JP2003215982A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003215982A
JP2003215982A JP2002012813A JP2002012813A JP2003215982A JP 2003215982 A JP2003215982 A JP 2003215982A JP 2002012813 A JP2002012813 A JP 2002012813A JP 2002012813 A JP2002012813 A JP 2002012813A JP 2003215982 A JP2003215982 A JP 2003215982A
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JP
Japan
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paper
image forming
forming apparatus
filming
removal mode
Prior art date
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Application number
JP2002012813A
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English (en)
Inventor
Ichiro Hyo
伊智郎 標
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルミング除去を転写紙に応じて適正量実
施でき、異常画像の発生や、除去モード過多による副作
用を防げる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 レジストローラ1近傍に、レジストロー
ラ1に付着した紙粉を掻き落とすマイラ3、紙粉を回収
するケース4、マイラ3下側に位置する3個の透過型の
フォトセンサ5a、5b、5cからなる紙粉取り装置2
を設ける。掻き取られた紙粉がマイラ3上を滑り落ち、
ケース4の下部に溜まって行くと、まずフォトセンサ5
aの出力が落ち、さらに溜まってゆくとフォトセンサ5
b、5cの順に出力が落ちる。フォトセンサ5aまたは
5bの出力が低下してからフォトセンサ5bまたは5c
の出力が低下するまでの枚数に応じ、フィルミング除去
モードの実行間隔を変更し、途中で使用転写紙が変更さ
れた場合等に生じ得るフィルミング除去モードの実行の
過不足を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式を用
いた画像形成装置に関し、詳細には像担持体上のフィル
ミング除去性能を改良したものに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】潜像を
担持する像担持体上に静電潜像を形成し、これをトナー
によって可視像化すると共に、そのトナー像を転写材に
転写して像担持体を繰り返し使用する形式の画像形成装
置が従来より周知である。このような画像形成装置は、
例えば電子写真方式の複写機、プリンタ、ファクシミリ
等として構成される。
【0003】ところで、この種の画像形成装置において
は、紙粉や紙に含まれた添加物等が像担持体表面に薄い
膜状に固着する、いわゆるフィルミング現象が発生する
ことがある。このフィルミング現象が発生すると、トナ
ー像のかすれや地汚れ、像流れ等が生じ、トナー像の画
質が著しく低下する。そこで従来より、像担持体上のフ
ィルミングを除去する各種の方法が提案されている。研
磨材や研磨ブラシで像担持体表面を研磨しながらフィル
ミングを除去したり、あるいはブレードを像担持体に圧
接させてフィルミングを掻き取るといった方法がその代
表例である(例えば特開昭62‐119567号公報、
特開昭60‐107076号公報、特開昭60‐119
589号公報等を参照)。
【0004】またフィルミング除去モードとして、像担
持体と現像ローラの線速差を通常よりも異なるように動
作させてフィルミングを除去する方法等も提案されてい
る(例えば特開平5-11670号公報等を参照)。
【0005】ところが、前述したようにフィルミングは
紙粉や紙の成分が原因であるため、転写紙によっては除
去効果が十分でなかったり、また逆に像担持体を摩耗さ
せすぎ、筋状の異常画像を発生させたりして、像担持体
の寿命を縮めること等の不具合があった。
【0006】また近年、再生紙の登場により以前より種
々の紙が流通するようになっており、そのぶん転写紙の
影響も種々雑多になってきている。さらに、アモルファ
スシリコンやOPCにコート層を設けることにより像担
持体の高寿命化が図られてきているが、このような像担
持体は削れにくいため、紙粉等が従来よりは付着しやす
くなる傾向があり、像担持体が転写紙の影響を受けやす
くなってきている。
【0007】本発明は以上の点にかんがみ、フィルミン
グ除去を転写紙に応じて適正量実施することができ、フ
ィルミングによる異常画像の発生や、除去モード過多に
よる副作用を防ぐことができる画像形成装置を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
画像形成装置は、上記目的を達成するために、給紙段か
ら転写部までの間の転写紙搬送経路に紙粉を除去する紙
粉取り装置を設けるとともに、該紙粉取り装置に紙粉検
知手段を備え、かつ該紙粉検知手段の出力に応じて像担
持体上のフィルミング除去モードを変更することを特徴
とする。
【0009】同請求項2に係るものは、上記目的を達成
するために、請求項1の画像形成装置において、前記紙
粉検知手段を前記給紙段の給紙ローラの用紙搬送方向延
長線上に設けたことを特徴とする。
【0010】同請求項3に係るものは、上記目的を達成
するために、請求項1または2の画像形成装置におい
て、転写紙の包装箱、包装紙に設けられた商品情報を読
み取る読み取り装置を設け、前記フィルミング除去モー
ド変更手段が、前記読み取り装置で読み取った商品情報
に応じて前記像担持体上のフィルミング除去モードを変
更することを特徴とする。
【0011】同請求項4に係るものは、上記目的を達成
するために、請求項1または2の画像形成装置におい
て、通信回線を介して遠隔地管理することが可能な遠隔
地管理システムを有し、前記フィルミング除去モード変
更手段が、前記遠隔地管理システムにより得た転写紙の
商品情報に応じて前記像担持体上のフィルミング除去モ
ードを変更することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明に係る画像形成装置の
一実施形態の要部を示す概念図である。本実施形態は、
搬送経路中のレジストローラ1近傍に紙粉取り装置2を
設けてある。紙粉取り装置2は、レジストローラ1に付
着した紙粉をレジストローラ1に接触する透明のマイラ
3によって掻き落とし、ケース4の図示せぬ下部に回収
するものである。
【0013】マイラ3の下側には、紙粉検知手段として
透過型のフォトセンサ5(図では符号5a、5b、5c
で示す。)をマイラ3に沿って3個並べて設けてある。
このため、マイラ3により掻き取られた紙粉は、マイラ
3上を滑り落ち、ケース4の下部に溜まって行くことに
なり、転写紙を多数枚通紙して紙粉がケース4内に溜ま
ってゆくと、まずフォトセンサ5aの受光側に光が届か
なくなり、出力が落ち、さらに紙粉が溜まってゆくこと
により、フォトセンサ5b、5cの順に出力が落ちるこ
とになる。
【0014】この実施形態では、図示せぬ画像形成装置
本体に備えるマイクロコンピュータ等の制御装置により
動作を制御しており、そのフィルミング除去モード時に
は以下の動作となる。すなわち、図示せぬ二成分現像装
置の現像ローラ線速Vs、像担持体の線速Vp、この両
者の比Vs/Vpを、通常作像時は1.5で作像し、フ
ィルミング除去モード実行時には線速Vpを1/5と
し、比Vs/Vpを7.5とすることで二成分現像剤に
よる掻き取り力を大きくしてフィルミング除去モードと
している。
【0015】また本実施形態においては、紙粉検知手段
であるフォトセンサ5(5aないし5c)の検知値に応
じて以下のように動作する。まずフォトセンサ5aの出
力が2.5V以下に低下するまでの画像形成枚数に応
じ、フィルミング除去モードの実行間隔を図2(A)に
示す表のように決定する。これにより、紙粉が多い紙の
除去モード実行間隔を短くすることでフィルミングを防
止する。
【0016】次に、フォトセンサ5aまたはフォトセン
サ5bの出力が低下してからフォトセンサ5bまたはフ
ォトセンサ5cの出力が低下するまでの枚数に応じ、フ
ィルミング除去モードの実行間隔を図2(B)に示す表
のように決定する。これにより、途中で使用転写紙が変
更された場合等に生じることがある除去モードの実行の
過不足を防止する。
【0017】なお本実施形態においては、フィルミング
除去モードの実行間隔を変更することで除去能力を変更
しているが、フォトセンサ5の検知値に応じて線速比を
変える等して除去能力を変更してもよいことは言うまで
もない。
【0018】ところで、紙粉は用紙端部とローラによっ
てこすられるため給紙ローラ位置での発生が多い。その
ため、紙粉検知手段も給紙ローラの用紙Pの搬送方向延
長線上(用紙Pの搬送方向に対して垂直な方向で同じ位
置)に設置することで、紙粉の発生箇所の多い位置、す
なわちフィルミングしやすい位置での紙粉検知が可能と
なる。本実施形態では、図4に示すように給紙ローラ1
0は、各給紙段の中央部(用紙Pの搬送方向に対して垂
直な方向の中央)に位置している。そこで、給紙ローラ
10と同じく紙粉検知手段を給紙ローラ10の用紙Pの
搬送方向延長線上、すなわち用紙Pの搬送方向に対して
垂直な方向で中央位置に設け、よりフィルミングが発生
しやすい位置での検知を行う。このようにすると、より
効果的にフィルミング除去モードの実行の過不足を防止
できる。
【0019】図4は、本発明の他の実施形態を示す斜視
図である。本実施形態では、転写紙の包装箱20(ある
いは包装紙)に取り付けてあるバーコード21等の商品
情報を、現在広く復旧しているバーコードリーダ22で
読み取り、そのデータを画像形成装置23内の図示せぬ
制御機器に取り込み可能とする。
【0020】機械設置時や、メンテナンス時等、ユーザ
ー先を訪問する際に、販売員、サービス担当者等が、バ
ーコードリーダ22を携行して行き、バーコードリーダ
22にて転写紙の包装紙20等に印刷してある情報を読
み取り、読み取った情報を画像形成装置23内の図示せ
ぬ制御機器に無線で送り、画像形成装置23内の制御機
器は、送られてきた情報に応じてフィルミング除去モー
ドを変更する。
【0021】例えば図5に示すように、画像形成装置2
3内に、像担持体30、現像装置31、転写装置32、
クリーニング装置33、除電装置34、帯電装置35、
研磨材36を有し、研磨材36を像担持体30に対して
接離させる機構(図示せず)を備え、像担持体30を回
転させながら研磨材36を接触させることで、フィルミ
ング除去モードとした場合、転写紙情報に応じて以下の
ように動作するようにしたときは、図6に示すように転
写紙によってフィルミング除去モードを実行する間隔を
変えるようにするとよい。これにより、転写紙に応じて
適正な動作間隔を設定できるため、フィルミング除去モ
ードの実行の過不足がなくなる。
【0022】なお一般的には、機械発売後の新商品でフ
ィルミング除去モードの実行間隔が定まらないときは、
標準的に10Kに設定されることが多い。
【0023】なお図4に示すシステムのように、画像形
成装置23が通信回線を通して遠隔地管理することがで
きる遠隔地管理システムを備えている場合、バーコード
リーダ22で読み取った商品情報を通信回線を通して管
理センタ(図示せず)に送ることができる。管理センタ
では商品情報から得た情報により、転写紙によってフィ
ルミング除去モード実行間隔を決定し、画像形成装置2
3に実行間隔を指定するデータを送る。画像形成装置2
3では、送られてきた実行間隔値をメモリーに記憶し、
以後その実行間隔値に基づいてフィルミング除去モード
を実行する。これにより、新製品が発売されたり、また
同じ製品でも紙の成分が変わる等してフィルミング除去
モードの実行間隔を変更することが必要な際等でも、常
に最適なフィルミング除去の実行間隔が設定できる。
【0024】
【発明の効果】請求項1に係る画像形成装置は、以上説
明してきたように、給紙段から転写部までの間の転写紙
搬送経路に紙粉を取る装置を設け、この紙粉取り装置に
紙粉検知手段を設け、この検知手段に応じて像担持体上
のフィルミング除去モードを変えるようにしたことによ
り、フィルミング除去モードの過不足により生じる異常
画像、感光体寿命の低下等の発生をなくすことができる
という効果がある。
【0025】請求項2に係る画像形成装置においては、
以上説明してきたように、紙粉検知手段が給紙段の給紙
ローラの用紙搬送方向延長線上に設置することによっ
て、上記共通の効果に加え、さらに効果的にフィルミン
グ除去モードの実行の過不足を防止することができると
いう効果がある。
【0026】請求項3に係る画像形成装置においては、
以上説明してきたように、転写紙の包装箱や包装紙に設
けられている商品情報を読み取る装置を設け、読み取っ
た商品情報、即ち紙種に応じて像担持体上のフィルミン
グ除去モードを変えることにより、上記共通の効果に加
え、フィルミング除去モードの過不足により生じる異常
画像、感光体寿命の低下などの発生を確実になくすこと
ができるという効果がある。
【0027】請求項4に係る画像形成装置においては、
以上説明してきたように、通信回線を介して遠隔地管理
することができる遠隔地管理システムを通して、商品情
報に応じて像担持体上のフィルミング除去モードを設定
できるようにしたため、上記共通の効果に加え、新商品
が発売された際等でも適正なフィルミング除去が行え、
フィルミング除去モードの過不足により生じる異常画
像、感光体寿命の低下等の発生を確実になくすことがで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一実施形態の要部
を示す概念図である。
【図2】図1の実施形態におけるフィルミング除去モー
ドの実行間隔例を示す図である。
【図3】図1の実施形態における紙粉検知手段の設定位
置を示す斜視図である。
【図4】本発明の他の実施形態を示す斜視図である。
【図5】図4の実施形態における画像形成装置の内部構
成を概念的に示す図である。
【図6】図4、図5の実施形態におけるフィルミング除
去モードの実行間隔例を示す図である。
【符号の説明】
1 レジストローラ 2 紙粉取り装置 3 マイラ 4 ケース 5(5a、5b、5c) フォトセンサ 10 給紙ローラ 20 包装箱 21 バーコード 22 バーコードリーダ 23 画像形成装置 30 像担持体 31 現像装置 32 転写装置 33 クリーニング装置 34 除電装置 35 帯電装置 36 研磨材 P 用紙
フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DC02 DE02 DE07 DE09 EA04 EA09 EC06 EC09 EC14 ED27 EE06 EJ15 GA17 HB01 HB05 HB14 2H134 GA01 GB05 GB08 HC09 HC14 KA05 KA40 KB06 KC10 KG03 KH01 KH15 3F101 AB01 AB09 LA02 LA05 LA07 LB03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給紙段から転写部までの間の転写紙搬送
    経路に紙粉を除去する紙粉取り装置を設けるとともに、
    該紙粉取り装置に紙粉検知手段を備え、かつ該紙粉検知
    手段の出力に応じて像担持体上のフィルミング除去モー
    ドを変更することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の画像形成装置において、前記
    紙粉検知手段を前記給紙段の給紙ローラの用紙搬送方向
    延長線上に設けたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の画像形成装置におい
    て、転写紙の包装箱、包装紙に設けられた商品情報を読
    み取る読み取り装置を設け、前記フィルミング除去モー
    ド変更手段が、前記読み取り装置で読み取った商品情報
    に応じて前記像担持体上のフィルミング除去モードを変
    更することを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2の画像形成装置におい
    て、通信回線を介して遠隔地管理することが可能な遠隔
    地管理システムを有し、前記フィルミング除去モード変
    更手段が、前記遠隔地管理システムにより得た転写紙の
    商品情報に応じて前記像担持体上のフィルミング除去モ
    ードを変更することを特徴とする画像形成装置。
JP2002012813A 2002-01-22 2002-01-22 画像形成装置 Pending JP2003215982A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010079300A (ja) * 2008-09-24 2010-04-08 Toshiba Corp 画像形成装置及び画像形成方法
US7842443B2 (en) 2005-11-28 2010-11-30 Ricoh Company, Ltd. Method for evaluating electrophotographic photoconductor and the evaluation device, and method for reusing electrophotographic photoconductor

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7842443B2 (en) 2005-11-28 2010-11-30 Ricoh Company, Ltd. Method for evaluating electrophotographic photoconductor and the evaluation device, and method for reusing electrophotographic photoconductor
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