JP2003215320A - 位相差を有する長尺フィルムの製造方法 - Google Patents
位相差を有する長尺フィルムの製造方法Info
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Abstract
性に優れ、且つロールトゥロールによる表示素子基板の
製造を可能にさせる位相差を有する長尺フィルムの製造
方法を提供し、これを用いた位相差板および位相差機能
付表示素子用基板を提供する。 【解決手段】 少なくとも、長手方向もしくは円周方向
に配向させた円筒状フィルムをスパイラルカットし、任
意の角度に配向した長尺フィルムを得る工程を含む位相
差を有する長尺フィルムの製造方法。
Description
学軸を有する長尺フィルムを製造する方法に関するもの
である。
晶素子の主流はツイステッドネマチック(TN)型やス
ーパーツイステッドネマチック(STN)型という直線
偏光を液晶の電気光学効果で制御する方式のものであ
る。これらのうち特にSTN型においては出射光が位相
差により色づいて見えるため、白黒表示及びカラーフィ
ルターを用いたカラー表示のためには前記位相差を補償
する位相差板が必要である。初期の頃には逆方向に配向
させた補償用STN液晶セルを駆動するSTN液晶セル
にはり合わせるという方法が用いられたが、厚みや重さ
が増えるとともに高コストであることから現在は高分子
フィルムを延伸して位相差を発生させた位相差板をST
N液晶セルにはり合わせて光学補償を行っている。また
最近ではTN型あるいはエレクトロルミネッセンス(E
L)素子等でも表示品位向上のため位相差板を用いる場
合がある。現在位相差板の製造方法は溶液キャスト法も
しくは溶融T−ダイ押し出し法で成型したフィルムを再
加熱し、縦方向に延伸して所定の位相差を有するフィル
ムを作製する。その後必要な配向角を与える為、所定の
液晶パネルサイズにあわせフィルムを斜めに切断して位
相差板を得るという方法で作製されている。
る際に中央部と両端の延伸が一定にならない為、両端1
00mm程度は製品に供することが出来ない。また、切
断時にも斜め取りのためロスが出るため、従来の製造法
では位相差板の歩留まりは非常に低く半分以下であっ
た。近年、特開平3−9323号公報などに記載される
ような高分子フィルムまたはシートを基板として用いた
液晶素子が生産されている。高分子フィルムシートを基
板として用いた液晶素子は、ガラス基板では割れてしま
い達成できないような、例えば0.2mmの厚さの基板
を用いて薄型軽量の素子を作製することができ、携帯機
器向けに小型のSTN型素子が使用されている。しか
し、前述のように位相差板をはり合わせる必要があるた
め、基板厚さが約2倍になってしまっており、高分子フ
ィルムシートを基板とした液晶素子本来の薄さが活かさ
れていなという問題があった。このため、位相差板の機
能を基板の強度を保持する基材そのものに与え、液晶素
子の一層の薄型化とはり合わせ層間での反射による透過
率ロスも削減した位相差板の機能を有した液晶表示基板
も提案されている。このように液晶基板に位相差機能を
付与させることが出来れば特性の向上、コスト低減に寄
与するが、前述のように従来の方法ではカットしたもの
でしか提供できず、プラスチックフィルムの有する可と
う性を生かし、ロール状態で連続的に製造プロセスを進
めることが出来ないため、製造コストがかかっていた。
ィルムシートの特長を生かし、経済性に優れ、且つロー
ルトゥロールによる表示素子基板の製造を可能にさせる
位相差を有する長尺フィルムの製造方法を提供し、これ
を用いた位相差板および位相差機能付表示素子用基板を
提供するものである。
せた円筒状フィルムをスパイラルカットし、任意の角度
に配向した長尺フィルムを得る工程を含む位相差を有す
る長尺フィルムの製造方法。 (2)前記スパイラルカットの方法が、円筒状フィルム
の長手方向と交差する円又は楕円周上を移動する切断手
段と円筒状フィルムを長手方向に送る送り機構から成
り、円筒状フィルムを長手方向に送りながら切断手段が
同一の円又は楕円周上を移動してフィルムをスパイラル
状に切断するものである(1)の位相差を有する長尺フ
ィルムの製造方法。 (3)(2)の位相差を有する長尺フィルムの製造方法
に巻き取り手段を付加した位相差を有する長尺フィルム
の製造方法。 (4)巻き取り手段が巻き取り回転軸に垂直な回転軸を
もつ回転機構を有することを特徴とする(3)の位相差
を有する長尺フィルムの製造方法。 (5)巻き取り手段が移動する切断手段と一体に移動す
ることを特徴とする(3)の位相差を有する長尺フィル
ムの製造方法。 (6)任意の角度に配向させる方法が、前記切断手段の
移動速度と前記送り機構による円筒状フィルムの送り速
度との大小によるものである(2)〜(5)の位相差を
有する長尺フィルムの製造方法。 (7)前記スパイラルカットの方法が、円筒状フィルム
を、長手方向を中心軸として回転させながら供給する回
転供給手段と固定切断手段と巻き取り手段から成り、回
転供給手段から回転しながら供給される円筒状フィルム
を固定切断手段で切断することによって長尺フィルムを
作製し、巻き取り器によって長尺フィルムを巻き取るも
のである(1)の位相差を有する長尺フィルムの製造方
法。 (8)任意の角度に配向した長尺フィルムを得る方法
が、回転供給手段の回転速度と長手方向への円筒状フィ
ルム供給速度との大小によるものである(7)の位相差
を有する長尺フィルムの製造方法。 (9)(1)〜(8)の位相差を有する長尺フィルムの
製造方法に、長手方向もしくは円周方向に配向させた円
筒状フィルムを製造する工程を付加した位相差を有する
長尺フィルムの製造方法。 (10)長手方向もしくは円周方向に配向させた円筒状
フィルムを製造する工程がインフレーション成形法によ
るものである(9)の位相差を有する長尺フィルムの製
造方法。 (11)長手方向もしくは円周方向に配向させた円筒状
フィルムを製造する工程が円筒状フィルムを一軸延伸し
たものである(9)の位相差を有する長尺フィルムの製
造方法。 (12)長手方向もしくは円周方向に配向させた円筒状
フィルムを製造する工程が円筒状フィルムを加熱後、エ
アブローによって円筒径を拡大させたものである(9)
の位相差を有する長尺フィルムの製造方法。 (13)円筒状フィルムの材質がガラス転移温度120
℃以上の熱可塑性樹脂である(1)〜(12)の位相差
を有する長尺フィルムの製造方法。 (14)前記熱可塑性樹脂が、ポリエーテルスルホン、
ポリスルホン、ポリカーボネート、耐熱性ポリエステ
ル、ポリアリレート、環状ポリオレフィン、フッ素系樹
脂のうちの1種類以上を含む(13)の位相差を有する
長尺フィルムの製造方法。 (15)(1)〜(14)の位相差を有する長尺フィル
ムの製造方法によって製造された長尺フィルムを使用寸
法に切断してなる位相差板。 (16) (1)〜(14)の位相差を有する長尺フィ
ルムの製造方法によって製造された長尺フィルムを用い
た位相差機能を有する表示素子用基板。である。
ルムをスパイラル状にカットすることで、任意の方向に
配向した長尺フィルムを得ることができるものであり、
得られたフィルムは従来のように必要な配向角に合わせ
て斜め取りする必要がない。また、プラスチック基板に
用いる場合には、基板の強度を保持する基材とロールト
ゥロール方式でラミネートする事ができるため、フィル
ムのロスを非常に少なくすることができる。さらに、本
発明の製造方法によって得られた位相差を有する長尺フ
ィルムは、厚さによってはそのまま位相差機能付表示素
子用基板材料とも成りうるものである。
向がわかっていれば、特に配向方向は問わないが、その
一般的な製造方法によって、長手方向もしくは円周方向
に配向しているものが一般的である。長手方向もしくは
円周方向に配向させた円筒状フィルムは、例えば、イン
フレーション成形により直接成形する方法およびチュー
ブラー押し出し法もしくはキャスト法等によって製造さ
れた円筒状フィルムを長手方向に一軸延伸する方法、同
様の円筒状フィルムを加熱後、エアブローによって円周
方向に膨張させる方法等を例示することができる。ま
た、二色性を有する樹脂を用いて製造することもでき
る。本発明の製造方法は、上記長手方向もしくは円周方
向に配向させた円筒状フィルムの製造工程を付加したも
のであっても良く、特にインフレーション成形による方
法を用いれば、使用するバブル安定体を後述するスパイ
ラルカットの挿入部材として用いることによって、円筒
状フィルムの製造から長尺フィルムの巻き取りまでを一
連の工程で行うこともできる。
定はしないが、例えば、液晶表示素子用途では、バック
ライト光源の発熱に耐えうるために、そのガラス転位温
度が120℃以上の熱可塑性樹脂が好ましい。また、熱
及び吸湿による寸法変化は位相差に影響するため、熱及
び/又は吸湿による寸法安定性の良い材料が好ましい。
具体的には、ポリエーテルスルホン、ポリスルホン、ポ
リカーボネート、耐熱性ポリエステル、ポリアリレー
ト、環状ポリオレフィン、フッ素系樹脂等を主成分とす
るのが好ましく、これらのうちの2種類以上を混合して
用いても良い。また、その用途上、全光線透過率は80
%以上であることが好ましい。
を有する長尺フィルムは、その製造条件によって、任意
の厚みを得ることができるが、位相差板としては、10
から100μmの厚みのものが要求される光学特性を満
たす為に好ましい。また位相差機能を有する表示素子用
基板としては50〜400μのものが望ましいが、プラ
スチックの特長である薄く軽く壊れない特長と、プロセ
スでの加工適性、経済性を考えると70ミクロンから3
00ミクロンが特に好ましい。また、表示素子用基板と
して用いる場合には、液晶層や発光層の保護および寸法
安定性等を目的としてガス・水蒸気バリア効果を有する
層を備えても良い。
トする方法としては、特に限定はしないが、例えば第一
の例として、円筒状フィルムの長手方向と交差する円又
は楕円周上を移動する切断手段と円筒状フィルムを長手
方向に送る送り機構から成り、円筒状フィルムを長手方
向に送りながら切断手段が同一の円又は楕円周上を移動
してフィルムをスパイラル状に切断する方法が挙げられ
る。前記切断手段は特に限定はしないが、レーザー光線
による方法、リング状またはカッターのような形状を持
つ刃等を例示することができる。この切断手段は、円筒
状フィルムの送りに合わせて、同一の円又は楕円周上を
回転するように移動してフィルムを切断することが望ま
しい。例えば、レーザー光線による方法では、光線をプ
リズム等によって移動させることも可能である。また、
切断手段の設置場所も、円筒状フィルムの内外を問わな
い。また、円筒状フィルムの内空に、円柱状の挿入部材
を挿入しても良い。こうすることによって、円筒状フィ
ルムの把持、切断、送りが容易になる。この挿入部材の
表面からエアブローを行うことにより、フィルムの傷つ
きを防止し、必要であれば、加熱後にエアブローによっ
て円筒状フィルムを円周方向に膨張させることも可能で
ある。円筒状フィルムを長手方向に送る送り機構に関し
ても特に制限はないが、例えば、駆動ロールを円周状に
配設し、前記挿入部材と共に円筒状フィルムを把持して
長手方向に搬送する方法を例示できる。このとき、前記
挿入部材にもロールを配設する事ができる。
記送り機構による円筒状フィルムの送り速度を調節する
ことで、スパイラルの長手方向ピッチを変更することが
可能であり、その結果、切断された長尺フィルム配向の
角度は、切断手段の移動速度と前記送り機構による円筒
状フィルムの送り速度との大小関係によって決定するこ
とができる。また、特に切断手段として刃等を用いた場
合は、その角度を調節することが望ましい。
る長尺フィルムを巻き取るための巻き取り手段を付加し
ても良い。前記方法によって得られた長尺フィルムは、
スパイラル状にねじれているので、巻き取り手段も切断
手段の移動に合わせて回転しながら巻き取ることが必要
である。例えば、一例として、切断部位の略上方に巻き
取り回転軸に垂直な回転軸を持つ回転機構を有する巻き
取り器を例示することができる。この巻き取り器は、フ
ィルムを巻き取りながら巻き取りロール全体がフィルム
の捻れを解消する方向に回転し、巻き取っていくことが
できる。また、他の例としては、巻き取り手段を切断手
段と一体に配設することで切断手段と一体に移動し、そ
のまま巻き取っていく方法も考えられる。このとき、巻
き取りロールの巻き取り回転軸は、円錐を描くように回
転する。
筒状フィルムを、長手方向を中心軸として回転させなが
ら供給する回転供給手段と固定切断手段と巻き取り手段
から成り、回転供給手段から回転しながら供給される円
筒状フィルムを固定切断手段で切断することによって長
尺フィルムを作製し、巻き取り器によって長尺フィルム
を巻き取る方法を例示できる。本方法は、例えば、一度
ロール等に巻き取った長手方向もしくは円周方向に配向
させた円筒状フィルムを巻き出し回転軸に垂直な回転軸
を持つ回転機構を有する巻きだしロールより供給し、前
記挿入部材等により円筒状に形状回復させつつ回転させ
ながら供給し、切断するものである。このときの切断は
固定した位置で切断することができる。切断手段として
は、第一の方法と同様の手段を用いることができ、巻き
取り手段も通常の固定したロールで供給速度に合わせて
巻き取ればよい。円筒状フィルムの長手方向の供給に関
しては特に限定はしないが、例えば、ニップロール等に
より供給する方法を例示でき、場合によっては、積極的
に供給の駆動はさせず、引き取りによる力で供給しても
良い。
手方向への円筒状フィルム供給速度を調節することで、
スパイラルの長手方向ピッチを変更することが可能であ
り、その結果、切断された長尺フィルム配向の角度は、
回転供給手段の回転速度と長手方向への円筒状フィルム
供給速度との大小関係によって決定することができる。
また、特に切断手段として刃等を用いた場合は、その角
度および引き取り方向を調節することが望ましい。
するが、本発明はこれにより限定されるものではない。 (実施例1)ポリカーボネート樹脂を押出機(1)にて
溶融押し出しし、サーキュラダイ(2)より吐出させる
と同時に約130℃の温風を送り込んで膨張させ、円筒
状フィルムを作製した。このときのダイ温度は270℃
とした。フィルムの安定化と、搬送を目的として、挿入
部材(5)を付設した。円筒状状フィルムを送り機構
(7)により挿入部材(5)に沿って上方に送り、切断
手段(4)であるレーザー切断器を水平に回転させ、フ
ィルムをスパイラル状に切断した。切断角度は、送り速
度とレーザー切断器の回転速度を切断角度が45度とな
るように調節した。同時に巻き取り手段(6)として、
回転機構を有する巻き取りロールを上方に設置し、レー
ザー切断器の回転速度に合わせて回転させながら、長尺
に切断されたフィルムを巻き取った。押し出し流量と温
風の温度及び流量を調節して、厚さ約50μmと約10
0μの長尺フィルムを作製した。作製した2種類のフィ
ルムの配向角を自動複屈折計(王子計測機器:KOBR
A−21ADH)により測定したところ、何れもフィル
ム長さ方向に対して、45度傾いていた。各フィルムを
長手方向と平行に10cm角に切り出し、任意の10点
につき、位相差と光学軸のバラツキを測定した。その結
果、光学軸は、両フィルムとも45±3度、リタデーシ
ョンは厚さ50μmで30±3nm、厚さ100μmで
55±4nmの範囲に入っていた。また、厚さ約100
μmのフィルムは、表示素子用基板としても十分使用で
きる程剛性に富んでいた。
て作製した厚さ約50μmの円筒状フィルムを長手方向
に延伸し、請求項7に示す方法により、切断角度45度
で切断して長尺フィルムを得た。このフィルムの位相差
と光学軸を、実施例1と同様の方法により測定したとこ
ろ、それぞれ200±10nm、45±3度であった。
非常に大きく、枚葉形状しか得られなかった位相差を有
するフィルムをロス無く、長尺フィルムとして製造する
ことができるものである。本発明の製造方法によって作
られた位相差を有する長尺フィルムを長さ方向に平行に
切るだけで、位相差板として使用できるばかりでなく、
プラスチック基材とロールトゥロールでラミネートすれ
ば、位相差機能を有するプラスチック基板を安価に生産
することも可能である。さらに、厚みを調節すること
で、そのまま位相差機能付き表示素子基板とも成りう
る。これは、表示素子の一層の薄型化に有効であること
に加えて、はり合わせ層間での反射による透過率ロスも
削減することができる。これにより、コストダウンおよ
び層間の反射が減ることによる光線透過率の向上という
優れた効果が期待できる。さらに、二色性色素等の添加
により、偏光板あるいは偏光機能付きのプラスチック基
板を製造する事も期待できるものである。
Claims (16)
- 【請求項1】 少なくとも、長手方向もしくは円周方向
に配向させた円筒状フィルムをスパイラルカットし、任
意の角度に配向した長尺フィルムを得る工程を含む位相
差を有する長尺フィルムの製造方法。 - 【請求項2】 前記スパイラルカットの方法が、円筒状
フィルムの長手方向と交差する円又は楕円周上を移動す
る切断手段と円筒状フィルムを長手方向に送る送り機構
から成り、円筒状フィルムを長手方向に送りながら切断
手段が同一の円又は楕円周上を移動してフィルムをスパ
イラル状に切断するものである請求項1記載の位相差を
有する長尺フィルムの製造方法。 - 【請求項3】 請求項2記載の位相差を有する長尺フィ
ルムの製造方法に巻き取り手段を付加した位相差を有す
る長尺フィルムの製造方法。 - 【請求項4】 巻き取り手段が巻き取り回転軸に垂直な
回転軸をもつ回転機構を有することを特徴とする請求項
3記載の位相差を有する長尺フィルムの製造方法。 - 【請求項5】 巻き取り手段が移動する切断手段と一体
に移動することを特徴とする請求項3記載の位相差を有
する長尺フィルムの製造方法。 - 【請求項6】 任意の角度に配向させる方法が、前記切
断手段の移動速度と前記送り機構による円筒状フィルム
の送り速度との大小によるものである請求項2〜5何れ
か一項記載の位相差を有する長尺フィルムの製造方法。 - 【請求項7】 前記スパイラルカットの方法が、円筒状
フィルムを、長手方向を中心軸として回転させながら供
給する回転供給手段と固定切断手段と巻き取り手段から
成り、回転供給手段から回転しながら供給される円筒状
フィルムを固定切断手段で切断することによって長尺フ
ィルムを作製し、巻き取り器によって長尺フィルムを巻
き取るものである請求項1記載の位相差を有する長尺フ
ィルムの製造方法。 - 【請求項8】 任意の角度に配向した長尺フィルムを得
る方法が、回転供給手段の回転速度と長手方向への円筒
状フィルム供給速度との大小によるものである請求項7
記載の位相差を有する長尺フィルムの製造方法。 - 【請求項9】 請求項1〜8何れか一項記載の位相差
を有する長尺フィルムの製造方法に、長手方向もしくは
円周方向に配向させた円筒状フィルムを製造する工程を
付加した位相差を有する長尺フィルムの製造方法。 - 【請求項10】 長手方向もしくは円周方向に配向さ
せた円筒状フィルムを製造する工程がインフレーション
成形法によるものである請求項9記載の位相差を有する
長尺フィルムの製造方法。 - 【請求項11】 長手方向もしくは円周方向に配向さ
せた円筒状フィルムを製造する工程が円筒状フィルムを
一軸延伸したものである請求項9記載の位相差を有する
長尺フィルムの製造方法。 - 【請求項12】 長手方向もしくは円周方向に配向さ
せた円筒状フィルムを製造する工程が円筒状フィルムを
加熱後、エアブローによって円筒径を拡大させたもので
ある請求項9記載の位相差を有する長尺フィルムの製造
方法。 - 【請求項13】 円筒状フィルムの材質がガラス転移温
度120℃以上の熱可塑性樹脂である請求項1〜12何
れか一項記載の位相差を有する長尺フィルムの製造方
法。 - 【請求項14】 前記熱可塑性樹脂が、ポリエーテルス
ルホン、ポリスルホン、ポリカーボネート、耐熱性ポリ
エステル、ポリアリレート、環状ポリオレフィン、フッ
素系樹脂のうちの1種類以上を含む請求項13記載の位
相差を有する長尺フィルムの製造方法。 - 【請求項15】 請求項1〜14何れか一項記載の位
相差を有する長尺フィルムの製造方法によって製造され
た長尺フィルムを使用寸法に切断してなる位相差板。 - 【請求項16】 請求項1〜14何れか一項記載の位
相差を有する長尺フィルムの製造方法によって製造され
た長尺フィルムを用いた位相差機能を有する表示素子用
基板。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2002017276A JP4067831B2 (ja) | 2002-01-25 | 2002-01-25 | 位相差を有する長尺フィルムの製造方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007029386A1 (ja) * | 2005-09-05 | 2007-03-15 | Sumitomo Bakelite Co., Ltd. | 管状樹脂フィルムの切断巻取り装置および切断巻取り方法 |
JP2011529811A (ja) * | 2008-08-05 | 2011-12-15 | オレ−ベント ラスムッセン | 長さ方向に対して角度をなして延伸されているポリマーフィルムの製造のための方法および装置 |
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- 2002-01-25 JP JP2002017276A patent/JP4067831B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2007029386A1 (ja) * | 2005-09-05 | 2007-03-15 | Sumitomo Bakelite Co., Ltd. | 管状樹脂フィルムの切断巻取り装置および切断巻取り方法 |
US8186613B2 (en) | 2005-09-05 | 2012-05-29 | Sumitomo Bakelite Company, Ltd. | Device and method for cutting and winding a tubular resin film |
JP2011529811A (ja) * | 2008-08-05 | 2011-12-15 | オレ−ベント ラスムッセン | 長さ方向に対して角度をなして延伸されているポリマーフィルムの製造のための方法および装置 |
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