JP2003214971A - 釣合い試験機および釣合い試験方法 - Google Patents

釣合い試験機および釣合い試験方法

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JP2003214971A
JP2003214971A JP2002008771A JP2002008771A JP2003214971A JP 2003214971 A JP2003214971 A JP 2003214971A JP 2002008771 A JP2002008771 A JP 2002008771A JP 2002008771 A JP2002008771 A JP 2002008771A JP 2003214971 A JP2003214971 A JP 2003214971A
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unbalance
work
key groove
vector
relative angle
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Hiroshi Kanamori
宏 金森
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Akashi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キー溝とワークの基準位置との相対角度が異
なる同種のワークの釣合い試験を容易に実施できるよう
にすることである。 【解決手段】 第1のワークのキー溝による不釣合いス
カラーを記憶手段に記憶し、この記憶された第1のワー
クのキー溝による不釣合いスカラーと、相対角度測定手
段によって測定された第2のワークの基準位置とキー溝
との相対角度とに基づき、第2のワークのキー溝による
キー溝不釣合いベクトルを算出し、不釣合い測定手段に
より第2のワーク全体の不釣合いベクトルを測定するこ
とにより、ワーク固有の不釣合いベクトルを算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キー溝を有するワ
ークの釣合い試験を行う技術に関する。
【0002】
【従来の技術】釣合い試験機は、ワーク(被試験体)を
回転させ、その回転による軸受架台の振動を測定するこ
とにより、任意の修正面上の不釣合いを求める試験機で
ある。そのワークは本来、各種機器に取り付けられ使用
されるものであるので、そのワークの軸には取り付けの
ためのキー溝が形成されているのものがあり、このキー
溝に起因する不釣合いもワークに生じてしまう。このキ
ー溝と、釣合い試験を行う際のワークの基準位置とが一
定の位置関係にある場合には、1つのワークについての
キー溝に起因する不釣合いが算出されれば、同種のワー
クの試験においては、ワーク全体の不釣合いから、その
キー溝の不釣合いを除く、単純なベクトル計算により、
ワーク固有の不釣合いを算出することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、キー溝
と、釣合い試験を行う際のワークの基準位置とが不規則
な位置関係にある場合には、個々のワークにおけるキー
溝と基準位置の位置関係を計測し、個々のキー溝の不釣
合いと、個々のキー溝の不釣合いを含んだワーク全体の
不釣合いを算出する必要があった。例えば、キー溝と基
準位置に、図6のような角度のずれのある場合、基準位
置を基準とし、キー溝角度β0、溝幅補正角度β1、トー
タル補正角度β0+β1、とキー溝の位置を角度により特
定する。位相β0+β1を持った単位ベクトルをベクトル
B、ワーク固有の不釣合いベクトルをベクトルUm、キ
ー溝不釣合いベクトルをベクトルUk、とすると、計測
される不釣合いベクトルUfは、Uf=Um+Uk×
B、となる。これを移相後のX軸方向成分、Y軸方向成
分として表すと、 X軸方向成分;xUf=xUm+xUk、 Y軸方向成分;yUf=yUm+yUk、となる。(図
4参照) このように、個々のワーク毎に計測、算出が必要とな
り、煩雑になるという問題があった。
【0004】本発明の課題は、キー溝とワークの基準位
置との相対角度が異なる同種のワークの釣合い試験を容
易に実施できるようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、例えば、図1〜5に示すように、請求項1記載の発
明は、キー溝(例えば、キー溝55a)を有するワーク
(例えば、ワーク5)の釣合い試験を行う釣合い試験機
(例えば、釣合い試験機100)において、前記キー溝
による不釣合いスカラーを記憶する記憶手段(例えば、
記憶部14)と、前記ワークに設けられた基準位置(例
えば、基準マーカ5a)と、前記キー溝との回転中心周
りの相対角度を測定する相対角度測定手段(例えば、基
準位置検出センサ6、キー溝位置検出センサ7など)
と、前記記憶手段に記憶された不釣合いスカラーと前記
相対角度測定手段によって測定された相対角度から、前
記ワークのキー溝によるキー溝不釣合いベクトルを算出
するキー溝不釣合い算出手段(例えば、CPU13な
ど)と、前記ワークを回転させた際のワーク全体の不釣
合いベクトルを測定する不釣合い測定手段(例えば、検
出部4など)と、前記キー溝不釣合い測定手段により算
出されたキー溝不釣合いベクトルと、前記不釣合い測定
手段により測定された前記ワーク全体の不釣合いベクト
ルとに基づいて、前記ワーク固有の不釣合いベクトルを
算出する不釣合い算出手段(例えば、CPU13など)
と、を備えることを特徴とする。
【0006】請求項1記載の発明によれば、記憶手段に
記憶されたキー溝による不釣合いスカラーと、相対角度
測定手段によって測定された基準位置とキー溝との相対
角度とに基づき、キー溝不釣合い算出手段によってワー
クのキー溝によるキー溝不釣合いベクトルを算出するこ
とができるので、不釣合い測定手段により測定したワー
ク全体の不釣合いベクトルと、キー溝不釣合い測定手段
により算出されたキー溝不釣合いベクトルとに基づき、
不釣合い算出手段によってワーク固有の不釣合いベクト
ルを算出することができる。従って、ワーク毎にキー溝
による不釣合いベクトルを算出する必要がなく、ワーク
全体の不釣合いベクトルの測定値から容易にワーク固有
の不釣合いベクトルを算出することができる。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の釣
合い試験機による釣合い試験方法であって、同種のワー
クのうち、第1のワークのキー溝による不釣合いスカラ
ーを算出する第1の工程と、前記キー溝による不釣合い
スカラーを前記記憶手段に記憶する第2の工程と、第2
のワークにおける基準位置と、該第2のワークのキー溝
との回転中心周りの相対角度を前記相対角度測定手段に
より測定する第3の工程と、前記第2のワークを回転さ
せた際の第2のワーク全体の不釣合いベクトルを不釣合
い測定手段により測定する第4の工程と、前記第2の工
程で記憶された前記第1のワークのキー溝の不釣合いス
カラーと前記第3の工程で測定された相対角度から、前
記第2のワークのキー溝によるキー溝不釣合いベクトル
を前記キー溝不釣合い算出手段により算出する第5の工
程と、前記第4の工程により算出された第2のワーク全
体の不釣合いベクトルと、前記第5の工程により測定さ
れた前記第2のワークのキー溝不釣合いベクトルとに基
づいて、前記第2のワーク固有の不釣合いベクトルを前
記不釣合い算出手段により算出する第6の工程と、を備
えることを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明によれば、第1のワー
クのキー溝による不釣合いスカラーが、記憶手段に記憶
され、この記憶された第1のワークのキー溝による不釣
合いスカラーと、相対角度測定手段によって測定された
第2のワークの基準位置とキー溝との相対角度とに基づ
き、第2のワークのキー溝によるキー溝不釣合いベクト
ルを算出することができるので、不釣合い測定手段によ
り第2のワーク全体の不釣合いベクトルを測定すること
により、第2のワーク固有の不釣合いベクトルを算出す
ることができる。従って、ワーク毎にキー溝による不釣
合いベクトルを算出する必要がなく、ワーク全体の不釣
合いベクトルの測定値から容易にワーク固有の不釣合い
ベクトルを算出することができる。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項2記載の釣
合い試験方法において、第1の工程は、更に、前記第1
のワークのキー溝にキーを付けた状態での前記ワークの
第1の不釣合いベクトルを前記不釣合い測定手段により
測定する工程と、前記第1のワークのキー溝からキーを
外した状態での前記ワークの第2の不釣合いベクトルを
前記不釣合い測定手段により測定する工程と、前記第1
の不釣合いベクトルと、前記第2の不釣合いベクトルと
に基づいてキー溝による不釣合いベクトルを算出する工
程と、前記キー溝による不釣合いベクトルから不釣合い
スカラーを算出する工程と、を備えることを特徴とす
る。
【0010】請求項3記載の発明によれば、請求項2に
記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、
特に、キー溝による不釣合いベクトルから不釣合いスカ
ラーを算出することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。図1は、本発明にかかる釣合
い試験機100を概略して示す正面図であり、ワーク5
が釣合い試験機100に載置された状態を示している。
図2は同側面図である。図1、2に示す釣合い試験機1
00は、計測装置1と、ワーク5を支持する軸受3を備
えた軸受架台2、2’とを備えている。
【0012】計測装置1は、軸受架台2、2’の振動を
計測し、ワーク5の釣合い・不釣合いを求める装置であ
る。また、計測装置1は、基準位置検出センサ6により
検出された基準マーカ5aの位相と、キー溝位置検出セ
ンサ7により検出されたワーク軸55のキー溝55aの
位相とから、基準マーカ5aとキー溝55aとの相対角
度を算出する。計測装置1は、図3に示すように、例え
ば、増幅部11、A/D変換部12、CPU13、記憶
部14、表示部15等を備えている。増幅部11は、入
力された各種の信号を増幅する。A/D変換部12は、
増幅部11で増幅された信号をA/D変換する。CPU
13は、計測装置1を統括制御するとともに、A/D変
換部12でA/D変換された信号に基づき、ワーク5の
釣合い・不釣合いを算出する。また、CPU13は、基
準マーカ5aの位相とキー溝55aの位相とから相対角
度を算出する処理、算出された基準マーカ5aとキー溝
55aとの相対角度やキー溝不釣合いスカラー量を記憶
する処理、基準マーカ5aとキー溝55aとの相対角度
やキー溝不釣合いスカラー量からキー溝不釣合いベクト
ルを算出する処理を実行する。記憶部14は、CPU1
3による、釣合い・不釣合いを算出するためのプログラ
ムや基準マーカ5aの位相とキー溝55aの位相とから
相対角度の測定処理を実行するためのプログラムなどを
記憶するとともに、算出された基準マーカ5aとキー溝
55aとの相対角度やキー溝不釣合いスカラー量を記憶
する。表示部15は、釣合い試験機100の運転状況
(ロータ回転数等)について、また、CPU13が決定
したキー溝不釣合いスカラーや、ワーク5の釣合い・不
釣合いについての表示を行う。
【0013】軸受架台2、2’は、その上部にワーク5
を支持する軸受3を備えているとともに、検出部4を備
えている。軸受3は、2つ水平に並べられて設けられ、
この2つの軸受3の上に、ワーク5が当接して載せられ
るようになっている。検出部4は、軸受架台2、2’に
取り付けられ、軸受架台2、2’の振動を検出する。ワ
ーク5は、被試験体であり、図示しないロータ駆動部に
より回転され、その釣合い・不釣合いが計測される。ワ
ーク5にはその釣合い試験の基準位置となる基準マーカ
5aが形成されており、ワーク5のワーク軸55にはキ
ー溝55aが形成されている。基準位置検出センサ6、
キー溝位置検出センサ7は、位置検出センサであり、例
えば、光センサ、音波センサ、近接スイッチセンサ等に
より構成されており、それぞれ、基準位置、キー溝位置
を検出する。
【0014】次に、この基準位置検出センサ6、キー溝
位置検出センサ7を用いたキー溝不釣合いの算出、ワー
ク5固有の不釣合いを算出する動作について説明する。
まず第1回目の試験において、図1のように第1のワー
ク5を支持架台2、2’に載せ、キー溝55aにキー
(図示せず)を付けた状態で、該ワーク5の不釣合い
(第1の不釣合い)を測定する。次いで、キー溝55a
からキーを外した状態での第1のワーク5の不釣合い
(第2の不釣合い)を測定する。このキー溝55aにお
けるキーの有無条件での不釣合いの測定により、CPU
13は、キー溝55aに基づく不釣合いを求める。ま
た、このキー溝55aの不釣合いの測定の際に、基準位
置検出センサ6、キー溝位置検出センサ7により、それ
ぞれ基準位置、キー溝位置を検出し、CPU13は、検
出したそれぞれの位相差に基づき、基準位置とキー溝位
置との相対角度(α°)を算出する。次いで、CPU1
3は、この求められたキー溝55aに基づく不釣合い
と、基準位置とキー溝位置との相対角度とにより、第1
のワーク5のキー溝55aに基づくキー溝不釣合いベク
トルUkを算出する。算出されたキー溝不釣合いベクト
ルUkに基づき、CPU13は、キー溝不釣合いベクト
ルのスカラー量(|Uk|絶対値、大きさ)と、そのベ
クトルの角度(α°)を算出し(第1の工程)、算出し
た値を記憶部14に記憶する(第2の工程)。
【0015】次いで、釣合い試験100により第1のワ
ーク5全体の不釣合いベクトルを測定する。このワーク
5全体の不釣合いベクトルは、ワーク5固有の不釣合い
ベクトルU Iとキー溝不釣合いベクトルUkのベクトル
の和(UI+Uk)である。よって、このワーク5全体
の不釣合いベクトルUI+Ukと、キー溝不釣合いベク
トルUkの差を求めると、ワーク5固有の不釣合いベク
トルUIが算出される。(図5参照)このように、第1
回目の釣合い試験において、第1のワーク5に形成され
ているキー溝55aに基づくキー溝不釣合いベクトルU
kのスカラー量と相対角度が求められ、記憶部14に記
憶されるとともに、第1のワーク5の固有のワーク5固
有の不釣合いベクトルUIが算出され、第1のワーク5
の不釣合いが求められる。
【0016】次に、第1のワーク5と同種の第2のワー
ク5の固有の不釣合いを算出する動作について説明す
る。この第2回目以降の釣合い試験においては、まず、
検出部4およびCPU13により、第2のワーク5全体
の不釣合いベクトルUI+Ukを算出する(第4の工
程)とともに、基準位置検出センサ6、キー溝位置検出
センサ7とにより、第2のワーク5の基準位置とキー溝
位置との位相差を検出し、CPU13は相対角度(例え
ば、γ°)を算出する(第3の工程)。算出された第2
のワーク5の基準位置とキー溝位置との相対角度と、第
1のワークWの試験において求められ、記憶部14に記
憶されているキー溝不釣合いベクトルUkのスカラー量
により、CPU13は第2のワーク5におけるキー溝不
釣合いベクトルUkを算出する(第5の工程)。次い
で、CPU13は、第2のワーク5全体の不釣合いベク
トルUI+Ukと、第2のワーク5におけるキー溝不釣
合いベクトルUkの差を求めることにより、第2のワー
ク5固有の不釣合いベクトルUIを算出する(第6の工
程)。
【0017】このように、第1回目の第1のワークの試
験において求められ、記憶部14に記憶されているワー
ク5に形成されているキー溝55aに基づくキー溝不釣
合いベクトルUkのスカラー量を基準に、第2回目以降
のワーク5におけるキー溝55aに基づくキー溝不釣合
いベクトルUkが算出される。つまり、第2回目以降の
試験においては、第2のワーク5全体の不釣合いベクト
ルUI+Ukと、第2のワーク5の基準位置とキー溝位
置との相対角度を求めることのみで、第2のワーク5固
有の不釣合いベクトルUIが算出される。よって、キー
溝と、釣合い試験を行う際のワークの基準位置とが不規
則な位置関係にある複数のワークの釣合い試験におい
て、第1回目の試験においてのみ、ワーク5のキー溝5
5aに基づくキー溝不釣合いベクトルUkを算出し、そ
のキー溝不釣合いベクトルUkのスカラー量と、ベクト
ル角度を記憶部14に記憶する。第2回目以降の試験に
おいては、それらワーク5のキー溝と基準位置の位置関
係を計測し、算出された相対角度から、それらワーク5
のキー溝不釣合いベクトルUkを算出することができる
ので、それらワーク5固有の不釣合いベクトルUIを容
易に算出することができる。
【0018】なお、以上の実施の形態においては、第1
回目の試験により求めたキー溝による不釣合いベクトル
をスカラー量として記憶部14に記憶する構成とした
が、本発明はこれに限定されるものではなく、不釣合い
ベクトル量そのものを記憶し、第2回目以降の釣合い試
験で求めた基準位置とキー溝位置との相対角度差により
不釣合いベクトルを算出する構成でもよい。また、計測
装置の構成等も任意であり、その他、具体的な細部構造
等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
【0019】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、記憶手段
に記憶されたキー溝による不釣合いスカラーと、相対角
度測定手段によって測定された基準位置とキー溝との相
対角度とに基づき、キー溝不釣合い算出手段によってワ
ークのキー溝によるキー溝不釣合いベクトルを算出する
ことができるので、不釣合い測定手段により測定したワ
ーク全体の不釣合いベクトルと、キー溝不釣合い測定手
段により算出されたキー溝不釣合いベクトルとに基づ
き、不釣合い算出手段によってワーク固有の不釣合いベ
クトルを算出することができる。従って、ワーク毎にキ
ー溝による不釣合いベクトルを算出する必要がなく、ワ
ーク全体の不釣合いベクトルの測定値から容易にワーク
固有の不釣合いベクトルを算出することができる。
【0020】請求項2記載の発明によれば、第1のワー
クのキー溝による不釣合いスカラーが、記憶手段に記憶
され、この記憶された第1のワークのキー溝による不釣
合いスカラーと、相対角度測定手段によって測定された
第2のワークの基準位置とキー溝との相対角度とに基づ
き、第2のワークのキー溝によるキー溝不釣合いベクト
ルを算出することができるので、不釣合い測定手段によ
り第2のワーク全体の不釣合いベクトルを測定すること
により、第2のワーク固有の不釣合いベクトルを算出す
ることができる。従って、ワーク毎にキー溝による不釣
合いベクトルを算出する必要がなく、ワーク全体の不釣
合いベクトルの測定値から容易にワーク固有の不釣合い
ベクトルを算出することができる。
【0021】請求項3記載の発明によれば、請求項2に
記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、
特に、キー溝による不釣合いベクトルから不釣合いスカ
ラーを算出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる釣合い試験機100を概略して
示す正面図である。
【図2】本発明にかかる釣合い試験機100を概略して
示す側面図である。
【図3】本発明にかかる釣合い試験機100の要部構成
を示すブロック図である。
【図4】キー溝による不釣合いベクトルを模式的に示す
図である。
【図5】ワーク全体の不釣合いベクトル、ワーク固有の
不釣合いベクトル、およびキー溝による不釣合いベクト
ルの関係を模式的に示す図である。
【図6】ワークの基準位置とキー溝位置との相対角度の
関係を説明するための図である。
【符号の説明】
1 計測装置 2、2’ 軸受架台 3 軸受 4 検出部(不釣合い測定手段) 5 ワーク 5a 基準マーカ 55 ワーク軸 55a キー溝 6 基準位置検出センサ(相対角度測定手段) 7 キー溝位置検出センサ(相対角度測定手段) 13 CPU(キー溝不釣合い算出手段、不釣合い
算出手段) 14 記憶部(記憶手段) 100 釣合い試験機

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キー溝を有するワークの釣合い試験を行う
    釣合い試験機において、 前記キー溝による不釣合いスカラーを記憶する記憶手段
    と、 前記ワークに設けられた基準位置と、前記キー溝との回
    転中心周りの相対角度を測定する相対角度測定手段と、 前記記憶手段に記憶された不釣合いスカラーと前記相対
    角度測定手段によって測定された相対角度から、前記ワ
    ークのキー溝によるキー溝不釣合いベクトルを算出する
    キー溝不釣合い算出手段と、 前記ワークを回転させた際のワーク全体の不釣合いベク
    トルを測定する不釣合い測定手段と、 前記キー溝不釣合い測定手段により算出されたキー溝不
    釣合いベクトルと、前記不釣合い測定手段により測定さ
    れた前記ワーク全体の不釣合いベクトルとに基づいて、
    前記ワーク固有の不釣合いベクトルを算出する不釣合い
    算出手段と、 を備えることを特徴とする釣合い試験機。
  2. 【請求項2】請求項1記載の釣合い試験機による釣合い
    試験方法であって、 同種のワークのうち、第1のワークのキー溝による不釣
    合いスカラーを算出する第1の工程と、 前記キー溝による不釣合いスカラーを前記記憶手段に記
    憶する第2の工程と、 第2のワークにおける基準位置と、該第2のワークのキ
    ー溝との回転中心周りの相対角度を前記相対角度測定手
    段により測定する第3の工程と、 前記第2のワークを回転させた際の第2のワーク全体の
    不釣合いベクトルを不釣合い測定手段により測定する第
    4の工程と、 前記第2の工程で記憶された前記第1のワークのキー溝
    の不釣合いスカラーと前記第3の工程で測定された相対
    角度から、前記第2のワークのキー溝によるキー溝不釣
    合いベクトルを前記キー溝不釣合い算出手段により算出
    する第5の工程と、 前記第4の工程により算出された第2のワーク全体の不
    釣合いベクトルと、前記第5の工程により測定された前
    記第2のワークのキー溝不釣合いベクトルとに基づい
    て、前記第2のワーク固有の不釣合いベクトルを前記不
    釣合い算出手段により算出する第6の工程と、 を備えることを特徴とする釣合い試験方法。
  3. 【請求項3】請求項2記載の釣合い試験方法において、 第1の工程は、更に、 前記第1のワークのキー溝にキーを付けた状態での前記
    ワークの第1の不釣合いベクトルを前記不釣合い測定手
    段により測定する工程と、 前記第1のワークのキー溝からキーを外した状態での前
    記ワークの第2の不釣合いベクトルを前記不釣合い測定
    手段により測定する工程と、 前記第1の不釣合いベクトルと、前記第2の不釣合いベ
    クトルとに基づいてキー溝による不釣合いベクトルを算
    出する工程と、 前記キー溝による不釣合いベクトルから不釣合いスカラ
    ーを算出する工程と、 を備えることを特徴とする釣合い試験方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015113434A1 (zh) * 2014-01-28 2015-08-06 郭卫建 确定转子的不平衡量的方法

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