JP4410408B2 - ネットワーク機器のサービス品質管理方法及び装置 - Google Patents

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    • H04L41/5003Managing SLA; Interaction between SLA and QoS

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般に電気通信ネットワークに関し、詳しくは、データ供給のサービス・レベルに関与するネットワーク機器に関する。更に詳しくは、本発明はネットワーク機器の品質関連属性のリアルタイム調整に関する。
【0002】
【従来の技術】
ルータやスイッチなどの機器は、ネットワーク(例えば、LANやWANなど)接続用、および一つのネットワークから別のネットワークへのデータグラム転送用に使用される。データグラムは、通信データ(ペイロード)ならびに送信元アドレスと最終的な宛先アドレスとを含む。広く使用されているデータグラムのフォーマットは、TCP/IP(transmission control protocol/internet protocol)フォーマットである。スイッチは、ただ単に到着したデータグラムに含まれる宛先情報に基づき、そのデータグラムを特定の出力ポートへ供給する。同様に、ルータはデータグラムを中間的な宛先へ送信するが、中間的な宛先は最後には最終的な宛先となる。しかしながら、ルータは、トラフィック条件や可用性等の基準に従い、出力ポートを多くの中間的宛先の中から選択することになる。
【0003】
ネットワークに結合されたホストは、各種のデータを搬送する。データ送信(又はデータフロー)のある種のものは、ネットワークに一定レベルの品質を要求する。一般的な属性は、サービス品質(Quality of Service; QoS)である。例えば、ビデオ・データと音声データの一方又は両方の送信では、ビデオ・コンテンツと音声コンテンツの一方又は両方の円滑なプレゼンテーションを確保するため、一般的にワールド・ワイド・ウェブ(WWW)ページ表示用のデータ送信において通常必要とされるよりも高いQoSが必要とされる。これは、特にオーディオコンテンツの場合に言えることである。なぜなら、人の聴感は、ビデオ通信よりもオーディオ通信における劣化に対し非常に敏感なためである。しかしながら、ウェブ・ページを見る場合には、低いQoSに起因するページコンテンツ表示の遅延は我慢することができる。
【0004】
QoSは様々な方法で表現され、例えば最小の帯域要求や最大の送信遅延或いはデータフローに必要なメモリ又はバッファ空間の量などが、Qosの指定対象とされる。それゆえ、ビデオ会議やその他のリアルタイム・データ通信は、高QoSを有し、ネットワークに充分な帯域と最小遅延が要求される。特定のデータフローに必要となるQoSを指定することにより、データの送信元又は送信先は満足できる通信路が入手できるかどうかを確認することができる。このようにして、QoSルーティングでは、必要な資源を欠くリンクを迂回したデータフロー転送が可能となる。
【0005】
インターネット・プロトコル(IP)ルータ又はスイッチ(本明細書ではこれらを合わせてネットワーク機器と呼ぶことにする)の一般的な動作環境では、様々な管理タスクの実行中にQoSの設定を調整するシステム管理者が存在する。この代わりに、一組のネットワーク機器を管理する自動管理方式のコントローラが、上記ネットワーク機器によるサービスを受けるドメイン内のトラフィック条件に応じて、QoS設定を定期的に調整する場合もある。
【0006】
図15に示したフローチャートは、ネットワーク機器におけるQoS設定を変更するための従来の手法のステップを示すものである。
人間又は自動コントローラのいずれかである管理者は、一般に、メンテナンス・チャンネルを介してネットワーク機器へアクセスする。このチャンネルは、例えばネットワーク機器上のローカル・エリア・ネットワーク(LAN)インタフェースの一つであるイーサネット・ポートなどを経由してアクセスされるテルネット(telnet)セッションなどの論理チャンネルとすることができる。これに代えて、ネットワーク機器がPCに接続されるシリアルポートなどを備えてもよい。
【0007】
QoS設定を変更するための管理コマンドは、ネットワーク機器に含まれるサービス・ソフトウェアを介して発行される(ステップ1504)。上記管理コマンドは、適当なプロトコル規格やコマンド・インタフェース或いはアプリケーション・プログラム・インタフェース(API)により、ネットワーク機器の内部コントローラへ送られる(ステップ1506)。現在の技術では、SNMP(simple network management protocol)のような管理/保守プロトコルが、最も一般的に使用されている。大半の装置は、上記プロトコル・サポートに加え、主として機器独自の特徴をサポートするためのコマンド・インタフェースを備えている。ここで、ネットワーク機器内部のコントローラ計算機は、上記コマンドからQoSパラメータを抽出し、QoSテーブルの内容を更新する(ステップ1508)。このシーケンスはあまり頻繁に実行されるものではなく、一般的には数時間に1回程度かそれより長い間隔で行なわれる。
【0008】
現在のネットワーク使用方法では、ほとんどのQoS割り当ては、事前の要求に基づいて行われる。例えば、我々が特定の日の午後1時から午後3時まで電子会議を開催したい場合を想定する。この場合、我々は管理者(人間または計算機)に対して、上記会議に関係するネットワーク機器(必ずしも1対1でなく、複数の地点が関係してもよい)に特定のQoSを割り当てるよう要求を出す。管理者は、電子会議セッションをサポートすべく、ネットワークに午後1時(または12時55分)にコマンドを送信するためのトリガ機構をセットする。
【0009】
将来、QoS制御は、前述したように「セッション指向の」時間粒度(granularity)で適用されるのではなく、どちらかと言えば「リアルタイム」粒度で適用されるものと想定される。例えば、ビデオ・データフローの送信中に、コンテンツによっては特定の機器におけるQoS設定を変更したい場合がある。ビデオでは、主構成が静止画であって帯域要求が小さくなるような(持続時間が数分の)シーンもあり得る。(数時間単位に及ぶことがある)ビデオ・フローの持続時間全体にわたって特定帯域を予約するよりは、ネットワーク資源全体をもっと効率的な方法で活用するため、QoSをより動的な方法で変更することが望まれる。
【0010】
しかしながら、このようにデータ送信中にQoSを動的に変更する場合、QoS変更のタイミングとデータのフローとがリンクしていない(同期していない)ために問題を生ずる。例えば、画像送信では、送信元サーバから送信先クライアントへの大量の画像データ・パケット通信を必要とする。伝送優先順位を上げようとして画像データ・パケットのストリームの途中でQoSを変更したものと仮定すると、結果的には後から送信される画像データ・パケットが先に送信されたパケットよりも早く到着することがある。このような場合、送信先に到着するパケットのシーケンスが乱れることになる。
【0011】
送信先サイトは、パケットを受信してバッファリングするための追加ソフトウェアを使用してこれを補償することができる。上記ソフトウェアにより、パケットを再シーケンスすることで、画像は正しく表示される。これに代えて、上記受信ソフトウェアに、表示前に画像全体を蓄えるための非常に大きなバッファを実装することもできる。いずれの場合も、クライアント側ソフトウェアが複雑さを増すことは好ましくなく、性能低下を招く。更に、後者の解決方法は、物理メモリにしても仮想メモリ(ディスク・スワッピングの増加に起因する追加遅延量の増加見込みから性能は更に劣化する)にしても追加メモリが必要となるという問題がある。ビデオ・ストリームの場合、ライブ・ビデオフィードにおける大量のデータとライブ・アクション・ビデオのリアルタイム性のため、ストリーム全体を一括したバッファリングは無理である。こうした状況下では、シーケンスから外れて到着したデータ・パケットは廃棄され、誤ったビデオ画像しか得られないことになる。
【0012】
ネットワーク機器のQoSを調整する代表的な方式は、既に知られている。例えば、IETF(Internet Engineering Task Force)で定義された「特殊化サービス(differentiated services)」アーキテクチャは、IP層パケット・マーキング方式を用いて所望のQoSを伝える。IPヘッダには、特殊化サービス・コードポイント(DSCP)フィールドが含まれる。上記DSCPは、ネットワーク機器内で各パケットを特定の伝送優先順位にマッピングするために使用される。DSCPの値と伝送優先順位との間のマッピングは、通常、送信開始に先立ってネットワーク管理システムによって設定され、上記マッピングは送信が完了するまで変更されない。この方式には、送信中にマッピングを変更するための機構は存在しない。
【0013】
「アクティブ・ネットワーク」では、ユーザはデータ・ストリームにカスタマイズされたプログラムを挿入することができる。データ・パケットには、宛先に到達する過程で遭遇する一又はそれ以上のネットワーク機器により実行されるプログラムが含まれる。つまり、ネットワーク・ノードにおけるQoS動作を制御するために書かれたプログラムをデータ・ストリームに挿入することができる。上記方法に伴う一つの欠点は、パケット内へのプログラムの封入(encapsulation)によって、そのパケットが搬送できるペイロードの量が制限されることにある。アクティブ・ネットワークの多能性と柔軟性は、QoSにパケット単位の精密な制御をもたらす。しかしながら、この能力は、各ネットワーク機器におけるソフトウェアの実行という犠牲のもとに生まれ、上記余分な処理はネットワーク性能を劣化させる。
【0014】
現在IEEEで定義中のプログラマブル・ネットワークとして知られているネットワーク・クラスでは、ネットワークの資源はソフトウェアの抽象物として表現される。ソフトウェアは、標準化された一組のアプリケーション・プログラム・インタフェース(API)を用いて、ネットワーク機器と相互作用する。シグナリング・サービスや品質レベルサービスのようなスイッチング機能に関連した資源を抽象化することで、新規サービスの開発と展開を容易にすることがその目標となっている。
【0015】
【発明が解決しようとする技術課題】
ネットワーク資源のより良い利用と、より柔軟なサービスを供給する一般的なニーズが存在している。QoSの調整は、能力のあるデータ・サービス・プロバイダにユーザのための資源利用の改善を可能とする。サービス・プロバイダは、データ伝送に対してもっときめ細かな制御を行なうことにより、新規サービスと、より柔軟かつ公平な課金施策の立案が可能となる。こうすることで、例えば、割増し料金を支払ったユーザには、平均的ユーザに通常提供されるであろう帯域よりも広い帯域を割り当てることができる。他の状況では、変化するトラフィック条件に適合すべく、ユーザ間で帯域割り当てを再調整することができる。同様に、ビデオ会議接続のように、多くの資源を必要とする用途の伝送時間を改善するため、必要に応じて送信遅延を制御することができる。上述した利益を実現し得る手法へのニーズが存在している。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明は、データ・サービス・プロバイダが、一又はそれ以上のネットワーク機器に情報を通信し、クライアントへの通常のデータ通信中に、ネットワーク機器における少なくとも一つの通信属性を変更する。データ・サービス・プロバイダは、一層効率的にネットワーク資源を割り当てることにより、様々なクライアントに適切なサービス・レベルを割り振ることができる。データ・サービス・プロバイダは、全てのクライアントの間で資源を再割り当てすることで、変化するトラフィック条件に効果的に対応できる。また、追加サービスや一層柔軟な課金施策を開発することができる。
【0017】
本発明の一態様において、データ供給システムは、一又はそれ以上のネットワーク機器とデータ通信するデータ・サーバを含む。これにより、標的となるネットワーク機器、すなわち、属性を変更しようとするネットワーク機器へ第1の情報が送信される。上記第1の情報の送信は、上記データ・サーバから行なわれる。上記第1の情報は、少なくとも一つの新しいネットワーク機器属性を含み、この属性はネットワーク機器に保存される。次に、上記データ・サーバにより、標的ネットワーク機器に第2の情報が送信される。上記第2の情報は、トリガとして機能し、上記ネットワーク機器を作動させて現在の属性設定を新属性設定に更新する。従って、ネットワーク機器属性の動的なリアルタイム調整が実現できる。
【0018】
本発明のこの態様によれば、上記第1の情報には、標的ネットワーク機器(群)を識別するためのアドレス情報を含めてもよい。また、第2の情報は、クライアント宛のデータ・パケットに含めることができる。標的ネットワーク機器における上記新属性設定は、新属性設定動作をトリガする上記第2の情報を含んだデータ・パケットの送出に先立って実行される。これに代えて、上記動作が上記第2の情報を含むデータ・パケットの送信後に起きるようにしてもよい。
本発明の別の態様によれば、上記第1、第2の情報のどちらか一方又は両方を、ネットワーク機器によって取り込まれる特殊なデータ・パケットに含めることができる。
【0019】
本発明の特定の態様によれば、調整中のネットワーク機器属性はサービス品質(QoS)設定であり、上記第1の情報がQoS設定を特定するQoSパラメータを含む。本発明の上記特定態様の一変形例では、上記第1の情報がQoSパラメータのリストを含む。本発明の上記特定態様の別の変形例では、QoSパラメータのリストが標的ネットワーク機器内で組み立てられ、上記第2の情報が上記QoSパラメータリストへの索引を含む。
【0020】
本発明の更に別の態様では、ネットワーク機器が、上記ネットワークからデータ・パケットを受信するための一つのネットワークに接続されたネットワーク回路を含む。また、第1の情報を含む受信データ・パケットの存在を検出するためのデータ・モニタリング回路がある。外部供給された一又はそれ以上のQoSパラメータを受信するために第1のプログラム・コードが装備されており、上記第1の情報の検出に応答し、外部から提供されたQoSパラメータに従って、ネットワーク機器のQoS設定を変更するための第2のプログラム・コードが装備されている。
【0021】
【発明の実施の態様】
純粋に本発明の新規な特徴及び利点を説明するための方策として、プログラマブル・ネットワーク上で展開されるネットワーク・サービスについて、本発明の実施例を提供する。代表的実施例において、ネットワーク・サービスは、ビデオ・データを配信する品質多層化ビデオサービス(MQLVS)モデルに従って提供される。尚、上記MQLVSモデルについては、1999年5月に国際電気通信連合の研究グループ16の会議でT.スズキにより発表された「IPネットワーク上のスケーラブルMPEG2ビデオ伝送システム」と題する論文において議論されており、その内容については、あらゆる目的のために全面的に本明細書に編入することにする。
【0022】
図1は、このようなプログラマブル・ネットワークの簡略化されたシステム図である。
ビデオ・サーバ100は、ネットワーク10によって、ビデオ・プログラムを様々なクライアント104に送信する。上記ネットワーク10は、ネットワークの世界的な集合体であるインターネットと、ネットワーク機器とからなる。但し、上記ネットワーク10は、より局所化されたイントラネットであってもよい。上記ネットワークは、ルーティング装置やスイッチング装置を含む多数のネットワーク機器102の相互接続によって定義される。ビデオ・サーバ100の受信側には、クライアント104がある。
【0023】
図2は、ルータ装置102の代表的な構成を示す簡略化されたシステム図である。
ルータ機器は、制御部210を含んでおり、この制御部210は、典型的には、一般のルータ装置に代表されるルータ部220から離れて存在するコンピュータである。一つの構成において、制御部210はルータ部220に隣接して配置される。制御部210は、ネットワーク・リンクによってルータ部220に接続されたPC又はワークステーションであり、別の実施例では、上記制御部210は遠隔地に配置される。更に別の実施例では、単一のコントローラを使用して1台又はそれ以上のルータ部220が管理される。
【0024】
制御部210は、アプリケーション・プログラム・インタフェース(API)214の最上部で実行されるサービス・ソフトウェア212を含む。APIは、サービス・ソフトウェア212とコントローラ・ソフトウェア216との間のインタフェースを提供する。上記コントローラ・ソフトウェアは、ルータ部220と直接通信する。本発明の典型的な実施例において、上記サービス・ソフトウェアは、ビデオコンテンツを配信するためのMQLVSモデルに従って、ネットワーク・サービスを提供する。
【0025】
ルータ部220は、ネットワーク10に結合された一又はそれ以上のネットワーク・インタフェース222(例えば、イーサネット・インタフェース)を含む。データ・パケットは、上記ネットワーク・インタフェースによりネットワークに送受信される。ネットワーク・インタフェース222は、転送コントローラ226を用いて内部バス又はスイッチ224に結合されている。各転送コントローラ226は、フロー制御テーブル227を含んでいる。
【0026】
ルータは、典型的には、一つの物理ポートについて複数の出力キューを有し、各キューには、互いに質の異なるサービス属性を設定することができる。これらの属性は、集合的にQoSパラメータと呼ばれる。例えば、各キューは、キュー内に置かれているデータ・パケットを送信するための異なる伝送順位を持つことができ、各キューは、互いに異なったパケット廃棄レベルを持つこともできる。フロー制御テーブル227は、情報(QoSパラメータ)を含み、これによって到着データ・パケットの転送用となる各出力キューのQoS設定が作成される。フロー制御テーブル227は、ルータ・コントローラ228により維持される。
【0027】
図1,2に関しては、ネットワーク上に送信するビデオ・プラットフォームとして、MPEG(Motion Picture Experts Group)に規定された標準規格が一般的に使用される。MPEGデータ・ストリームでは、ビデオ・データは、Iフレーム・データ・パケットとこれに続く複数グループのBフレーム・データ・パケットとからなるデータユニットにブロック化することができる。Bフレーム・データ・パケットの各グループには、Pフレーム・データ・パケットが付随しており、これはBフレームの一つのグループを次のグループから分離するために用いられる。Pフレームの復号には、Iフレームに含まれる情報が必要である。Bフレームの復号には、Iフレームとこれに対応するPフレームとの両方に含まれる情報が用いられる。
【0028】
各クライアント104は、特定のレベルのビデオ品質を決定することができる。高品質のビデオほど多くの帯域を消費する。従って、高品質ビデオを必要又は希望するクライアントには、高レベルのサービスに対して割増し料金が請求される。大半の消費者は、通常の低品質のビデオで満足するので、サービスに対する請求は安価になる。図1では、帯域要求の変化を大きさが異なるデータフロー矢印で図示してある。ネットワーク・トラフィック条件が悪くなり、全てのクライアントについて品質変更の実施が必要となる場合もある。
【0029】
こうしたサービス変更への対処は、各ルータ装置102に含まれる選択的パケット送信処理によって実現される。パケット・コンテンツは、Iフレーム・データ、Pフレーム・データ、或いはBフレーム・データとして認識される。更に、データ・パケット内の低周波または高周波の階層符号化要素を検波する論理も存在する。任意の一クライアント104へ配信すべきビデオの要求品質如何で、フロー制御テーブル227は、所望する品質レベルの達成に不要な全てのパケットを廃棄するよう設定することもできる。その結果、要求品質を実現するのに必要なパケットだけが転送される。
【0030】
従来のシステムでは、ビデオ送信に先立って、品質レベルがルータ内に設定されている。送信中に品質レベルを変更する場合、ルータはこれに合わせてパケット選択処理を変更することになる。しかしながら、このことは、或るパケットの幾つかのクライアントへの送信が突如として断たれたままとなったり、逆に、幾つかのクライアントで期せずしてパケット受信が始まることを意味する。MPEGデータ・パケットの場合を例にとるならば、これはクライアントがPフレーム・パケットを受信しない可能性をも意味し、結果として、クライアントがその後に受信したBフレーム・パケットを正しく復号できなくなってしまう。こうした状況を回避するため、従来のルータは、データユニットの始端においてのみ、換言すればルータがIフレーム・パケットを受信した時だけ、設定を変更する。
【0031】
図2ないし図4は、本発明の第1実施例によるルータ装置102内でのパケット処理を示す。
図3は、フロー制御テーブル227の一実施例を示すものである。フロー制御テーブルは、エントリ1、2、3、...Nを含む。各エントリは、FLOWフィールド310、ACTIONフィールド320、FLAGフィールド330、NEW_ACTIONフィールド340からなり、FLOWフィールド310は、更に、送信元アドレス・サブフィールド312と、これに対応する宛先アドレス・サブフィールド314からなる。一般に、フローは、
{SRC_ADDR,DST_ADDR,SRC_PORT,
DST_PORT,PROTOCOL}
によって識別される。
【0032】
ポートは、プロトコル(例えばTCP/IP、UDP/IPなど)によって割り当てられたソフトウェア要素であり、同じ組のコンピュータ(サーバとクライアント)間での多数のフローを区別するために使用される。FLOWフィールドは、到着パケットのヘッダ・フィールドに含まれる情報と照合され、到着パケットの所属フローが識別される。ACTIONフィールドとNEW_ACTIONフィールドは、後述するように、送出データ・パケットの出力QoSを決定するQoSパラメータを含む。
【0033】
例えば、MQLVS(又はDiffServ)の場合を考えてみる。QoSパラメータの例として、TOS値(又はDSCP値)と出力キューとの間のをマッピングがある。この場合、QoSパラメータは、TOS値とQueueID値の対応リストとなる。
【0034】
{{TOS=1,QueueID=4},
{TOS=2,QueueID=2},...}.
他の実施例にあっては、TOS(又はDSCP)値をFLOWフィールド310に追加することができる。この場合、QoSパラメータは、QueueIDそのものである。いずれにしても、出力キューは何らかの優先順位/廃棄設定が予め設定してあることを想定しており、キューへ特定のパケットを割り当てることは、パケットに対し特定の(所定の)QoSを直接与えることを意味する。
【0035】
図4は、転送コントローラ226の処理の概略を示す。
ネットワーク10からのデータ・パケットの到着によって処理が開始する。ネットワーク・インタフェース222は、パケットを受信してこれを転送コントローラ226に渡す。転送コントローラは、データ・パケットのヘッダを調べ、フロー制御テーブル227内の一致するエントリを検索する(ステップ402)。ペイロード中に「キー」が埋込まれており、この情報に対して検索を行なうことが想定されている。この場合、FLOWフィールドは、単にA地点からB地点への「フロー」についての情報を含むだけではなく、データそれ自体のコンテンツ/セマンティックスに基づいた情報も含む。更に、上記ステップ402では、受信したデータ・パケットに含まれる送信元アドレスと、フロー制御テーブル内の各エントリのFLOWフィールド310の送信元アドレス・サブフィールド312とを照合し、且つ、受信したデータ・パケットに含まれる宛先アドレスと、フロー制御テーブルの各エントリにあるFLOWフィールド310の宛先アドレス・サブフィールド314とを照合する。ちなみに、FLOWフィールド310内の他のサブフィールドも同様に照合する。
【0036】
このように、FLOWフィールドは、到着パケットのヘッダ・フィールドに含まれる情報を照合するための「キー」として使用される。つまり、各到着パケットについて、フロー制御テーブルで検索を行い、一致するエントリがFLOWフィールドに見付かった場合に、これに対応するACTIONを起こすことを意味する。更に、ワイルドカードの指定も可能である。例えば、SRC_ADDRにおけるエントリ「xx.yy.zz.*」は、IPアドレス「xx.yy.zz.1」、「xx.yy.zz.3」などに一致させることができる。ワイルドカード自体は、「マスク」フィールドの導入により実現される。例えば、「255.255.255.0」の値をとるSRC_ADDR_MASKは、ワイルドカードフォーマットと同じ照合結果が得られる。
【0037】
次に、受信データ・パケットのエントリが見付かったかどうかを判定するためのテストが行われる(ステップ401)。エントリが見付からなかった場合には、ステップ410において、データ・パケットをどう転送すべきかに関し、DEFAULT_ACTIONが実行される。デフォルト動作では、例えば、パケットを転送することなく、単に廃棄するようにしてもよい。受信データ・パケットの処理は、ここで終了する。
【0038】
FLOWフィールド310の送信元と宛先アドレス・サブフィールドの両方が、受信データ・パケットに含まれる送信元と宛先のフィールドに一致した場合、一致エントリが見付かる。一致エントリが見付かると、処理はステップ403における第2のテストへ進む。ここで、一致エントリのFLAGフィールド330が調べられる。FLAGフィールド330がセットされていない(例えば値「0」を含んでいる)場合、処理はステップ404へ進む。ステップ404では、受信データ・パケットがルータ装置102から送信(すなわち、転送)される。送信されるデータ・パケットの出力QoSは、一致エントリのACTIONフィールド320に含まれるパラメータにより決定される。データ・パケットの処理は、ここで終了する。
【0039】
ステップ403に戻って、もし、FLAGフィールド330が設定されていた場合(例えば「0」以外の値を含む場合)、処理はステップ405における更に別のテストへ進む。本発明のこの実施例にあっては、データ・パケットの所定部分に含まれる情報がテストされる。1実施例として、IPパケット・ヘッダの特定フィールド(ビット)が使用され、例えば、IP(v4)ヘッダのTOSフィールドのUNUSEDビット、またはIPヘッダのIP OPTIONSフィールドが使用される。テストを容易にするため、データ・パケットの上記所定部分は、セット(例えば、「1」を含む)と非セット(例えば、「0」を含む)のどちらかをとる単一のビットであることが望ましい。上記所定部分がセットされていなければ、処理はステップ404に従って行なわれる。つまり、データ・パケットは、一致エントリのACTIONフィールド320に含まれるQoSパラメータにより決定された出力QoSでもって送信される。パケットの処理は、ここで終了する。
【0040】
データ・パケットの所定部分がセットされている場合、処理はステップ406へ進む。ここで、一致エントリのNEW_ACTIONフィールド340に含まれる情報が、そのエントリのACTIONフィールド320に複写される。データ・パケットの所定部分に含まれる情報の有無の検出を契機に、NEW_ACTIONフィールドからACTIONフィールドへのコンテンツの複写が開始される。このようにして、付随するキューからのその後の送信に用いる出力QoSが変更される。
【0041】
次に、ステップ408において、一致エントリのFLAGフィールド330をクリア(例えば、「0」にセット)する。前述のように、ステップ404において、一致エントリのACTIONフィールド320に含まれるQoSパラメータにより決定された出力QoSでもって、データ・パケットが送信される。しかしながら、ACTIONフィールドに含まれるパラメータは、ここではNEW_ACTIONフィールド340から取得したパラメータとなっている。つまり、ステップ404において、データ・パケットは新しいQoS設定でもって送信される。受信データ・パケットの処理は、ここで終了する。
【0042】
図5は、本発明の第1実施例の変形例における転送コントローラ226内の処理フローを示す。
図4の処理フローの場合と同様、ネットワーク・インタフェース222経由のネットワーク10からのデータ・パケットの到着によって処理が開始される。転送コントローラ226は、データ・パケットのコンテンツを調べてフロー制御テーブル227から一致エントリを探す(ステップ502)。受信データ・パケットに含まれる送信元アドレスは、フロー制御テーブル内の各エントリのFLOWフィールド310の送信元アドレス・サブフィールド312と照合される。同様に、受信データ・パケットに含まれる宛先アドレスも、フロー制御テーブル内の各エントリのFLOWフィールド310の宛先アドレス・サブフィールド314と照合される。ステップ501では、受信データ・パケットのエントリが見付かったかどうかを判定するためのテストが行われる。エントリが見付からなければ、ステップ510において、データ・パケットをどう転送するかに関して、DEFAULT_ACTIONが取られる(ステップ510)。前述したように、デフォルト動作では、パケットを転送することなく、単に廃棄するようにしてもよい。受信データ・パケットの処理は、ここで終了する。
【0043】
ステップ501のテストに戻って、FLOWフィールド310の送信元と宛先のアドレス・サブフィールドが、受信したデータ・パケットに含まれる送信元と宛先フィールドに一致した場合、一致エントリが見付かる。一致エントリが見付かった場合、処理はステップ504へ進む。ここで、受信パケットはルータ装置102から送信される。送信されるデータ・パケットの出力QoSは、一致エントリのACTIONフィールド320に含まれるパラメータにより決定される。次に、処理はステップ503のテストへ進む。ここで、一致エントリのFLAGフィールド330が調べられる。もし、FLAGフィールド330がセットされていない(例えば、値「0」を含む)場合は、送信済みとなっている上記受信パケットの処理を終了する。
【0044】
一方、FLAGフィールド330がセットされていた(例えば、「0」以外の値を含む)場合は、処理はステップ505において更に別のテストへ進む。本発明のこの実施例によれば、データ・パケットの所定部分に含まれる情報がテストされる。例えば、テストを容易にするため、データ・パケットの上記所定部分は、セット(例えば、「1」を含む)か非セット(例えば、「0」を含む)のどちらかをとる単一のビットであることが望ましい。上記所定部分がセットされていなければ、送信済みとなっている上記受信データ・パケットの処理が終了する。
【0045】
データ・パケットの上記所定部分がセットされていた場合、処理はステップ506に進む。ここで、一致エントリのNEW_ACTIONフィールド340に含まれる情報が、そのエントリのACTIONフィールド320へ複写される。一致エントリのFLAGフィールド330は、ステップ508でクリア(例えば、「0」にセット)される。データ・パケットの上記所定部分に含まれる情報の有無の検出を契機に、NEW_ACTIONフィールドからACTIONフィールドへのコンテンツの複写が開始され、次いで、送信済みとなっている上記受信データ・パケットの処理を終了する。
【0046】
図5において概説した手法の利点は、ある出力キューについてルータが新しいQoS設定を有効にするのに多少時間を要する場合において明白となる。例えば、図4の処理で概説した事例のように、データ・パケットを送信する前にQoSが再設定される場合、トリガ情報を含むデータ・パケットは新しいQoS設定の付与に要する時間だけ遅延されることになる。しかしながら、上記遅延は、図5に示したように、受信データ・パケットを直ちに送信し、それから新しいQoS設定の存在を検出するためのテストを行なうことにより回避できる。
【0047】
本発明の第1実施例の更に別の変形例においては、トリガ情報を含むデータ・パケットを、実際のビデオ・データのペイロードをもつデータ・パケットとしてではなく、特別なデータ・パケットとして配送することができる。第1実施例のこの変形例にあっては、転送コントローラ226は、トリガイベントとなる特別なパケットの受信を検出するだけでよい。NEW_ACTIONフィールド内に通常含まれるパラメータは、フロー制御テーブル227とは別のメモリに格納されることになる。
【0048】
図1に示したMQLVSシステムを再度参照すると、ビデオ・サーバ100はトリガ情報を含むデータ・パケットを作成する。更に詳しくは、ビデオ・サーバ100は、データユニットを含む第1のデータ・パケット、すなわちIフレーム・データを搬送するデータ・パケットの所定部分にビット(フラグ)をセットする。これは、送信ビデオ・データをパケット化するソフトウェアや、ファームウェア或いは論理回路において簡単に実施される。データ・サーバの他の応用例では、トリガ情報をいつどのように提供するか決定するため、他の適当な論理回路や、ファームウェア或いはソフトウェアの使用もあり得ることが理解されよう。
【0049】
次に、図6には、本発明の第1実施例によるフロー制御テーブルの設定に使用されるAPIが、代表的なC言語コードの一部を用いて図示してある。
関数コールSet_QoS()は、FLOWデータ構造、ACTIONデータ構造、FLAGデータ種別の3つの引数を取る。FLOWデータ構造は、トリガ情報を含むデータ・パケットの送信元と宛先のアドレスを指定する。ACTIONデータ構造は、特にFLOWデータ構造に含まれる宛先アドレスに付随して、ルータ内で出力キューのQoSを設定するためのパラメータを含む。FLAGデータ種別は、QoS設定を直ちに実行するのか、それともQoS設定を遅延させるのかを指定する。
【0050】
図1、2に戻り、ビデオ・サーバがQoSの変更が適切であると判断した場合、ビデオ・サーバは、ルータ装置102の制御部210にあるサービス・ソフトウェア212と通信する。上記サーバは、API214へのサービス・ソフトウェア212によって、新しいQoS情報をフロー制御テーブルへ送信する。
【0051】
一実施例では、サービス・ソフトウェア212は、例えば、Javaのような可搬型(mobile)コードで書かれ、サービス開始時点でビデオ・サーバにより送信されたプログラムであってもよい。この場合、サービス・ソフトウェアとビデオ・サーバは、ネットワーク接続に通信路(例えば、TCP/IP、UDP/IPなど)を維持することができる。
【0052】
手法が更にすっきりとした別の実施例では、システム全体が分散コンピューティング環境に構築される。このような環境の一例は、CORBA(Common Object Request Broker Architecture)である。この場合、サービス・ソフトウェアとビデオ・サーバ(の一部)とを構成するオブジェクトは、TCP/IPに基づくIIOP(Internet Inter-ORB Protocol; ORB: Object Request Broker)と呼ばれる機構を介して通信でき、物理的にはどのようなネットワーク接続(例えば、LANやWANなど)でも実行可能である。
【0053】
サービス・ソフトウェアは、API関数コールSet_Qos()にこの情報を使用する。更に詳しく説明すると、この情報はtarget−flow引数、new_action引数、flag引数を指定する。Set_Qos()は、target_flow引数に含まれる情報と一致する一致エントリをフロー・テーブルで検索する。flag引数がCHANGE_IMMEDIATEであれば、new_action引数が、一致エントリのACTIONフィールド320に書き込まれる。もし、flag引数がCHANGE_SYNCHRONOUSであれば、上記エントリのNEW_ACTIONフィールドが、new_action引数からの情報で埋められ、これに対応するFLAGフィールド330がセットされる。
【0054】
サービス・ソフトウェア212を用いて新しいQoS情報を通信する代わりに、同じ情報を含む特別なデータ・パケットを定義することができる。この場合、転送コントローラ226は上記特別なパケットを検出する。転送コントローラは、上記特別なパケットから情報を抽出し、これをフロー制御テーブル227の適当なフィールドへ直接供給するための論理回路、またはコードを含む。上記特別なパケットは、パケット内に、1ビットの「フラグ」を含む所定の位置を割り当てることによって定義できる。上記フラグは、パケットが新しいQoS情報を有する特別なデータ・パケットであることを示すために使用される。
【0055】
図2、7、8は、本発明の第2実施例によるルータ装置102のパケット処理を示す。
図7は、フロー制御テーブル227の別の実施例を示しており、図3に示したフロー制御テーブルと類似のフィールドを有する。図7に図示したフロー制御テーブルは、エントリ1、2、3、...Nを含む。各エントリは、FLOWフィールド710、ACTIONフィールド720、MASKフィールド730、NEW_ACTIONフィールド740からなる。FLOWフィールド710は、更に、送信元アドレス・サブフィールド712と、これに対応する宛先アドレス・サブフィールド714とからなる。ACTION及びNEW_ACTIONフィールドは、後述するように、送出データ・パケットの出力QoSを決定するQoSパラメータを含む。MASKフィールドは、ビット・パターンである。
【0056】
図8は、転送コントローラ226の処理の概要を示す。
ネットワーク・インタフェース222経由でネットワーク10からのデータ・パケットの到着によって処理が開始される。転送コントローラは、データ・パケットのコンテンツを調べてフロー制御テーブル227から一致エントリを探す(ステップ802)。これは、受信データ・パケットに含まれる送信元アドレスとフロー制御テーブル内の各エントリのFLOWフィールド710の送信元アドレス・サブフィールド712とを照合し、且つ受信データ・パケットに含まれる宛先アドレスもフロー制御テーブル内の各エントリのFLOWフィールド710の宛先アドレス・サブフィールド714と照合することにより行なわれる。
【0057】
受信データ・パケットについて、エントリが見付かったかどうかを判定するためのテストが行われる(ステップ801)。エントリが見付からなければ、データ・パケットをどう処理するかに関連して、DEFAULT_ACTIONが取られる(ステップ810)。デフォルト動作では、例えば、パケットを転送することなく、単に廃棄するようにしてもよい。受信データ・パケットの処理は、ここで終了する。
【0058】
FLOWフィールド710の送信元と宛先アドレス・サブフィールドの両方が、受信データ・パケットに含まれる送信元と宛先のフィールドに一致した場合は、一致エントリが見付かる。一致エントリが見付かった場合、処理はステップ803における第2のテストへ進む。ここで、フロー制御テーブル227内の一致エントリのMASKフィールド730がテストされる。MASKフィールド730のマスク値が全てゼロであれば、処理はステップ804へ進む。ステップ804では、受信データ・パケットがルータ装置102から送信される。送信データ・パケットの出力QoSは、一致エントリのACTIONフィールド720に含まれるパラメータにより決定される。パケットの処理は、ここで終了する。
【0059】
ステップ803に戻って、MASKフィールド730に含まれる値がオールゼロでなかった場合、処理はステップ805における更に別のテストへ進む。本発明のこの実施例によれば、MASKフィールドは、同程度の大きさのマスク・フィールドを含むデータ・パケットの所定部分と比較される。図1に例示したMQLVSシステムの場合、上記所定フィールドは、データ・パケットのIPヘッダに入っているサービス種別(TOS)フィールドとすることができる。MASKがデータ・パケットの所定部分に一致しない場合は、処理はステップ804に従って行なわれる。ステップ804で、データ・パケットは、一致エントリのACTIONフィールド720に含まれるQoSパラメータにより決定される出力QoSでもって送信され、これによりデータ・パケットの処理が終了する。
【0060】
データ・パケットの上記所定部分がMASKフィールド730に一致した場合、処理はステップ806へ進む。ここで、一致エントリのNEW_ACTIONフィールド740に含まれる情報が、そのエントリのACTIONフィールド720に複写される。データ・パケットの上記所定部分における情報の存在が検出されたことを契機に、NEW_ACTIONフィールドからACTIONフィールドへのコンテンツの複写が開始される。
【0061】
次に、ステップ808において、一致エントリのMASKフィールド730がクリアされる(すなわち、全てゼロにセットされる)。データ・パケットは、ステップ804において、一致エントリのACTIONフィールド720に含まれるQoSパラメータにより決定された出力QoSでもって送信される。しかしながら、ACTIONフィールドに含まれるパラメータは、NEW_ACTIONフィールド740から取得されたパラメータである。つまり、データ・パケットは、ステップ804において、新しいQoS設定でもって送信される。受信データ・パケットの処理は、ここで終了する。
【0062】
図9は、本発明の第2実施例の変形例による転送コントローラ226内の処理フローを示す。
図8の処理フローと同様、ネットワーク・インタフェース222経由でネットワーク10からのデータ・パケットの到着によって、処理が開始される。転送コントローラは、データ・パケットのコンテンツを調べてフロー制御テーブル227内の一致エントリを探す(ステップ902)。受信データ・パケットに含まれる発信元アドレスは、フロー制御テーブル内の各エントリのFLOWフィールド710の送信元アドレス・サブフィールド712と照合される。同様に、受信データ・パケットに含まれる宛先アドレスも、フロー制御テーブル内の各エントリにおいてFLOWフィールド710の宛先アドレス・サブフィールド714と照合される。ステップ901において、受信データ・パケットに対するエントリが見付かったかどうか判定するためのテストが行われる。もし、エントリが見付からなければ、ステップ910において、データ・パケットをどう処理するかに関連して、DEFAULT_ACTIONが取られる。デフォルト動作は、例えば、パケットを転送することなく、単に廃棄するようにしてもよい。受信データ・パケットの処理は、ここで終了する。
【0063】
ステップ901のテストに戻って、FLOWフィールド710の送信元と宛先の両方のアドレス・サブフィールドが、受信データ・パケットに含まれる送信元と宛先フィールドに一致した場合、一致エントリが見付かる。一致エントリが見付かった場合、処理はステップ904へ進む。ここで、受信パケットがルータ装置102から送信される。送信データ・パケットの出力QoSは、一致エントリのACTIONフィールド720に含まれるパラメータにより決定される。処理は、ステップ903におけるテストへ進む。ここで、一致エントリのMASKフィールド730が調べられる。もし、MASKフィールド730がオールゼロの場合、送信済みとなっている上記受信パケットの処理を終了する。
【0064】
一方、MASKフィールド730がオールゼロではなかった場合、処理はステップ905における更に別のテストへ進む。本発明のこの実施例によれば、MASKがデータ・パケットの所定部分と比較される。上記所定部分がMASKと一致しなければ、送信済みとなっている上記受信データ・パケットの処理を終了する。
【0065】
データ・パケットの上記所定部分が一致した場合、処理はステップ906へ進む。ここで、一致エントリのNEW_ACTIONフィールド740に含まれる情報が、そのエントリのACTIONフィールド720に複写される。ステップ908において、一致エントリのMASKフィールド730がオールゼロにセットされる。データ・パケットの上記所定部分との一致検出を契機に、NEW_ACTIONフィールドからACTIONフィールドへコンテンツが複写され、送信済みとなっている上記受信データ・パケットの処理を終了する。
【0066】
図9において概説した方法の利点は、或る出力キューについてルータが新しいQoS設定を有効にするのに多少時間を要するような場合において明白となる。図8の処理で概説したケースのように、もし、データ・パケットの送信前にQoSが再設定された場合、複写の契機となるデータ・パケットは、新しいQoS設定の付与に要する時間だけ遅延される。しかしながら、上記遅延は、図9に示したように、受信データ・パケットを直ちに送信し、それから新しいQoS設定を有効にすることによって、回避することができる。
【0067】
次に、図10を参照すると、本発明の第2実施例によるフロー制御テーブルを設定するのに用いるAPIが、代表的なC言語コードの一部を用いて図示してある。関数コールSet_QoS()は、FLOWデータ構造、ACTIONデータ構造、MASK引数の3つの引数を取る。FLOWデータ構造は、トリガ情報を含むデータ・パケットの送信元と宛先のアドレスを指定する。ACTIONデータ構造は、特にFLOWデータ構造に含まれる宛先アドレスに付随して、ルータ内での出力キューのQoS設定用のパラメータを含む。MASKは、8ビットのビット・パターンである。
【0068】
図1、2を参照すると、ビデオ・サーバは、QoSの変更が適切であると判断した時、ビデオ・サーバはルータ装置102の制御部210にあるサービス・ソフトウェア212と通信する。ビデオ・サーバは、APIを用いてフロー制御テーブルへ新しいQoS情報を送信する。サービス・ソフトウェア212は、この情報をAPI関数コールSet_Qos()に使用する。更に詳しくは、上記情報は、target_flow引数、new_action引数、mask引数を指定する。Set_Qos()は、mask引数に含まれる情報と一致するフロー・テーブル内の一致エントリを検索する。一致エントリのNEW_ACTIONフィールド740は、new_action引数からの情報で埋められ、mask引数の値が、一致エントリの対応するMASKフィールド730に複写される。
【0069】
サービス・ソフトウェア212を用いて新しいQoS情報を通信する別の方法として、同じ情報を含む特別なデータ・パケットを定義することができる。この場合、転送コントローラ226は、上記特別なパケットを検出する。転送コントローラに含まれる論理回路やソフトウェアなどが、パケットから上記情報を抽出し、これをフロー制御テーブル227内の適当なフィールドへ直接配送する。
【0070】
図11は、図7のフロー制御テーブルをセットするのに使用されるAPIの変形例を示す。このAPIの変形例は極めて一般的なものであり、マスク値を指定することに加え、到着データ・パケットの上記所定部分の位置をデータ・パケット内の任意の場所に定義することを可能にしている。上記所定部分は、パケット・ヘッダ内、またはペイロード自体の中で、指定された位置に指定された長さとすることができる。
【0071】
関数コールSet_Qos()は、FLOWデータ構造、ACTIONデータ構造、MASKデータ構造の3つの引数を取る。FLOWデータ構造とACTIONデータ構造は、前述したように定義される。MASKデータ構造は、ヘッダ及びペイロードの仕様に対応することができる。もし、上記所定部分をヘッダ内に配置すべき場合には、関連するデータ構造はHEADER_FIELDである。このデータ構造は、mask値を比較する箇所がデータ・パケットのヘッダ内のどのフィールドかを指定する。上記所定部分をペイロード内に配置すべき場合には、関連するデータ構造はPAYLOAD_FIELDである。このデータ構造は、ペイロードの始端を基点として、上記所定部分の開始位置を示すoffset_positionを指定する。field_lengthは、マスク値と比較すべきフィールドの長さを指定する。HEADER_FIELDまたはPAYLOAD_FIELDが指定されたか否かに関わらず、フロー制御テーブル内に格納すべきマスク値を指定するfield_valueが存在する。
【0072】
図12は、図7のフロー制御テーブルを設定するためのAPIの更に別の変形例を示す。ここでは、Set_Qos()の複数回の呼出または実行が可能である。実行のマスク値は、Commit_Change()への1回の関数コールによって設定できる。Set_Qos()コールによって影響される各エントリが、上記マスク値を受け取る。
【0073】
図13は、フロー制御テーブル227がQoSパラメータの複数エントリのベクトルを含んだ本発明の第3の実施例を示す。FLOWフィールド1310とACTIONフィールド1320に加え、NEW_ACTION_LISTフィールド1350が備わっている。NEW_ACTION_LISTフィールド1350は、QoS設定1370の配列へのポインタである。上記配列内の各エントリは、MASKフィールド1330と、QoSパラメータを含むNEW_ACTIONフィールド1340とからなる。このように、フロー制御テーブル227内の或るエントリに対し、対応する出力キューに多数のQoS設定が存在し得る。選択される特定のQoSレベルは、どのMASKフィールド1330が受信データ・パケットの所定位置に含まれるビットパターンに一致するかによって決まる。
【0074】
フロー制御テーブルのこの変形例を設定するためのAPIは、図10ないし図12に示したAPIの実施例に適当な変更を加えることによって、簡単に得られる。MASKとACTIONのデータ構造は、単一要素の構造に代えて、リストとなるよう変更できる。
【0075】
図13のフロー制御テーブルの変形例において、NEW_ACTION_LISTは、継続モード(persistent mode)をもつことができる。前述の実施例において、MASKフィールドは、QoS設定の変更時にクリアされる。例えば、図8のステップ808は、MASKフィールドをクリアするステップである。継続モードの動作では、それが明示的に消去されない限り、MASKフィールドは影響されることはない。これは、適当なAPIを準備することによって実現可能である。
【0076】
図13のフロー制御テーブルに継続モードの特徴を備えることは、帯域要求パターンが既知となっているトラフィック・フロー状況で有用と思われる。例えば、ビデオ・ストリームの場合、ビデオ内の異なる場面で帯域要求が変化する。従って、ビデオコンテンツの関数としてネットワークの帯域要求を変化させることが可能である。更に、この情報は、ビデオ・ストリーム全体について決定することができる。図14は、例えば、帯域要求が時間とともに変化する典型的なシーケンスを示す。
【0077】
ビデオ・サーバ100は、適当なAPIにより、配列1370内のQoS設定リストからなるQoSパラメータをもった図13のフロー制御テーブルをプログラミングすることができる。これに代えて、特別なデータ・パケットでQoSパラメータのリストを提供するために、適当なプロトコルを定義してもよい。
【0078】
ビデオ送信中に、ビデオ・サーバが、適当なビデオ・データ・パケット内にマスク値を設定し、ビデオ送信の別々の場面で要求される帯域に応じてルータ装置102内のQoSを選択する。例えば、各場面の最初のパケットに、その場面で必要とされるQoSを選択するためのマスク値を持たせる。このパケットを受信すると、ルータはそれに合わせて出力QoSを設定する。ビデオの場面が変化した時、次の場面の最初のパケットが、ルータ内で適当なQoSを選択する別のマスク値をもつ。このようにしてフロー制御テーブルを動的に調整することにより、ルータ資源を効率的に利用できる。ビデオの帯域要求が減ると資源を解放し、その逆の動作も行なうことにより、資源消費が最小限になる。
【0079】
図6に示したAPIも、同様の態様で使用することができる。場面の変化が発生しそうになると、その都度ビデオ・サーバがCHANGE_IMMEDIATEフラグを用いてAPIを呼び出すことができる。
【0080】
上述した議論はルータ装置以外のネットワーク機器を含むように容易に拡張できることが分かる。一般に、サービス・プロバイダは自分自身のルータを保有していない。ルータやスイッチは、ネットワーク・プロバイダにより保守されている。更に、サーバからクライアントへの通信路は、多数のネットワーク・ドメインを通過することがある。本発明は、サーバとクライアントの間の通信路に沿ったスイッチング装置、更に一般的にはネットワーク機器へ、当業者が容易に適用することができる。例えば、本発明に従って、サーバからクライアントへの通信路に沿った2以上のネットワーク機器のQoS設定を調整することができる。装置のアドレス情報は、着目ネットワーク機器(群)を識別するために簡単に組み込むことができるため、後続のQoSパラメータをこれらの機器へ通信できる。多数のネットワーク機器が同じQoSパラメータを共有できるような場合は、マルチキャスト送信を使用することができる。
【0081】
上記のように、本明細書で開示したビデオ・サーバは、本発明の新規な特徴及び態様を提示する単なる一例に過ぎない。本発明は、一般のデータ・サーバに適用可能であり、ビデオ・サーバに限定されるものと解釈してはならない。
本発明により、データ・サービス・プロバイダは、データ通信資源のきめ細かな制御に基づく新規なサービスを立案することができる。
【0082】
例えば、図1に図示したMQLVSシステムにおいて、MPEGのデータユニットの最初のパケットにのみ基づいてサービス変更を制限する代わりに、サービス・プロバイダは、ビデオ場面の変化時やトラフィック条件の変動時などに、ビデオコンテンツに基づいて時間刻みでサービス変更を制御することができる。サービスには、プロバイダの課金施策と請求施策の一方又は両方を含めることができ、クライアント端末の顧客は希望するサービス品質に基づいてプロバイダに料金を支払うことになる。
【0083】
【発明の効果】
本発明は、ネットワーク資源の効率的利用を高めるために使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って動作するネットワーク上の代表的なデータ・サーバ・アプリケーションの簡略化されたシステム図である。
【図2】本発明に従って構成されたルータの簡略化されたブロック図である。
【図3】本発明の一実施例によるフロー制御テーブルを示す。
【図4】本発明の一実施例による転送コントローラにおいて行なわれる幾つかの処理の概略を示す。
【図5】上記転送コントローラの処理の変形例の概略を示す。
【図6】本発明によるフロー制御テーブルを設定するための特徴を強調するAPIの1実施例を示す。
【図7】本発明の別の実施例によるフロー制御テーブルを示す。
【図8】本発明の別の実施例による転送コントローラにおいて行なわれる幾つかの処理の概略を示す。
【図9】転送コントローラの処理における変形例の概略を示す。
【図10】図7のフロー制御テーブルを設定するための特徴を強調したAPIの1実施例である。
【図11】図7のフロー制御テーブルを設定するための特徴を強調したAPIの変形例である。
【図12】図7のフロー制御テーブルを設定するための特徴を強調したAPIの更に別の変形例である。
【図13】フロー制御テーブルの更に別の実施例を示す。
【図14】ビデオ・ストリームにおける典型的な帯域パターンを示す。
【図15】従来技術の代表的なメンテナンス・シーケンスを示す。
【符号の説明】
100:サーバ、102:ルータ、104:クライアント端末、
210:制御部、212:サービスソフトウエア、214:アプリケーション・プログラム・インタフェース(API)、216:コントローラ・ソフトウエア、
222:ネットワークインタフェース、224:バス/スイッチ、
226:転送コントローラ、227:フロー制御テーブル、
228:ルータコントローラ。

Claims (17)

  1. 複数のネットワーク機器とデータ通信するデータ・サーバを有するデータ供給システムにおける標的ネットワーク機器の現在のネットワーク機器属性の変更方法であって、
    上記データ・サーバから上記標的ネットワーク機器に、少なくとも一つの新たなネットワーク機器属性を含む第1の情報を送信するステップと、
    上記新たなネットワーク機器属性を上記標的ネットワーク機器内に保存するステップと、
    上記データ・サーバが、データ・パケットに第2の情報の組み込み、該第2の情報を上記標的ネットワーク機器に送信するステップと、
    上記標的ネットワーク機器が、上記第2の情報の受信に応答して上記標的ネットワーク機器の現在のネットワーク機器属性を上記新たなネットワーク機器属性に従って変更するステップとからなり、
    上記標的ネットワーク機器が、上記データ・サーバから新たに受信する特定フローのデータ・パケットを上記新たなネットワーク機器属性に従って転送制御するようにしたことを特徴とするネットワーク機器属性の変更方法。
  2. 前記第1の情報が前記標的ネットワーク機器のアドレスを含むことを特徴とする請求項1に記載のネットワーク機器属性の変更方法。
  3. 前記データ・サーバが、前記第2の情報の送信ステップで、前記第2の情報をクライアント宛のデータ・パケット、またはクライアント以外に宛てたデータ・パケット組み込んで送信することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のネットワーク機器属性の変更方法。
  4. 前記データ・サーバが、前記第1の情報の送信ステップで、前記第1の情報をクライアント宛のデータ・パケット、またはクライアント以外に宛てたデータ・パケット組み込んで送信することを特徴とする請求項1〜請求項3何れかに記載のネットワーク機器属性の変更方法。
  5. 前記標的ネットワーク機器が、前記第2の情報を含むデータ・パケットを宛先装置または別のネットワーク機器に転送するステップを含み、
    前記現在のネットワーク機器属性から前記新たなネットワーク機器属性への変更ステップが上記転送ステップの前または後で実行されることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載のネットワーク機器属性の変更方法。
  6. 前記ネットワーク機器属性がQoS設定であり、前記第1の情報が少なくとも1つのQoSパラメータを含むことを特徴とする請求項1〜請求項5の何れかに記載のネットワーク機器属性の変更方法。
  7. 前記標的ネットワーク機器、各エントリ少なくとも1つのQoSパラメータを含む複数エントリのリストを蓄積し、前記第2の情報が上記リストの索引情報を含み、前記ネットワーク機器属性の変更ステップが、上記索引情報に基づいて上記リストから検索された特定のエントリにおいて実行されることを特徴とする請求項6に記載のネットワーク機器属性の変更方法。
  8. 1つ以上のネットワーク機器を有するネットワークを通してクライアントにデータを配送するように構成されたデータ・サーバによるサービス品質(QoS)の設定方法であって、
    上記データ・サーバが、少なくとも1つの標的ネットワーク機器に、1以上のQoSパラメータを含むQoS設定を表わす第1の情報を送信するステップと、
    上記データ・サーバが、第2の情報を含むデータ・パケットを上記標的ネットワーク機器に送信するステップと、
    上記第2の情報の受信に応答して、上記標的ネットワーク機器が、現在のQoS設定を上記第1の情報に従った新たなQoS設定に変更するステップとからなり、
    上記標的ネットワーク機器が、上記データ・サーバから新たに受信する特定フローのデータ・パケットを上記新たなQoS設定に従って転送制御するようにしたことを特徴とするサービス品質の設定方法。
  9. 前記第1の情報が、各エントリにQoS設定を表わす1以上のQoSパラメータを含む複数エントリのリストとして、前記標的ネットワーク機器に送信されることを特徴とする請求項8に記載のサービス品質の設定方法。
  10. 前記第2の情報が、前記リストに含まれる複数エントリのうちの1つを識別する索引情報を含み、前記第2の情報を受信した前記標的ネットワーク機器が、上記索引情報で特定されたエントリが示すQoSパラメータに従って、前記QoS設定を変更することを特徴とする請求項8または請求項9に記載のサービス品質の設定方法。
  11. ネットワークへデータ・パケットを送信するように構成されたデータ・サーバと、上記ネットワークから受信したデータ・パケットを上記ネットワークに転送するように構成された少なくとも一つのネットワーク機器とからなるデータ供給システムであって、
    上記データ・サーバが、上記ネットワーク機器に、該ネットワーク機器のサービス品質(QoS)設定を表わす少なくとも一つのQoSパラメータを含む第1の情報を送信するように構成され、
    上記ネットワーク機器が、上記第1の情報を保存するためのメモリを有し、
    上記データ・サーバが、上記ネットワーク機器に第2の情報を含むデータ・パケットを送信するよう構成され、
    上記ネットワーク機器が、上記第2の情報の受信に応答して、現在のQoS設定を上記第1の情報が示す新たなQoS設定に変更するよう構成され、
    上記ネットワーク機器が、上記データ・サーバから新たに受信する特定データフローのデータ・パケットを上記新たなQoS設定に従って転送制御するようにしたことを特徴とするデータ供給システム。
  12. ネットワークに接続され、該ネットワークとの間でデータ・パケットを送受信するネットワーク・インタフェース回路と、
    上記ネットワーク・インタフェース回路に動作的に結合された制御部と、
    現在のサービス品質(QoS)設定を含むサービス制御情報を記憶するメモリとからなり、
    上記制御部が、
    外部から第1の情報として提供される1以上のQoSパラメータを受信して、上記メモリに保存するための第1のプログラムと、
    上記ネットワーク・インタフェース回路で受信したデータ・パケットの中から、第2の情報を含む受信データ・パケットを検出したとき、上記第1の情報として提供されたQoSパラメータに従って、上記メモリに記憶された特定のサービス制御情報における現在のQoS設定を新たなQoS設定に変更するための第2のプログラムとを備え、
    上記制御部が、上記ネットワーク・インタフェース回路が上記ネットワークから受信したデータ・パケットを上記メモリが示すサービス制御情報に従ってQoS制御するようにしたことを特徴とするネットワーク機器。
  13. 前記第2のプログラムが、前記第1の情報を含むデータ・パケットの転送前、または転送後に、前記メモリに記憶された現在のQoS設定を前記新たなQoS設定に変更するように構成されていることを特徴とする請求項12に記載のネットワーク機器。
  14. 前記第1の情報として提供される1以上のQoSパラメータが、少なくとも1つのデータ・パケットに組み込んで、前記ネットワーク機器に送信され、
    前記第1のプログラムが、前記ネットワーク・インタフェース回路で受信したデータパケットの中から、上記QoSパラメータを抽出することを特徴とする請求項12または請求項13に記載のネットワーク機器。
  15. 前記データサーバが、ビデオサーバであり、前記第2の情報をMPEGのIフレームを含むデータ・パケットに組み込んで、前記標的ネットワーク機器に送信することを特徴とする請求項1に記載のネットワーク機器属性の変更方法。
  16. 前記データサーバが、ビデオサーバであり、前記第2の情報をMPEGのIフレームを含むデータ・パケットに組み込んで、前記標的ネットワーク機器に送信することを特徴とする請求項8に記載のサービス品質の設定方法。
  17. 前記データ・サーバが、ビデオサーバであり、前記第2の情報をMPEGのIフレームを含むデータ・パケットに組み込んで、前記ネットワーク機器に送信することを特徴とする請求項11に記載のデータ供給システム。
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