JP2003217620A - 固体高分子形燃料電池発電装置 - Google Patents

固体高分子形燃料電池発電装置

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 燃料ガスおよび反応空気の供給経路から水が
燃料電池内に流入して経路を閉塞することがなく、安定
して高い燃料電池性能を発揮でき、発電効率がより向上
し、さらなる小型化を達成した固体高分子形燃料電池発
電装置の提供。 【解決手段】 燃料電池1と、空気極の排ガスと酸化剤
加湿タンク7中の水を熱交換して所定の温度の温水とす
るとともに空気極の排ガスの熱を回収して市水などの水
を温水とする一体型熱交換器10とを備え、前記燃料ガ
ス加湿タンク6と酸化剤加湿タンク7を燃料電池1の鉛
直下方に燃料電池1ととともに一体的に配置し、前記燃
料ガス加湿タンク6の温水を冷却水として燃料電池1に
循環して送る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば家庭用の小
型電源として好適な固体高分子形燃料電池発電装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、天然ガス、都市ガス、メタノー
ル、LPG、ブタンなどの炭化水素系燃料ガスを水素に
改質する改質器と、一酸化炭素を変成するCO変成器
と、一酸化炭素を除去するCO除去器と、このようにし
て得られた水素(改質ガス)と空気中の酸素などの酸化
剤とを化学反応させて発電する燃料電池と、燃料電池の
電極部を冷却するとともに反応空気の加湿のためのイオ
ン交換樹脂などの水処理装置で処理された水(純水)を
収納した水タンクと、前記改質器、燃料電池などの排ガ
スの熱を回収して温水とする熱交換器と、この温水を蓄
える貯湯タンクなどを備えた小型電源としての固体高分
子形燃料電池発電装置が提案されている。
【0003】固体高分子形燃料電池発電装置で使用する
固体高分子電解質膜は含水させることによりプロトン導
電性電解質として機能するもので、固体高分子形燃料電
池においては、反応空気や燃料ガスなどの反応ガスに水
蒸気を飽和に含ませて電極部に供給して運転する方法が
採られている。
【0004】燃料極に水素を含む燃料ガス、空気極に空
気を供給すると、燃料極では、水素分子を水素イオンと
電子に分解する燃料極反応、空気極では、酸素と水素イ
オンと電子から水を生成する電気化学反応がそれぞれ行
われ、燃料極から空気極に向かって外部回路を移動する
電子により電力が負荷に供給されるとともに、空気極側
に水が生成される。
【0005】図2は、従来の固体高分子形燃料電池発電
装置(PEFC装置GS)の説明図である。燃料電池1
を用いたPEFC装置GSは、例えば、燃料電池1の他
に熱回収装置RDを含んでいる。この熱回収装置RD
は、図示しない貯湯タンク、熱交換器2、3、4、ポン
プ5を備えた温水の循環路などを備えている。
【0006】燃料電池1は、図示しない脱硫器、改質
器、CO変成器、CO除去器、燃料ガス加湿タンク6な
どからなる改質ガス供給装置および酸化剤加湿タンク7
などからなる反応空気供給装置ならびに燃料極1a、空
気極1kなどの電極および水タンク8、ポンプ9、冷却
部1cなどからなる燃料電池1の冷却装置を備えてい
る。
【0007】燃料電池1で発電された電力は図示しない
DC/DCコンバータで昇圧され、図示しない配電系統
連系インバータを介して商用電源に接続される、一方、
ここから家庭や事務所などの照明や空調機などの他の電
気機器用の電力として供給される。
【0008】このような燃料電池1を用いたPEFC装
置GSでは、発電と同時に、例えば燃料電池1による発
電時に発生する熱を利用して市水から温水を生成し、こ
の温水を図示しない貯湯タンクに蓄えて、風呂や台所な
どに供給するなど、燃料電池1に使用される燃料がもつ
エネルギーの有効利用を図っている。
【0009】上記のPEFC装置GSの燃料ガス供給装
置では、天然ガス、都市ガス、メタノール、LPG、ブ
タンなどの炭化水素系の原燃料が脱硫器に供給され、こ
こで原燃料から硫黄成分が除去される。脱硫器を経た原
燃料は、昇圧ポンプで昇圧されて改質器に供給される際
に、水蒸気と合流して、供給される。改質器では、水
素、二酸化炭素、および一酸化炭素を含む改質ガスが生
成される。この改質器を経たガスは、CO変成器に供給
され、ここでは改質ガスに含まれる一酸化炭素が二酸化
炭素に変成される。このCO変成器を経たガスは、CO
除去器に供給され、ここではCO変成器を経たガス中の
未変成の一酸化炭素が例えば10ppm以下に低減さ
れ、水素濃度の高い水性ガス(改質ガス)が燃料ガス加
湿タンク6に供給され燃料ガス加湿タンク6内の温水中
に泡立てつつ気相部に送出することによって加湿が行わ
れる。このようにして、燃料電池1における反応が適度
に維持されるように水分を与えられた後の改質ガスが燃
料電池1の燃料極1aに供給される。
【0010】反応空気供給装置では、酸化剤加湿タンク
7に空気などの酸化剤が供給され酸化剤加湿タンク7内
の温水中に泡立てつつ気相部に送出することによって加
湿が行われる。このようにして、燃料電池1における反
応が適度に維持されるように水分を与えられた後の反応
空気が燃料電池1の空気極1kに供給される。
【0011】燃料電池1では、燃料極1aに供給された
改質ガス中の水素と、空気極1kへ供給された空気中の
酸素との電気化学反応によって発電が行われる。燃料電
池1の冷却装置は、この電気化学反応の反応熱などで燃
料電池1が過熱しないようにするため、燃料電池1の電
極1a、1kに並置された冷却装置であり、冷却部1c
に水タンク8の温水をポンプ9で冷却水として循環さ
せ、この冷却水で燃料電池1内の温度が発電に適した温
度(例えば70〜80℃程度)に保たれるように制御し
ている。このようにして燃料電池1では所定の化学反応
と発電が継続される。
【0012】一方、水タンク8の温水をポンプ5で熱交
換器3へ導き空気極1kの排ガスと熱交換して循環さ
せ、水タンク8の温水を所定の温度(設定温度:例えば
約50〜80℃)に維持するようになっている。一方、
熱交換器3の下流に配置した熱交換器4へ市水を送って
空気極1kの排ガスと熱交換して加熱した後、熱交換器
2へ導き燃料極1aの排ガスと熱交換してさらに加熱し
た後、図示しない貯湯タンクに送って貯湯し、必要に応
じて外部に給湯する。
【0013】以上のような構成のPEFC装置GSは、
発電と熱利用のコジェネレーションシステムの形態をと
るので、燃料電池の発電効率が図られるばかりでなく、
このシステムで使用される水の有効な再利用が図られる
効果がある。しかし、燃料ガス加湿タンク6と酸化剤加
湿タンク7を図2に示すように配置すると熱ロスが大き
くなり、燃料ガスおよび反応空気の露点が低くなり、燃
料電池性能が不安定になったり、低下する問題があり、
また燃料ガスおよび反応空気の供給経路から水が燃料電
池1内に流入してセルを閉塞する恐れがあり、また装置
をさらに小型化できないという問題があった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
の上記問題を解決し、燃料ガスおよび反応空気の供給経
路から水が燃料電池内に流入してセルを閉塞することが
なく、安定して高い燃料電池性能を発揮できる上、さら
なる小型化を達成した発電効率がより向上した発電効率
固体高分子形燃料電池発電装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の請求
項1の固体高分子形燃料電池発電装置は、燃料ガス加湿
タンクを経て加湿された水素と酸化剤加湿タンクを経て
加湿された空気などの酸化剤によって発電する燃料電池
と、空気極の排ガスと酸化剤加湿タンク中の水を熱交換
して所定の温度の温水とするとともに空気極の排ガスの
熱を回収して市水などの水を温水とする一体型熱交換器
とを備えた固体高分子形燃料電池発電装置であって、前
記燃料ガス加湿タンクと酸化剤加湿タンクを燃料電池の
鉛直下方に燃料電池ととともに一体的に配置するととも
に、前記燃料ガス加湿タンクの温水あるいはこの温水を
前記酸化剤加湿タンクの温水と熱交換した温水を加えた
温水を冷却水として燃料電池に循環して送ることを特徴
とする。
【0016】本発明の請求項2の固体高分子形燃料電池
発電装置は、請求項1記載の固体高分子形燃料電池発電
装置において、燃料極の排ガスの熱を回収する熱交換器
を備え、前記一体型熱交換器で市水などの水を加熱して
得られた温水をこの熱交換器で熱交換してさらに加熱す
ることを特徴とする。
【0017】本発明の固体高分子形燃料電池発電装置
は、空気極の排ガスと酸化剤加湿タンク中の水を熱交換
して所定の温度の温水とするとともに空気極の排ガスの
熱を回収して市水などの水を温水とすることができる一
体型熱交換器を用いるので熱交換器が小型化される。そ
して、前記燃料ガス加湿タンクの温水あるいはこの温水
を前記酸化剤加湿タンクの温水と熱交換した温水を加え
た温水を冷却水として燃料電池に循環して送って冷却し
て燃料電池内の温度が発電に適した温度に保たれるよう
に制御するので、従来使用していた水タンクが不要とな
り、さらに前記燃料ガス加湿タンクと酸化剤加湿タンク
を燃料電池の鉛直下方に燃料電池ととともに例えば1つ
の枠内に配置して3者を一体的に配置したので一層小型
化できる上、燃料ガスおよび反応空気の供給経路から水
が燃料電池内に流入してセルを閉塞することがなく、安
定して高い燃料電池性能を発揮でき、発電効率がより向
上する。さらに燃料極の排ガスの熱を回収する熱交換器
を設け、前記一体型熱交換器で市水などの水を加熱して
得られた温水をこの熱交換器で熱交換してさらに加熱す
ることにより排熱回収をさらに効率よく行うことができ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の固体高分子
形燃料電池発電装置の一実施形態を説明する説明図であ
る。図1において、図2に示した構成部分と同じ構成部
分には同一参照符号を付すことにより、重複した説明を
省略する。
【0019】図1に示した本発明の固体高分子形燃料電
池発電装置(PEFC装置GS1)は、燃料電池1の他
に熱回収装置RDを含んでいる。この熱回収装置RD
は、図示しない貯湯タンク、熱交換器2、一体型熱交換
器10、ポンプ5を備えた温水の循環路などを備えてい
る。
【0020】燃料電池1は、図示しない脱硫器、改質
器、CO変成器、CO除去器、燃料ガス加湿タンク6な
どからなる改質ガス供給装置およびポンプ15、酸化剤
加湿タンク7などからなる反応空気供給装置ならびに燃
料極1a、空気極1kなどの電極および管路20、2
1、ポンプ18、電磁弁14、冷却部1cなどからなる
燃料電池1の冷却装置を備えている。
【0021】水素濃度の高い水性ガス(改質ガス)が燃
料ガス加湿タンク6に供給され燃料ガス加湿タンク6内
の温水(例えば75〜78℃)中に泡立てつつ気相部に
送出することによって加湿が行われる。このようにし
て、燃料電池1における反応が適度に維持されるように
水分を与えられた後の改質ガスが燃料電池1の燃料極1
aに供給される。11はバブリング用の多孔板である。
【0022】反応空気供給装置では、酸化剤加湿タンク
7に空気などの酸化剤がポンプ15により供給され酸化
剤加湿タンク7内の温水(例えば60〜65℃)中に泡
立てつつ気相部に送出することによって加湿が行われ
る。このようにして、燃料電池1における反応が適度に
維持されるように水分を与えられた後の反応空気が燃料
電池1の空気極1kに供給される。12はバブリング用
の多孔板である。
【0023】燃料電池1では、燃料極1aに供給された
改質ガス中の水素と、空気極1kへ供給された空気中の
酸素との電気化学反応によって発電が行われる。燃料電
池1の冷却装置は、この電気化学反応の反応熱などで燃
料電池1が過熱しないようにするため、燃料電池1の電
極1a、1kに並置された冷却装置であり、冷却部1c
に燃料ガス加湿タンク6の温水をポンプ18で冷却水と
して管路20を通して循環させ、この冷却水で燃料電池
1内の温度が発電に適した温度(例えば78〜80℃程
度)に保たれるように制御している。このようにして燃
料電池1では所定の化学反応と発電が継続される。
【0024】13は冷却水循環経路の冷却部1cの出口
に設置した温度センサ(設定値:例えば78〜80℃)
であり、温度センサ13で検出した温度が設定値を越え
た場合は図示しない制御装置から信号を電磁弁14に送
り、電磁弁14を開けて燃料ガス加湿タンク6の温水を
管路21を通して適量酸化剤加湿タンク7へ送り酸化剤
加湿タンク7の温水と熱交換した温水を管路20中の温
水に加えて冷却水として燃料電池1に循環して送り、燃
料電池1内の温度を発電に適した温度に制御する。16
は冷却水循環経路の燃料ガス加湿タンク6の上部気相部
に設置したシャワー用の多孔板であり、燃料ガスの加湿
を補助する。
【0025】一方、酸化剤加湿タンク7の温水をポンプ
5で一体型熱交換器10へ導き空気極1kの排ガスと熱
交換して循環させ、酸化剤加湿タンク7の温水を所定の
温度に維持するようになっている。19は温度制御装置
であり酸化剤加湿タンク7の温水の温度を所定の温度に
維持するように信号をポンプ5に送りポンプ5を作動さ
せて制御する。また一体型熱交換器10へ市水を送って
空気極1kの排ガスと熱交換して加熱した後、熱交換器
2へ導き燃料極1aの排ガスと熱交換してさらに加熱し
た後、図示しない貯湯タンクに送って貯湯し、必要に応
じて外部に給湯する。本発明で用いる前記一体型熱交換
器10は、上記のように酸化剤加湿タンク7の温水と空
気極1kの排ガスと良好に熱交換できるとともに水と空
気極1kの排ガスとも良好に熱交換できるような構成の
ものであればよく、その構造、材質、形式などは特に限
定されるものではない。小型で簡単な構成のものが好ま
しく使用できる。
【0026】本発明のPEFC装置GS1は、図1に示
すように燃料ガス加湿タンク6と酸化剤加湿タンク7を
燃料電池1の鉛直下方に燃料電池1ととともに1つの枠
17内に配置して3者を一体的にコンパクトに配置する
ので一層小型化できる。枠17はこれら3者を一体的に
コンパクトに配置することができるものであれば金属
枠、耐熱性および/または断熱性を有する隔壁を備えた
金属枠、金属性仕切などでよく、特に限定されるもので
はない。耐熱性および/または断熱性を有する無機質隔
壁を備えた金属枠は好ましく使用できる一例である。以
上のような構成の本発明のPEFC装置GS1は、燃料
ガス加湿タンクと酸化剤加湿タンクにおける熱ロスが小
さくなり、燃料ガスおよび反応空気の露点が高く安定し
て維持され、また鉛直下方に配置される燃料ガスおよび
反応空気の供給経路から水が鉛直上方に配置された燃料
電池1内に流入することがなくなり、安定して高い燃料
電池性能を発揮でき、発電効率がより向上する。
【0027】なお、上記実施形態の説明は、本発明を説
明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発
明を限定し、或は範囲を減縮するものではない。又、本
発明の各部構成は上記実施形態に限らず、特許請求の範
囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
【0028】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の固体高分子形燃
料電池発電装置は、燃料ガス加湿タンクを経て加湿され
た水素と酸化剤加湿タンクを経て加湿された空気などの
酸化剤によって発電する燃料電池と、空気極の排ガスと
酸化剤加湿タンク中の水を熱交換して所定の温度の温水
とするとともに空気極の排ガスの熱を回収して市水など
の水を温水とする一体型熱交換器とを備えた固体高分子
形燃料電池発電装置であって、前記燃料ガス加湿タンク
と酸化剤加湿タンクを燃料電池の鉛直下方に燃料電池と
とともに一体的に配置するとともに、前記燃料ガス加湿
タンクの温水あるいはこの温水を前記酸化剤加湿タンク
の温水と熱交換した温水を加えた温水を冷却水として燃
料電池に循環して送るので、前記3者を一体的に配置し
たり、一体型熱交換器を用いたことや、従来使用してい
た水タンクが不要となるなどにより一層小型化できる
上、燃料ガス加湿タンクと酸化剤加湿タンクにおける熱
ロスが小さくなり、燃料ガスおよび反応空気の露点が高
く安定して維持され、また、燃料ガスおよび反応空気の
供給経路から水が燃料電池内に流入してセルを閉塞する
ことがなくなり、安定して高い燃料電池性能を発揮で
き、発電効率がより向上するという顕著な効果を奏す
る。
【0029】本発明の請求項2記載の固体高分子形燃料
電池発電装置は、請求項1記載の固体高分子形燃料電池
発電装置において、燃料極の排ガスの熱を回収する熱交
換器を備え、前記一体型熱交換器で市水などの水を加熱
して得られた温水をこの熱交換器で熱交換してさらに加
熱するので、請求項1記載の固体高分子形燃料電池発電
装置と同じ作用効果を奏するとともに、排熱回収をさら
に効率よく行うことができるというさらなる顕著な効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による固体高分子形燃料電池発電装置の
一実施形態を示す説明図である。
【図2】従来の固体高分子形燃料電池発電装置の説明図
である。
【符号の説明】
1 燃料電池 2、3、4 熱交換器 5、9、15、18 ポンプ 6 燃料ガス加湿タンク 7 酸化剤加湿タンク 8 水タンク 10 一体型熱交換器 17 枠 GS、GS1 固体高分子形燃料電池発電装置 RD 熱回収装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黄木 丈俊 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 吉田 晶一 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 田島 収 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 進藤 浩二 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5H026 AA06 5H027 AA06 BA01 BA16 BA17 CC06 DD06 KK48 MM16

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料ガス加湿タンクを経て加湿された水
    素と酸化剤加湿タンクを経て加湿された空気などの酸化
    剤によって発電する燃料電池と、空気極の排ガスと酸化
    剤加湿タンク中の水を熱交換して所定の温度の温水とす
    るとともに空気極の排ガスの熱を回収して市水などの水
    を温水とする一体型熱交換器とを備えた固体高分子形燃
    料電池発電装置であって、 前記燃料ガス加湿タンクと酸化剤加湿タンクを燃料電池
    の鉛直下方に燃料電池ととともに一体的に配置するとと
    もに、前記燃料ガス加湿タンクの温水あるいはこの温水
    を前記酸化剤加湿タンクの温水と熱交換した温水を加え
    た温水を冷却水として燃料電池に循環して送ることを特
    徴とする固体高分子形燃料電池発電装置。
  2. 【請求項2】 燃料極の排ガスの熱を回収する熱交換器
    を備え、前記一体型熱交換器で市水などの水を加熱して
    得られた温水をこの熱交換器で熱交換してさらに加熱す
    ることを特徴とする請求項1記載の固体高分子形燃料電
    池発電装置。
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