JP2003216870A

JP2003216870A - 商取引管理システム

Info

Publication number: JP2003216870A
Application number: JP2002011869A
Authority: JP
Inventors: Hisashi Tsuchiya; 恒土谷
Original assignee: Tomoku KK
Current assignee: Tomoku KK
Priority date: 2002-01-21
Filing date: 2002-01-21
Publication date: 2003-07-31

Abstract

(57)【要約】【課題】商取引に際して物品の配送に利用される梱包箱
の再利用の促進を図り得るシステムを提供する。【解決手段】本発明の商取引管理システムによれば、検
索手段２３０が第１端末１００から第２端末２００に向
け、第１端末１００において指定された物品に係る「指
定物品データ」が送信されたことに応じ、当該指定物品
に使用され、再利用可能な梱包箱に係る「梱包箱デー
タ」を記憶手段２２０から検索する。また、配送処理手
段２４０が検索手段２３０により検索された「梱包箱デ
ータ」を第１端末１００に送信する。これにより、第１
端末１００に「梱包箱データ」に係る複数種類の梱包箱
の内容の表示と、梱包箱の指定と、指定梱包箱に係る指
定梱包箱データの第２端末２００への送信とを可能とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はネットワーク通信を
利用して商取引を管理するシステムに関する。

【０００２】

【従来の技術】インターネット等を介したネットワーク
通信を利用し、第１エンティティ（消費者等）に対して
第２エンティティ（販売業者、サービス業者等）から商
品が販売され又は役務が提供される形で商取引が行われ
ている。

【０００３】具体的には、まず第１エンティティがその
パソコン等の端末を通じてネットワーク上に開設されて
いる第２エンティティとの商取引が可能なサイトにアク
セスする。これにより、第１エンティティの端末に商取
引対象の内容、価格等が表示される。そして、第１エン
ティティがその端末において商取引に関して配送される
物品（商品）やその配送先等を指定する操作を行うと、
当該物品等に係るデータが第２エンティティの端末に送
信される。これにより、第２エンティティはその端末を
通じて第１エンティティによる指定物品等を把握した上
で、当該指定物品を指定配送先に配送するための手続を
進める。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかし、商取引に関す
る物品の配送に際し、ダンボール箱等の梱包箱が使用さ
れるが、使用済みの梱包箱は、多くの場合何ら再利用さ
れること無くそのまま廃棄処分されている。このように
梱包箱がそのまま廃棄処分されるのでは省資源の観点か
ら好ましくなく、可能な限り再利用されるように図るこ
とが好ましい。

【０００５】そこで、本発明は商取引に際して物品の配
送に利用される梱包箱の再利用の促進を図り得るシステ
ムを提供することを解決課題とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明の商取引管理システムは、商取引に関する物品
の配送時に利用された後、収納箱として再利用が可能な
複数種類の梱包箱に係る梱包箱データを記憶する記憶手
段と、第１エンティティの端末から第２エンティティの
端末に向け、第１エンティティの端末において指定され
た物品に係る指定物品データが送信されたことに応じ、
該指定物品データに係る指定物品に使用される梱包箱に
係る梱包箱データを該記憶手段から検索する検索手段
と、該検索手段により検索された梱包箱データを第１エ
ンティティの端末に送信することで第１エンティティの
端末に該梱包箱データに係る複数種類の梱包箱の内容の
表示と、梱包箱の指定と、指定梱包箱に係る指定梱包箱
データの第２エンティティの端末への送信とを可能とす
る配送処理手段とを備えていることを特徴とする。

【０００７】本発明によれば、第１エンティティはその
端末において、第２エンティティとの商取引に関する物
品の配送に利用される梱包箱を指定することができ、当
該商取引はこの指定梱包箱を利用して進められる。ま
た、商取引に際して利用された後の再利用時の梱包箱の
用途、即ち、収納箱としてどのような物品を収納し、ど
の場所に置くかは第１エンティティの意思が反映され得
る。第１エンティティの意思が反映されている分、指定
梱包箱が第１エンティティや、第１エンティティと同様
の嗜好を有する第三者の手元に渡った場合、当該指定梱
包箱は高い確率で収納箱として再利用されるものと期待
される。従って、商取引に際して物品の配送に利用され
る梱包箱の収納箱としての再利用の促進を図ることがで
きる。

【０００８】また、再利用可能な梱包箱が使用されるこ
とで、当該商取引の魅力が増し、商品等の需要拡大を図
ることができるという効果も期待できる。

【０００９】また本発明では、前記記憶手段は前記指定
物品データ、前記指定梱包箱データ、又は第１エンティ
ティ若しくは第１エンティティにより指定される配送先
エンティティの特性に係るエンティティデータを記憶
し、前記検索手段は該記憶手段により記憶されている指
定物品データ、指定梱包箱データ又はエンティティデー
タに基づき、第１エンティティの端末に送信される前記
梱包箱データを検索することを特徴とする。

【００１０】本発明によれば、第１エンティティの端末
において指定可能な梱包箱が検索される。従って、第１
エンティティがその端末において梱包箱を指定する際に
検索肢があり過ぎて指定操作を煩雑に感じ、これにより
商取引そのものに対する意欲が失せるといった事態を抑
制することができる。

【００１１】また、この検索は、配送物品の特性、第１
エンティティ又は配送先エンティティが過去にどの種類
の梱包箱を指定したか、どのような特性（性別、年齢、
職業、収入、嗜好等）を有するかに基づいて行われる。
従って、第１エンティティが指定する確率が高い梱包箱
を包含した形で、第１エンティティの端末において指定
可能な梱包箱を絞り込むことができる。

【００１２】さらに本発明では、前記配送処理手段は前
記梱包箱データを第１エンティティの端末に送信するこ
とで、第１エンティティの端末に該梱包箱データに係る
複数種類の梱包箱のサイズ、用途、機能又はデザインを
含む属性の表示と、表示された属性の指定による梱包箱
の指定とを可能とすることを特徴とする。

【００１３】本発明によれば、第１エンティティはその
端末において、自身を含め梱包箱を受け取る者の嗜好を
考慮に入れた形で梱包箱のサイズ、用途、機能、デザイ
ンを指定することができる。サイズや用途が適切で、機
能やデザインが優れていることは梱包箱を再利用しよう
とするインセンティブをその所有者に与えるものと考え
られる。従って、第１エンティティを含め商取引に際し
て利用された梱包箱を手元にした者が、当該梱包箱を高
い確率で再利用することが期待できる。

【００１４】また、本発明では、前記記憶手段は複数種
類の商取引に係る商取引データを記憶し、第１エンティ
ティの端末から第２エンティティとの商取引依頼に係る
商取引依頼データが送信されたことに応じ、該記憶手段
により記憶されている商取引データを第１エンティティ
の端末に送信することで、第１エンティティの端末に該
商取引データに係る商取引の内容の表示と、商取引の指
定と、指定商取引に係る前記指定物品データの第２エン
ティティの端末への送信とを可能とする商取引処理手段
を備えていることを特徴とする。

【００１５】本発明によれば、第１エンティティはその
端末において商取引依頼及び梱包箱指定を一連の操作で
円滑に進めることができるので、当該商取引を魅力的に
感じるものと期待できる。これにより、商取引の増進、
ひいては商取引に使用され、その後再利用される梱包箱
の需要拡大を図ることができる。

【００１６】さらに本発明では、前記配送処理手段は、
前記検索手段により検索された梱包箱データを第１エン
ティティの端末に送信することで、第１エンティティの
端末を、第２エンティティに前記梱包箱を供給する第３
エンティティの端末への前記指定梱包箱データを送信可
能とすることを特徴とする。

【００１７】本発明によれば、第３エンティティはその
端末を通じて第２エンティティにより商取引に際してど
の種類の梱包箱が使用されるかを把握することができ
る。これにより第３エンティティから第２エンティティ
にそのニーズに見合った種類及び数量の梱包箱が供給さ
れ、商取引が円滑に進行するものと期待できる。また、
商取引が円滑に進行することで第１エンティティに当該
商取引に魅力を感じさせ、商取引の増進、ひいては商取
引に使用される再利用可能な梱包箱の利用促進を図るこ
とができる。

【００１８】

【発明の実施の形態】本発明の商取引管理システムの実
施形態について図面を用いて説明する。図１は本実施形
態の商取引管理システムの構成説明図であり、図２は本
実施形態の商取引管理システムの機能説明図であり、図
３は本実施形態の商取引管理システムに関する梱包箱の
簡易な説明図である。

【００１９】図１に示す商取引管理システムは、第１エ
ンティティ１０の端末（以下「第１端末」という。）１
００と、ネットワーク３００を介して相互に通信可能に
接続された第２エンティティ２０の端末（以下「第２端
末」という。）２００によって構成されている。第１端
末１００はモニタ（画像表示装置）１２０と、マウスや
キーボード（情報入力装置。以下「マウス等」とい
う。）１４０とを備えている。

【００２０】本システムは、商取引処理手段２１０と、
記憶手段２２０と、検索手段２３０と、配送処理手段２
４０とを備えている。

【００２１】商取引処理手段２１０は、後述の「商取引
データ」を第１端末１００に送信することで、第１端末
１００のモニタ１２０に「商取引データ」に係る商品又
は役務の内容を表示させる。また、マウス等１４０を通
じて商取引や物品の指定と、「指定物品データ」の第２
端末２００への送信を可能とする。

【００２２】記憶手段２２０は、ＲＡＭ、ＲＯＭ、ＥＥ
ＰＲＯＭ等により構成され、第２エンティティ２０によ
る販売商品や提供役務（商取引）に係る「商取引デー
タ」と、当該商取引に関して物品の配送に利用後、再利
用が可能な複数種類の梱包箱に係る「梱包箱データ」と
を記憶する。また、記憶手段２１０は個々の第１エンテ
ィティ１０について、「指定物品データ」、過去に指定
された梱包箱に係る「指定梱包箱データ」、第１エンテ
ィティ１０や配送先エンティティの特性（性別、年齢、
職業、収入、嗜好等）に係る「エンティティデータ」を
記憶する。

【００２３】検索手段２３０は、後述のように指定物品
の梱包・配送に使用される梱包箱に係る「梱包箱デー
タ」を記憶手段２２０から検索する。また、検索手段２
３０は、記憶手段２２０により記憶されている「指定物
品データ」、「指定梱包箱データ」や「エンティティデ
ータ」に基づき第１端末１００に送信される「梱包箱デ
ータ」を検索する。

【００２４】配送処理手段２４０は、検索手段２３０に
より検索された「梱包箱データ」を第１端末１００に送
信することで、後述のようにモニタ１２０に複数種類の
梱包箱を表示させる。また、マウス等１４０を通じ、モ
ニタ１２０に表示された中から梱包箱の指定と、指定梱
包箱に係る「指定梱包箱データ」の第２端末２００への
送信とを可能とする。

【００２５】続いて、商品管理システムの機能について
図２及び図３を用いて説明する。

【００２６】なお、簡単のために第１端末１００と第２
端末２００との間の主要なデータの通信のみについて説
明するが、実際には両エンティティ１０、２０間の商取
引に際してＨＴＴＰ等のネットワーク通信のプロトコル
に従った形で他のデータも両端末１００、２００間で通
信される。また、ここには登場しないクレジットカード
会社や配送業者等の他のエンティティの端末と、第２端
末２００との間でもデータ通信が適宜行われるが、これ
についても説明を省略する。

【００２７】まず、第１エンティティ１０がマウス等１
４０を操作することで第１端末１００を通じてネットワ
ーク３００上に開設された商取引サイトにアクセスす
る。これにより、第１端末１００から第２端末２００に
対して「商取引依頼データ」が送信される（図２矢印
）。

【００２８】これに応じて商取引処理手段２１０によ
り、第２端末２００から第１端末１００に対して第２エ
ンティティ２０による販売商品又は提供役務に係る「商
取引データ」が送信される（図２矢印）。これによ
り、第１端末１００のモニタ１２０には商取引データに
係る商品の外観や性能、価格等、又は役務の内容、価格
等が表示される（図示略）。

【００２９】第１エンティティ１０はモニタ１２０の表
示に従いマウス等１４０を操作して第１端末１００にお
いて購入を希望する商品や移送を希望する物品や、配送
先を指定するとともに、自身のクレジットカード番号等
を入力する（図２ｓ１）。これにより、第１端末１００
から第２端末２００に指定物品に係る「指定物品デー
タ」や配送先に係る「配送先データ」、クレジットカー
ド番号等に係る「ＩＤデータ」が送信される（図２矢印
）。このとき記憶手段２２０により指定物品データが
第１エンティティ１０に対応付けられた上で記憶され
る。

【００３０】続いて検索手段２３０が「指定物品デー
タ」に係る指定物品の梱包・配送用の梱包箱に係る「梱
包箱データ」を記憶手段２２０から検索する（図２ｓ
２）。また、検索手段２３０は「ＩＤデータ」に係る第
１エンティティ１０に関して記憶手段２２０により記憶
されている「指定物品データ」、「指定梱包箱デー
タ」、「エンティティデータ」に基づき第１端末１００
に送信される「梱包箱データ」を検索する（図２ｓ
２）。

【００３１】即ち「指定物品データ」に基づき、第１エ
ンティティ１０が過去に購入した、或いは購入する商品
等の物品の収納・保管に適した梱包箱が含まれるよう梱
包箱データが検索される。また「指定梱包箱データ」に
基づき、第１エンティティ１０により過去に指定された
梱包箱が含まれるように梱包箱データが検索される。さ
らに「エンティティデータ」に基づき、第１エンティテ
ィ１０又は配送先エンティティの嗜好等の特性に鑑みて
最適と考えられる梱包箱が含まれるように梱包箱データ
が検索される。

【００３２】具体的には、図３に示すタイプ１〜７の梱
包箱に係る梱包箱データが適宜検索される。タイプ１〜
７の梱包箱は全て商品の配送時に利用された後、再利用
が可能なものである。例えば、指定物品が「冬物衣類」
である場合、天板が側壁に連結した状態で持ち上げ可能
で、比較的底が深くて容量が大きいタイプ１の梱包箱が
含まれるように梱包箱データが検索される。また、指定
物品が「下着」である場合、比較的底が浅く、収納箱と
上蓋とが分離可能なタイプ２の梱包箱が含まれるように
梱包箱データが検索される。

【００３３】また、第１エンティティ１０又は配送先エ
ンティティにより「過去にタイプ５の梱包箱が指定」さ
れている場合、収納部を手前に引き出し可能なタイプ５
の梱包箱が含まれるように梱包箱データが検索される。

【００３４】さらに、第１エンティティ１０を含む配送
先エンティティが「独身」で、「住居が１ルームマンシ
ョン」である場合、天板が上に持ち上げ可能であると共
に側壁が手前に倒れ、収納物を取り出しやすいタイプ７
の梱包箱が含まれるように梱包箱データが検索される。

【００３５】また、指定物品データ、指定梱包箱データ
及びエンティティデータのうち２つ以上の組み合わせに
基づいて梱包箱データが検索される。例えば、指定物品
が「下着」で、配送先エンティティが「独身」の場合に
は側壁を手前に引き倒すことで収納物を取り出し可能な
タイプ６の梱包箱が含まれるように梱包箱データが検索
される。

【００３６】さらに、配送先エンティティの年齢に応
じ、落ち着いた雰囲気のデザインや斬新なデザインを有
する梱包箱が含まれるように梱包箱データが検索され
る。

【００３７】次に配送処理手段２４０によって第２端末
２００から第１端末１００に検索手段２３０が検索した
「梱包箱データ」が送信される（図２矢印）。これに
より第１端末１００のモニタ１２０に梱包箱データに係
る複数種類の梱包箱のサイズ、防湿効果や防虫効果等の
機能、梱包箱に付されるワンポイントデザインを含むデ
ザイン等が表示される（図３参照）。

【００３８】第１エンティティ１０はモニタ１２０の表
示に従いマウス等１４０を操作して第１端末１００にお
いてサイズ、機能、デザイン等の指定を通じて梱包箱を
指定する（図２ｓ３）。これにより、第１端末１００か
ら第２端末２００に指定された梱包箱に係る「指定梱包
箱データ」が送信される（図２矢印）。このとき記憶
手段２２０により指定梱包箱データが第１エンティティ
１０と対応付けられた上で記憶される。

【００３９】これに応じて第２エンティティ２０は第１
エンティティ１０により指定された配送先に向けて指定
梱包箱に梱包された指定商品が配送業者により配送され
るよう手配する（図２点線矢印）。そして、クーリング
オフ期間の経過後、商取引処理手段２１０が決済処理を
実行する（図２ｓ５）。

【００４０】本実施形態の商取引管理システムによれ
ば、第１エンティティ１０は第１端末１００において、
第２エンティティ２０との商取引に関する物品の配送に
利用される梱包箱を指定することができる（図２ｓ３参
照）。また、当該商取引はこの指定梱包箱を利用して進
められ（図２点線矢印参照）、商取引に際して利用され
た後の再利用時の梱包箱の用途、即ち、収納箱としてど
のような物品を収納し、どの場所に置くかは第１エンテ
ィティ１０の意思が反映され得る。

【００４１】第１エンティティ１０の意思が反映されて
いる分、指定梱包箱が第１エンティティ１０や、第１エ
ンティティと同様の嗜好を有する第三者（配送先エンテ
ィティ等）の手元に渡った場合、当該指定梱包箱は高い
確率で再利用されるものと期待される。また、梱包箱の
サイズや用途が適切で、機能やデザインが優れているこ
とは梱包箱を再利用しようとするインセンティブをその
所有者に与えるものと考えられる。従って、第１エンテ
ィティ１０を含め商取引に際して利用された梱包箱を手
にした者が、当該梱包箱を高い確率で再利用することが
期待できる。従って、商取引に際して物品の配送に利用
される梱包箱の再利用の促進を図ることができる。

【００４２】また、検索手段２３０によって第１端末１
００において指定可能な梱包箱が検索される。従って、
第１エンティティ１０が第１端末１００において梱包箱
を指定する際に検索肢があり過ぎて指定操作を煩雑に感
じてしまい、商取引そのものに対する意欲が失せるとい
った事態を抑制することができる。

【００４３】また、この検索は、配送物品の特性、第１
エンティティ１０又は配送先エンティティが過去にどの
種類の梱包箱を指定したか、どのような特性（性別、年
齢、職業、収入、嗜好等）を有するかに基づいて行われ
る。従って、第１エンティティ１０が指定する確率が高
い梱包箱を包含した形で、第１端末１００において指定
可能な梱包箱を絞り込むことができる。

【００４４】さらに、第１エンティティ１０は第１端末
１００において商取引依頼及び梱包箱指定を一連の操作
で円滑に進めることができる（図２矢印〜参照）。
また、商取引に関する物品の配送に際し、その後再利用
可能な梱包箱が使用される（図３参照）。従って、第１
エンティティ１０を含め多くの消費者にとっての当該商
取引の魅力が増し、商品等の需要拡大、ひいては梱包箱
の需要拡大を図ることができるという効果も期待でき
る。

【００４５】なお、本実施形態では商品管理システムが
第２端末２００により構成され、第２エンティティ２０
によりその運営が管理されていたが、他の実施形態とし
て商品管理システムが第１端末１００及び第２端末２０
０とは別個のサーバにより構成され、第１エンティティ
１０及び第２エンティティ２０とは別個の第三者、例え
ば梱包箱の製造業者や配送業者等によりその運営が管理
されてもよい。また、サーバを介して第１端末１００と
第２端末２００との間のデータ通信が実行されてもよ
い。

【００４６】本実施形態では第１端末１００及び第２端
末２００の間でデータ通信が行われるに過ぎなかった
が、他の実施形態として第２エンティティ２０に梱包箱
を供給する第３エンティティの端末（以下「第３端末」
という。）も含めてデータ通信が行われてもよい。より
具体的には、配送処理手段２４０は「梱包箱データ」を
第１端末１００に送信することで、第１端末１００に
「指定梱包箱データ」を第３端末へ送信することを可能
としてもよい。

【００４７】当該他の実施形態によれば、第３エンティ
ティはその端末を通じて第２エンティティ２０により商
取引に際してどの種類の梱包箱が使用されるかを把握す
ることができる。これにより第３エンティティから第２
エンティティ２０にそのニーズに見合った種類及び数量
の梱包箱が供給され、商取引が円滑に進行するものと期
待できる。また、商取引が円滑に進行することで第１エ
ンティティ１０に当該商取引に魅力を感じさせ、商取引
の増進、ひいては商取引に使用される再利用可能な梱包
箱の利用促進を図ることができる。

【００４８】なお、本発明の他の実施形態として第１端
末１００において梱包箱による商品の梱包シミュレーシ
ョンが可能とされ、また、このシミュレーションを経た
上で商品及び梱包箱の指定が可能とされてもよい。当該
実施形態によれば、まず、第１端末１００のモニタ１２
０に商取引データ（図２矢印）に係る複数の商品と、
梱包箱データ（図２矢印）に係る複数の梱包箱が表示
される。これに応じ、第１エンティティ１０がマウス等
１４０を操作して商品と梱包箱との組み合わせを検索す
る。このとき、第１端末１００と第２端末２００との間
で適宜データが交換され、第１端末１００のモニタ１２
０には商品が梱包箱により梱包された状態の仮想的な画
像が表示される。そして、第１エンティティ１０はこの
梱包シミュレーション結果を考慮に入れた上で、マウス
等１４０を操作して第１端末１００を通じて商品及びそ
の梱包箱を指定することができる（図２ｓ１、ｓ３）。

【図面の簡単な説明】

【図１】本実施形態の商取引管理システムの構成説明図

【図２】本実施形態の商取引管理システムの機能説明図

【図３】本実施形態の商取引管理システムに関する梱包
箱の簡易な説明図

【符号の説明】

１０‥第１エンティティ、２０‥第２エンティティ、１
００‥第１端末、２００‥第２端末、２１０‥商取引処
理手段、２２０‥記憶手段、２３０‥検索手段、２４０
‥配送処理手段

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ネットワーク通信を利用して商取引を管理
するシステムであって、商取引に関する物品の配送時に利用された後、収納箱と
して再利用が可能な複数種類の梱包箱に係る梱包箱デー
タを記憶する記憶手段と、第１エンティティの端末から第２エンティティの端末に
向け、第１エンティティの端末において指定された物品
に係る指定物品データが送信されたことに応じ、該指定
物品データに係る指定物品に使用される梱包箱に係る梱
包箱データを該記憶手段から検索する検索手段と、該検索手段により検索された梱包箱データを第１エンテ
ィティの端末に送信することで、第１エンティティの端
末に該梱包箱データに係る複数種類の梱包箱の内容の表
示と、梱包箱の指定と、指定梱包箱に係る指定梱包箱デ
ータの第２エンティティの端末への送信とを可能とする
配送処理手段とを備えていることを特徴とする商取引管
理システム。
【請求項２】前記記憶手段は、前記指定物品データ、前
記指定梱包箱データ、又は第１エンティティ若しくは第
１エンティティにより指定される配送先エンティティの
特性に係るエンティティデータを記憶し、前記検索手段は該記憶手段により記憶されている指定物
品データ、指定梱包箱データ又はエンティティデータに
基づき、第１エンティティの端末に送信される前記梱包
箱データを検索することを特徴とする請求項１記載の商
取引管理システム。
【請求項３】前記配送処理手段は前記梱包箱データを第
１エンティティの端末に送信することで、第１エンティ
ティの端末に該梱包箱データに係る複数種類の梱包箱の
サイズ、用途、機能又はデザインを含む属性の表示と、
表示された属性の指定による梱包箱の指定とを可能とす
ることを特徴とする請求項１又は２記載の商取引管理シ
ステム。
【請求項４】前記記憶手段は複数種類の商取引に係る商
取引データを記憶し、第１エンティティの端末から第２
エンティティとの商取引依頼に係る商取引依頼データが
送信されたことに応じ、該記憶手段により記憶されてい
る商取引データを第１エンティティの端末に送信するこ
とで、第１エンティティの端末に該商取引データに係る
商取引の内容の表示と、商取引の指定と、指定商取引に
係る前記指定物品データの第２エンティティの端末への
送信とを可能とする商取引処理手段を備えていることを
特徴とする請求項１、２又は３記載の商取引管理システ
ム。
【請求項５】前記配送処理手段は、前記検索手段により
検索された梱包箱データを第１エンティティの端末に送
信することで、第１エンティティの端末を、第２エンテ
ィティに前記梱包箱を供給する第３エンティティの端末
への前記指定梱包箱データを送信可能とすることを特徴
とする請求項１、２、３又は４記載の商取引管理システ
ム。