JP2003218190A - 回転接続装置およびそれを用いた基板処理装置 - Google Patents

回転接続装置およびそれを用いた基板処理装置

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JP2003218190A
JP2003218190A JP2002010380A JP2002010380A JP2003218190A JP 2003218190 A JP2003218190 A JP 2003218190A JP 2002010380 A JP2002010380 A JP 2002010380A JP 2002010380 A JP2002010380 A JP 2002010380A JP 2003218190 A JP2003218190 A JP 2003218190A
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JP
Japan
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rotary
attached
shaft
pulley
rotating
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Application number
JP2002010380A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Mizohata
保廣 溝畑
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】長寿命で安価な電気的回転接続手段およびロー
タリジョイントを有する回転接続装置およびそれを用い
た基板処理装置を提供する。 【解決手段】この基板処理装置は、ウエハWを挟持する
ための載置台3aおよびカソードリング17と、載置台
3aに垂設された支軸3bとを含んでいる。支軸3bの
内部には縦流体供給路3cが形成されており、支軸3b
の載置台3aとは反対側の端部には、ロータリジョイン
ト4が取り付けられている。支軸3bの側方には、一端
にスリップリング9が取り付けられた回転軸16が配さ
れている。支軸3bには導電性を有する第1プーリ14
が取り付けられており、回転軸16には導電性を有する
第2プーリ18が取り付けられている。第1プーリ14
および第2プーリ18には、導電性を有するベルト19
が張設されている。第2プーリ18とスリップリング9
とは、電線27により電気的に接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転系と非回転系
との間に、流体の流路および導電経路を形成することが
できる回転接続装置およびそれを用いた基板処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、半導体基板(以下、単に「ウ
エハ」という。)を保持してウエハ下面にめっき液を接
触させ、ウエハを回転させながら電解めっき処理を行う
ことができる基板処理装置がある。このような基板処理
装置において、ウエハ上面にめっき液が回り込むのを防
止するために、ウエハ上面周縁部に純水を流すことがで
きるように構成されたものがある。この場合、基板処理
装置は、ウエハを保持して回転するウエハ保持回転部と
非回転系にある電源および純水源との間に、導電経路お
よび純水の流路を形成する回転接続装置を備えている必
要がある。
【0003】図2は、ウエハ下面にめっき処理を施すこ
とができる従来の基板処理装置の一部を示す図解的な断
面図である。この基板処理装置は、ウエハWを保持して
回転させるウエハ保持回転部31と、ウエハ保持回転部
31の下方に配され、めっき液を収容するめっき槽(図
示せず)とを含んでいる。ウエハ保持回転部31は、回
転管37、回転管37の下端に垂直に設けられた円板状
の支持板37a、支持板37aの周縁部から下方に延び
る複数の支柱35、および支柱35の先端に取り付けら
れた環状のカソードリング47を備えている。カソード
リング47は内方に突出した当接部47aを有してい
る。当接部47aの内径はウエハWの径よりわずかに小
さい。
【0004】回転管37の内部には、サセプタ33が配
備されている。サセプタ33は、支軸33bおよび支軸
33bの下端に取り付けられた円板状の載置台33aを
含んでおり、支軸33bは、ボールスプライン45を介
して回転管37に支持されている。これにより、サセプ
タ33は回転管37の軸に沿って昇降可能になっている
とともに、回転管37からの回転力が伝達されるように
なっている。載置台33aの径は、保持するウエハWの
径よりわずかに小さい。このような構成により、載置台
33aと当接部47aとでウエハWの周縁部を挟持する
ことができる。支軸33bの長さは回転管37の長さよ
り長く、支軸33bの上端は回転管37の上端より突出
している。
【0005】回転管37はアーム40を貫通して配され
ており、ベアリング42を介してアーム40に回転自在
に支持されている。また、回転管37は回転駆動機構4
1からの回転駆動力により回転できるようになってい
る。回転駆動機構41からの回転駆動力は、ボールスプ
ライン45を介してサセプタ33へも伝えられる。回転
管37およびカソードリング47の肉厚内には、カソー
ド用電線36が配設されており、カソード用電線36の
カソードリング47側の端部には、カソード電極36a
が接続されている。カソード電極36aは、カソードリ
ング47から内方に突出しており、ウエハWの下面に接
触できるようになっている。
【0006】回転管37には、電気的回転接続手段とし
てスリップリング39が嵌められていて、カソード用電
線36のカソード電極36a側とは反対側の端部は、ス
リップリング39を介してめっき電源32に接続されて
いる。これにより、回転管37が回転していても、カソ
ード用電線36と静止した(非回転系にある)めっき電
源32との間に、導電経路を形成することができるよう
になっている。めっき電源32は、めっき槽内に配置さ
れたアノード電極(図示せず。)にも接続されている。
【0007】支軸33bの中心軸に沿って縦流体供給路
33cが形成されている。また、載置台33aの内部に
は、縦流体供給路33cに連通し放射状に延びる複数の
横流体供給路33dが形成されている。横流体供給路3
3dは、載置台33aの側面に開口している。支軸33
bの上端は、ロータリジョイント34を介して流体配管
38に連通接続されている。流体配管38には純水と窒
素ガスとを選択的に切り換えて供給できるようになって
いる。これにより、支軸33bが回転管37とともに回
転されても、縦流体供給路33cと回転しない流体配管
38との間に、純水または窒素ガスを流すことができる
ようになっている。
【0008】載置台33aとカソードリング47とに挟
持されたウエハWを下降させてめっき槽に満たされため
っき液に接液して回転させ、カソード電極36aとめっ
き槽内のアノード電極との間に通電することにより、ウ
エハW下面に均一に電解めっきをすることができる。こ
のとき、流体配管38から純水を供給すると、載置台3
3aの側面の開口から純水が吐出され、ウエハW上面周
縁部を流れる。これにより、めっき液のウエハW上面へ
の回り込みを防止することができる。また、流体配管3
8から窒素ガスを供給して、純水で濡れたウエハW上面
周縁部を乾燥させることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上の構成では、支軸
33bの端部から純水および窒素ガスを導入するため
に、ロータリジョイント34は支軸33bの上端(載置
台33a側とは逆側の端部)に取り付けられている。し
たがって、スリップリング39は、貫通型のものを用い
て回転管37(支軸33bの途中)に取り付けなければ
ならない。回転管37の内部には、ボールスプライン4
5を介して支軸33bが配されているため、回転管37
の径は大きくなり、それに応じてスリップリング39の
内径も大きく(たとえば、30mm)なる。
【0010】ところが、スリップリング39が摺動部を
有する摺動タイプの場合、スリップリング39の内径が
大きくなると摺動部における周速が大きくなり、それに
伴って摩耗や発熱が大きくなりスリップリング39の寿
命は短くなる。水銀等を介して回転部と非回転部との間
で電気的導通を得る無摺動タイプのスリップリングを用
いることが考えられるが、シールの困難さのために、貫
通型のものは入手が困難である。
【0011】また、摺動タイプの場合でも、貫通型のス
リップリングは、特定の内径を有するものしか市販され
ておらず、これら特定の内径以外の内径を有するものを
入手しようとすると、特注となり高価格、長納期とな
る。また、貫通型のスリップリング39を交換する際に
は、スリップリング39より上方にあるすべての干渉部
材(たとえば、ロータリジョイント34)を取り外さな
ければならなかった。このため、スリップリング39の
交換が容易ではなかった。
【0012】さらに、スリップリング39とロータリジ
ョイント34とは回転管37(支軸33b)の軸方向に
沿って配されているので、回転管37や支軸33bが長
尺化してしまう。スリップリング39を軸端部に取り付
けるタイプのものとし、ロータリジョイント34を軸途
中に取り付けるタイプのものとしても同様の問題が生ず
る。そこで、この発明の目的は、長寿命で安価な電気的
回転接続手段およびロータリジョイントを有する回転接
続装置を提供することである。
【0013】この発明の他の目的は、電気的回転接続手
段およびロータリジョイントの交換が容易な回転接続装
置を提供することである。この発明のさらに他の目的
は、回転軸に沿う方向に関して短尺化できる回転接続装
置を提供することである。この発明のさらに他の目的
は、長寿命で安価な電気的回転接続手段およびロータリ
ジョイントを有する回転接続装置を備えた基板処理装置
を提供することである。
【0014】この発明のさらに他の目的は、電気的回転
接続手段およびロータリジョイントの交換が容易な回転
接続装置を備えた基板処理装置を提供することである。
この発明のさらに他の目的は、回転軸に沿う方向に関し
て短尺化できる回転接続装置を備えた基板処理装置を提
供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記の
課題を解決するための請求項1記載の発明は、軸方向に
延びる第1の導電経路(6)を有し、流体を流すことが
できる流体流路(3c)が内部に形成された第1の回転
軸(3b,7)と、軸方向に延びる第2の導電経路(2
7)を有する第2の回転軸(16)と、上記第1の回転
軸と上記第2の回転軸との間で回転駆動力を伝え、か
つ、上記第1および第2の回転軸の間に導電経路を形成
する回転力伝達手段(14,18,19)と、上記第1
の回転軸の一端に取り付けられたロータリジョイント
(4)と、上記第2の回転軸の一端に取り付けられ、上
記第2の導電経路に電気的に接続された電気的回転接続
手段(9)とを含むことを特徴とする回転接続装置であ
る。
【0016】なお、括弧内の英数字は後述の実施形態に
おける対応構成要素等を表す。以下、この項において同
じ。この発明によれば、スリップリングなどの電気的回
転接続手段から、第2の導電経路および回転力伝達手段
を経て第1の導電経路に至る導電経路が形成される。こ
れにより、電気的回転接続手段に接続された非回転系に
ある電源等と第1の回転軸との間に導電経路を形成する
ことができる。また、ロータリジョイントを介して、非
回転系にある流体供給源などと第1の回転軸の流体流路
との間に流体を流すことができる。第1の回転軸は、た
とえば、回転駆動手段を直接第1の回転軸に接続して回
転させるように構成することができる。
【0017】ロータリジョイントおよび電気的回転接続
手段は、ともに軸の端部に取り付けられている。このた
め、ロータリジョイントおよび電気的回転接続手段は、
ともに干渉物に阻害されることなく取り外しできるの
で、交換が容易である。また、電気的回転接続手段は貫
通型のものを用いる必要がなく、市販品として容易に入
手可能な摺動タイプのもの(スリップリング)または無
摺動タイプのもの(ロータリ・コネクタ)を用いること
ができる。したがって、ロータリジョイントのみなら
ず、電気的回転接続手段も長寿命で安価なものを用いる
ことができる。
【0018】ロータリジョイントと電気的回転接続手段
とは、それぞれ、第1および第2の回転軸に配されてい
るので、各々の回転軸を短くすることができる。したが
って、このような回転接続装置は、回転軸に沿う方向に
関して短尺化できる。第1および第2の回転軸は、全体
が導電性を有して、それぞれ第1および第2の導電経路
を形成していてもよい。また、第1および第2の回転軸
は、非導電性の材料で構成された部分に、第1および第
2の導電経路をそれぞれ形成する導電性の材料で構成さ
れた部分が組み合わされたものであってもよい。回転力
伝達手段も、全体が導電性を有する必要はなく、非導電
性の部分を含んでいてもよい。
【0019】第1の回転軸は単一の部材である必要はな
く、たとえば、径の大きい管の内部に径の小さな管が挿
通されているものであってもよく、内部の管が流体流路
を形成するものであってもよい。回転力伝達手段は、た
とえば、請求項2記載のように、上記第1の回転軸に取
り付けられ少なくとも一部が導電性を有する第1のプー
リ(14)と、上記第2の回転軸に取り付けられ少なく
とも一部が導電性を有する第2のプーリ(18)と、上
記第1および第2のプーリの間に張設され少なくとも一
部が導電性を有するベルト(19)とを含むものとする
ことができる。
【0020】充分高い張力でベルトを張設して、プーリ
とベルトとの間が滑らないようにすることにより、電気
的回転接続手段と第1の回転軸との間を流れる電流にノ
イズが入らないようにすることができる。また、回転力
伝達手段は、たとえば請求項3記載のように、上記第1
および第2の回転軸にそれぞれ取り付けられ少なくとも
一部が導電性を有する歯車を含むものとすることができ
る。
【0021】第1の回転軸に取り付けられた歯車と第2
の回転軸に取り付けられた歯車とを噛合させることによ
り、第1および第2の回転軸の間で、回転駆動力を伝
え、かつ、導電経路を形成することができる。歯車は、
平歯車やはすば歯車であってもよい。これらの場合、第
1の回転軸と第2の回転軸とは、平行にすることができ
る。歯車はかさ歯車であってもよい。この場合、第1の
回転軸と第2の回転軸とは、直交または斜行するように
することができる。また、歯車の一方はシザーズギアで
あってもよい。この場合、他方の歯車とシザーズギアと
は回転中に確実に接触するので、歯車を介して流れる電
流にノイズが入らないようにすることができる。
【0022】第1の回転軸に取り付けられた歯車と第2
の回転軸に取り付けられた歯車との間に、1つまたは複
数の歯車が介されていてもよい。請求項4記載の発明
は、請求項1ないし3のいずれかに記載の回転接続装置
と、上記第1の回転軸の上記一端とは反対側の端部に取
り付けられ、基板を保持することができる基板保持部
(3a,17)とを含むことを特徴とする基板処理装置
である。
【0023】基板保持部材には、第1の導電経路と電気
的に接続され、保持された基板に接触可能な第1の電極
(たとえば、カソード電極)が設けられていてもよい。
この基板処理装置は、めっき液を収容することができ内
部に第2の電極(たとえば、アノード電極)が配された
めっき槽をさらに含んでいてもよい。この場合、基板の
下面にめっき液を接液して、基板を回転させながら第1
および第2の電極の間に通電することにより、基板下面
に電解めっきを施すことができる。このとき、第1の回
転軸の流体流路を介して基板上面周縁部に純水を供給す
ることにより、めっき液が基板上面に回り込むことを防
止することができる。さらに、第1の回転軸の流体流路
を介して窒素ガスなどを供給して、水に濡れた基板周縁
部を乾燥させることもできる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下では、添付図面を参照して、
本発明の実施の形態について詳細に説明する。図1は、
本発明の一実施形態に係る基板処理装置の構成を示す図
解的な断面図である。この基板処理装置は、電解めっき
によりウエハWの下面にめっきするためのもので、ウエ
ハWを保持して回転させるウエハ保持回転部1と、ウエ
ハWにめっき処理を施すめっき処理部21とを含んでい
る。
【0025】ウエハ保持回転部1は、回転管7、回転管
7の一方端に垂直に固定された円板状の支持板7a、支
持板7aの周縁部から回転管7側とは反対側に延びた複
数の支柱5、および支柱5の先端に取り付けられた環状
のカソードリング17を備えている。回転管7はアーム
10を貫通して配されており、ベアリング10aを介し
てアーム10に回転自在に支持されている。また、回転
管7は回転駆動機構11から回転駆動力を伝えられて回
転できるようになっている。
【0026】カソードリング17は内方に突出した当接
部17aを有している。当接部17aの内径は、ウエハ
Wの径よりわずかに小さい。カソードリング17には、
カソードリング17の中心側から外周側に至る複数の流
体排出孔17bが形成されている。流体排出孔17b
は、回転管7の軸方向に関して当接部17aよりわずか
に回転管7側に向かった位置に形成されている。回転管
7の内部には、サセプタ3が配備されている。サセプタ
3は、支軸3bおよび支軸3bの端部に取り付けられた
円板状の載置台3aを含んでおり、載置台3aは複数の
支柱5に取り囲まれるように配置されている。支軸3b
は、ボールスプライン15を介して回転管7に支持され
ている。これにより、サセプタ3は回転管7の軸に沿っ
て昇降可能になっている。また、回転駆動機構11から
の回転駆動力は、回転管7およびボールスプライン15
を介して、サセプタ3へも伝えられる。支軸3bの長さ
は回転管7の長さより長く、支軸3bは回転管7の端部
から突出している。載置台3aの径は、ウエハWの径よ
りわずかに小さい。
【0027】支軸3bはベアリング2aを介してアーム
2に回転自在に支持されている。アーム2は、支軸3b
に平行な方向に伸縮可能なエアシリンダ13を介して、
アーム10に接続されている。エアシリンダ13を伸縮
させることにより、支軸3bが軸方向に移動され、当接
部17aに対して載置台3aを近接させたり離間させた
りすることができる。これにより、載置台3aと当接部
17aとでウエハWの周縁部を挟持することができる。
載置台3aと当接部17aとに挟持されたウエハWは、
回転駆動機構11からの回転駆動力により回転させるこ
とができる。
【0028】回転管7およびカソードリング17の肉厚
内には、カソード用電線6が配設されており、カソード
用電線6のカソードリング17側の端部には、カソード
電極6aが接続されている。カソード電極6aは、カソ
ードリング17から内方に突出しており、載置台3aと
当接部17aとに挟持されたウエハWの当接部17a側
に接触できるようになっている。支軸3bの回転管7か
ら突出した部分(載置台3aとは反対側の部分)には、
導電性を有する第1プーリ14が嵌められている。第1
プーリ14の側面は、側方に膨らむように曲面加工(ク
ラウン加工)されている。カソード用電線6のカソード
電極6a側とは反対側の端部は、第1プーリ14に電気
的に接続されている。
【0029】支軸3bの中心軸に沿って縦流体供給路3
cが形成されている。また、載置台3aの内部には縦流
体供給路3cに連通し放射状に延びる複数の横流体供給
路3dが形成されている。横流体供給路3dは、載置台
3aの側面に開口している。支軸3bの載置台3aとは
反対側の端部には、ロータリジョイント4を介して流体
配管8が連通接続されている。流体配管8には純水と窒
素ガスとを選択的に切り換えて供給することができるよ
うになっている。これにより、支軸3bが回転管7とと
もに回転されていても、縦流体供給路3cと回転しない
流体配管8との間に、純水または窒素ガスを流すことが
できるようになっている。
【0030】支軸3bが回転管7から突出している部分
(第1プーリ14が嵌められている側)の側方には、支
軸3bと平行に回転軸16が配されている。回転軸16
は、ベアリング2bを介してアーム2に回転自在に支持
されており、エアシリンダ13により支軸3bとともに
上下動できる。回転軸16は、アーム10を貫通してお
らず、アーム10の一方側に配置されている。回転軸1
6には、導電性を有する第2プーリ18が嵌められてい
る。第2プーリ18の側面も、クラウン加工が施されて
いる。第1プーリ14と第2プーリ18との間には、導
電性を有するベルト19が張設されている。ベルト19
は、たとえば、ステンレス製のベルトの表面に抵抗値低
減のため銅テープを巻いたものを用いることができる。
【0031】回転軸16のアーム10とは反対側の端部
には、スリップリング9が取り付けられている。スリッ
プリング9は無摺動タイプであり、回転部と非回転部と
の間は水銀により電気的に接続されている。回転軸16
の内部には電線27が配設されており、第2プーリ18
とスリップリング9とは電線27により電気的に接続さ
れている。以上のように、この基板処理装置は、回転系
にあるウエハWと、非回転系にある電源および純水源ま
たは窒素ガス源との間に、導電経路および流体の流路を
形成する回転接続装置を有している。
【0032】めっき処理部21は、中央部に配されため
っき槽22と、めっき槽22の周囲に配された第1回収
槽23、および第1回収槽23の周囲に配された第2回
収槽28を含んでいる。めっき槽22内の底面中央部に
はめっき液供給配管24が接続されており、第1回収槽
23の底面にはめっき液排出配管25が接続されてい
る。めっき液排出配管25とめっき液供給配管24とは
ポンプPを介して接続されており、第1回収槽23から
のめっき液をめっき槽22へ供給することができるよう
になっている。めっき槽22の底部近傍には、環状のア
ノード電極26が配されている。アノード電極26は、
めっき電源12に接続されている。
【0033】めっき処理時には、ポンプPを作動させ、
めっき液がめっき槽22から第1回収槽23へと溢れ、
めっき液排出配管25およびめっき液供給配管24を経
て第1回収槽23に戻るように循環させる。これによ
り、めっき槽22にはめっき液が満たされた状態とな
る。そして、載置台3aとカソードリング17とに挟持
されたウエハWを、下降させてめっき槽22に満たされ
ためっき液に接液して回転させ、カソード電極6aとア
ノード電極26との間に通電することにより、ウエハW
下面に均一にめっきすることができる。
【0034】このとき、流体配管8から純水を供給する
と、載置台3aの側面の開口から純水が吐出され、ウエ
ハW上面周縁部を流れる。これにより、めっき液の上面
への回り込みを防止することができる。ウエハW上面を
流れた水は、遠心力によりカソードリング17の流体排
出孔17bより側方へと飛び出し第2回収槽28へと回
収される。第2回収槽28に回収された水は、ドレイン
され廃棄される。また、めっき処理終了後、流体配管8
から窒素ガスを供給して、純水で濡れたウエハW上面周
縁部を乾燥させることができる。
【0035】以上の基板処理装置において、ロータリジ
ョイント4およびスリップリング9は、ともに軸3b,
16の端部に取り付けられている。このため、ロータリ
ジョイント4およびスリップリング9は、干渉物に阻害
されることなく取り外しを行うことができるので、交換
が容易である。また、スリップリング9は貫通型のもの
を用いる必要がなく、上述の実施形態のように市販品と
して容易に入手可能な無摺動タイプのものを用いること
ができる。したがって、ロータリジョイント4のみなら
ず、スリップリング9も長寿命で安価なものを用いるこ
とができる。
【0036】ロータリジョイント4とスリップリング9
とは、1つの軸上ではなく、それぞれ支軸3bおよび回
転軸16に配されているので、支軸3bおよび回転軸1
6を短くすることができる。したがって、ウエハ保持回
転部1は、支軸3bに沿う方向に関して短尺化できる。
第1プーリ14は、回転管7に取り付けられていてもよ
い。この場合、サセプタ3は、ボールスプライン15を
介して回転管7から回転力を得て回転することができ
る。
【0037】なお、ベルト19を廃して、第1プーリ1
4と第2プーリ18とを直接接触させて、回転駆動力を
伝達し電気的接続を得るようにしてもよい。第1プーリ
14、第2プーリ18およびベルト19を廃して、代わ
りに、支軸3b(回転管7)および回転軸16に、それ
ぞれ導電性を有する歯車を取り付けてもよい。支軸3b
(回転管7)に取り付けられた歯車と回転軸16に取り
付けられた歯車とを噛合させることにより、支軸3b
(回転管7)および回転軸16の間で回転駆動力および
電気を伝えることができる。
【0038】歯車は、平歯車やはすば歯車であってもよ
い。これらの場合、支軸3b(回転管7)と回転軸16
とは、平行にすることができる。歯車はかさ歯車であっ
てもよい。この場合、支軸3b(回転管7)と回転軸1
6とは、直交または斜行するようにすることができる。
歯車の一方は、シザーズギアであってもよい。この場
合、他方の歯車とシザーズギアとは回転中に確実に接触
するので、歯車を介して流れる電流にノイズが入らない
ようにすることができる。その他、実質的に摺動部がな
い様々な回転力伝達手段を用いることができる。
【0039】回転駆動機構11は、回転管7ではなく回
転軸16に接続されていてもよい。この場合、回転駆動
機構11からの回転駆動力は、回転軸16、第2プーリ
18、ベルト19、および第1プーリ14を介して、支
軸3bおよび回転管7に伝えられる。この場合、回転力
伝達手段を歯車とすることにより、回転駆動力を確実に
伝えることができる。支軸3b(回転管7)に取り付け
られた歯車と回転軸16に取り付けられた歯車との間
に、1つまたは複数のアイドル歯車が介されていてもよ
い。
【0040】このような回転接続装置は、たとえば、基
板を加熱しながら回転させ、同時に基板に流体を供給す
る基板処理装置にも応用することができる。この場合、
基板を保持して回転する基板保持回転部に基板加熱用の
ヒータを配し、上記の実施形態と同様の方法により、ヒ
ータと非回転系にある電源との間を電気的に接続するこ
とができる。この場合、スリップリング9は2極タイプ
のものを用いることができる。
【0041】その他、特許請求の範囲に記載された事項
の範囲で種々の変更を施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る基板処理装置の構成
を示す図解的な断面図である。
【図2】ウエハ下面にめっき処理を施すことができる従
来の基板処理装置の一部を示す図解的な断面図である。
【符号の説明】
3 サセプタ 3a 載置台 3b 支軸 3c 縦流体供給路 3d 横流体供給路 4 ロータリジョイント 6 カソード用電線 7 回転管 9 スリップリング 14 第1プーリ 16 回転軸 17 カソードリング 17a 当接部 18 第2プーリ 19 ベルト 27 電線 W 半導体基板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸方向に延びる第1の導電経路を有し、流
    体を流すことができる流体流路が内部に形成された第1
    の回転軸と、 軸方向に延びる第2の導電経路を有する第2の回転軸
    と、 上記第1の回転軸と上記第2の回転軸との間で回転駆動
    力を伝え、かつ、上記第1および第2の回転軸の間に導
    電経路を形成する回転力伝達手段と、 上記第1の回転軸の一端に取り付けられたロータリジョ
    イントと、 上記第2の回転軸の一端に取り付けられ、上記第2の導
    電経路に電気的に接続された電気的回転接続手段とを含
    むことを特徴とする回転接続装置。
  2. 【請求項2】上記回転力伝達手段が、上記第1の回転軸
    に取り付けられ少なくとも一部が導電性を有する第1の
    プーリと、上記第2の回転軸に取り付けられ少なくとも
    一部が導電性を有する第2のプーリと、上記第1および
    第2のプーリの間に張設され少なくとも一部が導電性を
    有するベルトとを含むことを特徴とする請求項1記載の
    回転接続装置。
  3. 【請求項3】上記回転力伝達手段が、上記第1および第
    2の回転軸にそれぞれ取り付けられ少なくとも一部が導
    電性を有する歯車を含むことを特徴とする請求項1記載
    の回転接続装置。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3のいずれかに記載の回転
    接続装置と、 上記第1の回転軸の上記一端とは反対側の端部に取り付
    けられ、基板を保持することができる基板保持部とを含
    むことを特徴とする基板処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2015056722A1 (ja) * 2013-10-18 2015-04-23 利充 山澤 風力発電装置

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JP5972478B2 (ja) * 2013-10-18 2016-08-17 利充 山澤 風力発電装置
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