JP2003215990A - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents
画像形成装置および画像形成方法Info
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- JP2003215990A JP2003215990A JP2002015134A JP2002015134A JP2003215990A JP 2003215990 A JP2003215990 A JP 2003215990A JP 2002015134 A JP2002015134 A JP 2002015134A JP 2002015134 A JP2002015134 A JP 2002015134A JP 2003215990 A JP2003215990 A JP 2003215990A
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- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 感光体や転写媒体などの像担持体の表面状態
の影響を抑えて像担持体上に形成されるトナー像の画像
濃度を高精度に求めることができる画像形成装置および
画像形成方法を提供する。 【解決手段】 CPU124は、パッチ画像を中間転写
ベルト71に担持させる前に、中間転写ベルト71を回
転移動させながら発光素子601から中間転写ベルト7
1に向けて光を照射するとともに、受光素子672pか
らの出力電圧Vpに関連する値を光量設定用出力値とし
て求めておき、パッチ画像の画像濃度を求める際には発
光素子601から照射される光の光量を光量設定用出力
値に応じて制御する。
の影響を抑えて像担持体上に形成されるトナー像の画像
濃度を高精度に求めることができる画像形成装置および
画像形成方法を提供する。 【解決手段】 CPU124は、パッチ画像を中間転写
ベルト71に担持させる前に、中間転写ベルト71を回
転移動させながら発光素子601から中間転写ベルト7
1に向けて光を照射するとともに、受光素子672pか
らの出力電圧Vpに関連する値を光量設定用出力値とし
て求めておき、パッチ画像の画像濃度を求める際には発
光素子601から照射される光の光量を光量設定用出力
値に応じて制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、トナー像が形成
された感光体や転写媒体などの像担持体に向けて光を発
光素子から照射するとともに、像担持体からの光を受光
素子で受光し、受光素子からの出力に基づきトナー像の
画像濃度を求める画像形成装置および画像形成方法に関
するものである。
された感光体や転写媒体などの像担持体に向けて光を発
光素子から照射するとともに、像担持体からの光を受光
素子で受光し、受光素子からの出力に基づきトナー像の
画像濃度を求める画像形成装置および画像形成方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、複写機およびファクシミリ装
置などの電子写真方式の画像形成装置では、画像濃度の
安定化などを図るために、感光体や転写媒体などの像担
持体に形成されるトナー像の画像濃度を測定している。
このように画像濃度を測定する具体的な構成としては、
例えば特開2000−29271号公報に記載されたも
のがある。この画像形成装置では、発光素子から感光体
(像担持体)に向けて光を照射するとともに、感光体で
反射された光を反射側受光ユニットの受光素子で受光
し、その受光量(反射光量)に基づき感光体上のトナー
量を求めている。
置などの電子写真方式の画像形成装置では、画像濃度の
安定化などを図るために、感光体や転写媒体などの像担
持体に形成されるトナー像の画像濃度を測定している。
このように画像濃度を測定する具体的な構成としては、
例えば特開2000−29271号公報に記載されたも
のがある。この画像形成装置では、発光素子から感光体
(像担持体)に向けて光を照射するとともに、感光体で
反射された光を反射側受光ユニットの受光素子で受光
し、その受光量(反射光量)に基づき感光体上のトナー
量を求めている。
【0003】また、照射光量の安定化を図るべく、照射
光の一部をビームスプリッターによって所定の比率で分
割して取り出している。そして、取り出した光の光量を
別の受光素子(照射側受光素子)で検出し、その検出結
果が基準値となるように発光素子をフィードバック制御
している。
光の一部をビームスプリッターによって所定の比率で分
割して取り出している。そして、取り出した光の光量を
別の受光素子(照射側受光素子)で検出し、その検出結
果が基準値となるように発光素子をフィードバック制御
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来装置では単に照射光量の安定化を図っているのみであ
り、実際に受光素子からの出力については全く考慮され
ておらず、従来装置は次のような問題を含んでいる。す
なわち、照射光量が基準値に制御されていたとしても、
感光体の表面状態が累積印字回数の増大とともに変化す
るため、その表面状態の変化に応じて受光素子からの出
力も変動してしまう。より具体的には、感光体上にトナ
ー像を全く形成しない状態で、感光体に対して基準照射
光量で照射光を照射するとともに、受光素子で反射光を
受光すると、例えば図16に示すような画像濃度−セン
サ出力特性が得られる。つまり、最新の感光体に対して
基準照射光量で照射光が発光素子から感光体に照射され
た際には受光素子から出力電圧V1が出力されていたも
のが、画像形成を繰り返すことで感光体の表面にトナー
が徐々に残留し、感光体表面色の明度が低下していき、
その明度低下に伴って受光素子からの出力電圧は電圧V
2、V3、V4…と低下していく。なお、高濃度側(同図
の右手側)においては下地である感光体表面の影響は少
なく、ほぼ同一値になる。
来装置では単に照射光量の安定化を図っているのみであ
り、実際に受光素子からの出力については全く考慮され
ておらず、従来装置は次のような問題を含んでいる。す
なわち、照射光量が基準値に制御されていたとしても、
感光体の表面状態が累積印字回数の増大とともに変化す
るため、その表面状態の変化に応じて受光素子からの出
力も変動してしまう。より具体的には、感光体上にトナ
ー像を全く形成しない状態で、感光体に対して基準照射
光量で照射光を照射するとともに、受光素子で反射光を
受光すると、例えば図16に示すような画像濃度−セン
サ出力特性が得られる。つまり、最新の感光体に対して
基準照射光量で照射光が発光素子から感光体に照射され
た際には受光素子から出力電圧V1が出力されていたも
のが、画像形成を繰り返すことで感光体の表面にトナー
が徐々に残留し、感光体表面色の明度が低下していき、
その明度低下に伴って受光素子からの出力電圧は電圧V
2、V3、V4…と低下していく。なお、高濃度側(同図
の右手側)においては下地である感光体表面の影響は少
なく、ほぼ同一値になる。
【0005】このように、感光体の表面状態の変化に応
じて画像濃度−センサ出力特性が変化してしまい、特に
低濃度側での正確な濃度測定が困難となるという問題が
ある。また、感光体表面色の明度が低下することにより
受光素子から出力される電圧のダイナミックレンジが狭
くなり、このことが濃度測定精度の低下要因のひとつと
なっている。
じて画像濃度−センサ出力特性が変化してしまい、特に
低濃度側での正確な濃度測定が困難となるという問題が
ある。また、感光体表面色の明度が低下することにより
受光素子から出力される電圧のダイナミックレンジが狭
くなり、このことが濃度測定精度の低下要因のひとつと
なっている。
【0006】また、画像形成装置においてトナー像の画
像濃度を測定する主目的はパッチ画像の濃度を正確に読
取り、その画像濃度に基づき現像バイアスや帯電バイア
スなどを制御することでトナー像の画像濃度を調整し、
画像濃度の安定化を図る点にある。しかしながら、上記
した従来の画像形成装置では、高精度な濃度測定が期待
できず、その結果トナー像の画像濃度を調整して安定し
た濃度の画像を形成することが困難となっている。
像濃度を測定する主目的はパッチ画像の濃度を正確に読
取り、その画像濃度に基づき現像バイアスや帯電バイア
スなどを制御することでトナー像の画像濃度を調整し、
画像濃度の安定化を図る点にある。しかしながら、上記
した従来の画像形成装置では、高精度な濃度測定が期待
できず、その結果トナー像の画像濃度を調整して安定し
た濃度の画像を形成することが困難となっている。
【0007】この発明は上記課題に鑑みなされたもので
あり、感光体や転写媒体などの像担持体の表面状態の影
響を抑えて像担持体上に形成されるトナー像の画像濃度
を高精度に求めることができる画像形成装置および画像
形成方法を提供することを目的とする。
あり、感光体や転写媒体などの像担持体の表面状態の影
響を抑えて像担持体上に形成されるトナー像の画像濃度
を高精度に求めることができる画像形成装置および画像
形成方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、トナー像を
担持可能な像担持体と、像担持体に向けて光を照射する
発光素子と、像担持体からの光を受光し、その受光光量
に対応する値を出力する受光素子と、受光素子からの出
力に基づきトナー像の画像濃度を求める制御手段とを備
えた画像形成装置であって、上記目的を達成するため、
制御手段は、像担持体の表面のうちトナー像を担持して
いない非担持領域に向けて発光素子から光を照射した際
の受光素子からの出力に関連する値を光量設定用出力値
として求める一方、トナー像の画像濃度を求める際に発
光素子から照射される光の光量を光量設定用出力値に基
づき制御するように構成している。
担持可能な像担持体と、像担持体に向けて光を照射する
発光素子と、像担持体からの光を受光し、その受光光量
に対応する値を出力する受光素子と、受光素子からの出
力に基づきトナー像の画像濃度を求める制御手段とを備
えた画像形成装置であって、上記目的を達成するため、
制御手段は、像担持体の表面のうちトナー像を担持して
いない非担持領域に向けて発光素子から光を照射した際
の受光素子からの出力に関連する値を光量設定用出力値
として求める一方、トナー像の画像濃度を求める際に発
光素子から照射される光の光量を光量設定用出力値に基
づき制御するように構成している。
【0009】このように構成された発明では、発光素子
から非担持領域に向けて光が照射された際の受光素子か
らの出力に関連する値が光量設定用出力値として求めら
れる。この「非担持領域」とは、像担持体の表面のうち
トナー像が形成されていない表面領域、つまりトナー像
を形成する前の下地領域であったり、トナー像を形成し
ない非画像部を意味するものである。また、「受光素子
からの出力に関連する値」とは、受光素子からの出力値
そのもの、あるいは該出力に対して信号処理やデータ処
理などを加えて得られる値を意味するものであり、受光
素子で受光した光の光量に対応する値である。つまり、
上記のように非担持領域に対応して得られる光量設定用
出力値はその非担持領域の表面状態を正確に反映した値
となる。そして、トナー像の画像濃度を求める際に発光
素子から照射される光の光量を光量設定用出力値に応じ
て制御することにより、像担持体の表面状態が変化した
としても、受光素子からの出力とトナー像の画像濃度と
の関係を示す特性、つまり画像濃度−センサ出力特性は
ほぼ一定に維持される。したがって、トナー像の画像濃
度を高精度に求めることができる。
から非担持領域に向けて光が照射された際の受光素子か
らの出力に関連する値が光量設定用出力値として求めら
れる。この「非担持領域」とは、像担持体の表面のうち
トナー像が形成されていない表面領域、つまりトナー像
を形成する前の下地領域であったり、トナー像を形成し
ない非画像部を意味するものである。また、「受光素子
からの出力に関連する値」とは、受光素子からの出力値
そのもの、あるいは該出力に対して信号処理やデータ処
理などを加えて得られる値を意味するものであり、受光
素子で受光した光の光量に対応する値である。つまり、
上記のように非担持領域に対応して得られる光量設定用
出力値はその非担持領域の表面状態を正確に反映した値
となる。そして、トナー像の画像濃度を求める際に発光
素子から照射される光の光量を光量設定用出力値に応じ
て制御することにより、像担持体の表面状態が変化した
としても、受光素子からの出力とトナー像の画像濃度と
の関係を示す特性、つまり画像濃度−センサ出力特性は
ほぼ一定に維持される。したがって、トナー像の画像濃
度を高精度に求めることができる。
【0010】また、光量設定用出力値を求めるために、
トナー像を像担持体に担持させる前に、該像担持体を回
転移動させながら、受光素子から出力を連続的または断
続的にサンプリングして得られたサンプリングデータに
基づき光量設定用出力値を求めてもよい。こうすること
で複数の非担持領域に対応する出力に基づき光量設定用
出力値を求めることができ、該光量設定用出力値はトナ
ー像の形成前における像担持体の表面状態をより正確に
反映したものとなる。そして、画像濃度−センサ出力特
性を一定にするためには、例えばトナー像の画像濃度を
求める際に、この光量設定用出力値が所定の基準値とな
るように発光素子から照射される光の光量を制御すれば
よい。
トナー像を像担持体に担持させる前に、該像担持体を回
転移動させながら、受光素子から出力を連続的または断
続的にサンプリングして得られたサンプリングデータに
基づき光量設定用出力値を求めてもよい。こうすること
で複数の非担持領域に対応する出力に基づき光量設定用
出力値を求めることができ、該光量設定用出力値はトナ
ー像の形成前における像担持体の表面状態をより正確に
反映したものとなる。そして、画像濃度−センサ出力特
性を一定にするためには、例えばトナー像の画像濃度を
求める際に、この光量設定用出力値が所定の基準値とな
るように発光素子から照射される光の光量を制御すれば
よい。
【0011】ここで、像担持体表面のうちトナー像を担
持する画像部の表面状態をより正確に求めるためには、
上記サンプリングデータの中に少なくとも画像部からの
光を受光した受光素子からの出力が含まれるのが望まし
く、さらに言えば上記サンプリングデータが画像部から
の光を受光した受光素子からの出力のみで構成されるの
がより好適である。
持する画像部の表面状態をより正確に求めるためには、
上記サンプリングデータの中に少なくとも画像部からの
光を受光した受光素子からの出力が含まれるのが望まし
く、さらに言えば上記サンプリングデータが画像部から
の光を受光した受光素子からの出力のみで構成されるの
がより好適である。
【0012】また、光量設定用出力値については、像担
持体の移動を停止させた状態で光量設定用出力値を求め
るようにしてもよい。例えば発光素子からの光が像担持
体の表面のうちトナー像を形成しない非画像部に照射さ
れた状態で光量設定用出力値を求めるようにしてもよ
い。この場合、トナー像を像担持体に担持させる前はも
ちろんのこと、トナー像を像担持体の画像部に担持させ
た後であっても光量設定用出力値を求めることが可能と
なる。そして、画像濃度−センサ出力特性を一定にする
ためには、トナー像の画像濃度を求める際に光量設定用
出力値が所定の基準値となるように発光素子から照射さ
れる光の光量を制御すればよい。
持体の移動を停止させた状態で光量設定用出力値を求め
るようにしてもよい。例えば発光素子からの光が像担持
体の表面のうちトナー像を形成しない非画像部に照射さ
れた状態で光量設定用出力値を求めるようにしてもよ
い。この場合、トナー像を像担持体に担持させる前はも
ちろんのこと、トナー像を像担持体の画像部に担持させ
た後であっても光量設定用出力値を求めることが可能と
なる。そして、画像濃度−センサ出力特性を一定にする
ためには、トナー像の画像濃度を求める際に光量設定用
出力値が所定の基準値となるように発光素子から照射さ
れる光の光量を制御すればよい。
【0013】また、発光素子からの光の光量を変化させ
ながら光量設定用出力値を求めるようにしてもよい。す
なわち、第1光量で非担持領域に向けて発光素子から光
を照射した際の受光素子からの出力に関連する第1出力
値と、第1光量と異なる第2光量で非担持領域に向けて
発光素子から光を照射した際の受光素子からの出力に関
連する第2出力値とを光量設定用出力値として求めるよ
うにしてもよい。そして、第1光量、第1出力値、第2
光量および第2出力値に基づき、発光素子からの光の光
量と光量設定用出力値との相関関係を求めるようにして
もよく、この場合、画像濃度−センサ出力特性を一定に
するためには、トナー像の画像濃度を求める際に発光素
子から照射される光の光量を相関関係に基づき制御する
ことができる。
ながら光量設定用出力値を求めるようにしてもよい。す
なわち、第1光量で非担持領域に向けて発光素子から光
を照射した際の受光素子からの出力に関連する第1出力
値と、第1光量と異なる第2光量で非担持領域に向けて
発光素子から光を照射した際の受光素子からの出力に関
連する第2出力値とを光量設定用出力値として求めるよ
うにしてもよい。そして、第1光量、第1出力値、第2
光量および第2出力値に基づき、発光素子からの光の光
量と光量設定用出力値との相関関係を求めるようにして
もよく、この場合、画像濃度−センサ出力特性を一定に
するためには、トナー像の画像濃度を求める際に発光素
子から照射される光の光量を相関関係に基づき制御する
ことができる。
【0014】また、トナー像としてパッチ画像を像担持
体上に形成するとともに、上記のように発光素子から照
射される光の光量を光量設定用出力値に基づき制御しな
がら、パッチ画像の画像濃度を求めるように構成しても
よく、こうすることで像担持体の表面状態にかかわらず
パッチ画像の画像濃度を精度良く求めることができる。
そして、その画像濃度に基づきトナー像の画像濃度に影
響を与える濃度制御因子を調整して像担持体上に形成さ
れるトナー像の画像濃度を制御することで、トナー像の
画像濃度を調整して安定した濃度の画像を形成すること
が可能となる。
体上に形成するとともに、上記のように発光素子から照
射される光の光量を光量設定用出力値に基づき制御しな
がら、パッチ画像の画像濃度を求めるように構成しても
よく、こうすることで像担持体の表面状態にかかわらず
パッチ画像の画像濃度を精度良く求めることができる。
そして、その画像濃度に基づきトナー像の画像濃度に影
響を与える濃度制御因子を調整して像担持体上に形成さ
れるトナー像の画像濃度を制御することで、トナー像の
画像濃度を調整して安定した濃度の画像を形成すること
が可能となる。
【0015】さらに、この発明は、トナー像が形成され
た像担持体に向けて光を発光素子から照射するととも
に、像担持体からの光を受光素子で受光し、受光素子か
らの出力に基づきトナー像の画像濃度を求める画像形成
方法であって、上記目的を達成するため、像担持体にト
ナー像を担持させる前に、像担持体に向けて発光素子か
ら光を照射するとともに、受光素子からの出力に関連す
る値を光量設定用出力値として求める工程と、トナー像
の画像濃度を求める際に発光素子から照射される光の光
量を光量設定用出力値に基づき制御する工程とを備えて
いる。
た像担持体に向けて光を発光素子から照射するととも
に、像担持体からの光を受光素子で受光し、受光素子か
らの出力に基づきトナー像の画像濃度を求める画像形成
方法であって、上記目的を達成するため、像担持体にト
ナー像を担持させる前に、像担持体に向けて発光素子か
ら光を照射するとともに、受光素子からの出力に関連す
る値を光量設定用出力値として求める工程と、トナー像
の画像濃度を求める際に発光素子から照射される光の光
量を光量設定用出力値に基づき制御する工程とを備えて
いる。
【0016】このように構成された発明では、像担持体
にトナー像を担持させる前に、像担持体の表面状態を正
確に反映した光量設定用出力値が求められており、トナ
ー像の画像濃度を求める際に発光素子から照射される光
の光量が光量設定用出力値に基づき制御されるため、像
担持体の表面状態が変化したとしても、受光素子からの
出力とトナー像の画像濃度との関係を示す特性、つまり
画像濃度−センサ出力特性はほぼ一定に維持される。し
たがって、トナー像の画像濃度を高精度に求めることが
できる。
にトナー像を担持させる前に、像担持体の表面状態を正
確に反映した光量設定用出力値が求められており、トナ
ー像の画像濃度を求める際に発光素子から照射される光
の光量が光量設定用出力値に基づき制御されるため、像
担持体の表面状態が変化したとしても、受光素子からの
出力とトナー像の画像濃度との関係を示す特性、つまり
画像濃度−センサ出力特性はほぼ一定に維持される。し
たがって、トナー像の画像濃度を高精度に求めることが
できる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、この発明にかかる画像形
成装置の一実施形態を示す図である。また、図2は図1
の画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。
この画像形成装置は、ブラック(K)、シアン(C)、
マゼンタ(M)、イエロー(Y)の4色のトナーを重ね
合わせてフルカラー画像を形成したり、ブラック(K)
のトナーのみを用いてモノクロ画像を形成する装置であ
る。この画像形成装置では、ホストコンピュータなどの
外部装置から画像信号が制御ユニット1のメインコント
ローラ11に与えられると、このメインコントローラ1
1からの指令に応じてエンジンコントローラ12がエン
ジン部EGの各部を制御してシートSに画像信号に対応
する画像を形成する。
成装置の一実施形態を示す図である。また、図2は図1
の画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。
この画像形成装置は、ブラック(K)、シアン(C)、
マゼンタ(M)、イエロー(Y)の4色のトナーを重ね
合わせてフルカラー画像を形成したり、ブラック(K)
のトナーのみを用いてモノクロ画像を形成する装置であ
る。この画像形成装置では、ホストコンピュータなどの
外部装置から画像信号が制御ユニット1のメインコント
ローラ11に与えられると、このメインコントローラ1
1からの指令に応じてエンジンコントローラ12がエン
ジン部EGの各部を制御してシートSに画像信号に対応
する画像を形成する。
【0018】このエンジン部EGでは、感光体2が同図
の矢印方向D1に回転自在に設けられている。また、こ
の感光体2の周りにその回転方向D1に沿って、帯電手
段としての帯電ユニット3、現像手段としてのロータリ
ー現像ユニット4およびクリーニング部5がそれぞれ配
置されている。帯電ユニット3は帯電バイアス発生部1
21から帯電バイアスが印加されており、感光体2の外
周面を均一に帯電させる。
の矢印方向D1に回転自在に設けられている。また、こ
の感光体2の周りにその回転方向D1に沿って、帯電手
段としての帯電ユニット3、現像手段としてのロータリ
ー現像ユニット4およびクリーニング部5がそれぞれ配
置されている。帯電ユニット3は帯電バイアス発生部1
21から帯電バイアスが印加されており、感光体2の外
周面を均一に帯電させる。
【0019】そして、この帯電ユニット3によって帯電
された感光体2の外周面に向けて露光ユニット6から光
ビームLが照射される。この露光ユニット6は、図2に
示すように、画像信号切換部122と電気的に接続され
ており、この画像信号切換部122を介して与えられる
画像信号に応じて露光パワー制御部123が露光ユニッ
ト6を制御し、光ビームLを感光体2上に走査露光して
感光体2上に画像信号に対応する静電潜像を形成する。
例えば、エンジンコントローラ12のCPU124から
の指令に基づき、画像信号切換部122がパッチ作成モ
ジュール125と導通している際には、パッチ作成モジ
ュール125から出力されるパッチ画像信号が露光パワ
ー制御部123に与えられてパッチ潜像が形成される。
一方、画像信号切換部122がメインコントローラ11
のCPU111と導通している際には、ホストコンピュ
ータなどの外部装置よりインターフェース112を介し
て与えられた画像信号に応じて光ビームLが感光体2上
に走査露光されて画像信号に対応する静電潜像が感光体
2上に形成される。
された感光体2の外周面に向けて露光ユニット6から光
ビームLが照射される。この露光ユニット6は、図2に
示すように、画像信号切換部122と電気的に接続され
ており、この画像信号切換部122を介して与えられる
画像信号に応じて露光パワー制御部123が露光ユニッ
ト6を制御し、光ビームLを感光体2上に走査露光して
感光体2上に画像信号に対応する静電潜像を形成する。
例えば、エンジンコントローラ12のCPU124から
の指令に基づき、画像信号切換部122がパッチ作成モ
ジュール125と導通している際には、パッチ作成モジ
ュール125から出力されるパッチ画像信号が露光パワ
ー制御部123に与えられてパッチ潜像が形成される。
一方、画像信号切換部122がメインコントローラ11
のCPU111と導通している際には、ホストコンピュ
ータなどの外部装置よりインターフェース112を介し
て与えられた画像信号に応じて光ビームLが感光体2上
に走査露光されて画像信号に対応する静電潜像が感光体
2上に形成される。
【0020】こうして形成された静電潜像は現像ユニッ
ト4によってトナー現像される。すなわち、この実施形
態では現像ユニット4として、ブラック用の現像器4
K、シアン用の現像器4C、マゼンタ用の現像器4M、
およびイエロー用の現像器4Yが軸中心に回転自在に設
けられている。そして、これらの現像器4K,4C,4
M,4Yは回転位置決めされるとともに、感光体2に対
して選択的に当接、もしくは離間位置で位置決めされ、
現像バイアス発生部126によって現像バイアスが印加
されて選択された色のトナーを感光体2の表面に付与す
る。これによって、感光体2上の静電潜像が選択トナー
色で顕像化される。
ト4によってトナー現像される。すなわち、この実施形
態では現像ユニット4として、ブラック用の現像器4
K、シアン用の現像器4C、マゼンタ用の現像器4M、
およびイエロー用の現像器4Yが軸中心に回転自在に設
けられている。そして、これらの現像器4K,4C,4
M,4Yは回転位置決めされるとともに、感光体2に対
して選択的に当接、もしくは離間位置で位置決めされ、
現像バイアス発生部126によって現像バイアスが印加
されて選択された色のトナーを感光体2の表面に付与す
る。これによって、感光体2上の静電潜像が選択トナー
色で顕像化される。
【0021】上記のようにして現像ユニット4で現像さ
れたトナー像は、一次転写領域TR1で転写ユニット7
の中間転写ベルト71上に一次転写される。転写ユニッ
ト7は、図1に示すように、複数のローラ72〜75に
掛け渡された中間転写ベルト71と、ローラ73を回転
駆動することで中間転写ベルト71を回転させる駆動部
(図示省略)とを備えている。そして、カラー画像をシ
ートSに転写する場合には、感光体2上に形成される各
色のトナー像を中間転写ベルト71上に重ね合わせてカ
ラー画像を形成するとともに、所定の二次転写領域TR
2において、カセット8から取り出されたシートS上に
カラー画像を二次転写する。また、こうしてカラー画像
が形成されたシートSは定着ユニット9を経由して装置
本体の上面部に設けられた排出トレイ部に搬送される。
れたトナー像は、一次転写領域TR1で転写ユニット7
の中間転写ベルト71上に一次転写される。転写ユニッ
ト7は、図1に示すように、複数のローラ72〜75に
掛け渡された中間転写ベルト71と、ローラ73を回転
駆動することで中間転写ベルト71を回転させる駆動部
(図示省略)とを備えている。そして、カラー画像をシ
ートSに転写する場合には、感光体2上に形成される各
色のトナー像を中間転写ベルト71上に重ね合わせてカ
ラー画像を形成するとともに、所定の二次転写領域TR
2において、カセット8から取り出されたシートS上に
カラー画像を二次転写する。また、こうしてカラー画像
が形成されたシートSは定着ユニット9を経由して装置
本体の上面部に設けられた排出トレイ部に搬送される。
【0022】また、ローラ75の近傍には、図1に示す
ように、クリーニング部76、濃度センサ60および垂
直同期センサ77が配置されている。これらのうち、ク
リーニング部76は図示を省略するクリーナ駆動部によ
ってローラ75に対して近接・離間移動可能となってい
る。そして、ローラ75側に移動した状態でクリーニン
グ部76のブレードがローラ75に掛け渡された中間転
写ベルト71の表面に当接し、二次転写後に中間転写ベ
ルト71の外周面に残留付着しているトナーを除去す
る。また、垂直同期センサ77は、中間転写ベルト71
の基準位置を検出するためのセンサであり、中間転写ベ
ルト71の回転駆動に関連して出力される同期信号、つ
まり垂直同期信号Vsyncを得るための垂直同期センサと
して機能する。さらに、濃度センサ60は中間転写ベル
ト71の表面に対向して設けられており、後述するよう
にして構成されて中間転写ベルト71の外周面に形成さ
れるパッチ画像の光学濃度を測定する。
ように、クリーニング部76、濃度センサ60および垂
直同期センサ77が配置されている。これらのうち、ク
リーニング部76は図示を省略するクリーナ駆動部によ
ってローラ75に対して近接・離間移動可能となってい
る。そして、ローラ75側に移動した状態でクリーニン
グ部76のブレードがローラ75に掛け渡された中間転
写ベルト71の表面に当接し、二次転写後に中間転写ベ
ルト71の外周面に残留付着しているトナーを除去す
る。また、垂直同期センサ77は、中間転写ベルト71
の基準位置を検出するためのセンサであり、中間転写ベ
ルト71の回転駆動に関連して出力される同期信号、つ
まり垂直同期信号Vsyncを得るための垂直同期センサと
して機能する。さらに、濃度センサ60は中間転写ベル
ト71の表面に対向して設けられており、後述するよう
にして構成されて中間転写ベルト71の外周面に形成さ
れるパッチ画像の光学濃度を測定する。
【0023】なお、図2において、符号113はホスト
コンピュータなどの外部装置よりインターフェース11
2を介して与えられた画像を記憶するためにメインコン
トローラ11に設けられた画像メモリであり、符号12
7はCPU124で行う演算プログラム、CPU124
における演算結果、ならびにエンジン部EGを制御する
ための制御データなどを記憶するためのメモリ(記憶手
段)である。
コンピュータなどの外部装置よりインターフェース11
2を介して与えられた画像を記憶するためにメインコン
トローラ11に設けられた画像メモリであり、符号12
7はCPU124で行う演算プログラム、CPU124
における演算結果、ならびにエンジン部EGを制御する
ための制御データなどを記憶するためのメモリ(記憶手
段)である。
【0024】図3は濃度センサの構成を示す図である。
この濃度センサ60は、本発明の「像担持体」に相当す
る中間転写ベルト71の表面領域のうちローラ75に巻
き掛けられた巻き掛け領域71aに光を照射するLED
などの発光素子601を有している。また、この濃度セ
ンサ60には、後述するようにCPU124から与えら
れる光量制御信号Slに応じて照射光の照射光量を調整
するために、偏光ビームスプリッター603、照射光量
モニタ用受光ユニット604および照射光量調整ユニッ
ト605が設けられている。
この濃度センサ60は、本発明の「像担持体」に相当す
る中間転写ベルト71の表面領域のうちローラ75に巻
き掛けられた巻き掛け領域71aに光を照射するLED
などの発光素子601を有している。また、この濃度セ
ンサ60には、後述するようにCPU124から与えら
れる光量制御信号Slに応じて照射光の照射光量を調整
するために、偏光ビームスプリッター603、照射光量
モニタ用受光ユニット604および照射光量調整ユニッ
ト605が設けられている。
【0025】この偏光ビームスプリッター603は、同
図に示すように、発光素子601と中間転写ベルト71
との間に配置されており、中間転写ベルト71上におけ
る照射光の入射面に平行な偏光方向を有するp偏光と、
垂直な偏光方向を有するs偏光とに分割している。そし
て、p偏光についてはそのまま中間転写ベルト71に入
射する一方、s偏光については偏光ビームスプリッター
603から取り出された後、照射光量モニタ用の受光ユ
ニット604に入射され、この受光ユニット604から
照射光量に比例した信号が照射光量調整ユニット605
に出力される。
図に示すように、発光素子601と中間転写ベルト71
との間に配置されており、中間転写ベルト71上におけ
る照射光の入射面に平行な偏光方向を有するp偏光と、
垂直な偏光方向を有するs偏光とに分割している。そし
て、p偏光についてはそのまま中間転写ベルト71に入
射する一方、s偏光については偏光ビームスプリッター
603から取り出された後、照射光量モニタ用の受光ユ
ニット604に入射され、この受光ユニット604から
照射光量に比例した信号が照射光量調整ユニット605
に出力される。
【0026】この照射光量調整ユニット605は、受光
ユニット604からの信号と、エンジンコントローラ1
2のCPU124からの光量制御信号Slとに基づき発
光素子601をフィードバック制御して発光素子601
から中間転写ベルト71に照射される照射光量を光量制
御信号Slに対応する値に調整する。このように、この
実施形態では、照射光量を広範囲に、かつ適切に変更調
整することができる。
ユニット604からの信号と、エンジンコントローラ1
2のCPU124からの光量制御信号Slとに基づき発
光素子601をフィードバック制御して発光素子601
から中間転写ベルト71に照射される照射光量を光量制
御信号Slに対応する値に調整する。このように、この
実施形態では、照射光量を広範囲に、かつ適切に変更調
整することができる。
【0027】また、この実施形態では、照射光量モニタ
用受光ユニット604に設けられた受光素子642の出
力側に入力オフセット電圧641が印加されており、光
量制御信号Slがある信号レベルを超えない限り、発光
素子601が消灯状態に維持されるように構成されてい
る。その具体的な電気的構成は図4に示す通りである。
図4は図3の濃度センサ60において採用された受光ユ
ニット604の電気的構成を示す図である。この受光ユ
ニット604では、フォトダイオードなどの受光素子P
Sのアノード端子は電流−電圧(I/V)変換回路を構
成するオペアンプOPの非反転入力端子に接続されると
ともに、オフセット電圧641を介して接地電位に接続
されている。また、受光素子PSのカソード端子は、オ
ペアンプOPの反転入力端子に接続されるとともに、抵
抗Rを介してオペアンプOPの出力端子に接続されてい
る。このため、受光素子PSに光が入射されて光電流i
が流れると、オペアンプOPの出力端子からの出力電圧
V0は、 V0=i・R+Voff (ただし、Voffはオフセット電圧値である)となり、
反射光量に対応した信号が受光ユニット604から出力
される。このように構成した理由について以下説明す
る。
用受光ユニット604に設けられた受光素子642の出
力側に入力オフセット電圧641が印加されており、光
量制御信号Slがある信号レベルを超えない限り、発光
素子601が消灯状態に維持されるように構成されてい
る。その具体的な電気的構成は図4に示す通りである。
図4は図3の濃度センサ60において採用された受光ユ
ニット604の電気的構成を示す図である。この受光ユ
ニット604では、フォトダイオードなどの受光素子P
Sのアノード端子は電流−電圧(I/V)変換回路を構
成するオペアンプOPの非反転入力端子に接続されると
ともに、オフセット電圧641を介して接地電位に接続
されている。また、受光素子PSのカソード端子は、オ
ペアンプOPの反転入力端子に接続されるとともに、抵
抗Rを介してオペアンプOPの出力端子に接続されてい
る。このため、受光素子PSに光が入射されて光電流i
が流れると、オペアンプOPの出力端子からの出力電圧
V0は、 V0=i・R+Voff (ただし、Voffはオフセット電圧値である)となり、
反射光量に対応した信号が受光ユニット604から出力
される。このように構成した理由について以下説明す
る。
【0028】入力オフセット電圧641を印加しない場
合には、図5の破線で示すような光量特性を示す。つま
り、光量制御信号Sl(0)をCPU124から照射光量調
整ユニット605に与えると、発光素子601は消灯状
態となり、光量制御信号Slの信号レベルを高めると、
発光素子601は点灯し、中間転写ベルト71上への照
射光量も信号レベルにほぼ比例して増大する。しかしな
がら、光量特性は周辺温度の影響や照射光量調整ユニッ
ト605の構成などによって図5に示す一点鎖線や二点
鎖線のように平行シフトすることがあり、仮に同図の一
点鎖線のようにシフトしてしまうと、CPU124から
消灯指令、つまり光量制御信号Sl(0)を与えているにも
かかわらず、発光素子601が点灯していることがあ
る。
合には、図5の破線で示すような光量特性を示す。つま
り、光量制御信号Sl(0)をCPU124から照射光量調
整ユニット605に与えると、発光素子601は消灯状
態となり、光量制御信号Slの信号レベルを高めると、
発光素子601は点灯し、中間転写ベルト71上への照
射光量も信号レベルにほぼ比例して増大する。しかしな
がら、光量特性は周辺温度の影響や照射光量調整ユニッ
ト605の構成などによって図5に示す一点鎖線や二点
鎖線のように平行シフトすることがあり、仮に同図の一
点鎖線のようにシフトしてしまうと、CPU124から
消灯指令、つまり光量制御信号Sl(0)を与えているにも
かかわらず、発光素子601が点灯していることがあ
る。
【0029】これに対し、本実施形態の如く、入力オフ
セット電圧641を印加して予め同図の右手側にシフト
させて不感帯(信号レベルSl(0)〜Sl(1))を設けてい
る場合(同図の実線)には、CPU124から消灯指
令、つまり光量制御信号Sl(0)を与えることで確実に発
光素子601を消灯することができ、装置の誤作動を未
然に防止することができる。
セット電圧641を印加して予め同図の右手側にシフト
させて不感帯(信号レベルSl(0)〜Sl(1))を設けてい
る場合(同図の実線)には、CPU124から消灯指
令、つまり光量制御信号Sl(0)を与えることで確実に発
光素子601を消灯することができ、装置の誤作動を未
然に防止することができる。
【0030】一方、信号レベルSl(1)を超える光量制御
信号SlがCPU124から照射光量調整ユニット60
5に与えられると、発光素子601は点灯し、中間転写
ベルト71にp偏光が照射光として照射される。する
と、このp偏光は中間転写ベルト71で反射され、反射
光量検出ユニット607で反射光の光成分のうちp偏光
の光量とs偏光の光量とが検出され、各光量に対応する
信号がCPU124に出力される。
信号SlがCPU124から照射光量調整ユニット60
5に与えられると、発光素子601は点灯し、中間転写
ベルト71にp偏光が照射光として照射される。する
と、このp偏光は中間転写ベルト71で反射され、反射
光量検出ユニット607で反射光の光成分のうちp偏光
の光量とs偏光の光量とが検出され、各光量に対応する
信号がCPU124に出力される。
【0031】この反射光量検出ユニット607は、図3
に示すように、反射光の光路上に配置された偏光ビーム
スプリッター671と、偏光ビームスプリッター671
を通過するp偏光を受光し、そのp偏光の光量に対応す
る信号を出力する受光ユニット670pと、偏光ビーム
スプリッター671で分割されたs偏光を受光し、その
s偏光の光量に対応する信号を出力する受光ユニット6
70sとを備えている。この受光ユニット670pで
は、受光素子672pが偏光ビームスプリッター671
からのp偏光を受光し、その受光素子672pからの出
力をアンプ回路673pで増幅した後、その増幅信号を
p偏光の光量に相当する信号として受光ユニット670
pから出力している。また、受光ユニット670sは受
光ユニット670pと同様に受光素子672sおよびア
ンプ回路673sを有している。このため、反射光の光
成分のうち互いに異なる2つの成分光(p偏光とs偏
光)の光量を独立して求めることができる。
に示すように、反射光の光路上に配置された偏光ビーム
スプリッター671と、偏光ビームスプリッター671
を通過するp偏光を受光し、そのp偏光の光量に対応す
る信号を出力する受光ユニット670pと、偏光ビーム
スプリッター671で分割されたs偏光を受光し、その
s偏光の光量に対応する信号を出力する受光ユニット6
70sとを備えている。この受光ユニット670pで
は、受光素子672pが偏光ビームスプリッター671
からのp偏光を受光し、その受光素子672pからの出
力をアンプ回路673pで増幅した後、その増幅信号を
p偏光の光量に相当する信号として受光ユニット670
pから出力している。また、受光ユニット670sは受
光ユニット670pと同様に受光素子672sおよびア
ンプ回路673sを有している。このため、反射光の光
成分のうち互いに異なる2つの成分光(p偏光とs偏
光)の光量を独立して求めることができる。
【0032】また、この実施形態では、受光素子672
p,672sの出力側に出力オフセット電圧674p,
674sがそれぞれ印加されており、アンプ回路673
p,673sからCPU124に与えられる信号の出力
電圧Vp,Vsは図6に示すようにプラス側にオフセット
されている。各受光ユニット670p,70sの具体的
な電気的構成については、受光ユニット604と同一で
あるため、ここでは図示説明を省略する。このように構
成された受光ユニット670p,670sにおいても、
受光ユニット604と同様に、反射光量がゼロであると
きであっても、各出力電圧Vp,Vsはゼロ以上の値を有
し、しかも反射光量の増大に比例して出力電圧Vp,Vs
も増大する。このように出力オフセット電圧674p,
674sを印加することで図5の不感帯の影響を確実に
排除することができ、反射光量に応じた出力電圧を出力
することができる。
p,672sの出力側に出力オフセット電圧674p,
674sがそれぞれ印加されており、アンプ回路673
p,673sからCPU124に与えられる信号の出力
電圧Vp,Vsは図6に示すようにプラス側にオフセット
されている。各受光ユニット670p,70sの具体的
な電気的構成については、受光ユニット604と同一で
あるため、ここでは図示説明を省略する。このように構
成された受光ユニット670p,670sにおいても、
受光ユニット604と同様に、反射光量がゼロであると
きであっても、各出力電圧Vp,Vsはゼロ以上の値を有
し、しかも反射光量の増大に比例して出力電圧Vp,Vs
も増大する。このように出力オフセット電圧674p,
674sを印加することで図5の不感帯の影響を確実に
排除することができ、反射光量に応じた出力電圧を出力
することができる。
【0033】これら出力電圧Vp,Vsの信号は図示を省
略するA/D変換回路を介してCPU124に入力され
るように構成されている。そして、適当なタイミング、
例えば装置電源が投入された時点、印刷枚数の累積カウ
ント値が所定値になった時点などのタイミングで、現像
バイアス、帯電バイアスや露光エネルギーなどの画像濃
度に影響を与える濃度制御因子の最適化処理を行って画
像濃度の安定化を図っている。以下、その濃度制御因子
の最適化処理について、図7ないし図11を参照しつつ
詳述する。
略するA/D変換回路を介してCPU124に入力され
るように構成されている。そして、適当なタイミング、
例えば装置電源が投入された時点、印刷枚数の累積カウ
ント値が所定値になった時点などのタイミングで、現像
バイアス、帯電バイアスや露光エネルギーなどの画像濃
度に影響を与える濃度制御因子の最適化処理を行って画
像濃度の安定化を図っている。以下、その濃度制御因子
の最適化処理について、図7ないし図11を参照しつつ
詳述する。
【0034】図7は図1の画像形成装置において実行さ
れる濃度制御因子の最適化処理を示すフローチャートで
ある。この画像形成装置では、上記したタイミングでC
PU124は予めメモリ127に記憶されているプログ
ラムにしたがって装置各部を制御して濃度制御因子の最
適値を決定している。なお、ここでは中間転写ベルト7
1の周長がセンサ対向ローラ75の周長の整数倍となっ
ており、中間転写ベルト71が1周するのに要する媒体
周期P71が、センサ対向ローラ75が1周するのに要す
るローラ周期P75の整数倍(後の図12に示すように
「5」倍)で、しかもCPU124が濃度センサ60か
らの出力電圧Vp,Vsをサンプリングするサンプリング
間隔の整数倍となっているという前提で最適化処理につ
いて説明する。
れる濃度制御因子の最適化処理を示すフローチャートで
ある。この画像形成装置では、上記したタイミングでC
PU124は予めメモリ127に記憶されているプログ
ラムにしたがって装置各部を制御して濃度制御因子の最
適値を決定している。なお、ここでは中間転写ベルト7
1の周長がセンサ対向ローラ75の周長の整数倍となっ
ており、中間転写ベルト71が1周するのに要する媒体
周期P71が、センサ対向ローラ75が1周するのに要す
るローラ周期P75の整数倍(後の図12に示すように
「5」倍)で、しかもCPU124が濃度センサ60か
らの出力電圧Vp,Vsをサンプリングするサンプリング
間隔の整数倍となっているという前提で最適化処理につ
いて説明する。
【0035】まずパッチ画像を中間転写ベルト71に転
写するのに先立って、ステップS1〜S3を実行して中
間転写ベルト71に関する情報(後で説明するローラ7
5の偏心成分、周期プロファイル)を補正情報として求
める。すなわち、最初のステップS1では、暗出力電圧
Vp0,Vs0を検出するとともに、それらをメモリ127
に記憶する。ここで、「暗出力電圧Vp0,Vs0」とは、
消灯指令に相当する光量制御信号Sl(0)を照射光量調整
ユニット605に出力して発光素子601を消灯し、こ
の消灯状態でのpおよびs偏光の光量を示す出力電圧を
意味している。そして、後述するように出力電圧Vp,
Vsから出力電圧Vp0,Vs0をそれぞれ差し引くことで
暗出力電圧Vp0,Vs0の悪影響を排除し、より高精度な
測定が可能となる。
写するのに先立って、ステップS1〜S3を実行して中
間転写ベルト71に関する情報(後で説明するローラ7
5の偏心成分、周期プロファイル)を補正情報として求
める。すなわち、最初のステップS1では、暗出力電圧
Vp0,Vs0を検出するとともに、それらをメモリ127
に記憶する。ここで、「暗出力電圧Vp0,Vs0」とは、
消灯指令に相当する光量制御信号Sl(0)を照射光量調整
ユニット605に出力して発光素子601を消灯し、こ
の消灯状態でのpおよびs偏光の光量を示す出力電圧を
意味している。そして、後述するように出力電圧Vp,
Vsから出力電圧Vp0,Vs0をそれぞれ差し引くことで
暗出力電圧Vp0,Vs0の悪影響を排除し、より高精度な
測定が可能となる。
【0036】次に、光量制御信号Slとして不感帯を超
える信号レベルで、しかも受光素子672pからの出力
が基準値となる光量制御信号Sl(s)を設定し、この光量
制御信号Sl(s)を照射光量調整ユニット605に与えて
発光素子601を点灯させる(光量の設定:ステップS
2)。
える信号レベルで、しかも受光素子672pからの出力
が基準値となる光量制御信号Sl(s)を設定し、この光量
制御信号Sl(s)を照射光量調整ユニット605に与えて
発光素子601を点灯させる(光量の設定:ステップS
2)。
【0037】図8は光量の設定処理を示すフローチャー
トであり、図9および図10は光量の設定処理を示す図
である。この光量の設定処理(ステップS2)では、光
量制御信号Slとして不感帯を超える信号レベルである
光量制御信号Sl(lw)を設定し、この光量制御信号Sl(l
w)を照射光量調整ユニット605に与えて発光素子60
1を点灯させる(ステップS21)。これによって、発
光素子601からの照射光の光量は比較的低い値とな
り、これが本発明の「第1光量」に相当している。
トであり、図9および図10は光量の設定処理を示す図
である。この光量の設定処理(ステップS2)では、光
量制御信号Slとして不感帯を超える信号レベルである
光量制御信号Sl(lw)を設定し、この光量制御信号Sl(l
w)を照射光量調整ユニット605に与えて発光素子60
1を点灯させる(ステップS21)。これによって、発
光素子601からの照射光の光量は比較的低い値とな
り、これが本発明の「第1光量」に相当している。
【0038】そして、低光量で発光素子601を点灯し
たまま、中間転写ベルト71を回転駆動した後、各時刻
での出力電圧Vp_lを中間転写ベルト71の1周分だけ
サンプリングする(ステップS22)。こうすること
で、例えば図9に示すサンプリングデータDlw(x)が得
られる。この実施形態では、中間転写ベルト71の表面
のうちトナー像を担持させる画像部のみならず、トナー
像を担持させない非画像部についてもサンプリングデー
タDlw(x)を求めているが、画像部のみについてサンプ
リングデータDlw(x)を求めるようにしてもよい。
たまま、中間転写ベルト71を回転駆動した後、各時刻
での出力電圧Vp_lを中間転写ベルト71の1周分だけ
サンプリングする(ステップS22)。こうすること
で、例えば図9に示すサンプリングデータDlw(x)が得
られる。この実施形態では、中間転写ベルト71の表面
のうちトナー像を担持させる画像部のみならず、トナー
像を担持させない非画像部についてもサンプリングデー
タDlw(x)を求めているが、画像部のみについてサンプ
リングデータDlw(x)を求めるようにしてもよい。
【0039】次に、こうして得られたサンプリングデー
タDlw(x)から出力電圧の平均値Vp_l(av)を算出し、低
光量側での光量設定用出力値(第1出力値)としてメモ
リ127に記憶する(ステップS23)。
タDlw(x)から出力電圧の平均値Vp_l(av)を算出し、低
光量側での光量設定用出力値(第1出力値)としてメモ
リ127に記憶する(ステップS23)。
【0040】次に、発光素子601からの照射光量を比
較的高い値に設定し、上記したと同様にして、高光量側
での光量設定用出力値を求める。すなわち、光量制御信
号Slとして不感帯を超える信号レベルで、しかも受光
素子672pからの出力が光量制御信号Sl(lw)より十
分に大きくなる光量制御信号Sl(hg)を設定し、この光
量制御信号Sl(hg)を照射光量調整ユニット605に与
えて発光素子601を点灯させる(ステップS24)。
これによって、発光素子601からの照射光の光量は比
較的大きな値となり、これが本発明の「第2光量」に相
当している。
較的高い値に設定し、上記したと同様にして、高光量側
での光量設定用出力値を求める。すなわち、光量制御信
号Slとして不感帯を超える信号レベルで、しかも受光
素子672pからの出力が光量制御信号Sl(lw)より十
分に大きくなる光量制御信号Sl(hg)を設定し、この光
量制御信号Sl(hg)を照射光量調整ユニット605に与
えて発光素子601を点灯させる(ステップS24)。
これによって、発光素子601からの照射光の光量は比
較的大きな値となり、これが本発明の「第2光量」に相
当している。
【0041】そして、高光量で発光素子601を点灯し
たまま、中間転写ベルト71を回転駆動し、各時刻での
出力電圧Vp_hを中間転写ベルト71の1周分だけサン
プリングする(ステップS25)。こうすることで、例
えば図9に示すサンプリングデータDhg(x)が得られ
る。また、こうして得られたサンプリングデータDhg
(x)から出力電圧の平均値Vp_h(av)を算出し、高光量側
での光量設定用出力値(第2出力値)としてメモリ12
7に記憶する(ステップS26)。
たまま、中間転写ベルト71を回転駆動し、各時刻での
出力電圧Vp_hを中間転写ベルト71の1周分だけサン
プリングする(ステップS25)。こうすることで、例
えば図9に示すサンプリングデータDhg(x)が得られ
る。また、こうして得られたサンプリングデータDhg
(x)から出力電圧の平均値Vp_h(av)を算出し、高光量側
での光量設定用出力値(第2出力値)としてメモリ12
7に記憶する(ステップS26)。
【0042】こうして低光量および高光量での出力電圧
が得られると、それらの値に基づき光量制御信号と出力
電圧との相関関係を示す特性を求める(ステップS2
7)。具体的には、例えば図10に示すように光量制御
信号と出力電圧とはほぼ比例関係にあるため、光量制御
信号と出力電圧との関係式を求める。このようにして、
この実施形態では発光素子601からの光の光量と光量
設定用出力値との相関関係を求めている。なお、光量制
御信号Sl(lw)、Sl(hg)の大小関係が逆転したとして
も、光量制御信号と出力電圧とはほぼ比例関係をとり、
上記と同様にして相関関係を求めるようにしてもよい。
が得られると、それらの値に基づき光量制御信号と出力
電圧との相関関係を示す特性を求める(ステップS2
7)。具体的には、例えば図10に示すように光量制御
信号と出力電圧とはほぼ比例関係にあるため、光量制御
信号と出力電圧との関係式を求める。このようにして、
この実施形態では発光素子601からの光の光量と光量
設定用出力値との相関関係を求めている。なお、光量制
御信号Sl(lw)、Sl(hg)の大小関係が逆転したとして
も、光量制御信号と出力電圧とはほぼ比例関係をとり、
上記と同様にして相関関係を求めるようにしてもよい。
【0043】そして、予め設定している基準出力電圧V
p_sを得るために必要な光量制御信号の信号レベルSl
(s)を上記関係式に基づき導出し、その光量制御信号Sl
(s)を照射光量調整ユニット605に与えて発光素子6
01からの照射光量を制御する(ステップS28)。こ
こで、この実施形態では、図10に示すように、光量制
御信号Sl(lw)、Sl(hg)、Sl(s)が次の大小関係、 Sl(lw)<Sl(s)<Sl(hg) を満足するように光量制御信号Sl(lw)、Sl(hg)を予め
設定しているが、光量制御信号と出力電圧とがほぼ比例
関係をとることから、これらの大小関係についても特に
限定されるものではない。ただし、相関関係を示す関係
式を高精度に求め、その関係式から光量制御信号Sl(s)
を的確に求めるためには、光量制御信号Sl(lw)、Sl(h
g)、Sl(s)が次の大小関係、 Sl(lw)<<Sl(s)<<Sl(hg) を満足するように光量制御信号Sl(lw)、Sl(hg)を予め
設定するのが望ましい。
p_sを得るために必要な光量制御信号の信号レベルSl
(s)を上記関係式に基づき導出し、その光量制御信号Sl
(s)を照射光量調整ユニット605に与えて発光素子6
01からの照射光量を制御する(ステップS28)。こ
こで、この実施形態では、図10に示すように、光量制
御信号Sl(lw)、Sl(hg)、Sl(s)が次の大小関係、 Sl(lw)<Sl(s)<Sl(hg) を満足するように光量制御信号Sl(lw)、Sl(hg)を予め
設定しているが、光量制御信号と出力電圧とがほぼ比例
関係をとることから、これらの大小関係についても特に
限定されるものではない。ただし、相関関係を示す関係
式を高精度に求め、その関係式から光量制御信号Sl(s)
を的確に求めるためには、光量制御信号Sl(lw)、Sl(h
g)、Sl(s)が次の大小関係、 Sl(lw)<<Sl(s)<<Sl(hg) を満足するように光量制御信号Sl(lw)、Sl(hg)を予め
設定するのが望ましい。
【0044】このようにして照射光量の設定が完了する
と、その設定状態で発光素子601を点灯させて該発光
素子601からの光を中間転写ベルト71に照射すると
ともに、中間転写ベルト71で反射された光のp偏光お
よびs偏光の光量を反射光量検出ユニット607によっ
て検出し、補正情報を算出し、メモリ127に記憶する
(ステップS3)。
と、その設定状態で発光素子601を点灯させて該発光
素子601からの光を中間転写ベルト71に照射すると
ともに、中間転写ベルト71で反射された光のp偏光お
よびs偏光の光量を反射光量検出ユニット607によっ
て検出し、補正情報を算出し、メモリ127に記憶する
(ステップS3)。
【0045】図11は補正情報の算出処理を示すフロー
チャートであり、図12は補正情報の算出処理を示す図
である。この補正情報の算出処理(ステップS3)で
は、垂直同期信号Vsyncが出力されてから所定時間ΔT
だけ経過する(ステップS31)と、出力電圧Vp,Vs
のサンプリングを開始する(ステップS32)。そし
て、各サンプリング位置xでの出力電圧Vpから消灯時
の出力電圧Vp0を差し引き、この光量信号SigP(=V
p−Vp0)を求めるとともに、各サンプリング位置xで
の出力電圧Vsから消灯時の出力電圧Vs0を差し引き、
この光量信号SigS(=Vs−Vs0)を求めた後、これ
らの光量信号比(=SigP/SigS)を各サンプリング
位置xでのサンプリングデータD(x)としてメモリ12
7に記憶する(ステップS33)。
チャートであり、図12は補正情報の算出処理を示す図
である。この補正情報の算出処理(ステップS3)で
は、垂直同期信号Vsyncが出力されてから所定時間ΔT
だけ経過する(ステップS31)と、出力電圧Vp,Vs
のサンプリングを開始する(ステップS32)。そし
て、各サンプリング位置xでの出力電圧Vpから消灯時
の出力電圧Vp0を差し引き、この光量信号SigP(=V
p−Vp0)を求めるとともに、各サンプリング位置xで
の出力電圧Vsから消灯時の出力電圧Vs0を差し引き、
この光量信号SigS(=Vs−Vs0)を求めた後、これ
らの光量信号比(=SigP/SigS)を各サンプリング
位置xでのサンプリングデータD(x)としてメモリ12
7に記憶する(ステップS33)。
【0046】この装置では、上記したように中間転写ベ
ルト71の周長がセンサ対向ローラ75の周長の5倍と
なっているため、上記のようにして求められたサンプリ
ングデータD(x)から連続するn個、例えば60個のサ
ンプリングデータを取り出すと、それら60個のサンプ
リングデータ中にセンサ対向ローラ75の1周期(ロー
ラ周期P75)分の成分が含まれていることとなる。そし
て、ローラ75の偏心成分に着目すると、ローラ75の
1周期分の平均値をとることにより、偏心成分を考慮す
る必要がなくなる。というのは、センサ対向ローラ75
が1周する間には偏心によりセンシング距離が遠くなる
場合と近くなる場合の両方が含まれ、平均値をとること
により各々の影響が打ち消しあって、結局、設計上のセ
ンシング距離における平均値とほぼ等価と考えることが
できるからである。
ルト71の周長がセンサ対向ローラ75の周長の5倍と
なっているため、上記のようにして求められたサンプリ
ングデータD(x)から連続するn個、例えば60個のサ
ンプリングデータを取り出すと、それら60個のサンプ
リングデータ中にセンサ対向ローラ75の1周期(ロー
ラ周期P75)分の成分が含まれていることとなる。そし
て、ローラ75の偏心成分に着目すると、ローラ75の
1周期分の平均値をとることにより、偏心成分を考慮す
る必要がなくなる。というのは、センサ対向ローラ75
が1周する間には偏心によりセンシング距離が遠くなる
場合と近くなる場合の両方が含まれ、平均値をとること
により各々の影響が打ち消しあって、結局、設計上のセ
ンシング距離における平均値とほぼ等価と考えることが
できるからである。
【0047】そこで、例えば図12に示すサンプリング
データD(x)から連続する60個のサンプリングデータ
を1つの区間として5個(=P71/P75)の区間を規定
し、各区間を構成するサンプリング位置x(x=30,
31,…,210)を中心としたローラ75の1周分の
平均値AV(x)を求める。つまり、 AV(30)=(D(0)+…+D(30)+…+D(59))/60 AV(31)=(D(1)+…+D(31)+…+D(60))/60 AV(32)=(D(2)+…+D(32)+…+D(61))/60 … AV(210)=(D(180)+…+D(210)+…+D(239))/
60 を求める。上式では、サンプリング位置「0」〜「5
9」の60個のサンプリングデータの中心を30として
いるが、厳密に中心は「29」と「30」の間であり上
式は、 AV(29)=(D(0)+…+D(30)+…+D(59))/60 (以下同様)と処理してもよい。
データD(x)から連続する60個のサンプリングデータ
を1つの区間として5個(=P71/P75)の区間を規定
し、各区間を構成するサンプリング位置x(x=30,
31,…,210)を中心としたローラ75の1周分の
平均値AV(x)を求める。つまり、 AV(30)=(D(0)+…+D(30)+…+D(59))/60 AV(31)=(D(1)+…+D(31)+…+D(60))/60 AV(32)=(D(2)+…+D(32)+…+D(61))/60 … AV(210)=(D(180)+…+D(210)+…+D(239))/
60 を求める。上式では、サンプリング位置「0」〜「5
9」の60個のサンプリングデータの中心を30として
いるが、厳密に中心は「29」と「30」の間であり上
式は、 AV(29)=(D(0)+…+D(30)+…+D(59))/60 (以下同様)と処理してもよい。
【0048】このようにして求められた平均値AV(x)
はローラ75の偏心成分をキャンセルしたものであり、
サンプリングデータD(x)から平均値AV(x)を減算する
ことによって各サンプリング位置xでのローラ75の偏
心成分E(x)を求めることができる。つまり、 E(x)=D(x)−AV(x) によってローラ75の偏心成分E(x)を求めることがで
きる。ただし、ここでは、中間転写ベルト71が1周す
る間のローラ75の5周分の偏心成分を求めている。
はローラ75の偏心成分をキャンセルしたものであり、
サンプリングデータD(x)から平均値AV(x)を減算する
ことによって各サンプリング位置xでのローラ75の偏
心成分E(x)を求めることができる。つまり、 E(x)=D(x)−AV(x) によってローラ75の偏心成分E(x)を求めることがで
きる。ただし、ここでは、中間転写ベルト71が1周す
る間のローラ75の5周分の偏心成分を求めている。
【0049】ここで、各区間はいずれもローラ75の1
周に相当するので、同位相であれば偏心成分E(x)は同
じ値を示すはずである。そこで、5つの区間の各同位相
での偏心成分の平均値Eav(a)を次式、 Eav(a)={D(30+a)−AV(30+a)}+{D(90+a)−AV(90+a)}+{D(120+ a)−AV(120+a)}/3 … (1) (ただし、a=0,1,…59である)に基づき求め、
メモリ127に記憶する(ステップS34)。このよう
に、この実施形態では、中間転写ベルト71が1周する
間に複数の偏心成分を求め、それらの平均値を求めてい
るため、補正情報たる偏心成分E(x)を高精度に求める
ことができる(図12)。もちろん、中間転写ベルト7
1の1周に対するローラ75の回転数は「5」に限定さ
れるものではなく、2回転以上であれば、上記と同様に
してローラ75の偏心成分を求めることができる。
周に相当するので、同位相であれば偏心成分E(x)は同
じ値を示すはずである。そこで、5つの区間の各同位相
での偏心成分の平均値Eav(a)を次式、 Eav(a)={D(30+a)−AV(30+a)}+{D(90+a)−AV(90+a)}+{D(120+ a)−AV(120+a)}/3 … (1) (ただし、a=0,1,…59である)に基づき求め、
メモリ127に記憶する(ステップS34)。このよう
に、この実施形態では、中間転写ベルト71が1周する
間に複数の偏心成分を求め、それらの平均値を求めてい
るため、補正情報たる偏心成分E(x)を高精度に求める
ことができる(図12)。もちろん、中間転写ベルト7
1の1周に対するローラ75の回転数は「5」に限定さ
れるものではなく、2回転以上であれば、上記と同様に
してローラ75の偏心成分を求めることができる。
【0050】こうして、式(1)にしたがって各位相での
ローラ75の偏心成分Eav(a)が求まると、サンプリン
グデータD(x)から偏心成分を減算することにより、中
間転写ベルト71の表面状態を反映した周期プロファイ
ルF(x)が得られる(図12)。つまり、周期プロファ
イルF(x)は、 F(0)=D(0)−Eav(30) F(1)=D(1)−Eav(31) … F(29)=D(29)−Eav(59) F(30)=D(30)−Eav(0) F(31)=D(31)−Eav(1) … となる。そして、補正情報たる周期プロファイルF(x)
についても、メモリ127に記憶する(ステップS3
5)。
ローラ75の偏心成分Eav(a)が求まると、サンプリン
グデータD(x)から偏心成分を減算することにより、中
間転写ベルト71の表面状態を反映した周期プロファイ
ルF(x)が得られる(図12)。つまり、周期プロファ
イルF(x)は、 F(0)=D(0)−Eav(30) F(1)=D(1)−Eav(31) … F(29)=D(29)−Eav(59) F(30)=D(30)−Eav(0) F(31)=D(31)−Eav(1) … となる。そして、補正情報たる周期プロファイルF(x)
についても、メモリ127に記憶する(ステップS3
5)。
【0051】こうして補正情報が得られると、図7のス
テップS4に進んでパッチセンシング処理を行う。図1
3はパッチセンシング処理を示すフローチャートであ
り、図14はパッチセンシング処理を示す図である。こ
のパッチセンシング処理(ステップS4)では、濃度制
御因子を多段階に変化させながらパッチ作成モジュール
125から出力されるパッチ画像信号に対応するパッチ
画像を感光体21上に形成するとともに、該パッチ画像
を中間転写ベルト71に転写する(ステップS41)。
テップS4に進んでパッチセンシング処理を行う。図1
3はパッチセンシング処理を示すフローチャートであ
り、図14はパッチセンシング処理を示す図である。こ
のパッチセンシング処理(ステップS4)では、濃度制
御因子を多段階に変化させながらパッチ作成モジュール
125から出力されるパッチ画像信号に対応するパッチ
画像を感光体21上に形成するとともに、該パッチ画像
を中間転写ベルト71に転写する(ステップS41)。
【0052】そして、補正情報の算出処理(ステップS
3)の場合と同様に、垂直同期信号Vsyncが出力されて
から所定時間ΔTだけ経過した(ステップS42)後、
出力電圧Vp,Vsのサンプリングを開始する(ステップ
S43)。そして、各サンプリング位置xでの出力電圧
Vpから消灯時の出力電圧Vp0を差し引き、この光量信
号SigP(=Vp−Vp0)を求めるとともに、各サンプ
リング位置xでの出力電圧Vsから消灯時の出力電圧Vs
0を差し引き、この光量信号SigS(=Vs−Vs0)を求
めた後、これらの光量信号比(=SigP/SigS)を各
サンプリング位置xでのサンプリングデータDD(x)と
してメモリ127に記憶する(ステップS44)。
3)の場合と同様に、垂直同期信号Vsyncが出力されて
から所定時間ΔTだけ経過した(ステップS42)後、
出力電圧Vp,Vsのサンプリングを開始する(ステップ
S43)。そして、各サンプリング位置xでの出力電圧
Vpから消灯時の出力電圧Vp0を差し引き、この光量信
号SigP(=Vp−Vp0)を求めるとともに、各サンプ
リング位置xでの出力電圧Vsから消灯時の出力電圧Vs
0を差し引き、この光量信号SigS(=Vs−Vs0)を求
めた後、これらの光量信号比(=SigP/SigS)を各
サンプリング位置xでのサンプリングデータDD(x)と
してメモリ127に記憶する(ステップS44)。
【0053】次のステップS45では、サンプリングデ
ータDD(x)からステップS3で予め求めておいた補正
情報、つまり偏心成分E(x)および周期プロファイルF
(x)を差し引くことによって、サンプリングデータDD
(x)からローラ75の偏心成分および中間転写ベルト7
1の表面状態の影響を取り除き、パッチ画像の画像濃度
のみを反映した補正値C(x)を求めている(ステップS
45)。
ータDD(x)からステップS3で予め求めておいた補正
情報、つまり偏心成分E(x)および周期プロファイルF
(x)を差し引くことによって、サンプリングデータDD
(x)からローラ75の偏心成分および中間転写ベルト7
1の表面状態の影響を取り除き、パッチ画像の画像濃度
のみを反映した補正値C(x)を求めている(ステップS
45)。
【0054】こうしてパッチセンシング処理(ステップ
S4)が完了すると、各パッチ画像の画像濃度を補正値
C(x)に基づき算出した後(ステップS5)、これらの
画像濃度に基づき濃度制御因子の最適値を決定する(ス
テップS6)。
S4)が完了すると、各パッチ画像の画像濃度を補正値
C(x)に基づき算出した後(ステップS5)、これらの
画像濃度に基づき濃度制御因子の最適値を決定する(ス
テップS6)。
【0055】以上のように、この実施形態では、パッチ
画像を中間転写ベルト71に担持させる前に、中間転写
ベルト71を回転移動させながら発光素子601から中
間転写ベルト71に向けて光を照射するとともに、受光
素子672pからの出力電圧Vpに関連する値Vp_l(a
v)、Vp_h(av)を光量設定用出力値として求めておき、
パッチ画像の画像濃度を求める際には発光素子601か
ら照射される光の光量を光量設定用出力値Vp_l(av)、
Vp_h(av)に基づいて制御するように構成しているの
で、中間転写ベルト71の表面状態、例えば表面色の明
度が変化したとしても、受光素子672p,672sか
らの出力とトナー像の画像濃度との関係を示す特性、つ
まり画像濃度−センサ出力特性(図16)をほぼ一定に
維持させることができ、パッチ画像の画像濃度を高精度
に求めることができる。
画像を中間転写ベルト71に担持させる前に、中間転写
ベルト71を回転移動させながら発光素子601から中
間転写ベルト71に向けて光を照射するとともに、受光
素子672pからの出力電圧Vpに関連する値Vp_l(a
v)、Vp_h(av)を光量設定用出力値として求めておき、
パッチ画像の画像濃度を求める際には発光素子601か
ら照射される光の光量を光量設定用出力値Vp_l(av)、
Vp_h(av)に基づいて制御するように構成しているの
で、中間転写ベルト71の表面状態、例えば表面色の明
度が変化したとしても、受光素子672p,672sか
らの出力とトナー像の画像濃度との関係を示す特性、つ
まり画像濃度−センサ出力特性(図16)をほぼ一定に
維持させることができ、パッチ画像の画像濃度を高精度
に求めることができる。
【0056】また、中間転写ベルト71を回転移動させ
ながら、受光素子672pからの出力電圧Vp_l,Vp_h
を適当なサンプリング間隔で断続的にサンプリングして
中間転写ベルト71の1周分のサンプリングデータを得
るとともに、該サンプリングデータに基づき光量設定用
出力値を求めているので、パッチ画像の形成前における
像担持体の表面状態をより正確に求めることができる。
ながら、受光素子672pからの出力電圧Vp_l,Vp_h
を適当なサンプリング間隔で断続的にサンプリングして
中間転写ベルト71の1周分のサンプリングデータを得
るとともに、該サンプリングデータに基づき光量設定用
出力値を求めているので、パッチ画像の形成前における
像担持体の表面状態をより正確に求めることができる。
【0057】また、発光素子601からの光の光量を低
光量および高光量の2段階に変化させながら、各光量で
の光量設定用出力値Vp_l(av)、Vp_h(av)を求めるだけ
でなく、それらのデータ(低光量、高光量および光量設
定用出力値Vp_l(av)、Vp_h(av))に基づき発光素子6
01からの光の光量と光量設定用出力値との相関関係
(図10)を求めている。そして、その相関関係から基
準出力電圧Vp_sを得るために必要な光量制御信号の信
号レベルSl(s)を導出し、その光量制御信号Sl(s)を照
射光量調整ユニット605に与えて発光素子601から
の照射光量を制御しているので、中間転写ベルト71の
表面状態、例えば表面色の明度が変動したとしても、画
像濃度−センサ出力特性をほぼ一定に維持することがで
きる。その結果、パッチ画像の画像濃度を精度良く求め
ることができ、その画像濃度に基づきトナー像の画像濃
度に影響を与える濃度制御因子を調整してトナー像の画
像濃度を制御しているため、トナー像の画像濃度を調整
して安定した濃度の画像を形成することが可能となる。
光量および高光量の2段階に変化させながら、各光量で
の光量設定用出力値Vp_l(av)、Vp_h(av)を求めるだけ
でなく、それらのデータ(低光量、高光量および光量設
定用出力値Vp_l(av)、Vp_h(av))に基づき発光素子6
01からの光の光量と光量設定用出力値との相関関係
(図10)を求めている。そして、その相関関係から基
準出力電圧Vp_sを得るために必要な光量制御信号の信
号レベルSl(s)を導出し、その光量制御信号Sl(s)を照
射光量調整ユニット605に与えて発光素子601から
の照射光量を制御しているので、中間転写ベルト71の
表面状態、例えば表面色の明度が変動したとしても、画
像濃度−センサ出力特性をほぼ一定に維持することがで
きる。その結果、パッチ画像の画像濃度を精度良く求め
ることができ、その画像濃度に基づきトナー像の画像濃
度に影響を与える濃度制御因子を調整してトナー像の画
像濃度を制御しているため、トナー像の画像濃度を調整
して安定した濃度の画像を形成することが可能となる。
【0058】なお、上記実施形態では、受光素子672
pからの出力電圧Vpの平均値を光量設定用出力値とし
ているが、受光素子からの出力電圧に対する信号処理や
データ処理などについては平均化処理に限定されるもの
ではなく、例えば出力電圧Vpから暗出力電圧Vp0を差
し引いたものを光量設定用出力値としたり、受光素子6
72p.672sからの出力電圧Vp,Vsの比をとった
ものを光量設定用出力値としてもよい。また、受光素子
からの出力電圧をそのまま光量設定用出力値として用い
てよい。
pからの出力電圧Vpの平均値を光量設定用出力値とし
ているが、受光素子からの出力電圧に対する信号処理や
データ処理などについては平均化処理に限定されるもの
ではなく、例えば出力電圧Vpから暗出力電圧Vp0を差
し引いたものを光量設定用出力値としたり、受光素子6
72p.672sからの出力電圧Vp,Vsの比をとった
ものを光量設定用出力値としてもよい。また、受光素子
からの出力電圧をそのまま光量設定用出力値として用い
てよい。
【0059】また、上記実施形態では、中間転写ベルト
71を回転移動させながら、受光素子672pからの出
力電圧Vp_l,Vp_hを適当なサンプリング間隔で断続的
にサンプリングして光量設定用出力値を求めているが、
出力電圧Vp_l,Vp_hを連続的にサンプリングして光量
設定用出力値を求めたり、例えば図15に示すように中
間転写ベルト71を停止させた状態で出力電圧Vp_l,
Vp_hをサンプリングして光量設定用出力値を求めるよ
うにしてもよい。以下、図15を参照しつつ他の実施形
態について説明する。
71を回転移動させながら、受光素子672pからの出
力電圧Vp_l,Vp_hを適当なサンプリング間隔で断続的
にサンプリングして光量設定用出力値を求めているが、
出力電圧Vp_l,Vp_hを連続的にサンプリングして光量
設定用出力値を求めたり、例えば図15に示すように中
間転写ベルト71を停止させた状態で出力電圧Vp_l,
Vp_hをサンプリングして光量設定用出力値を求めるよ
うにしてもよい。以下、図15を参照しつつ他の実施形
態について説明する。
【0060】図15は、この発明にかかる画像形成装置
の他の実施形態を示すフローチャートである。この実施
形態は中間転写ベルト71を停止させた状態で光量の設
定を行っている点で、中間転写ベルト71を回転移動さ
せた状態で光量の設定を行う先の実施形態で相違するの
みで、その他の構成は共通している。したがって、ここ
では相違点を中心に本実施形態の動作について詳述す
る。
の他の実施形態を示すフローチャートである。この実施
形態は中間転写ベルト71を停止させた状態で光量の設
定を行っている点で、中間転写ベルト71を回転移動さ
せた状態で光量の設定を行う先の実施形態で相違するの
みで、その他の構成は共通している。したがって、ここ
では相違点を中心に本実施形態の動作について詳述す
る。
【0061】まず中間転写ベルト71の所定の表面領
域、例えば非画像部が濃度センサ60に対向するように
中間転写ベルト71を位置決め停止させる(ステップS
51)。そして、ステップS21と同様に、光量制御信
号Slとして不感帯を超える信号レベルである光量制御
信号Sl(lw)を設定し、この光量制御信号Sl(lw)を照射
光量調整ユニット605に与えて発光素子601を点灯
させる(ステップS52)。すると、受光素子672p
は非画像部で反射された光を受光し、発光素子601か
らの光の光量(低光量)に対応する出力電圧Vp_lを出
力する。そこで、この実施形態では、その出力電圧Vp
を低光量側での光量設定用出力値(第1出力値)として
メモリ127に記憶する(ステップS53)。
域、例えば非画像部が濃度センサ60に対向するように
中間転写ベルト71を位置決め停止させる(ステップS
51)。そして、ステップS21と同様に、光量制御信
号Slとして不感帯を超える信号レベルである光量制御
信号Sl(lw)を設定し、この光量制御信号Sl(lw)を照射
光量調整ユニット605に与えて発光素子601を点灯
させる(ステップS52)。すると、受光素子672p
は非画像部で反射された光を受光し、発光素子601か
らの光の光量(低光量)に対応する出力電圧Vp_lを出
力する。そこで、この実施形態では、その出力電圧Vp
を低光量側での光量設定用出力値(第1出力値)として
メモリ127に記憶する(ステップS53)。
【0062】次に、中間転写ベルト71を停止させたま
ま、ステップS24と同様に、光量制御信号Slとして
不感帯を超える信号レベルで、しかも受光素子672p
からの出力が光量制御信号Sl(lw)より十分に大きくな
る光量制御信号Sl(hg)を設定し、この光量制御信号Sl
(hg)を照射光量調整ユニット605に与えて発光素子6
01を点灯させる(ステップS54)。すると、受光素
子672pは非画像部で反射された光を受光し、発光素
子601からの光の光量(高光量)に対応する出力電圧
Vpを出力する。そこで、この実施形態では、その出力
電圧Vp_hを高光量側での光量設定用出力値(第2出力
値)としてメモリ127に記憶する(ステップS5
5)。
ま、ステップS24と同様に、光量制御信号Slとして
不感帯を超える信号レベルで、しかも受光素子672p
からの出力が光量制御信号Sl(lw)より十分に大きくな
る光量制御信号Sl(hg)を設定し、この光量制御信号Sl
(hg)を照射光量調整ユニット605に与えて発光素子6
01を点灯させる(ステップS54)。すると、受光素
子672pは非画像部で反射された光を受光し、発光素
子601からの光の光量(高光量)に対応する出力電圧
Vpを出力する。そこで、この実施形態では、その出力
電圧Vp_hを高光量側での光量設定用出力値(第2出力
値)としてメモリ127に記憶する(ステップS5
5)。
【0063】こうして低光量および高光量での出力電圧
が得られると、それらの値に基づき光量制御信号と出力
電圧との相関関係を示す特性を求めた(ステップS5
6)後、予め設定している基準出力電圧Vp_sを得るた
めに必要な光量制御信号の信号レベルSl(s)を上記相関
関係に基づき導出し、その光量制御信号Sl(s)を照射光
量調整ユニット605に与えて発光素子601からの照
射光量を制御する(ステップS57)。ここで、この実
施形態においても、先の実施形態と同様に、光量制御信
号Sl(lw)、Sl(hg)の大小関係、ならびに光量制御信号
Sl(lw)、Sl(hg)、Sl(s)の大小関係は上記実施形態に
限定されるものではなく、任意に設定することができ
る。ただし、相関関係を示す関係式を高精度に求め、そ
の関係式から光量制御信号Sl(s)を的確に求めるために
は、光量制御信号Sl(lw)、Sl(hg)、Sl(s)が次の大小
関係、 Sl(lw)<<Sl(s)<<Sl(hg) を満足するように光量制御信号Sl(lw)、Sl(hg)を予め
設定するのが望ましい。
が得られると、それらの値に基づき光量制御信号と出力
電圧との相関関係を示す特性を求めた(ステップS5
6)後、予め設定している基準出力電圧Vp_sを得るた
めに必要な光量制御信号の信号レベルSl(s)を上記相関
関係に基づき導出し、その光量制御信号Sl(s)を照射光
量調整ユニット605に与えて発光素子601からの照
射光量を制御する(ステップS57)。ここで、この実
施形態においても、先の実施形態と同様に、光量制御信
号Sl(lw)、Sl(hg)の大小関係、ならびに光量制御信号
Sl(lw)、Sl(hg)、Sl(s)の大小関係は上記実施形態に
限定されるものではなく、任意に設定することができ
る。ただし、相関関係を示す関係式を高精度に求め、そ
の関係式から光量制御信号Sl(s)を的確に求めるために
は、光量制御信号Sl(lw)、Sl(hg)、Sl(s)が次の大小
関係、 Sl(lw)<<Sl(s)<<Sl(hg) を満足するように光量制御信号Sl(lw)、Sl(hg)を予め
設定するのが望ましい。
【0064】このようにして照射光量の設定が完了する
と、中間転写ベルト71の回転移動を開始し、先の実施
形態と同様に、上記設定状態で発光素子601を点灯さ
せて該発光素子601からの光を中間転写ベルト71に
照射するとともに、中間転写ベルト71で反射された光
のp偏光およびs偏光の光量を反射光量検出ユニット6
07によって検出し、補正情報を算出した後、パッチセ
ンシング処理(ステップS4)、各パッチ画像の画像濃
度の算出(ステップS5)および濃度制御因子の最適値
の決定(ステップS6)を順次実行する。
と、中間転写ベルト71の回転移動を開始し、先の実施
形態と同様に、上記設定状態で発光素子601を点灯さ
せて該発光素子601からの光を中間転写ベルト71に
照射するとともに、中間転写ベルト71で反射された光
のp偏光およびs偏光の光量を反射光量検出ユニット6
07によって検出し、補正情報を算出した後、パッチセ
ンシング処理(ステップS4)、各パッチ画像の画像濃
度の算出(ステップS5)および濃度制御因子の最適値
の決定(ステップS6)を順次実行する。
【0065】以上のように、この実施形態によれば、先
の実施形態と同様の作用効果が得られるのみならず、中
間転写ベルト71を回転移動させることなく、光量の設
定を行うことができ、先の実施形態に比べて光量の設定
に要する時間を短縮することができる。
の実施形態と同様の作用効果が得られるのみならず、中
間転写ベルト71を回転移動させることなく、光量の設
定を行うことができ、先の実施形態に比べて光量の設定
に要する時間を短縮することができる。
【0066】なお、この実施形態では、パッチ画像を中
間転写ベルト71に担持させる前に光量の設定(ステッ
プS3)を行っているため、中間転写ベルト71の非画
像部を濃度センサ60に対向させた状態で中間転写ベル
ト71を停止させる必要はなく、中間転写ベルト71の
画像部が濃度センサ60に対向した状態で中間転写ベル
ト71を停止させてもよい。ただし、中間転写ベルト7
1の非画像部を濃度センサ60に対向させた状態で中間
転写ベルト71を停止させるように構成した場合には、
パッチ画像を中間転写ベルト71の画像部に担持させた
後でも光量の設定を行うことができる。
間転写ベルト71に担持させる前に光量の設定(ステッ
プS3)を行っているため、中間転写ベルト71の非画
像部を濃度センサ60に対向させた状態で中間転写ベル
ト71を停止させる必要はなく、中間転写ベルト71の
画像部が濃度センサ60に対向した状態で中間転写ベル
ト71を停止させてもよい。ただし、中間転写ベルト7
1の非画像部を濃度センサ60に対向させた状態で中間
転写ベルト71を停止させるように構成した場合には、
パッチ画像を中間転写ベルト71の画像部に担持させた
後でも光量の設定を行うことができる。
【0067】なお、本発明は上記した2種類の実施形態
に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限り
において上述したもの以外に種々の変更を行うことが可
能である。例えば、上記実施形態では、p偏光側の出力
電圧Vpに基づき光量設定用出力値を求め、それらに基
づき発光素子601の光量設定を行っているが、s偏光
側の出力電圧Vsに基づき光量設定用出力値を求めるよ
うにしてもよい。また、両出力電圧Vp,Vsに基づき光
量設定用出力値を求めるようにしてもよい。
に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限り
において上述したもの以外に種々の変更を行うことが可
能である。例えば、上記実施形態では、p偏光側の出力
電圧Vpに基づき光量設定用出力値を求め、それらに基
づき発光素子601の光量設定を行っているが、s偏光
側の出力電圧Vsに基づき光量設定用出力値を求めるよ
うにしてもよい。また、両出力電圧Vp,Vsに基づき光
量設定用出力値を求めるようにしてもよい。
【0068】また、上記実施形態では、図10に示す相
関関係を求めるために、発光素子601からの光の光量
を低光量および高光量の2段階に変化させながら、各光
量での光量設定用出力値Vp_l(av)、Vp_h(av)を求めて
いるが、各光量の設定値や設定個数については任意であ
る。
関関係を求めるために、発光素子601からの光の光量
を低光量および高光量の2段階に変化させながら、各光
量での光量設定用出力値Vp_l(av)、Vp_h(av)を求めて
いるが、各光量の設定値や設定個数については任意であ
る。
【0069】また、上記実施形態では、図10に示す相
関関係に基づき光量制御信号Sl(s)を決定しているが、
かかる相関関係を導出することは本発明の必須構成要件
ではなく、単一または複数の光量設定用出力値に基づき
発光素子601からの光の光量を制御するようにしても
よい。
関関係に基づき光量制御信号Sl(s)を決定しているが、
かかる相関関係を導出することは本発明の必須構成要件
ではなく、単一または複数の光量設定用出力値に基づき
発光素子601からの光の光量を制御するようにしても
よい。
【0070】また、上記実施形態では、中間転写ベルト
71を転写媒体とする画像形成装置に本発明を適用して
いるが、本発明の適用対象はこれに限定されるものでは
なく、例えば転写媒体として転写ドラムを用いた画像形
成装置などにも適用可能であり、感光体上に形成される
トナー像を転写媒体に転写する画像形成装置全般に本発
明を適用することができる。
71を転写媒体とする画像形成装置に本発明を適用して
いるが、本発明の適用対象はこれに限定されるものでは
なく、例えば転写媒体として転写ドラムを用いた画像形
成装置などにも適用可能であり、感光体上に形成される
トナー像を転写媒体に転写する画像形成装置全般に本発
明を適用することができる。
【0071】また、上記実施形態では、中間転写ベルト
71や転写ドラムなどの転写媒体に担持されるトナー像
の画像濃度を求める画像形成装置に対して本発明を適用
しているが、感光体に担持されるトナー像の画像濃度を
求める、つまり感光体が本発明の「像担持体」に相当す
る画像形成装置に対して本発明を適用することも可能で
ある。
71や転写ドラムなどの転写媒体に担持されるトナー像
の画像濃度を求める画像形成装置に対して本発明を適用
しているが、感光体に担持されるトナー像の画像濃度を
求める、つまり感光体が本発明の「像担持体」に相当す
る画像形成装置に対して本発明を適用することも可能で
ある。
【0072】さらに、上記実施形態では、4色のトナー
を用いたカラー画像を形成することができる画像形成装
置であったが、本発明の適用対象はこれに限定されるも
のではなく、モノクロ画像のみを形成する画像形成装置
にも当然に適用することができる。また、上記実施形態
にかかる画像形成装置は、ホストコンピュータなどの外
部装置より与えられた画像を複写紙、転写紙、用紙およ
びOHP用透明シートなどのシートSに形成するプリン
タであるが、本発明は複写機やファクシミリ装置などの
電子写真方式の画像形成装置全般に適用することができ
る。
を用いたカラー画像を形成することができる画像形成装
置であったが、本発明の適用対象はこれに限定されるも
のではなく、モノクロ画像のみを形成する画像形成装置
にも当然に適用することができる。また、上記実施形態
にかかる画像形成装置は、ホストコンピュータなどの外
部装置より与えられた画像を複写紙、転写紙、用紙およ
びOHP用透明シートなどのシートSに形成するプリン
タであるが、本発明は複写機やファクシミリ装置などの
電子写真方式の画像形成装置全般に適用することができ
る。
【0073】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、発光
素子から非担持領域に向けて光を照射した際の受光素子
からの出力に関連する値を光量設定用出力値として求め
ておき、トナー像の画像濃度を求める際には発光素子か
ら照射される光の光量を光量設定用出力値に応じて制御
するように構成しているので、像担持体の表面状態が変
化したとしても、受光素子からの出力とトナー像の画像
濃度との関係を示す特性、つまり画像濃度−センサ出力
特性をほぼ一定に維持することができ、トナー像の画像
濃度を高精度に求めることができる。
素子から非担持領域に向けて光を照射した際の受光素子
からの出力に関連する値を光量設定用出力値として求め
ておき、トナー像の画像濃度を求める際には発光素子か
ら照射される光の光量を光量設定用出力値に応じて制御
するように構成しているので、像担持体の表面状態が変
化したとしても、受光素子からの出力とトナー像の画像
濃度との関係を示す特性、つまり画像濃度−センサ出力
特性をほぼ一定に維持することができ、トナー像の画像
濃度を高精度に求めることができる。
【図1】この発明にかかる画像形成装置の一実施形態を
示す図である。
示す図である。
【図2】図1の画像形成装置の電気的構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図3】濃度センサの構成を示す図である。
【図4】図3の濃度センサにおいて採用された受光ユニ
ットの電気的構成を示す図である。
ットの電気的構成を示す図である。
【図5】図3の濃度センサにおける光量制御特性を示す
図である。
図である。
【図6】図3の濃度センサにおける反射光量に対する出
力電圧の変化の様子を示すグラフである。
力電圧の変化の様子を示すグラフである。
【図7】図1の画像形成装置において実行される濃度制
御因子の最適化処理を示すフローチャートである。
御因子の最適化処理を示すフローチャートである。
【図8】図1の画像形成装置において実行される光量の
設定処理を示すフローチャートである。
設定処理を示すフローチャートである。
【図9】光量の設定処理を示す図である。
【図10】光量の設定処理を示す図である。
【図11】補正情報の算出処理を示すフローチャートで
ある。
ある。
【図12】補正情報の算出処理を示す図である。
【図13】パッチセンシング処理を示すフローチャート
である。
である。
【図14】補正情報の算出処理を示す図である。
【図15】パッチセンシング処理を示す図である。
【図16】画像濃度−センサ出力特性の一例を示す図で
ある。
ある。
1…制御ユニット(制御手段)
12…エンジンコントローラ(制御手段)
60…濃度センサ
71…中間転写ベルト(像担持体)
124…CPU(制御手段)
601…発光素子
672p,672s…受光素子
Dhg(x),Dlw(x)…サンプリングデータ
Vp_h,Vp_h(av)…光量設定用出力値(第2出力値)
Vp_l,Vp_l(av)…光量設定用出力値(第1出力値)
Vp_s…基準出力電圧(基準値)
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 2H027 DA09 DA10 DE02 DE07 DE10
EA01 EA02 EA05 EB04 EF15
2H077 AD06 DA05 DA47 DA63 DB00
GA13
2H200 FA02 FA18 GA23 GA30 GA34
GA44 GA47 GA50 GB11 GB25
GB41 HA02 HA29 HB12 HB22
JA02 JB10 JC03 JC12 JC20
LA11 LA12 LB13 PA02 PA19
PB17
Claims (11)
- 【請求項1】 トナー像を担持可能な像担持体と、前記
像担持体に向けて光を照射する発光素子と、前記像担持
体からの光を受光し、その受光光量に対応する値を出力
する受光素子と、前記受光素子からの出力に基づき前記
トナー像の画像濃度を求める制御手段とを備えた画像形
成装置において、 前記制御手段は、前記像担持体の表面のうちトナー像を
担持していない非担持領域に向けて前記発光素子から光
を照射した際の前記受光素子からの出力に関連する値を
光量設定用出力値として求める一方、 トナー像の画像濃度を求める際に前記発光素子から照射
される光の光量を前記光量設定用出力値に基づき制御す
ることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 前記制御手段は、トナー像を前記像担持
体に担持させる前に、該像担持体を回転移動させなが
ら、前記受光素子からの出力を連続的または断続的にサ
ンプリングして得られたサンプリングデータに基づき前
記光量設定用出力値を求める請求項1記載の画像形成装
置。 - 【請求項3】 前記像担持体はトナー像を担持する画像
部とそれ以外の非画像部とを備える請求項2記載の画像
形成装置において、 前記サンプリングデータには、少なくとも前記画像部か
らの光を受光した前記受光素子からの出力が含まれる画
像形成装置。 - 【請求項4】 前記サンプリングデータは、前記画像部
からの光を受光した前記受光素子からの出力のみで構成
されている請求項3記載の画像形成装置。 - 【請求項5】 前記制御手段は前記像担持体の移動を停
止させた状態で前記光量設定用出力値を求める請求項1
記載の画像形成装置。 - 【請求項6】 前記像担持体はトナー像を担持する画像
部とそれ以外の非画像部とを備える請求項5記載の画像
形成装置において、 前記制御手段は、前記発光素子からの光が前記像担持体
の表面のうちトナー像を形成しない非画像部に照射され
た状態で前記光量設定用出力値を求める画像形成装置。 - 【請求項7】 前記制御手段は、トナー像の画像濃度を
求める際に前記光量設定用出力値が所定の基準値となる
ように前記発光素子から照射される光の光量を制御する
請求項1ないし6のいずれかに記載の画像形成装置。 - 【請求項8】 前記制御手段は、第1光量で前記非担持
領域に向けて前記発光素子から光を照射した際の前記受
光素子からの出力に関連する第1出力値と、前記第1光
量と異なる第2光量で前記非担持領域に向けて前記発光
素子から光を照射した際の前記受光素子からの出力に関
連する第2出力値とを前記光量設定用出力値として求め
る請求項1記載の画像形成装置。 - 【請求項9】 前記制御手段は、前記第1光量、前記第
1出力値、前記第2光量および前記第2出力値に基づ
き、前記発光素子からの光の光量と前記光量設定用出力
値との相関関係を求め、さらにトナー像の画像濃度を求
める際に前記発光素子から照射される光の光量を前記相
関関係に基づき制御する請求項8記載の画像形成装置。 - 【請求項10】 前記制御手段は、前記トナー像として
パッチ画像を前記像担持体上に形成するとともに、前記
パッチ画像の画像濃度を求め、その画像濃度に基づきト
ナー像の画像濃度に影響を与える濃度制御因子を調整し
て前記像担持体上に形成されるトナー像の画像濃度を制
御する請求項1ないし9のいずれかに記載の画像形成装
置。 - 【請求項11】 トナー像が形成された像担持体に向け
て光を発光素子から照射するとともに、前記像担持体か
らの光を受光素子で受光し、前記受光素子からの出力に
基づき前記トナー像の画像濃度を求める画像形成方法に
おいて、 前記像担持体にトナー像を担持させる前に、前記像担持
体に向けて前記発光素子から光を照射するとともに、前
記受光素子からの出力に関連する値を光量設定用出力値
として求める工程と、 トナー像の画像濃度を求める際に前記発光素子から照射
される光の光量を前記光量設定用出力値に基づき制御す
る工程とを備えたことを特徴とする画像形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002015134A JP2003215990A (ja) | 2002-01-24 | 2002-01-24 | 画像形成装置および画像形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002015134A JP2003215990A (ja) | 2002-01-24 | 2002-01-24 | 画像形成装置および画像形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003215990A true JP2003215990A (ja) | 2003-07-30 |
Family
ID=27651625
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002015134A Withdrawn JP2003215990A (ja) | 2002-01-24 | 2002-01-24 | 画像形成装置および画像形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003215990A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008287183A (ja) * | 2007-05-21 | 2008-11-27 | Canon Inc | 画像形成装置及びその制御方法 |
-
2002
- 2002-01-24 JP JP2002015134A patent/JP2003215990A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008287183A (ja) * | 2007-05-21 | 2008-11-27 | Canon Inc | 画像形成装置及びその制御方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
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|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20060210 |