JP2003213862A - 雪止兼融雪構造 - Google Patents

雪止兼融雪構造

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JP2003213862A
JP2003213862A JP2002016858A JP2002016858A JP2003213862A JP 2003213862 A JP2003213862 A JP 2003213862A JP 2002016858 A JP2002016858 A JP 2002016858A JP 2002016858 A JP2002016858 A JP 2002016858A JP 2003213862 A JP2003213862 A JP 2003213862A
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snow
snow melting
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stopper
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Fumio Takahashi
文男 高橋
Toshihide Kokubu
利秀 国分
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IG Technical Research Inc
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IG Technical Research Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、新築外装材(屋根、壁)、既存の
外装材(屋根、壁)等に雪止を簡単に取り付けることの
できる雪止兼融雪構造に関するものである。 【構成】 熱伝導の良い部材からなる熱伝導材Bと、熱
を発生する発熱材Cよりなる融雪部材Aを屋根上に形成
した雪止兼融雪構造である。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、新築外装材(屋
根)、既存の外装材(屋根)等に雪止機能と融雪機能を
付加できる雪止兼融雪構造に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、屋根等の外装に取り付ける雪止と
しては、アングル(山形綱)用雪止によりアングルを取
り付ける方法、雪止金具を取り付ける方法、等により形
成していた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、雪止に
融雪機能を付加したものは存在しなかった。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明はこのような欠点
を除去するため、熱伝導の良い部材からなる熱伝導材
と、熱を発生する発熱材よりなる融雪部材を屋根上に形
成した雪止兼融雪構造を提供するものである。 【0005】 【発明の実施の形態】以下に図面を用いて本発明に係る
雪止兼融雪構造について詳細に説明する。図1(a)〜
(c)は本発明に係る雪止兼融雪構造に使用する融雪部
材A、伝導材B、発熱材C、支持金具Dを示す断面図で
ある。図2(a)、(b)は雪止兼融雪具Eを示す説明
図、図3(a)、(b)は屋根材Fと屋根材Fの施工状
態を示す説明図、図4(a)、(b)は融雪具Eの施工
状態を示す説明図である。また、αは下地、βは釘等の
固定具を示している。 【0006】下地αは、新築の際は図3(b)に示すよ
うに垂木、野地板、防水シート(一点鎖線で示す)から
構成した木造下地を示したものである。すなわち、垂木
上に野地板を敷設し、野地板上に防水シートを配設した
一般的な構造の下地αである。また、下地αとしてH形
鋼、I形鋼、ミゾ形鋼、軽量ミゾ形鋼、リップ溝形鋼、
等辺山形鋼、不等辺山形鋼、角形鋼(角パイプ)、円形
鋼(円形パイプ)、等を使用した鉄骨下地でも良いもの
である。勿論、改修屋根の際には、これらに瓦(和
瓦)、新生瓦(洋瓦)、金属製瓦棒屋根、金属製横葺屋
根、等の既存屋根(図示せず)が含まれる構造である。 【0007】融雪部材Aは伝導材Bと発熱材Cよりなる
ものであり、発熱材Cにより暖められた伝導材Bにより
屋根上に積もった雪、降った雪を溶かすためのものであ
る。 【0008】熱伝導材Bは、例えば図1(a)に示すよ
うに、辺1、辺2よりなるL形のアングル(山形鋼)に
形成し、内部に孔3を有する長尺状部材である。また、
熱伝導材Bは熱を効率よく伝導(伝搬)するものであ
り、その素材としては、例えば金属材である。勿論、耐
候性・強度等の面で、各種材料を組み合わせた複合材で
も使用可能である。また、その他の熱伝導材Bとして
は、H形鋼、I形鋼、ミゾ形鋼、軽量ミゾ形鋼、リップ
溝形鋼、等辺山形鋼、不等辺山形鋼、等の軽量形鋼より
なるものでもよいものである。 【0009】発熱材Cは熱伝導材Bを加熱し、屋根上に
積もった雪、降った雪を溶かすためのものであり、例え
ば図1(b)に示すように孔3内に挿入するものであ
る。発熱材Cの一実施例としては、融雪ヒータよりなる
ものであり、図示しないがコネクターにより接続し、融
雪ヒータに通電して融雪ヒータを発熱させ、この熱によ
り屋根に積もった雪、降った雪を溶かし、排水するもの
である。勿論、スイッチのオン・オフは家屋内に形成し
た制御盤により制御でき、手動、あるいは降雪センサ
ー、積雪量感知センサー、等のセンサーを利用してオン
・オフし、作動させるものである。勿論、発熱材Cは熱
伝導材Bを加熱できる機能が有れば良く、特に限定され
るものではない。 【0010】支持金具Dは融雪部材Aを屋根上に固定す
るためのものであり、複数個により図2(b)に示すよ
うに熱伝導材Bを支持するものである。その一例として
は、平面状の面4と、面4の一端を後記する屋根材Fの
連結部形状に合わせて突出した固定片5と、面4の他端
を上方に突出した垂直片6と、垂直片6の先端を内方に
傾斜して突出した傾斜片7と、面4と垂直片6と傾斜片
7とから形成した支持空間8と、傾斜片7の先端を面4
に沿って突出した固定面9と、面4と固定面9を一体化
するリベットRとから形成した短尺状部材である。 【0011】支持金具Dの素材としては、例えば金属板
(鋼、銅、アルミニウム、チタン、ステンレス、鉛、真
鍮、サンドイッチ鋼板、クラッド鋼板等)等をプレス成
形、押出成形、ロール成形、等によって形成したもの、
あるいは窯業系素材、もしくは合成樹脂材(プラスチッ
ク)、もしくはこれら材料の複合材、等よりなるもので
ある。 【0012】固定片5は図4(a)、(b)に示すよう
に下地αに固定具βにより打設して支持金具Dを固定す
る部分である。支持空間8は図2(b)、図4(a)、
(b)に示すように、融雪部材Aを複数個の支持金具D
により固定する部分であり、融雪部材Aの形状により各
種変形して形成される部分である。勿論、下地α上に形
成する屋根材Fの形状により、支持金具Dは各種形状に
加工されるものであり、限定されるものではない。ま
た、下地αが瓦棒屋根の場合には、瓦棒アングル止、等
の既製品の支持金具Dを使用することもできるものであ
る。 【0013】屋根材Fの代表例として示す金属製屋根材
Gは、図3(a)、(b)に示すようなものであり、例
えば金属板(カラー鋼板、銅板、アルミニウム板、チタ
ン板、ステンレス板、サンドイッチ鋼板、クラッド鋼板
等)等をロール成形、プレス成形、押出成形、等によっ
て形成したもの、あるいは窯業系素材、もしくは合成樹
脂材(プラスチック)、等である。勿論、屋根材Fは、
裏打材Hを削除した金属製屋根材Gのみでも使用可能で
ある。また、その種類としては横葺き用屋根材、瓦棒葺
き屋根材、瓦(和瓦)、新生瓦(洋瓦)、スレート系屋
根材(スレート屋根)、プレス成形屋根材(プレス成形
瓦屋根)、等である。 【0014】さらに説明すると、金属製屋根材Gは長尺
板状であり、その幅方向一側縁を化粧面10の下側、す
なわち、裏面11側に略コ字状に屈曲して段差化粧面1
2と、段差化粧面12の下端を内側方に突出した差込縁
13と、化粧面10と段差化粧面12と差込縁13とか
ら略コ字状に形成した引っ掛け溝14とから雄型連結部
15を形成したものである。 【0015】また、化粧面10の他端には化粧面10の
上側に屈曲して断面略U字状に形成した前記差込縁13
と嵌合する嵌合溝16と、嵌合溝16の先端をコ字状に
折り返した嵌合縁17と、嵌合縁17の先端を下方に屈
曲すると共に化粧面10と略平行で外方にL字状に屈曲
して延長した固定片18とから雌型連結部19を形成し
たものである。 【0016】さらに、長手方向の強度の強化と、外部か
らの雨水等が毛細管現象により内部に浸入するのを防止
する意味で、差込縁13と嵌合縁17に凹条20、凹条
21を形成している。 【0017】また、嵌合縁17には凸条を形成したもの
であり、この凸条22は図3(b)に示すように施工さ
れた時点で、防水層、気密層として機能するものであ
る。 【0018】裏打材Hは断熱材、吸音材、緩衝材、防火
材、結露防止材、等として機能するものであり、不織
布、合成樹脂発泡体、ロックウール、テックス(軟質繊
維板)、ゴムシート、樹脂シート、等よりなるものであ
る。 【0019】その接着方法は、接着剤、熱融着、等を介
して行うものであり、接着剤としては自然硬化型接着
剤、常温硬化型接着剤、熱硬化型接着剤、紫外線硬化型
接着剤、反応硬化型接着剤、等の少なくとも1種からな
るものであり、例えばエポキシ樹脂、フェノール樹脂、
ウレタン樹脂、ビニル樹脂、アクリル樹脂、ポリエステ
ル樹脂、EVA樹脂等の合成樹脂系の接着剤、ゴム系接
着剤、油性系接着剤、等よりなるものである。 【0020】その接着は裏打材Hと金属製屋根材Gの接
触面全面、あるいは線状(複数本)、面状(複数本)で
横、縦、斜め、等に形成するものである。勿論、全面に
接着剤を介して形成した場合には、金属製屋根材G自体
に衝突した時の生ずる固体音(これに対して空気中を伝
搬する音を空気音という)が、全面接着と裏打材Hの相
乗効果により減衰し、家屋内側への騒音の侵入を防止す
る効果を有するものである。 【0021】また、金属製屋根材Gの化粧面10に、滑
り性の良い塗料、コーティング材、等を形成した場合に
は、積もった雪が滑り落ち、融雪部材Aに常時雪が接触
した状態となり、効率的な融雪が可能となるものであ
る。 【0022】以上説明したのは本発明に係る雪止兼融雪
構造の一実施例であり、熱伝導材Bを図5(a)〜
(f)〜図11に示すように形成したり、支持金具Dを
図12(a)〜(c)〜図14(a)〜(d)に示すよ
うに形成したりすることもできるものである。 【0023】 【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る雪止
兼融雪構造によれば、融雪と雪止の両方の機能を有す
る。熱効率がよい。強度がある。等の特徴、効果が
ある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る雪止兼融雪構造の代表的一例を示
す説明図である。 【図2】本発明に係る雪止兼融雪構造の代表的一例を示
す説明図である。 【図3】本発明に係る雪止兼融雪構造の代表的一例を示
す説明図である。 【図4】本発明に係る雪止兼融雪構造の代表的一例を示
す説明図である。 【図5】本発明に係る雪止兼融雪構造に使用する熱伝導
材のその他の実施例を示す説明図である。 【図6】本発明に係る雪止兼融雪構造に使用する熱伝導
材のその他の実施例を示す説明図である。 【図7】本発明に係る雪止兼融雪構造に使用する熱伝導
材のその他の実施例を示す説明図である。 【図8】本発明に係る雪止兼融雪構造に使用する熱伝導
材のその他の実施例を示す説明図である。 【図9】本発明に係る雪止兼融雪構造に使用する熱伝導
材のその他の実施例を示す説明図である。 【図10】本発明に係る雪止兼融雪構造に使用する熱伝
導材のその他の実施例を示す説明図である。 【図11】本発明に係る雪止兼融雪構造に使用する熱伝
導材のその他の実施例を示す説明図である。 【図12】本発明に係る雪止兼融雪構造に使用する支持
金具のその他の実施例を示す説明図である。 【図13】本発明に係る雪止兼融雪構造に使用する支持
金具のその他の実施例を示す説明図である。 【図14】本発明に係る雪止兼融雪構造に使用する支持
金具のその他の実施例を示す説明図である。 【符号の説明】 α 下地 β 固定具 A 融雪部材 B 熱伝導材 C 発熱材 D 支持金具 E 雪止兼融雪具 F 屋根材 G 金属製屋根材 H 裏打材 R リベット 1 辺 2 辺 3 孔 4 面 5 固定片 6 垂直片 7 傾斜片 8 支持空間 9 固定面 10 化粧面 11 裏面 12 段差化粧面 13 差込縁 14 引っ掛け溝 15 雄型連結部 16 嵌合溝 17 嵌合縁 18 固定片 19 雌型連結部 20 凹条 21 凹条 22 凸条

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 熱伝導の良い部材からなる熱伝導材と、
    熱を発生する発熱材よりなる融雪部材を屋根上に形成し
    たことを特徴とする雪止兼融雪構造。
JP2002016858A 2002-01-25 2002-01-25 雪止兼融雪構造 Pending JP2003213862A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018162558A (ja) * 2017-03-24 2018-10-18 積水化学工業株式会社 雪止部材、屋根構造および建物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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