JP2003216583A - wwwサーバ装置 - Google Patents

wwwサーバ装置

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JP2003216583A
JP2003216583A JP2002016709A JP2002016709A JP2003216583A JP 2003216583 A JP2003216583 A JP 2003216583A JP 2002016709 A JP2002016709 A JP 2002016709A JP 2002016709 A JP2002016709 A JP 2002016709A JP 2003216583 A JP2003216583 A JP 2003216583A
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JP2002016709A
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Yasuhiko Yoshimura
康彦 吉村
Masami Hirono
正巳 広野
Takeshi Shishido
豪 宍戸
Takanori Iwai
隆典 岩井
Hidetoshi Mori
森  英俊
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーバ装置やネットワーク機器に輻輳が生じ
ても、優先利用者にはwwwサービスを提供し続けるこ
とができるwwwサーバ装置を提供する。 【解決手段】 本発明によるwwwサーバ装置は、イン
ターネット(20)上でwwwサービスを提供するww
wサーバ装置(30)において、利用者からのリクエス
トメッセージに関して、応答処理が優先処理される特定
利用者からのリクエストメッセージか一般利用者からの
リクエストメッセージかを識別する利用者識別手段(3
1)と、特定利用者からのリクエストメッセージに対す
る応答処理に関して優先処理を行う優先処理手段(3
2)と、特定利用者へ送信するレスポンスパケットに、
優先処理を実行すべきことを示す優先処理情報を付加す
る優先通知手段(33)とを具えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットプ
ロトコル(IP)を用いたネットワーク(以下、「ネッ
トワーク」と称する)を介して提供されるサーバ・クラ
イアント型のwwwサービスにおいて、クライアントで
ある利用者からのwwwサーバヘのリクエストメッセー
ジの集中により、該サーバやネットワーク機器の処理に
関する負荷が高い状態であっても、特定利用者のリクエ
スト処理を優先して行い、一定数の一般利用者のリクエ
スト処理も行うことを保証するwwwサーバ制御方法、
及び特定利用者ヘの応答をネットワークにおいて優先制
御を行うために該サーバで優先情報を付加するwwwサ
ーバ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1及び図2は、従来の一般的なインタ
ーネット上でのwwwサービスを提供する際のシステム
構成図を示す。図1において1は利用者及び利用者端末
であり、ISP(Internet Service Provider )等を介
してインターネットに接続されている。ここで、1aは
特定利用者を表し、1bは一般利用者であることを示し
ている。2はインターネットであり、ネットワーク接続
機器であるルーク等を用いて複数のネットワークを相互
接続することで実現されている。3はwww(World Wi
de Web)サーバ装置を表し、インターネット2に直接も
しくは間接的に接続され、様々なユーザにwwwサービ
スを提供している。4は負荷分散装置を表し、その一方
の側はインターネット2に接続され、他方の側は少なく
とも1台以上のwwwサーバに接続されている。尚、図
1に示す例では、wwwサーバ装置3はインターネット
2に直接接続され、図2に示す例ではwwwサーバ装置
3は負荷分散装置4を介してインターネット2に接続さ
れている。
【0003】動作に関しては、まず利用者は世界中に分
散して存在するwwwサーバ及びそのサーバが保持する
コンテンツのリソースを識別するための文字列であるU
RL(Uniform Resource Locator)を指定することで特
定することが可能である。利用者は、このURLをブラ
ウザと呼ばれる閲覧ソフトを用いて指定することで、w
wwサーバにHTTP(Hyper Text Transfer Protoco
l)リクエストと呼ばれるリクエストメッセージを送信
する。このメッセージはインターネット2を経由して該
当するwwwサーバ3に送信される。wwwサーバは利
用者からのリクエストメッセージに応じて、適切な処理
を行い、利用者が希望するコンテンツを含むレスポンス
メッセージを送信する。利用者は受信したレスポンスメ
ッセージをブラウザを通して閲覧することで指定したU
RLが示すコンテンツを見ることが可能となる。
【0004】ここで、人気の高いwwwコンテンツを有
するwwwサーバ装置の場合、即ちwwwサービスを提
供するサーバ装置に利用者からのリクエストメッセージ
が集中する機会の高いwwwサーバ装置の場合、www
サーバ装置に大きな負荷がかかり応答処理において遅延
を生じてしまう。結果として利用者に対するレスポンス
メッセージの送信が著しく遅くなってしまうことや、最
悪の場合利用者にサービスを提供できないという状況が
発生してしまう。また、最近では単にwwwコンテンツ
を閲覧するためにwwwサービスを提供するだけでな
く、映像を配信することや、ネットワーク機器のメンテ
ナンス等、様々な異なるサービスの入り口としてwww
システムを用いることが多く、wwwサーバ装置におけ
る前記利用者のリクエストメッセージの集中によるサー
ビス提供不可のため、目的である映像配信サービスが提
供できないという状況が発生する可能性もあり、利用者
のリクエストメッセージに対する応答時間の短い安定し
たwwwサービスを提供することは重要な課題である。
【0005】従来は、この課題の解決法として、www
サーバアプリケーションにおいて、サーバ接続数に制限
を用いることや、サーバを利用する利用者を限定するこ
とで一定数の利用者に対してサービスを提供している。
また、利用者を限定しない手段として、図2のようにに
負荷分散装置4を用いる手段がある。負荷分散装置4に
おいて、インターネット2を介して到達する複数の利用
者からのリクエストメッセージを負荷分散装置4に接続
されている複数台のwwwサーバ3a〜3cに振り分け
ることで一台のサーバ装置の応答処理にかかる負荷を軽
減し、wwwサービスのスケーラビリティを向上させる
ことや、負荷分散装置の機能によりネットワークで利用
可能な優先状態をレスポンスメッセージに付与すること
で特定の利用者に対する応答処理を優先させることも可
能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記課題に対して、従
来の技術では単体のwwwサーバによるアクセス制限、
もしくは負荷分散装置を用いたリクエストメッセージの
振り分けやレスポンスメッセージへの優先情報の付与に
より解決をしている。しかし、アクセス制限を用いた場
合は特定の利用者にのみサービスを提供することにな
り、公平さを欠いてしまうという問題がある。また、利
用者が長時間にわたりサーバとの接続を維持する必要の
あるストリーミングサービス等とは異なり、利用者によ
るサーバの使用時間の短いwwwサービスにおいては、
リクエストメッセージがサーバやネットワーク機器に一
時的に集中する特性があり、この一時的な集中を回避す
るために複数のwwwサーバ装置及び負荷分散装置を用
いることはかえって設備コストが大きくなってしまう。
また、通常時は負荷が低く、稀に一時的に負荷が高くな
る状態があるということを考慮すると、最適なwwwサ
ーバ装置の構成法であるとはいえない。また、1台のw
wwサーバ装置でwwwサービスを提供する場合、ネッ
トワークで利用する優先情報を付与するために負荷分散
装置を用いるということも最適なwwwサーバ装置の構
成法であるとはいえない。
【0007】従って、本発明の目的は、wwwサーバ装
置やネットワーク機器が輻輳しても、優先利用者にはw
wwサービスを提供し続けることができるwwwサービ
ス装置を提供することにある。すなわち、本発明は、上
記事情を踏まえ、本発明では一台のwwwサーバ装置に
おいて一時的な利用者からのリクエストメッセージの集
中による処理負荷を吸収するためにリクエストメッセー
ジに対するキューを用い、特定の利用者のリクエストメ
ッセージを優先して処理を行うことで、応答性能を保証
したサービスを提供することが可能となり、レスボンス
メッセージに関してもwwwサーバ装置でネットワーク
で利用可能な優先情報を付与することを可能とし、一般
の利用者のリクエストメッセージに対しても最低限の応
答時間、即ち品質を保証するwwwサーバ装置を提供す
ることで利用者に対して柔軟なwwwサービスを提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によるwwwサー
バ装置は、インターネット上でwwwサービスを提供す
るwwwサーバ装置において、当該wwwサーバ装置
が、利用者からのリクエストメッセージに関して、応答
処理が優先処理される特定利用者からのリクエストメッ
セージか一般利用者からのリクエストメッセージかを識
別する利用者識別手段と、特定利用者からのリクエスト
メッセージに対する応答処理に関して優先処理を行う優
先処理手段と、特定利用者へ送信するレスポンスパケッ
トに、優先処理を実行すべきことを示す優先処理情報を
付加する優先通知手段とを具えることを特徴とする。
【0009】本発明では、wwwサーバにおいて利用者
からのリクエストメッセージの集中によりwwwサービ
スの提供に支障をきたす問題に関して、wwwサーバ装
置内のOS(Operating System)において又はwwwサ
ーバアプリケーションにおいて利用者を識別する手段
と、特定の利用者に対する優先処理を行う手段とを有
し、ネットワークに対しても優先処理が可能な情報を通
知する手段を有し、特定の利用者に対してwwwサービ
スに関する優先制御を実現し、かつ一定数の一般の利用
者に対してもwwwサービスを提供することを特徴とす
るwwwサーバ装置を実現する。
【0010】本発明によるwwwサーバ装置では、受信
したIPパケットに含まれるリクエストメッセージに対
して優先処理すべきか否かを判別する識別子として、I
Pパケットのヘッダに含まれるTOSフィールド値又は
HTTPリクエストのヘッダに含まれるクーキィー値を
用いることができる。TOS値を用いる場合、当該サー
バ装置のOSのカーネルにTOSフィールド閲覧機能を
付与することにより、受信したIPパケットのリクエス
トメッセージについて優先処理すべきか否かを容易に判
別することができる。また、識別子としてクーキィー値
を用いる場合、wwwサーバ装置のアプリケーションに
おいて直接識別することができる。
【0011】請求項4記載の発明では、前記優先処理判
断に基づいて実際にwwwサーバアプリケーションにお
いて利用者のリクエストメッセージの応答処理を行う。
具体的にはwwwサーバアプリケーションの応答処理部
においてキューを用いて、リクエストメッセージを優
先、非優先のキューに接続し、WRR(Weighted Round
Robin)方式もしくはPQ(Priority Queueing )方式
等を用いて応答処理を行うことで優先処理を実現するこ
とを特徴とする。また、キューを用いてリクエストメッ
セージを管理することで、リクエストメッセージが集中
する場合でも一定数の利用者に対してサービスを提供す
ることを保証する。
【0012】請求項5記載の発明では、wwwサーバの
応答処理において利用者に送信するパケットを生成する
際にTOS設定に関するカーネルAPIを用いて優先情
報を付加することで送出するネットワークに対して優先
情報を通知することを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明によれば,インターネット上でwwwサ
ービスを提供する際に、wwwサーバとなる装置やネッ
トワーク機器が該サービスを利用する多くの利用者から
のリクエストメッセージの集中により、応答処理におい
てを生じ、サービスの提供が困難な状態においても、w
wwサーバで利用者を把握、識別し、キューを用いて特
定の利用者の要求処理を優先して行うことで、特定の利
用者に対するサーバの応答処理時間に関して一定の品質
を保証するサービスを提供することが可能となり、処理
が優先されない一般の利用者のうち、一定数の利用者に
対するサービスも提供することが可能となる。また、w
wwサーバ装置において、特定の利用者へのレスポンス
メッセージにネットワークで利用可能な優先情報を付与
することで、特定の利用者に対する遅延時間の少ないw
wwサービスを負荷分散装置を用いることなく提供する
ことが可能となる。
【0014】
【発明実施の形態】以下、図面を参照して本発明の第1
及び第2の実施の形態について説明する。実施例1 図3は本発明の第1の実施例であって、本発明によるネ
ットワークシステムの全体の構成を示す線図である。本
例では、利用者を識別する識別子としてTOS(Type o
f Service )を用いてサーバ装置の過負荷時に特定の利
用者のリクエストメッセージを優先処理を実行する。符
号20はインターネットのような通信回路網を示す。こ
のインターネット20は、IPプロトコルを用いて一つ
以上のネットワークを相互接続することにより構成され
ている。インターネット20には多数の利用者端末が接
続されているものとする。図面上、符号11は優先利用
者の端末を示し、符号12は一般利用者の端末を示す。
尚、優先利用者端末11は、wwwサーバ装置に対する
リクエストメッセージの負荷が集中した場合、一般利用
者端末12に対して優先して応答処理が実行されるもの
とする。30は、応答優先処理装置を含む本発明による
wwwサーバ装置を示し、wwwサービスを提供するw
wwサーバプロセスが動作している。当該サーバ装置3
0は、wwwサービスを提供するためのサーバ装置とし
ての基本機能を具えると共に、さらに、利用者識別手段
31、優先処理手投32、及び優先通知手段33を有す
る。インターネット20は、優先利用者11とサーバ装
置30との間の通信の経路上に位置するTOS情報付加
装置40を具える。
【0015】次に動作を説明すると、優先利用者11、
一般利用者12は端末を利用することでIPを用いてイ
ンターネット20を介してサーバ装置30と通信を行
う。wwwサービスを提供する場合、利用者11、12
は端末上でブラウザと呼ばれるソフトを用いて、URL
を指定することで特定のwwwサーバが提供するコンテ
ンツを特定することが可能であり、該URLを含むHT
TPリクエストメッセージはIPパケットとしてインタ
ーネット20を介してサーバ装置30に向けて送信され
る。該リクエストメッセージはIPパケットとしてイン
ターネット20上を転送される際に、TOS情報付加装
置40を通過する。TOS情報付加装置40は通過する
IPパケットに関してTOS値を参照及び設定する機能
を有し、市販のルータ等を用いて実現され、該装置によ
り、優先利用者11からのIPパケットはTOSフィー
ルドに優先情報が付与され、サーバ応答装置30に向け
て送信される。一方、一般利用者12からの同様のUR
Lに対するHTTPリクエストメッセージは、TOS情
報付加装置40においてTOSフィールドが変更される
ことなしにサーバ装置30に送信される。
【0016】図4は本発明によるwwwサーバ装置の一
例の構成を示す線図である。本発明によるサーバ装置
は、ネットワークデバイス50と、オペレーティングシ
ステム(OS)60と、リクエストメッセージに対して
wwwサービス処理を実行するサーバ本体70とを具え
る。ネットワークデバイス50は、インターネット20
を介してIPパケットを受信し、利用者端末に対してレ
スポンスパケットを送信する機能を有する。OS60
は、ネットワークデバイスを駆動するためのネットワー
クデバイスドライバ61と、TOS情報保存部62と、
カーネルAPI63とを有し、ネットワークデバイスド
ライバ61とTOS情報保存部62はカーネル64に含
まれている。サーバ本体70は、優先利用者からのメッ
セージか一般利用者からのメッセージかを分類する分類
器71と、優先キュー72a及び非優先キュー72b
と、利用者からのリクエストを処理するリクエスト処理
部73とを有する。
【0017】利用者からのwwwサービスヘのリクエス
トメッセージはIPパケットとしてインターネットを経
由してサーバ装置に送信される。従来は、サーバ装置の
カーネルにおいて到着したIPパケットに関して処理を
行い、上位レイヤのアプリケーションに処理が渡されて
いた。本発明のサーバ応答優先処理方式では、カーネル
64におけるIPパケットの処理に関して、IPヘッダ
中のTOSフィールドを閲覧する機能を持たせること
で、利用者識別を実現する。また、後述する第2実施例
で説明するように、利用者識別にはHTTPヘッダに含
まれるcookie情報を用いることもでき、この場合
はwwwサーバのアプリケーションにおいて直接利用者
の識別を行うことが可能である。本発明によるサーバ応
答優先処理方式では、前記方法によりTOS及びcoo
kie(クーキィー)のうち少なくとも一つの識別子を
用いて利用者識別を行うことを特徴とする。又、優先処
理判断機能は、前記TOS値閲覧機能においてカーネル
64でTOSフィールドの値を保存する機能及びアプリ
ケーションから参照、設定を行うことを可能とするカー
ネルAPI63を準備し、wwwサーバアプリケーショ
ンが利用者からのリクエストメッセージ受信時にカーネ
ルAPI63を用いてTOS値を参照するかもしくはリ
クエストメッセージ中のcookieを参照することで
実際に優先処理を行う利用者のリクエストかどうかを判
断する機能を持つことができる。
【0018】サーバ装置30では、到着したリクエスト
メッセージを含むIPパケットに関して、利用者識別手
段31によりTOSフィールドを参照し、処理を優先す
るかどうかの判断を行い、優先利用者11のリクエスト
メッセージを優先キュー72aに、一般利用者12の該
メッセージを非優先キュー72bに接続し、優先処理手
段32により、WRR方式もしくはPQ方式等を用いて
キューに接続しているリクエストメッセージを処理す
る。この際、非優先キュー72bよりも優先キュー72
aに重みをつけることで優先利用者リクエストを優先し
て処理することを実現する。また、処理したリクエスト
メッセージに対するレスポンスメッセージを優先利用者
に送信する際に、TOS情報保存部62に保存されてい
るTOS情報をレスポンスメッセージを含むIPパケッ
トののTOSフィールドに付加して利用者に送信する。
このように構成することにより、インターネット20内
のTOSフィールドを用いて優先処理が可能なネットワ
ーク機器に対する優先情報通知が可能となり、優先利用
者11はサーバやネットワーク機器ヘのリクエストメッ
セージ集中時においても応答時間の短い即ち快適なサー
ビスを受けることが可能となる。
【0019】
【実施例2】図4は本発明の第2の実施例であって、シ
ステム構成を例示したものである。本例では、利用者を
識別する手段としてcookieを用いてサーバ装置の
過負荷時に特定の利用者のリクエストメッセージを優先
処理する場合の実現例である。説明に際し、図3で用い
た構成要素と同一の構成要素には同一符号を付して説明
する。11は優先利用者であって12は一般利用者であ
り、20はインターネットであって、IPプロトコルを
用いて一つ以上あネットワークを相互接続して実現され
ており、30はサーバ装置でありwwwサービスを提供
するwwwサーバプロセスが動作しており、31、3
2、33はサーバ応答優先処理装置に内在し、31は利
用者識別手段、32は優先処理手段、33は優先通知手
段を表す。
【0020】次に動作を説明すると、まず前提として、
優先利用者11は以前wwwサーバであるサーバ応答優
先処理装置を利用した際に、優先利用者となることを許
可され、優先利用者端末11上で使用するブラウザに優
先利用者であることを表すcookie情報を該装置か
らの通知によって設定されているものとする。優先利用
者端末11からサーバ応答優先処理装置30へのリクエ
ストメッセージには前記cookie情報が含まれ、一
般利用者端末12から該装置30へのリクエストメッセ
ージにはcookie情報は含まれない。これらのリク
エストメッセージはインターネット20を介してサーバ
装置30へ送信される。利用者識別手段31は、当該サ
ーバ装置のwwwサーバアプリケーションにて実現され
る。図4の分類器71において受信したメッセージに含
まれるcookie情報を閲覧し、優先利用者と一般利
用者との間の識別を行う。以降実施例1と同様に処理を
行い、優先処理を実現したサービスを提供する。
【0021】
【発明の効果】本発明を利用することで複数のサーバ装
置と負荷分散装置を用いることなく、また、従来のネッ
トワーク構成を維持したまま、一台のwwwサーバ装置
やネットワーク機器にリクエストメッセージが集中した
場合においても、wwwサーバ装置が特定の利用者への
応答処理を優先して行い、ネットワークで利用可能な優
先情報を付与することで優先ユーザに対して快適なww
wサセービスを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のwwwサービス提供システムを示す線
図である。
【図2】 従来のwwwサービス提供システムを示す線
図である。
【図3】 本発明によるwwwサービス提供システムの
第1実施例の構成を示す線図である。
【図4】 本発明によるwwwサーバ装置の一例の構成
を示す線図である。
【図5】 本発明によるwwwサービス提供システムの
第2の実施例の構成を示す線図である。
【符号の説明】
11 優先利用者端末 12 一般利用者端末 20 インターネット 30 サーバ装置 31 利用者識別手段 32 優先処理手段 33 優先通知手段 40 TOS情報付加装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宍戸 豪 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 岩井 隆典 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 森 英俊 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5B045 BB28 BB42 GG01 5B085 AE00 BA06 BG02 BG07 CA02 5B089 GA11 GB01 JA33 JB24 KA05 KC05 KC39 KE02 KE03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インターネット上でwwwサービスを提
    供するwwwサーバ装置において、当該wwwサーバ装
    置が、 利用者からのリクエストメッセージに関して、応答処理
    が優先処理される特定利用者からのリクエストメッセー
    ジか一般利用者からのリクエストメッセージかを識別す
    る利用者識別手段と、 特定利用者からのリクエストメッセージに対する応答処
    理に関して優先処理を行う優先処理手段と、 応答処理後に送信するレスポンスパケットに、優先処理
    を実行すべきことを示す優先処理情報を付加する優先通
    知手段とを具えることを特徴とするwwwサーバ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のwwwサーバ装置にお
    いて、前記利用者識別手段は、受信したIPパケットの
    ヘッダに含まれるTOSフィールド値又はHTTPリク
    エストのヘッダに含まれるクーキィー値を識別子とし、
    これらTOSフィールド値又はクーキィー値基づいて優
    先処理すべきリクエストメッセージを判別することを特
    徴とするwwwサーバ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のwwwサーバ装
    置において、前記優先手段手段における優先処理を行う
    ためにキューを用い、前記特定利用者からのリクエスト
    メッセージを一般利用者からのリクエストメッセージよ
    りも優先して処理することを特徴とするwwwサーバ装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3までのいずれか1項に記
    載のwwwサーバ装置において、前記優先通知手段は、
    wwwサーバアプリケーションにより処理された結果を
    利用者に返すHTTP応答に関して、特定の利用者への
    レスポンスパケットのIPヘッダのTOS値に優先処理
    情報を付加することにより、送出するネットワークに優
    先情報を通知することを特徴とするwwwサーバ装置。
  5. 【請求項5】 インターネット上でwwwサービスを提
    供するネットワークシステムにおいて、 インターネット網を介して、複数の端末とwwwサービ
    スを提供するwwwサーバ装置とを相互接続し、 前記wwwサーバ装置は、受信したIPパケットのヘッ
    ダに含まれるTOSフィールド値又はHTTPリクエス
    トのヘッダに含まれるクーキィー値を識別子とし、これ
    らTOSフィールド値又はクーキィー値基づいて、優先
    処理すべきリクエストメッセージか否かを判別する手段
    と、キューを用いて優先処理すべきリクエストメッセー
    ジを優先して処理する手段と、優先処理されたメッセー
    ジのレスポンスパケットに優先処理情報を付加する手段
    とを具え、特定の利用者からのリクエストメッセージを
    一般利用者からのリクエストメッセージに対して優先し
    て処理することを特徴とするネットワークシステム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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