリーフェージングなどに
よるマルチパス妨害が発生し、その伝送路のインパルス
応答が時間的に変動する場合でも、時間窓の位置の微調
整を高精度に行うことが可能である。
【0070】請求項2および請求項6によれば、上記O
FDM復調信号の全階層のパイロット信号を用いずに、
一部階層のパイロット信号のみを用いて時間窓の位置調
整を実行でき、部分受信の場合でも時間窓の位置の微調
整を高精度に実行できる。
【0071】請求項3および請求項7によれば、日本の
デジタル放送規格では、1つのシンボル信号中に、同期
変調セグメントと差動変調セグメントとが予測不能な配
置で混在し得る場合があるが、かかる場合でも、1つの
同期変調セグメント中のパイロット信号のみを用いて時
間窓のズレ量を高精度に算出することが可能である。
【0072】請求項4および請求項8によれば、周波数
領域のOFDM復調信号を高速に算出することが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るOFDM用復調装置
の概略構成を示すブロック図である。
【図2】シンボル信号とFFT窓との相対位置関係を示
す概略図である。
【図3】シンボル信号とFFT窓との相対位置関係を示
す概略図である。
【図4】等化器の概略構成を示すブロック図である。
【図5】同期変調セグメントの信号配置を示す図であ
る。
【図6】本実施の形態に係る窓位置誤差検出器の回路構
成を示すブロック図である。
【図7】FFT窓位置の微調整のシミュレーション結果
を示すグラフである。
【図8】シンボル信号の概略構成を示す図である。
【図9】シンボル信号の階層構造を示す図である。
【図10】OFDM用復調装置の従来例の概略構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
1 OFDM用復調装置 9 窓位置誤差検出器 10 パイロット信号抽出部 20 ガードインターバル 21 CIR領域 30 FFT窓 110 FFT演算器 113 フレーム同期部 114 等化器

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 OFDM(直交周波数分割多重化)方式
    により互いに直交関係を満たす複数のサブキャリアを多
    重化した信号を受信して復調するOFDM用復調装置で
    あって、 アナログのシンボル信号をデジタル信号にA/D変換し
    て出力するA/D変換器と、 所定の時間区間の時間窓において前記デジタル信号を取
    り込み、当該デジタル信号に対して直交変換を実行する
    ことにより周波数領域のOFDM復調信号を算出する直
    交変換手段と、 前記時間窓の位置のズレ量を検出して前記直交変換手段
    に出力する窓位置誤差算出手段と、を備えており、 前記窓位置誤差検出手段は、 前記OFDM復調信号から、既知のパターンで埋め込ま
    れた複数のパイロット信号を抽出するパイロット信号抽
    出手段と、 周波数方向に隣接する一組の前記パイロット信号のう
    ち、一方の前記パイロット信号と他方の前記パイロット
    信号の複素共役との積を算出する手段と、 前記積の平均値を算出する平均化手段と、 前記積の平均値から該平均値の位相成分を抽出する位相
    成分抽出手段と、 前記位相成分に基づいて前記時間窓の位置のズレ量を算
    出して前記直交変換手段に出力する誤差算出手段と、を
    有し、 前記直交変換手段は、前記誤差算出手段から入力する前
    記ズレ量に基づいて前記時間窓の位置を補正し前記直交
    変換を実行する、ことを特徴とするOFDM用復調装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のOFDM用復調装置であ
    って、 前記シンボル信号は、周波数領域を複数に分割した階層
    構造を有しており、 前記窓位置誤差検出手段は、前記OFDM復調信号の一
    部階層のみを利用して前記ズレ量を検出する、OFDM
    用復調装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のOFDM用復調装置であ
    って、前記一部階層は、既知のパターンで所定のサブキ
    ャリアに埋め込まれたパイロット信号を含む同期変調セ
    グメントから構成されている、OFDM用復調装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れか1項に記載のOF
    DM用復調装置であって、前記直交変換手段は前記直交
    変換として高速フーリエ変換を実行する、OFDM用復
    調装置。
  5. 【請求項5】 OFDM(直交周波数分割多重化)方式
    により互いに直交関係を満たす複数のサブキャリアを多
    重化したシンボル信号を受信して復調するOFDM用復
    調方法であって、(a)アナログの前記シンボル信号を
    デジタル信号にA/D変換する工程と、(b)所定の時
    間区間の時間窓において前記デジタル信号を取り込み、
    当該デジタル信号に対して直交変換を実行することによ
    り周波数領域のOFDM復調信号を算出する工程と、
    (c)前記OFDM復調信号から、既知のパターンで埋
    め込まれた複数のパイロット信号を抽出する工程と、
    (d)周波数方向に隣接する一組の前記パイロット信号
    のうち、一方の前記パイロット信号と他方の前記パイロ
    ット信号の複素共役との積を算出する工程と、(e)前
    記工程(d)で算出された前記積の平均値を算出する工
    程と、(f)前記平均値から該平均値の位相成分を抽出
    する工程と、(g)前記位相成分に基づいて前記時間窓
    の位置のズレ量を算出する工程と、を備え、 前記工程(b)は、前記工程(g)で算出された前記ズ
    レ量を用いて前記時間窓の位置を調整する工程を含む、
    ことを特徴とするOFDM用復調方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のOFDM用復調方法であ
    って、 前記シンボル信号は、周波数領域を複数に分割した階層
    構造を有しており、 前記工程(c)は、前記工程(b)で算出された前記O
    FDM復調信号の一部階層のみの前記パイロット信号を
    抽出する工程である、OFDM用復調方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のOFDM用復調方法であ
    って、前記一部階層は、既知のパターンで所定のサブキ
    ャリアに埋め込まれたパイロット信号を含む同期変調セ
    グメントから構成されている、OFDM用復調方法。
  8. 【請求項8】 請求項5〜7の何れか1項に記載のOF
    DM用復調方法であって、前記工程(b)は、前記直交
    変換として高速フーリエ変換を実行する工程である、O
    FDM用復調方法。
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