JP2003214807A - 静電容量型位置センサ - Google Patents

静電容量型位置センサ

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JP2003214807A JP2003001388A JP2003001388A JP2003214807A JP 2003214807 A JP2003214807 A JP 2003214807A JP 2003001388 A JP2003001388 A JP 2003001388A JP 2003001388 A JP2003001388 A JP 2003001388A JP 2003214807 A JP2003214807 A JP 2003214807A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高精度、高感度の静電容量型の位置センサを
提供する。 【解決手段】 第1のプレート(178、180)と第
2のプレート(166、168、172、174)の構
成によって、物体が軸に沿った有効範囲内で互いに移動
すると静電容量が変動する2つの間隔をあけた平板コン
デンサが形成され、静電容量型の位置センサ(162)
が、前記静電容量を利用して、軸に沿った物体の相対位
置を測定するために利用可能な出力を発生する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、1対の可動物体の
相対位置に応じて変動する出力静電容量を生じるように
構成された、静電容量型の位置センサに関するものであ
る。 【0002】 【従来の技術】静電容量を利用した、2つの物体間の相
対位置の測定は、広く知られている。位置を検知する方
法の1つには、互いに移動する物体に2つの導電性プレ
ートを固定することが必要とされる。プレートは、一般
に、互いに重なり合って、平行をなし、ギャップによっ
て間隔が設けられるように、物体に固定される。2つの
プレートは、介在する誘電体(例えば、空気)と共に、
プレートが互いに重なり合う程度に応じて決まる静電容
量を発生する。物体が移動すると、重なり合う量が変化
し、その結果、静電容量に対応する変化が生じることに
なる。この静電容量の変化から、物体間の相対変位量が
求められる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記アプローチに関す
る問題の1つは、さまざまな要因が、ある特定の静電容
量変化に影響を及ぼす可能性があるという点である。x
−y平面に対して平行な1対の導電性プレートを備え
た、x−y−z直線座標系を仮定すると、静電容量の変
動は、座標軸の3つ全てに沿ったプレート間に発生する
相対並進から生じることになる。しかし、上述の単純な
システムを含む多くの位置検知システムは、ある軸に沿
って発生する移動から生じる静電容量の変化と、別の軸
に沿って発生する移動による静電容量の変化を見分ける
ことができない。 【0004】上述の問題は、極小のコンピュータ記憶装
置のような、あるタイプのマイクロ電気機械式システム
(MEMS)においてとりわけ問題になる。こうした記
憶装置には、関連読み取り/書き込み装置に対してx−
y平面内で移動するように設計された記憶媒体を含むも
のもある。媒体に正確にアクセスし、データを書き込む
ためには、記憶媒体と読み取り/書き込み装置の正確な
相対位置を知らなければならない。これらの装置に用い
られる静電駆動機構及び他の作動機構は、一般に、x−
y移動を生じさせるのに有効であるが、付随してz軸移
動を生じさせる場合もある。上述の従来式の静電容量型
の位置検知システムは、上述の理由から、こうした付随
するz軸移動の場合に、エラーを含む位置読み取りを生
じる可能性がある。この結果、とりわけ、間違ったデー
タが読み取られたり、あるいは、既存のデータの偶発的
な上書きが行われたりする可能性がある。 【0005】既存の静電容量型の位置センサに関するも
う1つの問題は、制限された感度である。とりわけ、マ
イクロ記憶装置及び他のMEMSシステムの場合、用い
られる位置センサによって、所定の位置変化の関数とし
て大幅に変動する出力が得られるのが望ましい。記憶装
置によっては、何分の1ナノメートルかの単位で位置を
測定しなければならない場合もある。多くの既存のセン
サは、簡単に言えば、そうした精密な分解能で位置を測
定するのに適した出力を生じるのに十分な感度を備えて
いない。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明によれば、ある軸
に沿った相対移動のある有効範囲にわたって、互いに移
動可能な1対の物体を備える可動システムに関連して用
いられる位置センサが得られる。位置センサは、静電容
量型であり、軸に対して平行をなすように、物体の一方
に固定された第1のプレートを含んでいる。位置センサ
には、隣接して、同一平面上に位置するように、また、
物体が、軸に沿って互いに移動する際、第1のプレート
から間隔をあけ、それに対し平行をなすように、物体の
もう一方に固定された1対の第2のプレートも含まれて
いる。第1のプレート及び第2のプレートは、物体が軸
に沿った有効範囲内で互いに移動すると、静電容量が変
動する、2つの間隔をあけた平板コンデンサを形成する
ように構成されている。位置センサは、静電容量を利用
して、軸に沿った物体の相対位置の測定に利用可能な出
力を発生するように構成されている。 【0007】 【発明の実施の形態】本発明は、静電容量型の位置セン
サを対象にしたものである。本明細書に解説の位置セン
サの実施態様は、さまざまな設定に利用可能であるが、
極小のコンピュータ記憶装置及び他のMEMSシステム
に利用する場合にとりわけ有利であることが立証されて
いる。ただ例証だけを目的として、後述の位置センサ
は、主として高密度MEMSコンピュータ記憶装置に関
連して論じられることになる。 【0008】図1及び2には、それぞれ、本発明による
位置センサを利用することが可能な記憶装置100の側
断面図及び水平断面図が示されている。記憶装置100
には、102及び104のようないくつかの電界エミッ
タ、108のようないくつかの記憶領域を備えた記憶媒
体106、及び、電界エミッタに対する記憶媒体106
の走査(移動)、または、その逆を実施させるマイクロ
アクチュエータ110が含まれている。記憶装置100
は、各記憶領域が1ビットまたは多ビットの情報の記憶
を担当するように構成される。 【0009】電界エミッタは、極めて鋭いポイントを備
えたポイント・エミッタとして構成される。例えば、各
電界エミッタは、約1ナノメートルから数百ナノメート
ルの曲率半径を備える。動作中、エミッタ102とエミ
ッタ102を包囲する円形ゲート103のような、電界
エミッタとその対応するゲートの間に、あらかじめ選択
された電位差が印加される。エミッタの鋭いポイントの
ため、電子ビーム電流がエミッタから引き出され、高い
精度で、記憶領域に向けて送られる。エミッタと記憶媒
体106間の距離、エミッタのタイプ、及び、必要なス
ポット・サイズ(ビット・サイズ)に応じて、電子光学
装置は、電子ビームの集束が要求される場合がある。電
界放出される電子の加速または減速のため、あるいは、
電界放出される電子の集束を補助するため、記憶媒体1
06に電圧を印加してもよい。 【0010】ケーシング120は、一般に、少なくとも
10−5トルといった部分真空状態に記憶媒体106を
維持するのに適している。研究者は、半導体処理技法を
利用して、真空空洞内でマイクロ加工された電界エミッ
タを製作した。例えば、1992年のIEEE Tra
nsactions on Components,H
ybrid and Manufacturing T
echnology,15,1051ページに発表され
た、Jonesによる「Silicon Field
Emission Transistors and
Diodes」を参照されたい。 【0011】各電界エミッタは、記憶媒体106に設け
られた1つ以上の記憶領域に対応する。各電界エミッタ
がいくつかの記憶領域を担当する場合、記憶装置100
は、一般に、ケーシング120(従って、電界エミッ
タ)と記憶媒体106の間における走査または別様の相
対移動を実施するのに適している。例えば、マイクロア
クチュエータ110は、一般に、媒体106のさまざま
な位置への走査に適応するので、各電界エミッタは、さ
まざまな記憶領域上に位置決めされることになる。こう
した構成によれば、マイクロアクチュエータ110を利
用して、記憶媒体に対する電界エミッタ・アレイ(一般
には2次元)の走査を実施することが可能になる。記憶
媒体106は、ケーシング120に対して移動するの
で、「ムーバ」と呼ばれる場合もある。これに対し、ケ
ーシング120及びケーシングに対して固定された他の
各種コンポーネント(例えば、電界エミッタ)は、「ス
テータ」と呼ばれる場合もある。 【0012】電界エミッタは、一般に、それが生じる電
子ビームによって、記憶領域に情報の読み取り及び書き
込みを行うように構成されている。従って、記憶媒体1
00に用いるのに適した電界エミッタは、記憶媒体10
6に所望のビット密度を実現するのに十分なほど細い電
子ビ−ムを発生しなければならない。さらに、電界エミ
ッタは、所望の読み取り/書き込み操作の実施に十分な
パワー密度の電子ビームを発生しなければならない。こ
うした電界エミッタの製作には、さまざまな方法を利用
することが可能である。例えば、1976年12月のJ
ournalof Applied Physics,
Vol.47,No.12に発表されたSpindtに
よる「Physical Properties of
Thin−Film Field Emission
Cathodes WithMolybdenum
Cones」には、1つの方法が開示されている。19
91年のTech.Digest 4th Int.V
accum Microelectronics Co
nf.,Nagahama,Japan,26ページに
発表されたBetsuiによる「Fabricatio
n and Characteristics of
Si Field Emitter Arrays」に
は、もう1つの方法が開示されている。こうしたエミッ
タは、フラット・パネル・ディスプレイのようなさまざ
まな用途において用いられ、成功を収めている。 【0013】電界エミッタは、エミッタ・ピッチがx方
向とy方向の両方において50マイクロメートルの、2
次元アレイ(例えば、100×100エミッタ)として
設けることが可能である。各エミッタは、数万〜数億の
記憶領域におけるビットにアクセスすることが可能であ
る。例えば、エミッタは、2次元アレイをなす記憶領域
を備えた記憶媒体に対する走査(すなわち、移動)が可
能であり、この場合、隣接記憶領域間の周期性は、何分
の1ナノメートルから100ナノメートル以上までの間
の値のいずれかであり、マイクロアクチュエータの有効
範囲は、x方向及びy方向の両方において50ミクロン
である。また、電界エミッタは、同時にまたは多重式に
アドレス指定することが可能である。並列アドレス指定
方式によれば、アクセス時間とデータ転送速度に関し
て、記憶装置100の性能を大幅に向上させることが可
能になる。 【0014】図3は、記憶領域の2次元アレイ及び電界
エミッタの2次元アレイを表した、典型的な記憶媒体1
06の平面図である。記憶領域のアドレス指定には、外
部回路要素(不図示)が利用される。図示のように、記
憶媒体は、各行毎に、記憶領域108のようないくつか
の記憶領域が含まれている、行140のような行をなす
ように分割するのが望ましい場合が多い。一般に、各エ
ミッタは、いくつかの行を担当するが、それらの行の全
長にわたって担当するわけではない。例えば、図示のよ
うに、エミッタ102は、行140〜142内で、列1
44〜146内の記憶領域を担当する。 【0015】上記では、本発明による位置センサを用い
ることが可能な典型的な記憶装置が解説されている。そ
の開示が、参考までに本明細書において援用されてい
る、Gibson他に対する米国特許第5,557,5
96号には、このタイプの記憶装置の他の態様が開示さ
れている。 【0016】所望の記憶領域に対する読み取り及び書き
込み操作を正確に実施するためには、マイクロアクチュ
エータ110の動作に関連して正確な位置検知及び制御
を用いるのが望ましい場合が多い。従って、記憶装置1
00には、本発明による静電容量型の位置センサを設け
ることが可能である。図1には、こうした位置センサの
1つが全体として160で表示されている。センサ16
0は、ムーバ106とステータ120の相対位置に応じ
て変動する1つ以上の静電容量値を出力する。 【0017】図4〜16に関連して、位置センサのさま
ざまな実施例及び態様について解説することにする。図
1及び2と同様、これらの図のいくつかは、x−y−z
直線座標系内に描かれた対象の配向を示す添付のキャプ
ションを備えている。キャプションは、わかりやすくす
ることだけを目的として含まれており、本発明の範囲を
制限することを意図したものではない。例えば、記憶媒
体106は、主として、図1及び2に示すx−y平面内
を移動する。従って、解説される位置センサは、記憶装
置100に用いられる場合、一般に、x−y平面内にお
ける記憶媒体の位置を検知するように設計されている。
しかし、位置センサが、図1及び2に示す任意に定めら
れたx−y平面以外の平面を含む、多くの異なる所望の
方向における移動の検知に利用可能であることは明白で
ある。 【0018】図4〜8には、本発明による位置センサ1
62のさまざまな態様が描かれている。図4〜7に示す
ように、センサ162には、M1プレート166及び1
68を備えたM1プレート・アセンブリ164、M2プ
レート172及び174を備えたM2プレート・アセン
ブリ170、及び、S1プレート178及び180を備
えたS1プレート・アセンブリ176を含む、それぞ
れ、1つ以上のプレートを備えた、いくつかのプレート
・アセンブリを含むことが可能である。 【0019】M1及びM2プレート・アセンブリは、記
憶媒体106(図1及び2)にしっかりと固定すること
が可能であり、描かれた例において、記憶媒体106及
びM1及びM2プレートがケーシング120に対して移
動可能であるため、文字「M」で表示されている。一般
に、図4に示すように、M1プレートは、全て、電気的
に相互接続されており、M2プレートは、全て、電気的
に相互接続されている。隣接するM1プレートとM2プ
レートの間には、絶縁ギャップ182が設けられてい
て、M1プレート・アセンブリとM2プレート・アセン
ブリは、互いに絶縁されている。 【0020】S1プレート・アセンブリ176及びその
プレートは、一般に、ケーシング120に対して固定さ
れているので、文字「S」で表示されている。図示のよ
うに、S1プレート178及び180は、一般に、電気
的に相互接続されている。描かれているプレートの電気
的相互接続及び特性については、さらに詳細に後述す
る。 【0021】図5〜7において最もよく分かるように、
M1プレート166及び168は、記憶媒体106(す
なわち、ムーバ)の下側に固定することが可能である。
すなわち、図5〜7に示すように、M1プレートは、記
憶媒体のエッジに向かって設けられた1つ以上の結合ブ
ロックに対して固定することが可能である。描かれた記
憶装置の場合、2組の結合ブロックが存在する。x軸結
合ブロック106a及び106bは、記憶媒体106の
上側及び下側に沿ってx方向に延び、y軸結合ブロック
106c及び106dは、記憶媒体の左側及び右側に沿
ってy方向に延びている。x軸結合ブロック106a及
び106bは、x軸に沿って移動する際、記憶媒体と共
に移動するが、y軸に沿って移動する際には、記憶媒体
と共に移動することはない。換言すれば、結合ブロック
106a及び106bは、x軸移動のためには、記憶媒
体106に対して固定されるが、y軸移動のためには、
記憶媒体106から独立している。y軸結合ブロック1
06c及び106dは、同様であるが、逆に働く:すな
わち、y軸移動のためには記憶媒体に対して固定される
が、x軸移動のためには、記憶媒体から独立している。
2001年5月31日に提出されたPeter G.H
artwell及びDonald J.Fasenの
「Flexture Coupling Block
for Motion Sensor」と題する米国特
許第09/867,667号、及び、2001年5月3
1日に提出されたPeter G.Hartwell及
びDonald J.Fasenの「Three−Ax
is Motion Sensor」と題する米国特許
第09/867,666号には、こうした結合ブロック
の利用についての記載がある。従って、本明細書では、
結合ブロックに関するこれ以上の説明を控えることにす
る。 【0022】当業者には明らかなように、位置センサ1
62のM1及びM2プレート・アセンブリは、記憶媒体
106の本体に、結合ブロックを介して有効に固定する
代わりに、直接固定することが可能である。S1プレー
トは、一般に、M1及びM2プレートに向かい合うよう
に、ケーシング120(すなわち、ステータ)にしっか
り固定されるか、または、その内部に取り付けられる。 【0023】図5〜7において最もよく分かるように、
M1、M2、及び、S1プレートは、一般に、ムーバ1
06及びステータ120に対してかなり薄い平面構造で
ある。プレートは、半導体製作技法または他の適合する
製造方法を利用してムーバ及びステータ上に被着させる
か、または、別様に固定することが可能である。図示の
ように、M1及びM2プレート・アセンブリは、一般
に、互いに隣接して、同一平面上に位置し、絶縁ギャッ
プ182によって離隔されるように、記憶媒体106に
固定される。M2プレートと同一平面上に位置するだけ
ではなく、各M1プレートは、一般に、他のM1プレー
トの全てとも同一平面上に位置している。例えば、図4
の場合、4つのM1及びM2プレートは、全て、同一平
面上にあるので、全体として、断続的なギャップ(例え
ば、絶縁ギャップ182)を備える平面の広がりを形成
している。図5〜7から明らかなように、この広がり
は、下方のS1プレート及びステータ120に面してい
る。一般に、S1プレートも、全て、互いに同一平面上
にある。 【0024】ムーバ106及びステータ120は、通
常、並進移動だけしかしないように(非回転の意味)、
互いに移動可能である。従って、S1プレート178お
よび180は、ムーバ106が、ステータ120に対し
て移動する際、M1プレート166及び168に対し、
及び、M2プレート172及び174に対して平行のま
まである。ムーバとステータの間にz軸移動が生じる場
合、S1プレートと、M1及びM2プレートを含む平面
との間の垂直ギャップは、変動するが、S1プレート
は、一般に、M1及びM2プレートに対して平行のまま
である。 【0025】図5〜7には、ムーバ106とステータ1
20の間に生じる可能性のある相対x軸移動が描かれて
いる。図5にはそのx軸移動の有効範囲の一方の極端に
あるムーバ106が描かれており;図7にはもう一方の
極端にあるムーバが描かれており;図6には、中間位置
にあるムーバが描かれている。これらの図において明ら
かなように、S1プレート178とM1プレート166
の間、及び、S1プレート178とM2プレート172
の間に生じる重なり部分は、ムーバがx軸移動のその有
効範囲の両極端間を移動するにつれて変動する。「重な
り部分」はある特定の対をなす向かい合ったプレートが
重なり合う領域を表している。例えば、図4には、図6
に示す中間位置と同様に、S1プレートに対する中間位
置(すなわち、その有効移動範囲の両端間のどこか)に
ある、全て、ムーバ106に対して固定された、M1及
びM2プレートが描かれている。この時点において、M
1プレート166は、W(M1プレートのy軸幅)のx
po(x軸の重なり量)倍だけS1プレート178と重
なり合っている。図4〜7から明らかなように、重なり
部分は、プレート間に生じる相対x軸変位の関数として
変動し、この相対x軸変位は、さらに、ムーバ106と
ステータ120の間で生じる相対x軸移動の結果として
生じる。 【0026】S1プレートとM1及びM2プレートとの
スペースは、空気のような誘電体によって占められてお
り、従って、当業者には明らかなように、それぞれのプ
レート間には静電容量が生じることになる。これらの静
電容量は、ムーバ106がステータ120に対して移動
するにつれて変動する。 【0027】図8には、静電容量測定回路190に含ま
れている、図4〜7に示すそれぞれのプレートによって
形成される静電容量が描かれている。回路190には、
M1プレート・アセンブリ(M1プレート166及び1
68)とS1プレート・アセンブリ(S1プレート17
8及び180)によって形成された第1の可変コンデン
サ192が含まれている。コンデンサ192の回路記号
において矢印で表示のように、可変コンデンサ192の
静電容量は、ムーバ106が、図5に示す位置から図7
に示す位置に、ステータ120に対して正のx方向に移
動するにつれて増大する。この静電容量の増大は、M1
プレートとS1プレートの重なり部分の増大に起因する
ものである。回路190には、M2プレート・アセンブ
リ(M2プレート172及び174)とS1プレート・
アセンブリ(S1プレート178及び180)によって
形成される第2の可変コンデンサ194も含まれてい
る。下方に向いた矢印は、可変コンデンサ194の静電
容量が、ムーバ106が、図5に示す位置から図7に示
す位置に、x軸の移動有効範囲にわたって、ステータ1
20に対して正のx方向に移動するにつれて減少するこ
とを表している。この静電容量の減少は、ムーバが前述
の移動範囲を移動するにつれて、M1プレートとS1プ
レートの重なり部分が減少するためである。 【0028】図4及び8において明らかなように、静電
容量測定回路には、プレートに時変信号を加えるための
1つまたは複数の信号源を含むことも可能である。これ
らの入力信号は、プレート間に存在する静電容量に基づ
く測定可能な出力信号を生じさせるために加えられる。
描かれた実施態様の場合、正弦搬送波200が、M1プ
レート・アセンブリ(M1プレート166及び168)
に加えられる。反転搬送波202が、M2プレート・ア
センブリ170(M2プレート172及び174)に加
えられる。正弦波入力を用いる場合、反転信号は、一般
に、第1の信号の位相を180度シフトすることによっ
て得られる。これらの時変信号を加えると、回路ノード
204に出力が生じ、これを測定して、可変コンデンサ
192及び194の静電容量を求めることが可能であ
る。図8において明らかなように、この出力の測定方法
の1つは、抵抗R1の電圧サンプリング抵抗器206に
よるものである。 【0029】図4〜8に関連して解説の構成の重要な利
点は、出力が、ムーバとステータの間に生じるx軸変位
の関数としてのみ、かなりの程度に変動し、y軸及びz
軸の相対変位には比較的反応を示さない。この直線成分
の分離は、正確な位置検知に役立つ。当業者には明らか
なように、1対の間隔をあけた平行なx−yプレート間
に生じる静電容量は、重なり合う領域(x軸及びy軸の
相対移動に応じて変動する)、及び、プレート間の垂直
距離(z軸の相対移動に応じて変動する)の関数であ
る。すなわち、静電容量C=(A*Eo)/Gであり、
ここで、Aは、重なり領域であり、Eoは、自由空間の
誘電率に対応する定数であり、Gは、2つのプレート間
の垂直(z軸)間隔である。個々の直線成分を分離する
ことができなければ、位置検知システムは、ある特定の
静電容量の変化を生じる位置変化の性質に関する正確な
情報を提供することができない。例えば、z軸変位の結
果生じる静電容量の変化は、x軸変位による結果と誤っ
て解釈される可能性がある。 【0030】y軸移動の結果生じる静電容量の変化は、
プレート間の重なり部分が、予測範囲のy軸移動によっ
て変動しないようにプレートを構成することによって排
除することが可能である。図4から明らかなように、S
1プレート178及び180のそれぞれが、y方向にお
いてM1及びM2プレートよりも広い。このオーバする
量は、S1プレート・アセンブリとM1及びM2プレー
ト・アセンブリのそれぞれとの間の重なり部分が、ムー
バとステータ間に生じるy軸移動の予測範囲にわたって
変化しないように選択することが可能である。さらに、
上述のように、前出の結合ブロックの開示では、x軸結
合ブロック106a及び106bは、一般に、ムーバ1
00のy軸移動に追随しないように設計されている。 【0031】相対z軸移動の効果は、部分的には、可変
コンデンサ192及び194に駆動信号200及び20
2を加えることによって抑圧されるか、排除される。当
業者には明らかなように、M1プレート166、M2プ
レート172、及び、S1プレート178に関して、図
8に示す静電容量測定回路によって、下記の伝達関数が
得られる: 【0032】 【数1】 ここで、Voは、電圧サンプリング抵抗器206の両端
で得られた出力であり、Vcは、非反転入力信号であ
り、Cxpは、可変コンデンサ192の静電容量であ
り、Cxnは、可変コンデンサ194の静電容量であ
り、P=1/(R1*(Cxn+Cxp))。 【0033】Cxp=Ap*Eo/Gp及びCxn=A
n*Eo/Gnである点に留意されたい。ここで、Ap
は、M1プレート166とS1プレート178の間に生
じる重なり領域であり、Gpは、M1プレート166と
S1プレート178の間のz軸間隔であり、Anは、M
2プレート172とS1プレート178の間に生じる重
なり部分であり、Gnは、M2プレート172とS1プ
レート178の間のz軸間隔である。さらに、Ap
(x)=W*(xpo+x)及びAn(x)=W*(x
no+x)であるが、ここで、xは、S1プレート17
8に対するM1プレート166及びM2プレート172
のx軸変位であり、Wは、M1プレート166及びM2
プレート172のy軸に沿って測られた幅であり、xp
oは、x=0の場合に(図4に示す位置を初期位置と仮
定すると)、M1プレート166とS1プレート178
の間に生じるx軸の初期重なり量であり、xnoは、x
=0の場合に、M2プレート172とS1プレート17
8の間に生じるx軸の初期重なり量である。M1及びM
2プレートが完全に同一平面上にあるものと仮定する
と、両方とも、S1プレートから等間隔に位置するの
で、Gp=Gn=Gということになる。これらの値を上
記伝達関数に代入すると、次のようになる: 【0034】 【数2】 この結果から明らかなように、1/G項は、利得項の分
子及び分母から消去される。この消去後、残りの利得項
は、プレート間の垂直間隔と完全に無関係になる。この
結果、相対z移動が結果生じる出力に対してかなり影響
を及ぼす要因であるとして抑圧されるので、出力は、可
動物体間に生じるz軸移動とほぼ無関係になる。こうし
てy軸及びz軸の相対移動に起因する影響を排除する
と、図示のシステムによって、相対x軸移動が分離さ
れ、ほぼx軸成分だけに基づく出力が得るようになる。 【0035】上記導出は、3つのプレート(すなわち、
M1プレート166、M2プレート172、及び、S1
プレート178)についてのみ実施されたが、上記結
果、とりわけ、z軸の影響の排除は、図4に示す実施態
様及び後述する他のさまざまな実施態様のような、より
多くのプレートを必要とする拡張システムにも等しく有
効に適用される。 【0036】記憶装置100のような装置に関しては、
2つ以上の軸に沿った移動検知を可能にするのが望まし
い場合が多い。例えば、記憶装置100で正確な読み取
り/及び書き込み操作を実施するためには、x−y平面
内におけるケーシング120に対する記憶媒体106の
位置を検知する必要がある。しかし、上述のように、図
4〜8のセンサは、1方向における、すなわち、x軸に
沿った位置変化だけを検知するように構成されている。
2次元検知を実現するには、一般に、既述のものと同様
のプレート・アセンブリをy軸結合ブロック106c及
び106dの一方または両方に(または、記憶媒体10
6に直接)、及び、ステータの120の対応する位置に
固定することによって、図4〜8で論じたものと同様の
追加構造をy軸移動に利用することが可能である。この
2次元構成によれば、x軸センサによって、x軸検知を
行い、同時に、y軸及びz軸の影響を抑圧することが可
能になり、y軸センサによって、y軸検知を行い、同時
に、x軸及びz軸の影響を抑圧することが可能になる。
この結果、x−y平面内における正確な検知が可能にな
り、同時に、相対z軸変位のために多くの既存のセンサ
に生じることになる検知エラーが回避される。本明細書
に記載の他の実施態様には、同様に、2つ以上の直線軸
に沿った位置検知を可能にするように構成することが可
能なものもある。 【0037】直線移動成分を分離するだけではなく、本
発明の位置センサは、高感度で、高分解能の位置検知を
行えるように構成することが可能である。実際、感度の
向上は、図4に示す実施態様の利点の1つである。2つ
のM1プレート及び2つのS1プレートが利用されるの
で、ある特定のx変位量に関してM1プレートとS1プ
レートの間に生じる重なり部分は、同じサイズの1対の
重なり合うプレートに生じるものより大きくなる。従っ
て、同じ量のx変位に関して、より大きい容量変化が生
じることになる。この結果、x軸の位置変化をより高い
分解能で監視することが可能になるので、位置検知感度
が高くなる。高分解能の位置検知は、上述の記憶装置の
ようなMEMS用途においてとりわけ重要である。この
タイプの記憶装置の場合、適正な記憶場所に対するデー
タの正確な読み取り及び書き込み及び既存のデータに対
する誤った上書きを回避するには、高分解能で正確な位
置制御が必要になる。 【0038】図9〜13には、本発明による位置検知シ
ステム210のもう1つの実施態様に関するさまざまな
態様が描かれている。位置検知システム210には、前
述のM1及びM2プレートと同様にムーバに対して固定
することが可能な2つのM1プレート214及び216
と、M2プレート220が含まれている。システム21
0には、ステータ120に固定することが可能なS1プ
レート222及びS2プレート226も含まれている。
図10ないし12には、図5〜7と同様に、プレートが
固定されている物体(例えば、ムーバ106及びステー
タ120)のx軸の有効範囲にわたる移動による、S1
及びS2プレートに対するM1及びM2プレートの相対
移動が示されている。先行図と同様、図10には、x軸
に沿ったステータに対するムーバの最も左の極端位置が
示されており、図11には、中間状態が示されており、
図12には、最も右の極端位置が示されている。 【0039】当業者には明らかなように、上記構成によ
れば、図13の回路図に示すように4つの可変コンデン
サが得られる:(1)コンデンサ240は、M1プレー
ト214とS1プレート222の間に形成され、正のx
軸変位に応じて値が増大する;(2)コンデンサ242
は、M2プレート220とS1プレート222の間に形
成され、正のx軸変位に応じて値が減少する;(3)コ
ンデンサ244は、M1レート216とS2プレート2
26の間に形成され、正のx軸変位に応じて値が減少す
る;(4)コンデンサ246は、M2プレート216と
S2プレート226の間に形成され、正のx軸変位に応
じて値が増大する。 【0040】前述のように、測定可能な出力が得られる
ようにするため、M1及びM2プレートに、それぞれ、
正弦搬送波250及びその反転搬送波252を加えるこ
とが可能である(図9と13)。逆に変動する静電容量
に結合される、この駆動信号の利用によって、ムーバ1
06とステータ120との間に生じるz軸移動にほぼ
(または完全に)左右されない出力をS1及びS2端子
(254及び256)に生じるシステムが得られる。こ
れは、図4〜8に関連して上述の導出と同様、伝達関数
に分析を加えることによって確認することが可能であ
る。S1及びS2出力は、一般に、M1−S2静電容量
(すなわち、M1プレート216とS2プレート226
の間に発生する静電容量)が減少すると、M1−S1静
電容量(すなわち、M1プレート214とS1プレート
222の間に発生する静電容量)が増大するという事
実、及び、その逆の事実のため、後続処理の前に、取り
除かれる。 【0041】図14〜16には、本発明による位置検知
システム260のもう1つの実施態様に関するさまざま
な態様が描かれている。システム260には、電気的に
相互結合されて、M1プレート・アセンブリを形成する
複数M1プレート262が含まれている(それぞれのM
1プレート間の電気的相互接続は、示されていないが、
一般には、先行実施態様に示すものと同様である)。シ
ステム260には、電気的に相互に結合されて、M2プ
レート・アセンブリを形成する複数M2プレート264
もまた含まれている。M1及びM2プレート・アセンブ
リは、ムーバ106のような可動装置に固定することが
可能であり、一般には、図14及び15に示すように、
M1及びM2プレートが、全て、同一平面上にあって、
交互位置につくように構成される。 【0042】システム260には、さらに、電気的に相
互結合されたS1プレート266を備えるS1プレート
・アセンブリと、電気的に相互結合されたS2プレート
268を備えるS2プレート・アセンブリを含むことも
可能である。M1及びM2プレート・アセンブリの場合
と同様、S1及びS2プレートは、一般に、同一平面上
にあって、S1プレートとS2プレートが交互位置につ
くように構成される。S1及びS2プレート・アセンブ
リは、M1及びM2アセンブリが固定される装置に対し
て移動可能な、ステータ120のような別の装置に固定
される。 【0043】先行実施態様の場合と同様、この解説の構
成によれば、プレート・アセンブリが互いに移動する
と、値の変動する可変コンデンサが得られる。すなわ
ち、図示の構成によれば、図13に示すものと同様の可
変コンデンサが得られる:(1)M1プレート262と
S1プレート266の間のコンデンサ、(2)M2プレ
ート264とS1プレート266の間のコンデンサ、
(3)M1プレート262とS2プレート268の間の
コンデンサ、及び、(4)M2プレート264とS2プ
レート268の間のコンデンサ。 【0044】一般に、正弦波信号280及びその反転信
号282は、それぞれ、先行実施態様の解説と同じく、
M1及びM2プレート・アセンブリに加えられる。正弦
波信号を加えると、それぞれ、S1及びS2プレート・
アセンブリに接続された出力端子において測定可能な変
動静電容量に基づく出力が得られる。従って、図13に
は、図14及び15に示すシステムが正確にモデル化さ
れている。 【0045】図9及び14に示すシステムは、同じ回路
図(例えば、図13)を用いて解説することができる
が、有効移動範囲が異なる結果として、異なる出力を生
じることになる。例えば、図10〜12に示すように、
ある特定のM1プレート(例えば、M1プレート21
4)だけが、それ自体のx軸幅にほぼ等しい距離だけ、
ステータに120に対して移動する。従って、M1プレ
ート214が、その最も左の極端(図10)からその最
も右の極端(図12)まで移動すると、それとS1プレ
ート222との重なり部分(及び結果生じる静電容量)
が、最小値から最大値まで増大する。 【0046】これに対し、図14及び15に示すシステ
ムの場合、x軸の有効移動範囲は、一般に、図示の典型
的なx軸移動範囲281によって明らかなように、ある
特定のプレート幅の何倍にもなる。従って、ムーバ10
6がその範囲の一方の端部からもう一方の端部まで移動
すると、任意の特定のM1またはM2プレートが、順
次、S1プレート、S2プレート、もう1つのS1プレ
ート、もう1つのS2プレート、もう1つのS1プレー
ト...の上を通過することになる。この構成の場合、
上述の4つの可変コンデンサに関連した4つの重なり合
う領域がある。すなわち、重なり部分が、(1)M1プ
レート・アセンブリとS1プレート・アセンブリの間、
(2)M2プレート・アセンブリとS1プレート・アセ
ンブリの間、(3)M1プレート・アセンブリとS2プ
レート・アセンブリの間、及び、(4)M2プレート・
アセンブリとS2プレート・アセンブリの間に生じる。
4つの重なり合う領域は、それぞれ、物体がx軸の有効
移動範囲にわたって互いに移動する際、ある回数にわた
って、最大値と最小値の間で量的に循環する。x軸変位
の関数として、これらの領域の各特定の1つが、最大量
と最小量の間で線形に変動する。 【0047】グラフでは、4つの領域のそれぞれに関す
るx軸変位の関数として重なり合う領域は、三角波形の
ように見える。これらの波形の周期は、プレートのある
特定の1つの幅に、そのプレートとそれにすぐ隣接した
近傍プレートの1つとの間の比較的わずかなギャップを
加えた値を含む、隣接プレート間のピッチWに等しい。
一般に、図14及び15に示すように、システム260
は、プレート幅と交互に位置するギャップの全てが均一
になるように構成されている。 【0048】有効移動範囲にわたって生じる循環重なり
部分によって、図16に示す出力静電容量波で表された
循環静電容量が得られる。すなわち、図示の出力は、プ
レート・アセンブリ間に発生するM1−S1、M2−S
1、M2−S2、及び、M1−S2静電容量に対応す
る。静電容量は、重なり領域に応じて線形に変動する
が、描かれた波形は、重なり領域の関数のような三角形
ではない。それどころか、図示のように、波形は、フリ
ンジング(fringing)及び他の効果のためによ
り正弦波らしく見える。これらの波形の周期は、2Wす
なわちプレート・ピッチ幅の2倍である。 【0049】図4〜8に関して上述の伝達関数を図14
及び15に示す循環システムに適用すると、相対的z軸
移動による出力への影響は、一般に、完全に抑圧される
か、少なくとも、無視できる量まで減少する。従って、
図16に示す出力静電容量は、移動物体間に生じる可能
性のある偶発的なz軸移動とは無関係に、x軸位置(及
び、図示構成がy軸に用いられる場合には、y軸位置)
の正確な検知に利用することが可能である。 【0050】図14及び15に示すシステムの重要な利
点は、感度の向上である。再度図4を参照し、描かれた
x軸の有効移動範囲が、50マイクロメートルであると
仮定する。さらに、M1プレート166及び168とS
1プレート178及び180との重なりから生じる全静
電容量が、この移動範囲において50ピコファラッドか
ら100ピコファラッドまで変動するものと仮定する。
x軸変位当りの容量変化は、1ピコファラッド/マイク
ロメートルになるであろう。 【0051】次に、図14及び15のシステムを参照
し、同じ50マイクロメートルの有効範囲であるが、そ
れぞれのプレートが、例えば、1/100のサイズとい
ったように、図4に示すプレートよりかなり小さいもの
と仮定する。さらに、M1プレート262とS1プレー
ト266の間に生じる最大の全重なり量において発生す
る静電容量が、やはり、100ピコファラッドであり、
最小の重なり量において、50ピコファラッドであると
仮定する。ムーバがx=0マイクロメートルから50マ
イクロメートルまで移動すると、M1プレート・アセン
ブリとS1プレート・アセンブリの間の全静電容量は、
100回にわたって、50ピコファラッドと100ピコ
ファラッドの間で循環することになる。この例の場合、
「循環」構成によって、1マイクロメートルの変位毎に
100ピコファラッドの容量変化、すなわち、位置変化
に対する感度がはるかに高い出力が生じることになる。 【0052】上述の開示には、独自の有用性を備えた複
数の別個の発明が包含されるものと確信している。これ
らの発明は、それぞれ、その望ましい形態で開示された
が、本明細書に開示され、図解されたその特定の実施態
様は、多様な変更が可能であるため、制限を意味するも
のとみなすべきではない。本発明の内容には、本明細書
に開示されたさまざまな要素、特徴、機能、及び/また
は、特性の新規で、自明ではない組み合わせ及び副組み
合わせの全てが含まれる。同様に、請求項において、
「ある」または「第1の」要素またはその同等物に言及
する場合、こうした請求項には、1つ以上のこうした要
素を組み込むことが含まれるものと理解すべきであり、
2つ以上のこうした要素を必要とするわけでも、あるい
は、排除するわけでもない。 【0053】付属の請求項では、とりわけ、開示の発明
の1つを対象とした、新規で、自明ではないいくつかの
組み合わせ及び副組み合わせが指摘されているものと確
信する。特徴、機能、要素、及び/または、特性の他の
組み合わせ及び副組み合わせによって実現される発明
は、本出願または関連出願における本請求項の補正また
は新規請求項の提示によって請求することが可能であ
る。こうした補正または新規請求項は、異なる発明を対
象としたものであろうと、同じ発明を対象としたもので
あろうと関係なく、また、もとの請求項と範囲が異なる
か、より広いか、より狭いか、あるいは、等しいかに関
係なく、やはり、本開示の発明の内容に含まれるものと
みなされる。 【0054】なお、この発明は例として次の実施態様を
含む。丸括弧内の数字は添付図面の参照符号に対応す
る。 【0055】[1] 静電容量型の位置検知を行う可動シス
テムにおいて、1対の物体(106、120)と、ある
軸に沿ってある有効範囲にわたる物体(106、12
0)間の相対移動を実施するように構成されたアクチュ
エータと、前記物体(106、120)の一方に固定さ
れた第1のプレート(178、180,222、22
6、266、268)、及び、隣接して、同一平面上に
位置するように、また、前記物体が前記軸に沿って互い
に移動する際、前記第1のプレート(178、180、
222、226、266,268)から間隔をあけ、そ
れに対し平行をなすように、前記物体(106、12
0)のもう一方に固定されている1対の第2のプレート
(166、168、172、174、214、216、
220、262、264)を有する静電容量型の位置セ
ンサ(160、162、210、260)と、を備え、
前記第1のプレート(178、180、222、22
6、266,268)と前記第2のプレート(166、
168、172、174、214、216、220、2
62、264)の構成によって、前記物体(106、1
20)が前記軸に沿った前記有効範囲内で互いに移動す
ると静電容量が変動する2つの間隔をあけた平板コンデ
ンサ(192、194、240、242、244、24
6)が形成され、前記静電容量型の位置センサ(16
0、162、210、260)が、前記静電容量を利用
して、前記軸に沿った前記物体の相対位置を測定するた
めに利用可能な出力を発生する、ことを特徴とする可動
システム。 【0056】[2] 上記[1]に記載の可動システムにおい
て、前記1対の第2のプレート(166、168、17
2、174、214、216、220、262、26
4)の一方に時変入力信号(200)を加え、前記1対
の第2のプレートのもう一方に前記時変入力信号の反転
信号(202)を加えるように構成された静電容量測定
回路(190、図3)をさらに備えたことを特徴とする
もの。 【0057】[3] 上記[1]に記載の可動システムにおい
て、前記コンデンサ(192、194、240、24
2、244、246)が、前記1対の物体(106、1
20)が互いに移動する結果として、前記第1のプレー
ト(178、180、222、226、266,26
8)と前記第2のプレート(166、168、172、
174、214、216、220、262、264)の
間に生じる垂直方向の間隔変動にほとんど左右されな
い、出力・入力伝達関数を有する静電容量測定回路(1
90、図3)の一部を形成することを特徴とするもの。 【0058】[4] 静電容量型の位置検知を行う可動シス
テムにおいて、x軸に沿ったある有効範囲のx軸移動、
及び、x軸に対して垂直なz軸に沿ったある有効範囲の
z軸移動によって、互いに並進移動可能な1対の物体
(106、120)と、前記物体(106、120)の
一方に固定された第1のプレート(178、180,2
22、226、266、268)、及び、前記物体のも
う一方に固定されている1対の第2のプレート(16
6、168、172、174、214、216、22
0、262、264)を有する静電容量型の位置センサ
(160、162、210、260)と、を備え、前記
第1のプレートと前記第2のプレートが、z軸に対して
垂直であり、前記第1のプレートが、前記第2のプレー
トのそれぞれと共に、前記物体がx軸移動及びz軸移動
の前記有効範囲にわたって移動すると、前記第1のプレ
ートと前記第2のプレートのそれぞれとの重なり及び間
隔の変動のために変動する、可変静電容量(192、1
94、240、242、244、246)を形成し、前
記可変静電容量が、前記物体が、z軸移動の有効範囲に
わたって互いに移動する結果として、前記第1のプレー
トと前記第2のプレートの間に生じる間隔変動にほとん
ど左右されない、出力・入力伝達関数を有する回路の一
部を形成する、ことを特徴とする可動システム。 【0059】[5] ある軸に沿った1対の物体(106、
120)間の相対位置の変化に基づいて変動する静電容
量を出力するセンサ(160、162、210、26
0)において、前記物体(106、120)の一方に固
定された第1のプレート(178、180,222、2
26、266、268)と、隣接して、同一平面上に位
置するように、また、前記物体が、前記軸に沿って互い
に移動する際、前記第1のプレートから間隔をあけ、そ
れに対し平行をなすように、前記物体(106、12
0)のもう一方に固定されている1対の第2のプレート
(166、168、172、174、214、216、
220、262、264)と、を備え、前記第1のプレ
ートと前記第2のプレートの構成によって、前記物体
(106、120)が前記軸に沿って互いに移動する
と、静電容量が変動する2つの間隔をあけた平板コンデ
ンサ(192、194、240、242、244、24
6)が形成され、前記センサ(160、162、21
0、260)が、前記静電容量を利用して、前記軸に沿
った前記物体の相対位置を測定するために利用可能な出
力を発生することを特徴とするセンサ。 【0060】[6] 1つの物体(106、120)間の相
対位置の変化に基づいて変化する静電容量を出力するセ
ンサ(260)において、前記物体(106、120)
の一方に固定されるように構成され、第1のプレートを
含む、第1のプレート・アセンブリ(262,264)
と、前記物体(106,120)のもう一方に固定され
るように構成され、第2のプレートを含む第2のプレー
ト・アセンブリ(266)及び第3のプレートを含む第
3のプレート・アセンブリ(268)と、を備え、前記
プレート・アセンブリ(262、264、266、26
8)が、前記物体がある軸に沿った有効範囲にわたって
互いに並進すると、前記第1のプレートと前記第2のプ
レート間、及び、前記第1のプレートと前記第3のプレ
ート間の全重なり部分が、繰り返し増減するように構成
されており、これによって、第1のプレート・アセンブ
リが、前記第2及び第3のプレート・アセンブリのそれ
ぞれと共に、前記物体の相対位置に応じて静電容量の変
動する可変コンデンサ(192、194、240、24
2、244、246)を形成する、ことを特徴とするセ
ンサ(260)。 【0061】[7] 上記[6]に記載のセンサ(260)に
おいて、前記可変コンデンサ(192、194、24
0、242、244、246)が、前記プレート・アセ
ンブリ(262、264、266、268)の少なくと
も1つに加えられる入力に応答して、前記第1のプレー
トと前記第2のプレート間、及び、前記第1のプレート
と前記第3のプレート間の静電容量に基づく出力を生じ
るように構成された、静電容量測定回路(190、図
3)の一部を形成していることを特徴とするもの。 【0062】[8] 上記[7]に記載のセンサ(260)に
おいて、前記静電容量測定回路(190、図3)が、出
力が、前記第1のプレートと前記第2のプレートの間、
及び、前記第1のプレートと前記第3のプレートの間に
生じる垂直方向の間隔変動にほとんど左右されないよう
に構成されていることを特徴とするもの。 【0063】[9] 上記[7]に記載のセンサ(260)に
おいて、静電容量測定回路(190)が、出力を生じる
ため、前記第2のプレート・アセンブリに時変入力信号
(200)を加え、前記第3のプレート・アセンブリに
時変入力信号の反転信号(202)を加えるように構成
されていることを特徴とするもの。 【0064】[10] 静電容量型の位置検知を行う可動シ
ステムにおいて、一対の物体(106,120)と、前
記物体(106、120)の一方に固定されるように構
成され、第1のプレートを含む、第1のプレート・アセ
ンブリ(262、264)と、前記物体(106,12
0)のもう一方に固定されるように構成され、第2のプ
レートを含む第2のプレート・アセンブリ(266)及
び第3のプレートを含む第3のプレート・アセンブリ
(268)が含まれており、前記プレート・アセンブリ
(262、264、266、268)が、前記物体(1
06、120)がある軸に沿った有効範囲にわたって互
いに並進すると、前記第1のプレートと前記第2のプレ
ート間、及び、前記第1のプレートと前記第3のプレー
ト間の全重なり部分が、繰り返し増減するように構成さ
れており、これによって、第1のプレート・アセンブリ
が、前記第2及び第3のプレート・アセンブリのそれぞ
れと共に、前記物体の相対位置に応じて静電容量の変動
する可変コンデンサ(192、194、240、24
2、244、246)を形成するようになっていること
を特徴とする可動システム。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施態様の1つによる静電容量型の位
置センサを含むコンピュータ記憶装置を示した図であ
る。 【図2】図1のA−A断面図である。 【図3】記憶媒体の平面図である。 【図4】本発明による静電容量型の位置センサの平面図
である。 【図5】x軸移動範囲にわたって互いに移動する1対の
物体に取り付けられた、図4の位置センサの位置を表し
た側面図である。 【図6】同じくx軸移動範囲にわたって互いに移動する
1対の物体に取り付けられた、図4の位置センサの位置
を表した側面図である。 【図7】同じくx軸移動範囲にわたって互いに移動する
1対の物体に取り付けられた、図4の位置センサの位置
を表した側面図である。 【図8】図4〜7に示す位置センサの回路モデルを表し
た図である。 【図9】本発明によるもう1つの静電容量型の位置セン
サの平面図である。 【図10】x移動範囲にわたって互いに移動する1対の
物体に取り付けられた、図9の位置センサの諸部分を表
した側面図である。 【図11】同じくx移動範囲にわたって互いに移動する
1対の物体に取り付けられた、図9の位置センサの諸部
分を表した側面図である。 【図12】同じくx移動範囲にわたって互いに移動する
1対の物体に取り付けられた、図9の位置センサの諸部
分を表した側面図である。 【図13】図9の位置センサの回路モデルを表した図で
ある。 【図14】本発明によるさらにもう1つの位置センサの
等角図である。 【図15】x軸移動範囲にわたって互いに移動する1対
の物体に取り付けられた、図14の位置センサの諸部分
を表した側面図である。 【図16】図14及び図15の位置センサのx軸変位の
関数としての容量出力を示す波形図である。 【符号の説明】 106、120 物体 160、162 位置センサ 166,168、172、174 第2のプレート 178,180 第1のプレート 190 静電容量測定回路 192、194 平板コンデンサ 210 位置センサ 214、216,220 第2のプレート 222、226 第1のプレート 240、242,246 平板コンデンサ 260 位置センサ 262,264 第2のプレート 266、268 第1のプレート
フロントページの続き (71)出願人 399117121 アジレント・テクノロジーズ・インク AGILENT TECHNOLOGIE S, INC. アメリカ合衆国カリフォルニア州パロアル ト ページ・ミル・ロード 395 395 Page Mill Road P alo Alto,California U.S.A. (72)発明者 ドナルド ジェイ ファセン アメリカ合衆国 アイダホ 83713 ボイ ス ウェストムスケットドライヴ 12129 (72)発明者 ストーズ ティー ホーエン アメリカ合衆国 カリフォルニア 94005 ブリズベン シエラポイントロード 715 Fターム(参考) 2F063 AA02 AA03 BA30 BD04 DA01 DA05 DC08 HA05

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】静電容量型の位置検知を行う可動システム
    において、 1対の物体(106、120)と、 ある軸に沿ってある有効範囲にわたる物体(106、1
    20)間の相対移動を実施するように構成されたアクチ
    ュエータと、 前記物体(106、120)の一方に固定された第1の
    プレート(178、180,222、226、266、
    268)、及び、隣接して、同一平面上に位置するよう
    に、また、前記物体が前記軸に沿って互いに移動する
    際、前記第1のプレート(178、180、222、2
    26、266,268)から間隔をあけ、それに対し平
    行をなすように、前記物体(106、120)のもう一
    方に固定されている1対の第2のプレート(166、1
    68、172、174、214、216、220、26
    2、264)を有する静電容量型の位置センサ(16
    0、162、210、260)と、を備え、 前記第1のプレート(178、180、222、22
    6、266,268)と前記第2のプレート(166、
    168、172、174、214、216、220、2
    62、264)の構成によって、前記物体(106、1
    20)が前記軸に沿った前記有効範囲内で互いに移動す
    ると静電容量が変動する2つの間隔をあけた平板コンデ
    ンサ(192、194、240、242、244、24
    6)が形成され、 前記静電容量型の位置センサ(160、162、21
    0、260)が、前記静電容量を利用して、前記軸に沿
    った前記物体の相対位置を測定するために利用可能な出
    力を発生する、ことを特徴とする可動システム。
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