JP2003211491A - 機能性添加物の投入方法 - Google Patents
機能性添加物の投入方法Info
- Publication number
- JP2003211491A JP2003211491A JP2002008545A JP2002008545A JP2003211491A JP 2003211491 A JP2003211491 A JP 2003211491A JP 2002008545 A JP2002008545 A JP 2002008545A JP 2002008545 A JP2002008545 A JP 2002008545A JP 2003211491 A JP2003211491 A JP 2003211491A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin material
- additive
- functional additive
- injection molding
- hopper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/18—Feeding the material into the injection moulding apparatus, i.e. feeding the non-plastified material into the injection unit
- B29C45/1816—Feeding auxiliary material, e.g. colouring material
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C2045/0096—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor drying the moulding material before injection, e.g. by heating
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29K—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
- B29K2067/00—Use of polyesters or derivatives thereof, as moulding material
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】加熱時に変質、変色し易い機能性添加物を加熱
乾燥した樹脂材料に樹脂材料を冷却することなく添加す
ることができ、熱履歴の増加による樹脂材料の劣化が防
止できる機能性添加物の投入方法を提供する。 【解決手段】加熱乾燥されたＰＥＴ樹脂材料を射出成形
機１に投入するホッパー２の出口近傍に機能性添加物を
定量投入し、加熱状態にあるＰＥＴ樹脂材料中に直接混
入しつつ直ちに溶融成形するようにした。添加すること
によりＰＥＴ樹脂が結晶化しやすくなる機能性添加物を
投入する場合には、機能性添加物とともに結晶化防止剤
を混合して投入する
乾燥した樹脂材料に樹脂材料を冷却することなく添加す
ることができ、熱履歴の増加による樹脂材料の劣化が防
止できる機能性添加物の投入方法を提供する。 【解決手段】加熱乾燥されたＰＥＴ樹脂材料を射出成形
機１に投入するホッパー２の出口近傍に機能性添加物を
定量投入し、加熱状態にあるＰＥＴ樹脂材料中に直接混
入しつつ直ちに溶融成形するようにした。添加すること
によりＰＥＴ樹脂が結晶化しやすくなる機能性添加物を
投入する場合には、機能性添加物とともに結晶化防止剤
を混合して投入する
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ＰＥＴ容器のプリ
フォームの射出成形時に機能性添加物をＰＥＴ樹脂に添
加する機能性添加物の投入方法に関し、特に加熱時に変
質、変色し易い機能性添加物の添加に適した機能性添加
物の投入方法に関するものである。
フォームの射出成形時に機能性添加物をＰＥＴ樹脂に添
加する機能性添加物の投入方法に関し、特に加熱時に変
質、変色し易い機能性添加物の添加に適した機能性添加
物の投入方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】飲料等の容器としてはＰＥＴ樹脂製の容
器、いわゆるＰＥＴボトルが広く使用されるようになっ
てきている。こうしたＰＥＴボトルは、先ず図３に示す
ような胴体部が最終形状に成形されないプリフォームを
射出成形により製造し、その後胴体部を加熱してブロー
成形により最終形状に成形するのが一般的である。最
近、ＰＥＴ樹脂の機能を改善するために機能性添加物を
添加する検討が始まっており、例えばアセトアルデヒド
のスカベンジャー、酸素のスカベンジャー等の機能性添
加物を添加することによってＰＥＴボトル中のアセトア
ルデヒド量を減少したり酸素バリヤー機能を高めたりす
ることができるので、コーヒー、ビール等の容器として
の応用が期待されている。
器、いわゆるＰＥＴボトルが広く使用されるようになっ
てきている。こうしたＰＥＴボトルは、先ず図３に示す
ような胴体部が最終形状に成形されないプリフォームを
射出成形により製造し、その後胴体部を加熱してブロー
成形により最終形状に成形するのが一般的である。最
近、ＰＥＴ樹脂の機能を改善するために機能性添加物を
添加する検討が始まっており、例えばアセトアルデヒド
のスカベンジャー、酸素のスカベンジャー等の機能性添
加物を添加することによってＰＥＴボトル中のアセトア
ルデヒド量を減少したり酸素バリヤー機能を高めたりす
ることができるので、コーヒー、ビール等の容器として
の応用が期待されている。
【０００３】ＰＥＴ樹脂材料は溶融するとき水分がある
と分解するので、これを防止するために通常水分量５０
ｐｐｍ以下に乾燥する必要がある。そのため、ＰＥＴ樹
脂材料はプリフォームの成形時に加熱乾燥したうえ射出
成形機に投入するようにしているが、前記のような機能
性添加物は加熱時に変質、変色し易いものであって、加
熱乾燥して高温の状態にあるＰＥＴ樹脂材料と添加物と
を混合したうえ射出成形機のホッパーに投入した場合に
はホッパーを移動する間に添加物が変質、変色してしま
うという問題があった。そのため、加熱乾燥したＰＥＴ
樹脂材料を乾燥空気により一旦冷却し、その後添加物を
混合するようにしていた。
と分解するので、これを防止するために通常水分量５０
ｐｐｍ以下に乾燥する必要がある。そのため、ＰＥＴ樹
脂材料はプリフォームの成形時に加熱乾燥したうえ射出
成形機に投入するようにしているが、前記のような機能
性添加物は加熱時に変質、変色し易いものであって、加
熱乾燥して高温の状態にあるＰＥＴ樹脂材料と添加物と
を混合したうえ射出成形機のホッパーに投入した場合に
はホッパーを移動する間に添加物が変質、変色してしま
うという問題があった。そのため、加熱乾燥したＰＥＴ
樹脂材料を乾燥空気により一旦冷却し、その後添加物を
混合するようにしていた。
【０００４】ところが、冷却されたＰＥＴ樹脂材料は射
出成形のために再度加熱されるものであり、熱履歴の増
加による劣化を生ずるという問題があった。また、ＰＥ
Ｔ樹脂材料の乾燥のための加熱、添加物混合のための冷
却、射出成形のための再加熱と加熱を２度行なうことで
エネルギーロスが大きくなり、さらに、冷却されたＰＥ
Ｔ樹脂を射出成形機で急激に溶融する際には剪断発熱に
よるＰＥＴ樹脂材料の分解が顕著になってアセトアルデ
ヒドを生ずるという問題があった。
出成形のために再度加熱されるものであり、熱履歴の増
加による劣化を生ずるという問題があった。また、ＰＥ
Ｔ樹脂材料の乾燥のための加熱、添加物混合のための冷
却、射出成形のための再加熱と加熱を２度行なうことで
エネルギーロスが大きくなり、さらに、冷却されたＰＥ
Ｔ樹脂を射出成形機で急激に溶融する際には剪断発熱に
よるＰＥＴ樹脂材料の分解が顕著になってアセトアルデ
ヒドを生ずるという問題があった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
を解決し、加熱時に変質、変色し易い添加物を変質、変
色させることなく加熱乾燥したＰＥＴ樹脂材料に添加で
きる機能性添加物の投入方法を提供するためになされた
ものである。
を解決し、加熱時に変質、変色し易い添加物を変質、変
色させることなく加熱乾燥したＰＥＴ樹脂材料に添加で
きる機能性添加物の投入方法を提供するためになされた
ものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の機能性添加物の投入方法は、加熱
乾燥されたＰＥＴ樹脂材料を射出成形機に投入するホッ
パーの出口近傍に機能性添加物を定量投入し、加熱状態
にあるＰＥＴ樹脂材料中に直接混入しつつ直ちに溶融成
形することを特徴とするものである。添加することによ
りＰＥＴ樹脂が結晶化しやすくなる機能性添加物等を投
入する場合には、機能性添加物とともに結晶化防止剤、
抗酸化剤、着色補助剤のうち少なくとも１種以上を混合
して投入することが好ましい。
めになされた本発明の機能性添加物の投入方法は、加熱
乾燥されたＰＥＴ樹脂材料を射出成形機に投入するホッ
パーの出口近傍に機能性添加物を定量投入し、加熱状態
にあるＰＥＴ樹脂材料中に直接混入しつつ直ちに溶融成
形することを特徴とするものである。添加することによ
りＰＥＴ樹脂が結晶化しやすくなる機能性添加物等を投
入する場合には、機能性添加物とともに結晶化防止剤、
抗酸化剤、着色補助剤のうち少なくとも１種以上を混合
して投入することが好ましい。
【０００７】
【発明の実施の形態】次に、本発明の機能性添加物の投
入方法の実施の形態を図を参照しながら説明する。図１
は本発明を実施する射出成形機及び周辺機器の構成例を
示すもので、射出成形機１の上部に樹脂材料投入用のホ
ッパー２が設けてあり、該ホッパー２の上部には樹脂材
料の乾燥機３が設けてある。乾燥機３の下部には乾燥用
のホットエアー発生機４が発生するホットエアーを導く
ホットエアー配管５が設けてあり、ホッパー２の下部の
出口近傍には添加物の定量投入機６から供給される添加
物を導く添加物配管７の出口が開口させてある。
入方法の実施の形態を図を参照しながら説明する。図１
は本発明を実施する射出成形機及び周辺機器の構成例を
示すもので、射出成形機１の上部に樹脂材料投入用のホ
ッパー２が設けてあり、該ホッパー２の上部には樹脂材
料の乾燥機３が設けてある。乾燥機３の下部には乾燥用
のホットエアー発生機４が発生するホットエアーを導く
ホットエアー配管５が設けてあり、ホッパー２の下部の
出口近傍には添加物の定量投入機６から供給される添加
物を導く添加物配管７の出口が開口させてある。
【０００８】前記構成のものにおいて、ＰＥＴ樹脂材料
は乾燥機３の上部から供給する。乾燥機７の下部からは
ホットエアー発生機４が発生する１７０℃程度のホット
エアーがホットエアー配管５を通して供給されており、
ＰＥＴ樹脂材料は乾燥機３を通過する間に加熱乾燥され
てホッパー２に到る。加熱乾燥されてホッパー２に到っ
たＰＥＴ樹脂材料はホッパー２の出口から射出成形機１
に供給されることとなる。このとき、ホッパー２の出口
近傍に開口させてある添加物配管７からは定量投入機６
から供給される添加物が定量供給されており、ＰＥＴ樹
脂材料とともに添加物が射出成形機１に供給される
は乾燥機３の上部から供給する。乾燥機７の下部からは
ホットエアー発生機４が発生する１７０℃程度のホット
エアーがホットエアー配管５を通して供給されており、
ＰＥＴ樹脂材料は乾燥機３を通過する間に加熱乾燥され
てホッパー２に到る。加熱乾燥されてホッパー２に到っ
たＰＥＴ樹脂材料はホッパー２の出口から射出成形機１
に供給されることとなる。このとき、ホッパー２の出口
近傍に開口させてある添加物配管７からは定量投入機６
から供給される添加物が定量供給されており、ＰＥＴ樹
脂材料とともに添加物が射出成形機１に供給される
【０００９】添加物配管７から出た添加物は、加熱され
たＰＥＴ樹脂材料と混合されることとなるが、混合され
る場所はホッパー２の出口近傍であって射出成形機の投
入口直前であり、混合された後直ちに射出成形機１で加
熱溶融されて成形されるので、添加物が変質、変色する
ことがなく、機能の劣化を生ずることもない。添加物自
体については、添加物のメーカーから乾燥した状態で密
封して供給されるので乾燥する必要はないものである。
このような構成では、全ての機器が一箇所に集中してい
るので保守が簡便になるという利点がある。
たＰＥＴ樹脂材料と混合されることとなるが、混合され
る場所はホッパー２の出口近傍であって射出成形機の投
入口直前であり、混合された後直ちに射出成形機１で加
熱溶融されて成形されるので、添加物が変質、変色する
ことがなく、機能の劣化を生ずることもない。添加物自
体については、添加物のメーカーから乾燥した状態で密
封して供給されるので乾燥する必要はないものである。
このような構成では、全ての機器が一箇所に集中してい
るので保守が簡便になるという利点がある。
【００１０】図２は本発明を実施する射出成形機及び周
辺機器の別の構成例を示すもので、射出成形機１の上部
に樹脂材料投入用のホッパー２が設けてあり、該ホッパ
ー２の下部の出口近傍には添加物の定量投入機６から供
給される添加物を導く添加物配管７の出口が開口させて
ある。この構成では樹脂材料の乾燥機３が樹脂材料を貯
蔵するサイロ８の近傍に設けてあり、乾燥機３の下部に
は乾燥用のホットエアー発生機４が発生するホットエア
ーを導くホットエアー配管５が設けてある。
辺機器の別の構成例を示すもので、射出成形機１の上部
に樹脂材料投入用のホッパー２が設けてあり、該ホッパ
ー２の下部の出口近傍には添加物の定量投入機６から供
給される添加物を導く添加物配管７の出口が開口させて
ある。この構成では樹脂材料の乾燥機３が樹脂材料を貯
蔵するサイロ８の近傍に設けてあり、乾燥機３の下部に
は乾燥用のホットエアー発生機４が発生するホットエア
ーを導くホットエアー配管５が設けてある。
【００１１】乾燥機３とホッパー２との間には樹脂材料
搬送配管９が設けてあり、乾燥機３で乾燥された樹脂材
料は、搬送エアー発生機１０の発生する乾燥したホット
エアーにより樹脂材料搬送配管９を通してホッパー２に
搬送するようにしてある。ホッパー２の上部には搬送エ
アー排出管１１が設けてあり、樹脂材料の搬送に使用し
たホットエアーをホッパー２の入口で分離して搬送エア
ー排出管１１から排出するようにしてある。
搬送配管９が設けてあり、乾燥機３で乾燥された樹脂材
料は、搬送エアー発生機１０の発生する乾燥したホット
エアーにより樹脂材料搬送配管９を通してホッパー２に
搬送するようにしてある。ホッパー２の上部には搬送エ
アー排出管１１が設けてあり、樹脂材料の搬送に使用し
たホットエアーをホッパー２の入口で分離して搬送エア
ー排出管１１から排出するようにしてある。
【００１２】この図２に示す構成のものにおいては、Ｐ
ＥＴ樹脂材料はサイロ８から乾燥機３に供給され、乾燥
機７に吹き込まれるホットエアー発生機４が発生するホ
ットエアーにより加熱乾燥される。加熱乾燥されたＰＥ
Ｔ樹脂材料は搬送エアー発生機１０の発生する乾燥した
ホットエアーにより樹脂材料搬送配管９を通してホッパ
ー２に搬送され、ホッパー２の出口から射出成形機１に
供給されることとなる。このとき、ホッパー２の出口近
傍に開口させてある添加物配管７からは定量投入機６か
ら供給される添加物が定量供給されており、ＰＥＴ樹脂
材料とともに添加物が射出成形機１に供給される。
ＥＴ樹脂材料はサイロ８から乾燥機３に供給され、乾燥
機７に吹き込まれるホットエアー発生機４が発生するホ
ットエアーにより加熱乾燥される。加熱乾燥されたＰＥ
Ｔ樹脂材料は搬送エアー発生機１０の発生する乾燥した
ホットエアーにより樹脂材料搬送配管９を通してホッパ
ー２に搬送され、ホッパー２の出口から射出成形機１に
供給されることとなる。このとき、ホッパー２の出口近
傍に開口させてある添加物配管７からは定量投入機６か
ら供給される添加物が定量供給されており、ＰＥＴ樹脂
材料とともに添加物が射出成形機１に供給される。
【００１３】樹脂材料の搬送には乾燥したホットエアー
を使用しているので、搬送する間に樹脂材料の温度が低
下したり、吸湿したりすることがない。また、搬送に使
用されたホットエアーはホッパー２の入口で分離され、
搬送エアー排出管１１から排出されるので、添加物に触
れることがなく、添加物に悪影響を与えることはない。
この構成においても、添加物配管７から出た添加物と加
熱されたＰＥＴ樹脂材料とが混合される場所はホッパー
２の出口近傍であって射出成形機の投入口直前であり、
混合された後直ちに射出成形機１で加熱溶融されて成形
されるので、添加物が変質、変色することはなく、機能
の劣化を生ずることもない。この構成では乾燥機３を射
出成形機１の近傍に置く必要がないので、射出成形機１
のレイアウトに自由度が増す利点がある。
を使用しているので、搬送する間に樹脂材料の温度が低
下したり、吸湿したりすることがない。また、搬送に使
用されたホットエアーはホッパー２の入口で分離され、
搬送エアー排出管１１から排出されるので、添加物に触
れることがなく、添加物に悪影響を与えることはない。
この構成においても、添加物配管７から出た添加物と加
熱されたＰＥＴ樹脂材料とが混合される場所はホッパー
２の出口近傍であって射出成形機の投入口直前であり、
混合された後直ちに射出成形機１で加熱溶融されて成形
されるので、添加物が変質、変色することはなく、機能
の劣化を生ずることもない。この構成では乾燥機３を射
出成形機１の近傍に置く必要がないので、射出成形機１
のレイアウトに自由度が増す利点がある。
【００１４】前記実施の形態においては、単層のプリフ
ォームを射出成形するものであるが、コアー層に添加物
を投入した多層のプリフォームを成形する場合に、コア
ー層の樹脂材料に添加物を投入する際にも本発明の方法
は有効である。すなわち、酸素スカベンジャー等の添加
物は少量で効果があり、また、高価であるので添加量を
少量とすることが好ましい。多層射出成形機により成形
する際にコアー層の材料として添加物のみを使用した場
合には、コアー層の肉厚が過小となって添加物の流れを
均一にすることが困難である。しかし、コアー層の樹脂
材料に添加物を投入したうえ多層射出成形機により成形
することで、コアー層の肉厚が過小になることがなく、
プリフォーム内の肉厚分布を均一にすることができる。
したがって、最少量の添加物で最大の効果を上げること
ができるものである。
ォームを射出成形するものであるが、コアー層に添加物
を投入した多層のプリフォームを成形する場合に、コア
ー層の樹脂材料に添加物を投入する際にも本発明の方法
は有効である。すなわち、酸素スカベンジャー等の添加
物は少量で効果があり、また、高価であるので添加量を
少量とすることが好ましい。多層射出成形機により成形
する際にコアー層の材料として添加物のみを使用した場
合には、コアー層の肉厚が過小となって添加物の流れを
均一にすることが困難である。しかし、コアー層の樹脂
材料に添加物を投入したうえ多層射出成形機により成形
することで、コアー層の肉厚が過小になることがなく、
プリフォーム内の肉厚分布を均一にすることができる。
したがって、最少量の添加物で最大の効果を上げること
ができるものである。
【００１５】このようにして得られるコアー層の肉厚が
均一な多層のプリフォームは、次工程であるブロー成形
前の加熱調整が容易になり、ブロー成形後の完成したＰ
ＥＴボトルにおいてもコアー層が均一になることから、
安定したバリヤー性等の機能が得られる利点がある。な
お、一部の酸素スカベンジャーのような、添加すること
によりＰＥＴ樹脂が結晶化しやすくなる添加物の場合に
は、添加物に結晶化防止剤を混合して投入する。これに
より、結晶化に起因する製品の曇りを防止することがで
きる。
均一な多層のプリフォームは、次工程であるブロー成形
前の加熱調整が容易になり、ブロー成形後の完成したＰ
ＥＴボトルにおいてもコアー層が均一になることから、
安定したバリヤー性等の機能が得られる利点がある。な
お、一部の酸素スカベンジャーのような、添加すること
によりＰＥＴ樹脂が結晶化しやすくなる添加物の場合に
は、添加物に結晶化防止剤を混合して投入する。これに
より、結晶化に起因する製品の曇りを防止することがで
きる。
【００１６】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
加熱時に変質、変色し易い機能性添加物を加熱乾燥した
樹脂材料に樹脂材料を冷却することなく添加できるもの
である。したがって、熱履歴の増加により樹脂材料が劣
化することがなく、加熱を２度行なうことによるエネル
ギーロスを生ずることもない。また、射出成形機に供給
される樹脂材料は加熱された状態であるので、射出成形
機で急激に溶融する必要がなく、剪断発熱によりＰＥＴ
樹脂材料の分解が顕著になってアセトアルデヒドを生ず
るということもない。したがって本発明は従来の問題点
を解消した機能性添加物の投入方法を提供するものとし
て、その工業的価値は極めて大なるものがある。
加熱時に変質、変色し易い機能性添加物を加熱乾燥した
樹脂材料に樹脂材料を冷却することなく添加できるもの
である。したがって、熱履歴の増加により樹脂材料が劣
化することがなく、加熱を２度行なうことによるエネル
ギーロスを生ずることもない。また、射出成形機に供給
される樹脂材料は加熱された状態であるので、射出成形
機で急激に溶融する必要がなく、剪断発熱によりＰＥＴ
樹脂材料の分解が顕著になってアセトアルデヒドを生ず
るということもない。したがって本発明は従来の問題点
を解消した機能性添加物の投入方法を提供するものとし
て、その工業的価値は極めて大なるものがある。
【図１】本発明を実施する射出成形機及び周辺機器の構
成を示す配置図である。
成を示す配置図である。
【図２】射出成形機及び周辺機器の別の構成を示す配置
図である。
図である。
【図３】プリフォームの例を示す断面図である。
１ 射出成形機
２ ホッパー
３ 乾燥機
４ ホットエアー発生機
５ ホットエアー配管
６ 定量投入機
７ 添加物配管
８ サイロ
９ 樹脂材料搬送配管
１０ 搬送エアー発生機
１１ 搬送エアー排出管
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 秋山 嗣晴
愛知県名古屋市昭和区高辻町11番15号 石
塚硝子株式会社内
(72)発明者 郡 宗司
愛知県名古屋市昭和区高辻町11番15号 日
本パリソン株式会社内
Ｆターム(参考） 4F201 AA24 AB06 AB11 AB12 AL10
AL16 BA01 BC01 BD04 BK71
BQ02 BQ07 BQ32 BQ45 BQ54
4F206 AA24 AB06 AB12 AG06 AH55
AL09 JA06 JE11 JF02 JF11
JF23
Claims (2)
- 【請求項１】加熱乾燥されたＰＥＴ樹脂材料を射出成形
機に投入するホッパーの出口近傍に機能性添加物を定量
投入し、加熱状態にあるＰＥＴ樹脂材料中に直接混入し
つつ直ちに溶融成形することを特徴とする機能性添加物
の投入方法。 - 【請求項２】機能性添加物とともに結晶化防止剤、抗酸
化剤、着色補助剤のうち少なくとも１種以上を混合して
投入することを特徴とする請求項１に記載の機能性添加
物の投入方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002008545A JP2003211491A (ja) | 2002-01-17 | 2002-01-17 | 機能性添加物の投入方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002008545A JP2003211491A (ja) | 2002-01-17 | 2002-01-17 | 機能性添加物の投入方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003211491A true JP2003211491A (ja) | 2003-07-29 |
Family
ID=27646775
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002008545A Withdrawn JP2003211491A (ja) | 2002-01-17 | 2002-01-17 | 機能性添加物の投入方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003211491A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007136820A (ja) * | 2005-11-17 | 2007-06-07 | Nippon Parison Kk | 射出成形品の取出しミス検出装置 |
| EP2257417A1 (en) * | 2008-02-21 | 2010-12-08 | Husky Injection Molding Systems S.A. | A method of decreasing acetaldehyde level in a molded article |
-
2002
- 2002-01-17 JP JP2002008545A patent/JP2003211491A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007136820A (ja) * | 2005-11-17 | 2007-06-07 | Nippon Parison Kk | 射出成形品の取出しミス検出装置 |
| EP2257417A1 (en) * | 2008-02-21 | 2010-12-08 | Husky Injection Molding Systems S.A. | A method of decreasing acetaldehyde level in a molded article |
| EP2257417A4 (en) * | 2008-02-21 | 2011-10-12 | Husky Injection Molding | PROCESS FOR LOWERING ACETALDEHYDE CONTENT IN A MOLDED ARTICLE |
| US8794818B2 (en) | 2008-02-21 | 2014-08-05 | Husky Injection Molding Systems Ltd. | Method of decreasing acetaldehyde level in a molded article |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5357314B2 (ja) | 区画化された樹脂ペレット | |
| US20040155374A1 (en) | Method and apparatus for recycling R-PET and product produced thereby | |
| US20090292101A1 (en) | Method and installation for increasing the intrinsic viscosity of polyester material by solid phase polycondensation | |
| AU2006284091B2 (en) | Method and device for reducing acetaldehyde content in polyester granulate | |
| AU1259400A (en) | Process and device for controlling the molding of a container | |
| EP1410894A4 (en) | METHOD AND APPARATUS FOR BLOW MOLDING WITH STRETCHING FOR A WIDE BOTTLE CONTAINER | |
| CN106519447A (zh) | 一种不易变形的塑料瓶盖及其生产方法 | |
| CN107650361A (zh) | 一种塑料瓶的吹瓶工艺 | |
| US20140353871A1 (en) | Drying-/degassing device and also device and method for the direct production of moulded articles from polyester melts | |
| CN106009184A (zh) | 一种pe热收缩膜及其制备方法 | |
| JP2003211491A (ja) | 機能性添加物の投入方法 | |
| SK50052010U1 (en) | Method for pretreating polymer materials and array for making the same | |
| WO2000056510A1 (en) | Method and apparatus for the treatment of materials in the production of hollow bodies of polyethylene terephtalate | |
| EP1133384A1 (fr) | Procede et installation pour la fabrication d'une preforme, mettant en oeuvre des moyens de sechage perfectionnes, et recipient plastique obtenu a partir de la preforme | |
| US7358328B2 (en) | Method and device for increasing the intrinsic viscosity of polyester material by means of solid phase polymerisation | |
| JPH11291331A (ja) | 無菌容器のブロー成形、充填方法及びその装置 | |
| US8241546B2 (en) | Method for the direct and continuous manufacture of polyester moulded bodies with low acetaldehyde content | |
| EP0877770A1 (en) | Process for the dimensional stabilization of containers in polyethylene terephthalate | |
| WO2023043326A1 (en) | Method of producing polyester packaging with increased heat resistance for pouring hot food products and/or for sterilisation | |
| JPH06255645A (ja) | 再生ポリエチレンテレフタレート樹脂製ボトル | |
| JP2010260707A (ja) | 水中カットペレット搬送方法及び装置 | |
| KR200343524Y1 (ko) | 단일공정 펠릿재생시스템 | |
| JPH06184291A (ja) | 再生ポリエチレンテレフタレート樹脂の製造方法 | |
| US8426530B2 (en) | Method and device for providing a raw material for the production of pet containers | |
| KR101954049B1 (ko) | 황폴리머시멘트 함유 pvc파이프 제조방법 및 그 제조방법으로 제조된 pvc파이프 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050405 |