JP2003143222A - ネットワーク制御システム - Google Patents

ネットワーク制御システム

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JP2003143222A
JP2003143222A JP2001340720A JP2001340720A JP2003143222A JP 2003143222 A JP2003143222 A JP 2003143222A JP 2001340720 A JP2001340720 A JP 2001340720A JP 2001340720 A JP2001340720 A JP 2001340720A JP 2003143222 A JP2003143222 A JP 2003143222A
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Yasunari Suzuki
保成 鈴木
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストリーム・データの伝送に影響を与えるこ
となく伝送帯域幅を有効活用して、ストリーム・データ
の通信コストを低減すること。 【解決手段】 ストリーム・データを伝送する際に、空
き領域となっている伝送帯域を、リアルタイム性を必要
としない優先度の低いトラヒックの伝送処理に利用す
る。これにより、ストリーム・データの伝送に影響を与
えることなく伝送帯域を有効に活用し、ストリーム・デ
ータの通信コストを低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、VoD(Video on
Demand)のように、サーバに蓄積されたデジタル・コ
ンテンツを、ネットワークを介してリアルタイム配信す
るシステムにおいて、伝送帯域を有効利用するためのネ
ットワーク制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ネットワーク上で、VoDなどの
音声や動画のリアルタイム配信等、特定の通信のための
帯域を予約し、一定の通信速度を保証するためのネット
ワーク制御技術として、例えばQoS(Quality of Ser
vice)があり、ATM(Asynchronous Transfer Mode)
などに実装されている。そして、様々な通信インフラが
混在するインターネット上でQoSを実現するために、
RSVP(Resource reSerVation Protocol)やDif
f−Serv(Differentiated Services)などが知ら
れている。
【0003】このようなネットワーク制御技術では、ク
ライアントからサーバへのアクセス量の最大値に基づい
てストリーム・データの伝送帯域幅を確保することによ
りストリーム・データの再生までの待ち時間を最小にし
たり、サーバからクライアントへのデータ転送量が伝送
帯域幅を超える場合にはその超過分を空き帯域に回すこ
とにより再生開始後のネットワーク品質を保証したりし
て、伝送帯域を有効に利用することを可能にしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のネッ
トワーク制御技術において、クライアントからサーバへ
のアクセス量の最大値に基づいてストリーム・データの
伝送帯域幅を決定するようにすると、ネットワークの混
雑時でもストリーム・データの再生までの待ち時間が最
小になる等の利点があるものの、ストリーム・データの
伝送処理全体としてみれば伝送帯域の利用効率は悪く、
ストリーム・データ再生のための通信コストが高くなっ
てしまう。
【0005】また、従来のネットワーク制御技術におい
て、サーバからクライアントへのデータ伝送量が伝送帯
域幅を超えた場合、その超過分を空き帯域に回すように
すると、データ伝送量が伝送帯域幅を超える時間帯のみ
ならず、伝送が完了するまでのその後の時間帯にも影響
を与えるようになり、ストリーム・データの再生待ち時
間が増加する要因となってしまう。
【0006】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、ストリーム・データの伝送に影響を与え
ることなく伝送帯域幅を有効活用して、ストリーム・デ
ータの通信コストを低減することができるネットワーク
制御システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本ネットワーク制御システムは、(a)隣接する同
士が相互に接続する複数のノードと、(b)ノードのい
ずれか1つに接続され、ストリーム・データを保持する
少なくとも1つ以上のコンテンツ・サーバと、(c)ノ
ードのいずれか1つに接続され、ファイルを保持する少
なくとも1つ以上のファイル・サーバと、(d)ノード
のいずれか1つに接続され、ストリーム・データをコン
テンツ・サーバに要求する少なくとも1つ以上のクライ
アントと、(e)ノード毎にそれぞれ接続され、コンテ
ンツ・サーバからクライアントに転送されるストリーム
・データをキャッシュしながら中継する複数のプロキシ
・キャッシュ・サーバと、(f)ノード毎にそれぞれ接
続され、ファイル・サーバあるいはコンテンツ・サーバ
あるいは別のファイル・サーバに転送されるファイルを
キャッシュしながら中継する複数のファイル転送サーバ
と、(g)ノード毎にそれぞれ接続され、ストリーム・
データあるいはファイルの要求元からのリクエストの度
に起動され、当該リクエストを要求先に中継し、要求先
からの応答がストリーム・データあるいはファイルの転
送を伴う場合には当該応答データを待ち行列の最後尾に
格納するプロセスと、予め所定の数のプロセスが起動さ
れ、要求先からのストリーム・データあるいはファイル
を要求元に所定の速度で伝送する定レート送出プロセス
と、待ち行列の先頭から応答データを1つずつ取り出
し、空き状態の定レート送出プロセスに渡すプロセスと
を実行する転送レート制御サーバとを有する。そして、
定レート送出プロセスは、優先順位毎にバッファを有
し、待ち行列の先頭から取り出した応答データを該応答
データの優先順位に従ってバッファに割り振って格納
し、優先順位の高いバッファから優先的に応答データを
取り出して伝送することを特徴とする。
【0008】この第1の特徴によれば、ノード間の伝送
帯域の空き帯域を、リアルタイム性が必要とされない優
先度の低いトラヒックの伝送処理に利用するので、優先
度の高いストリーム・データの伝送に影響を与えること
なく伝送帯域を有効活用することができ、ストリーム・
データの通信コストを低減することができる。
【0009】また、定レート送出プロセスは、応答デー
タの伝送中に当該応答データより優先順位の高い応答デ
ータの伝送が開始された場合には、優先順位の低い応答
データの伝送を中断し、優先順位の高い応答データの伝
送終了後に優先順位の低い応答データの伝送を再開す
る。これにより、ストリーム・データ伝送への影響をよ
り確実に抑えることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施に形態につい
て、図1〜図25を参照しながら詳細に説明する。
【0011】[ネットワーク制御システムの構成]図1
は、本実施形態におけるネットワークの構成例を模式化
した図であり、各ノードA〜D毎に、コンテンツ・サー
バA1,B1,C1,D1、ファイル・サーバA2,B
2,C2,D2、及びクライアントA1,A2,B1,
B2,C1,C2,D1,D2が接続されている。尚、
図示した例では、ノードA〜D毎にコンテンツ・サーバ
とファイル・サーバが1台とクライアントが2台接続さ
れている例を示しているが、これに本発明はこれに限定
されず、コンテンツ・サーバ、ファイル・サーバ及びク
ライアントを各ノードに0台ないし複数台接続してネッ
トワークを構成するようにしても良い。
【0012】各ノード間A−B,B−C,C−Dは、W
AN(Wide Area Network)によって接続される。この
WANは、高速デジタル専用線やATM(Asynchronous
Transfer Mode)専用線、WDM(Wavelength Divisio
n Multiplexing)など、一定の帯域が保証できる電気通
信回線であればどのような形態であっても良く、例え
ば、RSVP(Resource reSerVation Protocol)やD
iff−Serv(Differentiated Services)などの
ようにIPネットワーク上で帯域保証されるものや、I
EEE−802.1pのようにレイヤ2(Layer 2)で
あるイーサネット(登録商標)(Ethernet(登
録商標))上で保証されるもの、MPLS(Multi Prot
ocol Label Switching)等の帯域保証されたVPN(Vi
rtual Private Network)でもあっても構わない。
【0013】[ノードの構成]上記ノードA〜Dはそれ
ぞれ、図2に例示するように、隣接するノードと相互に
接続するためのルータ2、ノード内のLAN(Local Ar
ea Network)3、及びLAN3に接続されるプロキシ・
キャッシュ・サーバ10、転送レート制御サーバ20、
及びファイル転送サーバ30を備え、LAN3にはファ
イル・サーバ4、コンテンツ・サーバ5、クライアント
6が接続される。
【0014】[プロキシ・キャッシュ・サーバの構成]
図3は、図2に示したプロキシ・キャッシュ・サーバ1
0の構成例を示す図である。図示したように、プロキシ
・キャッシュ・サーバ10は、CPU(Central Proces
sing Unit)11、RAM(Random Access Memory)1
2、HDD(Hard Disk Drive)13、ネットワークI
/F14などから構成される。RAM12は、CPU1
1にて実行されるプログラム及び作業エリア用の領域と
して用いられ、また、プロキシ・キャッシュ・サーバ1
0に対するリクエストを管理するセッション・テーブル
15が格納される。HDD13には、アプリケーション
・プログラム16の保存領域と、キャッシュ領域17が
確保される。
【0015】図4は、セッション・テーブル15のレイ
アウト例を示している。このセッション・テーブル15
には、ストリームデータのURL(Uniform Resource L
ocators)、リクエストを受付けた下流の接続識別子、
下流のリクエスト・タイプ、下流のプロキシ・フラグ、
上流への接続識別子、問い合わせ書き換えフラグ、転送
フラグとから構成される。
【0016】図5は、プロキシ・キャッシュ・サーバ1
0の処理動作を制御するアプリケーション・プログラム
16の機能構成例を示している。アプリケーション・プ
ログラム16は、(1)リクエスト処理機能、(2)コンテン
ツ転送機能、(3)コンテンツ削除機能とからなる。(1)リ
クエスト処理機能は、(1-1)リクエスト受付け機能、(1-
2)コンテンツ・サーバに対する処理機能、(1-3)リクエ
スト応答機能とからなる。また、(2)コンテンツ転送機
能は、(2-1)プロキシ・サーバ間の転送機能、(2-2)クラ
イアントへの転送機能とからなる。
【0017】このアプリケーション・プログラム16の
各機能は、マルチOS(Multi Operating System)配下
で、CPU11によりそれぞれ並行して実行される。
【0018】図6は、プロキシ・キャッシュ・サーバ1
0に対するストリーミング・データの流れを模式化した
図である。プロキシ・キャッシュ・サーバ10は、下流
から「取得指示」または「問い合わせ」を受付け、それ
を上流へ受け渡す。あるいは、自ノード内のクライアン
ト6からコンテンツをリクエストされた場合には、上流
に「取得指示」または「問い合わせ」を行う。また、自
ノード内に目的のファイル・サーバ4やコンテンツ・サ
ーバ5がある場合には、ファイルやコンテンツを取得す
る。更に、プロキシ・キャッシュ・サーバ10は、上流
から送られてくる「取得指示応答」、「問い合わせ肯定
応答」または「アクセス否定応答」を受け、また、下流
に「取得指示応答」、「問い合わせ肯定応答」または
「アクセス否定応答」を送る。尚、図7は「取得指示」
のデータ構造、図8は「問い合わせ」のデータ構造、図
9は「取得指示応答」のデータ構造、図10は「問い合
わせ肯定応答」のデータ構造、図11は「アクセス否定
応答」のデータ構造を例示している。
【0019】[転送レート制御サーバの構成]図12
は、転送レート制御サーバ20の機能構成を例示したブ
ロック図である。図示したように、転送レート制御サー
バ20は、ファイル転送ヘッダー中継/解析プロセス2
1、リクエストヘッダー中継/解析プロセス22、キャ
ッシュ用スケジューラプロセス23、ファイル転送用ス
ケジューラプロセス24、定レート送出プロセス25a
〜25cの3種類のプロセスを有し、隣接するノード間
の帯域に応じた転送セッション数だけデータを伝送し、
残りを待ち行列26,27に入れることにより、伝送速
度の低下を防止する。
【0020】ファイル転送ヘッダー中継/解析プロセス
21は、上流側からリクエストされる度に起動され、当
該要求を下流側に中継し、下流側からの応答がファイル
の転送を伴う場合にはファイル用転送リクエスト待ち行
列26の最後尾に、上流及び下流の接続情報等を格納す
る。
【0021】リクエストヘッダー中継/解析プロセス2
2は、下流側からリクエストされる度に起動され、当該
要求を上流側に中継し、上流側からの応答がコンテンツ
の転送を伴う場合にはキャッシュ用転送リクエスト待ち
行列27の最後尾に、上流及び下流の接続情報等を格納
する。
【0022】キャッシュ用スケジューラプロセス23
は、キャッシュ用転送リクエスト待ち行列27の先頭か
ら接続情報等を1つずつ取り出し、空き状態の定レート
送出プロセス25に渡す。
【0023】ファイル転送用スケジューラプロセス24
は、ファイル用転送リクエスト待ち行列26の先頭から
接続情報等を1つずつ取り出し、空き状態の定レート送
出プロセス25に渡す。
【0024】定レート送出プロセス25は、予め所定の
数のプロセスが起動され、上流からのデータを下流側
に、あるいは下流からのデータを上流側に基本転送速度
で伝送する。尚、図12に示した例では、3つの定レー
ト送出プロセス25a〜25cを備えた例を示したが、
これに限定されるものではない。基本転送速度(コンテ
ンツをリアルタイム伝送するために必要な伝送速度と同
じ速度、もしくはより速い速度)と定レート送出プロセ
ス25の数との積により求まる帯域幅の合計が、隣接す
るノード間の帯域幅以下となるように、所定の数を設定
する。または、ネットワーク全体の中で、最も狭いネッ
トワークの帯域幅以下となるように、所定の数を設定し
ても良い。あるいは、基本転送速度を各ノード間で同一
の値とし、基本転送速度と定レート送出プロセス25数
との積により求まる帯域幅の合計が、各ノード間の帯域
幅以下となるように、各ノード間の定レート送出プロセ
ス25の数を設定しても良い。
【0025】尚、図12に示した例では、ファイル転送
ヘッダー中継/解析プロセス21は上流側のファイル転
送サーバからのリクエストを下流側のファイル転送サー
バに中継し、定レート送出プロセス25は下流側のファ
イル転送サーバからのデータを上流側のファイル転送サ
ーバに伝送する例を示しているが、逆方向の流れもあり
得る。つまり、ファイル転送ヘッダー中継/解析プロセ
ス21は下流側のファイル転送サーバからのリクエスト
を上流側のファイル転送サーバに中継し、定レート送出
プロセス25は上流側のファイル転送サーバからのデー
タを下流側のファイル転送サーバに伝送するケースもあ
り得る。
【0026】各定レート送出プロセス25a〜25c
は、図13に示すように、優先順位毎に複数のデータ入
力用バッファ28を有し、バッファ28内のデータを下
流側あるいは上流側に一定の基本伝送速度で伝送する。
図示した例では、リアルタイム性を必要とするストリー
ム・データを格納するためのバッファ28を高優先順位
とし、リアルタイム性を必要としないファイルを格納す
るためのバッファ28を低優先順位とし、ファイル用転
送リクエスト待ち行列26及びキャッシュ用転送リクエ
スト待ち行列27の先頭から取り出した応答データを該
応答データの優先順位に従ってバッファ28に割り振っ
て格納する。
【0027】そして、伝送する際には、定レート送出プ
ロセス25内の優先順位スケジューラ29が、各優先順
位毎のバッファ28が空き状態かどうかを調べ、データ
が格納されているバッファ28のうち最も優先順位の高
いバッファ28から優先的にデータを取り出してルータ
2に出力する。
【0028】これにより、転送レート制御サーバ20
は、例えば図14(b)に示すように、従来までのスト
リーム・データ伝送の空き時間(図14(a)を参照)
に優先度の低いファイル伝送を行うことができ、ストリ
ーム伝送に影響を与えることなく伝送帯域を有効に利用
することができる。
【0029】従来、リアルタイム性を必要としないトラ
ヒックをノード間で伝送する場合、ノード内のファイル
転送サーバから転送レートサーバを経由せずに直接ルー
タ経由で隣接ノードに伝送することがあるが、ファイル
転送サーバはWAN帯域の空き帯域が分からないため
に、例えばTCP/IP(Transmission Control Proto
col/Internet Protocol)のように、輻輳状態を検出し
て伝送速度を調節したり、頻発するパケット・ロスを検
出したりして、ベストエフォートでトラヒックを伝送す
る必要があった。
【0030】ところが、従来のようにしてリアルタイム
性を必要としないトラヒックを伝送すると、帯域の急激
な変化に対応することができずに、パケット・ロスや輻
輳状態、余剰状態を引き起こすことがある。また、リア
ルタイム性を必要とする優先度の高いトラヒックでWA
Nが占有されている状態が続くと、タイムアウトにより
伝送途中で接続が切断されてしまう。
【0031】これに対して、本実施形態に示すように、
本発明では転送レート制御サーバ20の定レート送出プ
ロセス25がリアルタイム性を必要としないトラヒック
を空き帯域に混載して伝送するため、上記のような従来
の問題の発生を防止することができる。尚、リアルタイ
ム性を必要としないトラヒックとしては、例えば、スト
リームのアップロード処理、分散配置されているミラー
・サーバにデータを配布する処理、翌朝10時までとい
った時間的に厳しくない大量のデータ転送処理等があ
る。
【0032】[ファイル転送サーバの構成]ファイル転
送サーバ30は、図15に示すように、ファイル受信プ
ロセス31、スケジューラプロセス32、ファイル送信
プロセス33a〜33cを有している。 ファイル受信
プロセス31は、上流のファイル転送サーバから伝送さ
れたファイルを受信し、受信したファイルをファイル・
スプール34に格納すると共に、ファイル転送リクエス
ト待ち行列35の最後尾に転送リクエストを格納する。
【0033】スケジューラプロセス32は、ファイル転
送リクエスト待ち行列35の先頭から転送リクエストを
1つずつ取り出し、空き状態のファイル送信プロセス3
3に渡す。
【0034】各ファイル送信プロセス33a〜33c
は、所定の数起動され、上流のファイル転送サーバから
転送されたデータを下流側に基本転送速度で伝送する。
【0035】尚、図13に示した例では、ファイル受信
プロセス31は上流側のファイル転送サーバからファイ
ルを受信し、受信したファイルをスケジューラプロセス
32が下流側に伝送する例を示しているが、ファイル受
信プロセス31は下流側のファイル転送サーバからファ
イルを受信し、受信したファイルをスケジューラプロセ
ス32が上流側に伝送する場合もあり得る。
【0036】[ネットワーク制御システムの動作]次
に、図16〜図25を参照して、サーバ側からクライア
ント側にストリーム・データを配信する処理を例に、本
ネットワーク制御システムの動作について、プロキシ・
キャッシュ・サーバ10、転送レート制御サーバ20、
ファイル転送サーバ30毎に詳細に説明する。
【0037】《プロキシ・キャッシュ・サーバの動作》
図16は、プロキシ・キャッシュ・サーバ10の処理動
作例を示すフローチャートであり、ストリーム・データ
(コンテンツ)の配信要求元であるクライアント6が、
接続しているプロキシ・キャッシュ・サーバ10に対し
て「取得指示」リクエストを送信することで、処理が開
始され、以下の処理を実行する。ここで、「取得指示」
リクエストには、図7に示したように、データタイプ、
プロキシ・フラグ、ストリーム・データの所在場所を示
すURLが格納されている。尚、プロキシ・フラグは、
プロキシ・キャッシュ・サーバ10に対する「取得指
示」リクエストの発行元を識別するためのフラグであ
り、発行元がクライアント6である場合には「no」を
設定し、発行元がプロキシ・キャッシュ・サーバ10で
ある場合には「yes」を設定する。
【0038】図16のフローチャートにおいて、まず、
プロキシ・キャッシュ・サーバ10が転送レート制御サ
ーバ20を経由して下流からのリクエストがあるか否か
を所定のサイクルで監視し(Step01)、下流からのリク
エストがあった場合には、リクエストされたコンテンツ
がHDD13内のキャッシュ領域17にキャッシュされ
ているか否かを判定する(Step02)。
【0039】判定の結果、リクエストされたコンテンツ
がキャッシュされていない場合には、プロキシ・キャッ
シュ・サーバ10は、上流に「取得指示」リクエストを
送る(Step03)。そして、プロキシ・キャッシュ・サー
バ10は、「取得指示」リクエストに従って上流から伝
送されてくるコンテンツをHDD13内のキャッシュ領
域17にキャッシュしながら、転送レート制御サーバ2
0を経由して当該コンテンツを下流に転送し、転送終了
後、Step01へ戻る(Step04)。
【0040】一方、リクエストされたコンテンツがキャ
ッシュされている場合には、プロキシ・キャッシュ・サ
ーバ10は、上流に「問い合わせ」リクエストを送る
(Step03)。そして、プロキシ・キャッシュ・サーバ1
0は、「問い合わせ」リクエストに対する上流からの応
答内容を判定する(Step06)。
【0041】上流からの応答内容が「問い合わせ肯定応
答」であった場合には、プロキシ・キャッシュ・サーバ
10は、HDD13内のキャッシュ領域17にキャッシ
ュしているコンテンツを、転送レート制御サーバ20を
経由して当該コンテンツを下流に転送し、転送終了後、
Step01へ戻る(Step07)。
【0042】上流からの応答内容が「取得指示応答」で
あった場合には、プロキシ・キャッシュ・サーバ10
は、上流から伝送されてくるコンテンツをHDD13内
のキャッシュ領域17にキャッシュしながら、転送レー
ト制御サーバ20を経由して当該コンテンツを下流に転
送し、転送終了後、Step01へ戻る(Step04)。
【0043】《転送レート制御サーバの動作》次に、図
17〜図19を参照して、転送レート制御サーバ20の
動作を、リクエストヘッダー中継/解析プロセス22、
ファイル転送ヘッダー中継/解析プロセス21、キャッ
シュ用スケジューラプロセス23、ファイル転送用スケ
ジューラプロセス24、定レート送出プロセス25の各
プロセス毎に、詳細に説明する。
【0044】『リクエストヘッダー中継/解析プロセ
ス』はじめに、図17のフローチャートを参照して、転
送レート制御サーバ20によるリクエストヘッダー中継
/解析プロセス22の処理動作例について説明する。
【0045】リクエストヘッダー中継/解析プロセス2
2は、下流のサーバからのリクエストがあるか否かを所
定のサイクルで監視しており(Step10)、下流からのリ
クエストがあった場合、上流のサーバにリクエストを中
継する(Step11)。
【0046】その後、上流のサーバからの当該リクエス
トに対する応答内容を解析し(Step12)、上流のサーバ
からの応答内容がコンテンツの転送を含んでいた場合
(「取得指示応答」であった場合)には、リクエストヘ
ッダー中継/解析プロセス22は、上流及び下流の接続
情報等をキャッシュ用転送リクエスト待ち行列27の最
後尾に格納し、再度Step10へ戻る(Step14)。
【0047】一方、上流のサーバからの応答内容がコン
テンツの転送を含んでいない場合(「取得指示応答」以
外であった場合)には、リクエストヘッダー中継/解析
プロセス22は接続を終了し、再度Step10へ戻る(Step
15)。
【0048】『ファイル転送ヘッダー中継/解析プロセ
ス』次に、図18のフローチャートを参照して、転送レ
ート制御サーバ20によるファイル転送ヘッダー中継/
解析プロセス21の処理動作例について説明する。
【0049】ファイル転送ヘッダー中継/解析プロセス
21は、上流のサーバからのリクエストがあるか否かを
所定のサイクルで監視しており(Step20)、上流からの
リクエストがあった場合、キャッシュ用転送リクエスト
待ち行列27が満杯であるか否かを判別し、満杯である
場合にはビジー状態である旨を上流のファイル転送サー
バに通知して、再度Step20に戻る(Step21)。
【0050】一方、キャッシュ用転送リクエスト待ち行
列27が満杯でない場合には、ファイル転送ヘッダー中
継/解析プロセス21は、上流のファイル転送サーバか
らのリクエストを下流のサーバに中継する(Step22)。
【0051】その後、下流のサーバからの当該リクエス
トに対する応答内容を解析し(Step23)、下流のサーバ
からの応答内容がコンテンツの転送を含んでいた場合に
は、リクエストヘッダー中継/解析プロセス22は、上
流及び下流の接続情報等をファイル転送用リクエスト待
ち行列26の最後尾に格納し、再度Step20へ戻る(Step
25)。一方、上流のサーバからの応答内容がコンテンツ
の転送を含んでいない場合には、ファイル転送ヘッダー
中継/解析プロセス21は接続を終了し、再度Step20へ
戻る(Step26)。
【0052】尚、転送先のファイル転送サーバのディス
ク空き容量が不十分である場合や、接続することにより
転送先のファイル転送サーバの最大同時接続数を超える
場合などにおいても、ファイル転送ヘッダー中継/解析
プロセス21は接続を終了するものとし、この場合、転
送元のファイル転送サーバが所定の時間をおいて再度転
送を試みる。
【0053】『キャッシュ用転送スケジューラプロセ
ス』次に、図19のフローチャートを参照して、転送レ
ート制御サーバ20によるキャッシュ用スケジューラプ
ロセス23の処理動作例について説明する。
【0054】キャッシュ用スケジューラプロセス23
は、定レート送出プロセス25のキャッシュ用空きフラ
グに基づいて、空き状態の定レート送出プロセス25が
あるか否かを監視している(Step30)。
【0055】そして、空き状態の定レート送出プロセス
25がある場合には、キャッシュ用スケジューラプロセ
ス23は、キャッシュ用転送リクエスト待ち行列27の
先頭から接続情報等を取り出し、空き状態の定レート送
出プロセス25に渡す(Step31)。
【0056】一方、空き状態の定レート送出プロセス2
5がない場合には、キャッシュ用スケジューラプロセス
23は、空き状態の定レート送出プロセス25が生じる
まで待機する。
【0057】『ファイル転送用スケジューラプロセス』
次に、図20のフローチャートを参照して、転送レート
制御サーバ20によるファイル転送用スケジューラプロ
セス24の処理動作例について説明する。
【0058】ファイル転送用スケジューラプロセス24
は、定レート送出プロセス25のファイル転送用空きフ
ラグに基づいて、空き状態の定レート送出プロセス25
があるか否かを監視している(Step40)。
【0059】そして、空き状態の定レート送出プロセス
25がある場合には、ファイル転送用スケジューラプロ
セス24は、ファイル転送用リクエスト待ち行列26の
先頭から接続情報等を取り出し、空き状態の定レート送
出プロセス25に渡す(Step41)。
【0060】一方、空き状態の定レート送出プロセス2
5がない場合には、ファイル転送用スケジューラプロセ
ス24は、空き状態の定レート送出プロセス25が生じ
るまで待機する。
【0061】『定レート送出プロセス』次に、図21の
フローチャートを参照して、転送レート制御サーバ20
による定レート送出プロセス25の処理動作例について
説明する。
【0062】まず、定レート送出プロセス25は、キャ
ッシュ用空きフラグとファイル転送用空きフラグを立
て、キャッシュ用スケジューラプロセス23やファイル
転送用スケジューラプロセス24から接続情報等を渡さ
れるのを待つ(Step50)。
【0063】次に、定レート送出プロセス25は、キャ
ッシュ用空きフラグが立っているか否かを判定し、立っ
ている場合にはStep52の処理へ、立っていない場合には
Step55の処理へと移行する(Step51)。
【0064】キャッシュ用空きフラグが立っている場
合、定レート送出プロセス25は、次に、キャッシュ用
の接続情報があるか否かを判別し(Step52)、キャッシ
ュ用の接続情報がある場合にはキャッシュ用空きフラグ
を降ろして(Step53)、キャッシュ用の接続情報等を取
得する(Step54)。逆に、キャッシュ用の接続情報がな
い場合には、定レート送出プロセス25は、上記Step53
〜Step54の処理をスキップして、Step55の処理へと移行
する。
【0065】Step55の処理において、定レート送出プロ
セス25は、ファイル転送用空きフラグが立っているか
否かを判定し、立っている場合にはStep56の処理へ、立
っていない場合にはStep59の処理へと移行する(Step5
5)。
【0066】ファイル転送用空きフラグが立っている場
合、定レート送出プロセス25は、次に、ファイル転送
用の接続情報があるか否かを判別し(Step56)、ファイ
ル転送用の接続情報がある場合にはファイル転送用空き
フラグを降ろして(Step57)、ファイル転送用の接続情
報等を取得する(Step58)。逆に、ファイル転送用の接
続情報がない場合には、定レート送出プロセス25は、
上記Step57〜Step58の処理をスキップして、Step59の処
理へと移行する。
【0067】Step59の処理において、定レート送出プロ
セス25は、キャッシュ用接続情報があるか否かを判定
し(Step59)、ある場合には所定量のコンテンツを伝送
する(Step60)。そして、定レート送出プロセス25
は、コンテンツの伝送の完了を確認すると(Step61)、
キャッシュ用の接続を終了し、キャッシュ用空きフラグ
を降ろす(Step62)。そして、所定の時間待機した後、
再度Step51へ戻る(Step63)。
【0068】一方、Step59の処理において、キャッシュ
用接続情報がない場合には、定レート送出プロセス25
は、ファイル転送用接続情報があるか否かを判定し(St
ep64)、ファイル転送用接続情報がある場合には、所定
量のファイルを伝送する(Step65)。そして、ファイル
伝送の完了を確認すると(Step66)、ファイル転送用の
接続を終了し、ファイル転送用空きフラグを降ろす(St
ep67)。そして、所定の時間待機した後、再度Step51へ
戻る(Step63)。
【0069】このように、キャッシュ用接続情報がない
場合に、ファイル転送用接続情報を用いてデータ伝送を
行うようにしているため、優先度の高いキャッシュ転送
を優先的に行いつつ、チャネルの伝送速度を一定のレー
トで行うことができる。
【0070】また、定レート送出プロセスは、ファイル
の伝送中により優先順位の高いストリーム・データの伝
送が開始された場合には、ファイルの伝送を中断し、ス
トリーム・データの伝送終了後にファイルの伝送を再開
するようにしている。従って、ストリーム・データ伝送
への影響をより確実に抑えることができる。
【0071】《ファイル転送サーバの動作》次に、図2
2〜図24を参照して、ファイル転送サーバ30の動作
例を、ファイル受信プロセス31、スケジューラプロセ
ス32、ファイル送信プロセス33の各プロセス毎に説
明する。
【0072】『ファイル受信プロセス』図22は、ファ
イル受信プロセス31の処理動作例を示すフローチャー
トである。
【0073】まず、ファイル受信プロセス31は、上流
のファイル転送サーバから「ファイル転送リクエスト」
があるか否かを所定のサイクルで監視している(Step7
0)。そして、「ファイル転送リクエスト」があると、
ファイル受信プロセス31は、起動中のファイル受信プ
ロセス31の数が所定数を超えているか否かを判別し
(Step71)、超えている場合には、「受信否定応答」を
上流のファイル転送サーバに応答し、再度Step70に戻る
(Step72)。
【0074】一方、ファイル受信プロセス31の数が所
定数を超えていない場合、ファイル受信プロセス31
は、ファイル転送リクエストヘッダーを受信し(Step7
3)、受信したヘッダー内のファイルサイズを参照し
て、ファイルスプール34に空き領域があるか否かを判
別する(Step74)。判別の結果、空き領域がない場合に
は、「受信否定応答」を上流のファイル転送サーバに応
答し、再度Step70に戻る(Step72)。逆に、判別の結
果、空き領域がない場合には、ファイル受信プロセス3
1は、新たな子プロセスをフォーク(fork)した後、再
度Step70に戻る(Step75)。
【0075】フォークされたファイル受信プロセス31
は、接続してきたファイル転送サーバに「肯定応答」を
返し(Step76)、ファイル転送サーバから送られてきた
ファイルを受信してファイルスプール34に蓄積する
(Step77)。そして、ファイル受信が完了すると、フォ
ークされたファイル受信プロセス31は、「転送リクエ
スト」をファイル転送用リクエスト待ち行列26の最後
尾に格納し、処理を終了する(Step78)。
【0076】『スケジューラプロセス』図23は、スケ
ジューラプロセス32の処理動作例を示すフローチャー
トである。
【0077】まず、スケジューラプロセス32は、所定
の時間待機した後(Step80)、ファイル送信プロセス3
3の空きフラグを調べ(Step81)、空き状態のファイル
送信プロセス33があるか否かを判別する(Step82)。
判別した結果、空き状態のファイル送信プロセス33が
ある場合、スケジューラプロセス32は、ファイル転送
用待ち行列26の先頭から「転送リクエスト」を取り出
して空き状態のファイル送信プロセス33に渡し、再度
Step80に戻る(Step83)。
【0078】『ファイル送信プロセス』図24は、ファ
イル送信プロセス33の処理動作例を示すフローチャー
トである。
【0079】ファイル送信プロセス33は、起動時に空
きフラグを立て(Step90)、スケジューラプロセス32
から「転送リクエスト」が渡されるまで待機する(Step
91)。
【0080】そして、「転送リクエスト」を受け取る
と、ファイル送信プロセス33は空きフラグを降ろし
(Step92)、下流のファイル転送サーバに接続して「転
送リクエスト」を送り(Step93)、下流のファイル転送
サーバからの応答を待つ(Step94)。
【0081】そして、下流のファイル転送サーバからの
応答を受け取ると、応答内容を解析し、送られてきた応
答が「肯定応答」であるか否かを判別する(Step95)。
判別した結果、送られてきた応答が「肯定応答」でない
場合(「否定応答」である場合)、下流のファイル転送
サーバとの接続を終了し(Step96)、一定時間待機した
後、再度Step93に戻る(Step97)。判別した結果、送ら
れてきた応答が「肯定応答」である場合、下流のファイ
ル転送サーバにファイルを伝送し(Step98)、接続を終
了した後、再度Step90に戻る(Step99)。
【0082】ここで、図1に示したファイル・サーバB
1からコンテンツ・サーバB1に対してファイル転送を
行う場合を具体例として、本ネットワーク制御システム
のファイル転送動作例を、図25を参照しながら説明す
る。
【0083】まず、転送元サーバD2から、転送元サー
バD2が接続しているノードDのファイル転送サーバD
にファイルが転送される(矢印1)。次に、ファイル転
送サーバDから転送レート制御サーバDを経由して、ノ
ードCのファイル転送サーバCにファイルが転送される
(矢印2)。次に、ファイル転送サーバCから転送レー
ト制御サーバCを経由して、ノードBのファイル転送サ
ーバBにファイルが転送される(矢印3)。最後に、フ
ァイル転送サーバBから転送先サーバB1へファイルが
転送される(矢印4)。
【0084】ファイル送信プロセス33においては、フ
ァイル受信プロセス31による受信処理が完了した後、
隣接ノードへのファイル転送を開始する、これにより、
ノード間のWAN帯域の余り方に起因する、受信スピー
ドが送信スピードを上回って帯域を余らせてしまうとい
った問題の発生を防止することができる。
【0085】以上に説明したように、本実施形態におけ
るネットワーク制御システムにおいては、定レート送出
プロセス25が、各優先順位毎のバッファ28が空き状
態かどうかを調べ、データが格納されているバッファ2
8のうち最も優先順位の高いバッファ28から優先的に
データを取り出してルータ2に出力するようにして、ス
トリーム・データの空き時間にリアルタイム性を必要と
しないファイル伝送を行う、これにより、ストリーム伝
送に影響を与えることなく、帯域制御を行うことが可能
となり、ストリーム・データの再生までの待ち時間を抑
えつつ伝送帯域を有効に利用することができ、ストリー
ム伝送の通信コストを削減することができる。
【0086】また、本実施形態におけるネットワーク制
御システムにおいては、定レート送出プロセス25のプ
ロセス数を調整することにより、ストリーム・データの
再生までの遅延時間を許容範囲内に抑えつつ、全体の通
信量以上の任意の回線帯域を設定することができるの
で、通信回線の利用効率を向上させることが可能とな
り、また、一日や一週間といった単位でトラヒックを平
均化するともできる。
【0087】以上、本発明の実施形態について詳細に説
明したが、この実施の形態による本発明の開示の一部を
なす論述及び図面により本発明が限定されることはな
い。この実施の形態に基づいて当業者等によりなされる
他の実施の形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の
範疇に含まれることは言うまでもない。
【0088】
【発明の効果】本発明によれば、ストリーム・データを
伝送する際、空き領域となっている伝送帯域を、リアル
タイム性を必要としない優先度の低いトラヒックの伝送
処理に利用するので、ストリーム・データの伝送に影響
を与えることなく伝送帯域を有効に活用し、ストリーム
・データ伝送に係る通信コストを削減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態におけるネットワークの構成例を模
式化した図である。
【図2】図1に示したノードの内部構成を例示する模式
図である。
【図3】図2に示したプロキシ・キャッシュ・サーバの
内部構成を例示する模式図である。
【図4】図3に示したセッションテーブルのデータフォ
ーマットを例示する模式図である。
【図5】図1に示したアプリケーションプログラムの構
成を例示する模式図である。
【図6】図3に示したノードプロキシ・キャッシュ・サ
ーバの動作例を説明するための模式図である。
【図7】本実施形態における「取得指示」リクエストの
データ構造例を示す図である。
【図8】本実施形態における「問い合わせ」リクエスト
のデータ構造例を示す図である。
【図9】本実施形態における「取得指示応答」のデータ
構造例を示す図である。
【図10】本実施形態における「問い合わせ肯定応答」
のデータ構造例を示す図である。
【図11】本実施形態における「アクセス否定応答」の
データ構造例を示す図である。
【図12】図2に示した転送レート制御サーバの内部構
成を例示する模式図である。
【図13】図12に示した定レート送出プロセスにより
チャネル優先制御処理を説明するための模式図である。
【図14】図12に示した定レート送出プロセスにより
チャネル優先制御処理を説明するための模式図である。
【図15】図2に示したプロキシ・キャッシュ・サーバ
の内部構成例を示す模式図である。
【図16】図2に示したプロキシ・キャッシュ・サーバ
の処理動作例を示すフローチャートである。
【図17】図2に示した転送レートサーバのリクエスト
ヘッダー中継/解析プロセスの処理動作例を示すフロー
チャートである。
【図18】図2に示した転送レートサーバのファイル転
送ヘッダー中継/解析プロセスの処理動作例を示すフロ
ーチャートである。
【図19】図2に示した転送レートサーバのキャッシュ
用スケジューラプロセスの処理動作例を示すフローチャ
ートである。
【図20】図2に示した転送レートサーバのファイル転
送用スケジューラプロセスの処理動作例を示すフローチ
ャートである。
【図21】図2に示した転送レートサーバの定レート送
出プロセスの処理動作例を示すフローチャートである。
【図22】図2に示したファイル転送サーバのファイル
受信プロセスの処理動作例を示すフローチャートであ
る。
【図23】図2に示したファイル転送サーバのスケジュ
ーラプロセスの処理動作例を示すフローチャートであ
る。
【図24】図2に示したファイル転送サーバのファイル
送信プロセスの処理動作例を示すフローチャートであ
る。
【図25】本実施形態におけるファイル伝送処理の動作
手順例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1....ノード(Node) 2....ルータ(Router) 3....LAN(Local Area Network) 4....ファイル・サーバ(File Server) 5....コンテンツ・サーバ(Contents Server) 6....クライアント(Client) 10....プロキシ・キャッシュ・サーバ(Proxy Cache
Server) 11....CPU(Central Processing Unit) 12....RAM(Random Access Memory) 13....HDD(Hard Disk Drive) 14....ネットワークI/F(Network I/F) 15....セッション・テーブル(Session Table) 16....アプリケーション・プログラム(Application
Program) 17....キャッシュ領域 20....転送レート制御サーバ 21....ファイル転送ヘッダー中継/解析プロセス 22....リクエストヘッダー中継/解析プロセス 23....キャッシュ用スケジューラプロセス 24....ファイル転送用スケジューラプロセス 25a〜25c....定レート送出プロセス 26....ファイル転送用リクエスト待ち行列 27....キャッシュ用転送リクエスト待ち行列 28....データ入力用バッファ 28....バッファ 29....優先順位スケジューラ 30....ファイル転送サーバ 31....ファイル受信プロセス 32....スケジューラプロセス 33a〜33c....ファイル送信プロセス 34....ファイル・スプール 35....ファイル転送ヘッダー中継プロセス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣接する同士が相互に接続する複数のノ
    ードと、 前記ノードのいずれか1つに接続され、ストリーム・デ
    ータを保持する少なくとも1つ以上のコンテンツ・サー
    バと、 前記ノードのいずれか1つに接続され、ファイルを保持
    する少なくとも1つ以上のファイル・サーバと、 前記ノードのいずれか1つに接続され、前記ストリーム
    ・データを前記コンテンツ・サーバに要求する少なくと
    も1つ以上のクライアントと、 前記ノード毎にそれぞれ接続され、前記コンテンツ・サ
    ーバから前記クライアントに転送されるストリーム・デ
    ータをキャッシュしながら中継する複数のプロキシ・キ
    ャッシュ・サーバと、 前記ノード毎にそれぞれ接続され、前記ファイル・サー
    バから前記コンテンツ・サーバに転送されるファイル、
    あるいは前記ファイル・サーバから別のファイル・サー
    バに転送されるファイルをキャッシュしながら中継する
    複数のファイル転送サーバと、 前記ノード毎にそれぞれ接続され、前記ストリーム・デ
    ータあるいはファイルの要求元からのリクエストの度に
    起動され、当該リクエストを要求先に中継し、要求先か
    らの応答がストリーム・データあるいはファイルの転送
    を伴う場合には当該応答データを待ち行列の最後尾に格
    納するプロセスと、予め所定の数のプロセスが起動さ
    れ、要求先からのストリーム・データあるいはファイル
    を要求元に所定の速度で伝送する定レート送出プロセス
    と、前記待ち行列の先頭から応答データを1つずつ取り
    出し、空き状態の前記定レート送出プロセスに渡すプロ
    セスとを実行する転送レート制御サーバとを有し、 前記定レート送出プロセスは、優先順位毎にバッファを
    有し、前記待ち行列の先頭から取り出した応答データを
    該応答データの優先順位に従って前記バッファに割り振
    って格納し、優先順位の高いバッファから優先的に応答
    データを取り出して伝送することを特徴とするネットワ
    ーク制御システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のネットワーク制御シス
    テムにおいて、 前記定レート送出プロセスは、応答データの伝送中に当
    該応答データより優先順位の高い応答データの伝送が開
    始された場合には、優先順位の低い応答データの伝送を
    中断し、前記優先順位の高い応答データの伝送終了後に
    前記優先順位の低い応答データの伝送を再開することを
    特徴とするネットワーク制御システム。
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