JP2003217889A - 高圧放電灯点灯装置 - Google Patents

高圧放電灯点灯装置

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JP2003217889A
JP2003217889A JP2002018031A JP2002018031A JP2003217889A JP 2003217889 A JP2003217889 A JP 2003217889A JP 2002018031 A JP2002018031 A JP 2002018031A JP 2002018031 A JP2002018031 A JP 2002018031A JP 2003217889 A JP2003217889 A JP 2003217889A
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pressure discharge
tube voltage
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Hiroyasu Shiichi
広康 私市
岳久 ▲浜▼口
Takehisa Hamaguchi
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、高圧放電灯の発光管内の放電ア
ークの湾曲に伴う音響共鳴現象を回避させる高圧放電灯
点灯装置を得ることを目的とする。 【解決手段】 高圧放電灯9の管電圧を検出する管電圧
検出器16を設け、この検出電圧の変化量から非共鳴周
波数を抽出し、その周波数に点灯周波数を一致させるよ
うにMOSFET10,11の駆動周波数を制御する制
御回路17を設けた。交直流電圧変換回路3の出力電圧
を検出する電圧検出器18を設け、この出力電圧を所定
値となるようにMOSFET5のONデューティを制御
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、高圧放電灯を高
周波点灯する高圧放電灯点灯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来における高圧放電灯点灯装
置の回路構成図を示す。図4において、1は商用電源、
2は商用電源1から出力する交流電圧を全波整流するダ
イオードブリッジ回路、3はダイオードブリッジ回路2
で全波整流された電圧を直流電圧に変換するインダクタ
ー4、MOSFET5、ダイオード6、コンデンサ7か
ら成る交直流電圧変換回路、8は高圧放電灯9に高周波
電圧を供給するMOSFET10,11から成るインバ
ータ回路、12はインバータ回路8のMOSFET1
0,11の駆動周波数を制御する制御回路、13はイン
バータ回路8から出力する高周波電圧を限流する直流カ
ットコンデンサ14とチョークコイル15とから成る限
流回路である。
【0003】次に、こうした構成を有する高圧放電灯点
灯装置の動作を、図4を併用して説明する。点灯装置の
動作を開始すると、商用電源1から出力する交流電圧は
ダイオードブリッジ回路2から交直流電圧変換回路3を
介して直流電圧に変換され、さらにインバータ回路8で
高周波電圧に変換される。そして、制御回路12は一般
周知である高圧放電灯9の発光管内の放電アークの湾曲
に伴う”立ち消え”或いは”ゆらぎ”の音響共鳴現象の
発生を防止するため、高圧放電灯9の点灯周波数を音響
共鳴現象が発生しない非共鳴周波数に予め設定し、イン
バータ回路8のMOSFET10,11のON/OFF
駆動を制御する。次に、その点灯周波数を有する高周波
電圧を限流回路10で限流して高圧放電灯9に印加する
ことで、高圧放電灯9が安定に点灯維持する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の高圧放電灯点灯
装置は、前述のように点灯周波数を非共鳴周波数に予め
決めて高圧放電灯を点灯するように構成している。しか
しながら、一般に高圧放電灯は累積点灯時間に応じて発
光管内の音波の速度が変化したり、或いは電極が消耗す
るなどして非共鳴周波数が変化することが知られてい
る。このために、高圧放電灯は前述の各種要因により発
光管内の放電アークの湾曲に伴って”立ち消え”或い
は”ゆらぎ”という音響共鳴現象を発生することで、高
圧放電灯の点灯を安定に維持することが出来ないという
問題点を有していた。
【0005】この発明は、前述のような問題点を解決す
るためになされたもので、前述の各種要因によって発生
する音響共鳴現象を回避するように工夫し、高圧放電灯
を安定に高周波点灯させる高圧放電灯点灯装置を提供す
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る高圧放電
灯点灯装置は、商用交流電源を直流電圧に変換する交直
流変換回路と、交直流変換回路の直流電圧を高周波電圧
に変換するインバータ回路と、インバータ回路の高周波
電圧を高圧放電灯に供給する高周波電圧供給回路と、イ
ンバータ回路の高周波電圧の周波数を制御する制御回路
と、高圧放電灯の管電圧を検出する管電圧検出器とを備
えた高圧放電灯点灯装置において、制御回路は管電圧検
出器で検出された管電圧の微分値を算出する算出手段を
設け、算出手段により算出された管電圧の微分値が所定
値以上となった場合に、インバータ回路の高周波電圧の
周波数を非共鳴周波数帯の所定範囲内で増減させる周波
数変化手段を設け、周波数変化手段により高周波電圧の
周波数を増減させる過程で、管電圧の微分値が所定値以
下となる地点の周波数を抽出し、その周波数で高圧放電
灯を点灯させる点灯手段を設け、周波数変化手段により
高周波電圧の周波数が増減するときに高圧放電灯に供給
される高周波電力を常に一定となるように交直流電圧変
換回路から出力する直流電圧の大きさを制御する電圧制
御手段を設けるようにしたものである。
【0007】また、管電圧検出器の管電圧が所定値以上
の場合に、算出手段で管電圧の微分値を算出するように
したものである。
【0008】また、管電圧検出器の管電圧が所定値以下
の場合に、管電圧の微分値を判定する判定値を大きく
し、算出手段で管電圧の微分値を算出するようにしたも
のである。
【0009】また、高圧放電灯の点灯開始から所定時間
以上を経過した場合に、算出手段で管電圧の微分値を算
出するようにしたものである。
【0010】また、高圧放電灯の点灯開始から所定時間
以下の場合に、管電圧の微分値を判定する判定値を大き
くし、算出手段で管電圧の微分値を算出するようにした
ものである。
【0011】また、周波数変化手段により高周波電圧の
周波数を非共鳴周波数帯の所定範囲内で増減させた場合
に、算出手段で算出された管電圧の微分値が所定値以下
とならないときには、インバータ回路の動作を停止して
高圧放電灯を消灯するようにしたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、高圧放電
灯点灯装置の実施の形態1を示す回路構成図である。図
1において、従来例との相違点は高圧放電灯9の管電圧
を検出する管電圧検出器16を設け、この管電圧検出器
16の検出電圧の変化量から非共鳴周波数を抽出し、そ
の周波数に点灯周波数を一致させるようにMOSFET
10,11の駆動周波数を制御する制御回路17を設け
たことである。さらに、交直流電圧変換回路3の出力電
圧を検出する電圧検出器18を設け、制御回路17は電
圧検出器18の検出電圧に基づいて交直流電圧変換回路
3の出力電圧の大きさを所定値となるようにMOSFE
T5のONデューティを制御する。
【0013】また、こうした構成を有する高圧放電灯点
灯装置の点灯動作について、図1に示す回路構成図およ
び図2に示す点灯動作の流れを示すフローチャート図を
併用して説明する。点灯装置の点灯SW(図示なし)を
ONして動作を開始した場合に(ステップS100)、
制御回路17は点灯周波数のシフトフラグを下げ方向に
セットする(ステップS101)。次に、高圧放電灯9
を点灯開始する際に初期の点灯周波数f0を予め非共鳴
周波数と一致するように、インバータ回路8のMOSF
ET10,11の駆動周波数の制御を行なって点灯動作
を開始させる(ステップS102)。そして、制御回路
17はその内部に格納されるタイマー回路(図示なし)
により、高圧放電灯9の点灯経過時間をカウント処理す
る(ステップS103)。
【0014】この後に、その点灯経過時間が所定値以上
であるかどうかを判断し(ステップS104)、ここで
NO即ち所定値以上でない場合には点灯時間のカウント
処理を続行する。また、YES即ちその点灯経過時間が
所定値以上である場合には高圧放電灯9が安定点灯時に
達したと判断し、管電圧検出器16の検出電圧を所定時
間毎に読み込み、単位時間毎の電圧変化即ち微分値aを
算出する(ステップS105)。なお、高圧放電灯9が
安定点灯時に達したかどうかを判断する手法は、前述の
他に管電圧検出器16の管電圧が所定値以上に達したか
どうかを判断することが挙げられる。さらに、管電圧検
出器16の管電圧の微分値aを算出して、後述の音響共
鳴現象が発生したかどうかを判断することを、点灯経過
時間が所定値以下である過程で行なっても良い。ただ
し、このときは前述の微分値aを判定する判定値を大き
くすることが肝要である。ここで、点灯した後で所定時
間以内は微分値aの算出を行なわない理由は、点灯直後
に管電圧が低い状態であり、その後に徐々に上昇して安
定状態に至る。したがって、この過程で微分値aを算出
した場合には、後述する音響共鳴現象の発生を誤って検
出し、この事態を未然に回避するためである。
【0015】次に、制御回路17は微分値aが所定値α
以上であるかどうかを判断し(ステップS106)、こ
こでNO即ち微分値aが所定値α以上でない場合には音
響共鳴現象が発生していないと判断する。そして、高圧
放電灯9を点灯周波数f0で点灯維持して微分値αの算
出を続行する。また、YES即ち微分値aが所定値α以
上である場合には高圧放電灯9の発光管内の放電アーク
が湾曲し、音響共鳴現象を起こしたと判断する。なお、
この音響共鳴現象が発生した場合に管電圧が上昇して微
分値aが高くなることは、既に周知の現象論である。そ
して、制御回路17は前述のステップS101の工程で
点灯周波数のシフトフラグは下げ方向にセットされてい
るので、点灯周波数を所定値だけ下降するようにMOS
FET10,11の駆動周波数を変化させる(ステップ
S108)。
【0016】次に、点灯周波数が下限値であるかどうか
を判断し(ステップS109)、ここでNOの場合には
下限値に達していないと判断して、前述のステップS1
05の工程に戻る。そして、管電圧の微分値aの算出を
行ない、この微分値aが所定値α以上であれば再びステ
ップS108の工程で点灯周波数を所定値だけ下降させ
る。また、ステップS109の工程でYESの場合には
点灯周波数が下限値に達したと判断し、点灯周波数のシ
フトフラグを上げ方向にセットする(ステップS11
0)。そして、ステップS105の工程に戻って管電圧
の微分値aを算出し、この微分値aが所定値α以上であ
れば点灯周波数を所定値だけ上昇させるようにMOSF
ET10,11の駆動周波数を変化させる(ステップS
111)。
【0017】次に、点灯周波数が上限値であるかどうか
を判断し(ステップS112)、ここでNOの場合には
上限値に達していないと判断し、前述の管電圧の微分値
aの算出と点灯周波数の上昇動作を繰り返し実行する。
また、ここでYESの場合には管電圧の微分値aが所定
値α以下に至らない状態で、点灯周波数が上限値に達し
たと判断する。そして、高圧放電灯9が異常であると判
断してインバータ回路8の動作を停止し、点灯装置の動
作を停止させる(ステップS113)。これにより、高
圧放電灯9の異常点灯による”チラツキ”や”立ち消
え”などを解消することができる。
【0018】また、制御回路17は音響共鳴現象の発生
を回避させる目的により、インバータ回路8の駆動周波
数を制御して点灯周波数を下降および上昇させる過程
で、下記の(1)式より高圧放電灯9に供給される高周
波電力が変化する。これについては、図1において点灯
周波数が下降した場合には直流カットコンデンサ14と
チョークコイル15との合成インピーダンスが低くな
り、これによって高圧放電灯9に流れる電流が大きくな
ることで、それに供給される高周波電力が増大する。ま
た、点灯周波数が上昇した場合には前述の合成インピー
ダンスが高くなり、これによって高圧放電灯9に流れる
電流が小さくなることで、それに供給される高周波電力
が減少する。 P=V×E/{(2×π×f×L−1/2×π×f×C) +R1/2 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ (1) 但し、P:高周波電力 E:直流電圧変換回路の
出力電圧 f:点灯周波数 L:チョークコイルのインダク
タンス C:直流カットコンデンサの容量 R:高圧放電灯の
内部抵抗
【0019】以上のことより、高圧放電灯9に供給され
る高周波電力を常に一定制御し、その明るさの変動を回
避する必要がある。ここでは、高圧放電灯9に供給され
る高周波電力の一定制御について、図3に示す割り込み
フローチャート図の動作の流れに沿って説明する。図3
において、割り込み処理の動作を開始した場合に(ステ
ップS200)、制御回路17は高圧放電灯9が安定に
点灯維持するために必要な定格電力を確保させる上で、
交直流電圧変換回路3から出力される目標電圧V0を決
定する(ステップS201)。この目標電圧V0の大き
さについては、点灯周波数が低い場合には前述の理由に
より高圧放電灯9に供給される高周波電力が増大する関
係上、その電圧を低目に設定して定格電力を維持する必
要がある。また、点灯周波数が高い場合には高圧放電灯
9に供給される高周波電力が減少する関係上、目標電圧
V0の大きさを点灯周波数が低い場合と比べて高目に設
定して定格電力を確保する必要がある。
【0020】また、直流電圧変換回路3およびインバー
タ回路8の各構成部品の耐圧を大きくして、交直流電圧
変換回路3から出力する電圧が高くなった場合でも、破
壊などを発生しないように適宜工夫することが肝要であ
る。こうしたことにより、制御回路17は直流電圧変換
回路3の出力電圧V0の大きさを、点灯周波数の高低に
応じて変化するように制御する。
【0021】次に、点灯周波数が下降或いは上昇する際
に直流電圧変換回路3の現時点の出力電圧Vdcを電圧
検出器19により読み込む(ステップS202)。そし
て、制御回路17は交直流電圧変換回路3の現時点の出
力電圧Vdcが、点灯周波数の値に対応した目標電圧V
0と比べて大きいかどうかを判断する(ステップS20
3)。ここで、YES即ち現時点の出力電圧Vdcが大
きいと判断した場合に、交直流電圧変換回路3の出力電
圧を減少するようにMOSFET5のONデューティを
小さくして(ステップS204)、現時点の出力電圧V
dcを目標電圧V0の値に近づける。また、NO即ち現
時点の出力電圧Vdcが小さいと判断した場合に、交直
流電圧変換回路3の出力電圧を増大するようにMOSF
ET5のONデューティを大きくして(ステップS20
5)、現時点の出力電圧Vdcを目標電圧V0の値に近
づける。こうした一連の割り込み処理の動作が、点灯装
置の点灯SWをONした以降の何れかの工程の動作の過
程で、繰り返し状態で割り込まれて実行される。
【0022】また、割り込み処理において高圧放電灯9
に供給される高周波電力を一定制御する他の例として、
高圧放電灯9に流れる電流を検出する電流検出器を設
け、この電流検出器の検出電流に基づいて交直流電圧変
換回路3の出力電圧の大きさを制御するように、MOS
FET5のONデューティを制御するようにしても良
い。
【0023】以上のように、管電圧の微分値aが所定値
αを超えた場合に、点灯周波数を所定量だけ下降或いは
上昇させる手段を採用して、音響共鳴現象の発生を回避
することができる。また、このときに高圧放電灯9に供
給される高周波電力を一定制御する手段を採用して、高
圧放電灯9の明るさが変化することを防止できる。
【0024】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0025】この発明に係る高圧放電灯点灯装置は、商
用交流電源を直流電圧に変換する交直流変換回路と、交
直流変換回路の直流電圧を高周波電圧に変換するインバ
ータ回路と、インバータ回路の高周波電圧を高圧放電灯
に供給する高周波電圧供給回路と、インバータ回路の高
周波電圧の周波数を制御する制御回路と、高圧放電灯の
管電圧を検出する管電圧検出器とを備えた高圧放電灯点
灯装置において、制御回路は管電圧検出器で検出された
管電圧の微分値を算出する算出手段を設け、算出手段に
より算出された管電圧の微分値が所定値以上となった場
合に、インバータ回路の高周波電圧の周波数を非共鳴周
波数帯の所定範囲内で増減させる周波数変化手段を設
け、周波数変化手段により高周波電圧の周波数を増減さ
せる過程で、管電圧の微分値が所定値以下となる地点の
周波数を抽出し、その周波数で高圧放電灯を点灯させる
点灯手段を設け、周波数変化手段により高周波電圧の周
波数が増減するときに高圧放電灯に供給される高周波電
力を常に一定となるように交直流電圧変換回路から出力
する直流電圧の大きさを制御する電圧制御手段を設ける
ようにしたので、点灯装置の長期使用においても高圧放
電灯の発光管内で発生する放電アークの湾曲に伴う”チ
ラツキ”や”立ち消え”などを未然に防止して音響共鳴
現象の発生を回避することができる。また、そのときに
高圧放電灯に供給される高周波電力を常に一定となるよ
うに制御することが可能となるために、明るさの変化を
防止することができる。
【0026】また、管電圧検出器の管電圧が所定値以上
の場合に、算出手段で管電圧の微分値を算出するように
したので、高圧放電灯の発光管内で放電アークの湾曲に
伴う”チラツキ”や”立ち消え”などが発生する直前に
点灯周波数を即座に変化させて、音響共鳴現象の発生を
回避することができる。また、音響共鳴現象の発生の有
無を誤って検出することを未然に防止できる。
【0027】また、管電圧検出器の管電圧が所定値以下
の場合に、管電圧の微分値を判定する判定値を大きく
し、算出手段で管電圧の微分値を算出するようにしたの
で、発光管内で”チラツキ”或いは”立ち消え”などが
発生する直前に点灯周波数を即座に変化させて、音響共
鳴現象の発生を回避することができる。また、音響共鳴
現象の発生の有無を誤って検出することを未然に防止で
きる。
【0028】また、高圧放電灯の点灯開始から所定時間
以上を経過した場合に、算出手段で管電圧の微分値を算
出するようにしたので、音響共鳴現象を発生する直前に
点灯周波数を即座に変化させて、それを回避することが
できる。また、音響共鳴現象の発生の有無を誤って検出
することを未然に防止できる。
【0029】また、高圧放電灯の点灯開始から所定時間
以下の場合に、管電圧の微分値を判定する判定値を大き
くし、算出手段で管電圧の微分値を算出するようにした
ので、音響共鳴現象を発生する直前に点灯周波数を即座
に変化させて、それを回避することができる。また、音
響共鳴現象の発生の有無を誤って検出することを未然に
防止できる。
【0030】また、周波数変化手段により高周波電圧の
周波数を非共鳴周波数帯の所定範囲内で増減させた場合
に、算出手段で算出された管電圧の微分値が所定値以下
とならないときには、インバータ回路の動作を停止して
高圧放電灯を消灯するようにしたので、周波数変化手段
により高周波電圧の周波数を所定範囲内で変化させた場
合に、算出手段で算出された管電圧の微分値が所定値以
下とならないときには、インバータ回路の動作を停止し
て高圧放電灯を消灯するようにしたので、高圧放電灯の
異常点灯による”チラツキ”や”立ち消え”などを解消
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の高圧放電灯点灯装置に係る実施の
形態1の回路構成図を示す。
【図2】 実施の形態1に係る点灯装置の点灯動作の流
れを示すフローチャート図を示す。
【図3】 実施の形態1の点灯装置の割り込みフローチ
ャート図を示す。
【図4】 従来における高圧放電灯点灯装置の回路構成
図を示す。
【符号の説明】
1 商用交流電源、2 ダイオードブリッジ回路、3
交直流電圧変換回路、4 インダクター、5 MOSF
ET、6 ダイオード、7 コンデンサ、8インバータ
回路、9 高圧放電灯、10 MOSFET、11 M
OSFET、12 制御回路、13 限流回路、14
直流カットコンデンサ、15 チョークコイル、16
管電圧検出器、17 制御回路、18 電圧検出器。
フロントページの続き Fターム(参考) 3K072 AA11 AC11 BA05 BB01 BC01 BC03 CA07 DD03 DE04 DE06 EB01 EB05 GA03 GB03 GB12 HA06 HA10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用交流電源を直流電圧に変換する交直
    流変換回路と、この交直流変換回路の直流電圧を高周波
    電圧に変換するインバータ回路と、このインバータ回路
    の高周波電圧を高圧放電灯に供給する高周波電圧供給回
    路と、インバータ回路の高周波電圧の周波数を制御する
    制御回路と、前記高圧放電灯の管電圧を検出する管電圧
    検出器とを備えた高圧放電灯点灯装置において、 前記制御回路は前記管電圧検出器で検出された管電圧の
    微分値を算出する算出手段と、この算出手段により算出
    された管電圧の微分値が所定値以上となった場合に、イ
    ンバータ回路の高周波電圧の周波数を非共鳴周波数帯の
    所定範囲内で増減させる周波数変化手段と、この周波数
    変化手段により高周波電圧の周波数を増減させる過程
    で、管電圧の微分値が所定値以下となる地点の周波数を
    抽出し、その周波数で高圧放電灯を点灯させる点灯手段
    と、周波数変化手段により高周波電圧の周波数が増減す
    るときに高圧放電灯に供給される高周波電力を常に一定
    となるように交直流電圧変換回路から出力する直流電圧
    の大きさを制御する電圧制御手段とを備えたことを特徴
    とする高圧放電灯点灯装置。
  2. 【請求項2】 前記管電圧検出器の管電圧が所定値以上
    の場合に、前記算出手段で管電圧の微分値を算出するよ
    うにしたことを特徴とする請求項1記載の高圧放電灯点
    灯装置。
  3. 【請求項3】 前記管電圧検出器の管電圧が所定値以下
    の場合に、管電圧の微分値を判定する判定値を大きく
    し、前記算出手段で管電圧の微分値を算出するようにし
    たことを特徴とする請求項1記載の高圧放電灯点灯装
    置。
  4. 【請求項4】 前記高圧放電灯の点灯開始から所定時間
    以上を経過した場合に、前記算出手段で管電圧の微分値
    を算出するようにしたことを特徴とする請求項1記載の
    高圧放電灯点灯装置。
  5. 【請求項5】 前記高圧放電灯の点灯開始から所定時間
    以下の場合に、前記管電圧の微分値を判定する判定値を
    大きくし、前記算出手段で管電圧の微分値を算出するよ
    うにしたことを特徴とする請求項1記載の高圧放電灯点
    灯装置。
  6. 【請求項6】 前記周波数変化手段により高周波電圧の
    周波数を非共鳴周波数帯の所定範囲内で増減させた場合
    に、前記算出手段で算出された管電圧の微分値が所定値
    以下とならないときには、前記インバータ回路の動作を
    停止して前記高圧放電灯を消灯するようにしたことを特
    徴とする請求項1記載の高圧放電灯点灯装置。
JP2002018031A 2002-01-28 2002-01-28 高圧放電灯点灯装置 Pending JP2003217889A (ja)

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