JP2003213041A - 天然ゴムリッチかつシリカ強化剤リッチであるゴム組成物のシリカ強化カーカスプライ及び/又は周縁カーカスベルトを有するタイヤ - Google Patents
天然ゴムリッチかつシリカ強化剤リッチであるゴム組成物のシリカ強化カーカスプライ及び/又は周縁カーカスベルトを有するタイヤInfo
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 天然ゴムリッチなジエン系ゴム組成物を含む
カーカスプライ及び/又は周縁カーカスベルト構成要素
を有するタイヤに関する。 【解決手段】 該ベルト及びカーカスのコードは、天然
ゴムリッチのゴム組成物でそれぞれ被包されており;該
ゴム組成物は、80から100phrの天然シス1,4
−ポリイソプレンゴムと、0から20phrのシス1,
4−ポリブタジエンゴムとを含み;該カーカスプライゴ
ム組成物が、(A)30から60phrの沈降シリカ凝
集物と1から最大10phrのゴム強化用カーボンブラ
ック、及び(B)該シリカのためのカップリング剤を含
み;該ベルトプライゴム組成物は、(A)30から60
phrのカーボンブラック強化剤と、10phr以下の
沈降シリカ、又は(B)30から60phrの沈降シリ
カ凝集物と;1から最大10phrのゴム強化用カーボ
ンブラックと;該シリカのためのカップリング剤;を含
有する、上記タイヤ。
カーカスプライ及び/又は周縁カーカスベルト構成要素
を有するタイヤに関する。 【解決手段】 該ベルト及びカーカスのコードは、天然
ゴムリッチのゴム組成物でそれぞれ被包されており;該
ゴム組成物は、80から100phrの天然シス1,4
−ポリイソプレンゴムと、0から20phrのシス1,
4−ポリブタジエンゴムとを含み;該カーカスプライゴ
ム組成物が、(A)30から60phrの沈降シリカ凝
集物と1から最大10phrのゴム強化用カーボンブラ
ック、及び(B)該シリカのためのカップリング剤を含
み;該ベルトプライゴム組成物は、(A)30から60
phrのカーボンブラック強化剤と、10phr以下の
沈降シリカ、又は(B)30から60phrの沈降シリ
カ凝集物と;1から最大10phrのゴム強化用カーボ
ンブラックと;該シリカのためのカップリング剤;を含
有する、上記タイヤ。
Description
【0001】発明の分野
本発明は、コードで強化され、天然ゴムリッチであり、
シリカ強化剤リッチであるゴム組成物を含む、カーカス
プライ及び/又は周縁(circumferentia
l)カーカスベルトの構成要素を有するタイヤに関す
る。該天然ゴムリッチ、ジエンゴム系のゴム組成物は、
カーボンブラックを実質的に排除するために、好ましく
は天然ゴムにかなりの強化を加えるカーボンブラック含
有量(例:ゴム組成物に対して、例えば、沈降シリカの
ための液体カップリング剤混合物の一成分として添加さ
れることがある、好ましくは10phr未満、さらに好
ましくは6phr未満のカーボンブラック)を排除する
ために、合成沈降シリカの分散物をカップリング剤と共
に含む。
シリカ強化剤リッチであるゴム組成物を含む、カーカス
プライ及び/又は周縁(circumferentia
l)カーカスベルトの構成要素を有するタイヤに関す
る。該天然ゴムリッチ、ジエンゴム系のゴム組成物は、
カーボンブラックを実質的に排除するために、好ましく
は天然ゴムにかなりの強化を加えるカーボンブラック含
有量(例:ゴム組成物に対して、例えば、沈降シリカの
ための液体カップリング剤混合物の一成分として添加さ
れることがある、好ましくは10phr未満、さらに好
ましくは6phr未満のカーボンブラック)を排除する
ために、合成沈降シリカの分散物をカップリング剤と共
に含む。
【0002】発明の背景
空気タイヤは、慣用的には、ゴムトレッドとトレッドの
ためにその下にある支持カーカスを用い製造される。カ
ーカスは、慣用的には1以上のゴム引きコード強化プラ
イを含む。タイヤは、トレッドとカーカスプライの間に
位置する周縁コード強化ベルトも含有しうる。空気タイ
ヤについての該プライ及びベルトの構成は、当業者によ
く知られている。
ためにその下にある支持カーカスを用い製造される。カ
ーカスは、慣用的には1以上のゴム引きコード強化プラ
イを含む。タイヤは、トレッドとカーカスプライの間に
位置する周縁コード強化ベルトも含有しうる。空気タイ
ヤについての該プライ及びベルトの構成は、当業者によ
く知られている。
【0003】該カーカスプライ及び周縁ベルトは、伝統
的に、ゴム組成物に被包されたポリマー又は金属のコー
ド(連続性であり、不連続に分離した繊維ではない)を
含む。該ゴム組成物は、典型的にはカーボンブラック微
粒子で強化されており、シリカ微粒子で強化される場合
もある。
的に、ゴム組成物に被包されたポリマー又は金属のコー
ド(連続性であり、不連続に分離した繊維ではない)を
含む。該ゴム組成物は、典型的にはカーボンブラック微
粒子で強化されており、シリカ微粒子で強化される場合
もある。
【0004】しかし航空機用タイヤは、装着された航空
機の離発着の進行で相当な歪力を受け、離発着におい
て、タイヤは大きな荷重の下、時速0から200マイル
へ突然加速される必要が生じうる。
機の離発着の進行で相当な歪力を受け、離発着におい
て、タイヤは大きな荷重の下、時速0から200マイル
へ突然加速される必要が生じうる。
【0005】従って、それぞれのプライがゴム被包コー
ドからなる1〜20またはそれ以上、そしてより慣用的
には4〜16のカーカスプライから構成されるカーカス
を有する航空機タイヤのためには、そのゴム組成物には
特別の問題がある。その理由は、航空機タイヤは、比較
的大きな変形を受ける高速での航空機の離発着中にかか
ると予想される大きな荷重のために、比較的短時間での
潜在的に大きな作動温度の上昇に結びつく熱発生が起き
る、比較的大きなヒートシンクに相当するからである。
該タイヤについて、低ヒステリシス(例えば航空機の離
発着によって受ける比較的大きくかつ突然の荷重によ
り、タイヤの動的な使用中に発生する熱量を下げるた
め)、並びに引張り強度といった物理的特性が、そのよ
うなタイヤについての特別な関心事項として、見出さ
れ、持ち続けられている。
ドからなる1〜20またはそれ以上、そしてより慣用的
には4〜16のカーカスプライから構成されるカーカス
を有する航空機タイヤのためには、そのゴム組成物には
特別の問題がある。その理由は、航空機タイヤは、比較
的大きな変形を受ける高速での航空機の離発着中にかか
ると予想される大きな荷重のために、比較的短時間での
潜在的に大きな作動温度の上昇に結びつく熱発生が起き
る、比較的大きなヒートシンクに相当するからである。
該タイヤについて、低ヒステリシス(例えば航空機の離
発着によって受ける比較的大きくかつ突然の荷重によ
り、タイヤの動的な使用中に発生する熱量を下げるた
め)、並びに引張り強度といった物理的特性が、そのよ
うなタイヤについての特別な関心事項として、見出さ
れ、持ち続けられている。
【0006】このように、該物性を維持するため、該作
動条件下での該航空機用タイヤからの放熱は、難しい課
題である。これまでには、米国特許第5,396,94
0号明細書にカーカスプライゴム組成物が述べられてお
り、この組成物は5から95phrのエポキシ化天然ゴ
ム、5から85phrのシリカ、シリカカップラー、カ
ーボンブラック(N229といったカーボンブラックで
もよい)を含み、天然ゴム及びシス1,4−ポリブタジ
エンゴムを含むその他のゴムを95から5phr含有す
ることもできる。米国特許第6,022,326号明細
書では、シリカを含まずカーボンブラックで強化された
ゴム組成物を有するカーカスプライを有するタイヤが述
べられている。
動条件下での該航空機用タイヤからの放熱は、難しい課
題である。これまでには、米国特許第5,396,94
0号明細書にカーカスプライゴム組成物が述べられてお
り、この組成物は5から95phrのエポキシ化天然ゴ
ム、5から85phrのシリカ、シリカカップラー、カ
ーボンブラック(N229といったカーボンブラックで
もよい)を含み、天然ゴム及びシス1,4−ポリブタジ
エンゴムを含むその他のゴムを95から5phr含有す
ることもできる。米国特許第6,022,326号明細
書では、シリカを含まずカーボンブラックで強化された
ゴム組成物を有するカーカスプライを有するタイヤが述
べられている。
【0007】本発明の記載で“phr”という語が使用
される場合、“ゴム100重量部あたりの材料の重量
部”を意味する。“ゴム”という語と“エラストマー”
という語は、別に述べない限り、互換的に使用される。
される場合、“ゴム100重量部あたりの材料の重量
部”を意味する。“ゴム”という語と“エラストマー”
という語は、別に述べない限り、互換的に使用される。
【0008】本発明の要旨と実施
本発明によると、タイヤ、特に航空機用タイヤとしての
使用が意図されているタイヤは、周縁トレッドと、該ト
レッドのためのその下の支持カーカスと、さらに該トレ
ッド及び該カーカス頂部の間に位置する周縁トレッドベ
ルトを含み;該カーカスが、2つの分離した非伸張性ビ
ード部と、少なくとも1つのカーカスプライ、つまり1
個から約20個、又は2個から30個、さらに又は16
個のカーカスプライを含み、それらのカーカスプライは
該カーカス頂部を通り該ビード部を連結し;該トレッド
ベルトが少なくとも1つのベルトプライを含み、そのベ
ルトプライが、各々は連続的であり隔てられている複数
のコードを含み、それらのコードが実質的に互いに平行
に並んでおり、そして実質的にトレッドの周方向に沿っ
て並んでおり;該カーカスプライが、各々は連続的であ
り隔てられているコードを含み、それらのコードは実質
的に互いに平行に並んでおり、一方のビード部から他方
のビード部へ放射方向に(ラジアルに)並んでおり;該
ベルト及び該カーカスプライは、少なくとも1つの合成
フィラメント(filament)を含む複数のコード
をそれぞれ含み;該ベルト及びカーカスのコードは、天
然ゴムリッチかつ沈降シリカ強化剤リッチのゴム組成物
でそれぞれ被包されており;該ゴム組成物は、ゴム10
0重量部あたりの重量部(phr)に基づくと、約80
から約100、あるいはまた約90から約100phr
の天然シス1,4−ポリイソプレンゴムと、0から約2
0phr、あるいはまた0から約10phrのシス1,
4−ポリブタジエンゴムを含み;該カーカスプライゴム
組成物が、(A) 約30から約60phrの沈降シリ
カ凝集物と1から最大10phrのゴム強化用カーボン
ブラック、及び(B) 該沈降シリカ表面上に含有され
る水酸基と反応する部位、及び該ゴムの少なくとも1つ
と相互作用する別の部位を有する、該シリカのためのカ
ップリング剤を含み;該ベルトプライゴム組成物は、
(A) 約30から約60phrのカーボンブラック強
化剤と、約10phr以下の沈降シリカ、又は(B)
約30から約60phrの沈降シリカ凝集物と;1から
最大10phrのゴム強化用カーボンブラックと;該沈
降シリカ表面上に含有される水酸基と反応する部位、及
び該ゴムの少なくとも1つと相互作用する別の部位を有
する、該シリカのためのカップリング剤;を含有する。
使用が意図されているタイヤは、周縁トレッドと、該ト
レッドのためのその下の支持カーカスと、さらに該トレ
ッド及び該カーカス頂部の間に位置する周縁トレッドベ
ルトを含み;該カーカスが、2つの分離した非伸張性ビ
ード部と、少なくとも1つのカーカスプライ、つまり1
個から約20個、又は2個から30個、さらに又は16
個のカーカスプライを含み、それらのカーカスプライは
該カーカス頂部を通り該ビード部を連結し;該トレッド
ベルトが少なくとも1つのベルトプライを含み、そのベ
ルトプライが、各々は連続的であり隔てられている複数
のコードを含み、それらのコードが実質的に互いに平行
に並んでおり、そして実質的にトレッドの周方向に沿っ
て並んでおり;該カーカスプライが、各々は連続的であ
り隔てられているコードを含み、それらのコードは実質
的に互いに平行に並んでおり、一方のビード部から他方
のビード部へ放射方向に(ラジアルに)並んでおり;該
ベルト及び該カーカスプライは、少なくとも1つの合成
フィラメント(filament)を含む複数のコード
をそれぞれ含み;該ベルト及びカーカスのコードは、天
然ゴムリッチかつ沈降シリカ強化剤リッチのゴム組成物
でそれぞれ被包されており;該ゴム組成物は、ゴム10
0重量部あたりの重量部(phr)に基づくと、約80
から約100、あるいはまた約90から約100phr
の天然シス1,4−ポリイソプレンゴムと、0から約2
0phr、あるいはまた0から約10phrのシス1,
4−ポリブタジエンゴムを含み;該カーカスプライゴム
組成物が、(A) 約30から約60phrの沈降シリ
カ凝集物と1から最大10phrのゴム強化用カーボン
ブラック、及び(B) 該沈降シリカ表面上に含有され
る水酸基と反応する部位、及び該ゴムの少なくとも1つ
と相互作用する別の部位を有する、該シリカのためのカ
ップリング剤を含み;該ベルトプライゴム組成物は、
(A) 約30から約60phrのカーボンブラック強
化剤と、約10phr以下の沈降シリカ、又は(B)
約30から約60phrの沈降シリカ凝集物と;1から
最大10phrのゴム強化用カーボンブラックと;該沈
降シリカ表面上に含有される水酸基と反応する部位、及
び該ゴムの少なくとも1つと相互作用する別の部位を有
する、該シリカのためのカップリング剤;を含有する。
【0009】実施にあたり、該カーカスプライ及び該ベ
ルトプライ用のゴム組成物がプライコートと呼ばれるこ
とがある。該カーカスプライ及び該ベルトプライのコー
ドは、一般に当業者によく知られているように、慣用的
には、少なくとも1つ、好ましくは複数の撚りフィラメ
ント又はケーブルフィラメントで構成される。
ルトプライ用のゴム組成物がプライコートと呼ばれるこ
とがある。該カーカスプライ及び該ベルトプライのコー
ドは、一般に当業者によく知られているように、慣用的
には、少なくとも1つ、好ましくは複数の撚りフィラメ
ント又はケーブルフィラメントで構成される。
【0010】様々な合成物質のフィラメントのコードが
本発明に使用することができ、少なくとも1つの合成有
機ポリマー物質(ナイロン、ポリエステル、アラミドフ
ィラメントから選択される)、並びに炭素繊維、セラミ
ック繊維、及びホウ素系繊維で構成されることが好まし
い。実施にあたり、該アラミドフィラメントは一般に、
ポリエステルフィラメントより非伸張性であると考えら
れ、ポリエステルフィラメントはナイロンフィラメント
より非伸張性であると考えられる。
本発明に使用することができ、少なくとも1つの合成有
機ポリマー物質(ナイロン、ポリエステル、アラミドフ
ィラメントから選択される)、並びに炭素繊維、セラミ
ック繊維、及びホウ素系繊維で構成されることが好まし
い。実施にあたり、該アラミドフィラメントは一般に、
ポリエステルフィラメントより非伸張性であると考えら
れ、ポリエステルフィラメントはナイロンフィラメント
より非伸張性であると考えられる。
【0011】本発明の1つの観点では、カーカスプライ
コードとベルトプライコードの組み合わせはそれぞれ、
例えば、アラミドフィラメントとアラミドフィラメント
(カーカスプライについてアラミドフィラメント、かつ
ベルトプライについてアラミドフィラメント)、それぞ
れナイロン及びアラミドフィラメント、アラミド及びナ
イロンフィラメント、ナイロンフィラメントとナイロン
フィラメント、アラミドフィラメントとポリエステルフ
ィラメント、ポリエステルフィラメントとポリエステル
フィラメントで構成される。
コードとベルトプライコードの組み合わせはそれぞれ、
例えば、アラミドフィラメントとアラミドフィラメント
(カーカスプライについてアラミドフィラメント、かつ
ベルトプライについてアラミドフィラメント)、それぞ
れナイロン及びアラミドフィラメント、アラミド及びナ
イロンフィラメント、ナイロンフィラメントとナイロン
フィラメント、アラミドフィラメントとポリエステルフ
ィラメント、ポリエステルフィラメントとポリエステル
フィラメントで構成される。
【0012】従って、タイヤのカーカスプライとベルト
プライという構成要素は、タイヤカーカスのコード強化
成分である。本発明のタイヤカーカスには、1個、好ま
しくは少なくとも2個、しばしば少なくとも4個であ
り、20個以下、又は36個以下のカーカスプライを用
いることができる。カーカスプライという構成要素自体
は、慣用的には複数のコードで強化された構成要素であ
り、コードが通常プライコートと呼ばれるゴム組成物に
埋め込まれている。プライコートゴム組成物は、慣用的
にはゴムを複数のコードにカレンダーがけすることによ
り塗布される。ゴムが、比較的大きく、加熱され、回転
する金属製の円筒型ロール上を通り、回転し、通過しな
がら、カレンダーがけがなされる。タイヤの該カーカス
プライという構成要素は、ゴム組成物であるプライコー
トを塗布するカレンダー法と同様に、当業者によく知ら
れている。
プライという構成要素は、タイヤカーカスのコード強化
成分である。本発明のタイヤカーカスには、1個、好ま
しくは少なくとも2個、しばしば少なくとも4個であ
り、20個以下、又は36個以下のカーカスプライを用
いることができる。カーカスプライという構成要素自体
は、慣用的には複数のコードで強化された構成要素であ
り、コードが通常プライコートと呼ばれるゴム組成物に
埋め込まれている。プライコートゴム組成物は、慣用的
にはゴムを複数のコードにカレンダーがけすることによ
り塗布される。ゴムが、比較的大きく、加熱され、回転
する金属製の円筒型ロール上を通り、回転し、通過しな
がら、カレンダーがけがなされる。タイヤの該カーカス
プライという構成要素は、ゴム組成物であるプライコー
トを塗布するカレンダー法と同様に、当業者によく知ら
れている。
【0013】天然ゴムリッチかつ沈降シリカ強化剤リッ
チなゴム組成物を、実質的にカーボンブラック強化剤を
含まず、好ましくはカーボンブラックを認識できる強化
量以下で使用する上で重要なことは、動的作動条件(例
えば、航空機の離発着による比較的大きな、そして突然
の荷重)下でタイヤ作動温度を改良する(低減する)目
的で、ゴム組成物の低ヒステリシス物性を達成するよう
試みることである。
チなゴム組成物を、実質的にカーボンブラック強化剤を
含まず、好ましくはカーボンブラックを認識できる強化
量以下で使用する上で重要なことは、動的作動条件(例
えば、航空機の離発着による比較的大きな、そして突然
の荷重)下でタイヤ作動温度を改良する(低減する)目
的で、ゴム組成物の低ヒステリシス物性を達成するよう
試みることである。
【0014】プライコートに多量の天然ゴムを使用する
上でその他に重要なことは、比較的高い引張り特性が、
比較的低いヒステリシス特性、並びにプライコートゴム
組成物をコード補強剤にカレンダーがけする際のゴム組
成物の良好な加工性とあわせ、得られるよう試みること
である。
上でその他に重要なことは、比較的高い引張り特性が、
比較的低いヒステリシス特性、並びにプライコートゴム
組成物をコード補強剤にカレンダーがけする際のゴム組
成物の良好な加工性とあわせ、得られるよう試みること
である。
【0015】比較的低いヒステリシス、及びゴム組成物
の様々な物性の劣化防止に寄与するため、少量のシス
1,4−ポリブタジエンゴムをエラストマーとしてプラ
イコートゴム組成物中に使用することが望ましい。
の様々な物性の劣化防止に寄与するため、少量のシス
1,4−ポリブタジエンゴムをエラストマーとしてプラ
イコートゴム組成物中に使用することが望ましい。
【0016】本発明の実施では、最大約10、好ましく
は最大約8phrのカーボンブラック含有量は、カーボ
ンブラックの認識しうるゴム強化量を構成しない。実
際、プライゴム組成物中に許容されるカーボンブラック
の最小量は液体カップリング剤のキャリアとして働き、
極微量のカーボンブラックは、望まれる場合にはカップ
リング剤混合物の一部として許容される。
は最大約8phrのカーボンブラック含有量は、カーボ
ンブラックの認識しうるゴム強化量を構成しない。実
際、プライゴム組成物中に許容されるカーボンブラック
の最小量は液体カップリング剤のキャリアとして働き、
極微量のカーボンブラックは、望まれる場合にはカップ
リング剤混合物の一部として許容される。
【0017】本発明の実施ではまた、プライコートはエ
ポキシ化天然ゴムを含まない。望まれる場合には、プラ
イコートゴム組成物は、ビニル基の1,2−含有量が約
40から約60%ビニル基の範囲にある中位(medi
um)ビニルポリブタジエンゴムを約20以下、又は約
5から約10phr含有してもよい。一般に、プライコ
ートゴム組成物は、好ましくはスチレン−ブタジエンゴ
ム、スチレン−イソプレンゴム、及びスチレン−イソプ
レン−ブタジエンゴムを含まないことが望ましが、それ
らを0から10phr含有してもよい。
ポキシ化天然ゴムを含まない。望まれる場合には、プラ
イコートゴム組成物は、ビニル基の1,2−含有量が約
40から約60%ビニル基の範囲にある中位(medi
um)ビニルポリブタジエンゴムを約20以下、又は約
5から約10phr含有してもよい。一般に、プライコ
ートゴム組成物は、好ましくはスチレン−ブタジエンゴ
ム、スチレン−イソプレンゴム、及びスチレン−イソプ
レン−ブタジエンゴムを含まないことが望ましが、それ
らを0から10phr含有してもよい。
【0018】前に述べた様に、実施において、様々な組
成物のコードをカーカスプライに使用しうる。例えば、
ポリエステル、アラミド、及びナイロン、並びに炭素、
セラミック、及びホウ素系フィラメントであるが、これ
らに限定されない。前記コード及びその構成は、単フィ
ラメントであっても撚りフィラメントであっても、一般
に当業者によく知られている。
成物のコードをカーカスプライに使用しうる。例えば、
ポリエステル、アラミド、及びナイロン、並びに炭素、
セラミック、及びホウ素系フィラメントであるが、これ
らに限定されない。前記コード及びその構成は、単フィ
ラメントであっても撚りフィラメントであっても、一般
に当業者によく知られている。
【0019】カップリング剤は、例えばビス−(3−ト
リアルコキシアルキルシラン)ポリスルフィドであり、
そのポリスルフィド架橋の硫黄原子が2から8個で、平
均が2から2.6個又は3.5から4個である。
リアルコキシアルキルシラン)ポリスルフィドであり、
そのポリスルフィド架橋の硫黄原子が2から8個で、平
均が2から2.6個又は3.5から4個である。
【0020】前記追加のカップリング剤は、例えばビス
−(3−トリエトキシシリルプロピル)ポリスルフィド
であり、そのポリスルフィド架橋の硫黄原子が2から8
個で、平均が2から2.6個又は3.5から4個であ
る。
−(3−トリエトキシシリルプロピル)ポリスルフィド
であり、そのポリスルフィド架橋の硫黄原子が2から8
個で、平均が2から2.6個又は3.5から4個であ
る。
【0021】合成アモルファスシリカは沈降シリカの凝
集物から選択することができ、沈降シリカには、シリカ
とアルミナの共沈物として沈澱アルミノシリケートが包
含されることを意図している。
集物から選択することができ、沈降シリカには、シリカ
とアルミナの共沈物として沈澱アルミノシリケートが包
含されることを意図している。
【0022】前記の沈降シリカは、一般に当業者によく
知られている。例えば、前記の沈降シリカは、酸(例え
ば、塩酸又は硫酸)をケイ酸塩(例えば、ケイ酸ナトリ
ウム)の塩基性溶液(例えば水酸化ナトリウム)に、通
常は電解質(例えば、硫酸ナトリウム)の存在下で、制
御して加えることにより沈澱しうる。コロイド状のシリ
カ一次粒子は、典型的には、すぐに融着して前記一次粒
子の凝集物を形成する過程の間に形成され;濾過し、水
又は水性液で濾別ケーキを洗浄し、回収された沈降シリ
カを乾燥することにより、沈殿物として回収される。沈
降シリカを製造する前記方法、及びその変形物は、当業
者によく知られている。
知られている。例えば、前記の沈降シリカは、酸(例え
ば、塩酸又は硫酸)をケイ酸塩(例えば、ケイ酸ナトリ
ウム)の塩基性溶液(例えば水酸化ナトリウム)に、通
常は電解質(例えば、硫酸ナトリウム)の存在下で、制
御して加えることにより沈澱しうる。コロイド状のシリ
カ一次粒子は、典型的には、すぐに融着して前記一次粒
子の凝集物を形成する過程の間に形成され;濾過し、水
又は水性液で濾別ケーキを洗浄し、回収された沈降シリ
カを乾燥することにより、沈殿物として回収される。沈
降シリカを製造する前記方法、及びその変形物は、当業
者によく知られている。
【0023】あるいはまた、該シリカはアルコキシシラ
ン及び/又はカップリング剤で前処理しうる。広く使わ
れている合成アモルファスシリカ又はシリカ質顔料はゴ
ムコンパウンドの用途に用いられるが、本発明のシリカ
として用いることができ、沈降シリカ凝集物が好ましい
場合には、沈降シリカ質顔料及びヒュームド(火成:p
yrogenic)シリカを包含する。
ン及び/又はカップリング剤で前処理しうる。広く使わ
れている合成アモルファスシリカ又はシリカ質顔料はゴ
ムコンパウンドの用途に用いられるが、本発明のシリカ
として用いることができ、沈降シリカ凝集物が好ましい
場合には、沈降シリカ質顔料及びヒュームド(火成:p
yrogenic)シリカを包含する。
【0024】本発明で使われることが好ましい沈降シリ
カ凝集物は、例えばケイ酸ナトリウムといった可溶性ケ
イ酸塩を酸性化することによって得られる様な沈降シリ
カであり、共沈したシリカ及び少量のアルミナを包含で
きる。
カ凝集物は、例えばケイ酸ナトリウムといった可溶性ケ
イ酸塩を酸性化することによって得られる様な沈降シリ
カであり、共沈したシリカ及び少量のアルミナを包含で
きる。
【0025】通常、前記シリカは、例えば窒素を用いて
測定されるBET表面積が好ましくは約40から約60
0m2/gの範囲にあり、約50から約300m2/gの
範囲にあるのがより通常であるという特徴がある。表面
積を測定するBET法は、Journal of American Chemic
al Society、60巻 304頁 (1930)に記載されている。
測定されるBET表面積が好ましくは約40から約60
0m2/gの範囲にあり、約50から約300m2/gの
範囲にあるのがより通常であるという特徴がある。表面
積を測定するBET法は、Journal of American Chemic
al Society、60巻 304頁 (1930)に記載されている。
【0026】典型的には、シリカはフタル酸ジブチル
(DBP)吸収値が約50から約400cm3/100
gの範囲にあり、約100から約300cm3/100
gの範囲にあるのがより通常であるという特徴がある。
(DBP)吸収値が約50から約400cm3/100
gの範囲にあり、約100から約300cm3/100
gの範囲にあるのがより通常であるという特徴がある。
【0027】市販で入手できる様々な沈降シリカを本発
明での使用に考慮することができ、単に例として挙げる
と、商標Hi-SilでHi-Sil 210、Hi-Sil 243等の名称であ
るPPG Industriesのシリカ;例えばZeosil 1165MP及びZ
eosil 165GRというRhodiaのシリカ;例えばVN2及びVN3
という名称のDegussa AGのシリカ、及び、エラストマー
強化のため用いることができるその他の等級のシリカ、
特に沈降シリカであるが、これらに限られるものではな
い。
明での使用に考慮することができ、単に例として挙げる
と、商標Hi-SilでHi-Sil 210、Hi-Sil 243等の名称であ
るPPG Industriesのシリカ;例えばZeosil 1165MP及びZ
eosil 165GRというRhodiaのシリカ;例えばVN2及びVN3
という名称のDegussa AGのシリカ、及び、エラストマー
強化のため用いることができるその他の等級のシリカ、
特に沈降シリカであるが、これらに限られるものではな
い。
【0028】慣用のコンパウンド成分をプライコートゴ
ム組成物の製造に用いうることが認識される。プライコ
ートは、完成品タイヤでは、タイヤ構成要素として加硫
硬化される。例えば、加硫硬化プライコートゴム組成物
は、慣用の添加物(強化剤、フィラー、しゃく解剤、顔
料、ステアリン酸、促進剤、加硫剤、抗オゾン剤、抗酸
化剤、加工油、活性化剤、開始剤、柔軟剤、ワックス、
前硬化阻害剤、エキステンダー油等を包含する)を含有
してもよい。慣用の促進剤の代表例は、例えば、アミ
ン、グアニジン、チオ尿素、チオール、チウラム、スル
フェンアミド、ジチオカルバメート及びキサントゲン酸
塩である。加硫剤の代表例は硫黄元素(フリーの硫黄
(free sulfur))または硫黄供与加硫剤
(例えば、アミンジスルフィド、重合ポリスルフィド、
又は硫黄とオレフィンのアダクト)を包含する。加硫剤
の量は、ゴムの種類及び加硫剤の特定の種類に依存して
変化するが、一般に約0.1phrから約3phrの範
囲にあり、好ましくは約0.5phrから約2phrの
範囲にある。ゴム組成物中に存在しうる抗劣化剤の代表
例は、モノフェノール、ビスフェノール、チオビスフェ
ノール、ポリフェノール、ヒドロキノン誘導体、ホスフ
ェート、ホスフェート混合物、チオエステル、ナフチル
アミン、ジフェノールアミン及びその他のジアリールア
ミン誘導体、パラ−フェニレンジアミン、キノリン、並
びに混合アミンである。抗劣化剤が一般に使用される量
は、約0.1phrから約10phrの範囲にあり、好
ましくは約2から6phrの範囲にある。使用できるし
ゃく解剤の代表例はペンタクロロフェノールであり、そ
の使用しうる量は約0.1phrから0.4phrの範
囲、好ましくは約0.2から約0.3phrの範囲にあ
る。本発明のゴム組成物に使用できる加工油の代表例
は、例えば脂肪族油、ナフテン系油、芳香油を包含す
る。加工油は慣用的な量を使用でき、その範囲は約0か
ら約30phr、通常好ましくは約5から約15phr
である。開始剤は一般に慣用的な量が使用され、その範
囲は約1から4phr、好ましくは約2から3phrで
ある。
ム組成物の製造に用いうることが認識される。プライコ
ートは、完成品タイヤでは、タイヤ構成要素として加硫
硬化される。例えば、加硫硬化プライコートゴム組成物
は、慣用の添加物(強化剤、フィラー、しゃく解剤、顔
料、ステアリン酸、促進剤、加硫剤、抗オゾン剤、抗酸
化剤、加工油、活性化剤、開始剤、柔軟剤、ワックス、
前硬化阻害剤、エキステンダー油等を包含する)を含有
してもよい。慣用の促進剤の代表例は、例えば、アミ
ン、グアニジン、チオ尿素、チオール、チウラム、スル
フェンアミド、ジチオカルバメート及びキサントゲン酸
塩である。加硫剤の代表例は硫黄元素(フリーの硫黄
(free sulfur))または硫黄供与加硫剤
(例えば、アミンジスルフィド、重合ポリスルフィド、
又は硫黄とオレフィンのアダクト)を包含する。加硫剤
の量は、ゴムの種類及び加硫剤の特定の種類に依存して
変化するが、一般に約0.1phrから約3phrの範
囲にあり、好ましくは約0.5phrから約2phrの
範囲にある。ゴム組成物中に存在しうる抗劣化剤の代表
例は、モノフェノール、ビスフェノール、チオビスフェ
ノール、ポリフェノール、ヒドロキノン誘導体、ホスフ
ェート、ホスフェート混合物、チオエステル、ナフチル
アミン、ジフェノールアミン及びその他のジアリールア
ミン誘導体、パラ−フェニレンジアミン、キノリン、並
びに混合アミンである。抗劣化剤が一般に使用される量
は、約0.1phrから約10phrの範囲にあり、好
ましくは約2から6phrの範囲にある。使用できるし
ゃく解剤の代表例はペンタクロロフェノールであり、そ
の使用しうる量は約0.1phrから0.4phrの範
囲、好ましくは約0.2から約0.3phrの範囲にあ
る。本発明のゴム組成物に使用できる加工油の代表例
は、例えば脂肪族油、ナフテン系油、芳香油を包含す
る。加工油は慣用的な量を使用でき、その範囲は約0か
ら約30phr、通常好ましくは約5から約15phr
である。開始剤は一般に慣用的な量が使用され、その範
囲は約1から4phr、好ましくは約2から3phrで
ある。
【0029】促進剤は慣用的な量を使用できる。第一の
促進剤のみが用いられる場合には、その量は、例えば約
0.5から約4phrの範囲である。2以上の促進剤が
組み合わせて使用される場合には、第一の促進剤につい
て、一般には例えば0.5から3phrの範囲の量が用
いられ、第二の促進剤について、例えば約0.1から1
phrの範囲の量が用いられる。促進剤を組み合わせる
と、シナジー効果が生じることが知られてきた。慣用の
促進剤の適切な種類は、アミン、ジスルフィド、グアニ
ジン、チオ尿素、チアゾール、チウラム、スルフェンア
ミド、チジオカルバメート、キサントゲン酸塩である。
好ましくは、第一の加速剤はスルフェンアミドである。
第二の促進剤が用いられる場合、好ましくはグアニジ
ン、ジチオカルバメート、又はチウラム化合物である。
促進剤のみが用いられる場合には、その量は、例えば約
0.5から約4phrの範囲である。2以上の促進剤が
組み合わせて使用される場合には、第一の促進剤につい
て、一般には例えば0.5から3phrの範囲の量が用
いられ、第二の促進剤について、例えば約0.1から1
phrの範囲の量が用いられる。促進剤を組み合わせる
と、シナジー効果が生じることが知られてきた。慣用の
促進剤の適切な種類は、アミン、ジスルフィド、グアニ
ジン、チオ尿素、チアゾール、チウラム、スルフェンア
ミド、チジオカルバメート、キサントゲン酸塩である。
好ましくは、第一の加速剤はスルフェンアミドである。
第二の促進剤が用いられる場合、好ましくはグアニジ
ン、ジチオカルバメート、又はチウラム化合物である。
【0030】航空機用空気タイヤは、慣用的には外周ト
レッドを有する略トロイダル形のカーカスを含み、その
外周トレッドは、接地スペースビード及び、そのトレッ
ドから放射状に(ラジアルに)伸びてそのトレッドを前
記ビードに接続しているサイドウォールに適合してい
る。トレッドは、当業者にとって明白な様々な方法で構
築され(built)、形作られ(shaped)、成
型され、加硫化される。
レッドを有する略トロイダル形のカーカスを含み、その
外周トレッドは、接地スペースビード及び、そのトレッ
ドから放射状に(ラジアルに)伸びてそのトレッドを前
記ビードに接続しているサイドウォールに適合してい
る。トレッドは、当業者にとって明白な様々な方法で構
築され(built)、形作られ(shaped)、成
型され、加硫化される。
【0031】本発明の加硫硬化プライゴム組成物は、様
々なタイヤカーカス基材ゴム組成物に不可欠であり、必
要である。本発明の実施について、以下の実施例を参照
してさらに説明するが、これらの実施例は本発明の範囲
を制限するのではなく、代表例として意図されている。
別に示さなければ、全ての部及びパーセンテージは重量
で表されている。
々なタイヤカーカス基材ゴム組成物に不可欠であり、必
要である。本発明の実施について、以下の実施例を参照
してさらに説明するが、これらの実施例は本発明の範囲
を制限するのではなく、代表例として意図されている。
別に示さなければ、全ての部及びパーセンテージは重量
で表されている。
【0032】実施例
表1に示す材料を含有するゴム組成物を、2つの分離し
た添加段階、つまり非生産的混合段階(“non−pr
oductive mixing stage”)と生
産的混合段階(“productive mixing
stage”)を用いて内部ゴムミキサー(inte
rnal rubber mixer)中で製造した。
非生産的混合段階では、計約4分で約165℃とし、続
いてゴム混合物を40℃以下に冷却し、生産的混合段階
では、約2分で約110℃とし、硫黄と硬化剤を加え
た。ゴム組成物を混合する混合段階に用いられる“非生
産的”と“生産的”という語は、当業者によく知られて
いる。
た添加段階、つまり非生産的混合段階(“non−pr
oductive mixing stage”)と生
産的混合段階(“productive mixing
stage”)を用いて内部ゴムミキサー(inte
rnal rubber mixer)中で製造した。
非生産的混合段階では、計約4分で約165℃とし、続
いてゴム混合物を40℃以下に冷却し、生産的混合段階
では、約2分で約110℃とし、硫黄と硬化剤を加え
た。ゴム組成物を混合する混合段階に用いられる“非生
産的”と“生産的”という語は、当業者によく知られて
いる。
【0033】以下の表1は、コントロールを表す試料A
のゴム組成物と、本発明を表す試料Bとを説明する。
のゴム組成物と、本発明を表す試料Bとを説明する。
【0034】
【表1】
【0035】1シス1,4−ポリイソプレン(天然ゴ
ム)。2 N330型のカーボンブラック、ASTMの表示。3 顆粒又はペレット上でPPG Industriesより得られる、
微粒子サイズの水和アモルファス沈降シリカ。4 50部のビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ジ
スルフィド及び50部のカーボンブラック。5 酸化亜鉛6 ステアリン酸、工業用グレード。7 反応性樹脂。8 ジベンズアミドジフェニルジスルフィド、鉱油、及び
不活性フィラー。9 低粘度ゴム加工油。10 スルフェンアミド、テトラベンジルチウラムジスルフ
ィド、及びジフェニルグアニジン型。11 硫黄12 フェニレンジアミン型13 N−N’’−m−フェニレンジアマレイミド(N−
N’’−m−phenylenediamaleimi
de) ゴム組成物は、約150℃で約18分硬化した。硬化、
未硬化ゴム組成物の様々な物性を、以下の表2に示す。
ム)。2 N330型のカーボンブラック、ASTMの表示。3 顆粒又はペレット上でPPG Industriesより得られる、
微粒子サイズの水和アモルファス沈降シリカ。4 50部のビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ジ
スルフィド及び50部のカーボンブラック。5 酸化亜鉛6 ステアリン酸、工業用グレード。7 反応性樹脂。8 ジベンズアミドジフェニルジスルフィド、鉱油、及び
不活性フィラー。9 低粘度ゴム加工油。10 スルフェンアミド、テトラベンジルチウラムジスルフ
ィド、及びジフェニルグアニジン型。11 硫黄12 フェニレンジアミン型13 N−N’’−m−フェニレンジアマレイミド(N−
N’’−m−phenylenediamaleimi
de) ゴム組成物は、約150℃で約18分硬化した。硬化、
未硬化ゴム組成物の様々な物性を、以下の表2に示す。
【0036】“MTS”及び“UTS”は材料試験シス
テム装置(Materials Testing Systems equipment)及
び統合試験システム装置(United Testing Systems equ
ipment)をそれぞれ指す。
テム装置(Materials Testing Systems equipment)及
び統合試験システム装置(United Testing Systems equ
ipment)をそれぞれ指す。
【0037】
【表2】
【0038】1Hot−U付着は、浸したコード試料が
特殊なモールドとインサートを用いてゴムストリップに
埋め込むことを意味する。インサートはヒーターブロッ
クに保持され、プーリー型ホルダーを用いてゴムからコ
ードを引き離す。試料をゴムから引き離す力を測定す
る。2インストロン引裂は、補強剤を使わずに硬化され
たストック上の界面引き裂きの測定により得られること
を示す。
特殊なモールドとインサートを用いてゴムストリップに
埋め込むことを意味する。インサートはヒーターブロッ
クに保持され、プーリー型ホルダーを用いてゴムからコ
ードを引き離す。試料をゴムから引き離す力を測定す
る。2インストロン引裂は、補強剤を使わずに硬化され
たストック上の界面引き裂きの測定により得られること
を示す。
【0039】表2より、試料Bのヒステリシス特性がコ
ントロールである試料Aに比較して大きく改善されてい
ることがわかる。つまり、モジュラス損失E’’が充分
低く、従ってタンデルタ物性が充分低く(低ヒステリシ
スを示す)、破裂温度が低く(これも低ヒステリシスを
示す)、その一方、極限引張り強度、引き裂き抵抗、コ
ード付着及び硬化速度は実質的に維持される。
ントロールである試料Aに比較して大きく改善されてい
ることがわかる。つまり、モジュラス損失E’’が充分
低く、従ってタンデルタ物性が充分低く(低ヒステリシ
スを示す)、破裂温度が低く(これも低ヒステリシスを
示す)、その一方、極限引張り強度、引き裂き抵抗、コ
ード付着及び硬化速度は実質的に維持される。
【0040】航空機の離発着条件で生じる突然の負荷と
回転速度の変化を含む動的作動条件で生じる内部発熱を
低減するため、ヒステリシスの低減は重要であると考え
られる。
回転速度の変化を含む動的作動条件で生じる内部発熱を
低減するため、ヒステリシスの低減は重要であると考え
られる。
【0041】本発明を説明する目的で、一定の代表的実
施態様と詳細とを示したが、当業者にとって、本発明の
趣旨又は範囲を離れることなく様々な変更と修正をなし
うることは明らかである。
施態様と詳細とを示したが、当業者にとって、本発明の
趣旨又は範囲を離れることなく様々な変更と修正をなし
うることは明らかである。
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
C08L 9:00)
(71)出願人 590002976
1144 East Market Stre
et,Akron,Ohio 44316−
0001,U.S.A.
(72)発明者 ルイス・ティモシー・ルキーチ
アメリカ合衆国オハイオ州44313,アクロ
ン,ウエスト・マーケット・ストリート
1025
(72)発明者 レオナルド・ジェームス・レイター
アメリカ合衆国オハイオ州44203,ノート
ン,ヘルミック・アベニュー 4207
Fターム(参考) 4J002 AC011 AC052 DA037 DJ016
FB156 GN01
Claims (3)
- 【請求項1】 周縁トレッドと、該トレッドのためのそ
の下にある支持カーカスと、該トレッド及び該カーカス
頂部の間に位置する周縁トレッドベルトを含むことを特
徴とするタイヤであって;該カーカスが2つの分離した
非伸張性ビード部と、該カーカス頂部を通り該ビード部
を連結する少なくとも1つのカーカスプライとを含み;
該トレッドベルトが少なくとも1つのベルトプライを含
み;そのベルトプライが、各々は連続的であり隔てられ
ている複数のコードを含み;それらのコードが実質的に
互いに平行に並んでおり、そして実質的にトレッドの周
方向に沿って並んでおり;該カーカスプライが、各々は
連続的であり隔てられているコードを含み;それらのコ
ードが実質的に互いに平行に並んでおり、一方のビード
部から他方のビード部へ放射方向に並んでおり;該ベル
トと該カーカスプライとは、少なくとも1つの合成フィ
ラメントを含む複数のコードをそれぞれ含み;該ベルト
及びカーカスのコードは、天然ゴムリッチのゴム組成物
でそれぞれ被包されており;該ゴム組成物は、ゴム10
0重量部あたりの重量部(phr)に基づくと、80か
ら100phrの天然シス1,4−ポリイソプレンゴム
と、0から20phrのシス1,4−ポリブタジエンゴ
ムとを含み;該カーカスプライゴム組成物が、(A)
30から60phrの沈降シリカ凝集物と1から最大1
0phrのゴム強化用カーボンブラック、及び(B)
該沈降シリカ表面上に含有される水酸基と反応する部
位、及び該ゴムの少なくとも1つと相互作用する別の部
位を有する、該シリカのためのカップリング剤を含み;
該ベルトプライゴム組成物は、(A) 30から60p
hrのカーボンブラック強化剤と、10phr以下の沈
降シリカ、又は(B) 30から60phrの沈降シリ
カ凝集物と;1から最大10phrのゴム強化用カーボ
ンブラックと;該沈降シリカ表面上に含有される水酸基
と反応する部位、及び該ゴムの少なくとも1つと相互作
用する別の部位を有する、該シリカのためのカップリン
グ剤;を含有する、上記タイヤ。 - 【請求項2】 2から36個の該カーカスプライと少な
くとも1つの該ベルトプライを含有する請求項1のタイ
ヤであって;該ゴム組成物がスチレン/ブタジエンゴム
及びエポキシ化天然ゴムを含んでおらず;該タイヤは該
カーカスプライ及び少なくとも1つのベルトプライを含
み;該カーカスプライと該少なくとも1つのベルトプラ
イのコードの各々が、それぞれアラミドフィラメントと
アラミドフィラメント、ナイロンフィラメントとアラミ
ドフィラメント、ナイロンフィラメントとナイロンフィ
ラメント、アラミドフィラメントとナイロンフィラメン
ト、アラミドフィラメントとポリエステルフィラメン
ト、又はポリエステルフィラメントとポリエステルフィ
ラメントで構成される、上記タイヤ。 - 【請求項3】 該カップリング剤が、ポリスルフィド架
橋に平均して2から2.6個又は3.5から4個の連結
硫黄原子を含有するビス(3−トリアルコキシシリルア
ルキル)ポリスルフィドであり;該ベルトプライゴム組
成物が30から60phrの沈降シリカ凝集物と、1か
ら最大10phrのカーボンブラックと、該シリカのカ
ップリング剤とを含有する、前記何れかの請求項のタイ
ヤ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US10/012125 | 2001-12-04 | ||
US10/012,125 US6872769B2 (en) | 2001-12-04 | 2001-12-04 | Tire with silica reinforced carcass ply and/or circumferential carcass belt of a natural rubber-rich, silica reinforcement-rich, rubber composition |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003213041A true JP2003213041A (ja) | 2003-07-30 |
Family
ID=21753506
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002343526A Pending JP2003213041A (ja) | 2001-12-04 | 2002-11-27 | 天然ゴムリッチかつシリカ強化剤リッチであるゴム組成物のシリカ強化カーカスプライ及び/又は周縁カーカスベルトを有するタイヤ |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6872769B2 (ja) |
EP (1) | EP1323549B1 (ja) |
JP (1) | JP2003213041A (ja) |
BR (1) | BR0204866A (ja) |
DE (1) | DE60228393D1 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007191677A (ja) * | 2005-12-19 | 2007-08-02 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | ゴム組成物ならびにそれを用いたクリンチおよび/またはエーペックスを有するタイヤ |
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