JP2003216288A - 環境監視システム - Google Patents

環境監視システム

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JP2003216288A
JP2003216288A JP2002015711A JP2002015711A JP2003216288A JP 2003216288 A JP2003216288 A JP 2003216288A JP 2002015711 A JP2002015711 A JP 2002015711A JP 2002015711 A JP2002015711 A JP 2002015711A JP 2003216288 A JP2003216288 A JP 2003216288A
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欣也 岩本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ラック内の収納スペースに対する占有率を抑え
る。 【解決手段】環境監視システムは、本体コントローラ1
0と、通信ケーブル3により本体コントローラ10と接
続される電力監視装置30とを備える。本体コントロー
ラ10と電力監視装置30を通信ケーブル3で接続する
構成としているから、情報機器110の増加に対しては
電力監視装置30を増やすことで対応できる。しかも、
本体コントローラ10と電力監視装置30を一体に構成
した場合に比較して電力監視装置30の小型化が容易で
ある。このため、ラック100内において情報機器11
0が収納されることのないデッドスペースに電力監視装
置30を設置することができ、結果的にラック100内
の収納スペースに対する占有率を抑えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラック内に収納さ
れる所謂ラックマウント型のサーバやルータ等の情報機
器の動作環境を監視するための環境監視システムに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ラックマウント型のサーバや
ルータ等の情報機器とともにラック内に収納され、商用
電源あるいは無停電電源装置(UPS)から各情報機器
へ供給される電力やラック内の温度あるいは湿度などの
情報機器の動作環境に関わる物理量を計測することで情
報機器の動作環境を監視する環境監視システムが提供さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年ではイ
ンターネットや社内LAN等の発達に伴ってネットワー
ク規模が増大し続けており、ラック内に収納される情報
機器の台数も増加傾向にある。このような状況では情報
機器の増加に合わせて環境監視システムの台数も増やす
必要がある。
【0004】しかしながら、環境監視システムの台数が
増えてラック内の収納スペースが消費されると情報機器
の収納スペースが減ってしまい、情報機器の増加に対応
するためにラックを増設しなければならない場合もあ
る。特に、WEBサーバ等のインターネット向けの情報
機器システムを顧客から預かり、高速回線でインターネ
ット接続するサービスを提供する、いわゆるデータセン
タと呼ばれる施設では、顧客に対して情報機器の設置ス
ペースを貸すことで料金を徴収しているために、各顧客
の情報機器の占有スペースが増加することは収入の減少
につながることになる。
【0005】本発明は上記事情に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、ラック内の収納スペースに対する占
有率を抑えることができる環境監視システムを提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、1乃至複数の情報機器とともに
ラック内に収納される本体コントローラと、通信ケーブ
ルにより本体コントローラと接続される1乃至複数の環
境監視装置とを備え、環境監視装置は、情報機器の動作
環境に関わる物理量を計測する計測手段と、計測手段の
計測値を演算処理して情報機器の環境監視情報を作成す
る演算処理手段と、通信ケーブルを介して環境監視情報
を本体コントローラに送信する送信手段とを具備し、本
体コントローラは、通信ケーブルを介して環境監視装置
から環境監視情報を受信する受信手段と、受信手段で受
信した環境監視情報を管理する管理手段とを具備するこ
とを特徴とし、環境監視システムを本体コントローラと
環境監視装置に分割し、両者を通信ケーブルで接続する
構成であるから、情報機器の増加に対しては環境監視装
置を増やすことで対応でき、しかも、本体コントローラ
と環境監視装置を一体に構成した場合に比較して環境監
視装置の小型化が容易であるため、ラック内において情
報機器が収納されることのないデッドスペースに環境監
視装置を設置することができ、結果的にラック内の収納
スペースに対する占有率を抑えることができる。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、少なくとも1つの環境監視装置は、外部電源から情
報機器への供給電力を計測する電力計測手段を具備する
電力監視装置であることを特徴とし、情報機器への給電
状況を本体コントローラで一括して監視することができ
る。
【0008】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、少なくとも1つの環境監視装置は、ラック内
の雰囲気温度や情報機器の温度を計測する温度計測手段
を具備する温度監視装置であることを特徴とし、ラック
内の雰囲気温度や情報機器の温度を本体コントローラで
一括して監視することができる。
【0009】請求項4の発明は、請求項1又は2又は3
の発明において、少なくとも1つの環境監視装置は、ラ
ック内の湿度を計測する湿度計測手段を具備する湿度監
視装置であることを特徴とし、ラック内の湿度を本体コ
ントローラで一括して監視することができる。
【0010】請求項5の発明は、請求項1〜4の何れか
の発明において、本体コントローラのハウジングを規格
化されたラックに対応する寸法に形成したことを特徴と
し、ラック内における情報機器の収納スペースに本体コ
ントローラを収納することができる。
【0011】請求項6の発明は、請求項1〜5の何れか
の発明において、外部電源より管理手段の動作電源を作
成する第1の電源部と、外部電源より環境監視装置の動
作電源を作成する第2の電源部とを本体コントローラに
具備し、第2の電源部で作成した動作電源を通信ケーブ
ルを介して環境監視装置に供給してなることを特徴と
し、本体コントローラの管理手段の動作電源と環境監視
装置の動作電源とを別系統としたため、通信ケーブルで
誘起される外来ノイズに起因した本体コントローラの管
理手段の誤動作が防止できる。
【0012】請求項7の発明は、請求項1〜6の何れか
の発明において、環境監視装置は、本体コントローラの
管理手段から与えられる指示に従って演算処理手段をリ
セットするリセット手段を備えたことを特徴とし、本体
コントローラから環境監視装置のリセットが行えるた
め、環境監視装置の異常時における復旧作業が簡素化で
きる。
【0013】請求項8の発明は、請求項2の発明におい
て、電力監視装置の送信手段は、通信ケーブルと電気的
に絶縁するためのフォトカプラを有し、当該フォトカプ
ラを介して電力監視情報を送信することを特徴とし、外
部電源から供給される比較的高い電圧が通信ケーブルを
介して本体コントローラに印加されることを防止でき
る。
【0014】請求項9の発明は、請求項2の発明におい
て、電力監視装置は、計測手段の計測値を校正する際に
必要となる校正データを記憶する記憶手段を備え、本体
コントローラの管理手段は、電力監視装置の記憶手段に
記憶されている校正データを通信ケーブルを介して取得
し且つ保存するとともに保存した校正データを必要に応
じて電力監視装置の記憶手段に書き戻すことを特徴と
し、何らかの異常が生じて電力監視装置の記憶手段に記
憶している校正データを破損あるいは消失した場合でも
本体コントローラにバックアップされている校正データ
を電力監視装置の記憶手段に書き戻すことで容易に復旧
可能である。
【0015】請求項10の発明は、請求項1〜9の何れ
かの発明において、センサやスイッチのような外部デバ
イスの状態を示す信号を取り込むための信号取込手段を
本体コントローラに設けたことを特徴とし、例えば、ラ
ックの扉の開閉状態を検出するセンサの検出信号を信号
取込手段により取り込むことでセキュリティ監視ができ
るといったような機能の拡張が容易に行える。
【0016】請求項11の発明は、請求項1〜10の何
れかの発明において、外部機器を制御するための制御信
号を出力する制御信号出力手段を本体コントローラに設
けたことを特徴とし、例えば、情報機器への給電状況を
表示するためのパイロットランプやラック内を換気する
ためのファンなどの外部機器を制御することができる。
【0017】請求項12の発明は、請求項1〜11の何
れかの発明において、ネットワークに接続するためのネ
ットワーク接続手段を本体コントローラに備え、当該ネ
ットワーク上の管理端末へネットワーク経由で環境監視
情報を伝えることを特徴とし、ネットワーク上の管理端
末により情報機器の動作環境を遠隔から監視することが
できる。
【0018】請求項13の発明は、請求項1〜12の何
れかの発明において、環境監視装置にそれぞれ固有の識
別記号を持たせ、本体コントローラの管理手段において
当該識別記号により各環境監視装置を個別に認識してデ
ータの授受を行うことを特徴とし、複数の環境監視装置
との間で個別にデータの授受を行うことができる。
【0019】請求項14の発明は、請求項12の発明に
おいて、本体コントローラの管理手段は、環境監視情報
を予め指定された任意のネットワークアドレスに対して
ネットワーク経由で送信することを特徴とし、管理端末
に限らずネットワーク上の任意の端末で環境監視情報を
取得することができる。
【0020】請求項15の発明は、請求項1〜14の何
れかの発明において、本体コントローラは、環境監視装
置の環境監視情報を時系列で記憶する環境監視情報記憶
手段を備えたことを特徴とし、情報機器の動作環境に異
常が発生した場合に過去に遡って環境監視情報を追跡す
ることができ、異常発生原因の特定が容易になる。
【0021】
【発明の実施の形態】(実施形態1)本実施形態の環境
監視システムは、図1に示すように本体コントローラ1
0と、通信ケーブル3により本体コントローラ10と接
続される電力監視装置30とを備える。
【0022】本体コントローラ10は、CPUを主構成
要素とするマイクロコンピュータで構成された管理手段
たる制御部11と、通信ケーブル3を介して電力監視装
置30との間で電力監視情報を含むデータの送受信を行
う送受信部12と、制御部11で実行するプログラム等
を記憶するメモリ部13と、商用電源ACから制御部1
1等の動作電源(電源電圧Va=5Vの直流電源)を作
成する第1の電源回路部14aと、後述するフォトカプ
ラPC1〜PC3等の動作電源(電源電圧Vb=12V
の直流電源)を作成する第2の電源回路部14bと、現
在の標準的なLANであるイーサネット(R)に接続す
るためのネットワーク接続手段たるLANコントローラ
15とを備えている。制御部11は、メモリ部13に記
憶された制御プログラムを実行することで制御信号の生
成を含む各種の処理を行う。また、送受信部12は、通
信ケーブル3のモジュラプラグが差込接続されるモジュ
ラジャック(図示せず)を具備し通信ケーブル3を介し
て電力監視装置30とシリアル通信を行うためのもので
ある。但し、図1では送受信部12を一つしか図示して
いないが、複数の送受信部12を本体コントローラ10
に設け、1台の本体コントローラ10に複数の電力監視
装置30を接続し、各電力監視装置30から電力監視情
報を取得することが可能である。また、LANコントロ
ーラ15は、図示しないRJ−45のモジュラコネクタ
(モジュラプラグとモジュラジャック)を介してLAN
ケーブルと接続され、制御部11とLAN上の機器(後
述する管理端末1やその他の端末、あるいはサーバ2な
ど)との間の通信を制御するものである。但し、このよ
うなLANコントローラ15は従来周知であるから詳細
な構成についての図示並びに説明を省略する。
【0023】また、メモリ部13に含まれる書き換え可
能な不揮発性メモリ(EEPROMなど)13aには、
制御部11がLANコントローラ15を制御するための
ドライバや、TCP(Transmissinon Control Protoco
l),IP(Internet Protocol),UDP(User Datag
ram Protocol),ICMP(Internet Contorol Messag
e Protocol),SMTP(Simple Mail Transfer Proto
col),Telnet,HTTP(Hypertext Transfer Proto
col),SNMP(Simple Network ManegementProtoco
l)などのTCP/IP通信におけるプロトコルスタッ
クが格納されており、制御部11の起動後に上記プログ
ラム等がメモリ部13に含まれる主メモリ13bにロー
ドされて実行される。
【0024】一方、電力監視装置30は、商用電源AC
から情報機器110に供給される電力を計測する電力計
測部31と、電力計測部31による計測結果に基づいて
電力監視情報を生成する演算処理部32と、演算処理部
32によって生成された電力監視情報を通信ケーブル3
を介して本体コントローラ10に送信するとともに本体
コントローラ10からデータを受信するデータ送受信部
33と、演算処理部32で実行する演算処理用のプログ
ラムや後述する校正データ等を格納するメモリ部34
と、後述する電源タップ120又は情報機器110の電
源プラグを商用電源ACに送り配線するためのコンセン
ト部35と、本体コントローラ10から送信されるリセ
ット信号に応じて演算処理部32をリセットするリセッ
ト部36とを備えている。
【0025】電力計測部31は、電流トランスを用いて
商用電源ACからコンセント部35への入力電流を計測
するとともに分圧抵抗を用いて商用電源ACからコンセ
ント部35への入力電圧を計測する電圧・電流計測部3
1aと、電圧・電流計測部31aから出力されるアナロ
グの検出値を取り込み、メモリ部34に格納された校正
データを参照して検出値を校正した後にそれらの検出値
をA/D変換し、デジタルの検出値データから電力(供
給電力)の計測値を求めるAFE(アナログ・フロント
・エンド)回路部31bとを具備する。AFE回路部3
1bはA/D変換回路やシリアルポートインタフェース
を1チップに集積したLSIからなる従来周知のもので
あって、演算処理部32に対してシリアル通信により電
流・電圧及び電力の計測値データを送信する。
【0026】演算処理部32はCPUを主構成要素とす
るマイクロコンピュータからなり、電力計測部31との
シリアル通信を行うシリアルポートインタフェースや、
データ送受信部33を介して本体コントローラ10との
間でシリアル通信を行うためのシリアルインタフェース
等を具備しており、電力計測部31から受け取った電力
の計測値データに基づいて電力監視情報(電流・電圧並
びに電力の計測値データやそれらの計測値が正常値であ
るか否かといった情報など)を生成している。
【0027】データ送受信部33は、フォトカプラPC
1〜PC3を用いて通信ケーブル3と演算処理部32と
の間を絶縁し、演算処理部32と本体コントローラ10
とのデータ通信(シリアル通信)を中継している。ここ
で、通信ケーブル3にはLAN用のツイストペアケーブ
ルが用いられ、データ送受信部33には通信ケーブル7
のモジュラプラグ(RJ−45)が差込接続されるモジ
ュラジャック(図示せず)を具備している。但し、通信
ケーブル3として電話用のモジュラケーブルを用いるこ
とも可能である。また、フォトカプラPC1〜PC3の
動作電源は、通信ケーブル3を介して本体コントローラ
10が具備する第2の電源回路部14bから供給してい
る。
【0028】メモリ部34は不揮発性メモリからなり、
演算処理部32のCPUで実行するプログラムや校正デ
ータが格納されている。なお、校正データはA/D変換
のオフセット校正やゲイン校正並びに電圧・電流から電
力への換算係数等のデータからなり、電力監視装置30
の製造時にメモリ部34に格納されて出荷される。
【0029】図2は本体コントローラ10並びに電力監
視装置30の外観斜視図を示している。本体コントロー
ラ10は、内部に上記各部11〜15を実装したプリン
ト配線板を収納する箱形のハウジング20を備えてお
り、ハウジング20の背面には通信ケーブル3のモジュ
ラプラグが接続される複数のモジュラジャックを有した
接続ポート21が上下2段にそれぞれ2個ずつ配設され
ている。ここで、ラックマウント型のサーバやルータ等
の情報機器が収納されるラックについて簡単に説明す
る。このようなラック100は既に周知であって、例え
ば、図4に示すように金属板を加工して直方体状に形成
されるラック本体101と、ラック本体101の前面開
口を開閉自在に塞ぐ平板状の扉102と、ラック本体1
01の内部に配設されて情報機器110を固定するマウ
ントフレーム103とで構成される。この種のラックの
寸法は、EIA(米国電子工業会)の規格(EIA−3
10−D)やJISの規格(JIS C 6010−
2)などで規定されており、例えばEIA規格では約4
4mm(1.75インチ)の高さ寸法を基準寸法とし、
この基準寸法を有する機器を1ユニット(1U)、基準
寸法の2倍の機器を2ユニット(2U)というように定
義している。そして、本実施形態では本体コントローラ
10を情報機器110と同様にラック100内に収納す
るために、そのハウジング2を1Uの寸法に形成してい
る。
【0030】一方、電力監視装置30は箱形のハウジン
グ37を備えており、ハウジング37の長手方向の一端
面から商用電源ACと接続する電源プラグ38aが先端
に付設された電源コード38が導出され、他端面にはコ
ンセント部35の差込口35aが露出され、さらに、ハ
ウジング37の前面には通信ケーブル3のモジュラプラ
グと接続されるモジュラジャックを有した送受信部33
の接続ポート33aが配設されている。ここで、コンセ
ント部37はハウジング37内で商用電源ACと接続さ
れており、図2に示すように電源プラグ38aを壁コン
セント(図示せず)等に差し込んで商用電源ACに接続
するか、あるいは図3に示すように電源タップ120の
コンセント部121に差込接続することによって、コン
セント部37に接続される機器に商用電源ACから電源
供給が行われる。
【0031】そして、図4(a)に示すように本体コン
トローラ10が情報機器110とともにマウントフレー
ム103に固定され、電力監視装置30がラック100
のデッドスペース、例えば図4(b)に示すようにラッ
ク本体101の後部側面などに電源タップ120と並べ
て配設され、通信ケーブル3により本体コントローラ1
0と電力監視装置30が接続される。
【0032】而して、本実施形態では環境監視システム
を本体コントローラ10と電力監視装置30とで構成
し、両者を通信ケーブル3で接続する構成としているか
ら、情報機器110の増加に対しては電力監視装置30
を増やすことで対応でき、しかも、本体コントローラ1
0と電力監視装置30を一体に構成する場合に比較して
電力監視装置30の小型化が容易である。このため、ラ
ック100内において情報機器110が収納されること
のないデッドスペースに電力監視装置30を設置するこ
とができ、結果的にラック100内の収納スペースに対
する占有率を抑えることができる。
【0033】一方、ネットワークに接続される管理端末
1はパーソナルコンピュータのような汎用のコンピュー
タ装置からなり、本体コントローラ10の制御部11と
同様のプロトコルスタックを実装したオペレーティング
システム(マイクロソフト社のWINDOWS(R)や
UNIX(R)など)を備え、当該オペレーティングシ
ステム上で動作するWEBブラウザやSNMPマネージ
ャ用のプログラムを実行することで本体コントローラ1
0が持つ電力監視装置30の電力監視情報をネットワー
ク経由で取得して遠隔より情報機器110の動作環境を
監視するものである。すなわち、LANあるいはWAN
のネットワーク上の本体コントローラ10や管理端末1
には固有のネットワークアドレス(IPアドレス)が割
り当てられており、管理端末1のWEBブラウザからネ
ットワーク上の本体コントローラ10のIPアドレスに
アクセスすると、本体コントローラ10の制御部11が
不揮発性メモリ13aに格納されている所定のプログラ
ムを実行し、電力監視情報を提示するためのHTML形
式のデータをネットワーク経由で管理端末1に送信す
る。このHTML形式のデータは管理端末1による電力
監視情報の閲覧のためのインタフェースを提供するため
のものであって、送信されてきたHTML形式のデータ
に基づいて管理端末1のモニタ上に電力監視装置30の
電力監視情報がWEBブラウザ上で表示されるととも
に、キーボードやマウスを操作してWEBブラウザを介
して本体コントローラ10にコマンドデータを送信する
ことができる。
【0034】また、本体コントローラ10の制御部11
でSNMPエージェント用のプログラムを実行すること
により、SNMPマネージャである管理端末1でSNM
Pエージェントである本体コントローラ10から電力監
視情報(電力計測値データや計測された時刻を示す時刻
データ)をネットワーク経由で容易に取得することがで
きる。なお、SNMPを用いた情報の取得方法について
は従来周知であるから詳細な説明を省略する。ここで、
本体コントローラ10の制御部11では、正確な時刻を
管理しているサーバ2からネットワーク経由で定期的に
時刻データを取得して内部時計の現在時刻を修正する機
能を有しており、上記電力監視情報に含まれる時刻デー
タの精度を高めている。
【0035】ところで、複数の電力監視装置30が本体
コントローラ10に接続される場合、本体コントローラ
10の制御部11において個々の電力監視装置30を識
別する必要があるから、各電力監視装置30に固有の識
別記号(ID番号)が制御部11によって割り当てられ
る。例えば、電力監視装置30にはデフォルト値として
「0」のID番号が予め割り当てられており、本体コン
トローラ10の制御部11では施工時の初期設定とし
て、各送受信部12と接続された電力監視装置30に対
してID番号の問い合わせを行う。ここで、本体コント
ローラ10と電力監視装置30との間では、図5に示す
ようにコマンド及びデータの先頭に上記ID番号を付加
したパケットの送受信が行われている。而して、制御部
11はID番号を特定せずに相手先の電力監視装置30
のID番号を問い合わせるコマンドを含んだパケットを
各送受信部12に接続された電力監視装置30にそれぞ
れ送信し、電力監視装置30から応答してくるID番号
がデフォルト値の「0」であれば、ID番号が「0」で
ある電力監視装置30に対してID番号を割り当てるた
めのパケットを送信してデフォルト値以外のID番号
(例えば、1〜255までの整数値)を順次割り当て
る。また、デフォルト値以外のID番号を持つ電力監視
装置30に対しては、そのID番号が既に他の電力監視
装置30に割り当てたID番号と重複する場合には一旦
デフォルト値に設定した後に上記手順で新たにID番号
が割り当てられ、そのID番号が他の電力監視装置30
に割り当てられていなければそのまま使用する。このよ
うな処理により、本体コントローラ10の制御部11に
おいて複数の送受信部12に接続された個々の電力監視
装置30に個別のID番号を割り当てて識別することが
可能となる。
【0036】而して、本体コントローラ10の制御部1
1は、各ID番号に対して電力監視情報を返送させるコ
マンドを定期的に送信することによって個々の電力監視
装置30から電力監視情報を取得することができる。そ
して、電力監視情報に基づいて、何れかの電力監視装置
30にて検出した電圧値や電流値が情報機器110の定
格値を超えるような異常が発生していると判断される場
合、LANコントローラ15からネットワーク経由で管
理端末1に異常発生を通知することにより、異常が看過
されることを防いで適切な処置を促すことができる。な
お、本体コントローラ10の制御部11でSNMPエー
ジェント用のプログラムを実行すれば、SNMPマネー
ジャである管理端末1でSNMPエージェントである本
体コントローラ10の制御部11が取得した電力監視情
報をネットワーク経由で容易に取得することができる。
【0037】また、電力監視情報から異常発生有りと判
断された場合、本体コントローラ10の制御部11は、
不揮発性メモリ13aに予め登録されているメールアド
レスに異常が発生した時刻とその異常内容が記載された
電子メールを送信してネットワーク管理者に通知する。
なお、SNMPエージェントである制御部11にてSN
MPの基本コマンドであるトラップを実行することによ
り、SNMPマネージャである管理端末1に上記異常内
容を通知することも可能である。
【0038】ところで、LANコントローラ15やLA
Nケーブル6のトラブルによって本体コントローラ10
がネットワークに接続できなくなり、管理端末1への電
力監視情報の送信やネットワーク管理者への電子メール
による通知等が不能となった場合や、あるいは電力監視
情報から異常が発生している判断される場合(このよう
な場合には異常の生じている情報機器110の動作が停
止してネットワークへの接続が不能となっている可能性
がある)、本体コントローラ10の制御部11は、定期
的に取得した電力監視情報を、その取得した時刻ととも
にメモリ部13の不揮発性メモリ13aに時系列で順次
格納する。これにより、上述のような異常が発生した場
合に、不揮発性メモリ13aに格納された時系列の電力
監視情報により過去に遡って電力監視情報を追跡するこ
とができ、異常発生の原因特定が容易になるという利点
がある。
【0039】また本実施形態においては、本体コントロ
ーラ10の制御部11から電力監視装置30に対してリ
セットコマンドを送信すると、このリセットコマンドに
従って電力監視装置30の演算処理部32がリセット動
作を行うように構成されている。さらに、本実施形態に
おける電力監視装置30には、本体コントローラ10の
制御部11から送信されるリセット信号を受信して演算
処理部32をリセットするリセット部36が設けてあ
る。すなわち、本実施形態においては、リセットコマン
ドに従ってリセット動作を行う演算処理部32とリセッ
ト信号に応じて演算処理部32をリセットするリセット
部36とがリセット手段に相当する。
【0040】而して、電力監視装置30の演算処理部3
2のリセットを本体コントローラ10の制御部11を通
して行うことができるので、電力監視装置30に異常が
発生した場合における復旧作業が簡素化できるものであ
る。しかも、リセットコマンドによるリセットが不可能
な場合にはリセット信号をリセット部36に送信して演
算処理部32を強制的にリセットさせることができる。
なお、ネットワーク上の管理端末1からWEBブラウザ
又はSNMPマネージャを用いて本体コントローラ10
に指示を与えることにより、電力監視装置30の演算処
理部32のリセット動作を行わせることも可能である。
【0041】ところで、本実施形態においては、電力監
視装置30のメモリ部34に格納されている校正データ
が何らかのトラブルによって破損あるいは消失した場合
に備えて、本体コントローラ10に校正データのバック
アップを保存するようにしている。すなわち、上述した
初期設定時において、制御部11は個別のID番号が割
り当てられた電力監視装置30に対してコマンドを送信
することによってメモリ部34に格納された校正データ
をダウンロードし、本体コントローラ10のメモリ部1
3にID番号と対応づけて格納する。そして、何れかの
電力監視装置30で校正データの破損や消失が生じた場
合、本体コントローラ10のメモリ部13にバックアッ
プされている複数の校正データの中からID番号に基づ
いて当該電力監視装置30の校正データを特定し、送受
信部12よりアップロードして元の校正データをメモリ
部34に書き戻すことができる。
【0042】而して、何らかの異常が生じて電力監視装
置30のメモリ部34に格納している校正データを破損
あるいは消失した場合でも、本体コントローラ10にバ
ックアップされている校正データを電力監視装置30の
メモリ部34に書き戻すことができ、再度校正を行うと
いった手間をかけずに容易に復旧可能となる。
【0043】(実施形態2)本実施形態は、図6に示す
ように通信ケーブル4により本体コントローラ10と接
続される温度監視装置40を環境監視装置として備える
点に特徴がある。但し、本体コントローラ10及び電力
監視装置30の構成は基本的に実施形態1と共通である
から、共通の構成要素には同一の符号を付して説明を省
略する。
【0044】温度監視装置40は、検出温度に応じた電
気信号を発生する温度センサ41と、温度センサ41か
ら発生する電気信号を信号処理した温度計測値データを
通信ケーブル4を介して本体コントローラ10に送信す
るとともに本体コントローラ10から送信されるコマン
ド等を受信するデータ送受信部42とを備えている。な
お、本実施形態では、ダラス・セミコンダクタ社が開発
した「MicroLAN」という名称の計測制御バスシステム用
のデバイスであって上記温度センサ41及びデータ送受
信部42を1チップに集積化したシリアル出力温度セン
サIC(品番:DS1820)を使用し、このICと通
信ケーブル4を接続するためのRJ−11のモジュラジ
ャック(図示せず)をケースに収納して温度監視装置4
0を形成している。ここで、ダラス・セミコンダクタ社
の「MicroLAN」について簡単に説明すると、固有のID
コードが割り当てられたデバイスが多芯(信号線,電源
供給線及びグランド)式の通信ケーブル(例として電話
用のモジュラケーブル)により計測制御装置にデイジ・
チェーンで接続され、上記IDコードによって計測制御
装置が個々のデバイスを識別して各デバイスとの間で計
測値データ等の送受信を行うことができる計測制御バス
システムであって、計測制御装置に複数の計測用デバイ
スをそれぞれスター配設する方式の計測制御システムに
比較して配線が非常に簡素化できるという利点がある。
【0045】一方、本体コントローラ10には通信ケー
ブル4のモジュラプラグが差込接続されるRJ−11の
モジュラジャック(図示せず)を具備し通信ケーブル4
を介して温度監視装置40とシリアル通信を行う送受信
部16が設けてある。この送受信部16は、「MicroLA
N」のバス制御用ドライバIC(品番:DS2480)
を具備し、制御部11のシリアルポートと温度監視装置
40のデータ送受信部42とのインタフェースの役割を
果たすものである。なお、上記シリアル出力温度センサ
IC並びにバス制御用ドライバICの詳細な構成及び動
作については説明を省略する。
【0046】本実施形態では、温度監視装置40によっ
てラック100内の雰囲気温度やラック100内に収納
されている情報機器110の温度(ハウジング外壁の温
度)を逐次計測し、その温度計測値データを通信ケーブ
ル4を介して本体コントローラ10に取り込んで一括し
て監視することができる。本体コントローラ10の制御
部11は、温度監視装置40から送られてくる温度計測
値データに基づいて情報機器110の動作状態を監視し
ており、温度計測値データが情報機器110の動作保証
範囲を外れるような異常が発生していると判断される場
合には、LANコントローラ15からネットワーク経由
で管理端末1に異常発生を通知することにより、異常が
看過されることを防いで適切な処置を促すことができ
る。なお、本体コントローラ10の制御部11でSNM
Pエージェント用のプログラムを実行すれば、SNMP
マネージャである管理端末1でSNMPエージェントで
ある本体コントローラ10の制御部11が取得した温度
監視情報をネットワーク経由で容易に取得することがで
きる。
【0047】また、温度監視情報から異常発生有りと判
断された場合、本体コントローラ10の制御部11は、
不揮発性メモリ13aに予め登録されているメールアド
レスに異常が発生した時刻とその異常内容が記載された
電子メールを送信してネットワーク管理者に通知する。
なお、SNMPエージェントである制御部11にてSN
MPの基本コマンドであるトラップを実行することによ
り、SNMPマネージャである管理端末1に上記異常内
容を通知することも可能である。
【0048】ところで、LANコントローラ15やLA
Nケーブル6のトラブルによって本体コントローラ10
がネットワークに接続できなくなり、管理端末1への温
度監視情報の送信やネットワーク管理者への電子メール
による通知等が不能となった場合や、あるいは温度監視
情報から異常が発生している判断される場合(このよう
な場合には異常の生じている情報機器110の動作が停
止してネットワークへの接続が不能となっている可能性
がある)、本体コントローラ10の制御部11は、定期
的に取得した温度監視情報を、その取得した時刻ととも
にメモリ部13の不揮発性メモリ13aに時系列で順次
格納する。これにより、上述のような異常が発生した場
合に、不揮発性メモリ13aに格納された時系列の温度
監視情報により過去に遡って温度監視情報を追跡するこ
とができ、異常発生の原因特定が容易になるという利点
がある。
【0049】このように本実施形態の電源制御システム
では、ラック100内の雰囲気温度や情報機器110の
温度を本体コントローラ10で一括して監視することが
できる。また、温度監視装置40を本体コントローラ1
0と別体にして通信ケーブル4で接続する構成であるか
ら、情報機器110の増加等に伴う測定箇所の増加に対
しては温度監視装置40を増やすことで対応でき、本体
コントローラ10と一体に構成された場合に比較して温
度監視装置40の小型化が容易であるため、電力監視装
置30と同様にラック100内のデッドスペースに設置
することができる。
【0050】(実施形態3)本実施形態は、図7に示す
ようにデイジ・チェーンで他の温度監視装置40が接続
されるポートを開閉する常開型のアナログスイッチ部4
3と、本体コントローラ10とデータ送受信部42との
通信状況に応じてアナログスイッチ部43の開閉を制御
する制御回路部44とを温度監視装置40に備えた点に
特徴がある。但し、これ以外の構成は実施形態2と共通
であるから、共通の構成要素には同一の符号を付して図
示並びに説明を省略する。
【0051】実施形態2で説明したように、本体コント
ローラ10の同一の送受信部16にデイジ・チェーンで
接続された複数の温度監視装置40は固有のIDコード
によって識別可能であるが、このIDコードは上記シリ
アル出力温度センサICに含まれるIDコード用のRO
Mに格納されていて変更することができないものであ
る。従って、システムの施工時に管理が容易なように任
意のIDコードを割り当てるといったことができず、各
IDコードを持った温度監視装置40で何処の温度を測
定しているかという情報(これを「ロケーション情報」
と呼ぶことにする)の管理に非常に手間がかかってしま
う。
【0052】そこで本実施形態では、図7に示すように
本体コントローラ10に直接接続された温度監視装置4
1を1番目、この1番目の温度監視装置401に直接接
続された温度監視装置402を2番目というように順番
に定義し、これら複数の温度監視装置401,402,…
のIDコードと接続順序を本体コントローラ10の制御
部11で取得することにより、複数の温度監視装置40
をIDコードで管理する代わりに本体コントローラ10
に対する接続順序によって管理するようにして上記ロケ
ーション情報の管理を簡素化している。
【0053】次に本実施形態における温度監視装置40
1,…のIDコードと接続順序の取得手順について説明
する。まず、システムの最初の起動時に本体コントロー
ラ10の制御部11がサーチROMコマンドを送信して
通信ケーブル4に接続された温度監視装置401,…の
IDコードを取得する作業を行う。ここで、上記サーチ
ROMコマンドは実施形態2で説明した計測制御バスシ
ステムに用意されているコマンドであって、デイジ・チ
ェーンに接続された複数のデバイスのROMに格納され
ているIDコードを計測制御装置にて取得するためのコ
マンドである。但し、このサーチROMコマンドによる
IDコードの取得処理は本発明の要旨ではないから説明
を省略する。
【0054】本体コントローラ10の制御部11から送
信されたサーチROMコマンドは通信ケーブル4を介し
て1番目の温度監視装置401に送られるが、温度監視
装置401のアナログスイッチ部43がデフォルトでオ
フ状態のために下流の温度監視装置402,…には中継
されない。よって、本体コントローラ10の制御部11
では1番目の温度監視装置401のIDコードのみを取
得することができ、取得したIDコードを1番目の温度
監視装置401のIDコードとしてメモリ部13のデー
タテーブルに登録する。
【0055】一方、1番目の温度監視装置401の制御
回路部44では、本体コントローラ10の制御部11に
よる1回目のサーチROMコマンドが終了したことを検
知するとアナログスイッチ部43をオンする。そして、
制御部11は再度サーチROMコマンドを送信するので
あるが、今回は1番目の温度監視装置401のアナログ
スイッチ部43がオンしているためにサーチROMコマ
ンドが2番目の温度監視装置40に中継される。よっ
て、本体コントローラ10の制御部11では2番目の温
度監視装置402のIDコードを取得することができ、
取得したIDコードを2番目の温度監視装置402のI
Dコードとしてメモリ部13のデータテーブルに登録す
る。以下同様にしてサーチROMコマンドに対して新た
なIDコードが検出されなくなるまで上記処理が繰り返
されることにより、本体コントローラ10の制御部11
にて各温度監視装置40iの接続順序とIDコードの対
応関係を取得することができる。
【0056】(実施形態4)本実施形態は、図8に示す
ように実施形態2の環境監視システムに、環境監視装置
として湿度監視装置50を加えた点に特徴がある。但
し、本体コントローラ10、電力監視装置30並びに温
度監視装置40の基本構成は実施形態2と共通であるか
ら、共通の構成要素には同一の符号を付して説明を省略
する。
【0057】湿度監視装置50は、半導体式の湿度セン
サ、湿度センサのアナログ出力をデジタル信号に変換す
る信号処理回路、並びに信号処理回路に通信ケーブル5
接続するためのRJ−11のモジュラジャックをケース
内に収納して構成され、例えばラック100内の適当な
場所に設置される。なお、湿度センサ及び信号処理回路
は従来周知の技術を用いて実現可能であるから詳細な構
成については図示並びに説明を省略する。
【0058】一方、本体コントローラ10には通信ケー
ブル5のモジュラプラグが差込接続されるRJ−11の
モジュラジャックを具備し通信ケーブル5を介して湿度
監視装置50から湿度監視情報(湿度計測値データ)を
受信するデータ受信部17が設けてある。
【0059】本実施形態では、湿度監視装置50によっ
てラック100内の湿度を逐次計測し、その湿度計測値
データを通信ケーブル5を介して本体コントローラ10
に取り込んで一括して監視することができる。本体コン
トローラ10の制御部11は、湿度監視装置50から送
られてくる湿度計測値データに基づいて情報機器110
の動作状態を監視しており、湿度計測値データが情報機
器110に結露が生じる虞のある異常状態と判断される
場合には、LANコントローラ15からネットワーク経
由で管理端末1に異常発生を通知することにより、異常
が看過されることを防いで適切な処置を促すことができ
る。また、管理端末1のWEBブラウザを使えば、本体
コントローラ10の制御部11が湿度監視装置50から
取得した湿度監視情報(湿度計測値)をネットワーク経
由で閲覧することも可能である。なお、本体コントロー
ラ10の制御部11でSNMPエージェント用のプログ
ラムを実行すれば、SNMPマネージャである管理端末
1でSNMPエージェントである本体コントローラ10
の制御部11が取得した湿度監視情報をネットワーク経
由で容易に取得することができる。
【0060】また、湿度監視情報から異常発生有りと判
断された場合、本体コントローラ10の制御部11は、
不揮発性メモリ13aに予め登録されているメールアド
レスに異常が発生した時刻とその異常内容が記載された
電子メールを送信してネットワーク管理者に通知する。
なお、SNMPエージェントである制御部11にてSN
MPの基本コマンドであるトラップを実行することによ
り、SNMPマネージャである管理端末1に上記異常内
容を通知することも可能である。
【0061】ところで、LANコントローラ15やLA
Nケーブル6のトラブルによって本体コントローラ10
がネットワークに接続できなくなり、管理端末1への湿
度監視情報の送信やネットワーク管理者への電子メール
による通知等が不能となった場合や、あるいは湿度監視
情報から異常が発生している判断される場合(このよう
な場合には異常の生じている情報機器110の動作が停
止してネットワークへの接続が不能となっている可能性
がある)、本体コントローラ10の制御部11は、定期
的に取得した湿度監視情報を、その取得した時刻ととも
にメモリ部13の不揮発性メモリ13aに時系列で順次
格納する。これにより、上述のような異常が発生した場
合に、不揮発性メモリ13aに格納された時系列の湿度
監視情報により過去に遡って湿度監視情報を追跡するこ
とができ、異常発生の原因特定が容易になるという利点
がある。
【0062】このように本実施形態では、ラック100
内の湿度を本体コントローラ10で一括して監視するこ
とができる。また、湿度監視装置50を本体コントロー
ラ10と別体にして通信ケーブル5で接続する構成であ
るから、情報機器110の増加等に伴う測定箇所の増加
に対しては湿度監視装置50を増やすことで対応でき、
本体コントローラ10と一体に構成された場合に比較し
て湿度監視装置50の小型化が容易であるため、電力監
視装置30屋温度監視装置40と同様にラック100内
のデッドスペースに設置することができる。
【0063】(実施形態5)本実施形態は、図9に示す
ようにセンサやスイッチのような外部デバイスの状態を
示す信号を取り込むための信号取込手段たる入力回路部
18と、外部機器を制御するための制御信号を出力する
制御信号出力手段たる出力回路部19とを本体コントロ
ーラ10に備えた点に特徴があり、他の構成は実施形態
4とほぼ共通であるから、共通の構成要素には同一の符
号を付して説明を省略する。
【0064】入力回路部18は、第2の電源回路部14
bから電源電圧Vbが供給されるフォトカプラ(図示せ
ず)を具備し、センサやスイッチのような外部デバイス
の状態を示す2値の信号(デジタル信号)を取り込むも
のである。上記外部デバイスの例としては、ラック10
0の扉102の開閉状態を検出するセンサ(扉センサ)
や煙センサ、あるいは振動センサなどがある。
【0065】一方、出力回路部19は、第2の電源回路
部14bから電源電圧Vbが供給されるオープンコレク
タ出力の半導体リレーを具備し、外部機器に制御信号を
出力するものである。制御対象の外部機器としては、例
えばラック100内を照明する照明機器や情報機器11
0の動作状態を知らせるための表示灯(パイロットラン
プ)、あるいはラック100内の空気を強制的に排気す
る排気ファンなどがある。
【0066】例えば、入力回路部18に扉センサを接続
すれば、ラック100の扉103の開閉状況を本体コン
トローラ10やネットワーク上の管理端末1などから監
視することができる。あるいは、温度監視装置40から
異常発生の温度監視情報を受けた場合に、本体コントロ
ーラ10の制御部11が出力回路部19に接続されたパ
イロットランプを点灯させて異常の発生しているラック
100の特定を容易にしたり、あるいは排気ファンを動
作させてラック100内を強制的に換気することができ
る。
【0067】また本実施形態においては、パーソナルコ
ンピュータのようなシステムコンソールを接続するため
のシステムコンソール・インタフェース部22と、UP
S(無停電電源装置)から動作情報を取得したりUPS
の動作を制御するためのUPS制御インタフェース部2
3とを本体コントローラ10に備えている。なお、シス
テムコンソール・インタフェース部22並びにUPS制
御インタフェース部23については従来周知であるから
詳細な説明を省略する。
【0068】図10は本体コントローラ10、電力監視
装置30、温度監視装置40並びに湿度監視装置50の
外観斜視図を示している。本体コントローラ10のハウ
ジング20の背面には、RJ−45のモジュラジャック
を具備する複数(本実施形態では4つ)の送受信部12
の接続ポートP11〜P14と、RJ−11のモジュラ
ジャックを具備する複数(本実施形態では4つ)の送受
信部16の接続ポートP21〜P24と、RJ−11の
モジュラジャックを具備するデータ受信部17の接続ポ
ートP3と、RJ−45のモジュラジャックを具備する
LAN接続用のポートP4と、複数(本実施形態では4
つ)の入力回路部18の接続ポートP51〜P54と、
複数(本実施形態では4つ)の出力回路部19の接続ポ
ートP61〜P64と、システムコンソールを接続する
ための接続ポートP7と、UPSを接続するための接続
ポートP8と、電源ケーブルを接続するためのACイン
レット24とを設けている。なお、ケーブルの誤接続を
防止するために各接続ポートP11,…の近傍にそれぞ
れの名称、例えば、「電力監視装置I/Fポート」、
「温度監視装置I/Fポート」などの文字を表記するこ
とが望ましい。
【0069】ところで、本体コントローラ10の制御部
11の動作は既に説明した実施形態と共通であって、電
力監視装置30から取得する電力監視情報、温度監視装
置40から取得する温度監視情報、並びに湿度監視装置
50から取得する湿度監視情報を一括して管理するとと
もにネットワーク上の管理端末1からWEBブラウザに
より上記各監視情報を閲覧可能とする。さらに、本体コ
ントローラ10の制御部11では、電力監視情報、温度
監視情報並びに湿度監視情報を総合した総合監視情報を
生成し、ネットワーク経由で管理端末1に上記総合監視
情報を送信し、管理端末1において情報機器110の動
作環境を総合的に監視することができる。
【0070】また、総合監視情報から異常発生有りと判
断された場合、本体コントローラ10の制御部11は、
不揮発性メモリ13aに予め登録されているメールアド
レスに異常が発生した時刻とその異常内容が記載された
電子メールを送信してネットワーク管理者に通知する。
なお、SNMPエージェントである制御部11にてSN
MPの基本コマンドであるトラップを実行することによ
り、SNMPマネージャである管理端末1に上記異常内
容を通知することも可能である。さらに、LANコント
ローラ15やLANケーブル6のトラブルによって本体
コントローラ10がネットワークに接続できなくなり、
管理端末1への総合監視情報の送信やネットワーク管理
者への電子メールによる通知等が不能となった場合や、
あるいは総合監視情報から異常が発生している判断され
る場合(このような場合には異常の生じている情報機器
110の動作が停止してネットワークへの接続が不能と
なっている可能性がある)、本体コントローラ10の制
御部11は、定期的に取得した総合監視情報を、その取
得した時刻とともにメモリ部13の不揮発性メモリ13
aに時系列で順次格納する。これにより、上述のような
異常が発生した場合に、不揮発性メモリ13aに格納さ
れた時系列の総合監視情報により過去に遡って総合監視
情報を追跡することができ、異常発生の原因特定が容易
になるという利点がある。
【0071】
【発明の効果】請求項1の発明は、1乃至複数の情報機
器とともにラック内に収納される本体コントローラと、
通信ケーブルにより本体コントローラと接続される1乃
至複数の環境監視装置とを備え、環境監視装置は、情報
機器の動作環境に関わる物理量を計測する計測手段と、
計測手段の計測値を演算処理して情報機器の環境監視情
報を作成する演算処理手段と、通信ケーブルを介して環
境監視情報を本体コントローラに送信する送信手段とを
具備し、本体コントローラは、通信ケーブルを介して環
境監視装置から環境監視情報を受信する受信手段と、受
信手段で受信した環境監視情報を管理する管理手段とを
具備するので、環境監視システムを本体コントローラと
環境監視装置に分割し、両者を通信ケーブルで接続する
構成であるから、情報機器の増加に対しては環境監視装
置を増やすことで対応でき、しかも、本体コントローラ
と環境監視装置を一体に構成した場合に比較して環境監
視装置の小型化が容易であるため、ラック内において情
報機器が収納されることのないデッドスペースに環境監
視装置を設置することができ、結果的にラック内の収納
スペースに対する占有率を抑えることができるという効
果がある。
【0072】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、少なくとも1つの環境監視装置は、外部電源から情
報機器への供給電力を計測する電力計測手段を具備する
電力監視装置であるので、情報機器への給電状況を本体
コントローラで一括して監視することができるという効
果がある。
【0073】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、少なくとも1つの環境監視装置は、ラック内
の雰囲気温度や情報機器の温度を計測する温度計測手段
を具備する温度監視装置であるので、ラック内の雰囲気
温度や情報機器の温度を本体コントローラで一括して監
視することができるという効果がある。
【0074】請求項4の発明は、請求項1又は2又は3
の発明において、少なくとも1つの環境監視装置は、ラ
ック内の湿度を計測する湿度計測手段を具備する湿度監
視装置であるので、ラック内の湿度を本体コントローラ
で一括して監視することができるという効果がある。
【0075】請求項5の発明は、請求項1〜4の何れか
の発明において、本体コントローラのハウジングを規格
化されたラックに対応する寸法に形成したので、ラック
内における情報機器の収納スペースに本体コントローラ
を収納することができるという効果がある。
【0076】請求項6の発明は、請求項1〜5の何れか
の発明において、外部電源より管理手段の動作電源を作
成する第1の電源部と、外部電源より環境監視装置の動
作電源を作成する第2の電源部とを本体コントローラに
具備し、第2の電源部で作成した動作電源を通信ケーブ
ルを介して環境監視装置に供給してなるので、本体コン
トローラの管理手段の動作電源と環境監視装置の動作電
源とを別系統としたため、通信ケーブルで誘起される外
来ノイズに起因した本体コントローラの管理手段の誤動
作が防止できるという効果がある。
【0077】請求項7の発明は、請求項1〜6の何れか
の発明において、環境監視装置は、本体コントローラの
管理手段から与えられる指示に従って演算処理手段をリ
セットするリセット手段を備えたので、本体コントロー
ラから環境監視装置のリセットが行えるため、環境監視
装置の異常時における復旧作業が簡素化できるという効
果がある。
【0078】請求項8の発明は、請求項2の発明におい
て、電力監視装置の送信手段は、通信ケーブルと電気的
に絶縁するためのフォトカプラを有し、当該フォトカプ
ラを介して電力監視情報を送信するので、外部電源から
供給される比較的高い電圧が通信ケーブルを介して本体
コントローラに印加されることを防止できるという効果
がある。
【0079】請求項9の発明は、請求項2の発明におい
て、電力監視装置は、計測手段の計測値を校正する際に
必要となる校正データを記憶する記憶手段を備え、本体
コントローラの管理手段は、電力監視装置の記憶手段に
記憶されている校正データを通信ケーブルを介して取得
し且つ保存するとともに保存した校正データを必要に応
じて電力監視装置の記憶手段に書き戻すので、何らかの
異常が生じて電力監視装置の記憶手段に記憶している校
正データを破損あるいは消失した場合でも本体コントロ
ーラにバックアップされている校正データを電力監視装
置の記憶手段に書き戻すことで容易に復旧可能になると
いう効果がある。
【0080】請求項10の発明は、請求項1〜9の何れ
かの発明において、センサやスイッチのような外部デバ
イスの状態を示す信号を取り込むための信号取込手段を
本体コントローラに設けたので、例えば、ラックの扉の
開閉状態を検出するセンサの検出信号を信号取込手段に
より取り込むことでセキュリティ監視ができるといった
ような機能の拡張が容易に行えるという効果がある。
【0081】請求項11の発明は、請求項1〜10の何
れかの発明において、外部機器を制御するための制御信
号を出力する制御信号出力手段を本体コントローラに設
けたので、例えば、情報機器への給電状況を表示するた
めのパイロットランプやラック内を換気するためのファ
ンなどの外部機器を制御することができるという効果が
ある。
【0082】請求項12の発明は、請求項1〜11の何
れかの発明において、ネットワークに接続するためのネ
ットワーク接続手段を本体コントローラに備え、当該ネ
ットワーク上の管理端末へネットワーク経由で環境監視
情報を伝えるので、ネットワーク上の管理端末により情
報機器の動作環境を遠隔から監視することができるとい
う効果がある。
【0083】請求項13の発明は、請求項1〜12の何
れかの発明において、環境監視装置にそれぞれ固有の識
別記号を持たせ、本体コントローラの管理手段において
当該識別記号により各環境監視装置を個別に認識してデ
ータの授受を行うので、複数の環境監視装置との間で個
別にデータの授受を行うことができるという効果があ
る。
【0084】請求項14の発明は、請求項12の発明に
おいて、本体コントローラの管理手段は、環境監視情報
を予め指定された任意のネットワークアドレスに対して
ネットワーク経由で送信するので、管理端末に限らずネ
ットワーク上の任意の端末で環境監視情報を取得するこ
とができるという効果がある。
【0085】請求項15の発明は、請求項1〜14の何
れかの発明において、本体コントローラは、環境監視装
置の環境監視情報を時系列で記憶する環境監視情報記憶
手段を備えたので、情報機器の動作環境に異常が発生し
た場合に過去に遡って環境監視情報を追跡することがで
き、異常発生原因の特定が容易になるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の環境監視システムを示すブロック
図である。
【図2】同上の外観斜視図である。
【図3】同上の外観斜視図である。
【図4】同上をラック内に収納した状態を示し、(a)
は前方から見た斜視図、(b)は後方から見た斜視図で
ある。
【図5】同上における本体コントローラと電力監視装置
との間で送受信されるパケットの信号フォーマットであ
る。
【図6】実施形態2の環境監視システムを示すブロック
図である。
【図7】実施形態3の環境監視システムを示す一部省略
したブロック図である。
【図8】実施形態4の環境監視システムを示すブロック
図である。
【図9】実施形態5の環境監視システムを示すブロック
図である。
【図10】同上の外観斜視図である。
【符号の説明】
3 通信ケーブル 10 本体コントローラ 11 制御部 12 送受信部 13 メモリ部 30 電力監視装置 31 電力計測部 32 演算処理部 33 送受信部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 正己 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 5B011 DA01 DC07 GG00 KK01

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1乃至複数の情報機器とともにラック内
    に収納される本体コントローラと、通信ケーブルにより
    本体コントローラと接続される1乃至複数の環境監視装
    置とを備え、環境監視装置は、情報機器の動作環境に関
    わる物理量を計測する計測手段と、計測手段の計測値を
    演算処理して情報機器の環境監視情報を作成する演算処
    理手段と、通信ケーブルを介して環境監視情報を本体コ
    ントローラに送信する送信手段とを具備し、本体コント
    ローラは、通信ケーブルを介して環境監視装置から環境
    監視情報を受信する受信手段と、受信手段で受信した環
    境監視情報を管理する管理手段とを具備することを特徴
    とする環境監視システム。
  2. 【請求項2】 少なくとも1つの環境監視装置は、外部
    電源から情報機器への供給電力を計測する電力計測手段
    を具備する電力監視装置であることを特徴とする請求項
    1記載の環境監視システム。
  3. 【請求項3】 少なくとも1つの環境監視装置は、ラッ
    ク内の雰囲気温度や情報機器の温度を計測する温度計測
    手段を具備する温度監視装置であることを特徴とする請
    求項1又は2記載の環境監視システム。
  4. 【請求項4】 少なくとも1つの環境監視装置は、ラッ
    ク内の湿度を計測する湿度計測手段を具備する湿度監視
    装置であることを特徴とする請求項1又は2又は3記載
    の環境監視システム。
  5. 【請求項5】 本体コントローラのハウジングを規格化
    されたラックに対応する寸法に形成したことを特徴とす
    る請求項1〜4の何れかに記載の環境監視システム。
  6. 【請求項6】 外部電源より管理手段の動作電源を作成
    する第1の電源部と、外部電源より環境監視装置の動作
    電源を作成する第2の電源部とを本体コントローラに具
    備し、第2の電源部で作成した動作電源を通信ケーブル
    を介して環境監視装置に供給してなることを特徴とする
    請求項1〜5の何れかに記載の環境監視システム。
  7. 【請求項7】 環境監視装置は、本体コントローラの管
    理手段から与えられる指示に従って演算処理手段をリセ
    ットするリセット手段を備えたことを特徴とする請求項
    1〜6の何れかに記載の環境監視システム。
  8. 【請求項8】 電力監視装置の送信手段は、通信ケーブ
    ルと電気的に絶縁するためのフォトカプラを有し、当該
    フォトカプラを介して電力監視情報を送信することを特
    徴とする請求項2記載の環境監視システム。
  9. 【請求項9】 電力監視装置は、計測手段の計測値を校
    正する際に必要となる校正データを記憶する記憶手段を
    備え、本体コントローラの管理手段は、電力監視装置の
    記憶手段に記憶されている校正データを通信ケーブルを
    介して取得し且つ保存するとともに保存した校正データ
    を必要に応じて電力監視装置の記憶手段に書き戻すこと
    を特徴とする請求項2記載の環境監視システム。
  10. 【請求項10】 センサやスイッチのような外部デバイ
    スの状態を示す信号を取り込むための信号取込手段を本
    体コントローラに設けたことを特徴とする請求項1〜9
    の何れかに記載の環境監視システム。
  11. 【請求項11】 外部機器を制御するための制御信号を
    出力する制御信号出力手段を本体コントローラに設けた
    ことを特徴とする請求項1〜10の何れかに記載の環境
    監視システム。
  12. 【請求項12】 ネットワークに接続するためのネット
    ワーク接続手段を本体コントローラに備え、当該ネット
    ワーク上の管理端末へネットワーク経由で環境監視情報
    を伝えることを特徴とする請求項1〜11の何れかに記
    載の環境監視システム。
  13. 【請求項13】 環境監視装置にそれぞれ固有の識別記
    号を持たせ、本体コントローラの管理手段において当該
    識別記号により各環境監視装置を個別に認識してデータ
    の授受を行うことを特徴とする請求項1〜12の何れか
    に記載の環境監視システム。
  14. 【請求項14】 本体コントローラの管理手段は、環境
    監視情報を予め指定された任意のネットワークアドレス
    に対してネットワーク経由で送信することを特徴とする
    請求項12記載の環境監視システム。
  15. 【請求項15】 本体コントローラは、環境監視装置の
    環境監視情報を時系列で記憶する環境監視情報記憶手段
    を備えたことを特徴とする請求項1〜14の何れかに記
    載の環境監視システム。
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